JP2009049235A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】選択ゲートトランジスタのゲート電極間のビット線コンタクトのコンタクトホール形成を確実にできるようにする。
【解決手段】シリコン基板1にメモリセルトランジスタおよび選択ゲートトランジスタのゲート電極MG、SGが形成されたもので、金属シリサイド膜8を形成した後、上面にシリコン窒化膜14を形成する。シリコン窒化膜14は、ゲート電極MG、SGの上面の膜厚に比して、ゲート電極SG−SG間の対向する側壁に厚い膜厚のスペーサ状の部分14sを有する形状に形成する。ビット線コンタクトのコンタクトホール16は、パターン幅Aに対して、シリコン窒化膜14の凹部14eで自己整合的に幅Bに狭められホール下部16bが形成され、確実にコンタクトプラグ17を形成できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、互いに隣接する選択ゲートトランジスタを構成するゲート電極間にコンタクトプラグが形成される構成の半導体装置及びその製造方法に関する。
NAND型フラッシュメモリ装置に代表される不揮発性記憶装置としての半導体装置においては、メモリセルトランジスタのゲート電極の低抵抗化を図るために、ゲート電極の上にタングステンシリサイド(WSi)を形成していた。
近年、設計ルールの微細化に伴い、ゲート電極の更なる低抵抗化を図るために、シリサイド層をコバルトシリサイド(CoSi)で形成することが考えられるようになってきた(例えば、特許文献1参照)。
コバルトシリサイド層を備えた半導体装置においては、コバルトシリサイド層をゲート電極加工後に形成する方法があり、この形成方法を用いる際には、バリア膜(またはストッパ膜)として形成されるシリコン窒化膜が各ゲート電極の側壁を覆う第1の膜と、各ゲート電極の上面を覆う第2の膜の2層構造になる。
また、設計ルールの微細化に伴い、選択ゲートトランジスタのゲート電極間に形成するビット線コンタクトのコンタクト径の微細化も重要となっている。しかし世代が進むにつれ、リソグラフィ技術によるコンタクトの微細化は困難となりつつある。
このため、特許文献1に示す構造において、ビット線コンタクトの形成時に下層との合わせずれが生じると、ビット線コンタクトと選択ゲート電極との距離が短くなりすぎて、ビット線コンタクトからのリーク電流が発生するという問題点が生じていた。
特開2006−100409号公報
本発明は、ビット線コンタクトからのリーク電流の発生を防止する半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成され、上部に金属シリサイド層が設けられた第1のゲート電極を有するメモリセルトランジスタが複数個列状に配置され、この列の両端部にそれぞれ、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成され、上部に金属シリサイド層が設けられた第2のゲート電極を有する選択ゲートトランジスタが配置されたメモリユニットが行列方向に配置された半導体装置であって、隣接する前記第2のゲート電極間の前記半導体基板の表層に形成された不純物拡散領域と、前記第1のゲート電極間および前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極との間に形成された第1のシリコン酸化膜と、前記第2のゲート電極が対向する部分の側壁部および前記半導体基板の前記不純物拡散領域の上面に第2のシリコン酸化膜を介して形成された第1のシリコン窒化膜と、隣接する前記第2のゲート電極間を埋めるように前記第1のシリコン窒化膜を介して形成された第3のシリコン酸化膜と、前記第1および第2のゲート電極の上面、前記第1のシリコン酸化膜上面および前記第3のシリコン酸化膜の上面を覆うように形成され、前記第3のシリコン酸化膜の上面を覆う部分で前記第2のゲート電極の側壁面における膜厚が前記第2のゲート電極の上面の膜厚よりも大となるように形成された第2のシリコン窒化膜と、前記第2のシリコン窒化膜の上部に形成された第4のシリコン酸化膜と、隣接する前記第2のゲート電極の間にそれらの間隔よりも短い幅寸法で形成され、前記第4のシリコン酸化膜を貫通するとともに前記第2のシリコン窒化膜の間を通り、且つ前記第3のシリコン酸化膜、前記第1のシリコン窒化膜および前記第2のシリコン酸化膜を貫通して前記不純物拡散領域の表面に達するように形成されたコンタクトプラグとを備えた構成としたところに特徴を有する。