JP2007512793A - 電圧ポンプを有するマイクロホン - Google Patents

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Abstract

第2マイクロホン部材に関連して可動な第1マイクロホン部材によって発生された入力信号を受け取るために結合された前置増幅器(108)と、どちらのマイクロホン部材にもバイアス電圧を供給する電圧ポンプ(104)とを備えた、マイクロホン出力信号を供給するように構成された集積回路(102)。

Description

本発明は、電圧ポンプおよびマイクロホン前置増幅器を有する集積回路に関する。
長年、遠隔通信(すなわち移動電話)用の好ましいタイプのマイクロホンは、エレクトレット・マイクロホンであった。このタイプのマイクロホンは、マイクロホンの膜を構成する可動部材と、もう1つの部材、例えばマイクロホンのいわゆるバックプレートとによって形成されるコンデンサの原理に基づいている。マイクロホンの部材の1つ、好ましくは膜には、エレクトレット層としても知られる捕獲された電荷が与えられる。
しかし、最近では、マイクロホンは、動作中にDC電圧源によっても電荷が与えられる。これらのマイクロホンには、普通のコンデンサ・マイクロホン、および遠隔通信用途での利用がかなり進んでいるMEMSマイクロホンがある。
エレクトレット層を有しないマイクロホンは、2つの異なる方法で実装されることができる。すなわち、一方は、部品が金属部品として製作されて1つの(通常マイクロホンのコンデンサ・プレートとバックプレートの両方を形成する)ケースに搭載される従来の方法である。
他方、最近、一般に集積回路に使用されるシリコンも、機械的構造物の製作に使用されるようになってきた。この技術は、通常、MEMSと呼ばれる。マイクロホンのMEMS技術での製作と従来の技術での製作の違いは、主に、その関係工程および精度である。すなわち、MEMS技術には、クリーン・ルームとシリコン技術が必要である。精度はシリコン技術のほうが高いが、コストも高い。
2つのタイプのマイクロホンの特徴は、一般にマイクロホンの容量がより小さく、必要なバイアス電圧がより低いことである。これは、シリコン内に実装されるマイクロホンは、コスト的に競争することができるように、より小さくなければならないためである。これは、2つのマイクロホン・タイプの原理は同じであるが、シリコン・マイクロホンは異なる方法で最適化されるということである。すなわち、シリコン・マイクロホンの膜面積は一般に1mm、エアギャップは1〜2um、容量は1pF、およびバイアス電圧は10Vである。一方、従来のマイクロホンでは、面積=3mm、エアギャップ=10〜15um、および容量3pF、バイアス電圧30〜40Vまたは、さらにより高いバイアス電圧である。
全てのコンデンサ部材にわたって音圧と電圧の間の比例を維持するために、マイクロホン・コンデンサ上の電荷は一定に保持されなければならないので、マイクロホンのいかなる放電も導入しないことが重要である。
したがって、主に高入力抵抗を提供するように構成された増幅器は、コンデンサからマイクロホン信号をピックアップするために、他の目的のために最適化された回路からコンデンサをバッファすることが好ましい。マイクロホン信号をピックアップするように接続された増幅器は、一般に前置増幅器またはバッファアンプ、あるいは単にバッファと呼ばれる。この前置増幅器は、一般に物理的にコンデンサのすぐ近くに――ほんの数ミリメートルまたは数分の1ミリメートルしか離れていないところに――接続される。
小型マイクロホンでは、マイクロホン部材の1つに蓄えられる電荷量は非常に限られている。このため、高入力抵抗が必要になる。その結果、小型マイクロホンの前置増幅器の入力抵抗は極端に高くなければならない――ギガオームの大きさである。さらに、この増幅器の入力容量は、音圧に対する良好な感度を実現するために、非常に小さくなければならない。
集積化された前置増幅器を有する遠隔通信マイクロホンは、大量にしかも非常に安価で販売されている。遠隔通信マイクロホン用増幅器のコストは、前置増幅器チップ・ダイのサイズに直接関係するので、価格低減のために前置増幅器ダイはできるだけ小さくすることが重要である。
したがって、利得および非常に小さな入力容量、ならびにできるだけ小さな前置増幅器ダイ面積を有するマイクロホン前置増幅器が必要であることは明らかである。さらに、低雑音が重要である。低雑音は、雑音は面積と交換されることができるので重要である。すなわち、回路が低雑音を有し、雑音が必要以上に低い場合は、その雑音レベルのオーバーヘッドはより小さなチップ・ダイ面積と交換されることができ、したがってより低いコストで前置増幅器を製作することが可能になる。
しかし、感度は低価格と交換されるので、遠隔通信用マイクロホンは比較的感度が低い。市場から見ると、組み合わされたマイクロホンと前置増幅器には、より大きな感度が求められる。したがって、前置増幅器での利得は、この要求を満たすために大きくしなければならない。さらに、可聴範囲での低雑音も必要とされる。さらに、比較的大きな感度に対する要求を満たしながら、良好な信号対雑音比を保証するために、前置増幅器の入力容量は、マイクロホンからの不必要な信号損失を回避するために、小さくなければならない(容量によって構成された電圧分割器にさらされるマイクロホン信号の等価物を参照)。
前置増幅器によって占められるチップ面積は、比較的低コストを達成するために、できるだけ小さくなければならないので、前置増幅器は、できるだけ小さくなければならない。したがって、補聴器から知られる増幅器の構成は、一般にチップ面積が同じ程度に最適化されていないので、利用できない。さらに、補聴器に利用されるバッファまたは増幅器は、遠隔通信用途で使用される低感度マイクロホンに必要とされるほど高い利得レベルを提供するようには構成されていないことに留意されたい。補聴器のチップでは、バッファは補聴器内の過負荷を回避する必要があるので、同じ雑音性能を得るために、より大きなスペースが必要とされる。
マイクロホン・コンデンサ上の電荷は、比較的高いDC電源によって、または、静電荷が1つのコンデンサ部材上で、例えばテフロン(登録商標)で作られることができる膜上で捕獲される製作工程によって、供給されることができる。静電荷が印加されているタイプのマイクロホンは、このタイプはDC電圧によって電荷を供給する回路を必要としないので、遠隔通信用途で好まれる。しかし、このタイプは、比較的高い温度にさらされた場合、電荷を失うことが明らかになっている。さらに、そのようなマイクロホンは、例えば本質的にマイクロホンを高い温度にさらすはんだ工程中には、注意深い取扱いと取り付けを必要とする。マイクロホンがその静電荷を失った場合、音声コンバータとしてのマイクロホンの機能が低下し、あまりにも不適当になりすぎて電荷を設定し直すことができなくなる。
雑音もまた、遠隔通信マイクロホンにとっての重要なパラメータである。一般に、顕著な雑音源は、マイクロホン内の前置増幅器に関連している。しかし、スイッチング回路および/または振動回路がチップ・ダイに組み込まれている場合、過渡信号を有する、周囲の/隣接した、回路/回路パスが大きな雑音源になり得る。さらに、雑音信号が、別の信号、例えばマイクロホン信号として、同じパスまたは端子上に送られた場合、この雑音信号は大きな直接の雑音源を構成し、その雑音の影響を抑えるのは難しい可能性がある。
CMOS技術でマイクロホン用の前置増幅器を設計する場合、通常3つの雑音源がある。それらの発生源は、バイアスからの雑音、入力トランジスタからの1/f雑音、および入力トランジスタからの白色雑音である。入力トランジスタ雑音が一番大きいと考えられる。白色雑音も1/f雑音も、入力トランジスタ(1つまたは複数)の長さと幅の最適化によって最小化されることができる。これは、どの入力段、例えば単一トランジスタ段または差動段にもあてはまる。バイアス・トランジスタからの雑音も最小化されることができる。バイアス抵抗器が非常に大きく作られている場合は、抵抗器からの雑音は高域フィルタされ、帯域内雑音は非常に低い。しかし、これは、増幅器の帯域幅の下限が非常に低くなるという影響を有する。これは、増幅器の入力が電源入力後、非常に長い時間が経った後でないと公称値で安定しないので、問題となり得る。さらに、例えばドアをバタンと閉めることから生じる、あるいは自動車内の可聴下音から生じる超低周波数成分を有する信号は、増幅器に過負荷をかける可能性がある。もう1つの関連する問題は、マイクロホン・モジュールの中にダイを実装することから生じる小さな漏洩電流である。このような電流は、極端な入力インピーダンスのために、DCオフセットを確立する。これは増幅器の過負荷限界を下げる。
従来技術
米国特許第2003/0235315−A1号は、エレクトレット・マイクロホン上の音圧に敏感に反応するデジタル出力ビット・ストリームを提供するエレクトレット・コンデンサ・マイクロホン、前置増幅器、リミッタおよびシグマ・デルタ変調器を備えたデジタル・マイクロホンを開示している。シグマ・デルタ変調器は、高(オーバーサンプリングされた)ビット・レートでの単一ビット・ストリーム出力を提供する。前置増幅器、リミッタ、およびシグマ・デルタ・コンバータは、より大きな幾何学的アナログIC技術を使用して集積回路上に実装される。このマイクロホンは携帯電話に利用される。
