JP2010025045A - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010025045A
JP2010025045A JP2008189633A JP2008189633A JP2010025045A JP 2010025045 A JP2010025045 A JP 2010025045A JP 2008189633 A JP2008189633 A JP 2008189633A JP 2008189633 A JP2008189633 A JP 2008189633A JP 2010025045 A JP2010025045 A JP 2010025045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
engine
control
boosting
voltage value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008189633A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5024963B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Ikushima
好広 幾島
Kenichi Kanehara
健一 金原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2008189633A priority Critical patent/JP5024963B2/ja
Priority to US12/505,800 priority patent/US8229656B2/en
Priority to EP09166220.5A priority patent/EP2148085B1/en
Publication of JP2010025045A publication Critical patent/JP2010025045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5024963B2 publication Critical patent/JP5024963B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0862Circuits or control means specially adapted for starting of engines characterised by the electrical power supply means, e.g. battery
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/20Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils
    • F02D2041/2003Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils using means for creating a boost voltage, i.e. generation or use of a voltage higher than the battery voltage, e.g. to speed up injector opening
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0848Circuits or control means specially adapted for starting of engines with means for detecting successful engine start, e.g. to stop starter actuation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N2011/0881Components of the circuit not provided for by previous groups
    • F02N2011/0888DC/DC converters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2200/00Parameters used for control of starting apparatus
    • F02N2200/04Parameters used for control of starting apparatus said parameters being related to the starter motor
    • F02N2200/043Starter voltage
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2200/00Parameters used for control of starting apparatus
    • F02N2200/06Parameters used for control of starting apparatus said parameters being related to the power supply or driving circuits for the starter
    • F02N2200/063Battery voltage
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2250/00Problems related to engine starting or engine's starting apparatus
    • F02N2250/02Battery voltage drop at start, e.g. drops causing ECU reset

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】バッテリ出力電圧低下時でも昇圧動作によって信頼性高く車両のエンジンを始動させることができ、しかも昇圧動作に伴う放射ノイズや消費電流増加の問題が最小限に抑制されるエンジン始動装置を提供する。
【解決手段】制御回路14の制御によって、エンジン始動時におけるエンジン始動に必要な所定期間には、スタータリレー3の最低動作電圧を駆動電圧が下回らないように昇圧回路20が作動し、前記所定期間でない時には、制御回路14の最低動作電圧よりも高くスタータリレー3の最低動作電圧よりも低い第1電圧値を駆動電圧が下回らないように昇圧回路20が作動する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリ出力電圧低下時でも信頼性高く車両のエンジンを始動させることができるエンジン始動装置に関する。
従来、特許文献1のように車両のバッテリ出力を昇圧する昇圧回路を設けて、エンジン始動時のバッテリ電圧低下によって車両における主要なコントロールユニット(ECU;Electrical
Control Unit)がリセットされてしまうなどの不具合を防止する技術や、特許文献2のようにフルトラ方式の二輪車用エンジン始動装置においてキック方式でもエンジン始動ができるように昇圧回路を設けた技術が知られている。
ところで、四輪自動車或いは二輪車等のエンジン(内燃機関)を駆動源として備える車両においてエンジン始動の信頼性を向上させるには、エンジン始動を制御するコントロールユニットを構成するマイコン(マイクロコンピュータ)などの制御処理手段がバッテリ電圧低下によって機能停止しないようにするとともに、バッテリ電圧低下時でも上記コントロールユニットの制御によってスタータリレーが確実に作動することが必要である。スタータリレーは、エンジンが完爆状態(内燃機関が自力で回転を維持できる状態)になるまでエンジンを強制的に作動させる(いわゆるクランキングする)ためのスタータモータに通電するためのリレーであり、一般的にはマグネットスイッチと呼ばれるものである。このスタータリレーが作動しなければ、当然にスタータモータも作動せず、エンジンは始動しない。そこで、前述した特許文献のようにバッテリ出力を昇圧する昇圧回路を設け、この昇圧回路の出力で上記コントローラとスタータリレーを駆動する構成が考えられる。
