JP5424621B2 - 撮像装置及びレンズ制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ交換式のデジタル一眼レフカメラ等の撮像装置とそのレンズ制御方法に関するものであり、特に、サーボ撮影を行う場合や動画撮影をする際の、フォーカスレンズの制御方法に関する。
デジタル一眼レフカメラでは、レンズを通った光をミラーで反射させ、スクリーン上に結像させて撮影される像を撮影者が見ながらフォーカシングやフレーミングを行うことができ、そのためのミラー及びファインダーの構造を備えている。
一方では、昨今、撮像素子からの出力をリアルタイムで逐次に処理して液晶表示デバイス等に表示させる構成にした、いわゆるライブビュー撮影可能なデジタル一眼レフカメラが普及している。今後は、データ転送レートの向上に伴い、動画撮影が可能なデジタル一眼レフも普及すると考えられる。
この動画撮影用のビデオカメラにおいても静止画撮影用のカメラと同様に、オートフォーカスや、マニュアル操作によるフォーカス調整、操作部材の配置等に工夫が見られる。例えば、一部のビデオカメラでは、回転式ダイヤルを用いて、フォーカス調整やズーム操作を行えるものが存在するが、ビデオカメラを把持したままの状態でもダイヤル操作を行い易いように、複数のダイヤルが接近していることがある。これに対して、電気的に、最初に回転操作指示を受け付けたダイヤル以外の回転を処理回路系で受け付けないようにした方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これによって、2個以上のダイヤルが接近して配置されていても、撮影者が意図せずに2番目のダイヤルを誤操作しないように防止している。
また、マニュアル操作によるフォーカス調整後において、オートフォーカスで再度フォーカス調整を行う場合に、オートフォーカスの誤動作防止のため、フォーカスレンズの移動量を制限する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−218299号公報 特開2003−241077公報
しかしながら、例えば特許文献1に記載の撮像装置では最初のダイヤルの回転操作が意図的であるかどうかを判定しておらず、最初のダイヤルについてのユーザによる意図しない回転を防ぐことはできないという問題がある。また、特許文献2に記載のレンズシステムでは、マニュアル調整後に被写体が大きく移動した場合に、オートフォーカスで合焦可能な範囲が制限されてしまうので不便である。
この他、デジタル一眼レフカメラでサーボ撮影を行う場合、一部のレンズではフォーカスリングとフォーカスレンズユニットが機械的に連結されているため、フォーカスリングの操作によってフォーカスレンズユニットが移動する。このとき、ピント位置が大きく変化することがある。この場合には、フォーカスリングの操作を間に挟まない場合に比べ、再度合焦状態に達するまでに要する時間が長くかかってしまうという問題がある。その結果、撮影者が静止画のサーボ撮影を行う場合であれば、記録できないシーンが多くなってしまうことになる。また撮影者がオートフォーカスで動画撮影を行う場合であれば、ピントがあっていない過程での動画像が長い時間に亘って記録されてしまうという不具合が生じ得る。
本発明は、ユーザによるフォーカスリングの操作意図を適切に判定することにより、オートフォーカスに要する時間の短縮化を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る撮像装置は、フォーカスレンズユニットの位置を記憶する記憶手段と、前記フォーカスレンズユニット操作部材が操作されたことを検出する検出手段と、前記操作部材が操作されたことを前記検出手段が検出した場合に前記操作部材の操作時間および被写体の顔検知もしくは動体検知の結果を用いて、前記検出手段による検出情報に従って前記フォーカスレンズユニットを移動させるか否かの判定を行う判定手段と、前記判定手段により、前記操作部材の操作時間が閾値未満であって、前記被写体の顔もしくは前記動体が検知されない場合または前記顔もしくは前記動体にピントが合っていないと判定された場合、前記フォーカスレンズユニットを、前記記憶手段に記憶された記憶位置に戻してからオートフォーカスを行い、また前記判定手段により、前記操作部材の操作時間が前記閾値以上であるか、または、前記操作時間が前記閾値未満であって、かつ前記被写体の顔もしくは前記動体にピントが合っていると判定された場合、前記フォーカスレンズユニットを前記記憶手段に記憶された記憶位置に戻さずにオートフォーカスを行う、フォーカスレンズ移動制御手段と、を備える。
また、本発明に係るレンズ制御方法は、下記のステップを有する。
(1)フォーカスレンズユニットの位置を記憶する記憶ステップ。
(2)フォーカスレンズユニット操作部材が操作されたことを検出する検出ステップ。
(3)前記操作部材が操作されたことが検出された場合に前記操作部材の操作時間および被写体の顔検知もしくは動体検知の結果を用いて、前記検出ステップによる検出情報に従って前記フォーカスレンズユニットを移動させるか否かを判定する判定ステップ。
(4)前記判定ステップにて前記操作部材の操作時間が閾値未満であって、前記被写体の顔もしくは前記動体が検知されない場合または前記顔もしくは動体にピントが合っていないと判定された場合、前記フォーカスレンズユニットを、前記記憶ステップで記憶した記憶位置に戻してからオートフォーカスを行い、また前記判定ステップにて前記操作部材の操作時間が前記閾値以上であるか、または、前記操作時間が前記閾値未満であって、かつ前記被写体の顔もしくは前記動体にピントが合っていると判定された場合、前記フォーカスレンズユニットを前記記憶ステップで記憶した記憶位置に戻さずにオートフォーカスを行う、フォーカスレンズ移動制御ステップ。
本発明によれば、操作部材が何らかの操作を受けてフォーカスレンズユニットが移動した場合でも次のオートフォーカスにかかる時間を短くすることができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1乃至7を用いて本発明の第1の実施形態について説明する。
図1および図2はそれぞれ、本発明撮像装置の第1の実施形態に係るカメラを前面および背面から見た図である。なお、本カメラは、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)等を用いた撮像素子により、被写体像を光電変換して画像情報を生成し、任意の画像情報記録手段(例えばメモリ等)にその画像情報を記録するデジタルカメラである。
カメラ本体1には着脱可能な撮影レンズ2が設けられており、またカメラ本体1から撮影レンズ2を取り外すためのレンズ取り外しボタン3が設けられている。本例において、撮影レンズ2はオートフォーカス撮影中でも後述のフォーカスリングをマニュアルフォーカスと同様の感覚で操作可能なレンズである。
