JP2003125275A - 被写体像調整装置及び撮像装置 - Google Patents
被写体像調整装置及び撮像装置Info
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Abstract
体像を結像面に結像することができる被写体像調整装置
及び当該被写体像調整装置を用いた撮像装置を提供す
る。 【解決手段】 被写体像の焦点調整のための指示を与え
る半押し操作が行われる複数のレリーズ釦A及びBが、
複数のモードに対応して各々別体に設けられている。フ
ォーカス駆動部3が、フォーカスレンズ群1aを光軸方
向に沿って移動させる。フォーカス駆動部3を制御し
て、半押し操作が行われたレリーズ釦A又はBに対応す
るモードで、CPU10aが、結像面上に結像された被
写体像の焦点状態を調整する。
Description
置及び撮像装置に係わり、特に、各種モードに応じた焦
点調整や輝度調整を行う被写体像調整装置及び各種モー
ドに応じた焦点調整機能や輝度調整機能を有する撮像装
置に関する。
像面に最適な被写体像が結像されるように、例えば、自
動的にピントを調整するオートフォーカス(AF)を行
っている。一般に、デジタルカメラではCCDAFと言
われるオートフォーカス方法が用いられている。これ
は、無限遠から撮影し近距離までピント状態をずらしな
がら、CCDから得られる画像信号のうちの高周波成分
(以下、『評価値』と呼ぶ。)をサンプリングし、評価
値が最大となる点を合焦位置とする方法である。
や焦点距離、CCD画素ピッチによって決まってくる焦
点深度よりも細かい分解能でレンズ系(もしくはCC
D)を停止する必要がある(そうしないと、ある位置で
は後ピンで1パルス繰出すと前ピンとなり、ピントが合
わない状況が生じてしまう)。一般には、フォーカスモ
ータ1パルスで全焦点深度の1/2程度、レンズ系(も
しくはCCD)を移動するように設計されることが多い
ようである。無論、もっと細かくても性能上は問題無い
が、駆動時間の面では不利となるので、以降、フォーカ
スモータ1パルス=全焦点深度1/2という前提で話を
進める。
ピッチにおいて、フォーカスモータの駆動パルス数は図
10、図11に示すごとく計算される。例えば、無限遠
〜30cmまでをカバーしようとすると、Tele状態
において、フォーカスモータを100パルス程度駆動さ
せる事になり、この100パルス分が前述の“全走査
幅”ということになる。即ち、この全走査幅内において
適当な粗さ間隔で評価値をサンプリングし、その結果で
合焦位置を決めることになる(必ずしも1パルス毎に評
価値を入手する必要はなく、3〜4パルス進めては評価
値を取り込み、後は補間演算すれば良い)。当然のこと
ながら、AF時間の長さは、全走査幅の広さに大きく影
響されることになる。
くなるほど、F値が明るくなるほど、焦点距離が長く
(望遠系に)なるほど、最至近距離が近くなるほど、広く
なっていくため、近年のデジタルカメラにおいてはAF
時間が増大するという問題が生じてきている。
ているのが、近接撮影モード(以下マクロモードとす
る)の設置である。例えば、無限遠〜最至近30cmに
設計されたレンズ系を有するカメラにおいて、通常モー
ドが選択されているときは無限遠〜60cmを撮影可能
範囲とし、マクロモードが選択されているときは60c
m〜30cmを撮影可能範囲としてしまう方法である。
これにより、通常モードでもマクロモードでも全走査幅
は50パルス程度に低減され、AF時間が格段に短縮さ
れる。
マクロモードの選択は、半押し操作により、AFを指示
するためのレリーズボタンとは別途に設けられた、例え
ば、ダイヤル式などのモード選択スイッチによって、行
われている。すなわち、撮影者が、モード選択スイッチ
の選択操作を行って、通常モードを選択した後、レリー
ズボタンを半押しすると、通常モードでのAFが行われ
る。一方、マクロモードを選択した後、レリーズボタン
を半押しすると、マクロモードでのAFが行われる。
ド選択方法だと、近接撮影時に、レリーズボタンを操作
する前に、モード選択スイッチを操作して、マクロモー
ドを選択する必要があり、非常に面倒である。特に、動
き回る子供を撮影するような、近接撮影と、通常距離撮
影をランダムに行わなければならない場合などは、非常
に煩わしい。
ード操作により数cmの近接撮影が可能なマクロモード
を有するものが出現しており、こういったカメラに上記
の方法を適用すると、2つのマクロモード(例えば、
“30〜60cmを撮影可能な通常マクロモード”と
“1〜30cm撮影可能なスーパーマクロモード)を有
することになり、選択操作にさらに手間がかかり、シャ
ッターチャンスを逃してしまうと言う問題があった。
びマクロモードだけでなく、例えば、レリーズボタンの
半押し操作に応じて、一度しかAFを行わない単発AF
モード、レリーズボタンの半押し状態が続いている間、
繰り返しAFを実行するコンティニュアスAFモードな
ど様々な撮影モードが設けられている。
着目し、迅速に、撮影者の意図を反映した最適な被写体
像を結像面に結像することができる被写体像調整装置及
び当該被写体像調整装置を用いた撮像装置を提供するこ
とを課題とする。
になされた請求項1記載の発明は、複数の被写体像調整
モードに対応して各々別体に設けられ、被写体像調整の
ための指示を与える調整操作が行われる複数の調整操作
手段と、前記調整操作が行われた調整操作手段に対応す
る被写体像調整モードで、結像面に結像される被写体像
を調整する被写体像調整手段とを備えたことを特徴とす
る被写体像調整装置に存する。
整のための指示を与える調整操作が行われる複数の調整
操作手段が、複数の被写体像調整モードに対応して各々
別体に設けられている。調整操作が行われた調整操作手
段に対応する被写体像調整モードで、被写体像調整手段
が、結像面に結像される被写体像を調整し、最適な被写
体像が結像されるようにする。
モードに対応して複数設けることにより、撮影者は、複
数ある調整操作手段の1つを選択して、調整操作するだ
けで、選択したモードでの被写体像の調整を行うことが
