JP2004524498A - 対流型熱流を用いる効率の改善された熱電装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、より高い効率で加熱及び/又は冷却状態をもたらす改善された熱電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
熱電装置(TE)は、特定の材料の特性を利用して、電流存在下で材料の両端にわたる温度勾配を発生させる。従来の熱電装置において、該装置内の熱電材料としてP型半導体とN型半導体とが利用されている。これらは、冷却又は加熱をもたらすように物理的且つ電気的に構成されている。冷却及び加熱用のTEに関する幾つかの基本的な数式、理論、研究、試験方法、及びデータが、H.J.ゴールドスミス(H.J.Goldsmid)の「電子冷却(Electronic Refrigeration)」、パイオン・エルティディー(Pion Ltd.)、イギリス国NW2 5JNロンドン、ブレナースバリー・パーク(Brondesbury Park)207(1986年)に記載されている。今日、熱電装置に使用されている最も一般的な構成を図1に示す。一般に、P型とN型の熱電素子102は、長方形のアセンブリ100内で2つの基板104の間に配列される。電流Iは両方の熱電素子型を通って流れる。熱電素子102は、熱電素子102の端部にはんだ付けした銅の分路106を介して直列に接続されている。DC電圧108が印加されると、熱電素子102にわたる温度勾配が生じる。熱電装置は一般に、液体、気体、及び物体を冷却するために使用される。図2は流体用に、そして図3は物体用に、図1の熱電装置のアセンブリ100を用いたシステムを概略的に示す図である。
【0003】
最も一般的な形態における熱電装置に関する基本的な数式は次の通りである。
【0004】
【数1】
【0005】
【数2】
【0006】
【数3】
【0007】
上式でqcは冷却率(低温端からの熱容量除去率)であり、qinはシステムへの電力の入力であり、そしてqhはシステムの熱出力であり、ここで
α=ゼーベック係数
I=電流
Tc=低温端の絶対温度
Th=高温端の絶対温度
R=電気抵抗
K=熱伝導係数
ここでは、α、R、及びKは一定であると仮定される、或いは適切な温度域にわたる適切な平均値とする。
【0008】
定常状態の条件下では、エネルギーの出入りは均衡する。
【0009】
qc+qin=qh ・・・数式4
さらに、冷却及び加熱関係の産業における使用の見地から性能を分析するために、次の定義が必要である。
【0010】
したがって、βとγとは密接に結びついており、γは常にβより1だけ大きい。
【0011】
これらの数式を適切に操作すると、β又はγが最大値になる条件、或いはqc又はqhが最大値になる条件を見いだすことができる。
【0012】
βの最大値をβmで示し、qcの最大値でのCOPをβcで示すと、結果は次の通りである。
【0013】
【数9】
【0014】
【数10】
【0015】
上式で、
βm及びβcは、Z、Tc、及びThのみに依存する。したがって、Zを良度指数と呼び、それは熱電システムの性能を特徴付ける基本的なパラメータである。Zの大きさによって、図1の構成における熱電性能、及び今日の熱電における別のほぼ全ての構成及び使用法における熱電性能が決まる。
【0016】
今日の材料では、熱電装置は、特定の航空宇宙産業の用途及び幾つかの商業用途がある。しかし、システム効率が低すぎ、フレオンのような流体を用いるほとんどの冷却システム(冷蔵庫、自動車のHVACシステム、ビルディングのHVACシステム、家庭用空調装置など)の効率とは競合できないので、用途が限定されている。
【0017】
数式9から最大熱電効率を、Cm、即ち、カルノーサイクル効率(任意の冷却システムに関する理論的な最大システム効率)と比較すると、このような限定は当然である。
【0018】
【数17】
【0019】
確認として、Z→∞ならば、β→Cmであることに留意されたい。
【0020】
幾つか商業用の材料は、ある一定の狭い温度域にわたって1に近づくZTAを有しているが、ZTAは、現在の商業用の材料では1に限定されている。温度の関数としてのZの典型値を図4に示す。幾つかの実験的な材料では、ZTA=2〜4を示すが、これらは生産の範疇にない。一般には、より適切な材料が市販で入手可能ではあるが、それらは本発明の利益を無にするものではない。
【0021】
熱電装置の幾つかの構成が、熱電装置の別の性質からの利益がその低効率よりまさる応用例において現在使用されている。使用例には、自動車用座席シートの冷却システム、携帯用のクーラ及び冷蔵庫、科学的応用例向けの液体冷却器/加熱器システム、電子機器及び光ファイバシステムの冷却、及び赤外線検知システムの冷却用がある。
【0022】
これらの商業用装置のすべてに共通するのは、装置内の熱輸送が熱電素子の材料特性によって完全に制約されていることである。即ち、従来の装置では、条件が図5に示した図のようになっている。図5は、温度TCの低温側熱交換器502と温度THの高温側熱交換器503との間に挟まれた熱電装置501を内蔵する熱電熱交換器500を示している。周囲温度TAの流体504が、熱交換器502及び503を通過する。これらの熱交換器502及び503は、熱電装置501の低温端505と高温端506とのそれぞれ良好に熱接触している。適切な極性の電源(図示せず)からのDC電流が、熱電装置501に印加され、流体504が熱交換器を通って右から左にポンプ搬送される場合、流体504はTCまで冷却され、且つTHまで加熱される。流出する流体507及び508は、熱交換器502及び503、及び熱電装置の表面505及び506と同様に、それぞれ温度TC及びTHであると想定される。熱電装置にわたる温度差はΔTである。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0023】
外部から影響を及ぼすことによって熱電装置アセンブリ内部の熱出力輸送を変更する熱電装置アセンブリは存在していない。効率を高めた熱電装置が、その装置自体の内部におけるほぼ定常状態の対流式熱輸送によって実現される。熱電素子が、熱輸送流体の流れに対して透過性であるシステム、熱エネルギーを移動物質に輸送するシステム、又は熱電材料自体を移動させて熱エネルギーを輸送するシステムを設計することによって、全体的な効率を改善することができる。本明細書を通して「熱輸送」という用語を用いることに留意されたい。しかし、熱輸送には、冷却又は加熱の応用例に従って、熱の除去又は熱の追加の両方の熱エネルギーの輸送が含まれる。
【0024】
本発明の1つの態様は、熱電素子アレイを形成する複数の熱電素子を有する熱電システムを含む。前記熱電素子アレイは、動作中にそれらの間で温度勾配を示す、少なくとも1つの第1の端と少なくとも1つの第2の端とを有する。本発明によれば、前記熱電素子アレイの少なくとも一部が、前記熱電素子アレイを通過する対流式熱輸送を促進するように構成されている。これを実現するために、前記熱電素子アレイは、前記熱電素子アレイの少なくとも一部が、少なくとも1つの対流媒体の流れを前記熱電素子アレイの少なくとも一部に通過させ、前記熱電素子アレイの少なくとも一部の少なくとも一方の端に向かうほぼ定常状態の対流式熱輸送を生じさせるように構成されている。該熱電システムを使用して、冷却、加熱、又は冷却及び加熱の両方を行うことができる。
【0025】
一実施の形態では、前記対流媒体が、前記熱電素子の少なくとも幾つかを通過して流れるものである、又は熱電素子の長さに沿って流れるものである、熱電素子の間及び/又は周囲を流れるものである。別の実施の形態では、対流媒体が、前記熱電素子に沿って流れると共に前記熱電素子を通過して流れるものである。好ましい一実施の形態では、熱電素子を通過させて流すために、熱電素子が透過性又は中空状である。透過性の熱電素子と中空状の熱電素子との組合せを前記熱電素子アレイに使用することもできる。一実施の形態では、前記熱電素子が、透過性を備えるために多孔性である。別の実施の形態では、前記熱電素子が、管状又はハニカム構造である。
【0026】
一実施の形態では、対流媒体の流れが、前記第1の端から前記第2の端へ又は前記第1の端と前記第2の端との間の箇所から前記第1の端又は前記第2の端に向かうような、ほぼ単一の方向で生じるものである。別の実施の形態では、前記対流媒体が、前記第1の端と前記第2の端との間から前記第1の端及び前記第2の端に向かうような、少なくともほぼ2つの方向に流れるものである。このような流れは、ほぼ前記熱電素子の内部又はその長さに沿って(螺旋状を含めて)又はそれらの組合せで生じるものである。
【0027】
