JP2011082785A - パワーオンリセット回路 - Google Patents

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亮徳 永嶋
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Abstract

【課題】外来ノイズに起因するリセット信号の出力が防止されるパワーオンリセット回路を提供すること。
【解決手段】本発明では、基準電圧源2は電源電圧VCCを変圧して基準電圧VREF1を出力する。積分回路6は基準電圧VREF1を積分して基準電圧VREF2を生成する。比較器4aは、電源電圧VCCを分圧して生成される分圧電圧VSと基準電圧VREF1又は2の少なくともいずれか一方とを比較し、電源投入後に電源電圧VCCが上昇して基準電圧VREF1に達すると、リセット信号として電源電圧VCCを出力する。その後、分圧電圧VSが基準電圧VREF1又は2のいずれか小さな方と同じ値に達するとリセット信号の出力を停止する。基準電圧VREF2は、リセット信号の出力が停止された後に電源電圧VCCが低下しても、積分回路6により分圧電圧VSよりも小さな値に保持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路の内部をリセットするパワーオンリセット回路に関する。
自動車のエレクトロニクス化が年々加速しており、自動車のあらゆる部分で電装品が使われるようになっている。これら自動車に搭載される高性能なマイコンや高音質、高画質なディジタル機器、既存のアナログシステムなどの電装品への電源供給は、バッテリにより行われる。また、これらの電装品が相互に連携して動作することで実現される機能が増加しているため、自動車の限られたスペースに様々な配線を収納しなければならない。その結果、車内の電磁環境は悪化する。特に、電源ラインはノイズ発生源となり、配線を通じて他の回路にノイズが伝播する恐れがある。その影響が広範囲に及んでしまうと、適切な対策を講ずるのは極めて困難である。
そのため、車載系のアナログ−ディジタル混在の集積回路、特にパワーオンリセット回路の分野において、ノイズ発生源である電源ラインが変動しても、その影響を受けないパワーオンリセット回路の必要性が高まっている。
例えば、電源電圧が充分低い状態(基準電圧が立ち上がるまでの電圧)において、リセット信号を安定的に出力し、誤動作を防止する案が提案されている(特許文献1)。図6は、特許文献1に開示されている電源電圧低下検出回路の回路図である。図7は、特許文献1に開示されている電源電圧低下検出回路の入出力特性を示す図である。
図6を参照して、この電源電圧低下検出回路の構成について説明する。図6に示すように、この電源電圧低下検出回路は、直流電源91、基準電圧源92、分圧器93、比較器94、抵抗95及びスイッチ回路97により構成される。
直流電源91は、入力電源電圧VCCを出力する。基準電圧源92は、入力電源電圧VCCが供給されて基準電圧VREFを出力する。基準電圧源92はバンドギャップ回路で構成され、入力電源電圧VCCが第1の電圧VCC1以上の場合には基準電圧VREFを出力し、入力電源電圧VCCが第1の電圧VCC1よりも小さい場合には充分な電圧を出力できないものとする。
分圧器93は、直列に接続された抵抗931及び抵抗932により構成される。抵抗931は、後述する第2のスイッチ973のドレイン端子と接続される。抵抗932は接地される。抵抗931と抵抗932との接続点の電圧は、分圧電圧VSとして出力される。
比較器94は、非反転入力端子が基準電圧源92と接続され、基準電圧VREFが入力される。反転入力端子は分圧器93と接続され、分圧電圧VSが入力される。比較器94は、この電源電圧低下検出回路の出力電圧VOUTを出力する。抵抗95は、出力電圧VOUTを電源電圧へプルアップする。
スイッチ回路97は、NチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistors)からなる第1のスイッチ971、抵抗972及びPチャンネルMOSFETからなる第2のスイッチ973により構成される。第1のスイッチ971のゲート端子には基準電圧VREFが入力され、ソース端子は接地、ドレイン端子は抵抗972を介して入力電源電圧VCCと接続される。第2のスイッチ973のゲート端子は第1のスイッチ971のドレイン端子と接続され、ソース端子は入力電源電圧VCCと接続される。
