JP4345845B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マイコンに動作用の電圧を供給する電源装置に関するものである。
従来より、自動車(車両)に搭載される電子制御装置では、マイコン(マイクロコンピュータ)によって様々な処理を実行することにより、制御対象を制御するようになっている。
そして近年、こうした車載電子制御装置に用いられるマイコンでは、制御内容の高度化に伴って、より高速動作させるために、内部のコアを、外部回路との信号授受を行うI/Oポート(入出力回路)の動作用電圧よりも低い電圧(例えば1.2V)で動作させるようになってきた。
また、マイコンに動作用電圧を供給する電源装置には、マイコンのコアへの動作用電圧が低下した場合に、誤動作を防止するため、マイコンへリセット信号を出力する機能が備えられている。
ここで、この種の電源装置の従来例を図4に示す。
図4に示す電源装置100は、車載電子制御装置に設けられて、その電子制御装置内のマイコン1へ動作用電圧を供給するための電源装置であり、図示しないイグニションスイッチやリレーを介して供給されるバッテリ電圧を、外部からの電源電圧V1として入力し、その電源電圧V1を二種類の一定電圧V3,V4に降圧して出力するものである。そして、一方の電圧V3(本例では1.2V)はマイコン1内のコア2へ動作用電圧として供給され、他方の電圧V4(本例では5V)はマイコン1内のI/Oポート3へ動作用電圧として供給される。尚、電圧V4は、車載電子制御装置内のマイコン1以外の回路へも必要に応じて供給されるものである。そのような回路としては、例えば、外部からのセンサ信号等を受ける入力回路や、外部の電気負荷を駆動する駆動回路等がある。
そして、電源装置100は、外部からの電源電圧V1が入力される平滑回路11と、その平滑回路11を通過した電源電圧V1を電圧V3,V4よりも高い中間電圧V2(例えば6V)に降圧するスイッチングレギュレータ19と、そのスイッチングレギュレータ19から出力される中間電圧V2を電圧V3に降圧するシリーズレギュレータ23と、上記中間電圧V2を電圧V4に降圧するシリーズレギュレータ27と、シリーズレギュレータ23の出力電圧V3を安定させるためのコンデンサC3と、シリーズレギュレータ27の出力電圧V4を安定させるためのコンデンサC4と、リセット制御回路30とを備えている。尚、スイッチングレギュレータとシリーズレギュレータとを直列に接続した構成の電源装置は、例えば特許文献1に開示されている。
平滑回路11は、チョークコイルL1及びコンデンサC1からなるローパスフィルタであり、スイッチングレギュレータ19は、スイッチングトランジスタ(この例では、MOSFET)13,スイッチングレギュレート制御回路15及び平滑回路17からなる。そして、平滑回路17は、環流ダイオードD1,チョークコイルL2及びコンデンサC2からなる。
また、シリーズレギュレータ23は、出力制御用のトランジスタ21及びシリーズレギュレート制御回路22からなり、同様に、シリーズレギュレータ27は、出力制御用のトランジスタ25及びシリーズレギュレート制御回路26からなる。
そして、この電源装置100では、まず、電源電圧V1が、平滑回路11にて所定周波数以上のノイズ成分がカットされて、スイッチングレギュレータ19のスイッチングトランジスタ13に印加される。
スイッチングトランジスタ13は、スイッチングレギュレート制御回路15からの制御信号によりオン・オフされ、そのスイッチングトランジスタ13から出力されるパルス状の電圧が、平滑回路17にてほぼ安定した平均電圧に変換される。そこで、スイッチングレギュレート制御回路15は、平滑回路17により平滑化された電圧(即ち、当該スイッチングレギュレータ19の出力電圧)V2をモニタし、その電圧V2が中間電圧の目標値(6V)となるように、スイッチングトランジスタ13をオン・オフさせる。
そして、スイッチングレギュレータ19の出力電圧(中間電圧)V2は、各シリーズレギュレータ23,27のトランジスタ21,25のエミッタに印加される。
シリーズレギュレータ23では、シリーズレギュレート制御回路22が、トランジスタ21のコレクタ電圧(即ち、当該シリーズレギュレータ23の出力電圧)V3をモニタし、その電圧V3がコア2の動作用電圧の目標値(1.2V)となるように、トランジスタ21のベース電流を連続的に制御する。
そして、シリーズレギュレータ23の出力電圧V3は、マイコン1に出力され、そのマイコン1の内部においてコア2へ動作用電圧として供給される。
また、シリーズレギュレータ27では、シリーズレギュレート制御回路26が、トランジスタ25のコレクタ電圧(即ち、当該シリーズレギュレータ27の出力電圧)V4をモニタし、その電圧V4がI/Oポート3の動作用電圧の目標値(5V)となるように、トランジスタ25のベース電流を連続的に制御する。
そして、シリーズレギュレータ27の出力電圧V4は、マイコン1に出力され、そのマイコン1の内部においてI/Oポート3へ動作用電圧として供給される。
一方、電源装置100において、リセット制御回路30は、シリーズレギュレータ27の出力電圧V4を監視して、図5(A)に示すように、その電圧V4が規定電圧Vthより低くなったことを検知すると、マイコン1へローアクティブのリセット信号INITを出力する。
ところで、車載電子制御装置においては、消費電力が大きい電気負荷の起動等によってバッテリ電圧が急に低下すると、電源装置100への電源電圧V1も急低下する。また、電源電圧V1は、イグニッションスイッチやそれに応じて制御されるリレー等を介して入力されるため、そのイグニッションスイッチやリレーが何等かの原因で瞬間的にオフすると、電源電圧V1が瞬断することとなる。
そして、電源電圧V1が瞬断等により急低下すると、図5(A)に示すように、スイッチングレギュレータ19の出力電圧V2も低下し、それに伴い、シリーズレギュレータ23,25の出力電圧V3、V4も低下するが、電圧V3よりも電圧V4の方が、元々の設定電圧が高いため先に低下し出すこととなる。
このため、図5(A)に示すように、上記規定電圧Vthは、電圧V2の低下によって電圧V3がコア2の最低動作電圧Vminにまで低下するよりも先に、電圧V4がその規定電圧Vthとなって、マイコン1をリセット状態にすることができるような値に設定されている。尚、コアの最低動作電圧とは、動作用電圧の正常範囲の最低値である。
また、本来ならば、コア2への動作用電圧V3自体を監視すべきところ、電圧V4の方を監視するようにしているのは、コア2の動作用電圧V3が元々低いからである。具体例を挙げると、例えばコア2の動作用電圧の正常範囲が1.2V±10%であるとすると、電圧V3を監視するように構成した場合には、電圧V3が正常範囲の中央値である1.2Vから0.1V程度といった非常に小さい電圧だけ低下したことを検知しなければならず、そのような微小な電圧変化を検知可能な電圧検出回路を実現することが困難なためである。
特開2004−153931号公報
車載電子制御装置用のマイコンにおいては、高速動作化により、コアの動作用電圧の低電圧化と共に、消費電流の増大化も進んでいる。
