JPH07301742A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH07301742A
JPH07301742A JP6094369A JP9436994A JPH07301742A JP H07301742 A JPH07301742 A JP H07301742A JP 6094369 A JP6094369 A JP 6094369A JP 9436994 A JP9436994 A JP 9436994A JP H07301742 A JPH07301742 A JP H07301742A
Authority
JP
Japan
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distance
area
selecting
photographing
camera
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6094369A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsu Kosaka
達 小坂
Kazuharu Kondo
和晴 今藤
Hidehiro Ogawa
英洋 小川
Tsutomu Narisawa
努 成沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP6094369A priority Critical patent/JPH07301742A/ja
Priority to US08/423,997 priority patent/US5563676A/en
Publication of JPH07301742A publication Critical patent/JPH07301742A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Abstract

(57)【要約】 【目的】パノラマ撮影機能を有するカメラにおいて、パ
ノラマ機能を起動させる際、撮影を望む被写体に対して
ピントが合った撮影が行えるカメラを提供する。 【構成】パノラマ切り換え手段101の操作によって、
パノラマ撮影を選択しとき、複数のエリアにおける被写
体までの距離を測定し、そのうち1つを選択して、オー
トフォーカス機能を起動する処理に替わり、撮影者が、
視線位置検出手段102等によって、指定したエリアに
存在する被写体までの測定距離のデータにもとづくオー
トフォーカス機能が起動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パノラマ撮影機能を有
するカメラであって、撮影画面内の複数エリアにおける
被写体までの測距が可能なオートフォーカス機能を有す
るカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカメラにおいては、被写体までの
距離を測定し、自動的に、被写体の像をフィルム面に結
像するように撮影レンズ系を駆動するオートフォーカス
機能を備えるものが多い。
【0003】かかるオートフォーカス機能は、製品化初
期の段階では、撮影画面中央付近に設けられた、オート
フォーカスエリアに存在する被写体に対して、その動作
を行うものであった。
【0004】しかしながら、必ずしも被写体が撮影画面
中央付近に存在しない場合も多く、このような場合の不
都合を解決すべく、撮影画面内の複数エリアに存在する
被写体までの測距が可能な、いわゆる多点測距手段を備
え、オートフォーカス機能を有するカメラが開発され、
市場に流通されている。
【0005】上述のオートフォーカス機能を有するカメ
ラにおいては、前述のように、撮影画面中央付近のみな
らず、撮影画面内における複数エリアの、各々に存在す
る被写体までの距離を測定する機能を有する。
【0006】そして、例えば、複数のエリアに対して求
まった被写体までの距離のうち、最も短い距離を測定距
離として採用し、該測定距離に基づいて、自動的に、被
写体の像をフィルム面に結像するように撮影レンズ系を
駆動する構成が提案されていた。
【0007】このように、多点測距によるオートフォー
カス機能を有するカメラにおいては、カメラが自動的