続いて、この電源電圧低下検出回路の動作について説明する。図7に示すように、入力電源電圧VCCが第1の電圧VCC1よりも小さい場合には、基準電圧源92から基準電圧VREFは出力されない。このため、第1のスイッチ971及び第2のスイッチ973は共にオフ状態である。よって、比較器94の反転入力端子に印加される分圧器93の分圧電圧VSは接地電位GNDとなる。従って、リセット信号であるHigh信号が、出力電圧VOUTとして出力される。
そして、入力電源電圧VCCが上昇して第1の電圧VCC1に達すると、基準電圧VREFが急峻に立ち上がる。これにより、入力電源電圧VCCが第1の電圧VCC1以上である場合には、第1のスイッチ971はゲート電圧が印加されオン状態となり、かつ第2のスイッチ973もオン状態となる。第2のスイッチ973がオン状態となることにより、分圧器93に入力電源電圧VCCが印加される。よって、入力電源電圧VCCが分圧された分圧電圧VSが出力される。
従って、比較器94の非反転入力端子には基準電圧VREFが、反転入力端子には分圧電圧VSが印加される。さらに、入力電源電圧VCCが第2の電圧VCC2以上になると、分圧電圧VSは基準電圧VREF以上となる。よって、比較器94の出力電圧VOUTはLowとなり、リセット信号の出力が停止する。
また、電源電圧低下時に入力電源電圧VCCが第2の電圧VCC2よりも小さくなると、分圧電圧VSは基準電圧VREFよりも小さくなり、比較器94より"High"の信号が出力され、電子回路が停止する。さらに入力電源電圧VCCが低下し、入力電源電圧VCCが第1の電圧VCC1よりも小さくなると、基準電圧VREFは急峻に低下し、第1のスイッチ971はオフ状態となる。それに伴い、第2のスイッチ973もオフ状態となり、比較器94の反転入力端子には電圧が印加されない状態となって、出力電圧VOUTは"High"のまま維持する。なお、入力電源電圧VCCが、比較器94自体の正常な動作電圧以下になった場合でも、比較器94の出力電圧VOUTは抵抗95により入力電源電圧VCCにプルアップされ、"High"を維持することができる。これにより入力電源電圧VCCが低電圧時にも誤動作の無いパワーオンリセット回路が提供される。
すなわち、上述の電源電圧低下検出回路は、入力電源電圧VCCが低く、基準電圧VREFが充分出力されていない状態で、比較器94に出力されるリセット信号を維持して、電子回路動作を停止することができる。
特開2005−278056号公報
ところが、この電源電圧低下検出回路は、入力電源電圧VCCが定常電圧まで立ち上がった後の状態において、外来ノイズにより入力電源電圧VCCが変動した場合に、電源変動を検出してリセット信号を発生させてしまうという問題がある。以下、この問題が発生するメカニズムについて説明する。
図8は、この電源電圧低下検出回路の電源電圧変動時の動作を示す図である。ここで、縦軸は各出力の電圧を表し、横軸は時間推移を表している。図8に示すように、入力電源電圧VCCが定常電圧まで立ち上がった状態において、時刻T1のタイミングで、外来ノイズが入る。すると、外来ノイズにより、入力電源電圧VCCが立ち下がり始め、基準電圧VREFも立ち下がり始める。
時刻T2のタイミングでは、外来ノイズにより入力電源電圧VCCが立ち下がった影響で、基準電圧VREFはスイッチ回路97の第1のスイッチ971の閾値電圧以下となる。すると、第1のスイッチ971及び第2のスイッチ973はオフ状態となり、入力電源電圧VCCが分圧器93に供給されなくなる。よって、分圧電圧VSは接地電位GNDとなり、基準電圧VREF以下になる。そのため、出力電圧VOUTは入力電源電圧VCCとなり、リセット信号が出力されてしまう。
時刻T3のタイミングでは、入力電源電圧VCCが上昇し始め、基準電圧VREFも立ち上がり始める。時刻T4のタイミングでは、基準電圧VREFが第1のスイッチ971の閾値電圧以上となるので、第1のスイッチ971がオン状態となり、併せて第2のスイッチ973もオン状態となる。よって、分圧器93に入力電源電圧VCCが供給され、分圧電圧VSは入力電源電圧VCCの分圧電圧となる。これにより、分圧電圧VSは基準電圧VREF以上になるので、出力電圧VOUTは接地電位GNDとなり、リセット信号が解除される。
