JP2006303009A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドレインコンタクトの形成時にSTIと活性領域との段差に起因したエッチング残りでコンタクト面積の縮小で抵抗が高くなるのを防止する。
【解決手段】 NOR型フラッシュメモリにおいて、ゲート電極4の形成後にスペーサとして第1のシリコン窒化膜15を形成する。この後、ドレインコンタクトの形成領域のSTI2の高さをエッチングにより低くして活性領域3との段差を小さくする(ΔH<Δh)ことで、第2のシリコン窒化膜16形成後のコンタクト形成で、段差部分に残渣が少なくなりコンタクト面積の減少を防止できる。これにより、コンタクト抵抗の低減を図れ、しかもゲート絶縁膜であるシリコン酸化膜7の端面が保護されているので悪影響を与えることがない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メモリセルトランジスタが素子分離絶縁膜により分離形成された構成の半導体装置およびその製造方法に関する。
STI(Shallow Trench Isolation)構造を採用するメモリとして、例えばNOR型フラッシュメモリがある。これは、多数のメモリセルトランジスタの各ドレインにコンタクトホールを形成して電極を接続する構成である。また、一般的にLDD(Lightly Doped Drain)構造を採用することから、ゲート電極の端面にはスペーサと言われるシリコン窒化膜を形成する構成となっている。
このような構成を採用したものとして、例えば特許文献1に示すものがある。この特許文献1には、特に図5に示されているように、ゲート電極の側壁にシリコン窒化膜をスペーサとして形成し、コンタクトホールを形成してコンタクトを形成するものが示されている。
この特許文献1に記載された半導体装置の製造工程は以下のとおりである。
まず、シリコン基板上にゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極となる第1の多結晶シリコン膜、第1のシリコン窒化膜、シリコン酸化膜を順次堆積する。フォトリソグラフィ処理により素子分離領域形成用のレジストパターンを形成し、これをマスクにしてRIE法によりシリコン酸化膜、第1のシリコン窒化膜を加工し、レジストパターンを除去する。シリコン酸化膜をマスクにして第1の多結晶シリコン膜を加工し、さらに、ゲート絶縁膜およびシリコン基板を加工してシリコン基板中に溝を形成する。
溝の内壁にシリコン酸化膜を形成し、HDP(High Density Plasma)法により埋め込み用のシリコン酸化膜を堆積させ、CMP(Chemical Mechanical Polish)法により第1のシリコン窒化膜をストッパとして平坦化する。リン酸処理により第1のシリコン窒化膜を除去する。減圧CVD法によりリンが添加された第2の多結晶シリコン膜を堆積し、この第2の多結晶シリコン膜をフォトレジストをマスクにしてRIE法を用い加工する。
減圧CVD法でONO膜、リンが添加された制御ゲートとしての第3の多結晶シリコン膜、WSi膜、シリコン酸化膜を堆積し、この後、フォトリソグラフィ処理により、レジストパターンを形成し、RIE法によりシリコン酸化膜、WSi膜、第3の多結晶シリコン膜、ONO膜、第2の多結晶シリコン膜、第1の多結晶シリコン膜を加工し、ゲート電極を形成する。
この後、イオン注入法によりソース/ドレイン領域に不純物を導入し、減圧CVD法により第2のシリコン窒化膜を堆積し、RIE法でスペーサを形成する。これに重ねるように第3のシリコン窒化膜を堆積させ、常圧CVD法により絶縁膜を堆積させCMP法により第3のシリコン窒化膜が露出するまで削り平坦化を行う。以下、ゲート電極間を埋める層間絶縁膜を形成し、コンタクトホールの形成、電極パターンの形成工程などを経てウエハ工程が終了する。
特開2002−158300号公報(図5参照)
上記した特許文献1に示す構成のもの、すなわち、メモリセルトランジスタをLDD構造にするためにゲート電極の側壁にシリコン窒化膜によるスペーサを形成する構成のものでは、ゲート構造の一部を先に形成してから素子分離のためのSTI構造を形成する製造工程を採用する場合に、次のような不具合がある。
