JP2001333316A - 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体 - Google Patents

撮像装置、画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体

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JP2001333316A
JP2001333316A JP2000148551A JP2000148551A JP2001333316A JP 2001333316 A JP2001333316 A JP 2001333316A JP 2000148551 A JP2000148551 A JP 2000148551A JP 2000148551 A JP2000148551 A JP 2000148551A JP 2001333316 A JP2001333316 A JP 2001333316A
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Noriyuki Nobuyuki
宣之 沖須
Yuji Taguchi
裕治 田口
Yasuhiro Morimoto
康裕 森本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全焦点画像の作成に際して、無駄な画像処理
やあるいは無駄な撮影をなくすことが可能な撮像装置、
画像処理装置、画像処理方法および記録媒体を提供す
る。 【解決手段】 撮像手段2、3により取得した焦点距離
の異なる複数の画像から、全焦点画像作成手段43によ
り、異なる被写体のそれぞれに焦点の合った全焦点画像
を作成する際に、全焦点画像の作成が不適切であれば、
全焦点画像作成制御手段402が作成処理を行わないよ
うに制御する。これにより、無駄な全焦点画像の作成処
理の実施を無くすことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルカメラ
等の撮像装置、画像処理装置、画像処理方法及び記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラとして、全焦点画像モー
ドを備えたものがある。これは、例えば、前景や背景等
の各被写体に合焦させた焦点距離の異なる複数の画像か
ら、異なる被写体のそれぞれに焦点が合った全焦点画像
を得るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、全焦点画像
の作成においては、図10(A)に示すように、デジタ
ルカメラ1により撮影される前景被写体Pと背景被写体
Qとの間に、焦点の合っていない第3の被写体Rが存在
する場合は、被写体Rだけがぼけて不自然となり、適正
な全焦点画像が得られない。また、図10(B)に示す
ように、被写界深度30が深く、この被写界深度30内
に前景被写体Pと背景被写体Qが入っていると、焦点が
殆ど合って、全焦点画像を作成する必要がない。このよ
うな場合、全焦点画像用の合成処理は、無駄なものとな
る。
【0004】従来、複数画像を取り込んで画像合成する
ものとして、特開平10−108057号公報には、被
写体距離情報により指定された範囲の全てに焦点を合わ
せて複数枚撮影し、これら画像を合成することにより、
全焦点画像を作成し、測距データの範囲が被写界深度よ
り小さいと、1枚しか撮影しない撮影しないようにした
構成が開示されている。
【0005】しかし、これは、被写界深度範囲内でも、
1枚の画像は取得するので、画像処理や撮影が無駄にな
ることに違いはない。
【0006】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであり、全焦点画像の作成に際して、無駄な画像処理
やあるいは無駄な撮影をなくすことが可能な撮像装置、
画像処理装置、画像処理方法および記録媒体の提供を課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、焦点距離の
異なる複数の画像を取得する撮像手段と、撮像手段で撮
像した複数の画像から、異なる被写体のそれぞれに焦点
の合った画像を作成する全焦点画像作成手段と、全焦点
画像を作成することが適切か否かを判別する全焦点画像
適否判別手段と、全焦点画像適否判別手段により、全焦
点画像の作成が適切でないと判別された場合には、全焦
