JP2021128986A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載電子制御装置の開発期間を短縮する。【解決手段】電子制御装置は、車両に搭載されるインジェクタの電磁弁4を制御する。電子制御装置は、CMOS31、コンパレータ32およびアンプ33を含む複数の入出力回路11と、ゲートアレイ12とを有する機能IC3を備える。機能IC3は、コンパレータ32およびアンプ33とゲートアレイ12とが金属配線171,172,173によって接続されることでインジェクタの電磁弁4を制御する機能が実現される。【選択図】図3

Description

本開示は、車両に搭載される電子制御装置に関する。
従来、特定用途向けに専用設計されるASICと、製造後に内部の回路構成を設定可能なFPGAとが知られている。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略である。FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略である。特許文献1には、FPGAが記載されている。
国際公開第2016/207933号
車両に搭載される車載電子制御装置において、ASICは、車載電子制御装置毎に専用に設計されてSi基板上に形成される。このため、車載電子制御装置の開発期間が長くなる。FPGAは、車載電子制御装置毎に機能を自由に変更可能であるため部品開発が不要になる。しかし、FPGAは、部品コストが高く、車載電子制御装置では採用されない。
本開示は、車載電子制御装置の開発期間を短縮することを目的とする。
本開示の一態様は、車両に搭載される制御対象(212)を制御する電子制御装置(1)であって、CMOS(31)およびコンパレータ(32)を含む1つまたは複数の入出力回路(11)と、ゲートアレイ(12)とを有する機能集積回路(3)を備える。機能集積回路は、CMOSおよびコンパレータの少なくとも一つとゲートアレイとが金属配線(181,182)によって接続されることで制御対象を制御する機能が実現される。
このように構成された本開示の電子制御装置では、CMOSおよびコンパレータが必要な数だけ形成されている半導体基板を予め製造して用意しておくことができる。これにより、本開示の電子制御装置では、当該電子制御装置の制御対象に応じて、CMOS、コンパレータおよびゲートアレイに対する金属配線による接続を半導体製造プロセスにおける配線工程で行うことによって、制御対象を制御する機能を有する機能集積回路を製造することができる。すなわち、本開示の電子制御装置では、機能集積回路の半導体製造プロセスにおける配線工程より前の工程を、制御対象に関わらず共通化することができる。これにより、本開示の電子制御装置は、機能集積回路を設計するための設計工数を低減させることができ、開発期間を短縮することができる。
また、機能集積回路の入出力回路に搭載されているCMOSおよびコンパレータは、車両のパワートレーン系およびボディ系の電子制御装置でよく利用される。このため、入出力回路に搭載されているCMOSおよびコンパレータが制御に利用されず無駄になってしまう可能性を低減することができる。
本開示の別の態様は、車両に搭載される制御対象(4)を制御する電子制御装置(1)であって、CMOS(31)、コンパレータ(32)およびアンプ(33)を含む1つまたは複数の入出力回路(11)と、ゲートアレイ(12)とを有する機能集積回路(3)を備える。機能集積回路は、CMOS、コンパレータおよびアンプの少なくとも一つとゲートアレイとが金属配線(171,172,173)によって接続されることで制御対象を制御する機能が実現される。
このように構成された本開示の電子制御装置では、CMOS、コンパレータおよびアンプが必要な数だけ形成されている半導体基板を予め製造して用意しておくことができる。これにより、本開示の電子制御装置では、当該電子制御装置の制御対象に応じて、CMOS、コンパレータ、アンプおよびゲートアレイに対する金属配線による接続を半導体製造プロセスにおける配線工程で行うことによって、制御対象を制御する機能を有する機能集積回路を製造することができる。すなわち、本開示の電子制御装置では、機能集積回路の半導体製造プロセスにおける配線工程より前の工程を、制御対象に関わらず共通化することができる。これにより、本開示の電子制御装置は、機能集積回路を設計するための設計工数を低減させることができ、開発期間を短縮することができる。
