JP6123689B2 - 集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧レギュレータを有する集積回路装置に関する。
従来、電圧レギュレータを有し、モードを切り替えることによって、電圧レギュレータから複数の電圧を出力できるように構成された集積回路装置が知られている。例えば、電源電圧の異なるマイコンについて、それぞれ別の電圧源を用意せずとも、この集積回路装置のみによって適切な電源電圧を供給するように構成することができる。換言すれば、この集積回路装置を汎用的な電圧源として用いることができる。
特許文献1には、それぞれHレベルとLレベルの2つの状態を有するモード信号が、2種類用いられ、それらの組み合わせによって、全部で4つのモードを切り替えることのできる集積回路装置が提示されている。
特開2011−258637号公報
ところで、例えば車両に供される電子制御装置においては、ノイズが比較的大きい環境で用いられる。具体的には、電源やモード切り替えのための信号に、点火ノイズ等が重畳することがある。このため、特許文献1の技術を電子制御装置に適用する場合には、ノイズの重畳によって、集積回路装置が誤ったモードに設定し、予期しない電圧がマイコンに印加される虞がある。これは、マイコンの故障の原因となり得る。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、電圧レギュレータを有する集積回路装置において、モードの誤切替えを防止することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は、マイコン(20)に電圧を供給する電圧レギュレータ(100)と、所定のモード切替信号(M,M1,M2)が入力されることで電圧レギュレータの出力電圧(VOUT)を規定する電圧切替信号(S,S1〜S3)を出力するモード切替部(200)と、を備える集積回路装置であって、さらに、車両のイグニッションスイッチ(IG)に同期する同期電圧(VOM,VB)の一つが入力され、モード切替部に対してリセット信号(INIT)を出力するリセット信号出力部(300)を備え、モード切替部は、モード切替信号に依らず電圧切替信号の状態を保持するラッチ状態と、モード切替信号に依って電圧切替信号の状態を切り替える常時モニタ状態と、がリセット信号によって切り替わるように構成され、リセット信号出力部は、イグニッションスイッチがオンされることで同期電圧の電位が所定の第1閾電圧(Vth)以上になることによって、モード切替部がラッチ状態に移行し、同期電圧の電位が所定の第1閾電圧未満になることによって、モード切替部が常時モニタ状態に移行するようにリセット信号を出力することを特徴としている。
これによれば、車両のエンジンに点火するためのイグニッションスイッチがオンになった状態において、モード切替部は、モード切替信号に依らず電圧切替信号の状態を保持するラッチ状態となる。このため、万一、モード切替信号にノイズが重畳して、モード切替信号の状態が変化しても、電圧切替信号を変化させないようにできる。したがって、ノイズによるモードの誤切替えを防止することができる。
第1実施形態に係る集積回路装置の概略構成を示すブロック図である。 第1例におけるタイミングチャートである。 第2例におけるタイミングチャートである。 第2実施形態に係るモード切替部の概略構成を示すブロック図である。 モード切替信号に対する出力電圧を示す対応表である。 従来構成におけるモード切替信号に対する出力電圧の一例を示す対応表である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。
(第1実施形態)
最初に、図1を参照して、本実施形態に係る集積回路装置の概略構成について説明する。
本実施形態に係る集積回路装置は、車両用の電子制御装置に用いられる各種装置、例えばマイコンなどの外部装置に、所定の電圧を供給する。この集積回路装置は、外部装置とともに電子制御装置を構成するものである。
図1に示すように、この集積回路装置10は外部装置としてのマイコン20を動作させるための所定の入力電圧を供給する装置である。集積回路装置10は、電圧レギュレータ100と、モード切替部200と、リセット信号出力部300と、を備えている。また、本実施形態では、リセット信号出力部300に入力される電圧を規定するための電源回路400が設けられている。
電圧レギュレータ100は、モード切替部200から出力される電圧切替信号Sに対応した出力電圧VOUTを生成するように構成されている。通常、マイコン20に入力されるべき電圧は、仕様に規定された一定の値であるから、モード切替部200が出力する電圧切替信号Sも唯一つであればよい。よって、モード切替部200には、マイコン20固有に決められた所定のモード切替信号Mが入力される。