特開2005−218159号公報 特開2004−36494号公報
ところが、多くの場合、スタータリレーの最低動作電圧は、上記コントロールユニットを構成するマイコン等の最低動作電圧よりも高いため、次のような問題がある。即ち、単に昇圧回路を設けてエンジン始動の信頼性を向上させようとすると、昇圧回路の昇圧開始電圧をスタータリレーの最低動作電圧よりも高く設定する必要がある。これにより、バッテリ出力電圧の低下によってエンジン始動時以外でも不必要に行われてしまう昇圧動作の程度や頻度が高まり、実用上大きな弊害が生じる。というのは、昇圧回路による昇圧動作が行われると、昇圧回路内の発振回路が作動するために放射ノイズが発生し、当然に消費電流も増加する。そして、このような放射ノイズや消費電流増加の程度や発生頻度は、上記昇圧開始電圧が高く設定されるほど当然に高まるからである。
なお、このような弊害を解消するため、上記昇圧開始電圧をコントロールユニットの最低動作電圧よりも高く、かつスタータリレーの最低動作電圧よりも低く設定することが考えられる。この場合、バッテリ出力電圧の低下によってコントロールユニットが機能停止する或いはリセットされてしまう不具合は防止でき、しかも上記昇圧開始電圧が低く設定されるため、放射ノイズや消費電流増加の程度や発生頻度は僅かである。しかし、エンジン始動時にバッテリ出力電圧がスタータリレーの最低動作電圧を下回った場合、コントロールユニットは作動するが、スタータリレーが作動せず、エンジンが始動できないという故障が発生してしまう。
そこで本発明は、バッテリ出力電圧低下時でも昇圧動作によって信頼性高く車両のエンジンを始動させることができ、しかも昇圧動作に伴う放射ノイズや消費電流増加の問題が最小限に抑制されるエンジン始動装置を提供することを目的としている。
本願発明は、車両のバッテリを電源として車両のスタータリレーを駆動して車両のエンジン始動を制御するエンジン始動装置であって、
制御処理手段と、前記バッテリの出力を昇圧して前記制御処理手段と前記スタータリレーを駆動するための駆動電圧を出力する昇圧回路と、を備え、
前記制御処理手段は、エンジン始動条件が成立したエンジン始動時に、前記スタータリレーを作動させるために前記駆動電圧を前記スタータリレーに印加するエンジン始動制御を行う機能を有し、
前記制御処理手段による前記昇圧回路に対する制御機能によって、
前記エンジン始動時におけるエンジン始動に必要な所定期間には、前記スタータリレーの最低動作電圧を前記駆動電圧が下回らないように前記昇圧回路が作動し、
前記所定期間でない時には、前記制御処理手段の最低動作電圧よりも高く前記スタータリレーの最低動作電圧よりも低い第1電圧値を前記駆動電圧が下回らないように前記昇圧回路が作動する構成である。
ここで、「所定期間」の始期は、前記エンジン始動制御開始時点(直前直後の時点含む、以下同様)、前記エンジン始動条件が成立した時点、のうちの何れかである。また、「所定期間」の終期は、エンジンが始動したことが確認された時点、前記エンジン始動制御が停止された時点、エンジン始動条件が成立から非成立となった時点、前記所定期間の始期から設定時間が経過した時点、のうちの何れかである。
本願発明のエンジン始動装置によれば、エンジン始動時の所定期間でない時には、制御処理手段の最低動作電圧よりも高くスタータリレーの最低動作電圧よりも低い第1電圧値を前記駆動電圧が下回らないように昇圧回路が作動する構成である。つまり、バッテリ出力電圧が昇圧開始電圧である第1電圧値以下にならなければ昇圧動作は行われない。このため、エンジン始動時の所定期間でない時には、バッテリ電圧低下による制御処理手段の機能停止やリセットを防止するための必要最低限の昇圧動作のみが行われることになる。
そして、前記所定期間には、スタータリレーの最低動作電圧を前記駆動電圧が下回らないように昇圧回路が作動する。このため、エンジン始動時における少なくとも所定期間には、駆動電圧が確実にスタータリレーの最低動作電圧以上となり、スタータリレーが確実に作動して、ひいてはエンジン始動のためのクランキング動作が確実に行われる。
したがって本装置であると、バッテリ出力電圧低下時でも昇圧動作によって信頼性高く車両のエンジンを始動させることができ、しかも昇圧動作に伴う放射ノイズや消費電流増加の問題が最小限に抑制される。
次に、本願のエンジン始動装置の好ましい態様は、前記昇圧回路は、前記駆動電圧が昇圧開始電圧以下になると前記バッテリの出力を昇圧する昇圧動作を実行し、前記駆動電圧が昇圧開始電圧を超えると前記昇圧動作を停止するものであり、
前記昇圧回路の昇圧開始電圧は、前記制御処理手段によって、前記スタータリレーの最低動作電圧以上の第2電圧値又は前記第1電圧値に切り替え可能とされ、
前記制御処理手段は、
前記所定期間でない時には前記昇圧開始電圧を前記第1電圧値とし、少なくとも前記出力電圧が前記スタータリレーの最低動作電圧よりも低下している場合には、前記所定期間に前記昇圧開始電圧を前記第2電圧値に切り替える昇圧切替制御を行うことによって、前記昇圧回路に対する制御機能を実現することを特徴とする。
この態様であると、制御処理手段が昇圧回路の昇圧開始電圧を切り替えるだけで前記昇圧回路に対する制御機能が実現できるため、制御処理手段の制御処理が簡単になる利点がある。
また、本願のエンジン始動装置の別の好ましい態様は、前記昇圧回路は、昇圧動作を許可する信号電圧を入力するためのON端子を有し、このON端子に印加される信号電圧が所定電圧値以下になれば前記昇圧動作を実行し、前記信号電圧が所定電圧値を超えれば前記昇圧動作を停止するものであり、
前記昇圧回路が出力する駆動電圧を分圧してなる電圧を前記信号電圧として前記ON端子に印加する昇圧コントロール回路を備え、
この昇圧コントロール回路は、
前記駆動電圧が印加される駆動用電源ラインと前記ON端子との間に接続された第1抵抗と、前記バッテリの負極に接続された低電位側電源ラインと前記ON端子との間に接続された第2抵抗と、この第2抵抗と並列の関係になるように前記低電位側電源ラインと前記ON端子との間に順次直列に接続された第3抵抗及びスイッチング素子と、を有し、
前記スイッチング素子がオフすると、前記駆動電圧が前記第1電圧値の時に前記信号電圧が前記所定電圧値となるように前記第1抵抗と第2抵抗によって前記駆動電圧を分圧する第1分圧状態になり、
前記スイッチング素子がオンすると、前記駆動電圧が前記第2電圧値の時に前記信号電圧が前記所定電圧値となるように前記第1抵抗と第2抵抗と第3抵抗によって前記駆動電圧を分圧する第2分圧状態になる構成であり、
前記制御処理手段は、
前記スイッチング素子のオンオフ状態を制御して前記昇圧コントロール回路を前記第1分圧状態又は第2分圧状態に切り替え、これによって前記昇圧開始電圧を前記第1電圧値又は第2電圧値に切り替えて前記昇圧切替制御を実現することを特徴とする。
この態様であると、昇圧コントロール回路の各抵抗(第1抵抗〜第3抵抗)の抵抗値の設定又は設定変更によって、昇圧開始電圧である前記第1電圧値と第2電圧値のきめ細かい設定が容易になる。
本願のエンジン始動装置によれば、バッテリ出力電圧低下時でも昇圧動作によって信頼性高く車両のエンジンを始動させることができ、しかも昇圧動作に伴う放射ノイズや消費電流増加の問題が最小限に抑制される。
以下、本発明の実施の形態の各例を図面に基づいて説明する。
(第1形態例)
まず第1形態例を説明する。図1は、本例のエンジン始動装置の全体構成を示す回路図である。図2は、同エンジン始動装置の要部詳細構成を示す回路図である。