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成され、上部に金属シリサイド層が設けられた第1のゲート電極を有するメモリセルトランジスタが複数個列状に配置され、この列の両端部にそれぞれ、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成され、上部に金属シリサイド層が設けられた第2のゲート電極を有する選択ゲートトランジスタが配置されたメモリユニットが行列方向に配置された半導体装置の製造方法であって、隣接する前記第2のゲート電極間の前記半導体基板の表層に不純物拡散領域を形成する工程と、前記第1のゲート電極間および前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極との間に第1のシリコン酸化膜を充填するように形成する工程と、前記第1および第2のゲート電極の上面、前記第1のシリコン酸化膜の上面、前記第2のゲート電極が対向する部分の側壁部および前記半導体基板の前記不純物拡散領域の上面に第2のシリコン酸化膜を介して第1のシリコン窒化膜を形成する工程と、隣接する前記第2のゲート電極間を埋めるように前記第1のシリコン窒化膜を介して第3のシリコン酸化膜を形成する工程と、前記第1および第2のゲート電極の上部と前記第1のシリコン酸化膜の上部とを露出させ、前記第1および第2のゲート電極の上部に金属シリサイド層を形成する工程と、前記第1および第2のゲート電極の上部の前記金属シリサイド層の上面、前記第1のシリコン酸化膜の上面、前記第1のシリコン窒化膜および前記第3のシリコン酸化膜の上面を覆うように第2のシリコン窒化膜を形成する工程と、前記第2のシリコン窒化膜をスペーサ加工して、隣接する前記第2のゲート電極が対向する側壁部にシリコン窒化膜スペーサを形成する工程と、前記第1および第2のゲート電極の上部の前記金属シリサイド層の上面、前記第1のシリコン酸化膜の上面、前記第2のシリコン窒化膜からなる前記スペーサおよび前記第3のシリコン酸化膜の上面を覆うように第3のシリコン窒化膜を形成する工程と、前記第3のシリコン窒化膜を覆うように第4のシリコン酸化膜を形成する工程と、前記不純物拡散層上において、前記第2のゲート電極間の幅寸法よりも小さい幅寸法でかつ前記スペーサ間の幅寸法より大きな幅寸法で、前記第4のシリコン酸化膜を貫通すると共に前記スペーサ上面に形成された前記第3のシリコン窒化膜の間を通り、前記第3のシリコン酸化膜および前記第1のシリコン窒化膜を貫通して前記不純物拡散領域の表面に達するコンタクトホールを形成する工程と、前記コンタクトホールに導体を埋め込んでコンタクトプラグを形成する工程とを備えたところに特徴を有する。
本発明により、ビット線コンタクトのリーク電流を防ぐことができる。
以下、本発明をNAND型フラッシュメモリ装置に適用した場合の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。
先ず、本実施形態のNAND型フラッシュメモリ装置の構成を説明する。
図1は、NAND型のフラッシュメモリ装置のメモリセル領域に形成されるメモリセルアレイの一部を示す等価回路図である。
NAND型フラッシュメモリ装置のメモリセルアレイは、2個の選択ゲートトランジスタTrs1、Trs2と、当該選択ゲートトランジスタTrs1、Trs2間に対して直列接続された複数個(例えば8個:2のn乗個(nは正数))のメモリセルトランジスタTrmとからなるNANDセルユニット(メモリユニット)SUが行列状に形成されることにより構成されている。NANDセルユニットSU内において、複数個のメモリセルトランジスタTrmは隣接するもの同士でソース/ドレイン領域を共用して形成されている。
図1中X方向(ワード線方向、ゲート幅方向に相当)に配列されたメモリセルトランジスタTrmは、ワード線(制御ゲート線)WLにより共通接続されている。また、図1中X方向に配列された選択ゲートトランジスタTrs1は選択ゲート線SGL1で共通接続され、選択ゲートトランジスタTrs2は選択ゲート線SGL2で共通接続されている。選択ゲートトランジスタTrs1のドレイン領域にはビット線コンタクトCBが接続されている。このビット線コンタクトCBは図1中X方向に直交するY方向(ゲート長方向、ビット線方向に相当)に延びるビット線BLに接続されている。また、選択ゲートトランジスタTrs2はソース領域を介して図1中X方向に延びるソース線SLに接続されている。
図2はメモリセル領域の一部のレイアウトパターンを示す平面図である。半導体基板としてのシリコン基板1に、素子分離領域としてのSTI(shallow trench isolation)2が図2中Y方向に沿って所定間隔で複数本形成され、これによって活性領域3が図2中X方向に分離形成されている。活性領域3と直交する図2中X方向に沿って所定間隔でメモリセルトランジスタのワード線WLが形成されている。また、図2中X方向に沿って一対の選択ゲートトランジスタの選択ゲート線SGL1が形成されている。一対の選択ゲート線SGL1間の活性領域3にはビット線コンタクトCBがそれぞれ形成されている。ワード線WLと交差する活性領域3上には第1のゲート電極であるメモリセルトランジスタのゲート電極MGが、選択ゲート線SGL1と交差する活性領域3上には第2のゲート電極である選択ゲートトランジスタのゲート電極SGが形成されている。
