JP2010197646A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】フォーカシングレンズの合焦位置を決定するために要する時間を短縮すること。
【解決手段】カメラCPU106は、フォーカシングレンズ202を移動させながら焦点評価値を算出し、その算出結果に基づいてフォーカシングレンズ202の合焦位置を決定するために要する時間が最短になるように、フォーカシングレンズ202の像面移動量を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラに関する。
次のようなデジタルカメラが知られている。このデジタルカメラは、TTL位相差AF方式に対応するように設計された交換レンズを使用してAFを行う場合に、合焦までに要する時間を極力短縮させる(例えば、特許文献1)。
特開2007−334143号公報
しかしながら、従来のデジタルカメラでは、フォーカスレンズの駆動量はあらかじめ設定されており、この駆動量を変更することにより合焦までに要する時間を短縮するための工夫はなされていなかった。
本発明によるカメラは、被写体像を撮像する撮像手段と、撮影レンズに含まれる焦点調節用レンズを単位駆動量だけ駆動させるごとに、撮像手段からの出力される焦点検出に関する情報に基づいて焦点調節用の焦点評価値を算出する焦点評価値算出手段と、焦点評価値算出手段による算出結果に基づいて焦点調節用レンズの合焦位置を決定する合焦位置決定手段と、焦点調節用レンズの合焦位置を決定するために要する時間が最短になるように、焦点調節用レンズの単位駆動量を決定する単位駆動量決定手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、焦点調節用レンズの基準駆動量と、基準駆動量に対する許容駆動幅とがあらかじめ設定されており、単位駆動量決定手段は、基準駆動量と許容駆動幅内の駆動量との中から単位駆動量を決定するようにしてもよい。
焦点評価値算出手段が焦点評価値を算出しながら焦点調節用レンズを駆動させる範囲(駆動範囲)は、あらかじめ設定されており、単位駆動量決定手段は、駆動範囲内を対象として焦点調節用レンズの合焦位置を決定するために要する時間が最短となるように、単位駆動量を決定するようにしてもよい。
撮影レンズは、カメラに着脱可能な交換レンズであって、焦点調節用レンズの単位駆動量当たりの駆動時間は、個々の撮影レンズごとに設定されて撮影レンズ内のメモリに記録されており、単位駆動量決定手段は、単位駆動量当たりの駆動時間を撮影レンズから取得し、取得した単位駆動量当たりの駆動時間に基づいて、焦点調節用レンズの合焦位置を決定するために要する時間が最短になるように、単位駆動量を決定するようにしてもよい。
焦点評価値算出手段が、焦点調節用レンズを駆動範囲内で一方向へ駆動させた後に、焦点調節用レンズの駆動方向を反転させて逆方向へ駆動させて焦点評価値を算出する場合には、焦点調節用レンズの単位駆動量当たりの駆動時間は、焦点調節用レンズを一方向へ駆動させるための時間と、逆方向へ駆動させるための時間と、一方向から逆方向へ反転させるために要する待機時間との和であってもよい。
焦点評価値算出手段および合焦位置決定手段は、焦点調節用レンズの合焦位置を決定するに当たって、焦点調節用レンズの駆動範囲内で合焦位置を含む一定の合焦範囲を特定するための低精度の焦点調節処理と、低精度の焦点調節処理で特定した合焦範囲内から焦点調節用レンズの合焦位置を特定するための高精度の焦点調節処理との少なくとも2段階の処理を実行し、単位駆動量決定手段は、低精度の焦点調節処理が実行されているときに、焦点調節用レンズの合焦位置を決定するために要する時間が最短になるように、単位駆動量を決定するようにしてもよい。
本発明によれば、焦点調節用レンズの合焦位置を決定するために要する時間が最短になるように、焦点調節用レンズの単位駆動量を決定することができる。