カメラ本体1の背面(図2参照)には、カメラの状態や動作状態等の情報を表示する表示パネル4と、撮影画像の確認や選択、メニュー機能の選択及び設定に使用する画像表示部5が設けられている。
図1に示すメインスイッチ7はカメラの電源オン・オフを切り換えるための操作手段であり、これに隣接したモードダイヤルスイッチ8はカメラの各種撮影モード(カメラの状態)を切り換えるための操作手段である。
レリーズボタン9は、測光や測距の開始を指示し、撮影を指示するための2段式スイッチとなっている。このレリーズボタン9を1段目まで軽く押し込んだ状態を「半押し」といい(1段目のスイッチを以下、「SW1」と記す)、この状態では測光、測距が行われる。この半押しからさらに2段目まで押すことを「全押し」といい(2段目のスイッチを以下、「SW2」と記す)、全押しすることで撮影が行われる。
電子ダイヤル10は、カメラのシャッター速度や絞り値等、各種の動作条件の設定を行うために設けられている。AEロック/FEロックボタン11(図2参照)は、撮影時にはAE/FEロック撮影を行うためのであり、再生時には撮影画像の縮小やインデックスの表示を行うボタンである。従って、これは撮影時と再生時では異なる機能を実現させるボタンである。なお「AEロック」とは、シャッターを押す前に露出を固定する機能であり、また「FEロック」とは部分測光範囲でストロボの発光量を演算して記憶することで、画面上での主たる被写体だけを狙って適正露出を得る機能である。
オートフォーカスフレーム選択ボタン12(図2参照)は、撮影時には電子ダイヤル10との組み合わせで、撮影画角の中でピント合わせの対象となる領域、つまりオートフォーカスフレームの切り換えを行うために設けられている。オートフォーカスフレーム選択ボタン12は再生時には撮影画像の拡大を行うためにも用いられる。このボタンも撮影時と再生時で異なる機能を実現させるものである。露出補正ボタン13は電子ダイヤル10との組み合わせで、露出補正を行うためのボタンである。なお、マニュアル撮影モードでは、この露出補正ボタン13を用いて絞り値をマニュアル設定することができる。
十字キー(左)14および十字キー(右)15はそれぞれ、カメラの各種設定や項目選択を行うための操作キーである。またISO感度設定ボタン16は十字キー(上)の機能を有するとともに、電子ダイヤル10との組み合わせでISO感度の設定を行う操作部材である。ホワイトバランス設定ボタン17は十字キー(下)の機能を有するとともに、電子ダイヤル10との組み合わせで希望するホワイトバランスを設定するための操作部材である。つまり、これらのキーは単に方向を指示するために用いられるだけでなく、それぞれのキーに対して独立した機能も割り当てられている。
設定ボタン18はカメラの各種設定や項目選択を決定するための操作部材である。動画記録ボタン6はライブビュー中に動画撮影の開始または終了を指示するために設けられた操作部材である。
カメラ背面の左端寄りの領域には、記録画質や日付/時刻等の様々な設定を行うためのメニューボタン19が設けられている。その下方に位置には、撮影時においてカメラに設定されている内容を画像表示部5に表示し、また再生時には画像の撮影情報を表示するための操作ボタン(インフォボタン)20が設けられている。さらに下方のジャンプボタン21は再生画像を所定枚数ごとに表示するための操作部材である。再生ボタン22は撮影した画像を再生するために設けられており、画像消去ボタン23は撮影画像を消去するために用いられる。
このように、本実施形態に示すカメラには、カメラの状態や動作条件を設定するために操作されるか、あるいはカメラを動作させるために操作される複数の操作部材としての各種スイッチ、ボタンおよびダイヤルが付設されている。
図1に示すように撮影レンズ2はフォーカスリング40とズームリング41を具備する。すなわちフォーカスリング40はマニュアルフォーカス時、またはオートフォーカス中にマニュアルフォーカス調整を行う際に、フォーカスレンズユニットを操作してフォーカスの調整を行うための操作部材である。またズームリング41は変倍レンズユニットを操作して撮像倍率を変化させるための操作部材である。
カメラ本体1にはさらに、マイク78(図1参照)と、スピーカ79(図2参照)が設けられている。
次に、カメラの構成を示したブロック図を図3に示す。本図において、撮影レンズ2は、変倍レンズユニット81、絞りユニット82、フォーカスレンズユニット83を備えている。レンズ制御部80は、システム制御部50との間で通信を行い、絞りユニット82、フォーカスレンズユニット83の駆動制御を行う。すなわちレンズ制御部80はフォーカスレンズ移動制御手段としての機能を有する。
リング回転検出部84は、フォーカスリング40やズームリング41の回転状態(角度や方向)を検出する。つまり該検出部はこれらの操作部材が操作されたことを検出する検出手段としての役目をもつ。またフォーカス位置検出部85は、フォーカスレンズユニット83の現在位置を検出する。
シャッター53の後段には撮像素子54が配置され、この素子によって光学画像を電気信号に変換し、当該信号はA/D変換部55に送出される。また、タイミング発生回路56は前記撮像素子54、A/D変換部55に対してクロック信号や制御信号を供給する回路であり、システム制御部50により制御される。
画像処理部58は、前記A/D変換部55またはメモリ制御部57からの画像データに対して所定の画像処理、例えば画素補間処理や色変換処理等を行う。また、画像処理部58は、前記A/D変換部55から出力される画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL(スルーザレンズ)方式のAWB(オートホワイトバランス)制御処理も行っている。
音声処理部77は、マイク7、あるいはメモリ制御部57からの音声データに対して、A/D変換、ゲイン調整、ノイズ調整、衝撃音検知など、所定の音声処理を行う。スピーカ7は、記録音声の再生、音声案内等を行うために設けられており、音声処理部77からの信号を受けて音声出力を行う。
メモリ制御部57は、A/D変換部55、タイミング発生回路56、画像処理部58、再生用メモリ59、表示制御部60、メモリ61、圧縮伸長部62を制御する。
A/D変換部55からのデータは、画像処理部58、メモリ制御部57を介して再生用メモリ59またはメモリ61に書き込まれるか、またはA/D変換部55のデータが直接メモリ制御部57を介して再生用メモリ59またはメモリ61に書き込まれる。メモリ61は撮影した画像を格納するための記憶手段であり、所定枚数の画像を格納するのに十分な記憶量を有する。圧縮伸長部62はメモリ61から読み出した画像データに関して、所定の画像圧縮方法(例えば、適用離散コサイン変換等)に従って画像データを圧縮し、また圧縮データを伸長する処理部である。この圧縮伸長部62はメモリ61に格納された画像データを読み込んで圧縮処理を行うか、あるいは圧縮データに対して伸長処理を行い、処理を終えた画像データをメモリ61に書き込む。
