JPH10238406A - エンジン冷却水循環装置 - Google Patents

エンジン冷却水循環装置

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JPH10238406A
JPH10238406A JP9057008A JP5700897A JPH10238406A JP H10238406 A JPH10238406 A JP H10238406A JP 9057008 A JP9057008 A JP 9057008A JP 5700897 A JP5700897 A JP 5700897A JP H10238406 A JPH10238406 A JP H10238406A
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JP
Japan
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cooling water
flow path
heat
valve
engine
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Application number
JP9057008A
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Inventor
Masahiro Kato
昌弘 加藤
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン熱の有効利用と、エアコン用冷却系
のコンプレッサ及びフロンの廃止。 【解決手段】 冷却水の循環路1を備えると共に、この
循環路に第1のポンプ57を装備する。また、循環路1
の一部に開閉弁2を設け、当該開閉弁の上流側と下流側
とを結ぶ第1の流路3を併設する。更に、第1の流路に
は、熱電素子5を付設する。この熱電素子は冷却水から
熱入力を受けると電力を出力し外部の電源から電力を供
給されると冷却水から吸熱する。また、第1の流路に
は、熱電素子の上流側と下流側とを結ぶ冷却水の第2の
流路7を併設し、この第2の流路に、エアコン風と熱交
換を行う熱交換手段8と、第2のポンプ9とを装備す
る。更に、第1の流路を循環路から遮断する開閉弁1
1,12と、第1の流路を第2の流路から遮断する開閉
弁13,14とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却水循
環装置に係り、特に、エンジンで発生する熱を冷却水を
介し外部に放熱するためのエンジン冷却水循環装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図12に従来例を示す。エンジン冷却系
50は、ラジエター51と、乗用車の室内を温める温水
式のヒータ52とを備え、これらが冷却水の充填された
循環路53を介し環状に接続されている。エンジン55
に併設されたウォータポンプ57は、ラジエター51と
ヒータ52との間で冷却水を循環させる他、エンジン5
5のウォータジャケットにも冷却水を直接流し込むよう
になっている。エンジン55のウォータジャケットに流
れ込んだ冷却水は、マニホールド56から排出され、バ
イパス管54又はサーモスタット58を通じて再び本流
に帰還するようになっている。ここで、サーモスタット
58は、循環路53を開閉することで温度調整を行うも
のである。また、符号59は、リザーバタンクを示す。
エンジン55で発生した熱は、冷却水を通じ一部がヒー
タ52の温度上昇に利用され、他はラジエター51で放
熱される。
【0003】また、エンジン冷却系50には、エアコン
用冷却系60が併設されている。このエアコン用冷却系
60は、コンプレッサ61と、エバポレータ62と、コ
ンデンサ63とを備え、これらフロンの充填されたフロ
ン環路64を介し環状に接続されている。符号65は、
フロン圧縮時の開閉バルブを示す。また、符号70は、
それぞれファンを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
エンジン冷却系では、エンジンで発生した熱量をヒータ
に利用するだけで、他は捨てており、エネルギーの無駄
が指摘されていた。
【0005】また、エアコン用冷却系では、コンプレッ
サを採用するため、静粛性、寿命やメンテナンスの面で