カメラの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 合焦位置のサーチ方法の具体例を模式的に示す図である。 フォーカシングレンズ202の像面移動量に対する駆動時間を管理するテーブルの具体例を示す図である。 各サーチ方法におけるフォーカシングレンズ202の像面移動量に幅を持たせた場合の具体例を示す図である。 図3に示したテーブルの中から粗サーチにおける像面移動量の範囲を含んだ部分を抽出し、各像面移動量ごとにフォーカシングレンズ202の駆動回数と、サーチ合計時間とを付加して表した図である。 サーチ時のフォーカシングレンズ202の像面移動量の決定処理の流れを示すフローチャート図である。
図1は、本実施の形態におけるカメラの一実施の形態の構成を示すブロック図である。カメラ100は、レリーズ釦101と、AF(Auto Focus/自動焦点調整)実行スイッチ102と、AFモード設定部103と、画像処理部104と、コントラストAF演算部105と、カメラCPU106と、レンズ通信部107と、ボディマウント108と、メインミラー(クイックリターンミラー)109と、ミラー110と、サブミラー111と、AFセンサ112と、フォーカルプレーンシャッター113と、撮像素子114と、拡散スクリーン(フォーカシングスクリーン)115と、コンデンサレンズ116と、ペンタプリズム117と、接眼レンズ118と、再結像レンズ系119と、AE(Auto Exposure/自動露出調整)センサ120とを備えている。
また、カメラ100には、撮影レンズユニット(交換レンズ)200が着脱可能である。撮影レンズユニット200は、レンズ201と、フォーカシングレンズ202と、絞り機構203と、レンズ位置エンコーダ204と、フォーカシングモーター205と、レンズ制御部206と、カメラ通信部207と、レンズCPU208と、レンズマウント209とを備えている。なお、カメラ100と撮影レンズユニット200とは、ボディマウント108とレンズマウント209を介して装着可能である。
まず、カメラ100の撮影機構について説明する。カメラ100においては、メインミラー109が光路上に位置している場合には、撮影レンズユニット200を透過した被写体像光束を接眼レンズ118へ導くことができる。すなわち、メインミラー109が光路上に位置している場合には、撮影レンズユニット200を透過した被写体像光束は、メインミラー109により屈曲され、拡散スクリーン115に結像される。拡散スクリーン115で拡散された被写体像光束は、コンデンサレンズ116により集光されるとともに歪曲収差が補正され、ペンタプリズム117により正立像に反転されて接眼レンズ118へと至る。これにより、使用者は光学ファインダーを介して撮影レンズユニット200から入射された被写体像を観察することができる。
また、ペンタプリズム117により正立像に反転された被写体像光束は、再結像レンズ系119を介してAEセンサ120へ入射される。AEセンサ120は、入射された被写体像光束に基づいて、撮影レンズユニット200の露出調整状態を検出する。
一方、メインミラー109が跳ね上げられて光路上から退避している場合には、撮影レンズユニット200を透過した被写体像光束をフォーカルプレーンシャッター113を介して撮像素子114へ導くことができる。これにより、撮像素子114により被写体像が撮像され、撮像素子114から画像処理部104へ画像信号が出力される。画像処理部104は、アナログ画像信号をデジタル信号に変換(A/D変換)し、デジタル信号に対して種々の画像処理を施して画像データを生成する。
また、撮影レンズユニット200を透過した被写体像光束は、サブミラー111、およびミラー110を介してAFセンサ112へ入射される。AFセンサ112は、入射された被写体像光束に基づいて、撮影レンズユニット200の焦点調整状態を検出する。
次に、カメラ100における具体的な撮影処理について説明する。なお、使用者は、光学ファインダーを介して被写体を観察しながら、レリーズ釦101を半押しすることにより、AF処理の実行を指示することができる。本実施の形態では、後述するように、コントラストAF演算部105による演算結果に基づいて、カメラCPU106がAF処理を実行する。そして、使用者は、撮影を行いたいタイミングで、レリーズ釦101を全押しすることにより、撮影処理の開始を指示することができる。この撮影処理は、カメラCPU106によってカメラ100の各部が制御されることにより実行される。
