JP2001281529A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2001281529A
JP2001281529A JP2000090310A JP2000090310A JP2001281529A JP 2001281529 A JP2001281529 A JP 2001281529A JP 2000090310 A JP2000090310 A JP 2000090310A JP 2000090310 A JP2000090310 A JP 2000090310A JP 2001281529 A JP2001281529 A JP 2001281529A
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JP
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digital camera
aperture
lens
evaluation value
focus position
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JP2000090310A
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English (en)
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Kazuhiko Yugawa
和彦 湯川
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/95Computational photography systems, e.g. light-field imaging systems
    • H04N23/958Computational photography systems, e.g. light-field imaging systems for extended depth of field imaging
    • H04N23/959Computational photography systems, e.g. light-field imaging systems for extended depth of field imaging by adjusting depth of field during image capture, e.g. maximising or setting range based on scene characteristics

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラにおいて効率的に合焦位置を
求めること。 【解決手段】 被写界深度よりも大きい間隔で撮像レン
ズのレンズ位置を段階的に駆動させ(POS1〜POS
6)、各駆動段階でCCD撮像素子から得られる撮像画
像に基づいて評価値C1〜C6を求め、複数の駆動段階
における複数の評価値C1〜C6に対して所定の補間処
理を行うことで、合焦面を撮像面に一致させるための撮
像レンズの合焦位置H3を導出する。そして、合焦位置
H3に撮像レンズを駆動させて合焦とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルカメラ
に関し、特にデジタルカメラにおけるオートフォーカス
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラにおいて使用され
るCCD(Charge Coupled Device)撮像素子は画素の
高密度化が進み、1つのCCD撮像素子が数百万画素を
有するものも出現しつつある。そして、CCD撮像素子
における画素の高密度化が進むと、各画素間のピッチが
小さくなることになる。
【0003】このため、複数の画素が従来よりも高密度
に配置されたCCD撮像素子を用いて、デジタルカメラ
を構成する場合、従来よりも許容錯乱円が小さくなるた
め、オートフォーカス(以下、単にAFとも呼ぶ。)の
際の合焦位置検出精度は高く要求される。
【0004】一方、従来より、ビデオカメラ等の撮影装
置においては、いわゆるコントラスト方式と呼ばれる技
術(または山登り方式とも呼ばれる。)がオートフォー
カスを行うために適用されている。このコントラスト方
式は、フォーカシングレンズを駆動させつつ各駆動段階
で得られる撮像画像のコントラストを評価値として取得
し、最も評価値の高いレンズ位置をもって合焦位置とす
る方式である。
【0005】ところが、ビデオカメラ等の分野において
は、動画像撮影を目的とするものであるため、使用され
るCCD撮像素子の画素数が数十万画素程度であるた
め、許容錯乱円も大きく、オートフォーカスの際の高精
度化は要求されるものではない。また、ビデオ撮影時に
フォーカシング速度が速すぎると、カメラの動きや被写
体の動きに応じて頻繁にフォーカス移動があるため目が
ついていけず違和感のある映像となる。このようにビデ
オカメラにおいて要求されるオートフォーカス時の特性
は静止画像の場合と異なる。
【0006】これに対して、静止画像を撮像するための
デジタルカメラにおいては、オートフォーカスを速やか
に行って、シャッタチャンスを逃がさないようにするこ
とが望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画素密
度の高いCCD撮像素子を有するデジタルカメラにおい
ては、合焦位置を精度よく求める必要があるため、許容
錯乱円に応じた被写界深度に基づく微小ピッチでのレン
ズ駆動を繰り返して最も評価値の高いレンズ位置を検出
することが必要となる。
【0008】このため、高密度化されたCCD撮像素子
を使用したデジタルカメラにおいて、従来のコントラス
ト方式のオートフォーカスを適用すると、レンズの駆動
回数が多くなるため、合焦位置を求めるのに時間がかか
り、シャッタチャンスを逃してしまうこととなる。
【0009】特に、大幅にピントがぼけている場合に
は、合焦位置を求めるのに多大な時間かかるため、シャ
ッタチャンスを逃さないために効率的なオートフォーカ
スを行うことが必要となる。
【0010】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、効率的に合焦位置を求めることのできるデ
ジタルカメラを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、デジタルカメラであっ
て、所定ピッチで複数の画素が撮像面内に2次元配列さ
れ、被写体像を受光し、光電変換することで撮像画像を
生成する撮像素子と、被写界深度よりも大きくない間隔
で前記被写体像の合焦面を移動させることの可能な撮像
レンズと、前記被写界深度よりも大きい間隔で前記撮像
レンズを段階的に駆動させ、各駆動段階で前記撮像素子
から得られる撮像画像に基づいて評価値を求め、複数の
駆動段階における複数の前記評価値に対して所定の補間
処理を行うことで、合焦面を前記撮像面に一致させるた
めの前記撮像レンズの合焦位置を導出するとともに、前
記合焦位置に前記撮像レンズを駆動させる制御手段とを
備えている。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデジタルカメラにおいて、前記補間処理は、急傾斜延
長法によって前記評価値の最大位置を特定することで前
記合焦位置を導出する処理であることを特徴としてい
る。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、前記制御手
段は、前記合焦面が前記撮像面の前側にあるときの前記
評価値および前記合焦面が前記撮像面の後側にあるとき
の前記評価値に基づいて、前記補間処理を行うことで前
記合焦位置を導出することを特徴としている。
【0014】請求項4に記載の発明は、デジタルカメラ
であって、所定ピッチで複数の画素が撮像面内に2次元
配列され、被写体像を受光し、光電変換することで撮像
画像を生成する撮像素子と、前記被写体像の合焦面を移
動させることの可能である撮像レンズと、開口径を可変
させることの可能な絞りと、前記合焦面が前記撮像面に
一致する合焦位置を検出するために、前記絞りを所定の
開口径よりも絞った状態として、前記撮像レンズを駆動
させ、各駆動位置で前記撮像素子から得られる撮像画像
に基づいて評価値を求めて、前記合焦位置に前記撮像レ
ンズを駆動するための駆動方向を特定する制御手段とを
備えている。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のデジタルカメラにおいて、露出演算を行って前記絞り
の適正値を求める露出演算手段をさらに備え、前記制御
手段は、前記絞りを前記適正値によって定まる開口径よ
りも絞った状態として、前記駆動方向を特定することを
特徴としている。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項4または
請求項5に記載のデジタルカメラにおいて、前記撮像素
子で得られる撮像画像のゲインを調整するゲイン調整手
段をさらに備え、前記ゲイン調整手段は、前記制御手段
によって絞った状態とされる前記絞りの開口径に応じて
前記ゲインを上昇させることを特徴としている。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項4または
請求項5に記載のデジタルカメラにおいて、前記制御手
段は前記絞りを絞った状態とする際に、前記絞りの開口
径に応じて、前記撮像素子によって前記被写体像を撮像
するときの電荷蓄積時間を長くすることを特徴としてい