入力電源電圧VCCの変動の最大ピークである時刻T5や、入力電源電圧VCCの変動が治まる時刻T6のタイミングでは、分圧電圧VSは基準電圧VREF以上であるので、出力電圧VOUTは接地電位GNDとなり、非リセット状態が保持される。
本発明の一態様であるパワーオンリセット回路は、電源電圧を変圧して第1の基準電圧を出力する基準電圧源と、前記第1の基準電圧を積分して前記第2の基準電圧を生成する積分回路と、前記電源電圧を分圧して生成される分圧電圧と、前記第1の基準電圧または前記第2の基準電圧の少なくともいずれか一方と、を比較してリセット信号を出力する比較器と、を少なくとも備え、前記比較器は、電源投入後に電源電圧が上昇して前記第1の基準電圧に達すると、前記リセット信号として前記電源電圧を出力し、その後、前記分圧電圧が前記第1の基準電圧または前記第2の基準電圧のいずれか小さな方と同じ値に達すると前記リセット信号の出力を停止し、前記第2の基準電圧は、前記リセット信号の出力が停止された後に電源電圧が低下しても、前記積分回路により前記分圧電圧よりも小さな値に保持されるものである。
これにより、外部からのノイズなどにより前記第1の基準電圧または前記第2の基準電圧が変動しても、前記分圧電圧は前記第1の基準電圧または前記第2の基準電圧よりも大きい値に維持される。これにより、前記比較器の出力は接地電位に保持される。
本発明によれば、外来ノイズに起因するリセット信号の出力が防止されるパワーオンリセット回路を提供することができる。
実施の形態1にかかるパワーオンリセット回路の回路図である。 実施の形態1にかかるパワーオンリセット回路における各電圧の時間推移を示す図である。 実施の形態2にかかるパワーオンリセット回路の回路図である。 実施の形態2にかかるパワーオンリセット回路の比較器の回路図である。 実施の形態3にかかるパワーオンリセット回路の回路図である。 特許文献1にかかる電源電圧低下検出回路の回路図である。 特許文献1にかかる電源電圧低下検出回路の入出力特性を示す図である。 特許文献1にかかる電源電圧低下検出回路の電源電圧変動時の動作を示す図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1にかかるパワーオンリセット回路100のシステム構成を示す回路図である。パワーオンリセット回路100は、基準電圧源2、分圧器3、比較器4a、抵抗5、積分回路6及びスイッチ回路7により構成される。そして、パワーオンリセット回路100は、入力電源電圧VCCを出力する直流電源1に接続される。
基準電圧源2は、バンドギャップ回路で構成され、入力電源電圧VCCと接地電位GNDとの間に接続される。基準電圧源2の出力は、比較器4a及び積分回路6と接続され、基準電圧VREF1を出力する。
分圧器3は、直列に接続された抵抗31及び抵抗32により構成される。抵抗31は、後述するスイッチ73のドレイン端子と接続される。抵抗32は接地される。抵抗31と抵抗32との接続点の電圧は、分圧電圧VSとして比較器4aに出力される。
比較器4aは、非反転入力端子が基準電圧源2と接続され、基準電圧VREF1が入力される。反転入力端子は分圧器3と接続され、分圧電圧VSが入力される。比較器4aはパワーオンリセット回路100の出力電圧VOUTを出力する。
抵抗5は、入力電源電圧VCCと出力電圧VOUTとの間に接続され、出力電圧VOUTを入力電源電圧VCCへプルアップする。
積分回路6は、抵抗61とコンデンサ62により構成される。抵抗61の一端は基準電圧源2と接続され、他端は後述するスイッチ71のゲート端子と接続される。コンデンサ62の一端は接地され、他端は抵抗61の出力と接続される。抵抗61とコンデンサ62との接続点の電圧は、積分回路6の出力である基準電圧VREF2として、スイッチ回路7に供給される。
スイッチ回路7は、NMOSトランジスタからなるスイッチ71、抵抗72及びPMOSトランジスタからなるスイッチ73により構成される。スイッチ71のゲート端子には基準電圧VREF2が入力され、ソース端子は接地、ドレイン端子はスイッチ73のゲート端子及び抵抗72を介して入力電源電圧VCCに接続される。スイッチ73のソース端子は入力電源電圧VCCと接続され、ドレイン端子は抵抗31と接続される。
すなわち、パワーオンリセット回路100は、図6に示す電源電圧低下検出回路に積分回路が追加された構成を有している。