図3は、図2中、切断線A−Aで示す部分の断面図である。すなわち、活性領域3におけるゲート電極SG部分を中心として示したものである。この図3において、シリコン基板1上に形成されたゲート電極MGおよびゲート電極SGは、ゲート絶縁膜としてのトンネル絶縁膜4を介してフローティングゲート電極用の多結晶シリコン膜5、ONO膜などからなる電極間絶縁膜6、コントロールゲート電極用の多結晶シリコン膜7および金属シリサイド層としてのコバルトシリサイド(CoSi)膜8が順次積層された構成となっている。
ゲート電極SGのゲート間絶縁膜6には、多結晶シリコン膜5と多結晶シリコン膜7を導通するための開口6aが形成され、この開口6a内に多結晶シリコン膜7が埋め込まれている。シリコン基板1のゲート電極MG−MG間、MG−SG間にはソース/ドレイン領域となる不純物拡散領域1aが形成され、ゲート電極SG−SG間には不純物拡散領域1aと同じく不純物拡散領域1bが形成されている。不純物拡散領域1bの中央部には、ビット線コンタクトのコンタクト抵抗を下げるための不純物拡散領域1cが形成されている。この不純物拡散領域1cは、不純物拡散領域1bよりも幅寸法が狭く、拡散深さ(pn接合の深さ)が深く形成されている。
ゲート電極MG及びゲート電極SGの側壁には、シリコン基板1の表面から所定高さまでRTO(rapid thermal oxidation)処理による例えば4nm程度の膜厚のシリコン酸化膜およびLP−CVD(low pressure chemical vapor deposition)法による例えば5nm程度の膜厚のシリコン酸化膜が積層形成されシリコン酸化膜9として形成されている。ゲート電極MGのシリコン酸化膜9とゲート電極SGのシリコン酸化膜9の間およびゲート電極MGのシリコン酸化膜9間には、LP−CVD法によるシリコン酸化膜10がシリコン酸化膜9とほぼ同じ高さに形成されている。
一対のゲート電極SGの間においては、シリコン酸化膜9の形成高さは、シリコン酸化膜10の上面よりも低く形成されており、コバルトシリサイド膜8の下面よりも下で多結晶シリコン膜7の上部が少し露出する高さに形成されている。シリコン酸化膜9の内側およびシリコン基板1の表面にわたってシリコン酸化膜11がLP−CVD法により例えば10nm程度の膜厚で形成され、その内側に例えば20nm程度の膜厚のシリコン窒化膜12が形成されている。このシリコン窒化膜12は、後述するように製造工程上ではストッパとして機能するものである。
上記シリコン窒化膜12の内側には、ゲート電極SG間をシリコン酸化膜9の高さ程度まで埋めるようにシリコン酸化膜13が形成されている。このシリコン酸化膜13はたとえばBPSG(boro-phospho-silicate glass)膜などの流動性が良好で埋め込み性が優れた膜により形成されている。
各ゲート電極MG、SGの上面およびシリコン酸化膜10の上面、一対のゲート電極SGの間のシリコン酸化膜11、13、シリコン窒化膜12の上面には、これらを覆うようにバリア膜としてのシリコン窒化膜14が形成されている。シリコン窒化膜14は、全体として上面がほぼ同じ高さに形成され、ゲート電極MG、SG上およびシリコン酸化膜11上の部分14tでの膜厚に対して隣接するゲート電極SGが対向している部分14sの膜厚が厚くなるように形成されている。シリコン窒化膜14の上面には、層間絶縁膜として機能する例えばTEOS膜からなるシリコン酸化膜15が所定膜厚で積層形成されている。
ゲート電極SG−SG間には、図示のようにシリコン酸化膜15からシリコン基板1の表面に達するコンタクトホール16が形成されている。このコンタクトホール16は、シリコン酸化膜15、シリコン窒化膜14、シリコン酸化膜13、シリコン窒化膜12、およびシリコン酸化膜11を貫通し、シリコン基板1の表面を露出するように形成されている。コンタクトホール16の内部にはバリア膜17aを介して導体を埋め込み形成したコンタクトプラグ17が形成され、シリコン基板1に電気的に接続されている。
上記構成においては、コンタクトホール16は、シリコン酸化膜15の部分に形成された貫通するホール上部16aとシリコン窒化膜14間に形成されたホール下部16bから構成される。ホール上部16aの開口幅Aは隣接するゲート電極SG間の距離Dより狭く、ホール下部16bの開口幅Bより広い。また、ホール下部16bの開口幅Bは、シリコン窒化膜14により自己整合的に制限された幅寸法である。
ここで、不純物拡散領域1b、1cの構成について説明する。
不純物拡散領域1bは隣接するゲート電極SG間にわたり形成されている。コンタクト抵抗低減のために形成される不純物拡散領域1cは不純物拡散領域1bの中央付近に、コンタクトホール16のホール下部16aの開口幅より広い幅で、コンタクトプラグ17の底面全体を接触するよう形成されている。不純物拡散領域1cの端部はゲート電極SGの側面下端からシリコン基板1の表面方向に所定距離をもって、シリコン窒化膜12の下方に位置するよう形成されている。
不純物拡散領域1bの不純物濃度は不純物拡散領域1aの不純物濃度と等しく、不純物拡散領域1cの不純物濃度は不純物拡散領域1a、1bの不純物濃度より高く形成されている。また、不純物拡散領域1aと1bのシリコン基板1の表面からの深さは不純物拡散領域1cのシリコン基板1の表面からの深さより浅く形成されている。
