JP2005052636A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の条件が成立した場合には、可変表示部で停止表示させる所定図柄を当選役の図柄組み合わせが認識できない第1モードで表示した後、図柄組み合わせが認識できる第2モードで表示することにより、第1モードと第2モードとの間で遊技者に期待感を持たせることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】第1実施形態に係るスロットマシンにおいて、色ヌキ7シンボルを利用した「色ヌキ演出処理」を行うと決定したときは(S33)、例えば、このとき、赤7−赤7−赤7に当選していれば、2つの赤7シンボルを有効入賞ラインに沿って自動的に停止表示させた後に、色ヌキ7シンボルを有効入賞ラインに沿って停止表示させる(S37)。さらに、0.5秒を経過した後において、色ヌキ7シンボルに対し液晶ディスプレイで赤色を付すことにより、赤7シンボルのように見せかける(S38)。
【選択図】 図14
【解決手段】第1実施形態に係るスロットマシンにおいて、色ヌキ7シンボルを利用した「色ヌキ演出処理」を行うと決定したときは(S33)、例えば、このとき、赤7−赤7−赤7に当選していれば、2つの赤7シンボルを有効入賞ラインに沿って自動的に停止表示させた後に、色ヌキ7シンボルを有効入賞ラインに沿って停止表示させる(S37)。さらに、0.5秒を経過した後において、色ヌキ7シンボルに対し液晶ディスプレイで赤色を付すことにより、赤7シンボルのように見せかける(S38)。
【選択図】 図14
Description
本発明は、複数列の可変表示部における図柄が有効入賞ラインに沿って停止した場合に一定の特典を付与する遊技機に関し、特に、可変表示部で停止表示された図柄の表示態様を変更可能としたスロットマシン等の遊技機に関する。
また、本発明は、最後に停止される可変表示部にて図柄を停止させるに際して、その停止図柄を分割してなる一方の分割図柄を停止させた状態で他方の分割図柄を停止させるようにしたスロットマシン等の遊技機に関する。
また、本発明は、最後に停止される可変表示部にて図柄を停止させるに際して、その停止図柄を分割してなる一方の分割図柄を停止させた状態で他方の分割図柄を停止させるようにしたスロットマシン等の遊技機に関する。
従来より、外周面に各種の図柄を形成した複数のリールを回転可能に設けておき、各リールにおける図柄が有効入賞ラインに沿って所定の組合せで停止表示された場合に、メダル等を払い出すように構成された各種のスロットマシンが提案されている。
例えば、特開平11−244453号公報には、ゲームを開始した後に、3つの各リールに形成されたシンボルマークの組合せ抽選を行うとともに、有効入賞ラインの抽選を行うように構成されたスロットマシンが記載されている。さらに、かかるスロットマシンでは、フリーゲームに移行した場合には、リールが自動的に回転・停止し、その結果に応じて払い出しが行われる。
また、海外で多く普及しているスロットマシンでは、SPINボタンの押下後、リール毎に停止図柄を決定した後、各リールを回転させるとともに一定時間経過した時点で各リールにつき決定した停止図柄で各リールを自動的に停止させるものであり、一方、遊技者(プレイヤ)は自動的に停止される図柄の組合せがどのような組合せになるか期待してゲームを行っている。この点で、遊技者にとって受け身的なゲームになってしまう傾向がある。
特に、ゲームに関与する所定回数のフリースピン(新たにメダルを投入することなしに、リールが自動的に回転するとともに一定時間経過後に停止し、停止した図柄の組合せに対応してメダル等の払出を行う動作)を行うことが可能なフリーゲームに移行した場合、遊技者がゲームに関与できない状態(停止図柄の組合せを見るだけの状態)が長く続くこともある。そのため、遊技者のゲームに対する興味を持続させるべく様々な工夫がなされている。
特に、ゲームに関与する所定回数のフリースピン(新たにメダルを投入することなしに、リールが自動的に回転するとともに一定時間経過後に停止し、停止した図柄の組合せに対応してメダル等の払出を行う動作)を行うことが可能なフリーゲームに移行した場合、遊技者がゲームに関与できない状態(停止図柄の組合せを見るだけの状態)が長く続くこともある。そのため、遊技者のゲームに対する興味を持続させるべく様々な工夫がなされている。
例えば、前記特開平11−244453号公報に記載されたスロットマシンでは、抽選により決定されて停止表示されたシンボルマークの組合せに対して、有効ラインの位置や数を可変とすることができ、遊技者のゲームに対する興味をゲームの終了まで持続することが可能となるものである。
しかしながら、上記の特許文献1に記載されたスロットマシンにおいて、フリーゲームが行われると、リールが自動的に回転・停止するので、遊技者は、リールの動きをただ見ているだけであって、リールの図柄が停止表示されるまでに感情を高揚させるような機会がなく、しかも、リールが自動的に停止してハズレた場合には、当該ゲーム結果に関心することもなく、遊技者の興味は次回のゲームにすぐに移行していた。
また、前記した特許文献1に記載されたスロットマシンにおいては、3つの各リールの停止ポジション又は窓に表示させるシンボルマークのランダム抽選の結果に基づいて各リールのシンボルマークを停止させる場合に、特別の停止制御は行われておらず、一律に停止させるように構成されている。
かかる場合においても、抽選により有効ライン数が増加するので、ゲームの興味を持続することが可能ではあるが、3つの各リールの停止制御を行うについてその演出性に乏しいものであり、ゲームに対する遊技者の興趣を高く維持するにはまだなお工夫の余地がある。
かかる場合においても、抽選により有効ライン数が増加するので、ゲームの興味を持続することが可能ではあるが、3つの各リールの停止制御を行うについてその演出性に乏しいものであり、ゲームに対する遊技者の興趣を高く維持するにはまだなお工夫の余地がある。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、特定の条件が成立した場合には、可変表示部で停止表示させる所定図柄を当選役の図柄組み合わせが認識できない第1モードで表示した後、図柄組み合わせが認識できる第2モードで表示することにより、第1モードと第2モードとの間で遊技者に期待感を持たせることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
また、本発明は、複数存在する可変表示部の内最後に停止される可変表示部にて図柄を停止させるに際して、その停止図柄を分割してなる一方の分割図柄を停止させた状態で他方の分割図柄を停止させることにより、一方の分割図柄が停止されてから他方の分割図柄が停止されるまでの間で、期待感を維持することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
また、本発明は、複数存在する可変表示部の内最後に停止される可変表示部にて図柄を停止させるに際して、その停止図柄を分割してなる一方の分割図柄を停止させた状態で他方の分割図柄を停止させることにより、一方の分割図柄が停止されてから他方の分割図柄が停止されるまでの間で、期待感を維持することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、図柄の可変表示が行われる複数の可変表示部が設けられた可変表示手段を備え、前記各可変表示部にて可変表示される図柄が有効入賞ラインに沿って所定当選役に対応する組合せで停止した場合に特典を付与する遊技機において、前記各可変表示部において行われる図柄の可変表示を制御する可変表示制御手段と、前記当選役の抽選を行う当選役抽選手段とを備え、前記可変表示制御手段は、前記当選役抽選手段を介して所定当選役に当選した場合に、前記複数の可変表示部の内1つの可変表示部を除いて他の全ての可変表示部に、所定当選役に対応する組合せを構成する所定図柄を停止表示するとともに、前記1つの可変表示部には、前記組合せが認識できない第1モードで所定図柄を表示し、前記可変表示制御手段は、所定時間経過後に前記組合せが認識できる第2モードで所定図柄を表示することを特徴とする。
ここに、前記可変表示手段は、前記遊技機内で回転可能に支持されるとともに、周面に複数の図柄からなる図柄列が形成された複数のリールと、各リールよりも遊技機の前面側に配設されるとともに、各リールに対応して前記可変表示部を有する液晶ディスプレイとから構成されることが望ましい。
また、前記各リールの周面に形成された図柄列には、色抜き図柄が含まれており、前記液晶ディスプレイの各可変表示部は、前記色抜き図柄に着色すべく所定の色表示を行い、前記可変表示制御手段は、前記第1モードにおいて、前記色抜き図柄が有効入賞ラインに沿って停止表示されるように前記各リールの回転を制御するとともに、前記第2モードにおいて、色抜き図柄と重なった状態で所定の色表示を行うように液晶ディスプレイの各可変表示部を制御することが望ましい。
更に、前記色抜き図柄を有効入賞ラインに停止表示させる各リールの回転制御、及び、色抜き図柄と重なった状態で所定の色表示を行う前記各可変表示部の色表示制御に基づく色抜き演出を行うかどうかを決定する色抜き演出決定手段を備え、前記可変表示制御手段は、前記色抜き演出決定手段により色抜き演出を行うことが決定された場合、前記各リール及び液晶ディスプレイの各可変表示部を使用して色抜き演出を行うことが望ましい。
また、前記複数のリールから、前記色抜き演出が行われる1つのリールを決定するリール決定手段を備え、前記可変表示制御手段は、前記リール決定手段により決定された1つのリールを使用して前記色抜き演出を行うことが望ましい。
更に、前記液晶ディスプレイの各可変表示部を使用して行われる通常ゲームと、通常ゲームにて特定条件が成立した場合に、通常ゲームから移行するフリーゲームとが行われ、前記色抜き演出は、前記フリーゲームにおいて行われることが望ましい。
また、前記可変表示制御手段を介して各可変表示部にて可変表示されている図柄の停止指示を行う停止指示手段と、前記停止指示手段からの停止指示に基づき各可変表示部の図柄を停止させる停止制御手段とを備えることが望ましい。
また、請求項8に係る遊技機は、図柄の可変表示が行われる複数の可変表示部が設けられた可変表示手段を備え、前記各可変表示部にて可変表示される図柄が有効入賞ラインに沿って所定当選役に対応する組合せで停止した場合に特典を付与する遊技機において、前記各可変表示部において行われる図柄の可変表示を制御する可変表示制御手段と、前記当選役の抽選を行う当選役抽選手段とを備え、前記可変表示制御手段は、前記当選役抽選手段を介して所定当選役に当選した場合に、前記複数の可変表示部の内1つの可変表示部を除いて他の全ての可変表示部に、所定当選役に対応する組合せを構成する所定図柄を停止表示するとともに、前記1つの可変表示部には、所定図柄を構成する第1分割図柄と第2分割図柄の内第1分割図柄を表示し、前記可変表示制御手段は、前記1つの可変表示部に第1分割図柄を表示した状態で前記第2分割図柄を表示することを特徴とする。
ここに、前記可変表示手段は、前記遊技機内で回転可能に支持されるとともに、周面に複数の図柄からなる図柄列が形成された複数のリールと、各リールよりも遊技機の前面側に配設されるとともに、各リールに対応して前記可変表示部を有する液晶ディスプレイとから構成されることが望ましい。
また、前記各リールの内1つのリールの周面に形成された図柄列には、前記第1分割図柄が含まれており、前記1つのリールに対応する液晶ディスプレイの可変表示部は、前記第1分割図柄と共に前記所定図柄を構成する第2分割図柄の表示を行い、前記可変表示制御手段は、前記第1分割図柄が有効入賞ラインに沿って停止表示されるように前記1つのリールの回転を制御するとともに、第1分割図柄が停止された状態で前記第2分割図柄の表示を行うように液晶ディスプレイの前記可変表示部を制御することが望ましい。
更に、前記第1分割図柄を有効入賞ラインに停止表示させる前記1つのリールの回転制御、及び、第1分割図柄が停止された状態で第2分割図柄の表示を行う前記可変表示部の表示制御に基づく組合せ図柄演出を行うかどうかを決定する組合せ図柄演出決定手段を備え、前記可変表示制御手段は、前記組合せ図柄演出決定手段により組合せ図柄演出を行うことが決定された場合、前記1つのリール及び液晶ディスプレイの前記可変表示部を使用して組合せ図柄演出を行うことが望ましい。
また、前記液晶ディスプレイの各可変表示部を使用して行われる通常ゲームと、通常ゲームにて特定条件が成立した場合に、通常ゲームから移行するフリーゲームとが行われ、前記組合せ図柄演出は、前記フリーゲームにおいて行われることが望ましい。
更に、前記第1分割図柄が停止されている状態で、前記第2分割図柄の停止指示を行う停止指示手段を備え、前記可変表示制御手段は、前記停止指示手段からの停止指示に基づき前記第2分割図柄の停止を行うことが望ましい。
また、前記可変表示制御手段は、前記複数の可変表示部の内最後に停止される可変表示部にて前記所定図柄を停止させる際に、前記第1分割図柄の停止状態で第2分割図柄を停止させることが望ましい。
また、請求項15に係る遊技機は、遊技機内で回転可能に支持されるとともに、周面に複数の図柄からなる図柄列が形成された複数のリールと、前記各リールよりも遊技機の前面側に配設されるとともに、各リールに対応して前記可変表示部を有する液晶ディスプレイと、前記各リール及び前記液晶ディスプレイの各可変表示部にて可変表示される図柄が有効入賞ラインに沿って所定当選役に対応する組合せで停止した場合に特典を付与する遊技機において、前記各リール及び前記液晶ディスプレイの各可変表示部において行われる図柄の可変表示を制御する可変表示制御手段と、前記当選役の抽選を行う当選役抽選手段とを備え、前記可変表示制御手段は、前記当選役抽選手段を介して所定当選役に当選した場合に、前記各リールと前記液晶ディスプレイの各可変表示部との協働により、所定当選役に対応する組合せを構成する所定図柄を停止表示することを特徴とする。
前記請求項1に係る遊技機によれば、可変表示制御手段は、当選役抽選手段を介して所定当選役に当選した場合に、複数の可変表示部の内1つの可変表示部を除いて他の全ての可変表示部に、所定当選役に対応する組合せを構成する所定図柄を停止表示するとともに、1つの可変表示部には、組合せが認識できない第1モードで所定図柄を表示し、また、可変表示制御手段は、所定時間経過後に組合せが認識できる第2モードで所定図柄を表示するように構成されているので、遊技者は、所定図柄の表示モードが第1モードから第2モードに変更されるまでの間において、所定当選役に係る図柄の組合せを認識することができないこととなる。これにより、第1モードと第2モードの間で遊技者に期待感を持たせることができる。
また、請求項8に係る遊技機によれば、可変表示制御手段は、当選役抽選手段を介して所定当選役に当選した場合に、複数の可変表示部の内1つの可変表示部を除いて他の全ての可変表示部に、所定当選役に対応する組合せを構成する所定図柄を停止表示するとともに、1つの可変表示部には、所定図柄を構成する第1分割図柄と第2分割図柄の内第1分割図柄を表示し、また、可変表示制御手段は、1つの可変表示部に第1分割図柄を表示した状態で前記第2分割図柄を表示するように構成されているので、所定当選役に当選した場合に、1つの可変表示部にて第1分割図柄が停止した状態ではいずれの当選役に当選したか不明の状態にしておき、第1分割図柄に組み合わせて第2分割図柄が停止された状態で当選役が分かるようにすることが可能となる。従って、第1分割図柄が停止された後第2分割図柄が停止されるまでの間で、遊技者の期待感を高く維持することができる。
更に、請求項15に係る遊技機では、可変表示制御手段は、当選役抽選手段を介して所定当選役に当選した場合に、各リールと液晶ディスプレイの各可変表示部との協働により、所定当選役に対応する組合せを構成する所定図柄を停止表示するように構成されているので、多彩な演出表示を行うことができる。
以下、本発明に係る遊技機について、本発明をスロットマシンに具体化した第1実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、第1実施形態に係るスロットマシンの概略構成について図1に基づき説明する。図1はスロットマシンの斜視図である。
