JPH04346265A - マスタスライス方式パワーic - Google Patents

マスタスライス方式パワーic

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JPH04346265A
JPH04346265A JP11897991A JP11897991A JPH04346265A JP H04346265 A JPH04346265 A JP H04346265A JP 11897991 A JP11897991 A JP 11897991A JP 11897991 A JP11897991 A JP 11897991A JP H04346265 A JPH04346265 A JP H04346265A
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JP
Japan
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power
circuit
array
section
master slice
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11897991A
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English (en)
Inventor
Hiroto Tanaka
裕人 田中
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP11897991A priority Critical patent/JPH04346265A/ja
Publication of JPH04346265A publication Critical patent/JPH04346265A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/10Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including a plurality of individual components in a repetitive configuration
    • H01L27/118Masterslice integrated circuits
    • H01L27/11896Masterslice integrated circuits using combined field effect/bipolar technology

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力駆動,電力制御等に
利用されるパワーICに係り、特にセミカスタム方式の
パワーICに関する。
【0002】
【従来の技術】主に、モータ,ソレノイド,及びランプ
等の駆動制御や、自動車,音響機器,テレビ等の高電圧
回路に用いられるパワーICは、従来、フルカスタム方
式による設計,製作が主流であった。しかし、フルカス
タム方式では、設計時間が長期化し、かつ高価になるこ
とから、近年では設計開発期間を短くできるスタンダー
トセル方式でパワーICを製作する傾向が強まっている
。このスタンダートセル方式では、予め半導体メーカが
用意する標準的な回路(セル)を利用してIC設計を行
うので、設計開発期間の短縮が可能である。
【0003】しかしながら、スタンダートセル方式では
、フルカスタム方式と同様に拡散工程からICを製作す
るので、設計開発期間は短縮できるものの、製造期間は
フルカスタム方式と同様に長くなり、製造コストも割高
となる。このため、最近では、図7に示す、アメリカ合
衆国のマイクレル社(Micrel,Inc.)製のM
PD8020(商品名)のように、パワー回路部(パワ
ーアレイ部)10−1,10−2とディジタル回路部(
CMOSゲートアレイ部)20をマスタスライス方式に
より、そして、アナログ回路部30のみを各種パラメー
タ設定可能なスタンダートセル方式で製造できるパワー
ICも製品化されるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記M
PD8020のようなパワーICも、アナログ回路部3