できる。すなわち、調整操作が、モード選択操作を兼ね
ているため、撮影者は、モード選択操作と調整操作とを
別々に行わなくて良い。
写体像調整装置であって、前記被写体像調整手段は、前
記結像面に前記被写体像を結像させるための光学系の少
なくとも一部、若しくは、前記結像面を光軸方向に駆動
する駆動手段を制御して、前記調整操作が行われた調整
操作手段に対応する被写体像調整モードで、前記結像面
上に結像された被写体像の焦点状態を調整する焦点調整
手段を有することを特徴とする被写体像調整装置に存す
る。
が、結像面に被写体像を結像させるための光学系の少な
くとも一部、若しくは、前記結像面を光軸方向に駆動す
る。駆動手段を制御して、調整操作が行われた調整操作
手段に対応する被写体像調整モードで、焦点調整手段
が、結像面上に結像された被写体像の焦点状態を調整す
る。
モードに対応して複数設けることにより、撮影者は、複
数ある調整操作手段の1つを選択して、調整操作するだ
けで、選択したモードで、被写体像の焦点の調整を行う
ことができる。すなわち、焦点調整を指示する調整操作
が、モード選択操作を兼ねているため、撮影者は、モー
ド選択操作と調整操作とを別々に行わなくて良い。
写体像調整装置であって、前記被写体像調整手段は、前
記被写体を照射するか否かを判断する照射判断手段と、
前記照射判断手段が照射すると判断したとき、前記結像
面に被写体像を結像させるための光学系に入射する光量
を制限する絞り手段を制御して、前記調整操作が行われ
た調整操作手段に対応する被写体像調整モードで、前記
結像面上に結像された被写体像の輝度を調整する輝度調
整手段とを有することを特徴とする被写体像調整装置に
存する。
段が被写体を照射するか否かを判断する。絞り手段が、
結像面に被写体像を結像させるための光学系に入射する
光量を制限する。照射判断手段が照射すると判断したと
き、絞り手段を制御して、調整操作が行われた調整操作
手段に対応する被写体像調整モードで、輝度調整手段
が、結像面上に結像された被写体像の輝度を調整する。
モードに対応して複数設けることにより、撮影者は、複
数ある調整操作手段の1つを選択して、調整操作するだ
けで、選択したモードで、被写体像の輝度の調整を行う
ことができる。すなわち、輝度調整を指示する調整操作
が、モード選択操作を兼ねているため、撮影者は、モー
ド選択操作と調整操作とを別々に行わなくて良い。
写体像調整装置であって、前記結像面に結像された前記
被写体像撮像のための指示を与える撮像操作が行われる
撮像操作手段をさらに備え、前記焦点調整手段は、前記
調整操作が行われた後、かつ、前記撮像操作が行われる
前に、当該調整操作された調整操作手段以外の他の調整
操作手段が操作されると、前記複数の被写体像調整モー
ドとは異なる第2被写体像調整モードで、前記結像面上
に結像された被写体像の焦点状態を調整することを特徴
とする被写体像調整装置に存する。
段は、結像面に結像された被写体像撮像のための指示を
与える撮像操作が行われる。調整操作が行われた後、か
つ、撮像操作が行われる前に、その調整操作された調整
操作手段以外の他の調整操作手段が操作されると、焦点
調整手段が、前記複数の被写体像調整モードとは異なる
第2被写体像調整モードで、被写体像の焦点状態を調整
する。従って、他の調整操作手段を、他のモードに切り
替えるための切替操作が行われる手段として流用するこ
とにより、切替操作を行うための操作手段と調整操作手
段と別途に設ける必要がない。
を結像するための光学系と、前記結像面に結像される被
写体像を撮像する撮像手段と、複数の被写体像調整モー
ドに対応して各々別体に設けられ、被写体像調整のため
の指示を与える調整操作が行われる複数の調整操作手段
と、前記調整操作が行われた操作手段に対応する被写体
像調整モードで、前記結像面に結像される被写体像を調
整し、最適な被写体が結像されるようにする被写体像調
整手段とを備えたことを特徴とする撮像装置に存する。
段を、各被写体像調整モードに対応して複数設けること
により、撮影者は、複数ある調整操作手段の1つを選択
して、調整操作するだけで、被写体像の調整を行うこと
ができる。すなわち、調整操作が、モード選択のための
選択操作を兼ねている。このため、撮影者は、モード選
択操作と調整操作とを別々に行わなくて良い。
像装置であって、前記複数の被写体像調整モードは、前
記被写体までの距離に対応して各々設けられ、前記複数
の調整操作手段は、前記撮像手段及び前記被写体像調整
手段を収容する収容ケースの上面であって、前記光学系
開口部が設けられている側面から、該側面に対向する対
側面に向かって、順次設けられ、かつ、より近距離の被
写体撮像用の被写体像調整モードに対応するものほど、
前記対側面側に配置されていることを特徴とする撮像装
置に存する。
体像調整モードが、被写体までの距離に対応して各々設
けられている。複数の調整操作手段が、撮像手段及び被
写体像調整手段を収容する収容ケースの上面であって、
光学系開口部が設けられている面から、この面に対向す
る対面に向かって、順次設けられ、かつ、より近距離の
被写体撮像用の被写体像調整モードに対応するものほ
ど、対面側に配置されている。
側面に対向する対側面に撮影者がいる。従って、以上の
構成にすることによって、撮影者側に設けられた調整操
作手段ほど、より近距離の被写体撮像用の被写体像調整
モードに対応するため、撮影者が“被写体が近いときは
近い調整操作手段”と感覚的に記憶しやすい。
る。図1は、本発明の被写体像調整装置を組み込んだ撮
像装置としてのデジタルカメラの一実施の形態を示すブ
ロック図である。同図に示すように、被写体光は、まず
光学系1に入射される。光学系1は、光軸方向の進退に
より被写体像の焦点調節を行うフォーカスレンズ群1a
と、光軸方向の進退により被写体像の拡大・縮小を行う
ズームレンズ群1bと、フォーカスレンズ群1a及びズ
ームレンズ群1bとともに後述する撮像面に被写体像を
結像させる結像レンズ群1cとを備えている。
ンズ群1bとの間には、絞り2(請求項中の絞り手段に
相当。)が配置され、この絞り2により、フォーカスレ