図1において、スロットマシン1はその全体を形成するキャビネット2を有しており、かかるキャビネット2の前面上部には上側液晶ディスプレイ3が配設され、また、キャビネット2の前面中央部には下側液晶ディスプレイ4が配設されている。ここに、上側液晶ディスプレイ3は一般に汎用されている液晶ディスプレイから構成されており、また、下側液晶ディスプレイ4は、所謂、透明液晶ディスプレイから構成されている。上側液晶ディスプレイ3には、ゲーム方法、当選役の種類とその配当、ゲームに関する各種演出等ゲームに関する情報が表示される。また、下側液晶ディスプレイ4には、図1に示されているように、基本的に、5つの可変表示部21、22、23、24及び25が表示されるとともに、各可変表示部21乃至25において後述する各種の図柄を上方向から下方向に向かってスクロールしながら変動表示する。尚、下側液晶ディスプレイ4の詳細な構造については後述する。
下側液晶ディスプレイ4の下側には、手前側に突出された操作テーブル5が設けられており、かかる操作テーブル5には、最も左側から両替(CHANGE)ボタン6、払い戻し(CHASHOUT)ボタン7、ヘルプ(HELP)ボタン8が配置されており、また、ヘルプボタン8の右側には、コイン投入部9、紙幣投入部10が設けられている。また、操作テーブル5の手前側にて左側から、1−BETボタン11、SPIN/REPEAT BETボタン12、3-BETボタン13、及び、5-BETボタン14が配置されている。
ここに、両替ボタン6は、紙幣投入部10に投入した紙幣を両替する際に押下されるボタンであり、両替されたコインは、キャビネット2の下部に設けられたコイン払出口15からコイン受け部16に払い出される。かかる両替ボタン6には、後述する両替(CHANGE)スイッチ62が付設されており、両替ボタン6の押下に基づき両替スイッチ62からスイッチ信号がCPU50に出力される。
ここに、両替ボタン6は、紙幣投入部10に投入した紙幣を両替する際に押下されるボタンであり、両替されたコインは、キャビネット2の下部に設けられたコイン払出口15からコイン受け部16に払い出される。かかる両替ボタン6には、後述する両替(CHANGE)スイッチ62が付設されており、両替ボタン6の押下に基づき両替スイッチ62からスイッチ信号がCPU50に出力される。
払い戻しボタン7は、通常ゲーム終了時に押下されるボタンであり、払い戻しボタン7が押下されると、ゲームにて獲得したコインがコイン払出口15からコイン受け部16に払い戻される。尚、払い戻しボタン7には、後述する払い戻し(CASHOUT)スイッチ63が付設されており、払い戻しボタン7の押下に基づきスイッチ信号がCPU50に出力される。
ヘルプボタン8は、ゲームの操作方法等が不明な場合に押下されるボタンであり、ヘルプボタン8が押下されると、上側液晶ディスプレイ3や下側液晶ディスプレイ4に各種のヘルプ情報が表示される。かかるヘルプボタン8には、後述するヘルプ(HELP)スイッチ64が付設されており、ヘルプボタン8の押下に基づきヘルプスイッチ64からスイッチ信号がCPU50に出力される。
ヘルプボタン8は、ゲームの操作方法等が不明な場合に押下されるボタンであり、ヘルプボタン8が押下されると、上側液晶ディスプレイ3や下側液晶ディスプレイ4に各種のヘルプ情報が表示される。かかるヘルプボタン8には、後述するヘルプ(HELP)スイッチ64が付設されており、ヘルプボタン8の押下に基づきヘルプスイッチ64からスイッチ信号がCPU50に出力される。
コイン投入部9には、後述するコインセンサ65が配置されており、コイン投入部9にコインが投入されると、コインセンサ65を介してコイン検出信号がCPU50に出力される。また、紙幣投入部10には、紙幣センサ66が配置されており、紙幣投入部10に紙幣が投入されると、紙幣センサ66を介して紙幣検出信号がCPU50に出力される。
1-BETボタン11は、1回押下する毎に1ずつベットされるボタンである。この1-BETボタン11には、後述する1-BETスイッチ59が付設されており、1-BETボタン11が押下されると、その押下に基づき1-BETスイッチ59からCPU50にスイッチ信号が出力される。
スピン(SPIN/REPEAT BET)ボタン12は、押下されることに基づき現在のベット数又は前回のベット数でゲームを開始すべく、下側液晶ディスプレイ4の各可変表示部21乃至25にて各図柄の変動表示が開始されるボタンである。スピンボタン12には、後述するスピンスイッチ58が付設されており、スピンボタン12が押下されると、その押下に基づきスピンスイッチ58からスイッチ信号がCPU50に出力される。尚、スピンボタン12の押下により、賭けることが可能なベット数としては、1、2、3、5ベットが存在し得る。
1-BETボタン11は、1回押下する毎に1ずつベットされるボタンである。この1-BETボタン11には、後述する1-BETスイッチ59が付設されており、1-BETボタン11が押下されると、その押下に基づき1-BETスイッチ59からCPU50にスイッチ信号が出力される。
スピン(SPIN/REPEAT BET)ボタン12は、押下されることに基づき現在のベット数又は前回のベット数でゲームを開始すべく、下側液晶ディスプレイ4の各可変表示部21乃至25にて各図柄の変動表示が開始されるボタンである。スピンボタン12には、後述するスピンスイッチ58が付設されており、スピンボタン12が押下されると、その押下に基づきスピンスイッチ58からスイッチ信号がCPU50に出力される。尚、スピンボタン12の押下により、賭けることが可能なベット数としては、1、2、3、5ベットが存在し得る。
3-BETボタン13は、その押下に基づき3ベットでゲームを開始するためのボタンである。かかる3-BETボタン13には、後述する3-BETスイッチ60が付設されており、その押下時には3-BETスイッチ60からスイッチ信号がCPU50に出力される。また、5-BETボタン14は、その押下に基づき5ベットでゲームを開始するためのボタンである。5-BETボタン14には、後述する5-BETスイッチ61が付設されており、その押下に基づき5-BETスイッチ61からスイッチ信号がCPU50に出力される。
また、キャビネット2の下部には、コイン払出口15が形成されるとともに、コイン払出口15から払い出されたコインを受けるコイン受け部16が設けられている。コイン払出口15の内部には、センサ等より構成される後述のコイン検出部73が配置されており、コイン検出部73はコイン払出口15から払い出されるコインの枚数を検出する。
また、キャビネット2の下部には、コイン払出口15が形成されるとともに、コイン払出口15から払い出されたコインを受けるコイン受け部16が設けられている。コイン払出口15の内部には、センサ等より構成される後述のコイン検出部73が配置されており、コイン検出部73はコイン払出口15から払い出されるコインの枚数を検出する。
また、操作テーブル5における最も手前側には、前記各可変表示部21乃至25のそれぞれに対応して、ストップボタン26乃至30が設けられている。これらの各ストップボタンは、後述するように、その対応する可変表示部でスクロールされている図柄を停止表示させる際に押下操作されるものであるが、その押下操作のタイミングで図柄を停止表示させることができるものではない。各ストップボタン26乃至30の押下操作に基づきストップボタンスイッチ67から出力されるスイッチ信号は、あくまでも可変表示部にてスクロールされている図柄を停止表示させる際のトリガとして使用されるだけのものである。
更に、キャビネット2の側面(図1中右側面)には、スタートレバー17が所定角度範囲で回動自在に取り付けられている。かかるスタートレバー17には後述するスタートスイッチ57が付設されており、スタートレバー17の回動時にスタートスイッチ57から発せられるスイッチ信号はCPU50に出力される。
続いて、下側液晶ディスプレイ4の詳細な構造及び下側液晶ディスプレイ4の背面側においてキャビネット2内部で回転自在に設けられたリールについて、図2及び図3に基づき説明する。図2は下側液晶ディスプレイ及びリールの縦断面図、図3は下側液晶ディスプレイの分解斜視図である。
図2及び図3において、下側液晶ディスプレイ4は、その前面側(図2中左側)に配置された透明タッチパネル300と共に、スロットマシン1のキャビネット2の前面中央部に設けられた機器前面パネル20の表示窓部210の内側に配置されており、また、下側液晶ディスプレイ4の背面側(図2中右側)には、3つのリール220(図2には1つのリール220のみを示す)が並列状態で、且つ、それぞれ独立して回転自在に支持されている。
図2及び図3において、下側液晶ディスプレイ4は、その前面側(図2中左側)に配置された透明タッチパネル300と共に、スロットマシン1のキャビネット2の前面中央部に設けられた機器前面パネル20の表示窓部210の内側に配置されており、また、下側液晶ディスプレイ4の背面側(図2中右側)には、3つのリール220(図2には1つのリール220のみを示す)が並列状態で、且つ、それぞれ独立して回転自在に支持されている。
ここで、各リール220について説明すると、3つのリール220の内、スロットマシン1の正面から見て左側のリール220は、下側液晶ディスプレイ4に形成される可変表示部22(図1参照)に対向しており、また、中側のリール220は、同様に下側液晶ディスプレイ4に形成される可変表示部23(図1参照)に対向しており、また、右側のリール220は、同様に下側液晶ディスプレイ4に形成される可変表示部24(図1参照)に対向している。そして、可変表示部21、25(図1参照)に対しては、いずれのリール220も対向していない。
尚、各可変表示部21乃至25の構成については後述する。
尚、各可変表示部21乃至25の構成については後述する。
また、各リール220周面には、後述のフリーゲームにおいて使用される、図11に示すような各種(図11中には4種類)の図柄が形成されている。具体的に、各リール220の周面に形成される図柄の種類としては、ダブルシンボル195、赤7シンボル191、青7シンボル192、及び、色ヌキ7シンボル193が使用される。そして、各リール220の周面には、これら4種類の図柄及びブランク(図柄が存在しない領域)194が所定の組合せで組み合わされて、合計15個の図柄、ブランクが形成される。
尚、各図柄の複数種類の組合せに基づき各種の当選役が予め設定されており、当選役に対応する図柄の組合せが有効入賞ラインL2(図16、図17、図18参照)上で停止した際に、当選役に応じてコインがコイン払出口15から払い出される点については従来のスロットマシンと同様であり、ここではその説明を省略する。また、各リール220の周面に各種図柄を形成するについては、各リール220の幅・周長に合致する長尺状のシールに5個の図柄を印刷しておき、かかるシールを各リール220の周面に貼付することにより形成するのが一般的であるが、この方法以外の方法で図柄を形成することは勿論可能である。
尚、各図柄の複数種類の組合せに基づき各種の当選役が予め設定されており、当選役に対応する図柄の組合せが有効入賞ラインL2(図16、図17、図18参照)上で停止した際に、当選役に応じてコインがコイン払出口15から払い出される点については従来のスロットマシンと同様であり、ここではその説明を省略する。また、各リール220の周面に各種図柄を形成するについては、各リール220の幅・周長に合致する長尺状のシールに5個の図柄を印刷しておき、かかるシールを各リール220の周面に貼付することにより形成するのが一般的であるが、この方法以外の方法で図柄を形成することは勿論可能である。
ここに、第1実施形態では、後述のフリーゲームに関しては、有効入賞ラインL2はセンターラインのみとされており、かかる有効入賞ラインL2は、先ず各リール220が自動的に回転し次にストップボタン26乃至30の押下に基づき各リール220が停止するフリーゲームを行う際に、下側液晶ディスプレイ4に表示される。
また、前記色ヌキ7シンボル193は、下側液晶ディスプレイ4によって赤色又は青色を付すことが可能であり、これにより、有効入賞ラインL2上に停止された色ヌキ7シンボル193が赤7シンボル191又は青7シンボル192に変更されることがある。
また、前記色ヌキ7シンボル193は、下側液晶ディスプレイ4によって赤色又は青色を付すことが可能であり、これにより、有効入賞ラインL2上に停止された色ヌキ7シンボル193が赤7シンボル191又は青7シンボル192に変更されることがある。
続いて、下側液晶ディスプレイ4の構造について、図2及び図3に基づき説明する。図2、図3において、下側液晶ディスプレイ4は、スロットマシン1の前面側から、透明タッチパネル300、リールガラスベース31、ベゼル金属枠32、液晶パネル33、液晶ホルダ34、拡散シート35、導光板36、白色のリフレクタ37、リアホルダ38、及び、帯電防止シート39が配置されて構成されている。拡散シート35には、開口部35A、35B、35C、35D、35Eが形成されており、同様に、導光板36、リフレクタ37及びリアホルダ38には、開口部35A〜35Eに一致するように、それぞれ開口部36A、36B、36C、36D、36E、開口部37A、37B、37C、37D、37E、開口部38A、38B、38C、38D、38Eが形成されている。各開口部35A〜38Aは、相互に一致するように重ねられて可変表示部21(図1参照)を構成し、各開口部35B〜38Bは同様に可変表示部22(図1参照)を構成し、各開口部35C〜38Cは同様に可変表示部23(図1参照)を構成し、各開口部35D〜38Dは同様に可変表示部24(図1参照)を構成し、また、各開口部35E〜38Eは同様に可変表示部25(図1参照)を構成する。
ここに、拡散シート35の開口部35A〜35E及び導光板36の開口部36A〜36Eは、各可変表示部21〜25の視認性を確保する透過領域を構成している。
尚、前記した下側液晶ディスプレイ4の構成では、拡散シート35に5つの開口部35A〜35Eを形成し、これらの各開口部35A〜35Eと一致するように、導光板36、リフレクタ37及びリアホルダ38に、それぞれ開口部36A〜36E、37A〜37E、38A〜38Eを形成するように構成し、リール220の数が5つの場合にも対応できるようにしているが、後述するフリーゲームでは、左側、中側及び右側3つのリール220と、これらに対応する下側液晶ディスプレイ4における可変表示部22〜24との協働により、図柄表示を行うように構成されていることから、拡散シート35、導光板36、リフレクタ37及びリアホルダ38には、3つの各リール220に対応して、3つの開口部のみを形成するようにしてもよい(この場合、拡散シート35には開口部35B〜35D、導光板36には開口部36B〜36D、リフレクタ37には開口部37B〜37D、リアホルダ38には開口部38B〜38Dが形成される)。
ここに、拡散シート35の開口部35A〜35E及び導光板36の開口部36A〜36Eは、各可変表示部21〜25の視認性を確保する透過領域を構成している。
尚、前記した下側液晶ディスプレイ4の構成では、拡散シート35に5つの開口部35A〜35Eを形成し、これらの各開口部35A〜35Eと一致するように、導光板36、リフレクタ37及びリアホルダ38に、それぞれ開口部36A〜36E、37A〜37E、38A〜38Eを形成するように構成し、リール220の数が5つの場合にも対応できるようにしているが、後述するフリーゲームでは、左側、中側及び右側3つのリール220と、これらに対応する下側液晶ディスプレイ4における可変表示部22〜24との協働により、図柄表示を行うように構成されていることから、拡散シート35、導光板36、リフレクタ37及びリアホルダ38には、3つの各リール220に対応して、3つの開口部のみを形成するようにしてもよい(この場合、拡散シート35には開口部35B〜35D、導光板36には開口部36B〜36D、リフレクタ37には開口部37B〜37D、リアホルダ38には開口部38B〜38Dが形成される)。
機器前面パネル20の表示窓部21に下側液晶ディスプレイ4を取り付けるには、図2に示すように、リールガラスベース31の上下方向に突出して設けられた各ブラケット40をネジ410により機器前面パネル20の背面にネジ止めすることにより行われている。
また、導光板36の上下端には、液晶パネル33の光源として一対の陰極線管420が設けられている。また、リアホルダ38の各開口部38A〜38Eの背面側上下には、各リール220の外周面に形成された図柄を照明する一対の冷陰極線430が設けられている。
