JP2004086018A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影準備動作の開始が指示されるまで焦点調節を繰り返し行うカメラに関し、シャッターチャンスを逃さず、ユーザの所望のタイミングで撮影を行うことができるカメラを提供することを目的とする。
【解決手段】撮影準備動作を開始させる第1スイッチ手段と、撮影動作を開始させる第2スイッチ手段とを備え、第1スイッチ手段が操作されるまで予備焦点調節を繰り返し実行するカメラにおいて、第1スイッチ手段が操作されると、撮影準備動作として予備焦点調節より高精度な焦点調節を開始し、第2スイッチ手段が操作されると、高精度な焦点調節が完了した後に撮影を行う第1のモードと、第2スイッチ手段が操作されると、第2スイッチ手段の操作前に保持した焦点調節の結果に基づいて撮影を行う第2のモードとを切り換えて撮影を行う。
【選択図】 図3
【解決手段】撮影準備動作を開始させる第1スイッチ手段と、撮影動作を開始させる第2スイッチ手段とを備え、第1スイッチ手段が操作されるまで予備焦点調節を繰り返し実行するカメラにおいて、第1スイッチ手段が操作されると、撮影準備動作として予備焦点調節より高精度な焦点調節を開始し、第2スイッチ手段が操作されると、高精度な焦点調節が完了した後に撮影を行う第1のモードと、第2スイッチ手段が操作されると、第2スイッチ手段の操作前に保持した焦点調節の結果に基づいて撮影を行う第2のモードとを切り換えて撮影を行う。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影準備動作の開始が指示されるまで焦点調節を繰り返し行うカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子カメラには、レリーズボタンが半押しされることにより撮影準備動作の開始が指示されるまで、焦点調節(以下「AF」と称する。)および自動露出(以下「AE」と称する。)を繰り返し行いつつ、液晶モニタなどの表示装置に被写体像を表示するものがある。
【0003】
このような電子カメラは、レリーズボタンが半押しされると、撮影準備動作として高精度のAFおよび高精度のAEを開始し、レリーズボタンが全押しされると前述した高精度のAFおよび高精度のAEが完了するのを待って撮影動作を行う。ここで、高精度のAFとしては、コントラストAF(例えば、山登りAFなど)方式と呼ばれる方式が主に用いられている。
【0004】
したがって、このような電子カメラのユーザは、高精度のAFおよび高精度のAEが完了するまでレリーズボタンを半押しし続け、その後、レリーズボタンを全押しする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、高速移動する被写体や、子供やペットなどの一瞬の表情を撮影する際、ユーザは、レリーズボタンを半押しで一度止めずに全押し(以下「一気押し」と称する。)したり、レリーズボタンの半押しにより開始された高精度のAFおよび高精度のAEが完了する前にレリーズボタンを全押ししてしまう場合がある。このような場合、撮影動作はレリーズボタンが全押しされた時点では開始されず、高精度のAFおよび高精度のAEが完了して初めて開始される。そのため、従来の電子カメラでは、レリーズボタンの全押しから撮影動作開始までに時間差(以下「レリーズタイムラグ」と称する。)が生じて、シャッターチャンスを逃してしまうという問題があった。
【0006】
また、一般に、表示装置に表示される画像は、撮像部によって得られ、表示処理部を介して表示されるので、被写体の現在の画像ではなく、少し前の画像である。そのため、液晶モニタなどの表示装置をファインダとして用いて撮影を行う場合、実際に撮影される画像は、ユーザがレリーズボタンを全押しした際に表示されていた画像よりも少し後の画像になってしまい、シャッターチャンスを逃してしまうことがあった。
【0007】
そこで、本発明では、シャッターチャンスを逃さず、ユーザの所望のタイミングで撮影を行うことができるカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のカメラは、撮影準備動作を開始させる第1スイッチ手段と、撮影動作を開始させる第2スイッチ手段とを備え、前記第1スイッチ手段が操作されるまで予備焦点調節を繰り返し実行するカメラにおいて、前記第1スイッチ手段が操作されると、前記撮影準備動作として前記予備焦点調節より高精度な焦点調節を開始し、前記第2スイッチ手段が操作されると、前記高精度な焦点調節が完了した後に撮影を行う第1のモードと、前記第2スイッチ手段が操作されると、該第2スイッチ手段の操作前に保持した焦点調節の結果に基づいて撮影を行う第2のモードとを切り換えて撮影を行う撮影手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載のカメラは、請求項1に記載のカメラにおいて、前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記第1スイッチ手段が操作されると、前記高精度な焦点調節を省略し、前記第2スイッチ手段が操作されると、該第1スイッチ手段の操作直前に保持した前記予備焦点調節の結果に基づいて撮影を行うことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載のカメラは、請求項1に記載のカメラにおいて、前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記第1スイッチ手段が操作されると、前記高精度な焦点調節を開始し、前記第2スイッチ手段が操作されると、該高精度な焦点調節を中止して、該第2スイッチ手段の操作直前に保持した高精度な焦点調節の結果に基づいて撮影を行うことを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載のカメラは、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記第1のモードに比べて焦点調節範囲を狭くして焦点調節を行うことを特徴とする。
請求項5に記載のカメラは、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、絞りを、前記第1のモードに比べて絞り込む方向に制御することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載のカメラは、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、ズームレンズを備え、前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記ズームレンズの移動を広角側に制御することを特徴とする。
請求項7に記載のカメラは、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、光学ファインダと、被写体を撮影して得られるスルー画像を表示するビューファインダと、前記撮影手段を用いて前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記ビューファインダを使用せず、前記光学ファインダを使用するようユーザに促す報知手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載のカメラは、請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載のカメラにおいて、前記第1スイッチ手段は、2段の押圧ストロークを有するレリーズボタンの第1段ストロークであり、前記第2スイッチ手段は、前記レリーズボタンの第2段ストロークであることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳細な説明を行うが、各実施形態では、本発明のカメラの一例として、電子カメラの説明を行う。