不都合があった。更に、冷媒にフロンを用いており環境
面での問題もあった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、エンジン熱を有効利用すると共に、エ
アコン用冷却系のコンプレッサ及び冷媒としてのフロン
を不要としたエンジン冷却水循環装置を提供すること
を、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、エンジンと放熱手段とを
結ぶ冷却水の循環路を備えると共に、この循環路に冷却
水を巡らせる第1のポンプを装備する。循環路の一部に
は開閉弁を設け、当該開閉弁の上流側と下流側とを結ぶ
冷却水の第1の流路を循環路に併設する。また、第1の
流路には、熱電素子を付設する。この熱電素子は冷却水
から熱入力を受けると電力を出力し外部の電源から電力
を供給されると冷却水から吸熱する機能を備える。更
に、第1の流路には、熱電素子の上流側と下流側とを結
ぶ冷却水の第2の流路を併設し、この第2の流路に、エ
アコン風として車室内に送り込まれる空気との間で熱交
換を行う熱交換手段と、冷却水を巡らせる第2のポンプ
とを装備する。そして、第1の流路を循環路から遮断す
る開閉弁と、第1の流路を第2の流路から遮断する開閉
弁とを、それぞれ設けた、という構成を採っている。
【0008】本発明では、車室内の冷房中は、第1の流
路を循環路から遮断すると共に第2の流路を第1の流路
に接続し、第1及び第2のポンプの駆動により冷却水を
巡らせる。このとき、熱電素子には電力を供給する。す
ると、循環路では、エンジンの発熱が冷却水を介し放熱
手段において放熱又は消費される。ここで、放熱手段に
は、ラジエターや車室内温調用のヒータ等が含まれる。
一方、第1の流路と第2の流路が形成する環路では、冷
却水の熱が熱電素子に吸熱され、冷えた冷却水が熱交換
手段に流れ込む。これにより、熱交換手段はエアコン風
の温度を下げるので、冷房として機能する。
【0009】一方、冷房の停止中は、循環路を第1の流
路に接続すると共に第2の流路を第1の流路から遮断す
る。このとき、熱電素子への電力供給は行わない。そし
て、循環路に装備された第1のポンプのみを駆動する
と、エンジンでの発熱は、冷却水を介し放熱手段に加え
熱電素子にも運ばれる。冷却水から熱電素子に対しエン
ジン熱の入力が行われると、熱電素子は種々の用途に利
用可能な電力を発電する。
【0010】請求項2記載の発明では、上記第2の流路
に冷却水が流れるときの、第1の流路における冷却水の
流れ方向に沿って、熱電素子よりも上流側に開閉弁を設
ける。また、この開閉弁の上流側と下流側とを結ぶ冷却
水の第3の流路を併設すると共に、この第3の流路に、
当該第3の流路を第1の流路から遮断する開閉弁と、リ
ザーバタンクとを設けた、という構成を採っている。
【0011】本発明では、車室内の冷房中において、第
1の流路から第3の流路に給水し、リザーバタンクに冷
水を溜めてゆく。その後、冷房が停止されたこと又は第
1の流路を流れる冷却水の温度が車室内の温度以下とな
ったことを条件に、第3の流路を第1の流路から遮断す
る。そして、次に冷房が停止から運転に切り替えられた
時に、第1の流路から第3の流路に給水することで、リ
ザーバタンク内の冷水を直ちに第1の流路に送り出す。
これにより、それまで熱水が流れていた第1の流路に直
ちに冷水が流れ込み、熱交換手段での冷房機能が速やか
に発揮される。
【0012】これらにより、前述した目的を達成しよう
とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図11に基づいて説明する。従来例と同一部分につ
いては同一符号を付して重複説明を省略する。
【0014】図1は、本実施形態に係るエンジン冷却水
循環装置の配管構成図を示す。エンジン55と放熱手段
としてのラジエター51及びヒータ52とが冷却水の循
環路1により結ばれている。この循環路1には、冷却水
を巡らせる第1のポンプ57が装備されている。また、
循環路1の一部には開閉弁2が設けられ、その上流側と
下流側とが循環路1に併設された冷却水の第1の流路3
により結ばれている。
【0015】第1の流路3には、複数の熱電素子を組み
合わせた熱電モジュール5が付設されている。ここで、
熱電素子は、冷却水から熱入力を受けると電力を出力
し、外部電源としてのエアコン用発電機36から電力を