0はスタンダートセル方式で製造するようになっている
ため、全ての回路をスタンダートセル方式で製造するパ
ワーICよりも、開発コストを低減でき、また、設計開
発時間も短縮できるものの、製造TAT(Turn A
round Time)の短縮化は望めなく、短期間で
の納期を望むユーザにとっては、まだ不満が残るもので
あった。
【0005】本発明の課題は、パワー駆動回路,ディジ
タル回路,及びアナログ回路の各回路を1チップ上に短
期間で製造可能なセミカスタム方式のパワーICを実現
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のパワーICは、
パワー素子をアレイ状に多数配置して成り、上記基本セ
ル間等を配線する配線工程を残すのみのパワー素子アレ
イ領域と、ディジタル論理を構成するのに必要な最小セ
ルである基本セルをアレイ状に多数配置して成り、上記
基本セル間等を配線する配線工程を残すのみのディジタ
ル回路用ゲートアレイ領域と、アナログ回路を形成する
のに適した半導体素子,及び抵抗,キャパシタ等をアレ
イ状に多数配置して成り、上記半導体素子,抵抗,及び
キャパシタ間等を配線する配線工程を残すのみのリニア
アレイ領域とを有することを特徴とする。
【0007】上記構成のパワーICにおいて、例えば、
請求項2記載のように、前記ディジタル回路用ゲートア
レイ領域と前記リニアアレイ領域とが、隣接して配置さ
れるようにするのが好ましい。また、例えば、請求項3
記載のように、前記パワー素子アレイ領域と前記リニア
アレイ領域が、互いに隣接しない位置に配置されるよう
にするのが好ましい。
【0008】さらに、前記パワー素子アレイ領域に配置
されるパワー素子に、例えば、請求項4,5記載のよう
に、バイポーラ素子、またはDMOS素子を用いるよう
にしてもよい。
【0009】また、前記ディジタル回路用ゲートアレイ
領域の基本セルを、例えば請求項6,7記載のように、
MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタで構
成するようにしてもよい。
【0010】さらに、前記リニアアレイ領域に配置され
る半導体素子に、例えば、請求項8,9記載のように、
バイポーラトランジスタまたはMOSトランジスタを用
いるようにしてもよい。
【0011】
【作用】本発明によれば、回路設計が終了した後は、パ
ワー素子アレイ領域内の必要なパワー素子間の配線と必
要なパワー素子に対する電源供給並びに接地用の配線、
ディジタル回路用ゲートアレイ領域内の必要な基本セル
間の配線と必要な各基本セルに対する電源供給並びに接
地用の配線、及びリニアアレイ領域内の必要な半導体素
子,抵抗,並びにキャパシタ間の配線と必要な上記半導
体素子,抵抗,並びにキャパシタに対する電源供給,接
地用の配線を行う配線工程を行うだけで、所望のパワー
駆動回路,ディジタル回路,及びアナログ回路が形成さ
れたパワーICを製造できる。したがって、パワー駆動
回路,ディジタル回路,及びアナログ回路の各回路につ
いて広範な回路構成を、1チップ上に、従来よりも短期
間で製造することが可能になる。
【0012】また、請求項2記載のように、ディジタル
回路用ゲートアレイ領域とリニアアレイ領域とを隣接し
て配置するようにすれば、D/AコンバータやA/Dコ
ンバータ等のようなアナログ回路とディジタル回路とが
隣在する回路において、アナログ回路を高速で駆動能力
に優れたバイポーラトランジスタで、ディジタル回路を
低消費電力で高集積化に優れたCMOSトランジスタで
形成することにより、高性能でかつコンパクトなアナロ
グディジタル混在回路を実現できる。
【0013】さらに、請求項3記載のように、パワー素
子アレイ領域とリニアアレイ領域とを、互いに隣接しな
いように遠く離して配置することにより、リニアアレイ
領域に形成されるノイズに対して敏感な小信号駆動のア
ナログ回路を、パワー素子領域に形成される大きな電位
変動、リーク電流を伴う大駆動回路から遠く離して配置
できる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を説明する。図1は、本発明の一実施例のパワーIC1
のチップ構成を示す図である。
【0015】同図に示すように、チップの上方には複数