米国特許第2002/0071578号は、ハウジング内にエレクトレット・コンデンサ・マイクロホンおよびJFETタイプの前置増幅器を備えたマイクロホンを開示している。この前置増幅器は、第1集積回路上に集積されており、マイクロホン出力信号を第2、ただし外部、集積回路に供給する。この出力信号は、第2、ただし外部、集積回路上のシグマ・デルタA/Dコンバータの入力積分器に結合される。この入力積分器は、JFETにバイアスをかける。
米国特許第2003/0235315−A1号 米国特許第2002/0071578号
第2マイクロホン部材に関連して可動な第1マイクロホン部材によって発生された入力信号を受け取るように結合された前置増幅器と、バイアス電圧をどちらのマイクロホン部材にも供給する電圧ポンプとを備えた、マイクロホン出力信号を供給するように構成された集積回路が提供される。
その結果として、マイクロホンの感度はマイクロホン部材の1つに供給される電荷に密接に関連するので、マイクロホン部材の1つの音圧に対してより敏感に反応するマイクロホン出力が提供される。これに関連して、このマイクロホン出力信号は、出力信号を所望の利得を有するバッファされた出力信号として供給する前置増幅器によって供給される。
前置増幅器および電圧ポンプは半導体基板上に集積回路として組み込まれるので、マイクロホン素子および集積回路の高密度集積が可能である。さらに、マイクロホンのための電気的動作条件を提供しマイクロホン出力信号の別の信号処理を行う他の回路システムは、マイクロホンに高いバイアス電圧を供給する必要がないので、前置増幅器および電圧ポンプと一緒に集積されたマイクロホンの用途はさらに広くなる。これは、バイアス電圧が、集積回路技術の普通の公称電圧レベルよりかなり高くなるので、大きな改善である。バイアス電圧は、普通の公称電圧レベルが約3または5ボルトであるのに対して、10、20から約60ボルトまで高くなることができる。
好ましくは、この集積回路は、バイアス電圧をどちらのマイクロホン部材にも供給し、発振器によって駆動される、電圧ポンプを備えて構成され、発振器は、発振器によって供給される信号サイクルにまたがってほぼ等しいレベルの電流を引き出すように構成される。それによって、特にマイクロホン出力信号および動作電力が共用の端子(およびパス)を介して供給される場合、マイクロホン信号の品質が改善される。これは、発振器がより一定のレベルの電流を引き出すので実現される。そうでない場合は、マイクロホン出力信号は、発振器が半サイクルごとに異なるレベルの電流を引き出すので、レベルシフトされるはずである。さらに、発振器のスイッチング・ノイズの発生も少なくなる。
好ましい一実施形態では、発振器は、電荷を充電されることができる素子を有するパスを含み、それらのパスは、様々なパスのそれぞれ異なる素子を共通のソースから引き出された電流によって交互に充電するように、発振器によって制御される。コンデンサの形をしたこれらの素子は、交互に充電され、レベルに敏感に反応するトリガに結合され、180度移相された、方形の発振器信号を供給する。
好ましくは、電圧ポンプは、ある電圧パルス・レベルの振動信号がより高い電圧パルス・レベルへポンプされる第1ポンプ段と、ある電圧レベルが、第1段で供給されたより高い電圧パルス・レベルの発振器信号に作用する回路によって、さらに高いレベルへポンプされる第2ポンプ段を有する。それによって、面積効率のよい電圧ポンプが提供される。特に遠隔通信マイクロホンにとっては、これは重要なパラメータである。
集積回路は、公称電圧レベルでの、あるいはそれより下での電気的動作のための回路構成要素レイアウトを有して構成された第1部分と、公称電圧より上での電気的動作のための回路構成部品レイアウトを有して構成された第2部分とを備えることができる。第1部分は低電圧部とも呼ばれ、第2部分は高電圧部とも呼ばれる。高電圧部の構成部品は低電圧部の構成部品より大きい。電圧ポンプの交差部分実装によって、より良いチップ面積効率のポンプの実装が実現される。
低電圧部で供給された発振器信号のパルス振幅が低電圧部の公称電圧にほぼ等しい場合、高電圧部は簡単な電圧ポンプを備えて構成されることができる。これは、高圧に耐えることができる費用効果の高い寄生構成部品を使用したポンプの実装を可能にする利点を提供する。
一般に、集積回路では、実質的に公称動作電圧より上の電圧を必要とするフィードバックを実現することは非常に面倒である。したがって、好ましい一実施形態では、第1電圧ポンプ段の出力信号は、第1ポンプ段から調整電圧パルス・レベルの信号出力を供給する回路に、フィードバック信号として供給される。それによって、低電圧で動作するフィードバック構成によって比較的正確なバイアス電圧を供給することが可能になる。
好ましくは、電圧ポンプは、中間バイアス電圧を供給する第1ポンプ段と、中間バイアス電圧からバイアス電圧を供給する第2ポンプ段とを有し、第2ポンプ段は、ディクソン・コンバータとして構成された電圧ポンプを備える。ディクソン・コンバータは、安定状態に達し(マイクロホンによって)静電容量的に負荷をかけられた場合、その出力信号上に低雑音、低リップルを提供する。さらに、その回路構成は簡単で、実装に必要な面積は小さい。
好ましくは、ディクソン・タイプの電圧変換器の出力信号は、電圧変換器を動作させる調整電圧パルス・レベルの発振器信号を供給する回路に、フィードバック信号として供給される。それによって、簡単なフィードバック構成が提供される。
複数の電圧変換器がカスケードされた場合、(例えば20または30ボルトを超える)非常に高い電圧が供給されることができる。しかし、複数の電圧変換器は、チップ面積および費用効果の高い電圧ポンプを実現するために構成が簡単になっているので、バイアス電圧は、チップ・ダイによってかなり大きく変わる可能性がある。したがって、好ましくは、複数の電圧変換器がバイアス電圧を供給するためにカスケードされ、このカスケードで第1コンバータにマッチする別の電圧変換器が結合され、第1コンバータと同じ信号を受け取り、その別の電圧変換器から、固定電圧レベルの信号出力を保持する回路にフィードバック信号を提供する。それによって、この別のコンバータと第1コンバータは、マスター・スレーブ構成として結合される。これらのマスター/スレーブ・コンバータはほとんど同じにされることがきるので、カスケードの1部分を入れたフィードバック・ループが実現される。それによって、供給されたバイアス電圧は、チップ・ダイごとに、はるかによく制御されることができるようになる。
集積回路は、様々なIC技術によって実装されることができるが、電圧ポンプに必要な高圧構成部品は、より大きなスペース、より深いウェル、より厚いゲート酸化膜などを必要とする。そのような構成部品に関する技術は存在するが、それらは費用がかかり、一般には低コストの遠隔通信用途には利用できない。しかし、電圧ポンプが金属コンデンサとして実装されるコンデンサからなる場合は、標準技術が利用されることができる。これらの構成部品は、寄生素子をベースとし、したがってあまり精密ではなく、うまく制御されない。しかし、そのような構成部品は、簡単なディクソン・マルチプライヤが実装されている場合には、うまく使用される。
それに対応して、好ましい一実施形態では、電圧ポンプは、ポリ・ダイオードとして実装されたダイオードを含む。
さらにそれに対応して、好ましい一実施形態では、電圧ポンプは、Nウェル内の拡散ダイオードとして実装されたダイオードを含む。
遠隔通信マイクロホンの本質的な感度は、通常、比較的高いバイアス電圧を供給されるにもかかわらず、比較的低い。したがって、前置増幅器は利得を必要とする。さらに、高感度も必要とされる。その結果、より高い利得が前置増幅器によって提供されなければならない。しかし、高い過負荷限界や、車が動いてたてる音やドアを閉める音などの大きく低い周波数信号を処理できることが望ましい。さらに、低周波数信号は電圧ポンプの起動によって発生されたパルスを含むことができる。
これらの要求を満たすために、第1および第2端子を有する差動入力段ならびに出力端子を有する出力段と、低域通過周波数伝達関数を有し、出力端子と第1入力端子の間で結合され、半導体基板上に集積されたフィードバック回路とを備え、第2入力端子がマイクロホン信号の入力を提供する、前置増幅器が提供される。
それによって、半導体マイクロホン前置増幅器は、フィルタ・フィードバック構成を備える。この前置増幅器は、可聴帯域外で大きなループ利得を提供することができ、可聴帯域内でのひずみはほとんど生じない。しかし、より重要なことは、可聴帯域外の低周波数での周波数成分によって導入される相互変調ひずみが非常に低いことである。フィードバック構成によって提供されるループ利得特性は、例えばより低いひずみを提供する。
好ましくは、フィードバック回路は、周波数領域で、ゼロおよび極を持つ伝達関数を有するフィルタであり、ゼロは極より高い周波数位置にある。
好ましくは、前置増幅器は、周波数領域で、ゼロおよび極を持つ伝達関数を有し、極は0.1Hz〜50Hz、または0.1Hz〜100Hz、または0.1Hz〜200Hzの範囲にある。
フィードバック回路は、周波数領域で、遷移周波数範囲より下では比較的高い利得レベルを有し、遷移周波数範囲より上では比較的低い利得レベルを有するフィルタとして構成されることができる。
好ましい一実施形態では、集積回路は、DC電圧が第1または第2マイクロホン部材にバイアスをかけることから引き起こす前置増幅器の入力でのDC電圧を減少させるように結合されたDCブロッキング・コンデンサを備える。
好ましくは、集積回路は、さらにアナログ・デジタル変換器を備えて構成される。電圧ポンプとアナログ・デジタル変換器は、共通のクロック信号によって駆動される。それによって、A/D変換器のデジタル・ビットを読み出すために提供された外部クロック信号は、電圧ポンプを駆動するためのクロック信号として利用されることができる。