その後、処理を終えた画像データは更に、着脱可能な記録媒体63に記録される。この記録媒体63は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリによって構成されている。また、メモリ61はシステム制御部50の作業領域としても使用可能である。さらに、記録媒体63から画像データをメモリ61に読み出し、画像処理部58やメモリ制御部57を介して再生用メモリ59に画像データを書き込む処理を行い、表示制御部60により画像表示部5に表示する場合にもメモリ61が使用される。これとは別のメモリ87はレンズ位置記憶用メモリであり、フォーカスレンズユニット83の位置を記憶する記憶手段として用いられる。
シャッター制御部64はシャッター53を制御するために設けられている。またミラー制御部65はクイックリターンミラーユニット74を制御する。クイックリターンミラーユニット74がミラーダウンの状態にある時には、主ミラーの半透過部を通過してきた光線が焦点検出部72に導かれて測距が行われる。また、ペンタダハプリズム75に導かれた光線によって、測光部76にて測光が行われる。ライブビュー中、つまりデジタル一眼レフカメラにおいて画像確認用モニタをファインダーとして利用する場合、または動画撮影時にクイックリターンミラーユニット74がミラーアップの状態とされている場合には、撮像素子内焦点検出部73にて測距が行われる。この場合、測光は撮像面にて行われる。なお撮像素子内焦点検出部73は、撮像面測距を行うためのオートフォーカス専用画素を撮像素子54の内部に有しており、これによってマイクロレンズと配線層により瞳分割された2光束の位相差を検出して測距を行う。
ストロボ67は発光手段をもち、ストロボ制御部68によってストロボ67の発光量を制御する。
システム制御部50はカメラ全体を制御する制御手段としての機能をもち、後述するように、ユーザによるフォーカスリングの操作意図を判定する判定手段としての役目をもつ。このシステム制御部50は、例えばCPU(中央演算処理装置)を含むマイクロコンピュータユニットから構成され、メモリ69に格納されたプログラムを解釈して実行する。
メモリ69はシステム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する手段である。メモリ69は、撮像処理を行うプログラムや画像処理を行うプログラム、作成した画像ファイルデータを記録媒体に記録するプログラムを格納している。メモリ69は、また画像ファイルデータを記録媒体から読み出すプログラム等の各種プログラムと、上記プログラムのマルチタスク構成を実現し実行するOS(オペレーティングシステム)等の各種プログラムを格納している。
電源制御部71は電池の装着の有無、電池の種類、電池残量等の検出を行い、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいて、必要な電圧を必要な期間に亘って記録媒体を含む各回路部へ供給する。
加速度センサ86は、カメラに外力が加わったことを検出するための検出手段であり、その検出結果はシステム制御部50に送出される。また、レリーズボタン9に係る上記スイッチ(SW1,SW2)の2値状態(オン状態またはオフ状態)を示す信号がシステム制御部50に送出される。
本実施形態では、ライブビューを用いたサーボ撮影中にフォーカスリング40が回転した場合に、例えば顔検知状態等を判定することでフォーカスリング40の操作意図を判定し、フォーカスレンズユニット83を駆動制御することに特徴を有する。
図4は、CPU等で構成されるシステム制御部50によって、シャッター半押し、つまり前記SW1がオン(ON)状態となることによってレリーズシーケンスが開始されてから、SW1がオフ(OFF)状態に至るまでの処理の流れを例示している。ここでいうサーボ撮影とは、一般に、レリーズボタンが半押しの状態されている間に測距を繰り返し、被写体の動きにレンズを追従させながら撮影を行うオートフォーカスモードでの撮影のことである。その一方で、レリーズボタンが半押しの状態とされて1回だけ測距を行うオートフォーカスモードでの撮影が、ワンショット撮影である。
先ず、ステップS400にて、撮影者のレリーズボタン9の半押しにより処理が開始すると、ステップS401にてサーボAF(オートフォーカス)モードであるかどうかをシステム制御部50が判定する。判定結果がサーボAFモードである場合にはステップS402に進み、ライブビューサーボAFレリーズシーケンスを実行する。またステップS401での判定結果がサーボAFモードでない場合にはステップS403に進み、システム制御部50がライブビューワンショットAFレリーズシーケンスを実行する。ステップS403にてライブビューワンショットレリーズシーケンスを実行した後、ステップS407に進み、処理が終了する。なおライブビューサーボAFレリーズシーケンス、ライブビューワンショットAFレリーズシーケンスに関してはいずれも定義済みの処理であり、その詳細については図5及び図6を用いて後述する。
ステップS402にてシステム制御部50がライブビューサーボAFレリーズシーケンスを実行した後、ステップS404にてシステム制御部50はSW1の状態を判定する。SW1がON状態である場合には、ステップS405に進み、ユーザがフォーカスリング40を操作した意図を判定する処理(以下、「操作意図判定処理」という)を実行する。またステップS404にてSW1がOFF状態であった場合には、ステップS407に進み、処理が終了する。な操作意図判定処理については、図7を用いて後述する。
システム制御部50は、ステップS40にて操作意図判定処理を実行した後、ステップS406にてSW1の状態を判定する。SW1がON状態である場合にはステップS402に戻り、システム制御部50がライブビューサーボAFレリーズシーケンスを実行する。またSW1がOFFである場合には、ステップS407に進み、処理を終了する。
次に図5のフローチャートを用いて、図4のステップS402に示したライブビューサーボAFレリーズシーケンスを説明する。
先ずステップS500にてライブビューサーボAFレリーズシーケンスが開始すると、次ステップS501にて撮像素子54からの画像読み出しが行われる。続いて、ステップS502に進み、撮像素子内焦点検出部73によって位相差方式の測距が行われる。次ステップS503にて、撮像面測光が行われる。測光終了後のステップS504にて、動体予測演算を行い、動体予測結果に基づいてレンズ制御部80がシステム制御部50からの指令を受けてフォーカスレンズユニット83を駆動する。次ステップS505はフォーカスレンズユニット83に係る位置の記憶ステップであり、レンズ位置検出部85がフォーカスレンズユニット83の位置を検出し、位置検出結果をレンズ位置記憶用メモリ87に記憶する。