点画像の作成処理を行わないように前記全焦点画像作成
手段を制御する全焦点画像作成制御手段と、を備えてい
ることを特徴とする撮像装置によって解決される。
【0008】この撮像装置によれば、撮像手段で焦点距
離の異なる複数の画像が取得されると、これら画像か
ら、各被写体に焦点の合った全焦点画像が作成される
が、生成前に、全焦点画像適否判別手段により、全焦点
画像の作成が適切か否かが判別され、不適切と判別され
た時には、全焦点画像の作成処理は行われない。従っ
て、無駄な全焦点画像の作成処理を無くすことが可能と
なる。
【0009】また、上記課題は、焦点距離の異なる複数
の画像を取得する撮像手段と、撮像手段で撮像した複数
の画像から、異なる被写体のそれぞれに焦点の合った画
像を作成する全焦点画像作成手段と、全焦点画像を作成
することが適切か否かを判別する全焦点画像適否判別手
段と、全焦点画像適否判別手段により、全焦点画像の作
成が適切でないと判別された場合には、画像の取得を行
わないように前記撮像手段を制御する撮像動作制御手段
と、を備えていることを特徴とする撮像装置によっても
解決される。
【0010】この撮像装置では、全焦点画像適否判別手
段により、全焦点画像の作成が適切でないと判別された
場合には、撮像手段による画像の取得が行われないか
ら、無駄な撮影をなくすことができる。
【0011】上記において、全焦点画像適否判別手段
は、全焦点画像の作成に用いられる複数の画像につい
て、焦点距離が合っていない画像か、遠景近景の中間に
被写体が存在する画像か、撮像手段の深度が深い画像の
少なくともいずれかが存在するときは、全焦点画像の作
成が適切でないと判別する。この場合、全焦点画像適否
判別手段は、焦点距離が合っていない画像か、遠景近景
の中間に被写体が存在する画像か、撮像手段の深度が深
い画像か、のいずれをも判別できるものであっても良い
し、いずれか2つあるいはいずれか1つのみを判別でき
るものであっても良い。
【0012】また、上記課題は、焦点距離の異なる複数
の画像から、異なる被写体のそれぞれに焦点の合った画
像を作成する全焦点画像作成手段と、全焦点画像の作成
が適切か否かを判別する全焦点画像適否判別手段と、全
焦点画像適否判別手段により、全焦点画像の作成が適切
でないと判別された場合には、全焦点画像の作成処理を
行わないように前記全焦点画像作成手段を制御する全焦
点画像作成制御手段と、を備えていることを特徴とする
画像処理装置や、焦点距離の異なる複数の画像から、す
べての被写体に焦点の合った全焦点画像を作成する画像
処理方法において、前記全焦点画像の作成が適切か否か
を判別し、全焦点画像の作成が適切でない場合には、全
焦点画像の作成処理を行わないことを特徴とする画像処
理方法によっても解決される。
【0013】これらの画像処理装置や画像処理方法にお
いても、全焦点画像の作成が適切か否かが判別され、不
適切と判別された時には、全焦点画像の作成処理は行わ
れない。
【0014】さらに、上記課題は、焦点距離の異なる複
数の画像について、異なる被写体のそれぞれに焦点の合
った全焦点画像の作成が適切か否かを判別し、全焦点画
像の作成が適切でない場合には、全焦点画像の作成処理
を行わないように、コンピュータを制御するプログラム
が格納された記録媒体によっても解決される。
【0015】この記録媒体によって、コンピュータは、
全焦点画像の作成が適切か否かを判別し、全焦点画像の
作成が適切でない場合には、全焦点画像の作成処理を行
わないように、制御される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】図1および図2は、それぞれこの発明の実
施形態にかかる撮像装置が適用されたデジタルカメラを
示す外観斜視図および背面図である。
【0018】図1および図2において、1はデジタルカ
メラであり、そのカメラ本体1Aの前面には、撮影レン
ズ2、ファインダー窓5および測距窓101などが装備
されており、内部には、撮影された光学像を光電変換す
る撮像素子としてのCCD3が前記撮影レンズ2の光路
上に配設されている。さらに、カメラ本体1Aの上面に
は、レリーズ(シャッター)ボタン4、撮影モード設定
キー8および液晶表示パネル9などが設けられている。
6は画像データを記憶する記録メディア、7はカメラ本
体1Aの側面に形成された記録メディア挿入口である。
【0019】撮影モード設定キー8は、撮影者が液晶表
示パネル9を見ながら絞り優先やシャッタースピード優
先などの露光条件の設定、マクロ撮影の切り替え、さら