以下で、本発明は、図面に関連してさらに詳しく説明される。
図1は、電圧ポンプを有する集積回路を備えたマイクロホンを示す。マイクロホン101は、マイクロホン素子109および集積回路102を有する複合ユニットである。集積回路102は、半導体基板上に、ソリッド・ステート拡散処理によって製作されたシングル・チップ・ダイとして実装される。マイクロホン素子は、マイクロホンの膜を構成する可動部材ともう1つの部材によって形成され、それによって、膜が、その膜に作用する音圧に応答して、他方の部材に関連して動くことが可能になる。マイクロホンによって検出された音圧は、膜を動かし、その結果として膜部材と他方の部材によって形成されたコンデンサの容量を変える。これらの2つの部材によって形成されたコンデンサ上の電荷が一定に保持される場合、2つのコンデンサ部材にまたがる電圧は音圧によって変化する。
シングル・チップ・ダイとして実装される集積回路102は、マイクロホン素子109のすぐ近くに集積される。マイクロホン素子109と集積回路102の近接集積は、マイクロホン素子およびチップ・ダイを小さなサイズのマイクロホン・カートリッジ内に集積することによって実現される。
マイクロホン101は、端子T1およびT2を備え、それぞれ、接地端子、およびマイクロホン信号と電源の組合せ端子である。端子T1およびT2は、(カートリッジに入れられた)マイクロホンを電源手段に結合し、さらにその先の信号処理回路に結合するために使用される。そのような信号処理回路は、一般に、IC技術を使用して、いわゆるシステム・オン・チップ(SOC)デバイスの一部分として集積される。
マイクロホンは、コンデンサ、Cmicによって示されたマイクロホン素子109、および集積回路102を備える。集積回路102は、3つの端子Tc1、Tc2、Tc3を備え、これらはそれぞれ、マイクロホン信号と電源との組合せ端子、一定の電荷をマイクロホン上に供給するためのDC電圧レベルとマイクロホン素子信号との組合せ端子、および接地端子である。
集積回路102は、例えばいわゆるディクソン・コンバータの形をした昇圧型コンバータまたは電圧ポンプ、UPC、104を備える。電圧ポンプは、好ましくは方形波発振器信号を電圧ポンプに供給する発振器103によって作動される。調波の含有率がより低い他の信号、例えば正弦波またはフィルタされた方形波は、より低い雑音を得るために使用されることができる。発振器103および電圧ポンプ104は、直列抵抗106、Rを介して公称電源電圧に結合された端子Tc1(T1)を通して引き出される電流によって電力を与えられる。
発振器信号に応答して、電圧ポンプ204は、公称電源電圧を上回るポンプ電圧を供給する。公称電圧は、例えば3または5ボルトであり、ポンプ電圧は、例えば10、12、15、または20ボルトである。しかし、より高い電圧レベル(例えば、約60ボルトまで、またはそれ以上)が、後述のように、供給されることができる。ポンプ電圧は、DC電圧と考えられるが、電圧ポンプが影響を及ぼす発振器信号から生じる(強い)雑音構成要素によって重畳される。
ポンプ電圧は、直列抵抗105、Rを介してマイクロホン素子109の第1部材に供給される。マイクロホン素子109の第2部材は、接地基準に結合される。それによって、電圧ポンプはマイクロホン素子上に一定の電荷を供給する。一般に、第1部材は、マイクロホンの膜である。
音圧が膜に作用すると、マイクロホン素子信号が第2部材に関連する膜で発生される。マイクロホン素子信号は、抵抗105、Rを介して供給されるポンプ電圧上に重畳される。前置増幅器108、A1の入力段のDC電圧負荷を減らすために、コンデンサ107、C1がDCブロックとして結合される。受け入れられない信号ロスを避けるために、コンデンサC1はマイクロホン素子109の容量の約10倍より大きな容量を持たなければならない。
前置増幅器108、A1は、(直列抵抗106、Rを介して公称電源電圧に結合される)端子Tc1を介し、その出力を通して動作電流を引き出すことによって電力を与えられる。前置増幅器は、入力信号を受け取り、その出力で出力信号を供給する。前置増幅器は、簡単なバッファアンプとして、または、0dbより多くの利得を供給する増幅器として、構成される。代替的に、前置増幅器は、好ましい周波数依存性利得応答を供給するように構成される。これは以下で説明される。
電圧ポンプ104および発振器103によって発生される雑音の問題に戻ると、以下のことが適用される。電圧ポンプは電子回路なので、1/f雑音および白色雑音を発生し、電圧ポンプはスイッチ回路なので、やはり(高周波数)スイッチ・ノイズを発生する。発振器のスイッチ周波数の調波では、スイッチ・ノイズが圧倒的に多い。発振器のスイッチ周波数は、マイクロホン素子からマイクロホン出力端子(T1)への伝達関数内の通過帯域の高域遮断周波数(例えば20KHz)より大きいように設計される。典型的な発振器周波数は、200KHz、500KHzまたは1MHzである。
チャージ・ポンプの全ての雑音源の影響は、低域フィルタによって低減されることができる。これは、雑音の影響を低減する最も効率のよい方法である。1/f雑音源および白色雑音源そのものを低減するには、非常に大きな面積および/または電流消費が必要である。低域フィルタは、抵抗105、Rおよびマイクロホン素子109のコンデンサ構成部品によって実施される。低域フィルタ105、109の遮断周波数はマイクロホン素子からマイクロホン出力端子(T1)への伝達関数内の通過帯域に影響を及ぼす。低域フィルタ105、109の遮断周波数は、マイクロホン素子からマイクロホン出力端子(T1)への伝達関数内の通過帯域の低域遮断周波数(例えば20Hz)にほぼ等しいことが好ましい。低域フィルタ105の遮断周波数は、好ましくは、よく知られたA計量カーブより下の周波数に位置する。
一実施形態では、マイクロホン素子Cmicは、電気的フローティング・デバイスとして結合される。これは、結合コンデンサ107とマイクロホン素子109を取り替えることによって実施される。回路および端子のレイアウトには、当業者の技能の及ぶ範囲内で、必要な変更を加えることができる。
図2は、一定の電流引き出し発振器によって作動される電圧ポンプを有する集積回路を備えたマイクロホンを示す。この実施形態では、発振器206は、発振器206によって供給される発振器信号の複数の半サイクルにまたがって同じレベルの電流を引き出すように構成される。それによって、より平坦でより少ない雑音の動作電流が、マイクロホン出力と電力との組合せ端子Tc1(T1)を通して引き出される。
発振器206は、定電流源203、および、定電流源203から電流を交互に引き出すことによってコンデンサを交互に充電および放電する第1回路パス205と第2回路パス204を備える。電圧レベルに敏感に反応する素子、例えばコンパレータまたはシュミット・トリガは、デジタル出力発振器信号P1およびP2を電圧ポンプ104に供給する。スイッチ207は、好ましくは、パス205またはパス204のいずれかを通る定電流源203からの直流に利用される。このスイッチは、パス204および205からのそれぞれの信号によって制御される。好ましくは、出力信号P1およびP2は互いに関して180度移相される。
定電流源203および信号パス204と205のために、発振器206は、連続した発振器信号の半サイクルにまたがってほぼ同じレベルの電流を引き出すように構成される。
一代替実施形態では、パス204、205のうちの1つだけが充電可能な素子、例えばコンデンサを有するように構成されるが、他方のパスは抵抗を有するように構成されることができる。その結果、単一のパルス信号しか電圧ポンプに供給されない場合、コンデンサは省かれる。
図3は、定電流消費を有する第1発振器を示す。この実施形態では、発振器は、端子Tpsを介して供給されることができる電源からの定電流を引き出すように構成された2つの電流源303および304を備える。
この実施形態では、電流源303、304は、それぞれ定電流を引き出すように構成される。電流源はそれぞれ、それぞれのインバータ301、302に電力供給するように構成される。
内部的には、インバータは、内部素子、例えば抵抗またはトランジスタを通して、あるいはその出力を通して、電流を引き出すように構成される。インバータが、電流が内部素子を通して引き出される状態にあるか、または、電流が出力を通して引き出される状態にあるかは、その入力での電圧レベルが閾値電圧レベルより上にあるか下にあるかによって制御される。この閾値は基準電圧Vrefの比として設定されることができる。インバータ301および302の出力は、それぞれコンデンサC2およびC3に結合される。インバータ301、302が、電流が出力を介して引き出される状態にある場合、コンデンサは充電され、コンデンサC2およびC3にまたがる電圧はそれぞれ増加する。あるいは、インバータのもう一方の状態では、コンデンサは、インバータを介して、または別の負荷を介して、放電される。
制御回路305は、入力信号をインバータ301および302に供給するように構成される。これらの入力信号は、全てのコンデンサにまたがって、または端子P1およびP2で供給されるように、インバータの出力での電圧レベルに応答してデジタル信号として供給される。制御信号は、コンデンサC2およびC3が交互に充電および放電されて、互いに関して約180度移相される振動信号P1およびP2を供給するように、供給される。