すなわち、上記した製造工程において、ゲート電極を形成した直後においては、ゲート電極となる層をエッチングにより除去した部分では、シリコン基板の表面つまり活性領域(素子形成領域)の高さと素子分離領域であるSTIの上面との間に段差が生じている。そして、パターン幅が微細化されるほど、活性領域の幅寸法も狭くなるので、第3のシリコン窒化膜を埋め込んだ後のRIE法による加工では、段差の大きさに対応して側壁の上部から下部に向かってエッチングされない部分が残る量が増える。これが活性領域へのドレインコンタクトを形成する場合にコンタクト面積を制限することになり、ドレインコンタクト抵抗を高くしてしまう原因となっていた。
本発明は、上記した事情を考慮してなされたもので、ゲート電極の形成後にドレインコンタクトの形成領域の素子分離領域の絶縁膜と素子形成領域との段差を小さくすることでコンタクト抵抗の低減を図れ、しかもゲート絶縁膜に悪影響を与えることのない半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明の半導体装置は、半導体基板と、この半導体基板の素子形成領域を分離する素子分離絶縁膜と、前記素子形成領域に形成されゲート電極を備えた複数のメモリセルトランジスタと、これら各メモリセルトランジスタのゲート電極の側壁に形成されると共に前記ゲート電極間の前記素子分離絶縁膜上に形成されたコンタクト形成用ストッパ膜とを備え、前記素子分離絶縁膜は、前記ゲート電極間のドレインコンタクト形成領域における前記素子形成領域の前記半導体基板表面との段差寸法が、前記ゲート電極部分の前記素子形成領域の前記半導体基板表面との段差寸法よりも小さくなるように形成され、前記ドレインコンタクト形成領域の前記半導体基板の表面は前記ゲート電極部分の前記半導体基板の表面より低く形成されているところに特徴を有する。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板に素子分離絶縁膜を形成して設けた素子形成領域にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極の側面をスペーサ絶縁膜で覆う工程と、前記ゲート電極間に露出している素子分離絶縁膜をエッチングして前記半導体基板表面との段差を小さくする工程と、コンタクト形成用のストッパ膜を形成する工程と、前記ゲート電極間を埋め込むように層間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜を平坦化処理してコンタクトホールを形成する工程とを備えたところに特徴を有する。
本発明の半導体装置によれば、スペーサ形成後に半導体基板と素子分離絶縁膜との段差を低減することにより、半導体基板に導通させるコンタクトの抵抗を下げる事ができ、且つゲート絶縁膜の劣化を防止してメモリセルの特性を低下させることを防止できる。
以下、本発明をNOR型フラッシュメモリに適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1および図2は、NOR型フラッシュメモリのメモリセル領域におけるメモリセルトランジスタの模式的な断面図およびその切断位置を示す平面図である。まず、図2において、半導体基板としてのシリコン基板1には、素子分離絶縁膜としてのSTI2が形成されており、これによって素子形成領域としての活性領域3が分離形成されている。
これら分離形成された各活性領域3を直交するようにワード線WLが所定間隔で形成されている。ワード線WLは、各メモリセルトランジスタに形成されるゲート電極4のうちの、STI2を挟んで隣接するメモリセルトランジスタ間に形成される制御ゲート電極部分に相当するものである。また、隣接するワード線WL間に露出する活性領域3には、ドレイン領域とソース領域が1つ置きに形成されており、シリコン基板1の各ドレイン領域とビット線BLとを接続するドレインコンタクト5が形成されている。このドレインコンタクト5の径寸法は、活性領域3の幅寸法よりも大きく設定されている。また、ソース領域は、隣接するもの同士が電気的に接続されるようにワード線WLに平行に形成したソース線LIが配置形成されている。ソース線LIには、配線層との間を電気的に接続するためのソースコンタクト6が形成されている。