1つの特定の実施の形態では、前記熱電素子の少なくとも幾つかが、同心チューブを形成し、前記対流媒体が前記同心チューブの間を流れるものである。一実施の形態では、第1組の同心チューブが熱電素子を形成し、それぞれの管状部分が、前記第1組の同心チューブにおける隣の管状部分と同じ導電型の熱電材料から形成されている。このような実施の形態では、第2組の同心チューブが、前記第1組とは異なる導電型の熱電材料から形成されている。或いは、前記チューブが、P型熱電材料とN型熱電材料との間で同心に交互にしてもよい。
【0028】
別の実施の形態では、前記対流媒体の少なくとも一部が熱電材料である。前記対流媒体の熱電材料は、前記熱電素子の少なくとも幾つかを形成している。別の実施の形態では、前記対流媒体の少なくとも一部が熱電材料であり、前記対流媒体の熱電材料が、前記熱電素子の少なくとも幾つかの第1部分を形成し、固体の熱電材料が同じ熱電素子の第2部分を形成している。例えば、固体の熱電材料が管状、或いは中空状であり、対流媒体の熱電材料が、前記固体の熱電材料を通過して流れるものである。この組合せにより、少なくとも幾つかの熱電素子が形成される。一実施の形態では、前記対流媒体が、空気などの流体、固体、又はスラリーなどの流体と固体との組合せである。
【0029】
1つの構成では、前記熱電素子の第1集合が第1型の対流式熱輸送用に構成されており、前記熱電素子の第2集合が第2型の対流式熱輸送用に構成されている。例えば、前記第1集合の熱電素子は透過性でよく、前記第2集合の熱電素子が、熱電素子アレイを通過して移動する前記対流材料から形成された熱電素子でもよい。熱電素子の区分の一例としては、前記第1集合の熱電素子が第1の導電型の熱電素子であり、前記第2集合の熱電素子が第2の導電型の熱電素子である。別の実施の形態では、前記熱電素子の少なくとも幾つかは対流を利用しないものであるが、別の熱電素子は対流用に構成されている。例えば、対流を利用しない熱電素子が第1の導電型であり、対流を利用する熱電素子が第2の導電型である。
【0030】
前記熱電素子アレイの少なくとも一部が、前記対流媒体の少なくとも一部と前記熱電素子の少なくとも幾つかの間の熱輸送を改善させる少なくとも1つの熱輸送における特徴を備えているものであることが好ましい。例えば、熱電素子が管状であるか、或いは中空状である場合、前記熱電素子の少なくとも幾つかが前記熱輸送における特徴を備えているものである。前記対流媒体が前記熱電素子の外側に沿って流れる場合、前記熱電素子の少なくとも幾つかは前記熱輸送における特徴を備えているものである。このような熱輸送における特徴の一例としては、対流媒体の流れ攪乱における特徴が挙げられる。
【0031】
本発明の別の1つの態様は、熱電素子アレイを形成している複数の熱電素子を備えた熱電システムの効率を改善する方法を含む。前記熱電素子アレイは、熱電素子アレイの動作中にそれらの間で温度勾配を示す、少なくとも1つの第1の端と少なくとも1つの第2の端とを有している。上記方法は、ほぼ定常状態で熱電素子アレイの少なくとも一部を通して、熱エネルギーを活動的に対流させることを含む。一般に、前記熱エネルギーを対流させるステップは、前記熱電素子アレイの少なくとも一部を通して、少なくとも1つの対流媒体を流すことを含む。前記対流媒体は、流体、固体、又は流体と固体との組合せであり得る。上記方法を使用して、冷却、加熱、又は冷却及び加熱の両方を行うことができる。
【0032】
1つの有利な実施の形態では、前記流すステップが、前記熱電素子の少なくとも幾つかを通して前記対流媒体の少なくとも一部を流すことを含む。例えば、前記熱電素子は、透過性又は多孔性に構成される。また、前記熱電素子を、管状又はハニカム構造などの中空状とすることもできる。
【0033】
一実施の形態では、前記流すステップが、前記熱電素子アレイを通して、ほぼ前記第1の端から前記第2の端に前記対流媒体を流すステップ、又はほぼ第1の端と第2の端との間から第1の端に向かって又は第2の端に向かって対流媒体を流すステップを含む。別の実施の形態では、前記流すステップが、ほぼ第1の端と第2の端との間から第1の端に向かって及び第2の端に向かって前記対流媒体を流すステップのように、少なくともほぼ2つの方向に前記対流媒体を流すステップを含む。この流れは、前記熱電素子の少なくとも幾つかを通して、前記熱電素子の少なくとも幾つかに沿って、幾つかの熱電素子に通すと共に別の熱電素子に沿って、又は任意の組合せとなり得る。
【0034】
一実施の形態では、前記熱電材料が、前記対流媒体の少なくとも一部を形成する。この実施の形態では、上記方法が、前記対流材料で前記熱電素子の少なくとも幾つかの第1部分を形成するステップをさらに含む。別のさらなる1つの形態としては、この構成における上記方法が、中空状の別の熱電材料を通して前記対流媒体の熱電材料を流すステップをさらに含み、前記対流媒体の熱電材料を流すことと前記中空状の熱電材料とを組み合わせて、前記熱電素子の少なくとも幾つかを形成する。
【0035】
上記方法の一実施の形態では、前記活動的に対流させるステップが、第1方式で前記熱電素子アレイの第1部分を通して、及び第2方式で前記熱電素子アレイの第2部分を通して、熱を対流させるステップを含む。例えば、前記熱電素子アレイの前記第1部分が第1導電型の複数の熱電素子であり、前記熱電素子アレイの前記第2部分が第2導電型の複数の熱電素子である。
【0036】
さらに本発明の別の1つの態様は、複数の熱電素子を有し、少なくとも1つの第1の端と少なくとも1つの第2の端とを有する熱電素子アレイを備える熱電システムを含む。第1の端及び第2の端は、動作中にそれらの間で温度勾配を示す。前記熱電素子アレイの少なくとも一部は、少なくとも1つの対流媒体の流れを前記熱電素子アレイの少なくとも一部に通過させ、前記熱電素子アレイの少なくとも一部の少なくとも一方の端に向かうほぼ定常状態の対流を生じさせるように構成されている。本発明のこの態様によれば、上記システムは、少なくとも1つのコントローラ、該コントローラに結合された少なくとも1つの入力部、及び前記コントローラ及び前記熱電素子アレイに結合された少なくとも1つの出力部を有する少なくとも1つの制御システムを備えている。有利にも、前記出力部は、前記熱電素子アレイの少なくとも一部の少なくとも1つの特性を変更するために、コントローラによって制御可能である。前記少なくとも1つの入力部は、少なくとも1つの外部センサ、前記熱電素子アレイに対して内部にある少なくとも1つのセンサ、スイッチ又はサーモスタットなどのユーザ選択可能な入力部、又はこれらの任意の組合せとすることができる。一実施の形態では、前記コントローラが、前記少なくとも1つの出力部を制御するための前記少なくとも1つの入力部に応答する、少なくとも1つのアルゴリズムに従って動作するものである。
【0037】
前記少なくとも1つの特性が対流式熱輸送に影響を与え、前記特徴を調節することによって効率又は出力が改善されることが好ましい。例えば、前記制御システムは、前記入力部に応答して前記対流媒体の少なくとも一部の動きを変化させる。別の実施の形態では、前記制御システムが、少なくとも、前記熱電素子の少なくとも幾つかを通過する電流などの別の特徴を調節するものである。対流以外の特徴は、単独で又は対流の調節と組み合わせて調節され得るものである。
【0038】
これらの及び別の態様を後述の図に関連して以下に詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
特定の実施の形態を使用して本発明を示すが、これは説明のためである。様々な実施の形態を示し、望ましい改善を実現するためには、どのように様々な構成を用いることができるかを示す。本発明によれば、特定の実施の形態は、例示であるに過ぎず、示した発明を限定しようとするものではない。さらに、冷却側、加熱側、低温端、高温端、より低温端、より高温端などの用語は、特定の温度を指すものではなく、相対的な用語であることを理解されたい。例えば、熱電素子又は熱電素子アレイの「高温」側、「加熱」側、又は「より高温」側が周囲温度であり、「低温」側、「冷却」側、又は「より低温」側が周囲よりも低い温度であり得る。逆に、「低温」側、「冷却」側、又は「より低温」側が周囲温度で、「高温」側、「加熱」側、又は「より高温」側が周囲よりも高い温度の場合もある。したがって、これらの用語は互いに相対的であり、熱電の一方の側が、その反対側として指定した側よりも高い又は低い温度であることを示す。同様に、「冷却側」及び「加熱側」という用語は、所与の応用例における熱電システムのための特定の使用状況を指定しようとするものではない。
【0040】
図6に全体的な熱電システム600のブロック図を示す。高温端603と低温端604を有する熱電アセンブリ601が電源602に電気的に接続されている。この熱電アセンブリ601は、高温端603で高温側熱交換器607と、また低温端604で低温側熱交換器608と適切に熱接触されている。適切なダクト又はパイプを備えた、高温側603の流体源605、及び低温側604の流体源606が、それらの流体を送ってそれぞれの熱交換器607及び608を通過させる。加熱された流体609と冷却された流体610とが、図6におけるシステムの右側から流出する。特定の応用例(例を以下に示す)では、熱交換器607又は608の一方をヒートシンクとすることができ、それによって1つの流体源又はそちら側流体を不要とすることができる。