メモリセルトランジスタTrmは、ビット線方向に隣接するもの同士でソース/ドレインとして働く不純物拡散層1aを共有している。さらに、メモリセルトランジスタは、選択ゲートトランジスタ間に電流経路が直列接続されるように設けられ、選択トランジスタにより選択される。ここではメモリセルトランジスタの電流経路に接続されるべき他方の選択ゲートトランジスタの図示を省略している。さらに、選択トランジスタの間に直列接続されるメモリセルトランジスタの数は、例えば、8個、16個、32個等の複数であればよく、その数は限定されるものではない。
次に、上記構成を製造する場合の製造工程について図4〜図17も参照して説明する。
まず、図4に示すように、シリコン基板1の上にトンネル絶縁膜4を成膜し、この後、フローティングゲートとなる多結晶シリコン膜5、ゲート間絶縁膜6およびコントロールゲート(ワード線)となる多結晶シリコン膜7を積層形成する。さらに、多結晶シリコン膜7の上に、ドライエッチング加工でのハードマスクとなるシリコン窒化膜18を積層形成する。この後、フォトリソグラフィ処理により、フォトレジスト19を塗布して所定の選択ゲート及びワード線パターンを形成する。なお、ゲート間絶縁膜6を多結晶シリコン膜5上に形成した後、ゲート電極SG形成領域のゲート間絶縁膜6の一部を除去し、開口6aを形成している。ゲート間絶縁膜6上に多結晶シリコン膜7を形成した際、この開口6a内に多結晶シリコン膜7が埋め込まれる。
次に、図5に示すように、ドライエッチング技術(例えばRIE(reactive ion etching)法)により、まずパターンニングしたフォトレジスト19をマスクとしてシリコン窒化膜18をエッチング加工し、続いてこれをハードマスクとして多結晶シリコン膜7、ゲート間絶縁膜6および多結晶シリコン膜5をエッチングする。この後、フォトレジスト19を除去する。
次に、図6に示すように、RTO処理を用いて酸化処理を施し、4nm程度の熱シリコン酸化膜を形成すると共に、LP−CVD法により5nm程度のシリコン酸化膜を形成し、これにより、ゲート電極MGおよびゲート電極SGの側壁部にシリコン酸化膜9として形成される。
続いて、図7に示すように、メモリセルトランジスタおよび選択ゲートトランジスタのソース/ドレイン領域に相当する不純物拡散領域1a、1bを形成するためのイオン注入処理を実施し、この後、LP−CVD法を用いて約50nmの膜厚のシリコン酸化膜10を全面に渡って形成し、そのシリコン酸化膜10をドライエッチング処理によりスペーサ10aを形成する加工を行う。シリコン酸化膜10は、ゲート電極MG間およびゲート電極MGとゲート電極SGとの間の狭い部分にも形成される。ドライエッチング処理では、シリコン窒化膜18の上面から少し下がった位置までエッチバックされるが、大部分は残った状態となる。この後、スペーサ10aをマスクとしてゲート電極SG間の部分にイオン注入処理を行って、不純物濃度が不純物拡散領域1bの不純物濃度より高く、シリコン基板1表面からの深さが不純物拡散領域1bのシリコン基板1表面からの深さより深い不純物拡散領域1cを形成しLDD構造とする。
次に、図8に示すように、リソグラフィ処理により、レジストをゲート電極SGの間の領域のみを開口するパターンニングを行い、そのレジストをマスクとして弗酸系の薬液処理により上述したスペーサ10aを除去する。このとき、熱酸化によるシリコン酸化膜およびアニール処理を行っているシリコン酸化膜9はエッチングによる除去はされずに残った状態となる。
続いて、図9に示すように、ゲート電極MG、SGの上部、ゲート電極MG−MG間のシリコン酸化膜10の上面、ゲート電極SG−SG間のゲート電極SGの側壁およびシリコン基板1の不純物拡散領域1bの表面を覆うように、LP−CVD法により10nm程度の膜厚のシリコン酸化膜11を形成すると共に、シリコン酸化膜11上に20nm程度の膜厚のシリコン窒化膜12を形成する。
この後、シリコン酸化膜13として、CVD法によりBPSG膜をシリコン窒化膜12の上から一対のゲート電極SG間を埋め込むことができる程度の膜厚で形成する。シリコン酸化膜13の成膜後、ウェット酸化雰囲気で熱処理を行うことで、一対のゲート電極SG間の埋め込み性を高め、この後、CMP(chemical mechanical polishing)法によりシリコン窒化膜12をストッパ膜として平坦化処理を行うことで、一対のゲート電極SG間にシリコン酸化膜13を埋め込んだ状態とする。
次に、図10に示すように、シリコン窒化膜12を上面からRIE法によりエッチング処理を行って、各ゲート電極MG、SGの上面およびこれらに連なる部分のシリコン窒化膜12を除去する。このとき、ゲート電極SGが対向している部分の間に形成されているシリコン酸化膜13およびゲート電極MG間やゲート電極MGとSGとの間のシリコン酸化膜10もエッチングされてそれらの上面の位置が多結晶シリコン膜7の上面よりも低い高さとなる。