液晶パネル33は、各リール220の前面に配置されて各リールが透視されるITO等からなる透明な電気的表示パネルであり、その表示部の周囲の背面側は液晶ホルダ34によって保持されている。導光板36は、光透過性の樹脂パネルからなり、側部に位置する冷陰極線管420から出射された光を液晶表示パネル33の背面側に導くレンズカットが形成されている。拡散シート35は、光透過性の樹脂シートからなり、導光板36で導かれた光を拡散して、液晶表示パネル33に照射される光を均一化する。液晶表示パネルを保持する液晶ホルダ34、拡散シート35及び導光板36は、一体化されてその周囲がベゼル金属枠32に挿入されている。この挿入により、液晶パネル33における表示部の前面側はベゼル金属枠32によって保持される。
また、導光板36の上下端には、液晶パネル33の光源として一対の陰極線管420が設けられている。また、リアホルダ38の各開口部38A〜38Eの背面側上下には、各リール220の外周面に形成された図柄を照明する一対の冷陰極線430が設けられている。
液晶パネル33は、各リール220の前面に配置されて各リールが透視されるITO等からなる透明な電気的表示パネルであり、その表示部の周囲の背面側は液晶ホルダ34によって保持されている。導光板36は、光透過性の樹脂パネルからなり、側部に位置する冷陰極線管420から出射された光を液晶表示パネル33の背面側に導くレンズカットが形成されている。拡散シート35は、光透過性の樹脂シートからなり、導光板36で導かれた光を拡散して、液晶表示パネル33に照射される光を均一化する。液晶表示パネルを保持する液晶ホルダ34、拡散シート35及び導光板36は、一体化されてその周囲がベゼル金属枠32に挿入されている。この挿入により、液晶パネル33における表示部の前面側はベゼル金属枠32によって保持される。
ベゼル金属枠32に嵌められて一体化された液晶ホルダ34、拡散シート35及び導光板36は、その周囲が更にリールガラスベース31に挿入されており、液晶パネル33の表示前面を開口した状態でリールガラスベース31によって保持されている。透明タッチパネル300は、リールガラスベース31がネジ41を介して聞き前面パネル20に取り付けられることにより、リールガラスベース31の前面に圧着されて、液晶パネル33の表示部前面に重ねられている。
リアホルダ38は、白色の樹脂板からなり、リールガラスベース31に支持されたベゼル金属枠32、液晶パネル33を保持した液晶ホルダ34、拡散シート35及び導光板36を背後からリールガラスベース31に保持している。このリアホルダ38は、陰極線管420から導光板36に出射された光を液晶パネル33側へ反射する反射板としても機能している。帯電防止シート39は、透明で、リアホルダ38の背面に両面テープで接着されており、リアホルダ38に形成された各開口部38A〜38Eの背面を覆っている。
リアホルダ38は、白色の樹脂板からなり、リールガラスベース31に支持されたベゼル金属枠32、液晶パネル33を保持した液晶ホルダ34、拡散シート35及び導光板36を背後からリールガラスベース31に保持している。このリアホルダ38は、陰極線管420から導光板36に出射された光を液晶パネル33側へ反射する反射板としても機能している。帯電防止シート39は、透明で、リアホルダ38の背面に両面テープで接着されており、リアホルダ38に形成された各開口部38A〜38Eの背面を覆っている。
続いて、図4に基づき、通常ゲームのときに下側液晶ディスプレイ4に表示されるものであって、各可変表示部21乃至25にてスクロールしながら可変表示される図柄例について説明する。図4において、図柄列41は可変表示部21にて可変表示される図柄列、図柄列42は可変表示部22にて可変表示される図柄列、図柄列43は可変表示部23にて可変表示される図柄列、図柄列44は可変表示部24にて可変表示される図柄列、また、図柄列45は可変表示部25にて可変表示される図柄列である。
ここに、図柄列41、42、44及び45は、共に同一図柄配列を有しており、これらの各図柄列は、トリプルBAR91、チェリー92、ダブルBAR93、セブン94、シングルBAR95及びブランク(図柄が存在していない領域)96が適宜組み合わされて11個の図柄から構成されている。
ここに、図柄列41、42、44及び45は、共に同一図柄配列を有しており、これらの各図柄列は、トリプルBAR91、チェリー92、ダブルBAR93、セブン94、シングルBAR95及びブランク(図柄が存在していない領域)96が適宜組み合わされて11個の図柄から構成されている。
また、図柄列43は、トリプルBAR91、チェリー92、ダブルBAR93、セブン94、シングルBAR95及びブランク96が組み合わされている点で前記各図柄列41、42、44、45と同様であるが、更に、トリガーシンボル97が1個配列されている。かかるトリガーシンボル97は、後述するように、フリーゲームに移行するための図柄であり、可変表示部23における有効入賞ライン(後述する)上で停止表示された場合にフリーゲームに移行することができる。
尚、各可変表示部21乃至25においてスクロールされている各図柄列41乃至45が停止表示される場合、3つの図柄がそれぞれの可変表示部で停止表示される。
また、前記各図柄の複数種類の組合せに基づき各種の当選役が予め設定されており、当選役に対応する図柄の組合せが有効入賞ライン上で停止した際に、当選役に応じてコインがコイン払出口15から払い出される点については従来のスロットマシンと同様であり、ここではその説明を省略する。
また、前記各図柄の複数種類の組合せに基づき各種の当選役が予め設定されており、当選役に対応する図柄の組合せが有効入賞ライン上で停止した際に、当選役に応じてコインがコイン払出口15から払い出される点については従来のスロットマシンと同様であり、ここではその説明を省略する。
次に、スロットマシン1の制御系に係る構成について図5に基づき説明する。図5はスロットマシンの制御系を模式的に示すブロック図である。
図5において、スロットマシン1の制御系は、基本的に、CPU50を核として構成されており、CPU50にはROM51及びRAM52が接続されている。ROM51は、後述するメイン処理プログラム、通常ゲーム処理プログラム、フリーゲーム処理プログラム、ゲームの進行に伴って上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に各種の演出を行うための各種演出プログラム、通常ゲームの当選役を抽選するための抽選テーブル、フリーゲームの当選役を抽選するための抽選テーブル、色ヌキ演出を行うか否かを決定するための抽選テーブル、色ヌキ7シンボル193を使用するリール220を決定するための抽選テーブル、通常ゲーム又はフリーゲームにて使用される有効入賞ラインの入賞ラインパターン、その他スロットマシン1の制御上必要な各種のプログラム、データテーブル等が格納されている。また、RAM52は、CPU50で演算された各種データを一時的に記憶しておくメモリである。
図5において、スロットマシン1の制御系は、基本的に、CPU50を核として構成されており、CPU50にはROM51及びRAM52が接続されている。ROM51は、後述するメイン処理プログラム、通常ゲーム処理プログラム、フリーゲーム処理プログラム、ゲームの進行に伴って上側液晶ディスプレイ3及び下側液晶ディスプレイ4に各種の演出を行うための各種演出プログラム、通常ゲームの当選役を抽選するための抽選テーブル、フリーゲームの当選役を抽選するための抽選テーブル、色ヌキ演出を行うか否かを決定するための抽選テーブル、色ヌキ7シンボル193を使用するリール220を決定するための抽選テーブル、通常ゲーム又はフリーゲームにて使用される有効入賞ラインの入賞ラインパターン、その他スロットマシン1の制御上必要な各種のプログラム、データテーブル等が格納されている。また、RAM52は、CPU50で演算された各種データを一時的に記憶しておくメモリである。
また、CPU50には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路53及び分周器54が接続されており、また、乱数を発生する乱数発生器55及び乱数サンプリング回路56が接続されている。乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数は、当選役、演出等の各種の抽選に使用される。更に、CPU50には、スタートレバー17に付設されるスタートスイッチ57、スピン(SPIN/REPEAT BET)ボタン12に付設されるスピンスイッチ58、1-BETボタン11に付設される1-BETスイッチ59、3-BETボタン13に付設される3-BETスイッチ60、5-BETボタン14に付設される5-BETスイッチ61、両替ボタン6に付設される両替(CHANGE)スイッチ62、払い戻しボタン7に付設される払い戻し(CASHOUT)スイッチ63、及び、ヘルプボタン8に付設されるヘルプ(HELP)スイッチ64が、それぞれ接続されている。CPU50は、各ボタンの押下により各スイッチから出力されるスイッチ信号に基づき、各ボタンに対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
CPU50には、モータ駆動回路167を介して各リール220の回転を行う3つのステップモータ68が接続されおり、また、リール位置検出回路69が接続されている。CPU50からモータ駆動信号がモータ駆動回路167に出力されると、各ステップモータ68はモータ駆動回路167により回転駆動される。これにより各リール220の回転が行われる。
このとき、各リール220の回転が開始された後、ステップモータ68の各々に供給される駆動パルス数が計算され、その計算値はRAM52の所定エリアに書き込まれる。また、各リール220からは1回転毎にリセットパルスが出力され、かかるリセットパルスはリール位置検出回路69を介してCPU50に入力される。このようにリセットパルスがCPU50に入力されると、RAM52に書き込まれている計算値は「0」にクリアされ、CPU50は、各リール220の1回転の範囲内における回転位置に対応する計算値と、ROM51に格納された各リール220の回転位置と各リール220の周面に形成された図柄とを対応させた図柄テーブルとに基づき、各リール220における図柄の回転位置を認識する。
このとき、各リール220の回転が開始された後、ステップモータ68の各々に供給される駆動パルス数が計算され、その計算値はRAM52の所定エリアに書き込まれる。また、各リール220からは1回転毎にリセットパルスが出力され、かかるリセットパルスはリール位置検出回路69を介してCPU50に入力される。このようにリセットパルスがCPU50に入力されると、RAM52に書き込まれている計算値は「0」にクリアされ、CPU50は、各リール220の1回転の範囲内における回転位置に対応する計算値と、ROM51に格納された各リール220の回転位置と各リール220の周面に形成された図柄とを対応させた図柄テーブルとに基づき、各リール220における図柄の回転位置を認識する。
更に、CPU50には、コイン投入部9に配置されるコインセンサ65及び紙幣投入部10に配置される紙幣センサ66が、それぞれ接続されている。コインセンサ65はコイン投入部9から投入されたコインを検出し、CPU50はコインセンサ65から出力されるコイン検出信号に基づき投入されたコイン枚数を演算する。紙幣センサ66は、紙幣投入部10から投入された紙幣の種類・額を検出し、CPU50は紙幣センサ66から出力される紙幣検出信号に基づき紙幣の額と等価なコイン枚数を演算する。また、CPU50には、各ストップボタン26乃至30に付設されるストップボタンスイッチ67が接続されている。各ストップボタン26乃至30の押下操作が行われると、ストップボタンスイッチ67からはスイッチ信号が出力され、そのスイッチ信号に基づきCPU50は各可変表示部21乃至25にてスクロールされている図柄の停止表示を行う。
CPU50には、ホッパー駆動回路70を介してホッパー71が接続されている。CPU50から駆動信号がホッパー駆動回路70に出力されると、ホッパー71は、所定枚数のコインをコイン払出口15から払い出す。
また、CPU50には、払出完了信号回路72を介してコイン検出部73が接続されている。コイン検出部73はコイン払出口15の内部に配置されており、コイン払出口15から所定枚数のコインが払い出されたことを検出した場合には、コイン検出部73からコイン払出検出信号が払出完了信号回路72に出力され、これに基づき払出完了信号回路72は、CPU50に対して払出完了信号を出力する。更に、CPU50には、液晶駆動回路74を介して上側液晶ディスプレイ3が接続され、また、液晶駆動回路75を介して下側液晶ディスプレイ4が接続されている。
この点、液晶駆動回路75は、図6に示すように、プログラムROM81、画像ROM82、画像制御CPU83、ワークRAM84、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)85及びビデオRAM86などで構成されている。そして、プログラムROM81には、下側液晶ディスプレイ4での表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。また、画像ROM82には、例えば、下側液晶ディスプレイ4(又は可変表示部21乃至25)で表示される図4の図柄列41〜45など、画像を形成するためのドットデータが格納されている。また、画像制御CPU83は、CPU50で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM81内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM82内に予め記憶されたドットデータの中から下側液晶ディスプレイ4に表示する画像の決定を行うものである。また、ワークRAM84は、上記画像制御プログラムを画像制御CPU83で実行するときの一時記憶手段として構成される。また、VDP85は、画像制御CPU83で決定された表示内容に応じた画像を形成し、下側液晶ディスプレイ4に出力するものである。これにより、例えば、図4の図柄列41〜45などが、下側液晶ディスプレイ4(又は可変表示部21乃至25)でスクロール表示される。尚、ビデオRAM86は、VDP85で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
また、CPU50には、払出完了信号回路72を介してコイン検出部73が接続されている。コイン検出部73はコイン払出口15の内部に配置されており、コイン払出口15から所定枚数のコインが払い出されたことを検出した場合には、コイン検出部73からコイン払出検出信号が払出完了信号回路72に出力され、これに基づき払出完了信号回路72は、CPU50に対して払出完了信号を出力する。更に、CPU50には、液晶駆動回路74を介して上側液晶ディスプレイ3が接続され、また、液晶駆動回路75を介して下側液晶ディスプレイ4が接続されている。
この点、液晶駆動回路75は、図6に示すように、プログラムROM81、画像ROM82、画像制御CPU83、ワークRAM84、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)85及びビデオRAM86などで構成されている。そして、プログラムROM81には、下側液晶ディスプレイ4での表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。また、画像ROM82には、例えば、下側液晶ディスプレイ4(又は可変表示部21乃至25)で表示される図4の図柄列41〜45など、画像を形成するためのドットデータが格納されている。また、画像制御CPU83は、CPU50で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM81内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM82内に予め記憶されたドットデータの中から下側液晶ディスプレイ4に表示する画像の決定を行うものである。また、ワークRAM84は、上記画像制御プログラムを画像制御CPU83で実行するときの一時記憶手段として構成される。また、VDP85は、画像制御CPU83で決定された表示内容に応じた画像を形成し、下側液晶ディスプレイ4に出力するものである。これにより、例えば、図4の図柄列41〜45などが、下側液晶ディスプレイ4(又は可変表示部21乃至25)でスクロール表示される。尚、ビデオRAM86は、VDP85で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
