JP2005237435A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 面白みのある遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】 変動表示手段22と;停止図柄決定手段201と;停止制御手段202と;第2の遊技に必要な情報を表示する情報表示手段4と;第2の遊技の開始を決定する遊技開始決定手段203と;複数の識別情報を表示する識別情報表示手段4と;特定の識別情報を遊技者が選択するための情報選択手段30と;選択画像を抽選する選択画像抽選手段204と;抽選された選択画像を分割した複数の分割選択画像を表示するように情報表示手段4を制御する分割選択画像表示制御手段75aとを備え;情報選択手段30は、分割選択画像(例えば、図10のピース112)を配置する位置を選択可能に構成され、情報表示手段4は、分割選択画像を組み合わせて抽選された選択画像(例えば、装飾された文字画像)を表示可能に構成される。
【選択図】 図11

Description

本発明は2つの組み合わせた遊技を楽しむことのできる遊技機に関し、特に面白みのある遊技機に関するものである。
従来、遊技機としては例えばスロットマシンがある。スロットマシンの遊技は、コインをスロットマシンに投入するか、クレジットされているコイン数の範囲内でコインをスロットマシンに賭け、スタートレバーやスピンボタン等を遊技者が操作することによって開始される。スロットマシンの遊技が開始されると、複数の図柄が表面に描かれた複数のリールが回転し始め、その後、所定の順序により、各リールが停止し、1回の遊技が終了することになる。
また、いわゆる「パチスロ機」では、遊技に必要な図柄を複数列に変動表示する変動表示手段と、ゲーム毎に内部当選役を決定する内部当選役決定手段と、内部当選役決定手段の決定結果と遊技者の停止操作とに基づいて変動表示手段の変動表示を停止制御する停止制御手段と、内部当選役決定手段の決定結果が所定の役であるとき、所定の役の入賞成立を実現するために必要な情報が報知される遊技者にとって有利な状況を発生させるか否かを決定する状況決定手段と、有利な状況の継続又は終了のいずれとするかを、所定のゲームにおける入賞の成否に基づいて決定する状況継続決定手段とを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この遊技機によれば、状況継続決定手段は、有利な状況の継続又は終了のいずれとするかを、所定のゲームにおける入賞の成否に基づいて決定するので遊技の面白みが増す。また、内部当選役によっては、遊技者の停止操作の態様によってその入賞の成否が変化し得る。従って、有利な状況の継続又は終了のいずれとするかの状況決定手段の決定について、遊技者が関与し得るという新たな面白みを遊技に付加することができる。
特開2003−62179号公報
しかしながら、上記のような遊技機では、別の観点からのアプローチにより、面白みのある遊技機が望まれている。
そこで本発明は、面白みのある遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による遊技機は、例えば図1、図2、図6又は図7に示すように、第1の遊技に必要な複数種類の図柄を変動表示する複数の変動表示手段22と;複数の変動表示手段22上の所定のラインLに沿って停止する図柄を決定する停止図柄決定手段201と;停止図柄決定手段201による決定結果に基づいて変動表示を停止制御する停止制御手段202と;第2の遊技に必要な情報を表示する情報表示手段4と;所定のラインLに沿って停止する図柄の組合せが特定の態様となることを条件に、第2の遊技の開始を決定する遊技開始決定手段203と;遊技開始決定手段203が第2の遊技の開始を決定することを条件に、複数の識別情報(例えば、図9の「難」識別情報101、「普」識別情報102、「易」識別情報103)を表示する識別情報表示手段4と;複数の識別情報101、102、103から特定の識別情報を遊技者が選択するための情報選択手段30と;特定の識別情報101、102、103に基づいて、選択画像(例えば、装飾された文字画像111)を抽選する選択画像抽選手段204と;特定の識別情報101、102、103に基づいて、抽選された選択画像を分割した複数の分割選択画像(例えば、図10のピース112)を表示するように情報表示手段4を制御する分割選択画像表示制御手段75aとを備え;情報選択手段30は、遊技者によって分割選択画像(例えば、図10のピース112)を選択し、選択された分割選択画像(例えば、図10のピース112)を配置する位置を選択可能に構成され、情報表示手段4は、選択された分割選択画像(例えば、図10のピース112)を選択された位置に表示し、分割選択画像を組み合わせて抽選された選択画像(例えば、装飾された文字画像111)を表示可能に構成される。
このように構成すると、遊技者が選択する特定の識別情報に応じて、選択画像を抽選し、選択画像を分割した複数の分割選択画像を表示し、分割選択画像を組み合わせて抽選された選択画像を情報表示手段に表示することができるので、第2の遊技の各種情報を様々選択でき、遊技性を高めることができる。
また請求項2に記載のように、請求項1に記載の遊技機では、分割選択画像表示制御手段75aは、特定の識別情報101、102、103に基づいて、抽選された選択画像を分割した複数の分割選択画像(例えば、図10のピース112)の数を異ならせるように構成してもよい。
このように構成すると、遊技者が選択する特定の識別情報に応じて、抽選された選択画像を分割した複数の分割選択画像の数を異ならせることができるので、分割選択画像の数を遊技者が任意に選択することができる。
また請求項3に記載のように、請求項1又は請求項2に記載の遊技機では、分割選択画像表示制御手段75aは、抽選された選択画像を分割した複数の分割選択画像(例えば、図10のピース112)をランダムな位置に表示するように情報表示手段4を制御し、選択された位置と、選択された分割選択画像(例えば、図10のピース112)が抽選された選択画像(例えば、装飾された文字画像111)の一部を形成するための本来の位置とを比較し、一致する位置の数を判定する分割選択画像比較判定手段205を備えるように構成してもよい。
このように構成すると、分割選択画像比較判定手段により一致する位置と判定される数により、第2の遊技の遊技結果を異ならせることができる。
また請求項4に記載のように、請求項3に記載の遊技機では、抽選された選択画像(例えば、装飾された文字画像111)を分割した複数の分割選択画像(例えば、図10のピース112)とは別に、いずれの位置を選択しても分割選択画像比較判定手段205によって一致する位置と判定される特別の分割選択画像(例えば、図10の特殊ピース113)を抽選する特別分割選択画像抽選手段206を備えるように構成してもよい。
このように構成すると、特別分割選択画像抽選手段により、特別の分割選択画像を抽選することができるので、第2の遊技の付加価値をさらに高めることができる。
また請求項5に記載のように、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の遊技機では、特定の識別情報に基づいて、第2の遊技中の分割選択画像(例えば、図10のピース112)を選択し、選択された分割選択画像(例えば、図10のピース112)を配置することができる時間を異ならせる時間決定手段207を備えるように構成してもよい。
このように構成すると、遊技者が選択する特定の識別情報に応じて、第2の遊技中の分割選択画像を選択し、選択された分割選択画像を配置することができる時間を任意に選択することができる。
以上のように本発明によれば、面白みのある遊技機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。図1から図17は、発明を実施する形態の一例であって、図中、同一または類似の符号を付した部分は同一物または相当物を表わし、重複した説明は省略する。なお、本実施の形態では、遊技機の一例として、スロットマシンを例にとって説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るスロットマシン1の斜視図である。スロットマシン1はその全体を形成するキャビネット2を有しており、かかるキャビネット2の前面上部には上側液晶ディスプレイ3が配設され、また、キャビネット2の前面中央部には、情報表示手段としての下側液晶ディスプレイ4が配設されている。ここに、上側液晶ディスプレイ3は一般に汎用されている液晶ディスプレイから構成されている。
