JPH054119U - カメラのフオーカスロツク装置 - Google Patents

カメラのフオーカスロツク装置

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JPH054119U
JPH054119U JP4983991U JP4983991U JPH054119U JP H054119 U JPH054119 U JP H054119U JP 4983991 U JP4983991 U JP 4983991U JP 4983991 U JP4983991 U JP 4983991U JP H054119 U JPH054119 U JP H054119U
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switch
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智久 池野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 フォーカス優先モードとレリーズ優先モード
を選択できるカメラにおいて、レリーズ釦の繰り返し操
作を不要とした操作性の良いフォーカスロック装置を提
供する。 【構成】 フォーカス優先モードではスイッチSW3
オフとなる。この状態の時にレリーズ釦が半押しされス
イッチSW 1 のオン信号が発生すると、フォーカシング
が行なわれ、スイッチSW1 がオンの間、フォーカスロ
ックされる。またレリーズ釦が全押しされスイッチSW
2 によるオン信号が発生しても、測距回路から合焦信号
が発生するまでレリーズロックされる。しかし、このモ
ードのときにスイッチSW4 をオンにすると、オンの
間、スイッチSW 1 のオン信号でのフォーカスロックを
行なわず、引き続き合焦調節を行なう。そして、スイッ
チSW4 がオフになるとフォーカスロックがなされ、つ
づいてレリーズ釦の全押しによる信号によりシャッタレ
リーズされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はカメラの自動焦点調節装置におけるフォーカスロック装置に関するも のであり、特に選択手段によりフォーカス優先モードとレリーズ優先モードとを 切換えることができる機能を有するカメラの自動焦点調節装置におけるフォーカ スロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から自動焦点調節装置を有するカメラにおいて、フォーカス優先モードと レリーズ優先モードを操作部材によって簡単に選択できるようにしたカメラが知 られている。例えばこのようなカメラでは、フォーカス優先モードを選択すると 、レリーズ釦の半押し操作に応答して、その時の焦点検出情報に基づき撮影レン ズをフォーカシング位置まで駆動し、半押し操作が継続している間は合焦したフ ォーカシング位置で撮影レンズを固定し、引き続くレリーズ釦の全押し操作に伴 ってシャッタレリーズが実行される。しかしこのカメラではフォーカス優先モー ドの時に撮影レンズが合焦位置まで駆動されていない場合には、レリーズ釦を全 押ししてもシャッタレリーズができない構成となっており、動く被写体を追いな がら、焦点のあった写真を撮ることが困難であった。
【0003】 また前記カメラでレリーズ優先モードを選択すると、レリーズ釦の半押し操作 に応答して、その時の焦点検出情報に基づき撮影レンズをフォーカシング位置ま で駆動し、半押し操作が継続している間は焦点検出と撮影レンズの駆動を繰り返 し、撮影レンズが合焦位置にない場合でも、レリーズ釦の全押し操作に伴ってシ ャッタレリーズが実行される。この場合、半押し操作によってフォーカスロック がなされないため、必要に応じてフォーカスロックができるようフォーカスロッ ク釦が設けられていて、このフォーカスロック釦を操作することによってフォー カスロックが行なえるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、一般に初心者にとっては上記のような2つのモードを選択できるカ メラであっても、合焦しない限りシャッタレリーズが出来ないフォーカス優先モ ードの方が失敗写真が出来にくいため、通常はフォーカス優先モードを選択して 使用することが多い。しかしフォーカス優先モードでは、レリーズ釦の半押し操 作によって一端合焦すると、その状態でフォーカスロックされてしまうため、フ ォーカスロック中に被写体が移動したり被写体を代える場合には、再度合焦しな おさなければならず、この作動を行なうために一度半押し操作を止め、再び半押 し操作を行なう必要がある。特に被写体が動いている場合には半押し操作を繰り 返し行なわなければならず、誤って全押ししてしまい撮影者の意図しない合焦位 置でシャッタレリーズされてしまうという欠点があった。