以下、各構成要素について詳しく説明する。
電圧レギュレータ100は、車載バッテリ30により電圧が供給される。イグニッションスイッチIGがオンされるとメインリレー制御回路40を介してメインリレー50におけるコイル51に通電されリレースイッチMRELがオンされる。このようにして、電圧レギュレータ100は、車載バッテリ30から集積回路装置10に入力される電圧VBを電源電圧として駆動する。そして、モード切替部200から出力される電圧切替信号Sに応じた出力電圧VOUTを出力する。本実施形態では、例えば、電圧切替信号SがHレベルの場合にVOUT=6Vとなり、電圧切替信号SがLレベルの場合にVOUT=1Vとなるように構成されている。なお、言うまでもないが、電圧VBはイグニッションスイッチIGのオンオフに同期している。すなわち、電圧VBは、特許請求の範囲に記載の同期電圧の一つである。具体的には、イグニッションスイッチIGがオンされてリレースイッチMRELがオンされ、電圧VBは上昇する。逆にイグニッションスイッチIGがオフすると電圧VBは下降する。
モード切替部200は、デコーダ210とラッチ回路220とを有している。
デコーダ210は、モード切替信号Mの状態に対応したデコーダ信号Rを出力する。例えば、モード切替信号MがHレベルの場合には、デコーダ信号RとしてHレベルを出力する。一方、モード切替信号MがLレベルの場合には、デコーダ信号RとしてLレベルを出力する。
ラッチ回路220は一般的なDラッチ回路である。このラッチ回路220の入力は、デコーダ信号Rとリセット信号出力部300から出力されるリセット信号INITである。デコーダ信号RはD端子に入力され、リセット信号INITはG端子に入力される。そして、ラッチ回路220は、この入力に基づいて電圧切替信号SをQ端子から出力する。具体的には、リセット信号INITがLレベルの場合には、デコーダ信号Rをスルーして電圧切替信号Sとして出力する。一方、リセット信号INITがHレベルの場合には、デコーダ信号Rをラッチする。
つまり、モード切替部200は、リセット信号INITがL(Low)レベルの場合には、モード切替信号Mをスルーし、リセット信号INITがH(High)レベルの場合には、モード切替信号Mをラッチする。換言すれば、リセット信号INITがLレベルの場合、モード切替部200は、モード切替信号Mの状態に依存して電圧切替信号Sの状態が変化する常時モニタ状態となる。逆に、リセット信号INITがHレベルの場合、モード切替部200は、モード切替信号Mの状態に依存せず電圧切替信号Sの状態が保持されるラッチ状態となる。
モード切替部200は、イグニッションスイッチIGを介さず、そのオンオフに依らない電圧VBATが印加されて駆動している。また、モード切替信号MもイグニッションスイッチIGに依らず、常に、所定の状態がモード切替部200に入力されるようになっている。本実施形態におけるモード切替部200には、電圧VBATが抵抗分割された0V(=GND)ではない値がモード切替信号Mとして印加されている。つまり、モード切替信号MはHレベルを維持してモード切替部200に入力されている。よって、デコーダ210は、デコーダ信号RとしてHレベルを出力する。そして、ラッチ回路220にリセット信号INITとしてLレベルが入力され、モード切替部200が常時モニタ状態であれば、モード切替部200はデコーダ信号Rをスルーして電圧切替信号SとしてHレベルを出力する。これにより、出力電圧VOUTとして6Vが出力される。例えば、逆に、モード切替信号Mが0V(すなわち、Lレベル)であれば、デコーダ信号RとしてLレベルが出力され、出力電圧VOUTは1Vとなる。より具体的な動作は追って詳述する。
リセット信号出力部300は、モード切替部200に対してリセット信号INITを出力する。リセット信号INITの状態は、リセット信号出力部300に入力される電圧VOMに依存する。例えば、電圧VOMが所定の第1閾電圧Vth以上の場合にリセット信号INITの状態がHレベルとなるようになっている。一方、電圧VOMが所定の第1閾電圧Vth未満の場合にはリセット信号INITの状態がLレベルとなるようになっている。
なお、本実施形態におけるリセット信号出力部300には、図示しないパワーオンリセット回路が組み込まれ、電圧VOMが一定時間を超えて第1閾電圧Vth以上である場合にリセット信号INITの状態がHレベルとなるようなっている。