また、下側液晶ディスプレイ4は、後述する第2の遊技に必要な情報、典型的には図9乃至図11で後述する選択画像、分割選択画像、選択画像表示部104、選択画像形成部105、時間表示部106等を表示する装置であり、本実施の形態では、他の種々の画像等も表示する。下側液晶ディスプレイ4は、所謂、透明液晶ディスプレイから構成されている。なお、下側液晶ディスプレイ4の詳細な構造については後述する。
下側液晶ディスプレイ4の下側には、手前側に突出された操作テーブル5が設けられており、かかる操作テーブル5には、最も左側から両替(CHANGE)ボタン6、払い戻し(CASH−OUT)ボタン7、ヘルプ(HELP)ボタン8が配置されており、また、ヘルプボタン8の右側には、コイン投入部9、紙幣投入部10が設けられている。また、操作テーブル5の手前側にて左側から、1−BETボタン11、SPIN/REPEAT−BETボタン(以下「スピンボタン」と略記する)12、3−BETボタン13、及び、5−BETボタン14が配置されている。
ここに、両替ボタン6は、紙幣投入部10に投入した紙幣を両替する際に押下されるボタンであり、両替されたコインは、キャビネット2の下部に設けられたコイン払出口15からコイン受け部16に払い出される。かかる両替ボタン6には、後述する両替(CHANGE)スイッチ62(図5参照)が付設されており、両替ボタン6の押下に基づき両替スイッチ62からスイッチ信号が後述するCPU50(図5参照)に出力される。
払い戻しボタン7は、通常ゲーム終了時に押下されるボタンであり、払い戻しボタン7が押下されると、ゲームにて獲得したコインがコイン払出口15からコイン受け部16に払い戻される。なお、払い戻しボタン7には、後述する払い戻し(CASH−OUT)スイッチ63(図5参照)が付設されており、払い戻しボタン7の押下に基づきスイッチ信号がCPU50に出力される。
ヘルプボタン8は、ゲームの操作方法等が不明な場合に押下されるボタンであり、ヘルプボタン8が押下されると、上側液晶ディスプレイ3や下側液晶ディスプレイ4に各種のヘルプ情報が表示される。かかるヘルプボタン8には、後述するヘルプ(HELP)スイッチ64(図5参照)が付設されており、ヘルプボタン8の押下に基づきヘルプスイッチ64からスイッチ信号がCPU50に出力される。
コイン投入部9には、後述するコインセンサ65(図5参照)が配置されており、コイン投入部9にコインが投入されると、コインセンサ65を介してコイン検出信号がCPU50に出力される。また、紙幣投入部10には、紙幣センサ66(図5参照)が配置されており、紙幣投入部10に紙幣が投入されると、紙幣センサ66を介して紙幣検出信号がCPU50に出力される。
1−BETボタン11は、1回押下する毎に1ずつベットされるボタンであり、最大3回まで押下してベットすることができる。この1−BETボタン11には、後述する1−BETスイッチ59(図5参照)が付設されており、1−BETボタン11が押下されると、その押下に基づき1−BETスイッチ59からCPU50にスイッチ信号が出力される。
スピンボタン12は、押下されることに基づき現在のベット数又は前回のベット数でゲームを開始すべく、後述するリール22(図5参照)の回転が開始されるボタンである。スピンボタン12には、後述するスピンスイッチ58(図5参照)が付設されており、スピンボタン12が押下されると、その押下に基づきスピンスイッチ58からスイッチ信号がCPU50に出力される。なお、スピンボタン12の押下により、賭けることが可能なベット数としては、1、2、3、5ベットが存在し得る。
3−BETボタン13は、その押下に基づき3ベットでゲームを開始するためのボタンである。かかる3−BETボタン13には、後述する3−BETスイッチ60(図5参照)が付設されており、その押下時には3−BETスイッチ60からスイッチ信号がCPU50に出力される。また、5−BETボタン14は、その押下に基づき5ベットでゲームを開始するためのボタンである。5−BETボタン14には、後述する5−BETスイッチ61(図5参照)が付設されており、その押下に基づき5−BETスイッチ61からスイッチ信号がCPU50に出力される。
また、キャビネット2の下部には、コイン払出口15が形成されるとともに、コイン払出口15から払い出されたコインを受けるコイン受け部16が設けられている。コイン払出口15の内部には、センサ等より構成されるコイン検出部73(図5参照)が配置されており、コイン検出部73はコイン払出口15から払い出されるコインの枚数を検出する。
更に、キャビネット2の側面(図1中右側面)には、スタートレバー17が所定角度範囲で回動自在に取り付けられている。かかるスタートレバー17にはスタートスイッチ57が付設されており、スタートレバー17の回動時にスタートスイッチ57から発せられるスイッチ信号はCPU50に出力される。
図2は、下側液晶ディスプレイ4及びリール22の縦断面図、図3は下側液晶ディスプレイ4の分解斜視図である。本図を参照して、下側液晶ディスプレイ4の詳細な構造及び下側液晶ディスプレイ4の背面側においてキャビネット2内部で回転自在に設けられる、変動表示手段としての各リール22について説明する。
図2及び図3において、下側液晶ディスプレイ4は、その前面側(図2中左側)に配置された情報選択手段としての透明タッチパネル30(以下「タッチパネル30」と略記する)と共に、スロットマシン1のキャビネット2の前面中央部に設けられた機器前面パネル20の表示窓部21の内側に配置されており、また、下側液晶ディスプレイ4の背面側(図2中右側)には、3つのリール22(図2には1つのリール22のみを示す)が並列状態で、且つ、それぞれ独立して回転自在に支持されている。
ここで、各リール22について説明すると、3つのリール22の内、スロットマシン1の正面から見て左側のリール22は、下側液晶ディスプレイ4に形成される左表示窓23(図1参照)に対向しており、中側のリール22は、同様に下側液晶ディスプレイ4に形成される中表示窓24(図1参照)に対向しており、また、右側リール22は、同様に下側液晶ディスプレイ4に形成される右表示窓25(図1参照)に対向している。なお、各表示窓23、24、25の構成については後述する。
各リール22は、第1の遊技に必要な複数種類の図柄としてのシンボルを変動表示するように構成されている。各リール22周面には、図4に示すような各種(図4中には6種類)のシンボルが形成されている。具体的に、各リール22の周面に形成されるシンボルの種類としては、スロットマシン1で行われるゲーム内容に関連してWILDシンボル、ペンダントシンボル、トリガーシンボル、美女付きRED7シンボル、札束シンボル、及び、金貨シンボルが使用される。そして、各リール22の周面には、これら6種類のシンボル及びブランク(シンボルが存在しない領域)が所定の組合せで組み合わされて、合計22個のシンボル、ブランクが形成される。
本実施の形態では、第1の遊技は、各シンボルの複数種類の組合せに基づき各種の当選役が予め設定されており、当選役に対応するシンボルの組合せが、各リール22上の所定のラインとしての有効ラインL(図1参照)上で停止した際に、当選役に応じてコインがコイン払出口15から払い出される遊技である。
第1の遊技は、コインをスロットマシン1に投入するか、クレジットされているコイン数の範囲内でコインをスロットマシン1に賭け、スタートレバー17やスピンボタン12等を遊技者が操作することによって開始される。スロットマシン1の第1の遊技が開始されると、複数のリール22が回転し始め、その後、図7で後述するCPU50の停止図柄決定手段201が、有効ラインLに沿って停止するシンボルを決定し、さらに、図7で後述するCPU50の停止制御手段202が、決定結果に基づいて各リール22の変動表示を停止制御し、所定の順序により、各リール22を停止させ、1回の遊技が終了することになる。このとき、有効ラインL上に停止するシンボルの組合わせが特定の組合わせになると、コイン等の遊技媒体が遊技者に対して付与される。この第1の遊技は、従来のスロットマシンと同様の遊技であり、ここではその詳細な説明を省略する。
また、各リール22の周面に各種シンボルを形成するについては、各リール22の幅・周長に合致する長尺状のシールに11個のシンボルを印刷しておき、かかるシールを各リール22の周面に貼付することにより形成するのが一般的であるが、この方法以外の方法でシンボルを形成することは勿論可能である。
また、本実施の形態では、有効ラインLはセンターラインのみとされており、かかる有効ラインLは、スピンボタン12、3−BETボタン13、及び、5−BETボタン14の押下又はスタートレバー17の回動に基づき各リール22の回転・停止によるゲームを行う際に、下側液晶ディスプレイ4に表示され、一方、後述する第2の遊技を行う際には、下側液晶ディスプレイ4から表示消去される。