次ステップS506では、ステップS501で読み出された画像の現像処理が行われる。そして次ステップS507にて、画像表示部5へのスルー画像表示を行う。このスルー画像表示の後、フォーカスリング40が操作されたことを検出する検出ステップS508に進む。ここではリング回転検出部84がフォーカスリング40及びズームリング41の回転を検出し、各リングの回転開始時刻、連続回転時間をメモリ61に記憶する。フォーカスリング40の回転が検出された場合にはステップS514に進み、ライブビューサーボAFレリーズシーケンスが終了する。他方、ステップS508にてフォーカスリング40の回転が検出されなかった場合にはステップS509に進み、システム制御部50がSW1の状態を判定する。SW1がOFF状態である場合にはステップS514に進み、ライブビューサーボAFレリーズシーケンスが終了する。
ステップS509においてSW1がON状態の場合には、ステップS510に進み、システム制御部50がSW2の状態を判定する。SW2がOFF状態である場合にはステップS501に戻り、画像読み出しが再び行われる。またステップS510にてSW2がON状態である場合には、ステップS511に進んで静止画記録処理が行われる。次ステップS512にてSW2の状態をシステム制御部50が判定する。そしてSW2がON状態である場合にはステップS501に戻り、画像読み出しが再び行われる。またステップ512にてSW2がOFF状態である場合には、ステップS513に進み、SW1の状態をシステム制御部50が判定する。そしてSW1がON状態である場合にはステップS501に戻り、画像読み出しが再び行われる。またステップS513においてSW1がOFF状態である場合には、ステップS514に進みライブビューサーボAFレリーズシーケンスが終了する。
次に、図6のフローチャートを用いて、図4のステップS403に示したライブビューワンショットAFレリーズシーケンスを説明する。
ステップS600にてライブビューワンショットAFレリーズシーケンスが開始すると、ステップS601にてシステム制御部50がN=0に設定してこれをメモリ61に記憶する。なおNは計数値を示すカウント用変数である。次ステップS602にて撮像素子54からの画像読み出しが行われる。次ステップS603に進み、システム制御部50はメモリ61を参照して、N=1であるか否かを判定する。そしてN=1の場合には、ステップS607に進み、撮像素子54から読み出された画像の現像処理が行われる。ステップ603においてN=1でない場合にはステップS604に進み、撮像素子内焦点検出部73によって位相差方式の測距が行われる。
次ステップS605では、撮像面測光が行われる。測光終了後、ステップ606にてシステム制御部50が動体予測演算を行い、動体予測結果に基づいてレンズ制御部80がフォーカスレンズユニット83を駆動する。
次ステップS607では、ステップS602において読み出された画像の現像処理が行われる。次ステップS608にて、画像表示部5へのスルー画像表示を行う。スルー画像表示後、ステップS609にてSW1の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW1がOFFである場合にはステップS615に進み、ライブビューワンショットAFレリーズシーケンスが終了する。またステップS609においてSW1がON状態であった場合にはステップS610に進み、SW2の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW2がOFF状態である場合にはステップS612に進み、システム制御部50はN=1に設定してこれをメモリ61に記録する。
ステップS610にてSW2がON状態であった場合には、ステップS611にて静止画記録処理が行われる。静止画記録処理の後、ステップS612に進み、システム制御部50はN=1に設定してこれをメモリ61に記録する。続いて、ステップS613にてSW2の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW2がON状態である場合にはステップS602に戻り、画像読み出しが再び行われる。またステップ613にてSW2がOFF状態である場合には、ステップS614に進み、SW1の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW1がON状態である場合には、ステップS602に戻り、画像読み出しが再び行われる。またステップS614においてSW1がOFF状態である場合には、ステップS615に進み、ライブビューワンショットAFレリーズシーケンスが終了する。
次に図7のフローチャートを用いて、図4のステップS40に示した操作意図判定処理を説明する。この操作意図判定処理とは、フォーカスリング40が撮影者によって意図的に操作されたために、フォーカスレンズユニット83が動いたのかどうかを判定する処理である。
ステップS700で操作意図判定処理が開始すると、ステップS701にてフォーカスリング40の操作時間が予め決められた基準時間(以下、これを「δ秒」と記す)よりも短いかどうかをシステム制御部50が判定する。フォーカスリング40の操作時間とは、具体的には、メモリ61に記憶されたフォーカスリングの連続回転時間である。なおδ秒の具体的な数値については、実験にて、フォーカスリング40が撮影者によって、意図的な操作を受けていると判定するに足る十分な時間が何秒であるかを事前に調査しておき、その結果に基づいて決定した値を用いる。δ秒は、連続的に回転操作を受けた時間でもよいし、また、ある閾値となる時間以上に亘ってフォーカスリング40の回転を止めることなく、断続的に回転操作した時間の累積時間値でもよい。
また、上記判定の代わりに、フォーカスリング40が最初に受けた回転方向とは反対の回転方向に回転されたことをもって、意図的な操作があったと判定してもよい。フォーカスリングを反転する動作は、合焦位置の探索時、つまりピントの山(合焦曲線の頂点位置)を探す際に発生し易く、これをもって意図的な操作があったと判断することができる。また、撮像素子54上に結像されたイメージの被写界深度が浅い場合に、ピントの山が分かり易くなるため、撮影者がフォーカスリング40の操作を行う可能性が高くなる。そのため、被写界深度に関する判定も加味することで、ユーザによる意図的な操作かどうかの判定について信頼性を高めることができる。
フォーカスリング40の操作時間がδ秒以上であって、意図的にフォーカスリング40が操作されていると判定された場合にはステップS705に進み、ここではフォーカスレンズユニット83を記憶位置に戻すことなく、現在の位置のままとする。
他方、フォーカスリング40の操作時間がδ秒より小さい場合には、ステップS702に進む。ステップS702では、現像処理された画像の画像処理を行い、顔検知がなされて、顔にピントがあった被写体があるかどうかをシステム制御部50が判定する。顔検知により顔にピントがあった被写体がある場合にはステップS705に進み、ここではフォーカスレンズユニット83を記憶位置に戻すことなく、現在の位置のままとする。