電源回路400は、電圧VOMを生成する回路である。具体的には、この電源回路400は、電圧VBをリセット信号出力部300の入力電圧として適切な値(すなわち、電圧VOM)に調整する。このため、電圧VOMは電圧VBに依存する。換言すれば、電圧VOMはイグニッションスイッチIGのオンオフに同期している。すなわち、電圧VOMは、特許請求の範囲に記載の同期電圧の一つである。具体的には、電圧VOMは、イグニッションスイッチIGがオンすると上昇し、オフすると下降する。
次に、図1〜図3を参照して、集積回路装置10の動作および作用効果について説明する。
(第1例)
一例として、図1および図2を参照して、クランキングにより車載バッテリ30からの供給電圧が一時的に低下した場合の集積回路装置10の動作について説明する。
まず、図2における時刻t1以前、すなわち、イグニッションスイッチIGがオンされる前の状態について説明する。
イグニッションスイッチIGがオフの状態で集積回路装置10に車載バッテリ30が接続されると、車載バッテリ30の電圧VBATが集積回路装置10に印加される。また、車載バッテリ30の接続によって、モード切替信号Mも集積回路装置10に対して出力される。なお、図2において、車載バッテリ30が正しく接続された状態において印加される電圧VBATをHレベルと示し、電圧VBATが印加されない場合をLレベルと示す。モード切替信号Mについても同様であり、それぞれHレベル、Lレベルと示す。よって、集積回路装置10に車載バッテリ30が接続されると、図2に示すように、電圧VBATおよびモード切替信号MがLレベルからHレベルに立ち上がる。モード切替信号Mは、その電圧がハイサイド閾値V1以上となるとイネーブル状態となる。
本実施形態におけるモード切替部200は、モード切替信号Mがイネーブル状態であっても、イグニッションスイッチIGがオフの状態においては、不要な電圧が集積回路装置10から出力されないように構成されている。具体的には、モード切替部200は、イグニッションスイッチIGに同期する同期電圧である電圧VBが所定の第2閾電圧V2以下である場合は、電圧レギュレータ100に対して、予め設定された初期状態となるように、電圧切替信号Sを出力するようになっている。本実施形態における初期状態は、VOUTの出力を停止する状態、すなわち、VOUT=0Vが出力される状態である。
なお、モード切替部200が初期状態へ移行する条件は、イグニッションスイッチIGに同期する同期電圧のうち、最大電位となる電源の電位が所定の第2閾電圧未満となる場合である。本実施形態において、イグニッションスイッチIGに同期する同期電圧としては、電圧VBと電圧VOMがこれに該当するが、このうち最大電位となるのは、車載バッテリ30から供給される電圧VBであり、第2閾電圧はV2に相当する。
その後、時刻t1において、イグニッションスイッチIGがオンされると、電圧VB、および、電圧VBに電源回路400を介して生じる電圧VOMが、所定の時定数をもって立ち上がりを開始する。
その後、時刻t2において、電圧VBが所定の第2閾電圧V2以上となる。このとき、モード切替部200は、初期状態から別の状態に移行することができるようになる。時刻t2では、リセット信号出力部300に印加される電圧VOMが所定の第1閾電圧Vth未満であるから、リセット信号INITの状態はLレベルであり、モード切替部200は、初期状態から常時モニタ状態に切り替わる。常時モニタ状態とは、モード切替信号Mに依って、出力する電圧切替信号Sの状態が切り替わる状態である。時刻t2におけるモード切替信号Mはイネーブル状態、すなわちHレベルである。よって、モード切替部200は、電圧レギュレータ100に対して所定の出力電圧VOUT(本実施形態では6V)を出力するように電圧切替信号Sの状態をHレベルとして出力する。
その後、時刻t3において、電圧VOMが第1閾電圧Vthに到達する。電圧VOMが第1閾電圧Vth以上になるとリセット信号出力部300は、リセット信号INITの状態をLレベルからHレベルに変更するが、本実施形態では、パワーオンリセット回路が動作するため、VOM≧Vthの状態をしばらく維持しないとリセット信号INITがHレベルにならない。図2においては、時刻t3から時刻t4までの間、VOM≧Vthの状態が維持されており、時刻t4において、リセット信号INITの状態がLレベルからHレベルに遷移する。