また、トリガーシンボルは、第2の遊技を行うためのトリガーとして作用するものであり、本実施の形態では右側リール22の周面にのみ1つのトリガーシンボルが設けられている。右側リール22の周面に存在するトリガーシンボルが有効ラインL上に停止することに基づき、第2の遊技を行うことができる。
再び、図2及び図3に戻って下側液晶ディスプレイ4の構造について説明する。下側液晶ディスプレイ4は、スロットマシン1の前面側から、タッチパネル30、リールガラスベース31、ベゼル金属枠32、液晶パネル33、液晶ホルダ34、拡散シート35、導光板36、白色のリフレクタ37、リアホルダ38、及び、帯電防止シート39が配置されて構成されている。拡散シート35には、開口部35A、35B、35Cが形成されており、同様に、導光板36、リフレクタ37及びリアホルダ38には、開口部35A〜35Cに一致するように、それぞれ開口部36A、36B、36、開口部37A、37B、37C、開口部38A、38B、38Cが形成されている。各開口部35A〜38Aは、相互に一致するように重ねられて左表示窓23(図1参照)を構成し、各開口部35B〜38Bは同様に中表示窓24(図1参照)を構成し、また、各開口部35C〜38Cは同様に右表示窓25(図1参照)を構成する。
ここに、拡散シート35の開口部35A〜35C及び導光板36の開口部36A〜36Cは、各リール22における可変表示の視認性を確保する透過領域を構成している。
図2に示すように、機器前面パネル20の表示窓部21に下側液晶ディスプレイ4を取り付けるには、リールガラスベース31の上下方向に突出して設けられた各ブラケット40をネジ41により機器前面パネル20の背面にネジ止めすることにより行われている。
また、導光板36の上下端には、液晶パネル33の光源として一対の冷陰極線管42が設けられている。また、リアホルダ38の各開口部38A〜38Cの背面側上下には、各リール22の外周面に形成されたシンボルを照明する一対の冷陰極線43が設けられている。
液晶パネル33は、各リール22の前面に配置されて各リールが透視されるITO等からなる透明な電気的表示パネルであり、その表示部の周囲の背面側は液晶ホルダ34によって保持されている。導光板36は、光透過性の樹脂パネルからなり、側部に位置する冷陰極線管42から出射された光を液晶パネル33の背面側に導くレンズカットが形成されている。拡散シート35は、光透過性の樹脂シートからなり、導光板36で導かれた光を拡散して、液晶パネル33に照射される光を均一化する。液晶パネル33を保持する液晶ホルダ34、拡散シート35及び導光板36は、一体化されてその周囲がベゼル金属枠32に挿入されている。この挿入により、液晶パネル33における表示部の前面側はベゼル金属枠32によって保持される。
ベゼル金属枠32に嵌められて一体化された液晶ホルダ34、拡散シート35及び導光板36は、その周囲が更にリールガラスベース31に挿入されており、液晶パネル33の表示前面を開口した状態でリールガラスベース31によって保持されている。タッチパネル30は、リールガラスベース31がネジ41を介して機器前面パネル20に取り付けられることにより、リールガラスベース31の前面に圧着されて、液晶パネル33の表示部前面に重ねられている。
リアホルダ38は、白色の樹脂板からなり、リールガラスベース31に支持されたベゼル金属枠32、液晶パネル33を保持した液晶ホルダ34、拡散シート35及び導光板36を背後からリールガラスベース31に保持している。このリアホルダ38は、冷陰極線管42から導光板36に出射された光を液晶パネル33側へ反射する反射板としても機能している。帯電防止シート39は、透明で、リアホルダ38の背面に両面テープで接着されており、リアホルダ38に形成された各開口部38A〜38Cの背面を覆っている。
タッチパネル30は、液晶パネル33の前面側(図2中左側)に配置される。ここで、タッチパネル30は、後述する複数の識別情報101、102、103(図9参照)から特定の識別情報、例えば、「難」の文字識別情報101(図9参照)を遊技者が選択するための装置であり、典型的には、この他にも種々の情報の選択をする。タッチパネル30は、例えば、抵抗膜方式、赤外線式、静電容量式などが用いられ、表面に触れることで信号を入力する装置である。好適には、液晶パネル33に表示される画像を明確に視認することができる透過率の高いものが用いられる。
図5は、スロットマシン1の制御系を模式的に示すブロック図である。本図を参照して、スロットマシン1の制御系に係る構成について説明する。なお、機械的な構成については適宜図1を参照する。
スロットマシン1の制御系は、基本的に、CPU50を核として構成されており、CPU50にはROM51及びRAM52が接続されている。
CPU50は、ROM51に記憶されているプログラムにしたがって作動し、スロットマシン1の各部との信号の入出力を行い、スロットマシン1全体の動作制御を行う。詳細については図7で説明する。
ROM51は、ゲーム制御プログラム、ゲームの進行に伴って上側液晶ディスプレイ3、下側液晶ディスプレイ4に各種の演出を行うための各種演出プログラム、各種当選役の抽選を行うための抽選テーブル、その他スロットマシン1の制御上必要な各種のプログラム、データテーブル、画像データ、第2の遊技で用いられる選択情報、一連の意味のある情報(英単語)等が格納されている。ROM51には、CPU50が実行するプログラムと、恒久的なデータが記憶されている。また、RAM52は、CPU50が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶され、例えば、後述する乱数サンプリング回路56によりサンプリングされる乱数値がゲーム開始後、一時的に保持されるとともに、後述するように、CPU50により一致したと判定された選択情報の数を記憶する一致選択情報数記憶手段でもある。
また、CPU50には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路53及び分周器54が接続されており、また、乱数を発生する乱数発生器55及び乱数サンプリング回路56が接続されている。乱数サンプリング回路56を介してサンプリングされた乱数は、当選役、演出等の各種の抽選に使用される。更に、CPU50には、スタートレバー17に付設されるスタートスイッチ57、スピンボタン12に付設されるスピンスイッチ58、1−BETボタン11に付設される1−BETスイッチ59、3−BETスイッチ13に付設される3−BETスイッチ60、5−BETスイッチ14に付設される5−BETスイッチ61、両替ボタン6に付設される両替(CHANGE)スイッチ62、払い戻しボタン7に付設される払い戻し(CASH−OUT)スイッチ63、及びヘルプボタン8に付設されるヘルプ(HELP)スイッチ64が、それぞれ接続されている。CPU50は、各ボタンの押下により各スイッチから出力されるスイッチ信号に基づき、各ボタンに対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
更に、CPU50には、コイン投入部9に配置されるコインセンサ65及び紙幣投入部10に配置される紙幣センサ66が、それぞれ接続されている。コインセンサ65はコイン投入部9から投入されたコインを検出し、CPU50はコインセンサ65から出力されるコイン検出信号に基づき投入されたコイン枚数を演算する。紙幣センサ66は、紙幣投入部10から投入された紙幣の種類・額を検出し、CPU50は紙幣センサ66から出力される紙幣検出信号に基づき紙幣の額と等価なコイン枚数を演算する。
CPU50には、モータ駆動回路67を介して各リール22の回転を行う3つのステップモータ68が接続されおり、また、リール位置検出回路69が接続されている。CPU50からモータ駆動信号がモータ駆動回路67に出力されると各ステップモータ68はモータ駆動回路67により回転駆動される。これにより各リール22の回転が行われる。
このとき、各リール22の回転が開始された後、ステップモータ68の各々に供給される駆動パルス数が計算され、その計算値はRAM52の所定エリアに書き込まれる。また、各リール22からは1回転毎にリセットパルスが出力され、かかるリセットパルスはリール位置検出回路69を介してCPU50に入力される。このようにリセットパルスがCPU50に入力されると、RAM52に書き込まれている計算値は「0」にクリアされ、CPU50は、各リール22の1回転の範囲内における回転位置に対応する計算値と、ROM51に格納された各リール22の回転位置と各リール22の周面に形成された図柄とを対応させた図柄テーブルとに基づき、各リール22における図柄の回転位置を認識する。