のパワー出力用セル2aがアレイ状に配置されたパワー
駆動回路形成用のパワーアレイ部2が配設され、それら
各パワー出力セル2aに対応する形で、それらのセル2
aの上方に、複数のパワー駆動信号出力用のパワー部用
出力パッド7aが配設されている。
【0016】また、上記パワーアレイ部2に隣接して、
その下方にバイポーラトランジスタや抵抗,キャパシタ
がアレイ状に配置されたアナログ回路形成用の第1のバ
イポーラ・リニアアレイ部41が配設されている。
【0017】さらに、上記第1のバイポーラ・リニアア
レイ部41の下方に位置するチップの中央部には、CM
OSトランジスタの論理回路(基本セル)がアレイ上に
配置されているディジタル論理回路形成用のゲートアレ
イであるCMOSゲートアレイ部3が配設され、そのC
MOSゲートアレイ部3の両側には、そのCMOSゲー
トアレイ部3に対する電源供給並びに入出力回路形成用
の複数のI/Oセル5aがアレイ状に配置されたCMO
SI/Oセルアレイ部5が配設されている。また、それ
らのCMOSI/Oセルアレイ部5に隣接するチップの
外周には、上記CMOSゲートアレイ部3に形成される
ディジタル回路への電源供給及びそのディジタル回路へ
のディジタル入出力信号を外部に対し入出力するために
使用されるアレイ状に配置された複数のCMOS部用I
/Oパッド7bが配設されている。
【0018】また、さらに、上記CMOSゲートアレイ
部3の下方(チップの下側)には、上記第1のバイポー
ラ・リニアアレイ部41と同様に、バイポーラトランジ
スタや抵抗,キャパシタがアレイ状に配置されたアナロ
グ回路形成用の第2のバイポーラ・リニアアレイ部42
が配設されている。そして、そのバイポーラ・リニアア
レイ部42の両側及び下方には、そのリニアアレイ部4
2用の電源供給並びに入出力回路形成用の複数のI/O
セル6aがアレイ状に配置されたバイポーラI/Oアレ
イ部6が配設されている。そして、そのバイポーラI/
Oアレイ部6の周囲(チップの外周)には、上記第2の
バイポーラ・リニアアレイ部42に形成されるアナログ
回路への電源供給、及び各アナログ回路に対するアナロ
グの入出力信号を外部に対し入出力するために使用され
る複数のバイポーラ部用I/Oバッド7cが配置されて
いる。
【0019】上記構成のパワーIC1において、パワー
出力を行うパワーアレイ部2、ディジタル論理回路形成
用のCMOSゲートアレイ部3、及び小信号のアナログ
処理を行うアナログ回路形成用の第1及び第2のバイポ
ーラ・リニアアレイ部41,42は、全てマスタスライ
ス方式により設計・製造できるようになっている。した
がって、回路設計終了後、配線工程のみを行うことによ
り、直ちに所望の機能を有するパワーICを製造でき、
設計及び製造に要するTAT(Turn Around
 Time)を従来よりも著しく短縮できるようになっ
ている。
【0020】また、CMOSゲートアレイ部3と第1及
び第2のバイポーラ・リニアアレイ部41,42を隣接
して配置させる構成としているため、Bi−CMOS回
路技術を用いて、高速なアナログ回路,アナログ−ディ
ジタル混在回路及びバッファ回路を実現することが可能
となっている。
【0021】さらに、パワー出力を行うパワーアレイ部
2と第2のバイポーラ・リニアアレイ部42を遠く離し
て配置する構成としているので、パワーアレイ部2に形
成される大きな電位変動,リーク電流を伴う大電流駆動
回路により、第2のバイポーラ・リニアアレイ部42に
ノイズに対して敏感な小信号駆動のアナログ信号処理回
路を形成しても、そのアナログ信号処理回路が、誤動作
しないように配慮されている。尚、この第2のバイポー
ラ・リニアアレイ部42のノイズに対する対策としては
、必要に応じて、複数の電源,接地系を設けたり、チッ
プ内部に基準となる電源回路を設けるというような処置
を、配線マスクを切り替えることにより、配線工程で臨
機応変に対処することも可能である。
【0022】次に、上記構成のパワーIC1を用いた設
計手順を説明する。まず、チップ製造の最終工程である
配線工程の前までの全ての製造工程を行い、チップ上に
全ての基本ゲート(セル)を、アレイ状に形成しておく
【0023】その後、製品仕様が決定した段階で、回路
設計を行い、配線パターンのレイアウトを決定する。そ
して、その配線パターンレイアウトに対応する配線工程