る。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項4に記載
のデジタルカメラにおいて、前記制御手段は、前記駆動
方向に向かって前記撮像レンズを駆動させ、前記撮像レ
ンズが前記合焦位置近傍まで移動したときに、前記絞っ
た状態の前記絞りの開口径を大きくすることを特徴とし
ている。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
のデジタルカメラにおいて、露出演算を行って前記絞り
の適正値を求める露出演算手段をさらに備え、前記制御
手段は、前記撮像レンズが前記合焦位置近傍まで移動し
たときに、前記絞りを前記適正値によって定まる開口径
よりも開いた状態とすることを特徴としている。
【0020】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載のデジタルカメラにおいて、前記撮像素子で得られる
撮像画像のゲインを調整するゲイン調整手段をさらに備
え、前記ゲイン調整手段は、前記制御手段によって前記
開いた状態とされる前記絞りの開口径に応じて前記ゲイ
ンを低下させることを特徴としている。
【0021】請求項11に記載の発明は、請求項4ない
し請求項10のいずれかに記載のデジタルカメラにおい
て、前記制御手段は、前記絞りが前記所定の開口径であ
る状態において前記駆動方向が特定できない場合に、前
記絞りを前記所定の開口径よりも絞ることを特徴として
いる。
【0022】請求項12に記載の発明は、請求項4ない
し請求項10のいずれかに記載のデジタルカメラにおい
て、前記制御手段は、撮影指示があったときに機能する
ことを特徴としている。
【0023】請求項13に記載の発明は、請求項4ない
し請求項10のいずれかに記載のデジタルカメラにおい
て、前記制御手段は、電源がオン状態となったときに機
能することを特徴としている。
【0024】請求項14に記載の発明は、請求項4ない
し請求項10のいずれかに記載のデジタルカメラにおい
て、前記制御手段は、撮影処理後に機能することを特徴
としている。
【0025】請求項15に記載の発明は、撮影モードと
再生モードとを切り替え可能な、請求項4ないし請求項
10のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、前記
制御手段は、撮影モードへの切り替えが行われたときに
機能することを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0027】<1.デジタルカメラの構成>図1ないし
図4は、デジタルカメラ1の外観構成の一例を示す図で
あり、図1は正面図、図2は背面図、図3は側面図、図
4は底面図である。
【0028】デジタルカメラ1は、図1に示すように、
箱型のカメラ本体部2と直方体状の撮像部3(図1、図
2および図4に太線で図示)とから構成されている。
【0029】撮像部3の前面側には、撮影レンズである
マクロ機能付きズームレンズ301が設けられるととも
に、銀塩レンズシャッターカメラと同様に、被写体から
のフラッシュ光の反射光を受光する調光センサ305及
び光学ファインダ31が設けられる。
【0030】カメラ本体部2の前面側には左端部にグリ
ップ部4、そのグリップ部4の上部側に外部器機と赤外
線通信を行うためのIRDA(Infrared Data Associat
ion)インタフェース236、および中央上部に内蔵フ
ラッシュ5が設けられ、上面側にはシャッタボタン8が
設けられている。
【0031】一方、図2に示すように、カメラ本体部2
の背面側には、略中央に撮像画像のモニタ表示(ビュー
ファインダに相当)、記録画像の再生表示等を行うため
の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Displa
y)10が設けられている。また、LCD10の下方
に、デジタルカメラ1の操作を行うキースイッチ群22
1〜226および電源スイッチ227が設けられる。電
源スイッチ227の左側には、電源がオン状態で点灯す
るLED228およびメモリカードへのアクセス中であ
る旨を表示するLED229が配置される。
【0032】さらに、カメラ本体部2の背面側には、
「撮影モード」及び「再生モード」の間でモードを切り
替えるモード設定スイッチ14が設けられる。撮影モー
ドは写真撮影を行って被写体に関する撮像画像を生成す
るモードであり、再生モードはメモリカードに記録され
た撮像画像を読み出してLCD10に再生表示するモー
ドである。
【0033】モード設定スイッチ14は2接点のスライ
ドスイッチであり、下方位置にスライドセットすると撮
影モードが機能し、上方位置にスライドセットすると再
生モードが機能するように構成される。
【0034】また、カメラ背面右側には、4連スイッチ
230が設けられ、撮影モードにおいてはボタン23
1,232を押すことによりズーミング倍率の変更が行
われ、ボタン233,234を押すことによって露出補
正が行われる。
【0035】撮像部3の背面には、図2に示すように、
LCD10をオン/オフさせるためのLCDボタン32
1およびマクロボタン322が設けられる。LCDボタ
ン321が押されるとLCD表示のオン/オフが切り替
わる。例えば、専ら光学ファインダ31のみを用いて撮
影するときには、節電の目的でLCD表示をオフにす
る。マクロ撮影(接写)時には、マクロボタン322を
押すことにより、撮像部3においてマクロ撮影が可能な
状態になる。
【0036】カメラ本体部2の側面には、図3に示すよ
うに端子部235が設けられており、端子部235には
DC入力端子235aと、LCD10に表示されている
内容を外部のビデオモニタに出力するためのビデオ出力
端子235bとが設けられている。
【0037】カメラ本体部2の底面には、図4に示すよ
うに、電池装填室18とカードスロット(カード装填
室)17とが設けられる。カードスロット17は、撮像
画像等を記録するための着脱自在なメモリカード91等
を装填するためのものである。カードスロット17及び
電池装填室18は、クラムシェルタイプの蓋15により
開閉自在になっている。なお、このデジタルカメラ1で
は、4本の単三形乾電池を電池装填室18に装填するこ
とにより、これらを直列接続してなる電源電池を駆動源
としている。また、図3に示すDC入力端子235aに
アダプタを装着することで外部から電力を供給して使用
することも可能である。
【0038】<2.デジタルカメラの内部構成>次に、
デジタルカメラ1における内部構成について説明する。
図5は、デジタルカメラ1の機能的構成を示すブロック
図である。また、図6は撮像部3における各部の配置を
示す概略図である。
【0039】撮像部3におけるズームレンズ301の後
方位置の適所にはCCD撮像素子303を備えた撮像回
路が設けられている。また、撮像部3の内部には、上記
ズームレンズ301のズーム比の変更と収容位置、撮像
位置間のレンズ移動を行うためのズームモータM1、自
動的に合焦を行うためのオートフォーカスモータ(AF
モータ)M2、ズームレンズ301内に設けられた絞り
302の開口径を調整するための絞りモータM3とが設
けられている。これらズームモータM1、AFモータM
2、絞りモータM3は、カメラ本体部2に設けられたズ
ームモータ駆動回路215、AFモータ駆動回路21
4、絞りモータ駆動回路216によってそれぞれ駆動さ
れる。また、各駆動回路214〜216はカメラ本体部
2の全体制御部211から与えられる制御信号に基づい
て各モータM1〜M3を駆動する。
【0040】CCD撮像素子303は、ズームレンズ3
01によって結像された被写体の光像を、R(赤)、G
(緑)、B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光さ
れた画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出
力する。
【0041】撮像部3における露出制御は、絞り302
の調整と、CCD撮像素子303の露光量、すなわちシ
ャッタスピードに相当するCCD撮像素子303の電荷
蓄積時間を調整して行われる。被写体コントラストが低
コントラスト時に適切な絞り及びシャッタースピードが
設定できない場合には、CCD303から出力される画
像信号のレベル調整を行うことにより露光不足による不
適正露出が補正される。すなわち、低コントラスト時
は、絞りとシャッタースピードとゲイン調整とを組み合
わせて露出レベルが適正レベルとなるように制御が行わ
れる。なお、画像信号のレベル調整は、信号処理回路3
13内のAGC(Auto Gain Control)回路313bの
ゲイン調整において行われる。
【0042】タイミングジェネレータ314は、カメラ
本体部2のタイミング制御回路202から送信される基
準クロックに基づきCCD撮像素子303の駆動制御信
号を生成するものである。タイミングジェネレータ31
4は、例えば、積分開始/終了(露出開始/終了)のタ
イミング信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平
同期信号、垂直同期信号、転送信号等)等のクロック信
号を生成し、CCD撮像素子303に出力する。
【0043】信号処理回路313は、CCD撮像素子3
03から出力される画像信号(アナログ信号)に所定の
アナログ信号処理を施すものである。信号処理回路31
3は、CDS(相関二重サンプリング)回路313aと
AGC回路313bとを有し、CDS回路313aによ
り画像信号のノイズの低減を行い、AGC回路313b
でゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を
