JP2007028486A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 初心者にも操作しやすいデジタルカメラを提供する。
【解決手段】 CPU51に撮影モード実行回路52を設けておき、連続撮影プログラム55に基づいて撮影を実行するようにした。当該プログラムに基づいて撮影を実行すると、CPU51は、至近の焦点位置から無限遠の焦点位置に向けてフォーカスレンズ14bの焦点位置を変更しながら順次撮影を行わせる。撮影した撮影画像の画像データは、順次RAM43に記憶させておく。全ての箇所で撮影が完了したら、CPU51は、各画像データのコントラストをコントラスト検出回路58に検出させる。そして、その検出結果を受けたら、CPU51は最もコントラストの高い画像を焦点が合った撮影画像として表示パネル19に表示させるとともに、その画像データをメモリカード50に書き込む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、一回のレリーズボタンの操作によって被写体画像の連続撮影を行うデジタルカメラに関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子を用いて撮影した撮影画像をデジタルの画像データにして、メモリカード等の外部メモリに記録するデジタルカメラが普及している。デジタルカメラは、フォーカスレンズ等の光学系により被写体画像をCCDの受光面に結像させて撮影を実行する。しかし、フォーカスレンズが合焦する点は1箇所のみであり、合焦する点の前後に被写体が散在している場合には、撮影者は、オートフォーカス(AF)機能を使用して、フォーカスレンズを被写体に合焦させた後に撮影するという操作を各被写体について行わなければならず、撮影者の負担が増加するという問題があった。
このような問題を解決するための方法として、特許文献1には、異なる複数の焦点位置を予め設定しておき、撮影時には複数の焦点位置の各点にフォーカスレンズを合焦させながら連続的に撮影を行うデジタルカメラが公開されている。具体的には、特許文献1に記載されているデジタルカメラは、各焦点位置の間隔と撮影を行う回数とを撮影前に予め設定する。この設定後にレリーズボタンを半押ししてフォーカスレンズの焦点位置(以下、基準位置という。)を決定すると、基準位置から予め設定された間隔をあけて決定された点が連続撮影時の第1の焦点位置として設定される。撮影を行う回数が多い場合には、第1の焦点位置からさらに予め設定された間隔をあけて決定された点が連続撮影時の第2の焦点位置として設定される。このように、複数の焦点位置を決定した後にレリーズボタンを全押しすると、デジタルカメラは、これらの焦点位置にフォーカスレンズを順次合焦させて、各焦点位置における被写体を連続的に撮影する。また、特許文献1に記載されている別の例のデジタルカメラは、レリーズボタンを半押ししてAFを駆動させ、ピントが合ってほしい被写体の焦点位置を撮影前にデジタルカメラのメモリに記憶させる。その後に撮影者がレリーズボタンを全押しすると、デジタルカメラは、撮影前に予め記憶された各点にフォーカスレンズを順次合焦させて、各点における被写体を連続的に撮影する。
特開平7−131698号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているデジタルカメラは、レリーズボタンを半押ししてフォーカスレンズを合焦させた後、さらにレリーズボタンを全押しして撮影を行う。このデジタルカメラの場合には、レリーズボタンを半押ししてからフォーカスレンズを被写体に合焦させるまでに1秒程度の時間が必要となるので、その間、撮影者はレリーズボタンを半押しした状態を維持しなければならない。このため、デジタルカメラの操作に不慣れな初心者の場合には、撮影時におけるレリーズボタンの操作を煩わしく感じるおそれがある。また、特許文献1に記載されている別の例のデジタルカメラは、各被写体にフォーカスレンズを合焦させて各焦点位置をデジタルカメラのメモリに記憶させる作業を連続撮影の準備段階にしなければならない。このため、撮影の準備段階における撮影者の作業が多くなり、撮影者の負担が軽減されないという問題がある。
さらに、初心者の場合には、レリーズボタンの構造が半押し及び全押しをする2段階押しになっていることを知らないも者もいるから、撮影者は撮影したつもりであっても、実際にはレリーズボタンを半押ししただけで、デジタルカメラの撮影が実行されていないおそれがある。本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたものであり、初心者でも簡単に撮影することが可能なデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するにあたり、本発明のデジタルカメラは、シャッタレリーズ動作に応答し、至近撮影位置から無限遠撮影位置に至る合焦範囲に離散的に複数個設定された焦点位置にフォーカスレンズを移動させながら順次に撮影を繰り返す連続撮影手段と、前記連続撮影手段で撮影された撮影画像の画像データを内部メモリに書き込む画像データ記録手段と、前記内部メモリに書き込まれた各々の画像データを順次に読み出して、各撮影画像の合焦度合を評価する画像評価手段と、前記画像評価手段によって合焦度合が最も高いと評価された撮影画像の画像データを選択して着脱式の外部メモリに記録する選択記録手段とを備えたことを特徴とする。なお、「シャッターレリーズ動作」には、一段階押しのレリーズボタンを操作する場合と、半押し操作及び全押し操作が可能な二段階押しのレリーズボタンを操作する場合とのいずれをも含む。
また、本発明のデジタルカメラは、シャッタレリーズ動作に応答し、至近撮影位置から無限遠撮影位置に至る合焦範囲内に離散的に複数個設定された焦点位置にフォーカスレンズを移動させながら順次に撮影を繰り返す連続撮影手段と、前記連続撮影手段で撮影された撮影画像の画像データを内部メモリに書き込む画像データ記録手段と、前記内部メモリに書き込まれた各々の画像データを順次に読み出して、各撮影画像の合焦度合を評価する画像評価手段と、前記画像評価手段によって評価された合焦度合が高い順にその撮影画像をカメラボディに組み込まれた画像表示パネルに順次に再生表示する再生表示手段と、前記再生表示手段によって再生表示された撮影画像を選択する操作が行われたことに応答してその画像データを着脱式の外部メモリに記録する選択記録手段とを備えたことを特徴とする。