【0041】
本発明は、K及びRを含む数式1及び数式3における伝導/損失熱輸送の項は、システム性能に対するそれらの効果全体を小さくするように熱電素子アレイを通過する定常状態の対流を用いることによって、変更され得るという基本的な構想に基づいている。これがどのようにして達成可能であるかは、最初に、従来の熱電装置における熱の生成及び流れを決定する数式を見ることによって理解することができる。簡潔化のため、材料の特性は電流及び温度に伴って変化せず、熱の流れ及び電流は一次元であり、そして条件は時間に伴って変化しないものと仮定する。この場合では、
【0042】
【数18】
【0043】
上式で、
I2R/L=単位長さ当たりの抵抗加熱の発生 ・・・数式19
典型的な境界条件を有する熱電システムでは、数式18は解として数式1及び数式3を有する。数式3から、加熱源の項(αITh)は、1/2I2R、即ち、熱電素子の抵抗加熱の2分の1と同様に、高温端の熱出力に寄与する。他方の2分の1は、数式1(そこでは冷却側から引くので、マイナスとなる)で分かるように、低温端から出ていくことに留意されたい。さらに、高温端の熱出力は、伝導損失、即ち、KΔTだけ減少する。したがって、数式3は、qhが、KΔTと熱電素子内部のI2R熱の1/2だけ減少することを示す。
【0044】
従来の熱電加熱と定常状態の対流式熱輸送を用いるシステムとの間の比較を考慮されたい。対流が加わり且つ別の仮定がそのままであれば、数式18は次のようになる。
【0045】
【数20】
【0046】
上式で、
CpM=単位時間当たりに輸送される流体の熱質量 ・・・数式21
追加項は、伝導による熱輸送に対する対流による熱輸送の比率である新たなパラメータδをもたらす。前記対流輸送が、加熱モードで高温端及び冷却モードで低温端に向かうと仮定し、且つ適切な境界条件を使用すると、冷却及び加熱に関する数式20の解は次のようになる。
【0047】
【数21】
【0048】
【数22】
【0049】
上式で、
【0050】
【数23】
【0051】
【数24】
【0052】
【数25】
【0053】
K(δ)は、δの関数であり、δ→0で伝導値Kに近づくことに留意されたい。また、δ>0では、I2R熱のより大部分が高温端(加熱における)又は低温端(冷却における)に輸送される。予想通り、δ→0のとき、ξ(δ)/2の項→1/2であった。ξ(δ)及びK(δ)/Kに対する近似値を表1に示す。数式2から、qinはδの直接的な関数ではないことに留意されたい。また、CpMΔT(流体の加熱又は冷却に必要な電力)はqh(熱電装置によって生成された熱)又はqc(熱電装置によって吸収された熱)を超えることはできないというエネルギー均衡要件によって、δに条件が課される。典型的には、これによってδが5未満に制約される。δに関する許容値に対して、COPは実際にはほぼ100%まで改善される。同様に、qcは約50%まで改善される。
【0054】
【表1】
【0055】
加熱モードでは、対流は2つの方式で性能を高められる。即ち、第1に、δ>0ではξ(δ)>1なので、加えられた熱のより大部分が高温端に輸送される、また第2に、δ>0ではK(δ)<Kであり、したがって伝導に失われる熱出力がより少なくなる。
【0056】
冷却では状況がより複雑である。冷却動作を最も適切に理解するために、廃棄側が周囲温度のシートシンクである場合を考える。対流媒体は、廃熱側に進入し冷却側から流出する。したがって、熱電素子は、この媒体から熱容量を抽出し、それによってそれが低温端に向かって移動するときそれを冷却する。加熱の場合と同様に、δ>0ではパラメータK(δ)<Kであり、したがって伝導項は、加熱の場合と同様にδが増加するに伴って小さくなる。しかし、この利点は、I2R熱による低温端に輸送される熱の一部分の増加によって部分的に相殺される。しかしながら、増加するδでは、K(δ)の変化はξ(δ)よりも大きくなり得るので、ほとんどの条件下で、qcは対流の増加に伴って増加する。電流Iが高い値から最小最適値まで減少することによって、この効果をさらに高めることができる。熱冷却はIの減少に比例して低下するが、抵抗加熱項はIの二乗で、したがってより急速に減少する。このような電流の減少を利用して、対流からの抵抗加熱の項の増加をさらに相殺することができる。正味の結果としては、多くの重要な実際の動作条件下で冷却効率が向上する。具体的な熱電システムに関する計算には、対流輸送を利用するときの利得を示す条件を決定することが必要である。
【0057】
熱電素子アレイを通過する定常状態の対流式熱輸送によって効率を改善する基本構想を図7及び8を用いて説明する。図7Aは、対流式熱輸送がない従来の熱電システム700を示す。熱電装置の熱電素子アレイ701は、回路705によって直列に電気接続された複数の熱電素子704を挟んでいる高温側基板702と低温側基板703とで構成されている。電源710は熱電素子アレイ701にわたって印加される。熱電素子704及び回路705は、相互に、高温側基板702及び低温側基板703と適切に熱接触している。冷却側では、ヒートシンク706が低温側基板703と適切に熱接触している。この熱電システムから見ると、ヒートシンク706は事実上無限である。高温端では、熱交換器707が高温側基板702と適切に熱接触している。この実施の形態では、熱交換器はフィンアセンブリである。ファン708は熱交換器707のための空気709の供給源である。動作時には、電源710からの電力によって、熱電素子704と基板702及び703上の回路705を通って電流が流れる。高温側基板702が熱を帯びて熱交換器のフィン707を加熱するように、熱電素子704は接続されている。ファン708によって熱交換器707のフィン(明示せず)を通して空気709がポンプ搬送され、周囲温度TAの左側に進入して温度THの右側から流出する。
【0058】
アセンブリ701の部分7B−7Bの拡大図を図7Bに示すが、ここには熱電素子704内部の対応する温度曲線711(任意尺度)を付している。位置x=0は、熱電素子704と低温側基板703上の回路705との間の界接面である。同様に、x=Lは、熱電素子704と高温側基板702上の回路705との間の界接面である。温度曲線711は、x=0でTAであり、x=LでTHである。
【0059】
図8Aは、本発明の一実施の形態に係る熱電システム820を示す。熱電システム820は、熱電システム700に似ているが、対流式熱輸送を備えている。熱電システム820は、図7Aに示した熱電システム700の部品に対応する、同じ参照符号が付けられている多くの部品を有する。
【0060】
熱電システム820は、透過性又は多孔性の熱電素子824、低温端ヒートシンク826内部の分技管828、及び分技管828から低温側基板823を通り、さらに回路825を通って延びた穴827を有する熱電素子アレイ821を有する。同様の穴835が、熱交換器の分技管829から高温側基板822を通り、さらに高温端回路825を通って延びている。熱電素子824の間には、熱的及び電気的に絶縁する材料830が設けられていることが好ましい。本実施の形態では、空気(又は別の流体)709が、分技管828によって導かれ、多孔性の熱電素子824を通る。次いで空気709は、分技管829を通って外に導かれる。図では、空気709が温度TAの左下に進入し、温度THの右上から流出する。空気流量と熱電素子824の孔隙率が調和して、空気709及び熱電素子824の温度は、熱電素子824の作用面積内の任意の位置でほぼ平衡となることが好ましい。ファン708は流量を制御する。空気709は、熱電素子824を通り抜けるとき、熱電素子824から熱容量を吸収して、分技管829を通して熱電システム820によって生成された熱を輸送する。
【0061】
α、R、及びKは熱電システム700及び熱電システム820において同じであると仮定すると、図8の空気709の動きは3つの重大な変化を引き起こす。第1に、熱電素子824がI2R(抵抗加熱)によって加熱されると、熱の一部が高温端に向かって対流し、したがってI2R/2よりも多いI2R熱の部分が高温端に移動する。結果として、I2R熱のより多くが、数式3のqh項に寄与し、加熱された流体への熱輸送がさらに増加する。第2に、温度曲線の勾配が、x=0でより小さいので、x=0での伝導損失はより低下する。第3に、x=Lでシステムから流出する空気によって輸送される熱容量がqh全体に達する。幾つかの重要な場合では、空気はすべての熱容量を運ぶが、そのとき、効率利得が最大となる。
【0062】