CPU50には、ホッパー駆動回路70を介してホッパー71が接続されている。CPU50から駆動信号がホッパー駆動回路70に出力されると、ホッパー71は、所定枚数のコインをコイン払出口15から払い出す。
また、CPU50には、払出し完了信号回路72を介してコイン検出部73が接続されている。コイン検出部73はコイン払出口15の内部に配置されており、コイン払出口15から所定枚数のコインが払い出されたことを検出した場合には、コイン検出部73からコイン払出検出信号が払出し完了信号回路72に出力され、これに基づき払出し完了信号回路72は、CPU50に対して払出し完了信号を出力する。
また、CPU50には、LED駆動回路77を介してLED78が接続されている。LED78は、スロットマシン1の前面にて多数配設されて各種の演出を行う際に、CPU50からの駆動信号に基づきLED駆動回路77により点灯制御されるものである。更に、音出力回路79及びスピーカ80がCPU50に接続されており、スピーカ80は、音出力回路79からの出力信号に基づき各種演出を行う際に各種の効果音を発生するものである。
更に、CPU50には、タイマ81が接続されている。タイマ81は、後述するように第2の遊技中の分割選択画像を選択し、前記選択された分割選択画像を配置することができる時間を計測する手段であり、特定の識別情報(図9参照)に基づいて、その時間を異ならせるように制御されている。
更に、CPU50には、タッチパネル駆動回路76を介してタッチパネル30が接続されており、また、液晶駆動回路75を介して上側液晶ディスプレイ3が、下側液晶ディスプレイ4がそれぞれ接続されている。
図6は、本発明の実施の形態に係るスロットマシン1の液晶駆動回路75の構成を示すブロック図である。液晶駆動回路75は、上側液晶ディスプレイ3、下側液晶ディスプレイ4のそれぞれにおける画像表示を制御するように構成される。この液晶駆動回路75は、特定の識別情報(図9参照)に基づいて、抽選された選択画像を分割した複数の分割選択画像(図10参照)を表示するように下側液晶ディスプレイ4を制御する分割選択画像表示制御手段としての画像制御CPU75a、ワークRAM75b、プログラムROM75c、画像ROM75d、ビデオRAM75eおよびVDP(Video Display Processor)75fを有している。画像制御CPU75aは、CPU50で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM75cに予め記憶されている(上側液晶ディスプレイ3、下側液晶ディスプレイ4での表示に関する)画像制御プログラムに従い、上側液晶ディスプレイ3、下側液晶ディスプレイ4に表示される画像(識別情報、選択情報等)を決定する。ワークRAM75bは、画像制御CPU75aが画像制御プログラムを実行するときの一時記憶手段として構成されている。
プログラムROM75cは、画像制御プログラムや各種選択テーブルなどを記憶している。画像ROM75dは、画像を形成するためのドットデータを記憶している。ビデオRAM75eは、VDP75fにより画像を形成するときの一時記憶手段として構成されている。VDP75fは、制御RAM75gを有し、画像制御CPU75aで決定された上側液晶ディスプレイ3、下側液晶ディスプレイ4の表示内容に応じた画像を形成し、その形成された各画像を上側液晶ディスプレイ3、下側液晶ディスプレイ4に出力する。
図7は、本発明の実施の形態に係るスロットマシン1のCPU50の構成を示すブロック図である。前述した停止図柄決定手段201、停止制御手段202は、CPU50の動作プログラム上で、有効ラインLに沿って停止するシンボルの決定、決定結果に基づいて各リール22の変動表示の停止制御を実行するように構成されている。
さらに、CPU50は、停止図柄決定手段201、停止制御手段202としての機能を実行するように構成されると共に、有効ラインLに沿って停止するシンボルの組合せが特定の態様となることを条件に、第2の遊技の開始を決定する遊技開始決定手段203、特定の識別情報(図9参照)に基づいて、選択画像を抽選する選択画像抽選手段204、選択された分割選択画像を配置する位置と、選択された分割選択画像が抽選された選択画像の一部を形成するための本来の位置とを比較し、一致する位置の数を判定する分割選択画像比較判定手段205、抽選された選択画像を分割した複数の分割選択画像とは別に、いずれの位置を選択しても一致する位置と判定される特別の分割選択画像を抽選する特別分割選択画像抽選手段206、特定の識別情報(図9参照)に基づいて、第2の遊技中の分割選択画像を選択し、選択された分割選択画像を配置することができる時間を異ならせる時間決定手段207としての機能も備えている。なお、これらの手段の機能は、それぞれ別個のCPUによって実現される構成としてもよい。
図8は、本発明の実施の形態に係るスロットマシン1で行われるゲーム制御手順を示すフローチャートである。本図を参照して、上述のように構成されたスロットマシン1で行われるゲーム制御手順について説明する。なお、スロットマシン1の構成に関する符号は適宜図1、図2又は図5を参照する。また、図8のフローチャートでは、便宜のため第1の遊技を「1stゲーム」、第2の遊技を「2ndゲーム」として表している。
スロットマシン1が起動されると、先ず、1−BETボタン11、スピンボタン12、3−BETボタン13、5−BETボタン14を押下することにより所定のコインが賭けられているかどうか判断される(S1)。所定のコインが賭けられていない場合(S1:NO)には、コインが賭けられるまで待機する。所定コインが賭けられていると判断された場合(S1:YES)には、スピンスイッチ58がオンしているかどうか判断される(S2)。スピンボタン12が押下されてスピンスイッチ58がオフのままであると判断された場合(S2:NO)には、S1に戻る。
これに対して、スピンスイッチ58がオンしていると判断された場合(S2:YES)には、第1の遊技に関して、乱数サンプリング回路56を介して乱数発生器55にて発生されている乱数を所得し、その取得した乱数値とROM52に格納されている抽選テーブルとに基づき、当選役に当選したか又はハズレたか、右側リール22に存在しているトリガーシンボルを有効ラインLで停止させるかどうか等について抽選決定が行われる(S3)。
続いて、S3で行われた抽選で決定された結果に基づき、ROM52に格納された第1の遊技の演出テーブルを参照して演出情報等の選択が行われる(S4)。つぎに、S4で選択された演出情報等に基づき各液晶ディスプレイ3、4にて演出が開始されるとともに、モータ駆動回路67、各ステップモータ68、リール位置検出回路69を介してCPU50の制御下で3つの各リール22の回転駆動・停止が行われる(S5)。
さらに、S3で行われた抽選結果に基づいて当選役に当選したかどうか判断される(S6)。当選役に当選していないと判断された場合(S6:NO)にはS8に移行する一方、当選役に当選したと判断された場合(S6:YES)には、その第1の遊技の当選役に対応して払出枚数(コイン枚数)がRAM52に加算(S7)された後、S8に移行する。
右側リール22におけるトリガーシンボルが有効ラインLに停止したかどうか判断され(S8)、トリガーシンボルが有効ラインLに停止していない場合(S8:NO)には、払出処理として、CPU50から駆動信号がホッパー駆動回路70に出力され、ホッパー71から、S7にてRAM52に加算された第1の遊技の払出枚数(コイン枚数)のコインがコイン払出口15を介してコイン受け部16に払い出された後(S10)、S1に戻る。
また、トリガーシンボルが有効ラインLで停止したと判断された場合(S8:YES)には、CPU50の遊技開始決定手段203は、第2の遊技の開始を決定し、第2の遊技処理として、第2の遊技を開始する(S9)。第2の遊技が終了すると、第2の遊技で取得する払出枚数を、既に第1の遊技で取得したコインの枚数が記憶されているRAM52に加算する。この後、S10において、RAM52に記憶されているコインの払出枚数に基づきコインの払出処理が行われる。この後、S1に戻る。
ここで、第2の遊技は、第1の遊技の結果に基づいて開始される第1の遊技と異なる独立した遊技のことをいう。本実施の形態では、第2の遊技は、第1の遊技が上述したように各リール22を有効ラインL上に停止させる遊技のことをいうのに対して、トリガーシンボルが有効ラインL上に停止することに基づき第1の遊技に対して付加的に行われる種々のボーナスゲームの遊技である。
以下、図9乃至図17を参照して、第2の遊技としてのジグソーパズルについての説明をする。ジグソーパズルは、元画像を分割したピースを並べ替えることにより元画像を完成させる遊技である。典型的には、遊技者がピースを並べ替えることのできる時間は所定の時間で区切られている。遊技者による並べ替えが3回終了すると、第2の遊技であるジグソーパズルの遊技が終了するように構成されるが、適宜変更してもよい。本実施の形態では、遊技者による1回のピースの並べ替えは、ピースの並べ替えを所定の時間行うことである。