この判定では、顔にピントがあったことをもって、撮影者が意図的にフォーカスリング40を操作したと判断している。これに限らず、顔検知の代わりに、色情報等から任意の動体を検知し、それらにピントがあっているかどうかを判定してもよい。この場合には、動体にピントが合ったことをもって、撮影者が意図的にフォーカスリング40を操作したものと判断することができる。
ステップS702にて顔検知がなされなかった場合や顔検知により顔にピントが合っていない場合には、ステップS703に進む。ステップS703ではピント移動量がフォーカスレンズユニット83の移動前の被写界深度、または該ユニットの移動後における被写体深度のγ倍を超えているかどうかを判断する。係数γの値については、実験によって得られた結果に基づいた値を用いる。例えば、ピント移動量が被写界深度の何倍に達したときに、現在の位置からオートフォーカスを行うよりも、フォーカスレンズユニットを一旦記憶位置に戻した方が、オートフォーカスが早くなるかを事前に検証し、値を決定する。
そしてステップS703にて、ピント移動量が被写界深度のγ倍を超えている場合に、フォーカスレンズの移動制御ステップS704に進み、レンズ制御部80によってフォーカスレンズユニット83を記憶位置に戻す。またステップS703にて、ピント移動量が被写界深度のγ倍以下である場合には、ステップS705に進み、フォーカスレンズユニット83を記憶位置に戻さず、そのままとする。フォーカスレンズの移動制御ステップS704またはステップS705の処理が終了した後、ステップS706に進み、操作意図判定処理が終了する。
なお本実施形態において、フォーカスレンズの記憶位置の更新タイミングについては、フォーカスレンズユニット83の駆動後とした。これに限らず、測距後、フォーカスレンズユニット83の移動目標位置が決まった直後に、その移動目標位置をフォーカスレンズユニット83の位置としてレンズ位置記憶用メモリ87に書き込んでも構わない。この場合には、特にフォーカスレンズユニット83を駆動中にフォーカスリングの操作が行われた場合であっても、ステップS405の操作意図判定処理の効果を損ない難いという利点が得られる。
本実施形態によれば、サーボ撮影中にフォーカスリング40が何らかの操作を受けてフォーカスレンズユニット83が移動した場合でも、フォーカスリング40の操作意図を適正に判定し、次のオートフォーカスにかかる時間を短くすることができる。
次に本発明の第2の実施形態について図8乃至11を用いて説明する。なお本実施形態におけるカメラの構成は、第1の実施形態に示したカメラと同様であり、共通する構成要素については第1の実施形態で用いた符号と同じ符号を付すことでその詳細な説明を割愛する。本実施形態は、ペンタダハプリズム75を含む光学ファインダー系を用いたサーボ撮影中にフォーカスリング40が回転した場合、フォーカスリング40の操作意図を判定するために、特に加速度や衝撃音を検知することに特徴を有する。
図8は、上記カメラ本体1に搭載された、CPU等で構成されるシステム制御部50によって、シャッター半押し、つまりSW1がON状態となってレリーズシーケンスが開始されてから、SW1がOFF状態となるまでの処理の流れを例示している。
ステップS800にて、レリーズボタン9の半押しにより処理が開始すると、ステップS801にてサーボAFモードであるかどうかをシステム制御部50が判定する。判定結果がサーボAFモードである場合にはステップS802に進み、サーボAFレリーズシーケンスを実行する。また判定結果がサーボAFモードでない場合にはステップS803に進み、ワンショットAFレリーズシーケンスを実行する。
ステップS803にてシステム制御部50がワンショットレリーズシーケンスを実行した後、ステップS807に進み、処理が終了する。なお定義済み処理とされるサーボAFレリーズシーケンス、ワンショットAFレリーズシーケンスに関しては、図9及び図10を用いて後述する。
ステップS802にてシステム制御部50がサーボAFレリーズシーケンスを実行した後、ステップS804にてSW1の状態を判定する。その結果、SW1がON状態である場合には、ステップS805に進み、システム制御部50が操作意図判定処理を実行する。またステップS804にてSW1がOFF状態であった場合には、ステップS807に進み、処理が終了する。なお操作意図判定処理に関しては、図11を用いて後述する。ステップS805にてシステム制御部50が操作意図判定処理を実行した後、ステップS806にてSW1の状態を判定する。SW1がON状態である場合にはステップS802に戻り、システム制御部50がサーボAFレリーズシーケンスを実行する。またSW1がOFF状態である場合には、ステップS807に進み、処理が終了する。
次に、図9のフローチャートを用いて、図8のステップS802に示したサーボAFレリーズシーケンスを説明する。
ステップS900にてサーボAFレリーズシーケンスが開始すると、ステップS901に進み、焦点検出部72によって位相差方式の測距が行われる。次ステップS902では測光部76によって測光が行われる。測光終了後、ステップS903にて、動体予測演算を行い、動体予測結果に基づいてレンズ制御部80によってフォーカスレンズユニット83を駆動する。
次ステップS904において、レンズ位置検出部85がフォーカスレンズユニット83の位置を検出し、位置検出結果をレンズ位置記憶用メモリ87に記憶する。次ステップS905にて、リング回転検出部84がフォーカスリング40及びズームリング41の回転を検出し、システム制御部50はそれらの回転開始時刻、連続回転時間をメモリ61に記憶する。
フォーカスリング40の回転が検出された場合には、ステップS911に進み、サーボAFレリーズシーケンスを終了する。ステップS905にてフォーカスリング40の回転が検出されなかった場合には、ステップS906に進み、SW1の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW1がOFF状態である場合にはステップS911に進み、サーボAFレリーズシーケンスが終了する。またステップS906においてSW1がON状態であった場合には、ステップS907に進み、SW2の状態をシステム制御部50が判定する。SW2がOFF状態である場合にはステップS901に戻り、測距が行われる。
ステップS907においてSW2がON状態の場合には、ステップS908に進み、静止画撮影処理が行われる。次ステップS909にてSW2の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW2がON状態の場合にはステップS901に戻り、測距が行われる。ステップ909にてSW2がOFF状態の場合にはステップS910に進み、SW1の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW1がON状態の場合には、S901に戻り、測距が行われる。またステップS910においてSW1がOFF状態である場合には、ステップS911に進み、サーボAFレリーズシーケンスが終了する。
