JP4944766B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は不揮発性メモリ及びその製造方法に関し、特にONO(Oxide Nitride Oxide)膜を有する不揮発性メモリ及びその製造方法に関する。
近年、データの書換えが可能な半導体装置である不揮発性メモリが広く利用されている。このような不揮発性メモリの技術分野においては、高記憶容量化のため、メモリセルの微細化を目的とした技術開発が進められている。
不揮発性メモリとしては、フローティングゲートに電荷を蓄積するフローティングゲート型フラッシュメモリが広く用いられてきた。しかし、近年の高記憶密度化実現のため、メモリセルの微細化を行うと、内部電圧を低くする必要があり、結果的にトンネル酸化膜の薄膜化が必要になる。しかし、トンネル酸化膜の薄膜化により、トンネル酸化膜を流れるリーク電流が増大し、またトンネル酸化膜への欠陥の導入により、フローティングゲートに蓄積された電荷が損失するといった信頼性上の障害が発生するためである。
これを解決するために、MONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Silicon)型やSONOS(Silicon Oxide Nitride Oxide Silicon)型といったONO(Oxide/Nitride/Oxide)膜を有するフラッシュメモリがある。これは、酸化シリコン膜層に挟まれたトラップ層と呼ばれる窒化シリコン膜層に電荷を蓄積するフラッシュメモリである。このフラッシュメモリは絶縁膜である窒化シリコン膜層に電荷を蓄積するため、トンネル酸化膜に欠陥があっても、フローティングゲート型のように電荷の損失が発生し難い。ONO膜を有するフラッシュメモリは例えば非特許文献1に記載されている。
以下、図1から図4を用い、従来のONO膜を有するフラッシュメモリとその製造方法(以下、従来技術)について説明する。フラッシュメモリは、メモリセル領域と周辺回路領域を有している。図1は従来技術のメモリセル領域の上視図(保護膜32、層間絶縁膜30、配線34、ONO膜16は図示していない)であり、図2は図1を拡大した上視図である。図3は図2のA−A´断面図、図4は図2のB-B´断面図である。P型シリコン半導体基板10の所定の領域にビットライン14が形成されている。半導体基板10上にONO膜16として、トンネル酸化膜である酸化シリコン膜、トラップ層である窒化シリコン膜、トップ酸化膜層である酸化シリコン膜が形成されている。ONO膜16上の所定の領域にコアセルのゲートとなるワードライン20として多結晶シリコン膜が形成されている。
ビットライン接続領域42内において、ビットライン14と配線34が層間絶縁膜30に形成された接続孔40を介し接続している。配線上に保護膜32が形成されている。ビットライン接続領域42は、接続孔40をワードライン20方向に一列に配置した領域である。ビットライン接続領域42は、ワードライン20複数本に一箇所の間隔で設置されている。メモリセルの微細化のためには、ビットライン間隔を狭くすること、およびビットライン接続領域42を含むワードライン間隔を狭くすることが求められている。
Boaz Eitan et. al, Electron Device Letters, Vol.21, No.11, p543(2000)
しかしながら、従来技術においては、ビットライン14と接続孔40の露光時の重ね合わせ余裕を確保するため、ビットライン間隔の微細化が難しくなるという問題がある。ビットライン14と接続孔40の露光時の重ね合わせがビットライン14と垂直方向にずれた場合の問題につき、図5を用い説明する。図5は接続孔40がビットライン14に対し左方向にずれて形成された場合の図である。符号55の領域において、接続孔40がP型シリコン半導体基板10に接している。この55の接合により、ビットライン14と半導体基板10の間に、接続孔40を介しリーク電流が流れる。これを防止するため、ビットライン14と接続孔40と露光時の重ね合わせの余裕を確保し、ビットライン14の幅および間隔を決めると、ビットライン間隔の微細化が難しくなる。