供給されると冷却水から吸熱する機能を備えている。熱
電素子及び熱電モジュール5の構成については、後述す
る。
【0016】第1の流路3には、熱電モジュール5の上
流側と下流側とを結ぶ冷却水の第2の流路7が併設され
ている。この第2の流路7には、エアコン風として車室
内に送り込まれる空気との間で熱交換を行う熱交換手段
8と、冷却水を巡らせる第2のポンプ9とが装備されて
いる。
【0017】また、第1の流路3には、当該流路3を循
環路1から遮断する開閉弁11,12が設けられ、第2
の流路7には、第1の流路3を第2の流路7から遮断す
る開閉弁13,14が設けられている。
【0018】更に本実施形態では、上記第2の流路7に
冷却水が流れるときの、第1の流路3における冷却水の
流れ方向において、熱電モジュール5よりも上流側に開
閉弁15が設けられ、この開閉弁15の上流側と下流側
とが冷却水の第3の流路16によって結ばれている。こ
の第3の流路16には、該流路16を第1の流路3から
遮断する開閉弁17,18と、リザーバタンク19とが
設けられている。
【0019】これを更に詳述すると、循環路1におい
て、符号1aはサーモスタット、符号1bはエンジン5
5に併設されたマニホールド、符号1cはマニホールド
1bから送り出された冷却水を本流に戻すバイパス管を
それぞれ示す。この他、符号51aはラジエター用のフ
ァンを示す。また、第1のポンプ57は、図1の矢印方
向に冷却水の流れを作るようになっている。
【0020】一方、循環路1に併設された第1の流路3
は、一端がラジエター51と開閉弁2との間で分岐さ
れ、他端が開閉弁2とサーモスタット1aとの間で分岐
されている。この第1の流路3に付設された熱電モジュ
ール5は、2つの開閉弁11,12の間に配置されてい
る。開閉弁11,12は、循環路1との分岐点の近傍に
配置されている。
【0021】熱電モジュール5は、図2に示すように、
P形半導体21とN形半導体22とを金属電極23を介
し交互に直列接続した複数のΠ形素子の結合として構成
される。この種の熱電モジュールは熱電冷却用として一
般に市販されている。Π形素子の結合にて形成される理
由は、熱負荷や直流電源電圧及び電流容量等を考慮した
ためである。この熱電モジュールは、発電用としても用
いることができるが、熱電モジュール5による冷却原理
と発電原理については後述する。
【0022】ここで、熱電モジュールを構成する各素子
にそれぞれ均等に熱変換を行わせ、機能を十分発揮させ
るためには、各金属電極23は熱を授受する相手方の固
体面と熱的にまんべんなく接触させる必要がある。そこ
で、熱電モジュール5の上下両面はうねりの少ない精度
の良い平行な平面に加工されている。
【0023】また、実際に熱電モジュールを使用する場
合、接合電極が露出したモジュールの上下面に、金属性
の冷却対象物又は加熱対象物及び放熱器を直接接触させ
ると、電極間が電気的に短絡し素子に電流が流れず、熱
電素子としての機能を失うので、絶縁層の介装が必要と
なる。そこで、熱電モジュール5を第1の流路3に実際
に付設するにあたっては、図3に示す構造を採る。
【0024】まず、2つの熱電モジュール5,5は、上
下面から絶縁層を成すセラミック板24,24によって
挟み込む。これら2枚のセラミック板24,24の外面
には、それぞれ熱伝導性グリスを薄く塗布し、これらを
更にタンク25と放熱器26との間に挟み込む。そし
て、放熱器26の底面からタンク25の方向へボルト2
7をねじ入れ、2つの熱電モジュール5,5をタンク2
5と放熱器26との間に固定する。この際、ボルト27
の頭と放熱器26との間に断熱ワッシャー28を介装す
る。符号24aは、セラミック板間に装填された断熱材
を示す。この断熱材24aは、熱電モジュール5の高温
側から低温側への熱リークを抑制する。
【0025】図4は、タンク25の斜視図である。全体
として内部中空の箱形に形成され、セラミック板24と
の接触面の四隅にボルト27と螺合するタップ穴25a
が形成されている。また、側面には、第1の流路3を成
す配管と接続されるインレットパイプ25bとアウトレ
ットパイプ25cとが設けられ、第1の流路3の一部と
してタンク25内を冷却水が流通するようになってい
る。インレットパイプ25b及びアウトレットパイプ2
5cは、アルミ等の材質で形成されても良い。ここで、
符号25dは着脱可能なキャップを示す。