また、CPU50には、LED駆動回路77を介してLED78が接続されている。LED78は、スロットマシン1の前面にて多数配設されて各種の演出を行う際に、CPU50からの駆動信号に基づきLED駆動回路77により点灯制御されるものである。更に、音出力回路79及びスピーカ80がCPU50に接続されており、スピーカ80は、音出力回路79からの出力信号に基づき各種演出を行う際に各種の効果音を発生するものである。
ここで、スロットマシン1にて5つの可変表示部21乃至25を使用して通常ゲームを行う場合に、当選役を抽選する際に使用される抽選テーブル及びその時の有効入賞ラインのパターンについて図7と図8に基づき説明する。図7は5つの可変表示部を使用して通常ゲームを行う場合における当選役の抽選テーブル、図8は5つの可変表示部を使用して通常ゲームを行う場合における有効入賞ラインパターンを示す説明図である。
図7において、当選役の抽選テーブルで使用される乱数値の範囲は、0〜16383であり、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜3の範囲にある場合には、フリーゲームのトリガーに当選する。この場合、可変表示部23においてトリガーシンボル97が有効入賞ライン上に停止表示され、フリーゲームに移行することができる。ここに、フリーゲームとは、通常のゲームが行われた後に行われるゲームであり、一般に遊技者に有利なゲームとなっている場合が多い。例えば、フリーゲームに移行すると、コイン等をベットすることなく、フリーゲームのランクに応じて10ゲーム、20ゲーム又は30ゲーム連続してゲームが行われる。このとき、フリーゲームでは、各種の当選役に当選確率が高く設定されているのが一般的であり、従って、遊技者は多量のコイン等を獲得できることが多い。これらの点は、後述する。
また、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が、4〜15の範囲にある場合には、セブン(7)に当選する。この場合、各可変表示部21乃至25において、セブン94が有効入賞ライン上に停止表示される。同様に、サンプリングされた乱数値が16〜31の範囲にある場合には、トリプルBARに当選する。この場合、各可変表示部21乃至25において、トリプルBAR91が有効入賞ライン上に停止表示される。同様に、サンプリングされた乱数値が32〜63の範囲にある場合には、ダブルBARに当選する。この場合、各可変表示部21乃至25において、ダブルBAR93が有効入賞ライン上に停止表示される。同様に、サンプリングされた乱数値が64〜225の範囲にある場合には、シングルBARに当選する。この場合、各可変表示部21乃至25において、シングルBAR95が有効入賞ライン上に停止表示される。同様に、サンプリングされた乱数値が256〜511の範囲にある場合には、チェリーに当選する。この場合、各可変表示部21乃至25において、チェリー92が有効入賞ライン上に停止表示される。
尚、サンプリングされた乱数値が512〜16383の範囲にある場合には、はずれに当選することとなり、この場合、各可変表示部21乃至25における有効入賞ライン上に、当選役となる図柄の組合せが停止表示されることはない。
次に、5つの可変表示部21乃至25を使用して通常ゲームを行う場合における有効入賞ラインのパターンについて、図8に基づき説明する。5つの可変表示部21乃至25を使用して通常ゲームを行う場合、トップラインL1、センターラインL2、ボトムラインL3、クロスダウンラインとクロスアップラインを組み合わせたクロスダウン・アップラインL4、及び、クロスアップラインとクロスダウンラインを組み合わせたクロスアップ・ダウンラインL5の5つの入賞ラインが有効化される。
尚、図8に示す例では、クロスダウン・アップラインL4に沿ってダブルBARが停止表示されてダブルBARが成立した例を示している。
尚、図8に示す例では、クロスダウン・アップラインL4に沿ってダブルBARが停止表示されてダブルBARが成立した例を示している。
続いて、スロットマシン1にてフリーゲームを行う場合に、当選役を抽選する際に使用される抽選テーブル及びその時の有効入賞ラインのパターンについて図14と図16〜図18に基づき説明する。尚、フリーゲームでは、3つのリール220に付された各図柄が透視できる3つの可変表示部22乃至24を介して行われる。図14は3つの可変表示部を介してフリーゲームを行う場合における当選役の抽選テーブル、図16〜図18は3つの可変表示部を介してフリーゲームを行う場合における有効入賞ラインパターンを示す説明図である。
図14において、当選役の抽選テーブルで使用される乱数値の範囲は、0〜1127であり、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜5の範囲にある場合には、赤7−赤7−DOに当選する。この場合、各可変表示部22乃至24を介して、赤7シンボル191、赤7シンボル191、及び、ダブルシンボル195の順で、有効入賞ライン上に停止表示される。同様に、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が、6〜10の範囲にある場合には、青7−青7−DOに当選する。この場合、各可変表示部22乃至24を介して、青7シンボル192、青7シンボル192、及び、ダブルシンボル195の順で、有効入賞ライン上に停止表示される。
また、サンプリングされた乱数値が11〜26の範囲にある場合には、赤7−赤7−赤7に当選する。この場合、各可変表示部22乃至24を介して、赤7シンボル191、赤7シンボル191、及び、赤7シンボル191が有効入賞ライン上に停止表示されるが(図17参照)、このとき、いずれか一つの赤7シンボル191については、色ヌキ7シンボル193で一旦停止表示しておき(図16参照)、例えば、0.5秒経過した後、下側液晶ディスプレイ4で赤色が付されて、色ヌキ7シンボル193を赤7シンボル191に見せかける演出(以下、「色ヌキ演出」という)により行われることもある(図17参照)。この点については後述する。
また、サンプリングされた乱数値が27〜33の範囲にある場合には、青7−青7−青7に当選する。この場合、各可変表示部22乃至24を介して、青7シンボル192、青7シンボル192、及び、青7シンボル192が有効入賞ライン上に停止表示されるが、このとき、いずれか一つの青7シンボル192については、色ヌキ7シンボル193で一旦停止表示しておき(図16参照)、例えば、0.5秒経過した後、下側液晶ディスプレイ4で青色が付されて、色ヌキ7シンボル193を青7シンボル192に見せかける演出(上述した「色ヌキ演出」と同じ)により行われることもある(図18参照)。この点については後述する。
尚、サンプリングされた乱数値が33〜127の範囲にある場合には、はずれに当選することとなり、この場合、各可変表示部22乃至24を介して有効入賞ライン上に、当選役となる図柄の組合せが停止表示されることはない。そして、この場合には、例えば、各可変表示部22乃至24を介して、赤7シンボル191、赤7シンボル191、及び、ブランク(図柄が存在しない領域)194が有効入賞ライン上に停止表示されたり、青7シンボル192、青7シンボル192、及び、ブランク(図柄が存在しない領域)194が有効入賞ライン上に停止表示されたり、赤7シンボル191、赤7シンボル191、及び、青7シンボル192が有効入賞ライン上に停止表示されたり、青7シンボル192、青7シンボル192、及び、赤7シンボル191が有効入賞ライン上に停止表示されたりする。
次に、スロットマシン1にてフリーゲームを行う場合における有効入賞ラインのパターンについて、図16〜図18に基づき説明する。スロットマシン1にてフリーゲームを行う場合、上述した通常ゲームの場合とは異なって、センターラインL2のみの入賞ラインが有効化される。尚、図17に示す例では、センターラインL2に沿って赤7シンボル191が停止表示されて、赤7−赤7−赤7が成立した例を示している。
続いて、スロットマシン1にてフリーゲームを行う場合における「色ヌキ演出」に関する抽選テーブルについて図12と図13に基づき説明する。図12は3つの可変表示部を介してフリーゲームを行う場合において「色ヌキ演出」を行うか否かを決定するための抽選テーブル、図13は3つの可変表示部を介してフリーゲームを行う場合において「色ヌキ演出」を行うリールを決定するための抽選テーブルである。
図12において、「色ヌキ演出」を行うか否かを決定するための抽選テーブルで使用される乱数値の範囲は、0〜127であり、赤7−赤7−赤7に当選した場合に、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜102の範囲にあるときは「色ヌキ演出」を行い、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が103〜127の範囲にあるときは「色ヌキ演出」を行わない。同様にして、青7−青7−青7に当選した場合に、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜102の範囲にあるときは「色ヌキ演出」を行い、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が103〜127の範囲にあるときは「色ヌキ演出」を行わない。
また、図12の抽選テーブルによれば、はずれに当選した場合でも、「色ヌキ演出」を行うことがある。ここでは、赤7シンボル191、赤7シンボル191、及び、青7シンボル192が有効入賞ライン上に停止表示される際には、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜15の範囲にあるときは「色ヌキ演出」を行い、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が16〜127の範囲にあるときは「色ヌキ演出」を行わない。同様にして、青7シンボル192、青7シンボル192、及び、赤7シンボル191が有効入賞ライン上に停止表示される際には、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜35の範囲にあるときは「色ヌキ演出」を行い、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が35〜127の範囲にあるときは「色ヌキ演出」を行わない。
尚、図12の抽選テーブルによれば、赤7シンボル191、赤7シンボル191、及び、ブランク(図柄が存在しない領域)194が有効入賞ライン上に停止表示される際や、青7シンボル192、青7シンボル192、及び、ブランク(図柄が存在しない領域)194が有効入賞ライン上に停止表示される際には、「色ヌキ演出」を行わないことにしている。
次に、図13において、「色ヌキ演出」を行うリールを決定するための抽選テーブルで使用される乱数値の範囲は、0〜127であり、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜21の範囲にあるときは左側のリール220に付された色ヌキ7シンボル193を利用して「色ヌキ演出」を行い、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が22〜42の範囲にあるときは中側のリール220に付された色ヌキ7シンボル193を利用して「色ヌキ演出」を行い、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が43〜63の範囲にあるときは右側のリール220に付された色ヌキ7シンボル193を利用して「色ヌキ演出」を行う。
尚、「色ヌキ演出」に利用される色ヌキ7シンボル193が付されたリール220については、遊技者に対して効果的な演出を行うためには、最後に回転を停止させることが望ましいが、全てのリール220の回転が停止した後において、色ヌキ7シンボル193を赤7シンボル191又は青7シンボル192に見せかける演出を行うのであれば、最初に回転を停止させてもよいし、その中間で回転を停止させてもよい。
尚、「色ヌキ演出」に利用される色ヌキ7シンボル193が付されたリール220については、遊技者に対して効果的な演出を行うためには、最後に回転を停止させることが望ましいが、全てのリール220の回転が停止した後において、色ヌキ7シンボル193を赤7シンボル191又は青7シンボル192に見せかける演出を行うのであれば、最初に回転を停止させてもよいし、その中間で回転を停止させてもよい。
続いて、スロットマシン1で行われるメイン処理プログラムについて図9に基づき説明する。図9はメイン処理プログラムのフローチャートである。図9において、先ず、ステップ(以下、「S」と略記する)11において、スタート受付処理が行われる。この処理は、スタートレバー17の操作、スピン(SPIN/REPEAT BET)ボタン12の操作、1-BETボタン11の操作、3-BETボタン13の操作又は5-BETボタン14の操作に基づいてスタートスイッチ57、スピンスイッチ58、1-BETスイッチ59、3-BETスイッチ60又は5-BETスイッチ61から出力されたスイッチ信号を受け付ける処理である。各スイッチから出力されたスイッチ信号を受け付けた時点で、ゲームが開始される。
そして、S12においては、前記したスタートスイッチ57、スピンスイッチ58、1-BETスイッチ59、3-BETスイッチ60又は5-BETスイッチ61から出力されたスイッチ信号に基づいて抽選処理が行われる。具体的には、前記図7の抽選テーブルを使用して通常ゲームの当選役の抽選が行われる。
尚、ここで、フリーゲームのトリガーに当選した場合には、フリーゲームの繰り返し回数が決定され、例えば、10ゲーム、20ゲーム又は30ゲームのいずれかの中から抽選で選ばれる。
尚、ここで、フリーゲームのトリガーに当選した場合には、フリーゲームの繰り返し回数が決定され、例えば、10ゲーム、20ゲーム又は30ゲームのいずれかの中から抽選で選ばれる。
次のS13では、後述する図10の通常ゲーム処理が行われる。その後は、S14に進んで、フリーゲームのトリガーが成立したか否かを判断している。具体的に言えば、S12の抽選処理において乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜3の範囲にある場合には、フリーゲームのトリガーに当選しているので(S14:YES)、S15に進んで、後述する図15のフリーゲーム処理が行われた後に、このメイン処理プログラムを終了させる。一方、S12の抽選処理において乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が3〜16383の範囲にある場合には、フリーゲームのトリガーに当選していないので(S14:NO)、このメイン処理プログラムを終了させる。
続いて、スロットマシン1で行われる通常ゲーム処理プログラムについて図10に基づき説明する。図10は通常ゲーム処理プログラムのフローチャートである。前記図9のメイン処理プログラムのS12の後において、通常ゲーム処理が行われるが、そのためには、先ず、図10のS21に進んで、前記図9のS11にて受け付けられたスタートスイッチ57、スピンスイッチ58、1-BETスイッチ59、3-BETスイッチ60又は5-BETスイッチ61から出力されたスイッチ信号に基づいて、可変表示表示部21乃至25にて各図柄のスクロールが行われる。
そして、S22では、図柄がスクロールしている可変表示部21乃至25に対応するストップボタン26乃至30が遊技者によって押下操作された場合、その押下操作されたストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号をトリガとして可変表示部21乃至25における各図柄のスクロールが停止される。
尚、第1実施形態において、各ストップボタン26乃至30は、所謂、遊技者の技術介入を目的として行われる「目押し操作」とは関係がなく、各ストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号は、あくまでも可変表示部21乃至25にてスクロールされている各図柄を停止表示する際のトリガとなるだけのものである。従って、各可変表示部21乃至25の図柄は、前記図9のS12で抽選された結果だけに基づいて停止表示される。