次に図10のフローチャートを用いて、図8のステップS803に示したワンショットAFレリーズシーケンスを説明する。
ステップS1000にてワンショットAFレリーズシーケンスが開始すると、ステップS1001に進み、焦点検出部72によって位相差方式の測距が行われる。次ステップS1002では測光部76によって測光が行われる。
測光終了後、ステップS1003にて、測距結果に基づいてレンズ制御部80によってフォーカスレンズユニット83を駆動する。次ステップS1004に進み、SW1の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW1がOFF状態である場合にはステップS1009に進み、ワンショットAFレリーズシーケンスが終了する。
ステップS1004においてSW1がON状態である場合には、ステップS1005に進み、SW2の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW2がOFF状態である場合にはステップS1004に戻り、再度SW1の状態をシステム制御部50が判定する。ステップS1005にてSW2がON状態である場合には、ステップS1006に進み、静止画撮影処理が行われる。次ステップS1007にてSW2の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW2がON状態である場合には再度ステップS1006に戻り、静止画撮影処理が行われる。またステップ1007にてSW2がOFF状態の場合にはステップS1008に進み、SW1の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW1がON状態である場合には、S1005に戻り、SW2の状態をシステム制御部50が判定する。
ステップS1008においてSW1がOFF状態である場合には、ステップS1009に進み、ワンショットAFレリーズシーケンスが終了する。
次に図11のフローチャートを用いて、図8のステップS805に示した操作意図判定処理を説明する。
ステップS1100にて操作意図判定処理が開始すると、ステップS1101にて、加速度センサ86及びマイク78を用いて、加速度と衝撃音をそれぞれ検出し、各検出値がそれぞれの閾値ε、ζ以上であるかどうかを判定する。ここで、ε及びζの値については、実験にて、フォーカスリングが衝撃によって動いたと判定するに足る、十分な加速度、衝撃音がどの程度かを確かめておき、その結果に基づいて決定した値を用いる。
加速度または衝撃音のどちらかが検知されない場合には、ステップS1103に進む。ε以上の加速度、及びζ以上の衝撃音の両方が検知された場合には、ステップS1102に進み、加速度、衝撃音、及びフォーカスリング40が動いたタイミングが略一致しているかどうかをシステム制御部50が判定する。これらのタイミングが略一致していたと判定された場合には、フォーカスリング40の操作が、何かしらの意図しない操作によるものであるとシステム制御部50が判定した上でステップS1104に進む。そして、レンズ制御部80はフォーカスレンズユニット83を記憶位置まで戻す。また、加速度、衝撃音、及びフォーカスリング40が動いたタイミングが一致していなかったと判定された場合には、ステップS1103に進む。そして、ピント移動量がフォーカスレンズユニット83の移動前の被写界深度か、または該ユニットの移動後における被写体深度のγ倍を超えているかどうかをシステム制御部50が判断する。そしてピント移動量が被写界深度のγ倍を超えている場合にはステップS1104に進み、レンズ制御部80によってフォーカスレンズユニット83を記憶位置に戻す。
ステップS1103にて、ピント移動量が被写界深度のγ倍以下である場合には、ステップS1105に進み、フォーカスレンズユニット83を記憶位置に戻さず、そのままとする。ステップS1104またはステップS1105の処理が終了した後でステップS1106に進み、操作意図判定処理が終了する。
本実施形態によれば、サーボ撮影中にフォーカスリング40が何らかの操作を受けてフォーカスレンズユニット83が移動した場合でも、加速度や衝撃音の検知情報を加味してフォーカスリング40の操作意図を判定することができる。その結果、本実施形態によれば、次のオートフォーカスにかかる時間を短くすることができる。
次に本発明の第3の実施形態について図12を用いて説明する。なお本実施形態におけるカメラの構成は、第1の実施形態に示したカメラと同様であり、共通する構成要素については第1の実施形態で用いた符号と同じ符号を付すことでその詳細な説明を割愛する。本実施形態は、ライブビューを用いたサーボ撮影中にフォーカスリング40が回転した場合、フォーカスリング40の操作意図を的確に判定するために、特にズームリングの操作タイミングとフォーカスリングの操作タイミングに着目することに特徴を有する。
図12は、上記カメラ本体1に搭載されたCPU等で構成されるシステム制御部50によって、シャッター半押し、つまりSW1がON状態となってレリーズシーケンスが開始されてから、SW1がOFF状態となるまでの処理の流れを例示している。
ステップS1200にて、レリーズボタン9の半押しにより処理が開始すると、ステップS1201にてサーボAFモードであるかどうかをシステム制御部50が判定する。判定結果がサーボAFモードである場合にはステップS1202に進み、システム制御部50はライブビューサーボAFレリーズシーケンスを実行する。また判定結果がサーボAFモードでない場合にはステップS1203に進み、システム制御部50はライブビューワンショットAFレリーズシーケンスを実行する。
ステップS1203にてシステム制御部50がライブビューワンショットレリーズシーケンスを実行した後、ステップS1209に進み、処理が終了する。なおライブビューサーボAFレリーズシーケンス、ライブビューワンショットAFレリーズシーケンスについては、第1の実施形態に係る図5及び図6で説明したシーケンスと同じであり、よってそれら説明を省略する。
ステップS1202にてシステム制御部50がライブビューサーボAFレリーズシーケンスを実行した後、ステップS1204にてSW1の状態を判定する。その結果、SW1がOFF状態であった場合にはステップS1209に進み、処理が終了する。またステップS1204にて、SW1がON状態である場合にはステップS1205に進み、メモリ61を参照し、ズームリング41がフォーカスリング40と略同時に回転したかどうかをシステム制御部50が判定する。その結果、ズームリング41とフォーカスリング40が略同時に回転したと判断された場合には、ステップS1206に進み、レンズ制御部80によってフォーカスレンズユニット83を回転前の記憶位置に戻す。これによって、撮影者がズームリング41とフォーカスリング40を一緒に触ってしまい、両者が同時に回転した場合に、サーボ撮影で一般的なズームリングの操作を優先し、フォーカスリングが意に反して回転されないように防ぐことができる。また、その際、画像表示部5に警告メッセージを表示することで、ユーザに対して慎重なリング操作を行うように促すことができる。また、警告メッセージに代えて、あるいは該メッセージと併せて、スピーカ7を用いた音声案内により警報を発してもよい。