したがって、端子P1およびP2で、それぞれコンデンサC3およびC2上の電荷の関数である振動信号が供給される。デジタル信号を得るために、閾値要素、例えばシュミット・トリガが供給されることができる。
図4は、定電流消費を有する第2発振器を示す。この実施形態は、さらに詳しく示された発振器である。図4から分かるように、この発振器は2つのインバータ403および404の近くに構築される。インバータ403および404は、電流源T1によって電力を供給される。電流源T1は、バイアス回路402、バイアス2によってバイアスをかけられて定電流を供給する。
インバータは、内部素子、例えば抵抗またはトランジスタ、あるいはその出力のいずれかを介して、電流を引き出すように構成される。インバータが、電流が内部素子を介して引き出される状態にあるか、それとも電流が出力を介して引き出される状態にあるかは、回路ポイントID1およびID2から供給される、その入力での電圧レベルが、閾値電圧レベルの上にあるか、それとも下にあるかに応じて制御される。
インバータ403および404の出力は、それぞれコンデンサC1およびC2に結合される。インバータ403、404は、電流が出力を介して引き出される状態にある場合、コンデンサはそれぞれ充電され、コンデンサにまたがる電圧は増大する。あるいは、インバータのもう一方の状態では、コンデンサはインバータを介して、あるいは別の負荷を介して放電される。
コンデンサC1およびC2にまたがる電圧は、その充電レベルに依存し、それぞれトランジスタT3およびT5を制御する。これは、トランジスタT3のゲート端子と、コンデンサC1と、インバータ403の出力端子とを接続する回路ノードによって遂行される。それに対応して、回路ノードは、トランジスタT5のゲート端子と、コンデンサC2と、インバータ404の出力端子とを接続する。
トランジスタT2およびT3は、定電流源として、それぞれトランジスタT3およびT5に直列に結合される。トランジスタT2およびT4は、バイアス回路401、バイアス1によってバイアスをかけられる。T3およびT5は、コンデンサC1およびC2にまたがる電圧レベルによって制御され、これらのコンデンサは、その入力ID1およびID2での電圧レベルによる決定に従って充電または放電される。それによってバッファされた発振器信号P1およびP2が供給される。
制御回路405は、逆位相発振器信号P1およびP2を供給する回路を制御するために提供される。180度移相された信号が供給されることが好ましい。
図5は、第1段電圧ポンプの第一実施形態を示す。第1段電圧ポンプは、基準電圧電源を電圧ポンプ502および503に供給するバッファアンプ501を備える。この基準電源は、バッファアンプ501の非反転入力への基準電圧Vref入力によって決められた固定レベルで維持されるように調節される。バッファアンプ501からの出力は、バッファアンプ501の反転入力へのフィードバックとして提供される。
電圧ポンプ502および503は、積層型コンデンサの原理によって実装されることが好ましい。電圧ポンプ502および503は、発振器信号を、例えば、図3および図4に示されている発振器から発振器信号を受け取るために接続される。これらの図では、発振器信号はそれぞれP1およびP2と名づけられている。電圧ポンプは、その出力で信号P1’およびP2’を供給する。電圧ポンプは、関数2〜3、例えば2.4、またはそれより高い、例えば関数4〜10の、増大した電圧レベルを供給することができる。
通常、いかなるIC技術でも公称動作電圧を有し、全ての構成部品はその電圧で動作可能であると仕様書に記載されている。たいていのCMOS技術では、3Vまたは5Vが一般的である。これらの公称電圧より下では、全てのデバイスが絶縁破壊することなく安全に動作させられることができる。高性能を有する複雑な回路の実装が可能である。
この公称電圧レベルより上では、通常、限られた数の構成部品しか使用できない。すなわち、標準CMOSトランジスタは、破壊されるので使用できない。ただし、いわゆる高圧CMOSトランジスタを使用するIC技術があることはある。しかし、これらの技術は費用がかかり、高圧CMOSトランジスタは非常に大きくかさばる。したがって、電圧ポンプを、低電圧部と高電圧部の2つの部分に分割するのが有利である。低電圧部は、この技術の通常の動作電圧より下、一般に3Vまたは5Vで動作し、高電圧部は、それより上で動作する。高電圧部では、IC構成部品は、高電圧レベルでの構成部品の破壊を予防的に回避するように構成される。
信号P1’およびP2’は、このようにポンプされた発振器信号である。これらの信号は、フィードバック構成によって調節された振幅レベルを備えている。それによって、正確な発振器信号が供給される。フィードバック構成に必要な回路レイアウトは、より複雑で、他のものも全て同様なので、この第1段電圧ポンプは、好ましくは、チップ・ダイの一部分に実装され、そのチップ・ダイの一部の公称電圧レベルまたはそれより下の電圧レベルで動作するように構成されP1’およびP2’の振幅レベルは、好ましくは、その部分の公称電圧レベルにほぼ等しい。発振器信号P1’およびP2’で動作する次の電圧ポンプは、正確な振幅レベルが入力されるので、より簡単なものにすることができる。さらに、発振器信号の振幅は、一般に、公称電圧レベルより十分小さいので、振幅の公称値までのポンピングは、所与の(ポンプされる)バイアス電圧レベルに達するための次の電圧ポンプ段の数を低減する。
図6は、第1段電圧ポンプの第2実施形態を示す。この実施形態では、出力信号P1’およびP2’は、バッファアンプ501へのフィードバック信号としてその反転入力で供給される。出力信号P1’およびP2’は、信号P1’およびP2’の正確な、かつ/または固定のパルス・レベルを得るために、回路604を介してフィードバックとして供給される。回路604は、P1’とP2’を組み合せた、例えばP1’とP2’を統合した振幅を表す出力信号を供給する。
好ましい実施形態では、正確な、かつ/または固定のパルス・レベルを供給する回路/レギュレータの所望の安定性を得るために、追加のフィードバック・ループが提供されることができる。
図7は、第1段電圧ポンプの第3実施形態を示す。この実施形態では、入力電圧を、例えば2.4倍または3倍にポンプするインバータ502および503は、入力電圧をポンプしない普通のインバータによって置き換えられる。しかし、低電圧部で正確で比較的高いパルス振幅レベルを得るために、電圧ポンプ703が提供される。この電圧ポンプ703は、ポンプされた電源電圧をインバータ701および701に供給する。インバータは、インバータの電源電圧にほぼ等しいパルス振幅電圧で発振器信号P1’およびP2’を供給するように構成される。それによって、調節された発振器信号を供給するための代替回路が提供される。
さらに、調節された発振器信号を供給するための代替回路では、バッファアンプ501の反転入力(−)へのフィードバック信号が、電圧ポンプVP、703の出力から直接供給される。それによって、インバータ701および702によって供給される出力電圧は、フィードバック・ループに含まれない。しかし、インバータは、電圧ポンプ703に比べると比較的正確なので、P1’およびP2’の良好な調節が達成される。それによって、回路604は回避されることができる。
図8は複合電圧ポンプを示す。複合電圧ポンプ807は、第1段電圧ポンプ802、UPC1および第2段電圧ポンプを備える。第2段電圧ポンプは、電圧ポンプ803、804、805、806、UPC2のカスケードを備える。
第1段電圧ポンプは、様々な方法で実装されることができるが、第1段電圧ポンプの好ましい実施形態は、上記で開示されてきた。第1段電圧ポンプは、互いに関して約180度移相された発振器信号P1およびP2を供給する発振器801に基づく。発振器信号は、電圧ポンプ802、UPC1に供給されて、ポンプされた発振器信号P1’およびP2’を供給する。上記から、ポンプされた発振器信号は正確で同時に比較的高い電圧レベルを提供するように調節されることが、想起される。さらに、ポンプされた発振器信号は、低電圧部に実装された回路によって供給されることが、想起される。この低電圧部は、破線枠810によって示されている。
発振器信号P1’およびP2’を構成する繰り返されるパルスのパルス振幅が、低電圧部810用に指定された公称電圧レベルに関して最大化される場合は、第2段でカスケードされた電圧ポンプの数は最少化されることができ、その他のものも同様である。その結果として、チップ面積効率のより高い設計が提供される。
いかなるIC技術でも、全ての構成部品がその電圧またはそれより下の電圧ではDC電圧絶縁破壊なしに動作可能であると、仕様書に記載されている公称電圧を有することが想起される。公称電圧またはそれより下の電圧では、高い性能を有する複雑な回路が実装されることができる。この公称電圧レベルより上では、限られた数の構成部品しか使用できない。すなわち、例えば標準CMOSトランジスタは、電圧レベルが高いため絶縁破壊するので、使用されることができない。この限定された数の構成部品には、高圧CMOSトランジスタが含まれるが、高圧CMOSトランジスタを実装する技術は費用がかかり、構成部品は非常に大きくかさばる。したがって、チャージ・ポンプを低電圧部と高電圧部に分割するのが有利である。
電圧ポンプの説明に戻る。ポンプされた発振器信号P1’およびP2’は、カスケード方式で配置された電圧ポンプ803、804、805、806、UPC2のそれぞれに供給される。UPC2と名づけられた各電圧ポンプには、回路ノード(b)、(c)および(d)で、P1’およびP2’のパルス振幅とほぼ同じパルス振幅を有する発振器信号によって重畳されたDC電圧を特徴とする入力信号が供給される。ノード(a)は、好ましくは、UPC1からDC信号を受け取るように結合される。このDC信号は、接地基準、DCレベル、例えばインバータ502、503に供給されるDC電源電圧、または別のDC信号であり得る。