なお、前記画像評価手段は、前記撮影画像の中央部に設定された一定の評価領域における画像のコントラストが高い順に合焦度合を決定することが好ましい。
また、前記連続撮影手段を用いるか否かを決めるモード選択操作部を有し、前記モード選択操作部で前記連続撮影手段を用いないことが選択されているときには、シャッタレリーズ操作に応答してオートフォーカス装置により前記フォーカスレンズを最適の焦点位置に移動させてから撮影が行われることが好ましい。
本発明によれば、シャッタレリーズ動作に応答して離散的に設定された複数の焦点位置において連続的に撮影を行い、それらの撮影画像の中から合焦度合が最も高い撮影画像を外部メモリに記録するから、撮影時におけるデジタルカメラの操作を簡便にすることができる。したがって、デジタルカメラの操作に不慣れな撮影者でも操作手順を間違えることなく操作することが可能になる。また、ピンボケの撮影画像が選択されるような不具合も解消することができ、常にピントのあった撮影画像を撮影者に提供することが可能になる。
また、撮影画像の合焦度合が高い順に表示パネルに表示していき、どの撮影画像を外部メモリに書き込むかを撮影者に選択させるから、撮影者が意図して撮影した撮影画像を誤ってデジタルカメラが消去してしまうような不都合を解消することが可能になる。
また、撮影画像の中央部に設定された一定の評価領域における撮影画像のコントラストの大きさに基づいて合焦度合を決定するから、コントラストの検出を行うための部品を新たにデジタルカメラに組み込まなくても撮影画像のコントラストを検出することができる。したがって、部品点数や製造時におけるコストの増加を抑制することが可能になる。
また、このように連続的に撮影するモードのほかに、オートフォーカス装置によりピントを合わせて撮影を行うこともできるようにしているから、初心者のみならず、デジタルカメラの操作に慣れた撮影者でも違和感なく操作することが可能になる。
本発明の第1の実施形態であるデジタルカメラの構成を図1ないし図3に基づいて説明する。図1に示すように、デジタルカメラ11は、略直方体のカメラボディ12の前面にレンズバリア13、撮影レンズ14及びストロボ装置15を備えている。また、デジタルカメラ11は、カメラボディ12の上面に電源スイッチ16及びレリーズボタン17を備えている。
レンズバリア13は、撮影レンズ14及びストロボ装置15を覆う閉じ位置と、撮影レンズ14及びストロボ装置15を露呈させる開き位置との間でスライド移動するように設けられている。撮影レンズ14は、レンズ鏡筒14aの内部にフォーカスレンズ14b(図3参照)が配置されており、その後方に位置付けられたCCDイメージセンサ(図3参照)の受光面に被写体画像を結像させるように構成されている。ストロボ装置15は、例えば夜間撮影時のように被写体の明るさが暗い場合にレリーズボタン17が押圧操作されると、瞬間的に発光するように構成されている。
図2に示すように、デジタルカメラ11は、カメラボディ12の裏面にファインダー18、表示パネル(再生表示手段)19、第1切替ボタン20、第2切替ボタン(モード選択操作部)21、ズーム操作スイッチ22、メニューボタン23、実行ボタン24、キャンセルボタン25及び表示ボタン26を備えている。表示パネル19は、液晶パネルからなり、被写体画像の撮影を行う撮影モード時にはスルー画像や静止画像が表示される。また、撮影した画像を再生する再生モード時には、後述するメモリカード50に書き込まれた撮影画像が表示される。
第1切替ボタン20は、プッシュ式のボタンからなり、撮影モード又は再生モードの切替操作を行うために設けられている。撮影モードと再生モードとの切替は、第1切替ボタン20が押圧される毎に行われる。第2切替ボタン21は、プッシュ式のボタンからなり、デジタルカメラ11が撮影モードになっているときに、後述する連続撮影モード又はAF撮影モードの切替操作を行うために設けられている。連続撮影モードとAF撮影モードとの切替は、第2切替ボタン21が押圧される毎に行われる。なお、再生モードの場合には、第2切替ボタン21の操作は無効化される。無効化は、例えば、再生モードの場合に第2切替ボタン21が押圧できなくなるようにしてもよいし、第2切替ボタン21の内部に設けられているボタンセンサ(図示せず)から出力される信号を後述するCPU51でキャンセルするようにしてもよい。
ズーム操作スイッチ22は、上下方向に操作可能なレバースイッチで構成され、これを上方向に操作するとテレ側に、下方向に操作するとワイド側に撮影レンズ14がズーミングされる。メニューボタン23は、再生モード及び撮影モードにおける定常画面からメニュー画面へ遷移させるときに使用される。実行ボタン24は、メニュー画面で選択した内容を確定するとき等に使用される。キャンセルボタン25は、メニュー画面で選んだ項目の取り消しや1つ前の操作状態に戻すとき等に使用される。表示ボタン26は、表示パネル19の表示を切り替えるときに使用される。
次に、デジタルカメラ11の電気的構成を図3に基づいて説明する。撮影レンズ14の鏡筒14a内に配置されているフォーカスレンズ14bには、フォーカスモータ31が接続されている。フォーカスモータ31はステッピングモータからなり、後述するCPU(連続撮影手段)51に接続されたモータドライバ32から送信される駆動パルスにより動作制御される。撮影モードが連続撮影モードの場合には、フォーカスモータ31は、後述する連続撮影プログラム55で予め定められている複数の焦点位置のそれぞれに焦点が合うようにフォーカスレンズ14bを順次移動させる。フォーカスモータ31のステップ数と各焦点位置の間隔とはそれぞれ対応付けられている。具体的には、フォーカスモータ31が10ステップ動作すると、フォーカスモータ31の動作前に合焦している焦点位置からその隣接する焦点位置にフォーカスレンズ14bの焦点位置が移動するようになっている。撮影モードがAFモードの場合には、フォーカスモータ31は、被写体画像の中央部に焦点が合うようにフォーカスレンズ14bを調整する。なお、本実施形態のデジタルカメラでは、フォーカスモータ31が10ステップ動作すると隣接する焦点位置間での移動が行われるように設定されているが、このステップ数は10ステップより多くても少なくてもよいのは勿論である。
