JP4710386B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子制御装置の制御回路へ一定の電源電圧を供給する電源装置に関する。
従来より、例えば自動車用電子制御装置では、制御対象を制御するための各種演算処理を行う制御回路がマイコンを中心に構成されている。
そして、この種の電子制御装置には、制御回路と共に電源回路も設けられ、その電源回路が、電子制御装置の外部から供給されるバッテリ電圧(車載バッテリの電圧)を所定の一定電圧まで降圧し、その降圧した一定電圧を制御回路へ電源電圧(即ち、制御回路の動作電圧)として供給するようになっている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
特開2000−139023号公報 特開2000−155619号公報 特開平11−285157号公報
ところで、近年、制御回路を成すマイコンの動作電圧(特に、コアの動作電圧)は、マイコンの性能向上に伴って、例えば3.3V、2.5V、1.8V、1.5Vといった具合に低下の一途をたどっている。このため、マイコンの種別毎に供給すべき電源電圧が異なることとなり、その各電源電圧毎に電源回路を準備することが困難となっている。
そこで本発明は、汎用性と信頼性を兼ね備えた電源装置の提供を目的としている。
上記目的を達成するためになされた請求項1の電源装置は、電子制御装置において制御回路と共に設けられ、その制御回路へ一定の電源電圧を供給するものである。
そして、この電源装置は、電子制御装置の外部から供給される外部電源電圧を降圧して、その降圧した電圧を制御回路へ電源電圧として出力する電圧出力手段と、その電圧出力手段が出力する電源電圧の値を、当該電源装置の外部から設定可能な出力電圧設定手段とを備えている。そして更に、この電源装置は、電圧出力手段から出力されている電源電圧が正常であるか否かを判定する判定手段と、その判定手段が正常と判定する電源電圧の判定値を、当該電源装置の外部から設定可能な判定値設定手段とを備えている。
このような請求項1の電源装置によれば、出力電圧設定手段により、制御回路へ供給する電源電圧の値(即ち、電源電圧の出力値)を変更することができ、高い汎用性が得られる。よって、異なる電源電圧毎に電源回路を準備しなければならないという問題を解決することができる。
しかも、この電源装置によれば、電源電圧の出力値が可変なだけでなく、その電源電圧が正常か否かを判定するための判定値も、判定値設定手段によって変更することができる。つまり、電源電圧の出力値設定に応じて、判定値も適切に変えることができる。
そして、このような請求項1の電源装置によれば、もし、出力電圧設定手段に何らかの故障が生じて、制御回路へ出力される電源電圧が異常な値になったとしても、その異常を判定手段によって検知することができ、高い信頼性が得られる。出力電圧設定手段とは別個の判定値設定手段によって判定値の設定が行われるからである。よって、この電源装置によれば、汎用性と信頼性とを両立させることができる。
ところで、電源電圧の供給対象である制御回路としては、マイコンのコア(マイコンコア)が考えられる。前述したように、マイコンコアの動作電圧としては様々な値があり、その様々な動作電圧に対応できるからである。また、それと同様の理由により、電源電圧の供給対象である制御回路としては、例えばマイコンのメモリが考えられる。尚、メモリ自体が制御回路という訳ではないが、メモリは電子制御装置における制御回路の構成要素となり得るものであるため、本発明では、メモリも、電源電圧の供給対象である制御回路の一つとして考えられる。
また更に、請求項2の電源装置では、請求項1の電源装置において、出力停止手段が備えられており、その出力停止手段は、判定手段の判定結果に基づいて、電圧出力手段が電源電圧を出力するのを停止させる。
このような出力停止手段を備えれば、電圧出力手段の出力する電源電圧が正常でなくなった場合に、その電源電圧が制御回路へ供給されるのを防止することができ、例えば、制御回路が過大な電源電圧の供給によって故障してしまうことを回避することができる。
ここで特に、請求項の電源装置は、当該電源装置の外部においてハイレベル電圧とローレベル電圧との何れかにそれぞれ接続される複数の出力電圧設定用端子を備えており、その各出力電圧設定用端子は、当該電源装置の内部においては、プルダウン用の抵抗成分を介してローレベル電圧にそれぞれ接続されている。そして、出力電圧設定手段は、各出力電圧設定用端子の電圧レベルがハイレベル電圧とローレベル電圧との何れであるかを判定して、その判定した電圧レベルの組み合わせに応じて、電源電圧の値を異なる値に設定すると共に、電圧レベルがハイレベル電圧であると判定した出力電圧設定用端子の数が多いほど、電源電圧の値を高い値に設定するように構成されている
このような電源装置によれば、複数の出力電圧設定用端子のうち、何れの出力電圧設定端子が回路基板とのはんだ付け部に劣化が生じて開放状態(いわゆるオープン)となったとしても、電圧出力手段から出力される電源電圧は、正常値(つまり、本来の設定値)よりも高くならないため、制御回路が過大な電源電圧の供給によって故障してしまうことを防止することができる。つまり、本来ローレベル電圧に接続される出力電圧設定用端子が開放状態になっても、その出力電圧設定用端子の電圧レベルは、プルダウン用の抵抗成分の作用により、本来のローレベル電圧となるため、出力電圧設定手段によって設定される電源電圧の値は、正常値(本来の設定値)と同じになるだけである。また、本来ハイレベル電圧に接続される出力電圧設定用端子が開放状態になった場合、その出力電圧設定用端子の電圧レベルは、プルダウン用の抵抗成分の作用により、ハイレベル電圧ではなくローレベル電圧となるため、出力電圧設定手段によって設定される電源電圧の値は、正常値よりも低い値となる。しかも、本来ハイレベル電圧に接続される出力電圧設定用端子が開放状態になった場合(即ち、電源電圧が正常値から変わってしまう場合)には、電源電圧が正常値よりも低くなることから、その異常を判定手段によって検知することができ、延いては何らかのフェイルセーフ処置を確実に実施ことができる。
次に、請求項の電源装置では、請求項1,2の電源装置において、判定手段は、少なくとも、電圧出力手段から出力される電源電圧が判定値設定手段により設定された判定値に達しているか否かを判定するように構成されている。そして、当該電源装置は、判定手段により電源電圧が前記判定値に達していないと判定されている場合に、電子制御装置における特定の機能を停止させる機能停止手段を備えている。
このため、請求項の電源装置では、例えば、外部電源電圧が投入されてから、制御回路への電源電圧が、判定値設定手段により電源電圧の正常値に設定される判定値に達するまでは、電子制御装置における特定の機能が停止されることとなる。よって、もし、制御回路が正常値よりも低い電源電圧で不定に動作したとしても、前記特定の機能が不適切な動作をしてしまうのを確実に防止することができ、電子制御装置の信頼性を向上させることができる。