このため、図4及び図5(A)のような電圧監視方法では、電源電圧V1の急低下時におけるマイコンリセットの応答性が悪く、確実なフェイルセーフを達成できないという問題が生じてきた。
つまり、図4のマイコン1が、コアの消費電流が大きいマイコンであるとすると、図5(B)に示すように、電源電圧V1が瞬断等により急低下してスイッチングレギュレータ19の出力電圧V2が低下した場合に、コアの消費電流が大きいため、電圧V4よりも電圧V3の方が低下の傾きが急となり、電圧V4が規定電圧Vthより低くなる前に(即ち、マイコンをリセットする前に)、電圧V3がコアの最低動作電圧Vminを下回ってしまう。すると、電圧V3が最低動作電圧Vminを下回ってからマイコンをリセットするまでの期間は、マイコンの動作(コアの動作)が不定となる。このため、データの破壊を招く可能性があり、また、コアを構成する素子の動作が不定となることから、最悪の場合にはマイコン自体の損傷を招く可能性もある。尚、図5(B)では、図5(A)と比べると、電圧V2の低下も急になっているが、これも、コアでの消費電流が大きいためである。
一方、こうした問題を回避するためには、図4における電圧安定用コンデンサC3の容量を大きくして、電圧V3の低下を緩やかにすることも考えられるが、そのようにすると、回路規模及びコストの増大を招いてしまう。よって、こうした手法は実用的でない。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、マイコンに動作用電圧を供給する電源装置において、外部からの電源電圧が瞬断等により低下した場合に、マイコンの動作が不定となる前にマイコンを確実にリセットできるようにすることを目的としている。
請求項1の電源装置は、第1のレギュレータ及び第2のレギュレータと、フェイルセーフ手段とを備えている。
そして、第1のレギュレータは、当該電源装置の外部から入力される電源電圧を降圧して中間電圧を生成し、第2のレギュレータは、第1のレギュレータから出力される中間電圧を降圧してマイコンのコア(以下、マイコンコアともいう)が動作するのに用いる動作用電圧を生成し、その動作用電圧をマイコンコアに供給する。
そして更に、フェイルセーフ手段は、第1のレギュレータから出力される中間電圧を監視して、その中間電圧がリセット判定用電圧より低くなったことを検知すると、マイコンをリセットするためのリセット信号をマイコンへ出力する。また、フェイルセーフ手段は、当該フェイルセーフ手段による誤判定を回避するためのローパスフィルタ回路であって、前記中間電圧を入力とするローパスフィルタ回路を備え、そのローパスフィルタ回路の出力電圧を前記中間電圧として監視するようになっており、更に、第2のレギュレータからマイコンコアへの動作用電圧のラインとグランドラインとの間には、電圧安定化用コンデンサが設けられている。
つまり、請求項1の電源装置では、直列に設けられた第1及び第2のレギュレータのうち、上流側(前段)である第1のレギュレータの出力電圧(中間電圧)を監視してマイコンをリセットするようになっている。
このため、外部からの電源電圧が瞬断等により低下して第1のレギュレータの出力電圧が低下した場合に、その出力電圧がリセット判定用電圧より低くなった時点で、マイコンをリセットすることができ、下流側(後段)のレギュレータの出力電圧を監視する従来構成よりも、マイコンをリセットするまでの応答性を向上させることができる。
よって、マイコンのコアが消費電流の大きいものであっても、第2のレギュレータの出力電圧がコアの最低動作電圧を下回ってしまう前にマイコンをリセット状態にして、コアの不定な動作を防止することができ、その結果、データの破壊やマイコンの損傷を防ぐことが可能となる。
尚、第1のレギュレータの出力電圧が何ボルトになったら、第2のレギュレータの出力電圧が何ボルトになるかは、設計上分かるため、リセット判定用電圧は、第2のレギュレータの出力電圧がコアの最低動作電圧よりも若干高い電圧となるときの、第1のレギュレータの出力電圧値(=第2のレギュレータへの入力電圧値)に設定しておけば良い。
次に、請求項2の電源装置では、請求項1の電源装置において、フェイルセーフ手段は、マイコンへリセット信号を出力した後、第2のレギュレータの動作を停止させるようになっている。
この電源装置によれば、マイコンコアへの不要な電源供給(動作用電圧の供給)をしなくても済み、マイコンの不安定な動作を一層確実に防止することができる。
また特に、下記(1)〜(3)の構成の場合に有利である。
(1)マイコンには、常時給電されるRAMであるスタンバイメモリが内蔵されている。
(2)そのスタンバイメモリには、第2のレギュレータとは別のメモリ用レギュレータによって動作用電圧が常時供給されるが、第1のレギュレータに入力される電源電圧が低下して第2のレギュレータの出力電圧が低下する場合、上記メモリ用レギュレータの出力電圧も低下する可能性がある。
(3)スタンバイメモリの動作用電圧の正常範囲は、コアの動作用電圧の正常範囲と同じか、それよりも大きい。
このような構成において、第1のレギュレータに入力される電源電圧が低下したことにより、フェイルセーフ手段からマイコンへリセット信号が出力されるような場合に、上記メモリ用レギュレータからスタンバイメモリへの動作用電圧も、マイコンコアへの動作用電圧と同様に低下したとする。
そして、こうした状況において、マイコンにリセットがかかると、コアの消費電流がほぼゼロになるため、コアの動作用電圧の低下は緩やかになる。
すると、「スタンバイメモリへの動作用電圧」<「コアへの動作用電圧」という状況が発生し、マイコン内において、コア側からスタンバイメモリ側へと貫通電流が流れ、マイコンにダメージが加わる可能性がある。
そこで、請求項2の電源装置のように構成すれば、「スタンバイメモリへの動作用電圧」<「コアへの動作用電圧」という状況の発生を確実に防止して、マイコンにダメージが加わる可能性を排除することができる。
次に、請求項3の電源装置では、請求項1,2の電源装置において、フェイルセーフ手段は、第1のレギュレータから出力される中間電圧が、リセット判定用電圧よりも高く設定された書込禁止判定用電圧より低くなったことを検知すると、マイコンコアが特定のメモリにデータを書き込むのを禁止するための書込禁止信号をマイコンへ出力する。
この構成によれば、マイコンコアの動作用電圧が不安定になる前(例えば、低下し始める前や低下し始めた頃)に、特定のメモリへのデータ書き込みを禁止することができ、その特定のメモリに記憶されているデータの破壊を未然に且つ確実に防止することができるようになる。
次に、請求項4の電源装置では、請求項1,2の電源装置において、フェイルセーフ手段は、第1のレギュレータから出力される中間電圧が、リセット判定用電圧よりも高く設定されたリセット予告判定用電圧より低くなったことを検知すると、マイコンへ、リセットを予告するためのリセット予告信号を出力する。
この構成によれば、マイコンは、リセット予告信号を受けることで、その後にリセットされる可能性があることを知ることができる。