にはズーム設定などを行う際に使用される。
【0020】カメラ本体1Aの背面には、画像処理モー
ド設定キー102、ビューファインダーとしての液晶モ
ニタ103および警告用の電子ブザー104などが設け
られている。画像処理モード設定キー102は、撮影者
が前記液晶モニタ103を見ながら後述する全焦点画像
作成モードを設定する際に使用される。
【0021】このデジタルカメラ1では、通常のものと
同様に、CCD3が取り込んだ画像データを記録メディ
ア6に記録することができる。これ以外に、全焦点画像
作成機能をもっている。この機能は、前記画像処理モー
ド設定キー102により、全焦点画像作成モードに設定
することにより機能するが、モード設定なしにデジタル
カメラ1が自動で機能させるようにすることもできる。
【0022】図3は、デジタルカメラ1の電気的構成を
示すブロック図であり、細矢印は制御データの流れを、
太矢印は画像データの流れをそれぞれ示す。
【0023】40はCPUであり、レリーズボタン4が
押された際の撮影条件、画像処理モード設定キー8の設
定状態などを記憶するとともに、露光条件などを液晶パ
ネル9に表示させる。さらに、CPU40は、測距部1
01からの測距結果に基づいて撮影レンズ駆動部46を
介して適当な被写体に合焦するように撮影レンズ2を駆
動する一方、絞り駆動部47を介して絞り48を制御す
る。なお、撮影レンズ2,絞り48,CCD3を含んで
撮像部20(図4に示す)が構成されている。
【0024】また、CCD3からのアナログ画像信号
は、A/Dコンバータ41でデジタル画像データに変換
され、画像メモリ(RAM)42に一時記憶される。C
PU40は、RAM42から読み出された画像データを
記録メディア6に記憶させる。
【0025】全焦点画像作成部43は、焦点距離の異な
る複数の画像を合成し、異なる被写体のそれぞれに焦点
の合った画像(全焦点画像)を作成する手段として構成
されている。
【0026】CPU40は、図4に示すように、複数の
画像から全焦点画像を作成することが適切か否かを判別
する全焦点画像適否判別部401と、全焦点画像適否判
別部401の判別結果に応じて全焦点画像作成部43の
画像作成動作を制御する全焦点画像作成制御部402
と、同じく判別結果に応じて撮像部2の画像取得を制御
する撮像動作制御部403とを備えている。なお、全焦
点画像作成制御部402と撮像動作制御部403とを選
択的に設けるようにしてもよい。
【0027】全焦点画像適否判別部401は、全焦点画
像の作成に不具合なシーン、例えば、図10(A)に示
す前景と背景との間に焦点の合わない第3の被写体が存
在しているシーンや図10(B)に示すように前景と背
景の両方が被写界深度内にあるシーン等を検出する機能
を有する。その検出には、前記測距部101による被写
体距離を測定した情報を利用する。その場合、測定方法
は、銀塩カメラで使用されているアクティブ測距法や位
相差測距法など、複数の被写体が測距できる方法であれ
ばよい。
【0028】また、全焦点画像作成制御部402は、具
体的には、全焦点画像の作成が不適切と判別された際に
は、作成処理を止めさせるように制御し、撮像動作制御
部403は、全焦点画像の作成が不適切と判別された際
には、画像取得を止めさせるように制御する。全焦点画
像の作成処理や画像取得を止めさせた場合には、電子ブ
ザー104を発音させるとともに、液晶モニタ103に
警告メッセージを表示させる。
【0029】つぎに、全焦点画像作成モードでの画像合
成について説明する。
【0030】図5は、P面およびQ面にそれぞれ被写体
10,11が存在する、いわゆる遠近競合シーンを示す
ものである。説明の簡略化上、被写体10,11は、平
面チャートとしている。12はP面に合焦させて撮像し
た画像であり、前景であるチャート10の○が鮮明に写
っており、背景であるチャート11の☆がぼけて写って
いる。一方、13はQ面に合焦させて撮影した画像であ
り、前景であるチャート10の○がぼけて、背景である
チャート11の☆が鮮明に写っている。
【0031】全焦点画像モードでは、これら2枚の画像
12,13から被写体10,11の両方に合焦したよう
な全焦点画像14を作成する。
【0032】このように、同一シーンを合焦面(位置)
を変えて撮影した2枚の画像から全焦点画像を得ること
ができる。
【0033】この全焦点画像作成の原理は、特許登録第
2883648号や特開平10−108057号公報に
開示されており、ここでは、説明を省略する。また、被