ステップS1205にてズームリング41がフォーカスリング40と略同時に回転していなかったと判定された場合には、フォーカスリング40のみが単独で回転したと判断される。そして、ステップS1207に進み、フォーカスリング40の操作意図判定処理を実行する。ステップS1207での操作意図判定処理は、第1の実施形態に関して図7で説明した処理と同じであり、よってその説明を省略する。
ステップS1207にて操作意図判定処理が終了した後、ステップS1208に進み、SW1の状態をシステム制御部50が判定する。その結果、SW1がON状態である場合にはステップS1202に戻り、ライブビューサーボAFレリーズシーケンスが実行される。またステップS1208にてSW1がOFF状態である場合にはステップS1209に進み、処理が終了する。
本実施形態によれば、サーボ撮影中にフォーカスリング40が何らかの操作を受けてフォーカスレンズユニット83が移動した場合でも、次のオートフォーカスにかかる時間を短くすることができる。すなわち、ズームリング41の操作タイミングとフォーカスリング40の操作タイミングとの相互関係を加味してフォーカスリング40の操作意図を判定することによって、次のオートフォーカスにかかる時間を短くすることができる。
次に本発明の第4の実施形態について図13および図14を用いて説明する。本実施形態におけるカメラの構成は、第1の実施形態に示したカメラと同様であり、共通する構成要素については第1の実施形態で用いた符号と同じ符号を付することでその詳細な説明を割愛する。本実施形態では、オートフォーカスモードでの動画撮影時にフォーカスリング40が回転した場合、顔検知状態等を判定することでフォーカスリング40の操作意図を判定し、フォーカスレンズユニット83を制御することに特徴を有する。
図13は、上記カメラ本体1に搭載されたCPU等で構成されるシステム制御部50によって、動画撮影が開始されてから動画記録が終了するまでの処理の流れを例示したフローチャートである。
ステップS1300にて動画記録ボタン6の操作により動画撮影が開始されると、ステップS1301に進み、システム制御部50によって動画撮影シーケンスが実行される。なお動画撮影シーケンスについては、図14を用いて後述する。動画撮影シーケンスの実行後、ステップS1302に進み、動画記録中であるかどうかをシステム制御部50が判定する。判定結果が動画記録中である場合にはステップS1303に進み、操作意図判定処理が実行される。ステップS1302での判定結果が動画記録中でなかった場合には、ステップS1305に進み、処理が終了する。なおステップS1303に示す操作意図判定処理については、第1の実施形態に係る図7で説明した処理と同じであり、よってその説明を省略する。
操作意図判定処理の終了後、ステップS1304に進み、動画記録中であるかどうかをシステム制御部50が判定する。判定結果が動画記録中である場合にはステップS1301に戻り、システム制御部50が動画撮影シーケンスを実行する。ステップS1304での判定結果が動画記録中でなかった場合には、ステップS1305に進み、処理が終了する。
次に図14のフローチャートを用いて、図13のステップS1301に示した動画撮影シーケンスを説明する。
ステップS1400にて動画撮影シーケンスが開始されると、次ステップS1401にて撮像素子54から画像読み出しが行われる。続いて、ステップS1402に進み、撮像素子内焦点検出部73によって位相差方式の測距が行われる。次ステップS1403において、撮像面測光が行われる。測光終了後、ステップS1404にて、測距結果に基づいてレンズ制御部80がフォーカスレンズユニット83を駆動する。次ステップS1405において、レンズ位置検出部85がフォーカスレンズユニット83の位置を検出し、位置検出結果をレンズ位置記憶用メモリ87に記憶する。次ステップS1406にて、ステップS501で撮像素子54から読み出された画像の現像処理が行われる。次ステップS1407にて、動画記録処理が行われる。次ステップS1408に進み、画像表示部5へのスルー画像表示を行う。
スルー画像表示後、ステップS1409にてリング回転検出部84がフォーカスリング40及びズームリング41の回転を検出し、システム制御部50はそれらの回転開始時刻、連続回転時間をメモリ61に記憶する。フォーカスリング40の回転が検出された場合には、ステップS1411に進み、動画撮影シーケンスが終了する。またステップS1409にてフォーカスリング40の回転が検出されなかった場合には、ステップS1410に進み、動画記録が終了したかどうかをシステム制御部50が判定する。その結果、動画記録が終了していない場合には、ステップS1401に戻り、画像読み出しが再び行われる。またステップS1410において動画記録が終了した場合には、ステップS1411に進み、動画撮影シーケンスが終了する。
本実施形態によれば、オートフォーカスモードでの動画撮影中にフォーカスリング40が何らかの操作を受けてフォーカスレンズユニット83が移動した場合でも、フォーカスリング40の操作意図を判定する。その結果、次のオートフォーカスにかかる時間を短くすることができる。
以上に説明したように実施形態においては、フォーカスレンズユニット83の位置を記憶位置に戻してからオートフォーカスを行うか、あるいは記憶位置に戻さずにオートフォーカスを行うかの判定処理に関して、複数のパラメーターを用いて判定している。但し、本発明の実施上、以下に示した情報または検出結果のうち、少なくとも1つに基づいて上記判定を行ってもよいことは勿論である。
・フォーカスレンズユニットを移動させるための操作部材の操作時間
・顔検知結果
・動体検知結果
・カメラ本体の衝撃音の検知結果
・カメラ本体の衝撃検知結果
・フォーカスレンズユニットの操作部材に関する操作前後のピント移動量
・(ピント板もしくは撮像センサ上に結像された映像の)被写界深度
・ズームレンズの操作部材に関する操作情報
・フォーカスレンズユニットの操作部材に関する操作方向の情報(反転情報等)。
なお、ズームレンズの操作部材(ズームリング等)に関する操作情報については、例えば上記のようにフォーカスリング操作との同時性、つまり両リングが略同時に回転したかどうかが判定される。
また、前述した操作意図判定処理のステップについてはサーボAFシーケンスや動画撮影シーケンスとは独立しているものとして説明したが、操作意図判定処理のステップがサーボAFシーケンスや動画撮影シーケンス内のステップであっても構わない。