続いて、パワーオンリセット回路100の動作について説明する。図2は、パワーオンリセット回路100における各電圧の時間推移を示す図である。ここで、縦軸は各電圧の大きさを表し、横軸は時間推移を表している。図2では、入力電源電圧VCCが定常電圧まで立ち上がった状態において、時刻T1のタイミングで外来ノイズが入る。すると、外来ノイズにより、入力電源電圧VCCが立ち下がり始め、基準電圧VREF1及び基準電圧VREF2も立ち下がり始める。
時刻T2のタイミングでは、基準電圧VREF1はスイッチ71の閾値電圧以下となるが、基準電圧VREF2は積分回路6の時定数を持って立ち下がるので、スイッチ71の閾値電圧以下にはならない。そのため、スイッチ71及びスイッチ73はオン状態が維持され、分圧電圧VSは入力電源電圧VCCの分圧電圧となる。この場合、分圧電圧VSは基準電圧VREF1より大きいので、出力電圧VOUTは接地電位GNDとなる。
入力電源電圧VCCが最小となる時刻T3のタイミングでは、基準電圧VREF2はスイッチ71の閾値電圧以下にはならない。よって、分圧電圧VSは入力電源電圧VCCの分圧電圧となる。分圧電圧VSは基準電圧VREF1より大きいので、出力電圧VOUTは接地電位GNDに保持される。なお、時刻T3のタイミング以降は、入力電源電圧VCCが上昇し始めるので、基準電圧VREF1及び基準電圧VREF2が立ち上がり始める。
時刻T4のタイミングでは、基準電圧VREF1がスイッチ71の閾値電圧以上になるが、この場合でも基準電圧VREF2はスイッチ71の閾値電圧以上である。よって、分圧電圧VSは入力電源電圧VCCの分圧電圧となる。分圧電圧VSは基準電圧VREF1より大きいので、出力電圧VOUTは接地電位GNDに保持される。
入力電源電圧VCCが最大となる時刻T5や、入力電源電圧VCCの変動が治まる時刻T6のタイミングでも、分圧電圧VSは基準電圧VREF1以上であるので、出力電圧VOUTは接地電位GNDに保持される。
上述のように、パワーオンリセット回路100は、外来ノイズにより入力電源電圧VCCが変動する時刻T1〜T6の間において、基準電圧VREF2がスイッチ71の閾値電圧以上に維持される。よって、時刻T1〜T6の間、入力電源電圧VCCの分圧電圧が分圧電圧VSとして出力される。さらに、この分圧電圧VSは基準電圧VREF1より大きいので、時刻T1〜T6の間、出力電圧VOUTは接地電位GNDに保持される。
すなわち、本構成によれば、積分回路6で平滑化された基準電圧VREF2をスイッチ回路7の制御信号とすることで、スイッチ71のゲート電圧が閾値電圧以下になることを防止する。これにより、スイッチ回路7はオン状態に維持され、出力電圧VOUTを接地電位GNDに保持する。従って、本構成によれば、外来ノイズにより入力電源電圧VCCが変動した場合においても、リセット信号を発生させないパワーオンリセット回路を実現することができる。
実施の形態2
次に、実施の形態2にかかるパワーオンリセット回路について説明する。図3は、実施の形態2にかかるパワーオンリセット回路200のシステム構成を示す回路図である。パワーオンリセット回路200は、図1に示すパワーオンリセット回路100と比較して、比較器4aが比較器4bに置き換わっている。比較器4bは、比較器4aと比べて、非反転入力端子が1つ追加されている。追加された非反転入力端子は積分回路6と接続され、基準電圧VREF2が入力される。その他の構成は、図1に示すパワーオンリセット回路100と同様であるので、説明を省略する。
次いで、比較器4bの構成について説明する。図4は、比較器4bの構成を示す回路図である。比較器4bは、定電流源41、定電流源42、反転入力トランジスタ43、非反転入力トランジスタ44、非反転入力トランジスタ45、カレントミラートランジスタ46、カレントミラートランジスタ47及び出力トランジスタ48を有する。反転入力トランジスタ43、非反転入力トランジスタ44及び非反転入力トランジスタ45は、PMOSトランジスタである。カレントミラートランジスタ46、カレントミラートランジスタ47及び出力トランジスタ48は、NMOSトランジスタである。
定電流源41は、一端が入力電源電圧VCCと接続され、他端は反転入力トランジスタ43、非反転入力トランジスタ44及び非反転入力トランジスタ45のソース端子と接続される。
定電流源42は、一端が入力電源電圧VCCと接続され、他端は出力トランジスタ48のドレイン端子と接続される。定電流源42と出力トランジスタ48との接続点の電圧は、出力電圧VOUTとして出力される。