ンズ群1aに入射される光量が制限される。なお、上述
したフォーカスレンズ群1aは、フォーカス駆動部3
(請求項中の駆動手段に相当。)により、ズームレンズ
群1bは、ズーム駆動部4により、絞り2は、絞り駆動
部5により各々駆動される。
高周波成分の光を除去するローパスフィルタ6を介し
て、撮像素子7(請求項中の撮像手段に相当。)に入射
される。撮像素子7は、光電変換を行う複数の画素を二
次マトリクス状に配列した撮像面(請求項中の結像面に
相当。)を有し、被写体光が入射されることにより、撮
像面に結像された被写体像を電気信号に変換して、画像
データとして出力する。
A/D変換器8によりディジタル値に変換された後、画
像処理部9に対して出力される。画像処理部9では、画
像データの圧縮/伸長処理や解像度の変更等の画像処理
を行った後、システムコントローラ10に対して出力す
る。
メラ全体の制御を行うためのものであり、プログラムに
従って各種演算処理を行うCPU10a、CPU10a
が行うプログラムなどを格納した読出専用メモリである
ROM10b及びCPU10aでの各種の処理過程で利
用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納
エリアなどを有する読出書込自在のメモリであるRAM
10cなどを内蔵し、これらが図示しないバスラインに
よって相互接続されている。
上述したフォーカス駆動部3、ズーム駆動部4及び絞り
駆動部5と、画像処理部9から出力される画像データを
格納するためのメモリなどを含むメモリ群11と、上記
画像データを表示したりする液晶ディスプレイや、焦点
調整が成功したか否かを報知するAFLEDなどを含む
表示部12とが接続されている。そして、システムコン
トローラ10は、これら接続された各ユニット3〜5、
11、12の制御を行う。
操作を行うことにより、被写体像調整の指示を与え、全
押し操作を行うことにより、被写体像撮像の指示を与え
るための2つのレリーズ釦A及びBが設けられている。
なお、レリーズ釦Aは、遠距離の被写体を撮影するため
の通常モード(請求項中の被写体像調整モードに相
当。)に対応して設けられ、レリーズ釦Bは、近距離の
被写体を撮影するためのマクロモード(請求項中の被写
体像調整モードに相当。)に対応して設けられている。
以上のことから、レリーズ釦A及びBは、請求項中の調
整操作手段及び撮像操作手段に相当することが明らかで
ある。また、上述した半押し操作が、請求項中の調整操
作、全押し操作が、請求項中の撮像操作に相当する。
が半押し操作されるとオンする半押し検出スイッチ(S
W)13a、レリーズ釦Aが全押し操作されるとオンす
る全押し検出SW14a、レリーズ釦Bが半押し操作さ
れるとオンする半押し検出SW13b及びレリーズ釦B
が全押し操作されるとオンする全押し検出SW14bを
備え、これら検出SW13a、14a、13b及び14
bは、システムコントローラ10に接続されている。
測するストロボ受光部15、被写体を照射する光を発生
するストロボ発光部16及び上記被写体輝度に基づき、
被写体を照射するか否かを判断し、その判断結果に基づ
き、ストロボ発光部16の発光制御を行うストロボ制御
部17(請求項中の照射判断手段に相当。)を備えてい
る。ストロボ制御部17は、上記判断結果を、システム
コントローラ10に対して出力している。
図2のようになっている。同図に示すように、上述した
レリーズ釦A及びBは、上述した各ユニット1〜17を
収容する収容ケースの上面F1であって、光学系1の開
口部が設けられている側面から、相対する面である対側
面F2に向かって、順次設けられ、かつ、マクロモード
に対応して設けられたレリーズ釦Bが対側面F2側に位
置するように設けられている。また、上面F1には、さ
らに、押下操作を行うことにより、被写体像の拡大・縮
小の指示を与えるズーム釦Zが設けられている。12a
は、撮像した画像や、メニュー画面を表示するための液
晶ディスプレイである。
ードを、被写体の撮像を行うための撮影モード、撮像し
た画像データを液晶ディスプレイ12aに表示するため
の再生モード、撮像した画像データをパーソナルコンピ
ュータなどに対して転送するための転送モードなどに切
り替える切替指示を与えるモードダイヤルD及びファイ
ンダ18などが設けられている。また、側面F3には、
撮像した画像データを格納する着脱可能な記憶媒体の挿
入口19が設けられている。
10aの処理手順を示す図3及び図4のフローチャート
を参照して以下説明する。CPU10aは、例えば、図
示しない電源釦のオン操作によって動作を開始し、図示
しない初期ステップにおいて、システムコントローラ1
0内のRAM10cに形成した各種のエリアの初期設定
を行う。
びステップS15において、レリーズ釦A及びレリーズ
釦Bの何れかが半押し操作されるのを待つ。半押し検出
SW13aがオンして(ステップS1でY)、レリーズ
釦Aが半押し操作されたことを検出すると、CPU10
aは、通常モードが選択されたと判断して、ステップS
2に進む。
フォーカス駆動部3を制御して、フォーカスレンズ群1
aを移動させて、60cm〜無限遠の範囲で焦点を走査
するとともに、評価値取り込みを実施し、合焦点と言え
るピークが有ったかどうかを判断する(ステップS
3)。
3でY)、CPU10aは、合焦位置へフォーカスレン
ズ群1aを移動させた後(ステップS4)、表示部12
内のAFLEDを点灯させる(ステップS5)。一方、
合焦点無しと判断された場合(ステップS3でN)は、
焦点が特定距離(ここでは2.5m)となるようにフォ
ーカスレンズ群1aを移動させ(ステップS6)、AF
がうまくいかなかったこと(いわゆるAFNG)を撮影
者に知らせる為に表示部12内のAFLEDを点滅させ
る(ステップS7)。
焦点”と言われる距離で有り、比較的被写体が存在する
可能性が高い距離を想定して決められる。以上のステッ
プS2〜S4及びS6において、CPU10aは、請求
項中の焦点調整手段として働く。
準備動作を実施し(ステップS8)、レリーズ釦Aが全
押しされるのを待つ(ステップS10)。ここで、半押