【0026】このタンク25は、熱電モジュール5の発
電時において、該熱電モジュール5への熱供給源とな
り、また、冷却時は熱交換手段8に冷水を送る冷水供給
源となるものであるから、その材質には熱伝導性の良い
アルミ等の採用が望ましく、更には、図3に示すように
タンク25全体を断熱材29で覆い込む構造が好まし
い。
【0027】一方、放熱器26としては、ヒートシンク
による自然空冷型、ヒートシンクとブロワによる強制空
冷型、水冷板を用いた水冷型等の各種の方式を採用する
ことができる。ヒートシンクや水冷板の材質には、熱伝
導性の良いアルミ等が好適である。
【0028】このように一体的に構成されたタンク2
5、熱電モジュール5,5及び放熱器26は、ラジエタ
ー51と同様に、車両の前部に装備し、特に放熱器26
に車両の走行風があたるように配置する。
【0029】熱電モジュール5は、上述のように冷却水
の流通するタンク25と放熱器26との間に挟み込ま
れ、外部電力の供給により冷却水を冷却し、また、冷却
水からの熱入力を受けて発電する。この冷却の原理と発
電の原理を以下に説明する。
【0030】図5(a)は、熱電モジュール5を成す一
つのΠ形素子を取り出した模式図である。今、N形半導
体22からP形半導体21に向けて電流を流すと、ペル
チェ効果により、タンク25内の冷却水Wから実質的に
熱が奪われ、放熱器26側に放熱される。これにより冷
却水の温度が下げられる。即ち、冷却される。
【0031】一方、図5(b)に示すように、タンク2
5内の冷却水が高温となり放熱器26側との間に温度差
を生じると、高温となったタンク25の冷却水から入力
された熱がP形半導体21及びN形半導体22を通じ放
熱器26側に伝導し、ゼーベック効果により、P側の電
極にプラス、N側の電極にマイナスの電圧を生じる。こ
の両極を端子として、例えば直流モータなどの外部負荷
につなぐと、電流が流れ電気出力を取り出すことができ
る。
【0032】続いて、図1を参照し説明する。第2の流
路7は、一端が第1の流路3の2つの開閉弁11,15
の間から分岐され、他端がタンク25と開閉弁12との
間より分岐されている。この第2の流路7を第1の流路
3から遮断する開閉弁13,14は、第1の流路3から
の分岐点の近傍に配置されている。ポンプ9は、エンジ
ン55に併設され、当該エンジン55の動力を受けて冷
却水を図中の矢印方向に巡らせる。エンジン55からポ
ンプ9への動力は電磁クラッチ31の接続時に伝達さ
れ、分離時には伝達されないようになっている。
【0033】また、熱交換器8は、第2の流路7の冷却
水流れ方向において、ポンプ9よりも上流側に配置され
ている。この熱交換器9は、従来例のエバポレータ62
に替わるものとして設けられたもので、エアコン風の通
路に従来のエバポレータと同様に配置され、熱電モジュ
ール5により冷やされた冷却水を送り込み、エアコン空
気と熱交換を行わせることで、冷気を作り出す。その構
成としては、例えばアルミ性のタンクの一部にフィンを
形成し、エアコン気を通過させる際に熱交換を行わせる
ものでも良い。ここで、符号8aは、ヒータ52及びエ
アコンディショナー用のブロアファンを示す。
【0034】続いて、第3の流路16について説明す
る。第3の流路16は、一端が第1の流路3の2つの開
閉弁11,15の間から分岐され、また、他端が開閉弁
15とタンク25との間より分岐されている。この第3
の流路16を第1の流路3から遮断する2つの開閉弁1
7,18は、第1の流路3からの分岐点の近傍に配置さ
れている。
【0035】また、これら二つの開閉弁17,18の間
には、リザーバタンク19が装備されている。図6は、
このリザーバタンクの構造を示す斜視図である。リザー
バタンク19は、全体としては内部中空の箱形に形成さ
れ、その材質にはステンレス等が好適である。また、側
面には第3の流路16を成す配管と接続されるインレッ
トパイプ19a及びアウトレットパイプ19bが形成さ
れている。符号19cは、着脱可能なキャップを示す。
【0036】ここで、上述した循環路1及び第1乃至第
3の流路3,7,16を成す配管には、それぞれ耐圧ホ
ースが採用され、特に、第1乃至第3の流路3,7,1
6及び当該各流路に設けられた開閉弁やタンク等の装置
要素は全て断熱材32により覆われている。図1中のハ
ッチングが断熱材を示す。
【0037】また、循環路1及び各流路3,7,16に