行う。
【0044】調光回路304は、フラッシュ撮影におけ
る内蔵フラッシュ5の発光量を全体制御部211により
設定された所定の発光量に制御するものである。フラッ
シュ撮影時には、露出開始と同時に被写体からのフラッ
シュ光の反射光が調光センサ305により受光され、こ
の受光量が所定の発光量に達すると、調光回路304か
ら発光停止信号が出力される。発光停止信号はカメラ本
体部2に設けられた全体制御部を介してフラッシュ制御
回路217に導かれ、フラッシュ制御回路217はこの
発光停止信号に応答して内蔵フラッシュ5の発光を強制
的に停止し、これにより内蔵フラッシュ5の発光量が所
定の発光量に制御される。
【0045】次に、カメラ本体部2の内部ブロックにつ
いて説明する。
【0046】カメラ本体部2内において、A/D変換器
205は、画像信号の各画素信号を例えば10ビットの
デジタル信号に変換するものである。A/D変換器20
5は、タイミング制御回路202から入力されるA/D
変換用のクロックに基づいて各画素信号(アナログ信
号)を10ビット等のデジタル信号に変換する。
【0047】タイミング制御回路202は、基準クロッ
ク、タイミングジェネレータ314、A/D変換器20
5に対するクロックを生成するように構成されている。
このタイミング制御回路202は、CPU(Central Pr
ocessing Unit)で構成される全体制御部211によっ
て制御される。
【0048】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた撮像画像の黒レベルを所定の基準レベルに補正する
ものである。また、WB(ホワイトバランス)回路20
7は、γ補正後にホワイトバランスも併せて調整される
ように、R、G、Bの各色成分の画素データのレベル変
換を行うものである。WB回路207は、全体制御部2
11から入力されるレベル変換テーブルを用いてR、
G、Bの各色成分の画素データのレベルを変換する。な
お、レベル変換テーブルの各色成分の変換係数(特性の
傾き)は全体制御部211により撮像画像ごとに設定さ
れる。
【0049】γ補正回路208は、撮像画像のγ特性を
補正するものである。画像メモリ209は、γ補正回路
208から出力される撮像画像データを記憶するメモリ
である。画像メモリ209は、1フレーム分の記憶容量
を有している。すなわち、画像メモリ209は、CCD
撮像素子303がn行m列の画素を有している場合、n
×m画素分の画素データの記憶容量を有し、各画素デー
タが対応する画素位置に記憶されるようになっている。
【0050】VRAM(ビデオRAM)210は、LC
D10に再生表示される撮像画像のバッファメモリであ
る。VRAM210は、LCD10の画素数に対応した
画像データを格納することが可能な記憶容量を有してい
る。
【0051】撮影モードにおける撮影待機状態では、L
CDボタン321によってLCD表示がオン状態となっ
ているときに、LCD10にライブビュー表示が行われ
る。具体的には、撮像部3から所定間隔ごとに得られる
各撮像画像に対して、A/D変換器205〜γ補正回路
208において各種の信号処理を施した後、全体制御部
211が画像メモリ209に格納される撮像画像を取得
し、それをVRAM210に転送することで、LCD1
0に撮像画像を表示する。そしてLCD10に表示され
る撮像画像を所定時間ごとに更新することで、ライブビ
ュー表示が行われるのである。このライブビュー表示に
より、撮影者はLCD10に表示された画像により被写
体像を視認することができる。なお、LCD10におい
て画像を表示する際には、全体制御部211の制御によ
りバックライト16が点灯する。
【0052】また、再生モードにおいては、メモリカー
ド91から読み出された画像が全体制御部211で所定
の信号処理が施された後、VRAM210に転送され、
LCD10に再生表示される。
【0053】カードインタフェース212は、メモリカ
ード91への撮像画像の書き込み及び読み出しを行うた
めのインタフェースである。
【0054】フラッシュ制御回路217は、内蔵フラッ
シュ5の発光を制御する回路であり、全体制御部211
からの制御信号に基づいて内蔵フラッシュ5を発光させ
る一方、既述の発光停止信号に基づいて内蔵フラッシュ
5の発光を停止させる。
【0055】RTC(リアルタイムクロック)回路21
9は、撮影日時を管理するための時計回路である。
【0056】操作部250は、上述した、各種スイッ
チ、ボタンを包括するものであり、ユーザによって操作
入力される情報は、操作部250を介して全体制御部2
11に伝達される。
【0057】シャッタボタン8は、銀塩カメラで採用さ
れているような半押し状態と全押し状態とが検出可能な
2段階スイッチになっている。
【0058】全体制御部211は、上述した撮像部3内
及びカメラ本体部2内の各部材の駆動を有機的に制御し
てデジタルカメラ1の撮影動作を総括に制御する制御手
段として機能する。
【0059】また、全体制御部211は、自動焦点合わ
せを効率的に行うための動作制御を行うAF(オートフ
ォーカス)制御部211aと、自動露出を行うためのA
E(オートエクスポージャ)演算部211bとを備えて
いる。
【0060】AF制御部211aは黒レベル補正回路2
06から出力される撮像画像を入力し、オートフォーカ
スに用いるための評価値を求め、この評価値を評価して
各部を制御することで、ズームレンズ301の合焦位置
をCCD撮像素子303の撮像面に一致させるように構
成される。
【0061】また、AE演算部211bも黒レベル補正
回路206から出力される撮像画像を入力し、所定のプ
ログラムに基づいて、シャッタスピード(SS)と絞り
302との適正値を演算する。AE演算部211bは、
被写体のコントラストに基づいて、シャッタスピード
(SS)と絞り302との適正値を所定のプログラムに
従って演算する。
【0062】さらに全体制御部211は、撮影モードに
おいて、シャッタボタン8により撮影が指示されると、
撮影指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサ
ムネイル画像と操作部250に含まれるスイッチから設
定入力された圧縮率によりJPEG方式で圧縮された圧
縮画像とを生成し、撮像画像に関するタグ情報(コマ番
号、露出値、シャッタスピード、圧縮率、撮影日、撮影
時のフラッシュのオンオフのデータ、シーン情報、画像
の判定結果等の情報)とともに両画像をメモリカード9
1に記憶する。
【0063】撮影モード及び再生モードを切り替えるた
めのモード設定スイッチ14を再生モードに設定したと
きには、例えばメモリカード91内のコマ番号の最も大
きな画像データが読み出され、全体制御部211にてデ
ータ伸張され、その撮像画像がVRAM210に転送さ
れることにより、LCD10にはコマ番号の最も大きな
画像、すなわち最後に撮影された撮像画像が表示され
る。
【0064】また、全体制御部211は、IRDAイン
タフェース236を介してコンピュータや他のデジタル
カメラといった外部器機500と赤外線無線通信を行う
ように構成され、撮像画像の無線転送等を行うことが可
能となっている。
【0065】以上のように構成されたデジタルカメラ1
において、オートフォーカスを行う際には、AF制御部
211aが黒レベル補正回路206から得られる撮像画
像の所定領域に含まれる画像成分を抽出し、その画像成
分からオートフォーカス用の評価値を求める。
【0066】図7は撮像画像の一例を示す図である。ま
た、図8はオートフォーカス領域を示す図である。
【0067】図7に示すように、黒レベル補正回路20
6から撮像画像400が得られると、撮像画像400の
ほぼ中央にオートフォーカス領域410が設定される。
このオートフォーカス領域410は図8に示すようにな
っており、水平方向にi個、垂直方向にj個の画素を有
している。
【0068】したがって、AF制御部211aは黒レベ
ル補正回路206から撮像画像400を取得すると、オ
ートフォーカス領域410に含まれるi×j個の画素で
構成される画像成分を抽出する。
【0069】そして、AF制御部211aはオートフォ
ーカス領域410に含まれる各画素の値に基づいて、オ
ートフォーカス用の評価値を求める。具体的には、各画
素のデータをDとすると、評価値Cは、
【0070】
【数1】
【0071】によって求められる。数1は、オートフォ
ーカス領域410の水平方向についての隣接画素間での
データの差分を積算したものであり、評価値Cは抽出さ
れた画像成分の水平方向についてのコントラストに相当
する。なお、数1では、水平方向についてのコントラス
トを抽出する場合の計算式について示しているが、垂直
方向についてのコントラストを求めてもよく、また、水
平方向と垂直方向との双方を考慮して2次元空間におけ
るコントラストを求めるようにしてもよい。そして、こ
のようにして求められるコントラストを評価値としてA
F制御部211aは、オートフォーカスのための制御動
作を行う。
【0072】一般に、撮像レンズが合焦位置にあるとき
には、CCD撮像素子303において得られる撮像画像
の鮮明度は高くなり、コントラストは高くなる。逆に、
撮像レンズが合焦位置にないときには、撮像画像はぼけ
た画像となって鮮明度は低くなるため、コントラストは
低くなる。したがって、コントラストを評価値としてA
F制御部211aがオートフォーカス制御を行う際に
は、ズームレンズ301を駆動しつつ評価値の最大値を
求めるようにし、その最大値を示すレンズ位置を合焦位
置とすることができる。
【0073】また、ズームレンズ301を駆動してオー
トフォーカスを行うためには、被写界深度以下でズーム