絞り33には、アイリスモータ34が接続されている。アイリスモータ34はステッピングモータからなり、CPU51に接続されたモータドライバ35から送信される駆動パルスにより絞り33を動作させて露出の調整を行う。
フォーカスレンズ14bの背後には、CCDイメージセンサ(以下、CCD36という。)36が配置されている。CCD36には、CPU51によって制御されるタイミングジェネレータ(TG)37が接続され、このTG37から入力されるタイミング信号(クロックパルス)により、電子シャッタのシャッタ速度が決定される。CCD36から出力された撮影信号は、相関二重サンプリング回路(CDS)38に入力され、CCD36の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR,G,Bの画像データとして出力される。CDS38から出力された画像データは、増幅器(AMP)39で増幅され、A/D変換機(A/D)40でデジタルの画像データに変換される。
画像入力コントローラ41は、バス42を介してCPU51に接続され、CPU51の制御命令に応じてCCD36,CDS38,AMP39,A/D40を制御する。A/D40から出力された画像データは、RAM(画像データ記録手段)43に一時記憶される。
画像信号処理回路44は、RAM43から画像データを読み出して階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理等の各種画像処理を行い、この画像データを再度RAM43に記録する。YC変換処理回路45は、画像信号処理回路44で各種処理を行った画像データをRAM43から読み出し、輝度信号Yと色差信号Cr,Cbとに変換する。
VRAM46は、表示パネル19にスルー画像を出力するためのメモリであり、画像信号処理回路44、YC変換処理回路45を経た画像データが格納される。VRAM46に格納された画像データは、ドライバ47でアナログのコンポジット信号に変換され、表示パネル19にスルー画像として表示される。
圧縮伸張処理回路48は、YC変換処理回路45でYC変換された画像データに対して、所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式)で画像圧縮を行う。圧縮された画像データは、メディアコントローラ49を経由してメモリカード(外部メモリ)50に記憶される。
CPU51は、撮影モード実行回路(連続撮影手段)52を備えている。撮影モード実行回路52は、第2切替ボタン21からの入力信号によって、後述する連続撮影プログラム55又はAF撮影プログラム56の何れかをROM53から読み出して実行する。CPU51は、撮影モード実行回路52の動作に基づいて、接続されている各回路やドライバ等に制御信号を送信する。
CPU51は、ROM53及び操作部54と接続している。ROM53は、連続撮影プログラム55とAF撮影プログラム56のほか、デジタルカメラ11の動作に係る各種設定情報を格納している。連続撮影プログラム55とAF撮影プログラム56とは、デジタルカメラ11が撮影モードの時に使用される。撮影モード時に連続撮影プログラム55及びAF撮影プログラム56のいずれが使用されるかは第2切替ボタン21の操作によって決定される。なお、連続撮影プログラム55及びAF撮影プログラム56に基づく処理については後述する。操作部54は、電源スイッチ16、レリーズボタン17、第1切替ボタン20、第2切替ボタン21、ズーム操作スイッチ22、メニューボタン23、実行ボタン24、キャンセルボタン25、及び表示ボタン26の総称である。
バス42には、電子シャッタのシャッタ速度及び絞り値から求められる露出量と、ホワイトバランスが撮影に適切か否かを検出するAE/AWB検出回路57が接続されている。AE/AWB検出回路57は、YC変換処理回路45でYC変換された画像データの輝度信号Y及び色差信号Cr,Cbの積算値を元に露出値及びホワイトバランスの適否を検出し、これらの検出結果をCPU51に送信する。CPU51は、AE/AWB検出回路57から送信された検出結果に基づいて、フォーカスレンズ14b、絞り33及びCCD36の動作を制御する。
コントラスト検出回路58は、撮影画像の中央部におけるコントラストを検出して、検出結果をCPU51に出力する。撮影モードがAF撮影モードの場合には、コントラスト検出回路58は、レリーズボタン17が押圧操作されたときのファインダー18の画面中央部に表示されている被写体画像のコントラストを検出する。CPU51は、コントラスト検出回路58の検出結果から、画面中央部における被写体画像のコントラストが最大になるように、すなわち、フォーカスレンズの焦点位置が被写体画像に合焦するようにフォーカスモータ31を駆動させて、フォーカスレンズ14bの調整を行う。撮影者がレリーズボタン17を押圧操作すると、コントラスト検出回路58は、フォーカスレンズ14bの調整が完了するまでの間は、一定の周期でコントラストを検出する。一方、連続撮影モードの場合には、コントラスト検出回路58は、レリーズボタン17が押圧操作された後、複数枚(本実施形態では10枚)の被写体画像が撮影されると、各撮影画像の中央部でのコントラストを検出する。この検出結果に基づいて、CPU51は、合焦度合が最も高い撮影画像を判定して、その撮影画像をメモリカード50に書き込むとともに、選択しなかった撮影画像をRAM43から消去する。
次に、本実施形態のデジタルカメラの動作を図4ないし図6に基づいて説明する。デジタルカメラ11の電源がオンにされた後、第1切替ボタン20の操作によって撮影モードが選択されると、CPU51は、第2切替ボタン21のボタンセンサからの入力信号に基づいて、連続撮影モードが選択されたか否かを判定する(ステップS1)。なお、ここでは、ステップS1において連続撮影モードが選択された場合の処理の流れを説明し、その後、ステップS1においてAF撮影モードが選択された場合の処理の流れを説明する。