本発明の第1の実施形態に係るカメラの前面から見た斜視図。 第1の実施形態に係るカメラを背面から見た斜視図。 第1の実施形態に係るカメラの構成を例示したブロック図。 第1の実施形態に係るカメラにおいてSW1のON状態からSW1のOFF状態に至るまでの制御例を示すフローチャート。 第1の実施形態に係るカメラのライブビューサーボAFレリーズシーケンスについて説明するためのフローチャート。 第1の実施形態に係るカメラのライブビューワンショットAFレリーズシーケンスについて説明するためのフローチャート。 第1の実施形態に係るカメラのフォーカスリングの操作意図判定処理について説明するためのフローチャート。 第2の実施形態に係るカメラにおいてSW1のON状態からSW1のOFF状態に至るまでの制御例を示すフローチャート。 第2の実施形態に係るカメラのサーボAFレリーズシーケンスについて説明するためのフローチャート。 第2の実施形態に係るカメラのワンショットAFレリーズシーケンスについて説明するためのフローチャート。 第2の実施形態に係るカメラのフォーカスリングの操作意図判定処理について説明するためのフローチャート。 第3の実施形態に係るカメラのSW1のON状態からSW1のOFF状態に至るまでの制御例を示すフローチャート。 第4の実施形態に係るカメラの動画撮影開始から動画記録終了に至るまでの制御例を示すフローチャート。 第4の実施形態に係るカメラの動画記録シーケンスについて説明するためのフローチャート。
符号の説明
1 カメラ本体
2 撮影レンズ
40 フォーカスリング(フォーカスレンズユニットの操作部材)
41 ズームリング(変倍レンズユニットの操作部材)
50 システム制御部(判定手段)
52 絞り
53 シャッター
54 撮像素子
55 A/D変換部
56 タイミング発生回路
57 メモリ制御部
58 画像処理部
59 再生用メモリ
60 表示制御部
61 メモリ
62 圧縮伸長部
63 記録媒体
64 シャッター制御部
65 絞り制御部
66 測距制御部
67 ストロボ
68 ストロボ制御部
69 メモリ
71 電源制御部
72 焦点検出部
73 撮像素子内焦点検出部
74 クイックリターンミラーユニット
75 ペンタダハプリズム
76 測光部
77 音声処理部
80 レンズ制御部(フォーカスレンズ移動制御手段)
81 変倍レンズユニット
82 絞りユニット
83 フォーカスレンズユニット
84 リング回転検出部(検出手段)
85 フォーカス位置検出部
86 加速度センサ
87 レンズ位置記憶用メモリ(記憶手段)

Claims (10)

  1. フォーカスレンズユニットの位置を記憶する記憶手段と、
    前記フォーカスレンズユニット操作部材が操作されたことを検出する検出手段と、
    前記操作部材が操作されたことを前記検出手段が検出した場合に前記操作部材の操作時間および被写体の顔検知もしくは動体検知の結果を用いて、前記検出手段による検出情報に従って前記フォーカスレンズユニットを移動させるか否かの判定を行う判定手段と、
    前記判定手段により、前記操作部材の操作時間が閾値未満であって、前記被写体の顔もしくは前記動体が検知されない場合または前記顔もしくは前記動体にピントが合っていないと判定された場合、前記フォーカスレンズユニットを、前記記憶手段に記憶された記憶位置に戻してからオートフォーカスを行い、また前記判定手段により、前記操作部材の操作時間が前記閾値以上であるか、または、前記操作時間が前記閾値未満であって、かつ前記被写体の顔もしくは前記動体にピントが合っていると判定された場合、前記フォーカスレンズユニットを前記記憶手段に記憶された記憶位置に戻さずにオートフォーカスを行う、フォーカスレンズ移動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定手段はさらに、装置本体の衝撃音検知または衝撃検知の結果に基づいて前記判定を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記判定手段はさらに、前記操作部材の操作前後におけるピント移動量または前記操作部材の操作方向が反転したことを示す情報に基づいて前記判定を行う、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記判定手段はさらに、撮影レンズを介して結像された映像の被写界深度に基づいて前記判定を行う、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記判定手段はさらに、変倍レンズユニットの操作部材の操作情報に基づいて前記判定を行う、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記判定手段は、前記被写体の動きに前記フォーカスレンズユニットを追従させながら焦点調節を行うオートフォーカスモードでの撮影中に前記判定を行う、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記判定手段は、動画撮影時に前記判定を行う、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記記憶位置の更新タイミングを、測距後に前記フォーカスレンズユニットの移動目標位置が決定した後とする
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記判定手段により、前記検出手段による検出情報に従って前記フォーカスレンズユニットを移動させないと判定された場合に警告を表示し、または警報を発する
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. フォーカスレンズユニットの位置を記憶する記憶ステップと、
    前記フォーカスレンズユニット操作部材が操作されたことを検出する検出ステップと、
    前記操作部材が操作されたことが検出された場合に前記操作部材の操作時間および被写体の顔検知もしくは動体検知の結果を用いて、前記検出ステップによる検出情報に従って前記フォーカスレンズユニットを移動させるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて前記操作部材の操作時間が閾値未満であって、前記被写体の顔もしくは前記動体が検知されない場合または前記顔もしくは前記動体にピントが合っていないと判定された場合、前記フォーカスレンズユニットを、前記記憶ステップで記憶した記憶位置に戻してからオートフォーカスを行い、また前記判定ステップにて前記操作部材の操作時間が前記閾値以上であるか、または、前記操作時間が前記閾値未満であって、かつ前記被写体の顔もしくは前記動体にピントが合っていると判定された場合、前記フォーカスレンズユニットを前記記憶ステップで記憶した記憶位置に戻さずにオートフォーカスを行う、フォーカスレンズ移動制御ステップと、
    を有することを特徴とするレンズ制御方法。

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