そして更に、この請求項の電源装置において、判定値設定手段は、当該電源装置に設けられた判定値設定用の端子がハイレベル電圧とローレベル電圧との何れかに接続されることにより、前記判定値を異なる値に設定するように構成されていると共に、前記判定値設定用の端子が開放状態となった場合には、その端子がハイレベル電圧に接続される場合よりも、前記判定値を低い値に設定するように構成されている。尚、判定値設定用の端子の数は、1つであっても良いし、2つ以上であっても良い。
このため、判定値設定用の端子が回路基板とのはんだ付け部に劣化が生じて開放状態となったとしても、判定値は正常値(つまり、本来の設定値)よりも低い電圧となるため、出力電圧設定手段の方が正常であって、その出力電圧設定手段により設定された値の電源電圧を電圧出力手段が出力すれば、機能停止手段が前記特定の機能を停止させることはない。
つまり、判定値設定用の端子が開放状態となったとしても、電子制御装置は正常に動作することとなる。このため、判定値設定用の端子を追加したことによって電子制御装置の故障率は増加せず、高い信頼性を確保することができる。
尚、電圧出力手段からの電源電圧が供給される制御回路としては、マイコンのコアが考えられるが、その場合、機能停止手段は、請求項に記載のように、判定手段によって電源電圧が前記判定値に達していないと判定されている場合に、マイコンの入出力回路部(信号の入出力を行う回路部分であり、いわゆるI/Oポート)と、そのマイコンからの信号に基づき電子制御装置の外部へ信号を出力する出力回路との、両方又は一方へ動作電圧が供給されるのを禁止するように構成すると効果的である。つまり、仮に、マイコンのコアが正常値よりも低い電源電圧で不定に動作しても、電子制御装置内でマイコンからの出力信号により動作する周辺回路が不適切な動作をしてしまったり、電子制御装置から外部へ不適切な信号が出力されてしまったりすることを確実に防止することができるからである。
次に、請求項の電源装置では、請求項1〜の電源装置において、電圧出力手段からの電源電圧が供給される制御回路が、マイコンのコアである。そして更に、請求項の電源装置には、出力用電源供給停止手段が備えられており、その出力用電源供給停止手段は、判定手段により上記コアへの電源電圧が正常ではないと判定された場合に、マイコンの入出力回路部と、そのマイコンからの信号に基づき電子制御装置の外部へ信号を出力する出力回路との、両方又は一方へ動作電圧が供給されるのを禁止する。
このような請求項の電源装置によれば、請求項の電源装置と同様に、もしマイコンのコアが正常値でない電源電圧を受けて不定に動作しても、電子制御装置内でマイコンからの出力信号により動作する周辺回路が不適切な動作をしてしまったり、電子制御装置から外部へ不適切な信号が出力されてしまったりすることを確実に防止することができる。よって、電子制御装置の信頼性を向上させることができる。
次に、請求項の電源装置では、請求項1〜の電源装置において、判定手段の判定結果に応じて制御回路をリセットするためのリセット制御回路が備えられている。
この電源装置によれば、制御回路への電源電圧が正常でなくなった場合に、制御回路をリセットして、その制御回路が不定な動作をしてしまうのを防止することができ、電子制御装置の信頼性を向上させることができる。
具体的には、リセット制御回路は、請求項に記載のように、判定手段により電源電圧が正常ではないと判定された場合に制御回路をリセットするための電圧異常時リセット機能を有していれば良い。
そして、この場合、請求項に記載のように、リセット制御回路の電圧異常時リセット機能による制御回路のリセット状態は、外部電源電圧が再投入されるまで維持されるように構成することができる。この構成によれば、電子制御装置への外部電源電圧を一旦遮断して再投入することにより、制御回路を再起動させることができる。
また、請求項に記載のように、リセット制御回路の電圧異常時リセット機能による制御回路のリセット状態は、一定時間維持された後に解除されるように構成することもできる。この構成によれば、判定手段により電源電圧が正常ではないと判定された場合に、外部電源電圧の再投入を行わなくても、上記一定時間後に制御回路の再起動を試みることができる。
次に、請求項10の電源装置では、請求項の電源装置において、リセット制御回路は、制御回路の動作状態を監視して、その動作状態が正常でないと判定すると、制御回路をリセットする動作監視機能を有している。
この電源装置によれば、制御回路への電源電圧が正常であっても、制御回路の動作状態が実際に異常となれば、その制御回路をリセットして正常復帰させることが可能となり、電子制御装置の信頼性を一層向上させることができる。
ところで、請求項1〜10の電源装置は、請求項11に記載のように、集積回路で構成するのが好ましい。集積回路で構成すれば(つまり、IC化すれば)、電子制御装置の回路基板上に多数のディスクリート部品で構成する場合よりも、故障率を大幅に下げて信頼性を向上させることができ、また、省スペースの面でも格段に有利であるからである。
以下に、本発明の電源装置が適用された実施形態の自動車用電子制御装置について説明する。
図1に示すように、本実施形態の電子制御装置(以下、ECUという)1は、自動車に搭載され、その自動車のエンジンを制御する。
そして、このECU1には、制御対象としてのエンジンを制御するための処理を実行するマイコン3と、エンジンの制御に必要なセンサ信号やスイッチ信号をマイコン3に入力させる入力回路5と、マイコン3からの制御信号に基づいて、エンジンを作動させるための各種電気負荷(電磁式インジェクタや点火装置など)7a,7b,…へ駆動信号をそれぞれ出力する出力回路(電気負荷駆動回路)9a,9b,…と、当該ECU1の外部電源である車載バッテリ11からイグニッションスイッチ13を介して供給されるバッテリ電圧Vinを降圧して複数種類の一定電圧を生成し、その生成した各電圧を、マイコン3と入力回路5と出力回路9a,9b,…との各々へ、電源電圧として供給する電源ブロック15とが備えられている。
次に、電源ブロック15について説明する。但し、ここでは、入力回路5へ電源電圧を供給する部分については説明を省略する。
図2に示すように、電源ブロック15は、マイコン3のコア3aに電源電圧Vo1を供給する第1電源回路21と、マイコン3のI/Oポート3b及び出力回路9a,9b,…(以下、符号として「9」を用いる)に電源電圧Vo2を供給する第2電源回路23とを備えている。尚、この2つの電源回路21,23は、それぞれ集積回路で構成されている(IC化されている)。また、後述するように、第1電源回路21から出力される電源電圧Vo1の値は可変であるが、第2電源回路23から出力される電源電圧Vo2は固定値(本実施形態では、5V)である。