図8Bは、熱電素子アレイのアセンブリ821の部分8B−8Bに沿った拡大部分を示す図であるが、この構成に関する熱電素子824の長さに沿った位置に対する温度のグラフを共に示している。熱電素子824を通過する空気709の流れを示す。空気709と多孔性熱電素子824との対応する温度曲線831を右側に示す(好ましくは、全ての位置xでほぼ均衡又は均衡であると仮定する)。図8Bのグラフの温度曲線831では、ちょうど図7Bの熱電システム700に関する曲線711と同様に、温度がLにおいてThに達するが、熱電システム820に関するその形状はより大きな曲率を有し、x=0付近でより温度上昇が小さくなっている。したがって通常、本熱電システム820は、図7Aのシステムに比べて、同じ空気流量で温度THに達するので、より高い効率を提供し、電力消費及び動作費用をより低減させることができる。
【0063】
図8の実施の形態に関して、本明細書における別の実施の形態と同様に、単一のより高温側基板と単一のより低温側基板を一般的に示すが、本発明に係る熱電システムは、熱電素子アレイを積層するか、或いは複数のより低温側基板と複数のより高温側基板を備え得ることに留意されたい。
【0064】
本発明の別の実施の形態に係る対流式熱輸送を利用する熱電システム900を図9に示す。この実施の形態は、熱電素子902、高温側基板922及び低温側基板923、回路925、ヒートシンク906、熱交換器907、ポンプ909、及び回路及び基板922、923を貫通する穴927、931を含んで構成された熱電素子アレイ921を有する。2つの熱輸送流体911、912は、熱電素子902を構成する熱電材料である。これらの2つの熱輸送流体には、N型のもの912とP型のもの911とがあり、これらは、低温側基板923と高温側基板922との間の空隙を占有する。また、熱輸送流体911、912は相互に電気的に絶縁された2つのフィン付きチューブアレイに連結された熱交換器908内部に収容されている。低温端ヒートシンク906中には2組のチャンネル910がある。
【0065】
熱輸送流体911、912は、N型及びP型液体熱電材料からなる。液体熱電材料の一例としては、(室温より高い)液体になる温度におけるテルルとタリウムとの混合物(P型)及び水銀/ルビジウムの混合物(N型)が挙げられる。このような材料の幾つかが、A.F.ロッフェ(A.F.Loffe)の「半導体熱電素子及び熱電冷却(Semiconductor Thermal Elements、and Thermoelectric Cooling)、インフォサーチ(Infosearch)、ロンドン」(1957年)に説明されている。別の例としては、水銀中でスラリー化したP型テルル化ビスマス及び水銀中でスラリー化したN型テルル化ビスマスが挙げられる。
【0066】
図9Bは、熱電素子アレイ921の拡大部分を示す図である。図9Bに示すように、熱電素子902を形成する箇所の熱輸送流体は、スリーブ924内部に収容されている。有利なことに、これらのスリーブ924は、電気的に絶縁されており、さらに熱伝導率が十分に低いので、高温端922から低温端923へのスリーブ824の熱伝導は、KΔTに比べて実質的に無視できる。ここでKは熱電素子902の熱伝導係数である。一実施の形態では、これらのスリーブ924が固体の熱電材料から形成される。
【0067】
ポンプ909は、チャンネル910を通して熱輸送流体を移動させ、流体が基板922、923の間を流れるとき熱電素子902を形成し、さらにフィン付きの加熱チューブ908を通過させる。本実施の形態では、熱輸送流体911、912の流れが、ポンプ909作動の下、低温端ヒートシンク906から高温側熱交換器907に熱を対流させる。高温端の熱交換器907内部では、熱が、温度TAの左側に進入し、温度がTHの右側から流出する空気又は気体932へと移動する。これらの2つのポンプ909及び相互に電気的に絶縁された2つの別体のフィン付きチューブ908が、2つの熱輸送流体911、912を運ぶ。熱輸送流体911、912の通路は、それぞれ、幾つかの接続された流体通路間に高い電気抵抗を有するように構成されており、必要な電圧を、重大な寄生損もなく、熱電素子902及び回路925にわたって印加することができる。
【0068】
熱電素子アレイの異なる部分は、異なるタイプの対流熱輸送、又は非対流熱輸送によっても構成可能である。例えば、一実施の形態では、図8及び図9の熱輸送機構を組み合わせて、熱電素子アレイの一部に関して図8の定常状態の対流を使用し、且つ熱電素子アレイの別の部分に関して図9の定常状態の対流を使用することができる。一実施の形態では、n型の熱電素子に1つの構成を使用し、且つp型の熱電素子には別の構成を用いる。
【0069】
図10〜図15は、図8で説明した多孔性熱電素子の代わりに使用可能な異なる熱電素子を用いた実施の形態を示す。これらの実施の形態では、流体及び固体熱電素子は、これらと、熱電素子内部の位置での対流媒体との間の温度差が最小となるように設計されていることが好ましい。
【0070】
図10は、図8に示したようなシステムで使用される熱電素子アレイの一部1001を示しており、それは、高温側基板1002、低温側基板1003、回路1006、これらの基板及び回路を貫通する穴1005、及び複数の中空固体の熱電素子1004を備えている。熱輸送液(液体熱電材料でもよく、或いは別の非熱電材料液でもよい)は、温度TAの低温端の穴に進入して、温度THの高温端から流出する。熱電素子1004(任意尺度)は、内部穴1007の直径に比べて十分な大きさの内部表面積を有し、その熱電素子は、(例えば、図示した線1008のような)流体の流れ方向に沿った選択位置で、この熱電素子の壁と内部穴1007中の対流媒体との間の温度差が最小であるような壁厚を有する。
【0071】
図11は、図10の熱電素子アレイと同様の熱電素子アレイの一部1101を示しており、それは、高温側基板1102、低温側基板1103、回路1106、これらの基板と回路を貫通する穴1105、及び複数の中空の熱電素子1104を有する。図11は熱輸送における特徴を示す。1つの特定の例は、中空の(例えば、管状の)熱電素子1104の内側に配置された螺旋羽根1108など、流れを混合するための流れ攪乱における特徴を有する。これらの羽根は、熱輸送流体1109の回転及び混合に役立ち、それによって熱電素子1104から熱輸送流体1109への熱輸送を増大させる。流れ攪乱における特徴を有する別の例としては、銃の旋条のような、中空の熱電素子904の内側に設けられた溝が挙げられる。対流媒体が熱電素子を通過又は貫通して流れる際に、熱電素子と対流媒体との間の熱輸送を改善させるあらゆる特徴は、大きく流れを阻害するものでなければ、十分となる。
【0072】
図12A及び図12Bは、熱電素子が同心チューブ1214〜1216を構成する熱電素子アレイ1201の構造を示す。図12Aは、熱電素子1214、1215及び1216のみの上面図を示す。図12Bは、図12Aの12B−12Bを通る断面を示し、底部から上部までの流体の流れと共に、基板1202、1203及び回路1206を追加した図である。熱電素子アレイ1201は、高温側基板1202及び低温側基板1203、回路1206、及び同心チューブ1214、1215、及び1216を備えている。回路及び基板1205中の穴は、同心チューブ1214、1215、1216間の管状間隙1217で位置合わせされている。熱輸送流体1218は、管状空隙1217を通過する。図12では、一例として3つの同心チューブを示す。この例では、チューブがP型とN型との間で同心に交互となっている。或いは、これらの同心チューブが、それぞれ同じ導電型であり、反対型の熱電素子からなる別の1組の同心チューブから形成された対向する型の熱電材料を備えている。同心チューブの数は、任意の実用的な数とすることができる。さらに、熱輸送流体1218は、最大のチューブの外径に沿っても誘導され得る。また、これらのチューブ1214、1215、及び1216は、基板1202と1203との間で且つそれらに平行な任意の線1219に沿って、流体1218と熱均衡に近づくように設計されている。
【0073】
図13は、熱輸送流体1307が周囲を流れる複数の固体の熱電素子1304で構成された熱電素子アレイ1301を示す。この熱電素子アレイ1301は、上で説明した熱電素子アレイと同様に構成されており、高温側基板1302及び低温側基板1303、回路1306、及び熱輸送流体(対流媒体)1307を熱電素子アレイに通す、回路と基板の中の穴1305を有する。
【0074】
図14A及び14Bは、図13の熱電素子アレイと同様に構成された熱電素子アレイ1401の一部を示しており、熱輸送における特徴が追加されている。この実施の形態では、熱輸送における特徴は熱電素子1304の間にある。図では、熱輸送における特徴が、羽根1407などの流れを攪乱するものである。一例を図14Bに示す。これらの羽根1407は、熱輸送流体1408を螺旋通路内に導き、それによって熱輸送を増加させるのに役立つ。熱絶縁部1409は、羽根1407を取り囲む空間に配設されており、流体1408をさらに導き、熱輸送を高めることができる。図11の場合と同様に、熱電素子と対流媒体との間の熱輸送を高める別の特徴も利用可能である。
【0075】