設けられた開閉弁は、電気的に制御が可能な電磁弁であ
り、制御部20により開閉制御されるようになってい
る。
【0038】次に、制御系の構成を図7に基づいて説明
する。
【0039】図7に示す制御系は、エンジン55と、こ
のエンジン55の動力を受けて動作するウォータポンプ
9と、同じくエンジン55の動力を受けて動作するエア
コン用発電機36と、これらウォータポンプ9及びエア
コン用発電機36に入力されるエンジン55の動力を外
部信号に応じて伝達し又は切断する電磁クラッチ31,
34とを備えている。
【0040】また、エアコン用発電機36から電力供給
を受けてタンク25内の冷却水を冷却すると共に当該冷
却水から熱入力を受けて発電する熱電モジュール5と、
エアコン用発電機36から熱電モジュール5への電力供
給を外部信号に応じて入切するリレーAとを備えてい
る。更に、熱電モジュール5からの出力電力を充電する
バッテリ6と、熱電モジュール5からバッテリ6への電
力供給を外部信号に応じて入切するリレーBとを有す
る。
【0041】これに加え、タンク25内の水温を検出す
る水温センサ35と、バッテリ6からの電力供給により
動作し外部のエアコンスイッチ信号(A/Cスイッチ信
号)及び水温センサ35の出力に応じてリレーA,B、
電磁クラッチ31,34及び各開閉弁2,11〜15,
17,18を制御する制御部20とを備えている。符号
33は、バッテリ6から制御部20への電力供給を入切
するイグニッションスイッチを示す。水温センサ35
は、サーミスタ等であって、図1に示すように熱電モジ
ュール5に付設されたタンク25の内部に配置され、タ
ンク25の内部にある冷却水の温度を連続的に検出す
る。
【0042】図8は、エアコン用発電機36,リレー
A,熱電モジュール5,リレーB及びバッテリ6の接続
図である。エアコン用発電機36は、負極がリレーAを
介し熱電モジュール5のP側電極23に接続されると共
に、正極は熱電モジュール5のN側電極23及びリレー
Bを介しバッテリ6の負極に接続されている。また、バ
ッテリ6の正極は、逆流防止用ダイオード39のカソー
ドに接続され、当該ダイオード39のアノードから熱電
モジュール5のP側電極23と、リレーAを介しエアコ
ン用発電機36の負極とに接続されている。
【0043】次に、本実施形態の全体動作を図7乃至図
11に基づいて説明する。ここで、図9は制御部20の
制御フローチャートを、図10はエアコンスイッチ・オ
フ時の冷却水の流れを、図11はエアコンスイッチ・オ
ン時の冷却水の流れを、それぞれ示す。
【0044】装置を稼働状態に設定すると、制御部20
は、外部から入力されるA/Cスイッチ信号に基づいて
エアコンがONかOFFかを判断する(ステップS
1)。この結果がOFFであれば、リレーAをOFFし
て熱電モジュール5への電力供給を停止し(ステップS
10)、電磁クラッチ34をOFFしてエアコン用発電
機36を停止する(ステップS11)。更に、電磁クラ
ッチ31をOFFして第2の流路7のウォータポンプ9
を停止した後(ステップS12)、各開閉弁を以下のよ
うに設定する(ステップS13)。
【0045】開閉弁11は「開」,開閉弁17は
「閉」,開閉弁15は「開」,開閉弁18は「閉」,開
閉弁13は「閉」,開閉弁2は「閉」,開閉弁12は
「開」,開閉弁14は「閉」。
【0046】そして、リレーBをONにする(ステップ
S14)。ここで、循環路1のポンプ57は常時運転さ
れており、図10に矢印で示すように、循環路1及び第
1の流路3に冷却水が巡り、エンジン55で吸熱した冷
却水が、ラジエター51及びヒータ52で放熱される
他、タンク25に送り込まれる。タンク25に送り込ま
れた冷却水は、熱電モジュール5に熱入力を与え、この
熱が放熱器26に伝導することにより熱電モジュール5
が発電する。熱電モジュール5での発電力はリレーBを
介しバッテリ6に充電される。
【0047】この際、熱電モジュール5よりもバッテリ
ー6の方が電位が高いと、放電状態となるので、これを
防止するために図8の逆流防止用ダイオード39を設け
た。
【0048】次に、エアコンが作動されると、制御部2
0は、外部から入力されるA/Cスイッチ信号に基づい
てエアコンのONを判断し(ステップS1)、まず一部
の開閉弁のみを以下のように設定する(ステップS
2)。
【0049】開閉弁11は「閉」,開閉弁13は
「開」,開閉弁2は「開」,開閉弁12は「閉」,開閉