【0005】 また上記カメラでは、フォーカス優先モードから、動いている被写体に対して 有利なレリーズ優先モードに変更するには、モード切り換え操作部材を操作する ことによって行なえるが、一般にこのような操作部材は不用意に動かないような 構造となっているため、フレーミングをしながらフォーカス優先モードからレリ ーズ優先モードに速やかに切り換えるのは困難であった。
【0006】 そこで本考案は、フォーカス優先モードとレリーズ優先モードを選択できるカ メラにおいて、フォーカス優先モードを選択しているときに、フォーカスロック 操作部材を操作してフォーカスロックするスイッチSW4 をオンにすると、合焦 の有無に拘らず一旦フォーカスロックが解除され、その後、このスイッチがオン の間、引き続きフォーカシングを行なうようにする(レリーズ優先モード状態と なる)ことにより、レリーズ釦の繰り返し操作を不要とした操作性の良いフォー カスロック装置を提供することにより、上記問題点を解決することを目的とする 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため請求項1の考案は、撮影レンズによる被写体の合焦状態を検出する焦 点検出手段と、前記焦点検出手段の焦点検出信号により、前記撮影レンズを合焦 位置へ駆動する焦点調節手段と、半押されると半押し信号を発生し、全押しされ ると全押し信号を発生するレリーズ操作部材と、前記半押し信号の発生により前 記焦点調節手段を作動せしめ、合焦状態でフォーカスロックするフォーカス優先 手段と、前記半押し信号の発生により前記焦点調節手段を作動せしめ、連続して 焦点検出を繰り返すレリーズ優先手段と、前記フォーカス優先手段とレリーズ優 先手段とを選択する選択手段と、前記レリーズ優先手段が作動中には、外部操作 に応じて前記撮影レンズをフォーカスロックすると共に、前記フォーカス優先手 段が作動中には、外部操作に応じて前記半押し信号によるフォーカスロックが解 除され、焦点調節手段を再動作するフォーカスロック操作部材とからなることを 特徴としており、また請求項2の考案は、 前記フォーカスロック操作部材が、 前記フォーカス優先モードにおいて、フォーカスロックを解除した時も合焦する までレリーズロックする機能を有していることを特徴とするものであり、さらに 請求項3の考案は、前記フォーカスロック操作部材が、前記フォーカス優先モー ドにおいて、フォーカスロックを解除した時、レリーズ優先モードと同様に合焦 状態でなくてもレリーズが可能となる機能を有していることを特徴とするもので あり、これら課題解決のための手段とするものである。
【0008】
【作用】
フォーカス優先モードが選択されている場合について フォーカス優先モードが選択されていると、モード選択のためのスイッチSW 3 がオフとなる。この状態の時にレリーズ釦の半押しによるスイッチSW1 のオ ン信号により上述したように焦点検出回路3からの焦点検出信号に基づきフォー カシングが行なわれ、その後撮影レンズ4が合焦状態になるとスイッチSW1 が オンの間、フォーカシングモータ7が停止し続け、液晶表示装置12の合焦状態 の表示は固定され、撮影レンズ4はフォーカスロックされる。またレリーズ釦の 全押しによるスイッチSW2 のオン信号が発生しても、焦点検出回路3から合焦 信号が発生するまで露出制御手段は駆動されず、レリーズロックされる。つまり 、このモードの時には合焦がされていな限りシャッタレリーズができない。しか し、このモードのときにフォーカスロック操作部材に連動したスイッチSW4 を オンにすると、CPU1は合焦の有無に拘らず、スイッチSW4 がオンの間、レ リーズ釦の半押しによるスイッチSW1 のオン信号でのフォーカスロックを行な わず、引き続き撮影レンズ4のフォーカシングを行なう。そして、スイッチSW 4 がオフになるとフォーカスロックがなされ、つづいてスイッチSW2 のオン信 号が発生すると撮影が実行される。