レンズ301内に含まれるフォーカシングレンズを駆動
することが必要となる。
【0074】図9は、オートフォーカスの概念を示す図
である。図9に示すようにズームレンズ301に含まれ
る絞り302の開口径をdとし、ズームレンズ301の
焦点距離をfとすると、被写体像は図8に示す位置Z1
に結像される。ここで、デジタルカメラ1の場合、CC
D撮像素子303の画素間のピッチ(間隔)が許容錯乱
円δに相当すると考えられるため、位置Z1に受光面が
位置すればズームレンズ301が合焦位置に位置するこ
ととなる。ところが、許容錯乱円δは一定の大きさを有
するものであるため、受光面が位置Z2に位置する場合
であっても1画素内に被写体像が結像される。このた
め、受光面は位置Z1〜Z2の範囲のいずれの位置にあ
っても合焦位置となる。したがって、位置Z1〜Z2の
距離pが被写界深度となり、ズームレンズ301のFナ
ンバがF=f/dで表されることを考えると、p=Fδ
となる。
【0075】つまり、ズームレンズ301を駆動してオ
ートフォーカスを行って、合焦位置を高精度に求めるた
めには、合焦面の移動量が被写界深度pと同等若しくは
小さくなるような駆動量でフォーカシングレンズを駆動
することが必要となる。そこで、この実施形態における
ズームレンズ301は、AFモータM2によって合焦面
の移動量が被写界深度p=Fδと等しくなる微小ピッチ
Pでフォーカシングレンズを駆動させることができるよ
うに構成される。
【0076】ところが、CCD撮像素子303の撮像面
に複数画素が高密度で配置されている場合にはδの値が
小さくなるため、微小ピッチPでフォーカシングレンズ
を駆動させると、駆動回数が多くなり、合焦位置まで移
動させるのに時間を要することから、この実施形態では
以下に説明するような動作制御を行うことで、効率よく
オートフォーカスを行うように構成される。
【0077】<3.オートフォーカス制御> <3−1.第1のオートフォーカス制御>まず、第1の
オートフォーカス制御について説明する。
【0078】図10は、第1のオートフォーカス制御の
駆動形態を示す図である。図10に示すように、まず、
合焦を行う際には、無限位置に相当するレンズ位置PO
S1にレンズを駆動する。そして、レンズ位置POS1
にてAF制御部211aは撮像画像からオートフォーカ
ス領域410に含まれる画像成分の評価値C1を数1等
の演算を行うことによって導く。
【0079】次に、AF制御部211aはAFモータ駆
動回路214に対して所定の制御信号を送出することに
より、AFモータM2を駆動させ、ズームレンズ301
におけるフォーカシングレンズのレンズ位置を移動させ
る。このとき、レンズ位置を移動させる際の駆動量PT
は、合焦面が被写回深度p=Fδよりも大きい幅で移動
するように設定される。ここでは一例として、駆動量P
Tは、合焦面が被写界深度p=Fδよりも大きい4Fδ
で移動するように微小ピッチPの4倍、すなわちPT=
4Pに設定される場合について説明する。レンズの駆動
量と合焦面の移動量とが等しい場合には、PT=4Fδ
となる。ただし、駆動量PTは4Pであることに限定さ
れるものではない。
【0080】そして、AF制御部211aはレンズ位置
をPOS2に移動させると、その位置で得られる撮像画
像から再び評価値C2を求める。このときC2>C1な
らば、レンズ駆動に伴って評価値が上昇しているため、
レンズの駆動方向に合焦位置があることを認識すること
ができる。
【0081】また、評価値の変化量ΔC=|C2−C1
|が、所定値よりも大きい場合には、レンズ位置は合焦
位置から大幅に離れていることを認識することができ
る。なぜなら、図10に示すように合焦位置は評価値が
最大となるレンズ位置であり、合焦位置付近では評価値
曲線の変化量が小さくなるからである。
【0082】そして、以下同様に、AF制御部211a
は、レンズ位置をPOS3,POS4,…というように
駆動量PT=4Pで駆動させ、各レンズ位置にて得られ
る撮像画像から評価値C3,C4,…を順次求めてい
く。
【0083】そして、各レンズ位置に得られる評価値を
前回のレンズ位置にて得られた評価値と比較して、前回
得られた評価値よりも今回の評価値の方が大きく、か
つ、評価値の変化量が所定値以下となったときに、レン
ズ位置が合焦位置近傍に位置することが認識できるの
で、レンズの駆動量PTを微小ピッチPに設定し、高精
度に合焦位置を求めていく。
【0084】図10の例では、レンズ位置POS5で得
られた評価値の変化量が所定値以下になっており、以後
のレンズ駆動は駆動量PT=Pとして設定されている。
そして、レンズ位置をPOS6,POS7,POS8,
…というように駆動量PT=Pで駆動させ、各レンズ位
置にて得られる評価値C6,C7,C8,…を順次求め
ていく。
【0085】そして、現在のレンズ位置にて得られた評
価値が前回の評価値よりも小さくなったときに、評価値
が最大値を示すレンズ位置を越えたものと判断すること
ができる。しかしながら、現在のレンズ位置にて得られ
た評価値が前回の評価値よりも小さくなったとしても、
ノイズ等の影響によって偶然小さくなることも考えられ
る。
【0086】そこで、この実施形態では、図10に示す
ように評価値の最大値を示すレンズ位置POS8を越え
て2回のレンズ駆動を行うように構成されている。つま
り、レンズ位置POS9にて初めて評価値が前回値を下
回ったとしても、ノイズの影響による可能性があるもの
とし、さらにレンズ駆動を行ってレンズ位置POS10
にて得られる評価値も前回値を下回ったときには、2回
連続して評価値が下降傾向にあることからノイズの影響
は少ないものと判断して、評価値の最大値を示したレン
ズ位置POS8を合焦位置として決定する。そして、そ
の後、レンズ位置POS8にフォーカシングレンズを移
動させて、高精度なオートフォーカスを行うことができ
る。
【0087】このように図10に示すようなオートフォ
ーカス制御では、合焦位置よりも大幅に離れたレンズ位
置においてはレンズ駆動を大きくしているので効率的に
レンズ駆動を行うことができる。また、レンズ位置が合
焦位置近傍に近づくとレンズ駆動を微小ピッチPに設定
するため、高精度に合焦位置を検出することができる。
【0088】<3−2.第2のオートフォーカス制御>
次に、第2のオートフォーカス制御について説明する。
【0089】上記第1のオートフォーカス制御では、合
焦位置近傍においてレンズ駆動量を微小ピッチPに設定
して繰り返しレンズ駆動を行う必要があるため、従来ほ
どではないが、合焦位置近傍においては合焦に要する時
間が長くなる。
【0090】また、上記第1のオートフォーカス制御の
ように合焦位置近傍においてレンズ駆動量を微小ピッチ
Pに設定して繰り返してレンズ駆動を行ったとしても、
撮像画像におけるオートフォーカス領域内に太い線が写
っている場合等ように、被写体像の空間周波数が低い場
合には、合焦位置近傍においても評価値変化の小さい部
分が広く分布することとなり、正確な合焦位置を求める
ことが困難である。図11は、この場合の合焦位置近傍
における評価値変化を示す図である。図11に示すよう
に、合焦位置近傍において評価値変化が小さい場合に
は、ノイズの影響を受けやすく、微小ピッチPでレンズ
駆動を行ったとしても正確な合焦位置を求めることは困
難となる。
【0091】そこで、第2のオートフォーカス制御で
は、レンズ位置を移動させる際の駆動量PTは、常に合
焦面が被写回深度p=Fδよりも大きい幅で移動するよ
うに設定される。そして、合焦位置近傍でもレンズの駆
動量PTが大きいことに起因する合焦位置の精度低下を
回避するために、第2のオートフォーカス制御では、駆
動量PTごとに得られた評価値に対して補間処理を施す
ことで、合焦位置を高精度に求めることが可能となる。
【0092】以下、具体的に、第2のオートフォーカス
制御について説明する。なお、ここでも一例として、駆
動量PTは、常に合焦面が被写界深度p=Fδよりも大
きい4Fδで移動するように微小ピッチPの4倍、すな
わちPT=4Pに設定される場合について説明する。
【0093】図12は、第2のオートフォーカス制御の
駆動形態を示す図である。図12に示すように、まず、
合焦を行う際には、無限位置に相当するレンズ位置PO
S1にレンズを駆動する。そして、レンズ位置POS1
にてAF制御部211aは撮像画像からオートフォーカ
ス領域410に含まれる画像成分の評価値C1を数1等
の演算を行うことによって導く。
【0094】次に、AF制御部211aはAFモータ駆
動回路214に対して所定の制御信号を送出することに
より、AFモータM2を駆動させ、ズームレンズ301
におけるフォーカシングレンズのレンズ位置を駆動量4
Pだけ移動させる。
【0095】そして、AF制御部211aはレンズ位置
をPOS2に移動させると、その位置で得られる撮像画
像から再び評価値C2を求める。このときC2>C1な
らば、レンズ駆動に伴って評価値が上昇しているため、
レンズの駆動方向に合焦位置があることを認識すること
ができる。
【0096】そして、以下同様に、AF制御部211a
は、レンズ位置をPOS3,POS4,…というように
駆動量PT=4Pで駆動させ、各レンズ位置にて得られ
る撮像画像から評価値C3,C4,…を順次求めてい
く。
【0097】図13は、第2のオートフォーカス制御に
おける第1の補間処理を示す図である。AF制御部21
1aは、上記のように駆動量PT=4Pでのレンズ駆動
を繰り返し、各レンズ位置にて得られる評価値の最大値
を求める。図13の場合は、レンズ位置POS4の位置
における評価値C4が最大値を示す。
【0098】そして、AF制御部211aは最大の評価
値を100%としたときの80%の値を求め80%の値