図1(a)、(b)、(c)は、図2中に示したA−A線、B−B線、C−C線に沿って切断したときの縦断面を模式的に示した図である。すなわち、図1(a)は、活性領域3の形成方向に沿って切断した断面を示し、図1(b)は、ワード線WLの形成方向に沿って切断した断面を示し、図1(c)は、ドレインコンタクト5が並ぶ方向に沿って切断した断面を示している。
まず、活性領域3の断面を示す図1(a)において、シリコン基板1の表面にはゲート絶縁膜としての第1のシリコン酸化膜7を介してゲート電極4が所定間隔で形成されている。ゲート電極4は、下層から第1の多結晶シリコン膜8、第2の多結晶シリコン膜9、ONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜10、第3の多結晶シリコン膜11、WSi(タングステンシリサイド)膜12、第2のシリコン酸化膜13が順次積層された構成である。
ゲート電極4の側面およびゲート電極4間の一部には第3のシリコン酸化膜14が形成されており、その第3のシリコン酸化膜14に側面から積層されるようにスペーサとして形成された第1のシリコン窒化膜15が設けられ、さらにゲート電極4の上面部およびシリコン窒化膜15に側面から覆うようにコンタクト形成用のストッパ膜である第2のシリコン窒化膜16が形成されている。ゲート電極4の上面と、前述したコンタクトホール部分以外のゲート電極4間には絶縁膜としての第4のシリコン酸化膜17が埋め込み形成されている。
隣接するゲート電極4間には、前述のように左側にドレインコンタクト、右側にソースコンタクトが形成されている。コンタクトを形成する部分のシリコン基板1の表面は、図示のようにやや掘り下げられている。これは後述する製造工程でSTI2の段差を小さくするためにSTI2のエッチング処理を行う工程で、シリコン基板1が同時に掘り下げられてこのような構造となるためである。
ここで、掘り下げられた部分には、第2のシリコン窒化膜16、絶縁膜17の下端部が位置する構成となっている。これは、第2のシリコン窒化膜16の形成工程の直前にシリコン基板1のエッチング処理が行われていることに起因している。掘り下げられたシリコン基板1の表面部には、ドレイン拡散領域およびソース拡散領域が形成されている。これらの各拡散領域に電気的に接触するようにバリアメタルとしてのチタン膜18およびドレインコンタクト5としてのタングステンプラグ19、ソース線LIとしてのタングステン膜20が形成されている。
これらが形成された上面部分は平坦化処理されており、この上に層間絶縁膜としての第5のシリコン酸化膜21が形成されている。この第5のシリコン酸化膜21には、ドレインコンタクト5に対応する位置およびソースコンタクト6の位置にビアホールが形成され、バリアメタルとしてのチタン膜22およびタングステンプラグ23が埋め込み形成されている。この上部に、ビット線BLが図中左右方向に形成されている。ビット線BLは、たとえばバリアメタルとなるチタン膜24a、24bで金属層25を挟んだ状態に形成したものである。
次に、ゲート電極4に沿う図2中B−B方向に切断して示した図1(b)において、シリコン基板1には、溝を形成して絶縁膜を埋め込むことで形成したSTI2が設けられており、シリコン基板1を複数の活性領域3に分離形成している。STI2は、活性領域3に形成している第1の多結晶シリコン膜8の上面の高さと一致するように形成されている。
第2の多結晶シリコン膜9は、STI2上で分離されており、下層の第1の多結晶シリコン膜8と共にフローティングゲート電極を形成している。これによりフローティングゲート電極は上部が横方向に張り出したT字状の断面を有する構成とされており、これによってカップリング比を高めることができる構成となっている。
ONO膜10は、フローティングゲート電極を構成している第2の多結晶シリコン膜9の上面に沿うように形成され、これがコントロールゲート電極と対向するゲート絶縁膜として機能する。コントロールゲート電極は、第3の多結晶シリコン膜11、WSi膜12、第2のシリコン酸化膜13を積層した部分により構成される。この上に第2のシリコン窒化膜16および第4のシリコン酸化膜17が形成され、さらに層間絶縁膜としての第5のシリコン酸化膜21が形成されている。