本発明は、ビットラインと接続孔の重ね合わせがビットラインと垂直方向にずれたときに生じるビットラインと接続孔の間のリーク電流を抑制し、ビットラインと接続孔の重ね合わせの余裕を小さくでき、メモリセルの微細化可能な半導体装置とその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成されたONO膜と、前記半導体基板内に形成されるビットラインと、前記ビットラインと電気的に接続する接続部とを有し、前記半導体基板は、前記接続部を挟み込むように前記ビットラインの両側に設けられたトレンチ分離領域を有する半導体装置である。本発明によれば、ビットラインと接続部の重ね合わせが、ビットラインと垂直方向にずれた場合であっても、接続部はトレンチ分離領域上に形成されるため、接続部を介し、ビットラインと半導体基板がリークすることはない。これにより、ビットラインと接続部の重ね合わせの余裕を小さくでき、メモリセルの微細化可能な半導体装置を提供することができる。
本発明は、前記トレンチ分離領域が、ワードライン間に形成された半導体装置である。本発明によれば、ワードライン間にトレンチ分離領域を形成することにより、ビットラインと半導体基板の間のリーク電流を小さくすることができる。
本発明は、前記ワードラインの前記接続部を有する側の側部に側壁を具備する半導体装置である。本発明によれば、接続部がビットラインに平行方向にずれた場合であっても、接続部とワードラインが接触することを防止できる。これにより、ワードラインと接続部の重ね合わせの余裕を小さくでき、メモリセルの微細化可能な半導体装置を提供することができる。
本発明は、前記側壁が窒化シリコン膜である半導体装置である。本発明によれば、側壁は、接続部をドライエッチングする時の層間絶縁膜との選択性を有することができる。これにより、接続部がビットラインに平行方向にずれた場合であっても、接続部とワードラインが接触することをより確実に防止できる。
本発明は、前記ビットラインと前記トレンチ分離領域が接している半導体装置である。本発明によれば、ビットラインとトレンチ分離領域の間に半導体基板からなる隙間部が形成されない。これにより、ビットラインと半導体基板の間にリーク電流が流れることを防止できる。
本発明は、半導体基板内にトレンチ分離領域を形成する工程と、前記半導体基板内にビットラインを形成する工程と、前記半導体基板上にONO膜を形成する工程と、前記ビットラインに接続される接続部を形成する工程とを具備し、前記接続部は前記ビットラインの両側に設けた前記トレンチ分離領域に挟み込まれるように形成される半導体装置の製造方法である。本発明によれば、ビットラインと接続部の重ね合わせが、ビットラインと垂直方向にずれた場合であっても、接続部はトレンチ分離領域上に形成されるため、接続部を介し、ビットラインと半導体基板がリークすることはない。これにより、ビットラインと接続部の重ね合わせの余裕を小さくでき、メモリセルの微細化可能な半導体装置の製造方法を提供することができる。
本発明は、前記半導体基板上にONO膜を形成する工程の後、前記ONO膜上にワードラインを形成する工程と、前記ワードラインの側部であって、前記接続部を有する側に側壁を形成する工程と、を具備する半導体装置の製造方法である。本発明によれば、接続部がビットラインに平行方向にずれた場合であっても、接続部とワードラインが接触することはない。これにより、ワードラインと接続部の重ね合わせの余裕を小さくでき、メモリセルの微細化可能な半導体装置の製造方法を提供することができる。
本発明は、前記側壁を形成する工程が、周辺回路のゲート側部に形成する側壁と同時に形成する工程である半導体装置の製造方法である。本発明によれば、側壁を、周辺回路のゲート側部に形成する側壁と同時に形成するため、製造工程を簡略化できる。
本発明は、前記半導体基板内にビットラインを形成する工程は、前記ビットライン、および前記トレンチ分離領域の前記ビットラインに隣接する領域に、不純物を注入して形成する工程である、半導体装置の製造方法である。本発明によれば、ビットラインとトレンチ分離領域の重ね合わせがビットラインと垂直方向にずれた場合であっても、ビットラインとトレンチ分離領域の隙間部が形成されることはない。これにより、ビットラインと半導体基板の間にリーク電流が流れることを防止できる。
本発明によれば、ビットラインと接続部の重ね合わせが、ビットラインと垂直方向にずれた場合であっても、接続部はトレンチ分離領域上に接するため、接続部を介し、ビットラインと半導体基板がリークすることはない。これにより、ビットラインと接続部の重ね合わせの余裕を小さくでき、メモリセルの微細化可能な半導体装置とその製造方法を提供することができる。