【0009】 レリーズ優先モードが選択されている場合について レリーズ優先モードが選択されていると、モード選択のためのスイッチSW3 がオンとなる。この状態の時にレリーズ釦の半押しによるスイッチSW1 のオン 信号により上述したように焦点検出回路3からの焦点検出信号に基づきフォーカ シングが行なわれ、その後焦点検出回路3からの合焦信号が発生しても撮影レン ズ4のフォーカスロックは行わず、液晶表示装置12の合焦状態の表示も固定さ れない。またレリーズ釦の全押しによるスイッチSW2 のオン信号が発生すると 、焦点検出回路3からの合焦信号の有無に拘らず露出制御手段が駆動される。し かし、このモードのときにフォーカスロック操作部材に連動したスイッチSW4 がオンになると、CPU1はその時点で直ちにフォーカシングモータ7の駆動を 停止し、液晶表示装置12の合焦状態の表示を固定し、フォーカスロックする。 つづいてスイッチSW2 の全押し信号が発生すると、合焦の有無に係わらず撮影 が実行される。
【0010】
【実施例】
以下本考案を図面の実施例について説明すると、図1は本考案に係るカメラの 動作制御装置のブロック図であり、図2は同制御装置の処理手段を示すフローチ ャートである。 図1においてカメラの自動焦点制御を司るCPU1には後述する機能を有する 測光回路2、焦点検出回路3、モータ駆動回路9、露出制御回路10、表示回路 11及び各種スイッチSW1 〜SW5 が接続されている。
【0011】 CPU1は、上記回路2,3及びスイッチSW1 〜SW4 からの信号に基づき モータ駆動回路9、露出制御回路10、表示回路11を駆動するものであり、そ の詳細は後述する。 測光回路2は被写体の輝度に関する輝度情報を演算するものであり、測光回路 2には撮影レンズ4を透過した被写体光を受光する受光素子5が接続され、この 受光素子5が検出信号に基づいて被写体の輝度に関する輝度情報を演算してCP U1に入力する。
【0012】 焦点検出回路3は撮影レンズによる被写体の合焦状態を検出する焦点検出手段 としての機能を果たすものであり、結像面と合焦予定結像面とのずれ量に応じた 測距情報を演算する。焦点検出回路3には撮影レンズ4により結像された被写体 像を受光する受光素子6が接続され、受光素子6の検出信号により結像面と合焦 予定結像面とのずれ量に応じた焦点検出信号を演算してCPU1に入力する。
【0013】 モータ駆動回路9は、撮影レンズ4を合焦位置へ駆動する焦点調節手段として の機能を果たすものであり、CPU1からの信号によりフォーカシングモータ7 を駆動する。また、モータ駆動回路9は、フィルム巻き上げモータ8を駆動する 回路をも有している。 露出制御回路10は公知のように撮影時の露出状態を制御する回路である。
【0014】 表示回路11はファインダ内の液晶表示装置12と接続されており、焦点検出 回路3から焦点検出信号が発生するとCPU1からの信号により液晶表示装置に 合焦状態を表示するようになっている。
【0015】 続いて前記各種スイッチSW1 〜SW5 の機能の説明をする。 スイッチSW1 、スイッチSW2 はレリーズ操作部材と連動してオンするスイ ッチであり、スイッチSW1 はレリーズ釦が半押し状態でオンして半押し信号を 発生し、スイッチSW2 は全押し状態でオンして全押し信号を発生する。 スイッチSW3 はフォーカス優先手段とレリーズ優先手段とを選択するモード 選択手段としての機能を果たすものであり、不図示のモード切り換え操作部材に 連動してオン、オフし、オン状態の時は、レリーズ優先モードが選択され、オフ 状態でフォーカス優先モードが選択されるスイッチである。一般に、この種のモ ード切り換え操作部材は不用意に動いてしまわないように配慮されて設けられて おり、カメラを撮影するために構えている時には操作しにくい構成となっている 。
【0016】 スイッチSW4 はフォーカスロックの機能を果たすものであり、不図示のフォ ーカスロック操作部材に連動してオン、オフする。前記スイッチSW3 によりレ リーズ優先モードが選択されているときにこのスイッチSW4 がオンになると、 合焦の有無に拘らずCPU1はその時点でフォーカシングモータ7の駆動を停止 し、液晶表示装置12の合焦状態の表示を固定し、撮影レンズ4をフォーカスロ ックする。また、スイッチSW3 によりフォーカス優先モードが選択されている ときにこのスイッチSW4 がオンになると、CPU1はスイッチSW4 がオンの 間、焦点検出回路3から合焦信号が出力されても撮影レンズ4のフォーカスロッ クを行なわず、引き続きフォーカシングを行なう。