【0015】
≪第1実施形態≫
以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における電子カメラの構成を示すブロック図である。
電子カメラ1は、図1に示すように、撮像部10、圧縮/伸長部11、表示処理部12、制御部13を備えていると共に、メモリカード(カード状のリムーバブルメモリ)14とのインタフェースをとるメモリカード用インタフェース部15を備えており、これらはバスを介して相互に接続されている。表示処理部12には液晶モニタ16が接続される。なお、撮像部10は、不図示のレンズ、被写体の明るさや撮影距離などを測定する各種センサ、撮像素子、A/D変換器などを備えている。また、電子カメラ1は、ユーザ操作を受け付けるレリーズボタンなどを含む操作部17を備え、操作部17に含まれるボタン等の状態を示す信号は制御部13に入力される。
【0016】
電子カメラ1には、既存の電子カメラと同様に撮影を行うモード(以下、「第1のモード」と称する)の他に、高速移動する被写体や、子供やペットなどの一瞬の表情を撮像する際に有効なモード(以下、「第2のモード」と称する)が設けられている。制御部13には、第1のモードの処理を実現するためのプログラムと第2のモードの処理を実現するためのプログラムとが予め記録されており、電子カメラ1では、制御部13によってこれらのプログラムを実行することにより第1のモードや第2のモードによる撮影が行われる。
【0017】
通常、電子カメラ1は、第1のモードにより撮影を行う。
すなわち、制御部13は、レリーズボタンが半押しされるまでAFおよびAEを繰り返し行い(以下それぞれを「コンティニュアスAF」、「コンティニュアスAE」と称する。)、レリーズボタンが半押しされると撮影準備動作として高精度のAFおよび高精度のAE(以下それぞれを「高精度AF」、「高精度AE」と称する。)を開始し、レリーズボタンが全押しされると高精度AFおよび高精度AEが完了した後に各部を介して撮影を行う。
【0018】
なお、コンティニュアスAEおよび高精度AEを行う際、制御部13は、撮像部10の各種センサにより得られた情報に基づいて露出値を決定し、露出値をもとにプログラム線図を用いてシャッタースピードとF値とを設定する。例えば、露出値がEV4である場合、制御部13は、図2に示すようなプログラム線図を用いて、EV4を示す直線aと標準的なプログラム線図bとの交点cにおけるF値2.8とシャッタースピード1/60秒とを設定する。ただし、図2に示した横軸の数値のうち、「”」が付いている数値の単位は「秒」である。
【0019】
一方、電子カメラ1は、操作部17を介したユーザ操作により第2のモードが選択された場合、第1のモードから第2のモードに切り換えて撮影を行う。
図3は、第1実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部13の動作を示すフローチャートである。
以下、図3を用いて、第2のモードによる撮影について説明する。
【0020】
第2のモードにより撮影を行う際、制御部13は、まず、液晶モニタ16へのスルー画像出力を禁止し(図3S1)、後述するシャッタースピードとF値とを設定する際に用いるプログラム線図を、F値を大きくする側にプログラムシフトする(図3S2)。例えば、制御部13は、図2に示すように、標準的なプログラム線図bをプログラム線図dにシフトする。
【0021】
次に、制御部13は、撮像部10の各種センサを介して測定を開始し、各種センサにより得られた情報に基づきコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行う(図3S3)。
ここで、制御部13は、コンティニュアスAEにおいて、撮像部10の各種センサにより得られた情報に基づいて露出値を決定し、露出値をもとにプログラムシフトしたプログラム線図を用いてシャッタースピードとF値とを設定する。例えば、露出値がEV4の場合、制御部13は、図2に示すようなプログラム線図を用いて、EV4を示す直線aとプログラムシフトしたプログラム線図dとの交点eにおけるF値4とシャッタースピード1/30秒とを設定することになる。なお、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEでは、AFおよびAEを繰り返すたびにその結果を保持する。
【0022】
このようにしてコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行っている過程において、制御部13は、レリーズボタンが半押しされたか否かを判定する(図3S4)。
そして、レリーズボタンが半押しされない場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを続ける。
【0023】
一方、レリーズボタンが半押しされた場合、制御部13は、レリーズボタンが半押しされる直前に保持したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果を読み出すと共にコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを中止する(図3S5)。
次に、制御部13は、レリーズボタンの状態を判定する(図3S6)。
【0024】
レリーズボタンが全押しの状態の場合、制御部13は、既に読み出したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果に従って撮像部10を介して撮像を行い、撮像により得られた画像データを、メモリカード用インタフェース部15を介してメモリカード14に記録する(図3S7)。
一方、レリーズボタンが半押しの状態の場合、制御部13は、レリーズボタンが全押しされるまで待機し、レリーズボタンがOFF状態(解除された状態)の場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを再開する。
【0025】
以上説明したように、第1実施形態によれば、第2のモードにより撮影を行う際、レリーズボタンが半押しされる直前に保持したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果に従って撮影動作を行うため、第1のモードによる撮影の際に行う高精度AFおよび高精度AEを省略することができる。そのため、高精度AFおよび高精度AEを行うことにより発生するレリーズタイムラグが低減され、シャッターチャンスを逃さず、ユーザの所望のタイミングで撮影を行うことができる。
【0026】
また、第1実施形態によれば、F値が大きくなる側にプログラムシフトを行うことにより被写界深度を深くし、ピントを合い易くすることができるので、高精度AFおよび高精度AEの省略による影響を低減し、AFおよびAE性能を落とすことなく撮影を行うことができる。
さらに、第1実施形態によれば、液晶モニタ16へのスルー画像出力を禁止することにより、ユーザに光学ファインダの使用を促すことができる。そのため、液晶モニタ16をファインダとして用いて撮影を行い、シャッターチャンスを逃してしまうという問題を回避することができる。
【0027】
また、第1実施形態では、レリーズボタンの一気押しをレリーズボタンの半押しと全押しとの連続した動作と見なすことができるので、レリーズボタンが半押しで一度止めてから全押しされた場合に限らず、一気押しされた場合にも適応することができる。
なお、特にレリーズボタンの一気押しに対応するためのモードを設け、このようなモードの処理を実現するためのプログラムを予め制御部13に記録しておいても良い。
【0028】
以下、レリーズボタンの一気押しに対応するためのモードにより撮影を行う際の制御部13の動作について図4を用いて説明する。ただし、図4S11から図4S13の動作は前述した図3S1から図3S3の動作と同様であるため説明を省略する。
コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行っている過程において、制御部13は、レリーズボタンが一気押しされたか否かを判定する(図4S14)。レリーズボタンが一気押しされない場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを続ける。
【0029】
一方、レリーズボタンが一気押しされた場合、制御部13は、レリーズボタンが一気押しされる直前に保持したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果を読み出すと共にコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを中止し(図4S15)、既に読み出したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果に従って撮像部10を介して撮像を行い、撮像により得られた画像データを、メモリカード用インタフェース部15を介してメモリカード14に記録する(図4S16)。
【0030】
以上説明したように、図4に示した制御部13の動作であっても、高精度AFおよび高精度AEを省略することができるので、図3に示した制御部13の動作と同様の効果が得られる。
なお、第1実施形態では、プログラムシフトを行うことによりピントを合い易くして、高精度AFおよび高精度AEの省略による影響を補ったが、ゲインアップを行うことにより感度を上げて高精度AFおよび高精度AEの省略による影響を補っても良い。
【0031】
また、第1実施形態では、液晶モニタ16へのスルー画像出力を禁止したが、以下の1〜3のような動作の何れかを行いユーザに光学ファインダの使用を促すようにしても良い。
1:液晶モニタ16へのスルー画像出力を禁止し、液晶モニタ16に、光学ファインダの使用をユーザに促す文字メッセージを表示する。
【0032】
2:液晶モニタ16に表示されているスルー画像に重なるように、光学ファインダの使用をユーザに促す文字メッセージを表示する。
3:不図示のスピーカ等を用いて、光学ファインダの使用をユーザに促す音声メッセージ(予め記録されているものとする)を再生する。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2実施形態について図面を用いて説明する。
【0033】
ただし、第2実施形態の電子カメラは、第2のモードの処理を実現するためのプログラムが異なる点を除いて、第1実施形態の電子カメラ1と同様の構成である。そのため、以下では第1実施形態と同様の符号を付与し、電子カメラの構成の図示および説明を省略する。また、以下では、第2のモードによる撮影について説明を行い、第1のモードによる撮影については、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0034】
図5は、第2実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部13の動作を示すフローチャートである。
以下、図5を用いて、第2のモードによる撮影について説明する。
第2のモードにより撮影を行う際、制御部13は、まず、第1実施形態と同様に、液晶モニタ16への画像出力を禁止し(図5S21)、プログラム線図をF値を大きくする側にプログラムシフトする(図5S22)。
【0035】
次に、制御部13は、第1実施形態と同様にコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行い(図5S23)、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行っている過程において、レリーズボタンが半押しされたか否かを判定する(図5S24)。
そして、レリーズボタンが半押しされない場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを続ける。
【0036】
一方、レリーズボタンが半押しされた場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを中止して高精度AFおよび高精度AEを行う(図5S25)。ここで、制御部13は、高精度AEにおいて、撮像部10の各種センサにより得られた情報に基づいて露出値を決定し、露出値をもとにプログラムシフトしたプログラム線図を用いてシャッタースピードとF値とを設定する。なお、高精度AFおよび高精度AEでは、処理過程における結果を保持する。
【0037】
制御部13は、このようにして高精度AFおよび高精度AEを行っている途中でレリーズボタンが全押しされたか否かを判定する(図5S26)。
そして、高精度AFおよび高精度AEの途中でレリーズボタンが全押しされない場合、制御部13は、高精度AFが合焦状態に至るまで繰り返し高精度AFおよび高精度AEを行い(図5S27)、合焦状態に至ると、そのときの高精度AFおよび高精度AEの結果を読み出すと共に高精度AFおよび高精度AEを終了する(図5S28)。
【0038】
次に、制御部13は、レリーズボタンの状態を判定する(図5S29)。
レリーズボタンが全押しの状態の場合、制御部13は、読み出した高精度AFおよび高精度AEの結果に従って撮像部10を介して撮像を行い、撮像により得られた画像データをメモリカード用インタフェース部15を介してメモリカード14に記録し(図5S30)、レリーズボタンが半押しの状態の場合、制御部13は、レリーズボタンが全押しされるまで待機し、レリーズボタンがOFF状態(解除された状態)の場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを再開する。
【0039】
一方、高精度AFおよび高精度AEの途中でレリーズボタンが全押しされた場合、制御部13は、レリーズボタンが全押しされる直前に保持した高精度AFおよび高精度AEの結果を読み出すと共に高精度AFおよび高精度AEを中止する(図5S31)。そして、読み出した高精度AFおよび高精度AEの結果に従って撮像部10を介して撮像を行い、撮像により得られた画像データをメモリカード用インタフェース部15を介してメモリカード14に記録する(図5S30)。
【0040】
以上説明したように、第2実施形態によれば、第2のモードにより撮影を行う際、高精度AFおよび高精度AEの途中で(高精度AFおよび高精度AEの完了前に)レリーズボタンが全押しされると、高精度AFおよび高精度AEを中止し、レリーズボタンが全押しされる直前に保持した高精度AFおよび高精度AEの結果に従って撮影動作を行う。そのため、レリーズボタンが全押しされてから高精度AFおよび高精度AEの完了、撮影動作開始までの間に生じていたレリーズタイムラグが低減され、シャッターチャンスを逃さず、ユーザの所望のタイミングで撮影を行うことができる。
【0041】
≪第3実施形態≫
次に、本発明の第3実施形態について図面を用いて説明する。
ただし、第3実施形態の電子カメラは、第2のモードの処理を実現するためのプログラムが異なる点を除いて、第1実施形態の電子カメラ1と同様の構成である。そのため、以下では第1実施形態と同様の符号を付与し、電子カメラの構成の図示および説明を省略する。また、以下では、第2のモードによる撮影について説明を行い、第1のモードによる撮影については、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0042】
図6は、第3実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部13の動作を示すフローチャートである。
以下、図6を用いて、第2のモードによる撮影について説明する。
第2のモードにより撮影を行う際、制御部13は、まず、第1実施形態と同様にプログラム線図をF値を大きくする側にプログラムシフトし(図6S41)、ズームレンズの駆動範囲にリミットをかける(図6S42)。ここでは、ズームレンズの駆動をW(ワイド)側のみ有効とし、T(テレ)側は無効とする。