このため、例えば、マイコンは、リセット予告信号を受けると、そのことを示す情報をEEPROMやフラッシュメモリ等の書換可能不揮発性メモリに記憶する、といった処理を行うようにすれば、その後、本当にリセットがかかって再起動した際に、その書換可能不揮発性メモリから情報を読み込むことで、動作用電圧の低下によってリセットされたことを知ることができる。また、マイコンは、リセット予告信号を受けたときに内部状態(演算途中のRAM内のデータ値やレジスタ値やプログラムカウンタ値等)を書換可能不揮発性メモリに退避させるようにすれば、その後、本当にリセットがかかって再起動した際に、その書換可能不揮発性メモリから退避データを読み込むことで、リセットされる前と同じ状態から再スタートすることができるようになる。
次に、請求項5の電源装置では、請求項1,2の電源装置において、フェイルセーフ手段は、第1のレギュレータから出力される中間電圧が、リセット判定用電圧よりも高く設定された動作停止判定用電圧より低くなったことを検知すると、マイコンへ、該マイコンの動作を停止させるための動作停止信号を出力する。
この構成によれば、マイコンコアの動作用電圧が不安定になる前に、マイコンの動作を停止させて誤動作を未然に且つ確実に防止することができるようになり、制御の信頼性を高めることができる。
次に、請求項6の電源装置では、請求項3の電源装置において、フェイルセーフ手段は、第1のレギュレータから出力される中間電圧が、リセット判定用電圧よりも高く書込禁止判定用電圧よりは低く設定されたリセット予告判定用電圧より低くなったことを検知すると、マイコンへ、リセットを予告するためのリセット予告信号を出力する。
そして、この構成によれば、請求項4の電源装置について述べた効果を更に得ることができる。尚、この構成の場合、マイコンがリセット予告信号を受けた場合に情報を書き込むメモリは、上記特定のメモリとは異なるメモリであれば良い。
次に、請求項7の電源装置では、請求項6の電源装置において、フェイルセーフ手段は、第1のレギュレータから出力される中間電圧が、リセット判定用電圧よりも高くリセット予告判定用電圧よりは低く設定された動作停止判定用電圧より低くなったことを検知すると、マイコンへ、該マイコンの動作を停止させるための動作停止信号を出力する。
そして、この構成によれば、請求項5の電源装置について述べた効果を更に得ることができる。
また、請求項7の電源装置によれば、中間電圧が低下した場合に、マイコンへは、まず、書込禁止信号が出力され、更に中間電圧が低下すると、リセット予告信号が出力され、更に中間電圧が低下すると、動作停止信号が出力され、更に中間電圧が低下すると、リセット信号が出力される、というように、中間電圧の低下の度合いに応じて各信号が段階的に出力されることとなる。このため、中間電圧が低下してもリセット判定用電圧より低くならなかった場合には、その中間電圧の低下の度合いに応じたリセット以外のフェイルセーフ用処置で止めることができる。尚、このような利点は、請求項3〜6の電源装置についても同様である。
次に、請求項8の電源装置は、
外部から入力される電源電圧を降圧して中間電圧を生成する第1のレギュレータと、
前記中間電圧を降圧してマイコンのコアが動作するのに用いる動作用電圧を生成し、その動作用電圧を前記マイコンのコアに供給する第2のレギュレータと、
前記中間電圧を監視して、該中間電圧がリセット判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンをリセットするためのリセット信号を前記マイコンへ出力するフェイルセーフ手段とを備え、
更に、前記フェイルセーフ手段は、前記中間電圧を入力とするローパスフィルタ回路を備えると共に、そのローパスフィルタ回路の出力電圧を前記中間電圧として監視し、
前記第2のレギュレータから前記コアへの前記動作用電圧のラインとグランドラインとの間には、電圧安定化用コンデンサが設けられている電源装置であって、
前記中間電圧を降圧して前記コアの動作用電圧よりも高い電圧を生成し、その電圧を前記コアとは別の給電対象に供給する第3のレギュレータと、
外部からの前記電源電圧(外部電源電圧)が低下したことを検出する電圧低下検出手段とを備え、
前記フェイルセーフ手段は、前記電圧低下検出手段により前記電源電圧が低下したことが検出されていない場合には、前記中間電圧に代えて、前記第3のレギュレータの出力電圧を監視し、該出力電圧が規定電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンへリセット信号を出力すること、を特徴としている。
つまり、請求項8の電源装置では、マイコンリセットの応答性が特に必要な外部電源電圧の低下時にだけ、第1のレギュレータからの中間電圧を監視し、それ以外の場合には、従来装置と同様に、第2のレギュレータと並列な第3のレギュレータの出力電圧を監視してマイコンをリセットするようになっている。
このため、外部電源電圧の低下に起因しない第1のレギュレータの一時的な出力電圧低下によってマイコンが過剰にリセットされてしまう可能性(即ち、第1のレギュレータの出力電圧が低下してもすぐに上昇して第2のレギュレータからマイコンコアへの動作用電圧が最低動作電圧を下回ることはないような状況でもマイコンがリセットされてしまう可能性)を排除することができ、延いては、当該電源装置が設けられる電子制御装置の最低動作電圧の悪化(即ち、マイコンが継続動作可能な外部電源電圧の最低値が高くなってしまうこと)を容易に回避することができる。
尚、例えば、電圧低下検出手段は、外部電源電圧を監視して、その電圧値がリセット判定用電圧よりも高い所定値以下になったら、外部電源電圧が低下したと判断するように構成することができる。また、電圧低下検出手段は、外部電源電圧の低下を招く特定の電気負荷が起動されたか否かを監視し、その電気負荷が起動されたならば、外部電源電圧が低下したと判断するように構成することもできる。
また、請求項9の電源装置は
外部から入力される電源電圧を降圧して中間電圧を生成する第1のレギュレータと、
前記中間電圧を降圧してマイコンのコアが動作するのに用いる動作用電圧を生成し、その動作用電圧を前記マイコンのコアに供給する第2のレギュレータと、
前記中間電圧を監視して、該中間電圧がリセット判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンをリセットするためのリセット信号を前記マイコンへ出力するフェイルセーフ手段とを備え、
更に、前記フェイルセーフ手段は、前記中間電圧を入力とするローパスフィルタ回路を備えると共に、そのローパスフィルタ回路の出力電圧を前記中間電圧として監視し、
前記第2のレギュレータから前記コアへの前記動作用電圧のラインとグランドラインとの間には、電圧安定化用コンデンサが設けられている電源装置であって、
前記中間電圧を降圧して前記コアの動作用電圧よりも高い電圧を生成し、その電圧を前記コアとは別の給電対象に供給する第3のレギュレータを備え、
前記フェイルセーフ手段は、前記第3のレギュレータの出力電圧も監視し、前記中間電圧が前記リセット判定用電圧より低くなったことを検知するか、或いは、前記第3のレギュレータの出力電圧が規定電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンへリセット信号を出力すること、を特徴としている。