具体的には、カメラCPU106は、上述したように、メインミラー109を跳ね上げて光路上から退避させ、撮影レンズユニット200を透過した被写体像光束をフォーカルプレーンシャッター113を介して撮像素子114へ入射させる。撮像素子114としては、例えばCCDやCMOSなどのイメージセンサが用いられ、撮像素子114は、撮影レンズユニット200を通して入力された被写体の光学像を光電変換して、画像信号を画像処理部104へ出力する。
画像処理部104は、上述したように、入力された画像信号をA/D変換した後、種々の画像処理を施して、所定形式、例えばJPEG形式の画像データを生成する。そして、画像処理回路104は、生成した画像データに基づいて画像ファイルを生成して、不図示のバッファメモリ、例えばSDRAMへ出力する。カメラCPU106は、バッファメモリに記録された画像ファイルを不図示の記憶媒体、例えばメモリカードに記録する。これによって撮影処理が完了する。
次に、本実施の形態におけるAF処理の詳細について説明する。上述したように、AF処理は、使用者によってレリーズ釦101を半押しされると、コントラストAF演算部105による演算結果に基づいて、カメラCPU106によって実行される。具体的には、カメラCPU106は、レンズ通信部107およびカメラ通信部207を介して撮影レンズユニット200と通信することによりレンズCPU208にフォーカシングレンズ202の駆動を指示する。
レンズCPU208は、カメラCPU106からの指示に基づいて、レンズ制御部206を制御してレンズ位置エンコーダ204からの出力に基づいてフォーカシングレンズ202の位置を検出し、フォーカシングモーター205によりフォーカシングレンズ202をその移動可能範囲内で駆動させる。
カメラCPU106は、フォーカシングレンズ202を移動させながら、最適なフォーカシングレンズ202の位置を決定するための焦点評価値(AF評価値)をコントラスAF演算部105から取得する。コントラストAF演算部105は、画像処理部104から入力される画像データに基づいて、各フォーカシングレンズ202位置におけるコントラスト値を算出し、算出したコントラスト値に基づいて焦点評価値を算出する。なお、焦点評価値はコントラスト値が高いほど高く、コントラスト値が低いほど低く算出される。
カメラCPU106は、コントラストAF演算部105によって算出された焦点評価値が最も高く算出されるフォーカシングレンズ202の位置、すなわちコントラストが最も高い画像が得られるフォーカシングレンズ202の位置を合焦位置として特定し、この合焦位置を撮影時のフォーカシングレンズ202位置として決定する。このように、カメラCPU106は、フォーカシングレンズ202を移動させながらフォーカシングレンズ202の合焦位置をサーチする。
そして、カメラCPU106は、フォーカシングレンズ202を上記合焦位置に移動させるようにレンズCPU208へ指示する。レンズCPU208は、レンズ制御部206を制御して、フォーカシングレンズ202の位置をカメラCPU106から指示された合焦位置へ移動させる。これによって、一連のAF処理が完了する。
なお、本実施の形態では、カメラCPU106は、上記AF処理において、以下の(A)から(D)に示すサーチ方法を使い分けて、フォーカスレンズ201の合焦位置を決定する。
(A)通常サーチ
通常サーチは、フォーカシングレンズ202の合焦位置が予測しづらいが、合焦位置が現在のフォーカシングレンズ202の位置から極端に離れていないと判断した場合に行うサーチ方法である。
(B)詳細サーチ
詳細サーチは、通常サーチにより、ある程度合焦位置が予測できた場合に行うサーチ方法である。
(C)合焦近傍サーチ