また、機能集積回路の入出力回路に搭載されているCMOS、コンパレータおよびアンプは、車両のパワートレーン系およびボディ系の電子制御装置でよく利用される。このため、入出力回路に搭載されているCMOS、コンパレータおよびアンプが制御に利用されず無駄になってしまう可能性を低減することができる。
電子制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の機能ICの構成を示すブロック図である。 入出力回路およびゲートアレイの構成を示す回路図である。 ドライバおよび入出力回路の配置を示す図である。 第2実施形態の機能ICの構成を示すブロック図である。 ドア開閉制御を説明するための回路図である。
[第1実施形態]
以下に本開示の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の電子制御装置1は、車両に搭載され、図1に示すように、マイクロコンピュータ2と、機能IC3とを備える。ICは、Integrated Circuitの略である。
マイクロコンピュータ2は、CPU、ROMおよびRAM等を備える。マイクロコンピュータ2の各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROMが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、CPUが実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
マイクロコンピュータ2は、機能IC3を介して、例えばインジェクタの電磁弁4を制御する。
機能IC3は、図2に示すように、複数の入出力回路11と、ゲートアレイ12と、AD変換器13と、通信部14と、監視部15と、電源部16と、駆動部17と、フラッシュメモリ18と、リセット回路19とを備える。
複数の入出力回路11はそれぞれ、少なくとも1つのCMOS31と、少なくとも1つのコンパレータ32と、少なくとも1つのアンプ33とを備える。
ゲートアレイ12は、複数の論理回路、複数のトランジスタおよび複数の抵抗器などの汎用的な回路素子が予め搭載され、用途に応じて内部接続を変更することにより回路構成を設定することが可能となるように製造されている。ゲートアレイ12は、レジスタ41およびレジスタ42を備える。
AD変換器13は、入力されたアナログ信号の電圧値をデジタル値に変換する。
通信部14は、CAN通信部51と、LIN通信部52と、SPI通信部53と、MSC通信部54とを備える。
CAN通信部51は、CAN通信プロトコルに従って、車両に搭載された複数の車載装置との間でデータ通信を行う。CANは、Controller Area Networkの略である。CANは登録商標である。
LIN通信部52は、LINプロトコルに従って、車両に搭載された複数の車載装置との通信を制御する。LINは、Local Interconnect Networkの略である。
SPI通信部53は、SPIプロトコルに従って、マイクロコンピュータ2との通信を制御する。SPIは、Serial Peripheral Interfaceの略である。
MSC通信部54は、マイクロセカンドチャネルに基づくマイクロコンピュータ2とのシリアル通信を制御する。MSCは、マイクロセカンドチャネルの略である。
監視部15は、BIST回路61と、マイコン監視回路62とを備える。BISTは、Built in Self Testの略である。
BIST回路61は、ゲートアレイ12の故障を検出するためのテストを行うために機能IC3内に組み込まれた回路である。マイコン監視回路62は、BIST回路61が故障を検出した場合に、その旨を、SPI通信部53を介してマイクロコンピュータ2へ通知する。
電源部16は、昇圧コントローラ71と、スイッチング電源72と、レギュレータ73と、レギュレータ74と、スイッチング電源75とを備える。昇圧コントローラ71は、バッテリ電圧VBを昇圧して、スイッチング電源72へ供給する。スイッチング電源72は、昇圧コントローラ71からの電圧供給を受けて、6V電圧を生成して、レギュレータ73、レギュレータ74およびスイッチング電源75へ供給する。レギュレータ73は、スイッチング電源72から電圧供給を受けて、マイクロコンピュータ2を動作させるための5V電圧および3.3V電圧を生成する。レギュレータ74は、スイッチング電源72から電圧供給を受けて、汎用の5V電圧を生成する。スイッチング電源75は、スイッチング電源72からの電圧供給を受けて、1.2V電圧を生成する。