図9は、本発明の実施の形態に係るスロットマシン1の難易度選択画面の表示画像を模式的に示す説明図である。難易度選択画面は、典型的には、図13で後述する難易度選択画面表示(S101)で、下側液晶ディスプレイ4に表示される。なお、図9から図17までの説明では、スロットマシン1の構成に関する符号は適宜図1、図2、図5又は図6を参照する。
トリガーシンボルが有効ラインL上に停止すると、CPU50によって、下側液晶ディスプレイ4に複数の識別情報101、102、103が表示されるように制御される。下側液晶ディスプレイ4は、上述したように、第2の遊技に必要な情報を表示する情報表示手段であると共に、本実施の形態では、CPU50がジグソーパズルを開始することを条件に、複数の識別情報を表示させる識別情報表示手段でもある。
本実施の形態では、識別情報は、下側液晶ディスプレイ4に表示され、タッチパネル30を介して遊技者が任意に選択することができる識別された情報のことをいい、特定の識別情報とは、複数の識別情報の中から遊技者が任意に選択した識別情報である。
本実施の形態では、複数の識別情報としての略円形状の領域の内側に「難」の文字が表示された「難」識別情報101と、略円形状の領域の内側に「普」の文字が表示された「普」識別情報102と、略円形状の領域の内側に「易」の文字が表示された「易」識別情報103とが、下側液晶ディスプレイ4に表示される。
「難」識別情報101と、「普」識別情報102と、「易」識別情報103は、略水平方向に間をあけて表示され、「普」識別情報102が下側液晶ディスプレイ4の略中央に、「難」識別情報101が「普」識別情報102に対して左側に、「易」識別情報103が「普」識別情報102に対して右側になるように表示される。
下側液晶ディスプレイ4の「難」識別情報101、「普」識別情報102、「易」識別情報103の上側には、「難」識別情報101、「普」識別情報102、「易」識別情報103のうちのいずれかの識別情報を選択することを遊技者に対して促す旨の「難易度を選択して下さい」の文字列が表示される。
遊技者によって「難」識別情報101、「普」識別情報102、「易」識別情報103いずれかの略円形状の領域内が触れられると、下側液晶ディスプレイ4の前面に付設されたタッチパネル30に触れることとなり、タッチパネル駆動回路76を介して、遊技者が任意に選択したいずれかの識別情報の選択信号、すなわち、遊技者によって選択された特定の識別情報の選択信号がCPU50に送信される。
CPU50は、タッチパネル駆動回路76を介してタッチパネル30から特定の識別情報の選択信号を受信するとジグソーパズルを進行するにつき必要な全てのランダム要素の抽選決定を行い、抽選結果を表示制御信号とともに液晶駆動回路75の画像制御CPU75aに送信する。液晶駆動回路75の画像制御CPU75aは、特定の識別情報に基づいて、選択画像等を表示させるように下側液晶ディスプレイ4を制御する。
具体的には、CPU50の選択画像抽選手段204は、特定の識別情報の選択信号を受信すると、受信した特定の識別情報の選択信号に基づいて、ROM51に記憶されている複数の選択画像のうちの1つの選択画像をジグソーパズルに用いる元画像として抽選する。
本実施の形態では、選択画像は、風景の画像や装飾された文字画像等のジグソーパズルに一般的に用いられる画像のことであり、ここでは、装飾された文字画像である。
CPU50が元画像を抽選すると、さらに、液晶駆動回路75の画像制御CPU75aは、抽選された元画像を、複数の画像に分割されたピースとして下側液晶ディスプレイ4に表示させる。この複数の画像に分割されたピースが分割選択画像である。
また、CPU50は、遊技者が選択した特定の識別情報に応じて、ピースの数を異ならせるように構成されており、液晶駆動回路75の画像制御CPU75aは、特定の識別情報に応じてピースの数を異ならせて、下側液晶ディスプレイ4に表示させる。すなわち、遊技者が選んだ特定の識別情報が「難」識別情報101である場合にはピースの数が48個に、遊技者が選んだ特定の識別情報が「普」識別情報102である場合にはピースの数が30個に、遊技者が選んだ特定の識別情報が「易」識別情報103である場合にはピースの数が12個になるように元画像を分割して、下側液晶ディスプレイ4に表示する。
さらに、CPU50の特別分割選択画像抽選手段206は、元画像を複数のピースに分割して表示する際に、複数のピースとは別に、特別の分割選択画像としての特殊ピースを抽選する。特殊ピースは、いわゆるオールマイティのピースであり、後述するように選択画像形成部105(図10参照)のどこに配置しても、CPU50によって正解ピースと判定されるピースである。
特殊ピースの抽選で、特殊ピースが当選される確率は、遊技者が選択した特定の識別情報に応じて異なるように制御されている。本実施の形態では、遊技者による1回の識別情報の選択に対して、遊技者が選んだ特定の識別情報が「難」識別情報101である場合には50%の確率で当選、遊技者が選んだ特定の識別情報が「普」識別情報102である場合には30%の確率で当選、遊技者が選んだ特定の識別情報が「易」識別情報103である場合には10%の確率で当選するように制御されている。すなわち、分割されるピースの数が相対的に多い場合には、特殊ピースが当選される確率は相対的に高く、分割されるピースの数が相対的に少ない場合には、特殊ピースが当選される確率は相対的に低くなる。なお、本実施の形態では、当選される特殊ピースの数は1つであるものとして説明するが、複数当選されるものとしてもよい。
図10、図11は、本発明の実施の形態に係るスロットマシン1のジグソーパズル画面の表示画像の具体例を模式的に示す説明図である。ジグソーパズル画面は、下側液晶ディスプレイ4に表示される。
図10は、ジグソーパズル画面で下側液晶ディスプレイ4に表示される各表示部を示す説明図である。液晶駆動回路75が、抽選結果、表示制御信号を受信すると、これに基づき下側液晶ディスプレイ4は、選択画像表示部104、選択画像形成部105、時間表示部106、ピース表示部107、選択ピース表示部108、ピース数表示部110、元画像、複数のピースそして特殊ピースが当選された場合には特殊ピースを表示する。
選択画像表示部104は、下側液晶ディスプレイ4に向かって、右下側に表示される略長方形の領域である。選択画像表示部104には、CPU50の選択画像抽選手段204によって抽選された元画像111が表示される。遊技者は、選択画像表示部104に表示される元画像111を参照しながらジグソーパズルの遊技をすすめることができる。
選択画像形成部105は、遊技者によって形成される元画像111を表示する略長方形の領域である。選択画像形成部105には、遊技者によって行われるピースの並べ替え操作によって形成される元画像111が表示される。
ピース表示部107は、選択画像形成部105に向かって左側に形成され、複数のピース112を表示する略長方形の領域である。画像制御CPU75aは、複数のピース112をランダムな位置に表示するように下側液晶ディスプレイ4を制御する。
選択ピース表示部108は、選択画像形成部105に向かって右上側に形成され、遊技者によって選択されたピース114を表示する略長方形の領域である。遊技者が、ピース表示部107内の複数のピース112いずれかに触れると、下側液晶ディスプレイ4の前面に付設されたタッチパネル30に触れることとなり、タッチパネル駆動回路76を介して、遊技者が任意に選択したピースについての選択信号がCPU50に送信される。
CPU50は選択信号を受信すると、任意のピースが選択されたことを遊技者が視認できるように、選択されたピース114を表示する旨の信号を液晶駆動回路75の画像制御CPU75aに送信し、下側液晶ディスプレイ4は、これに基づき、選択されたピース114を選択ピース表示部108内に表示する。
選択されたピース114が、選択ピース表示部108内に表示されている状態で、遊技者が選択画像形成部105内の任意の位置に触れると、タッチパネル駆動回路76を介して、遊技者が任意に選択した位置についての選択信号がCPU50に送信される。
CPU50は選択信号を受信すると、選択されているピース114を選択した位置に配置する旨の信号を下側液晶ディスプレイ4に送信し、選択されたピース114を選択した位置に表示する。
選択画像形成部105では、上述のようにしてピース表示部107内のピースを選択し、位置を並べ替えることによって、ピースを組み合わせて形成される元画像111を表示することが可能である。