合焦近傍サーチは、前回の合焦直後や連写中、動画撮影中に合焦位置が現在のフォーカシングレンズ202の近くにあると予想される場合に行うサーチ方法である。
(D)粗サーチ
粗サーチは、現在のフォーカシングレンズ202がレンズの端点にある場合など、合焦位置が現在のフォーカシングレンズ202から遠くにあることが予想される場合や、通常サーチで合焦位置が予測できなかった場合に行うサーチ方法である。
上記(A)から(D)のそれぞれのサーチ方法において、フォーカシングレンズ202を駆動させて合焦位置のサーチを行うために要するサーチ合計時間は、次式(1)によって表される。
サーチ合計時間(ms)=駆動時間(ms)×駆動回数(回)+駆動間停止時間(ms)×(駆動回数(回)−1) ・・・(1)
式(1)に示すように、サーチ合計時間は、合焦位置を特定するためにフォーカシングレンズ202を駆動させる回数(駆動回数)と1回のフォーカシングレンズ202の駆動に要する時間(駆動時間)との積と、フォーカシングレンズ202の駆動と駆動の間の停止時間(駆動間停止時間)と停止回数(フォーカシングレンズ202の駆動回数−1)との積との和によって求められる。
なお、駆動回数は、フォーカシングレンズ202を駆動させる範囲(サーチ範囲)を1回当たりのフォーカシングレンズ202の駆動量(単位駆動量または像面移動量)で割ることにより算出できる。例えば、フォーカシングレンズ202のサーチ範囲を6000μmであって、像面移動量が1000μmである場合には、駆動回数6回となる。また、本実施の形態では、駆動時間(ms)×駆動回数を「総駆動時間」と呼び、駆動間停止時間(ms)×(駆動回数−1)を「総停止時間」と呼ぶこととする。
ここで、合焦位置のサーチ方法の具体例を図2を用いて説明する。図2においては、図2(a)は、サーチの開始から終了までのフォーカシングレンズ202位置の変化とフォーカシングレンズ202の各停止位置における焦点評価値の算出結果とを模式的に示した図である。また、図2(b)は、サーチの開始から終了までのフォーカシングレンズ202位置の変化と時間経過とを模式的に示した図である。
まず図2(a)について説明する。図2(a)においては、i=0で示すサーチ開始位置2aからi=5で示すサーチ終了位置2fまでの間をサーチ範囲とし、このサーチ範囲内でフォーカシングレンズ202を移動させながら合焦位置のサーチを行う。まず、フォーカシングレンズ202は、サーチ開始位置(1番目の焦点評価値取得位置)2aに式(1)に示した駆動間停止時間だけ停止し、カメラCPU106は、その間にサーチ開始位置2aにおける焦点評価値をコントラスAF演算部105から取得してバッファメモリに記録する。
次に、カメラCPU106は、フォーカシングレンズ202をサーチ開始位置2aからi=1で示す2番目の焦点評価値取得位置2bへ移動させる。このときの移動量が上述した1回当たりのフォーカシングレンズ202の駆動量(単位駆動量または像面移動量)であり、移動に要する時間が上述したフォーカシングレンズ202の駆動時間に相当する。フォーカシングレンズ202は、焦点評価値取得位置2bに式(1)に示した駆動間停止時間だけ停止し、カメラCPU106は、その間に焦点評価値取得位置2bにおける焦点評価値をコントラスAF演算部105から取得してバッファメモリに記録する。
同様に、カメラCPU106は、フォーカシングレンズ202をi=2で示す3番目の焦点評価値取得位置2cからi=4で示す5番目の焦点評価値取得位置2eまで順番に移動させ、各焦点評価値取得位置において駆動間停止時間中に焦点評価値をコントラスAF演算部105から取得してバッファメモリに記録していく。そして、カメラCPU106は、最後にフォーカシングレンズ202を5番目の焦点評価値取得位置2eからi=5で示すサーチ終了位置(6番目の焦点評価値取得位置)2fへ移動させ、サーチ終了位置2fにおける駆動間停止時間中に焦点評価値をコントラスAF演算部105から取得してバッファメモリに記録する。