電圧ポンプのカスケードは、回路ノード(a)から回路ノード(b)へ、そして回路ノード(c)へ、さらに回路ノード(d)および(e)へ、だんだん大きくなる電圧レベルを発生する。各電圧ポンプは、発振器信号のパルス振幅の例えば4倍に相当する電圧を、その電圧ポンプに入力されたDC信号に追加することができる。しかし、これは、ポンプの構成、特に、その構成内のコンデンサの数およびそのポンプ内の損失の大きさによって変わる。
回路ノード(e)で電圧ポンプ805によって供給される電圧レベルは、1つのマイクロホン部材上に電荷を供給するためのマイクロホン・バイアス電圧として、直列抵抗808、Rおよび端子Tc2を介して供給される。
コンデンサ809、Cは、バイアス電圧が供給される端子Tc2に結合されたマイクロホン部材からマイクロホン信号を受け取る端子Tc4に結合された前置増幅器(図示されていない)の入力段に、ポンプされたDCバイアス電圧が達するのを阻止するように結合される。
発振器801および電圧ポンプ802は、端子Tc5を介して電流を引き出すことによって、動作電力を供給される。ただし、動作電力は、マイクロホン信号も供給する端子Tc4を介して供給されることもできる。
特に遠隔通信マイクロホンでは、チップ・ダイ面積単位ごとの関連する大きな全体の電圧ポンプ関数を得るために、この多段式電圧ポンプを使用することが好ましい。
電圧ポンプ803、804、805、および806、UPC2は、同じタイプであることが好ましい。すなわち、それらは類似しているかまたは同一であることが好ましい。
高電圧IC構成部品は、より大きな相互スペーシング、より深いウェル、より厚いゲート酸化膜などを必要とする。すなわち、それらは、物理的に様々な構成部品である。下記では、高電圧部に実装するためのディクソン・タイプの電圧ポンプが説明される。
図9は、第2段電圧ポンプを示す。この電圧ポンプは、ディクソン・コンバータの形で示されていて、好ましくは、複合電圧ポンプのモジュール803〜806、UPC2を構成する。この実施形態では、ディクソン・コンバータは、4つのダイオード・コンデンサ段を備えるが、それより少ないかあるいはそれより多い段を使用することもできる。ディクソン電圧ポンプは、通常、いくつかのダイオード・コンデンサ段からなる。部分の数は、発振器信号P1’およびP2’のパルス振幅ならびに所望の出力電圧によって変わる。電圧ポンプ901は、入力電圧信号を受け取る。ポンプ901がカスケードで結合されている場合、入力信号は、P1’またはP2’にほぼ相当する発振器信号によって重畳されるDC信号として、前述のポンプ・モジュールによって供給されることができる。入力信号は「In」と名づけられた端子で供給され、「Out」と名づけられた端子で、ポンプされた出力信号を供給する。ポンプは、発振器信号P1’およびP2’によって作動され、コンデンサC1、C3、およびC2、C4をそれぞれ交互に充電する。電圧ポンプが標準動作状態に達し、その結果ポンプされた出力電圧が公称レベルに達したとき、各ダイオード・コンデンサ段は、その段でのいかなる損失をも差し引いた発振器パルス振幅に等しい電圧ステップを追加する。その結果、入力電圧とパルス振幅より大きい出力電圧が供給されることができる。
ディクソン・チャージ・ポンプの特徴は、多くの様々なIC技術で実装されることができる簡単な回路構成である。ディクソン・ポンプは、非常に小さなチップ面積を使用して実装されることができる。さらに、ディクソン・チャージ・ポンプの特徴は、高インピーダンス負荷(マイクロホン)を駆動しているときの低雑音および低出力リップルである。すなわち、電圧ポンプが標準動作状態に達し、ポンプされた出力電圧がその結果公称レベルに達したとき、ダイオードD1、D2、D3およびD4(またはCMOSトランジスタの形をしたアクティブ・デバイス等)を通る電流は非常に小さくなる。これは、ダイオードのインピーダンスを劇的に増加させ、したがって、いかなるスイッチング・ノイズも他の回路部分からの雑音も効果的にフィルタする。
しかし、魅力的で簡単なIC実装では、そのポンプ・レベルの性能は、寄生コンデンサによって低下させられ、入力電圧レベルを出力電圧レベルに関連させるそのポンプ・レベルの係数は、うまく制御することができない。それによって、予測可能なまたは所望のバイアス・レベルは、達成するのが難しくなる。増倍率は寄生コンデンサによって変わるので、また、各ディクソン部にまたがって絶対電圧低下があるので、効率的な回路構成を実現するためには、使用するディクソン段をできるだけ少なくしなければならない。
ディクソン・マルチプライヤの正確さを高め、各ディクソン部にまたがる電圧低下を最小化することはできる。しかし、その代償として、複雑さが増し、サイズが大きくなる。すなわち、ディクソン・マルチプライヤは、したがって、簡単な構成部品を使用して実装されることはできず、高電圧トランジスタおよび特別高電圧プロセスを使用して実装されなければならない。これは、より大きな面積およびより高いコストの原因となる。
好ましい標準的IC技術は、公称電圧より高い電圧に耐えることができる構成部品を作る可能性を提供する。これらの構成部品は、寄生コンデンサに基づき、したがって、それほど精密ではなく、うまく制御されない。金属コンデンサは、金属層、nウェル内の接合ダイオードなどの間の寄生結合に基づくことに留意されたい。しかし、そのような構成部品は、ディクソン・ポンプなどの簡単な電圧ポンプを使用する場合にしか使用できない。また、簡単なディクソン・マルチプライヤを使用することによって、高電圧技術による高電圧構成部品のサブセット、例えば深いNウェルも使用することができる。
発振器信号P1’およびP2’のパルス振幅が低電圧部の公称電圧にほぼ等しい場合、高電圧部は簡単な電圧ポンプを備えて構成されることができる。これは、高電圧に耐えることができる寄生構成部品を使用してポンプを実装する利点を提供する。寄生構成部品の例には、金属コンデンサ、接合ダイオード、およびポリ・ダイオードなどがある。
図10は、寄生コンデンサを有する第2段電圧ポンプを示す。この段は、図8に示されたポンプ段に相当するが、ここでは、寄生コンデンサCp1、Cp2、Cp3およびCp4が示されている。寄生コンデンサは、コンデンサC1、C2、C3およびC4が集積回路チップ上に実装された場合に生じる。
図11は、金属酸化膜コンデンサのIC実装を示す。一般に、また、電圧ポンプのコンデンサを実装する場合、金属酸化膜基板(MOS)IC技術は、面積単位ごとに限定された容量しか提供しない。しかし、MOS技術は、電圧のブレークスルー(破裂放電)なしに高電圧に耐えることができる。したがって、MOS技術は、高電圧電圧ポンプまたはディクソン・コンバータのカスケード段を実装するのに適している。複合電圧ポンプの第2段は、一般に、電圧を10ボルトより上、例えば15、20、30、あるいは50または60ボルトまでも上げることに留意されたい。これらの電圧は、移動電話、カメラ、PDAなどのコンシューマ製品のマイクロホンに普通に利用できる技術にとっては、高い電圧である。
ここで、金属酸化膜コンデンサのIC実装が、コンデンサ、例えば図10のC1に関して簡単に説明される。このコンデンサは、2つの金属板によって実装される。このコンデンサは、シリコン基板1101上に実装される。シリコン基板上では、シリコン酸化膜の第1層1102が、第1プレートM1、1106を基板から絶縁するために提供される。シリコン酸化膜の第2層1103は、第1層およびプレートM1、1106上に、第1プレートを第2プレートM2、1105から絶縁するために提供される。シリコン酸化膜の第3層1104は、プレートM2を他の回路または周囲から絶縁するために提供される。コンデンサ・プレートを接続するパスは、例えば第2および第3酸化膜層1103および1104内で決められる。
基板は、一般に接地基準に接続されるので、C1の第1プレートと共に作用して寄生コンデンサCp1を作り出すコンデンサ・プレートを形成することがわかる。
いわゆるポリコンデンサに比べて、MOS技術では、酸化膜層はより厚く、したがって容量はより小さい。
図12は、ポリ・ダイオードのIC実装を示す。ポリ・ダイオードのIC実装は、単一ダイオードに関して簡単に説明される。ダイオードは、P+と表示された材料1203およびP+部分に隣接して配置されたN+と表示された材料1204の層部分によって実装される。P+と表示され層部分およびN+と表示された層部分は、これらの部分をシリコン基板1201から絶縁するためにシリコン酸化膜の層上に配置される。ポリ・ダイオードは、高電圧に耐えることができるので、電圧ポンプに好都合である。一般に、酸化膜層の厚さは約1000nmであり、200〜300ボルトまで耐えることができる。
図13は拡散ダイオードのNウェル内でのIC実装を示す。拡散ダイオードは、シリコン基板層1301内のウェルに入れられる。ウェル1304は、基板1301のN+と表示された部分を提供することによって得られる。ウェル1304では、P+と表示された部分1302は、N+と表示された部分1303から離れたところに提供される。