駆動部17は、チャージポンプ81と、複数のハイ・ロー設定回路82と、複数のハイサイド・プリドライバ83と、複数の1.5Aローサイドドライバ84と、複数の3Aハイサイドドライバ85と、複数の2Aハイサイドドライバ86と、複数の1Aローサイドドライバ87と、複数の0.6Aローサイドドライバ88とを備える。なお、本実施形態では、駆動部17は、2個のハイ・ロー設定回路82と、4個のハイサイド・プリドライバ83と、2個の1.5Aローサイドドライバ84と、2個の3Aハイサイドドライバ85と、4個の2Aハイサイドドライバ86と、2個の1Aローサイドドライバ87と、3個の0.6Aローサイドドライバ88とを備える。
チャージポンプ81は、ハイサイドドライバ用の電圧供給源である。ハイ・ロー設定回路82は、ハイサイドドライバおよびローサイドドライバの駆動および非駆動を設定する回路である。
フラッシュメモリ18は、バッテリ電圧VBの変動に対応してゲートアレイ12を安定して動作させるための電圧補正値を記憶しており、この電圧補正値をゲートアレイ12へ出力する。
リセット回路19は、マイクロコンピュータ2の異常が発生した場合に、マイクロコンピュータ2へリセット信号を出力することにより、マイクロコンピュータ2全体にリセットをかける。
図3に示すように、入出力回路11に搭載されているCMOS31は、PMOS101とNMOS102とを備え、入力端子103,104と、出力端子105,106とが接続される。
入力端子103,104は、PMOS101およびNMOS102のゲートに接続されている。入力端子103は、CMOS31を挟んでゲートアレイ12とは反対側に配置される。入力端子104は、CMOS31を挟んでゲートアレイ12と同じ側に配置される。
出力端子105,106は、PMOS101およびNMOS102のドレインに接続されている。出力端子105は、CMOS31を挟んでゲートアレイ12とは反対側に配置される。出力端子106は、CMOS31を挟んでゲートアレイ12と同じ側に配置される。
コンパレータ32には、入力端子111,112と、出力端子113,114と、DA変換器115とが接続される。
入力端子111,112は、コンパレータ32の非反転入力端子に接続されている。入力端子111は、コンパレータ32を挟んでゲートアレイ12とは反対側に配置される。入力端子112は、コンパレータ32を挟んでゲートアレイ12と同じ側に配置される。
出力端子113,114は、コンパレータ32の出力端子に接続されている。出力端子113は、コンパレータ32を挟んでゲートアレイ12とは反対側に配置される。出力端子114は、コンパレータ32を挟んでゲートアレイ12と同じ側に配置される。
DA変換器115は、デジタル信号を入力するための入力端子116を備える。DA変換器115の出力信号は、コンパレータ32の反転入力端子に入力される。
アンプ33には、入力端子121,122,123,124と、出力端子125,126とが接続される。
入力端子121,122は、アンプ33の一方の入力端子に接続されている。入力端子121は、アンプ33を挟んでゲートアレイ12とは反対側に配置される。入力端子122は、アンプ33を挟んでゲートアレイ12と同じ側に配置される。
入力端子123,124は、アンプ33の他方の入力端子に接続されている。入力端子123は、アンプ33を挟んでゲートアレイ12とは反対側に配置される。入力端子124は、アンプ33を挟んでゲートアレイ12と同じ側に配置される。
出力端子125,126は、アンプ33の出力端子に接続されている。出力端子125は、アンプ33を挟んでゲートアレイ12とは反対側に配置される。出力端子126は、アンプ33を挟んでゲートアレイ12と同じ側に配置される。そして出力端子126は、金属配線171によって、AD変換器13の入力端子131に接続される。
ゲートアレイ12は、上述のレジスタ42に加えて、更に、コンパレータ43と、カウンタ44と、論理積回路45とを備える。
レジスタ42は、マイクロコンピュータ2からMSC通信部54を介して、デューティDTを示すデータと、閾値Vthを示すデータと、第1イネーブル信号EN1とを取得する。そしてレジスタ42は、閾値Vthを示すデータをコンパレータ43へ出力し、デューティDTを示すデータをカウンタ44へ出力し、第1イネーブル信号EN1を論理積回路45の第3入力端子へ出力する。
コンパレータ43の一方の入力端子は、金属配線172によって、AD変換器13の出力端子132に接続される。コンパレータ43の他方の入力端子は、レジスタ42に接続される。コンパレータ43の出力端子は、論理積回路45の第2入力端子に接続される。