そして、カメラCPU106は、バッファメモリに記録しておいた各焦点評価値取得位置における焦点評価値を比較して、その値が最も大きい焦点評価値取得位置をフォーカシングレンズ202の合焦位置として特定する。すなわち、図2(a)に示す例では、i=3で示す4番目の焦点評価値取得位置2dにおける焦点評価値がもっとも大きいことから、焦点評価値取得位置2eをフォーカシングレンズ202の合焦位置として特定する。
なお、サーチ方法が粗サーチや通常サーチのように、サーチ精度が低いサーチ方法である場合には、上記サーチによりフォーカシングレンズ202の合焦位置にあたりを付け、さらに詳細サーチや合焦近傍サーチなどのサーチ精度が高いサーチ方法を用いてサーチを行うことにより、最終的なフォーカシングレンズ202の合焦位置が決定される。
この図2(a)に示したサーチ例におけるサーチ合計時間を図示すると図2(b)に示すようになる。すなわち、図2(b)に示す例では、サーチ開始位置2aにおける駆動間停止時間t1、サーチ開始位置2aから2番目の焦点評価値取得位置2bまでのフォーカシングレンズ202の駆動時間t2、2番目の焦点評価値取得位置2bにおける駆動間停止時間t3、2番目の焦点評価値取得位置2bから3番目の焦点評価値取得位置2cまでのフォーカシングレンズ202の駆動時間t4、・・・5番目の焦点評価値取得位置2eからサーチ終了位置2fまでのフォーカシングレンズ202の駆動時間t10、サーチ終了位置2fにおける駆動間停止時間t11の合計時間がサーチ合計時間となる。
なお、フォーカシングレンズ202の1回当たりの駆動時間(t2、t4、t6、t8、t10)は、図3で後述するように、フォーカシングレンズ202の1回当たりの像面移動量によって決定される。なお、フォーカシングレンズ202の1回当たりの像面移動量の基準値は、上記(A)から(D)のそれぞれのサーチ方法ごとに異なる。各サーチ方法ごとの像面移動量の基準値は、撮影レンズユニット200ごとに異なり、それぞれの撮影レンズユニット200に応じた値が設定される。
例えば、本実施の形態における撮影レンズユニット200では、通常サーチにおける1回当たりの像面移動量の基準値は200μm、詳細サーチにおける1回当たりの像面移動量の基準値は100μm、合焦近傍サーチにおける1回当たりの像面移動量の基準値は50μm、粗サーチにおける1回当たりの像面移動量の基準値は1400μmと設定されているものとする。本実施の形態では、ここに示した各サーチ方法における像面移動量の基準値を基準像面移動量(または基準駆動量)と呼ぶ。
フォーカシングレンズ202の1回当たりの駆動時間は、図3に示すようにテーブル管理されており、例えば、このテーブルは撮影レンズユニット200内の不図示のメモリに記録されている。この図3に示す例では、例えば、フォーカシングレンズ202の像面移動量が通常サーチにおける像面移動量である200μmの場合には、フォーカシングレンズ202の駆動時間は45msであり、フォーカシングレンズ202の像面移動量が詳細サーチにおける像面移動量である100μmの場合には、フォーカシングレンズ202の駆動時間は35msであることを示している。なお、このテーブルでは、フォーカシングレンズ202の像面移動量と駆動時間とを対応付けた1組のデータには、それぞれ一意に駆動時間テーブルNoが付与されている。
このフォーカシングレンズ202の像面移動量に応じたフォーカシングレンズ202の駆動時間は、一般的に、個々のレンズ、距離位置、ズーム位置、温度、フォーカシングレンズ202の駆動方向により異なる。このため、図3に示す例では、必ずしもフォーカシングレンズ202の像面移動量が小さいほど駆動時間が短いわけではない。例えば、フォーカシングレンズ202の像面移動量が50μmであるときの駆動時間が50msであるのに対して、フォーカシングレンズ202の像面移動量が70μmであるときの駆動時間は35msとなっている。また、フォーカシングレンズ202の像面移動量が1400μmであるときの駆動時間が140msであるのに対して、フォーカシングレンズ202の像面移動量が2000μmであるときの駆動時間は80msとなっている。