【0017】 スイッチSW5 は不図示の電源操作部材に連動してオンする電源スイッチであ る。
【0018】 CPU1は上記回路2,3及びスイッチSW1 〜SW4 からの信号に基づきモ ータ駆動回路9、露出制御回路10、表示回路11を駆動する制御装置であり、 基本的には次のような制御機能を実現する。 即ち、レリーズ操作部材を半押してスイッチSW1 によるオン信号が発生する とCPU1は上述の測光回路2及び焦点検出回路3を作動せしめ、焦点検出回路 3から発生された焦点検出信号に基づいて撮影レンズの移動量を演算し、モータ 駆動回路9を介してフォーカシングモータ7を駆動し、焦点検出回路3から合焦 信号が発生するまで、測距とフォーカシングモータ7の駆動とを繰り返し焦点調 節を行なう。次いでレリーズ釦の全押しによるスイッチSW2 のオン信号が発生 すると、露出制御回路10を介して絞りやシャッタ等の露出制御手段を駆動して 撮影を行なう。撮影が終了すると、続いてモータ8によりフィルムを1駒巻き上 げる。なお、不図示の巻き戻し操作部材が操作されると、CPU1はモータ8に よりフィルムの巻き戻しを行なう。
【0019】 CPU1は、上記のような基本的な制御機能を有している。そして具体的には フォーカス優先モードと、レリーズ優先モードとによって、下記の制御を実行す る。 モードの選択手段によりフォーカス優先モードが選択されている場合について フォーカス優先モードが選択されていると、モード選択のためのスイッチSW 3 がオフとなる。この状態の時にレリーズ操作部材を半押してスイッチSW1 に よるオン信号が発生すると、上述したように合焦するまでフォーカシングが行な われ、撮影レンズ4の合焦が検出されるとスイッチSW1 がオンの間、フォーカ シングモータ7を停止し続け、液晶表示装置12の合焦状態の表示は固定され、 フォーカスロックされる。またレリーズ釦の全押しによるスイッチSW2 のオン 信号が発生しても、焦点検出回路3から合焦信号が発生するまで露出制御手段は 駆動されず、レリーズロックされる。つまり、このモードの時には合焦がされて いない限りシャッタレリーズができない。しかし、このモードのときにフォーカ スロック操作部材に連動したスイッチSW4 をオンにすると、CPU1は合焦の 有無に拘らず、スイッチSW4 がオンの間、焦点検出回路3から合焦信号が出力 されても撮影レンズ4のフォーカスロックを行なわず、引き続きフォーカシング を行なう。そして、スイッチSW4 がオフになるとフォーカス優先モードに戻り 、撮影レンズ4の合焦状態が検出されるとフォーカスロックがなされ、つづいて レリーズ釦の全押しによるスイッチSW2 のオン信号によりシャッタレリーズさ れる。即ち、スイッチSW4 がオンの間に、仮りに合焦状態となってもその合焦 状態はキャンセルされ、スイッチSW2 のオン信号が発生するまでフォーカシン グ動作が行なわれる。
【0020】 モードの選択手段によりレリーズ優先モードが選択されている場合について レリーズ優先モードが選択されていると、モード選択のためのスイッチSW3 がオンとなる。この状態の時にレリーズ操作部材を半押してスイッチSW1 によ るオン信号が発生すると、上述したように合焦調節が行なわれ、その後スイッチ SW1 がオンの間、焦点検出回路3からの焦点検出信号の発生によりフォーカシ ングモータ7は駆動し続け、液晶表示装置12の合焦状態の表示は固定されない 。そしてこの状態の時、レリーズ釦の全押しによるスイッチSW2 のオン信号が 発生すると、焦点検出回路3からの合焦信号の有無に拘らず露出制御手段が駆動 され撮影が実行される。しかし、このモードのときにフォーカスロック操作部材 に連動したスイッチSW4 がオンになると、CPU1は合焦の有無に拘らずその 時点で直ちにフォーカシングモータ7の駆動を停止し、液晶表示装置12の合焦 状態の表示を固定し、フォーカスロックする。つづいてレリーズ釦の全押しによ るスイッチSW2 のオン信号が発生すると、合焦の有無に拘らず撮影が実行され る。