写体の距離分布は、前景および背景の2通りに限らず、
撮影画像も2枚であったが、前景、背景、これらの中間
に被写体があるような場合などに対応して3枚あるいは
4枚以上の撮影画像を合成してもよい。
【0034】つぎに、上記構成の動作を図6および図7
のフローチャートで説明する。
【0035】なお、以下の説明ならびに図面では、ステ
ップをSと略記する。
【0036】S1で、レリーズボタン4が押されると、
S2では、CPU40がその時の撮影条件、画像処理モ
ードの設定を読取り、記憶しておく。そして、S3で
は、測距部101で被写体距離を測定する。
【0037】ついで、S4では、画像処理モードで全焦
点画像作成モードが設定されているか否かを判断し、全
焦点画像作成モードが設定されていると(S4の判定が
YES)、図7のS11に進む。全焦点画像作成モード
が設定されていなければ(S4の判定がNO)、S5で
は、全焦点画像作成部43の機能をOFF(画像データ
は何も処理されずに通過する)に設定する。
【0038】続いて、S6では、測距結果に基づいて、
撮影レンズ駆動部46を介して適当な被写体に合焦する
ように撮影レンズ2を駆動し、ついで、S7では、絞り
駆動部47を介して絞りを適当な値に設定する。
【0039】そして、S8でCCD3を積分し、S9で
画像データを読み出す。読み出された画像データは、パ
イプライン方式でA/Dコンバータ41でデジタルデー
タに変換され、RAM42に一時記憶される。S10で
は、CPU40は、RAM42の画像データを読み出し
てメディア6に記録し、次の撮影に移るためにS1に進
む。
【0040】S4において、全焦点画像作成モードが設
定されていると(S4の判定がYES)、図7のS11
で、測距結果から前景、背景以外の第3の距離に、合焦
しない被写体が存在するか否かを判断し、第3の距離に
被写体が存在していると(S11の判定がYES)、S
22に進む。第3の距離に被写体が存在していないとき
は(S11の判定がNO)、S12で、測距データと撮
影レンズ2の条件から決まる被写界深度とから、被写体
が被写界深度内に入っているか否かを判断する。
【0041】被写体が被写界深度内に入っていると(S
12の判定がYES)、S22に進む。S22では、全
焦点画像作成において不具合が発生すると考えられる場
合であるので、CPU40が電子ブザー104で警告音
を発生するとともに、S23で、液晶モニタ103に警
告メッセージを表示し、撮影を行わずにS1に戻る。
【0042】S12において、被写体が被写界深度内に
入っていないと(S12の判定がNO)、全焦点画像の
作成が可能であり、S13では、絞り駆動部47を介し
て絞りを適当な値に設定する。そして、S14で、第1
の被写体に合焦させるように、撮影レンズ駆動部46を
介して撮影レンズ2を駆動し、S15でCCD3を積分
し、S16で画像データを読み出す。読み出された画像
データは、パイプライン方式でA/Dコンバータ41で
デジタルデータに変換され、RAM42に一時記憶され
る。
【0043】次に、S17で、第2の被写体に合焦させ
るように撮影レンズ駆動部46を介して撮影レンズ2を
駆動し、S18でCCD3を積分し、S19で画像デー
タを読み出す。読み出された画像データは、パイプライ
ン方式でA/Dコンバータ41でデジタルデータに変換
され、RAM42に一時記憶される。そして、S20
で、CPU40がRAM42の各画像データを読み出し
て全焦点画像作成部43で全焦点画像を作成した後に、
S21でメディア6に記録し、次の撮影に移るためにS
1に戻る。
【0044】ところで、全焦点画像作成モードでは、図
10(A)に示すように、前景被写体Pと背景被写体Q
との間に、合焦しない第3の被写体Rが存在するシーン
において、前景P合焦像および背景Q合焦画像の2枚を
用いて全焦点画像を作成しても、前景Pと背景Qとに焦
点が合っているのに、第3の被写体Rがぼけているとい
う不自然な画像が得られる。これは、第3の被写体Rが
前景Pより近い側あるいは背景Qより遠い側にあっても
同じことである。
【0045】また、図10(B)に示すように、矢印で
示す被写界深度30が深く、前景Pおよび背景Qが被写
界深度30に入って状況では、わざわざ全焦点画像を作
成する必要がない。
【0046】したがって、画像取り込み後に、図10
(A),(B)に示す2シーンに相当するような状況が
検出された場合は、全焦点画像作成モードが設定されて
いても、全焦点画像の作成をしないことにより、無駄な
不良画像の生成を無くすことができる。また、本実施形