例えば、上述したように、サーチ方法粗サーチの場合には、基準像面移動量は1400μmと設定されているが、図3の例によれば、この設定に基づいて像面移動量を1400μmとするよりも、像面移動量を1600μm、1800μm、または2000μmと増加させた方がフォーカシングレンズ202の駆動時間を短縮することができることがわかる。本実施の形態では、この点に着目して、各サーチ方法におけるフォーカシングレンズ202の像面移動量に一定の幅を持たせ、カメラCPU106は、その範囲内で式(1)によるサーチ合計時間の算出結果が最も短くなる像面移動量をサーチ時におけるフォーカシングレンズ202の像面移動量として決定する。
例えば、図4に示すように、各サーチ方法におけるフォーカシングレンズ202の像面移動量を、上述した基準像面移動量を中心として一定の幅を持たせて設定しておく。この図4に示す例では、通常サーチにおける像面移動量を200±50μm、詳細サーチにおける像面移動量を100±30μm、合焦近傍サーチにおける像面移動量を50±20μm、粗サーチにおける像面移動量は1400±400μmと設定している。
以下、各サーチ方法におけるフォーカシングレンズ202の像面移動量を図4に示すように設定した場合の具体的なサーチ方法、すなわちフォーカシングレンズ202の合焦位置の決定方法について、サーチ方法を粗サーチとした場合を例として説明する。
サーチ方法を粗サーチとした場合には、図4に示すようにフォーカシングレンズ202の像面移動量は1400±400μmとなる。すなわちフォーカシングレンズ202の像面移動量は、1000μmから1800μmの範囲内となり、カメラCPU106は、この範囲内で式(1)によるサーチ合計時間の算出結果が最も短くなる像面移動量をサーチ時におけるフォーカシングレンズ202の像面移動量として決定する。
図5は、図3に示したテーブルの中から像面移動量が上記1000μmから1800μmの範囲を含んだ部分を抽出し、さらに各像面移動量ごとにフォーカシングレンズ202の駆動回数と、式(1)により算出されたサーチ合計時間とを付加して表示した図である。なお、図5においては、図の右上部に記載のある通り、フォーカシングレンズ202のサーチ範囲を6000μmとし、このサーチ範囲を各像面移動量で割ることによって、各像面移動量に応じた駆動回数を算出している。また、各焦点評価値取得位置におけるフォーカシングレンズ202の停止時間、すなわち駆動間停止時間を5msとしてサーチ合計時間を算出している。
具体的には、像面移動量が1000μmである場合には、駆動時間は120ms、駆動回数は6回、駆動間停止時間は5msであることから、式(1)によりサーチ合計時間=120(ms)×6(回)+5(ms)×(6−1)=745(ms)となる。同様に、像面移動量が1200μmである場合には、駆動時間は140ms、駆動回数は5回、駆動間停止時間は5msであることから、式(1)によりサーチ合計時間=140(ms)×5(回)+5(ms)×(5−1)=720(ms)となる。
像面移動量が1400μmである場合には、駆動時間は140ms、駆動回数は5回、駆動間停止時間は5msであることから、式(1)によりサーチ合計時間=140(ms)×5(回)+5(ms)×(5−1)=720(ms)となる。像面移動量が1600μmである場合には、駆動時間は120ms、駆動回数は4回、駆動間停止時間は5msであることから、式(1)によりサーチ合計時間=120(ms)×4(回)+5(ms)×(4−1)=495(ms)となる。像面移動量が1800μmである場合には、駆動時間は100ms、駆動回数は4回、駆動間停止時間は5msであることから、式(1)によりサーチ合計時間=100(ms)×4(回)+5(ms)×(4−1)=415(ms)となる。
よって、図5に示す例では、カメラCPU106は、粗サーチに用いるフォーカシングレンズ202の像面移動量を、1400±400μmの範囲のうち、サーチ合計時間が最も短くなる1800μmに決定する。これによって、像面移動量を粗サーチの基準像面移動量である1400μmとしてサーチを行った場合よりも、粗サーチに要するサーチ合計時間を短縮することができる。