に、複数エリアにおける距離情報のうち、予め定めた規
則に従って、最も適切と思われる距離を選択し、選択さ
れた距離情報を用いて、被写体の像をフィルム面に結像
するように、撮影レンズ系を駆動する構成であった。な
お、複数の距離情報から、最も適切と思われる距離を推
定、選択するために、各種の方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなオートフォーカス機能を備えるカメラにあっては、
フィルム面の上下を覆って写真撮影を行うパノラマ撮影
時の場合、フィルム面の上下位置に、測距エリアが配置
されている場合が想定できる。このような場合において
も、カメラが自動的に、前記各エリアに対して測距動作
を行い、そのうちの1つを距離情報として選択して求め
る結果、本当に撮影者が撮影を望む被写体に対する距離
情報とは、必ずしも一致しない距離情報を選択してしま
う場合、すなわち、フィルム上の覆われた部分にとらえ
られた被写体に対する距離情報を選択してしまう場合が
あるという問題があった。このような被写体は、実際の
フィルム上には写らないため、ピントがあっても無意味
である。
【0009】また、レンズ交換可能なカメラにおいて
は、比較的広いエリアを撮影画面とするパノラマ撮影時
には、標準撮影時に比べ、広角なレンズを使用すること
が多いため、撮影を望まない被写体に対する距離情報が
選択されてしまうという問題が、一層顕著に発生する。
【0010】そして、レリーズスイッチをレリーズまで
一気に操作した場合には、必ずしも、撮影者が撮影を望
む被写体でない被写体に、ピントが合った写真が撮影さ
れてしまうことになる。
【0011】そこで、以上の問題点を鑑み、本発明は、
パノラマ撮影時等に、撮影を望まない被写体に、ピント
が合った写真が撮影されてしまうという問題を解決する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、以下の手段が考えられる。
【0013】標準撮影とパノラマ撮影とを選択的に切り
換える、切り換え手段と、撮影画面内の複数エリアにお
いて、各エリアに存在する被写体まで距離を、エリア別
に測距する多点測距手段と、予め定めた規則にしたがっ
て、各エリアに対して測定された距離の中から1つを、
測定距離として選択する距離選択手段と、与えられた測
定距離に応じて撮影レンズ系を駆動するレンズ駆動手段
と、前記複数エリアの1つを任意に選択可能なエリア選
択手段と、カメラの動作を制御する制御手段とを備え
る。
【0014】そして、前記制御手段は、前記切り換え手
段が標準撮影を選択したとき、前記距離選択手段が選択
した測定距離を前記レンズ駆動手段に与え、また、前記
切り換え手段がパノラマ撮影を選択したとき、前記エリ
ア選択手段で選択されたエリアに存在する被写体までの
距離を測定距離として、前記レンズ駆動手段に与えるカ
メラである。
【0015】なお、前記エリア選択手段として、撮影者
の視線位置を検出する視線位置検出手段と、該視線位置
検出手段の視線位置の情報に基づき、撮影者の注視して
いるエリアを、選択したエリアと判定する判定手段とを
備えた態様が好ましい。
【0016】
【作用】上述のように、本発明は、標準撮影とパノラマ
撮影とを選択的に切り換える、切り換え手段と、撮影画
面内の複数エリアにおいて、各エリアに存在する被写体
まで距離を、エリア別に測距する多点測距手段と、予め
定めた規則にしたがって、各エリアに対して測定された
距離の中から1つを、測定距離として選択する距離選択
手段と、与えられた測定距離に応じて撮影レンズ系を駆
動するレンズ駆動手段と、前記複数エリアの1つを任意
に選択可能なエリア選択手段と、カメラの動作を制御す
る制御手段とを備える。
【0017】そして、標準撮影とパノラマ撮影とを選択
的に切り換える、切り換え手段の操作によって、所定の
処理を行わせる。
【0018】すなわち、切り換え手段が標準撮影を選択
したとき、距離選択手段が選択した測定距離をレンズ駆
動手段に与える。また、前記切り換え手段がパノラマ撮
影を選択したとき、エリア選択手段で選択されたエリア
に存在する被写体までの距離を測定距離として、レンズ
駆動手段に与える。このとき、エリア選択手段の操作に