を示す評価値のレンズ位置を山登り前と山登り後との2
カ所について特定する。ところが、レンズ駆動における
駆動量PTは4Pとして粗く設定しているため、評価値
の最大値の80%を示す評価値は実際には求められてい
ない場合が多い。
【0099】そこで、AF制御部211aは評価値曲線
の山登り前と山登り後との双方について、80%の値を
挟む2つの連続した評価値を特定する。図13の場合
は、評価値C1,C2が山登り前の2つの連続した評価
値として特定され、評価値C5,C6が山登り後の2つ
の連続した評価値として特定される。
【0100】そしてAF制御部211aは、直線補間に
より80%を示す評価値のレンズ位置を特定する。具体
的には、レンズ位置POS1における評価値C1とレン
ズ位置POS2における評価値C2とを直線で結び、そ
の直線と80%のレベルとが交差するレンズ位置H1を
特定する。また同様に、レンズ位置POS5における評
価値C5とレンズ位置POS6における評価値C6とを
直線で結び、その直線と80%のレベルとが交差するレ
ンズ位置H2を特定する。
【0101】そしてAF制御部211aは、レンズ位置
H1とレンズ位置H2との中点H3を求め、この中点H
3のレンズ位置を合焦位置として決定する。そしてその
後、中点H3のレンズ位置にフォーカシングレンズを移
動させれば、高精度なオートフォーカスを行うことがで
きる。なお、中点H3のレンズ位置にフォーカシングレ
ンズを移動させる際には、駆動量PTは中点H3のレン
ズ位置に導くための適当な値に設定される。
【0102】このように評価値を取得する際には、粗い
駆動量で段階的にレンズ駆動を行い、各段階ごとに得ら
れる評価値に基づいて補間処理により合焦位置を求める
ようにすれば、合焦位置付近において微小ピッチでレン
ズ駆動を行う必要がないとともに、合焦位置付近におい
て評価値変化が小さい場合であってもノイズによる影響
を軽減することができるので、高速かつ高精度に合焦位
置を求めることが可能になるのである。また、この補間
処理は、演算処理に要する時間が短いことも特徴の一つ
であり、効率的に合焦位置を求めるために有効なものと
なる。
【0103】次に、他の補間処理について説明する。図
14は、第2のオートフォーカス制御における第2の補
間処理を示す図である。AF制御部211aは、上記の
ように駆動量PT=4Pでのレンズ駆動を繰り返し、各
レンズ位置にて得られる評価値から、評価値の最大値、
2番目に大きい値を示す評価値、及び3番目に大きい値
を示す評価値を求める。図14の場合は、レンズ位置P
OS4における評価値C4が最大値を示し、レンズ位置
POS3における評価値C3が2番目に大きい値を示
し、さらにレンズ位置POS5における評価値C5が3
番目に大きい値を示しているため、AF制御部211a
はこれらの評価値C4,C3,C5を特定することとな
る。
【0104】そして、AF制御部211aはこれらの評
価値C4,C3,C5及び各レンズ位置POS4,PO
S3,POS5に対して急傾斜延長法に基づく補間処理
を行って合焦位置を特定する。具体的には、上記3点の
うちから2点を直線で結んだときにその傾斜が最も急傾
斜となる2点を選び、その2点を結ぶ急傾斜直線を延長
する。また、他の1点に対して急傾斜直線と傾きの大き
さが同じで逆の傾き(符号のみが異なる傾き)を有する
直線を設定する。そして、これら2直線の交点を合焦位
置として特定するのである。
【0105】図14の場合には、レンズ位置POS4の
評価値C4とレンズ位置POS5の評価値C5とを通る
直線L1が急傾斜直線として設定され、レンズ位置PO
S3を通る直線L2が急傾斜直線L1と逆の傾き有する
直線として設定され、これらの直線L1,L2を延長し
たときの交点H4のレンズ位置が合焦位置として特定さ
れる。
【0106】そしてその後、交点H4のレンズ位置にフ
ォーカシングレンズを移動させれば、高精度なオートフ
ォーカスを行うことができる。なお、交点H4のレンズ
位置にフォーカシングレンズを移動させる際には、駆動
量PTは交点H4のレンズ位置に導くための適当な値に
設定される。
【0107】ここに説明した急傾斜延長法に基づく補間
方法は、演算に要する時間が短いため、効率的に合焦位
置を求めるためは有効であるが、最大値を示す評価値を
用いて補間処理を行うため、補間精度が低くなることも
考えられる。つまり、評価値の最大値付近では、ノイズ
の影響によって評価値が比較的大きく変化するため、そ
のようなノイズの影響によって補間精度が低くなること
も考えられるのである。そして、補間精度が低くなる場
合には合焦精度も低下することになる。このため、合焦
精度をより高くすることが必要な場合には、急傾斜延長
法で求められた合焦位置(交点H4)の付近を微小ステ
ップPでレンズ駆動して通常のコントラスト方式のよう
に評価値が最大値を示すレンズ位置をさらに探索するよ
うにしてもよい。ただし、この場合には、微小ピッチP
でのレンズ駆動を複数回行うことが必要であるため、従
来ほどではないが、合焦のために要する時間が長くなる
ことになる。
【0108】また、さらに他の補間処理について説明す
る。図15は、第2のオートフォーカス制御における第
3の補間処理を示す図である。AF制御部211aは、
上記のように駆動量PT=4Pでのレンズ駆動を繰り返
し、各レンズ位置にて得られる評価値から、評価値の最
大値を除いた大きい値の評価値を3つ、すなわち2番目
に大きい値を示す評価値、3番目に大きい値を示す評価
値、及び4番目に大きい値を示す評価値を求める。図1
5の場合は、レンズ位置POS3における評価値C3が
2番目に大きい値を示し、レンズ位置POS5における
評価値C5が3番目に大きい値を示し、さらにレンズ位
置POS2における評価値C2が4番目に大きい値を示
しているため、AF制御部211aはこれらの評価値C
3,C5,C2を特定することとなる。
【0109】そして、AF制御部211aはこれらの評
価値C3,C5,C2及び各レンズ位置POS3,PO
S5,POS2に対して上記と同様の急傾斜延長法に基
づく補間処理を行って合焦位置を特定する。つまり、図
14の場合には、レンズ位置POS3の評価値C3とレ
ンズ位置POS2の評価値C2とを通る直線L1が急傾
斜直線として設定され、レンズ位置POS5を通る直線
L2が急傾斜直線L1と逆の傾き有する直線として設定
され、これらの直線L1,L2を延長したときの交点H
5のレンズ位置が合焦位置として特定される。
【0110】そしてその後、交点H5のレンズ位置にフ
ォーカシングレンズを移動させれば、高精度なオートフ
ォーカスを行うことができる。なお、交点H5のレンズ
位置にフォーカシングレンズを移動させる際には、駆動
量PTは交点H5のレンズ位置に導くための適当な値に
設定される。
【0111】ここに説明した急傾斜延長法に基づく補間
方法では、最大値を示す評価値を用いて補間処理を行う
場合に比べて補間精度が低下する傾向にある。しかしな
がら、ノイズの影響を受けやすい評価値の最大値を除い
て急傾斜延長法による補間処理を行うため、ノイズ成分
が大きい場合には、補間精度も高くなり、有効な方法で
ある。
【0112】以上説明したように、第2のオートフォー
カス制御では、評価値を取得する際に粗い駆動量で段階
的にレンズ駆動を行い、各段階ごとに得られる評価値に
基づいて補間処理を行うことで合焦位置を求め、その合
焦位置にフォーカシングレンズを移動させるように制御
動作が行われるため、合焦位置付近において微小ピッチ
でレンズ駆動を行う必要がない。また、演算処理を効率
的に行うことができるので、高速かつ高精度に合焦位置
を求めることが可能になるのである。
【0113】なお、この第2のオートフォーカス制御
は、既述の第1のオートフォーカス制御と併用するよう
に構成されてもよい。
【0114】<3−3.第3のオートフォーカス制御>
次に、第3のオートフォーカス制御について説明する。
【0115】上記第1及び第2のオートフォーカス制御
では、レンズ駆動によって評価値の値が変化し、レンズ
位置を駆動する際に評価値の山登り方向がどの方向にあ
るかを判定できる場合には有効な方法である。
【0116】しかしながら、レンズ位置が合焦位置から
非常に遠い位置にある場合等には、撮像画像は大幅にぼ
けた画像となり、コントラストである評価値も小さな値
となり、かつ、レンズ位置を駆動量PTを大きな値(例
えば4P)としても移動前後で得られる評価値の変化は
極めて小さいものとなる。
【0117】このため、上記第1及び第2のオートフォ
ーカス制御を行ったとしても、山登り方向とは逆方向に
複数回駆動した後に駆動方向とは逆方向に合焦位置があ
ることが認識される場合もあり、効率的なオートフォー
カスを行うことが困難になる。
【0118】そこで、第3のオートフォーカス制御で
は、得られる評価値が小さく、かつ、レンズ駆動を行っ
ても評価値変化が小さい場合であっても、有効に合焦位
置のあるレンズ駆動方向を特定することのできる制御形
態について説明する。
【0119】AF制御部211aは、レンズ駆動の前後
における評価値を導出し、それらの評価値から合焦位置
方向へのレンズ駆動方向を特定することができない場合
には、絞りモータ駆動回路216に対して所定の制御信
号を送出し、ズームレンズ301に含まれる絞り302
の開口径を小さくする。例えば、ズームレンズ301の
Fナンバが2.8であったならば、AF制御部211a
はFナンバを5.6に変更すべく制御信号を送出する。
【0120】これにより、被写界深度p(=Fδ)は深
くなるため、評価値変化を大きくすることが可能にな
る。
【0121】図16は、絞りを制御する前後における評
価値変化曲線を示す図である。図16において、破線で
示す変化曲線は絞り302を絞る前(例えばF=2.
