JP2008283045A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の積層ゲート電極間に形成される電極間絶縁膜のアスペクト比が高く電極間絶縁膜内にシームが生じたとしても当該シーム内に不要成分を侵入させることなくデバイス不良を防止できるようにする。
【解決手段】シリコン酸化膜8上で且つ多結晶シリコン層6の側面位置にシリコン窒化膜14を形成した後、多結晶シリコン層6上のシリコン窒化膜12を除去している。このため、多結晶シリコン層6の上面をウェットエッチング処理して清浄化するときにシリコン酸化膜8の中央上部にシーム8aが形成されていたとしても、当該シーム8a上を覆うようにシリコン窒化膜14がキャップ絶縁膜として形成されているため、シーム8aを拡大させることなく多結晶シリコン層6の上面を清浄化することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ゲート電極を備えた半導体装置の製造方法および半導体装置に関する。
例えば、マルチメディアカード用の記憶素子などに用いられているフラッシュメモリ装置は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して積層ゲート電極を行列状に配列してメモリセルを多数構成することで高集積化が図られている(例えば、特許文献1参照)。このフラッシュメモリ装置の大容量化のためにはメモリセルをさらに高集積化する必要がある。メモリセルを高集積化すると、メモリセル間の間隔を狭くする必要があるため、隣り合う積層ゲート電極間の間隔も短くなる。隣り合う積層ゲート電極間には電極間絶縁膜が埋め込まれるが、積層ゲート電極間の間隔が狭くなると当該領域のアスペクト比が増加するため埋込性が悪くなり、電極間絶縁膜内にシームが生じる。電極間絶縁膜が埋め込まれた後、例えば、ウェットエッチング処理が施されると電極間絶縁膜がエッチング耐性のない膜によって構成されている場合にはシームが大きくなる。この後の工程において導電性や絶縁性の膜を形成すると、シームが大きくなることにより形成された空隙内に不要な膜が形成されることになり、当該デバイス不良を生じる虞がある。尚、このような課題は積層ゲート電極に限らず単層のゲート電極に適用しても同様に生じる課題となる。
特開2006−60138号公報
本発明は、複数のゲート電極間に形成される電極間絶縁膜のアスペクト比が高く電極間絶縁膜内にシームが生じたとしても当該シーム内に不要成分を侵入させることなくデバイス不良を防止できるようにした半導体装置の製造方法および半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極膜を形成する工程と、前記ゲート電極膜上に形成されたマスクパターンをマスクとして前記ゲート電極膜を分断し、複数のゲート電極を形成する工程と、前記複数のゲート電極間に当該ゲート電極の上面よりも低い位置まで第1の絶縁膜を形成する工程と、前記電極間絶縁膜上および前記ゲート電極の側面に前記第1の絶縁膜との間でエッチング処理時の高選択性を備えた第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜との間で高選択性を備えたエッチング条件下で前記ゲート電極が露出するように前記マスクパターンをエッチングにより除去する工程とを備えた半導体装置の製造方法を提供する。
本発明の一態様は、半導体基板上にゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極膜、ゲート間絶縁膜、および制御ゲート電極の基層を積層形成する工程と、前記制御ゲート電極の基層上に形成されたマスクパターンをマスクとして前記制御ゲート電極の基層、ゲート間絶縁膜、浮遊ゲート電極膜を分断し複数の積層ゲート電極を形成する工程と、前記複数の積層ゲート電極間に、前記半導体基板上面からの高さが前記浮遊ゲート電極膜の高さ以上で且つ前記制御ゲート電極の基層の上面よりも低い位置まで第1の絶縁膜を形成する工程と、前記電極間絶縁膜上および前記制御ゲート電極の基層の側面に前記第1の絶縁膜との間でエッチング処理時の高選択性を備えた第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜との間で高選択性を備えたエッチング条件下で前記マスクパターンをエッチングにより除去する工程と、前記制御ゲート電極の基層が露出するようにウェットエッチング処理する工程と、前記制御ゲート電極の基層上に低抵抗材料を合金化して合金層を形成する工程とを備えた半導体装置の製造方法を提供する。