よって、複数存在するエリアのうちいずれかを、撮影者
の意志により選択可能とする。
【0019】具体的態様としては、視線位置検知手段に
よって、多点測距手段において設定されている、複数の
測距エリアのうち1つを、撮影者の注視動作により、選
択できるようにする。なお、判定手段が、視線位置検出
手段の視線位置の情報に基づき、撮影者の注視している
エリアを、選択したエリアと判定する。
【0020】このような構成により、多点測距によるオ
ートフォーカス機能を有するカメラにおいて、パノラマ
撮影を行う際、撮影を望む被写体に対して、ピントが合
った写真撮影が行える。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説
明する。
【0022】図1は、本発明の一実施例の構成を示す構
成図である。
【0023】図1を参照し、各構成要素について説明す
る。
【0024】200は、カメラ全体の動作を制御するた
めのCPUである。図示しないが、CPU200には、
通常、ROM、RAMが接続されており、ROMに予め
内蔵されているプログラムにしたがって、CPU200
は、各種の動作を行う。また、RAMには、CPU20
0が行う各種演算の演算結果等を格納しておく。
【0025】なお、距離選択手段201、制御手段20
3は、CPU200、ROM、RAMを有した構成によ
って実現可能であるため、図1に示すような、CPU2
00内に設けた構成図となっている。
【0026】101は、パノラマ切り換え手段であり、
標準撮影とパノラマ撮影とを選択的に切り換える機能を
有する操作部材であり、例えば、カメラボディに設けら
れた、スイッチ等によって実現できる。
【0027】100は、撮影画面内の複数のエリアにお
いて、各々のエリアに存在する被写体までの測距を行
う、いわゆる多点測距機能を有する多点測距手段であ
る。
【0028】被写体までの距離を測距する方式として、
各種各様の方式が提案されており、いずれの方式を採用
しても良いことは言うまでもない。
【0029】一例として、被写体の像を、カメラボディ
内に固定された2系統の光学系を介して、CCD上に結
像させ、双方の像のCCD上での相対距離を求めること
により、被写体までの距離を検出する、いわゆる受動型
三角測量方式を採用すれば良い。これは、撮像画面内
の、あるエリアに存在する被写体までの測距を行う手段
であり、これを、予め設けるエリア数だけ備えることに
よって、複数のエリアにおいて、各々のエリアに存在す
る被写体までの測距を行う機能を実現できる。
【0030】なお、多点測距光学系の構成例としては、
例えば、特開平1−279215号公報に、図面を参照
して詳しく掲載されている。すなわち、被写体からの光
を集光する投影レンズと、開口部を複数備える焦点検出
マスクと、絞りマスクと、各開口部に対応して設けた複
数のCCDを有して構成され、さらに、前記開口部の光
の出射側には、コンデンサレンズが設けられ、前記絞り
マスクの光の出射側には、被写体の像をCCD上に結像
させる結像レンズを備えている。なお、前記開口部は、
撮影画面内の複数エリアの各々に対応する。
【0031】そして、各CCD上の像の大きさに基づい
て、被写体までの距離を検出することによって、撮影画
面内の複数エリアの各々に存在する被写体までの距離を
検出する。なお、このような多点測距の原理について
は、公知・公用の技術であるので、詳細な説明は省略す
る。
【0032】201は、多点測距手段100が測定した
複数の距離データのうち、予め定めた規則によって、い
ずれか1つの距離データを選択し、制御手段203に出
力する距離選択手段である。
【0033】なお、予め定めた規則とは、各種の方式が
考えられるが、例えば、距離データのうち、最も短いも
のを、測定距離として選択する方法等が挙げられる。
【0034】203は、通常時、すなわち、標準撮影時
には、距離選択手段201が選択した測定距離を、撮影
レンズ駆動手段104に与え、また、パノラマ切り換え
手段101により、パノラマ撮影を選択したとき、その
旨の情報を受け取り、後述する、マニュアル入力手段1
02や視線位置検出手段によって選択されたエリアに存
在する被写体までの距離を測定距離として、撮影レンズ
駆動手段104に与える処理を行う制御手段である。