ピースを組み合わせて元画像111を形成するための時間は、所定の時間で区切られている。所定の時間は、典型的には、遊技者が選択した特定の識別情報に応じて異なるようにされている。遊技者が選んだ特定の識別情報が「難」識別情報101(図9参照)である場合には1分間、遊技者が選んだ特定の識別情報が「普」識別情報102(図9参照)である場合には2分間、遊技者が選んだ特定の識別情報が「易」識別情報103(図9参照)である場合には3分間が設定されている。すなわち、分割されるピースの数が相対的に多い場合には、所定の時間は相対的に短く、分割されるピースの数が相対的に少ない場合には、所定の時間は相対的に長くなる。
所定の時間は、上述したタイマ81によって計測される。典型的には、ピース表示部107に複数のピース112がランダムに表示されると、CPU50の時間決定手段207は、タイマ81に計測を開始する旨の信号を送信し、タイマ81は、この信号を受信するとカウントダウンをを開始する。タイマ81が計測する時間は、カウントダウン信号としてCPU50に送信され、CPU50は、下側液晶ディスプレイ4の時間表示部106に残りの時間を表示するように制御する。
時間表示部106は、選択画像表示部104の上側に表示される略長方形の領域であり、残り時間を変動表示する領域である。本図は、遊技者が選んだ特定の識別情報が「難」識別情報101(図9参照)である場合の表示態様の一例を示した図であり、ピース表示部107に、複数のピース112がランダムに表示されるのとほぼ同時に、時間表示部106に「60SEC」の文字が表示される。この時間表示部106の表示が「0SEC」になるまで、遊技者はピースを選択し位置を並べ替えることが可能である。表示が「0SEC」になると、CPU50は、タッチパネル30による選択を無効にする信号をタッチパネル駆動回路76に送信し、ピースを選択することができないようにして、遊技者による1回のピースの並べ替えが終了する。
ピース数表示部110は、時間表示部106の上側、選択ピース表示部108の下側に表示される略長方形の領域であり、分割されたピースの数を数値として表示する領域である。すなわち、本実施の形態では、遊技者が選んだ特定の識別情報が「難」識別情報101である場合には「48PIECE」、遊技者が選んだ特定の識別情報が「普」識別情報102である場合には「30PIECE」、遊技者が選んだ特定の識別情報が「易」識別情報103である場合には「12PIECE」と表示される。これにより、遊技者が選んだ難易度が明確となる。
なお、特殊ピース113が当選された場合には、ピース表示部107に、複数のピース112がランダムに表示される際に、特殊ピース113もほぼ同時に表示される。この場合、特殊ピース113は、目立つ色で着色したり、光を放つような状態で表示するとよい。このようにすると、遊技者は特殊ピース113が当選されたことを瞬時に理解することができ、ジグソーパズルの遊技を円滑に進行させることができる。
図11は、ジグソーパズル画面で遊技者によるピースの並べ替えが行われた後の下側液晶ディスプレイ4に表示される表示態様の一例を示す説明図である。本図は、遊技者がピースを選択し位置の並べ替えを行い、時間表示部106の表示が「0SEC」になり、CPU50が、タッチパネル30による選択を無効となるようにした状態を示している。
遊技者によるピースの並べ替えが終了されると、CPU50の分割選択画像比較判定手段205は、遊技者によって選択画像形成部105内に並べ替えられたピースの位置と、ピースが元画像111の一部を形成するための本来の位置とを比較し、一致する位置の数を判定する。
具体的には、CPU50の分割選択画像比較判定手段205は、ピースの画像に関連づけて、ROM51にそれぞれ記憶されている位置情報と、ピースが実際に配置されている選択画像形成部105内の位置情報とを各々比較する。位置情報を比較して、一致する位置情報の数を判定する。つまり、一致する位置情報の数分のピースが適切な位置、すなわち、元画像111の一部を形成するための本来の位置に配置されたことになる。なお、以下では一致する位置情報の数のことを、特に断りのない限り単に「正解ピース数」という。正解ピース数は、一時的にRAM52に記憶される。
このように、ピースの画像に関連づけた位置情報を用いて、比較、判定をするように構成すると、ROM51に記憶させる情報は、座標等の比較的容量の小さい情報で済むので好適である。なお、選択画像形成部105内の位置に関連づけて、ROM51にそれぞれ記憶されている画像と、その位置に実際に配置されているピースの画像とを用いて比較、判定してもよいことはいうまでもなく、この場合、ROM51の容量を大きくしておくとよい。
CPU50の分割選択画像比較判定手段205による比較、判定では、特殊ピース113は、遊技者によって選択画像形成部105内のどの位置に配置されても元画像111の一部を構成し、一致する位置情報の数、すなわち、正解ピース数として加算される。なお、特殊ピース113が遊技者によって、並び替えられ元画像111の一部を構成すると、当該元画像111の一部を構成するはずであったピースは消滅する。すなわち、特殊ピース113は、当該元画像111の一部を構成するはずであったピースの代わりのピースとなる、いわゆる、オールマイティのピースとなるのである。
CPU50は、正解ピース数に応じて、すでに第1の遊技で取得したコインの枚数が記憶されているRAM52に払出枚数をさらに加算する。ジグソーパズルでの払出枚数は、ROM51に記憶されている払出枚数テーブルに応じた枚数で加算される。払出枚数テーブルは、遊技者が「難」識別情報101(図9参照)を選択した際に参照されるテーブル、「普」識別情報102(図9参照)を選択した際に参照されるテーブル、「易」識別情報103(図9参照)を選択した際に参照されるテーブルがあり、それぞれROM51に記憶されており、図13、図14で後述する難易度選択処理(S102)を行う際に、ROM51参照される払出枚数テーブルが決定される。
図12は、遊技者が「難」識別情報101(図9参照)を選択した際に参照される払出枚数テーブルの一例を示した説明図である。払出枚数テーブルは、正解ピース数とピース並べ替え回数に応じて、加算される払出枚数が段階的に異なるように構成されている。
例えば、選択画像形成部105(図10参照)にランダムに表示されるピースの数が48個である場合に、48個正解することは、47個正解することと比較して相対的に難しいので、加算される払出枚数は後者の場合よりも多く設定している。1回目のピース並べ替えで48個全てを正解することは、1回目のピース並べ替えで47個正解し、2回目のピース並べ替えで1個正解することと比較して相対的に難しいので、加算される払出枚数は後者の場合よりも多く設定している。1回目のピース並べ替えで47個正解することは、1回目のピース並べ替えで45個正解し、2回目のピース並べ替えで3個正解することと比較して相対的に難しいので、加算される払出枚数は後者の場合よりも多く設定している。
本図では、遊技者による1回目のピース並べ替えで、正解ピース数が48個である場合は、5000枚の払出枚数が加算される。
遊技者による1回目のピース並べ替えで正解ピース数が46から47個である場合は、4900枚の払出枚数が加算される。2回目のピース並べ替えで残りの2個を当て正解ピース数が2個である場合は、さらに50枚の払出枚数が加算され、合計4950枚の払出枚数が加算される。2回目のピース並べ替えでの1個を当て正解ピース数が1個である場合は、さらに25枚の払出枚数が加算され、3回目のピース並べ替えで残りの1個を当て正解ピース数が1つである場合は、10枚の払出枚数が加算され、合計4935枚の払出枚数が加算される。2回目のピース並べ替えでは正解ピース数がなく、3回目のピース並べ替えで残りの2個を当て正解ピース数が2つである場合は、5枚の払出枚数が加算され、合計4905枚の払出枚数が加算される。2回目のピース並べ替えでは正解ピース数がなく、3回目のピース並べ替えで1個を当て正解ピース数が1つである場合は、2枚の払出枚数が加算され、合計4902枚の払出枚数が加算される。2回目、3回目のピース並べ替えでは正解ピース数がない場合には、追加で払出枚数が加算されることはなく、すなわち、合計4900枚の払出枚数が加算される。以下同様である。
遊技者が「普」識別情報102(図9参照)を選択した際に参照される普通用払出枚数テーブル、「易」識別情報103(図9参照)を選択した際に参照される易しい用払出枚数テーブルもこれと同様に構成される。ただし、好適には、例えば、「易」識別情報103(図9参照)を選択してピースの数が12個のジグソーパズルの場合において正解ピース数が12個であることは、「難」識別情報101(図9参照)を選択してピースの数が48個のジグソーパズルの場合において正解ピース数が12個であることと比較して相対的に易しいので、加算される払出枚数は後者の場合よりも少なくなるように設定するとよい。