この後、図11に示すように、希弗酸処理等の酸化膜除去技術にて、制御ゲートとなる多結晶シリコン膜7の露出されている表面の自然酸化膜等を剥離して清浄化する。この状態では、ゲート電極SG−SG間のシリコン酸化膜9、11およびBPSG膜13がさらにエッチングされて上面が低い位置となる。この後、プラズマスパッタ技術により金属シリサイド形成用のコバルト膜20を形成する。
次に、図12に示すように、金属シリサイド形成用に堆積したコバルト膜20をアニール処理することでコバルトシリサイド膜8を形成する。アニール処理は、RTP(rapid thermal processor)などのランプアニール技術を用いて行う。成膜したコバルト膜20は、多結晶シリコン膜7と接触している部分だけがシリサイド化し、他の部分は無反応のまま残るので、これを剥離液により処理して除去する。この後、必要に応じて再びRTPなどによるアニール処理を行って安定したコバルトシリサイド(CoSi)膜8を形成する。
この後、図13に示すように、LP−CVD技術により80nm程度の膜厚(d1とする)のシリコン窒化膜14aを形成する。シリコン窒化膜14aは、ゲート電極MG、SGの各コバルトシリサイド膜8を覆うと共に、ゲート電極MG−MG間およびゲート電極MG−SG間のシリコン酸化膜10、ゲート電極SG−SG間のシリコン酸化膜9、11、13およびシリコン窒化膜12を覆うように形成される。この場合、シリコン窒化膜14aの膜厚d1が80nmであるから、ゲート電極SG−SG間のコバルトシリサイド膜8の側面部分での膜厚d2つまりシリコン基板1の上面と平行な方向の膜厚d2は、ほぼd1と等しい膜厚すなわち80nm程度となっている。
次に、図14に示すように、シリコン窒化膜14aにスペーサ加工を行ってスペーサ14bを形成する。スペーサ加工は、RIE処理によりゲート電極MG、SG上およびシリコン酸化膜13上のシリコン窒化膜14aを除去する加工を行う。シリコン窒化膜14aは、一対のゲート電極SGが対向する部分のコバルトシリサイド膜8の側面がエッチングされずに残り、これによってスペーサ14bが形成される。このスペーサ14bの幅寸法d2は、前述のとおりシリコン窒化膜14aの成膜時の膜厚d1にほぼ等しく、高さ寸法d3はゲート電極SGのコバルトシリサイド膜8の上面からシリコン酸化膜13の上面までの高さにほぼ等しくなっている。
なお、上記したRIE処理では、シリコン酸化膜13の上面部分がエッチングされて、スペーサ14bで覆われていない面部にオーバーエッチングによる凹部が形成される。また、ゲート電極MG間およびゲート電極MG−SG間のシリコン酸化膜10の上面には、シリコン窒化膜14aがエッチングされずに残るシリコン窒化膜14cが存在している。
この後、図15に示すように、LP−CVD技術により30nm程度の膜厚(d4とする)のシリコン窒化膜14dを積層形成して全体としてシリコン窒化膜14とする。シリコン窒化膜14dは、ゲート電極MG、SGの各コバルトシリサイド膜8の上面を覆うと共に、ゲート電極MG−MG間およびゲート電極MG−SG間のシリコン窒化膜14c、ゲート電極SG−SG間のスペーサ14b、シリコン酸化膜9、11、13を覆うように形成される。
この場合、シリコン窒化膜14aの膜厚d4が30nmであるから、ゲート電極SG−SG間のコバルトシリサイド膜8の側面部分での幅寸法d5つまりシリコン基板1の上面と平行な方向の幅寸法d5は、スペーサ14bの幅寸法d2とシリコン窒化膜14dの膜厚d4との和の寸法となるから、上記の膜厚の条件では110nm程度となっている。
つまり、シリコン窒化膜14のゲート電極MG、SG上での膜厚d4が30nm程度であるのに対して、ゲート電極SG−SG間の部分では幅寸法d5が110nm程度と大きい寸法に形成される。そして、上記の幅寸法d5の部分は、一対のゲート電極SGの双方に対向する位置に形成されるから、これによって、シリコン窒化膜14がシリコン酸化膜13の上面と接する部分に形成される凹部14eの幅寸法Bは、ゲート電極SG間の間隔寸法Dに対して、それよりも幅寸法d5の2倍の寸法を差し引いた値となる(B=D−2×d5)。
次に、図16に示すように、プラズマCVD法により層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜15を膜厚400nm程度で成膜し、その後CMP処理を行って平坦化する。なお、CMP処理は省略することができる。また、このシリコン酸化膜15の形成では、次のように2回に分けて形成することもできる。すなわち、まず、シリコン窒化膜14がシリコン酸化膜13と接する部分に形成されている凹部14eにシリコン酸化膜15を埋め込む程度の膜厚で成膜し、シリコン窒化膜14をストッパとしてCMP処理により平坦化を行って凹部に埋め込んだ状態とする。次に、層間絶縁膜として所定膜厚たとえば400nm程度を有するシリコン酸化膜15を成膜する。これによって、図示の状態の構成を得ることができる。