そして、S23においては、S22で各可変表示部21乃至25にて停止表示された当選役の図柄組合せに従って、予め設定されている配当に相当するコイン等が払い出される。かかるS23の処理の後、メイン処理プログラムは終了する。
続いて、スロットマシン1で行われるフリーゲーム処理プログラムについて図15に基づき説明する。図15はフリーゲーム処理プログラムのフローチャートである。前記図9のメイン処理プログラムのS13において、フリーゲームのトリガーが成立していると判断する場合には(S13:YES)、前記図9のS15に進んでフリーゲーム処理が行われるが、そのためには、先ず、図15のS31に進んで、フリーゲーム中の抽選処理が行われる。具体的には、当該S31に移行したタイミングで取得した乱数値をもって、前記図14の抽選テーブルを使用してフリーゲームの当選役の抽選が行われる。
次は、S32の色ヌキ演出処理が行われる。具体的には、前記図12の抽選テーブルを使用して「色ヌキ演出処理」を行うか否かを決定する。従って、かかる決定は上述したS31の抽選結果の役に基づいて行われ、さらに、赤7−赤7−赤7、赤7−赤7−青7、青7−青7−青7、及び、青7−青7−赤7のいずれかの場合においてのみ、色ヌキ7シンボル193を利用した「色ヌキ演出処理」を行うか否かを決定する。そして、S33では、抽選された役に基づき決定された結果から、色ヌキ7シンボル193を利用した「色ヌキ演出処理」を行うか否かを判断し、ここで、色ヌキ7シンボル193を利用した「色ヌキ演出処理」を行うと判断した場合には(S33:YES)、S34に進む。
そして、S34では、「色ヌキ演出処理」を行う場合に利用する色ヌキ7シンボル193について、どのリール220のものを使うか決定する。具体的には、当該S34に移行したタイミングで取得した乱数値をもって、前記図13の抽選テーブルにより、「色ヌキ演出処理」を行う場合に使用されるリール220が決定される。次に、S35では、3つのリール220の回転を自動的に開始させ、その後のS36では、遊技者に対して、リール220の回転を停止させる指示をストップボタン26乃至30のいずれかの押下で行うことを下側液晶ディスプレイ4に表示される文字(例えば、「switch on」)やストップボタン26乃至30の点滅によって促す。
そして、S37では、上記S34で決定されたリール220以外のものの回転を自動的に停止させ、さらに、ストップボタン26乃至30のいずれかが遊技者によって押下操作された場合には、その押下操作されたストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号をトリガとして、上記S34で決定されたリール220の回転を停止させる。このとき、上記S34で決定されたリール220の回転の停止は、それ以外のリール220が自動停止した後に行う。具体的には、例えば、赤7−赤7−赤7に当選した場合において、中側のリール220の色ヌキ7シンボル193を利用して「色ヌキ演出処理」を行うときは、図16に示すように、右側のリール220(可変表示部24)の赤7シンボル191と左側のリール220(可変表示部22)の赤7シンボル191を有効入賞ラインL2に沿って自動的に停止表示させた後に、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193を有効入賞ラインL2に沿って停止表示させる。このとき、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193については一番最後に停止表示させるが、右側のリール220(可変表示部24)の赤7シンボル191と左側のリール220(可変表示部22)の赤7シンボル191の自動停止表示についてはその順は問わない。また、赤7−赤7−青7のはずれに当選した場合において、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193を利用して「色ヌキ演出処理」を行うときも、同様であり、図16に示すように、右側のリール220(可変表示部24)の赤7シンボル191と左側のリール220(可変表示部22)の赤7シンボル191を有効入賞ラインL2に沿って自動的に停止表示させた後に、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193を有効入賞ラインL2に沿って停止表示させる。このとき、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193については一番最後に停止表示させるが、右側のリール220(可変表示部24)の赤7シンボル191と左側のリール220(可変表示部22)の赤7シンボル191の自動停止表示についてはその順は問わない。
尚、第1実施形態において、各ストップボタン26乃至30は、所謂、遊技者の技術介入を目的として行われる「目押し操作」とは関係がなく、各ストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号は、あくまでもスクロールされている各リール220(可変表示部22乃至24)の図柄を停止表示する際のトリガとなるだけのものである。従って、各リール220(可変表示部22乃至24)の図柄は、前記S31で抽選された結果だけに基づいて停止表示される。
そして、S38では、「色ヌキ演出処理」に利用される色ヌキ7シンボル193に対して、停止表示してから一定時間経過後に色を付せる。具体的に言えば、例えば、図16に示すように、右側のリール220(可変表示部24)の赤7シンボル191と左側のリール220(可変表示部22)の赤7シンボル191に加え、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193が有効入賞ラインL2に沿って停止表示されている場合において、赤7−赤7−赤7に当選しているときは、図17に示すように、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193が有効入賞ラインL2に沿って停止表示されてから0.5秒を経過した後で、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193に対し液晶ディスプレイ4で赤色を付し、赤7−赤7−赤7の役に対応した枚数のコインの払い出しを行う。一方、赤7−赤7−青7のはずれに当選しているときは、図18に示すように、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193が有効入賞ラインL2に沿って停止表示されてから0.5秒を経過した後で、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193に対し液晶ディスプレイ4で青色を付す。
尚、フリーゲームにおいては、液晶ディスプレイ4上の各可変表示部22乃至24を介して、3つのリール220(可変表示部22乃至24)に付された図柄が透視されることにより行われるので、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193に対し液晶ディスプレイ4で赤色又は青色を付すには、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193と重なる領域の液晶ディスプレイ4に赤色又は青色を付すことにより行っている。
一方、上記S33において、色ヌキ7シンボル193を利用した「色ヌキ演出処理」を行うと判断しない場合には(S33:NO)、S39に進んで、3つのリール220の回転を自動的に開始させ、その後のS40では、遊技者に対して、リール220の回転を停止させる指示をストップボタン26乃至30のいずれかの押下で行うことを下側液晶ディスプレイ4に表示される文字(例えば、「switch on」)やストップボタン26乃至30の点滅によって促す。
そして、S41では、2つのリール220の回転を自動的に停止させ、さらに、ストップボタン26乃至30のいずれかが遊技者によって押下操作された場合には、その押下操作されたストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号をトリガとして、残りの1つのリール220の回転を停止させる。このとき、残りの1つのリール220の回転の停止は、2つのリール220が自動停止した後に行う。
尚、第1実施形態において、各ストップボタン26乃至30は、所謂、遊技者の技術介入を目的として行われる「目押し操作」とは関係がなく、各ストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号は、あくまでもスクロールされている各リール220(可変表示部22乃至24)の図柄を停止表示する際のトリガとなるだけのものである。従って、各リール220(可変表示部22乃至24)の図柄は、前記S31で抽選された結果だけに基づいて停止表示される。
そして、上記S38又は上記S41の処理が実行された後は、S42において、当選役に応じた枚数のコインの払い出しを行う。次に、S43に進んで、フリーゲームの実行回数が、上記図9のS12で決定された回数に到達したか否かを判断している。このとき、フリーゲームの実行回数が、上記図9のS12で決定された回数に到達したと判断しない場合には(S43:NO)、S31に戻って、上述した処理を繰り返す一方、上記図9のS12で決定された回数に到達したと判断した場合には(S43:YES)、フリーゲーム処理プログラムを終了させる。
以上説明した通り第1実施形態に係るスロットマシン1では、フリーゲームに移行した場合に、図12の抽選テーブルにより、色ヌキ7シンボル193を利用した「色ヌキ演出処理」を行うと決定したときは(図15のS33)、例えば、このとき、赤7−赤7−赤7に当選していたり、赤7−赤7−青7のはずれに当選していたりすれば、図16に示すように、右側のリール220(可変表示部24)の赤7シンボル191と左側のリール220(可変表示部22)の赤7シンボル191を有効入賞ラインL2に沿って自動的に停止表示させた後に、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193を有効入賞ラインL2に沿って停止表示させる(図15のS37)。さらに、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193が有効入賞ラインL2に沿って停止表示されてから0.5秒を経過した後において、このとき、赤7−赤7−赤7に当選していれば、図17に示すように、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193に対し液晶ディスプレイ4で赤色を付すことにより、有効入賞ラインL2に沿って停止表示された中側のリール22の図柄を赤7シンボル191のように見せかけて、赤7−赤7−赤7の役に対応した枚数のコインを払い出し、赤7−赤7−青7のはずれに当選していれば、図18に示すように、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193に対し液晶ディスプレイ4で青色を付すことにより、有効入賞ラインL2に沿って停止表示された中側のリール22の図柄を青7シンボル192のように見せかける(図15のS38)。
従って、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193が有効入賞ラインL2に沿って停止表示されてから0.5秒を経過するまでは、赤7−赤7−赤7に当選しているか又は赤7−赤7−青7のはずれに当選しているかはわからない状態なので、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193が有効入賞ラインL2に沿って停止表示されてから0.5秒の間は、遊技者に期待感を持たせることが可能である。
また、第1実施形態に係るスロットマシン1では、ストップボタン26乃至30のいずれかが遊技者によって押下操作された場合には、その押下操作されたストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号をトリガとして、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193を有効入賞ラインL2に沿って停止表示させており(図15のS37)、このとき、赤7−赤7−赤7に当選していれば、図17に示すように、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193に対し液晶ディスプレイ4で赤色を付すことにより、有効入賞ラインL2に沿って停止表示された中側のリール22の図柄を赤7シンボル191のように見せかけて、赤7−赤7−赤7の役に対応した枚数のコインを払い出すので、このコインの獲得が、ストップボタン26乃至30のいずれかを押下操作した所謂目押しによるものであるとの印象を遊技者に与えることができる。
続いて、第2実施形態に係るスロットマシンについて、図面を参照しつつ説明する。ここに、第2実施形態に係るスロットマシンは、基本的に、前記第1実施形態に係るスロットマシンと同一の構成を有している。例えば、第2実施形態に係るスロットマシンにおいて、通常ゲームは、第1実施形態における場合と同一手順により行われる。従って、以下においては、第2実施形態に係るスロットマシンに特徴的な構成に着目して説明することとする。
先ず、通常ゲームにおいて、可変表示部23における有効入賞ラインL上でジョーカー97が停止表示された場合に通常ゲームから移行するフリーゲームについて説明する。尚、第2実施形態に係るスロットマシン1で行われるフリーゲームにおいては、前記した5つの可変表示部21乃至25の内、3つの可変表示部22乃至24に対応する3つの左リール220、中リール220、右リール220、及び、右リール220に対応する可変表示部24が使用される。
先ず、フリーゲームにおいて、3つの各リール220の回転に従って可変表示される図柄列について図19(A)に基づき説明する。図19(A)において、図柄列46は左リール220にて可変表示される図柄列、図柄列47は中リール220にて可変表示される図柄列、また、図柄列48は右リール220にて可変表示される図柄列である。
先ず、通常ゲームにおいて、可変表示部23における有効入賞ラインL上でジョーカー97が停止表示された場合に通常ゲームから移行するフリーゲームについて説明する。尚、第2実施形態に係るスロットマシン1で行われるフリーゲームにおいては、前記した5つの可変表示部21乃至25の内、3つの可変表示部22乃至24に対応する3つの左リール220、中リール220、右リール220、及び、右リール220に対応する可変表示部24が使用される。
先ず、フリーゲームにおいて、3つの各リール220の回転に従って可変表示される図柄列について図19(A)に基づき説明する。図19(A)において、図柄列46は左リール220にて可変表示される図柄列、図柄列47は中リール220にて可変表示される図柄列、また、図柄列48は右リール220にて可変表示される図柄列である。
ここに、図柄列46と47は、2つの赤7と2つのBLANK(図柄が存在していない領域)が適宜組み合わされて4個の図柄から構成されている。但し、図柄列46と47の図柄配列は、異なっている。また、図柄列48は、2つの赤7、1つのBLANK及び1つの「LE」の文字からなる図柄が適宜組み合わされて4個の図柄から構成されている。尚、「LE」の文字からなる図柄は、可変表示部24に表示される文字「TRIP」又は「DOUB」と組み合わされて構成される英単語「TRIPLE」、「DOUBLE」における2文字の語尾である。また、フリーゲーム時に可変表示部24にて可変表示される図柄列は、図19(B)に示すように、「TRIP」の文字からなる図柄と「DOUB」の文字からなる図柄が、間に1図柄分のスペースをおいて構成されている。
前記したように、右リール220の図柄列48における「LE」の文字からなる図柄と可変表示部24にて可変表示される図柄列における「TRIP」、「DOUB」の図柄は、両者が組み合わされて初めて意味を有する英単語「TRIPLE」、「DOUBLE」を構成するものであり、この点で、右リール220の図柄「LE」は、英単語「TRIPLE」、「DOUBLE」を2つに分割した第1分割図柄を構成し、また、可変表示部24における図柄「TRIP」、「DOUB」は、第2分割図柄を構成する。