P+と表示された部分は、電気回路ノード(1)を提供するための回路パスを備え、N+と表示された部分は、回路ノード(2)を提供するための回路パスを備える。それによって、ダイオードD1が形成される。しかし、Nウェル・ダイオードの物理的構造のために、また、基板1301は一般に接地基準(ノード(3))に接続されるために、寄生ダイオードD2も作り出される。
図14は、N−MOSスイッチを有するチャージ・ポンプを示す。チャージ・ポンプは、ディクソン・タイプのものであり、4つのスイッチ・コンデンサ段、S1、C1、S2、C2、S3、C3およびS4、C4を備える。N−MOSスイッチ1401、1402、1403は、制御可能スイッチとして結合された第2トランジスタ1405のバイアスを供給するダイオードとして結合された第1N−MOSトランジスタ1401を含む。
最終スイッチ・コンデンサ段のスイッチS4は、ダイオードとして結合される。コンデンサ1413、CLは負荷(マイクロホン素子)を表す。トランジスタ1407は、コンデンサ1412、C5と組み合って、スイッチS3、1403の制御を提供する。
電圧ポンプの他のタイプおよび実装も利用可能であることに留意されたい。
図15は、マスター・スレーブ構成を有する複合チャージ・ポンプを示す。複合チャージ・ポンプ807のこの構成では、簡単なフィードバック回路が高電圧部811内に提供される。フィードバック回路は、電圧ポンプ・モジュール803に類似している、好ましくは、できる限り類似している、電圧ポンプ・モジュール1501に基づいている。電圧ポンプ・モジュール1501は、ポンプ・モジュール803と同じ入力を受け取る。ポンプ・モジュール1501の出力は、(コンパレータの形で示されている)レギュレータ1502に結合される。ポンプ・モジュール1501からの出力は、基準電圧Vrefと比較され、レギュレータはエラー信号を電圧ポンプ802に戻す。電圧ポンプ802は、エラー信号に応じて、発振器信号P1’およびP2’の調節された振幅を供給するように構成される。それによって、マスター・スレーブ調節構成が提供され、この場合、電圧は高電圧部で、ただし高電圧部のカスケード電圧ポンプの比較的前の段で、検知される。
代替構成では、回路ノード(b)での検知された電圧は、回路ノード(a)から直接供給される。それによって、マスター電圧ポンプ1501は省かれることができる。
図16は、電圧ポンプを備えた集積回路と、フィードバック・フィルタを備えた前置増幅器とを有するマイクロホンを示す。電圧ポンプVpmp、1601は、ポンプ電圧を抵抗Rc、1602を介してバイアス電圧Vbとして供給する。コンデンサCcは、電圧ポンプからの雑音を減結合するために抵抗Rcと一緒に動作する。電圧ポンプ1601は、図8に示されたように実施されることができ、この場合、抵抗Rc、1602は、抵抗R、808に相当し、コンデンサCcは、コンデンサC、809に相当する。しかし、示された構成では、マイクロホン素子Cmic、1603は、フローティング・デバイスとして結合される。マイクロホン素子をフローティング・デバイスとして結合するこの構成は、MEMSマイクロホンは一般にフローティング・デバイスとして結合されることができるので、マイクロホン素子がMEMSデバイスである場合は特に好都合である。
電圧ポンプは、マイクロホン101の、Pwr/Outと名づけられた出力端子を介して、動作電流を受け取る。
代替構成では、マイクロホン素子1603は、そのマイクロホン部材の1つによって、接地基準に結合される(例えば図1参照)。典型的な静電コンデンサ・マイクロホンでは、そのマイクロホン部材の1つ(一般にバックプレート)は、接地基準に接続されるように構成される。
動作可能増幅器1604の非反転入力(+)は、コンデンサ・マイクロホン素子Cmicのプレート部材の第1部材からマイクロホン信号を受け取るように結合される。増幅器1604は、フィードバック回路1605を備える。フィードバック回路1605は、増幅器1604からの出力信号を受け取るように結合された「a」と名づけられた入力ポート、および増幅器1604の反転入力(−)に結合された「b」と名づけられた出力ポートを有する。増幅器1604およびフィードバック回路1605を備えた前置増幅器は、半導体基板1606上に実装される。
増幅器1604およびフィードバック回路1605は、連合して、非反転入力(+)から(フィードバック回路の入力ポート「a」に接続された回路ノードに相当する)出力への周波数伝達関数を有する。この周波数伝達関数は、高域通過特性を有する。しかし、フィードバック回路は、ゼロおよびポールを持つ、ポート「a」からポート「b」への周波数伝達関数を有する。ここで、ゼロはポールより高い周波数に置かれる。したがって、フィードバック回路は低域通過特性を有する。
フィルタの形のフィードバック回路は、第1オーダ・フィルタであり得るか、あるいは、例えば第2オーダ、第3オーダ、または第4オーダなど、より高いオーダのものであり得る。この回路はまた、パッシブ回路としても、アクティブ回路としても実装されることができる。フィードバック・ループは、フィードバックを有する増幅器の全体の利得が、低周波数(例えば20、10または5Hzより下)では比較的低く、可聴帯域周波数(例えば20Hz〜20KHzの範囲)では比較的高いことを保証する。
前置増幅器は、Pwr/Outと名づけられたその出力端子から電力を供給される。しかし、端子Pwr/Outを通して、例えば電源電圧Vddに結合された抵抗1608を介して、電流を引き出すことが可能でなければならない。増幅器は、非反転入力に接続されたマイクロホンを有する非反転増幅器として結合される。これは、マイクロホンの静電容量の負荷が非常に低いことを保証する。フィードバックのために、増幅器1604の反転入力端子(−)は、非反転端子(+)を正確にフォローする。増幅器1604の入力段が差動トランジスタ対(すなわち差動段)である場合、トランジスタ対のゲート電源電圧は一定のままで、入力容量は、その結果として、非常に低くなる。
電圧ポンプによって発生されるバイアス電圧に戻る。マイクロホン・プレート部材の1つにエレクトレット層がない場合、外部バイアスが必要であり、これは、前置増幅器として同じ半導体基板上に集積された電圧ポンプによって供給され得ることが、想起される。さらに、電圧ポンプは、通常、かなり雑音が多く、したがって、減結合フィルタが必要である。このフィルタは、減結合コンデンサCcおよび大きな抵抗、Reからなっていてよい。電圧ポンプ1101の雑音を減結合するためには、非常に低い遮断周波数を有するフィルタが必要である。したがって、パワー・アップ中に非常にゆっくり安定する。すなわち、非常に大きな低周波数信号が、かなりの時間増幅器の入力上に存在する。したがって、低周波数での低利得を有する前置増幅器は、非常に有益であることが分かる。
マイクロホンが高DC電圧でバイアスをかけられた場合、増幅器はほとんど全ての場合、過負荷なしには大きなDCレベルを処理することができないので、増幅器とマイクロホンの間にDC結合静電容量が必要である。さらに、同じチップにあらゆるものを集積することによって、トータル性能ができる限りよい性能を生み出して最適化されることができる。
集積回路への動作電力は、代替として、別個の電力端子を介して供給されることができ、それによって、マイクロホン信号を供給し、それぞれ異なる端子を介して動作電力を受け取ることに留意されたい。
図17aは、第1フィードバック・フィルタを示す。フィードバック・フィルタ1605は、「a」と名づけられた入力ポートおよび「b」と名づけられた出力ポートを有するフィードバック回路を形成する。入力ポート、aは、第1抵抗R2、1702、コンデンサC、1703、および第2抵抗R3、1701の直列接続を介して接地基準に接続される。出力ポート、bは、第1抵抗R、1702およびコンデンサC、1703の相互接続によって形成された回路ノードに結合される。
フィードバック・フィルタは、様々なやり方で実装されることができるが、それら全てがチップに集積するのが同様に容易なわけではない。特に、直列抵抗を有するフィルタ・タイプは、必要な構成部品値をチップまたは半導体基板に実装するのが難しいので、実装するのが難しい。
所望のフィルタ伝達関数は、高域フィルタ関数である。これは、一般に、コンデンサを有する2つの直列抵抗を使用して実装される(図17a参照)。ポートaからポートbへの伝達関数は、より低い周波数では1に近く、より高い周波数ではR2とR3の比によって決定される。低雑音を得るためには、抵抗はkOhmの範囲内になければならず、したがって、コンデンサ値は所望の遮断周波数を実現するためにnFの範囲にある必要がある。nFの範囲にあるコンデンサは過度に大きなチップ面積を必要とし、したがって、チップ実装にはそのような解決策は不可能であると考えられる。しかし、フィルタを好都合なIC実装のために修正することは、当業者の技能の範囲内にある。
図17bは、IC実装のための第2フィードバック・フィルタを示す。フィードバック・フィルタ1605は、「a」と名づけられた入力ポートおよび「b」と名づけられた出力ポートを有するフィードバック回路を形成する。フィルタは、相互接続で抵抗ノードを形成する第1抵抗R2、1707および第2抵抗R3、1708の直列接続に接続された入力ポート、aを備えた構成を有する。入力ポートは、相互接続でコンデンサ・ノードを形成する第1コンデンサC1、1706および第2コンデンサC2、1704の直列接続にも接続される。コンデンサ・ノードは出力ポートを形成する。さらに、抵抗ノードおよびコンデンサ・ノードは、抵抗R1、1705によって相互接続される。