弁14は「開」。これにより循環路1は、第1の流路3
及び第2の流路7から分断され、エンジン55において
熱された冷却水は図11の実線矢印が示すように循環路
1のみを巡り、ヒータ52及びラジエター51から放熱
される。
【0050】続いて制御部20は、タンク25に装備さ
れた水温センサ35の出力と従来一般的な外気温センサ
(図示略)の出力とをコンパレータ等に入力し、これら
を比較した結果に応じて残りの開閉弁を以下のように設
定する(ステップS3〜5)。
【0051】.タンク内水温が室温以下の場合、開閉
弁17は「閉」,開閉弁15は「開」,開閉弁18は
「閉」とする。この場合、第3の流路16は第1の流路
3から分断され、第1及び第2の流路3,7により一つ
の環状流路が形成される。
【0052】.タンク内水温が室温より高い場合、開
閉弁17は「開」,開閉弁15は「閉」,開閉弁18は
「開」とする。この場合、第1、第2及び第3の流路
3,7,16により一つの環状流路が形成される。
【0053】続いて制御部20は、リレーBをOFFし
て熱電モジュール5とバッテリ6との接続を遮断し(ス
テップS6)、電磁クラッチ31のONにより第2の流
路7のウォータポンプ9を作動する(ステップS7)。
これにより、第3の流路16が連通されていれば第1,
第2及び第3の流路3,7,16に図11の点線で示す
冷却水の流れを生じ、第3の流路16が連通されていな
ければ第1及び第2の流路に冷却水の流れを生ずる。
【0054】更に制御部20は、電磁クラッチ34のO
Nによりエアコン用発電機36を作動させ(ステップS
8)、リレーAのONにより熱電モジュール5への電力
供給を開始する(ステップS9)。すると、熱電モジュ
ール5によりタンク25内の冷却水の熱が放熱器26か
ら放熱され、冷却水の温度が常温よりも下げられる。そ
して、温度の下げられた冷却水が熱交換手段8に送り込
まれることで、エアコン風の温度が下げされ、車室内の
冷房が行われる。
【0055】ここで、エアコン作動直後は、第1の流路
3に熱水があるため、例え熱電モジュール5の冷却効果
を持ってしても熱交換手段8において冷房効果をあげる
までに相当の時間を要する不都合がある。そこで、タン
ク25内の冷却水の温度が室温より高い場合は、上述の
ように第3の流路16を第1の流路3と連通させること
で、リザーバタンク9に予め蓄積してあった温度の低い
水を第1の流路3に直ちに送り出し、これを熱電モジュ
ール5で更に冷却してから熱交換手段8に送り込むこと
で、冷房機能の迅速な提供が実現される。また、タンク
25内の水温が室温以下になると、制御部20はその時
点で第3の流路16を第1の流路3から切り放すので
(ステップS3,S4)、リザーバタンク9には室温前
後の低温度の水が常時確保される。
【0056】このように本実施形態によれば、冷却水の
循環構造を工夫することにより単一の熱電モジュールで
エンジン冷却水の熱による発電とエンジン冷却水の冷却
とを交互に行えるようにしたので、比較的小規模な構成
で、エンジン熱の有効利用と、従来の冷房用コンプレッ
サ及びフロンの廃止とを、同時に実現することができ
る。特に、コンプレッサの廃止により静粛性の向上と寿
命などのメンテナンス面での利便性向上を図ることがで
き、フロンの廃止により環境面からの改善を図ることが
できる。
【0057】また、第3の流路に、予め冷水が蓄えられ
るリザーバタンクを設けたので、エアコン始動直後に熱
交換手段に速やかに冷水を流し込むことができ、迅速な
冷房効果を提供することができる。
【0058】その他、逆流防止用ダイオード35を設け
たので熱電モジュールの発電時におけるバッテリの放電
を防止することができる。また、第1,第2及び第3の
流路3,7,16をそれぞれ断熱材で覆ったので、熱電
モジュールにより冷却した水が外部より温められるのを
有効に防止することができる。また、各流路3,7,1
6を遮断する開閉弁は、流路の一端部と他端部にそれぞ
れ設けたので、流路の一部に一つだけ設けた場合に比べ
冷却水の流れを確実に遮断することができる。また、第
2の流路7に電磁クラッチ31を介しエンジンに接続さ
れたウォータポンプ9を装備したので、第1及び第2の
流路3,7が循環路1から分断された状態でも循環路1
とは独立に冷却水の流れを作ることができる。また、タ
ンク内の温度と室温とを比較して第3の流路の開閉を切