図1は従来技術の上視図(その1)である。 図2は従来技術の上視図(その2)である。 図3は従来技術の断面図(その1)である。 図4は従来技術の断面図(その2)である。 図5は従来技術の問題を説明する断面図である。 図6は実施例1の製造工程を示す上視図(その1)である。 図7は実施例1の製造工程を示す断面図(その1)である。 図8は実施例1の製造工程を示す断面図(その2)である。 図9は実施例1の製造工程を示す断面図(その3)である。 図10は実施例1の製造工程を示す断面図(その4)である。 図11は実施例1の製造工程を示す断面図(その5)である。 図12は実施例1の製造工程を示す上視図(その2)である。 図13は実施例1の製造工程を示す断面図(その6)である。 図14は実施例1の製造工程を示す断面図(その7)である。 図15は実施例1の効果を説明する断面図である。 図16は実施例2の製造工程を示す上視図である。 図17は実施例2の製造工程を示す断面図(その1)である。 図18は実施例2の製造工程を示す断面図(その2)である。 図19は実施例2の製造工程を示す断面図(その3)である。 図20は実施例2の製造工程を示す断面図(その4)である。 図21は実施例2の製造工程を示す断面図(その5)である。 図22は実施例2の製造工程を示す断面図(その6)である。 図23は実施例2の製造工程を示す断面図(その7)である。 図24は実施例2の製造工程を示す断面図(その8)である。 図25は実施例2の効果を説明する断面図である。 図26は実施例1のレイアウト図である。 図27は実施例1におけるイオン注入工程を示す断面図である。 図28は実施例1において、ビットラインの重ね合わせがずれた場合のイオン注入工程を示す断面図である。 図29は実施例1において、ビットラインの重ね合わせがずれた場合の断面図である。 図30は実施例3のレイアウト図である。 図31は実施例3の製造工程を示す断面図である。 図32は実施例3の変形例のレイアウト図である。
以下、本発明の実施例を説明する。
図6から図14を用い、実施例1に係る半導体装置とその製造方法について説明する。
まず、P型シリコン半導体基板10(または、半導体基板中に形成されたP型半導体領域)の所定の領域にSTI(Shallow Trench Isolation)法を用い、トレンチ分離領域50を形成する。トレンチ分離領域とは半導体基板10に溝(トレンチ)部を形成し、溝部に酸化シリコン膜などの酸化膜を形成し埋め込んだ領域である。トレンチ分離領域50は、例えば以下の方法で形成する。所定領域の半導体基板10をドライエッチング法によりエッチングし、溝部を形成する。その後、全面に熱酸化法またはCVD法により酸化シリコン膜を形成する。CMP(Chemical Mechanical Polish)法または選択的なエッチングにより平坦化する。これにより、溝部に酸化シリコン膜が埋め込まれ、トレンチ分離領域が形成される。
図6は、トレンチ分離領域50が形成された後のメモリセルの上視図である。図7はA−A´の断面図、図8はB−B´の断面図である。接続孔が形成されるビットライン接続領域42のビットラインの間にトレンチ分離領域50が形成されている。トレンチ分離領域50の形成は、周辺回路領域のトレンチ分離領域の形成と同時に行うことにより、製造工程の簡略化を行うこともできる。
次に、図9において、半導体基板10内の所定の領域に例えば砒素をイオン注入し熱処理を行うことにより、N型半導体層であるビットライン14を形成する。
次に、図10において、半導体基板10上にONO膜16として、トンネル酸化膜である酸化シリコン膜、トラップ層である窒化シリコン膜、トップ酸化膜層である酸化シリコン膜を熱酸化法あるいはCVD法により形成する。
次に、図11において、コアセルのゲートとなるワードライン20(図示せず)を、例えば多結晶シリコン膜を形成し、所定領域をエッチングすることで形成する。このとき、ワードラインの低抵抗化のため、多結晶シリコン膜をシリサイドの積層構造としても良い。トランジスタ上に層間絶縁膜30として例えばBPSG(Boron-Phosphorus Silicated Glass)等の酸化シリコン膜を、CVD法を用い形成する。層間絶縁膜30のビットライン接続領域42にビットライン14に接続する接続孔40(ビットライン14と電気的に接続する接続部)を形成する。接続孔40を埋め込むように配線34を例えばアルミニウム合金を用い形成する。保護膜32を例えば酸化シリコン膜で形成し、メモリセルが完成する。図12は上視図(保護膜32、配線34、層間絶縁膜30、ONO膜16は図示していない)であり、A−A´の断面図が図13、B−B´の断面図が図14である。図12に示すように、トレンチ分離領域50はビットライン14の両側に設けられ、かつ各接続孔40を両側から挟むように形成されている。また、トレンチ分離領域50は、隣り合うワードライン20間に形成されている。複数のトレンチ分離領域50はワードライン20に沿って直線状に配置されている。接続孔40が形成されていないワードライン20間には、トレンチ分離領域50は形成されていない。