【0021】 次に図2のフローチャートによりCPU1内で行なわれる上記制御手順を詳細 に説明する。 図2においてこのプログラムは電源スイッチSW5 がオンすると起動され、先 ずステップF51で合焦フラグFLAGが0に初期化され、ステップF52で液 晶表示装置に表示されている合焦表示が消される。次にステップF53で半押し スイッチSW1 がオンであるか否かを判定し、否定判定されるとステップF51 に戻り、撮影準備状態が維持される。また、スイッチSW1 がオンであることが 肯定判定されるとステップF54に進む。ステップF54では測光回路2の輝度 情報に基づいて制御すべき絞り値及びシャッタ速度等の露出演算を行ない、ステ ップF55に進む。ステップF55ではモードを選択するためのスイッチSW3 がオンか否かの判定を行ない、肯定判定されるとレリーズ優先モードとなり、否 定判定されるとフォーカス優先モードとなる。
【0022】 (レリーズ優先モードのルーチン) モード選択のためのスイッチSW3 がオンとなるレリーズ優先モードのルーチ ンにおいて、ステップF56ではレリーズ釦の全押しによるスイッチSW2 がオ ンか否かの判定を行ない、肯定判定されると、ステップF57に進み、ステップ F54で行なわれた露出演算結果に基づき撮影が行なわれ、次いでステップF5 5に進み、1駒フィルム巻き上げが行なわれて、ステップF51に戻る。即ち、 合焦していなくてもレリーズ操作部材を全押してスイッチSW2 がオンになると 撮影が実行される。
【0023】 また、ステップF56においてスイッチSW2 のオン判定が否定判定されると 、ステップF59に進む。ステップF59ではフォーカスロック操作に連動した スイッチSW4 がオンか否かの判定を行ない、肯定判定されると直ちにフォーカ スロックがなされステップF53へ戻り、レリーズ釦が全押しされスイッチSW 2 がオンになるまでこの状態を維持する。つまり、この状態では前述のフォーカ スロックがなされた状態で撮影が実行されることになる。
【0024】 ステップF59においてスイッチ4のオン判定が否定判定されると、ステップ F60に進む。ステップF60では焦点検出回路3から発生した焦点検出信号に 基づきフォーカシングモータ7を起動して撮影レンズを駆動し、ステップF61 に進む。ステップF61では焦点検出回路3から合焦信号が発生されるか否かを 判定し、否定判定されるとステップF51に戻り、合焦信号が発生されるまでこ のルーチンを繰り返す。また、肯定判定されるとステップF62へ進む。ステッ プF62では合焦したことを液晶表示装置12に表示し、ステップF53へ戻り 、シャッタレリーズがなされる(スイッチSW2 がオンになる)のを待つ。
【0025】 (フォーカス優先モードのルーチン) モード選択するためのスイッチSW3 がオフとなるフォーカス優先モードのル ーチンにおいて、ステップF55でモード選択するためのスイッチSW3 が否定 判定されると、ステップF63へ進む。ステップF63ではステップF59と同 様にスイッチSW4 がオンか否かを判定し、肯定判定されるとステップF64へ 進み、合焦フラグFLAGが0にセットされる。つづいて、ステップF65では 合焦フラグFLAGが1かどうかを判定し、肯定判定されるとステップF66へ 進む。ステップF66ではステップF56と同様にレリーズ釦が全押しされてい るか(スイッチSW2 がオンかどうか)を判定し、否定判定されるとステップF 53へ戻り、肯定判定されるとステップF57へ進み撮影が行なわれ、次いでス テップF58へ進み1駒フィルム巻き上げられて、ステップF51へ戻る。
【0026】 また、ステップF63においてフォーカスロック操作部材に連動するスイッチ SW4 がオンか否かを判定し、否定判定されると、現在のFLAGの値が保持さ れたまま、ステップF65へ進む。ステップF65で合焦フラグFLAGが1か どうかの判定をし、否定判定されると、ステップF67へ進む。従って、ステッ プF63でスイッチSW4 のオンが肯定判定されるとステップF64で必ず合焦 フラグFLAGは0にセットされるため、ステップF67へ進んでくる。ステッ プF67ではステップF60と同様に撮影レンズが駆動され、ステップF68へ 進み、ステップF68ではステップF61と同様に合焦信号が発生するかどうか を判定する。ステップF68で否定判定されるとステップF51へ戻り、合焦さ れるまでこのルーチンを繰り返す。