図15は、図10の熱電素子アレイと同様に構成された熱電素子アレイ1501の一部を示しており、この熱電素子アレイは、高温側基板1002及び低温側基板1003、回路1006を有するが、図15Bに示したようなハニカム構造で熱電素子1504が構成されており、これによって、流体が熱電素子1504を通過することができるようになっている。この蜂の巣の大きな表面積によって、熱輸送流体1505への熱輸送が増加させる。
【0076】
熱交換器を説明する上記の実施の形態では、フィン及びフィン付きチューブを例として使用した。しかし、例えば、カイス・ウイリアム・M.(Kays、William M.)とロンドン・A.L.(London,A.L.)の「コンパクトな熱交換器(Compact Heat Exchangers)、マグローヒル(McGraw−Hill)」、1984年に説明されている熱交換器など、多くの他の熱交換器の設計を使用することができる。
【0077】
図9で説明した実施の形態では、熱輸送流体が液体熱電材料であるが、別の実施の形態では、熱輸送流体が、空気又は水などの幾つかの別の流体、或いは熱電材料と適切な媒体のスラリーである。さらには、固体の熱輸送材料を用いることもできる。図16A及び16Bは、固体の熱輸送材料を用いる一実施の形態を示す。図16Aは、この装置の上面図を示す。図16Bは、図16Aの16B−16Bからの断面図である。熱電素子アレイ1601は、回路1606と直列に接続されている熱電素子1605によって構成されている。電圧Vが直列回路の両端間に印加される。複数の熱電素子1605は、それらの間に空隙を設けて配列されている。それぞれの空隙は、熱電素子1605の間の空隙内にフィットする複数の外周リッジ1608(歯状)を有する熱輸送リング1604で満たされている。熱電素子1605と熱輸送リングのリッジ1608との間に残存する空隙には、熱伝導性の潤滑剤1607が充填されている。熱輸送リング1604は、軸方向に且つ径方向に高い熱伝導率を有し、さらに周方向に低い熱伝導率を有する金属エポキシ複合材料などの材料から形成されている。図16Aに示すように、リング1604は、その中心の回りを反時計方向に回転する。加熱するべき流体1610用の入口1602及び出口1603を有するダクト1609が、熱電素子アレイ1601と熱接触していない熱輸送リング1604の一部を取り囲む。それによってダクトは、流体1610が熱電素子アレイ領域1611を通過するのを防止するような障壁を形成している。温度TAで流体1610が、ダクト1609の入口1602に進入し、図16Aにおける時計回りに熱輸送リングを回流して温度THで出口1603から流出する。したがって、リング1604とダクト1609とは、逆流の熱交換器を形成している。熱輸送リング1604が反時計回りに回転する場合、熱輸送リング1604は熱電素子アレイ1601の領域内で加熱される。流体1610の流量及び熱輸送リング1604の回転速度は、流体1610が時計回りに流れる場合、熱が熱輸送リング1604から流体1610に移動し、それによって、熱電素子アレイ1601に再進入しようとする熱輸送リング1604の一部をTA付近の温度に再び冷却するようになっている。加熱パイプ1612は、外部ヒートシンクから熱電素子1605の低温端まで熱を対流させる。
【0078】
図11〜図16の構成では、効率利得上、熱電素子の間を通過する対流媒体の温度と、流れの方向にほぼ直交な位置における熱電装置の温度との間には、ほとんど又は全く温度差がないことが好ましい。また、追加された構成要素全体の熱伝導率によって、熱電素子の熱伝導率が増加し、これらの構成要素源に起因する性能損失が許容可能となっていることが好ましい。これによってシステム効率が改善される。
【0079】
加熱の場合を改善する上記の構想は、冷却の場合を改善するようにも変更可能である。上記のように、冷却用の数式21は加熱用の数式22に似ているが、I2Rの項におけるマイナス符号によって、改善が生じる条件が制限され、その大きさが限定される。
【0080】
ゴールドシュミット(Goldsmid)の分析に類似する理論的な分析に基づいて、最適な理論的COP、即ち、φcm(δ)を次のように表すことができる。
【0081】
【数26】
【0082】
【数27】
【0083】
上式で、
【0084】
【数28】
【0085】
【数29】
【0086】
同様に、COP、即ち、最大冷却qc(δ)のためのφcc(δ)を次のように表すことができる。
【0087】
【数30】
【0088】
数式26及び数式30において、δが0に近づくと、その結果は数式9及び数式10となり、したがって予想通り、差はδによるものである。
【0089】
上記のように、δは、冷却熱出力qcがCpMΔTc、即ち、流体流量に必要な冷却熱出力に等しいか、又はそれよりも大きくなければならないという条件によって、制約されている。これによって、従来設計と比べると、実用上重要な状況の殆どで約50%までの効率利得が可能になる。冷却のための構成は、図8Bから図15に示した加熱型のための構成に類似し得る。ただし、電子は加熱の方向とは反対の方向に流れる、或いは、熱出力は反対(冷却)側から抜き出されることに留意されたい。
【0090】
一般に、熱電システムは、低温端及び高温端の両方の熱出力を生成する。加熱の場合、低温端の廃棄熱出力に対処しなければならず、冷却の場合、高温端の廃棄熱出力を処理しなければならない。例えば、アメリゴン・インコーポレイテッド(Amerigon Incorporated)社の空気調和座席シート(CCS)システムでは、ファンからの空気が分割され、一部、即ち、mは、座席シートの着座者を冷房又は暖房する側に送られ、残余部分、即ち、1−mは、座席シート及び着座者から除去されるように導かれる。
【0091】
このようなCCS熱電システム1700を図17に示す。ここでは、冷却(又は加熱)されて着座者に供給される空気1709がメイン側として識別され、除去されるように導かれるべき熱出力を含む空気1710を廃棄側としている。この設計では、図1に示したアセンブリと同様の熱電装置アセンブリ1701が、メイン側の銅製フィン1702及び廃棄側の銅製フィン1703と適切に熱接触している。電圧V1711が熱電装置アセンブリ1701に印加される。電圧1711の極性によって、メイン側が冷却されるのか、又は加熱されるのかが決定される。ファン1704は周囲温度TAの空気1712を入口ダクト1705に強制搬送するものである。熱電システム1700は、全流量を分割して、メイン側フィン1702を通してメイン出口ダクト1706にその一部を送り、廃棄側フィン1703を通して廃棄側出ダクト1707に幾分多い部分を送るように構成されている。冷却モードで動作する場合、メイン側の空気1709が冷却され、廃棄側の空気1710が加熱される。ハウジング1708は、周囲への熱損失、及びメイン側と廃棄側との間の熱輸送の両方を可能な限り抑えるように構成されている。
【0092】
図17に示した熱電システム1700の効率及びΔTは、例えば、図18の熱電システム1800に示したような、本発明に係る対流式熱輸送を用いることによって大きくなる。図18では、熱電装置アセンブリ1801が、複数の細長い熱電素子1804を挟む、メイン側の基板1802及び廃棄側の基板1803によって構成されている。熱電素子は、多孔性であるか、又は上述した、熱電素子を介して流体を通過させる別の構成とすることもできる。また、上記の別の構成に少しの変形を適用することも可能である。熱電素子1804は、回路1805に接続されている。電圧V1812は、熱電装置アセンブリ1801に印加される。電圧1812の極性によって、メイン側を冷却するのか又は加熱するのかが決定される。ファン1806は、周囲温度TAの空気1813を入口1807に強制搬送するものである。入口1807からの空気は、多孔性の熱電素子1804の中心1808付近の熱電素子アレイ1801、即ち、周囲温度TAに近い熱電素子1804上の箇所の周囲に導入される。空気1814の一部は、分技管及び空気通路1809によって、熱電素子1804間の空隙を通って導かれ、そして集められて、メイン側の出口1810から流出する。空気1815の残りの部分は、廃棄側の出口1811に導かれる。メイン側の質量の流れ部分及びCOPは、従来設計のものよりも30〜70%大きくなり得る。
【0093】
また、図18の実施の形態によれば、熱電素子を通過する流れだけではなく、又はその流れに加えて、熱電素子の外側に沿ったより低温端とより高温端との間の、ほぼ周囲温度にある箇所からの流れを提供することもできる。換言すれば、より高温端とより低温端との間の、熱電素子に沿った箇所から、より高温端及びより低温端に向かって対流媒体を流すことができる。同様に、図18の実施の形態では、より高温端とより低温端との間から対流材料を流入させて、流れを一方又は他方の側に向けることもできる。
【0094】