図1において符号1は、エンジン始動のためのコントロールユニット(ECU)である。本例では、このコントロールユニット1が、本発明のエンジン始動装置に相当し、後述する昇圧回路20や昇圧コントロール回路30を内蔵している。なお、後述する昇圧回路20等は、コントロールユニット1の外部に、例えば別ユニットとして設けられ、これら全体で本発明のエンジン始動装置を構成する態様もあり得る。本例では、コントロールユニット1内に昇圧回路20等が内蔵された態様を例示する。
また図1において、符号2は車両のバッテリであり、符号3はスタータリレー(図ではスタータRYと表記している)である。また、符号L1〜L3は、本装置における主要な導電ライン(電線や基板上の導体パターンなどによって形成されたものであり、略同電位となる部分)である。このうち、符号L1はバッテリ2の正極に接続された高電位側電源ラインであり、符号L2はバッテリ2の負極に接続された低電位側電源ラインであり、符号L3は後述する昇圧回路20の出力電圧が印加される駆動用電源ラインである。なお、低電位側電源ラインL2は、図1に示すようにグランド(車両においてグランド電位となる部分)に接続されて、常にグランド電位となる。また、高電位側電源ラインL1の電圧は当然にバッテリ2の出力電圧になり、駆動用電源ラインL3の電圧は昇圧回路20の出力電圧(即ち、本発明の駆動電圧)になる。また、昇圧回路20が後述の昇圧動作を行っていない状態では、高電位側電源ラインL1の電圧(バッテリ2の出力電圧)と駆動用電源ラインL3の電圧(駆動電圧)は等しい。
図1に示すように、スタータリレー3の接点3aは、常開接点であり、高電位側電源ラインL1と、図示省略したスタータモータの電源入力端子との間に接続されている。また、スタータリレー3の励磁用コイル3bは、コントロールユニット1の出力端子11とグランドとの間に接続されている。このため、出力端子11にスタータリレー3の最低動作電圧(例えば、10V)以上の電圧が印加されると、スタータリレー3の接点3aが閉じる。接点3aが閉じると、図示省略したスタータモータの電源入力端子にバッテリ2の出力電圧(高電位側電源ラインL1の電圧)が印加され、スタータモータが通電状態(即ち、作動状態)となる。スタータモータが通電状態になるとエンジンのクランキングが行われる。
コントロールユニット1は、ユニット外に対して、前述の出力端子11と、二つの入力端子12,13を備える。入力端子12,13は、何れも高電位側電源ラインL1(即ち、バッテリ2の正極)に接続されるもので、これらは一つの端子に統合した構成とすることもできる。
コントロールユニット1は、制御回路14、電源回路15、リレー駆動回路16(図ではRY駆動回路と表記している)、昇圧回路20、及び昇圧コントロール回路30を備える。
制御回路14は、例えばマイコンを含む回路であり、図2に示すように、P端子、VCC端子、GND端子、MONITOR端子を有する。P端子は、昇圧コントロール回路30に対する制御電圧を出力する端子である。VCC端子は、電源入力端子であり、電源回路15の出力端子に接続されている。GND端子は、前述の低電位側電源ラインL2(即ち、バッテリ2の負極)に接続される端子である。MONITOR端子は、高電位側電源ラインL1に接続された端子である。
制御回路14は、本発明の制御処理手段に相当し、VCC端子から入力される電力(電源回路15の出力)によって作動して、次のような制御機能を実現する。まず、エンジン始動時(後述するエンジン始動条件が成立している時)に、スタータリレー3を作動させる(即ち、前記接点3aが閉じた状態とする)ために、リレー駆動回路16を作動させるエンジン始動制御を行う機能を有する。また制御回路14は、昇圧コントロール回路30を介して昇圧回路20を制御する機能(昇圧回路に対する制御機能)を有する。この昇圧回路に対する制御機能(以下、昇圧制御機能という)は、エンジン始動時におけるエンジン始動に必要な所定期間には、スタータリレー3の最低動作電圧を前記駆動電圧(昇圧回路20の出力電圧)が下回らないように昇圧回路20を作動させ、前記所定期間でない時には、第1電圧値を前記駆動電圧が下回らないように昇圧回路20を作動させる制御機能を意味する。ここで、第1電圧値は、制御回路14の最低動作電圧以上でスタータリレー3の最低動作電圧(例えば10V)よりも低い範囲で予め設定された電圧値(例えば、8V)である。なお、この昇圧制御機能の詳細については、後述する。
電源回路15は、駆動用電源ラインL3と前述のVCC端子の間に接続された回路であり、駆動用電源ラインL3の電圧(駆動電圧)に対して必要な処理(例えば、電圧の安定化処理、或いは電圧変換処理)を加えたものを制御回路14の電源電圧としてVCC端子に出力する回路である。つまり電源回路15は、昇圧回路20の出力をもとに、制御回路14の駆動に必要な電源電圧を生成する回路である。いいかえると、制御回路14は、電源回路15を介して昇圧回路20の出力電圧(駆動電圧)によって駆動される。
リレー駆動回路16は、駆動用電源ラインL3と前述の出力端子11との間に接続され、制御回路14の制御によって、駆動用電源ラインL3と出力端子11を接続状態又は非接続状態とする回路(例えばトランジスタなどのスイッチング素子よりなる回路)である。なお、制御回路14には、このリレー駆動回路16を制御する信号電圧が出力されるリレー駆動信号端子(図示省略)が設けられている。制御回路14は、このリレー駆動信号端子の電圧を切替えることによってリレー駆動回路16を制御し、前述のエンジン始動制御を行う。
昇圧回路20は、図2に示すように、コイル21(L)、ダイオード22(D)、コンデンサ23(C)、FET24(FET)、周波数発振IC25(IC)で構成される。
周波数発振IC25は、OUT端子、VCC端子、GND端子、ON端子を有する。OUT端子は、FET24のゲートに接続されて、FET24のゲート電圧を出力する端子である。VCC端子は、電源入力端子であり、駆動用電源ラインL3に接続されている。つまり周波数発振IC25は、駆動電圧(当該昇圧回路20の出力電圧)を電源として作動する。GND端子は、低電位側電源ラインL2に接続される端子である。ON端子は、昇圧コントロール回路30に接続される端子である。
この周波数発振IC25は、ON端子に印加される信号電圧が所定電圧値(例えば、5V)以下になれば、OUT端子の出力命令(許可)が行われて、OUT端子の出力電圧が所定周波数で変化して高レベルと低レベルを繰り返す作動状態となる。そして、周波数発振IC25がこの作動状態になると、FET24が前記所定周波数でオンオフを繰り返し、コイル21(L)、ダイオード22(D)、コンデンサ23(C)の作用で駆動用電源ラインL3の電圧(即ち、駆動電圧)が高電位側電源ラインL1の電圧(即ち、バッテリ2の出力電圧)よりも昇圧される昇圧動作が実現される。
また周波数発振IC25は、ON端子に印加される信号電圧が所定電圧値を超えると、OUT端子の出力命令(許可)が行われないため、OUT端子の出力電圧が低レベルに維持される非作動状態となる。そして、周波数発振IC25がこの非作動状態になると、FET24はオフのままに維持されるため、駆動用電源ラインL3の電圧(即ち、駆動電圧)は高電位側電源ラインL1の電圧(即ち、バッテリ2の出力電圧)と等しくなる。
即ち、昇圧回路20は、昇圧動作を許可する信号電圧を入力するためのON端子(この場合、周波数発振IC25のON端子)を有し、このON端子に印加される信号電圧が所定電圧値以下になれば昇圧動作を実行し、前記信号電圧が所定電圧値を超えれば昇圧動作を停止する。
昇圧コントロール回路30は、駆動用電源ラインL3と前記ON端子との間に接続された第1抵抗31(R1)と、低電位側電源ラインL2と前記ON端子との間に接続された第2抵抗32(R2)と、この第2抵抗32と並列の関係になるように低電位側電源ラインL2と前記ON端子との間に順次直列に接続された第3抵抗33(R3)及びトランジスタ34(TR)と、トランジスタ34を駆動するための分圧抵抗35,36を有する。トランジスタ34は、本発明のスイッチング素子に相当する。分圧抵抗35は、制御回路14のP端子とトランジスタ34のベースとの間に接続された抵抗である。分圧抵抗36は、トランジスタ34のベースと低電位側電源ラインL2との間に接続された抵抗である。