コンパレータ43は、一方の入力端子から入力されたデジタル信号の値が、他方の入力端子から入力されたデジタル信号の値より小さい場合に、ハイレベルの信号を出力する。
カウンタ44は、デューティDTを示すデータをレジスタ42から取得する。カウンタ44は、予め設定された時間が経過する毎にインクリメント(すなわち、1加算)し、その値が予め設定された上限値に一致すると、再度、0からインクリメントする。そしてカウンタ44は、その値がデューティDT未満である場合にハイレベルの信号を、論理積回路45の第4入力端子へ出力する。またカウンタ44は、その値がデューティDT以上である場合に、ローレベルの信号を論理積回路45の第4入力端子へ出力する。
AD変換器13が接続されている入出力回路11とは別の入出力回路11のコンパレータ32の出力端子114は、金属配線173によって論理積回路45の第1入力端子に接続されている。
論理積回路45は、第1,2,3,4入力端子に入力される信号の信号レベルが全てハイレベルである場合に、ハイレベルの信号を出力端子から2Aハイサイドドライバ86へ出力する。
機能IC3は、外部入出力端子151,152,153を備える。外部入出力端子151は、金属配線174によってアンプ33の入力端子121に接続され、機能IC3の外部に設けられている抵抗器201の一端に接続される。外部入出力端子152は、金属配線175によってアンプ33の入力端子123に接続され、抵抗器201の他端に接続される。
外部入出力端子153は、AD変換器13が接続されている入出力回路11とは別の入出力回路11のコンパレータ32の出力端子113に金属配線176によって接続され、図示しないIGスイッチに接続される。これにより、外部入出力端子153には、IGスイッチから第2イネーブル信号EN2が入力される。
2Aハイサイドドライバ86の出力端子は、抵抗器201の他端に接続される。さらに抵抗器201の一端は、機能IC3の外部に設けられている電磁弁4の一端が接続される。電磁弁4の他端は接地される。
このように構成された機能IC3では、論理積回路45がハイレベルの信号を出力することにより、2Aハイサイドドライバ86から2Aの電流が電磁弁4へ流れて、電磁弁4が駆動される。
アンプ33には、抵抗器201の一端の電圧と、抵抗器201の他端の電圧が入力される。これにより、アンプ33は、抵抗器201に印加される電圧の値を示すアナログ信号をAD変換器13へ出力する。そしてAD変換器13は、抵抗器201に印加される電圧の値を示すデジタル信号をコンパレータ43へ出力する。従って、コンパレータ43は、抵抗器201に印加される電圧が閾値Vth未満である場合に、ハイレベルの信号を論理積回路45へ出力する。
またカウンタ44は、予め設定された周期内において、デューティDTに相当する時間が経過するまではハイレベルの信号を論理積回路45へ出力し、デューティDTに相当する時間が経過した後はローレベルの信号を論理積回路45へ出力する。
そして論理積回路45は、コンパレータ43からの信号、カウンタ44からの信号、第1イネーブル信号EN1、および、第2イネーブル信号EN2の全てがハイレベルである場合に、ハイレベルの信号を出力する。
これにより、機能IC3は、電磁弁4に過大な電流が流れないようにしながら、マイクロコンピュータ2から指示されたデューティDTで電磁弁4を駆動することができる。
図4に示すように、2Aハイサイドドライバ86は、機能IC3内において、制御対象となる電磁弁4にできる限り近くなるように配置される。さらに、2Aハイサイドドライバ86に接続される入出力回路11は、接続される2Aハイサイドドライバ86に隣接するように配置される。
このように構成された電子制御装置1は、CMOS31、コンパレータ32およびアンプ33を含む複数の入出力回路11と、ゲートアレイ12とを有する機能IC3を備える。機能IC3は、コンパレータ32およびアンプ33とゲートアレイ12とが金属配線171,172,173によって接続されることでインジェクタの電磁弁4を制御する機能が実現される。
このように構成された電子制御装置1では、CMOS31、コンパレータ32およびアンプ33が必要な数だけ形成されている半導体基板を予め製造して用意しておくことができる。これにより、電子制御装置1では、電子制御装置1の制御対象に応じて、CMOS31、コンパレータ32、アンプ33およびゲートアレイ12に対する金属配線による接続を半導体製造プロセスにおける配線工程で行うことによって、制御対象を制御する機能を有する機能IC3を製造することができる。すなわち、電子制御装置1では、機能IC3の半導体製造プロセスにおける配線工程より前の工程を、制御対象に関わらず共通化することができる。これにより、電子制御装置1は、機能IC3を設計するための設計工数を低減させることができ、開発期間を短縮することができる。