このフィードバック・フィルタの構成では、ポートaからポートbへの低周波数伝達関数は、2つの抵抗R2、1707およびR3、1708によって決定される。高周波数伝達関数は、C1、1706とC2、1704によって決定される。フィルタの遮断周波数は、R1、1705によって設定されることができる。R1、1705が非常に大きいように選ばれた場合、フィルタの雑音は非常に低い周波数に移され、したがって、可聴帯域雑音は、過度に大きなコンデンサ値を使用することなしに最小化される。半導体基板上への実装に適切な範囲は、C1=1〜500pF、C2=1〜500pF、およびR1=GOhm〜Tohmである。
図18は、前置増幅器の詳細図と共にブートストラップ構成を示す。増幅器入力段1801は、PMOSデバイス1803、1806の差動対を備える。この差動対は、1/f雑音および白色雑音の最適条件が存在するので、幅と長さの両方で最適化されなければならない。必要な場合は、この差動対内の2つのトランジスタの縦横比を調節することによって、差動対にオフセットを組み込むことができる。代替として、あるいは追加として、差動段の底部にあるカレント・ミラー1804、1805のミラーリング関数を調節することができる。差動対トランジスタの縦横比間の比率がAで、カレント・ミラー関数がBである場合、増幅器のオフセットは、nVtln(AB)になる。nがいわゆる弱反転傾斜率である場合、Vtは26mVにほぼ等しい定数である。
差動入力段の様々な実装形態が存在する。例えばNMOSカレント・ミラー1804、1805は、PMOSカレント・ミラーと組み合ったいわゆる折りたたみカスコードによって置き換えられることができる。
増幅器の出力段1802で、出力トランジスタ1808は、高インピーダンス利得ノードに接続される。この機能は、利得を追加することと、高インピーダンス・ノードを外部から絶縁することである。変化する電流を有するデバイスは、出力トランジスタだけであることに留意されたい。そのため、他のトランジスタは、一定の電流源によってバイアスをかけられる。
したがって、差動入力段および出力段を有する主増幅器が説明される。
上記で説明されたように、金属酸化膜コンデンサは、本質的に寄生コンデンサを提供する。したがって、C1、107などのDCブロッキング・コンデンサは、寄生コンデンサを確立する。この寄生コンデンサは、前置増幅器へのマイクロホン信号入力を劣化させる。しかし、コンデンサCp、1809によって示されるように、この寄生コンデンサの影響は、マイクロホン信号が受け取られる増幅器の入力端子(例えば非反転入力)と、トランジスタ1807と1803(1806)の間に設定された増幅器の回路ノードとの間に寄生コンデンサを結合することによって、実質的に除去されることができる。この2つのノード間で、トランジスタ1803(場合によっては1806)は、ほぼ1倍(0dB)の利得を提供する。それによって、コンデンサにまたがる電圧スイングは、ほぼ0ボルトに保持される。
代替的に、寄生コンデンサは、前置増幅器の反転入力(−)と非反転入力(+)の間に結合される。それによって、入力端子の特性から生じる電圧が、寄生コンデンサCpの影響を低減するために利用される。
寄生コンデンサCpのプレート部材のうちの第1部材は、非寄生コンデンサ(例えば、コンデンサC1、107などのDCブロッキング・コンデンサ)と共用される。寄生コンデンサCpのもう1つのプレート部材は、基本的にICの基板であるが、これはグラウンドに結合されるので、基板と第1プレート部材の間のシールドが寄生コンデンサへの接触を確立するために提供される。このシールドは、寄生コンデンサのプレート部材であるが、例えば、基板に対する電気絶縁を提供するNウェル・ダイオードによって提供される。
図19は、シグマ・デルタA/Dコンバータを有する集積回路を備えたマイクロホンの第一実施形態を示す。シグマ・デルタA/Dコンバータ1903は、クロック信号をチップ・ダイ1902の端子Tc4およびマイクロホン1901の端子T3を介して受け取る。クロック信号に呼応して、直列デジタル・データが、端子Tc5およびT4を介して出力される。シグマ・デルタ・コンバータは、レギュレータ1904から電圧基準を受け取る。レギュレータ1904はまた、発振器103および増幅器108にも電圧基準または電圧電源を提供する。レギュレータ1904は、個別の端子Tc6(T5)を介して動作電力を受け取る。
低域フィルタ904、LPFは、ポンプ電圧信号内の主にスイッチング・ノイズを減らすために、電圧ポンプ104からのポンプ電圧をフィルタする。
図20は、シグマ・デルタA/Dコンバータを有する集積回路を備えたマイクロホンの第2実施形態を示す。この実施形態では、シグマ・デルタ・コンバータ1903を制御するクロック信号はまた、電圧ポンプ103への入力発振器信号としても利用される。好ましくは、電圧ポンプは、以下に説明される次の処理のための信号P1およびP2を提供するために、クロック信号の180度移相されたバージョンを提供する。
一代替実施形態では、周波数ディバイダまたはマルチプライヤは、発振器周波数を、シグマ・デルタ・コンバータと電圧ポンプの間で相対的にシフトするために提供される。外部から供給されたクロック信号の共用は、チップ・ダイ面積の消費を低減する。
一般に、マイクロホンは、代替として、フローティング構成で結合され得ることに留意されたい。例えば、マイクロホン、Cmicは、コンデンサC1または906に取って代わることができる。したがって、コンデンサC1または906は、マイクロホン、Cmicに取って代わることができる。
一般に、前置増幅器構成に関連して、前置増幅器は、様々なタイプのものでよいことに留意されたい。したがって、前置増幅器は、差動出力信号を供給する差動増幅器として実装されることができる。それによって、マイクロホン上で音圧に呼応して供給された信号は、差動前置増幅器に供給される。差動前置増幅器の特徴は、可聴範囲より下の周波数では比較的利得が低く、可聴範囲内の周波数では比較的利得が高いという利得特性を有することである。好ましくは、利得特性は、可聴範囲より下では、第1、第2、第3、第4、またはより高いオーダとして、下降する。なおその上に、この増幅器の特徴は、低周波数マイクロホン信号を共通モード信号として処理し、高周波数マイクロホン信号を差動モード信号として処理することである。それによって、低周波数構成部品は効果的に抑制される。差動出力信号は、マイクロホン前置増幅器出力信号として2つの端子にまたがって供給される。
特に、シグマ・デルタ変調器に関連して、低周波数信号を除去することが重要である。なぜなら、そうしないと、低周波数信号が、シグマ・デルタ・コンバータによって供給されるデジタル信号内で、アイドル・モード・トーンを発生するからである。
図21は、マイクロホン・カートリッジを示す。マイクロホン・カートリッジ2101が、集積回路IC、2102およびマイクロホン素子2103を示す概略図に示されている。集積回路2102は、上記で開示された前置増幅器および電圧ポンプを備え、半導体基板または単一チップ・ダイ上に実施される。
図22は、集積回路およびMEMSマイクロホン素子を有するマイクロホンの概略図を示す。マイクロホン2201は、第1基板2202上に集積されたMEMSマイクロホン部材からなる。第2基板2203上には、前置増幅器回路および電圧ポンプが、前記で説明されたように、提供される。第1および第2基板は、電気的接続を実現するように互いにボンディングされる。
前置増幅器回路は、上記で開示された様々な実施形態の1つを備える、すなわち電圧ポンプおよび前置増幅器を備える。任意選択で、前置増幅器は、高域フィルタ特性を有する増幅器を提供するためにフィードバック回路を備える。
MEMSマイクロホン素子、電圧ポンプ、およびマイクロホン前置増幅器は、単一の半導体基板上に集積されることができることに留意されたい。
好ましい一実施形態では、前置増幅器の入力サイドはリミッタ回路に結合される。チャージ・ポンプが始動するとき、非常に大きな信号がマイクロホン・コンデンサの片側に存在する。リミッタがない場合、この大きな信号は前置増幅器の入力にも結合する。この信号は、大きな低周波数成分を有し、したがって、低周波数での公称利得を有する場合は、前置増幅器に過負荷をかける。そのようなチャージ・ポンプからの「パワー・オン」パルスは、非常に大きな入力音圧レベルの等価物である。前置増幅器の入力でのリミッタは、一般には通常の動作に影響することなく、始動パルスをクランプするように設計されることができる。そのようなリミッタは、2つのダイオード結合トランジスタまたは1対のバック・トゥ・バック結合ダイオードによって実装されることができる。前置増幅器は、追加として、高域フィルタ関数を持つ利得対周波数関数を有するように設計された場合、識別された問題は容易に回避されることができる。集積回路は、別々の回路と違って、複数の回路が物理的に同じシリコン内に実装されることが特徴である。
一般に、コンデンサ・プレートの1つがエレクトレット層なしに(または実質的にエレクトレット層なしに)可動な膜である、コンデンサの原理に基づくマイクロホンは、コンデンサ・マイクロホンと呼ばれる。
上記の機能は、フィードバック・フィルタを備えた利得段を含む前置増幅器構成の諸実施形態において利用されることができ、この構成は、可聴帯域より低い周波数では比較的低い利得応答を有し、可聴帯域内では比較的高くほぼ平坦な利得応答を有する。この可聴帯域は、可聴帯域の典型的な定義の範囲内のいかなる帯域でもよいと定義されることができる。典型的な定義は、20Hz〜20KHzでよい。例示的な可聴帯域の低域遮断周波数は、20Hz、50Hz、80Hz、100Hz、150Hz、200Hz、250hzなどでよい。例示的な可聴帯域の高域遮断周波数は、3KHz、5KHz、8KHz、10KHz、18KHz、20KHzなどでよい。ほぼ平坦なとは、およそ+/−1dB、+/−3dB、+/−4dB、+/−6dBなどの範囲内の利得応答の変動を意味する。ただし、他の追加の変動値も、用語「ほぼ平坦な」を定義するために使用されることができる。