【0035】104は、制御手段203によって与えら
れた測定距離に基づいて、所定位置に被写体の像が結像
されるように、すなわち、フィルム面に被写体の焦点が
合うように、撮影レンズを駆動する、撮像レンズ駆動手
段である。撮像レンズ駆動手段104は、レンズ系を所
定距離だけ移動可能な移動機構によって実現される。
【0036】例えば、レンズと、レンズを固定しスライ
ド可能な移動部と、移動部を所定距離移動させるアクチ
ュエータを有して構成される。なお、移動部が移動する
移動距離は、制御手段203によって与えられた測定距
離のデータに基づいて、CPU200が、予め内蔵して
あるプログラムにしたがって演算する。そして、CPU
200は、演算結果に応じた移動信号を前記アクチュエ
ータに与える構成にしておけば良い。
【0037】102は、撮影者の操作により、撮影画面
内に複数あるエリアのうち、いずれかのエリアを指定す
ることによって、制御手段203が、当該エリアに存在
する被写体に対する測定距離を撮像レンズ駆動手段10
4に与える動作を行わせるためのマニュアル入力手段で
ある。例えば、スイッチ等の操作部材の操作により、撮
影画面内のエリアを任意に指定可能とする構成にしてお
けば良い。
【0038】103は、撮影者の視線位置を検出し、撮
影者が注視している位置を検出する視線位置検出手段で
ある。本手段は、例えば、特開平1−241511号公
報等に記載されている、光学系等によって実現できる
が、これは、公知公用の技術であるために詳しく説明す
ることは省略する。
【0039】本手段は、例えば、赤外線発光素子、ビー
ムスプリッタ、集光レンズ、CCD素子を有して構成さ
れる。
【0040】まず、赤外線発光素子によって、撮影者の
目を照明する。そして、目によって反射された赤外線
を、ビームスプリッタで反射させ、該反射光を集光レン
ズにて集光し、眼球の像をCCD素子上に結像させる。
さらに、CCD上の眼球像の結像位置情報に基づいて、
撮影者の視線の位置を、演算手段の演算処理によって求
めればよい。
【0041】したがって、撮影者の視線位置の情報、す
なわち、CCD上の眼球像の結像位置情報は、CPU2
00へ送られ、送られてきた情報に基づく演算処理によ
って、CPU200は、撮影者が撮影画面内の、いずれ
のエリアを注視しているかを判定する。
【0042】105は、撮影画面内に複数あるエリアを
示す表示や、マニュアル入力手段102、視線位置検出
手段103によって指定されたエリアを示す表示や、そ
の他、カメラの機能の起動状態を表す表示(例えば、現
在オートフォーカスが起動されているか等)等を行う表
示手段であり、例えば、液晶表示装置とその駆動回路に
よって実現できる。かかる表示手段は、ファインダ内に
設けておけば良い。
【0043】106は、撮影者が写真撮影時に操作する
ための操作部材である外部操作手段であり、例えば、半
押し可能なスイッチ等によって実現できる。例えば、第
1操作により、半押し作動し、第2操作により、レリー
ズ作動するように操作可能な手段である。
【0044】その他、図示しないが、通常のカメラの構
成要素である、レンズ系、測光手段、露出手段、各種の
動作モードを指定可能なモード設定手段、指定されたモ
ードの内容を設定するコマンドダイアル等を備えた構成
にしておけば良い。なお、これらの各構成要素は、公知
・公用の技術に基づいて実現可能であるため、本実施例
では、各構成要素の詳細な説明は省略し、主要な構成要
素について、簡単に説明しておく。
【0045】測光手段は、被写体の明るさの情報である
輝度情報を計測するための手段であり、例えば、複数の
フォトダイオードと、各フォトダイオードに対する電流
電圧変換回路を有して構成される。なお、測光結果は、
A/D変換器を介して、デジタル信号に変換されCPU
200へと送られる。
【0046】また、露出手段は、測光手段の計測結果に
基づいて、フィルム面に適正な露光が行われるように、
シャッタースピード等を制御する手段であり、例えば、
トランジスタ、各種CMOS等の電子デバイスにて実現
される。なお、シャッタースピードの演算は、CPU2
00によって、予め内蔵してあるプログラムにしたがっ
て行われる。
【0047】モード設定手段は、例えば、カメラボディ