本発明の一態様は、半導体基板と、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成された複数のゲート電極と、前記複数のゲート電極間に第1の酸化膜系絶縁膜を主成分として形成された電極間絶縁膜であって前記複数のゲート電極間の中央付近に位置してシームが形成された電極間絶縁膜と、前記電極間絶縁膜上を覆うように窒化膜系絶縁膜を主成分として形成されたキャップ絶縁膜と、前記キャップ絶縁膜上に第2の酸化膜系絶縁膜を主成分として形成された層間絶縁膜とを備えた半導体装置を提供する。
本発明の一態様によれば、複数のゲート電極間に形成される電極間絶縁膜内にシームが生じたとしても当該シームを拡大させることなく当該シーム内に不要成分が侵入することがなくなり、デバイス不良を防止できるようになる。
(第1の実施形態)
以下、本発明をNAND型のフラッシュメモリ装置に適用した第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下の参照図面において、同一または類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものであり、本実施形態に係る特徴部分を中心に示すもので、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。
まず、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ装置1の電気的構成を説明する。図1は、NAND型のフラッシュメモリ装置のメモリセル領域に形成されるメモリセルアレイの一部を示す等価回路図である。
NAND型フラッシュメモリ装置1のメモリセルアレイArは、2(複数)個の選択ゲートトランジスタTrs1、Trs2と、当該選択ゲートトランジスタTrs1、Trs2間に対して直列接続された複数個(例えば32個:2のn乗個(nは正の整数))のメモリセルトランジスタTrmとからなるNANDセルユニット(ストリングユニット)Suが行列状に形成されることにより構成されている。
NANDセルユニットSu内において、複数個のメモリセルトランジスタTrmは隣接するもの同士でソース/ドレイン領域を共用して形成されている。図1中X方向(ワード線方向、ゲート幅方向に相当)に配列されたメモリセルトランジスタTrmは、ワード線(制御ゲート線)WLにより共通接続されている。また、図1中X方向に配列された選択ゲートトランジスタTrs1は選択ゲート線SGL1で共通接続され、選択ゲートトランジスタTrs2は選択ゲート線SGL2で共通接続されている。
選択ゲートトランジスタTrs1のドレイン領域にはビット線コンタクトCBが接続されている。このビット線コンタクトCBは図1中X方向に直交するY方向(ゲート長方向、ビット線方向に相当)に延びるビット線BLに接続されている。また、選択ゲートトランジスタTrs2はソース領域を介してソース線SLに接続されている。
図2はメモリセル領域の一部のレイアウトパターンを示す平面図である。また、図3は、図2のA−A線に沿う断面図を模式的に示している。半導体基板としてのシリコン基板2には、STI(Shallow Trench Isolation)構造の素子分離領域Sbが図2中Y方向に沿って形成されている。この素子分離領域Sbは、X方向に所定間隔で複数本並設されており、これにより素子領域(活性領域:アクティブエリア)Saが図2中のY方向に沿って形成されX方向に複数に分離形成されている。
ワード線WLは、素子領域Saに交差してX方向に沿って形成されており、Y方向に離間して複数本形成されている。また、一対の選択ゲートトランジスタの選択ゲート線SGL1が図2中X方向に沿って形成されている。一対の選択ゲート線SGL1間の素子領域Sa上にはビット線コンタクトCBがそれぞれ形成されている。
ワード線WLと交差する素子領域Sa上にはメモリセルトランジスタのゲート電極MG(積層ゲート電極に相当)が形成されている。選択ゲート線SGL1と交差する素子領域Sa上には選択ゲートトランジスタのゲート電極SGが形成されている。