ここで、請求項1〜9の電源装置においては、既述したように、フェイルセーフ手段は、第1のレギュレータからの中間電圧を入力とするローパスフィルタ回路を備え、そのローパスフィルタ回路の出力電圧を前記中間電圧として監視する。
このため、ノイズ等によるフェイルセーフ手段の誤判定を回避することができる。また特に、第1のレギュレータとしてスイッチングレギュレータを用いた場合には、そのレギュレータの出力電圧(中間電圧)に脈動が生じるが、その脈動を安定化させた電圧を監視することができる。よって、脈動の最小値(最小側のピーク値)がリセット判定用電圧よりも低くなってマイコンがリセットされる、といったことを回避することができ、延いては、当該電源装置が設けられる電子制御装置の最低動作電圧の悪化を回避することができる。
一方、請求項10の電源装置は、
外部から入力される電源電圧を降圧して中間電圧を生成する第1のレギュレータと、
前記中間電圧を降圧してマイコンのコアが動作するのに用いる動作用電圧を生成し、その動作用電圧を前記マイコンのコアに供給する第2のレギュレータと、
前記中間電圧を監視して、該中間電圧がリセット判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンをリセットするためのリセット信号を前記マイコンへ出力するフェイルセーフ手段と、
前記中間電圧を降圧して前記コアの動作用電圧よりも高い電圧を生成し、その電圧を前記コアとは別の給電対象に供給する第3のレギュレータと、
外部からの前記電源電圧が低下したことを検出する電圧低下検出手段とを備え、
更に、前記フェイルセーフ手段は、前記電圧低下検出手段により前記電源電圧が低下したことが検出されていない場合には、前記中間電圧に代えて、前記第3のレギュレータの出力電圧を監視し、該出力電圧が規定電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンへリセット信号を出力すること、を特徴としている。
以下に、本発明が適用された実施形態の電源装置について説明する。
まず図1は、本実施形態の電源装置10の構成を表す構成図である。
本実施形態の電源装置10は、図4に例示した電源装置100と同様に、車載電子制御装置に設けられて、その電子制御装置内のマイコン1へ動作用電圧を供給するものである。そして、図示しないイグニションスイッチやリレーを介して供給されるバッテリ電圧を、外部からの電源電圧(外部電源電圧)V1として入力し、その電源電圧V1からマイコン1のコア2の動作用電圧V3(本実施形態においても1.2V)と、マイコン1のI/Oポート3の動作用電圧V4(本実施形態においても5V)とを生成して出力する。
尚、図1において、図4の電源装置100と同じ構成要素については同一の符号を付しているため、詳細な説明は省略する。そして、以下では、図4の電源装置100と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の電源装置10は、図4の電源装置100と比較すると、リセット制御回路30に代わるリセット制御回路51を備えている。また、電圧V3を出力するシリーズレギュレータ23には、カット制御回路24が追加されており、電圧V4を出力するシリーズレギュレータ27にも、カット制御回路28が追加されている。
そして更に、電源装置10には、フィルタ回路41,中間電圧監視回路43、WI制御回路45、PREINIT制御回路47、HALT制御回路49、タイマ回路55、外部電圧監視回路57、起動要求検出回路59、オア回路61、抵抗R1〜R3及びコンパレータ63,65が追加して設けられている。
外部電圧監視回路57は、平滑回路11を通過した電源電圧V1を監視し、その電源電圧V1が所定電圧VL以下になったことを検出すると、ハイレベルの電圧低下検出信号を出力する。尚、本実施形態では、「V1≦VL」となっている間だけ、ハイレベルの電圧低下検出信号が出力される。
そして、外部電圧監視回路57から電圧低下検出信号が出力されると、スイッチングレギュレータ19では、スイッチングレギュレート制御回路15がスイッチングトランジスタ13をオン状態に保持するようになっている。
起動要求検出回路59は、車両のエンジンを始動させるためのスタータスイッチがオンされるとハイレベルになるスタータ信号を監視し、そのスタータ信号がハイレベルになったことを検出すると、ハイレベルのスタータ起動検出信号を出力する。尚、本実施形態では、スタータ信号がハイレベルになっている間だけ、ハイレベルのスタータ起動検出信号が出力される。また、スタータスイッチがオンされると、エンジンをクランキングさせるためのスタータモータへの通電が開始され、エンジンがクランキングされる。
オア回路61は、外部電圧監視回路57からの電圧低下検出信号と、起動要求検出回路59からのスタータ起動検出信号とを入力し、その両信号の論理和信号を、動作切替信号として出力する。
フィルタ回路41は、カットオフ周波数がスイッチングトランジスタ13のスイッチング周波数よりも低く設定されたローパスフィルタ回路であり、そのフィルタ回路41には、スイッチングレギュレータ19の出力電圧(中間電圧)V2が入力される。このため、フィルタ回路41は、スイッチングレギュレータ19からの中間電圧V2に生じる脈動を除去して安定化させた中間電圧V2を出力することとなる。
中間電圧監視回路43は、オア回路61から出力される動作切替信号がハイレベルの場合、即ち、外部電圧監視回路57によって電源電圧V1が所定電圧VL以下になったことが検出されるか、起動要求検出回路59によってスタータ信号がハイレベルになったことが検出された場合に動作する。
そして、中間電圧監視回路43は、フィルタ回路41から出力される中間電圧V2を監視して、下記(a)〜(d)の処理を行う。
(a)中間電圧V2が書込禁止判定用電圧VthAよりも低くなったことを検知すると、WI制御回路45への出力信号SAをローレベルからハイレベルにし、その後、中間電圧V2が書込禁止復帰電圧VthA’(>VthA)よりも高くなったことを検知すると、出力信号SAをハイレベルからローレベルに戻す。
(b)中間電圧V2がリセット予告判定用電圧VthBよりも低くなったことを検知すると、その検知期間中だけ、PREINIT制御回路47への出力信号SBをハイレベルにする。
(c)中間電圧V2が動作停止判定用電圧VthCよりも低くなったことを検知すると、その検知期間中だけ、HALT制御回路49への出力信号SCをローレベルからハイレベルにする。
(d)中間電圧V2がリセット判定用電圧VthDより低くなったことを検知すると、リセット制御回路51への出力信号SDをローレベルからハイレベルにし、その後、中間電圧V2がリセット復帰電圧VthD’(>VthD)よりも高くなったことを検知すると、出力信号SDをハイレベルからローレベルに戻す。
尚、上記各電圧の大小関係は図2に示す通りであり、「VthA’>VthA>VthB>VthC>VthD’>VthD」である。そして、この中の最小値であるリセット判定用電圧VthDは、シリーズレギュレータ23の出力電圧V3をマイコンコア2の最低動作電圧Vmin以上にすることが可能なスイッチングレギュレータ19の出力電圧V2の最低値か、それよりも若干高い値に設定されている。
