JP2004281662A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特性や信頼性に優れた半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】溝20と、溝によって規定された第1の側面を有する凸部とを有する半導体基板10と、凸部上に形成され凸部の第1の側面と整合した第1の側面を有する第1の絶縁膜12と、第1の絶縁膜上に形成され第1の絶縁膜の第1の側面と整合した第1の側面を有する第1の導電膜13と、第1の導電膜上に形成され第1の導電膜の第1の側面と整合した第1の側面を有する第2の絶縁膜14と、第2の絶縁膜上に形成され第2の絶縁膜の第1の側面と整合した第1の側面を有する第2の導電膜16とを含む第1のゲート構造であって、第2の絶縁膜が第1の絶縁膜よりも高い誘電率を有する誘電体膜を含んでいる第1のゲート構造と、少なくとも溝内に形成された第3の絶縁膜20とを備えた電気的に消去可能な不揮発性の半導体記憶装置である。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的に消去可能な不揮発性の半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等の電気的に消去可能な不揮発性半導体記憶装置の需要が増大してきている。代表的な不揮発性半導体記憶装置として、半導体基板上に第1の絶縁膜(トンネル絶縁膜)、第1の導電膜(フローティングゲート)、第2の絶縁膜(インターポリシリコン絶縁膜及び第2の導電膜(コントロールゲート)が積層されたNOR型フラッシュメモリやNAND型フラッシュメモリがあげられる。
【0003】
これらの不揮発性半導体記憶装置では、フローティングゲートとコントロールゲートとの間のキャパシタンス(C2)と半導体基板とフローティングゲートとの間のキャパシタンス(C1)との比(C2/C1)が重要である。キャパシタンス比(C2/C1)は、最低限2以上、一般的には3或いはそれ以上が必要である。しかしながら、第2の絶縁膜には、ONO膜等の誘電率があまり高くない絶縁膜が用いられているため、素子の微細化が進むにしたがって、キャパシタンス比(C2/C1)を大きくすることが困難になってきている。
【0004】
このような問題に対して、フローティングゲートの側面を利用してキャパシタを形成することで、キャパシタンスC2を増大させるという提案がなされている。例えば特許文献1には、以下のような方法が提案されている。まず、半導体基板上に第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜上に第1の導電膜を形成する。続いて、第1の導電膜、第1の絶縁膜及び半導体基板をエッチングして、素子分離用溝を形成し、さらに素子分離用溝内に素子分離用絶縁膜を形成する。このとき、第1の導電膜の側面の一部が露出するように、素子分離用絶縁膜を形成する。その後、第1の導電膜の上面及び側面に第2の絶縁膜を形成し、さらに第2の導電膜を形成する。この提案によれば、第1の導電膜(フローティングゲート)の側面に第2の絶縁膜及び第2の導電膜(コントロールゲート)が形成されるため、キャパシタンスC2を増大させることが可能である。
【0005】
しかしながら、上述した提案では、素子分離用絶縁膜を形成する際に、フローティングゲートの側面の露出面積を正確に制御することが難しい。そのため、キャパシタンスC2の値がばらつき、キャパシタンス比(C2/C1)が変動する。その結果、フローティングゲートへの電子の注入量が変動し、信頼性や歩留まり低下の原因となる。また、上述した提案では、フローティングゲートの上部コーナーにコントロールゲートが対向するため、対向部においてリーク電流が増大し、信頼性や歩留まり低下の原因となる。
【0006】
また、特許文献2には、以下のような方法が提案されている。まず、半導体基板上に第1の絶縁膜、第1の導電膜、第2の絶縁膜及び第2の導電膜を順次形成する。続いて、第1の絶縁膜、第1の導電膜、第2の絶縁膜、第2の導電膜及び半導体基板をエッチングして、素子分離用溝を形成し、さらに素子分離用溝内に素子分離用絶縁膜を形成する。
【0007】
しかしながら、上述した提案は、EPROM(Erasable and Programmable ROM)に関するものであり、電気的に消去可能な半導体記憶装置とは基本的に異なるものである。そのため、キャパシタンス比(C2/C1)については何ら考慮されておらず、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜はともにシリコン酸化膜である。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−17948号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平2−239671号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来は、キャパシタンス比(C2/C1)が変動するといった問題や、リーク電流が増大するといった問題があり、特性や信頼性に優れた電気的に消去可能な不揮発性半導体記憶装置を得ることが困難であった。
【0011】
本発明は、上記従来の課題に対してなされたものであり、特性や信頼性に優れた半導体記憶装置及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の視点に係る電気的に消去可能な不揮発性の半導体記憶装置は、溝と、前記溝によって規定された第1の側面を有する凸部とを有する半導体基板と、前記凸部上に形成され前記凸部の第1の側面と整合した第1の側面を有する第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上に形成され前記第1の絶縁膜の第1の側面と整合した第1の側面を有する第1の導電膜と、前記第1の導電膜上に形成され前記第1の導電膜の第1の側面と整合した第1の側面を有する第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜上に形成され前記第2の絶縁膜の第1の側面と整合した第1の側面を有する第2の導電膜とを含む第1のゲート構造であって、前記第2の絶縁膜が前記第1の絶縁膜よりも高い誘電率を有する誘電体膜を含んでいる第1のゲート構造と、少なくとも前記溝内に形成された第3の絶縁膜と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
本発明の第2の視点に係る電気的に消去可能な不揮発性の半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜上に第1の導電膜を形成する工程と、前記第1の導電膜上に、前記第1の絶縁膜よりも高い誘電率を有する誘電体膜を含んだ第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜上に第2の導電膜を形成する工程と、第1のパターンをマスクとして用いて、前記第2の導電膜、前記第2の絶縁膜、前記第1の導電膜、前記第1の絶縁膜及び前記半導体基板をエッチングして溝を形成する工程と、前記溝内に第3の絶縁膜を形成する工程と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0015】
(実施形態1)
図1は第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ(電気的に消去可能な不揮発性の半導体記憶装置)の構成を示した平面図である(ただし、ビット線は図示していない)。図2は図1に示した構成の等価回路図、図3は図1のB−B’に沿った断面図である。図4(a)は図1のA−A’に沿った断面図であり、図4(b)は図3の四角で囲んだ領域に対応した断面図である。
【0016】
図1及び図2に示すように、各NANDセルユニットは、選択トランジスタS1及びS2間に、直列接続されたメモリセルM1〜M8を設けた構成となっている。選択トランジスタS1及びS2には選択ゲート線SG1及びSG2が接続されており、メモリセルM1〜M8にはコントロールゲート線(ワード線)CG1〜CG8が接続されている。また、各選択トランジスタS1には、ビット線(BL1、BL2等)が接続されている。なお、ここではメモリセルが8個の場合について示したが、メモリセルの数は8個に限定されるものではなく、16個でもよいし、1個でもよい。メモリセルが1個の場合には、選択トランジスタは1個でよい。
【0017】
図3、図4(a)及び図4(b)に示すように、P型シリコン基板(半導体基板)10上に選択トランジスタS1及びS2並びにメモリセルM1〜M8が形成されている。
【0018】
各メモリセルM1〜M8は、シリコン基板10上に形成されたトンネル絶縁膜(第1の絶縁膜)12と、ポリシリコン膜(第1の導電膜)13で形成されたフローティングゲート(FG)電極と、金属酸化物膜で形成されたインターポリシリコン絶縁膜(第2の絶縁膜)14と、ポリシリコン膜(第2の導電膜)16で形成されたコントロールゲート(CG)電極とを備えたゲート構造を有している。また、各選択トランジスタS1及びS2は、シリコン基板10上に形成されたゲート絶縁膜11と、ポリシリコン膜13及び16で形成されたゲート電極とを備えたゲート構造を有している。
【0019】
隣接したNANDセルユニット間には、素子分離用溝内に形成された素子分離用絶縁膜20が設けられている。コントロールゲート電極16上及び素子分離絶縁膜20上には、ワード線として、導電膜21及び22の積層膜(第3の導電膜)が形成されている。また、NANDセルユニット内に設けられたメモリセル間にはソース/ドレイン拡散層23が形成されている。また、選択トランジスタ及びメモリセルの側壁には、側壁スペーサ膜が形成されている。
【0020】
選択トランジスタ及びメモリセル等は層間絶縁膜26で覆われており、層間絶縁膜26上にはビット線29が形成されている。また、シリコン基板10の表面領域には高濃度ソース/ドレイン拡散層25及び27が形成されており、高濃度ソース/ドレイン拡散層27には、コンタクトプラグ28を介してビット線29が接続されている。
【0021】
以下、本実施形態の製造工程について、図5(a)及び図5(b)〜図13(a)及び図13(b)を参照して説明する。なお、図5(a)及び図5(b)〜図13(a)及び図13(b)は、それぞれ図4(a)及び図4(b)に対応したものである。
【0022】
まず、図5(a)及び図5(b)に示すように、P型シリコン基板10内に、リソグラフィ技術、イオン注入技術及びアニール技術を用いて、Pウェル及びNウェルを形成する。続いて、シリコン基板10の表面に犠牲酸化膜(図示せず)を形成し、さらにリソグラフィ技術及びイオン注入技術を用いてチャネル不純物層15を形成する。犠牲酸化膜を除去した後、選択トランジスタのゲート絶縁膜11を形成する。ここではゲート絶縁膜11として、厚さ15nm程度のシリコン酸化膜(SiO膜)11を用いる。
【0023】
次に、トンネル絶縁膜が形成される領域のゲート絶縁膜11をエッチングによって除去する。続いて、トンネル絶縁膜12を形成する。トンネル絶縁膜12には、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜や、シリコン酸化膜を窒化したシリコン酸窒化膜などを用いることができる。例えば、熱酸化プロセスや酸窒化プロセスにより、厚さ6〜8nm程度のトンネル絶縁膜12を形成する。高電圧系のトランジスタが必要な場合には、上述したようなプロセスを繰り返し、膜厚の異なる複数のゲート絶縁膜とトンネル絶縁膜を形成する。
【0024】
次に、フローティングゲート用のポリシリコン膜13を、例えば厚さ100nm程度形成する。従来のフローティングゲート用のポリシリコン膜の厚さは400nm程度であり、本実施形態のポリシリコン膜の厚さは従来の1/4程度である。続いて、ポリシリコン膜13上に、例えばALD(Atomic Layer Deposition)−CVD法を用いて、インターポリシリコン絶縁膜14としてアルミナ(Al)膜などのhigh−K絶縁膜14を、例えば厚さ14nm程度形成する。さらに、選択トランジスタが形成される領域のアルミナ膜14をエッチングによって除去して、ポリシリコン膜13の表面を露出させる。
【0025】
なお、ここではチャネルイオン注入をトンネル絶縁膜の形成前に行ったが、ポリシリコン膜13が薄いため、ポリシリコン膜13を通してチャネルイオン注入を行うことも可能である。また、ここではアルミナ膜14の形成にALD−CVD法を用いたが、平坦面上にアルミナ膜14が形成されるため、スパッタリング法を用いてアルミナ膜を形成してもよい。アルミナ膜形成後に熱処理を行うことで、アルミナ膜のリーク電流を低減させることができる。
【0026】
次に、図6(a)及び図6(b)に示すように、コントロールゲート用のポリシリコン膜16を、例えば厚さ200nm程度堆積する。続いて、ポリシリコン膜16上に、エッチングマスク用のシリコン窒化膜17及びシリコン酸化膜18を堆積する。なお、図に示すように、シリコン窒化膜17の下にはゲート絶縁膜11やアルミナ膜14に起因した段差があるため、CMP法などを用いて平坦化処理を行ってもよい。
【0027】
次に、図7(a)及び図7(b)に示すように、シリコン酸化膜18上に、リソグラフィ技術を用いて、溝を形成するためのフォトレジストパターン(図示せず)を形成する。続いて、フォトレジストパターンをマスクとして、シリコン酸化膜18及びシリコン窒化膜17をエッチングする。さらに、シリコン酸化膜18及びシリコン窒化膜17をマスクとして用い、RIE等の異方性ドライエッチング技術により、ポリシリコン膜16、アルミナ膜14、ポリシリコン膜13、トンネル絶縁膜12、ゲート絶縁膜11及びシリコン基板10をエッチングする。これにより、STI(Shallow Trench Isolation)用溝19が形成される。単一のフォトレジストパターンを用いてエッチングを行うため、ポリシリコン膜16、アルミナ膜14、ポリシリコン膜13、トンネル絶縁膜12、ゲート絶縁膜11及びシリコン基板10の側面は互いに整合している。ここでは、シリコン基板10に形成された溝19の深さを、例えば250nm程度とする。また、隣接するメモリセル間の溝19の幅は、例えば70nm程度とする。なお、基板には種々の溝が形成されるため、他の領域には種々の幅を有する溝も形成される。
【0028】
なお、上述した例では垂直な側面を有する溝19を形成したが、図14に示すように、シリコン基板の溝に傾斜を設けてもよい。例えば、図14の例では、溝の傾斜角を85度程度としている。また、溝の底部コーナーを半径5nm程度のラウンド形状にしてもよい。このようにすると、溝内へ絶縁膜を埋め込みやすくなる。また、溝の底部コーナーへのストレス集中を緩和することができる。
【0029】
次に、図8(a)及び図8(b)に示すように、シリコン基板10を通常の熱酸化法を用いて酸化し、溝19の側面に厚さ4nm程度の熱酸化膜(図示せず)を形成する。なお、酸素ラジカルを用いて溝19の側面を酸化してもよい。この場合、シリコンの面方位に依存しない、均一かつ高品質のシリコン酸化膜を形成することができる。また、本酸化工程において、ISSG(In−Situ Steam Generation)法を用いてもよい。この場合、シリコン窒化膜17の側面もわずかに酸化され、後で溝19に埋め込まれる素子分離用絶縁膜との密着性が向上する。
【0030】
次に、素子分離用絶縁膜20で溝19を埋める。高アスペクト比の溝19を絶縁膜29で埋めるために、HDP−CVD−SiO膜や、ポリシラザンを原料とする塗布膜を用いてもよい。これらの絶縁膜を用いることで、広い幅の溝と狭い幅の溝を同時且つ均一に埋め込むことが可能である。
【0031】
図15(a)及び図15(b)は、素子分離用絶縁膜20として、厚さ20nmのHDP−CVD−SiO膜を用いた場合の例を示したものである。従来技術(図15(a))では、フローティングケート用のポリシリコン膜13を厚くする必要があるため、溝をHDP−CVD−SiO膜で良好に埋めることが難しい。本実施形態(図15(b))の場合には、ポリシリコン膜13を薄くすることができるため、絶縁膜埋め込み前のSTI溝の深さを含めたトータルのアスペクト比が低くなり、溝をHDP−CVD−SiO膜で良好に埋めることができる。
【0032】
次に、塗布膜を用いて溝の埋め込みを行う場合ついて、図16を参照して説明する。
【0033】
まず、過水素化シラザン重合体(ポリシラザン膜、以下、PSZという)を、Si平坦部において厚さ400nm程度となるように、スピン塗布する。PSZ膜を塗布した後、150℃程度の温度で3分程度ベーク処理を行い、塗布時に含まれていた溶剤を揮発させる。塗布技術による埋め込み特性は良好であり、図16に示すように、幅70nm程度の細いSTI溝へも、PSZ膜をボイドなしで埋め込むことができる。
【0034】
次に、PSZ膜をSiO膜に変換する。この処理は、以下の化学式で説明できる。
【0035】
SiHNH + 2O → SiO + NH
すなわち、PSZ膜は水蒸気(HO+O)の分解によって生成される酸素(O)と反応し、SiOとNH(アンモニア)に変化する。この時、素子形成領域はシリコン窒化膜17で覆われているため、素子形成領域のシリコン基板表面は酸化されない。具体的には、200℃から600℃程度の水蒸気雰囲気において、燃焼酸化(BOX酸化)を30分程度行う。例えば、400℃で30分間程度BOX酸化を行えば、Si−N結合からSi−O結合への変換が促進される。その結果、種々の幅を有する溝において、PSZ膜を完全にSiO膜に変換することができる。
【0036】
また、BOX酸化工程において、いわゆる2段階BOX酸化法を用いてもよい。例えば、水蒸気を含む雰囲気において200℃程度の温度で30分から60分程度酸化を行い、その後、水蒸気雰囲気のまま400℃〜500℃程度まで温度を上げて30分程度の熱処理を行う。このようにすると、SiO膜への変換効率を向上させることができる。また、PSZ膜中に残留しているカーボンなどの不純物を取り除くことができる。2段階BOX酸化法は、PSZ膜のSiO膜への変換に特に有効である。また、SiO膜への変換が始まる温度(例えば400℃程度の温度)を一定時間維持することが重要である。水蒸気雰囲気には、水素燃焼酸化によって得られた高濃度の水蒸気を用いることが望ましい。水蒸気の割合は80%以上であることが望ましい。
【0037】
次に、酸化性雰囲気または窒素等の不活性ガス雰囲気において、700℃から1000℃、例えば850℃程度の温度で30分程度の熱処理を行う。これにより、SiO膜中に残留しているNHやHOが放出され、SiO膜が緻密化される。その結果、密度の高いSiO膜が得られ、リーク電流を低減させることができる。酸素雰囲気中で熱処理を行った場合には、SiO膜中に含まれる炭素等の不純物の濃度をさらに低減することができる。その結果、リーク電流の低減や、SiO膜とシリコン基板との界面の固定電荷の低減をはかることができる。また、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気中で熱処理を行った場合には、STI溝の側面付近のシリコン基板の酸化を抑えることができ、素子領域幅の減少(すなわち溝幅の増加)を抑えることができる。また、緻密化工程には、通常の炉による熱処理以外にも、RTA(Rapid Thermal Anealing)やRTO(Rapid Thermal Oxidation)を用いてもよい。RTAの場合は、より高温、より短時間の熱処理を行うことができる。
【0038】
以上のようにして素子分離用絶縁膜20を形成した後、CMP法を用いて素子分離用絶縁膜20の平坦化を行う。これにより、シリコン窒化膜17の表面が露出する。なお、CMP法による平坦化処理後に、850℃程度の温度で熱処理を行ってもよい。このようにすると、PSZ膜のウェットエッチングレートを下げることができる。
【0039】
なお、上述した埋め込み工程において、HDP−CVD−SiO膜と塗布膜とを組み合わせてもよい。図17に示した例では、まずHDP−CVD−SiO膜20aを形成し、その後PSZ膜などの塗布膜20bを形成して平坦化を行う。図18に示した例では、まずPSZ膜などの塗布膜20bを溝の下部に埋め込み、さらに熱処理を行ってPSZ膜をSiO膜に変換する。その後、HDP−CVD−SiO膜20aを形成する。いずれの方法も、さらにCMP等による平坦化処理を行う。
【0040】
次に、図9(a)及び図9(b)に示すように、シリコン窒化膜17を選択的に除去して、ポリシリコン膜16の表面を露出させる。シリコン窒化膜17の選択的なエッチングには、例えばホット燐酸などを用いることができる。
【0041】
次に、図10(a)及び図10(b)に示すように、全面にTiN膜/Ti膜の積層膜21と低抵抗のタングステンシリサイド(WSi)膜22を、例えば合計200nm程度の厚さ形成する。Ti膜は、ポリシリコン膜16に対する低抵抗コンタクト用に用いられる。なお、シリサイド膜22の上面にマスク層となるシリコン窒化膜を形成してもよい。
【0042】
なお、ここではTiN膜/Ti膜の積層膜21上にタングステンシリサイド膜22を形成したが、タングステンシリサイド膜の代わりに、より抵抗の低い金属膜、例えばタングステン膜(W膜)などを用いてもよい。また、図19に示すように、コバルトシリサイド(CoSi)膜22aなどの単層膜を用いても良い。また、TiN膜/Ti膜の積層膜21の代わりにポリシリコン膜を用いても良い。さらに、シリサイド膜としては、ニッケルシリサイドやチタンシリサイドを用いることも可能である。
【0043】
また、TiN膜/Ti膜21を形成する前の処理として、通常は希釈フッ酸によるウェットエッチング処理を行う。このとき、シリコン酸化膜20もエッチングされ、図20に示すように、ポリシリコン膜16の側面が露出する場合がある。ポリシリコン膜16の側面の露出の程度は、シリコン酸化膜20のエッチング速度によって異なる。本実施形態では、ポリシリコン膜16の側面を利用してキャパシタを形成しないため、ポリシリコン膜16の側面の露出の程度が変わっても、キャパシタンス比(C2/C1)に影響を与えない。エッチングがフローティングゲートまで達しないように、エッチング深さが制御されていればよい。
【0044】
次に、図11(a)及び図11(b)に示すように、シリサイド膜22上に、リソグラフィ技術を用いて、フォトレジストパターン(図示せず)を形成する。続いて、フォトレジストパターンをマスクとして用い、RIE等の異方性ドライエッチング技術により、シリサイド膜22及びTiN膜/Ti膜21、ポリシリコン膜16、インターポリシリコン絶縁膜14、ポリシリコン膜13を、順次エッチングする。これにより、メモリセル及び選択トランジスタそれぞれのゲート構造が形成されるとともに、周辺トランジスタ(図示せず)のゲート構造が形成される。なお、ポリシリコン膜13をエッチングする時にシリコン基板10の表面がダメージを受けないようにするため、SiOとSiの高選択比エッチング条件を用いてエッチングを行うことが望ましい。
【0045】
次に図12(a)及び図12(b)に示すように、ポリシリコン膜13及びポリシリコン膜16の側面を酸化した後、低濃度のソース/ドレイン拡散層23を、通常のリソグラフィ法とイオン注入法を用いて形成する。その後、ゲート構造の側面に側壁スペーサ膜24を形成する。さらに、高濃度ソース/ドレイン拡散層25を、通常のリソグラフィ法とイオン注入法を用いて形成する。周辺回路のPチャネルトランジスタやNチャネルトランジスタに対しても、同様の工程を行い、N拡散層やP拡散層を形成する。
【0046】
なお、トランジスタのパンチスルーを防止するために、Haloイオン注入を行ってもよい。例えば、図21に示すように、ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行い、パンチスルー防止用の不純物層30を形成する。また、図22に示すように、ゲート電極の長さが短くなると、不純物層30同士が重なるようになが、そのような場合には、イオン注入量を最適化することにより、良好なトランジスタ特性を実現することができる。
【0047】
次に、図13(a)及び図13(b)に示すように、CVD法を用いて、全面に層間絶縁膜26を形成する。さらにCMP法により、層間絶縁膜26を平坦化する。
【0048】
その後、コンタクト孔の形成、コンタクトプラグの形成、ビット線の形成を行ことで、図4(a)及び図4(b)に示すような構造が得られる。さらにその後、図示していないが、層間絶縁膜の形成、配線層の形成、パッシベーション膜の形成、パッド形成などを行い、半導体装置が完成する。
【0049】
以上のように、本実施形態によれば、ポリシリコン膜16、インターポリシリコン絶縁膜14、ポリシリコン膜13、トンネル絶縁膜12及びシリコン基板10を、同一のエッチングマスクを用いてエッチングすることで、素子分離用の溝19が形成される。したがって、ポリシリコン膜(コントロールゲート)16、インターポリシリコン絶縁膜14、ポリシリコン膜(フローティングゲート)13、トンネル絶縁膜12及びシリコン基板10の側面が互いに整合している。言い換えると、ゲート構造が素子分離用絶縁膜20に対して自己整合的に形成される。
【0050】
すなわち、本実施形態では、従来のようにフローティングゲートの側面を利用してキャパシタを形成していない。そのため、従来のようにフローティングゲートの側面の露出面積を制御する必要性がなく、フローティングゲートとコントロールゲートとの間のキャパシタンスC2を一定にすることができる。したがって、キャパシタンスC2とキャパシタンスC1(半導体基板とフローティングゲートとの間のキャパシタンス)との比(C2/C1、通常はC2/C1=3程度)を一定にすることができる。その結果、フローティングゲートへの電子の注入量のばらつき、すなわち書き込み時間のばらつきを抑えることができ、信頼性や歩留まりを向上させることができる。
【0051】
また、本実施形態では、従来のようにフローティングゲートの上部コーナーにコントロールゲートが対向していないため、リーク電流の増大を防止することができ、信頼性や歩留まりを向上させることができる。
【0052】
また、本実施形態では、フローティングゲートの側面を利用してキャパシタを形成しないので、フローティングゲートの厚さを薄くすることができる。したがって、絶縁膜を埋め込む前の溝のトータルの深さを浅くすることができるため、溝幅が狭くなっても、素子分離用絶縁膜20を確実に溝内に埋め込むことができ、信頼性や歩留まりを向上させることができる。また、フローティングゲートの厚さを薄くすることができるため、隣接するフローティングゲート間のキャパシタンスを低減することができる。したがって、隣接するメモリセルからの影響を抑制することができ、安定した動作を実現することができる。
【0053】
また、本実施形態では、インターポリシリコン絶縁膜として、金属酸化物膜を用いている。金属酸化物膜は、一般に高い誘電率を有しており、トンネル絶縁膜として用いられるシリコン酸化膜の誘電率の2倍よりも高い誘電率を有しているものが多い。そのため、従来のようにフローティングゲートの側面を利用しなくても、容易にキャパシタンスC2を高めることができ、キャパシタンス比C2/C1を容易に2よりも大きくすることができる。したがって、キャパシタンス比C2/C1を低下させることなく、上述したような優れた効果を有する、電気的に書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置を得ることができる。
【0054】
さらに、本実施形態では、選択トランジスタにおいても、ポリシリコン膜16、ポリシリコン膜13及びゲート絶縁膜11の側面が、素子分離用溝19の側面と整合している。すなわち、選択トランジスタのゲート構造及びメモリセルのゲート構造がいずれも、素子分離用溝19に対して自己整合的に形成されている。したがって、選択トランジスタ及びメモリセルを効率的に配置することができるとともに、製造工程の簡略化をはかることができる。
【0055】
(実施形態2)
第1の実施形態はNAND型フラッシュメモリに関するものであったが、NOR型フラッシュメモリについても第1の実施形態の方法と同様の方法を用いることが可能である。
【0056】
図23は第2の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリの構成を示した平面図である。図24(a)は図23のA−A’に沿った断面図であり、図24(b)は図23のB−B’に沿った断面図である。基本的な構造は第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態の構成要素と対応する構成要素については、同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。また、基本的な製造方法についても第1の実施形態と同様である。したがって、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
【0057】
(実施形態3)
第1の実施形態では、図9の工程でシリコン窒化膜17を除去する際に熱リン酸のウェットエッチングを用いたが、本実施形態ではドライエッチングを用いてシリコン窒化膜17を除去する。その他の基本的な構造及び製造方法については、第1の実施形態と同様である。
【0058】
上記ドライエッチングでは、シリコン酸化膜のエッチングレートに対するシリコン窒化膜のエッチグレートの比が大きくなるエッチング条件を用いるが、シリコン酸化膜20の上部コーナーはスパッタリング効果のために丸まる(図25参照)。さらにドライエッチングを進めてシリコン窒化膜17を完全に除去した段階では、シリコン酸化膜20の上部コーナーを十分に鈍角にすることができる(図26参照)。
【0059】
したがって、図10の工程でシリサイド膜22等を形成した時、シリサイド膜22の厚さがシリコン酸化膜20の上部コーナー付近で不均一になるという問題を解決することができる。その結果、シリサイド膜22の断線等を防止することができ、信頼性の高い不揮発性メモリを得ることができる。
【0060】
(実施形態4)
隣接するメモリセル間の間隔が広い、すなわち隣接するゲート構造間の間隔が広い場合には、例えば図3及び図4(b)に示すように、隣接するメモリセルの側壁スペーサ膜24どうしが重なることはない。しかしながら、メモリセル間の幅が狭くなってくると、図27に示すように、隣接するメモリセルの側壁スペーサ膜24どうしが重なるようになる。その結果、隣接するゲート構造間のキャパシタンスが問題になってくる。このような場合は、側壁スペーサ膜24に誘電率の低い材料を用いるようにする。具体的には、側壁スペーサ膜24として、シリコン窒化膜よりも誘電率の低いシリコン酸化膜を用いることが望ましい。
【0061】
このように、本実施形態では、側壁スペーサ膜に誘電率の低い材料を用いることにより、隣接するゲート構造間のキャパシタンスを低減することができる。したがって、隣接するメモリセルからの影響を抑制することができ、安定した動作を実現することができる。また、セル領域に高濃度不純物層のソース/ドレインを形成しないような構造を実現することができる。
【0062】
(実施形態5)
本実施形態は、第1の実施形態で示したインターポリシリコン絶縁膜14の種々の変形例に関するものである。すなわち、第1の実施形態では、インターポリシリコン絶縁膜14としてアルミナ膜(Al膜、比誘電率12程度)を用いたが、アルミナ膜以外にも、以下に示すような種々の絶縁膜を用いることが可能である。
【0063】
図28は、インターポリシリコン絶縁膜14として単層膜を用いる例である。例えば、インターポリシリコン絶縁膜14として、ハフニウム酸化膜(HfO膜)を用いることができる。HfO膜の比誘電率は20程度であり、小さな面積で大きなキャパシタンスC2を得ることが可能である。また、Al膜やHfO膜の他にも、Ta膜(比誘電率25程度)、Nbを添加したTa膜(ここでは、Nb−Ta膜と記す)、Tiを添加したTa膜(ここでは、Ti−Ta膜と記す)、SrTiO膜(比誘電率100〜150程度)、(Ba,Sr)TiO膜(比誘電率250〜350程度)などの金属酸化物膜を用いることができる。これらは、いわゆるhigh−K絶縁膜であり、小さな面積で大きなキャパシタンスC2を得ることが可能である。また、インターポリシリコン絶縁膜14としてシリコン窒化膜(Si膜:比誘電率8程度)の単層膜を用いてもよい。
【0064】
図29は、インターポリシリコン絶縁膜14として積層膜を用いる例である。具体的には、上述した金属酸化物膜どうしの積層膜を用いることが可能である。例えば、Al膜(厚さ3nm程度)14aとHfO膜(厚さ10nm)14bとの積層膜を用いることが可能である。
【0065】
図30は、インターポリシリコン絶縁膜14として、シリコン窒化膜14c及び14d間に金属酸化物膜14eを挟んだ積層膜を用いる例である。例えば、金属酸化物膜14eには、上述した各種金属酸化物膜を用いることができる。シリコン窒化膜14c及び14dの厚さはそれぞれ、例えば2nm程度にすることが望ましい。金属酸化物膜14eの厚さは、Al膜、HfO膜、Ta膜、Nb−Ta膜、Ti−Ta膜、(Ba,Sr)TiO膜については例えば20nm程度、SrTiO膜については例えば30nm程度とすることが望ましい。このように、シリコン窒化膜14c及び14dを設けることで、インターポリシリコン絶縁膜の信頼性を向上させることができる。なお、よりキャパシタンスを増加させるために、シリコン窒化膜14c及び14dの一方のみを設けた積層膜構造でもよい。また、シリコン窒化膜14c及び14dの代わりに、シリコン酸化膜やシリコン酸窒化膜を用いてもよい。これらの膜の形成には、ALD(Atomic Layer Deposition)−CVD法を用いることが望ましい。
【0066】
(実施形態6)
次に、本発明の第6の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリについて説明する。
【0067】
図31(a)及び図31(b)〜図36(a)及び図36(b)は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの製造方法を示した断面図である。なお、途中の工程(図8(a)及び図8(b)の工程)までは第1の実施形態と同様であるため、ここではそれ以後の工程について説明する
図8(a)及び図8(b)の工程の後、図31(a)及び図31(b)に示すように、シリコン窒化膜17及び素子分離用絶縁膜(シリコン酸化膜)20上に、リソグラフィ技術を用いて、フォトレジストパターン(図示せず)を形成する。続いて、フォトレジストパターンをマスクとして用い、RIE等の異方性ドライエッチング技術により、シリコン窒化膜17、ポリシリコン膜16、インターポリシリコン絶縁膜14、ポリシリコン膜13を、順次エッチングする。これにより、メモリセル及び選択トランジスタのゲート構造が形成されるとともに、周辺トランジスタ(図示せず)のゲート構造が形成される。なお、ポリシリコン膜13をエッチングする時にシリコン基板10の表面がダメージを受けないようにするため、SiOとSiの高選択比エッチング条件を用いてエッチングを行うことが望ましい。
【0068】
次に、図32(a)及び図32(b)に示すように、ポリシリコン膜(コントロールゲート電極)16及びポリシリコン膜(フローティングゲート電極)14の側面を酸化して、シリコン酸化膜31を形成する。続いて、通常のリソグラフィ法とイオン注入法を用いて、ソース/ドレイン拡散層23を形成する。
【0069】
次に、図33(a)及び図33(b)に示すように、ゲート構造の側面に側壁スペーサ膜24を形成する。さらに、高濃度ソース/ドレイン拡散層25を、通常のリソグラフィ法とイオン注入法を用いて形成する。周辺回路のPチャネルトランジスタ領域やNチャネルトランジスタ領域に対しても、同様の工程を行い、N拡散層やP拡散層を形成する。
【0070】
次に、図34(a)及び図34(b)に示すように、CVD法を用いて、全面に層間絶縁膜32を形成する。さらにCMP法により、層間絶縁膜32を平坦化する。
【0071】
次に、図35(a)及び図35(b)に示すように、通常のリソグラフィ法とRIE法を用いて層間絶縁膜32を加工し、シリコン窒化膜17の上面を露出させる。これにより、ワード線用の溝33が形成される。なお、コントロールゲート電極16のパターンに対して溝33のパターンが多少ずれても、コントロールゲート電極16と溝33内に形成されるワード線との電気的接続が確実に確保できればよい。
【0072】
次に、図36(a)及び図36(b)に示すように、シリコン窒化膜17を選択的に除去する。続いて、CVD法により、全面にタングステンシリサイド膜(WSi膜)34を厚さ200nm程度堆積する。ここではWSi膜を用いたが、より抵抗の低い金属膜、例えばW膜を用いてもよい。その後、CMP法を用いて溝33にタングステンシリサイド膜34を埋め込み、ワード線34を形成する。
【0073】
その後、コンタクト孔の形成、コンタクトプラグの形成、ビット線の形成を行い、さらにその後、層間絶縁膜の形成、配線層の形成、パッシベーション膜の形成、パッド形成などを行い、半導体装置が完成する。
【0074】
本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる他、以下のような効果が得られる。すなわち、第1の実施形態では、図11の工程においてゲート構造を形成する際に、すでにワード線用のシリサイド膜22が形成されている。したがって、ゲート構造の側面を酸化する際にシリサイド膜も酸化されてしまう。そのため、酸化条件に対する制約が大きい。本実施形態では、図31の工程でゲート構造を形成した後、図36の工程でワード線となるシリサイド膜34が形成される。したがって、ゲート構造の側面を酸化する際の制約が少なく、ゲート構造の側面に所望の酸化膜を形成することができ、不揮発性メモリの信頼性を向上させることができる。
【0075】
なお、本実施形態においても、第1〜第5の実施形態で述べたような種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0076】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば発明として抽出され得る。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、キャパシタンス比が変動するといった問題や、リーク電流が増大するといった問題を防止することができ、特性や信頼性に優れた、電気的に消去可能な不揮発性の半導体記憶装置を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示した平面図である。
【図2】図1に示した半導体記憶装置の等価回路図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示した断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示した断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図12】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図13】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図14】第1の実施形態の変更例を示した断面図である。
【図15】第1の実施形態の変更例及びその比較例を示した断面図である。
【図16】第1の実施形態の変更例を示した断面図である。
【図17】第1の実施形態の変更例を示した断面図である。
【図18】第1の実施形態の変更例を示した断面図である。
【図19】第1の実施形態の変更例を示した断面図である。
【図20】本発明の第1の実施形態に係り、ポリシリコン膜の露出の度合いについて示した図である。
【図21】第1の実施形態の変更例を示した断面図である。
【図22】第1の実施形態の変更例を示した断面図である。
【図23】本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示した平面図である。
【図24】本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示した断面図である。
【図25】本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図26】本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図27】本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示した断面図である。
【図28】本発明の第5の実施形態に係り、インターポリシリコン絶縁膜の構成を示した断面図である。
【図29】本発明の第5の実施形態に係り、インターポリシリコン絶縁膜の構成を示した断面図である。
【図30】本発明の第5の実施形態に係り、インターポリシリコン絶縁膜の構成を示した断面図である。
【図31】本発明の第6の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図32】本発明の第6の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図33】本発明の第6の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図34】本発明の第6の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図35】本発明の第6の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【図36】本発明の第6の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一部を示した断面図である。
【符号の説明】
S1、S2…選択トランジスタ、 M1〜M8…メモリセル、
SG1、SG2…選択ゲート線、
CG1〜CG8…コントロールゲート線、
BL1、BL2…ビット線、
10…シリコン基板、 11…ゲート絶縁膜、 12…トンネル絶縁膜、
13…ポリシリコン膜(フローティングゲート電極)、
14…インターポリシリコン絶縁膜、 15…チャネル不純物層、
16…ポリシリコン膜(コントロールゲート電極)、
17…シリコン窒化膜、 18…シリコン酸化膜、
19…溝、 20…素子分離用絶縁膜、
21…TiN膜/Ti膜、 22、22a、34…シリサイド膜、
23…ソース/ドレイン拡散層、 24…側壁スペーサ膜、
25、27…高濃度ソース/ドレイン拡散層、
26、32…層間絶縁膜、 28…コンタクトプラグ、
29…ビット線、 30…パンチスルー防止用不純物層、
31…シリコン酸化膜、 33…溝

Claims (15)

  1. 溝と、前記溝によって規定された第1の側面を有する凸部とを有する半導体基板と、
    前記凸部上に形成され前記凸部の第1の側面と整合した第1の側面を有する第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上に形成され前記第1の絶縁膜の第1の側面と整合した第1の側面を有する第1の導電膜と、前記第1の導電膜上に形成され前記第1の導電膜の第1の側面と整合した第1の側面を有する第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜上に形成され前記第2の絶縁膜の第1の側面と整合した第1の側面を有する第2の導電膜とを含む第1のゲート構造であって、前記第2の絶縁膜が前記第1の絶縁膜よりも高い誘電率を有する誘電体膜を含んでいる第1のゲート構造と、
    少なくとも前記溝内に形成された第3の絶縁膜と、
    を備えたことを特徴とする電気的に消去可能な不揮発性の半導体記憶装置。
  2. 前記凸部、前記第1の絶縁膜、前記第1の導電膜、前記第2の絶縁膜及び前記第2の導電膜それぞれの第1の側面は、実質的に同一平面内にある
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第3の絶縁膜の上面は、前記第1の導電膜の上面よりも高く位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1の導電膜は、該第1の導電膜の第1の側面に垂直な第2の側面を有し、
    前記第2の絶縁膜は、該第2の絶縁膜の第1の側面に垂直で且つ前記第1の導電膜の第2の側面と整合した第2の側面を有し、
    前記第2の導電膜は、該第2の導電膜の第1の側面に垂直で且つ前記第2の絶縁膜の第2の側面と整合した第2の側面を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1のゲート構造上及び前記第3の絶縁膜上に形成された第3の導電膜をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第3の導電膜の側面は、前記第2の導電膜の第2の側面と整合している
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記誘電体膜は、金属酸化物膜である
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1の導電膜と前記第2の導電膜との間のキャパシタンスは、前記半導体基板と前記第1の導電膜との間のキャパシタンスよりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1の導電膜と前記第2の導電膜との間のキャパシタンスは、前記半導体基板と前記第1の導電膜との間のキャパシタンスの2倍よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記誘電体膜の誘電率は、前記第1の絶縁膜の誘電率の2倍よりも高い
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  11. 前記第2の絶縁膜は、前記誘電体膜と前記第1の導電膜との間に形成されたシリコン窒化膜及び前記誘電体膜と前記第2の導電膜と間に形成されたシリコン窒化膜の少なくとも一方をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  12. 前記凸部上に形成され前記凸部の第1の側面と整合した第1の側面を有する第4の絶縁膜と、前記第4の絶縁膜上に形成され前記第4の絶縁膜の第1の側面と整合した第1の側面を有し且つ前記第1の導電膜と等価な第1の膜と、前記第1の膜上に形成され前記第1の膜の第1の側面と整合した第1の側面を有し且つ前記第2の導電膜と等価な第2の膜と、を含む第2のゲート構造をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  13. 半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に第1の導電膜を形成する工程と、
    前記第1の導電膜上に、前記第1の絶縁膜よりも高い誘電率を有する誘電体膜を含んだ第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上に第2の導電膜を形成する工程と、
    第1のパターンをマスクとして用いて、前記第2の導電膜、前記第2の絶縁膜、前記第1の導電膜、前記第1の絶縁膜及び前記半導体基板をエッチングして溝を形成する工程と、
    前記溝内に第3の絶縁膜を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする電気的に消去可能な不揮発性の半導体記憶装置の製造方法。
  14. 前記第2の導電膜上及び前記第3の絶縁膜上に第3の導電膜を形成する工程と、
    前記第1のパターンに垂直な第2のパターンをマスクとして用いて、前記第3の導電膜、前記第2の導電膜、前記第2の絶縁膜及び前記第1の導電膜をエッチングする工程と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  15. 前記第3の絶縁膜を形成した後、前記第1のパターンに垂直な第2のパターンをマスクとして用いて、前記第2の導電膜、前記第2の絶縁膜及び前記第1の導電膜をエッチングする工程と、
    前記第2の導電膜及び前記第3の絶縁膜上に、前記第2のパターンと平行な第3の導電膜のパターンを形成する工程と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載の半導体記憶装置の製造方法。
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