し検出SW13aがオフであり(ステップS9でN)、
レリーズ釦Aの半押し操作が解除されていると判断でき
る場合、CPU10aは、再びステップS1の待機状態
に戻る。全押し検出SW14aがオンして(ステップS
10でY)、レリーズ釦Aの全押し操作が検出される
と、CPU10aは、ストロボ制御部17からの判断結
果に基づき、ストロボ発光部16を発光させてストロボ
撮影を行うか否かを判断する(ステップS11)。
1でN)、絞り駆動部5により絞り2を駆動して、計算
された絞り値への設定を行う(ステップS12)。一
方、ストロボ撮影を行う場合は(ステップS11で
Y)、絞り駆動部5により絞り2を駆動して、絞りを開
放に設定する(ステップS13)。以上のステップS1
1〜S13において、CPU10aは、請求項中の輝度
調整手段として働く。
し、撮像素子7を駆動する図示しない撮像素子駆動部を
制御して、被写体像の画像データを取り込む(ステップ
S14)。撮影終了後、ステップS1の待機状態に戻
る。この場合のストロボ撮影とは、被写体の明るさが不
十分な場合を指し、被写体が明るいにも関わらず強制的
に発光させるモードの場合は絞り値は適当な所に設定さ
れる。
(ステップS15でY)、レリーズ釦Bの半押し操作を
検出すると、CPU10aは、マクロモードが選択され
たと判断して、ステップS16に進む。ステップS16
において、CPU10aは、フォーカス駆動部3を制御
して、フォーカスレンズ群1aを移動し、30cm〜8
0cmの範囲で焦点を走査するとともに、評価値取り込
みを実施する。
で、レリーズ釦Aの半押し操作検出時の動作であるステ
ップS3〜S10と同様の動作を行う。以上のステップ
S16〜S18及びS20において、CPU10aは、
請求項中の焦点調整手段として働く。
は、撮影者が近距離被写体であることを認識していると
いう事なので、合焦点が見つからなかった場合の処理
(ステップS20)において、レリーズ釦Aの半押し操
作検出時の常焦点位置(2.5m)ではなく、より近距
離(ここでは0.7m)の位置にフォーカスレンズ群1
aを移動させる。
された後の動作も、レリーズ釦Aの時とは多少異なる。
すなわち、CPU10aは、ストロボ撮影か否かを判定
し(ステップS25)、ストロボ撮影で無い場合(ステ
ップS25でN)、適切な絞り値に設定するが(ステッ
プS26)、ストロボ撮影の場合(ステップS25で
Y)、絞り2は小絞りに設定される(ステップS2
7)。小絞りに設定する理由は後述する。そして、絞り
2の絞り値を設定した後は、ステップS14に進む。以
上のステップS25〜S27において、CPU10a
は、請求項中の輝度調整手段として働く。
し操作されると、通常モードでの焦点調整、絞り調整が
行われ、レリーズ釦Bが半押し操作されると、マクロモ
ードでの焦点調整、絞り調整が行われる。このように、
レリーズ釦を各モードに対応して各々別体に設けること
により、撮影者は、2つのレリーズ釦A及びBの1つを
選択して、半押し操作するだけで、選択したモードで、
被写体像の焦点調整、絞り調整を行うことができる。す
なわち、半押し操作が、モード選択操作を兼ねているた
め、選択操作と半押し操作とを別々に行わずに済み、迅
速に、撮影者の意図を反映した最適な被写体像を撮像素
子7内の撮像面に結像することができる。
うに、複数のレリーズ釦A及びBがカメラ上面F1に並
んで配置されているので、ホールディング状態を保持し
たまま、指先で複数のレリーズ釦のいずれを操作するか
を選択可能である。その上、複数のレリーズ釦A及びB
は、光学系1の開口部が設けられている側面から、その
側面に対向する対側面F2に向かう方向に並んでおり、
光学系1側(被写体側)のレリーズ釦Aを押すと遠方対
応の撮影距離が、対側面F2側の(撮影者側)のレリー
ズ釦Bを押すと近接対応の撮影距離が自動的に選択され
る。このため、撮影者が『近い時は近い釦』と感覚的に
記憶し易く、撮影時に混乱することを避けることが出来
る。
に、焦点調整可能な距離範囲が異なる。これにより、A
F走査幅を小さく出来、AF高速化を図ることができ
る。
AFNG時の処置が異なるので、より撮影者の意図を反
映することができる。具体的には、AFNG時に設定さ
れる被写体距離がマクロモード用レリーズ釦では通常モ
ード用レリーズ釦よりも近い距離に設定される為、万が
一の場合も、より撮影者の意図に近い所にフォーカスを
設定することが可能であり、大きくぼけた画像となる確
率を低下せしめる事が可能である。
距離撮影を意図した場合のストロボ撮影において、絞り
を小絞りに設定するように構成したので、近距離撮影時
にストロボ光量が強すぎて、画像がオーバーとなること
を防止することが出来る。一般にデジタルカメラにおい
ては、オートストロボ制御が用いられることが多いが、
オートストロボ制御は、ストロボ反射光をセンサで検出
して、最適露光量に達した時にストロボ発光を停止させ
るため、被写体が近すぎる場合は瞬時に発光を停止させ
る必要があり、非常に制御が難しい。こういうような被
写体が近い場合に絞りを絞っておけば、それだけ発光時
間を長く出来るので、制御が容易になるという仕組みで
ある。
変えるのではなく、単純に合焦位置によって絞りを変え
る方法もあるにはあるが、レンズの焦点距離が短い(広
角レンズ)場合は、CCDAFの結果によって得られる
被写体距離精度が粗い為、モードによって区別する方が
好ましい。
無限遠とし、通常モードで60cm〜無限遠、マクロモ
ードで30cm〜70cmをカバーするような構成とし
たが、あくまで一例であり、30cm〜1m、80cm
〜無限遠といったような分け方をして、頻繁に使う遠距
離撮影時(レリーズ釦B)での走査幅を相対的に小さく
してAF高速化を図ることも出来る。
モードでの走査範囲に重複部分を設けるかどうかである
が、AF高速化のためには、極力走査幅を狭くしたいの
で、重複は避けたいところである。しかるに、30cm
〜60cm、60cm〜無限遠のように設定すると、
“だいたい60cm”の時にどちらのレリーズ釦を押せ
ばいいのか、撮影者が迷う事態が生じてしまう。使い勝