【0043】
次に、制御部13は、第1実施形態と同様にコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行う(図6S43)。そして、コンティニュアスAEにおいて、露出値が決定されるたびに、決定された露出値に基づいて、被写体距離の制限範囲(焦点調節範囲)を第1のモードに比べて狭く設定する(図6S44)。制御部13は、ズームボタンがONされたか否かを判定し(図6S45)、ONされた場合、ユーザ操作に従って所定の方法でズームを行う(図6S46)。すなわち、ズームボタンのW側がONされた場合には、ズームレンズを駆動して光学ズームを行い、T側がONされた場合には、光学ズームを行わずデジタルズームを行う。
【0044】
制御部13は、レリーズボタンが半押しされたか否かを判定する(図6S47)。
レリーズボタンが半押しされた場合、制御部13は、レリーズボタンが半押しされる直前に保持したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果を読み出すと共にコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを中止し(図6S48)、レリーズボタンが半押しされない場合、上述したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEと被写体距離の制限範囲の設定とを続ける。
【0045】
制御部13は、不図示のスピーカや発光装置(セルフタイマランプなど)等を用いて音や光を発する(図6S49)。これにより、子供やペットなどを撮影する際、電子カメラ1の方に被写体の注意を引くことができる。
次に、制御部13は、レリーズボタンの状態を判定する(図6S50)。
レリーズボタンが全押しの状態の場合、制御部13は、既に読み出したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果に従って撮像部10を介して撮像を行い、撮像により得られた画像データをメモリカード用インタフェース部15を介してメモリカード14に記録する(図6S51)。
【0046】
一方、レリーズボタンが半押しの状態の場合、制御部13は、レリーズボタンが全押しされるまで待機し、レリーズボタンがOFF状態(解除された状態)の場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEと被写体距離の制限範囲の設定とを再開する。
以上説明したように、第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、第2のモードにより撮影を行う際、高精度AFおよび高精度AEを省略することができるため、高精度AFおよび高精度AEを行うことにより発生するレリーズタイムラグが低減され、シャッターチャンスを逃さず、ユーザの所望のタイミングで撮影を行うことができる。
【0047】
また、第3実施形態によれば、ズームレンズの駆動をW側に限定することにより被写界深度を深くすることができるので、ピントを合い易くして高精度AFおよび高精度AEの省略による影響を低減し、AFおよびAE性能を落とすことなく撮影を行うことができる。
さらに、第3実施形態によれば、被写体距離を制限することにより、焦点調節範囲を狭くして焦点調節を行うことができるので、焦点調節に必要な時間を短縮することができる。
【0048】
なお、第3実施形態では、ズームレンズの駆動範囲をW側に限定しているが、被写体の種類や状況に応じて、異なる制限を行うようにしても良い。例えば、被写体が遠距離にある場合は、ズームレンズの駆動範囲をT側に限定しても良いし、被写体が十分に明るい場合は絞りを絞り込むことができるので、ズームレンズの駆動範囲をW側からT側まで広範囲にしても良い。
【0049】
また、第3実施形態では、被写体距離の制限範囲(焦点調節範囲)を、コンティニュアスAEにより決定された露出値をもとに設定しているが、露出値によらず、モードに応じた所定の数値を予め設定しても良い。
さらに、第3実施形態では、第1実施形態や第2実施形態と同様に液晶モニタ16へのスルー画像出力の禁止や文字メッセージの表示などを行っても良い。
【0050】
なお、第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態では、操作部17を介したユーザ操作により第2のモードが選択された場合に、第1のモードから第2のモードに切り換えて撮影を行う例を示したが、スポーツモードや高速シャッター優先モードなど、第2のモードと同様の処理を必要とするモードが選択された場合にも、同様に第2のモードに切り換えて撮影を行っても良い。
【0051】
また、第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態では、本発明のカメラの一例として、電子カメラを用いて説明を行ったが、本発明はこれに限定されない。例えば、撮影準備動作の開始が指示されるまで繰り返し焦点調節を行う銀塩カメラに適用しても良い。
【0052】
また、第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態では、撮影準備動作の開始および撮影動作の開始をそれぞれレリーズボタンの半押し、全押しで実現する例を示したが、その他の操作部材を用いるようにしても良い。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし請求項8の発明は、第1のモードから第2のモードに切り換えて撮影を行うことにより、シャッターチャンスを逃さず、ユーザの所望のタイミングで撮影を行うことができる。
【0054】
特に、請求項4ないし請求項6の発明は、第2のモードにより撮影を行う際、高精度AFおよび高精度AEの省略または中止による影響を低減し、AFおよびAE性能を落とすことなく撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の電子カメラの構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の電子カメラにおけるプログラム線図の例である。
【図3】第1実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図4】レリーズボタンの一気押しに対応するためのモードによる撮影時の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図5】第2実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図6】第3実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子カメラ
10 撮像部
11 圧縮/伸長部
12 表示処理部
13 制御部
14 メモリカード
15 メモリカード用インタフェース部
16 液晶モニタ
17 操作部
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影準備動作の開始が指示されるまで焦点調節を繰り返し行うカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子カメラには、レリーズボタンが半押しされることにより撮影準備動作の開始が指示されるまで、焦点調節(以下「AF」と称する。)および自動露出(以下「AE」と称する。)を繰り返し行いつつ、液晶モニタなどの表示装置に被写体像を表示するものがある。
【0003】
このような電子カメラは、レリーズボタンが半押しされると、撮影準備動作として高精度のAFおよび高精度のAEを開始し、レリーズボタンが全押しされると前述した高精度のAFおよび高精度のAEが完了するのを待って撮影動作を行う。ここで、高精度のAFとしては、コントラストAF(例えば、山登りAFなど)方式と呼ばれる方式が主に用いられている。