図3は、図2中のA−A線に沿う断面図を模式的に示し、本実施形態の特徴部分となる素子領域Sa上のメモリセルトランジスタのゲート電極MGとその周辺構造を中心に示している。この図3に示すように、メモリセルトランジスタのゲート電極MGは、シリコン基板2上にシリコン酸化膜3を介して、多結晶シリコン層4、ONO膜5、多結晶シリコン層6、コバルトシリサイド(CoSi)層7を順に積層した構造をなしている。
シリコン酸化膜3は、シリコン基板2が熱酸化処理されることによって形成され、ゲート絶縁膜、トンネル絶縁膜として機能する膜である。多結晶シリコン層4は、リン等の不純物がドープされており浮遊ゲート電極FGとして構成される。多結晶シリコン層6は、リン等の不純物がドープされており制御ゲート電極CGの基層として構成される。コバルトシリサイド層7は制御ゲート電極CGの基層上に形成された、ワード線WLの抵抗値を低減させるための合金層である。
制御ゲート電極CGは、この多結晶シリコン層6およびコバルトシリサイド層7によって構成されている。ONO膜5は、シリコン酸化膜−シリコン窒化膜−シリコン酸化膜の積層膜であり、浮遊ゲート電極FGおよび制御ゲート電極CG間のゲート間絶縁膜、多結晶シリコン層4および6間のインターポリ絶縁膜、導電層間絶縁膜として機能する。メモリセルトランジスタのゲート電極MG−MG間には、シリコン基板2の表層にソース/ドレイン領域として低濃度の不純物拡散層2aが形成されている。各ゲート電極MG−MG間には、シリコン酸化膜8がシリコン基板2上に電極間絶縁膜として形成されている。尚、シリコン酸化膜8は、ゲート電極MG−MG間においてシリコン基板2上にシリコン酸化膜3を介して形成されていても良い。
このシリコン酸化膜8の上には、層間絶縁膜9が形成されている。この層間絶縁膜9は、高密度プラズマCVD(HDP−CVD)法により成膜されるTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)ガスによるシリコン酸化膜であり、隣り合うゲート電極MG−MG間とその上層側に埋め込まれている。
この層間絶縁膜9の上にはバリア膜としてシリコン窒化膜10が形成されており、シリコン窒化膜10の上には層間絶縁膜11が形成されている。層間絶縁膜11は、高密度プラズマCVD法により成膜されるシリコン酸化膜である。
次に、上記構造の製造方法について図4ないし図8を参照しながら説明する。尚、以下の説明では、本実施形態に係る特徴部分を中心に説明するが、本発明では以下に説明する工程のうち何れかを必要に応じて省いても良いし、図示しないその他の領域の構造を形成するために必要な工程があれば付加しても良い。
図4に示すように、シリコン基板2に熱酸化処理を施しシリコン酸化膜3を形成し、次にLP−CVD法により多結晶シリコン層4、ONO膜5、制御ゲート電極CGの基層としての多結晶シリコン層6を順次積層形成する。次に、多結晶シリコン層6の上にハードマスク(マスクパターン)となるシリコン窒化膜12を形成する。
次に、シリコン窒化膜12の上にレジスト13を塗布してフォトリソグラフィ処理によりパターンニングし、ドライエッチング処理(例えばRIE(Reactive Ion Etching)法)によりシリコン窒化膜12を分断する。その後、当該分断されたシリコン窒化膜12をマスクとしてRIE法によるエッチング処理にてメモリセルトランジスタのゲート電極MG用のゲート電極形成領域Gの積層膜3〜6を複数に分断する。次にレジスト13を除去する。尚、レジスト13の除去処理はシリコン窒化膜12を分断した直後であっても良い。また、ゲート電極形成領域MG−MG間のシリコン酸化膜3も分断しているが残存させても良い。次に、n型の不純物をイオン注入することでシリコン基板2の表層に低濃度の不純物導入層(ソース/ドレイン領域)2aを形成する。後にアニール処理されることによって不純物導入層2aの不純物が活性化する。
次に、図6に示すように、成膜温度条件を600℃〜800℃の温度範囲に設定しLP−CVD法により不純物拡散層2a上にTEOSガスによるシリコン酸化膜8を埋込む。このとき、分断領域の横方向寸法が狭く当該領域のアスペクト比が高いため、シリコン酸化膜8の埋込領域の中央上部にはシーム8aを生じる。次に、RIE法により多結晶シリコン層6の上面より下方位置で且つ下面より上方位置までシリコン酸化膜8をエッチバックする。