反転入力トランジスタ43のゲート端子は、反転入力端子として、分圧電圧VSが入力される。反転入力トランジスタ43のドレイン端子には、カレントミラートランジスタ46のドレイン端子と、カレントミラートランジスタ46及びカレントミラートランジスタ47のゲート端子と、に接続される。
非反転入力トランジスタ44のゲート端子は、非反転入力端子として、基準電圧VREF1が入力される。非反転入力トランジスタ44のドレイン端子には、カレントミラートランジスタ47のドレイン端子と出力トランジスタ48のゲート端子とが接続される。
非反転入力トランジスタ45のゲート端子は、反転入力端子として、基準電圧VREF2が入力される。非反転入力トランジスタ45のドレイン端子には、カレントミラートランジスタ47のドレイン端子と出力トランジスタ48のゲート端子とが接続される。
カレントミラートランジスタ46、カレントミラートランジスタ47及び出力トランジスタ48のソース端子は接地される。
続いて、パワーオンリセット回路200の動作を、図2を参照しつつ説明する。入力電源電圧VCCが定常電圧まで立ち上がった状態において、時刻T1のタイミングから時刻T2までのタイミングでは、パワーオンリセット回路200は図1に示すパワーオンリセット回路100と同様の動作を行う。
入力電源電圧VCCが最小となる時刻T3のタイミングでは、基準電圧VREF2はスイッチ71の閾値電圧以下にはならないので、分圧電圧VSは入力電源電圧VCCの分圧電圧となる。このとき、分圧電圧VSは基準電圧VREF2と同電位まで下がる。
しかし、比較器4bの差動入力はPMOSトランジスタで構成されており、かつ基準電圧VREF2よりも低い電圧である基準電圧VREF1が入力されている。従って、時刻T3のタイミングでは、分圧電圧VSは基準電圧VREF1より大きくなるので、出力電圧VOUTは接地電位GNDに保持される。これ以降の、時刻T4〜T6のタイミングでは、パワーオンリセット回路200は、図1に示すパワーオンリセット回路100と同様の動作を行うので説明を省略する。
すなわち、比較器4bでは、基準電圧VREF1と基準電圧VREF2のいずれか低い方の基準電圧が選択されて、分圧電圧VSと比較される。これにより、入力電源電圧VCCが最小の場合において、分圧電圧VSは基準電圧VREF1よりも大きい。従って、本構成によれば、より確実にリセット信号の発生を防止できる、パワーオンリセット回路を実現することができる。
実施の形態3
次に、実施の形態3にかかるパワーオンリセット回路について説明する。図3は、実施の形態3にかかるパワーオンリセット回路300のシステム構成を示す回路図である。パワーオンリセット回路300は、図1に示すパワーオンリセット回路100と比較して、比較器4aの非反転入力が積分回路6と接続され、基準電圧VREF2が入力される。また、分圧器3の分圧電圧VSは、コンデンサ8を介して接地される。その他の構成は、図1に示すパワーオンリセット回路100と同様であるので、説明を省略する。
続いて、パワーオンリセット回路300の動作を、図2を参照しつつ説明する。入力電源電圧VCCが定常電圧まで立ち上がった状態において、時刻T1のタイミングから時刻T2までのタイミングでは、パワーオンリセット回路300は図1に示すパワーオンリセット回路100と同様の動作を行う。
入力電源電圧VCCが最小となる時刻T3のタイミングでは、基準電圧VREF2はスイッチ71の閾値電圧以下にならず、分圧電圧VSは入力電源電圧VCCの分圧電圧となる。更に、分圧電圧VSは、コンデンサ8によって平滑化されて、時定数をもって下がるので、基準電圧VREF2以下にはならない。よって、出力電圧VOUTは、接地電位GNDに保持される。これ以降の、時刻T4〜T6のタイミングでは、パワーオンリセット回路200は、図1に示すパワーオンリセット回路100と同様の動作を行うので説明を省略する。
すなわち、本構成によれば、図1に示すパワーオンリセット回路100と同様に、基準電圧VREF1が積分回路6により平滑化されて、基準電圧VREF2となる。基準電圧VREF2は、スイッチ71の閾値電圧以上に維持されるので、スイッチ回路7はオン状態に維持される。これにより分圧電圧VSは、入力電源電圧VCCの分圧電圧のまま維持される。分圧電圧VSは、コンデンサ8で平滑化されることにより時定数をもって立ち下がり、基準電圧VREF2より大きい状態が維持される。よって、出力電圧VOUTは、接地電位GNDに保持される。従って、本構成によれば、図1に示すパワーオンリセット回路100と同様に、リセット信号の発生を防止できるパワーオンリセット回路を実現することができる。