CPU51は、ステップS1において連続撮影モードが選択されたと判定すると、画像入力コントローラ41並びに各検出回路及び処理回路に制御信号を出力し、スルー画像を表示させるための画像データの取得を開始する。このとき、撮影レンズ14、絞り33を介して入射した被写体画像は、CCD36の受光面に結像される。受光面に結像した被写体画像は、CCD36で光電変換が行われて電気信号に変換され、その後CDS38でサンプリングされる。CDS38から出力された画像データは、AMP39で増幅され、A/D40でデジタルの画像データに変換される。デジタルに変換された画像データは、画像信号処理回路44で各種画像処理が施された後、RAM43に順次記録される。RAM43に記録された画像データは、YC変換処理回路45によって読み出され、輝度信号Y及び色差信号Cr,Cbに変換された後にVRAM46に格納される。その後、ドライバ47を介して表示パネル19にスルー画像が表示される(ステップS2)。
表示パネル19がスルー画像を表示している時は、CPU51は、RAM43に記憶された画像データの露出等をAE/AWB検出回路57に検出させる。AE/AWB検出回路57による露出等の検出結果は、AE/AWB検出回路57からCPU51に出力される。露出等の検出結果を受けたCPU51は、露出等が適正か否かを判定し、露出等が適正でないと判定した場合には画像入力コントローラ41に制御信号を出力する。CPU51から制御信号を受けた画像入力コントローラ41は、絞り33の開閉やシャッタ速度を調整する等して、露出等が適正露出となるように調整する(ステップS3)。
CPU51は、ステップS3において露出の調整が行われると、レリーズボタン17から出力されるレリーズ信号の有無によって、レリーズボタン17が押圧操作されたか否かを判定する(ステップS4)。CPU51は、ステップS4においてレリーズ信号が入力されなかったと判定すると、スルー画像を継続して表示パネル19に表示させ(ステップS2)、撮影レンズ14から入射した被写体画像が適正な露出で撮影できるように再度AE/AWB検出回路57を使用して露出の調整を行う(ステップS3)。このように、CPU51は、レリーズ信号が出力されるまでの間はAEの調整とレリーズ信号の有無を一定の周期で判定し、スルー画像が適正な露出となるように絞り33の開閉やシャッタ速度等を順次調整している。
一方、CPU51は、ステップS4においてレリーズ信号が入力されたと判定すると、フォーカスモータ31を駆動させて、フォーカスレンズ14bの焦点を至近に設定された焦点位置(至近撮影位置)に合わせるようにフォーカスモータ31を駆動させる(ステップS5)。図7に示すように、連続撮影モードの場合における撮影は、撮影レンズ14が焦点を合わせることができる範囲に対してA点〜J点の10箇所で連続的に行われる。CPU51は、ステップS4においてレリーズボタン17が押下されたと判定すると、まずA点に焦点が合うようにフォーカスレンズ14bの位置を調整する。
CPU51は、A点に焦点が合うようにフォーカスレンズ14bが調整されると、レリーズ信号が入力されたときの露出で撮影を実行する(ステップS6)。撮影が実行されると、CCD36で撮影された撮影画像は、CDS38、AMP39、A/D40を経由してデジタルの画像データに変換され、RAM43に記録される(ステップS7)。
次に、CPU51は、A点〜J点の全ての焦点位置において撮影を行ったか否かを判定する(ステップS8)。CPU51は、ステップS8においてA点〜J点の全ての焦点位置で撮影を行っていないと判定した場合には、モータドライバ32に制御信号を出力してフォーカスモータ31を駆動させ、前の処理で撮影した焦点位置の次に至近となる焦点位置に焦点を合わせるようにフォーカスレンズ14bを調整させる。例えば、CPU51は、ステップS6においてA点に焦点を合わせて撮影した場合には、残りのB点〜J点においてはまだ撮影を行っていないので、A点の次に至近となる焦点位置、すなわちB点に焦点が合うようにフォーカスレンズ14bを調整する(ステップS9)。そして、フォーカスレンズ14bの調整が完了すると、CPU51は撮影を実行する(ステップS6)。この処理は、至近側の焦点位置となるA点から無限遠側の焦点位置(無限遠撮影位置)となるJ点までの全ての焦点位置において撮影が行われるまで順次行われる。
一方、CPU51は、A点〜J点の全ての焦点位置で撮影が完了したと判定した場合には、コントラスト検出回路58に制御信号を出力する。CPU51から制御信号を受けたコントラスト検出回路58は、RAM43に格納されているA点〜J点で撮影した撮影画像の画像データをA点で撮影したものから順次抽出する(ステップS10)。そして、RAM43から抽出した画像データの中心部におけるコントラストを検出する(ステップS11)。これら各撮影画像のコントラストの検出結果は、RAM43に一時的に記憶される。次に、CPU51は、RAM43に格納されている全ての画像データのコントラストを検出したか否かを判定する(ステップS12)。CPU51は、ステップS12においてまだコントラストを検出していない画像データがあると判定した場合には、コントラストを検出していない画像データをRAM43から抽出して(ステップS13)、その画像データのコントラストをコントラスト検出回路58に検出させる(ステップS11)。例えば、CPU51は、A点で撮影した画像データのコントラストをコントラスト検出回路58に検出させた場合には、B点〜J点で撮影した画像データのコントラストを検出していないので、B点〜J点で撮影した画像データのコントラストをコントラスト検出回路58に順次検出させる。
一方、CPU51は、A点〜J点の全ての画像データについてコントラストを検出したと判定した場合には、各画像データのコントラストの検出結果をRAM43から抽出して各画像データのコントラストの大きさを比較し、どの画像データのコントラストが最大かを判定する(ステップS14)。なお、ここでは、コントラストが最大となる画像はD点において撮影した画像データであるとして説明を行う。