次に、ドレインコンタクト5の部分で切断して示す図1(c)において、シリコン基板1に埋め込み形成しているSTI2は、シリコン基板1との高さの差つまり段差の寸法ΔHが、図1(b)に示す同じ部分の段差の寸法Δhに比べて小さくなるように形成されている。これは、後述する製造工程で示すように、STI2のエッチング処理を行っているからである。
そして、STI2の上には第2のシリコン窒化膜16および第4のシリコン酸化膜17が積層形成されており、活性領域3の上にはドレインコンタクト5を構成するチタン膜18およびタングステンプラグ19が形成されている。これらを形成した上面部は平坦化されており、この上に層間絶縁膜としての第5のシリコン酸化膜21が形成され、ドレインコンタクト5の部分には上層のビット線BLと電気的に接続するチタン膜22およびタングステンプラグ23が形成されている。
図3は、上記した図1(b)と(c)との構成部分を立体的に示したもので、図1(c)に示した部分のSTI2と活性領域3との段差ΔHの大きさをわかりやすくするために、STI2の上部の構造を省略して示している。この図から理解できるように、図中、2aで示す部分が後述するエッチング加工により除去される部分である。
上記構成において、図3あるいは図1(c)に示したように、シリコン基板1の活性領域3とSTI2との段差寸法ΔHを図1(b)に示す相当部分の段差寸法Δhに比べて小さくなるように構成しているので、ドレインコンタクト5を形成する際に、シリコン窒化膜16を形成してこれをエッチングする際に、段差の大きさに起因したスペーサ状のエッチング残渣の発生を抑制することができ、これによって、活性領域3のコンタクト面積を狭められることがなくなり、良好なオーミックコンタクトを形成することができるようになる。
次に、上記構成の製造工程について図4ないし図12を参照して説明する。なお、図4ないし図12中、(a)は図1(a)に対応する断面図、(b)は図1(b)に対応する断面図、(c)は図1(c)に対応する断面図を示している。
まず、図4(a)〜(c)に示すように、シリコン基板1の主表面に第1のシリコン酸化膜7、第1の多結晶シリコン膜8を形成すると共に、第3のシリコン窒化膜26および第6のシリコン酸化膜27を形成する。なお、第1のシリコン酸化膜7は、図示のメモリセル領域においては8nm程度の薄い膜厚に形成されるが、図示しない周辺回路領域の高耐圧トランジスタについてはたとえば40nm程度の厚い膜厚のものが別途のプロセスを経て形成される。
次に、図5に示すように、STI2を形成する部分にトレンチ28を形成する。まず、フォトリソグラフィ処理によりSTI2のパターンにフォトレジストをパターニングし、これをマスクにしてRIE法により第6のシリコン酸化膜27と第3のシリコン窒化膜26をエッチング加工する。続いて、加工した第6のシリコン酸化膜27と第3のシリコン窒化膜26とをマスクにして同じくRIE法により第1の多結晶シリコン膜8、第1のシリコン酸化膜7およびシリコン基板1をエッチング加工して所定深さのトレンチ28を形成する。
次に、エッチング加工したトレンチ28の表面に図示しないシリコン酸化膜を形成し、続いて、図6に示すように、トレンチ28内を埋めるように第7のシリコン酸化膜29を形成する。この第7のシリコン酸化膜29は、たとえばHDP法により形成している。
この後、図7に示しているように、CMP法により第7のシリコン酸化膜29を研磨して平坦化処理を行う。このCMP処理では、第3のシリコン窒化膜26をストッパとして用い、第3のシリコン窒化膜26の上面の第6のシリコン酸化膜27がなくなるまで削る。
次に、図8に示すように、ゲート電極4の形成の前段階まで加工する。上述の図7の状態から、リン酸処理により第3のシリコン窒化膜26を除去する。次に減圧CVD法によりリンが添加された第2の多結晶シリコン膜9を堆積する。この第2の多結晶シリコン膜9をフォトリソグラフィ処理により、フォトレジストをマスクにしてRIE法を用いSTI2の中央部で分離するように加工する。フローティングゲート電極は第1および第2の多結晶シリコン膜8、9から構成され、断面がT字状型に構成されている。続いて、減圧CVD法でONO膜10、リンが添加された第3の多結晶シリコン膜11、WSi膜12、第2のシリコン酸化膜13を順次堆積する。