用のマスクを製作し、そのマスクを用いて配線工程を行
い、所望の機能を有するパワーICを製造する。
【0024】このとき、複数系統の電源線,接地線が必
要となった場合、同じ回路構成でもチップ上の配置を変
えたい場合、または、パワー出力の定格を変えたい場合
等が生じても、上記配線工程での配線パターニングによ
り対処可能である。尚、パワー出力定格の変更は、チッ
プ製造後の後工程のプロセスであるボンディング工程に
おいて行うことも可能である。
【0025】次に、上記パワーIC1の具体的な基本ゲ
ート(セル)の配列構成の一例を、図2に示す。同図に
示す例では、パワーアレイ部2には、PNPバイポーラ
トランジスタ201a,NPNバイポーラトランジスタ
201b,202の3個のバイポーラトランジスタが、
アレイ状に配置されており、上記バイポーラトランジス
タ201aと201bは、1個のパワーアレイユニット
201を構成している。
【0026】次に、第1のバイポーラアレイ部41には
、PNPバイポーラトランジスタ401,NPNバイポ
ーラトランジスタ402,403,404の4個のバイ
ポーラトランジスタと、抵抗411,412,413,
414,415の5個の抵抗がアレイ状に配置されてい
る。
【0027】さらに、CMOSゲートアレイ部3には、
PチャンネルMOSトランジスタ401a,302a,
・・・及びNチャンネルMOSトランジスタ301b,
302b,・・・が、それぞれ上段と下段に、アレイ状
に配置されている。
【0028】次に、図2に示す構成のパワーIC1を用
いて製作できる具体的な回路の一例を、図3に示す。同
図に示す回路は、パワーアレイ部2と第1のバイポーラ
・リニアアレイ部41で使用する電源電圧V1 が、C
MOSゲートアレイ部3で使用する電源電圧V2 より
も高い場合の回路の例であり、第1のバイポーラ・リニ
アアレイ部41のPNPバイポーラトランジスタ201
aとNPNバイポーラトランジスタ201bとから成る
1個のパワーアレイユニット201で、ハーフブリッジ
を構成したモータ駆動回路である。この回路において、
出力段の駆動(図3においては、パワーアレイユニット
201の出力が対応している)を、さらに大きくしたい
場合には、図中において破線で示す部分に対しても配線
を施すか、さらには上記パワーアレイユニット201と
同じ構成の複数のパワーアレイユニットをパワーアレイ
部2に形成し、それらの各パワーアレイユニットに対し
、図3に示す回路と同様の制御回路を、第1のバイポー
ラ・リニアアレイ部41及びCMOSゲートアレイ部3
において形成し、各パワーアレイユニットの出力を、パ
ワーIC1上での配線、もしくは、ボンディングワイヤ
により、該当する全てのパターン部用出力パッド7aを
チップ外で結線することにより実現できる。
【0029】このように、使用するパワーアレイユニッ
トの増減,ボンディングワイヤにて結線するパワー部用
出力パッド7aの個数等の変更を、IC製造の最後の工
程である配線工程、あるいはIC完成後の後工程プロセ
スであるワイヤボンディングにより、ブリッジ出力の仕
様(出力電流定格等)をフレキシブルに(柔軟に)変更
できる。
【0030】また、パワーアレイ部2に、図3に示すハ
ーフブリッジ201を2組形成し、CMOSゲートアレ
イ部3に上記各ハーフブリッジを個別に制御する制御回
路を形成することにより、フルブリッジ(Hブリッジ)
を形成することも可能である。そして、このフルブリッ
ジの形成により、モータの正・逆回転を行うパワーモジ
ュールを、パワーIC1を用いて1チップで実現できる
【0031】さらに、図2に示す構成のパワーIC1を
用いて実現できる他の回路例を、図4,図5に示す。図
4は、パワーアレイ部2のNPNバイポーラトランジス
タ201b,202b、第1のバイポーラ・リニアアレ
イ部41の抵抗413、及びCMOSゲートアレイ部3
の特に図示していない複数のMOS  FETを用いて
形成したオープンコレクタ構成の回路の一例であり、図
5は、パワーアレイ部2のNPNトランジスタ201b
,202b、及びCMOSゲートアレイ部3のPチャン
ネルMOS  FET302a、NチャンネルMOS 
 FET301b,302b等を用いて形成したトーテ
ムポール型出力バッファの回路の一例である。また、図
4,図5に示す回路以外にも、モータ用のローサイド・