CPU51は、ステップS14においてコントラストの判定が完了した後、D点で撮影した画像データをRAM43から抽出して、撮影画像を表示パネル19に表示させる(ステップS15)。また、CPU51は、D点で撮影した画像データを圧縮伸張回路48で圧縮伸張処理を行い、メモリカード50に記録する(ステップS16)。CPU51は、メモリカード50への記録が完了すると、RAM43に書き込まれているA点からJ点で撮影した全ての画像データを消去する(ステップS17)。
次に、ステップS1において連続撮影モードが選択されなかった場合の処理を説明する。この場合には、CPU51は、AF撮影モードが選択されたものと判定する。AF撮影モードでは、CPU51は、スルー画像を表示させるための画像データの取得を開始するとともに、表示パネル19にスルー画像を表示させる(ステップS21)。また、スルー画像を表示している時には、CPU51は、RAM43に記録された画像データの露出をAE/AWB検出回路57に検出させる。AE/AWB検出回路57は、露出の検出結果をCPU51に出力する。CPU51は、AE/AWB検出回路57から検出結果が出力されると、露出等が適正か否かを判定する。この判定の結果、露出が適正でない場合には、CPU51は、画像入力コントローラ41に制御信号を出力し、絞り33の開閉やシャッタ速度を調整する等して、露出が適切になるように調整させる(ステップS22)。
CPU51は、レリーズボタン17から出力されるレリーズ信号の有無によって、レリーズボタン17が押圧操作されたか否かを判定する(ステップS23)。CPU51は、ステップS23においてレリーズ信号の入力がなかったと判定した場合には、スルー画像を表示させるとともに再度AEの調整を行い、撮影レンズ14から入射した被写体画像が適正な露出で撮影できるように、再度AE検出回路に露出が適正か否かを検出させる。このように、レリーズ信号がCPU51に入力するまでの間は、CPU51は、AEの調整とレリーズ信号の有無を一定の周期で判定し、スルー画像が適正な露出となるようにフォーカスレンズ14b等を順次調整する(ステップS21,S22,S23)。
一方、CPU51は、ステップS22においてレリーズボタン17からレリーズ信号が出力されると、AFの調整を実行する(ステップS23)。このとき、CPU51は、撮影する画像の中心部のコントラストをコントラスト検出回路58に検出させてAFの調整を行う。コントラスト検出回路58からの検出結果を受けたCPU51は、フォーカスモータ31を駆動させるようにモータドライバ32に制御信号を出力する。この処理は、被写体画像の中心部におけるコントラストの検出結果が最大になるように行われる。CPU51は、ステップS24においてAF調整が完了すると、レリーズボタン17が押圧操作された時点における露出で撮影を実行する(ステップS25)。CCD36で撮影された撮影画像は、CDS38、AMP39及びA/D40を経由してデジタルの画像データに変換された後、RAM43に一時的に記憶される(ステップS26)。そして、その撮影した画像を表示パネル19に表示させるとともに(ステップS27)、圧縮伸張処理回路48で圧縮伸張処理を行って、メモリカード50に記録する(ステップS28)。
以上のように、本実施形態のデジタルカメラは、連続撮影モードの場合にはレリーズボタンを押圧操作すると予め定められた複数の焦点位置で順次撮影が行われていき、これらの焦点位置で撮影した撮影画像の中から合焦度合の高いものを選択してメモリカードに書き込むこととしているので、撮影者がデジタルカメラの取り扱いに不慣れな初心者であっても、簡単に撮影を行うことが可能になる。また、本実施形態のデジタルカメラは、第2切替ボタンの操作により、連続撮影モードからAF撮影モードに切り替えることができるので、従来のデジタルカメラの取り扱いに慣れている撮影者でも違和感なく操作することが可能になる。
次に、本発明の第2の実施形態のデジタルカメラについて説明する。なお、本実施形態のデジタルカメラの外観及び電気的構成は第1の実施形態のデジタルカメラと同一であるから、説明は省略し、符号も同一のものを使用する。
本実施形態のデジタルカメラ11の処理を図8〜図11に基づいて説明する。デジタルカメラ11の電源がオンにされた後、第1切替ボタン20の操作によって撮影モードが選択されると、CPU51は、第2切替ボタン21センサからの入力信号に基づいて、連続撮影モードが選択されたか否かを判定する(ステップS31)。なお、ここでは、ステップS31において連続撮影モードが選択された場合の処理の流れを説明し、その後、ステップS31においてAF撮影モードが選択された場合の処理の流れを説明する。
CPU51は、ステップS31において連続撮影モードが選択されたと判定すると、画像入力コントローラ41並びに各検出回路及び処理回路に制御信号を出力する。そして、スルー画像を表示させるための画像データの取得を開始する。このとき、撮影レンズ14、絞り33を介して入射した被写体画像は、CCD36の受光面に結像される。受光面に結像した被写体画像はCCD36で光電変換が行われて電気信号に変換され、その後CDS38でサンプリングされる。CDS38から出力された画像データは、AMP39で増幅され、A/D40でデジタルの画像データに変換される。デジタルに変換された画像データは、画像信号処理回路44で各種画像処理が施された後、RAM43に順次記録される。RAM43に記録された画像データは、YC変換処理回路45によって読み出され、輝度信号Y及び色差信号Cr,Cbに変換された後にVRAM46に格納される。その後、ドライバ47を介して表示パネル19にスルー画像が表示される(ステップS32)。表示パネル19がスルー画像を表示している時は、CPU51は、RAM43に記録された画像データの露出等をAE/AWB検出回路57に検出させる。AE/AWB検出回路57による露出等の検出結果は、AE/AWB検出回路57からCPU51に出力される。CPU51は、この検出結果から露出等が適正か否かを判定する。CPU51は、露出等が不適正な場合には適正露出となるように画像入力コントローラ41に制御信号を出力する。この制御信号を受けた画像入力コントローラ41は、絞り33の開閉やシャッタ速度を調整する等して露出の調整を行う(ステップS33)。