次に、図9に示すようにゲート電極4を形成する。まず、フォトリソグラフィ法により図示しないフォトレジストを所望の形にパターンニングし、このフォトレジストをマスクにして第2のシリコン酸化膜13をRIE法により加工する。次に第2のシリコン酸化膜13をマスクに、WSi膜12、第3の多結晶シリコン膜11、ONO膜10、第2の多結晶シリコン膜9、第1の多結晶シリコン膜8をRIE法で加工してゲート電極4を形成する。
次に、図10に示すように、ゲート電極4の側壁にスペーサ15を形成する。まず、ゲート電極4の側壁に第3のシリコン酸化膜14を形成する。次にイオン注入法によりソース/ドレイン領域に不純物を注入して図示しない不純物領域を形成する。続いて、減圧CVD法により第1のシリコン窒化膜を堆積し、この後RIE法でエッチバックすることによりゲート電極4の側壁部にスペーサとしての第1のシリコン窒化膜15を形成する。次に、隣接するゲート電極4間に露出しているSTI2の上面をエッチバックすることでシリコン基板1との段差寸法をΔhから図示のΔHとなるまで小さくする。
この場合、STI2のエッチングは、RIE法を用いて行うが、このとき同時に露出しているシリコン基板1も若干エッチングにより掘り下げられた状態になる。また、このとき、ゲート電極4上の第1のシリコン窒化膜15がエッチバックで除去された後に、残った第3のシリコン酸化膜14がさらにエッチングされることで、スペーサとして残った第1のシリコン窒化膜15の上端部はゲート電極4の短面から上部にやや突出した形状となって残っている。
また、上記のシリコン基板1の表面が掘り下げられる処理では、ゲート電極4にスペーサとしての第2のシリコン窒化膜15を形成した後に行うので、これによってゲート電極4の端面が直接露出することがないので、ゲート絶縁膜としての第1のシリコン酸化膜7の端面部分が保護された状態となり、後の工程でダメージを受けることがなくなる。
次に、図11に示すように、ストッパとして機能する第2のシリコン窒化膜16を形成すると共に、その上に常圧CVD法により絶縁膜として第4のシリコン酸化膜17をゲート電極4間の隙間を埋める程度の十分な膜厚で形成する。この後、CMP法により第2のシリコン窒化膜16をストッパとして上面が露出するまで削り平坦化を行う。
次に、図12に示すようにコンタクトホールを形成してコンタクトプラグ19、20を埋め込む。図11に示した状態で、プラズマCVD法によりシリコン酸化膜を堆積させフォトリソグラフィ法によりフォトレジストをドレインコンタクト5とソース線6の形状に対応したパターンに形成し、これをマスクとしてRIE法にて上記したシリコン酸化膜および第4のシリコン酸化膜14を加工し図2に示すソース線6とドレインコンタクト5のコンタクトホールを同時に形成する。
なお、上記のコンタクトホールの形成では、ドレインコンタクト5のコンタクトホールが、上面の開口部においては活性領域3の幅寸法よりも大きい径に設定されている。これは、図12(a)に示したようにゲート電極4間の活性領域3の部分はスペーサとしての第1のシリコン窒化膜15などによって自己整合的に位置決めされる形状となっていることを利用しているからである。
この後、フォトレジスト除去し、第2のシリコン窒化膜16をRIE法によりシリコン基板1が露出するまで加工し、続いてPVD法によりチタン膜(もしくはTiN膜)とタングステン膜を堆積させ、CMP法によりタングステン膜とチタン膜を第4のシリコン酸化膜17が露出するまで削り平坦化を行う。
次に、図1に示すように、第5のシリコン酸化膜21を堆積させフォトリソグラフィ処理によりフォトレジストを所定のパターンに形成し、RIE法にて第5のシリコン酸化膜21を加工しビット線のメタル配線層とCS/LIを導通させるチタン膜22およびタングステンプラグ23を形成する。その後ビット線のメタル配線層25を形成することでウエハ工程が終了する。
このような本実施形態によれば、第2のシリコン窒化膜16を堆積する際に、シリコン基板1の素子形成領域3とSTI2との段差を小さくする処理を実施しているので、ドレインコンタクト5の形成時に、上記段差に起因したスペーサ状の残渣が低減でき、これによってコンタクト面積が減少するのを抑制しコンタクト抵抗を低減することができるようになる。