手としては、ある程度の重複範囲(=どちらのレリーズ
釦でも合焦可能な範囲)を設けるのが好ましいと思われ
る。
域走査するような表現となっているが、従来の方法の一
つである“全域走査せずにピーク判定”しても構わな
い。この場合、特定の範囲しか走査しないという本件発
明のメリットと、その上、明らかなピークが見つかった
らそこで走査を中止するという従来技術のメリットが相
乗効果を上げ、より高速なAFを実現できる。さらに
は、AFNG時のフォーカス距離もあくまで一例であ
り、カメラの性格等により、いろいろと考えられる。
問題も無く適用可能であるが、図から明らかなように、
上面部の幅が狭い為、前後方向にレリーズ釦を並べると
釦が小さくなったり、操作し難い位置になったりしてし
まう。これに比べて、図2のような横形カメラにおいて
は、カメラ上面の面積が広い為、無理なく複数のレリー
ズ釦を配置でき、その結果、操作性を損なう事無く本件
発明を実現可能である。
施形態におけるデジタルカメラの構成は、図1について
上述した第1実施形態と同様であるため、その詳細な説
明を省略する。以下、第2実施形態におけるデジタルカ
メラの動作を、図6及び図7のCPU10aの処理手順
を示すフローチャートを参照して、説明する。なお、第
1実施形態と同様の動作を行うステップについては同一
符号で示してあり、第1実施形態と異なる部分(ステッ
プS31以降)に重点を置いて説明する。
プS1でY)、レリーズ釦Aの半押し操作を検出する
と、CPU10aは、フォーカス駆動部3を制御して、
フォーカスレンズ群1aを移動し、合焦可能な距離範囲
全域で焦点を走査する(ステップS31)。ただし、ス
テップS31において、CPU10aは、遠距離被写体
への合焦速度向上のため、遠距離側(無限遠)から近距
離側(30cm)へ走査を実施する。このとき、ピーク
が発見された場合は(ステップS32でYかつステップ
S3でY)、その位置に、明確なピークが発見できない
まま走査が完了した場合は(ステップS33でYかつス
テップS3でY)、全域の評価値の中で最も合焦位置で
ある可能性が高いと想定される位置に、フォーカスレン
ズを駆動する(ステップS4)。
が発見された場合に直ちにピークと判断する訳ではな
く、例えば、被写体のコントラストが所定値以上あるこ
とや、ピークの高さが所定値以上あること、さらには、
高周波成分の評価値と、比較的低周波成分の評価値の2
種類を用いたりすることにより、その位置が本当の合焦
位置なのかどうかを厳密に判定する必要がある。この判
定をおざなりにすると、間違った極値にフォーカスを合
わせてしまう“偽合焦”が頻繁に発生し、カメラとして
の質が低下する。
であると判断しないような構成とせざるを得ないため、
こういう場合は全域走査が完了してからピーク位置同士
を比較検証して、どこに合焦させるかを決定することに
なる。なお、全域走査しても明確な極値が検出されない
場合に(ステップS3でN)、ステップS6及びS7で
AFNGとして処理するのは第一実施形態と同じであ
る。以上のステップS31〜S33、S4、S6におい
て、CPU10aは、請求項中の焦点調整手段として働
く。
を駆動した後(ステップS4)、撮影距離が遠距離側に
あるかどうかを判断する(ステップS34)。レリーズ
釦Aを操作したということは、撮影者の意図が遠距離被
写体であることを示している為、実際の合焦位置が近距
離の場合は、何らかの原因で近距離側に偽合焦している
ことが考えられる。
合には(ステップS34でN)、撮影者の意図と実際の
合焦位置とが異なっていることを、AFLEDを長点滅
することにより、撮影者に認識させる(ステップS3
5)。ここで言う“長点滅”とは、比較的長時間(1〜
2秒程度)LEDを点灯→短時間消灯を繰り返す動作を
指し、ステップS5の“点灯”や、ステップS7の“点
滅”(比較的短時間に点灯→消灯を繰り返す)とは明確
に区別できる。なお、撮影者の意図と実際の合焦位置と
が異なっているからといって、合焦位置が間違いとは限
らないので、ステップS35は単に警告することのみを
目的とし、ステップS35以降の動作は上述した第1実
施形態と同じとなる。
(ステップS15でY)、レリーズ釦Bの半押し操作を
検出すると、CPU10aは、合焦可能な範囲全域で焦
点を走査する。ただしステップS36では、近距離被写
体への合焦速度向上のため、ステップS31とは反対に
近距離側(30cm)から遠距離側(無限遠)へ走査を
実施する。この結果、ピークが発見された場合は(ステ
ップS37でYかつステップS17でY)、その位置
に、明確なピークが発見できないまま走査が完了した場
合は(ステップS38でYかつステップS17でY)、
全域の評価値の中で最も合焦位置である可能性が高いと
想定される位置に、フォーカスレンズを駆動する(ステ
ップS18)。以上のステップS36〜S38、ステッ
プS17、S18及びS20において、CPU10a
は、請求項中の焦点調整手段として働く。
は、上述したステップS34、S35での動作と同じ考
え方であり、今度は撮影者の意図が近距離撮影であるの
で、合焦位置が遠距離側にある場合は、“長点滅”とな
る。
度が要求されるメカ的駆動部においては、バックラッシ
の影響を除外するために、常に最終動作方向を同一にす
るような制御方法が常套手段として用いられるが、本実
施例では、ステップS31とステップS36とで、走査
方向が異なる。そのため、近距離方向への走査時の検出
ピークと、遠距離方向への走査時の検出ピークとの差
を、事前にカメラ内に記憶しておき、補正してやる必要
がある。
レリーズ釦により選択されたモード毎に、AF走査方向
が異なるため、AF高速化を図ることができる。
と、実際の合焦位置とが異なる場合に、その旨を撮影者
に表示するように構成している為、偽合焦によるピント
ぼけを撮影者が判断して事前に防止することが出来る。
しかも、その表示を、通常、AF動作が正常に終了した
かどうかを表示するAFLEDで実施しているので、撮
影者が容易に認識することが可能である。
に、通常モードが選択された時は、遠距離(無限遠)か
ら最至近距離(30cm)へ焦点を走査させていた。し