次に、図7に示すように、シリコン酸化膜8上に650℃〜800℃の温度範囲の成膜条件にてLP−CVD法によりシリコン窒化膜14を堆積し、必要に応じてシリコン窒化膜14をシリコン窒化膜12の上面に至るまでエッチバックする。このシリコン窒化膜14は、シリコン酸化膜8との間でエッチング処理時の高選択性を有するキャップ絶縁膜として機能する。
次に、図8に示すように、RIE法によりシリコン窒化膜12および14をエッチング処理し多結晶シリコン層6の上面を露出させたところでエッチング処理をストップする。次に、希弗酸処理等の酸化膜除去処理によって多結晶シリコン層6の露出表面の自然酸化膜等を剥離して清浄化する。希弗酸によるウェットエッチング処理時の選択比は、シリコン窒化膜12および14とシリコン酸化膜8とでは100倍以上であるため、シリコン酸化膜8の中央上部にシーム8aが存在したとしても、シリコン窒化膜14がキャップ膜として機能するため、ウェットエッチング処理時にシリコン酸化膜8が除去処理されることはなくシーム8aが拡大することがない。
次に、図9に示すように、コバルト(Co)/チタン(Ti)/窒化チタン(TiN)の連続スパッタ処理と、ランプアニール処理などの熱処理と未反応の金属剥離処理とを段階的に施すことによって多結晶シリコン層6の上部にコバルトシリサイド(CoSi)膜7を形成する。尚、コバルトに代えてタングステンなどの他の金属をスパッタするようにしても良い。
次に、図10に示すように、多結晶シリコン層6との間で高選択性を備えた条件においてシリコン窒化膜14をドライエッチング処理して除去する。これは、シリコン窒化膜14が隣り合う多結晶シリコン層6間に構成されていると寄生容量が増加してしまうためであり、当該除去処理を施すことによって隣り合うゲート電極MG−MG間の寄生容量を抑制することができる。
次に、図11に示すように、高密度プラズマCVD法によりコバルトシリサイド膜7上およびシリコン酸化膜8上にシリコン酸化膜9を層間絶縁膜として形成することにより、隣り合うコバルトシリサイド膜7間にシリコン酸化膜9を埋込む。
次に、図12に示すように、シリコン酸化膜9上にシリコン窒化膜10を形成する。このシリコン窒化膜10は、その上層の層間絶縁膜11に含まれる水素や不純物イオンなどの不要物がシリコン酸化膜3やONO膜5などのゲート絶縁膜に侵入するのを防止するためのバリア膜として機能する。
次に、図3に示すように、高密度プラズマCVD法によりシリコン窒化膜10の上に層間絶縁膜11を堆積する。この後、ビット線コンタクトCBを形成したり、その上にビット線BLなどの上層配線を形成するがその説明を省略する。
多結晶シリコン層6上にコバルトシリサイド膜7を形成する場合には、その直前に多結晶シリコン層6の上面が清浄化されていないと、制御ゲート電極CGを低抵抗化することが困難となる。
そこで本実施形態によれば、シリコン酸化膜8上で且つ多結晶シリコン層6の側面位置にシリコン窒化膜14を形成した後、多結晶シリコン層6上のシリコン窒化膜12をRIE法によって除去し、さらにウェットエッチング処理することで自然酸化膜等を剥離している。このため、ウェットエッチング処理を行うときにシリコン酸化膜8の中央上部にシーム8aが形成されていたとしてもシリコン窒化膜14が当該シーム8a上を覆うようにキャップ絶縁膜として形成されているため、シーム8aを拡大させることなく多結晶シリコン層6の上面を清浄化することができる。したがって、シリコン酸化膜8の中央上部にシーム8aが生じたとしても当該シーム8aが拡大することがなくなり、シーム8a内に不要成分が侵入する虞がなくなりデバイス不良を防止できる。
また、シリコン酸化膜8上を覆うシリコン窒化膜14と、ハードマスクとして用いるシリコン窒化膜12とを同一成分材料で形成しているため、シリコン窒化膜14をシリコン窒化膜12と同時に薄膜化することができ製造工程数を削減できる。
(第2の実施形態)
図13および図14は、本発明の第2の実施形態を示すもので、マスクとなるシリコン窒化膜12に代えて酸化膜系の材料を適用したところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