上記に例示した実施の形態は、例えば、ユーザ入力、外部条件、又はシステム自体の内部条件に基づいてシステム性能を調節する目的の制御システムに接続可能である。これらの条件においては、その幾つか又はすべてが存在し得るが、外部の温度又は流れ、内部の温度又は流れ、及び所定の又は動的に決定されるシステム性能を手動的で実現するためのユーザ選択可能な入力が含まれる。図19は、そのような制御システム1900の一例を示すブロック図である。
【0095】
上記制御システムは、ユーザ選択可能な入力1902に接続された制御回路1901、ユーザインターフェース1903、外部センサ1904、内部センサ1905、熱電素子の電力調整器1906、アクチュエータ1907、及び流量制御器1908を備えている。制御回路1901に接続された、これらの構成要素のいずれか1つ又は複数の構成要素は、所与の設計において備えられていてもよく、又は備えられていなくてもよい。一般的には、制御回路1901は、配線用ハーネスと同程度にシンプルであるか、又は多くの出力部と入力部とを有するプログラム可能なマイクロコントローラ回路と同程度に複雑であり得る電子回路である。事実上、多くの手動入力装置が接続可能であり、例えば、これらの入力装置は、単純なオン/オフスイッチ、多位置スイッチ、ポテンシオメータ、キーボード、又は別のユーザ選択可能な装置とすることができる。例えば、ディスプレイ、表示灯、又は可聴プロンプトを用いるユーザインターフェース1903によって、ユーザ選択可能な又は構成可能な入力装置が提供され得る。
【0096】
外部条件は外部センサ1904で検知され得る。これらのセンサは、例えば、周囲条件のセンサ、又は入口又は出口の流体温度センサである。内部条件は、センサによって検知され、例えば、熱電電流、熱電電圧、流体の流量、又は内部流体温度などを含む。
【0097】
有利にも、ユーザインターフェース1903を介して、センサ1902及び1904によって観測された条件、又は観測された条件のための作動レベルを変更し、所与の時点での条件又は特定の応用例用に、熱電システムをカスタマイズすることができる。センサ1902、1904、及び1905は、ハードウェア又はソフトウェア関係(その性質はアプリケーションに依存する)が用いられる制御回路1901によって監視され、これによって、センサ入力に従ったシステムに対する調節が実行される。システムの複雑さによってそれが保証される場合、制御回路又はそのソフトウェア内でアルゴリズムを適用することができる。
【0098】
制御回路1901は、例えば、熱電素子への電力、熱電素子の抵抗、又は流体の流量などを調節することができる様々な装置に電気出力を供給することができる。熱電素子への電力は、同時に全熱電素子に向ける場合、又は個々に向ける場合で異なり得る。例えば、電圧又は電流調整器1906が使用可能である。熱電装置抵抗は、機械式アクチュエータ1907によって調節可能である。流量は、例えば、羽根、弁、ポンプ速度、又はファン速度1908によって調節可能である。また、制御システムは、ユーザが感じる温度に応答して、ユーザがスイッチ又はサーモスタットを調整する程度にシンプルなものとすることもできる。
【0099】
このタイプのシステムにおける1つの利点は、予想されるユーザの好み又は条件だけでなく、その時々でのそれらの変化をも考慮することによって、効率また出力における改善を実現するように、熱電装置システムで生成される熱出力を所望通りに変更することができることである。感覚入力を達成するために用いられる装置、ユーザインターフェース、流量制御器及び電力調整器は、市販の装置、カスタマイズの容易な装置、又は特別仕様の構成部品とすることができる。
【0100】
液体又はスラリー化した熱電素子の抵抗を調節する方式の例を図20Aから20Dに示す。これらの例は、図9に示した実施の形態の構成で使用され得る。抵抗を変化させる利点は、参照により本明細書に組み込まれた、本発明者による2001年4月27日出願の「熱絶縁を用いる効率の改善された熱電装置(Improved Efficiency Thermoelectrics Utilizing Thermal Isolation)」と題した同時係属の米国特許出願第09/844,818号に説明されている。
【0101】
図20Aは、熱電素子2002の作用長さを調節することによって、熱電素子2002の抵抗が変化する熱電素子アレイ2001の一部を示す。この例では、テレスコープ型のスリーブ2003及び2004が用いられている。上方部分2005は、上方基板2007、電気的に熱電素子に接続された回路2009、及び上方スリーブ2003を備えている。下方部分2006は、下方基板2008、回路2009、及び下方スリーブ2004を備えている。熱電素子2002は、低熱伝導率で、電気絶縁した上方スリーブ2003及び下方スリーブ2004の内部に閉じ込められた液体又はスラリー化した熱電材料である。上方スリーブ2003の外表面と下方スリーブ2004の内表面との間にシール部が形成されている。(矢印によって示した)アクチュエータ2010が、下方部分2006を、この例では静止している上方部分2005に向かって移動させるか(熱電素子の長さが短くなり、したがって抵抗が小さくなる)又は上方部分2005から離れるように移動させる。
【0102】
図20Bは、基板2007及び2008、液体又はスラリー化した熱電材料2002、回路2009、ポンプ2034、及び圧力制御弁2035を含んで構成された熱電素子アレイ2031の一部を示す。図20Bでは、(図20Aに示した装置における)テレスコープ型スリーブが、ポンプ2034及び圧力制御弁2035の動作下で変形するエラストマーチューブ2033に置き換わっている。圧力が上昇するように調節されると、スリーブ2033が膨らみ、それによって熱電素子2002の断面積が拡大し、したがって熱電素子の電気抵抗が小さくなる。これによって次に熱電システム2031における効率、熱出力の輸送、及び流体の流量を変化させることができる。
【0103】
図20Cは、アクチュエータ2010によって印加された軸方向の、圧縮性撓み負荷を受けた場合、チューブ内部から外向きに変形する、複合的な可撓性スリーブ2043を備えた熱電素子アレイ2041の一部を示す。図20Cでは、下方基板2008及びその回路2009の一方の端部のみが動いて、最も右の熱電素子2002の長さ及び断面積が左側のものより大きく変化する。これによって、最も左の熱電素子以外の全ての熱電素子の抵抗を変化させ、ほぼ線形に抵抗を変化させる。
【0104】
図20Dは、図20Cの熱電素子アレイと同様に構成された熱電装置の熱電素子アレイ2051の一部を示すが、熱電素子アレイ2051は、可撓性の基板2052、可撓性の下方回路2053、及び複数のアクチュエータ2010を備えている。アクチュエータ2010は、熱電素子2002の長さ又は断面積を、個々に又は集団として調節する。
【0105】
対流を利用する多くの設計が他にも可能である。その目的は、冷却される及び/又は加熱される材料によって、そちら側の動作を高めるように生成された熱出力を効率的に対流させることである。一般に、効率を改善させるためには、伝導に対する対流の比率、即ち、δが生成された利用可能な熱出力によって許容されるものと同じ大きさでなければならない。電流及び熱電装置の構成は、初期費用及び運転費用の設計上の要求に合うように調節されている。固体、液体、及び気体は、単独で、又は組み合わせて使用可能であり、熱出力を輸送することができる。
【0106】
加熱の場合に論じた構想及び設計は、冷却の場合にも適用可能である。多くの設計では、例えあったとしても、システムにごく僅かな物理的な変更を加えるだけで、同じ装置を冷却モード及び加熱モードの両方で使用可能である。例えば、図18に示した改善したCCSシステムは、電流の流れ及び方向を調節し、ファンの回転数を変更することによって加熱及び冷却の両方で使用可能である。
【0107】
冷却及び加熱における全体的な性能動作を最適化するために、設計上のトレードオフを行うか、又は電流と共に、また単独で、低温端及び高温端への流量の割合に伴って、材料の移動又は流量を変化させることが有利である。
【0108】
N型熱電素子及びP型熱電素子は、サイズ及び形状が等しいように引抜き成形された熱電材料で形成され得る。しかし、最適の効率を実現するために、それらのサイズ及び形状を等しくする必要はない。効率的な機能に関する好ましい要件は次の通りである。
【0109】
【数31】
【0110】
上式で、
L=熱電素子の長さ
a=熱電素子の断面積
ρ=材料の電気抵抗率
λ=材料の熱伝導率
最適の効率のためには、数式31が満足されなければならず、その構成により必要な熱出力が実現されなければならない。P型熱電素子及びN型熱電素子の形状は、別の設計上の目的の実現のために異なり得る。例えば、P型熱電素子のみが液体で、熱出力を対流させることも可能であるし、或いは、N熱電素子のみが多孔性であってもよい。一般には、すべての熱電素子が対流を利用するとは限らない場合、システム効率が損なわれるが、従来のシステムに勝る効率利得は依然として得られる。費用、材料の可用性などの考慮には、適切な設計上の選択、及び最終的な構成が要求される。