り替えるようにしたので、リザーバタンク9内に常に室
温前後の比較的低温の水を蓄えておくことができる。
【0059】ここで、本発明は本実施形態に限定され
ず、出願時の技術水準に基づく種々の設計変更が可能で
ある。
【0060】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、冷却水の循環構造を工夫するこ
とにより単一の熱電素子でエンジン冷却水の熱による発
電とエンジン冷却水の冷却とを交互に行えるようにした
ので、比較的小規模な構成で、エンジン熱の有効利用
と、従来の冷房用コンプレッサ及びフロンの廃止とを同
時に実現することができる。特に、コンプレッサの廃止
により静粛性の向上や寿命などのメンテナンス面での利
便性の向上を図ることができ、また、フロンの廃止によ
り環境面からの改善を図ることができる。
【0061】また、請求項2記載の発明では、第3の流
路に、予め冷水が蓄えられるリザーバタンクを設けたの
で、エアコン始動直後に熱交換手段に速やかに冷水を流
し込むことができ、迅速な冷房効果を提供することがで
きる、という従来にない優れたエンジン冷却水循環装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における冷却水流路の構成
図である。
【図2】熱電モジュールの構成を示す斜視図である。
【図3】熱電モジュールの取り付け構造を示す一部を断
面で表した構成図である。
【図4】図3のタンクを底面から見た斜視図である。
【図5】熱電モジュールの発電原理及び冷却原理を示す
説明図であって、図5(a)は冷却原理、図5(b)は
発電原理をそれぞれ示す。
【図6】リザーバタンクの概略斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態における制御系の構成を示
すブロック図である。
【図8】熱電モジュールとバッテリとの接続構造を示す
回路図である。
【図9】制御部の動作を示すフローチャートである。
【図10】発電時の冷却水の流れを示す説明図である。
【図11】冷却時の冷却水の流れを示す説明図である。
【図12】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 循環路 2,11〜15,17,18 開閉弁 3 第1の流路 5 熱電モジュール 7 第2の流路 8 熱交換手段 9 第2のポンプ(ウォータポンプ) 16 第3の流路 19 リザーバタンク 51 ラジエター(放熱手段) 52 ヒータ(放熱手段) 55 エンジン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと放熱手段とを結ぶ冷却水の循
    環路を備えると共に、この循環路に前記冷却水を巡らせ
    る第1のポンプを装備したエンジン冷却水循環装置にお
    いて、 前記循環路の一部に開閉弁を設け、 当該開閉弁の上流側と下流側とを結ぶ冷却水の第1の流
    路を前記循環路に併設し、 前記第1の流路には、熱電素子を付設し、この熱電素子
    が冷却水から熱入力を受けると電力を出力し外部の電源
    から電力を供給されると冷却水から吸熱するものであ
    り、 前記第1の流路には、前記熱電素子の上流側と下流側と
    を結ぶ冷却水の第2の流路を併設し、 この第2の流路に、エアコン風として車室内に送り込ま
    れる空気との間で熱交換を行う熱交換手段と、冷却水を
    巡らせる第2のポンプとを装備し、 前記第1の流路を前記循環路から遮断する開閉弁と、前
    記第1の流路を前記第2の流路から遮断する開閉弁と
    を、それぞれ設けたことを特徴とするエンジン冷却水循
    環装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の流路に冷却水が流れるとき
    の、前記第1の流路における冷却水の流れ方向に沿っ
    て、前記熱電素子よりも上流側に開閉弁を設け、 この開閉弁の上流側と下流側とを結ぶ冷却水の第3の流
    路を併設すると共に、 この第3の流路に、当該第3の流路を前記第1の流路か
    ら遮断する開閉弁と、リザーバタンクとを設けたことを
    特徴とする請求項1記載のエンジン冷却水循環装置。
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