これにより、時刻t4において、モード切替部200は、常時モニタ状態からラッチ状態に移行する。ラッチ状態は、モード切替部200に入力されるモード切替信号Mに依らず、出力する電圧切替信号Sの状態を維持する状態である。時刻t2において、モード切替部200は、モード切替信号MとしてHレベルが入力され、電圧切替信号SとしてHレベルを出力している。時刻t4では、この状態がラッチされるため、時刻t4以降、モード切替信号MがLレベルに遷移しても、電圧切替信号SとしてHレベルを維持する。換言すれば、時刻t4以降、万一、モード切替信号Mにノイズが重畳して、モード切替信号Mの状態が変化しても、電圧切替信号Sを変化させないようにできる。したがって、ノイズによるモードの誤切替えを防止し、マイコン20に対して、所定の出力電圧VOUT(=6V)を出力し続けることができる。
例えば、図2に示すように、時刻t5から時刻t6の間において、クランキングにより一時的に車載バッテリ30からの供給電圧が低下し、電圧VBATがほぼ0V、すなわちLレベルに遷移して、これに伴ってモード切替信号MがLレベルに遷移したと仮定する。
従来の構成におけるモード切替部200では、常時モニタ状態しか存在しないから、モード切替信号Mが所定のローサイド閾値V3を下回った段階で、モード切替信号Mはディセーブル状態となり、電圧切替信号SはLレベルに遷移する。そして、図2の破線に示すように、電圧レギュレータ100は、VOUTとして1Vを出力してしまう。
本実施形態では、上記したように、モード切替部200がラッチ状態にあるから、モード切替信号MがHレベルからLレベルに遷移しても、電圧切替信号SをHレベルに維持することができる。したがって、ノイズによるモードの誤切替えを防止し、マイコン20に対して、所定の出力電圧VOUT(=6V)を出力し続けることができる。
その後、イグニッションスイッチIGがオフされ、時刻t7において、電圧VBの低下に伴って電圧VOMが第1閾電圧Vthを下回ると、リセット信号出力部300はリセット信号INITとしてLレベルを出力する。これにより、モード切替部200は常時モニタ状態に移行する。この状態でも、モード切替信号MはHレベルであるから、VOUTは6Vである。
その後、時刻t8において、電圧VBが第2閾電圧V2未満になると、モード切替部200は初期状態に移行する。すなわち、VOUT=0Vとなる。
(第2例)
また、別の一例として、図1および図3を参照して、リレースイッチMRELが意図しないまま一時的にオフとなる異常が発生した場合の集積回路装置10の動作について説明する。なお、図3に示す例では、図2の例における時刻t5〜t6で生じた車載バッテリ30の異常を、イグニッションスイッチIGの異常に置き換えて説明する。よって、時刻t1〜t4、および時刻t7以降の動作は、上記した例の動作と同一であるから、その説明を省略する。
時刻t5において、リレースイッチMRELが一時的にオフする。すなわち、電圧VBが一時的に低下する。これに伴って、電圧VOMも低下する。電圧VOMが第1閾電圧Vth未満になると、リセット信号INITがHレベルからLレベルに遷移し、モード切替部200の状態はラッチ状態から常時モニタ状態に移行する。なお、この例では、リレースイッチMRELがオフとなる状況は瞬時であり、時刻t5〜t6の間では、電圧VBが第2閾電圧V2を下回らないとする。
ところで、本実施形態において、電圧VBは、モード切替部200に入力されて、主要な電源電圧として用いられる。よって、リレースイッチMRELの瞬時的なオフによって一時的にでも電圧VBが低下すると、デコーダ210やラッチ回路220の動作が不安定になり、正常に動作しないことがある。例えば、モード切替信号MがHレベルであるにもかかわらず、デコーダ信号RとしてLレベルが出力され、その状態でラッチされてしまうことがある。このように、所望しない状態でラッチされてしまうと、集積回路装置10が本来必要なVOUTを正確に出力できない。
このような事態を回避するため、上記したように、リレースイッチMRELのオンオフに同期する電圧VOMが第1閾電圧Vth未満となった場合には、モード切替部200が常時モニタ状態に移行する。これにより、時刻t5〜t6の間で、モード切替部200の動作が不安定になっていても、時刻t6においてリレースイッチMRELが正常にオン状態となり、モード切替部200の状態が正常に戻れば、電圧レギュレータ100に対して、Hレベルであるモード切替信号Mに対応したVOUT(=6V)を出力させることができる。このとき、リセット信号INITは、時刻t6においてリレースイッチMRELが正常にオン状態となり、電圧VOMが第1閾電圧Vth以上となってから所定時間後にLレベルからHレベルに遷移し、モード切替部200はラッチ状態となる。よって、時刻t5〜t6の間で、モード切替部200の動作が一時的に不安定になっていても、正常な出力電圧VOUTを維持することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、図1に示すように、モード切替信号Mとして、HレベルとLレベルの2つの状態をモード切替部200に入力する例について説明した。これに対して、本実施形態では、図4に示すように、モード切替部200に2つのモード切替信号M1とM2が入力される例について説明する。