続いて、リソグラフィ処理により、フォトレジスト21をパターンニングしてビット線コンタクトのコンタクトホール16形成用の開口部21aを形成する。開口部21aの幅寸法Aは、一対のゲート電極SG間の間隔寸法Dよりも小さく、且つシリコン窒化膜14の凹部14eの幅寸法Bよりも大きく設定されている。そして、開口部21aのパターンニングの際には、シリコン窒化膜14の凹部14eが含まれる範囲で位置合わせが行われていれば良く、この条件を満たせば、後述するように確実にコンタクトホール16を形成することができる。
次に、図17に示すように、フォトレジスト21をマスクとしてRIE技術によりシリコン酸化膜15、シリコン窒化膜14、シリコン酸化膜13、シリコン窒化膜12、シリコン酸化膜11を貫通し、シリコン基板1の表面を露出するようにコンタクトホール16の形成を行う。このとき、コンタクトホール16は、シリコン酸化膜15の部分であるホール上部16aでは開口部21aの幅寸法Aに対応した幅寸法となっているが、シリコン窒化膜14部分より下の部分であるホール下部16bでは、シリコン窒化膜14のエッチング速度の差に起因して、自己整合的に開口幅が狭くなり、凹部14eの幅寸法で制限されるので幅寸法Bとなる。
この後、図3に示しているように、コンタクトホール16内に導体を埋め込みコンタクトプラグ17を形成する。コンタクトプラグ17は、例えばTiNなどのバリアメタル17aを成膜した後にタングステン(W)や銅(Cu)などの導体を成膜し、CMP処理などによりコンタクトホール16内に埋め込んだ状態に形成される。以後、図示はしないが、この上層への多層配線プロセスへ続く。
図18は、上記した製造工程において、コンタクトホール16の形成工程で、フォトリソグラフィ処理によるフォトレジストのパターンニングがずれた場合のコンタクトプラグ17Aの形状を示したものである。この場合には、位置ずれを起こしているコンタクトホール16Aは、フォトレジストのパターンずれに伴ってホール上部16cが前述した標準的な位置に形成されたホール上部16aに対してずれた位置に形成されるが、ホール下部16bは、シリコン窒化膜14の凹部14eの自己整合的な作用により位置ずれをおこしていないときと同じ位置に形成される。
このような本実施形態によれば、シリコン窒化膜14を、ゲート電極MG、SG上では比較的薄い膜厚(d4=30nm)で形成し、ゲート電極SG−SG間ではゲート電極SGが対向する部分のコバルトシリサイド層8の部分の側壁に横方向に膜厚(d5=110nm)が厚く設定されたスペーサ状の部分14sを有する形状としたので、コンタクトホール16の形成を自己整合的に行うことができるようになる。
すなわち、コンタクトホール16の形状は、ホール下部16bのシリコン基板1の表面に達する部分での開口幅Bが、シリコン窒化膜14のスペーサ状に厚く形成された部分14sによって凹部14eに規制するように常に決まった位置に自己整合的に形成できる。したがって、コンタクトホール16の形成のためのフォトレジスト21の開口部21aの位置が多少ずれていたとしても自己整合的に形成するホール下部16bの位置からずれていなければ確実にコンタクトホール16を形成することができる。
また、シリコン窒化膜14を形成しているので、フォトレジスト21の開口部21aの形成位置がゲート電極SG−SG間からずれない範囲であれば、ゲート電極SGにダメージを与えることなくコンタクトホール16を形成することができる。これにより、選択ゲートトランジスタのゲート電極SGとコンタクトプラグ17との距離が近づきすぎることを防止でき、ゲート電極SGとコンタクトプラグ17との間のリーク電流の発生を防止できる。
また、シリコン基板1表面からの深さが浅い不純物拡散領域1bの不純物拡散領域1cと重複していない領域がシリコン窒化膜12およびシリコン酸化膜9、11で覆われており、コンタクトホール16のホール下部16bは隣接するシリコン窒化膜14の凹部14e間に自己整合的に形成されるため、コンタクトプラグ17の下面が上記不純物拡散領域1bの不純物拡散領域1cと重複していない領域に接触することを防止でき、コンタクトプラグ17から不純物拡散領域1bを介してシリコン基板1に流れるジャンクションリーク電流の発生を防止できる。
また、シリコン窒化膜12の形成時に、下地としてシリコン酸化膜11を形成するので、シリコン窒化膜12が直接シリコン基板1に接触する状態を避けた構成とすることができ、これによってシリコン基板1に対する応力ひずみなどの悪影響が及ぶのを防止することができる。
さらに、ゲート電極MG−MG間、MG−SG間に、シリコン酸化膜10を埋め込み形成し、シリコン窒化膜12、14を設けない構成としているので、シリコン酸化膜10よりも誘電率が大きいシリコン窒化膜12が埋め込み形成されている場合に比べてメモリセルトランジスタにおける寄生容量の低減を図ることができ、メモリセル間での誤動作を防止し電気的に安定した動作を行わせることができる。
また、シリコン窒化膜12、14を設けることで、不純物や水分が下層側に進入するのを防止でき、また、コバルトシリサイド膜8とシリコン酸化膜15などの絶縁膜との反応を抑制することができる。またシリコン窒化膜14は、エッチング処理やCMP処理におけるストッパとしても機能するので、加工工程で有効に利用することができる。