そして、オア回路61から出力される動作切替信号がハイレベルとなって中間電圧監視回路43が動作する場合に、WI制御回路45、PREINIT制御回路47、HALT制御回路49、リセット制御回路51、タイマ回路55及びカット制御回路24,28の各々は、下記のように動作する。
まず、WI制御回路45は、中間電圧監視回路43の出力信号SAがハイレベルになっている間、マイコン1へローアクティブの書込禁止信号WIを出力する。よって、図2に示すように、書込禁止信号WIは、中間電圧V2が書込禁止判定用電圧VthAより低くなった時点から書込禁止復帰電圧VthA’より高くなるまでの間、マイコン1へ出力されることとなる。尚、書込禁止信号WIは、マイコン1に内蔵されたメモリにコア2がライトアクセスすること(データを書き込むこと)を禁止するための信号である。
リセット制御回路51は、中間電圧監視回路43の出力信号SDがハイレベルになると、マイコン1へのリセット信号INITの出力を開始し、上記出力信号SDがローレベルに戻ると、その時点からリセット復帰時間t2の計時を開始して、そのリセット復帰時間t2が経過すると、リセット信号INITの出力を停止する。尚、リセット信号INITもローアクティブの信号である。
よって、図2に示すように、リセット信号INITは、中間電圧V2がリセット判定用電圧VthDより低くなった時点から、中間電圧V2がリセット復帰電圧VthD’よりも高くなった後、リセット復帰時間t2が経過するまでの間、マイコン1へ出力されることとなる。
PREINIT制御回路47は、中間電圧監視回路43の出力信号SBがハイレベルになると、マイコン1へのリセット予告信号PREINITの出力を開始する。そして、その後、上記出力信号SBがハイレベルである間に、リセット制御回路51からリセット信号INITが出力された場合には、そのリセット信号INITの出力が停止されたか否かを監視し、リセット信号INITの出力が停止されたことを検知した時に、リセット予告信号PREINITの出力を停止する。また、リセット制御回路51からリセット信号INITが出力されずに、上記出力信号SBがハイからローに戻ったならば、その時点でリセット予告信号PREINITの出力を停止する。尚、リセット予告信号PREINITは、マイコン1へリセットを予告するためのローアクティブの信号である。
よって、図2に示すように、中間電圧V2がリセット判定用電圧VthDより低くなった場合、リセット予告信号PREINITは、中間電圧V2がリセット予告判定用電圧VthBより低くなった時点から、リセット信号INITの出力が停止されるまでの間、マイコン1へ出力されることとなる。また、図示は省略するが、中間電圧V2がリセット判定用電圧VthDより低くならなかった場合、リセット予告信号PREINITは、中間電圧V2がリセット予告判定用電圧VthBより低くなっている間だけ、マイコン1へ出力されることとなる。
HALT制御回路49は、中間電圧監視回路43の出力信号SCがハイレベルになると、マイコン1への動作停止信号HALTの出力を開始する。そして、その後、上記出力信号SCがハイレベルである間に、リセット制御回路51からリセット信号INITが出力された場合には、そのリセット信号INITの出力が停止されたか否かを監視し、リセット信号INITの出力が停止されたことを検知した時に、動作停止信号HALTの出力を停止する。また、リセット制御回路51からリセット信号INITが出力されずに、上記出力信号SCがハイからローに戻ったならば、その時点で動作停止信号HALTの出力を停止する。尚、動作停止信号HALTは、マイコン1の動作を停止させるためのローアクティブの信号である。
よって、図2に示すように、中間電圧V2がリセット判定用電圧VthDより低くなった場合、動作停止信号HALTは、中間電圧V2が動作停止判定用電圧VthCより低くなった時点から、リセット信号INITの出力が停止されるまでの間、マイコン1へ出力されることとなる。また、図示は省略するが、中間電圧V2がリセット判定用電圧VthDより低くならなかった場合、動作停止信号HALTは、中間電圧V2が動作停止判定用電圧VthCより低くなっている間だけ、マイコン1へ出力されることとなる。
タイマ回路55は、リセット制御回路51からリセット信号INITが出力されると、その時点から一定時間t1の計時を開始し、その一定時間t1が経過すると、各シリーズレギュレータ23,27のカット制御回路24,28へ、電源カット要求信号を出力する。
カット制御回路24は、タイマ回路55からの電源カット要求信号を受けると、シリーズレギュレート制御回路22への電源カット指令信号CUTの出力を開始する。そして、その後、スイッチングレギュレータ19の出力電圧V2が電源カット復帰電圧VthE以上であることを検知すると、電源カット指令信号CUTの出力を停止する。尚、図2に示すように、電源カット復帰電圧VthEは、リセット判定用電圧VthDよりも低い値に設定されている。そして、シリーズレギュレート制御回路22は、カット制御回路24からの電源カット指令信号CUTを受けている間、トランジスタ21をオフ状態に保持して電圧V3の出力を停止する(つまり、シリーズレギュレータ23の動作を停止する)。
また、カット制御回路28も、カット制御回路24と同様の動作をする。そして、シリーズレギュレート制御回路26は、カット制御回路28からの電源カット指令信号CUTを受けている間、トランジスタ25をオフ状態に保持して電圧V4の出力を停止する(つまり、シリーズレギュレータ27の動作を停止する)。尚、カット制御回路24,28は、タイマ回路55からの電源カット要求信号を受けた時点で「V2<VthE」でない場合には、始めから電源カット指令信号CUTを出力しないように構成しても良い。
以上の構成により、中間電圧監視回路43が動作する場合において、図2に示すように、スイッチングレギュレータ19からの中間電圧V2が目標値(6V)から電源カット復帰電圧VthE未満まで低下したとすると、まず、「V2<VthA」になった時点で、WI制御回路45からマイコン1へ書込禁止信号WIが出力されることとなる。
次に、「V2<VthB」になった時点で、PREINIT制御回路47からマイコン1へリセット予告信号PREINITが出力され、更に「V2<VthC」になった時点で、HALT制御回路49からマイコン1へ動作停止信号HALTが出力されることとなる。
そして、「V2<VthD」になると、リセット制御回路51からマイコン1へリセット信号INITが出力され、その時点から一定時間t1が経過すると、シリーズレギュレータ23,27の動作が停止してマイコン1への電圧V3,V4がほぼ0Vになる。
その後、スイッチングレギュレータ19の出力電圧V2が上昇して電源カット復帰電圧VthE以上なると、シリーズレギュレータ23,27の動作が再開される。