そして、第1電源回路21には、バッテリ電圧Vinを降圧してマイコンコア3a用の電源電圧Vo1を出力する回路として、エミッタがバッテリ電圧Vinに接続され、コレクタから電源電圧Vo1を出力するPNP形のトランジスタ25と、トランジスタ25のコレクタとグランドラインとの間に直列に接続されて、そのトランジスタ25のコレクタ電圧(即ち、電源電圧Vo1)を分圧する2つの抵抗27,28と、その抵抗27,28同士の接続点に生じる分圧電圧Vaが反転入力端子(−端子)に入力され、非反転入力端子(+端子)に基準電圧Vbが入力されるオペアンプ29と、オペアンプ29の出力電圧が0Vとなるように(即ち、分圧電圧Vaが基準電圧Vbと等しくなるように)、トランジスタ25を駆動する駆動回路31と、からなるシリーズ型レギュレータ33が備えられている。
よって、抵抗27,28の各抵抗値をそれぞれR27,R28とすると、トランジスタ25のコレクタからマイコンコア3aへは、基準電圧Vbに比例した「Vb×(R27+R28)/R28」という値の電源電圧Vo1が出力されることとなる。
更に、第1電源回路21には、トランジスタ25から出力される電源電圧Vo1の値(以下単に、出力電圧ともいう)を、当該第1電源回路21の外部から可変設定できるようにするために、2つの出力電圧設定用端子Ts1,Ts2と、一方の出力電圧設定用端子Ts1に抵抗35を介して非反転入力端子が接続され、反転入力端子に一定の基準電圧Vrefが入力されたコンパレータ37と、そのコンパレータ37の非反転入力端子とグランドラインとの間に接続されたプルダウン用の抵抗39と、他方の出力電圧設定用端子Ts2に抵抗41を介して非反転入力端子が接続され、反転入力端子に基準電圧Vrefが入力されたコンパレータ43と、そのコンパレータ43の非反転入力端子とグランドラインとの間に接続されたプルダウン用の抵抗45と、上記2つのコンパレータ37,43の出力レベル(ハイ又はロー)の組み合わせに応じた値の電圧を、上記オペアンプ29の非反転入力端子へ基準電圧Vbとして供給する出力電圧制御部47と、が備えられている。
そして、本実施形態においては、図3(a)に示すように、2つの出力電圧設定用端子Ts1,Ts2の電圧Vs1,Vs2が両方共に基準電圧Vrefよりも低いローレベル(L)の場合であって、2つのコンパレータ37,43の出力レベルが両方共にローレベルの場合には、出力電圧制御部47からオペアンプ29への基準電圧Vbが、電源電圧Vo1の値(出力電圧)を1.5Vにする電圧値となる。
また、出力電圧設定用端子Ts1の電圧Vs1が基準電圧Vrefよりも高いハイレベル(H)であり、且つ、出力電圧設定用端子Ts2の電圧Vs2がローレベルの場合であって、コンパレータ37の出力レベルがハイレベルで、且つ、コンパレータ43の出力レベルがローレベルの場合には、出力電圧制御部47からオペアンプ29への基準電圧Vbが、電源電圧Vo1の値(出力電圧)を2.5Vにする電圧値となる。
また、2つの出力電圧設定用端子Ts1,Ts2の電圧Vs1,Vs2が両方共にハイレベルの場合であって、2つのコンパレータ37,43の出力レベルが両方共にハイレベルの場合には、出力電圧制御部47からオペアンプ29への基準電圧Vbが、電源電圧Vo1の値(出力電圧)を3.3Vにする電圧値となる。
このため、図2に示すように、第1電源回路21の出力電圧設定用端子Ts1,Ts2は、ECU1の回路基板上にて、スイッチ49により、基準電圧Vrefよりも高いハイレベル電圧と、基準電圧Vrefよりも低いローレベル電圧(この例ではグランドラインの電圧)との何れかに接続されるようになっている。
尚、上記基準電圧Vrefは、電源ブロック15内にて例えばバッテリ電圧Vinから生成される。そして、出力電圧制御部47は、その基準電圧Vrefを分圧することにより、オペアンプ29への基準電圧Vbを生成する。
また、図2に示すように、第1電源回路21には、抵抗27,28同士の接続点に生じる分圧電圧Vaをモニタすることで、トランジスタ25からの電源電圧Vo1が正常か否かを判定する出力電圧判定部51が備えられている。
更に、第1電源回路21には、その出力電圧判定部51が正常と判定する電源電圧Vo1の判定値(正常判定値)を、当該第1電源回路21の外部から可変設定できるようにするために、2つの判定値設定用端子Ts3,Ts4と、一方の判定値設定用端子Ts3に抵抗53を介して非反転入力端子が接続され、反転入力端子に基準電圧Vrefが入力されたコンパレータ55と、そのコンパレータ55の非反転入力端子とグランドラインとの間に接続されたプルダウン用の抵抗57と、他方の判定値設定用端子Ts4に抵抗59を介して非反転入力端子が接続され、反転入力端子に基準電圧Vrefが入力されたコンパレータ61と、そのコンパレータ61の非反転入力端子とグランドラインとの間に接続されたプルダウン用の抵抗63と、が備えられている。
そして、本実施形態においては、図3(b)に示すように、2つの判定値設定用端子Ts3,Ts4の電圧Vs3,Vs4が両方共に基準電圧Vrefよりも低いローレベル(L)の場合であって、2つのコンパレータ55,61の出力レベルが両方共にローレベルの場合には、出力電圧判定部51が正常と判定する電源電圧Vo1の判定値が、「1.3V〜3.8V」に設定される。
また、判定値設定用端子Ts3の電圧Vs3が基準電圧Vrefよりも高いハイレベル(H)であり、且つ、判定値設定用端子Ts4の電圧Vs4がローレベルの場合であって、コンパレータ55の出力レベルがハイレベルで、且つ、コンパレータ61の出力レベルがローレベルの場合には、出力電圧判定部51が正常と判定する電源電圧Vo1の判定値が、「2.3V〜4.8V」に設定される。
また、2つの判定値設定用端子Ts3,Ts4の電圧Vs3,Vs4が両方共にハイレベルの場合であって、2つのコンパレータ55,61の出力レベルが両方共にハイレベルの場合には、出力電圧判定部51が正常と判定する電源電圧Vo1の判定値が、「3.1V〜5.6V」に設定される。
このため、図2に示すように、第1電源回路21の判定値設定用端子Ts3,Ts4も、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2と同様に、ECU1の回路基板上にて、スイッチ65により、基準電圧Vrefよりも高いハイレベル電圧と、基準電圧Vrefよりも低いローレベル電圧との何れかに接続されるようになっている。
そして、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2によって出力電圧が1.5Vに設定される場合(つまり、マイコンコア3aとして電源電圧Vo1が1.5Vのものを用いる場合)、判定値設定用端子Ts3,Ts4によって判定値は「1.3V〜3.8V」に設定され、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2によって出力電圧が2.5Vに設定される場合(つまり、マイコンコア3aとして電源電圧Vo1が2.5Vのものを用いる場合)、判定値設定用端子Ts3,Ts4によって判定値は「2.3V〜4.8V」に設定され、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2によって出力電圧が3.3Vに設定される場合(つまり、マイコンコア3aとして電源電圧Vo1が3.3Vのものを用いる場合)、判定値設定用端子Ts3,Ts4によって判定値は「3.1V〜5.6V」に設定される。