態のように、画像取得前に検出できれば、撮影そのもの
を中止してもよいが、撮影のみを行って全焦点画像の作
成処理を行わない構成としても良い。ただし、撮影も行
わないものとした方が、無駄な撮影をなくすことができ
る点で望ましい。
【0047】図8は、上記全焦点画像の作成処理を画像
処理装置である例えばコンピュータで行わせる場合の構
成図であり、前記全焦点画像の作成機能および全焦点画
像の作成適否判別機能を有する。
【0048】画像処理装置としてのコンピュータ61
は、記録メディア60が挿入される挿入口62をもった
ドライブ63を有している。この記録メディア60に、
全焦点画像作成処理及び全焦点画像の作成適否判別処理
に必要なソフトウェアが記録されている。なお、65は
キーボードである。
【0049】また、全焦点画像作成に必要な複数(例え
ば2つ)の画像データは、例えばデジタルカメラ1で得
られたものであり、デジタルカメラ1から直接、あるい
は可搬性記録媒体(図示せず)を介して取り込み、コン
ピュータ61における記憶装置、例えば、ハードディス
ク64に記憶されている。
【0050】つぎに、上記記録メディア60に記録され
ているフトウェアのプログラムの内容を図9のフローチ
ャートで説明する。
【0051】まずS40で、複数の画像をハードディス
ク64から読み出す。各画像データのヘッダー部には、
被写体距離分布、レンズ焦点距離および絞り値などの撮
影条件が記録されている。
【0052】これらの撮影情報から、S41で、前景お
よび背景以外の第3の距離に、合焦しない被写体が存在
するか否かを判断し、第3の距離に被写体が存在してい
ると(S41の判定がYES)、全焦点画像作成に不具
合が発生すると見做し、何も処理せずに終了する。第3
の距離に被写体が存在していない場合(S41の判定が
NO)、S42で、被写体が被写界深度内に入っている
か否かを判断する。
【0053】被写体が被写界深度内に入っていると(S
42の判定がYES)、全焦点画像作成が不用であるの
で、何も処理せずに終了する。被写体が被写界深度内に
入っていないと(S42の判定がNO)、S43で全焦
点画像を作成し、S44では、得られた画像をハードデ
ィスク64に記憶する。
【0054】この場合も、全焦点画像に不具合な時の無
駄な画像作成処理をなくせるうえ、デジタルカメラ1自
体で画像処理するよりも、高度な画像作成処理が可能と
なる。
【0055】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、全焦点画
像の作成が不適切と判別された時には、全焦点画像の作
成処理は行われないから、該処理が無駄に実行される不
都合を防止できる。
【0056】請求項2に係る発明によれば、全焦点画像
の作成が不適切と判別された時には、撮影そのものが行
われないから、無駄な撮影を防止できる。
【0057】請求項3に係る発明によれば、全焦点画像
の作成に用いられる複数の画像について、焦点距離が合
っていない画像か、遠景近景の中間に被写体が存在する
画像か、撮像手段の深度が深い画像の少なくともいずれ
かが存在するときは、全焦点画像の作成が適切でないと
判別するから、これら不都合時の全焦点画像の作成処理
や撮影の実行を確実に回避することができる。
【0058】請求項4または請求項5に係る発明によっ
ても、全焦点画像の作成が不適切と判別された時には、
全焦点画像の作成処理は行われないから、該処理が無駄
に実行される不都合を防止できる。
【0059】請求項6に係る発明によれば、全焦点画像
の作成が適切でない場合には、全焦点画像の作成処理を
行わないようにコンピュータを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる撮像装置が適用
されたデジタルカメラを示す外観斜視図である。
【図2】同じくデジタルカメラを示す背面図である。
【図3】同じくデジタルカメラの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図4】同じくデジタルカメラの要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】全焦点画像の作成処理の説明図である。
【図6】デジタルカメラの動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】図6のCに続く処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】全焦点画像作成の処理を行う画像処理装置を示