ここで、制御回路14のP端子に出力される制御電圧がHレベルになるとトランジスタ34がオンとなり、P端子に出力される制御電圧がLレベルになるとトランジスタ34がオフとなる。即ち、トランジスタ34(スイッチング素子)の動作は、上記制御電圧(P端子の電圧)の切り替えによって制御回路14が制御する構成となっている。
また、第1抵抗31(R1)と第2抵抗32(R2)と第3抵抗33(R3)は、前記駆動電圧(駆動用電源ラインL3の電圧)を分圧して前記信号電圧(前記ON端子の電圧)を生成するための抵抗である。これら抵抗の抵抗値は、次のような昇圧コントロール回路30の動作が実現されるように設定されている。即ち、トランジスタ34がオフすると、前記駆動電圧が前記第1電圧値の時に前記信号電圧が前記所定電圧値となるように前記第1抵抗31と第2抵抗32によって前記駆動電圧を分圧する第1分圧状態になる。そして、トランジスタ34がオンすると、前記駆動電圧が第2電圧値の時に前記信号電圧が前記所定電圧値となるように前記第1抵抗31と第2抵抗32と第3抵抗33によって前記駆動電圧を分圧する第2分圧状態になる。
つまり、トランジスタ34がオフすると、第3抵抗33が低電位側電源ラインL2から切り離されるため、第1抵抗31と第2抵抗32によって前記駆動電圧が分圧された電圧が前記信号電圧となる第1分圧状態となる。そして、この第1分圧状態では、前記駆動電圧が前記第1電圧値(例えば8V)の時に前記信号電圧が前記所定電圧値(例えば5V)となるように、第1抵抗31と第2抵抗32の抵抗値が設定されている。
また、トランジスタ34がオンすると、第3抵抗33が低電位側電源ラインL2に接続されるため、第1抵抗31と第2抵抗32と第3抵抗33によって前記駆動電圧が分圧された電圧が前記信号電圧となる第2分圧状態となる。そして、この第2分圧状態では、前記駆動電圧が第2電圧値(例えば11V)の時に前記信号電圧が前記所定電圧値(例えば5V)となるように、第1抵抗31と第2抵抗32と第3抵抗33の抵抗値が設定されている。
したがって、トランジスタ34がオフした状態(即ち、上記第1分圧状態)では、前記駆動電圧が第1電圧値以下になると昇圧回路20の昇圧動作が実行され、前記駆動電圧が第1電圧値を超えると昇圧回路20の昇圧動作が停止される。
一方、トランジスタ34がオンした状態(即ち、上記第2分圧状態)では、前記駆動電圧が第2電圧値以下になると昇圧回路20の昇圧動作が実行され、前記駆動電圧が第2電圧値を超えると昇圧回路20の昇圧動作が停止される。
ここで、第2電圧値は、スタータリレー3の最低動作電圧(例えば10V)以上の範囲で予め設定された電圧値(例えば11V)である。
なお、以上説明した昇圧回路20にかかわる本装置の機能を別の観点で説明すると次のようになる。
即ち、本装置の昇圧回路20は、この昇圧回路20の出力電圧(駆動電圧)が昇圧開始電圧以下になるとバッテリ2の出力を昇圧する昇圧動作を実行し、この昇圧回路20の出力電圧(駆動電圧)が昇圧開始電圧を超えると前記昇圧動作を停止するものである。そして、前記昇圧開始電圧は、制御回路14の制御(この場合、トランジスタ34の制御)によって、前述の第1電圧値又は第2電圧値に切り替え可能とされている。
次に、制御回路14(制御処理手段)の昇圧制御機能の詳細について説明する。本例の場合、制御回路14は、次のようにして前述した昇圧制御機能を実現する。即ち、エンジン始動時における所定期間でない時には、前記制御電圧(P端子の出力電圧)をLレベルとしてトランジスタ34をオフ状態(昇圧コントロール回路30は前述の第1分圧状態)に維持することによって、前記昇圧開始電圧を前記第1電圧値に維持する。そして、少なくともバッテリ2の出力電圧(MONITOR端子の電圧)がスタータリレー3の最低動作電圧よりも低下している場合には、エンジン始動時における所定期間に、前記制御電圧(P端子の出力電圧)をHレベルとしてトランジスタ34をオン状態(昇圧コントロール回路30は前述の第2分圧状態)とすることによって、前記昇圧開始電圧を前記第2電圧値に切り替える。具体的には、例えば後述する図4のフローチャートにおけるステップS3で、前記昇圧開始電圧を前記第2電圧値に切り替える。このように昇圧開始電圧を切替える制御(昇圧切替制御)を行うことによって、制御回路14は、前記昇圧制御機能を実現する構成となっている。
次に、図4に示したフローチャートにより、制御回路14の制御処理手順の一例を説明する。
制御回路14は、例えば周期的に図4のルーチンを開始し、まずステップS1でエンジン始動条件が成立しているか否か判定する。エンジン始動条件は、例えば次の(1)〜(4)の条件を全て満足している場合に成立とする。(1)AT車(自動変速タイプの車両)の場合には、自動変速機のシフトポジションがP(パーキング)又はN(ニュートラル)になっていること。(2)MT車(手動変速タイプの車両)の場合には、クラッチが踏まれていること。(3)ブレーキが踏まれていること。(4)車両のイグニッションスイッチ(エンジンスタートスイッチ)がオン操作されていること。なお、特に(3)の条件は、無い場合もある。そして、このエンジン始動条件が成立していればステップS2に進み、成立していなければこのルーチンを終了する。なお、このエンジン始動条件を判定するための各種情報(例えば車両のイグニッションスイッチ(エンジンスタートスイッチ)がオン操作されていることを示す信号等)は、例えば車両における他のコントローラから制御回路14に入力される構成となっている。
次にステップS2では、MONITOR端子の電圧を読み取ることによって、バッテリ2の出力電圧(高電位側電源ラインL1の電圧)が設定値以下(具体的には、スタータリレー3の最低動作電圧以下)であるか否か判定し、設定値以下であればステップS3に進み、設定値以下でなければステップS4に進む。
そしてステップS3では、トランジスタ34をオン状態(昇圧コントロール回路30は前述の第2分圧状態)とすることによって、前記昇圧開始電圧を前記第2電圧値に切り替える昇圧切替制御を実行し、ステップS4に進む。
ステップS4では、リレー駆動信号端子の電圧を切替えることによってリレー駆動回路16を作動させ、エンジン始動制御を行う。即ち、リレー駆動回路16を作動させて駆動用電源ラインL3と出力端子11を接続状態とすることにより、スタータリレー3の励磁用コイル3bに駆動電圧を印加し、スタータリレー3を作動させる制御(即ち、エンジン始動制御)を行う。なお、このようにスタータリレー3を作動させるべくリレー駆動回路16を作動させた状態(励磁用コイル3bに駆動電圧を印加した状態)は、前記エンジン始動条件が非成立となるまで継続する。逆に言えば、例えば車両のイグニッションスイッチ(エンジンスタートスイッチ)のオン操作が解除されると、上記ステップS4で開始されたエンジン始動制御は停止される(即ち、リレー駆動回路16は非作動状態に戻される)。
ステップS4を経ると、ステップS5に進み、エンジンが始動したか否か判定し、エンジンが始動したと判定されればステップS6に進み、エンジンが始動したと判定されなければステップS7に進む。なお、エンジンが始動したか否かの判定は、例えば車両のイグニッションスイッチ(エンジンスタートスイッチ)のオン操作が解除されていればエンジンが始動したと判定する態様があり得る。或いは、車両における他のコントローラから制御回路14に入力される車両のエンジンに関する情報(例えば、エンジンが完爆状態になったことを示す信号等)を読み取り、この情報に基づいてエンジンが始動したか否か判定する態様(例えば、エンジンが完爆状態になったことを示す信号が入力されているとエンジンが始動したと判定する態様)でもよい。
ステップS6では、ステップS3が実行されていた場合に、トランジスタ34をオフ状態(昇圧コントロール回路30は前述の第1分圧状態)に戻すことによって、前記昇圧開始電圧を前記第1電圧値に戻し(即ち、ステップS3で開始した昇圧切替制御の状態を通常状態に戻し)、その後このルーチンを終了する。