図13は、本発明の実施の形態に係るスロットマシン1で行われる第2の遊技としてのジグソーパズルの制御手順を示すフローチャートである。トリガーシンボルが有効ラインL上に停止し、ジグソーパズルが開始されると、まず、難易度選択画面(図9参照)が表示される(S101)。遊技者が、「難」識別情報101、「普」識別情報102、「易」識別情報103のうちのいずれかを選択すると、次段に移行し、選択した識別情報に基づいて難易度選択処理が実行される(S102)。
次に、特殊ピースを当選させるか否かを決定する特殊ピース抽選処理(S103)を実行し、選択した特定の識別情報に基づいて、元画像の絵柄の抽選等を行い、これに対応したジグソーパズル画面(例えば図10参照)を表示する(S104)。「難」識別情報101が選択された場合にはピースの数が48個であるジグソーパズル、「普」識別情報102が選択された場合にはピースの数が30個であるジグソーパズル、「易」識別情報103が選択された場合にはピースの数が12個であるジグソーパズルに対応する画面が表示される。
次に、CPU50が、遊技者によるピースの並べ替えが3回終了したか否かを判定する(S105)。ピースの並べ替えが3回終了したと判定した時は(S105:YES)、特殊ピースが当選したか否かを判定し(S106)、特殊ピースは当選していないと判定した時は(S106:NO)、RAM52に記憶されているピース並替回数のカウントをクリアして(S112)、一時的にRAM52に記憶されている正解ピース数もクリアする。これで、ジグソーパズルである第2の遊技を終了する。
特殊ピースは当選したと判定した時は(S106:YES)、RAM52に記憶されているピース並替回数のカウントをクリアして(S107)、S108に移行する。S105で、ピースの並べ替えが3回終了していないと判定した時も(S105:YES)、S108に移行する。
S108では、全部のピースが正解、すなわち、元画像が完成したか否かが判定され(S108)、元画像が完成したと判定された時は(S108:YES)、RAM52に記憶されているピース並替回数のカウントをクリアして(S112)、一時的にRAM52に記憶されている正解ピース数もクリアする。これで、ジグソーパズルである第2の遊技の遊技を終了する。元画像が完成していないと判定された時は(S108:NO)、遊技者によるピースの並べ替え操作に移行し(S109)、CPU50によって、遊技者によるピースの選択が有効化される。ピースの選択が有効化されると、ピースの並べ替え操作が可能となり、遊技者による遊技が行われる。またこのとき、タイマ81のカウントダウンも開始する。
次に、ピースの並べ替え回数をカウントするピース並替回数カウント処理(S110)を実行し、続いて、ジグソーパズルの遊技によって獲得された払出枚数を、RAM52に加算する払出加算処理が実行される(S111)。その後、S105に戻って、以降の処理を繰り返し実行する。
図14は、本発明の実施の形態に係るスロットマシン1で行われる難易度選択処理を示すフローチャートである。難易度選択処理が開始されると、まず、遊技者が選択した識別情報が、「難」識別情報101であるか否かがCPU50によって判定される(S201)。遊技者が選択した識別情報が、「難」識別情報101であると判定された時は(S201:YES)、CPU50は、ROM51に記憶されている難しい用払戻枚数テーブル(例えば、図12参照)を参照することを決定し(S202)、難易度選択処理を終了する。
遊技者が選択した識別情報が、「難」識別情報101でないと判定された時は(S201:NO)、遊技者が選択した識別情報が、「普」識別情報102であるか否かがCPU50によって判定される(S203)。遊技者が選択した識別情報が、「普」識別情報102であると判定された時は(S203:YES)、CPU50は、ROM51に記憶されている普通用払戻枚数テーブルを参照することを決定し(S202)、難易度選択処理を終了する。遊技者が選択した識別情報が、「普」識別情報102でないと判定された時は(S203:NO)、遊技者が選択した識別情報は、「易」識別情報103であるので、CPU50は、ROM51に記憶されている易しい用払戻枚数テーブルを参照することを決定し(S205)、難易度選択処理を終了する。
図15は、本発明の実施の形態に係るスロットマシン1で行われる特殊ピース抽選処理を示すフローチャートである。特殊ピース抽選処理が開始されると、ROM51に記憶されている、選択された識別情報に応じて特殊ピースを抽選するためのテーブルを参照する(S301)。このテーブルは上述したように、「難」識別情報101である場合には50%の確率、「普」識別情報102である場合には30%の確率、「易」識別情報103である場合には10%の確率で特殊ピースが当選するよう構成されたテーブルである。
次に、CPU50によって、特殊ピースの抽選が行われ、特殊ピースを当選したか否かが判定され(S302)、特殊ピースに当選していないと判定された時は(S302:NO)、特殊ピース抽選処理を終了し、特殊ピースに当選したと判定された時は(S302:YES)、図13で説明したようにジグソーパズル画面を表示する際(S104、図13参照)に、特殊ピースも表示されるように制御し(S303)、特殊ピース抽選処理を終了する。
図16は、本発明の実施の形態に係るスロットマシン1で行われるピース並替回数カウント処理を示すフローチャートである。ピース並替回数カウント処理が開始されると、
CPU50によって、図13のS109でカウントダウンを開始した後の経過時間が所定の時間を経過したか否かが判定される(S401)。所定の時間は、上述したように、「難」識別情報101(図9参照)である場合には1分間、「普」識別情報102(図9参照)である場合には2分間、「易」識別情報103(図9参照)である場合には3分間が設定される。
所定の時間を経過していないと判定された時は(S401:NO)、所定の時間を経過したと判定されるまで判定を繰り返し、所定の時間を経過したと判定された時は(S401:YES)、RAM52に記憶されているピース並替回数のカウントを1回加算して(S402)、さらに、遊技者によるピースの選択が無効化される。ピースの選択が無効化されると、ピースの並べ替え操作が不可能となり、遊技者によるピースの並べ替えが1回終了したこととなる。これで、ピース並替回数カウント処理は終了する。
図17は、本発明の実施の形態に係るスロットマシン1で行われる払出加算処理を示すフローチャートである。払出加算処理が開始されると、まず、CPU50によって、ピースの画像に関連づけて、ROM51にそれぞれ記憶されている位置情報と、ピースが実際に配置されている選択画像形成部105内の位置情報とを各々比較し、一致する位置情報の数、すなわち、正解したピースの数が判定される(S501)。正解したピースの数が1以上でない、すなわち0であると判定された時は(S501:NO)、払出加算処理を終了する。
正解したピースの数が1以上であると判定されたときは(S501:YES)、上述した難易度選択処理で決定された払出枚数テーブルを参照して(S502)、結果に応じた払出枚数をRAM52に加算して(S503)、払出加算処理を終了する。
以上で説明したスロットマシン1によれば、遊技者が「難」識別情報101、「普」識別情報102、「易」識別情報103のうちから任意の識別情報を選ぶことで、ジグソーパズルのピース数を任意に選ぶことができ、ジグソーパズルの難易度を自身で選択することができるので、多様性のある面白味のあるスロットマシンとすることができる。
また、以上で説明したスロットマシン1によれば、ジグソーパズルで正解したピース数等に応じて払い出されるコインの枚数が段階的に異なるので、より興趣性の高いスロットマシンとすることができる。
また、以上で説明したスロットマシン1によれば、ジグソーパズルで正解したピース数が1つ増えるオールマイティのピースとして特殊ピースがランダムに出現するので、意外性のある遊技機とすることができ、また、ジグソーパズルで、ある特定の位置に配置するべきピースが直ぐに解らなかったときでも、そのピースの代わりに特殊ピースを配置することで対処することができるので、さらに遊技の面白味が増す。さらに、特殊ピースが出現することで、ジグソーパズルの遊技を所定回数継続することができるので、遊技者に期待感を持たせる遊技機とすることができ、また、第2の遊技に対してさらに付加価値を加えることができる遊技機とすることができる。