露出の調整が行われると、CPU51は、レリーズボタン17から出力されるレリーズ信号の有無によって、レリーズボタン17が押圧操作されたか否かを判定する(ステップS34)。ここで、CPU51は、レリーズ信号が入力されなかったと判定すると、スルー画像を継続して表示パネル19に表示させ(ステップS32)、撮影レンズ14から入射した被写体画像が適正な露出で撮影できるように、再度AE/AWB検出回路57を使用して露出の調整を行う(ステップS33)。このように、CPU51は、レリーズ信号が出力されるまでの間はAEの調整とレリーズ信号の有無を一定の周期で判定し、スルー画像が適正な露出となるようにフォーカスレンズ14b等を順次調整している。
一方、CPU51は、レリーズ信号が入力されたと判定すると、フォーカスモータ31を駆動させて、フォーカスレンズ14bの焦点を至近に設定された焦点位置に合わせるようにフォーカスモータ31を駆動させる(ステップS35)。図7に示すように、撮影レンズ14が焦点を合わせることができる範囲に対して、連続撮影モードの場合には、A点〜J点の10箇所で連続的に撮影が行われる。ステップS34においてレリーズボタン17が押下されると、CPU51は、まずA点に焦点が合うようにフォーカスレンズ14bの位置を調整する。
A点に焦点が合うようにフォーカスレンズ14bの調整が行われると、CPU51は、レリーズ信号が入力したときの露出で撮影を実行する(ステップS36)。撮影が実行されると、CCD36で撮影された撮影画像はCDS38、AMP39、A/D40を経由してデジタルの画像データに変換され、RAM43に記録される(ステップS37)。
次に、CPU51は、A点〜J点の全ての焦点位置において撮影を行ったか否かを判定する(ステップS38)。CPU51は、ステップS38においてA点〜J点の全ての焦点位置で撮影を行っていないと判定した場合には、モータドライバ32に制御信号を出力してフォーカスモータ31を駆動させ、前の処理で撮影した焦点位置の次に至近となる焦点位置に焦点を合わせるようにフォーカスレンズ14bを調整させる。例えば、CPU51は、ステップS36においてA点に焦点を合わせて撮影した場合には、残りのB点〜J点においてはまだ撮影を行っていないので、ステップS8においてA点の次に至近となる焦点位置、すなわちB点に焦点が合うようにフォーカスレンズ14bを調整する(ステップS39)。CPU51は、フォーカスレンズ14bの調整が完了すると撮影を実行する(ステップS36)。この処理は、A点〜J点までの全ての焦点位置において撮影が行われるまで順次行われる。
一方、CPU51は、A点〜J点の全ての焦点位置で撮影が完了したと判定した場合には、コントラスト検出回路58に制御信号を出力する。コントラスト検出回路58は、RAM43に格納されているA点〜J点で撮影した撮影画像の画像データをA点で撮影したものから順次抽出する(ステップS40)。そして、RAM43から抽出した画像データの中心部におけるコントラストを検出する(ステップS41)。なお、コントラストの検出結果は、RAM43に一時的に記憶される。次に、CPU51は、RAM43に格納されている全ての画像データのコントラストを検出したか否かを判定する(ステップS42)。CPU51は、ステップS42においてまだコントラストを検出していない画像データがあると判定した場合には、コントラスト検出回路58にコントラストを検出していない画像データをRAM43から抽出して(ステップS43)、その画像データのコントラストを検出させる(ステップS41)。例えば、CPU51は、A点で撮影した画像データのコントラスト検出した場合には、B点〜J点で撮影した画像データのコントラストを検出していないので、コントラスト検出回路58にB点〜J点で撮影した画像データのコントラストを順次検出させる。
一方、CPU51は、A点〜J点の全ての画像データのコントラストを検出したと判定した場合には、各画像データのコントラストをRAM43から抽出する。そして、各画像データのコントラストの大きさを比較して、どの画像データのコントラストが最大になっているかを判定する(ステップS44)。なお、ここでは、D点において撮影された画像データのコントラストが最大になっており、C点において撮影された画像データのコントラストがD点の次に大きいものとして説明を行う。
CPU51は、ステップS44においてコントラストの大きさを判定すると、D点で撮影した画像データを選択して、RAM43から抽出してその撮影画像を表示パネル19に表示させる(ステップS45)。このとき、「この画像を保存しますか?」等のメッセージと、この画像をメモリカード50に書き込む場合には実行ボタン24、この画像をメモリカード50に書き込まない場合にはキャンセルボタン25を操作する旨のメッセージとを、撮影画像と一緒に表示パネル19に表示する(ステップS46)。CPU51は、撮影者が実行ボタン24を操作した場合にはD点で撮影した画像データをRAM43から抽出して圧縮伸張処理回路48で圧縮伸張処理を行った後にメモリカード50へ画像データを書き込み(ステップS47)、RAM43に書き込まれているA点からJ点で撮影した全ての画像データを消去する(ステップS48)。
一方、CPU51は、ステップS46においてキャンセルボタン25が操作された場合には、表示パネル19に表示していない画像データがあるか否かを判定する(ステップS49)。まだ表示パネル19に表示していない撮影画像がある場合には、その撮影画像の画像データの中で最もコントラストが高いと判定された、C点で撮影した撮影画像の画像データを抽出する(ステップS50)。そして、CPU51は、ステップS50で抽出した画像データに対応する画像(C点で撮影した撮影画像)をメモリカード50に書き込むか否かのメッセージと共に表示パネル19に表示させて、再度撮影者に選択させる(ステップS45,S46)。このように、撮影者に撮影画像を選択させていくうちに撮影者が実行ボタン24を操作した場合には、その画像データをRAM43から抽出した後に圧縮伸張回路48で圧縮伸張処理を行い、メモリカード50に画像データを書き込む(ステップS47)。そして、RAM43に一時記憶されている画像データを消去する(ステップS48)。