【0004】
したがって、このような電子カメラのユーザは、高精度のAFおよび高精度のAEが完了するまでレリーズボタンを半押しし続け、その後、レリーズボタンを全押しする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、高速移動する被写体や、子供やペットなどの一瞬の表情を撮影する際、ユーザは、レリーズボタンを半押しで一度止めずに全押し(以下「一気押し」と称する。)したり、レリーズボタンの半押しにより開始された高精度のAFおよび高精度のAEが完了する前にレリーズボタンを全押ししてしまう場合がある。このような場合、撮影動作はレリーズボタンが全押しされた時点では開始されず、高精度のAFおよび高精度のAEが完了して初めて開始される。そのため、従来の電子カメラでは、レリーズボタンの全押しから撮影動作開始までに時間差(以下「レリーズタイムラグ」と称する。)が生じて、シャッターチャンスを逃してしまうという問題があった。
【0006】
また、一般に、表示装置に表示される画像は、撮像部によって得られ、表示処理部を介して表示されるので、被写体の現在の画像ではなく、少し前の画像である。そのため、液晶モニタなどの表示装置をファインダとして用いて撮影を行う場合、実際に撮影される画像は、ユーザがレリーズボタンを全押しした際に表示されていた画像よりも少し後の画像になってしまい、シャッターチャンスを逃してしまうことがあった。
【0007】
そこで、本発明では、シャッターチャンスを逃さず、ユーザの所望のタイミングで撮影を行うことができるカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のカメラは、撮影準備動作を開始させる第1スイッチ手段と、撮影動作を開始させる第2スイッチ手段とを備え、前記第1スイッチ手段が操作されるまで予備焦点調節を繰り返し実行するカメラにおいて、前記第1スイッチ手段が操作されると、前記撮影準備動作として前記予備焦点調節より高精度な焦点調節を開始し、前記第2スイッチ手段が操作されると、前記高精度な焦点調節が完了した後に撮影を行う第1のモードと、前記第2スイッチ手段が操作されると、該第2スイッチ手段の操作前に保持した焦点調節の結果に基づいて撮影を行う第2のモードとを切り換えて撮影を行う撮影手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載のカメラは、請求項1に記載のカメラにおいて、前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記第1スイッチ手段が操作されると、前記高精度な焦点調節を省略し、前記第2スイッチ手段が操作されると、該第1スイッチ手段の操作直前に保持した前記予備焦点調節の結果に基づいて撮影を行うことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載のカメラは、請求項1に記載のカメラにおいて、前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記第1スイッチ手段が操作されると、前記高精度な焦点調節を開始し、前記第2スイッチ手段が操作されると、該高精度な焦点調節を中止して、該第2スイッチ手段の操作直前に保持した高精度な焦点調節の結果に基づいて撮影を行うことを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載のカメラは、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記第1のモードに比べて焦点調節範囲を狭くして焦点調節を行うことを特徴とする。
請求項5に記載のカメラは、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、絞りを、前記第1のモードに比べて絞り込む方向に制御することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載のカメラは、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、ズームレンズを備え、前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記ズームレンズの移動を広角側に制御することを特徴とする。
請求項7に記載のカメラは、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、光学ファインダと、被写体を撮影して得られるスルー画像を表示するビューファインダと、前記撮影手段を用いて前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記ビューファインダを使用せず、前記光学ファインダを使用するようユーザに促す報知手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載のカメラは、請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載のカメラにおいて、前記第1スイッチ手段は、2段の押圧ストロークを有するレリーズボタンの第1段ストロークであり、前記第2スイッチ手段は、前記レリーズボタンの第2段ストロークであることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳細な説明を行うが、各実施形態では、本発明のカメラの一例として、電子カメラの説明を行う。
【0015】
≪第1実施形態≫
以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における電子カメラの構成を示すブロック図である。
電子カメラ1は、図1に示すように、撮像部10、圧縮/伸長部11、表示処理部12、制御部13を備えていると共に、メモリカード(カード状のリムーバブルメモリ)14とのインタフェースをとるメモリカード用インタフェース部15を備えており、これらはバスを介して相互に接続されている。表示処理部12には液晶モニタ16が接続される。なお、撮像部10は、不図示のレンズ、被写体の明るさや撮影距離などを測定する各種センサ、撮像素子、A/D変換器などを備えている。また、電子カメラ1は、ユーザ操作を受け付けるレリーズボタンなどを含む操作部17を備え、操作部17に含まれるボタン等の状態を示す信号は制御部13に入力される。
【0016】
電子カメラ1には、既存の電子カメラと同様に撮影を行うモード(以下、「第1のモード」と称する)の他に、高速移動する被写体や、子供やペットなどの一瞬の表情を撮像する際に有効なモード(以下、「第2のモード」と称する)が設けられている。制御部13には、第1のモードの処理を実現するためのプログラムと第2のモードの処理を実現するためのプログラムとが予め記録されており、電子カメラ1では、制御部13によってこれらのプログラムを実行することにより第1のモードや第2のモードによる撮影が行われる。
【0017】
通常、電子カメラ1は、第1のモードにより撮影を行う。
すなわち、制御部13は、レリーズボタンが半押しされるまでAFおよびAEを繰り返し行い(以下それぞれを「コンティニュアスAF」、「コンティニュアスAE」と称する。)、レリーズボタンが半押しされると撮影準備動作として高精度のAFおよび高精度のAE(以下それぞれを「高精度AF」、「高精度AE」と称する。)を開始し、レリーズボタンが全押しされると高精度AFおよび高精度AEが完了した後に各部を介して撮影を行う。
【0018】
なお、コンティニュアスAEおよび高精度AEを行う際、制御部13は、撮像部10の各種センサにより得られた情報に基づいて露出値を決定し、露出値をもとにプログラム線図を用いてシャッタースピードとF値とを設定する。例えば、露出値がEV4である場合、制御部13は、図2に示すようなプログラム線図を用いて、EV4を示す直線aと標準的なプログラム線図bとの交点cにおけるF値2.8とシャッタースピード1/60秒とを設定する。ただし、図2に示した横軸の数値のうち、「”」が付いている数値の単位は「秒」である。