尚、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2及び判定値設定用端子Ts3,Ts4の各々は、設定手段としてスイッチ49,65を用いて示したが、信頼性および故障率を考えれば回路基板の配線パターンによってハイレベル電圧とローレベル電圧との何れかに直接接続するように構成する方が望ましい。
そして、出力電圧判定部51には、下記(H1)〜(H3)の機能がある。
(H1):出力電圧判定部51は、バッテリ電圧Vinの投入によりリセットされて動作を開始すると、シリーズ型レギュレータ33を構成する駆動回路31への出力許可信号Saを、許可を示す方のレベルである許可レベルにするが、電源電圧Vo1が判定値設定用端子Ts3,Ts4によって設定されている判定値の上限値VthHを超えたと判定すると、駆動回路31への出力許可信号Saを、非許可(つまり禁止)を示す方のレベルである非許可レベルにする。
そして、出力許可信号Saが非許可レベルになると、駆動回路31はトランジスタ25を強制的にオフさせることとなり、その結果、トランジスタ25から電源電圧Vo1が出力されるのが停止されることとなる。つまり、この(H1)の機能は、マイコンコア3aが過大な電源電圧Vo1の供給によってダメージを受けるのを防ぐための機能である。尚、出力許可信号Saは、出力電圧判定部51内に設けられた信号出力部51aによって出力される。
(H2):出力電圧判定部51は、バッテリ電圧Vinの投入によりリセットされて動作を開始すると、第2電源回路23への出力許可信号Sbを、非許可(禁止)を示す方のレベルにするが、その後、電源電圧Vo1が判定値設定用端子Ts3,Ts4によって設定されている判定値に達した(詳しくは、その判定値の下限値VthLに達した)と判定すると、第2電源回路23への出力許可信号Sbを許可レベルにする。
そして、出力許可信号Sbが許可レベルになると、第2電源回路23は電源電圧Vo2の出力を開始することとなる。つまり、この(H2)の機能は、マイコン3のコア3aに正常な電源電圧Vo1が供給されて、そのコア3aが正常に動作することができるようになってから、マイコン3のI/Oポート3b及び出力回路9への電源電圧Vo2の供給が開始されるようにするための機能である。尚、出力許可信号Sbは、出力電圧判定部51内に設けられた信号出力部51bによって出力される。
(H3):出力電圧判定部51は、第2電源回路23への出力許可信号Sbを許可レベルにした後、電源電圧Vo1が判定値設定用端子Ts3,Ts4によって設定されている判定値を下回った(詳しくは、その判定値の下限値VthLよりも下がった)と判定すると、第2電源回路23への出力許可信号Sbを、非許可(禁止)を示す方のレベルにする。
そして、出力許可信号Sbが非許可レベルになると、第2電源回路23は電源電圧Vo2の出力を停止することとなる。つまり、この(H3)の機能は、電源電圧Vo1が正常値よりも低くなってマイコン3のコア3aが不定に動作したとしても、ECU1内でマイコン3からの出力信号により動作する周辺回路が不適切な動作をしてしまったり、ECU1から外部へ不適切な信号が出力されてしまったりすることを防止するための機能である。
尚、出力電圧判定部51の上記(H1)の機能により、電源電圧Vo1が判定値設定用端子Ts3,Ts4によって設定されている判定値の上限値VthHを超えたと判定されて、トランジスタ25からの電源電圧Vo1の出力が強制停止された場合にも、電源電圧Vo1は判定値の下限値VthLより下がることとなるため、この(H3)の機能により、第2電源回路23への出力許可信号Sbが非許可レベルとなり、第2電源回路23は電源電圧Vo2の出力を停止することとなる。
また、図2に示すように、第1電源回路21には、マイコン3をリセットするためのリセット制御回路67も備えられている。
そして、リセット制御回路67には、下記(R1)〜(R3)の機能がある。
(R1):リセット制御回路67は、バッテリ電圧Vinの投入により動作を開始すると、マイコン3へのリセット信号RESをアクティブレベル(マイコン3をリセットする方のレベル)にすると共に、第2電源回路23からマイコン3のI/Oポート3b及び出力回路9へ出力される電源電圧Vo2を監視し、その電源電圧Vo2が予め定められた規定値(例えば、4.5V)に達すると、その時点から予め定められた所定時間後にマイコン3へのリセット信号RESを非アクティブレベルにして、マイコン3のリセットを解除する。つまり、この(R1)の機能は、いわゆるパワーオンリセット機能である。
(R2):リセット制御回路67は、上記(R1)の機能でマイコン3へのリセット信号RESを非アクティブレベルにした後も、第2電源回路23からの電源電圧Vo2を監視して、その電源電圧Vo2が予め定められた正常下限値(例えば、4.5V)よりも低下すると、マイコン3へのリセット信号RESをアクティブレベルにする。
このため、例えば、出力電圧判定部51の上記(H3)の機能により、マイコンコア3aへの電源電圧Vo1が判定値設定用端子Ts3,Ts4によって設定されている判定値を下回ったと判定されて、第2電源回路23が電源電圧Vo2の出力を停止した場合にも、リセット制御回路67は、この(R2)の機能によりマイコン3をリセットすることとなる。つまり、リセット制御回路67は、出力電圧判定部51によって電源電圧Vo1が正常ではないと判定された場合にも、マイコン3をリセットすることとなり、この(R2)の機能が、電圧異常時リセット機能に相当している。
また、本実施形態において、この(R2)の機能によるマイコン3のリセット状態は、バッテリ電圧VinがECU1に再投入されるまで維持されるようになっている。
(R3):リセット制御回路67は、マイコン3から周知のウォッチドッグパルスWPが正常に出力されているか否かを監視し、そのウォッチドッグパルスWPが規定時間以内に出力されなければ、マイコン3の動作状態が正常ではないと判定して、マイコン3へのリセット信号RESを予め定められた微小時間だけアクティブレベルすることにより、マイコン3のリセット及び再起動を行う。つまり、この(R2)の機能は、いわゆるウォッチドックタイマ機能であり、マイコン3についての動作監視機能に相当している。
一方、第2電源回路23には、バッテリ電圧Vinを降圧して電源電圧Vo2を出力する回路として、エミッタがバッテリ電圧Vinに接続され、コレクタから電源電圧Vo2を出力するPNP形のトランジスタ71と、トランジスタ71のコレクタとグランドラインとの間に直列に接続されて、そのトランジスタ71のコレクタ電圧(即ち、電源電圧Vo2)を分圧する2つの抵抗73,74と、その抵抗73,74同士の接続点に生じる分圧電圧Vcが反転入力端子(−端子)に入力され、非反転入力端子(+端子)に基準電圧Vrefが入力されるオペアンプ75と、オペアンプ75の出力電圧が0Vとなるように(即ち、分圧電圧Vcが基準電圧Vrefと等しくなるように)、トランジスタ71を駆動する駆動回路77と、からなるシリーズ型レギュレータ79が備えられている。