一方、ステップS7では、予め設定された時間(例えば30秒間)そのまま処理の進行を停止し、この設定時間が経過するとステップS6に進む。
以上説明した図4のルーチンによれば、エンジン始動条件成立時にバッテリ2の出力電圧が設定値以下(具体的には、スタータリレー3の最低動作電圧以下)であると、エンジン始動制御(ステップS4)の直前にステップS3の処理が行われ、これにより前記駆動電圧が第2電圧値まで昇圧される。即ち、ステップS3の処理によってトランジスタ34がオン状態(昇圧コントロール回路30は前述の第2分圧状態)になることによって、既述したように、前記駆動電圧が第2電圧値以下になると昇圧回路20の昇圧動作が実行され、前記駆動電圧が第2電圧値を超えると昇圧回路20の昇圧動作が停止される。つまり、前記駆動電圧が第2電圧値以下であれば前記駆動電圧が第2電圧値を超えるまで昇圧動作が行われる。この場合、ステップS3の処理が行われるのは、ステップS2の判定が肯定的になったときであるため、ステップS2からステップS3に処理が進んだ時点では、前記駆動電圧はスタータリレー3の最低動作電圧以下であって、当然に第2電圧値未満である。このためステップS3の制御処理が行われると、昇圧回路20の昇圧動作(周波数発振IC25が作動状態となりFET24が所定周波数でオンオフを繰り返す動作)が即時に実行されて前記駆動電圧が瞬時に第2電圧値まで昇圧される。
そして、このような第2電圧値への昇圧動作が必要に応じて行われた後に、ステップS4でエンジン始動制御(スタータリレー3の駆動)が行われエンジンのクランキングが確実に行われる。なお、上述したように前記駆動電圧を第2電圧値まで昇圧した状態は、ステップS5〜S7によって、エンジンの始動が確認されれば即時に解除され、エンジンの始動が確認されなければ設定時間(例えば30秒)が経過した後に解除される。
以上説明したエンジン始動装置(コントロールユニット1)によれば、制御回路14の制御によって、エンジン始動時の所定期間を除く通常時には、トランジスタ34がオフ状態(昇圧コントロール回路30は前述の第1分圧状態)になっているので、前記駆動電圧が第1電圧値(例えば8V))以下になると昇圧回路20の昇圧動作が実行され、前記駆動電圧(駆動用電源ラインL3の電圧)が第1電圧値を超えると昇圧回路20の昇圧動作が停止される。このため、例えば図3(a)の左側に示すように、バッテリ2の出力電圧が昇圧開始電圧である第1電圧値以下になると駆動電圧が第1電圧値に維持されるように前記昇圧動作が行われる。逆に言えば、バッテリ2の出力電圧が昇圧開始電圧である第1電圧値以下にならなければ前記昇圧動作は行われない。このため、エンジン始動時の所定期間を除く通常時には、バッテリ電圧低下による制御回路14(制御処理手段)の機能停止やリセットを防止するための必要最低限の昇圧動作のみが行われることになる。一般に、自動車等のバッテリ電圧が制御回路14を構成するマイコン等の最低動作電圧近傍まで低下することはめったに無いため、これにより、エンジン始動時以外における昇圧動作の実行頻度は極端に低下することになる。
そして、エンジン始動時における所定期間(この場合、エンジン始動制御によるスタータリレー3の駆動開始直前から、エンジンが始動したことが確認された時点、或いは設定時間が経過した時点までの間)には、スタータリレー3の最低動作電圧を前記駆動電圧が下回らないように昇圧回路20が作動する。つまり、制御回路14の図4に例示したような制御処理によって、バッテリ2の出力電圧がスタータリレー3の最低動作電圧以下であると、エンジン始動制御(ステップS4)の直前に、トランジスタ34がオン状態(昇圧コントロール回路30は前述の第2分圧状態)に切替えられる昇圧切替制御(ステップS3)が実行され、これによって前記駆動電圧が第2電圧値(例えば11V)まで昇圧される昇圧動作が実行される。このため、例えば図3(a)の右側に示すように、エンジン始動時における少なくとも所定期間には、駆動電圧が確実にスタータリレー3の最低動作電圧以上となり、スタータリレー3の接点3aが確実に閉じて、ひいてはエンジン始動のためのクランキング動作が確実に行われる。
したがって本装置であると、バッテリ出力電圧低下時でも昇圧動作によって信頼性高く車両のエンジンを始動させることができ、しかも昇圧動作に伴う放射ノイズや消費電流増加の問題が最小限に抑制される。
なお図3(b)は、昇圧開始電圧を第1電圧値に固定した場合の比較例である。この場合、駆動電圧が第1電圧値を下回ることがないので、制御回路14(制御処理手段)の機能停止やリセットが防止される。しかし、バッテリ2の出力電圧がスタータリレー3の最低動作電圧以下であると、制御回路14は機能するが駆動電圧不足でスタータリレー3を駆動することができず、エンジンが始動できないという故障が生じる。
これに対して本例の装置は、既述したように、必要に応じてエンジン始動時の所定期間に昇圧開始電圧を第2電圧値に切り替えて駆動電圧を第2電圧値まで昇圧するため、上述したような故障は生じない。
またなお、図3(a)の右側には、前記駆動電圧が第2電圧値まで昇圧される所定期間の態様が2種類例示してある。このうちの1種(図の左右方向において比較的中央に表示されたもの)は、前記所定期間とスタータリレー3の作動期間(エンジン始動制御が行われている期間)が一致している例である。残りの1種(図の左右方向において比較的右方に表示されたもの)は、前記所定期間の終期がスタータリレー3の作動期間の終期よりも早いものである(例えば、スタータリレー3の作動期間の途中でエンジン始動確認が行われた場合である)。このように、前記所定期間の態様は、各種あり得る。例えば、前記所定期間がスタータリレー3の作動期間よりも早く始まる態様、前記所定期間がスタータリレー3の作動期間よりも遅く終わる態様もあり得る。
また本例の装置は、次のような効果も奏する。
即ち本装置は、制御回路14が昇圧回路20の昇圧開始電圧を第1電圧値又は第2電圧値に切り替えるだけで前記昇圧制御機能が実現できるため、制御回路14の制御処理が簡単になる利点がある。
また本装置は、前述したような昇圧コントロール回路30を備え、この昇圧コントロール回路30を介して昇圧回路20の昇圧開始電圧の切り替えを行う構成である。このため、昇圧コントロール回路30の各抵抗(第1抵抗31〜第3抵抗33)の抵抗値の設定又は設定変更によって、昇圧開始電圧である前記第1電圧値と第2電圧値のきめ細かい設定が容易になる。なお、スタータリレー3や制御回路14の最低動作電圧は、実際には周囲温度等の条件によって変化する。このため、最悪の条件下でも前述した作用効果を実現できるように、使用条件に対して、上記最低動作電圧の例えば最低値を想定して前記第1電圧値と第2電圧値をきめ細かく設定する必要がある。本例の装置は、上記抵抗値の設定によって、このような第1電圧値と第2電圧値のきめ細かい設定が容易に可能である。
(第2形態例)
次に第2形態例を説明する。本例は、バッテリ2の出力電圧を監視せず、エンジン始動時に無条件に昇圧開始電圧を第2電圧値に切り替える態様である。図5に本例の場合の制御回路14の処理手順(フローチャート)を示す。なお図5は、図4においてステップS2を削除したものであり、他のステップの処理内容は図4と同じでよい。但し、ステップS1の判定結果が肯定的な場合には、ステップS3に進む。また、本例の場合の回路構成は、第1形態例と同様でよい。但し、バッテリ2の出力電圧を監視しないため、図2に示す制御回路14のMONITOR端子は本例の場合には削除することができる。
本例の場合には、上述したように、エンジン始動条件が成立すると、無条件に昇圧開始電圧を第2電圧値に切り替える。このため、エンジン始動条件が成立した時点で、バッテリ2の出力電圧が第2電圧値(例えば11V)以下になっていると、たとえスタータリレー3の最低動作電圧(例えば10V)を超えていても昇圧動作が実行されて駆動電圧が第2電圧値まで昇圧される。
本願発明は、このような態様でもよく、この場合も第1形態例と同様の効果が奏される。但し、この第2形態例の場合は、ステップS2が無くなって制御処理が簡単になるという利点がある一方、第1形態例に比べて、第2電圧値への昇圧動作が実行される頻度が若干高まる傾向であるので、その点では第1形態例が優れている。