す構成図である。
【図9】図8の画像処理装置で使用するプログラムのフ
ローチャートである。
【図10】全焦点画像作成に不適切なシーンの説明図で
ある。
【符号の説明】
1・・・・・・・・撮像装置 2・・・・・・・・撮像手段 3・・・・・・・・CCD 20・・・・・・・撮像部 40・・・・・・・CPU 43・・・・・・・全焦点画像作成部 60・・・・・・・記録メディァ(記録媒体) 61・・・・・・・画像処理装置 64・・・・・・・記憶手段 401・・・・・・全焦点画像適否判別部 402・・・・・・全焦点画像作成制御部 403・・・・・・撮像動作制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 康裕 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H054 AA01 5B057 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CE08 5C022 AA13 AB21 AC00 AC01 AC69

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点距離の異なる複数の画像を取得する
    撮像手段と、 撮像手段で撮像した複数の画像から、異なる被写体のそ
    れぞれに焦点の合った画像を作成する全焦点画像作成手
    段と、 全焦点画像を作成することが適切か否かを判別する全焦
    点画像適否判別手段と、 全焦点画像適否判別手段により、全焦点画像の作成が適
    切でないと判別された場合には、全焦点画像の作成処理
    を行わないように前記全焦点画像作成手段を制御する全
    焦点画像作成制御手段と、 を備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 焦点距離の異なる複数の画像を取得する
    撮像手段と、 撮像手段で撮像した複数の画像から、異なる被写体のそ
    れぞれに焦点の合った画像を作成する全焦点画像作成手
    段と、 全焦点画像を作成することが適切か否かを判別する全焦
    点画像適否判別手段と、 全焦点画像適否判別手段により、全焦点画像の作成が適
    切でないと判別された場合には、画像の取得を行わない
    ように前記撮像手段を制御する撮像動作制御手段と、 を備えていることを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 全焦点画像の作成に用いられる複数の画
    像について、焦点距離が合っていない画像か、遠景近景
    の中間に被写体が存在する画像か、撮像手段の深度が深
    い画像の少なくともいずれかが存在するときは、全焦点
    画像の作成が適切でないと判別する請求項1又は2に記
    載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 焦点距離の異なる複数の画像から、異な
    る被写体のそれぞれに焦点の合った画像を作成する全焦
    点画像作成手段と、 全焦点画像の作成が適切か否かを判別する全焦点画像適
    否判別手段と、 全焦点画像適否判別手段により、全焦点画像の作成が適
    切でないと判別された場合には、全焦点画像の作成処理
    を行わないように前記全焦点画像作成手段を制御する全
    焦点画像作成制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 焦点距離の異なる複数の画像から、異な
    る被写体のそれぞれに焦点の合った全焦点画像を作成す
    る画像処理方法において、 前記全焦点画像の作成が適切か否かを判別し、全焦点画
    像の作成が適切でない場合には、全焦点画像の作成処理
    を行わないことを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 焦点距離の異なる複数の画像について、
    異なる被写体のそれぞれに焦点の合った全焦点画像の作
    成が適切か否かを判別し、全焦点画像の作成が適切でな
    い場合には、全焦点画像の作成処理を行わないように、
    コンピュータを制御するプログラムが格納された記録媒
    体。
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