前記したように、右リール220の図柄列48における「LE」の文字からなる図柄と可変表示部24にて可変表示される図柄列における「TRIP」、「DOUB」の図柄は、両者が組み合わされて初めて意味を有する英単語「TRIPLE」、「DOUBLE」を構成するものであり、この点で、右リール220の図柄「LE」は、英単語「TRIPLE」、「DOUBLE」を2つに分割した第1分割図柄を構成し、また、可変表示部24における図柄「TRIP」、「DOUB」は、第2分割図柄を構成する。
次に、フリーゲームにおいて、当選役を抽選する際に使用される抽選テーブルについて図20に基づき説明する。図20はフリーゲームにおける当選役抽選テーブルを示す説明図である。
図20において、当選役抽選テーブルで使用される乱数値の範囲は、0〜127であり、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜5の範囲にある場合には、赤7−赤7−TR(TRIPLE:トリプル)に当選する。この場合、前記した右リール220の図柄「LE」と可変表示部24の図柄「TRIP」とを組み合わせることにより、両図柄の組合せシンボルである英単語「TRIPLE」を表示する制御が行われる。従って、乱数値が0〜5の範囲にある場合には、左リール220、中リール220、及び、可変表示部24との組合せに基づき右リール220において、赤7−赤7−TRIPLEが有効入賞ラインL上に停止表示される。同様に、乱数サンプリング回路56によりサンプリングされた乱数値が6〜10の範囲にある場合には、赤7−赤7−DO(DOUBLE:ダブル)に当選する。この場合、前記と同様、右リール220の図柄「LE」と可変表示部24の図柄「DOUB」とを組み合わせることにより、両図柄の組合せシンボルである英単語「DOUBLE」を表示する制御が行われる。従って、乱数値が6〜10の範囲にある場合には、左リール220、中リール220、及び、可変表示部24との組合せに基づき右リール220において、赤7−赤7−DOUBLEが有効入賞ラインL上に停止表示される。同様に、乱数サンプリング回路56によりサンプリングされた乱数値が11〜26の範囲にある場合には、赤7−赤7−赤7に当選する。この場合には、前記とは異なり、右リール220の図柄と可変表示部24の図柄とを組み合わせて図柄を表示する制御は行われない。従って、乱数値が11〜26の範囲にある場合には、各左リール220、中リール220、右リール220において赤7−赤7−赤7が有効入賞ラインL上に停止表示される。尚、乱数サンプリング回路56によりサンプリングされた乱数値が27〜127の範囲にある場合には、はずれに当選することとなり、この場合、右リール220の図柄と可変表示部24の図柄とを組み合わせて図柄を表示する制御は行われることはなく、各左リール220、中リール220、右リール220にある有効入賞ラインL上に、はずれとなる図柄の組合せが停止表示される。
尚、前記赤7−赤7−TRIPLEに当選した場合におけるコイン等の払出枚数は、赤7−赤7−赤7に当選した場合のコイン等の払出枚数の3倍となり、また、前記赤7−赤7−DOUBLEに当選した場合におけるコイン等の払出枚数は、赤7−赤7−赤7に当選した場合のコイン等の払出枚数の2倍となる。このように、赤7−赤7−TRIPLEに当選するか、又は、赤7−赤7−DOUBLEに当選するかによってコイン等の払出枚数が変化する。
図20において、当選役抽選テーブルで使用される乱数値の範囲は、0〜127であり、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜5の範囲にある場合には、赤7−赤7−TR(TRIPLE:トリプル)に当選する。この場合、前記した右リール220の図柄「LE」と可変表示部24の図柄「TRIP」とを組み合わせることにより、両図柄の組合せシンボルである英単語「TRIPLE」を表示する制御が行われる。従って、乱数値が0〜5の範囲にある場合には、左リール220、中リール220、及び、可変表示部24との組合せに基づき右リール220において、赤7−赤7−TRIPLEが有効入賞ラインL上に停止表示される。同様に、乱数サンプリング回路56によりサンプリングされた乱数値が6〜10の範囲にある場合には、赤7−赤7−DO(DOUBLE:ダブル)に当選する。この場合、前記と同様、右リール220の図柄「LE」と可変表示部24の図柄「DOUB」とを組み合わせることにより、両図柄の組合せシンボルである英単語「DOUBLE」を表示する制御が行われる。従って、乱数値が6〜10の範囲にある場合には、左リール220、中リール220、及び、可変表示部24との組合せに基づき右リール220において、赤7−赤7−DOUBLEが有効入賞ラインL上に停止表示される。同様に、乱数サンプリング回路56によりサンプリングされた乱数値が11〜26の範囲にある場合には、赤7−赤7−赤7に当選する。この場合には、前記とは異なり、右リール220の図柄と可変表示部24の図柄とを組み合わせて図柄を表示する制御は行われない。従って、乱数値が11〜26の範囲にある場合には、各左リール220、中リール220、右リール220において赤7−赤7−赤7が有効入賞ラインL上に停止表示される。尚、乱数サンプリング回路56によりサンプリングされた乱数値が27〜127の範囲にある場合には、はずれに当選することとなり、この場合、右リール220の図柄と可変表示部24の図柄とを組み合わせて図柄を表示する制御は行われることはなく、各左リール220、中リール220、右リール220にある有効入賞ラインL上に、はずれとなる図柄の組合せが停止表示される。
尚、前記赤7−赤7−TRIPLEに当選した場合におけるコイン等の払出枚数は、赤7−赤7−赤7に当選した場合のコイン等の払出枚数の3倍となり、また、前記赤7−赤7−DOUBLEに当選した場合におけるコイン等の払出枚数は、赤7−赤7−赤7に当選した場合のコイン等の払出枚数の2倍となる。このように、赤7−赤7−TRIPLEに当選するか、又は、赤7−赤7−DOUBLEに当選するかによってコイン等の払出枚数が変化する。
続いて、スロットマシン1で行われるメイン処理プログラムについて図21に基づき説明する。図21はメイン処理プログラムのフローチャートである。図21において、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)41Aにおいて、スタート受付処理が行われる。この処理は、スタートレバー17の操作、スピン(SPIN/REPEAT BET)ボタン12の操作、1-BETボタン11の操作、3-BETボタン13の操作又は5-BETボタン14の操作に、に基づいてスタートスイッチ57、スピンスイッチ58、1-BETスイッチ59、3-BETスイッチ60又は5-BETスイッチ61から出力されたスイッチ信号を受け付ける処理である。各スイッチから出力されたスイッチ信号を受け付けた時点で、ゲームが開始される。
続くS42Aにおいては、前記したスタートスイッチ57、スピンスイッチ58、1-BETスイッチ59、3-BETスイッチ60又は5-BETスイッチ61から出力されたスイッチ信号に基づいて、各種の抽選処理が行われる。具体的には、全ての可変表示部21乃至25を使用して行われる通常ゲームにおける当選役の抽選が図7の抽選テーブルを使用して行われる。
S43Aにおいては、通常ゲーム処理が行われる。また、S44においては、前記S42Aにおける抽選の結果、フリーゲームのトリガー(ジョーカー97)に当選したかどうか判断される。かかる判断は、前記した各種のスイッチ信号を受け付けたタイミングで、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜3の範囲にあるかどうかに基づき行われる(図7参照)。
フリーゲームのトリガーに当選しなかった場合(S44:NO)には、メイン処理を終了し、一方、フリーゲームのトリガーに当選した場合(S44:YES)には、連続して遊技可能なフリーゲーム数を決定した後フリーゲーム処理が行われる(S45)。かかるフリーゲーム処理の後、メイン処理を終了する。
尚、フリーゲーム数としては、一般に、10ゲーム、20ゲーム、30ゲームのように予め設定されている。
フリーゲームのトリガーに当選しなかった場合(S44:NO)には、メイン処理を終了し、一方、フリーゲームのトリガーに当選した場合(S44:YES)には、連続して遊技可能なフリーゲーム数を決定した後フリーゲーム処理が行われる(S45)。かかるフリーゲーム処理の後、メイン処理を終了する。
尚、フリーゲーム数としては、一般に、10ゲーム、20ゲーム、30ゲームのように予め設定されている。
ここで、前記S43Aにて行われる通常ゲーム処理について図22のフローチャートに基づき説明する。図22は通常ゲーム処理プログラムのフローチャートである。
図22において、先ず、S46においては、前記S41Aにて受け付けられたスタートスイッチ57、スピンスイッチ58、1-BETスイッチ59、3-BETスイッチ60又は5-BETスイッチ61から出力されたスイッチ信号に基づいて、各可変表示表示部21乃至25にて各図柄のスクロールが行われる。
そして、S47において、図柄がスクロールしている可変表示部に対応するストップボタン26乃至30が遊技者によって押下操作された場合、その押下操作されたストップボタンから出力されるスイッチ信号をトリガとして可変表示部における各図柄のスクロールが停止される。
図22において、先ず、S46においては、前記S41Aにて受け付けられたスタートスイッチ57、スピンスイッチ58、1-BETスイッチ59、3-BETスイッチ60又は5-BETスイッチ61から出力されたスイッチ信号に基づいて、各可変表示表示部21乃至25にて各図柄のスクロールが行われる。
そして、S47において、図柄がスクロールしている可変表示部に対応するストップボタン26乃至30が遊技者によって押下操作された場合、その押下操作されたストップボタンから出力されるスイッチ信号をトリガとして可変表示部における各図柄のスクロールが停止される。
尚、第2実施形態において、各ストップボタン26乃至30は、所謂、遊技者の技術介入を目的として行われる「目押し操作」とは関係がなく、各ストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号は、あくまでも可変表示部にてスクロールされている各図柄を停止表示する際のトリガとなるだけのものである。従って、各可変表示部の図柄は、前記S42Aで抽選された結果だけに基づいて停止表示される。
続くS48においては、S47で各可変表示部にて停止表示された当選役の図柄組合せに従って、予め設定されている配当に相当するコイン等が払い出される。かかるS48の処理の後、通常ゲーム処理は終了する。
続くS48においては、S47で各可変表示部にて停止表示された当選役の図柄組合せに従って、予め設定されている配当に相当するコイン等が払い出される。かかるS48の処理の後、通常ゲーム処理は終了する。
次に、前記S45にて行われるフリーゲーム処理について図23に示すフローチャートに基づき説明する。図23はフリーゲーム処理プログラムのフローチャートである。
図23において、先ず、フリーゲームにおける当選役の抽選が図20に示す抽選テーブルに基づき行われる。また、S50では、S49で抽選された抽選結果に基づき当選役の判定処理が行われる。具体的には、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜5の範囲にある場合には赤7−赤7−TRIPLEの当選役に当選したものとされ、乱数値が6〜10の範囲にある場合には赤7−赤7−DOUBLEの当選役に当選したものとされ、乱数値が11〜26の範囲にある場合には赤7−赤7−赤7の当選役に当選したものとされ、また、乱数値が27〜127の範囲にある場合にははずれに当選したものとされる。
図23において、先ず、フリーゲームにおける当選役の抽選が図20に示す抽選テーブルに基づき行われる。また、S50では、S49で抽選された抽選結果に基づき当選役の判定処理が行われる。具体的には、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値が0〜5の範囲にある場合には赤7−赤7−TRIPLEの当選役に当選したものとされ、乱数値が6〜10の範囲にある場合には赤7−赤7−DOUBLEの当選役に当選したものとされ、乱数値が11〜26の範囲にある場合には赤7−赤7−赤7の当選役に当選したものとされ、また、乱数値が27〜127の範囲にある場合にははずれに当選したものとされる。
そして、S51においては、前記S50における判定結果に基づき、右リール220の図柄と可変表示部24の図柄との組合せシンボルを使用して図柄の停止表示を行うかどうか判断される。具体的には、前記したように、赤7−赤7−TRIPLEの当選役及び赤7−赤7−DOUBLEの当選役に当選した場合には、組合せシンボルを使用して各当選役の図柄の停止表示が行われ、これに対して、赤7−赤7−赤7の当選役及びはずれに当選した場合には、組合せシンボルを使用することなく当選役の図柄の停止表示が行われる。
前記S51において、右リール220の図柄と可変表示部24の図柄との組合せシンボルを使用して図柄の停止表示を行うと判断された場合(S51:YES)には、S52にて各左リール220、中リール220及び右リール220の回転処理が行われる。
S53では、下側液晶ディスプレイ4上で遊技者に対して各リール220に対応するストップボタン27乃至29の押下操作を促すガイダンスが表示される。かかるガイダンスとしては、例えば、各リール220に対応するストップボタン27乃至29の押下操作を促すメッセージを表示したり、その他の補助的メッセージを表示したりするものが考えられる。
S54においては、遊技者が、各リール220に対応するストップボタン27乃至29の押下操作を行った場合、その押下操作されたストップボタンに対応するストップボタンスイッチ67から出力されるスイッチ信号をトリガとして、各リール220の回転が停止される。
具体的には、例えば、前記S49及びS50の処理において、赤7−赤7−TRIPLEの当選役に当選した場合には、左リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、中リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、更に、右リール220における文字「LE」からなる図柄が有効入賞ラインL上で停止する。同様に、赤7−赤7−DOUBLEの当選役に当選した場合においても、左リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、中リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、更に、右リール220における文字「LE」からなる図柄が有効入賞ラインL上で停止する。
この状態では、3つの各リール220の有効入賞ラインL上で赤7−赤7−LEが停止されただけであり、従って、遊技者にとっては未だいずれの当選役に当選したか不明である。
具体的には、例えば、前記S49及びS50の処理において、赤7−赤7−TRIPLEの当選役に当選した場合には、左リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、中リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、更に、右リール220における文字「LE」からなる図柄が有効入賞ラインL上で停止する。同様に、赤7−赤7−DOUBLEの当選役に当選した場合においても、左リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、中リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、更に、右リール220における文字「LE」からなる図柄が有効入賞ラインL上で停止する。
この状態では、3つの各リール220の有効入賞ラインL上で赤7−赤7−LEが停止されただけであり、従って、遊技者にとっては未だいずれの当選役に当選したか不明である。
続くS55においては、前記のように各リール220にて図柄が停止したことに基づき、可変表示部24にて図柄のスクロールが開始される。具体的には、右リール220における「LE」の図柄(第1分割図柄)と組み合わされる組合せシンボルとして可変表示部24にて可変表示される「TRIP」又は「DOUB」の図柄(第2分割図柄)のスクロールが行われる。