【0111】
熱電材料自体が移動し、それによって、その熱出力を輸送する所では、熱出力が1つの部分から別の部分へ移動するときに生じる熱差異(熱遅れ)が排除される。システムの別の幾つかの部分への対応する利得がなければ、このような遅れのために、効率が低下する傾向がある。
【0112】
上記のように、本発明に係る幾つかの異なる実施の形態及び構成を説明してきた。これらの実施の形態は、限定的なものではなく代表的なものであることを意図している。本発明から逸脱することなく、上記実施の形態の変形や組合せを行うことができる。したがって、本発明は添付の特許請求の範囲及びその均等物によって定義されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0113】
【図1A】従来の熱電装置を示す図である。
【図1B】従来の熱電装置を示す図である。
【図2】従来の流体を加熱又は冷却する応用例における従来の熱電装置を示す図である。
【図3】材料又は構成要素を冷却するのに使用する従来の熱電素子を示す図である。
【図4】様々な熱電材料の効率の測定値を示す図である。
【図5】一般化した従来の熱電装置の状態を示す図である。
【図6】一般化した熱電システムを示すブロック図である。
【図7A】従来の一実施の形態に係る熱電システムを示す図である。
【図7B】従来の一実施の形態に係る熱電システムを示す図である。
【図8A】本発明の一実施の形態に係る対流式熱輸送を用いる熱電システムを示す図である。
【図8B】本発明の一実施の形態に係る対流式熱輸送を用いる熱電システムを示す図である。
【図9A】本発明の別の一実施の形態に係る対流式熱輸送に液体熱電材料を用いる熱電システムを示す図である。
【図9B】本発明の別の一実施の形態に係る対流式熱輸送に液体熱電材料を用いる熱電システムを示す図である。
【図10】管状の熱電素子を示す熱電素子アレイの一部を詳細に示す図である。
【図11】熱輸送特性と共に管状の熱電素子を示す熱電素子アレイの一部を詳細に示す図である。
【図12A】入れ子式の同心チューブから構成された熱電素子を示す熱電素子アレイの一部を詳細に示す図である。
【図12B】入れ子式の同心チューブから構成された熱電素子を示す熱電素子アレイの一部を詳細に示す図である。
【図13】熱電素子の長さに沿う対流を示す熱電素子アレイの一部を詳細に示す図である。
【図14A】熱輸送特性により生成される追加的な混合と共に熱電素子の長さに沿う対流を示す熱電素子アレイの一部を詳細に示す図である。
【図14B】熱輸送特性により生成される追加的な混合と共に熱電素子の長さに沿う対流を示す熱電素子アレイの一部を詳細に示す図である。
【図15A】ハニカム構造の熱電素子を示す熱電素子アレイの一部を詳細に示す図である。
【図15B】ハニカム構造の熱電素子を示す熱電素子アレイの一部を詳細に示す図である。
【図16A】本発明の別の実施の形態に係る対流式の熱輸送媒体として、固体材料を用いる熱電システムを示す。
【図16B】本発明の別の実施の形態に係る対流式の熱輸送媒体として、固体材料を用いる熱電システムを示す。
【図17】本発明に係る対流式熱輸送によって効率を改善可能な加熱と冷却との両方に用いる実在の装置を示す図である。
【図18】本発明の一実施の形態に係る装置を示す図であって、図17の装置において対流熱輸送を改善したものを示す図である。
【図19】本発明の熱電システムで用いる制御システムを示す図である。
【図20A】熱的及び電気的特徴を変化させるように構成された熱電素子の幾つかの変更形態を示す図である。
【図20B】熱的及び電気的特徴を変化させるように構成された熱電素子の幾つかの変更形態を示す図である。
【図20C】熱的及び電気的特徴を変化させるように構成された熱電素子の幾つかの変更形態を示す図である。
【図20D】熱的及び電気的特徴を変化させるように構成された熱電素子の幾つかの変更形態を示す図である。
Claims (77)
- 動作中にそれらの間で温度勾配を示す、少なくとも1つの第1の端と、少なくとも1つの第2の端とを有する熱電素子アレイを形成する複数の熱電素子を備えた熱電システムであって、
前記熱電素子アレイの少なくとも一部が、少なくとも1つの対流媒体の流れを前記熱電素子アレイの少なくとも一部に通過させ、前記熱電素子アレイの少なくとも一部の少なくとも一方の端に向かうほぼ定常状態の対流式熱輸送を生じさせるように構成されている熱電システム。 - 前記少なくとも1つの対流媒体が、前記熱電素子の少なくとも幾つかを通って流れるものである請求項1記載の熱電システム。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかが透過性である請求項2記載の熱電システム。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかが多孔性である請求項3記載の熱電システム。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかが管状である請求項2記載の熱電システム。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかがハニカム構造である請求項2記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、ほぼ単一の方向に前記熱電素子の少なくとも幾つかを通って流れるものである請求項2記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、ほぼ前記第1の端と前記第2の端との間から前記第1の端に向かって又は前記第2の端に向かって流れるものである請求項7記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、ほぼ前記第1の端から前記第2の端に流れるものである請求項2記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、ほぼ前記第2の端から前記第1の端に流れるものである請求項2記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、少なくともほぼ2つの方向に前記熱電素子の少なくとも幾つかを通って流れるものである請求項2記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、ほぼ前記第1の端と前記第2の端との間から前記第1の端に向かって及び前記第2の端に向かって流れるものである請求項11記載の熱電システム。
- 前記熱電素子アレイが、前記対流媒体が前記熱電素子の少なくとも幾つかに沿って流れるように、構成されている請求項1記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、ほぼ単一の方向に前記熱電素子の少なくとも幾つかに沿って流れるものである請求項13記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、ほぼ前記第1の端と前記第2の端との間から前記第1の端に向かって又は前記第2の端に向かって流れるものである請求項14記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、ほぼ前記第1の端から前記第2の端に流れるものである請求項13記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、ほぼ前記第2の端から前記第1の端に流れるものである請求項13記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、少なくともほぼ2つの方向に前記熱電素子の少なくとも幾つかに沿って流れるものである請求項13記載の熱電システム。
- 前記対流媒体が、ほぼ前記第1の端と前記第2の端との間から前記第1の端に向かって及び前記第2の端に向かって流れるものである請求項18記載の熱電システム。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかが同心チューブを形成し、前記対流媒体が前記同心チューブの間を流れるものである請求項13記載の熱電システム。
- 前記同心チューブが、P型熱電材料とN型熱電材料との間で同心に交互になっている請求項20記載の熱電システム。
- 第1組の同心チューブが熱電材料の同じ第1型であり、第2組の同心チューブが熱電材料の同じ第2型である請求項20記載の熱電システム。
- 前記対流媒体の少なくとも一部が熱電材料であり、前記対流媒体の熱電材料も、前記熱電素子の少なくとも幾つかを形成している請求項1記載の熱電システム。
- 前記対流媒体の少なくとも一部が熱電材料であり、前記対流媒体の熱電材料が前記熱電素子の少なくとも幾つかの第1部分を形成し、固体の熱電材料が同じ熱電素子の第2部分を形成している請求項1記載の熱電システム。