図13は、シリコン窒化膜12に代えてシリコン酸化膜15をマスクとして適用し、シリコン窒化膜14をシリコン酸化膜15の上面までエッチバック処理した後の状態を模式的に示している。すなわち、図13は、前述実施形態で説明した図7に対応して示している。
この工程後、図14に示すように、シリコン酸化膜15を多結晶シリコン層6の上面までRIE法によりエッチング処理する。このときの処理条件は、シリコン窒化膜14に比較してシリコン酸化膜15のエッチング処理選択性が高い条件である。すると、シリコン窒化膜14を除去することなくシリコン酸化膜15を除去処理することができる。すなわち、多結晶シリコン層6の側面を露出させることなくエッチング処理することが可能となる。次に、前述実施形態と同様の工程を経てコバルトシリサイド膜7を形成する。その後の工程は、前述実施形態と同様であるため、その説明を省略するが、このような実施形態においても前述実施形態とほぼ同様の作用効果が得られる。
(第3の実施形態)
図15は、本発明の第3の実施形態を示すもので、第1の実施形態と異なるところは、シリコン窒化膜14aを残留させたまま構成したところにある。前述実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
前述実施形態の説明では、図8に示した構造を形成した後、ドライエッチング処理を行うことでシリコン窒化膜14を除去処理し、シリコン酸化膜9、シリコン窒化膜10、層間絶縁膜11を積層しているが、本実施形態では、図15に示すように、図8に示した構造を形成した後、シリコン窒化膜14aを除去処理することなくシリコン酸化膜9、シリコン窒化膜10、層間絶縁膜11を順次積層している。この場合、シリコン窒化膜14aにはホウ素(B)を含有させ、通常のシリコン窒化膜の比誘電率(7.9)より比誘電率(ε)が4〜5程度と小さなシリコン窒化膜とする。このような実施形態においても前述実施形態とほぼ同様の作用効果を得る。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
フラッシュメモリ装置1に適用したが、電極間絶縁膜を形成後、この電極間絶縁膜をシームが形成されている部分までエッチバックする工程を有するその他の半導体装置にも適用可能である。
浮遊ゲート電極FGおよび制御ゲート電極CG間のゲート間絶縁膜としてONO膜5を適用したがアルミナ(Al)膜などの他の高誘電率材料を適用可能である。
シリコン酸化膜8がゲート電極MG−MG間のシリコン基板2上に直接形成された実施形態を示したが、シリコン酸化膜8はシリコン基板2上にシリコン酸化膜3を介して形成されていても良い。ゲート電極MGは、単層のゲート電極に代えて適用しても良い。また、多結晶シリコン層4からなる浮遊ゲート電極をシリコン窒化膜で形成した所謂MONOS構造にも適用可能である。
上記実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されたとしても発明が解決しようとする課題の欄で述べられた目的を達成することができ、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成要件を発明として適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るメモリセル領域の電気的構成を示す図 模式的に示す平面図 図2のA−A線に沿って示す模式的な縦断側面図 製造工程の一段階を模式的に示す縦断側面図(その1) 製造工程の一段階を模式的に示す縦断側面図(その2) 製造工程の一段階を模式的に示す縦断側面図(その3) 製造工程の一段階を模式的に示す縦断側面図(その4) 製造工程の一段階を模式的に示す縦断側面図(その5) 製造工程の一段階を模式的に示す縦断側面図(その6) 製造工程の一段階を模式的に示す縦断側面図(その7) 製造工程の一段階を模式的に示す縦断側面図(その8) 製造工程の一段階を模式的に示す縦断側面図(その9) 本発明の第2の実施形態を示す図7相当図 図8相当図 本発明の第3の実施形態を示す図3相当図
符号の説明