スイッチ(Low Side Switch)、自動車
のランプやソレノイドを駆動するために用いられるハイ
サイド・スイッチ(High Side Switch
) 等のスイッチ回路の他に、照明回路,高周波回路等
も実現可能である。尚、上記各回路においても、上述し
た図3に示す回路と同様に、出力仕様の拡張性及びフレ
キシブル性が可能である。
【0032】さらに、特に、具体的な回路構成は、図示
しないが、CMOSゲートアレイ部3と第2のバイポー
ラ・リニアアレイ部42を用いて、D/Aコンバータ(
ディジタル/アナログ変換器),A/Dコンバータ(ア
ナログ/ディジタル変換器)等のような、アナログ回路
とディジタル回路が隣接して形成される回路も実現でき
る。この場合、アナログ回路は、速度,駆動能力,増幅
器の感度や雑音といったアナログ性能の「質」に優れた
バイポーラトランジスタが配設された第2のバイポーラ
・リニアアレイ部42に形成し、ディジタル回路は、低
消費電力で大規模なロジックが集積可能なCMOSトラ
ンジスタが配設されたCMOSゲートアレイ部3に形成
する。このことにより、それぞれの回路を、バイポーラ
トランジスタあるいはCMOSトランジスタといった単
一のデバイスで形成するよりも、より高性能で、よりコ
ンパクト(小型)にアナログ−ディジタル混在回路を製
作できる。
【0033】また、従来の単一のデバイスで構成された
アレイは、その大部分がディジタル回路専用のアレイ(
ゲートアレイ)であったり、アナログ回路専用のアレイ
(リニアアレイ)であったため、D/Aコンバータ,A
/Dコンバータ等のアナログ・ディジタル混在の回路は
、従来のセミカスタムICで実現できなかったが、本実
施例のパワーIC1では、容易に実現できる。
【0034】次に、図6に本発明の第2実施例であるパ
ワーIC100の構成を示す。まず、チップの四隅には
、フルカスタム方式で設計・製造される4個の回路部1
8が配設され、それらの各回路部18の外側の2辺に沿
って、複数の信号処理部I/OセルAaがアレイ状に配
列されて成る信号処理部I/OセルAが配設されている
。また、チップの上方と下方には、上記回路部18に挟
まれて、マスタスライス方式で設計・製造される、第2
のバイポーラ・リニアアレイ部142が配設されている
。そして、これら第2のバイポーラ・リニアアレイ部1
42のチップ外周側の辺に沿って、上記回路部18の場
合と同様に、複数の信号処理部I/OセルAaから成る
信号処理部用I/Oアレイ部Aが配設されている。さら
に、チップの中央には、マスタスライス方式(ゲートア
レイ方式)で設計・製造されるCMOSゲートアレイ部
13が配設され、そのCMOSゲートアレイ部13の上
辺・下辺に沿って複数のCMOS  I/Oセル15a
がアレイ状に配列されて成るCMOS  I/Oアレイ
部15が配設されている。また、上記CMOSゲートア
レイ部13の両側には、2個の第1のバイポーラ・リニ
アアレイ部141が配設され、さらに、それらの第1の
バイポーラ・リニアアレイ部141の外側に、マスタス
ライス方式で設計・製造される複数のパワーセル12a
がアレイ状に配列されて成るパワーアレイ12が配設さ
れている。そして、チップの外周には、上記パワーアレ
イ部12に沿って複数のパワー部用出力パッド17aが
アレイ状に配設されると共に、上記信号処理部用I/O
アレイ部Aに沿って複数の信号処理部用出力パッド17
bがアレイ状に配設されている。
【0035】このように、パワーIC100は、チップ
の外周側の2辺にパワー駆動回路形成用のパワーアレイ
部12を、他の2辺にアナログ回路形成用の第2のバイ
ポーラ・リニアアレイ部142を配し、チップの中央に
ディジタル回路形成用のCMOSゲートアレイ部13を
配した構成となっている。尚、上記構成のパワーIC1
00において、CMOS  I/Oアレイ部15は、チ
ップの外周に配設された信号処理部用I/Oアレイ部A
で共用するようにすれば省略することも可能である。
【0036】このパワーIC100は、チップの四隅に
フルカスタム方式で設計・製造する回路部18を設けた
点が特徴であり、この回路部18には、例えばチップ・
マスタにおいて共通に使用される回路群(例えば、過電
流,過電圧,過熱等の保護回路群や内部基準電圧発生回
路、さらには、自己診断機能を実現するために必要な負