- 固体の熱電材料が管状であり、前記対流媒体の熱電材料が固体の管状熱電材料を通って流れ、その組合せが少なくとも幾つかの熱電素子を形成している請求項24記載の熱電システム。
- 前記対流媒体の少なくとも一部が流体である請求項1記載の熱電システム。
- 前記対流媒体の少なくとも一部が空気である請求項26記載の熱電システム。
- 前記対流媒体の少なくとも一部が固体である請求項1記載の熱電システム。
- 前記対流媒体の少なくとも一部が流体と固体との混合物である請求項1記載の熱電システム。
- 前記熱電素子の第1集合が第1型の対流式熱輸送用に構成されており、前記熱電素子の第2集合が第2型の対流式熱輸送用に構成されている請求項1記載の熱電システム。
- 前記第1集合が第1の導電型の熱電素子であり、前記第2集合が第2の導電型の熱電素子である請求項30記載の熱電システム。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかが対流を利用しないものである請求項1記載の熱電システム。
- 前記対流を利用しない熱電素子が第1の導電型であり、対流を利用する熱電素子が第2の導電型である請求項32記載の熱電システム。
- 前記熱電素子アレイの少なくとも一部が、前記対流媒体の少なくとも一部と前記熱電素子の少なくとも幾つかとの間の熱輸送を改善させる少なくとも1つの熱輸送における特徴を備えているものである請求項1記載の熱電システム。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかが管状であり、該管状の熱電素子の少なくとも幾つかが前記熱輸送における特徴を備えているものである請求項34記載の熱電システム。
- 前記熱輸送における特徴が、前記熱電素子の少なくとも幾つかの間にある請求項34記載の熱電システム。
- 前記熱輸送における特徴が、前記対流媒体の流れ攪乱における特徴である請求項34記載の熱電システム。
- 前記システムが冷却のために使用されるものである請求項1記載の熱電システム。
- 前記システムが加熱のために使用されるものである請求項1記載の熱電システム。
- 前記システムが冷却と加熱との両方のために使用されるものである請求項1記載の熱電システム。
- 熱電素子アレイの動作中にそれらの間で温度勾配を示す、少なくとも1つの第1の端と少なくとも1つの第2の端とを有する熱電素子アレイを形成している複数の熱電素子を備えた熱電システムの効率を改善する方法であって、ほぼ定常状態で前記熱電素子アレイの少なくとも一部を通して、熱を活動的に対流させるステップを含む方法。
- 前記熱を対流させるステップが、前記熱電素子アレイの少なくとも一部を通して、少なくとも1つの対流媒体を流すステップを含む請求項41記載の方法。
- 前記流すステップが、前記熱電素子の少なくとも幾つかを通して、前記対流媒体の少なくとも一部を流すステップを含む請求項42記載の方法。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかが透過性である請求項43記載の方法。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかが多孔性である請求項44記載の方法。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかが管状である請求項43記載の方法。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかがハニカム構造である請求項43記載の方法。
- 前記流すステップが、ほぼ前記第1の端から前記第2の端に前記対流媒体を流すステップを含む請求項42記載の方法。
- 前記流すステップが、ほぼ前記第1の端と前記第2の端との間から前記第1の端に向かって又は前記第2の端に向かって前記対流媒体を流すステップを含む請求項42記載の方法。
- 前記流すステップが、少なくともほぼ2つの方向に前記対流媒体を流すステップを含む請求項42記載の方法。
- 前記流すステップが、ほぼ前記第1の端と前記第2の端との間から前記第1の端に向かって及び前記第2の端に向かって前記対流媒体を流すステップを含む請求項50記載の方法。
- 前記流すステップが、前記対流媒体の少なくとも一部を前記熱電素子の少なくとも幾つかを通して流すステップを含む請求項51記載の方法。
- 前記流すステップが、前記対流媒体の少なくとも一部を前記熱電素子の少なくとも幾つかに沿って流すステップを含む請求項51記載の方法。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかで同心チューブを形成し、前記流すステップが前記同心チューブの間に前記対流媒体の少なくとも一部を流すステップを含む請求項43記載の方法。
- 熱電材料が前記対流媒体の少なくとも一部を含み、該対流媒体で前記熱電素子の少なくとも幾つかを形成するステップをさらに含む請求項42記載の方法。
- 熱電材料が前記対流媒体の少なくとも一部を含み、該対流材料で前記熱電素子の少なくとも幾つかの第1部分を形成するステップをさらに含む請求項42記載の方法。
- 中空状の別の熱電材料を通して前記対流媒体の熱電材料を流すステップをさらに含み、前記対流媒体の熱電材料を流すことと前記中空状の熱電材料とを組み合わせて、前記熱電素子の少なくとも幾つかを形成する請求項56記載の方法。
- 前記対流媒体の少なくとも一部が流体である請求項42記載の方法。
- 前記対流媒体の少なくとも一部が空気である請求項58記載の方法。
- 前記対流媒体の少なくとも一部が固体である請求項42記載の方法。
- 前記対流媒体の少なくとも一部が流体と固体との組合せである請求項42記載の方法。
- 前記熱を活動的に対流させるステップが、第1の方式で前記熱電素子アレイの第1部分を通して、及び第2方式で前記熱電素子アレイの第2部分に通して、熱を対流させるステップを含む請求項42記載の方法。
- 前記熱電素子アレイの前記第1部分が第1の導電型の複数の熱電素子を含み、前記熱電素子アレイの前記第2部分が第2の導電型の複数の熱電素子を含む請求項62記載の方法。
- 前記熱電素子の少なくとも幾つかが対流を利用しないものである請求項41記載の方法。
- 前記対流を利用しない熱電素子が第1の導電型であり、対流を利用する熱電素子が第2の導電型である請求項64記載の方法。
- 前記熱電素子アレイを冷却のために使用する請求項41記載の方法。
- 前記熱電素子アレイを加熱のために使用する請求項41記載の方法。
- 前記熱電素子アレイを冷却と加熱との両方のために使用する請求項41記載の方法。
- 複数の熱電素子を有し、動作中にそれらの間で温度勾配を示す、少なくとも1つの第1の端と少なくとも1つの第2の端とを有し、前記熱電素子アレイの少なくとも一部が、少なくとも1つの対流媒体の流れを前記熱電素子アレイの少なくとも一部に通過させ、前記熱電素子アレイの少なくとも一部の少なくとも一方の端に向かうほぼ定常状態の対流を生じさせるように構成された前記熱電素子アレイと、
少なくとも1つのコントローラ、
少なくとも1つのコントローラに結合された少なくとも1つの入力部、
少なくとも1つのコントローラ及び前記熱電素子アレイに結合された少なくとも1つの出力部であって、前記熱電素子アレイの少なくとも一部の少なくとも1つの特性を変更するために、前記コントローラによって制御可能な出力部を有する少なくとも1つの制御システムとを備えた熱電システム。 - 前記少なくとも1つの特性が対流式熱輸送に影響を与え、前記特徴を調節することによって効率が改善されるものである請求項69記載の熱電システム。
- 前記制御システムが、前記入力部に応答して前記対流媒体の少なくとも一部の動きを変化させるものである請求項69記載の熱電システム。
- 前記制御システムが、少なくとも、前記熱電素子の少なくとも幾つかを通過する電流を変化させるものである請求項69記載の熱電システム。
- 少なくとも1つの入力部が、少なくとも1つの外部センサを備えている請求項69記載の熱電システム。
- 少なくとも1つの入力部が、前記熱電素子アレイに対して内部にある少なくとも1つのセンサを備えている請求項69記載の熱電システム。
- 少なくとも1つの入力部が、前記熱電素子アレイに対して内部にある少なくとも1つのセンサ、少なくとも1つの外部センサ、及び少なくとも1つのユーザ選択可能な入力部を備えている請求項69記載の熱電システム。
- 少なくとも1つの入力部が、ユーザ選択可能な入力部である請求項69記載の熱電システム。
- 少なくとも1つのコントローラが、少なくとも1つの出力部を制御するための少なくとも1つの入力部に応答する、少なくとも1つのアルゴリズムに従って動作するものである請求項69記載の熱電システム。
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