図面中、1はフラッシュメモリ装置(半導体装置)、2はシリコン基板(半導体基板)、3はシリコン酸化膜(ゲート絶縁膜)、4は多結晶シリコン層(浮遊ゲート電極)、5はONO膜(ゲート間絶縁膜)、6は多結晶シリコン層(制御ゲート電極の基層)、7はコバルトシリサイド膜(合金層)、8はシリコン酸化膜(電極間絶縁膜)、8aはシーム、9はシリコン酸化膜(層間絶縁膜)、11は層間絶縁膜、12はシリコン窒化膜(マスクパターン)、14はシリコン窒化膜(キャップ絶縁膜)、FGは浮遊ゲート電極、CGは制御ゲート電極、MGはメモリセルトランジスタのゲート電極を示す。

Claims (5)

  1. 半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極膜を形成する工程と、
    前記ゲート電極膜上に形成されたマスクパターンをマスクとして前記ゲート電極膜を分断し、複数のゲート電極を形成する工程と、
    前記複数のゲート電極間に当該ゲート電極の上面よりも低い位置まで第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記電極間絶縁膜上および前記ゲート電極の側面に前記第1の絶縁膜との間でエッチング処理時の高選択性を備えた第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜との間で高選択性を備えたエッチング条件下で前記ゲート電極が露出するように前記マスクパターンをエッチングにより除去する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板上にゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極膜、ゲート間絶縁膜、および制御ゲート電極の基層を積層形成する工程と、
    前記制御ゲート電極の基層上に形成されたマスクパターンをマスクとして前記制御ゲート電極の基層、ゲート間絶縁膜、浮遊ゲート電極膜を分断し複数の積層ゲート電極を形成する工程と、
    前記複数の積層ゲート電極間に、前記半導体基板上面からの高さが前記浮遊ゲート電極膜の高さ以上で且つ前記制御ゲート電極の基層の上面よりも低い位置まで第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記電極間絶縁膜上および前記制御ゲート電極の基層の側面に前記第1の絶縁膜との間でエッチング処理時の高選択性を備えた第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜との間で高選択性を備えたエッチング条件下で前記マスクパターンをエッチングにより除去する工程と、
    前記制御ゲート電極の基層が露出するようにウェットエッチング処理する工程と、
    前記制御ゲート電極の基層上に低抵抗材料を合金化して合金層を形成する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記マスクパターンは、第2の絶縁膜により形成され、
    前記マスクパターンをウェットエッチングにより除去する工程では、前記第2の絶縁膜を同時にエッチング処理して当該第2の絶縁膜の膜厚を薄くすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜は酸化系絶縁材料で形成され、前記第2の絶縁膜は窒化系絶縁材料で形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 半導体基板と、
    前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成された複数のゲート電極と、
    前記複数のゲート電極間に第1の酸化膜系絶縁膜を主成分として形成された電極間絶縁膜であって前記複数のゲート電極間の中央付近に位置してシームが形成された電極間絶縁膜と、
    前記電極間絶縁膜上を覆うように窒化膜系絶縁膜を主成分として形成されたキャップ絶縁膜と、
    前記キャップ絶縁膜上に第2の酸化膜系絶縁膜を主成分として形成された層間絶縁膜とを備えたことを特徴とする半導体装置。
JP2007126851A 2007-05-11 2007-05-11 半導体装置の製造方法および半導体装置 Pending JP2008283045A (ja)

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