また、機能IC3の入出力回路11に搭載されているCMOS31、コンパレータ32およびアンプ33は、車両のパワートレーン系およびボディ系の電子制御装置でよく利用される。このため、入出力回路11に搭載されているCMOS31、コンパレータ32およびアンプ33が制御に利用されず無駄になってしまう可能性を低減することができる。
また、CMOS31の入力に対して入力端子103,104が接続され、CMOS31の出力に対して出力端子105,106が接続される。
コンパレータ32の入力に対して入力端子111,112が接続され、コンパレータ32の出力に対して出力端子113,114が接続される。
アンプ33の一方の入力に対して入力端子121,122が接続され、アンプ33の他方の入力に対して入力端子123,124が接続され、アンプ33の出力に対して出力端子125,126が接続される。
これにより、電子制御装置1は、1つのCMOS31を、電子制御装置1の外部からの入力と、電子制御装置1の外部への出力との両方で利用することができる。すなわち、電子制御装置1は、電子制御装置1の外部からの入力と、電子制御装置1の外部への出力とで別々のCMOS31を備える必要がなく、入出力回路11の構成を簡略化することができる。同様に、電子制御装置1は、1つのコンパレータ32および1つのアンプ33を、電子制御装置1の外部からの入力と、電子制御装置1の外部への出力との両方で利用することができ、入出力回路11の構成を簡略化することができる。
また機能IC3は、電磁弁4を駆動するための2Aハイサイドドライバ86を備える。そして複数の入出力回路11のうち、ゲートアレイ12を介して2Aハイサイドドライバ86に接続される入出力回路11は、2Aハイサイドドライバ86に隣接して配置される。これにより、電子制御装置1は、電磁弁4の制御性を向上させることができる。
以上説明した実施形態において、電磁弁4は制御対象に相当し、機能IC3は機能集積回路に相当する。
また、入力端子103,104および出力端子105,106はCMOS用端子に相当し、入力端子111,112および出力端子113,114はコンパレータ用端子に相当し、入力端子121,122,123,124および出力端子125,126はアンプ用端子に相当し、2Aハイサイドドライバ86は駆動回路に相当する。
[第2実施形態]
以下に本開示の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
第2実施形態の電子制御装置1は、機能IC3の構成が変更された点が第1実施形態と異なる。
第2実施形態の機能IC3は、図5に示すように、複数の入出力回路11の構成が変更された点が第1実施形態と異なる。具体的には、複数の入出力回路11はそれぞれ、少なくとも1つのCMOS31と、少なくとも1つのコンパレータ32とを備え、アンプ33を備えていない。
第2実施形態の機能IC3は、例えば、車両のドア開閉制御に用いられる。
具体的には、図6に示すように、運転者が車両のドアを施錠するための施錠操作を検出する操作検出スイッチ211が、入出力回路11のコンパレータ32の入力端子111に接続される。コンパレータ32の出力端子114が金属配線181によってゲートアレイ12に接続される。また、車両のドアの施錠および解錠を行うアクチュエータ212が、CMOS31の出力端子105に接続される。CMOS31の入力端子103が金属配線182によってゲートアレイ12に接続される。
これにより、操作検出スイッチ211が施錠操作を検出すると、その旨を示す施錠操作検出信号がコンパレータ32を介してゲートアレイ12に入力される。ゲートアレイ12は、施錠操作検出信号の入力を契機として、車両のドアを施錠するか否かを判断する。ゲートアレイ12は、車両のドアを施錠すると判断した場合に、施錠指示信号をCMOS31へ出力する。これにより、CMOS31がアクチュエータ212へ駆動信号を出力し、アクチュエータ212が車両のドアを施錠する。
このように構成された電子制御装置1は、CMOS31、コンパレータ32を含む複数の入出力回路11と、ゲートアレイ12とを有する機能IC3を備える。機能IC3は、CMOS31およびコンパレータ32とゲートアレイ12とが金属配線181,182によって接続されることでアクチュエータ212を制御する機能が実現される。