そして、「V2>VthD’」となり、その時点からリセット復帰時間t2が経過すると、リセット制御回路51からマイコン1へのリセット信号INITの出力が停止される。すると、HALT制御回路49からマイコン1への動作停止信号HALTと、PREINIT制御回路47からマイコン1へのリセット予告信号PREINITも、出力が停止されることとなる。そして更に、その後、「V2>VthA’」になると、WI制御回路45からマイコン1への書込禁止信号WIの出力も停止されることとなる。
一方、電源装置10において、抵抗R1〜R3及びコンパレータ63,65は、電圧V4を監視するための監視回路である。
抵抗R1〜R3は、電圧V4のライン(配線)とグランドライン(=0V)との間に、R1,R2,R3の順で直列に接続されている。そして、コンパレータ63は、抵抗R1と抵抗R2との間に生じる分圧電圧Vaと基準電圧Vrefとを比較して、「Va<Vref」の場合に、出力をローレベルにする。同様に、コンパレータ63は、抵抗R2と抵抗R3との間に生じる分圧電圧Vbと基準電圧Vrefとを比較して、「Vb<Vref」の場合に、出力をローレベルにする。
ここで、電源電圧V1及び中間電圧V2の低下によって電圧V3がコア2の最低動作電圧Vminになる時の電圧V4の値をVlimとすると、抵抗R1〜R3の各抵抗値と基準電圧Vrefの値は、電圧V4がVlimよりも若干高い第1の規定電圧Vr1より低くなった時に「Va<Vref」が成立し、更に電圧V4が第1の規定電圧Vr1よりも低く上記Vlimよりは高い第2の規定電圧Vr2(請求項8に記載の規定電圧に相当)より低くなった時に「Vb<Vref」が成立するように設定されている。
そして、前述のオア回路61から出力される動作切替信号がローレベルで中間電圧監視回路43が動作しない場合には、WI制御回路45とリセット制御回路51の各々が、下記のように動作する。
まず、WI制御回路45は、コンパレータ63の出力信号がローレベルになっている間(即ち、「V4<Vr1」となっている間)、マイコン1へ書込禁止信号WIを出力する。そして、リセット制御回路51は、コンパレータ65の出力信号ローレベルになると(即ち、「V4<Vr2」になると)、マイコン1へのリセット信号INITの出力を開始し、コンパレータ65の出力信号がハイレベルに戻ると(即ち、「V4≧Vr2」になると)、その後、リセット復帰時間t2が経過した時点で、リセット信号INITの出力を停止する。つまり、中間電圧監視回路43が動作しない場合には、抵抗R1〜R3、コンパレータ65及びリセット制御回路51が、図4の電源装置100におけるリセット制御回路30と同様の役割を果たすようになっている。
以上のような本実施形態の電源装置10によれば、上流側のスイッチングレギュレータ19から出力される中間電圧V2を監視するように構成されているため、図3に示すように、外部電源電圧V1が瞬断等により低下して中間電圧V2が低下した場合に、その中間電圧V2がリセット判定用電圧VthDより低くなった時点で、マイコン1をリセットすることができ、図4の従来装置100よりもマイコン1をリセットするまでの応答性を向上させることができる。
よって、マイコン1のコア2が消費電流の大きいものであっても、図3に示すように、シリーズレギュレータ23の出力電圧V3がコア2の最低動作電圧Vminを下回ってしまう前にマイコン1をリセット状態にして、コア2の不定な動作を防止することができ、その結果、データの破壊やマイコン1の損傷を防ぐことが可能となる。
また、本実施形態では、中間電圧V2がリセット判定用電圧VthDより低くなってマイコン1をリセットした場合に、シリーズレギュレータ23,27の動作を停止させるようになっている。
このため、マイコン1への不要な電源供給をしなくても済み、マイコン1の不安定な動作を一層確実に防止することができる。また、前述した(1)〜(3)の構成になっている場合には、マイコン1のリセットに伴い「スタンバイメモリへの動作用電圧」<「コア2への動作用電圧V3」という状況が発生してコア2側からスタンバイメモリ側へと貫通電流が流れてしまう、という現象の発生を防止して、マイコン1にダメージが加わる可能性を排除することができる。
尚、上記(2)で述べたメモリ用レギュレータの具体的構成としては、例えば、車載電子制御装置の端子のうち、バッテリ電圧が常時供給される電源端子の電圧から、スタンバイメモリの動作用電圧を生成して出力するシリーズレギュレータが考えられる。そして、この構成の場合、電気負荷の起動などによってバッテリ電圧が低下すると、スイッチングレギュレータ19への電源電圧V1が低下してシリーズレギュレータ23の出力電圧V3が低下すると共に、メモリ用レギュレータとしてのシリーズレギュレータの出力電圧も低下する可能性がある。
また、本実施形態では、中間電圧V2が、リセット判定用電圧VthDよりも高く設定された書込禁止判定用電圧VthAより低くなったことを検知した時点で、マイコン1へ書込禁止信号WIを出力するため、マイコンコア2の動作用電圧V3が不安定になる前に、マイコン1の内蔵メモリへのデータ書き込みを禁止することができ、その内蔵メモリに記憶されているデータの破壊を未然に且つ一層確実に防止することができる。
更に、本実施形態では、中間電圧V2が、リセット判定用電圧VthDよりも高く書込禁止判定用電圧VthAよりは低く設定されたリセット予告判定用電圧VthBより低くなったことを検知した時点で、マイコン1へリセット予告信号PREINITを出力するため、マイコン1は、そのリセット予告信号PREINITにより、その後にリセットされる可能性があることを知ることができる。
このため、例えば、マイコン1は、リセット予告信号PREINITを受けると、その信号PREINITを受けたことを示す情報を外部のEEPROMやフラッシュメモリ等の書換可能不揮発性メモリに記憶する、といった処理を行うようにすれば、その後、本当にリセットがかかって再起動した際に、その書換可能不揮発性メモリから情報を読み込むことで、動作用電圧V3の低下によってリセットされたことを知ることができる。また、例えば、マイコン1は、リセット予告信号PREINITを受けたときに、内蔵メモリ内の演算途中のデータ値やレジスタ値やプログラムカウンタ値等の内部状態を、外部の書換可能不揮発性メモリに退避させるようにすれば、その後、本当にリセットがかかって再起動した際に、その書換可能不揮発性メモリから退避データを読み込むことで、リセットされる前と同じ状態から再スタートすることができるようになる。
また更に、本実施形態では、中間電圧V2が、リセット判定用電圧VthDよりも高くリセット予告判定用電圧VthBよりは低く設定された動作停止判定用電圧VthCより低くなったことを検知した時点で、マイコン1へ動作停止信号HALTを出力するため、マイコンコア2の動作用電圧V3が不安定になる前に、マイコン1の動作を停止させて誤動作を未然に且つ一層確実に防止することができるようになり、制御の信頼性を高めることができる。
そして、本実施形態では、図2に示したように、中間電圧V2が低下した場合、マイコン1へは、まず、書込禁止信号WIが出力され、更に中間電圧V2が低下すると、リセット予告信号PREINITが出力され、更に中間電圧V2が低下すると、動作停止信号HALTが出力され、更に中間電圧V2が低下すると、リセット信号INITが出力される、というように、中間電圧V2の低下の度合いに応じて各信号が段階的に出力されることとなる。このため、中間電圧V2が低下してもリセット判定用電圧VthDより低くならなかった場合には、その中間電圧V2の低下の度合いに応じたリセット以外のフェイルセーフ用処置で止めることができる。