また、上記の処理をゲート電極4の側壁に第1のシリコン窒化膜15によるスペーサを形成した後に実施するので、STI2のエッチング処理によりゲート電極4にダメージを与えることを防止でき、これによってゲート絶縁膜としての第1のシリコン酸化膜7への悪影響を防止して特性の劣化を抑制することができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
ゲート電極に形成するスペーサとしてシリコン窒化膜を用いる場合で説明したが、他の絶縁膜を用いることもできる。
本実施形態ではNOR型フラッシュメモリに適用した場合で説明したが、STIで分離された活性領域にゲート絶縁膜を備えるトランジスタを有する構成の半導体装置に適用することができる。
本発明の一実施形態を示す模式的断面図 図1の切断面を示す平面図 ゲート電極形成後の状態を示す模式的な斜視図 製造工程の各段階で示す模式的断面図(その1) 製造工程の各段階で示す模式的断面図(その2) 製造工程の各段階で示す模式的断面図(その3) 製造工程の各段階で示す模式的断面図(その4) 製造工程の各段階で示す模式的断面図(その5) 製造工程の各段階で示す模式的断面図(その6) 製造工程の各段階で示す模式的断面図(その7) 製造工程の各段階で示す模式的断面図(その8) 製造工程の各段階で示す模式的断面図(その9)
符号の説明
図面中、1はシリコン基板(半導体基板)、2はSTI(素子分離絶縁膜)、3は活性領域(素子形成領域)、4はゲート電極、5はドレインコンタクト、6はソース線、7は第1のシリコン酸化膜(ゲート絶縁膜)、8は第1の多結晶シリコン膜、9は第2の多結晶シリコン膜、10はONO膜、11は第3の多結晶シリコン膜、12はWSi膜、16は第2のシリコン窒化膜(コンタクト形成用ストッパ膜)である。

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    この半導体基板の素子形成領域を分離する素子分離絶縁膜と、
    前記素子形成領域に形成されゲート電極を備えた複数のメモリセルトランジスタと、
    これら各メモリセルトランジスタのゲート電極の側壁に形成されると共に前記ゲート電極間の前記素子分離絶縁膜上に形成されたコンタクト形成用ストッパ膜とを備え、
    前記素子分離絶縁膜は、前記ゲート電極間のドレインコンタクト形成領域における前記素子形成領域の前記半導体基板表面との段差寸法が、前記ゲート電極部分の前記素子形成領域の前記半導体基板表面との段差寸法よりも小さくなるように形成され、前記ドレインコンタクト形成領域の前記半導体基板の表面は前記ゲート電極部分の前記半導体基板の表面より低く形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記ドレインコンタクトの径は、素子形成領域の幅寸法よりも大きい寸法に設定されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 半導体基板に素子分離絶縁膜を形成して設けた素子形成領域にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極の側面をスペーサ絶縁膜で覆う工程と、
    前記ゲート電極間に露出している素子分離絶縁膜をエッチングして前記半導体基板表面との段差を小さくする工程と、
    コンタクト形成用のストッパ膜を形成する工程と、
    前記ゲート電極間を埋め込むように層間絶縁膜を形成する工程と、
    この層間絶縁膜を平坦化処理してコンタクトホールを形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ゲート電極間に露出している素子分離絶縁膜をエッチングして素子形成領域との段差を小さくする工程では、素子形成領域に露出している半導体基板も同時にエッチングすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ストッパ膜は、前記素子分離絶縁膜のエッチング時に同時にエッチングされた半導体基板の側面にも形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。

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