上記で、差動前置増幅器構成が開示されてきた。これらの構成は、様々な入力/出力端子構成、例えば2端子構成を含む。しかし、マイクロホンおよび前置増幅器への信号の入力/出力のために、3つまたは4つ、あるいはそれ以上の端子が提供され得ることに留意されたい。特に、(第1端子での)電源電圧および(第2端子での)前置増幅器出力には、それぞれ個別の端子が提供され得ることに留意されたい。差動前置増幅器出力の場合、電源用端子のほかに、出力信号用に2つの端子が提供され得る。
接地基準用には専用端子が提供される。この接地基準は、一般に電源および出力信号とによって共用される。ただし、必ずしも共用されるわけではない。
電圧ポンプを有する集積回路を備えたマイクロホンを示す図である。 定電流引き出し発振器によって作動される電圧ポンプを有する集積回路を備えたマイクロホンを示す図である。 定電流消費を有する第1発振器を示す図である。 定電流消費を有する第2発振器を示す図である。 第1段電圧ポンプの第1実施形態を示す図である。 第1段電圧ポンプの第2実施形態を示す図である。 第1段電圧ポンプの第3実施形態を示す図である。 複合電圧ポンプを示す図である。 第2段電圧ポンプを示す図である。 寄生コンデンサを有する第2段電圧ポンプを示す図である。 金属酸化膜コンデンサのIC実装を示す図である。 ポリ・ダイオードのIC実装を示す図である。 Nウェル内での拡散ダイオードのIC実装を示す図である。 N−MOSスイッチを有するチャージ・ポンプを示す図である。 マスター・スレーブ構成を有する複合チャージ・ポンプを示す図である。 電圧ポンプと、フィードバック・フィルタを有する前置増幅器とを有する集積回路を備えたマイクロホンを示す図である。 第1フィードバック・フィルタを示す図である。 第2フィードバック・フィルタを示す図である。 前置増幅器の詳細図と共にブートストラップ構成を示す図である。 シグマ・デルタA/Dコンバータを有する集積回路を備えたマイクロホンの第1実施形態を示す図である。 シグマ・デルタA/Dコンバータを有する集積回路を備えたマイクロホンの第2実施形態を示す図である。 マイクロホン・カートリッジを示す図である。 集積回路およびMEMSマイクロホン部材を有するマイクロホンの概略図である。

Claims (27)

  1. マイクロホン出力信号を供給するように構成された集積回路であって、
    第2マイクロホン部材に関連して可動な第1マイクロホン部材によって発生された入力信号を受け取るために結合された前置増幅器と、
    どちらのマイクロホン部材にもバイアス電圧を供給する電圧ポンプと
    を備える集積回路。
  2. バイアス電圧をどちらのマイクロホン部材にも供給するために発振器によって駆動される電圧ポンプを備えて構成され、前記発振器が、前記発振器によって供給される信号サイクルにまたがってほぼ等しいレベルの電流を引き出すように構成される、請求項1に記載の集積回路。
  3. 前記発振器が、電荷を充電されることができる素子を有するパスを備え、前記パスが、前記異なるパスの前記異なる素子を共通のソースから引き出された電流によって交互に充電するために、前記発振器によって制御される、請求項1または2に記載の集積回路。
  4. 前記電圧ポンプが、電圧パルス・レベルを有する振動信号がより高い電圧パルス・レベルへポンプされる第1ポンプ段と、電圧レベルが前記第1段で前記より高い電圧パルス・レベルを供給された発振器信号に作用する回路によってより高いレベルへポンプされる第2ポンプ段とを有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の集積回路。
  5. 公称電圧レベルでの、またはそれより下での電気的動作のための回路構成部品レイアウトを備えて構成される第1部と、前記公称電圧より上での電気的動作のための回路構成部品レイアウトを備えて構成される第2部とを含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の集積回路。
  6. 前記第1電圧ポンプ段の出力信号が、前記第1ポンプ段から出力される前記信号(P1’、P2’)の固定電圧パルス・レベルを維持する回路へのフィードバック信号として供給される、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の集積回路。
  7. 前記電圧ポンプが、中間バイアス電圧を供給する第1ポンプ段と、前記中間バイアス電圧からの前記バイアス電圧を供給する第2ポンプ段とを有し、前記第2ポンプ段がディクソン・コンバータとして構成される電圧ポンプを備える、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の集積回路。
  8. 前記ディクソン・タイプの電圧変換器の出力信号が、前記電圧変換器から出力された前記信号の調節された電圧パルス・レベルを供給する回路へのフィードバック信号として提供される、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の集積回路。
  9. 複数の電圧変換器が前記バイアス電圧を供給するためにカスケードされ、前記カスケードの前記第1変換器に合致する別の電圧変換器が、前記第1変換器として前記同じ信号を受け取り、フィードバック信号を、前記別の電圧変換器から出力された前記信号の固定電圧レベルを維持する回路に供給するために結合される、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の集積回路。
  10. 前記電圧ポンプが金属コンデンサとして実装されるコンデンサを備える、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の集積回路。
  11. 前記電圧ポンプがポリ・ダイオードとして実装されたダイオードを備える、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の集積回路。
  12. 前記電圧ポンプがNウェル内の拡散ダイオードとして実装されたダイオードを備える、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の集積回路。
  13. 前記前置増幅器が、
    第1および第2入力端子を有する差動入力段ならびに出力端子を有する出力段と、
    前記出力端子と前記第1入力端子の間に結合され、前記半導体基板上に集積された、低域通過周波数伝達関数を有するフィードバック回路とを備え、
    前記第2入力端子がマイクロホン信号のための入力を供給する、
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載の集積回路。
  14. 前記フィードバック回路が、前記周波数領域で、ゼロおよびポールを持つ伝達関数を有するフィルタであり、前記ゼロが前記ポールより高い周波数に置かれる、請求項13に記載の集積回路。
  15. 前記前置増幅器が、前記周波数領域で、ゼロおよびポールを持つ伝達関数を有し、前記ポールが0.1Hz乃至50Hzまたは0.1Hz乃至100Hzまたは0.1乃至200Hzの範囲にある、請求項13または14に記載の集積回路。
  16. 前記フィードバック回路が、前記周波数領域で、遷移周波数範囲より下では比較的高い利得レベルを有し、前記遷移周波数範囲より上では比較的低い利得レベルを有するフィルタである、請求項13乃至15のいずれか1項に記載の集積回路。
  17. 前記遷移周波数範囲が約100Hzの周波数より下にある、請求項13乃至16のいずれか1項に記載の集積回路。
  18. 前記遷移周波数範囲が40Hzの周波数より下にある、請求項13乃至17のいずれか1項に記載の集積回路。
  19. DC電圧が前記第1または第2マイクロホン部材にバイアスをかけることから起こす前記前置増幅器の前記入力でのDC電圧を下げるために結合された、DCブロッキング・コンデンサを備える、請求項1乃至18のいずれか1項に記載の集積回路。
  20. 前記集積回路がA/Dコンバータを備える、請求項1乃至19のいずれか1項に記載の集積回路。
  21. さらにアナログ・デジタル変換器を備えて構成され、前記電圧ポンプおよび前記アナログ・デジタル変換器が共通のクロック信号によって駆動される、請求項1乃至20のいずれか1項に記載の集積回路。
  22. 前記アナログ・デジタル変換器がシグマ・デルタ・コンバータ・タイプのものである、請求項20または21に記載の集積回路。
  23. 高域フィルタを備えた、請求項1乃至22のいずれか1項に記載の集積回路。
  24. 前記前置増幅器が高域フィルタ関数を提供するように構成された、請求項1乃至23のいずれか1項に記載の集積回路。
  25. 請求項1乃至24のいずれか1項に記載の集積回路を備えたマイクロホン。
  26. コンデンサ・マイクロホンである、請求項25に記載のマイクロホン。
  27. MEMSマイクロホンである、請求項25に記載のマイクロホン。
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