また、本実施形態では、外部電圧監視回路57により電源電圧V1が所定電圧VL以下になったことが検出されるか、起動要求検出回路59によりスタータ信号がハイレベルになったことが検出された場合であって、オア回路61から出力される動作切替信号がハイレベルの場合に、中間電圧監視回路43が動作し、そうでない場合には、抵抗R1〜R3及びコンパレータ63,65からなる回路により、シリーズレギュレータ27の出力電圧V4を監視して、マイコン1への書込禁止信号WIとリセット信号INITの出力を行うようになっている。つまり、マイコンリセットの応答性が特に必要な外部電源電圧V1の低下時にだけ、スイッチングレギュレータ19からの中間電圧V2を監視し、それ以外の場合には、従来の電源装置100と同様に、シリーズレギュレータ23と並列なシリーズレギュレータ27の出力電圧V4を監視してマイコン1をリセットするようになっている。
このため、外部電源電圧V1の低下に起因しないスイッチングレギュレータ19の一時的な出力電圧低下によってマイコン1が過剰にリセットされてしまう可能性(即ち、スイッチングレギュレータ19の出力電圧V2が低下してもすぐに上昇してシリーズレギュレータ23の出力電圧V3がマイコンコア2の最低動作電圧Vminを下回ることはないような状況でもマイコン1がリセットされてしまう可能性)を排除することができる。よって、電源装置10が設けられる電子制御装置の最低動作電圧の悪化(即ち、マイコン1が継続動作可能な外部電源電圧V1の最低値が高くなってしまうこと)を容易に回避することができる。
尚、外部電圧監視回路57が電源電圧V1と大小比較する上記所定電圧VLは、スイッチングレギュレータ19の出力電圧V2が前述の書込禁止判定用電圧VthAより少し高い電圧となる場合の電源電圧V1の値に設定されている。
また、本実施形態では、フィルタ回路41を設け、中間電圧監視回路43は、そのフィルタ回路41を通過した中間電圧V2を監視するようになっているため、スイッチングレギュレータ19の出力ラインに生じるノイズや脈動による誤判定を回避することができる。特に、フィルタ回路41を設けないとすると、トランジスタ13のスイッチングに伴い中間電圧V2に生じる脈動の最小値(最小側のピーク値)がリセット判定用電圧VthDよりも低くなってマイコン1が不必要にリセットされてしまう可能性があるが、そのような可能性をなくすことができ、延いては、電源装置10が設けられる電子制御装置の最低動作電圧の悪化を回避することができる。
更に、本実施形態では、外部電圧監視回路57により電源電圧V1が所定電圧VL以下になったことが検出された場合には、スイッチングレギュレート制御回路15がトランジスタ13をオン状態に保持するようになっている。
このため、「V1≦VL」となった場合には、スイッチングレギュレータ19の出力電圧V2が脈動せずにほぼ外部電源電圧V1と等しくなるため、電源装置10が設けられる電子制御装置の最低動作電圧の悪化を更に確実に回避することができる。
尚、上記実施形態では、スイッチングレギュレータ19が第1のレギュレータに相当し、シリーズレギュレータ23が第2のレギュレータに相当し、シリーズレギュレータ27が第3のレギュレータに相当し、マイコン1のI/Oポート3がコアとは別の給電対象に相当している。そして、フィルタ回路41,中間電圧監視回路43、WI制御回路45、PREINIT制御回路47、HALT制御回路49、リセット制御回路51、タイマ回路55、カット制御回路24,28、抵抗R1〜R3及びコンパレータ63,65が、フィエルセーフ手段に相当している。また、外部電圧監視回路57、起動要求検出回路59及びオア回路61が、電圧低下検出手段に相当している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、抵抗R1〜R3及びコンパレータ63,65からなる電圧V4の監視回路を削除すると共に、中間電圧監視回路43を常時動作させることにより、中間電圧V2だけを監視する構成を採ることもできる。尚、この場合、起動要求検出回路59及びオア回路61も削除することができる。
また、中間電圧監視回路43が常時動作するように構成すると共に、リセット制御回路51は、中間電圧監視回路43の出力信号SDがアクティブレベルのハイになる(即ち「V2<リセット判定用電圧VthD」になる)か、或いは、コンパレータ65の出力信号がアクティブレベルのローになる(即ち「V4<第2の規定電圧Vr2」になる)と、マイコン1へリセット信号INITを出力するように構成することもできる。尚、この場合、リセット信号INITの解除に関しては、例えば、中間電圧監視回路43の出力信号SDとコンパレータ65の出力信号とのうち、リセット信号INITを出力する契機となった方の信号が元の非アクティブレベルに戻ってからリセット復帰時間t2が経過した時点で、リセット信号INITの出力を止めるように構成すれば良い。
また、スイッチングレギュレータ19に代えて、シリーズレギュレータを設けても良い
実施形態の電源装置の構成を表す構成図である。 実施形態の作用を表すタイムチャートである。 実施形態の効果を表すタイムチャートである。 従来の電源装置の構成を表す構成図である。 従来技術の問題を説明する説明図である。
符号の説明
1…マイコン、2…コア、3…I/Oポート、10…電源装置、11…平滑回路、13…スイッチングトランジスタ、15…スイッチングレギュレート制御回路、17…平滑回路、19…スイッチングレギュレータ、21,25…出力制御用のトランジスタ、22,26…シリーズレギュレート制御回路、23,27…シリーズレギュレータ、24,28…カット制御回路、41…フィルタ回路、43…中間電圧監視回路、45…WI制御回路、47…PREINIT制御回路、49…HALT制御回路、51…リセット制御回路、55…タイマ回路、57…外部電圧監視回路、59…起動要求検出回路、61…オア回路、R1〜R3…抵抗、63,65…コンパレータ

Claims (10)

  1. 外部から入力される電源電圧を降圧して中間電圧を生成する第1のレギュレータと、
    前記中間電圧を降圧してマイコンのコアが動作するのに用いる動作用電圧を生成し、その動作用電圧を前記マイコンのコアに供給する第2のレギュレータと、
    前記中間電圧を監視して、該中間電圧がリセット判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンをリセットするためのリセット信号を前記マイコンへ出力するフェイルセーフ手段とを備え、
    更に、前記フェイルセーフ手段は、当該フェイルセーフ手段による誤判定を回避するためのローパスフィルタ回路であって、前記中間電圧を入力とするローパスフィルタ回路を備えると共に、そのローパスフィルタ回路の出力電圧を前記中間電圧として監視し、