かしながら、例えば、このステップS31において、遠
距離被写体への合焦速度向上のため、最至近距離からで
はなく、途中の距離(ここでは1mとした)から遠距離
側へ焦点を走査し、ピークが発見された場合は(ステッ
プS32でYかつステップS3でY)、その位置に、明
確なピークが発見できないまま無限遠に至った場合は、
フォーカスレンズ系を最至近距離(30cm)に戻し
て、再度30cmから1mまでを走査するようにしても
よい。
リーズ釦A及びBによって変化させることにより、走査
方向を同一のままで、遠距離高速AFと近距離高速AF
を実現している。よって、第2実施形態のような走査方
向の違いによる補正は必要ない。上記のように、第3実
施形態においては、モード毎に、AF走査開始位置が異
なるため、撮影者が意図する距離の被写体に対するAF
の高速化が可能である。
したものであるが、操作されるレリーズ釦A及びBがい
ずれであるかによって、撮影者が意図する被写体距離が
明確になるのであれば、これをAFの高精度化に用いる
ことが出来る。例えば、AF走査の結果、複数の合焦候
補点がある場合に、遠距離側を優先させるか、近距離側
を優先させるかを操作されたレリーズ釦によって変える
事が可能となる。
及び図9のCPU10aの処理手順を示すフローチャー
トを参照して以下説明する。なお、例によって、図3及
び図4について説明済みの動作は同一符号にして、重複
説明は割愛する。
れても、同様に合焦可能な距離範囲全域(30cm〜無
限遠)で焦点を走査する(ステップS51、S54)。
この後、合焦点の有無を判定し(ステップS3又はS1
7)、合焦点がある場合は(ステップS3でY又はステ
ップS17でY)、『合焦点といえるのは1点だけか?
複数あるか?』を判断する(ステップS52、S5
5)。
(ステップS52でY又はステップS55でY)、どち
らのレリーズ釦A及びBを押されたかによって、遠距離
側を優先する(ステップS53)か、近距離側を優先す
る(ステップS56)かが異なってくる。この“優先”
の内容としては、単純に、あるレベル以上の合焦点のう
ち、最も遠い(or近い)ポイントを選択する方法でも
よいが、各々のポイントでのAF評価値に、距離によっ
て重み付けの異なる係数を掛け合わせ、その値が最大と
なるポイントを選択するような方法を取る方がより、現
実に即した合焦位置を選択することが可能となる。以上
のステップS51〜S56、ステップS3、S4、S
6、S17、S18及びS20において、CPU10a
は、請求項中の焦点調整手段として働く。
操作されたレリーズ釦A及びBに対応するモード毎に、
優先的に選択される撮影距離が異なるので、撮影者の被
写体距離意図を合焦位置に反映させることができ、意図
通りの撮影が可能となる。さらには、撮影者の意図を距
離に対する重み付けで実施すれば、レリーズ釦A及びB
を押し間違えた場合をそれなりに救済することが可能と
なる。
複数(主として2つ)のレリーズ釦のいずれを操作する
かによって、被写体距離に関する撮影者の意図をカメラ
側で判別し、それを有効に生かそうとするものである
が、それ以外にも撮影者の意図をレリーズ釦によって判
別させることが考えられる。
ード”と“高精度AFモード”を割り付けようというも
のである。前述のように、CCDAFにおいては、撮影
範囲全域を走査するのが一般的であるが、走査の粗さ
(=間隔)を粗くすると、その分、AFは早くなる。こ
の場合、飛ばしたポイントは、補間演算にて求めること
になるが、コントラストが低い被写体などでは、精度が
不足する場合がありうる。
査の粗さを変える事により、“高速AF”と“高精度A
F”を切り替えることが出来る。これにより、撮影者
は、自分の意図や被写体の状況により、モード変更等を
せずに高精度AFと高速AFを使い分けることができ、
より意図を反映した画像を得ることが出来る。
ード”と“コンティニュアスAFモード”とを割り付け
ることも考えられる。一般的に、レリーズ半押しではA
F、AEを固定し、必要に応じて半押し状態のままフレ
ーミングを行わせるように設定されているが、被写体が
動く場合などは、半押し状態においてもAF連続的に行
い常に被写体距離に追従させる方が使いやすい場合があ
る。これにより、撮影者は、自分の意図や被写体の状況
により、モード変更等をせずに単発AFとコンティニュ
アスAFを使い分けることができ、より自分の意図を反
映した画像を得ることが出来る。
について少し触れる(“単発AF”はこれまでの説明と
同一である)。AFがCCDAFでなく、外部測距手段
(いわゆるAFモジュール)を利用したものであれば、
単純に連続的に測距を行って、その結果によって合焦位
置をこまめに移動させれば良いが、CCDAFの場合
は、毎回のAF動作に時間がかかる上に、動作のたびに
撮影光学系がピンボケ状態となるビデオカメラで用いら
れているような手法を取り入れることになる。
ケ状態の時にはこれまでの説明と同等のCCDAFを実
行し、一旦合焦した後は、現在位置近傍で微少にレンズ
系を変位させて、評価値を取込み、合焦状態を維持する
という方法である。
ーズ釦数は2で説明して来たが、必ずしも2つに限るわ
けではなく、そのまま3つ、更にはもっと多くても適用
できる。例えば、レリーズ釦で被写体距離を別ける場合
は、遠距離、中距離、近距離にすれば良いし、高速A
F、高精度AF、コンティニュアスAFに振り分けるこ
とも考えられる。
の意図を反映した焦点調整が行われた後の話について説
明する。即ち、カメラホールディング状態で操作可能な
レリーズ釦が複数あるということは、どれかひとつを半
押ししている状態でも、他のレリーズ釦を操作できると
いうことである。
前に、半押し操作中以外のレリーズ釦を操作したとき、
上述したような通常モードやマクロモードとは異なるモ
ードに切り替えることも考えられる。このように、半押
し操作中以外のレリーズ釦を、他のモードを切り替える
ための指示を与える切替操作が行われる操作手段として
流用することにより、切替操作を行うための釦とレリー
ズ釦と別途に設ける必要がなく、操作が簡単となり、し
かも、コストダウンを図ることができる。