よって、抵抗73,74の各抵抗値をそれぞれR73,R74とすると、トランジスタ71のコレクタからは、「Vref×(R73+R74)/R74」という値の電源電圧Vo2が出力されることとなり、本実施形態では、その電源電圧Vo2が5Vとなるように、抵抗値R73,R74が設定されている。
また、この第2電源回路23において、駆動回路77は、第1電源回路21からの出力許可信号Sbが非許可レベルになっている場合には、トランジスタ71を強制的にオフさせて、当該第2電源回路23から電源電圧Vo2が出力されないようにする。
次に、イグニッションスイッチ13のオンに伴ってECU1へバッテリ電圧Vinが投入された際の電源ブロック15の作用について、図4を用い説明する。
尚、ここでは、マイコンコア3aとして電源電圧Vo1が2.5Vのものが用いられ、そのため、第1電源回路21では、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2によって電源電圧Vo1の出力値(出力電圧)が2.5Vに設定され、判定値設定用端子Ts3,Ts4によって判定値が「2.3V〜4.8V」に設定されているものとする(図3参照)。
まず、図4(a)に示すように、正常時においては、ECU1へバッテリ電圧Vinが投入されると、第1電源回路21からマイコンコア3aへの電源電圧Vo1の供給が開始され、その電源電圧Vo1が出力電圧設定用端子Ts1,Ts2による設定値(この例では2.5V)まで上昇することとなる。
また、電源電圧Vo1の値が0Vから上昇して、判定値の下限値VthL(この例では2.3V)に達すると、出力電圧判定部51の上記(H2)の機能により、第1電源回路21から第2電源回路23への出力許可信号Sbが許可レベルとなって、第2電源回路23からI/Oポート3b及び出力回路9への電源電圧Vo2の供給が開始される。
そして、第2電源回路23からの電源電圧Vo2が、予め定められた規定値に達すると、リセット制御回路67の上記(R1)の機能(パワーオンリセット機能)により、その時点から所定時間後にマイコン3へのリセット信号RESが非アクティブレベルとなってリセットが解除され、その結果、マイコン3が初期状態から動作を開始することとなる。
ここで、例えば、2つの出力電圧設定用端子Ts1,Ts2のうち、本来ならばハイレベル電圧に接続される出力電圧設定用端子Ts1が、回路基板とのはんだ付け部に劣化が生じて開放状態(オープン)になってしまったとする。
この場合、第1電源回路21では、内部のプルダウン用抵抗39の作用により、出力電圧設定用端子Ts1がローレベル電圧に接続されているのと同じになるため、電源電圧Vo1の出力値は正常設定値(=2.5V)よりも1ランク低い1.5Vに設定されることとなる(図3参照)。
このため、図4(b)に示すように、ECU1へバッテリ電圧Vinが投入されて、第1電源回路21からマイコンコア3aへの電源電圧Vo1の供給が開始されても、その電源電圧Vo1は1.5Vまでしか上昇せず、判定値設定用端子Ts3,Ts4により設定されている判定値の下限値VthL(=2.3V)には達しないこととなる。
よって、この場合には、出力電圧判定部51の上記(H2)の機能により、電源電圧Vo1が判定値に達したとは判定されず、第2電源回路23への出力許可信号Sbが非許可レベルのままとなり、第2電源回路23からI/Oポート3b及び出力回路9へは電源電圧Vo2が供給されなくなる(I/O電源は起動しない)。
その結果、この場合、マイコン3はリセット制御回路67によってリセットされたままになるが、仮に、マイコンコア3aが正常値よりも低い電源電圧Vo1で不定に動作したとしても、I/Oポート3b及び出力回路9へは電源電圧Vo2が供給されないため、ECU1内でマイコン3からの出力信号により動作する周辺回路が不適切な動作をしてしまったり、ECU1から外部へ不適切な信号が出力されてしまったりすることが、確実に防止される。
このように、出力電圧設定用端子Ts1が開放状態となったとしても、第1電源回路21から出力される電源電圧Vo1は、正常設定値よりも低い電圧となるため、マイコンコア3aが過大な電源電圧Vo1の供給によって故障してしまうことを防止することができ、また、電源電圧Vo1が正常設定値よりも低くなることから、その異常を出力電圧判定部51により検知して、ECU1が不定な動作をしてしまうのを確実に防止することができる。そして、このことは、マイコンコア3aとして電源電圧Vo1が3.3Vのものが用いられる場合(即ち、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2によって電源電圧Vo1の出力値が3.3Vに設定され、判定値設定用端子Ts3,Ts4によって判定値が「3.1V〜5.6V」に設定されている場合)に、本来ならばハイレベル電圧に接続される出力電圧設定用端子Ts2が開放状態となったとしても、同様である。
一方、例えば、2つの判定値設定用端子Ts3,Ts4のうち、本来ならばハイレベル電圧に接続される判定値設定用端子Ts3が、回路基板とのはんだ付け部に劣化が生じて開放状態(オープン)になってしまったとする。
この場合、第1電源回路21では、内部のプルダウン用抵抗57の作用により、判定値設定用端子Ts3がローレベル電圧に接続されているのと同じになるため、判定値は正常設定値(=2.3V〜4.8V)よりも1ランク低い「1.3V〜3.8V」に設定されることとなる(図3参照)。
このため、図4(c)に示すように、ECU1へバッテリ電圧Vinが投入されて、第1電源回路21からマイコンコア3aへの電源電圧Vo1の供給が開始されると、その電源電圧Vo1は、正常設定値である2.5Vまで上昇するため、判定値の下限値VthL(=1.3V)は十分に上回ることとなる。
よって、この場合には、正常時と同様に、出力電圧判定部51の上記(H2)の機能により、第1電源回路21から第2電源回路23への出力許可信号Sbが許可レベルとなって、第2電源回路23からI/Oポート3b及び出力回路9への電源電圧Vo2の供給が開始され、その電源電圧Vo2が予め定められた規定値に達すると、リセット制御回路67の上記(R1)の機能により、マイコン3のリセットが解除されて、マイコン3が初期状態から動作を開始することとなる。
つまり、判定値設定用端子Ts3が開放状態となったとしても、ECU1は正常に動作することとなる。そして、このことは、マイコンコア3aとして電源電圧Vo1が3.3Vのものが用いられる場合(即ち、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2によって電源電圧Vo1の出力値が3.3Vに設定され、判定値設定用端子Ts3,Ts4によって判定値が「3.1V〜5.6V」に設定されている場合)に、本来ならばハイレベル電圧に接続される判定値設定用端子Ts4が開放状態となったとしても、同様である。よって、判定値設定用端子Ts3,Ts4が設けられていることによってECU1の故障率は増加しない。