外部に備えた、スイッチ等の操作部材によって、また、
コマンドダイアルは、例えば、ダイアル式のスイッチに
よって実現できる。
【0048】さて、図1の構成における動作の概要につ
いて説明する。
【0049】標準撮影が選択されている場合には、以下
の動作が行われる。
【0050】まず、多点測距手段100は、撮影画面内
の複数エリアに存在する被写体までの距離を測定し、距
離選択手段201は、測定された複数の距離データのう
ちから、いずれかの距離データを、予め定めた規則に従
って、測定距離として選択し、制御手段203に出力す
る。そして、制御手段203は、当該測定距離のデータ
を、撮影レンズ駆動手段104に与え、オートフォーカ
ス機能が起動される。
【0051】なお、このような一連の動作は、外部操作
手段106の操作によって行われる構成にしておけば良
い。
【0052】次に、パノラマ撮影が選択された場合の動
作について説明する。
【0053】まず、パノラマ切り換え手段101の操作
によって、パノラマ撮影が選択されたとき、その旨の信
号が制御手段203に送られる。
【0054】そして、制御手段203は、距離選択手段
201が選択した測定距離のデータを、撮影レンズ駆動
手段104に与えることを中止する。
【0055】このとき、制御手段203は、マニュアル
入力手段102や視線検知検出手段103によって指定
されたエリアに存在する被写体までの距離情報を測定距
離のデータとして、撮影レンズ駆動手段104に与え、
オートフォーカス機能が起動される。
【0056】すなわち、視線位置検出手段103の操作
によって、撮影画面内に設定されている、複数の測距エ
リアのうち1つを、撮影者の意志により選択できるよう
にする。もちろん、マニュアル入力手段102によっ
て、エリアの選択操作を行っても良い。
【0057】そして、制御手段203は、多点測距手段
100によって計測された複数の距離データのうち、選
択されたエリアに存在する被写体までの距離を選択し、
撮影レンズ駆動手段104に与える。
【0058】以上のような動作により、多点測距機能を
備えるカメラにおいて、パノラマ撮影を行う際、撮影者
に意志により測距エリアが選択可能となり、撮影を望む
被写体に対してピントが合った写真撮影が行えることに
なる。
【0059】次に、図2に、ファインダー内における、
各種表示の表示状態等を示す概略図を示す。
【0060】400は、ファインダー部であり、撮影者
が撮影したい撮影画面のフレーミングを行う際に用い
る。
【0061】300、301、302、303、304
は、撮影画面内に予め設けられているエリアであり、多
点測距手段100は、各エリア内に存在する被写体まで
の距離を測定する。なお、図2に示した、エリアの配置
状態や数は、一態様であり、本実施例に限られない。
【0062】なお、各エリアは、パノラマ撮影が選択さ
れた場合に、マニュアル入力手段102や視線位置検出
手段103によって選択される対象となる。
【0063】305は、標準撮影時におけるオートフォ
ーカス機能が起動しているときに、点灯される表示部で
あり、表示手段105の構成要素である。
【0064】306は、パノラマ撮影時におけるオート
フォーカス機能が起動しているときに、点灯される表示
部であり、表示手段105の構成要素である。
【0065】307、308、309、310、311
は、制御手段203が撮影レンズ駆動手段104に測定
距離データを与える際に、当該測定距離データに対応す
る被写体が存在するエリアを示す表示(図中の「+」)
である。図2では、全て表示されている状態を示してい
るが、実際には、1ヵ所のみの表示が行われる。
【0066】すなわち、標準撮影時には、距離選択手段
201が、予め定めた規則(予め定められたアルゴリズ
ム)にしたがって選択した距離データに対応する被写体
が存在するエリア内に、表示(「+」)が行われる。
【0067】また、パノラマ撮影時には、マニュアル入
力手段102や視線位置検出手段103によって選択さ
れたエリア内に、表示(「+」)が行われる。
【0068】次に、図3に、本発明における一連の処理
を示すフローチャートを示す。
【0069】なお、本フローチャートは、本発明におけ
る一連の処理を示すフローチャートの一例にすぎない。
【0070】以下、図3を参照して、本発明における処
理の一例を説明する。
【0071】外部操作手段106の第1操作である、半
押し操作によって、本処理の実行が開始される。なお、
本処理を行うためのプログラムは、ROMに内蔵され、
プログラム実行は、CPUによって行われる。
【0072】まず、ステップS1では、多点測距手段1
00を起動させる。これにより、複数エリアに対する距
離データが測定される。そして、各エリアに対する距離
データを保持しておく。
【0073】次に、ステップS10では、所定のアルゴ
リズムにしたがって、エリアを選択する。ここで、所定
のアルゴリズムとは、例えば、ステップS1で保持され
ている、各エリアに対する距離データのうち、最も短い
距離データに対応するエリアを選択し、これ選択エリア
としておくことが挙げられる。この際、選択エリアに対
する距離データを保持しておく。
【0074】なお、かかる処理は、距離選択手段201
が行うようにしておけば良い。
【0075】次に、ステップS15では、パノラマ切り
換え手段101の切り換え状態から、パノラマ撮影が選
択されたか否かを判断する。パノラマ撮影が選択された
場合には、ステップS20へ、その他の場合には、ステ
ップS35へと進む。
【0076】ステップS20では、パノラマ撮影が選択
されたため、以下、マニュアル入力手段102や視線位
置検出手段103によって選択されたエリアに存在する
被写体までの距離データを、撮影レンズ駆動手段104
に与える測定距離とするように制御手段203が動作を
行うことを決定する。
【0077】そして、ステップS30では、図2に示し
た、マニュアルAF306を点灯させ、ステップS40
に移行する。
【0078】ステップS40では、マニュアル入力手段
102が操作されたか否かを判定し、操作された(YE
S)なら、ステップS50へ、それ以外(NO)なら、
ステップS60へ移行する。
【0079】ステップS50では、マニュアル入力手段
102の操作によって選択されたエリアを選択エリアと
して、S110に移行する。
【0080】ステップS60では、視線位置検出手段1
03が操作されたか否か、すなわち、撮影者が撮影画面
内の複数のエリアの、いずれかを注視したか否かを判断
し、注視したエリアが存在する(YES)ならば、ステ
ップS70へ、それ以外(NO)ならステップS80へ
移行する。
【0081】ステップS70では、撮影者が注視したエ
リアを、選択された選択エリアとして、ステップS11
0に移行する。
【0082】ステップS80は、パノラマ撮影が選択さ
れたにもかかわらず、マニュアル入力手段102や視線
位置検出手段103によってエリアの選択が行われてい
ない場合であり、この場合には、所定のエリア、例え
ば、撮影画面中央部に設けたエリアを、マニュアル入力
手段102や視線位置検出手段103によって選択した
選択エリアと定める処理を行う。
【0083】さて、ステップS15でパノラマ撮影が選
択されなかった場合には、ステップS35に移行する
が、ステップS35では、ステップ10で選択されたエ
リアを選択エリアとし、以下、当該エリアに存在する被
写体までの距離データ(ステップS10で保持されてい
る)を、撮影レンズ駆動手段104に与える測定距離と
するように制御手段203が動作を行うことを決定す
る。
【0084】そして、ステップS90では、パノラマ撮
影が選択されなかったため、図2のマルチAFマーク3
06を点灯させ、ステップS110に移行する。
【0085】ステップS110では、選択されたエリア
である選択エリアを把握し、該選択エリアに対する距離
データを測定距離として、撮影レンズ駆動手段104に
与え、オートフォーカス機能を起動させる。
【0086】さらに、具体的に説明すると、以下のよう
になる。
【0087】パノラマ撮影が選択された場合には、ステ
ップS20において、制御手段203が、マニュアル入
力手段102や視線位置検出手段103によって選択さ
れたエリアに存在する被写体までの距離データを、撮影
レンズ駆動手段104に与える測定距離とするように動
作することが決定されているため、制御手段203は、
選択エリアに対応する距離データを、ステップS1で保
持されている距離データから選び出し、これを撮影レン
ズ駆動手段104に与える。