荷の短絡や開放、上記各保護回路群の監視を行って過電
流,過電圧,過熱等を、外部のマイクロコンピュータに
伝えるためのインターフェース回路等)を、予め形成し
ておくことができる。
【0037】最近、自動車,OA(Office Au
tomation)機器,FA(Factory Au
tomation)機器,及び民生機器の分野では、小
型,軽量,及び高い信頼性を有するシステムを得るため
に、用途に応じた種々の機能を組み込め、上記自己診断
機能を有する、いわゆるインテリジェントパワーICに
対する要求が急速に高まっており、上記パワーIC10
0は、この要求を満足するインテリジェントパワーIC
を提供するものである。
【0038】尚、上記第1及び第2の実施例のパワーI
C1,100のいずれにおいても、パワー駆動回路形成
用のパワーアレイ部2,12は、バイポーラ素子のゲー
トアレイの代わりにDMOS(Double diff
used Metal Oxide Semicond
uctor)  素子のゲートアレイを用いてもよく、
ディジタル回路形成用のCMOSゲートアレイ部3,1
3の一部は、I2 L(Integrated Inj
ection Logic),ECL(Emitter
Coupled Logic)等のバイポーラトランジ
スタの基本セルで構成するようにしてもよい。さらに、
アナログ回路形成用のバイポーラ・リニアアレイ部41
,42,141,142は、CMOS  FETによる
リニアアレイに置き換えても良い。その他、1チップに
集積可能なデバイスの組み合せであれば、それらのいず
れの組み合せを用いても、パワーアレイ部,ディジタル
回路ゲートアレイ部,及びリニアアレイ部を構成するこ
とが可能である。
【0039】また、パワーアレイ部,ディジタル回路ゲ
ートアレイ部,及びリニアアレイ部の各回路ブロックの
相互配置も、上記パワーIC1,100のような構成に
限定されるものではなく、用途等に応じて、任意に配置
関係を決定するようにして良い。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、回路設計後、配線工程
を行うだけで、パワー素子アレイ領域,ディジタル回路
用アレイ領域,リニアアレイ領域に、それぞれパワー駆
動回路,ディジタル回路,アナログ回路を形成できるの
で、多種多様な仕様に対応する、ディジタル信号処理回
路,アナログ信号処理回路、所定のパワー定格のパワー
駆動回路が形成されるチップを、短期間で製造できる。 したがって、インテリジェントパワーIC分野において
、少量・多品種生産,短納期生産,低コスト生産等に多
大な進歩を寄与することが可能である。
【0041】また、上記パワー素子アレイ領域,ディジ
タル回路用アレイ領域,及びリニアアレイ領域の相互配
置も自由に設定できるので、パワー駆動回路,ディジタ
ル回路,アナログ回路の各回路の最適な配置を容易に行
うことができる。さらに、ディジタル回路用アレイ領域
とリニアアレイ領域とを隣接して配置することにより、
従来のマスタスライス方式のICでは不可能であったア
ナログ・ディジタル混在回路,BiCMOS回路(ディ
ジタル回路用アレイ領域にCMOSトランジスタを用い
、リニアアレイ領域にバイポーラトランジスタを用いる
)を容易に実現できる。
【0042】さらに、配線工程で、配線パターンを自由
にレイアウトできるので、下記の■〜■に示すような配
置を行うことにより、パワー駆動回路部、あるいはディ
ジタル回路から発生するノイズが、アナログ回路に影響
を及ぼさないように、パワー駆動回路と微小信号処理の
アナログ回路とを1チップ上に形成することが容易にで
きる。
【0043】■リニアアレイ領域をパワー素子アレイ領
域から遠く離して配置する。■配線工程において、電源
線,接地線を複数系統配置し、パワー素子領域とリニア
領域あるいはディジタル回路ゲートアレイ領域も含めて
、電源線,接地線を分離して使用する。
【0044】■ノイズを出し易い回路、ノイズに弱い回
路を、回路設計の段階で調べておき、上記2つの回路の
最適な相互配置を行う。さらに、パワー素子アレイ領域
に配置される出力段のパワーユニットとそのパワーユニ
ットに付随するパッドをアレイ状に配置することにより
、IC作成後の後工程の1つであるボンディング工程で