    前記第2のレギュレータから前記コアへの前記動作用電圧のラインとグランドラインとの間には、電圧安定化用コンデンサが設けられていること、
    を特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記フェイルセーフ手段は、前記リセット信号を出力した後、前記第2のレギュレータの動作を停止させること、
    を特徴とする電源装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電源装置において、
    前記フェイルセーフ手段は、前記中間電圧が、前記リセット判定用電圧よりも高く設定された書込禁止判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記コアが特定のメモリにデータを書き込むのを禁止するための書込禁止信号を前記マイコンへ出力すること、
    を特徴とする電源装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の電源装置において、
    前記フェイルセーフ手段は、前記中間電圧が、前記リセット判定用電圧よりも高く設定されたリセット予告判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンへ、リセットを予告するためのリセット予告信号を出力すること、
    を特徴とする電源装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の電源装置において、
    前記フェイルセーフ手段は、前記中間電圧が、前記リセット判定用電圧よりも高く設定された動作停止判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンへ、該マイコンの動作を停止させるための動作停止信号を出力すること、
    を特徴とする電源装置。
  6. 請求項3に記載の電源装置において、
    前記フェイルセーフ手段は、前記中間電圧が、前記リセット判定用電圧よりも高く前記書込禁止判定用電圧よりは低く設定されたリセット予告判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンへ、リセットを予告するためのリセット予告信号を出力すること、
    を特徴とする電源装置。
  7. 請求項6に記載の電源装置において、
    前記フェイルセーフ手段は、前記中間電圧が、前記リセット判定用電圧よりも高く前記リセット予告判定用電圧よりは低く設定された動作停止判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンへ、該マイコンの動作を停止させるための動作停止信号を出力すること、
    を特徴とする電源装置。
  8. 外部から入力される電源電圧を降圧して中間電圧を生成する第1のレギュレータと、
    前記中間電圧を降圧してマイコンのコアが動作するのに用いる動作用電圧を生成し、その動作用電圧を前記マイコンのコアに供給する第2のレギュレータと、
    前記中間電圧を監視して、該中間電圧がリセット判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンをリセットするためのリセット信号を前記マイコンへ出力するフェイルセーフ手段とを備え、
    更に、前記フェイルセーフ手段は、前記中間電圧を入力とするローパスフィルタ回路を備えると共に、そのローパスフィルタ回路の出力電圧を前記中間電圧として監視し、
    前記第2のレギュレータから前記コアへの前記動作用電圧のラインとグランドラインとの間には、電圧安定化用コンデンサが設けられている電源装置であって、
    前記中間電圧を降圧して前記コアの動作用電圧よりも高い電圧を生成し、その電圧を前記コアとは別の給電対象に供給する第3のレギュレータと、
    外部からの前記電源電圧が低下したことを検出する電圧低下検出手段とを備え、
    前記フェイルセーフ手段は、前記電圧低下検出手段により前記電源電圧が低下したことが検出されていない場合には、前記中間電圧に代えて、前記第3のレギュレータの出力電圧を監視し、該出力電圧が規定電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンへリセット信号を出力すること、
    を特徴とする電源装置。
  9. 外部から入力される電源電圧を降圧して中間電圧を生成する第1のレギュレータと、
    前記中間電圧を降圧してマイコンのコアが動作するのに用いる動作用電圧を生成し、その動作用電圧を前記マイコンのコアに供給する第2のレギュレータと、
    前記中間電圧を監視して、該中間電圧がリセット判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンをリセットするためのリセット信号を前記マイコンへ出力するフェイルセーフ手段とを備え、
    更に、前記フェイルセーフ手段は、前記中間電圧を入力とするローパスフィルタ回路を備えると共に、そのローパスフィルタ回路の出力電圧を前記中間電圧として監視し、
    前記第2のレギュレータから前記コアへの前記動作用電圧のラインとグランドラインとの間には、電圧安定化用コンデンサが設けられている電源装置であって、
    前記中間電圧を降圧して前記コアの動作用電圧よりも高い電圧を生成し、その電圧を前記コアとは別の給電対象に供給する第3のレギュレータを備え、
    前記フェイルセーフ手段は、前記第3のレギュレータの出力電圧も監視し、前記中間電圧が前記リセット判定用電圧より低くなったことを検知するか、或いは、前記第3のレギュレータの出力電圧が規定電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンへリセット信号を出力すること、
    を特徴とする電源装置。
  10. 外部から入力される電源電圧を降圧して中間電圧を生成する第1のレギュレータと、
    前記中間電圧を降圧してマイコンのコアが動作するのに用いる動作用電圧を生成し、その動作用電圧を前記マイコンのコアに供給する第2のレギュレータと、
    前記中間電圧を監視して、該中間電圧がリセット判定用電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンをリセットするためのリセット信号を前記マイコンへ出力するフェイルセーフ手段と、
    前記中間電圧を降圧して前記コアの動作用電圧よりも高い電圧を生成し、その電圧を前記コアとは別の給電対象に供給する第3のレギュレータと、
    外部からの前記電源電圧が低下したことを検出する電圧低下検出手段とを備え、
    更に、前記フェイルセーフ手段は、前記電圧低下検出手段により前記電源電圧が低下したことが検出されていない場合には、前記中間電圧に代えて、前記第3のレギュレータの出力電圧を監視し、該出力電圧が規定電圧より低くなったことを検知すると、前記マイコンへリセット信号を出力すること、
    を特徴とする電源装置。
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