本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
本実施形態では、メモリセルのゲート電極MGの形成としてコバルトシリサイド膜8を適用した事例を紹介したが、シリサイド膜を形成する金属は、Ni、Pt,Ti,Ta,Wを用いる事でも同様の効果を得ることができる。また、電極上のシリコン窒化膜14については、電極の耐熱性に応じて成膜方法を変えるべきであり、本実施例ではLP−CVD法を用いたが、より低温プロセスが必要ならば、プラズマCVDによる成膜を用いても良い。
また、前記電極上のシリコン酸化膜の膜厚については、メモリセルにおいて隣接するワード線の電極上部の間口寸法の50%以上の膜厚を必要とする。これは、間口寸法の50%以上の膜厚があれば、原理的に必ず間口を閉じることができるためである。
本発明の一実施形態を示すNAND型のフラッシュメモリ装置のメモリセルアレイの一部を示す等価回路図 メモリセル領域の一部のレイアウトパターンを示す模式的な平面図 図2における切断線A−Aで示す部分の断面図 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その1) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その2) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その3) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その4) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その5) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その6) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その7) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その8) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その9) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その10) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その11) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その12) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その13) 製造工程の一段階における模式的な縦断面図(その14) コンタクトホールの位置がずれた場合の図3相当図
符号の説明
図面中、1はシリコン基板(半導体基板)、2はSTI(素子分離領域)、3は活性領域、8はコバルトシリサイド膜(金属シリサイド層)、10はシリコン酸化膜、11はシリコン酸化膜、12はシリコン窒化膜、13はシリコン酸化膜、14はシリコン窒化膜、16はコンタクトホール、17はコンタクトプラグ、MGはメモリセルトランジスタのゲート電極、SGは選択ゲートトランジスタのゲート電極である。

Claims (5)

  1. 半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成され、上部に金属シリサイド層が設けられた第1のゲート電極を有するメモリセルトランジスタが複数個列状に配置され、この列の両端部にそれぞれ、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成され、上部に金属シリサイド層が設けられた第2のゲート電極を有する選択ゲートトランジスタが配置されたメモリユニットが行列方向に配置された半導体装置であって、
    隣接する前記第2のゲート電極間の前記半導体基板の表層に形成された不純物拡散領域と、
    前記第1のゲート電極間および前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極との間に形成された第1のシリコン酸化膜と、
    前記第2のゲート電極が対向する部分の側壁部および前記半導体基板の前記不純物拡散領域の上面に第2のシリコン酸化膜を介して形成された第1のシリコン窒化膜と、
    隣接する前記第2のゲート電極間を埋めるように前記第1のシリコン窒化膜を介して形成された第3のシリコン酸化膜と、
    前記第1および第2のゲート電極の上面、前記第1のシリコン酸化膜上面および前記第3のシリコン酸化膜の上面を覆うように形成され、前記第3のシリコン酸化膜の上面を覆う部分で前記第2のゲート電極の側壁面における膜厚が前記第2のゲート電極の上面の膜厚よりも大となるように形成された第2のシリコン窒化膜と、
    前記第2のシリコン窒化膜の上部に形成された第4のシリコン酸化膜と、