図15は実施例1において、接続孔40がビットライン14から左方向にずれて形成された場合のA−A´断面図を示している。ビットライン14から外れて接続孔40が形成された領域55であっても、接続孔40はトレンチ分離領域50上に形成される。このため、半導体基板10と接続孔40の間に電気的接合はなく、リーク電流が流れることはない。よって、ビットライン14と接続孔40の露光時の重ね合わせの余裕を小さくでき、メモリセルを微細化することができる。
図16から図24を用い、実施例2に係る半導体装置とその製造方法について説明する。
図16は実施例2の完成時の上視図(保護膜32、層間絶縁膜30、配線34、ONO膜16は図示していない)である。図17から図23は実施例2の製造工程を示すB−B´断面の断面図である。右側はメモリセル領域、左側は周辺回路領域のゲート付近の図である。
まず、実施例1の図7から図10と同じ製造工程により図17の断面図となる。メモリセル領域においては、ビットライン14を有する半導体基板10上にONO膜16が形成されている。周辺回路領域においては、半導体基板10上にONO膜16が形成されている。
図18において、周辺回路領域のONO膜が選択的に除去され、ゲート酸化膜60として酸化シリコン膜が形成される。
次に、図19において、メモリセル領域においては、コアセルのゲートとなるワードライン20が、例えば多結晶シリコンを用い形成され、周辺回路領域においてはゲート64が、例えば多結晶シリコンを用い形成される。このとき、ワードライン20とゲート64は同時に形成することにより、製造工程の簡略化を図ることができる。次に、周辺回路領域のゲート64の両側に、例えば燐のイオン注入により比較的ドープ量が小さく浅いN型の領域66を形成する。
次に、図20において、例えば窒化シリコン膜22をCVD法を用い形成する。次に、図21において、周辺回路領域とメモリセル領域のビットライン接続領域42を選択的に異方性エッチングする。これにより、ゲート64の両側にLDD(Lightly Doped Drain)用側壁62と、ワードライン20のビットライン接続領域42側に側壁22が形成される。その後、LDD用側壁62の両側に、例えば砒素のイオン注入により比較的ドープ量が大きく深いN型の領域68を形成する。これにより、周辺回路領域において、LDD構造が形成される。
次に、図23において、トランジスタ上に層間絶縁膜30として例えばBPSG等の酸化シリコン膜を形成する。層間絶縁膜30のビットライン接続領域42にビットラインに接続する接続孔40を形成する。接続孔40を埋めるように配線34を例えばアルミニウム合金を用い形成する。保護膜32を例えば酸化シリコン膜で形成し、メモリセルおよび周辺回路が完成する。このときの図16におけるA−A´断面が図24である。
図25は、接続孔40がビットラインと平行方向にずれた場合のB−B´断面図である。層間絶縁膜30と側壁22のエッチングの選択性を保つことにより、接続孔40形成時のドライエッチングから、ワードライン40を保護することができる。これにより、ワードライン20と接続孔40の露光時の重ね合わせの余裕を小さくし、微細化したメモリセルが実現できる。さらに、側壁22をLDD用側壁62と同時に形成しているため、製造工程を簡略化させることができる。
実施例3はビットラインを注入する領域に関する例である。まず、実施例1における問題を説明する。図26は実施例1にかかるメモリセル内のトレンチ分離領域50の領域と、ビットライン14形成のためのイオン注入を行う領域52のレイアウトを示している。
図27はビットライン14形成のイオン注入工程時の断面図である。図26のA−A´に相当する。フォトレジスト36にイオン注入を行う領域52の開口部が設けられる。符号54はイオン注入を模式的に図示している。イオン注入には例えば砒素が用いられる。イオン注入を行う領域52の開口部下に、ビットライン14形成のためのイオンが注入される。その後、熱処理することによりN型のビットライン14が形成される。