【0019】
一方、電子カメラ1は、操作部17を介したユーザ操作により第2のモードが選択された場合、第1のモードから第2のモードに切り換えて撮影を行う。
図3は、第1実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部13の動作を示すフローチャートである。
以下、図3を用いて、第2のモードによる撮影について説明する。
【0020】
第2のモードにより撮影を行う際、制御部13は、まず、液晶モニタ16へのスルー画像出力を禁止し(図3S1)、後述するシャッタースピードとF値とを設定する際に用いるプログラム線図を、F値を大きくする側にプログラムシフトする(図3S2)。例えば、制御部13は、図2に示すように、標準的なプログラム線図bをプログラム線図dにシフトする。
【0021】
次に、制御部13は、撮像部10の各種センサを介して測定を開始し、各種センサにより得られた情報に基づきコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行う(図3S3)。
ここで、制御部13は、コンティニュアスAEにおいて、撮像部10の各種センサにより得られた情報に基づいて露出値を決定し、露出値をもとにプログラムシフトしたプログラム線図を用いてシャッタースピードとF値とを設定する。例えば、露出値がEV4の場合、制御部13は、図2に示すようなプログラム線図を用いて、EV4を示す直線aとプログラムシフトしたプログラム線図dとの交点eにおけるF値4とシャッタースピード1/30秒とを設定することになる。なお、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEでは、AFおよびAEを繰り返すたびにその結果を保持する。
【0022】
このようにしてコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行っている過程において、制御部13は、レリーズボタンが半押しされたか否かを判定する(図3S4)。
そして、レリーズボタンが半押しされない場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを続ける。
【0023】
一方、レリーズボタンが半押しされた場合、制御部13は、レリーズボタンが半押しされる直前に保持したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果を読み出すと共にコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを中止する(図3S5)。
次に、制御部13は、レリーズボタンの状態を判定する(図3S6)。
【0024】
レリーズボタンが全押しの状態の場合、制御部13は、既に読み出したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果に従って撮像部10を介して撮像を行い、撮像により得られた画像データを、メモリカード用インタフェース部15を介してメモリカード14に記録する(図3S7)。
一方、レリーズボタンが半押しの状態の場合、制御部13は、レリーズボタンが全押しされるまで待機し、レリーズボタンがOFF状態(解除された状態)の場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを再開する。
【0025】
以上説明したように、第1実施形態によれば、第2のモードにより撮影を行う際、レリーズボタンが半押しされる直前に保持したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果に従って撮影動作を行うため、第1のモードによる撮影の際に行う高精度AFおよび高精度AEを省略することができる。そのため、高精度AFおよび高精度AEを行うことにより発生するレリーズタイムラグが低減され、シャッターチャンスを逃さず、ユーザの所望のタイミングで撮影を行うことができる。
【0026】
また、第1実施形態によれば、F値が大きくなる側にプログラムシフトを行うことにより被写界深度を深くし、ピントを合い易くすることができるので、高精度AFおよび高精度AEの省略による影響を低減し、AFおよびAE性能を落とすことなく撮影を行うことができる。
さらに、第1実施形態によれば、液晶モニタ16へのスルー画像出力を禁止することにより、ユーザに光学ファインダの使用を促すことができる。そのため、液晶モニタ16をファインダとして用いて撮影を行い、シャッターチャンスを逃してしまうという問題を回避することができる。
【0027】
また、第1実施形態では、レリーズボタンの一気押しをレリーズボタンの半押しと全押しとの連続した動作と見なすことができるので、レリーズボタンが半押しで一度止めてから全押しされた場合に限らず、一気押しされた場合にも適応することができる。
なお、特にレリーズボタンの一気押しに対応するためのモードを設け、このようなモードの処理を実現するためのプログラムを予め制御部13に記録しておいても良い。
【0028】
以下、レリーズボタンの一気押しに対応するためのモードにより撮影を行う際の制御部13の動作について図4を用いて説明する。ただし、図4S11から図4S13の動作は前述した図3S1から図3S3の動作と同様であるため説明を省略する。
コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行っている過程において、制御部13は、レリーズボタンが一気押しされたか否かを判定する(図4S14)。レリーズボタンが一気押しされない場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを続ける。
【0029】
一方、レリーズボタンが一気押しされた場合、制御部13は、レリーズボタンが一気押しされる直前に保持したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果を読み出すと共にコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを中止し(図4S15)、既に読み出したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果に従って撮像部10を介して撮像を行い、撮像により得られた画像データを、メモリカード用インタフェース部15を介してメモリカード14に記録する(図4S16)。
【0030】
以上説明したように、図4に示した制御部13の動作であっても、高精度AFおよび高精度AEを省略することができるので、図3に示した制御部13の動作と同様の効果が得られる。
なお、第1実施形態では、プログラムシフトを行うことによりピントを合い易くして、高精度AFおよび高精度AEの省略による影響を補ったが、ゲインアップを行うことにより感度を上げて高精度AFおよび高精度AEの省略による影響を補っても良い。
【0031】
また、第1実施形態では、液晶モニタ16へのスルー画像出力を禁止したが、以下の1〜3のような動作の何れかを行いユーザに光学ファインダの使用を促すようにしても良い。
1:液晶モニタ16へのスルー画像出力を禁止し、液晶モニタ16に、光学ファインダの使用をユーザに促す文字メッセージを表示する。
【0032】
2:液晶モニタ16に表示されているスルー画像に重なるように、光学ファインダの使用をユーザに促す文字メッセージを表示する。
3:不図示のスピーカ等を用いて、光学ファインダの使用をユーザに促す音声メッセージ(予め記録されているものとする)を再生する。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2実施形態について図面を用いて説明する。
【0033】
ただし、第2実施形態の電子カメラは、第2のモードの処理を実現するためのプログラムが異なる点を除いて、第1実施形態の電子カメラ1と同様の構成である。そのため、以下では第1実施形態と同様の符号を付与し、電子カメラの構成の図示および説明を省略する。また、以下では、第2のモードによる撮影について説明を行い、第1のモードによる撮影については、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0034】
図5は、第2実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部13の動作を示すフローチャートである。
以下、図5を用いて、第2のモードによる撮影について説明する。
第2のモードにより撮影を行う際、制御部13は、まず、第1実施形態と同様に、液晶モニタ16への画像出力を禁止し(図5S21)、プログラム線図をF値を大きくする側にプログラムシフトする(図5S22)。
【0035】
次に、制御部13は、第1実施形態と同様にコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行い(図5S23)、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行っている過程において、レリーズボタンが半押しされたか否かを判定する(図5S24)。
そして、レリーズボタンが半押しされない場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを続ける。
【0036】
一方、レリーズボタンが半押しされた場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを中止して高精度AFおよび高精度AEを行う(図5S25)。ここで、制御部13は、高精度AEにおいて、撮像部10の各種センサにより得られた情報に基づいて露出値を決定し、露出値をもとにプログラムシフトしたプログラム線図を用いてシャッタースピードとF値とを設定する。なお、高精度AFおよび高精度AEでは、処理過程における結果を保持する。
【0037】
制御部13は、このようにして高精度AFおよび高精度AEを行っている途中でレリーズボタンが全押しされたか否かを判定する(図5S26)。
そして、高精度AFおよび高精度AEの途中でレリーズボタンが全押しされない場合、制御部13は、高精度AFが合焦状態に至るまで繰り返し高精度AFおよび高精度AEを行い(図5S27)、合焦状態に至ると、そのときの高精度AFおよび高精度AEの結果を読み出すと共に高精度AFおよび高精度AEを終了する(図5S28)。
【0038】
次に、制御部13は、レリーズボタンの状態を判定する(図5S29)。
レリーズボタンが全押しの状態の場合、制御部13は、読み出した高精度AFおよび高精度AEの結果に従って撮像部10を介して撮像を行い、撮像により得られた画像データをメモリカード用インタフェース部15を介してメモリカード14に記録し(図5S30)、レリーズボタンが半押しの状態の場合、制御部13は、レリーズボタンが全押しされるまで待機し、レリーズボタンがOFF状態(解除された状態)の場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを再開する。
【0039】
一方、高精度AFおよび高精度AEの途中でレリーズボタンが全押しされた場合、制御部13は、レリーズボタンが全押しされる直前に保持した高精度AFおよび高精度AEの結果を読み出すと共に高精度AFおよび高精度AEを中止する(図5S31)。そして、読み出した高精度AFおよび高精度AEの結果に従って撮像部10を介して撮像を行い、撮像により得られた画像データをメモリカード用インタフェース部15を介してメモリカード14に記録する(図5S30)。
【0040】
以上説明したように、第2実施形態によれば、第2のモードにより撮影を行う際、高精度AFおよび高精度AEの途中で(高精度AFおよび高精度AEの完了前に)レリーズボタンが全押しされると、高精度AFおよび高精度AEを中止し、レリーズボタンが全押しされる直前に保持した高精度AFおよび高精度AEの結果に従って撮影動作を行う。そのため、レリーズボタンが全押しされてから高精度AFおよび高精度AEの完了、撮影動作開始までの間に生じていたレリーズタイムラグが低減され、シャッターチャンスを逃さず、ユーザの所望のタイミングで撮影を行うことができる。
【0041】
≪第3実施形態≫
次に、本発明の第3実施形態について図面を用いて説明する。
ただし、第3実施形態の電子カメラは、第2のモードの処理を実現するためのプログラムが異なる点を除いて、第1実施形態の電子カメラ1と同様の構成である。そのため、以下では第1実施形態と同様の符号を付与し、電子カメラの構成の図示および説明を省略する。また、以下では、第2のモードによる撮影について説明を行い、第1のモードによる撮影については、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0042】
図6は、第3実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部13の動作を示すフローチャートである。
以下、図6を用いて、第2のモードによる撮影について説明する。
第2のモードにより撮影を行う際、制御部13は、まず、第1実施形態と同様にプログラム線図をF値を大きくする側にプログラムシフトし(図6S41)、ズームレンズの駆動範囲にリミットをかける(図6S42)。ここでは、ズームレンズの駆動をW(ワイド)側のみ有効とし、T(テレ)側は無効とする。
【0043】
次に、制御部13は、第1実施形態と同様にコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを行う(図6S43)。そして、コンティニュアスAEにおいて、露出値が決定されるたびに、決定された露出値に基づいて、被写体距離の制限範囲(焦点調節範囲)を第1のモードに比べて狭く設定する(図6S44)。制御部13は、ズームボタンがONされたか否かを判定し(図6S45)、ONされた場合、ユーザ操作に従って所定の方法でズームを行う(図6S46)。すなわち、ズームボタンのW側がONされた場合には、ズームレンズを駆動して光学ズームを行い、T側がONされた場合には、光学ズームを行わずデジタルズームを行う。
【0044】
制御部13は、レリーズボタンが半押しされたか否かを判定する(図6S47)。
レリーズボタンが半押しされた場合、制御部13は、レリーズボタンが半押しされる直前に保持したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果を読み出すと共にコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEを中止し(図6S48)、レリーズボタンが半押しされない場合、上述したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEと被写体距離の制限範囲の設定とを続ける。
【0045】
制御部13は、不図示のスピーカや発光装置(セルフタイマランプなど)等を用いて音や光を発する(図6S49)。これにより、子供やペットなどを撮影する際、電子カメラ1の方に被写体の注意を引くことができる。
次に、制御部13は、レリーズボタンの状態を判定する(図6S50)。
レリーズボタンが全押しの状態の場合、制御部13は、既に読み出したコンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEの結果に従って撮像部10を介して撮像を行い、撮像により得られた画像データをメモリカード用インタフェース部15を介してメモリカード14に記録する(図6S51)。
【0046】