以上のような実施形態のECU1に備えられた第1電源回路21によれば、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2の外部接続により、マイコンコア3aへの電源電圧Vo1の出力値を図3(a)のように可変設定することができ、高い汎用性が得られる。よって、供給すべき電源電圧が違う異種のマイコンコア毎に電源回路を準備する必要がなくなる。
しかも、この第1電源回路21によれば、電源電圧Vo1の出力値が可変なだけでなく、その電源電圧Vo1が正常か否かを判定するための判定値も、判定値設定用端子Ts3,Ts4の外部接続によって、図3(b)のように可変設定することができる。つまり、電源電圧Vo1の出力値設定に応じて、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2とは別の端子Ts3,Ts4により、判定値も適切に変えることができる。
このため、図4(b)を用いて説明したように、もし、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2の何れかが回路基板とのはんだ付け部の不良により開放状態になって、マイコンコア3aへ出力される電源電圧Vo1が異常な値になったとしても、その異常を出力電圧判定部51によって検知することができ、高い信頼性が得られる。よって、この第1電源回路21によれば、汎用性と信頼性とを両立させることができる。
また特に、第1電源回路21では、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2がハイレベル電圧とローレベル電圧との何れかに接続されることにより、電源電圧Vo1の出力値が異なる値に設定されるが、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2の何れかが開放状態となった場合には、その端子がハイレベル電圧に接続される場合よりも、電源電圧Vo1の出力値が低い値に設定されるように構成されている。
このため、ハイレベル電圧に接続されていた出力電圧設定用端子Ts1,Ts2が、はんだ付け部の不良により開放状態になったとしても、トランジスタ25から出力される電源電圧Vo1は、本来の設定値(正常値)より低い電圧となり、マイコンコア3aが過大な電源電圧Vo1の供給によって故障してしまうことを回避することができる。
更に、第1電源回路21では、出力電圧判定部51の上記(H1)の機能により、電源電圧Vo1が判定値の上限値VthHを超えたと判定されたならば、信号出力部51aから駆動回路31への出力許可信号Saが非許可(禁止)を示す方のレベルとなり、トランジスタ25からの電源電圧Vo1の出力が強制停止される。
このため、マイコンコア3aが過大な電源電圧Vo1の供給によって故障してしまうことを確実に防止することができる。
また、第1電源回路21では、出力電圧判定部51の上記(H2)の機能により、電源電圧Vo1が判定値の下限値VthLに達していないと判定されている場合には、信号出力部51bから第2電源回路23への出力許可信号Sbが非許可レベルとなって、その第2電源回路23からマイコン3のI/Oポート3b及び出力回路9へ電源電圧Vo2が供給されるのが禁止され、その結果、I/Oポート3bと出力回路9の機能は停止することとなる。
よって、もし、マイコンコア3aが正常値よりも低い電源電圧Vo1で不定に動作したとしても、ECU1内でマイコン3からの出力信号により動作する周辺回路が不適切な動作をしてしまったり、ECU1から外部へ不適切な信号が出力されてしまったりすることを確実に防止することができ、ECU1の信頼性を向上させることができる。
そして更に、第1電源回路21では、判定値設定用端子Ts3,Ts4がハイレベル電圧とローレベル電圧との何れかに接続されることにより、電源電圧Vo1の良否の判定値が異なる値に設定されるが、判定値設定用端子Ts3,Ts4の何れかが開放状態となった場合には、その端子がハイレベル電圧に接続される場合よりも、判定値が低い値に設定されるように構成されている。
このため、ハイレベル電圧に接続されていた判定値設定用端子Ts3,Ts4が、はんだ付け部の不良により開放状態となったとしても、判定値は本来の設定値(正常値)よりも低い電圧となるため、出力電圧判定部51の上記(H2)の機能によりI/Oポート3b及び出力回路9への電源電圧Vo2の供給が禁止されることはない。つまり、判定値設定用端子Ts3,Ts4が開放状態となったとしても、ECU1は正常に動作することとなる。よって、判定値設定用端子Ts3,Ts4を追加したことでECU1の故障率は増加せず、高い信頼性を確保することができる。
また、第1電源回路21では、出力電圧判定部51の上記(H3)の機能により、電源電圧Vo1が判定値の下限値VthLよりも下がったと判定された場合にも、信号出力部51bから第2電源回路23への出力許可信号Sbが非許可レベルとなって、I/Oポート3b及び出力回路9への電源電圧Vo2の供給が禁止される。
よって、ECU1の動作中に、電源電圧Vo1が正常値から低下してマイコンコア3aが不定に動作した場合でも、マイコン3の周辺回路が不適切な動作をしてしまったり、ECU1から外部へ不適切な信号が出力されてしまったりすることを確実に防止することができる。
更に、第1電源回路21によれば、出力電圧判定部51の上記(H3)の機能により、マイコンコア3aへの電源電圧Vo1が正常判定値を下回ったと判定された場合には、リセット制御回路67の上記(R2)の機能により、マイコン3がリセットされることとなる。よって、マイコンコア3aへの電源電圧Vo1が正常でなくなった場合に、そのマイコンコア3aが不定な動作をしてしまうのを防止することができ、ECU1の信頼性を向上させることができる。
また、リセット制御回路67は上記(R3)の機能を有しているため、電源電圧Vo1の良否に関わらず、マイコン3の動作状態が実際に異常となれば、そのマイコン3をリセットして正常復帰させることが可能となり、ECU1の信頼性を一層向上させることができる。
また更に、第1電源回路21は、1つの集積回路で構成されているため、ECU1の回路基板上に多数のディスクリート部品で構成する場合よりも、故障率を大幅に下げて信頼性を向上させることができ、省スペースの面でも非常に有利である。
尚、本実施形態では、第1電源回路21が、電源装置に相当し、シリーズ型レギュレータ33のトランジスタ25が、電圧出力手段に相当し、出力電圧設定用端子Ts1,Ts2と、抵抗35,39,41,45と、コンパレータ37,43と、出力電圧制御部47とが、出力電圧設定手段に相当している。