なお、本発明は上述した形態例に限られず、各種の変形や応用があり得る。
例えば、前述の形態例では、スタータリレーを駆動する直前に昇圧開始電圧を必要に応じて(又は無条件に)第2電圧値に切り替え、エンジンが始動したことが確認されるか設定時間が経過すると昇圧開始電圧を第1電圧値に戻す態様である。即ち前述の形態例では、本発明の所定期間(スタータリレーの最低動作電圧を駆動電圧が下回らないように昇圧回路を作動させる期間、具体的には、昇圧開始電圧を第2電圧値に切り替える期間)の始期が、スタータリレーの駆動開始直前(エンジン始動条件成立直後)であり、当該所定期間の終期が、エンジンが始動したことが確認された時点又は設定時間が経過した時点である場合を説明した。しかし本発明は、既述したようにこの態様に限られない。例えば、エンジン始動制御(リレー駆動回路16を作動させる制御)を行っている期間全体が本発明の所定期間であり、エンジン始動制御を行っている期間中はずっと昇圧開始電圧を必要に応じて(又は無条件に)第2電圧値とする態様でもよい。或いは、エンジン始動条件が成立している期間全体が本発明の所定期間であり、エンジン始動条件が成立している期間中はずっと昇圧開始電圧を必要に応じて(又は無条件に)第2電圧値とする態様でもよい。
また、前述の形態例では、スタータリレーの最低動作電圧として、周囲温度の使用可能範囲(例えば、一例として−40〜85度)の中での最低動作電圧(例えば使用可能範囲の最低温度における最低動作電圧)を想定し(例えば10V)、これより少し低く(おおむね1〜2V低く)なるように昇圧開始電圧(第1電圧値)を決め、これより少し高く(おおむね1〜2V高く)なるように昇圧開始電圧(第2電圧値)を決め、第1電圧値も第2電圧値も一定値として設定した。この場合、周囲温度の変化に関係なく昇圧開始電圧が一定値として設定されているので、温度測定の必要がなく、構成が簡素で低コストになる利点がある。
しかし、本願はこのような態様に限定されず、次のような態様もあり得る。即ち、コントロールユニット1の中又は外に、図示されない温度センサを設け、かつ、コントロールユニット1に図示されない記憶部(スタータリレーの温度によって変化する最低動作電圧のデータを記憶したもの)があるという前提で、現在の温度を検知し、その温度でのスタータリレーの最低動作電圧データを読み出し、例えばその値より少し低く(おおむね1〜2V低く)なるようにその温度における昇圧開始電圧(第1電圧値)を決め、これより少し高く(おおむね1〜2V高く)なるように昇圧開始電圧(第2電圧値)を決め、第1電圧値も第2電圧値も適宜周囲温度によって設定値を変更する、といった態様でもよい。この場合、きめ細かな制御ができ、不必要な昇圧動作の頻度をさらに低減して、バッテリの長寿命化につながる利点がある。
本例のエンジン始動装置の全体構成を示す回路図である。 同エンジン始動装置の要部詳細構成を示す回路図である。 同エンジン始動装置の作用を説明する図であり、(a)は本例の場合、(b)は本発明を適用しない場合の比較例である。 制御処理手段の制御処理を示すフローチャートである。 制御処理手段の制御処理(他の例)を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コントロールユニット(エンジン始動装置)
2 バッテリ
3 スタータリレー
14 制御回路(制御処理手段)
20 昇圧回路
30 昇圧コントロール回路
34 トランジスタ(スイッチング素子)
L1 高電位側電源ライン
L2 低電位側電源ライン
L3 駆動用電源ライン

Claims (4)

  1. 車両のバッテリを電源として車両のスタータリレーを駆動して車両のエンジン始動を制御するエンジン始動装置であって、
    制御処理手段と、前記バッテリの出力を昇圧して前記制御処理手段と前記スタータリレーを駆動するための駆動電圧を出力する昇圧回路と、を備え、
    前記制御処理手段は、エンジン始動条件が成立したエンジン始動時に、前記スタータリレーを作動させるために前記駆動電圧を前記スタータリレーに印加するエンジン始動制御を行う機能を有し、
    前記制御処理手段による前記昇圧回路に対する制御機能によって、
    前記エンジン始動時におけるエンジン始動に必要な所定期間には、前記スタータリレーの最低動作電圧を前記駆動電圧が下回らないように前記昇圧回路が作動し、
    前記所定期間でない時には、前記制御処理手段の最低動作電圧よりも高く前記スタータリレーの最低動作電圧よりも低い第1電圧値を前記駆動電圧が下回らないように前記昇圧回路が作動する構成であることを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 前記所定期間の始期は、
    前記エンジン始動制御開始時点、前記エンジン始動条件が成立した時点、のうちの何れかであり、
    前記所定期間の終期は、
    エンジンが始動したことが確認された時点、前記エンジン始動制御が停止された時点、エンジン始動条件が成立から非成立となった時点、前記所定期間の始期から設定時間が経過した時点、のうちの何れかであることを特徴とするエンジン始動装置。
  3. 前記昇圧回路は、前記駆動電圧が昇圧開始電圧以下になると前記バッテリの出力を昇圧する昇圧動作を実行し、前記駆動電圧が昇圧開始電圧を超えると前記昇圧動作を停止するものであり、
    前記昇圧回路の昇圧開始電圧は、前記制御処理手段によって、前記スタータリレーの最低動作電圧以上の第2電圧値又は前記第1電圧値に切り替え可能とされ、
    前記制御処理手段は、
    前記所定期間でない時には前記昇圧開始電圧を前記第1電圧値とし、少なくとも前記出力電圧が前記スタータリレーの最低動作電圧よりも低下している場合には、前記所定期間に前記昇圧開始電圧を前記第2電圧値に切り替える昇圧切替制御を行うことによって、前記昇圧回路に対する制御機能を実現することを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン始動装置。
  4. 前記昇圧回路は、昇圧動作を許可する信号電圧を入力するためのON端子を有し、このON端子に印加される信号電圧が所定電圧値以下になれば前記昇圧動作を実行し、前記信号電圧が所定電圧値を超えれば前記昇圧動作を停止するものであり、
    前記昇圧回路が出力する駆動電圧を分圧してなる電圧を前記信号電圧として前記ON端子に印加する昇圧コントロール回路を備え、
    この昇圧コントロール回路は、
    前記駆動電圧が印加される駆動用電源ラインと前記ON端子との間に接続された第1抵抗と、前記バッテリの負極に接続された低電位側電源ラインと前記ON端子との間に接続された第2抵抗と、この第2抵抗と並列の関係になるように前記低電位側電源ラインと前記ON端子との間に順次直列に接続された第3抵抗及びスイッチング素子と、を有し、
    前記スイッチング素子がオフすると、前記駆動電圧が前記第1電圧値の時に前記信号電圧が前記所定電圧値となるように前記第1抵抗と第2抵抗によって前記駆動電圧を分圧する第1分圧状態になり、
    前記スイッチング素子がオンすると、前記駆動電圧が前記第2電圧値の時に前記信号電圧が前記所定電圧値となるように前記第1抵抗と第2抵抗と第3抵抗によって前記駆動電圧を分圧する第2分圧状態になる構成であり、
    前記制御処理手段は、
    前記スイッチング素子のオンオフ状態を制御して前記昇圧コントロール回路を前記第1分圧状態又は第2分圧状態に切り替え、これによって前記昇圧開始電圧を前記第1電圧値又は第2電圧値に切り替えて前記昇圧切替制御を実現することを特徴とする請求項3に記載のエンジン始動装置。
JP2008189633A 2008-07-23 2008-07-23 エンジン始動装置 Expired - Fee Related JP5024963B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008189633A JP5024963B2 (ja) 2008-07-23 2008-07-23 エンジン始動装置