このように構成された電子制御装置1では、CMOS31およびコンパレータ32が必要な数だけ形成されている半導体基板を予め製造して用意しておくことができる。これにより、電子制御装置1では、電子制御装置1の制御対象に応じて、CMOS31、コンパレータ32およびゲートアレイ12に対する金属配線による接続を半導体製造プロセスにおける配線工程で行うことによって、制御対象を制御する機能を有する機能IC3を製造することができる。すなわち、電子制御装置1では、機能IC3の半導体製造プロセスにおける配線工程より前の工程を、制御対象に関わらず共通化することができる。これにより、電子制御装置1は、機能IC3を設計するための設計工数を低減させることができ、開発期間を短縮することができる。
また、機能IC3の入出力回路11に搭載されているCMOS31およびコンパレータ32は、車両のパワートレーン系およびボディ系の電子制御装置でよく利用される。このため、入出力回路11に搭載されているCMOS31およびコンパレータ32が制御に利用されず無駄になってしまう可能性を低減することができる。
以上説明した実施形態において、アクチュエータ212は制御対象に相当する。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
[変形例1]
例えば上記第1実施形態では、制御対象がインジェクタの電磁弁4である形態を示した。しかし、制御対象となる電磁弁が、エアコン用バルブ、リニアソレノイドおよびポンプなどであってもよい。
[変形例2]
上記第2実施形態では、機能IC3により実現される制御がドア開閉制御である形態を示した。しかし、機能IC3により実現される制御は、アンテナ制御、電源制御、エンジンとモータの協調制御、および、モータ制御などであってもよい。なお、モータ制御のモータとしては、車両走行用モータ、バイワイヤ用モータおよびEPS制御用モータなどが挙げられる。
1…電子制御装置、3…機能IC、4…電磁弁、11…入出力回路、12…ゲートアレイ、31…CMOS、32…コンパレータ、33…アンプ、171,172,173,181,182…金属配線、212…アクチュエータ

Claims (5)

  1. 車両に搭載される制御対象(212)を制御する電子制御装置(1)であって、
    CMOS(31)およびコンパレータ(32)を含む1つまたは複数の入出力回路(11)と、ゲートアレイ(12)とを有し、前記CMOSおよび前記コンパレータの少なくとも一つと前記ゲートアレイとが金属配線(181,182)によって接続されることで前記制御対象を制御する機能が実現される機能集積回路(3)を備える電子制御装置。
  2. 車両に搭載される制御対象(4)を制御する電子制御装置(1)であって、
    CMOS(31)、コンパレータ(32)およびアンプ(33)を含む1つまたは複数の入出力回路(11)と、ゲートアレイ(12)とを有し、前記CMOS、前記コンパレータおよび前記アンプの少なくとも一つと前記ゲートアレイとが金属配線(171,172,173)によって接続されることで前記制御対象を制御する機能が実現される機能集積回路(3)を備える電子制御装置。
  3. 請求項1に記載の電子制御装置であって、
    前記CMOSの入力および出力のそれぞれに対して2つのCMOS用端子(103,104,105,106)が接続され、
    前記コンパレータの入力および出力のそれぞれに対して2つのコンパレータ用端子(111,112,113,114)が接続される電子制御装置。
  4. 請求項2に記載の電子制御装置であって、
    前記CMOSの入力および出力のそれぞれに対して2つのCMOS用端子(103,104,105,106)が接続され、
    前記コンパレータの入力および出力のそれぞれに対して2つのコンパレータ用端子(111,112,113,114)が接続され、
    前記アンプの入力および出力のそれぞれに対して2つのアンプ用端子(121,122,123,124,125,126)が接続される電子制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の電子制御装置であって、
    前記機能集積回路は、前記制御対象を駆動するための駆動回路(86)を備え、
    1つまたは複数の前記入出力回路のうち、前記駆動回路に接続される前記入出力回路は、前記駆動回路に隣接して配置される電子制御装置。
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