モード切替信号M1,M2は、それぞれがHレベルおよびLレベルの2つの状態をとることができる。すなわち、モード切替部200は、M1とM2の状態を組み合わせることによって、全部で4つの状態を実現することができる。なお、モード切替信号M1,M2は、第1実施形態と同様に、電圧VBATの抵抗分割により生成することができる。
本実施形態におけるモード切替部200は、1つのデコーダ210と、3つのラッチ回路221,222,223とを有している。
デコーダ210は、図5に示すように、2つのモード切替信号M1,M2の状態に応じて、予め決められた3つのデコーダ信号R1,R2,R3を出力する。
ラッチ回路221,222,223は、第1実施形態と同様に、入力されるリセット信号INITに基づいて、それぞれ電圧切替信号S1,S2,S3を出力する。具体的には、リセット信号INITがLレベルの場合には、デコーダ信号R1,R2,R3をそれぞれスルーして電圧切替信号S1,S2,S3として出力する。一方、リセット信号INITがHレベルの場合には、デコーダ信号R1,R2,R3をラッチする。
本実施形態におけるモード切替部200も、第1実施形態と同様に、リセット信号INITがLレベルの場合、モード切替信号M1,M2の状態に依存して電圧切替信号S1,S2,S3の状態が変化する常時モニタ状態となる。逆に、リセット信号INITがHレベルの場合、モード切替部200は、モード切替信号M1,M2の状態に依存せず電圧切替信号S1,S2,S3の状態が保持されるラッチ状態となる。これにより、第1実施形態と同様に、万一、モード切替信号M1,M2にノイズが重畳して、モード切替信号M1,M2の状態が変化しても、電圧切替信号S1,S2,S3を変化させないようにできる。
ところで、上記したように、2つのモード切替信号M1,M2の状態の組み合わせによって全部で4つの状態を実現可能である。ただし、本実施形態では、図5に示すように、電圧レギュレータ100の出力電圧VOUTとして、6Vと1Vの2つの状態が実現可能とされている。具体的には、M1がHレベル、且つ、M2がLレベルであるときVOUT=6Vとなり、M1がLレベル、且つ、M2がHレベルであるときVOUT=1Vとなる。そして、複数のモード切替信号M1,M2がともにHレベル、すなわち、イネーブル状態が競合する場合は、VOUT=0Vとなる。また、複数のモード切替信号M1,M2がすべてLレベルの場合にも、VOUT=0Vとなる。VOUT=0Vとは、マイコン20への電圧の供給を停止することを意味している。
以上説明した動作により得られる作用効果について説明する。
第1実施形態における第2例のように、リレースイッチMRELが一時的にオフするような異常が発生した場合は、モード切替部200が常時モニタ状態に移行する。この状態では、モード切替信号M1,M2が変化することによって、出力電圧VOUTが変動してしまう。
従来のように、電圧レギュレータ100が4つの状態を実現可能に構成されていることを仮定する。具体的には、図6に示すように、M1=Lレベル,M2=LレベルにおいてVOUT=5V、M1=Hレベル,M2=LレベルにおいてVOUT=6V、M1=Lレベル,M2=HレベルにおいてVOUT=1V、M1=Hレベル,M2=HレベルにおいてVOUT=3V、と仮定する。
例えば、供給されるべき電源電圧が1Vであるマイコン20を駆動中に、リレースイッチMRELが一時的にオフするような異常が発生したとする。このとき、モード切替部200が常時モニタ状態である。本来は、M1=Lレベル、且つ、M2=Hレベルでなくてはならないが、モード切替信号M2にノイズが重畳し、モード切替信号M2の状態がHレベルからLレベルに遷移してしまうと、マイコン20には5Vが印加されてしまう。マイコン20に過剰な電圧が印加されるため、マイコン20が故障する虞がある。言うまでもないが、モード切替信号M1にノイズが重畳し、モード切替信号M1の状態がLレベルからHレベルに遷移してしまった場合でも、VOUT=3Vとなり、マイコン20に過剰な電圧が印加されてしまう。
本実施形態では、上記したように、モード切替信号M1,M2がすべてLレベルの場合や、モード切替信号M1,M2のイネーブル状態が競合する場合に、VOUT=0Vとなる。このため、リレースイッチMRELが一時的にオフするような異常によって、電圧VBが低下し、モード切替部200が常時モニタ状態にあっても、マイコン20に対して、安全側の駆動を行うことができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記した各実施形態では、リセット信号INITの状態が切り替わるトリガーとして、電圧VOMを採用したが、リセット信号INITの切り替えは、イグニッションスイッチIGのオンオフに同期した電圧であればよい。電圧VBでもよいし、図示しない別の電圧でもよい。