US12/505,800 US8229656B2 (en) 2008-07-23 2009-07-20 Engine starting device
EP09166220.5A EP2148085B1 (en) 2008-07-23 2009-07-23 Engine starting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008189633A JP5024963B2 (ja) 2008-07-23 2008-07-23 エンジン始動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010025045A true JP2010025045A (ja) 2010-02-04
JP5024963B2 JP5024963B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=41110390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008189633A Expired - Fee Related JP5024963B2 (ja) 2008-07-23 2008-07-23 エンジン始動装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8229656B2 (ja)
EP (1) EP2148085B1 (ja)
JP (1) JP5024963B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014192391A1 (ja) * 2013-05-29 2014-12-04 日産自動車株式会社 プラグインハイブリッド車両の制御装置
JP2016086563A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 株式会社ケーヒン 電源制御装置

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10925637B2 (en) * 2010-03-11 2021-02-23 Mainstay Medical Limited Methods of implanting electrode leads for use with implantable neuromuscular electrical stimulator
US11679262B2 (en) 2007-03-09 2023-06-20 Mainstay Medical Limited Systems and methods for restoring muscle function to the lumbar spine
US11331488B2 (en) 2007-03-09 2022-05-17 Mainstay Medical Limited Systems and methods for enhancing function of spine stabilization muscles associated with a spine surgery intervention
US9072897B2 (en) 2007-03-09 2015-07-07 Mainstay Medical Limited Systems and methods for restoring muscle function to the lumbar spine
WO2008112178A1 (en) 2007-03-09 2008-09-18 Dan Sachs Muscle stimulator
US11679261B2 (en) 2007-03-09 2023-06-20 Mainstay Medical Limited Systems and methods for enhancing function of spine stabilization muscles associated with a spine surgery intervention
US9248278B2 (en) 2010-03-11 2016-02-02 Mainstay Medical Limited Modular stimulator for treatment of back pain, implantable RF ablation system and methods of use
JP2011179446A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Denso Corp エンジン始動制御装置
US11684774B2 (en) 2010-03-11 2023-06-27 Mainstay Medical Limited Electrical stimulator for treatment of back pain and methods of use
US9950159B2 (en) 2013-10-23 2018-04-24 Mainstay Medical Limited Systems and methods for restoring muscle function to the lumbar spine and kits for implanting the same
US11786725B2 (en) 2012-06-13 2023-10-17 Mainstay Medical Limited Systems and methods for restoring muscle function to the lumbar spine and kits for implanting the same
US9999763B2 (en) 2012-06-13 2018-06-19 Mainstay Medical Limited Apparatus and methods for anchoring electrode leads adjacent to nervous tissue
CN103889502B (zh) 2011-08-02 2016-02-24 梅恩斯塔伊医疗公司 用于锚定与可植入性神经肌肉电刺激器一起使用的电极引导件的设备
US9186501B2 (en) 2012-06-13 2015-11-17 Mainstay Medical Limited Systems and methods for implanting electrode leads for use with implantable neuromuscular electrical stimulator
US10195419B2 (en) 2012-06-13 2019-02-05 Mainstay Medical Limited Electrode leads for use with implantable neuromuscular electrical stimulator
US10471268B2 (en) 2014-10-16 2019-11-12 Mainstay Medical Limited Systems and methods for monitoring muscle rehabilitation
US10327810B2 (en) 2016-07-05 2019-06-25 Mainstay Medical Limited Systems and methods for enhanced implantation of electrode leads between tissue layers
US10001103B1 (en) * 2016-12-15 2018-06-19 Borgwarner, Inc. System with multiple starters and smart relay