そして、出力電圧判定部51が、判定手段に相当し、判定値設定用端子Ts3,Ts4と、抵抗53,57,59,63と、コンパレータ55,61とが、判定値設定手段に相当している。
また、出力電圧判定部51内の信号出力部51aが、出力停止手段に相当し、出力電圧判定部51内の信号出力部51bが、機能停止手段及び出力用電源供給停止手段に相当している。
[変形例]
ところで、上記実施形態の一変形例として、ECU1の電源ブロック15は、図5に示す電源ブロック81に置き換えることもできる。尚、図5において、図2と同じ構成要素については、同一の符号を付しているため詳細な説明は省略する。
まず、図5の電源ブロック81は、図2の電源ブロック15と比較すると、下記(1)〜(3)の点が異なっている。
(1)第1電源回路21と第2電源回路23との各々に代えて、第1電源回路83と第2電源回路85とを備えており、リセット制御回路67は、第1電源回路83の内部でななく、両電源回路83,85とは別体で設けられている。
(2)第1電源回路83は、シリーズ型レギュレータ33のみを備えており、オペアンプ29の非反転入力端子には、一定の基準電圧Vrefが入力されるようになっている。
更に、抵抗28は、当該第1電源回路83の外部に設けられるようになっている。
つまり、第1電源回路83の内部においては、トランジスタ25のコレクタにつながった電源電圧Vo1のラインに抵抗27の一端が接続されているが、その抵抗27の他端は、オペアンプ29の反転入力端子と、当該第1電源回路83に設けられた出力電圧設定用端子Ts5とに接続されている。そして、抵抗27は、第1電源回路83の外部にて、一端が出力電圧設定用端子Ts5に接続され、他端がグランドラインに接続される。
このため、駆動回路31は、出力電圧設定用端子Ts5の電圧が基準電圧Vrefとなるように、トランジスタ25を駆動することとなる。
よって、トランジスタ25のコレクタからマイコンコア3aへ出力される電源電圧Vo1の値は、「Vref×(R27+R28)/R28」となり、外付け抵抗28の抵抗値R28によって任意に設定することができる。即ち、電源電圧Vo1は、抵抗値R28を小さくすれば高くなり、抵抗値R28を大きくすれば低くなって基準電圧Vrefに近づくこととなる。
(3)また、第2電源回路85には、電源電圧Vo2を出力するためのシリーズ型レギュレータ79に加えて、第1電源回路83から出力される電源電圧Vo1が正常か否かを判定すると共に、その判定値(正常判定値)を当該第2電源回路85の外部から可変設定可能な回路ブロックが設けられている。
この回路ブロックは、当該第2電源回路85の外部にて抵抗87を介して電源電圧Vo1のラインに接続される電圧モニタ端子Ts6と、その電圧モニタ端子Ts6に一端が接続され、他端がグランドラインに接続された抵抗88と、電圧モニタ端子Ts6に非反転入力端子が接続され、反転入力端子に基準電圧Vrefが入力されたコンパレータ89とからなる。
そして、コンパレータ89は、バッテリ電圧Vinの投入により動作して、電圧モニタ端子Ts6の電圧(即ち、電源電圧Vo1を外部の抵抗87と内部の抵抗88とで分圧した電圧)Vdが基準電圧Vrefよりも低ければ、駆動回路77への出力許可信号Sbを非許可レベルで出力し、電圧Vdが基準電圧Vref以上であれば、駆動回路77への出力許可信号Sbを許可レベルで出力する。尚、図2の第2電源回路23と同様に、駆動回路77は、出力許可信号Sbが非許可レベルになっている場合には、トランジスタ71を強制的にオフさせて、当該第2電源回路85から電源電圧Vo2が出力されないようにする。
つまり、抵抗87,88の各抵抗値をそれぞれR87,R88とすると、コンパレータ89は、電源電圧Vo1が「Vref×(R87+R88)/R88」という正常判定値Vth以上であるか否かを判定し、「Vo1<Vth」である場合には、出力許可信号Sbを非許可レベルにして、第2電源回路85から電源電圧Vo2が出力されるのを禁止している。更に、上記正常判定値Vthは、電圧モニタ端子Ts6に接続する抵抗87の抵抗値R87によって任意に設定することができる。
そして、この図5に示す変形例の電源ブロック81では、抵抗87の抵抗値R87によって決まる上記の正常判定値Vthが、図2の電源ブロック15における判定値の下限値VthLに相当しており、上記コンパレータ89により、図2の出力電圧判定部51が有していた(H2)及び(H3)の機能と同様の機能が実現される。
尚、図5において、C1〜C4のそれぞれは、ECU1内の各電源ラインに設けられた電圧変動抑制用又はノイズ除去用のコンデンサである。
以上のような変形例の電源ブロック81によっても、電源電圧Vo1の値と、その電源電圧Vo1の判定値Vthとを、別々に可変設定する構成であるため、汎用性と信頼性とを両立させることができ、また、この電源ブロック81においても、第1電源回路83の出力電圧設定用端子Ts5が回路基板とのはんだ付け部に劣化が生じて開放状態(つまり、抵抗28から離れた状態)となった場合、電源電圧Vo1は、正常値よりも低い電圧(具体的には、最小設定値である基準電圧Vref)となる。このため、マイコンコア3aが過大な電源電圧Vo1の供給によって故障してしまうことを防止することができ、また、電源電圧Vo1が正常値よりも低くなることから、その異常を第2電源回路85内のコンパレータ89によって確実に検知することができる。
尚、図5の変形例では、電源ブロック81が、電源装置に相当し、第1電源回路83内のトランジスタ25が、電圧出力手段に相当し、第1電源回路83の出力電圧設定用端子Ts5と、第1電源回路83内の抵抗27,オペアンプ29及び駆動回路31と、第1電源回路83外の抵抗28とが、出力電圧設定手段に相当している。そして、抵抗27が第1抵抗に相当し、抵抗28が第2抵抗に相当し、オペアンプ29及び駆動回路31が、出力制御手段に相当している。また、第2電源回路85内のコンパレータ89が、判定手段に相当し、第2電源回路85の電圧モニタ端子Ts6と、第2電源回路85内の抵抗88と、第2電源回路85外の抵抗87とが、判定値設定手段に相当している。また、コンパレータ89は、出力用電源供給停止手段としても機能している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、リセット制御回路67の上記(R2)の機能によるマイコン3のリセット状態は、バッテリ電圧VinがECU1に再投入されるまで維持されるのではなく、一定時間維持された後に解除されるように構成しても良い。この構成によれば、バッテリ電圧Vinの再投入を行わなくても、マイコン3の再起動を試みることができる。
また、第1電源回路21,83からの電源電圧Vo1の供給対象としては、マイコンコア3aに限らず、例えば、マイコンのメモリであっても良い。メモリの電源電圧も様々な値があり、その様々な電源電圧のメモリに対応できるからである。
一方、第2電源回路23からの電源電圧Vo2は、I/Oポート3bと出力回路9とのうちの何れか一方だけに供給されるように構成しても良い。