8)の評価値変化曲線T1を示しており、実線で示す変
化曲線は絞り302を絞った状態(例えばF=5.6)
としたときの評価値変化曲線T2を示している。
【0122】図16に示すように、評価値変化曲線T1
においてレンズ位置POS1〜POS4といった低コン
トラスト側で評価値変化を良好に検出することがきない
場合であっても、絞り302を絞ることによって被写界
深度pを深くすることで、評価値変化曲線T2に示すよ
うに評価値変化に傾斜が生じることとなり、良好に評価
値変化を検出することが可能になる。
【0123】そして、この結果、いずれのレンズ駆動方
向に合焦位置があるかを容易に認識することができ、効
率的にレンズ駆動方向を特定することができる。
【0124】ところが、絞り302を絞った状態では、
被写界深度pが深いことに伴い、合焦位置近傍での評価
値変化は小さくなる。このため、合焦位置近傍までレン
ズ駆動を行った後には、AF制御部211aは絞り30
2を開放側に開くように所定の制御信号を絞りモータ駆
動回路216に送出し、被写界深度pを浅くするように
制御する。この結果、合焦位置近傍では評価値変化が大
きくなり、微小なレンズ駆動で大きな評価値変化を得る
ことができ、高精度に合焦位置を求めることが可能にな
る。
【0125】このように、第3のオートフォーカス制御
では、合焦位置方向へのレンズ駆動方向を特定するため
に絞り302を絞るように制御動作が行われるので、被
写界深度を深くすることができ、それによって評価値変
化の小さいレンズ位置においても比較的大きな評価値変
化を実現することができる。したがって、このような制
御を行うことにより、効率的に合焦位置方向へのレンズ
駆動方向を特定することができ、オートフォーカスを高
速に行うことが可能になるのである。
【0126】ただし、第3のオートフォーカス制御で
は、絞り302を例えば適正値よりも絞った状態とする
ため、CCD撮像素子303によって得られる撮像画像
の露出値が低下する。このため、撮像画像の明るさが低
下し、オートフォーカスを適切に行うことが困難となる
ことも想定される。したがって、そのような場合には、
露出値を適正レベルに維持すべく、絞り302の絞り量
に応じてAGC回路313bで設定されるゲイン値を上
昇させたり、又は、CCD撮像素子303のシャッタス
ピードに相当する電荷蓄積時間を長くすることで露出値
の低下を防止することができ、かつ、被写界深度pを深
くすることによる合焦位置方向の効率的な検出が可能と
なる。
【0127】なお、この第3のオートフォーカス制御
は、上記第1および第2のオートフォーカス制御と併用
するように構成されてもよい。
【0128】<4.オートフォーカス制御の処理シーケ
ンス>次に、デジタルカメラ1において実際にオートフ
ォーカスを行う際の処理シーケンスについて説明する。
図17ないし図19は、デジタルカメラ1において撮影
時にオートフォーカスを行う処理シーケンスを示すフロ
ーチャートである。
【0129】まず、全体制御部211は、操作部250
に含まれるシャッタボタン8がユーザによる操作によっ
て半押し状態とされたか否かを判断する(ステップS1
012)。そして、シャッタボタン8が半押し状態とさ
れたときに、オートフォーカス制御を行うべく、ステッ
プS102に進む。
【0130】そして全体制御部211においてAE演算
部211bが機能し、黒レベル補正回路206から得ら
れる撮像画像に基づいてAE演算を行い、適正露出とな
る絞り値及びシャッタスピードを決定し(ステップS1
02)、絞り302を演算結果に基づいて駆動し、絞り
302を演算に基づく絞り値に設定する(ステップS1
03)。なお、このとき、CCD撮像素子303の電荷
蓄積時間も演算結果に基づいて設定される。
【0131】そしてAF制御部211aが機能し、ズー
ムレンズ301の駆動前における得られる撮像画像に基
づいてオートフォーカス用の評価値を演算により求める
(ステップS104)。そしてAF制御部211aはズ
ームレンズ301のレンズ駆動を行った後(ステップS
105)、再び撮像画像を取得して評価値を求める(ス
テップS106)。
【0132】そしてAF制御部211aは、レンズ駆動
の前後における評価値を比較し、評価値変化が基準値よ
りも小さいか否かを判断する(ステップS107)。こ
こで、評価値変化が基準値よりも小さい場合とは、ズー
ムレンズ301を合焦位置方向へ駆動するための駆動方
向が特定できない場合であり、逆に、評価値変化が基準
値よりも大きい場合とは、ズームレンズ301を合焦位
置方向へ駆動するための駆動方向が評価値変化により特
定できる場合である。
【0133】したがって、ステップS107においてY
ESと判断された場合には、まず、合焦位置方向へのレ
ンズ駆動方向を特定すべく、AF制御部211aは絞り
302の絞り値をAE演算(ステップS102)で得ら
れた値よりも例えば1段上げ、絞り302の開口径を小
さく、すなわち1段階絞った状態とする(ステップS1
08)。
【0134】そして絞り302を絞った状態とすること
により、露出値が適正露出よりも小さくなるため、CC
D撮像素子303で得られる撮像画像を適正露出とする
ために、AF制御部211aはAGC回路313bにお
けるゲイン値を所定値よりも1段階上昇させる(ステッ
プS109)。ただし、ゲイン値を上昇させる代わり
に、CCD撮像素子303の電荷蓄積時間を長くしても
同様の効果を得ることができる。
【0135】ステップS108,S109の処理によ
り、被写界深度を浅くすることができ、合焦位置方向へ
のレンズ駆動方向を特定することが可能な程度に評価値
変化を生じさせることができる。
【0136】そしてAF制御部211aは、評価値を導
出し(ステップS110)、レンズ駆動を行って(ステ
ップS111)、再び評価値を導出する(ステップS1
12)。そしてステップS110とS112とで得られ
た評価値を比較することで、AF制御部211aは合焦
位置方向へのレンズ駆動方向を特定し、評価値が合焦位
置近傍に近づいたことを示す所定値以上となるまで、合
焦位置方向へのレンズ駆動と評価値取得とを繰り返す
(ステップS113)。
【0137】そして、評価値が所定値以上となったとき
には、レンズ位置が合焦位置近傍にあると認識できるた
め、AF制御部211aは、レンズ位置を高精度に合焦
位置に一致させるべく、絞り302の開口径を大きく
し、被写界深度を浅くする(ステップS114)。な
お、このとき、AF制御部211aは、AE演算(ステ
ップS102)にて得られた絞り値よりも大きく開放側
に絞りを開く。これによって、実際の撮影時よりも被写
界深度を浅くすることができ、合焦位置を高精度に求め
ることができるのである。
【0138】次にAF制御部211aは、絞り302の
開口径を大きくしたことに伴い、露出値を適正レベルに
維持するために、AGC回路313bにおけるゲイン値
を低下させる(ステップS115)。なお、電荷蓄積時
間を調整する場合には、電荷蓄積時間を短くさせる。
【0139】そして、図19のフローチャートに進み、
AF制御部211aは評価値を取得し(ステップS13
1)、レンズ駆動を行って(ステップS132)、再び
評価値を取得する(ステップS133)。そして、ステ
ップS134において、AF制御部211aは評価値が
最大値を越えたか否かにより、合焦位置を決定すること
が可能であるか否かを判断する。そして、未だ最大値を
超えておらず、合焦位置を決定することができない場合
には、レンズ駆動と評価値の取得とを繰り返すべく、ス
テップS132以降の動作を繰り返す。一方、合焦位置
を決定することが可能である場合には、ステップS13
5に進む。
【0140】そしてステップS135においてAF制御
部211aは、合焦位置を決定し、その合焦位置にレン
ズ位置を合わせる。なお、このとき、AF制御部211
aは、必要に応じて、上述した補間処理や微小ピッチP
でのレンズ駆動等を行って、合焦位置を高精度に求め
る。
【0141】そして、ズームレンズ301のレンズ位置
を合焦位置に一致させると、AF制御部211aは絞り
302をAE演算(ステップS102)で得られた絞り
値に戻すとともに(ステップS136)、AGC回路3
13bにおけるゲイン値を元の所定値に戻す(ステップ
S137)。なお、電荷蓄積時間で調整を行った場合に
は、電荷蓄積時間が元の時間に戻される。
【0142】以上で、被写体像を撮影するための準備が
整ったことになり、AF制御部211aの役割は終了す
る。そして、全体制御部211は、ユーザによるシャッ
タボタン8の全押し操作があったか否かを検出する(ス
テップS138)。
【0143】シャッタボタン8の全押しが行われたとき
には、全体制御部211はCCD撮像素子303で得ら
れる撮像画像に対して各種の画像処理を施して画像メモ
リ209に撮像画像を格納する撮影処理を行う(ステッ
プS139)。そして全体制御部211は、画像メモリ
209に格納されている撮像画像をメモリカード91に
記録して処理を終了させる(ステップS140)。
【0144】上記一連の処理により、合焦位置方向への
レンズ駆動方向を特定することができない場合であって
も絞り302を絞ることで容易にレンズ駆動方向を特定
することができ、効率的に合焦位置にレンズ位置を移動
させることができる。
【0145】一方、ステップS107において、評価値
変化が基準値よりも大きい場合には、図18のフローチ
ャートに示す処理を行うことになる。つまり、AF制御
部211aは、評価値変化に基づいて合焦位置方向を特
定し、その方向へのレンズ駆動を行うとともに(ステッ
プS121)、評価値を取得し(ステップS122)、
合焦位置を決定することが可能であるか否かを判断する
(ステップS123)。このステップS123における
処理は、既述のステップS134と同様の処理である。
【0146】そして、AF制御部211aは合焦位置の