一方、CPU51は、RAM43に記憶されている画像を表示させていき全ての画像について撮影者がキャンセルボタン25を押下した場合には、「いま表示した画像のいずれかを保存しますか?」等のメッセージと、いずれかの画像をメモリカード50に書き込む場合には実行ボタン24、メモリカード50に書き込まない場合にはキャンセルボタン25を操作する旨のメッセージとを表示パネル19に表示させる(ステップS51)。
このメッセージに対して撮影者が実行ボタン24を押下した場合には、CPU51は、コントラストが最大となっている画像データを再度選択し、コントラストの高い順に再度画像データを抽出して表示パネル19に順次表示させていく(ステップS44,S45)。そして、撮影者に再び画像の選択を行わせ(ステップS46)、撮影者が選択した撮影画像の画像データをメモリカードに記録した後(ステップS47)、RAM43に一時記憶されている画像データを全て消去する(ステップS48)。一方、ステップS51で表示されたメッセージに対して撮影者がキャンセルボタン25を押下した場合には、CPU51は、RAM43に一時記憶されている画像データを全て消去する(ステップS48)。
次に、撮影モードの選択時にAF撮影モードが選択された場合の処理を図11に基づいて説明する。この場合には、CPU51はAF撮影モードが選択されたものと判定して、スルー画像を表示させるための画像データの取得を開始し、表示パネル19にスルー画像を表示させる(ステップS61)。また、表示パネル19がスルー画像を表示している時には、CPU51は、AE/AWB検出回路57に対して、RAM43に記録された画像データの露出を検出させる。AE/AWB検出回路57は、露出等の検出結果をCPU51に出力する。CPU51は、AE/AWB検出回路57からの検出結果を受けて、露出等が適正か否かを判定する。その判定の結果、露出等が不適正である場合には、CPU51は画像入力コントローラ41に制御信号を出力し、絞り33の開閉やシャッタ速度を調整する等して、露出が適切になるように調整させる(ステップS62)。
CPU51は、レリーズボタン17から出力されるレリーズ信号の有無によって、レリーズボタン17が押圧操作されたか否かを判定する(ステップS63)。CPU51は、レリーズ信号の入力がなかったと判定した場合には、スルー画像を表示させるとともに再度AEの調整を行う。このように、レリーズ信号がCPU51に入力するまでの間は、CPU51は、AEの調整とレリーズ信号の有無を一定の周期で判定し、スルー画像が適正な露出となるようにフォーカスレンズ14b等を順次調整している(ステップS61,S62,S63)。
一方、ステップS63においてレリーズボタン17が押圧操作されると、CPU51は、AFの調整を実行する(ステップS64)。AFの調整においては、CPU51は、撮影する画像の中心部のコントラストをコントラスト検出回路58に検出させる。この判定結果がコントラスト検出回路58からCPU51に出力されると、CPU51は、フォーカスモータ31を駆動させるようにモータドライバ32に制御信号を出力する。この処理は、被写体画像の中心部にピントが合うまで繰り返し行われる。CPU51は、ステップS64においてAF調整が完了すると、CPU51は、レリーズボタン17が押圧操作された時点における露出で撮影を実行する(ステップS65)。撮影された撮影画像は、デジタルの画像データに変換された後、RAM43に一時的に記憶される(ステップS66)。そして、その撮影した画像を表示パネル19に表示させるとともに(ステップS67)、圧縮伸張処理回路48で圧縮伸張処理を行って、メモリカード50に記録する(ステップS68)。
以上のように、本形態のデジタルカメラは、連続撮影モード時に撮影した撮影画像を撮影者が選択できるので、撮影者が撮影したかった画像を誤ってCPUが消去するような不具合を解消することができ、撮影者とCPUとの間におけるズレを解消することが可能になる。
また、本実施形態のデジタルカメラは、一段階押しのレリーズボタンを使用し、連続撮影モードが設定されている場合にレリーズボタンが押下されると複数のピント位置で撮影しておき、その中から最もピントの合った画像や撮影者が選択した画像をメモリカードに記録するので、撮影時においてレリーズボタンを半押ししてAE及びAFの調整を行った上でレリーズボタンを全押しするという複雑な操作を必要としない。したがって、撮影時における操作を簡単にすることができるので、撮影に慣れていない初心者でも簡単にデジタルカメラでの撮影を行うことが可能になる。
また、本実施形態のデジタルカメラは、連続撮影モードのほかにAF撮影モードも備えているので、AF撮影に慣れている撮影者も使用することができる。したがって、初心者からある程度デジタルカメラを使いこなせる撮影者まで本実施形態のデジタルカメラを使用することができ、個々の撮影者のニーズに応じて撮影モードを切り替えることができる。
また、本実施形態のデジタルカメラは、撮影画像のコントラストを検出することによって最もピントのあった撮影画像を選択することとしているので、コントラストを検出するにあたり新たな装置を追加的に搭載する必要がない。したがって、部品点数を増加させることなくデジタルカメラの性能をさらに向上させることが可能になる。
なお、本実施形態のデジタルカメラでは、連続撮影モード中にレリーズボタンが押下されると、至近側から無限遠側に向けて予め定められた焦点位置にフォーカスレンズを合焦させて順次撮影を行うこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ピント合わせをした位置と画像との対応が取れていればどの点から撮影してもよい。例えば、無限遠側から至近側に向けて焦点位置にフォーカスレンズを合焦させていき、順次撮影するようにしてもよい。