また、以上の説明では、ピースの並べ替えを行うことができる所定の時間は、遊技者が選択した特定の識別情報に応じて異なるように構成するものとして説明したが、ランダムに抽選するように構成してもよい。また、遊技者が選択することができる識別情報の数を増やして、ピース数とは別に、ピースの並べ替えを行うことができる所定の時間だけを遊技者が任意に選ぶことができるように構成することができる。これにより、遊技者の選択肢を増やし、より多様な遊技を提供することができる。またこの場合、選んだ所定の時間に応じて、払い出されるコインの枚数が段階的に異なるように構成すると、さらに興趣性の高いスロットマシンとすることができる。また、選択する識別情報に基づいて、第2の遊技を任意に選べるように構成してもよい。
なお、本発明の実施の形態であるスロットマシン1は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。下側液晶ディスプレイ4は、第2の遊技に必要な情報を表示する情報表示手段であると共に、複数の識別情報を表示させる識別情報表示手段でもあるものとして説明したが、情報表示手段と識別情報表示手段は別々の構成としてもよい。
以上の説明では、遊技者が選択したピースは、選択ピース表示部108内に表示されるものとして説明したが、選択ピース表示部108を備えない構成としてもよい。この場合は、遊技者によって選択されたピースは、選択されたことを遊技者が容易に視認できるようにピースを画成する境界線を太い線で表示するように制御し、ピースが太い線で表示されている状態で、遊技者が選択画像形成部105内の任意の位置に触れると、選択されたピースを選択した位置に表示し、境界線をもとの線の太さに戻して表示するように制御するとよい。また、選択画像形成部105とピース表示部107とは別々に表示するものとして説明したが、一体に構成してもよい。
以上の説明では、遊技価値としてコインを用いて説明しているが、これに限られるものではない。コイン、メダル、遊技球又はトークンなどの他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を遊技価値として用いることもできる。
本発明の実施の形態に係るスロットマシンの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの下側液晶ディスプレイ及びリールの縦断面図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの下側液晶ディスプレイの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのリールの周面に形成されるシンボル例を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの制御系を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの液晶駆動回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのCPUの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンで行われるゲーム制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの難易度選択画面の表示画像を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのジグソーパズル画面で下側液晶ディスプレイに表示される各表示部を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのジグソーパズル画面で遊技者によるピースの並べ替えが行われた後の下側液晶ディスプレイに表示される表示態様の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの遊技者が「難」識別情報を選択した際に参照される払出枚数テーブルの一例を示した説明図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンで行われるジグソーパズルの制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンで行われる難易度選択処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンで行われる特殊ピース抽選処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンで行われるピース並替回数カウント処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンで行われる払出加算処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
4 下側液晶ディスプレイ
30 タッチパネル
50 CPU
51 ROM
52 RAM
81 タイマ
101、102、103 識別情報
104 選択画像表示部
105 選択画像形成部
106 時間表示部
107 ピース表示部
108 選択ピース表示部
110 ピース数表示部
111 元画像
112 複数のピース
113 特殊ピース
114 選択されたピース

Claims (5)

  1. 第1の遊技に必要な複数種類の図柄を変動表示する複数の変動表示手段と;
    前記複数の変動表示手段上の所定のラインに沿って停止する前記図柄を決定する停止図柄決定手段と;
    前記停止図柄決定手段による決定結果に基づいて前記変動表示を停止制御する停止制御手段と;
    第2の遊技に必要な情報を表示する情報表示手段と;
    前記所定のラインに沿って停止する前記図柄の組合せが特定の態様となることを条件に、前記第2の遊技の開始を決定する遊技開始決定手段と;
    前記遊技開始決定手段が前記第2の遊技の開始を決定することを条件に、複数の識別情報を表示する識別情報表示手段と;
    前記複数の識別情報から特定の識別情報を遊技者が選択するための情報選択手段と;
    前記特定の識別情報に基づいて、選択画像を抽選する選択画像抽選手段と;
    前記特定の識別情報に基づいて、前記抽選された選択画像を分割した複数の分割選択画像を表示するように前記情報表示手段を制御する分割選択画像表示制御手段とを備え;
    前記情報選択手段は、遊技者によって前記分割選択画像を選択し、前記選択された分割選択画像を配置する位置を選択可能に構成され、前記情報表示手段は、前記選択された分割選択画像を前記選択された位置に表示し、前記分割選択画像を組み合わせて前記抽選された選択画像を表示可能に構成された;
    遊技機。
  2. 前記分割選択画像表示制御手段は、前記特定の識別情報に基づいて、前記抽選された選択画像を分割した複数の分割選択画像の数を異ならせるように構成された;
    請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記分割選択画像表示制御手段は、前記抽選された選択画像を分割した複数の分割選択画像をランダムな位置に表示するように前記情報表示手段を制御し、前記選択された位置と、前記選択された分割選択画像が前記抽選された選択画像の一部を形成するための本来の位置とを比較し、一致する前記位置の数を判定する分割選択画像比較判定手段を備える;
    請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記抽選された選択画像を分割した複数の分割選択画像とは別に、いずれの位置を選択しても前記分割選択画像比較判定手段によって前記一致する位置と判定される特別の分割選択画像を抽選する特別分割選択画像抽選手段を備える;
    請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記特定の識別情報に基づいて、前記第2の遊技中の前記分割選択画像を選択し、前記選択された分割選択画像を配置することができる時間を異ならせる時間決定手段を備えた;
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007175227A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Aruze Corp 遊技機
JP2011212243A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2018525757A (ja) * 2015-08-13 2018-09-06 テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド 情報表示方法、表示サーバ、ソーシャル・アプリケーション・クライアント及びシステム

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