決定を行い、その合焦位置にレンズ位置を一致させる
(ステップS124)。このステップS124における
処理も既述のステップS135と同様の処理である。
【0147】そして、図19に示すステップS138に
進み、シャッタボタン8の全押し操作があれば、撮影処
理(ステップS139)を行うことになる。
【0148】以上の動作シーケンスでユーザがシャッタ
ボタン8を操作した際のオートフォーカスが効率よく実
現されることとなる。ただし、オートフォーカス制御が
機能するのは、ユーザがシャッタボタン8を操作したと
きに限られず、デジタルカメラ1の電源をオン状態と
し、かつ、そのときにライブビュー表示がオン状態とな
っているときに行ってもよい。また、再生モードから撮
影モードへのモード切替が行われたときに、速やかに撮
影動作を可能とするためにオートフォーカス制御を機能
させてもよい。さらに、撮影処理後の連続撮影に備えて
オートフォーカス制御を機能させてもよい。
【0149】以下においては、このような場合の処理シ
ーケンスについて説明する。
【0150】図20ないし図22は、デジタルカメラ1
の電源をオン状態とし、かつ、そのときにライブビュー
表示がオン状態となっているときにオートフォーカス制
御を行うためのフローチャートである。なお、図20な
いし図22において、上記図17ないし図19と同様の
処理を行うものについては同一符号を付したステップで
記載しており、ここではそれらについての説明を省略す
る。
【0151】まず、全体制御部211は、デジタルカメ
ラ1の電源がオン状態とされると、ライブビュー表示が
オン状態であるか否かを判断する(ステップS20
1)。そして、ライブビュー表示がオン状態である場合
には、上記図17ないし図19に示した処理と同様の処
理(ステップS102〜S115,S121〜S12
4,S131〜S137)を行って、合焦位置を効率的
に求めるとともに、合焦位置にズームレンズ301のレ
ンズ位置を移動させる。
【0152】そして、全体制御部211はLCD10に
対して合焦した撮像画像をライブビュー表示する(ステ
ップS202)。
【0153】このような処理を行うことにより、電源が
オン状態とされた後、速やかに合焦した撮像画像をLC
D10にライブビュー表示することができるため、デジ
タルカメラ1の操作性を向上させることが可能になる。
【0154】次に、図23は、再生モードから撮影モー
ドへのモード切替が行われたときに、オートフォーカス
制御を行うためのフローチャートである。なお、図23
にフローチャート以降に続く処理としては、上記の図2
1及び図22と同一であるため、それらを参照すること
とする。また、図23において、上記と同様の処理を行
うものについては同一符号を付したステップで記載して
おり、ここではそれらについての説明を省略する。
【0155】全体制御部211は、デジタルカメラ1の
モードが再生モードから撮影モードに切り替えられる
と、ライブビュー表示がオン状態であるか否かを判断す
る(ステップS201)。そして、ライブビュー表示が
オン状態である場合には、上記図23、図21及び図2
2に示した処理(ステップS102〜S115,S12
1〜S124,S131〜S137)を行って、合焦位
置を効率的に求めるとともに、合焦位置にズームレンズ
301のレンズ位置を移動させる。
【0156】そして、全体制御部211はLCD10に
対して合焦した撮像画像をライブビュー表示する(図2
2のステップS202参照)。
【0157】このような処理を行うことにより、撮影モ
ードに切り替わった時点で、速やかに合焦した撮像画像
をLCD10にライブビュー表示することができるとと
もに、撮影処理のための準備を行うことができるため、
デジタルカメラ1の操作性を向上させることが可能にな
る。
【0158】次に、図24は、撮影処理後に再びオート
フォーカス制御を行うためのフローチャートである。な
お、図24にフローチャート以降に続く処理としては、
上記の図21及び図22と同一であるため、それらを参
照することとする。また、図24において、上記と同様
の処理を行うものについては同一符号を付したステップ
で記載しており、ここではそれらについての説明を省略
する。
【0159】上述のように全体制御部211は、シャッ
タボタン8の全押し後に、撮影処理を行って、撮像画像
をメモリカード91に記録する。そして、全体制御部2
11は、撮像画像のメモリカード91への記録処理が終
了したか否かを判断する(ステップS211)。そし
て、記録処理が終了すると、上記図23、図21及び図
22に示した処理(ステップS102〜S115,S1
21〜S124,S131〜S137)を行って、合焦
位置を効率的に求めるとともに、合焦位置にズームレン
ズ301のレンズ位置を移動させる。
【0160】そして、全体制御部211はLCD10に
対して合焦した撮像画像をライブビュー表示する(図2
2のステップS202参照)。
【0161】このような処理を行うことにより、撮影処
理後に、速やかに次の撮影が連続して行われる場合であ
っても速やかに合焦位置にレンズ駆動を行うことがで
き、操作性が向上する。また、撮影処理後、速やかに合
焦した撮像画像をLCD10にライブビュー表示するこ
とができるため、デジタルカメラ1の操作性を向上させ
ることが可能になる。
【0162】<5.変形例>以上、この発明の実施の形
態について説明したが、この発明は上記の内容のものに
限定されるものではない。
【0163】例えば、オートフォーカス用の評価値を求
めるために上記構成例では、黒レベル補正回路206か
ら撮像画像を全体制御部211に入力していたが、これ
に限定されるものではなく、他の部分から全体制御部2
11に入力するように構成してもよい。
【0164】また、上記説明においては、撮像レンズが
ズームレンズ301である場合を例示したが、撮像レン
ズはズームレンズに限定されるものでもない。
【0165】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、被写界深度よりも大きい間隔で撮像レン
ズを段階的に駆動させ、各駆動段階で撮像素子から得ら
れる撮像画像に基づいて評価値を求め、複数の駆動段階
における複数の評価値に対して所定の補間処理を行うこ
とで、合焦面を撮像面に一致させるための撮像レンズの
合焦位置を導出するとともに、そのように導出された合
焦位置に撮像レンズを駆動させるように構成されている
ため、効率的に合焦位置を求めることができ、短時間か
つ高精度に撮像レンズを合焦位置に移動させることが可
能になる。
【0166】請求項2に記載の発明によれば、補間処理
が、急傾斜延長法によって評価値の最大位置を特定する
ことで合焦位置を導出する処理であるため、演算に要す
る時間が短く、効率的に合焦位置を求めることができ、
短時間で撮像レンズを合焦位置に移動させることが可能
になる。
【0167】請求項3に記載の発明によれば、合焦面が
撮像面の前側にあるときの評価値および合焦面が撮像面
の後側にあるときの評価値に基づいて、補間処理を行う
ことで合焦位置を導出するように構成されているため、
高精度に合焦位置を求めることができるとともに、短時
間で撮像レンズを合焦位置に移動させることが可能にな
る。
【0168】請求項4に記載の発明によれば、合焦面が
撮像面に一致する合焦位置を検出するために、絞りを所
定の開口径よりも絞った状態として、撮像レンズを駆動
させ、各駆動位置で撮像素子から得られる撮像画像に基
づいて評価値を求めて、合焦位置に撮像レンズを駆動す
るための駆動方向を特定するように構成されているた
め、例えば撮像レンズが合焦位置から大幅に外れている
場合であっても、合焦位置の方向を容易に判別すること
が可能になるので、効率よく撮像レンズを合焦位置に移
動させることができる。
【0169】請求項5に記載の発明によれば、絞りを露
出演算手段によって求められる適正値によって定まる開
口径よりも絞った状態として、駆動方向を特定するた
め、被写界深度を深くすることができ、容易に合焦位置
の方向を判別することが可能になる。
【0170】請求項6に記載の発明によれば、制御手段
によって絞った状態とされる絞りの開口径に応じてゲイ
ンを上昇させるように構成されているため、露出レベル
の低下を回避した状態で効率よく合焦位置を求めること
ができる。
【0171】請求項7に記載の発明によれば、絞りの開
口径に応じて、撮像素子によって被写体像を撮像すると
きの電荷蓄積時間を長くするように構成されているた
め、露出レベルの低下を回避した状態で効率よく合焦位
置を求めることができる。
【0172】請求項8に記載の発明によれば、撮像レン
ズが合焦位置近傍まで移動したときに、絞った状態の絞
りの開口径を大きくするように構成されているため、合
焦位置近傍で被写界深度を浅くすることができ、高精度
に合焦位置を求めることができる。
【0173】請求項9に記載の発明によれば、撮像レン
ズが合焦位置近傍まで移動したときに、絞りを適正値に
よって定まる開口径よりも開いた状態とするため、高精
度に合焦位置を求めることができる。
【0174】請求項10に記載の発明によれば、開いた
状態とされる絞りの開口径に応じてゲインを低下させる
ため、露出レベルを一定の状態に維持することができ
る。
【0175】請求項11に記載の発明によれば、絞りが
所定の開口径である状態において駆動方向が特定できな
い場合に、絞りを所定の開口径よりも絞るため、駆動方
向が特定できる場合には絞り調整は行われず、無駄な動
作を行うことがないので効率的に合焦位置を求めること
ができる。
【0176】請求項12に記載の発明によれば、制御手
段が撮影指示があったときに機能するため、撮影時にお
いて効率よくかつ高精度で撮像レンズを合焦位置に移動
させることができる。
【0177】請求項13に記載の発明によれば、制御手