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003324959A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Nichicon Corp スイッチング電源
JP2005333768A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Keihin Corp アクチュエータ駆動装置
JP2006112243A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Denso Corp エンジン始動補助システム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2601495B2 (ja) * 1988-01-27 1997-04-16 富士通株式会社 定電流入力型dc−dcコンバータ
JP2751174B2 (ja) * 1988-02-01 1998-05-18 株式会社デンソー 車両の充電制御装置
DE69130465T2 (de) * 1990-06-28 1999-06-02 Denso Corp., Kariya, Aichi Stromversorgungseinheit für ein Kraftfahrzeug
DE4138943C1 (ja) * 1991-11-27 1993-05-27 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart, De
JP4721388B2 (ja) * 2001-08-13 2011-07-13 東北パイオニア株式会社 Dc−dcコンバータおよびその駆動方法
JP4209640B2 (ja) 2002-07-03 2009-01-14 新電元工業株式会社 エンジン発電機用昇圧電源
JP4725016B2 (ja) 2004-01-27 2011-07-13 トヨタ自動車株式会社 駆動電圧供給装置および駆動電圧の供給をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP4279211B2 (ja) * 2004-06-28 2009-06-17 ヤマハ発動機株式会社 船舶の電源装置
DE102004048808A1 (de) * 2004-10-07 2006-04-13 Adam Opel Ag Verfahren zum Ansteuern eines Starterrelais
JP4428186B2 (ja) * 2004-10-12 2010-03-10 株式会社デンソー エンジン始動補助システム
DE102006061064B4 (de) * 2006-12-22 2012-11-22 Lisa Dräxlmaier GmbH Schaltkreis zur Bordnetzstabilisierung
US8046128B2 (en) * 2007-03-14 2011-10-25 GM Global Technology Operations LLC Method for operating an engine control module under low voltage conditions
JP4977780B2 (ja) * 2007-06-18 2012-07-18 マック トラックス インコーポレイテッド エンジン始動システムを監視するための方法および始動システム・モニタを含むエンジン

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003324959A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Nichicon Corp スイッチング電源
JP2005333768A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Keihin Corp アクチュエータ駆動装置
JP2006112243A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Denso Corp エンジン始動補助システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014192391A1 (ja) * 2013-05-29 2014-12-04 日産自動車株式会社 プラグインハイブリッド車両の制御装置
JP5967304B2 (ja) * 2013-05-29 2016-08-10 日産自動車株式会社 プラグインハイブリッド車両の制御装置
US9561792B2 (en) 2013-05-29 2017-02-07 Nissan Motor Co., Ltd. Control system for a plug-in hybrid vehicle
JP2016086563A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 株式会社ケーヒン 電源制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2148085A2 (en) 2010-01-27
US8229656B2 (en) 2012-07-24
JP5024963B2 (ja) 2012-09-12
EP2148085B1 (en) 2018-12-12
US20100018489A1 (en) 2010-01-28
EP2148085A3 (en) 2015-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5024963B2 (ja) エンジン始動装置
CA2810841C (en) Power circuit
US9482721B2 (en) Electric power source circuit and abnormality diagnosis system
JP3931181B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4479797B2 (ja) 電子制御装置
US7216617B2 (en) Engine starting assist system
JP4412244B2 (ja) エンジン始動制御装置
JP2013074741A (ja) 電源回路
US20150112578A1 (en) Vehicular power-supply circuit
JP2009255742A (ja) 電池状態判定装置
JP2016222187A (ja) 電子制御装置
JP5099041B2 (ja) 燃料ポンプ制御装置
KR20040011520A (ko) 엔진의 시동제어장치, 엔진의 시동제어방법 및 그 방법을실현하는 프로그램을 기록한 기록매체
JP2017047789A (ja) フェールセーフ回路
US20180024173A1 (en) Vehicle control apparatus
JP2009086878A (ja) 車両用負荷バックアップ回路
JP2006002715A (ja) エンジン制御回路
JP5135971B2 (ja) 電動パワーステアリング装置のモータ制御装置
JP2005038656A (ja) リレー駆動回路
JP2000113787A (ja) リレー駆動回路
JP2007291989A (ja) 負荷駆動系の異常診断装置
JP2018074874A (ja) 電子制御装置
KR100531732B1 (ko) 스타터 제어장치
JP2021126995A (ja) 車両用電子制御装置、および車両用電子制御装置の制御方法
JP4090439B2 (ja) 車両用始動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100806

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5024963

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees