JP2006332181A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 溝部の形成方向に沿って形成される素子分離絶縁膜の側壁に対して浮遊ゲート電極用膜を残留させないにようにする。
【解決手段】 第2の素子分離絶縁部11aは、特にY軸方向の中央が窪むように形成されているため、第2の素子分離絶縁部11aの側部に対してY軸方向に沿って残膜4aが残留しにくくなり、たとえ残膜4aが残留したとしてもその膜厚が従来に比較して薄くなるため残膜4aが酸化されやすくなる。したがって、第1の多結晶シリコン膜4が、ゲート電極分離領域GVにおいて第2の素子分離絶縁部11aの側壁に対してY軸方向に沿って残留しにくくなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、素子分離絶縁膜が埋め込まれてなる素子分離領域を備えた半導体装置およびその製造方法に関する。
近年、半導体装置としての例えば不揮発性半導体記憶装置においては、STI(Shallow Trench Isolation)構造の素子分離領域を形成することに先行してゲート電極を形成するプロセスが使用されている。このプロセスは、ゲート先作りプロセスと称されている。このプロセスは、半導体基板の主表面上にゲート絶縁膜を形成し、その上にゲート電極用の膜(例えば浮遊ゲート電極用膜)を形成し、その後、主表面内の所定方向に沿って素子分離絶縁膜を埋込むための素子分離溝を形成することにより、トランジスタのゲート絶縁膜およびゲート電極を加工するプロセスである(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示されている方法によれば、シリコン基板(半導体基板に相当)の上にトンネル絶縁膜(ゲート絶縁膜に相当)を熱酸化法で形成し、浮遊ゲート電極となる多結晶シリコン層(浮遊ゲート電極用膜に相当)を形成し、さらにCMP(Chemical Mechanical Polish)法のストッパとなるシリコン窒化膜を形成し、RIE(Reactive Ion Etching)法のマスク材となるシリコン酸化膜を減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成する。その後、RIE法により、これらのシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、多結晶シリコン層、トンネル絶縁膜を順次エッチング加工し、さらにシリコン基板をエッチングして素子分離用の溝部を形成している。
その後、数工程を経て素子分離用溝にシリコン酸化膜をプラズマCVD法により堆積して素子分離溝を完全に埋込み、当該シリコン酸化膜をCMP法によりシリコン窒化膜の上面で平坦化し、ストッパとなるシリコン窒化膜を除去する。これにより浮遊ゲート電極およびゲート絶縁膜並びに素子分離絶縁膜を加工形成している。
特開2002−110822号公報(段落0052〜0058)
このような特許文献1に開示されている製造方法を適用するときには、半導体基板の主表面上に各膜を所定の膜厚で堆積し、主表面上のある所定方向に沿って溝部を形成し当該溝部に素子分離絶縁膜を埋込み、当該所定方向に対して主表面内で交差する交差方向に沿って電気的導電性の強い多結晶シリコン層を除去し、隣接する浮遊ゲート電極を分離加工することにより半導体基板の主表面上に対して2次元的に浮遊ゲート電極を形成する。これにより、半導体基板の主表面に対して面積効率よく浮遊ゲート電極を形成できる。
この方法を適用するときには、半導体基板の主表面内で浮遊ゲート電極用膜を除去しゲート電極を2次元的に分離するものの、素子分離絶縁膜の上面がゲート絶縁膜の形成面(上面)よりも高く形成する必要があるため、隣接する素子分離絶縁膜間に形成された浮遊ゲート電極用膜を除去しようとしても、素子分離絶縁膜の側壁に対して溝部の形成方向(所定方向)に沿って浮遊ゲート電極用膜が残留してしまう。すると、所定方向に隣接する浮遊ゲート電極が電気的に導通接続されてしまい不具合が生じる。
特に、近年、回路設計ルールの縮小化に伴い、素子分離絶縁膜間に形成された浮遊ゲート電極用膜の幅寸法が縮小しているため、溝部のアスペクト比が高くなり、ゲート電極分離領域に形成された浮遊ゲート電極用膜を除去するためのエッチング条件がますます厳しくなってきている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、所定方向に隣接する浮遊ゲート電極間が電気的に導通接続されてしまうことを防ぐことができる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の半導体装置は、所定方向に沿って複数の溝部が形成された半導体基板と、複数の溝部間の半導体基板の主表面上に形成された複数のゲート絶縁膜と、複数のゲート絶縁膜の上に形成された浮遊ゲート電極であって、所定方向に所定間隔をもって並設されると共に、当該所定方向に交差する交差方向に並設された複数の浮遊ゲート電極と、複数の溝部にそれぞれ埋め込まれ、上面の高さが隣接するゲート絶縁膜の上面の高さより高く形成された素子分離絶縁膜とを備え、素子分離絶縁膜は、交差方向に隣接する浮遊ゲート電極間に位置する第1の素子分離絶縁部と、所定方向に隣接する第1の素子分離絶縁部に挟まれた第2の素子分離絶縁部とからなり、第2の素子分離絶縁部は、所定方向に沿った側面のゲート絶縁膜の上面からの高さが第1の素子分離絶縁部との境界部より第2の素子分離絶縁部の中央付近が低く形成されていることを特徴としている。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板の主表面上にゲート絶縁膜を形成する第1工程と、ゲート絶縁膜の上に浮遊ゲート電極用膜を形成する第2工程と、浮遊ゲート電極用膜、ゲート絶縁膜および半導体基板に対して所定方向に沿って溝部を形成し浮遊ゲート電極用膜およびゲート絶縁膜を複数に分断する第3工程と、上面が浮遊ゲート電極用膜上面よりも下方に位置すると共にゲート絶縁膜の上面よりも上方に位置するように溝部に素子分離絶縁膜を形成する第4工程と、浮遊ゲート電極用膜、素子分離絶縁膜を覆うようにインターポリ絶縁膜を形成する第5工程と、インターポリ絶縁膜の上に制御ゲート電極用膜を形成する第6工程と、所定方向に対して交差する交差方向に沿って制御ゲート電極用膜を除去し当該制御ゲート電極用膜を複数に分断する第7工程と、制御ゲート電極用膜が分断された分断領域において制御ゲート電極用膜の除去領域下に位置するインターポリ絶縁膜および素子分離絶縁膜を除去することにより、浮遊ゲート電極用膜上に形成されたインターポリ絶縁膜を除去すると同時に、分断領域における溝部内においては分断された制御ゲート電極用膜下に形成されたインターポリ絶縁膜および素子分離絶縁膜の縁部に沿うようにインターポリ絶縁膜および素子分離絶縁膜を残留させながら制御ゲート電極用膜の除去領域下の中央付近のインターポリ絶縁膜および素子分離絶縁膜を除去する第8工程と、分断領域において浮遊ゲート電極用膜を異方性エッチングにより除去する第9工程とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、所定方向に隣接する浮遊ゲート電極間が電気的に導通接続されてしまうことを防ぐことができる。
以下、本発明の半導体装置を、NAND型のフラッシュメモリ装置に適用した一実施形態について、図1ないし図18を参照しながら説明する。
図1はNAND型のフラッシュメモリ装置におけるメモリセルアレイの等価回路、図2は図1の領域A1におけるメモリセルの構成を模式的に示した平面図である。メモリセルアレイArには、2個の選択ゲートトランジスタTrs間に隣接するもの同士でソース/ドレインを共用して直列接続された複数個(例えば8個:2のn乗個(nは正数))のメモリセルトランジスタTrnからなるNANDセルユニットSUが行列状に形成されている。図1中X方向に配列されたメモリセルトランジスタTrnは共通のワード線(コントロールゲート線)WLで共通接続されている。また、図1中X方向に配列された選択ゲートトランジスタTrsは共通の選択ゲート線SLで共通接続されている。さらに、選択ゲートトランジスタTrsはビット線コンタクトCBを介して図1中X軸に直交するY方向に延びるビット線BLに接続されている。
図2に示すように、メモリセルトランジスタTrnおよび選択ゲートトランジスタTrsはSTI構造の素子分離領域Sbにより分断されてY軸方向に延びる素子形成領域(アクティブエリア)Saと所定間隔をもってY軸方向に延びるワード線WLとの交差部に形成されている。
本実施形態においては、メモリセル領域Mにおける素子分離領域の構成とその製造方法に特徴があるため、その部分の特徴について詳細説明を行う。
<構造について>
以下、メモリセルトランジスタTrnおよび選択ゲートトランジスタTrsの構造について図3を参照しながら説明する。
図3は図2に示した平面構造のうち1のゲート電極形成領域GCおよび1のゲート電極分離領域GV(分断領域に相当)の概略的構造を説明するための斜視図である。尚、図3において、NAND型フラッシュメモリ装置が完成したときにはゲート電極分離領域GV内に層間絶縁膜が形成されるが、本実施形態の特徴部分を示すため、層間絶縁膜の構造を省略しており、図示していない。
この図3に示すように、半導体基板としてのシリコン基板2の主表面上には、ゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)としてのシリコン酸化膜3、第1の多結晶シリコン膜4、インターポリ絶縁膜としてのONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜5、第2の多結晶シリコン膜6、タングステンシリサイド(WSi)膜7、シリコン窒化膜8が積層されている。
第1の多結晶シリコン膜4は、多結晶シリコン膜12の上にリン等の不純物がドープされた多結晶シリコン膜13が積層された構造をなすもので、シリコン酸化膜3の上にY軸方向(所定方向)に沿ってゲート電極分離領域で分断されつつ並設するように形成されていると共に、これらの並設された複数の第1の多結晶シリコン膜4のそれぞれに対してX軸方向(交差方向)にも素子分離領域Sbで分断されつつ並設するように形成されている。ONO膜5は、X軸方向に並設された複数の第1の多結晶シリコン膜4の上に渡って延設されている。
ゲート電極形成領域GCにおいて、第1の多結晶シリコン膜4は、電荷を蓄積する層として所謂浮遊ゲート電極FGとして機能する。ゲート電極形成領域GC内において、第2の多結晶シリコン膜6およびタングステンシリサイド膜7はコントロールゲート電極CG(制御ゲート電極に相当)として機能する。
ゲート電極分離領域GVで且つ素子形成領域Saでは、シリコン基板2の上にシリコン酸化膜3が形成され、このシリコン酸化膜3の下にはシリコン基板2の表層側にソース/ドレイン拡散層9が形成されている。
素子分離領域Sbにおいては、当該シリコン基板2の上面(主表面)内の所定方向(図1のY軸方向に相当)に沿ってシリコン基板2に対して所定の深さで溝部10が形成されている。この溝部10に対して素子分離絶縁膜11が上面の高さがシリコン基板2上のシリコン酸化膜3より高くなるよう埋込み形成されている。この素子分離絶縁膜11は、ゲート電極分離領域GVに形成された第2の素子分離絶縁部11aと、ゲート電極形成領域GCに形成された第1の素子分離絶縁部11bとから形成されている。これらの第1および第2の素子分離絶縁部11aおよび11bは、溝部10に対して同時に埋込み形成されており、その後、素子分離領域GVに形成された第2の素子分離絶縁部11aの上面側が除去されることにより形成される。
ゲート電極分離領域GVの第2の素子分離絶縁部11aは、X軸方向(交差方向に相当)に隣接する複数の素子形成領域Sa(活性領域AA)間を電気的に高抵抗に保持するように形成されており、溝部10の内面に形成されたシリコン酸化膜11aaと、溝部10のシリコン酸化膜11aaの内側に形成された塗布型酸化膜であるポリシラザン膜11abとにより構成されている。
ゲート電極分離領域GVの第2の素子分離絶縁部11aは、第1の素子分離絶縁部11bとの境界に対してZ軸方向(上下方向)に沿うように形成されている。第2の素子分離絶縁部11aはY軸方向に沿ってシリコン基板2から上方に突出した側壁のうち側壁中央部11gの上面の高さがゲート電極形成領域GCとの境界部となる縁部11cの上面の高さより低くなるよう略U字状に形成されている。
ゲート電極形成領域GCの第1の素子分離絶縁部11bは、溝部10の内面に形成されたシリコン酸化膜11baと、溝部10のシリコン酸化膜11baの内側に形成されたポリシラザン膜11bbとにより構成されている。尚、シリコン酸化膜11aaおよび11baは、例えばHDP−TEOS膜により構成されている。
ゲート電極形成領域GCの素子分離領域Sbにおいては、第1の素子分離絶縁膜11bの上にONO膜5、第2の多結晶シリコン膜6、タングステンシリコン膜7、シリコン窒化膜8が積層されることにより構成されている。
図3に示すように、ゲート電極形成領域GCに形成されたONO膜5は、ゲート電極形成領域GCに形成された第1の多結晶シリコン膜4および素子分離絶縁膜11を覆うように形成されている。また、ゲート電極分離領域GVに形成されたONO膜5は、ゲート電極形成領域GCとの境界部となる縁部11cに沿うように形成されていると共に、ONO膜5の境界上部Gaから下部に位置する第2の素子分離絶縁膜11aに対して構造的に接触するように略三角形状に構成されている。
このとき、ゲート電極分離領域GVにおいては、第2の素子分離絶縁部11aの中央部11dは、Y軸方向に沿ってシリコン基板2から上方に突出した側壁中央部11gの上面の高さと同じ高さになるように形成されている。すなわち、第2の素子分離絶縁部11aの側壁中央部11gおよび中央部11dの高さが、第1および第2の素子分離絶縁膜11bおよび11a間の境界部となる縁部11cの高さより低くなるよう形成されている。
これまで、第2の素子分離絶縁部11aの側壁中央部11gがゲート電極形成領域GCとの境界部となる縁部11cより低く形成されていないときには、第1の多結晶シリコン膜4が第2の素子分離絶縁部11aの側部に対してY軸方向に沿って残留してしまっていた。この後の工程で酸化処理を行ったとしても表面が熱酸化されるものの熱処理深度が浅い場合には表面に露出していない残膜4aについて酸化処理がなされない状態で残留してしまう虞があった。
本実施形態に係る構成によれば、第2の素子分離絶縁部11aの側壁中央部11gの上面の高さがゲート電極形成領域GCとの境界部となる縁部11cの上面の高さより低くなるよう略U字状に形成されているため、第2の素子分離絶縁部11aの側壁中央部11gの側部に対してY軸方向に沿って残膜4aが残留しにくくなり、たとえ残膜4aが残留したとしてもその膜厚が従来に比較して薄くなるため残膜4aが酸化されやすくなる。したがって、第1の多結晶シリコン膜4が、隣接する浮遊ゲート電極FG間を構造的に結合しなくなり、隣接する浮遊ゲート電極FG間を電気的に導通接続しなくなる。これにより、不具合を防止できる。
また、図4(a)〜図4(c)には、本実施形態に説明した第1および第2の素子分離絶縁部11aおよび11bの構造の設計値とその良品率を概略的に示している。図4(b)は、本実施形態に係る構造に適用した良品率の実験結果を示しており、図4(c)は、第2の素子分離絶縁部11aの上部を加工することなく、第2の素子分離絶縁部11aの上面を平坦に構成しその上面高さを調整したときのその第2の素子分離絶縁部11aの高さを横軸として適用した良品率の実験結果を示している。尚、図4(b)の「STI高さ」とは図4(a)における側壁中央部11gの高さ(A)である。
これらの図4(b)および図4(c)に示す白四角の測定点は、第2の素子分離絶縁部11aの上面高さに対するジャンクションリーク電流特性についての良品率を示している。このジャンクションリーク電流特性は、製造段階でエッチング処理して多結晶シリコン膜4を構成するときに、シリコン酸化膜3およびシリコン基板2下の素子形成領域Sa(活性領域AA)までエッチング処理されてしまうことに起因していることが発明者らにより確認されている。
また、図4(b)および図4(c)に示す菱形の測定点は、ゲート電極形成領域GCおよびGCの多結晶シリコン膜4および4間が電気的にショートしているか否かに基づいて算出される良品率の特性を表している。
図4(c)に示すように、ゲート電極分離領域GVの第2の素子分離絶縁部11aの上全面が平坦になっている場合には、ゲート電極分離領域GVの素子分離絶縁膜の上面高さが30nmを超えると、隣接するゲート電極形成領域GCおよびGCの多結晶シリコン膜4および4間が電気的にショートしてしまう傾向が顕著に現れており良品率が低下する。これは、第2の素子分離絶縁部11aの側部に多結晶シリコン膜4が残膜4aとして残留しやすくなるためである。また逆に、ゲート電極分離領域GVの素子分離絶縁膜の上面高さが30nmを下回るときにはジャンクションリーク電流特性が悪化する傾向がある。これは、ゲート電極分離領域GVにおける第2の素子分離絶縁膜11aの上面高さが特に縁部11cに近接する部分で低くなるため、エッチング処理して多結晶シリコン膜4を加工するときにゲート絶縁膜としてのシリコン酸化膜3およびシリコン基板2までエッチング処理が施されてしまうという傾向が顕著に現れるためである。
そこで本実施形態に係る製造方法による良品率を示す図4(b)においては、特にシリコン酸化膜3の上面からの側壁中央部11gの高さ(A)が、0nm<(A)<30nmの範囲にあるときには、前述した図4(c)の特性に比較してジャンクションリーク電流特性が良化している。これは、第2の素子分離絶縁部11aが、第1の素子分離絶縁部11bの縁部11c側に沿って第2の素子分離絶縁部11aの側壁中央部11gより上方位置まで形成されているため、第2の素子分離絶縁部11aが特に縁部11c側の多結晶シリコン膜4を加工するときのエッチング処理速度を低下させるように機能し、シリコン酸化膜3やシリコン基板2を保護するように機能しているためであると考えられる。
すなわち、第2の素子分離絶縁部11aやONO膜5を縁部11c側に残留させながらゲート電極形成領域GCおよびGC間の略中央付近を除去するようにしているため、ジャンクションリーク電流特性も良化している。
第2の素子分離絶縁部11aの側壁中央部11gの高さ(A)と、シリコン酸化膜3の上面から縁部11cに沿った境界上部Gaまでの高さ(C)との間の関係は、(C)>2×(A)とすることが望ましい。この場合、第2の素子分離絶縁部11aについては、縁部11cに沿って構成される高さが高いほど良い。この場合、従来構成に比較してより良品率を良化し歩留まりを向上した構造を構成できる。
また、第2の素子分離絶縁部11aの側壁中央部11gのY軸方向の長さ(B)と、隣接するゲート電極形成領域GCおよびGC間の距離(すなわち素子分離絶縁部11bおよび11bの縁部11cおよび11c間の距離)(D)との間の関係は、(B)<(D)/3となるように形成することが望ましい。
また、本実施形態に係る構成によれば、ゲート電極分離領域GVで且つ素子分離領域Sbにおいては、第2の素子分離絶縁部11aは、第1の素子分離絶縁部11bとの縁部11cに沿うように形成されると共に、第2の素子分離絶縁部11aおよびONO膜5が境界上部Gaから第2の素子分離絶縁部11aに対してY軸方向に隣接する第1の素子分離絶縁部11bの縁部11c間の中央付近の側壁中央部11gに至るに従い窪むように形成されているため、第1の多結晶シリコン膜4が、ゲート電極分離領域GVの第2の素子分離絶縁膜11aの側壁中央部11gの側部に対してY軸方向(所謂溝部10の形成方向)に沿って残留しなくなる。したがって、ゲート電極分離領域GVにおける第1の多結晶シリコン膜4が、隣接する浮遊ゲート電極FG間を構造的に結合することがなくなり、隣接する浮遊ゲート電極FG間が電気的に導通接続する虞をなくすことができる。これにより不具合を防止できる。
また、第2の素子分離絶縁部11aを第1の素子分離絶縁部11bの縁部11c側に残留させているため、ジャンクションリーク電流特性も良化することができ、良品率を向上することができる。
<製造方法について>
以下、NAND型不揮発性記憶装置のメモリセル領域の製造方法について、ゲート先作りプロセス(素子分離領域Sbに先行して浮遊ゲート電極FGを形成するプロセス)に適用した製造方法について詳細説明を行う。尚、本発明を実現できれば、後述説明する工程は必要に応じて省いても良いし、一般的な工程であれば付加しても良い。
まず、図5に示す構造に至るまでの形成工程の説明を行う。半導体基板としてのシリコン基板2の上に、ゲート絶縁膜としてのシリコン酸化膜3を例えば10[nm]の膜厚で熱酸化法により形成する。次に、このシリコン酸化膜3の上に減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)法により多結晶シリコン膜12を例えば40[nm]の膜厚で形成する。この多結晶シリコン膜12の上に減圧CVD法によりリン等のn型の不純物がドープされた多結晶シリコン膜13を例えば100[nm]の膜厚で形成する。尚、これらの多結晶シリコン膜12および13は浮遊ゲート電極用膜として形成されるが、最終的な完成状態においては、これらの多結晶シリコン膜12および13が第1の多結晶シリコン膜4として加工形成されるようになる。
多結晶シリコン膜12の上に多結晶シリコン膜13を形成した後、当該多結晶シリコン膜13の上に減圧CVD法によりシリコン窒化膜14を例えば70[nm]の膜厚で形成する。すると、図5に示す構造を形成することができる。
次に、図6に示すように、シリコン窒化膜14の上にレジスト15を塗布しリソグラフィ技術によりパターン形成する。次に、パターン形成されたレジスト15をマスクとしてRIE法によりシリコン窒化膜14、不純物がドープされた多結晶シリコン膜13、多結晶シリコン膜12、シリコン酸化膜3、シリコン基板2をエッチングすることにより所定方向(Y軸方向)に沿って溝部10を平行に複数形成し、アッシング技術によりレジスト15を除去する。これにより、図7に示すように、多結晶シリコン膜13および12、シリコン酸化膜3が複数に分断され多結晶シリコン膜13および12がテーパ状に形成されるようになる。
次に、図8に示すように、これらの上にHDP(High Density Plasma)−CVD法によりシリコン酸化膜16aを例えば170[nm]の膜厚で堆積させた後、この上にポリシラザン(Si−NH)膜16bを例えば400[nm]の膜厚で形成し、400℃〜500℃程度の酸化性雰囲気内において熱処理を行いポリシラザン膜16bをシリコン酸化膜に転換し、800℃〜900℃程度の不活性雰囲気内で熱処理する。尚、最終工程後には、これらのシリコン酸化膜16aおよびポリシラザン膜16bが素子分離絶縁膜11として形成されるようになる。
次に、図9に示すように、CMP法によりシリコン酸化膜16aおよびポリシラザン膜16bをシリコン窒化膜14の表面が露出するまで平坦化する。次に、図10に示すように、RIE法によりポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aの表面を例えば50[nm]程度エッチングする。
次に、図11に示すように、ポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aの表面を100[nm]程度エッチングする。次に、アッシング洗浄技術によりパターン形成されたレジストを除去すると共に、シリコン窒化膜14を除去する。すると、ポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aの上面が、シリコン酸化膜3の上面よりも上方に位置すると共に多結晶シリコン膜13の上面よりも下方に位置するように形成されるようになる。
次に、図12に示すように、減圧CVD法によりONO膜5を例えば15〜17[nm]程度だけ全面に覆うように形成し、引き続き、その上にリン等の不純物がドープされた第2の多結晶シリコン膜6を形成する。
次に、図13に示すように、スパッタ法によりタングステンシリサイド膜7を形成する。これらの第2の多結晶シリコン膜6およびタングステンシリサイド膜7が制御ゲート電極用膜として形成されている。次に、その上に減圧CVD法によりシリコン窒化膜8を膜厚300[nm]程度形成する。次に、図14に示すように、レジスト17を塗布し、このレジスト17をパターン形成する。具体的には、分断領域となるゲート電極分離領域GVのシリコン窒化膜8の上面を露出させ、ゲート電極形成領域GCをマスクするようにレジスト17をパターン形成する。
次に、図15に示すように、パターン形成されたレジスト17をマスクとしてRIE法によりシリコン窒化膜8を除去することによりシリコン窒化膜8を分断し、アッシング洗浄技術によりレジスト17を除去する。
次に、図16に示すように、シリコン窒化膜8をマスクとして、ONO膜5に対して高選択性を有する条件下で、露出されたタングステンシリサイド膜7、およびその下に形成された第2の多結晶シリコン膜6をRIE法によりエッチング処理して分断する。この後、同一のRIE装置によりエッチング条件を多結晶シリコンに対して高選択性を有する条件に変更してONO膜5およびポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aをエッチング処理する。
すなわち、図17に示すように、ゲート電極分離領域GVにおいて多結晶シリコン膜13の上に形成されたONO膜5を除去する処理を行うと同時に、図18に示すように、ゲート電極分離領域GVにおけるポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aの上部をエッチング処理することで除去する。図17および図18においては、ポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aの上部を除去するときに一旦処理をストップしているように示しているが、この図17および図18は形状変化を理解しやすくするために示したもので、この処理は実際には同時に行われる。
このとき、図18に示すように、ゲート電極分離領域GVのポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aは、ゲート電極形成領域GCに形成されたポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aの縁部11cに沿うように残留する。具体的には、例えば、ゲート電極分離領域GVの多結晶シリコン膜13および12と、ゲート電極形成領域GCの第2の多結晶シリコン膜6およびONO膜5並びにポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aと、に囲われた四隅部に残留するようになる。
言い換えると、図18に示すように、ゲート電極分離領域GVのポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aは、隣接して分断されたゲート電極分離領域GCおよびGC間の略中央付近の中央部11dが窪むように形成される。このとき、ゲート電極分離領域GVにおいて、多結晶シリコン膜13および12の側壁に形成されたポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aもY軸方向の側壁中央部11gの高さがゲート電極形成領域GCとの境界部となる縁部11cの高さより低くなるように形成される。
次に、図3に示すように、シリコン酸化膜に対して高選択性を有する条件下でRIE法(異方性エッチングに相当)によりゲート電極分離領域GVの多結晶シリコン膜13および12をエッチング処理する。このとき、多結晶シリコン膜13および12の除去前には図18に示すように多結晶シリコン膜13および12がシリコン酸化膜3の上に対して例えばテーパ状に形成されているため、たとえRIE法によりエッチング処理したとしても、図3に示すように、ゲート電極分離領域GVのポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aの側壁に対して多結晶シリコン膜4が残膜4aとして除去されず残ってしまう。
しかし、本実施形態においては、ゲート電極分離領域GVについて、(1)タングステンシリサイド膜7および第2の多結晶シリコン膜6を除去する工程、(2)ONO膜5、ポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aを除去する工程、(3)多結晶シリコン膜13および12を除去する工程、の3段階に分離してエッチング処理するようにしている。
このため、多結晶シリコン膜13および12をRIE法により除去する前に、ゲート電極分離領域GVのポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aの側壁中央部11gが窪むように低く形成され、この側壁に残膜4aが残留し難くなる。したがって、隣接するゲート電極形成領域GCおよびGC間の多結晶シリコン膜4および4間を電気的に導通接続する虞を少なくすることができる。
この後、熱酸化処理等を行うことにより残膜4aは例えば全面酸化処理されることになる。この場合、その酸化処理は条件に応じて侵入深さが異なるが、所望の条件に調整するとある限られた膜厚しか酸化処理することができない。しかし、本実施形態の場合、残膜4aが従来に比較して薄くなるため略全領域にわたり残膜4aが酸化処理がなされるため、良品率を良化できるようになる。すなわち、ゲート電極形成領域GCおよびGC間に残留した特に側壁中央部11gの側部の残膜4aが酸化処理されるため、ゲート電極形成領域GCに形成される多結晶シリコン膜4および4間が電気的に導通接続される虞をなくすることができる。
しかも、ゲート電極分離領域GVにおける第2の素子分離絶縁部11a(ポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16a)は、ゲート電極形成領域GCとの境界部となる縁部11cに沿うように(具体的には前述説明した四隅部に)残留しているため、ゲート電極形成領域GCとゲート電極分離領域GVとの境界付近においては、第2の素子分離絶縁部11aは、シリコン酸化膜3のゲート絶縁膜としての機能を保護し活性領域AAを保護することができるようになる。これにより信頼性を向上することができる。
この後、ソース/ドレイン拡散層9を形成すると共に、各種層間絶縁膜(図示せず)や配線層(図示せず)等を形成し、さらにその他の上層側の膜処理や後工程を経てNAND型不揮発性半導体記憶装置を構成することができるが、この工程の詳細については本実施形態の特徴に関係しないのでその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態に係る製造方法によれば、X軸方向に沿って第2の多結晶シリコン膜6およびタングステンシリサイド膜7を除去することにより当該第2の多結晶シリコン膜6およびタングステンシリサイド膜7を複数に分断し、第2の多結晶シリコン膜6およびタングステンシリサイド膜7に対して高選択性を有する条件下においてONO膜5およびポリシラザン膜16b並びにシリコン酸化膜16aを除去することにより、多結晶シリコン膜13の上に形成されたONO膜5を除去すると共に、ゲート電極形成領域GCのONO膜5および第1の素子分離絶縁部11b(ポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16a)の縁部11cに沿うようにゲート電極分離領域GVに対して第2の素子分離絶縁部11aを残留させながらゲート電極分離領域GVの中央部11d(特に側壁中央部11g)のONO膜5および第2の素子分離絶縁部11aを除去し、その後、多結晶シリコン膜13および12をRIE法により除去するようにしたので、ポリシラザン膜16bおよびシリコン酸化膜16aの上部を平坦面としている構成に比較してゲート電極分離領域GVの中央部11d(側壁中央部11g)の側部に残膜4aが残留しにくくなり、ゲート電極形成領域GCの第1の多結晶シリコン膜4および4間を電気的に導通接続する虞を抑制することができるようになる。この後、熱酸化処理等により残膜4aを酸化するため電気的な導通接続がなされる虞をなくすことができるようになる。
また、第2の素子分離絶縁部11aを第1の素子分離絶縁部11bの縁部11c側に残留させながらゲート電極形成領域GCおよびGC間の略中央付近を除去するようにしているため、ジャンクションリーク電流特性も良化することができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
半導体基板としてシリコン基板2に適用した実施形態を示したが、その他の半導体基板に適用しても良い。
Y軸方向(所定方向)およびX軸方向(交差方向)に沿って浮遊ゲート電極がそれぞれ並設されるように形成されているメモリ構造を備えた半導体装置であれば、どのような半導体装置に適用しても良い。
X軸方向とY軸方向の角度は90度が一般的であるが、この角度を鈍角もしくは鋭角にして形成しても良い。
NAND型のフラッシュメモリ装置1に適用したが、必要に応じてその他EEPROMやEPROM、NOR型のフラッシュメモリ装置に適用しても良いし、その他の不揮発性半導体記憶装置、半導体記憶装置、半導体装置に適用しても良い。
本発明の一実施形態であるNAND型のフラッシュメモリ装置におけるメモリセルアレイの等価回路を示す図 メモリセルの構成を模式的に示した平面図 メモリセルの概略的構造を説明するための斜視図 (a)素子分離絶縁膜の要部の寸法の説明図、(b)素子分離絶縁膜の上面高さに対する良品率の特性を示す図、(c)比較対象の構造の良品率の特性を示す図 要部の一製造工程を示す斜視図(その1) 要部の一製造工程を示す斜視図(その2) 要部の一製造工程を示す斜視図(その3) 要部の一製造工程を示す斜視図(その4) 要部の一製造工程を示す斜視図(その5) 要部の一製造工程を示す斜視図(その6) 要部の一製造工程を示す斜視図(その7) 要部の一製造工程を示す斜視図(その8) 要部の一製造工程を示す斜視図(その9) 要部の一製造工程を示す斜視図(その10) 要部の一製造工程を示す斜視図(その11) 要部の一製造工程を示す斜視図(その12) 要部の一製造工程を示す斜視図(その13) 要部の一製造工程を示す斜視図(その14)
符号の説明
図面中、2はシリコン基板(半導体基板)、3はシリコン酸化膜(ゲート絶縁膜)、4は多結晶シリコン膜(浮遊ゲート電極)、AAは活性領域、10は溝部、11は素子分離絶縁膜、11aは第2の素子分離絶縁部、11bは第1の素子分離絶縁部、11cは縁部(境界部)、11dは側壁中央部、GCはゲート電極分離領域、GVはゲート電極分離領域(分断領域)である。

Claims (5)

  1. 所定方向に沿って複数の溝部が形成された半導体基板と、
    前記複数の溝部間の前記半導体基板の主表面上に形成された複数のゲート絶縁膜と、
    前記複数のゲート絶縁膜の上に形成された浮遊ゲート電極であって、前記所定方向に所定間隔をもって並設されると共に、当該所定方向に交差する交差方向に並設された複数の浮遊ゲート電極と、
    前記複数の溝部にそれぞれ埋め込まれ、上面の高さが隣接する前記ゲート絶縁膜の上面の高さより高く形成された素子分離絶縁膜とを備え、
    前記素子分離絶縁膜は、前記交差方向に隣接する前記浮遊ゲート電極間に位置する第1の素子分離絶縁部と、前記所定方向に隣接する前記第1の素子分離絶縁部に挟まれた第2の素子分離絶縁部とからなり、
    前記第2の素子分離絶縁部は、前記所定方向に沿った側面の前記ゲート絶縁膜の上面からの高さが前記第1の素子分離絶縁部との境界部より前記第2の素子分離絶縁部の中央付近が低く形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2の素子分離絶縁部は、前記中央付近が凹むように平坦部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第2の素子分離絶縁部は、前記中央付近の前記側壁の高さ(A)と、前記平坦部の長さ(B)と、前記境界部の前記側壁の高さ(C)と、隣接する前記第1の素子分離絶縁部間の距離(D)との間に、0nm<(A)<30nm、(B)<(D)/3、(C)>2×(A)の関係が成立するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 半導体基板の主表面上にゲート絶縁膜を形成する第1工程と、
    前記ゲート絶縁膜の上に浮遊ゲート電極用膜を形成する第2工程と、
    前記浮遊ゲート電極用膜、前記ゲート絶縁膜および前記半導体基板に対して所定方向に沿って溝部を形成し前記浮遊ゲート電極用膜および前記ゲート絶縁膜を複数に分断する第3工程と、
    上面が前記浮遊ゲート電極用膜上面よりも下方に位置すると共に前記ゲート絶縁膜の上面よりも上方に位置するように前記溝部に素子分離絶縁膜を形成する第4工程と、
    前記浮遊ゲート電極用膜、前記素子分離絶縁膜を覆うようにインターポリ絶縁膜を形成する第5工程と、
    前記インターポリ絶縁膜の上に制御ゲート電極用膜を形成する第6工程と、
    前記所定方向に対して交差する交差方向に沿って前記制御ゲート電極用膜を除去し当該制御ゲート電極用膜を複数に分断する第7工程と、
    前記制御ゲート電極用膜が分断された分断領域において前記制御ゲート電極用膜の除去領域下に位置する前記インターポリ絶縁膜および前記素子分離絶縁膜を除去することにより、前記浮遊ゲート電極用膜上に形成されたインターポリ絶縁膜を除去すると同時に、前記分断領域における前記溝部内においては前記分断された制御ゲート電極用膜下に形成された前記インターポリ絶縁膜および前記素子分離絶縁膜の縁部に沿うようにインターポリ絶縁膜および素子分離絶縁膜を残留させながら前記制御ゲート電極用膜の除去領域下の中央付近の前記インターポリ絶縁膜および前記素子分離絶縁膜を除去する第8工程と、
    前記分断領域において浮遊ゲート電極用膜を異方性エッチングにより除去する第9工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記第8工程において前記制御ゲート電極用膜の除去領域下のインターポリ絶縁膜および前記素子分離絶縁膜を除去するときには、前記所定方向に対して中央付近が窪むように除去することを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
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