段が電源オン状態となったときに機能するため、電源が
オン状態となったときに合焦した撮像画像を表示するこ
とができるとともに、速やかに撮影準備を行うことがで
き、操作性が向上する。
【0178】請求項14に記載の発明によれば、制御手
段が撮影処理後に機能するため、連続撮影時に対処する
ことができ、操作性が向上する。
【0179】請求項15に記載の発明によれば、制御手
段が撮影モードへの切り替えが行われたときに機能する
ため、速やかに撮影準備を行うことができ、操作性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの外観構成の一例を示す図であ
る。
【図2】デジタルカメラの外観構成の一例を示す図であ
る。
【図3】デジタルカメラの外観構成の一例を示す図であ
る。
【図4】デジタルカメラの外観構成の一例を示す図であ
る。
【図5】デジタルカメラの機能的構成を示すブロック図
である。
【図6】撮像部における各部の配置を示す概略図であ
る。
【図7】撮像画像の一例を示す図である。
【図8】オートフォーカス領域を示す図である。
【図9】オートフォーカスの概念を示す図である。
【図10】第1のオートフォーカス制御の駆動形態を示
す図である。
【図11】合焦位置近傍におじて評価値変化が小さい場
合を示す図である。
【図12】第2のオートフォーカス制御の駆動形態を示
す図である。
【図13】第2のオートフォーカス制御における第1の
補間処理を示す図である。
【図14】第2のオートフォーカス制御における第2の
補間処理を示す図である。
【図15】第2のオートフォーカス制御における第3の
補間処理を示す図である。
【図16】第3のオートフォーカス制御において絞りを
制御する前後における評価値変化曲線を示す図である。
【図17】デジタルカメラにおける理シーケンスの一例
を示すフローチャートである。
【図18】デジタルカメラにおける理シーケンスの一例
を示すフローチャートである。
【図19】デジタルカメラにおける理シーケンスの一例
を示すフローチャートである。
【図20】デジタルカメラにおける理シーケンスの一例
を示すフローチャートである。
【図21】デジタルカメラにおける理シーケンスの一例
を示すフローチャートである。
【図22】デジタルカメラにおける理シーケンスの一例
を示すフローチャートである。
【図23】デジタルカメラにおける理シーケンスの一例
を示すフローチャートである。
【図24】デジタルカメラにおける理シーケンスの一例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 3 撮像部 10 LCD 301 ズームレンズ(撮像レンズ) 302 絞り 303 CCD撮像素子 313 信号処理回路 313b AGC回路(ゲイン調整手段) 206 黒レベル補正回路 211 全体制御部 211a AF制御部 211b AE演算部 214 AFモータ駆動回路 215 ズームモータ駆動回路 216 絞りモータ駆動回路 400 撮像画像 410 オートフォーカス領域 M1 ズームモータ M2 AFモータ M3 絞りモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/232 G02B 7/11 N 5/235 D // H04N 101:00 G03B 3/00 A

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルカメラであって、 所定ピッチで複数の画素が撮像面内に2次元配列され、
    被写体像を受光し、光電変換することで撮像画像を生成
    する撮像素子と、 被写界深度よりも大きくない間隔で前記被写体像の合焦
    面を移動させることの可能な撮像レンズと、 前記被写界深度よりも大きい間隔で前記撮像レンズを段
    階的に駆動させ、各駆動段階で前記撮像素子から得られ
    る撮像画像に基づいて評価値を求め、複数の駆動段階に
    おける複数の前記評価値に対して所定の補間処理を行う
    ことで、合焦面を前記撮像面に一致させるための前記撮
    像レンズの合焦位置を導出するとともに、前記合焦位置
    に前記撮像レンズを駆動させる制御手段と、を備えるこ
    とを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記補間処理は、急傾斜延長法によって前記評価値の最
    大位置を特定することで前記合焦位置を導出する処理で
    あることを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のデジタ
    ルカメラにおいて、 前記制御手段は、前記合焦面が前記撮像面の前側にある
    ときの前記評価値および前記合焦面が前記撮像面の後側
    にあるときの前記評価値に基づいて、前記補間処理を行
    うことで前記合焦位置を導出することを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  4. 【請求項4】 デジタルカメラであって、 所定ピッチで複数の画素が撮像面内に2次元配列され、
    被写体像を受光し、光電変換することで撮像画像を生成
    する撮像素子と、 前記被写体像の合焦面を移動させることの可能である撮
    像レンズと、 開口径を可変させることの可能な絞りと、 前記合焦面が前記撮像面に一致する合焦位置を検出する
    ために、前記絞りを所定の開口径よりも絞った状態とし
    て、前記撮像レンズを駆動させ、各駆動位置で前記撮像
    素子から得られる撮像画像に基づいて評価値を求めて、
    前記合焦位置に前記撮像レンズを駆動するための駆動方
    向を特定する制御手段と、を備えることを特徴とするデ
    ジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデジタルカメラにおい
    て、 露出演算を行って前記絞りの適正値を求める露出演算手
    段をさらに備え、 前記制御手段は、前記絞りを前記適正値によって定まる
    開口径よりも絞った状態として、前記駆動方向を特定す
    ることを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載のデジタ
    ルカメラにおいて、 前記撮像素子で得られる撮像画像のゲインを調整するゲ
    イン調整手段をさらに備え、 前記ゲイン調整手段は、前記制御手段によって絞った状
    態とされる前記絞りの開口径に応じて前記ゲインを上昇
    させることを特徴とするデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項4または請求項5に記載のデジタ
    ルカメラにおいて、 前記制御手段は前記絞りを絞った状態とする際に、前記
    絞りの開口径に応じて、前記撮像素子によって前記被写
    体像を撮像するときの電荷蓄積時間を長くすることを特
    徴とするデジタルカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記制御手段は、前記駆動方向に向かって前記撮像レン
    ズを駆動させ、前記撮像レンズが前記合焦位置近傍まで
    移動したときに、前記絞った状態の前記絞りの開口径を
    大きくすることを特徴とするデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のデジタルカメラにおい
    て、 露出演算を行って前記絞りの適正値を求める露出演算手
    段をさらに備え、 前記制御手段は、前記撮像レンズが前記合焦位置近傍ま
    で移動したときに、前記絞りを前記適正値によって定ま
    る開口径よりも開いた状態とすることを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のデジタルカメラにお
    いて、 前記撮像素子で得られる撮像画像のゲインを調整するゲ
    イン調整手段をさらに備え、 前記ゲイン調整手段は、前記制御手段によって前記開い
    た状態とされる前記絞りの開口径に応じて前記ゲインを
    低下させることを特徴とするデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 請求項4ないし請求項10のいずれか
    に記載のデジタルカメラにおいて、 前記制御手段は、前記絞りが前記所定の開口径である状
    態において前記駆動方向が特定できない場合に、前記絞
    りを前記所定の開口径よりも絞ることを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  12. 【請求項12】 請求項4ないし請求項10のいずれか
    に記載のデジタルカメラにおいて、 前記制御手段は、撮影指示があったときに機能すること
    を特徴とするデジタルカメラ。
  13. 【請求項13】 請求項4ないし請求項10のいずれか
    に記載のデジタルカメラにおいて、 前記制御手段は、電源がオン状態となったときに機能す
    ることを特徴とするデジタルカメラ。
  14. 【請求項14】 請求項4ないし請求項10のいずれか
    に記載のデジタルカメラにおいて、 前記制御手段は、撮影処理後に機能することを特徴とす
    るデジタルカメラ。
  15. 【請求項15】 撮影モードと再生モードとを切り替え
    可能な、請求項4ないし請求項10のいずれかに記載の
    デジタルカメラにおいて、 前記制御手段は、撮影モードへの切り替えが行われたと
    きに機能することを特徴とするデジタルカメラ。
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