その他の実施の形態
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、分圧器3、積分回路6及びスイッチ回路7は、同様の機能が実現できるならば、図1、図3及び図5に示す構成に限られるものではない。
また、例えば、図4に示す比較器についても、同様の機能が実現できるならば、図4に示す構成とは異なる構成を有してもよい。
1 直流電源
2 基準電圧源
3 分圧器
4a、4b 比較器
5 抵抗
6 積分回路
7 スイッチ回路
8 コンデンサ
31、32 抵抗
41、42 定電流源
43 反転入力トランジスタ
44、45 非反転入力トランジスタ
46、47 カレントミラートランジスタ
48 出力トランジスタ
61 抵抗
62 コンデンサ
71、73 スイッチ
72 抵抗
91 直流電源
92 基準電圧源
93 分圧器
94 比較器
95 抵抗
97 スイッチ回路
100、200、300 パワーオンリセット回路
931、932 抵抗
971 第1のスイッチ
972 抵抗
973 第2のスイッチ

Claims (7)

  1. 電源電圧を変圧して第1の基準電圧を出力する基準電圧源と、
    前記第1の基準電圧を積分して第2の基準電圧を生成する積分回路と、
    前記電源電圧を分圧して生成される分圧電圧と、前記第1の基準電圧または前記第2の基準電圧の少なくともいずれか一方と、を比較してリセット信号を出力する比較器と、を少なくとも備え、
    前記比較器は、
    電源投入後に前記電源電圧が上昇して前記第1の基準電圧に達すると、前記リセット信号として前記電源電圧を出力し、
    その後、前記分圧電圧が前記第1の基準電圧または前記第2の基準電圧のいずれか小さな方と同じ値に達すると前記リセット信号の出力を停止し、
    前記第2の基準電圧は、前記リセット信号の出力が停止された後に前記電源電圧が低下しても、前記積分回路により前記分圧電圧よりも小さな値に保持される、
    パワーオンリセット回路。
  2. 前記第2の基準電圧により制御され、前記電源電圧を出力するスイッチ回路と、
    前記電源電圧を分圧して前記分圧電圧を出力する分圧器と、を更に備える、
    請求項1に記載のパワーオンリセット回路。
  3. 前記比較器は前記分圧電圧及び前記第1の基準電圧が入力され、
    前記分圧電圧が前記第1の基準電圧よりも小さい場合に前記リセット信号を出力する、
    請求項1又は2に記載のパワーオンリセット回路。
  4. 前記比較器は前記分圧電圧、前記第1の基準電圧及び前記第2の基準電圧が入力され、
    前記分圧電圧が前記第1の基準電圧及び前記第2の基準電圧よりもよりも小さい場合に前記リセット信号を出力する、
    請求項1又は2に記載のパワーオンリセット回路。
  5. 前記比較器は、
    前記第1の基準電圧が入力される第1の非反転入力端子と、
    前記第2の基準電圧が入力される第2の非反転入力端子と、
    前記分圧電圧が入力される非反転入力端子と、を少なくとも備える、
    請求項4に記載のパワーオンリセット回路。
  6. 前記比較器は、前記分圧電圧、前記第1の基準電圧及び前記第2の基準電圧が入力される差動入力回路を備え、
    前記差動入力回路は、
    ゲート端子に前記分圧電圧が入力される第1のPMOSトランジスタと、
    ゲート端子に前記第1の基準電圧が入力される第2のPMOSトランジスタと、
    前記第2のPMOSトランジスタに対して並列に接続され、ゲート端子に前記第2の基準電圧が入力される第3のPMOSトランジスタと、を少なくとも備える、
    請求項4又は5に記載のパワーオンリセット回路。
  7. 前記分圧電圧と接地電位との間に接続されるコンデンサをさらに備え、
    前記比較器は、前記分圧電圧及び前記第2の基準電圧が入力され、
    前記分圧電圧が前記第2の基準電圧よりも小さい場合に前記リセット信号を出力する、
    請求項1に記載のパワーオンリセット回路。
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