【0088】また、パノラマ撮影が選択されていない、
標準撮影の場合には、ステップS35において、制御手
段203が、ステップ10で選択されたエリアを選択エ
リアとし、当該エリアに存在する被写体までの距離デー
タ(ステップS10で保持されている)を、撮影レンズ
駆動手段104に与える測定距離とするように動作する
ことが決定されているため、制御手段203は、ステッ
プS10で保持されている距離データを、選択エリアに
対応する距離データとして、これを撮影レンズ駆動手段
104に与える。
【0089】ステップS120では、選択エリアのAF
マークを点灯し、メインフローへ戻る。
【0090】以上が、本発明にかかる一連の処理の一例
であって、本発明の効果を発揮しうるものであれば、い
かなる処理フローも用いることが可能である。
【0091】なお、以上の処理が完了した旨の表示を行
う表示部(例えば、ファインダ内に設けた液晶表示装
置)を設け、撮影者は、該表示部の表示状態から、処理
完了を認識し、外部操作手段106をレリーズ可能な構
成にしておくと良い。
【0092】以上のように、本発明によれば、パノラマ
機能を起動したとき、真に撮影を望む被写体でない被写
体に、ピントが合わない事態の発生を回避できる。
【0093】すなわち、パノラマ撮影の際、撮影者は、
自らの意志により、撮影画面内の複数エリアの内、いず
れかのエリアを選択し、選択したエリアに存在する被写
体までの距離情報を用いて、レンズ系の合焦動作を行う
ことによって、真に撮影を望む被写体に対し、ピントが
合った状態で写真撮影を行える。
【0094】
【発明の効果】パノラマ撮影時においても、撮影者の意
志によって、撮影を望む被写体に対してピントが合った
写真撮影が行えるカメラを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一構成例を示す構成図である。
【図2】ファインダ内の表示状態の説明図である。
【図3】本発明の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100…多点測距手段、101…パノラマ切り換え手
段、102…マニュアル入力手段、103…視線位置検
出手段、200…CPU、200…距離選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成沢 努 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パノラマ撮影機能を有するカメラであっ
    て、 標準撮影とパノラマ撮影とを選択的に切り換える、切り
    換え手段と、撮影画面内の複数エリアにおいて、各エリ
    アに存在する被写体までの距離を、エリア別に測距する
    多点測距手段と、予め定めた規則にしたがって、各エリ
    アに対して測定された距離の中から1つを、測定距離と
    して選択する距離選択手段と、与えられた測定距離に応
    じて撮影レンズ系を駆動するレンズ駆動手段と、前記複
    数エリアの1つを任意に選択可能なエリア選択手段と、
    カメラの動作を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記切り換え手段が標準撮影を選択し
    たとき、前記距離選択手段が選択した測定距離を前記レ
    ンズ駆動手段に与え、また、前記切り換え手段がパノラ
    マ撮影を選択したとき、前記エリア選択手段で選択され
    たエリアに存在する被写体までの距離を測定距離とし
    て、前記レンズ駆動手段に与えることを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記エリア選択手段
    は、撮影者の視線位置を検出する視線位置検出手段と、
    該視線位置検出手段の視線位置の情報に基づき、撮影者
    の注視しているエリアを、選択したエリアと判定する判
    定手段とを備えたことを特徴とするカメラ。
JP6094369A 1994-05-06 1994-05-06 カメラ Withdrawn JPH07301742A (ja)

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