のが考えられる。ここでは、レリーズ釦が3つあるもの
として説明する。まず、マニュアルフォーカス(以下M
F)”での利用である。通常のデジタルカメラでは、A
Fモード以外にMFモード(請求項中の第2被写体像調
整モードに相当。)を有している物が多い。これは、C
CDAFでは合焦させ難い被写体や、撮影者が意図的ピ
ント位置をずらす場合などに、撮影者の意図する方向に
合焦位置をずらしていくような単純なフォーカスモード
である。
き方向は、遠距離方向、近距離方向の2方向あるわけな
ので、2つの釦が必要となる。ただ、これまでのカメラ
では、AFモードとMFモードをモード釦等で分離して
いる為、切換えが非常に面倒であり、一旦AFで合焦さ
せた後にMFでずらす場合等は、非常に扱い難いもので
あった。
レリーズ釦によりMFが可能であるので、従来に比べて
切換えの手間がいらず、容易にMFを実行することが出
来る。
合焦候補位置を記憶しておいて、半押し以外のレリーズ
釦の操作によりその合焦候補位置にピント位置をずらす
ようなAFモード(請求項中の第2被写体像調整モード
に相当。)や、半押し以外のレリーズ釦の操作により、
現在のピント位置よりも遠距離側もしくは遠距離側を再
走査して、新規に合焦位置を設定するAFモード(請求
項中の第2被写体像調整モードに相当。)などが考えら
れる。
ずにカメラを構えたままで、撮影者が意図する方向にピ
ント位置をずらすことが可能となる。いずれの場合も、
3つ並んでいるうちの、操作されていない2つの釦のう
ちの被写体側の釦でより遠距離側に、撮影者側の釦でよ
り近距離側にピント変化するように構成すると、感覚的
にわかりやすい。
た場合は、中距離用レリーズ釦で遠距離側に、近距離用
レリーズ釦でより近距離側にピント状態を変化させる。
同様に、中距離用レリーズ釦が半押しされている時は遠
距離用レリーズ釦で遠距離、近距離用レリーズ釦で近距
離、近距離用レリーズ釦が半押しされている時は遠距離
用レリーズ釦で遠距離、中距離用レリーズ釦で近距離と
なる。
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。
して各々別体に設けられ、被写体像調整のための指示を
与える調整操作が行われる複数の調整操作手段と、前記
結像面に前記被写体像を結像させるための光学系の少な
くとも一部、若しくは、前記結像面を光軸方向に沿って
駆動する駆動手段を制御して、前記調整操作が行われた
調整操作手段に対応する被写体像調整モードで、合焦候
補位置の検索を行うとともに、該検索された合焦位置が
複数あるとき、複数の合焦候補位置の1つを合焦位置と
して検出し、該検出された合焦位置に前記光学系の少な
くとも一部、若しくは、前記結像面を移動させる焦点調
整手段と、前記結像面に結像された前記被写体像撮像の
ための指示を与える撮像操作が行われる撮像操作手段と
を備え、前記焦点調整手段は、前記調整操作が行われた
後、かつ、前記撮像操作が行われる前に、当該調整操作
された調整操作手段以外の他の調整操作手段が操作され
ると、当該操作された他の調整操作手段に応じて、前記
合焦点位置として検出された合焦候補位置以外の1つを
選択して、該選択した合焦候補位置に、前記光学系の少
なくとも一部、若しくは、前記結像面を移動させる第2
被写体像調整モードに切り替わることを特徴とする被写
体像調整装置。
して各々別体に設けられ、被写体像調整のための指示を
与える調整操作が行われる複数の調整操作手段と、前記
結像面に前記被写体像を結像させるための光学系の少な
くとも一部、若しくは、前記結像面を光軸方向に沿って
駆動する駆動手段を制御して、前記調整操作が行われた
調整操作手段に対応する被写体像調整モードで、合焦位
置を検出し、該検出された合焦位置に前記光学系の少な
くとも一部、若しくは、前記結像面を移動させる焦点調
整手段と、前記結像面に結像された前記被写体像撮像の
ための指示を与える撮像操作が行われる撮像操作手段と
を備え、前記焦点調整手段は、前記調整操作が行われた
後、かつ、前記撮像操作が行われる前に、当該調整操作
された調整操作手段以外の他の調整操作手段が操作され
ると、前記合焦位置を開始地点として、当該操作された
他の調整操作手段に応じた方向に、新たな合焦位置の検
出を行う第2被写体像調整モードに切り替わることを特
徴とする被写体像調整装置。
の光学系と、前記結像面に結像される被写体像を撮像す
る撮像手段と、(1)に記載した被写体像調整装置とを
備え、前記調整操作手段は3つ設けられ、前記3つの調
整操作手段は、前記撮像手段及び前記被写体像調整手段
を収容する収容ケースの上面であって、前記光学系が設
けられている面から、該面に対向する対面に向かって、
並んで設けられているとき、前記第2被写体像調整モー
ドにおいて、焦点調整手段は、前記他の調整操作手段の
うち、前記光学系側に設けられている調整操作手段が操
作されたとき、前記合焦位置より遠距離側の合焦候補位
置を選択し、前記対面側に設けられている調整操作手段
が操作されたとき、前記合焦位置より近距離側の合焦候
補位置を選択することを特徴とする撮像装置。
の光学系と、前記結像面に結像される被写体像を撮像す
る撮像手段と、(1)に記載した被写体像調整装置とを
備え、前記調整操作手段は3つ設けられ、前記3つの調
整操作手段は、前記撮像手段及び前記被写体像調整手段
を収容する収容ケースの上面であって、前記光学系が設
けられている面から、該面に対向する対面に向かって、
並んで設けられているとき、前記第2被写体像調整モー
ドにおいて、焦点調整手段は、前記他の調整操作手段の
うち、前記光学系側に設けられている調整操作手段が操
作されたとき、前記合焦位置から遠距離側に向かう方向
に、前記対面側に設けられている調整操作手段が操作さ
れたとき、前記合焦位置を開始地点とし、前記近距離側
に向かう方向に、新たな合焦位置の検出を行うことを特
徴とする被写体像調整装置。
載の発明によれば、調整操作手段を、各被写体像調整モ
ードに対応して複数設けることにより、撮影者は、複数
ある調整操作手段の1つを選択して、調整操作するだけ