【0027】 ステップF68で肯定判定されると、ステップF69へ進む。ステップF69 ではステップF62と同様に合焦したことを液晶表示装置12に表示し、ステッ プF70へ進む。ステップF70では合焦フラグFLAGが1にセットされ、ス テップF66へ進む。ここでステップF66で全押しスイッチSW2 のオンが否 定判定されるとステップF53へ戻り、更に進んでステップF63でフォーカス ロック操作部材に連動するスイッチSW4 のオンが否定判定され、ステップF6 5へ進むと、FLAGは1にセットされているため、肯定判定されてステップF 66へと進み、フォーカスロックの状態でレリーズ釦が全押しされる(スイッチ SW2 がオンとなる)のを待つ。
【0028】 また、このルーチンでフォーカスロック操作部材に連動するスイッチSW4 が オンされ続けていると、ステップF64で必ず合焦フラグFLAGは0にセット されるため、ステップF67へ進み合焦動作をおこない続け、また、合焦状態で ない限りレリーズが全押しできない。つまり、本実施例ではフォーカス優先モー ドにおいて一旦フォーカスロック操作部材に連動するスイッチSW4 をオンにす ると、その後スイッチSW4 をオフにしても撮影レンズ4の合焦状態が検出され るまでステップF68→→ステップF51→ステップF68を繰り返すので、 非合焦状態ではレリーズロックが保持され撮影が出来ず、動く被写体をおいなが ら撮影レンズ4が合焦状態になるのを待ち、常に合焦状態の被写体を撮影するこ とができる。
【0029】 以上の手順によれば、ステップF55でスイッチSW3 がオンとなり(レリー ズ優先モードが選択されている)、かつスイッチSW2 が否定判定される(レリ ーズ釦が半押し状態である)と、ステップF59でフォーカスロック操作部材に 連動したスイッチSW4 がオンか否かの判定を行ない肯定判定されると、撮影レ ンズの駆動は行なわれず、また液晶表示装置12の表示も固定されたまま、所謂 フォーカスロックがなされ、ステップF53〜F56,F59のループを回る事 になる。ここでレリーズ釦が全押しされスイッチSW2 がオンになると、ステッ プF56で肯定判定されて撮影が行なわれ、1駒フィルムが巻き上げられ初期状 態に戻る。またステップF59でフォーカスロックスイッチSW4 のオン判定が 否定判定されると、ステップF60、F61で撮影レンズの合焦駆動が行なわれ 、ステップF56でスイッチSW2 がオンとなるまで待つ。
【0030】 またステップF55でフォーカス優先モードの選択が判定されると、ステップ F63でフォーカスロック操作部材に連動したスイッチSW4 のオン判定が否定 判定されている場合、ステップF68で合焦信号の発生が肯定判定されてステッ プF70で合焦フラグFLAGが1にセットされるまでステップF67の撮影レ ンズの駆動を繰り返し、合焦フラグFLAGが1にセットされると、初めてステ ップF66でのスイッチSW2 のオン判定を行ない撮影が可能となり、合焦する までレリーズロックされ、また合焦後はスイッチSW2 がオンするまでフォーカ スロックされる。
【0031】 スイッチSW4 がオンすると、ステップF63で肯定判定されステップF64 で合焦フラグFLAGが0にセットされる。そのため一度合焦しフォーカスロッ クされていてもステップF65で否定判定され、ステップF67で再び撮影レン ズの駆動が行なわれて、フォーカスロックが解除される。これによれば、フォー カス優先モードにおいてフォーカスロックがされても、レリーズ釦の半押し操作 を解除しなくても、即ちスイッチSW1 をオフすることなく、フォーカスロック 操作部材に連動したスイッチSW4 をオンにするだけで簡単にフォーカスロック の解除を行なうことができ、操作性が向上する。またレリーズ優先モードにおけ るフォーカスロックのためのステップF59と、フォーカス優先モードにおける フォーカスロック解除のためのステップF63とで同じスイッチSW4 を使用し ているため、構造が簡単であり、相反する機能を同じスイッチで行なうため、使 用者にとって操作手順の識別が容易である。