この後、S56において、下側液晶ディスプレイ4上で遊技者に対して可変表示部24に対応するストップボタン29の押下操作を促すガイダンスが表示される。かかるガイダンスとしては、例えば、可変表示部24に対応するストップボタン29の押下操作を促すメッセージを表示したり、その他の補助的メッセージを表示したりするものが考えられる。
この後、S56において、下側液晶ディスプレイ4上で遊技者に対して可変表示部24に対応するストップボタン29の押下操作を促すガイダンスが表示される。かかるガイダンスとしては、例えば、可変表示部24に対応するストップボタン29の押下操作を促すメッセージを表示したり、その他の補助的メッセージを表示したりするものが考えられる。
S57では、遊技者が、可変表示部24に対応するストップボタン29の押下操作を行った場合、そのストップボタン29に対応するストップボタンスイッチ67から出力されるスイッチ信号をトリガとして、可変表示部24における図柄のスクロールが停止される。
このとき、赤7−赤7−TRIPLEの当選役に当選している場合には、可変表示部24において、「TRIP」の図柄が有効入賞ラインL上に停止表示される。これにより、図24に示すように、可変表示部24で停止表示された「TRIP」の図柄と、前記S54にて右リール220の有効入賞ラインL上で停止されている「LE」の図柄とが組み合わされて表示されることとなり、この結果、既に左リール220で停止されている赤7、中リール220で停止されている赤7、及び、右リール220で停止されている第1分割図柄「LE」と可変表示24にて停止表示された第2分割図柄「TRIP」で構成される「TRIPLE」の図柄により、当選役赤7−赤7−TRIPLEが表示される。
このとき、赤7−赤7−TRIPLEの当選役に当選している場合には、可変表示部24において、「TRIP」の図柄が有効入賞ラインL上に停止表示される。これにより、図24に示すように、可変表示部24で停止表示された「TRIP」の図柄と、前記S54にて右リール220の有効入賞ラインL上で停止されている「LE」の図柄とが組み合わされて表示されることとなり、この結果、既に左リール220で停止されている赤7、中リール220で停止されている赤7、及び、右リール220で停止されている第1分割図柄「LE」と可変表示24にて停止表示された第2分割図柄「TRIP」で構成される「TRIPLE」の図柄により、当選役赤7−赤7−TRIPLEが表示される。
尚、赤7−赤7−DOUBLEの当選役に当選している場合においても、基本的に前記の場合と同様に、可変表示部24で停止表示された「DOUB」の図柄と、前記S54にて右リール220の有効入賞ラインL上で停止されている「LE」の図柄とが組み合わされて表示されることとなり、この結果、既に左リール220で停止されている赤7、中リール220で停止されている赤7、及び、右リール220で停止されている第1分割図柄「LE」と可変表示24にて停止表示された第2分割図柄「DOUB」で構成される「DOUBLE」の図柄により、当選役赤7−赤7−DOUBLEが表示される。
前記S57の後S61に移行する。
前記S57の後S61に移行する。
前記S51において、右リール220の図柄と可変表示部24の図柄との組合せシンボルを使用して図柄の停止表示を行わないと判断された場合(S51:NO)には、S58にて各左リール220、中リール220及び右リール220の回転処理が行われる。
S59では、下側液晶ディスプレイ4上で遊技者に対して各リール220に対応するストップボタン27乃至29の押下操作を促すガイダンスが表示される。かかるガイダンスとしては、例えば、各リール220に対応するストップボタン27乃至29の押下操作を促すメッセージを表示したり、その他の補助的メッセージを表示したりするものが考えられる。
S60においては、遊技者が、各リール220に対応するストップボタン27乃至29の押下操作を行った場合、その押下操作されたストップボタンに対応するストップボタンスイッチ67から出力されるスイッチ信号をトリガとして、各リール220の回転が停止される。
具体的には、例えば、前記S49及びS50の処理において、赤7−赤7−赤7の当選役に当選した場合には、左リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、中リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、更に、右リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止する。
尚、当選役がはずれの場合には、はずれとなる図柄の組合せが有効入賞ラインL上に停止される。
この後、S61に移行する。
S61においては、前記のように、有効入賞ラインL上に停止表示された当選役の図柄組合せに従って、予め設定されている配当に相当するコイン等が払い出される。かかるS61の処理の後、S62では、前記S44にて決定したフリーゲーム数が終了したかどうか判断される。所定数のフリーゲーム数が終了していない場合(S62:NO)にはS49に戻って再度フリーゲームが行われる。一方、所定数のフリーゲームが終了した場合(S62:YES)には、フリーゲーム処理を終了する。
具体的には、例えば、前記S49及びS50の処理において、赤7−赤7−赤7の当選役に当選した場合には、左リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、中リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止し、更に、右リール220における赤7の図柄が有効入賞ラインL上で停止する。
尚、当選役がはずれの場合には、はずれとなる図柄の組合せが有効入賞ラインL上に停止される。
この後、S61に移行する。
S61においては、前記のように、有効入賞ラインL上に停止表示された当選役の図柄組合せに従って、予め設定されている配当に相当するコイン等が払い出される。かかるS61の処理の後、S62では、前記S44にて決定したフリーゲーム数が終了したかどうか判断される。所定数のフリーゲーム数が終了していない場合(S62:NO)にはS49に戻って再度フリーゲームが行われる。一方、所定数のフリーゲームが終了した場合(S62:YES)には、フリーゲーム処理を終了する。
以上詳細に説明した通り第2実施形態に係るスロットマシン1では、フリーゲームのトリガーが成立することに基づき通常ゲームに連続して行われるフリーゲームにおいて、特定の当選役(赤7−赤7−TRIPLE又は赤7−赤7−DOUBLE)に当選した場合には、左リール220及び中リール220にて有効入賞ラインL上に赤7を停止させるとともに、右リール220にて有効ラインL上に、英単語「TRIPLE」又は「DOUBLE」を2つに分割してなる一方の第1分割図柄「LE」を停止させ、この後、右リール220に対応する可変表示部24にて図柄のスクロールを行って他方の第2分割図柄「TRIP」又は「DOUB」を有効入賞ラインL上に停止させるように構成したので、先ず、各リール220にて赤7−赤7−LEを停止表示していずれの当選役に当選したか遊技者に分からないようにしておき、可変表示部24にて最後に停止表示される第2分割図柄「TRIP」又は「DOUB」が停止表示された時点で遊技者に当選役が分かるようにすることができる。従って、各リール220にて赤7−赤7−LEが停止表示されてから可変表示部24にて第2分割図柄「TRIP」又は「DOUB」が停止表示されるまでの間で遊技者の期待感を高く維持することが可能となる。
また、右リール220に対応する可変表示部24にて第2分割図柄「TRIP」又は「DOUB」のスクロールを開始した後、遊技者がストップボタン29の押下操作することに基づき第2分割図柄のスクロールを停止して表示するように構成しているので、遊技者によるストップボタン29の押下操作により「TRIPLE」又は「DOUBLE」の図柄が揃うこととなり、これにより遊技者に対して自己のストップボタン29の押下操作により当選役を停止させることができたという満足感を与えることができる。
尚、本発明は前記第1実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、第1実施形態に係るスロットマシン1では、フリーゲームにおいては、液晶ディスプレイ4上の各可変表示部22乃至24を介して、3つのリール220に付された図柄が透視されることにより行われるので、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193に対し液晶ディスプレイ4で赤色又は青色を付すには、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193と重なる領域の液晶ディスプレイ4に赤色又は青色を付すことにより行っている。この点、3つのリール220(可動表示部22乃至24)においては色ヌキ7シンボル193を付すことをせず、各可変表示部22乃至24と重なるいずれかの液晶ディスプレイ4の領域を使用して、色ヌキ7シンボル193を映し出し、その後0.5秒経過した後に、色ヌキ7シンボル193を映し出した液晶ディスプレイ4の領域を透明として、赤7シンボル191や青7シンボル192などを透視させてもよい。
例えば、第1実施形態に係るスロットマシン1では、フリーゲームにおいては、液晶ディスプレイ4上の各可変表示部22乃至24を介して、3つのリール220に付された図柄が透視されることにより行われるので、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193に対し液晶ディスプレイ4で赤色又は青色を付すには、中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193と重なる領域の液晶ディスプレイ4に赤色又は青色を付すことにより行っている。この点、3つのリール220(可動表示部22乃至24)においては色ヌキ7シンボル193を付すことをせず、各可変表示部22乃至24と重なるいずれかの液晶ディスプレイ4の領域を使用して、色ヌキ7シンボル193を映し出し、その後0.5秒経過した後に、色ヌキ7シンボル193を映し出した液晶ディスプレイ4の領域を透明として、赤7シンボル191や青7シンボル192などを透視させてもよい。
また、上述した「色ヌキ演出処理」に加えて、3つのリール220に付された図柄のスクロールまでも液晶ディスプレイ4上で行ってもよい。
従って、上述した「色ヌキ演出処理」は、通常ゲームにおいて行うことも可能である。このとき、ブランク(図柄が存在していない領域)96の一部を色ヌキ7シンボル193として使用し、それが有効入賞ラインL2に沿って停止表示されてから0.5秒を経過すれば、トリプルBAR91、チェリー92、ダブルBAR93、セブン94、シングルBAR95、トリガーシンボル97などを映し出せばよい。
また、トリガーシンボル97を映し出す際には、フリーゲームの回数に比例して、トリガーシンボル97の濃淡を変えたり、トリガーシンボル97の出現速度を変えたりするとよい。
また、トリガーシンボル97を映し出す際には、フリーゲームの回数に比例して、トリガーシンボル97の濃淡を変えたり、トリガーシンボル97の出現速度を変えたりするとよい。
また、上述した「色ヌキ演出処理」の対象は、有効入賞ラインL2に沿って停止表示された中側のリール220(可変表示部23)の色ヌキ7シンボル193であったが、有効入賞ラインL2に沿って停止表示された右側又は左側のリール220(可変表示部22,24)の色ヌキ7シンボル193であってもよい。さらに、有効入賞ラインL2はセンターラインに限るものではなく、トップラインやボトムラインなどに沿って停止表示された色ヌキ7シンボル193であってもよい。
また、本実施の形態のスロットマシン1においては、通常ゲームでは、乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数値によって、各可変表示部21乃至25における有効入賞ライン上に停止表示される全ての図柄を決定していたが(図7参照)、この点、有効入賞ライン上に停止表示される図柄を各可変表示部21乃至25毎に決定してもよい。そのためには、例えば、図4に示された各可変表示部21乃至25毎の図柄例に対し0〜10のコードを割り当てておき、図25に示すような抽選テーブルを備えればよい。そして、各可変表示部21乃至25毎に対応するように5つの乱数値をサンプリングし、例えば、このとき、可変表示部21に対応する乱数値が「1」の場合には、コード1が割り当てられた図柄を有効入賞ライン上に停止表示させ、可変表示部22に対応する乱数値が「2」の場合には、コード2が割り当てられた図柄を有効入賞ライン上に停止表示させ、可変表示部23に対応する乱数値が「3」の場合には、コード3が割り当てられた図柄を有効入賞ライン上に停止表示させ、可変表示部24に対応する乱数値が「4」の場合には、コード4が割り当てられた図柄を有効入賞ライン上に停止表示させ、可変表示部25に対応する乱数値が「5」の場合には、コード5が割り当てられた図柄を有効入賞ライン上に停止表示させる。
もっとも、図25に示す抽選テーブルでは、各コードに対して乱数値が均等に振り分けられているが、例えば、フリーゲームに移行するためのリガーシンボル97を有効入賞ライン上に停止表示させにくくするためには、図26に示す抽選テーブルのように、各コードに対して乱数値が偏りをもって振り分けられたものを使用すればよい。
また、このように、有効入賞ライン上に停止表示される図柄を各可変表示部21乃至25毎に決定することは、フリーゲームにおけるリール220(可動表示部22乃至24)の図柄に対しても行うことができる。
また、第1実施形態に係るスロットマシン1では、フリーゲームにおいては、図15のS37において、遊技者により押下操作されたストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号をトリガとして、リール220の回転を停止させ、図15のS38において、「色ヌキ演出処理」に利用される色ヌキ7シンボル193に対し、停止表示してから一定時間(約0.5秒)経過後に色を付せていた。この点、リール220の回転を停止させた後(図15のS37)の、図15のS38において、さらに遊技者により押下操作されたストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号をトリガとして、「色ヌキ演出処理」に利用される色ヌキ7シンボル193に対し、色を付せてもよい。また、図15のS37において、ストップボタン26乃至30を遊技者が押下操作したか否かに関係なく、リール220の回転を所定時間経過後に自動的停止させ、図15のS38において、遊技者により押下操作されたストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号をトリガとして、「色ヌキ演出処理」に利用される色ヌキ7シンボル193に対し、色を付せてもよい。これらの点は、通常のゲームにおいても同様に行うことができる。
また、第1実施形態に係るスロットマシン1では、通常のゲームにおいては、図柄がスクロールしている可変表示部21乃至25に対応するストップボタン26乃至30が遊技者によって押下操作された場合に、その押下操作されたストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号をトリガとして可変表示部21乃至25における各図柄のスクロールを停止させ(図10のS22)、また、フリーゲームにおいても、ストップボタン26乃至30のいずれかが遊技者によって押下操作された場合に、その押下操作されたストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号をトリガとして、リール220の回転を停止させている(図15のSS37,S41)。この点、上述したトリガのスイッチ信号を出力させるストップボタン26乃至30は、5個の構成になっているが、1個の構成にしてもよい。
さらに、通常のゲームにおいては(図10のS22)、ストップボタン26乃至30を遊技者が押下操作したか否かに関係なく、所定時間経過後に、可変表示部21乃至25における各図柄のスクロールを停止させる一方、フリーゲームだけにおいて(図15のSS37,S41)、ストップボタン26乃至30のいずれかが遊技者によって押下操作された場合に、その押下操作されたストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号をトリガとして、リール220の回転を停止させてもよい。