次に、トレンチ分離領域50領域と、イオン注入を行う領域52の露光時の重ね合わせが、ビットラインと垂直方向にずれが生じた場合のイオン注入工程時の断面図を図28に示す。イオン注入を行う領域52はトレンチ分離領域50領域に対して右方向にずれて形成されている。この状態でイオン注入を行うと、トレンチ分離領域50とビットライン14の間に隙間部56が生じる。
図29は、この状態で接続孔40を形成した場合の図である。隙間部56に接続孔40が接している。そのため、隙間部56である半導体基板10と接続孔40の間に電気的接合が発生し、ビットライン14と半導体基板10の間に、接続孔40を介しリーク電流が流れてしまう。実施例1には係る問題がある。
そこで、実施例3においては、トレンチ分離領域50領域と、イオン注入を行う領域52の露光時の重ね合わせにビットラインに垂直方向にずれが生じた場合であっても、トレンチ分離領域50とビットライン14の間に隙間部56を生じないような製造方法を提供する。
図30は実施例3にかかるメモリセル内のトレンチ分離領域50の領域と、ビットライン14形成のためのイオン注入を行う領域52のレイアウトを示している。イオン注入を行う領域52は、ビットライン接続領域42においてビットラインと垂直方向に連続して延在している。
図31は、ビットライン14形成のためのイオン注入工程時の断面図である。図30のA−A´に相当する。イオン注入を行う領域52が連続して形成されている。符号54はイオン注入を模式的に図示している。イオン注入には例えば砒素が用いられる。このとき、イオンはトレンチ分離領域50にも注入される。しかし、トレンチ分離領域50に注入されたイオンはトレンチ分離領域50に埋め込んだ酸化シリコン膜中に留まり、トレンチ分離領域50の絶縁特性には影響しない。その後、熱処理することによりN型のビットライン14が形成される。
トレンチ分離領域50領域と、イオン注入を行う領域52の露光時の重ね合わせにビットラインと垂直方向にずれが生じた場合であっても、実施例1のようにトレンチ分離領域50とビットライン14の間に隙間部56を生じることはない。このため、ビットライン14と半導体基板10の間にリーク電流が流れることはない。
実施例3の変形例として、図32のように、ビットライン14形成のためのイオン注入を行う領域52は、ビットライン接続領域42においてビットラインと垂直方向に連続して延在していなくても良い。トレンチ分離領域50領域と重なっていれば、その機能を果たし、重なりの距離L1は、ビットライン14とトレンチ分離領域52の露光時の重ね合わせ余裕より大きくすることが好ましい。
以上のように、実施例3によれば、ビットライン14とトレンチ分離領域50の重ね合わせが、ビットラインに垂直方向ずれた場合であっても、ビットライン14とトレンチ分離領域50の隙間部56が形成されることはない。これにより、ビットライン14と半導体基板10の間にリーク電流が流れることはない。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (3)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成されたONO膜と、
    前記半導体基板内に形成され、かつ、平面視において前記ONO膜のそれぞれを挟むように延びる複数のビットラインと、
    前記複数のビットラインのそれぞれと電気的に接続する接続部とを有し、
    前記半導体基板は、平面視において前記接続部を挟み込むように前記複数のビットラインのそれぞれの両側に設けられたトレンチ分離領域を有し、
    前記複数のビットラインは、平面視において、前記半導体基板の上方に形成された複数のワードラインと交差しており、
    前記トレンチ分離領域同士の間に不純物注入領域があり、
    前記不純物領域は、前記複数のビットラインのそれぞれから突出しており、かつ、前記複数のビットラインのそれぞれに隣接しており、さらに、前記トレンチ分離領域のそれぞれに接している、半導体装置。
  2. 前記複数のワードラインのそれぞれの前記接続部が設けられている側の側部に側壁を具備する、請求項記載の半導体装置。
  3. 前記側壁が窒化シリコン膜である、請求項記載の半導体装置。
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