【0032】 ところで、上記実施例ではフォーカス優先モードにおいてフォーカスロックを 解除した時も合焦するまで撮影が出来ず、レリーズロックされる。しかし、フォ ーカス優先モードにおいて、スイッチSW4 のオンによりフォーカスロックを解 除した時も合焦するまで撮影が出来ないのでは不便を生じることがある。このた め、図3には、フォーカス優先モードにおいてフォーカスロックを解除した時、 レリーズ優先モードと同様に合焦状態でなくてもレリーズが可能となる別の実施 例を示す。図3のフローチャートにおいて明らかなように、この実施例では、ス テップF68とステップF71のみが図2の実施例と異なる。したがって、この ステップについて説明する。フォーカス優先モードが選択され、フォーカスロッ ク操作部材に連動したスイッチSW4 がオンされると、ステップF67、ステッ プF68へと進む。ステップF68では合焦信号の発生の有無が判定され、否定 判定されると、図2の実施例とは異なりステップF71へ進む。ステップF71 ではスイッチSW4 のオンが再び判定され、否定判定されるとステップF51へ 戻り、肯定判定されるとステップF66へ進む。従って、スイッチSW4 がオン されていると、フォーカス優先モードにおいて合焦しなくてもスイッチSW2 の 操作を許可して撮影が可能となる。
【0033】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如く本考案によると、フォーカス優先モードにおけるフォ ーカスロックの解除をフォーカスロック操作部材を操作するだけで出来るため、 従来のカメラのようにレリーズ釦の半押し操作を繰り返して行なう必要がなく、 不用意に全押ししてしまう失敗が防げる。さらに、カメラを撮影のために構えた 時に操作しずらいモード選択のための操作部材を操作することなく、操作し易い フォーカス操作部材に連動したスイッチを操作するだけでフォーカス優先モード とレリーズ優先モードを切り換えることができるので、操作性が向上する。また レリーズ優先モードの際のフォーカスロック機能と、フォーカス優先モードの際 のフォーカスロック解除機能とを同一のフォーカスロック操作部材で行なうよう にしたので、部品点数を増やすことなく構造が簡単であり、相反する機能を同一 のスイッチで行なうので使用者が容易に操作手順を判断できる。更にフォーカス ロック優先モードにおけるフォーカスロックの解除はレリーズ釦の半押し操作に よっても行なえるため、従来の操作に慣れた使用者においては従来のまま使用で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すカメラの動作制御装
置のブロック図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す処理手順のフローチ
ャートである。
【図3】第2実施例の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 CPU 3 焦点検出回路 4 撮影レンズ 7 フォーカシングモータ SW1 〜SW6 スイッチ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズによる被写体の合焦状態を検
    出する焦点検出手段と、前記焦点検出手段の焦点検出信
    号により、前記撮影レンズを合焦位置へ駆動する焦点調
    節手段と、半押されると半押し信号を発生し、全押しさ
    れると全押し信号を発生するレリーズ操作部材と、前記
    半押し信号の発生により前記焦点調節手段を作動せし
    め、合焦状態でフォーカスロックするフォーカス優先手
    段と、前記半押し信号の発生により前記焦点調節手段を
    作動せしめ、連続して焦点検出を繰り返すレリーズ優先
    手段と、前記フォーカス優先手段と前記レリーズ優先手
    段とを選択する選択手段と、前記レリーズ優先手段が作
    動中には、外部操作に応じて前記撮影レンズをフォーカ
    スロックし、前記フォーカス優先手段が作動中には、外
    部操作に応じて前記半押し信号によるフォーカスロック
    が解除され、焦点調節手段を再動作するフォーカスロッ
    ク操作部材とからなることを特徴とするカメラのフォー
    カスロック装置。
  2. 【請求項2】 前記フォーカスロック操作部材は、前記
    フォーカス優先モードにおいて、フォーカスロックを解
    除した時も合焦するまでレリーズロックする機能を有し
    ていることを特徴とする請求項1記載のカメラのフォー
    カスロック装置。
  3. 【請求項3】 前記フォーカスロック操作部材は、前記
    フォーカス優先モードにおいて、フォーカスロックを解
    除した時、レリーズ優先モードと同様に合焦状態でなく
    てもレリーズが可能となる機能を有していることを特徴
    とする請求項1記載のカメラのフォーカスロック装置。
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