さらに、通常のゲームにおいては(図10のS22)、ストップボタン26乃至30を遊技者が押下操作したか否かに関係なく、所定時間経過後に、可変表示部21乃至25における各図柄のスクロールを停止させる一方、フリーゲームだけにおいて(図15のSS37,S41)、ストップボタン26乃至30のいずれかが遊技者によって押下操作された場合に、その押下操作されたストップボタン26乃至30から出力されるスイッチ信号をトリガとして、リール220の回転を停止させてもよい。
尚、本発明は前記第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、前記第2実施形態に係るスロットマシン1においては、先にキャビネット2内に配設された各リール220の内右リール220の図柄列に設けられた「LE」を停止させ、次に下側液晶ディスプレイ4の可変表示部24上で「DOUB」、「TRIP」を停止させているが、これに限らず、先に可変表示部24上で「DOUB」、「TRIP」を停止させ、次に右リール220の図柄列における「LE」を停止させてもよい。
尚、各図柄を停止させる順番は、最初に共通する図柄(第2実施形態では「LE」)を停止させ、次にコイン等の払出に影響する図柄(第2実施形態では「DOUB」、「TRIP」)を停止させるのが好ましい。このように各図柄の停止の順番を制御することにより、最終的に停止された図柄との組合せに基づきコイン等の払出を変化させることができ、この結果、遊技者の期待感を高く維持することができる。
また、通常ゲームでは下側液晶ディスプレイ4上で5つの可変表示部21乃至25にて図4に示す各図柄列41乃至45を表示し、また、フリーゲームでは3つのリール220にて図19(A)に示す各図柄列46乃至48を回転するとともに、可変表示部24にて図柄を表示してゲームを行うように構成していたが、これに限らず、例えば、通常ゲームは従来のスロットマシンと同様に、周面に図4に示すような図柄配列を形成した5つのリールを使用してゲームを行い、フリーゲームでは、下側液晶ディスプレイ4上で図19(A)に示す各図柄列46乃至48及び第2分割図柄を可変表示してゲームを行うようにしてもよい。
例えば、前記第2実施形態に係るスロットマシン1においては、先にキャビネット2内に配設された各リール220の内右リール220の図柄列に設けられた「LE」を停止させ、次に下側液晶ディスプレイ4の可変表示部24上で「DOUB」、「TRIP」を停止させているが、これに限らず、先に可変表示部24上で「DOUB」、「TRIP」を停止させ、次に右リール220の図柄列における「LE」を停止させてもよい。
尚、各図柄を停止させる順番は、最初に共通する図柄(第2実施形態では「LE」)を停止させ、次にコイン等の払出に影響する図柄(第2実施形態では「DOUB」、「TRIP」)を停止させるのが好ましい。このように各図柄の停止の順番を制御することにより、最終的に停止された図柄との組合せに基づきコイン等の払出を変化させることができ、この結果、遊技者の期待感を高く維持することができる。
また、通常ゲームでは下側液晶ディスプレイ4上で5つの可変表示部21乃至25にて図4に示す各図柄列41乃至45を表示し、また、フリーゲームでは3つのリール220にて図19(A)に示す各図柄列46乃至48を回転するとともに、可変表示部24にて図柄を表示してゲームを行うように構成していたが、これに限らず、例えば、通常ゲームは従来のスロットマシンと同様に、周面に図4に示すような図柄配列を形成した5つのリールを使用してゲームを行い、フリーゲームでは、下側液晶ディスプレイ4上で図19(A)に示す各図柄列46乃至48及び第2分割図柄を可変表示してゲームを行うようにしてもよい。
また、通常ゲームにおいて、ストップボタン26乃至30は、各可変表示部21乃至25に対応して設け、図柄がスクロールされている可変表示部に対応するストップボタンを押下操作してトリガ信号を出力するように構成していたが、ゲームにて使用される複数の可変表示部の内1つを残して自動的に図柄の停止表示を行い、最後に残された可変表示部に対応するストップボタンからのスイッチ信号のみを受け付けるように構成してもよい。また、一定時間各ストップボタン26乃至30の押下操作が行われない場合には、タイムアウトとして自動的に各可変表示部21乃至25の図柄を停止表示するようにしてもよい。
また、通常ゲームにおいては、図7に示す抽選テーブルに基づき当選役の抽選を行うようにしていたが、通常ゲームで使用される可変表示部毎に停止図柄の抽選を行うようにしてもよい。かかる場合には、以下のように抽選を行うことができる。
先ず、図27に示すように、ゲームで使用可能な5つの可変表示部21乃至25に可変表示される図柄列41乃至45における各図柄とコード番号との対応テーブルを設けておく。また、図28に示すように、各図柄列における図柄のコード番号と乱数値とを対応させた抽選テーブルを設ける。尚、図28に示す抽選テーブルは、各図柄列における図柄は、均等な確率で偏ることなく選択されるように構成されている。
先ず、図27に示すように、ゲームで使用可能な5つの可変表示部21乃至25に可変表示される図柄列41乃至45における各図柄とコード番号との対応テーブルを設けておく。また、図28に示すように、各図柄列における図柄のコード番号と乱数値とを対応させた抽選テーブルを設ける。尚、図28に示す抽選テーブルは、各図柄列における図柄は、均等な確率で偏ることなく選択されるように構成されている。
そして、ゲームで使用される可変表示部21乃至25に応じて、各可変表示部毎に図27のコードテーブル及び図28の抽選テーブルを使用して停止図柄の抽選が行われる。例えば、通常ゲームでは5つの可変表示部21乃至25が使用されることから、5つの可変表示部21乃至25について5回の抽選が行われる。
具体的に、5つの可変表示部について、先ず、可変表示部21にて停止表示される図柄の抽選が行われる。例えば、取得された乱数値が4の場合には、図28の抽選テーブルに基づき図柄列41におけるコード番号4に対応するセブン(7)が停止される。尚、残り4つの各図柄列42乃至45についても同様に抽選が行われる。
ここに、第2実施形態において、ジョーカー97を含む可変表示部23は、ゲームで常に使用されるが、図28に示す抽選テーブルでは、ジョーカー97も他の図柄も均等な確率で選択されてフリーゲームに移行し易くなることから、各図柄の選択確率に偏りを持たせるべく図29に示す抽選テーブルを使用することもできる。図29に示す抽選テーブルでは、乱数値の範囲は0〜127であり、特に、ジョーカー97が停止される確率は、1/128となり、フリーゲームに移行し難く設定されている。また、他の図柄が選択される確率についても、それぞれ偏りが設定されている。
尚、前記第1実施形態に係るスロットマシンにおいて、フリーゲーム時に、リール220に色抜きシンボルを停止表示した後に色抜きシンボルに合わせて可変表示部に着色表示する「色抜き演出」は、通常ゲームで行われてもよく、また、前記第2実施形態に係るスロットマシンにおいて、フリーゲーム時に、リール220に第1分割図柄を停止表示した後に第1分割図柄に合わせて可変表示部に第2分割図柄を表示する分割表示演出は、通常ゲームで行われてもよい。
尚、前記第1実施形態に係るスロットマシンにおいて、フリーゲーム時に、リール220に色抜きシンボルを停止表示した後に色抜きシンボルに合わせて可変表示部に着色表示する「色抜き演出」は、通常ゲームで行われてもよく、また、前記第2実施形態に係るスロットマシンにおいて、フリーゲーム時に、リール220に第1分割図柄を停止表示した後に第1分割図柄に合わせて可変表示部に第2分割図柄を表示する分割表示演出は、通常ゲームで行われてもよい。
本発明は、特定の条件が成立した場合には、可変表示部で停止表示させる所定図柄を当選役の図柄組み合わせが認識できない第1モードで表示した後、図柄組み合わせが認識できる第2モードで表示することにより、第1モードと第2モードとの間で遊技者に期待感を持たせることが可能な遊技機を提供することができ、また、複数存在する可変表示部の内最後に停止される可変表示部にて図柄を停止させるに際して、その停止図柄を分割してなる一方の分割図柄を停止させた状態で他方の分割図柄を停止させることにより、一方の分割図柄が停止されてから他方の分割図柄が停止されるまでの間で、期待感を維持することが可能な遊技機を提供することができる。
1 スロットマシン
4 下側液晶ディスプレイ
5 操作テーブル
21〜25 可変表示部
26〜30 ストップボタン
50 CPU
51 ROM
52 RAM
191 赤7シンボル
192 青7シンボル
193 色ヌキ7シンボル
195 ダブルシンボル
L2 有効入賞ライン
220 リール
4 下側液晶ディスプレイ
5 操作テーブル
21〜25 可変表示部
26〜30 ストップボタン
50 CPU
51 ROM
52 RAM
191 赤7シンボル
192 青7シンボル
193 色ヌキ7シンボル
195 ダブルシンボル
L2 有効入賞ライン
220 リール
Claims (15)
- 図柄の可変表示が行われる複数の可変表示部が設けられた可変表示手段を備え、前記各可変表示部にて可変表示される図柄が有効入賞ラインに沿って所定当選役に対応する組合せで停止した場合に特典を付与する遊技機において、
前記各可変表示部において行われる図柄の可変表示を制御する可変表示制御手段と、
前記当選役の抽選を行う当選役抽選手段とを備え、
前記可変表示制御手段は、前記当選役抽選手段を介して所定当選役に当選した場合に、前記複数の可変表示部の内1つの可変表示部を除いて他の全ての可変表示部に、所定当選役に対応する組合せを構成する所定図柄を停止表示するとともに、前記1つの可変表示部には、前記組合せが認識できない第1モードで所定図柄を表示し、
前記可変表示制御手段は、所定時間経過後に前記組合せが認識できる第2モードで所定図柄を表示することを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記可変表示手段は、前記遊技機内で回転可能に支持されるとともに、周面に複数の図柄からなる図柄列が形成された複数のリールと、各リールよりも遊技機の前面側に配設されるとともに、各リールに対応して前記可変表示部を有する液晶ディスプレイとから構成されたことを特徴とする遊技機。 - 請求項2に記載の遊技機において、
前記各リールの周面に形成された図柄列には、色抜き図柄が含まれており、
前記液晶ディスプレイの各可変表示部は、前記色抜き図柄に着色すべく所定の色表示を行い、
前記可変表示制御手段は、前記第1モードにおいて、前記色抜き図柄が有効入賞ラインに沿って停止表示されるように前記各リールの回転を制御するとともに、前記第2モードにおいて、色抜き図柄と重なった状態で所定の色表示を行うように液晶ディスプレイの各可変表示部を制御することを特徴とする遊技機。 - 請求項3に記載の遊技機において、
前記色抜き図柄を有効入賞ラインに停止表示させる各リールの回転制御、及び、色抜き図柄と重なった状態で所定の色表示を行う前記各可変表示部の色表示制御に基づく色抜き演出を行うかどうかを決定する色抜き演出決定手段を備え、
前記可変表示制御手段は、前記色抜き演出決定手段により色抜き演出を行うことが決定された場合、前記各リール及び液晶ディスプレイの各可変表示部を使用して色抜き演出を行うことを特徴とする遊技機。 - 請求項4に記載の遊技機において、
前記複数のリールから、前記色抜き演出が行われる1つのリールを決定するリール決定手段を備え、
前記可変表示制御手段は、前記リール決定手段により決定された1つのリールを使用して前記色抜き演出を行うことを特徴とする遊技機。 - 請求項4に記載の遊技機において、
前記液晶ディスプレイの各可変表示部を使用して行われる通常ゲームと、通常ゲームにて特定条件が成立した場合に、通常ゲームから移行するフリーゲームとが行われ、
前記色抜き演出は、前記フリーゲームにおいて行われることを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記可変表示制御手段を介して各可変表示部にて可変表示されている図柄の停止指示を行う停止指示手段と、
前記停止指示手段からの停止指示に基づき各可変表示部の図柄を停止させる停止制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。 - 図柄の可変表示が行われる複数の可変表示部が設けられた可変表示手段を備え、前記各可変表示部にて可変表示される図柄が有効入賞ラインに沿って所定当選役に対応する組合せで停止した場合に特典を付与する遊技機において、
前記各可変表示部において行われる図柄の可変表示を制御する可変表示制御手段と、
前記当選役の抽選を行う当選役抽選手段とを備え、
前記可変表示制御手段は、前記当選役抽選手段を介して所定当選役に当選した場合に、前記複数の可変表示部の内1つの可変表示部を除いて他の全ての可変表示部に、所定当選役に対応する組合せを構成する所定図柄を停止表示するとともに、前記1つの可変表示部には、所定図柄を構成する第1分割図柄と第2分割図柄の内第1分割図柄を表示し、
前記可変表示制御手段は、前記1つの可変表示部に第1分割図柄を表示した状態で前記第2分割図柄を表示することを特徴とする遊技機。 - 請求項8に記載の遊技機において、
前記可変表示手段は、前記遊技機内で回転可能に支持されるとともに、周面に複数の図柄からなる図柄列が形成された複数のリールと、各リールよりも遊技機の前面側に配設されるとともに、各リールに対応して前記可変表示部を有する液晶ディスプレイとから構成されたことを特徴とする遊技機。 - 請求項9に記載の遊技機において、
前記各リールの内1つのリールの周面に形成された図柄列には、前記第1分割図柄が含まれており、
前記1つのリールに対応する液晶ディスプレイの可変表示部は、前記第1分割図柄と共に前記所定図柄を構成する第2分割図柄の表示を行い、
前記可変表示制御手段は、前記第1分割図柄が有効入賞ラインに沿って停止表示されるように前記1つのリールの回転を制御するとともに、第1分割図柄が停止された状態で前記第2分割図柄の表示を行うように液晶ディスプレイの前記可変表示部を制御することを特徴とする遊技機。 - 請求項10に記載の遊技機において、
前記第1分割図柄を有効入賞ラインに停止表示させる前記1つのリールの回転制御、及び、第1分割図柄が停止された状態で第2分割図柄の表示を行う前記可変表示部の表示制御に基づく組合せ図柄演出を行うかどうかを決定する組合せ図柄演出決定手段を備え、
前記可変表示制御手段は、前記組合せ図柄演出決定手段により組合せ図柄演出を行うことが決定された場合、前記1つのリール及び液晶ディスプレイの前記可変表示部を使用して組合せ図柄演出を行うことを特徴とする遊技機。 - 請求項11に記載の遊技機において、
前記液晶ディスプレイの各可変表示部を使用して行われる通常ゲームと、通常ゲームにて特定条件が成立した場合に、通常ゲームから移行するフリーゲームとが行われ、
前記組合せ図柄演出は、前記フリーゲームにおいて行われることを特徴とする遊技機。 - 請求項8に記載の遊技機において、
前記第1分割図柄が停止されている状態で、前記第2分割図柄の停止指示を行う停止指示手段を備え、
前記可変表示制御手段は、前記停止指示手段からの停止指示に基づき前記第2分割図柄の停止を行うことを特徴とする遊技機。 - 請求項8に記載の遊技機において、
前記可変表示制御手段は、前記複数の可変表示部の内最後に停止される可変表示部にて前記所定図柄を停止させる際に、前記第1分割図柄の停止状態で第2分割図柄を停止させることを特徴とする遊技機。 - 遊技機内で回転可能に支持されるとともに、周面に複数の図柄からなる図柄列が形成された複数のリールと、
前記各リールよりも遊技機の前面側に配設されるとともに、各リールに対応して前記可変表示部を有する液晶ディスプレイと、
前記各リール及び前記液晶ディスプレイの各可変表示部にて可変表示される図柄が有効入賞ラインに沿って所定当選役に対応する組合せで停止した場合に特典を付与する遊技機において、
前記各リール及び前記液晶ディスプレイの各可変表示部において行われる図柄の可変表示を制御する可変表示制御手段と、
前記当選役の抽選を行う当選役抽選手段とを備え、
前記可変表示制御手段は、前記当選役抽選手段を介して所定当選役に当選した場合に、前記各リールと前記液晶ディスプレイの各可変表示部との協働により、所定当選役に対応する組合せを構成する所定図柄を停止表示することを特徴とする遊技機。
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