、出力電流定格を任意に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のパワーICのチップ構成を
示す図である。
【図2】上記一実施例のパワーIC上に設けられるパワ
ーアレイ部、第1のバイポーラ・リニアアレイ部、及び
CMOSゲートアレイ部における具体的なアレイ構造の
一例を示す図である。
【図3】上記一実施例のパワーICに形成されるハーフ
ブリッジの構成を示す図である。
【図4】上記一実施例のパワーICに形成されるオープ
ンコレクタ構成の回路を示す図である。
【図5】上記一実施例のパワーICに形成されるトーテ
ムポール型出力バッファの構成を示す図である。
【図6】本発明の他の実施例のパワーICのチップ構成
を示す図である。
【図7】従来の、アナログ部以外のパワー部,ディジタ
ル部の両領域をマスタスライス方式で設計・製造可能な
パワーICを示す図である。
【符号の説明】
1,100  パワーIC 2,12  パワーアレイ部(パワー素子アレイ領域)
3,13  CMOSゲート部(ディジタル回路用ゲー
トアレイ領域) 41,141  第1のバイポーラ・リニアアレイ部(
リニアアレイ領域) 42,142  第2のバイポーラ・リニアアレイ部(
リニアアレイ領域)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パワー素子をアレイ状に多数配置して成り
    、上記基本セル間等を配線する配線工程を残すのみのパ
    ワー素子アレイ領域と、所定の半導体素子から成るディ
    ジタル論理を構成するに必要な最小セルである基本セル
    をアレイ状に多数配置して成り、上記基本セル間等を配
    線する配線工程を残すのみのディジタル回路用ゲートア
    レイ領域と、アナログ回路を形成するのに適した半導体
    素子,及び、抵抗,キャパシタ等をアレイ状に多数配置
    して成り、上記半導体素子,抵抗,及びキャパシタ間等
    を配線する配線工程を残すのみのリニアアレイ領域と、
    を有することを特徴とするマスタスライス方式パワーI
    C。
  2. 【請求項2】前記ディジタル回路用ゲートアレイ領域と
    前記リニアアレイ領域とが、隣接して配置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のマスタスライス方式パワ
    ーIC。
  3. 【請求項3】前記パワー素子アレイ領域と前記リニアア
    レイ領域が、互いに隣接しない位置に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のマスタスライス
    方式パワーIC。
  4. 【請求項4】前記パワー素子アレイ領域に配置されるパ
    ワー素子は、バイポーラ素子であることを特徴とする請
    求項1,2または3記載のマスタスライス方式パワーI
    C。
  5. 【請求項5】前記パワー素子アレイ領域に配置されるパ
    ワー素子は、DMOS素子であることを特徴とする請求
    項1,2,または3記載のマスタスライス方式パワーI
    C。
  6. 【請求項6】前記ディジタル回路用ゲートアレイ領域の
    基本セルは、MOSトランジスタで構成されていること
    を特徴とする請求項1,2,3,4または5記載のマス
    タスライス方式パワーIC。
  7. 【請求項7】前記ディジタル回路用ゲートアレイ領域の
    基本セルは、バイポーラトランジスタで構成されている
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,または5記載
    のマスタスライス方式パワーIC。
  8. 【請求項8】前記リニアアレイ領域に配置される半導体
    素子は、バイポーラトランジスタであることを特徴とす
    る請求項1,2,3,4,5,6または7記載のマスタ
    スライス方式パワーIC。
  9. 【請求項9】前記リニアアレイ領域に配置される半導体
    素子は、MOSトランジスタであることを特徴とする請
    求項1,2,3,4,5,6または7記載のマスタスラ
    イス方式パワーIC。
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