また、図2の第1電源回路21や、図5の第1電源回路83や、図5の第2電源回路85は、ECU1を構成するメインの回路基板とは別の回路基板上に予め回路を形成しておく回路モジュールの形態をとるようにしても良い。
本実施形態のECU(電子制御装置)を表す構成図である。 ECUにおける電源ブロックを表す構成図である。 出力電圧の設定と判定値の設定を説明する説明図である。 ECUにおける電源ブロックの作用を説明する説明図である。 変形例の電源ブロックを表す構成図である。
符号の説明
1…ECU(電子制御装置)、3…マイコン、3a…コア、3b…I/Oポート、5…入力回路、7a,7b…電気負荷、9(9a,9b)…出力回路、11…車載バッテリ、13…イグニッションスイッチ、15,81…電源ブロック、21,83…第1電源回路、23,85…第2電源回路、25,71…トランジスタ、27,28,35,39,41,45,53,57,59,63,73,74,87,88…抵抗、29,75…オペアンプ、31,77…駆動回路、33,79…シリーズ型レギュレータ、37,43,55,61,89…コンパレータ、47…出力電圧制御部、49,65…スイッチ、51…出力電圧判定部、51a,51b…信号出力部、67…リセット制御回路、Ts1,Ts2,Ts5…出力電圧設定用端子、Ts3,Ts4…判定値設定用端子、Ts6…電圧モニタ端子

Claims (11)

  1. 電子制御装置において制御回路と共に設けられ、その制御回路へ一定の電源電圧を供給する電源装置であって、
    前記電子制御装置の外部から供給される外部電源電圧を降圧して、その降圧した電圧を前記制御回路へ前記電源電圧として出力する電圧出力手段と、
    前記電圧出力手段が出力する前記電源電圧の値を、当該電源装置の外部から設定可能な出力電圧設定手段と、
    前記電圧出力手段から出力されている前記電源電圧が正常であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が正常と判定する前記電源電圧の判定値を、当該電源装置の外部から設定可能な判定値設定手段と、
    を備え
    更に、当該電源装置の外部においてハイレベル電圧とローレベル電圧との何れかにそれぞれ接続される複数の出力電圧設定用端子を備えていると共に、
    前記各出力電圧設定用端子は、当該電源装置の内部においては、プルダウン用の抵抗成分を介して前記ローレベル電圧にそれぞれ接続されており、
    前記出力電圧設定手段は、
    前記各出力電圧設定用端子の電圧レベルが前記ハイレベル電圧と前記ローレベル電圧との何れであるかを判定して、その判定した電圧レベルの組み合わせに応じて、前記電源電圧の値を異なる値に設定すると共に、電圧レベルが前記ハイレベル電圧であると判定した前記出力電圧設定用端子の数が多いほど、前記電源電圧の値を高い値に設定するように構成されていること、
    特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記電圧出力手段が前記電源電圧を出力するのを停止させる出力停止手段を備えていること、
    を特徴とする電源装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電源装置において、
    前記判定手段は、少なくとも、前記電圧出力手段から出力される電源電圧が前記判定値設定手段により設定された判定値に達しているか否かを判定するように構成されており、
    当該電源装置は、前記判定手段により前記電源電圧が前記判定値に達していないと判定されている場合に、前記電子制御装置における特定の機能を停止させる機能停止手段を備え、
    更に、前記判定値設定手段は、当該電源装置に設けられた判定値設定用の端子がハイレベル電圧とローレベル電圧との何れかに接続されることにより、前記判定値を異なる値に設定するように構成されていると共に、前記判定値設定用の端子が開放状態となった場合には、その端子がハイレベル電圧に接続される場合よりも、前記判定値を低い値に設定するように構成されていること、
    を特徴とする電源装置。
  4. 請求項に記載の電源装置において、
    前記電圧出力手段からの電源電圧が供給される制御回路は、マイコンのコアであり、
    前記機能停止手段は、前記判定手段により前記電源電圧が前記判定値に達していないと判定されている場合に、前記マイコンの入出力回路部と、前記マイコンからの信号に基づき前記電子制御装置の外部へ信号を出力する出力回路との、両方又は一方へ動作電圧が供給されるのを禁止するように構成されていること、
    を特徴とする電源装置。
  5. 請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の電源装置において、
    前記電圧出力手段からの電源電圧が供給される制御回路は、マイコンのコアであり、
    前記判定手段により前記電源電圧が正常ではないと判定された場合に、前記マイコンの入出力回路部と、前記マイコンからの信号に基づき前記電子制御装置の外部へ信号を出力する出力回路との、両方又は一方へ動作電圧が供給されるのを禁止する出力用電源供給停止手段を備えていること、
    を特徴とする電源装置。
  6. 請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の電源装置において、
    前記判定手段の判定結果に応じて前記制御回路をリセットするためのリセット制御回路を備えていること、
    を特徴とする電源装置。
  7. 請求項に記載の電源装置において、
    前記リセット制御回路は、前記判定手段により前記電源電圧が正常ではないと判定された場合に前記制御回路をリセットするための電圧異常時リセット機能を有していること、
    を特徴とする電源装置。
  8. 請求項に記載の電源装置において、
    前記リセット制御回路の前記電圧異常時リセット機能による前記制御回路のリセット状態は、前記外部電源電圧が再投入されるまで維持されること、
    を特徴とする電源装置。
  9. 請求項に記載の電源装置において、
    前記リセット制御回路の前記電圧異常時リセット機能による前記制御回路のリセット状態は、一定時間維持された後に解除されること、
    を特徴とする電源装置。
  10. 請求項ないし請求項の何れか1項に記載の電源装置において、
    前記リセット制御回路は、前記制御回路の動作状態を監視して、その動作状態が正常でないと判定すると、前記制御回路をリセットする動作監視機能を有していること、
    を特徴とする電源装置。
  11. 請求項1ないし請求項10の何れか1項に記載の電源装置において、
    当該電源装置は、集積回路で構成されていること、
    を特徴とする電源装置。
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