一方、レリーズボタンが半押しの状態の場合、制御部13は、レリーズボタンが全押しされるまで待機し、レリーズボタンがOFF状態(解除された状態)の場合、制御部13は、コンティニュアスAFおよびコンティニュアスAEと被写体距離の制限範囲の設定とを再開する。
以上説明したように、第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、第2のモードにより撮影を行う際、高精度AFおよび高精度AEを省略することができるため、高精度AFおよび高精度AEを行うことにより発生するレリーズタイムラグが低減され、シャッターチャンスを逃さず、ユーザの所望のタイミングで撮影を行うことができる。
【0047】
また、第3実施形態によれば、ズームレンズの駆動をW側に限定することにより被写界深度を深くすることができるので、ピントを合い易くして高精度AFおよび高精度AEの省略による影響を低減し、AFおよびAE性能を落とすことなく撮影を行うことができる。
さらに、第3実施形態によれば、被写体距離を制限することにより、焦点調節範囲を狭くして焦点調節を行うことができるので、焦点調節に必要な時間を短縮することができる。
【0048】
なお、第3実施形態では、ズームレンズの駆動範囲をW側に限定しているが、被写体の種類や状況に応じて、異なる制限を行うようにしても良い。例えば、被写体が遠距離にある場合は、ズームレンズの駆動範囲をT側に限定しても良いし、被写体が十分に明るい場合は絞りを絞り込むことができるので、ズームレンズの駆動範囲をW側からT側まで広範囲にしても良い。
【0049】
また、第3実施形態では、被写体距離の制限範囲(焦点調節範囲)を、コンティニュアスAEにより決定された露出値をもとに設定しているが、露出値によらず、モードに応じた所定の数値を予め設定しても良い。
さらに、第3実施形態では、第1実施形態や第2実施形態と同様に液晶モニタ16へのスルー画像出力の禁止や文字メッセージの表示などを行っても良い。
【0050】
なお、第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態では、操作部17を介したユーザ操作により第2のモードが選択された場合に、第1のモードから第2のモードに切り換えて撮影を行う例を示したが、スポーツモードや高速シャッター優先モードなど、第2のモードと同様の処理を必要とするモードが選択された場合にも、同様に第2のモードに切り換えて撮影を行っても良い。
【0051】
また、第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態では、本発明のカメラの一例として、電子カメラを用いて説明を行ったが、本発明はこれに限定されない。例えば、撮影準備動作の開始が指示されるまで繰り返し焦点調節を行う銀塩カメラに適用しても良い。
【0052】
また、第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態では、撮影準備動作の開始および撮影動作の開始をそれぞれレリーズボタンの半押し、全押しで実現する例を示したが、その他の操作部材を用いるようにしても良い。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし請求項8の発明は、第1のモードから第2のモードに切り換えて撮影を行うことにより、シャッターチャンスを逃さず、ユーザの所望のタイミングで撮影を行うことができる。
【0054】
特に、請求項4ないし請求項6の発明は、第2のモードにより撮影を行う際、高精度AFおよび高精度AEの省略または中止による影響を低減し、AFおよびAE性能を落とすことなく撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の電子カメラの構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の電子カメラにおけるプログラム線図の例である。
【図3】第1実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図4】レリーズボタンの一気押しに対応するためのモードによる撮影時の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図5】第2実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図6】第3実施形態における第2のモードによる撮影時の制御部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子カメラ
10 撮像部
11 圧縮/伸長部
12 表示処理部
13 制御部
14 メモリカード
15 メモリカード用インタフェース部
16 液晶モニタ
17 操作部
Claims (8)
- 撮影準備動作を開始させる第1スイッチ手段と、撮影動作を開始させる第2スイッチ手段とを備え、前記第1スイッチ手段が操作されるまで予備焦点調節を繰り返し実行するカメラにおいて、
前記第1スイッチ手段が操作されると、前記撮影準備動作として前記予備焦点調節より高精度な焦点調節を開始し、前記第2スイッチ手段が操作されると、前記高精度な焦点調節が完了した後に撮影を行う第1のモードと、前記第2スイッチ手段が操作されると、該第2スイッチ手段の操作前に保持した焦点調節の結果に基づいて撮影を行う第2のモードとを切り換えて撮影を行う撮影手段
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記第1スイッチ手段が操作されると、前記高精度な焦点調節を省略し、前記第2スイッチ手段が操作されると、該第1スイッチ手段の操作直前に保持した前記予備焦点調節の結果に基づいて撮影を行う
ことを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記第1スイッチ手段が操作されると、前記高精度な焦点調節を開始し、前記第2スイッチ手段が操作されると、該高精度な焦点調節を中止して、該第2スイッチ手段の操作直前に保持した高精度な焦点調節の結果に基づいて撮影を行う
ことを特徴とするカメラ。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、
前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記第1のモードに比べて焦点調節範囲を狭くして焦点調節を行う
ことを特徴とするカメラ。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、
前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、絞りを、前記第1のモードに比べて絞り込む方向に制御する
ことを特徴とするカメラ。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、
ズームレンズを備え、
前記撮影手段は、前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記ズームレンズの移動を広角側に制御する
ことを特徴とするカメラ。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカメラにおいて、
光学ファインダと、
被写体を撮影して得られるスルー画像を表示するビューファインダと、
前記撮影手段を用いて前記第2のモードにより撮影を行う際には、前記ビューファインダを使用せず、前記光学ファインダを使用するようユーザに促す報知手段と
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載のカメラにおいて、
前記第1スイッチ手段は、2段の押圧ストロークを有するレリーズボタンの第1段ストロークであり、前記第2スイッチ手段は、前記レリーズボタンの第2段ストロークである
ことを特徴とするカメラ。
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