また、本実施形態のデジタルカメラでは、連続撮影モード時にレリーズボタンが押下されるとA点からJ点までの10箇所で撮影を行うようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、撮影を行う点の数は10箇所より多くても少なくてもよい。また、本実施形態のデジタルカメラでは撮影を行う点の数は連続撮影プログラムに書き込まれていて設定変更できないようになっているが、撮影を行う点の数を設定変更できるようにしてもよい。この場合には、例えば、撮影を行う点を設定する設定画面をメニューに用意しておき、撮影者が任意に設定変更できるようにしておけばよい。なお、この設定方法がこれに限定されるものでないことは勿論である。
また、本実施形態のデジタルカメラでは、一段階押しのレリーズボタンを操作することによって連続撮影を行うこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、半押し操作及び全押し操作が可能な二段階押しのレリーズボタンを使用しても良い。この場合には、レリーズボタンが半押しされた時にAEの調整を行い、その後にレリーズボタンが全押しされた時にAFを調整して順次撮影を行うようにすればよい。AFの調整と比較するとAEの調整は短時間で行えるので、このように構成することによって、レリーズボタンが半押しされた状態を保持する時間を短くすることができ、初心者等でも簡単に撮影を行うことが可能になる。なお、2段階押しのレリーズボタンを使用した場合において、半押し時及び全押し時におけるデジタルカメラの動作は、前述したものに限定されるものではない。
また、本実施形態のデジタルカメラでは、連続撮影モードとAFモードとが切り替えられるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、連続撮影モードのみを有することとしてもよい。
また、本実施形態のデジタルカメラでは、連続撮影モード時にレリーズボタンが押下されると、押下された時点における露出を使用して撮影を行うこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ以外のタイミングにおける露出を使用してもよい。例えば、ピント合わせの調整が完了した時点における露出を使用してもよい。
また、本実施形態では、本発明をデジタルカメラに適用した一例を挙げて説明しているが、本発明は、例えば携帯電話機に搭載されているカメラにも使用することが可能である。
第1の実施形態のデジタルカメラの前面側の外観を表した外観斜視図である。 デジタルカメラの背面側の外観を表した外観斜視図である。 デジタルカメラの電気的構成を表した電気ブロック図である。 撮影モード下におけるデジタルカメラの処理の流れを表したフローチャートである。 撮影モード下におけるデジタルカメラの処理の流れを表したフローチャートである。 撮影モード下におけるデジタルカメラの処理の流れを表したフローチャートである。 連続撮影モード時において、デジタルカメラが撮影可能な範囲と各焦点位置との関係を表した説明図である。 第2の実施形態のデジタルカメラの撮影モード下における処理の流れを表したフローチャートである。 撮影モード下におけるデジタルカメラの処理の流れを表したフローチャートである。 撮影モード下におけるデジタルカメラの処理の流れを表したフローチャートである。 撮影モード下におけるデジタルカメラの処理の流れを表したフローチャートである。
符号の説明
11 デジタルカメラ
14 撮影レンズ
14b フォーカスレンズ
16 レリーズボタン
19 表示パネル(再生表示手段)
21 第2切替ボタン(モード選択操作部)
43 RAM(画像データ記録手段)
50 メモリカード(外部メモリ)
51 CPU(連続撮影手段)
52 撮影モード実行回路(連続撮影手段)
55 連続撮影プログラム
56 AF撮影プログラム
58 コントラスト検出回路(画像評価手段)

Claims (4)

  1. シャッタレリーズ動作に応答し、至近撮影位置から無限遠撮影位置に至る合焦範囲に離散的に複数個設定された焦点位置にフォーカスレンズを移動させながら順次に撮影を繰り返す連続撮影手段と、
    前記連続撮影手段で撮影された撮影画像の画像データを内部メモリに書き込む画像データ記録手段と、
    前記内部メモリに書き込まれた各々の画像データを順次に読み出して、各撮影画像の合焦度合を評価する画像評価手段と、
    前記画像評価手段によって合焦度合が最も高いと評価された撮影画像の画像データを選択して着脱式の外部メモリに記録する選択記録手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. シャッタレリーズ動作に応答し、至近撮影位置から無限遠撮影位置に至る合焦範囲内に離散的に複数個設定された焦点位置にフォーカスレンズを移動させながら順次に撮影を繰り返す連続撮影手段と、
    前記連続撮影手段で撮影された撮影画像の画像データを内部メモリに書き込む画像データ記録手段と、
    前記内部メモリに書き込まれた各々の画像データを順次に読み出して、各撮影画像の合焦度合を評価する画像評価手段と、
    前記画像評価手段によって評価された合焦度合が高い順にその撮影画像をカメラボディに組み込まれた画像表示パネルに順次に再生表示する再生表示手段と、
    前記再生表示手段によって再生表示された撮影画像を選択する操作が行われたことに応答してその画像データを着脱式の外部メモリに記録する選択記録手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 前記画像評価手段は、前記撮影画像の中央部に設定された一定の評価領域における画像のコントラストが高い順に合焦度合を決定することを特徴とする請求項1又は2記載のデジタルカメラ。
  4. 前記連続撮影手段を用いるか否かを決めるモード選択操作部を有し、前記モード選択操作部で前記連続撮影手段を用いないことが選択されているときには、シャッタレリーズ操作に応答してオートフォーカス装置により前記フォーカスレンズを最適の焦点位置に移動させてから撮影が行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載のデジタルカメラ。
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