    隣接する前記第2のゲート電極の間にそれらの間隔よりも短い幅寸法で形成され、前記第4のシリコン酸化膜を貫通するとともに前記第2のシリコン窒化膜の間を通り、且つ前記第3のシリコン酸化膜、前記第1のシリコン窒化膜および前記第2のシリコン酸化膜を貫通して前記不純物拡散領域の表面に達するように形成されたコンタクトプラグとを備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記コンタクトプラグは、前記不純物拡散領域に接触する部分の第1の幅寸法は対向する前記第2のシリコン窒化膜の間の寸法によって規定され、前記第4のシリコン酸化膜内の部分の第2の幅寸法は前記第1の幅寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成され、上部に金属シリサイド層が設けられた第1のゲート電極を有するメモリセルトランジスタが複数個列状に配置され、この列の両端部にそれぞれ、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成され、上部に金属シリサイド層が設けられた第2のゲート電極を有する選択ゲートトランジスタが配置されたメモリユニットが行列方向に配置された半導体装置の製造方法であって、
    隣接する前記第2のゲート電極間の前記半導体基板の表層に不純物拡散領域を形成する工程と、
    前記第1のゲート電極間および前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極との間に第1のシリコン酸化膜を充填するように形成する工程と、
    前記第1および第2のゲート電極の上面、前記第1のシリコン酸化膜の上面、前記第2のゲート電極が対向する部分の側壁部および前記半導体基板の前記不純物拡散領域の上面に第2のシリコン酸化膜を介して第1のシリコン窒化膜を形成する工程と、
    隣接する前記第2のゲート電極間を埋めるように前記第1のシリコン窒化膜を介して第3のシリコン酸化膜を形成する工程と、
    前記第1および第2のゲート電極の上部と前記第1のシリコン酸化膜の上部とを露出させ、前記第1および第2のゲート電極の上部に金属シリサイド層を形成する工程と、
    前記第1および第2のゲート電極の上部の前記金属シリサイド層の上面、前記第1のシリコン酸化膜の上面、前記第1のシリコン窒化膜および前記第3のシリコン酸化膜の上面を覆うように第2のシリコン窒化膜を形成する工程と、
    前記第2のシリコン窒化膜をスペーサ加工して、隣接する前記第2のゲート電極が対向する側壁部にシリコン窒化膜スペーサを形成する工程と、
    前記第1および第2のゲート電極の上部の前記金属シリサイド層の上面、前記第1のシリコン酸化膜の上面、前記第2のシリコン窒化膜からなる前記スペーサおよび前記第3のシリコン酸化膜の上面を覆うように第3のシリコン窒化膜を形成する工程と、
    前記第3のシリコン窒化膜を覆うように第4のシリコン酸化膜を形成する工程と、
    前記不純物拡散層上において、前記第2のゲート電極間の幅寸法よりも小さい幅寸法でかつ前記スペーサ間の幅寸法より大きな幅寸法で、前記第4のシリコン酸化膜を貫通すると共に前記スペーサ上面に形成された前記第3のシリコン窒化膜の間を通り、前記第3のシリコン酸化膜および前記第1のシリコン窒化膜を貫通して前記不純物拡散領域の表面に達するコンタクトホールを形成する工程と、
    前記コンタクトホールに導体を埋め込んでコンタクトプラグを形成する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記コンタクトホールを形成する工程では、隣接する前記第2のゲート電極の間にそれらの間隔よりも短い第1の幅寸法で前記第4のシリコン酸化膜を貫通するようにコンタクトホール上部を形成するとともに、前記第1の幅寸法に対して前記スペーサ上面に形成された前記第3のシリコン窒化膜の膜厚の分だけ狭められた第2の幅寸法で前記第3のシリコン窒化膜および前記第3のシリコン酸化膜ならびに前記第1のシリコン窒化膜を貫通して前記不純物拡散領域の表面に達するコンタクトホール下部を連続的に形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項3または4に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第3のシリコン酸化膜を形成する工程では、当該第3のシリコン酸化膜としてBPSG(boro-phospho-silicate glass)膜を形成し、前記金属シリサイド層を形成する工程では、前記第1および第2のゲート電極の上部と前記第1のシリコン酸化膜の上部とを露出させ、コバルト(Co)膜を成膜してこれを前記第1および第2のゲート電極の上部とシリサイド化することでコバルトシリサイド(CoSi2)膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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