また、第1実施形態において、初期状態をVOUTの出力を停止する状態としたが、電圧レギュレータ100の出力電圧VOUTとして最小の電圧が出力されるようにしてもよい。第1実施形態でいえば、モード切替部200は、電圧レギュレータ100に対して、初期状態として、VOUT=1Vが出力されるように、電圧切替信号Sを出力するようにしてもよい。
また、第2実施形態において、モード切替部200に2つのモード切替信号M1,M2が入力される例を示したが、入力されるモード切替信号Mは2つに限定されるものではない。例えば、3つのモード切替信号M1,M2,M3が入力されるような構成とすることもできる。この場合、実現可能な電圧レギュレータ100の出力電圧VOUTが8通りになる。そして、この場合も、モード切替部200を適切なタイミングでラッチ状態とすれば、各実施形態に記載した作用効果を奏することができる。
また、上記した各実施形態では、ひとつの集積回路装置10に対して、ひとつのマイコン20を接続する例を示したが、これに限定されない。例えば、第2実施形態において、モード切替部200から出力される電圧切替信号S1,S2,S3に、それぞれ別の電圧レギュレータが接続され、それぞれが別のマイコンに接続されるような構成としてもよい。
10・・・集積回路装置,20・・・マイコン,30・・・車載バッテリ,40・・・メインリレー制御回路,50・・・メインリレー
100・・・電圧レギュレータ,200・・・モード切替部,300・・・リセット信号出力部,400・・・電源回路
IG・・・イグニッションスイッチ,MREL・・・リレースイッチ,INIT・・・リセット信号,M・・・モード切替信号,R・・・デコーダ信号,S・・・電圧切替信号

Claims (3)

  1. 外部装置(20)に電圧を供給する電圧レギュレータ(100)と、所定のモード切替信号(M,M1,M2)が入力されることで前記電圧レギュレータの出力電圧(VOUT)を規定する電圧切替信号(S,S1〜S3)を出力するモード切替部(200)と、を備える集積回路装置であって、
    さらに、車両のイグニッションスイッチ(IG)に同期する同期電圧(VOM,VB)の一つが入力され、前記モード切替部に対してリセット信号(INIT)を出力するリセット信号出力部(300)を備え、
    前記モード切替部は、
    前記モード切替信号に依らず前記電圧切替信号の状態を保持するラッチ状態と、
    前記モード切替信号に依って前記電圧切替信号の状態を切り替える常時モニタ状態と、が前記リセット信号によって切り替わるように構成され、
    前記リセット信号出力部は、
    前記イグニッションスイッチがオンされることで前記同期電圧の電位が所定の第1閾電圧(Vth)以上になることによって、前記モード切替部が前記ラッチ状態に移行し、
    前記同期電圧の電位が所定の前記第1閾電圧未満になることによって、前記モード切替部が前記常時モニタ状態に移行するように前記リセット信号を出力することを特徴とする集積回路装置。
  2. 前記モード切替部が、2つ以上の前記モード切替信号を入力する構成において、
    前記モード切替部が前記常時モニタ状態であって、且つ、複数の前記モード切替信号のイネーブル状態が競合する組み合わせとなる場合、もしくは、すべての前記モード切替信号がディセーブル状態となる場合に、
    前記モード切替部は、前記電圧レギュレータに対して、前記外部装置への電圧の供給を停止させるための前記電圧切替信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の集積回路装置。
  3. 前記同期電圧のうち、最大電位となる電源の電位(VB)が所定の第2閾電圧(V2)未満となる場合に、
    前記モード切替部は、前記電圧レギュレータに対して、前記外部装置への電圧の供給を停止させるための前記電圧切替信号を出力する、
    あるいは、前記電圧レギュレータに対して、前記電圧切替信号に規定された前記出力電圧のうち、最小の電圧を前記外部装置に供給するように前記電圧切替信号を出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の集積回路装置。
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