で、選択したモードでの被写体像の調整を行うことがで
きる。すなわち、調整操作が、モード選択操作を兼ねて
いるため、撮影者は、モード選択操作と調整操作とを別
々に行わなくて良いので、迅速に、撮影者の意図を反映
した最適な被写体像を結像面に結像することができる被
写体像調整装置及び撮像装置を得ることができる。
段を、各被写体像調整モードに対応して複数設けること
により、撮影者は、複数ある調整操作手段の1つを選択
して、調整操作するだけで、選択したモードで、被写体
像の焦点の調整を行うことができる。すなわち、焦点調
整を指示する調整操作が、モード選択操作を兼ねている
ため、撮影者は、モード選択操作と調整操作とを別々に
行わなくて良いので、迅速に、撮像者の意図を反映した
最適な被写体像を結像面に結像することができる被写体
像調整装置を得ることができる。
段を、各被写体像調整モードに対応して複数設けること
により、撮影者は、複数ある調整操作手段の1つを選択
して、調整操作するだけで、選択したモードで、被写体
像の輝度の調整を行うことができる。すなわち、輝度調
整を指示する調整操作が、モード選択操作を兼ねている
ため、撮影者は、モード選択操作と調整操作とを別々に
行わなくて良いので、迅速に、撮像者の意図を反映した
最適な被写体像を結像面に結像することができる被写体
像調整装置を得ることができる。
作手段を、他のモードに切り替えるための切替操作が行
われる手段として流用することにより、切替操作を行う
ための操作手段と調整操作手段と別途に設ける必要がな
いので、操作が簡単となり、しかも、コストダウンを図
った被写体像調整装置を得ることができる。
設けられた調整操作手段ほど、より近距離の被写体撮像
用の被写体像調整モードに対応するため、撮影者が“被
写体が近いときは近い調整操作手段”と感覚的に記憶し
やすいので、調整操作時に混乱することを避けることが
できる撮像装置を得ることができる。
置としてのデジタルカメラの一実施の形態を示すブロッ
ク図である。
る。
の第1実施形態における処理手順を示すフローチャート
である。
の第1実施形態における処理手順を示すフローチャート
である。
る。
の第2実施形態における処理手順を示すフローチャート
である。
の第2実施形態における処理手順を示すフローチャート
である。
の第4実施形態における処理手順を示すフローチャート
である。
の第4実施形態における処理手順を示すフローチャート
である。
フである。
フである。
度調整手段) 17 ストロボ制御部(照射判断手段)
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の被写体像調整モードに対応して各
々別体に設けられ、被写体像調整のための指示を与える
調整操作が行われる複数の調整操作手段と、 前記調整操作が行われた調整操作手段に対応する被写体
像調整モードで、結像面に結像される被写体像を調整す
る被写体像調整手段とを備えたことを特徴とする被写体
像調整装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の被写体像調整装置であっ
て、 前記被写体像調整手段は、前記結像面に前記被写体像を
結像させるための光学系の少なくとも一部、若しくは、
前記結像面を光軸方向に駆動する駆動手段を制御して、
前記調整操作が行われた調整操作手段に対応する被写体
像調整モードで、前記結像面上に結像された被写体像の
焦点状態を調整する焦点調整手段を有することを特徴と
する被写体像調整装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の被写体像調整装置であっ
て、 前記被写体像調整手段は、前記被写体を照射するか否か
を判断する照射判断手段と、前記照射判断手段が照射す
ると判断したとき、前記結像面に被写体像を結像させる
ための光学系に入射する光量を制限する絞り手段を制御
して、前記調整操作が行われた調整操作手段に対応する
被写体像調整モードで、前記結像面上に結像された被写
体像の輝度を調整する輝度調整手段とを有することを特
徴とする被写体像調整装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の被写体像調整装置であっ
て、 前記結像面に結像された前記被写体像撮像のための指示
を与える撮像操作が行われる撮像操作手段をさらに備
え、 前記焦点調整手段は、前記調整操作が行われた後、か
つ、前記撮像操作が行われる前に、当該調整操作された
調整操作手段以外の他の調整操作手段が操作されると、
前記複数の被写体像調整モードとは異なる第2被写体像
調整モードで、前記結像面上に結像された被写体像の焦
点状態を調整することを特徴とする被写体像調整装置。 - 【請求項5】 結像面に被写体像を結像するための光学
系と、 前記結像面に結像される被写体像を撮像する撮像手段
と、 複数の被写体像調整モードに対応して各々別体に設けら
れ、被写体像調整のための指示を与える調整操作が行わ
れる複数の調整操作手段と、 前記調整操作が行われた操作手段に対応する被写体像調
整モードで、前記結像面に結像される被写体像を調整
し、最適な被写体が結像されるようにする被写体像調整
手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の撮像装置であって、 前記複数の被写体像調整モードは、前記被写体までの距
離に対応して各々設けられ、 前記複数の調整操作手段は、前記撮像手段及び前記被写
体像調整手段を収容する収容ケースの上面であって、前
記光学系開口部が設けられている側面から、該側面に対
向する対側面に向かって、順次設けられ、かつ、より近
距離の被写体撮像用の被写体像調整モードに対応するも
のほど、前記対側面側に配置されていることを特徴とす
る撮像装置。
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CN (1) | CN1282030C (ja) |
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