なお、ここではサーチ方法を粗サーチとする場合について説明しているが、他のサーチ方法においても図4に示すようにフォーカシングレンズ202の像面移動量に幅を持たせて、その中からサーチ合計時間が最短となるものを選択することにより、サーチ合計時間を短縮することができる。そして、その結果、コントラストAFによりフォーカシングレンズ202の合焦位置を決定するまでに要する時間を短縮することができる。
図6は、本実施の形態におけるサーチ時のフォーカシングレンズ202の像面移動量の決定処理の流れを示すフローチャートである。図6の処理は、上記(A)から(D)のいずれかのサーチ方法によりサーチを行う場合に、サーチに先立って起動するプログラムとして、カメラCPU106によって実行される。なお、図6においては、フォーカシングレンズ202の像面移動量をサーチ駆動量と表している。また、ここではサーチ方法が粗サーチの場合を例として具体的数値を挙げて図6に示す処理を説明するが、他のサーチ方法の場合も処理の内容は同様である。
ステップS10において、カメラCPU106は、最終的に決定する像面移動量Dfに対する仮の像面移動量(仮サーチ駆動量)を変数Df´にセットする。例えば、カメラCPU106は、図3に示したテーブルを参照して、粗サーチにおける像面移動量(1400±400μm)の最小値である1000μmを仮サーチ駆動量Df´にセットする。その後、ステップS20へ進み、カメラCPU106は、図3に示したテーブルを参照して、粗サーチにおける像面移動量(1400±400μm)の最大値である1800μmをサーチ駆動量最大値を示す変数DfMaxにセットする。その後、ステップS30へ進む。
ステップS30では、カメラCPU106は、図3に示したテーブルを参照して、粗サーチにおける像面移動量(1400±400μm)の最小値である1000μmをサーチ駆動量最小値を示す変数DfMinにセットする。その後、ステップS40へ進み、カメラCPU106は、図3に示したテーブルを参照して、粗サーチにおける像面移動量(1400±400μm)が最小値となるデータの駆動時間テーブルNo、すなわち45を駆動時間テーブルNoを示す変数TNoにセットする。その後、ステップS50へ進む。
ステップS50では、カメラCPU106は、図3に示したテーブルを参照し、式(1)を用いて、ステップS40でセットした駆動時間テーブルNo(TNo)におけるサーチ合計時間を算出し、算出結果をサーチ駆動合計基準時間を示す変数DfTmTotal0にセットする。ここでは、図5に示すように、TNoが45のときのサーチ合計時間である745が変数DfTmTotal0にセットされる。その後、ステップS60へ進む。
ステップS60では、カメラCPU106は、現在、TNoにセットされている値をカウントアップする。例えば、現在のTNoの値がステップS40でセットした45である場合には、45に1を加算して46とする。その後、ステップS70へ進み、カメラCPU106は、現在のTNoに対応する像面移動量Df[Tno]が、ステップS20でセットしたサーチ駆動量最大値DfMax以下であるか否かを判断する。ステップS70で肯定判断した場合には、ステップS80へ進む。
ステップS80では、カメラCPU106は、図3に示したテーブルを参照し、式(1)を用いて、現在のTNoにおけるサーチ合計時間を算出し、算出結果をサーチ駆動合計時間を示す変数DfTmTotal[TNo]にセットする。例えば、現在のTNoが46である場合には、図5に示すように、TNoが46のときのサーチ合計時間である720が変数DfTmTotal[TNo]にセットされる。その後、ステップS90へ進む。
ステップS90では、カメラCPU106は、ステップS80でセットしたサーチ駆動合計時間DfTmTotal[TNo]が、サーチ駆動合計基準時間DfTmTotal0より小さいか否かを判断する。ステップS90で肯定判断した場合には、ステップS100へ進み、カメラCPU106は、仮サーチ駆動量DF´を現在のTNoに対応する像面移動量Df[Tno]に置き換えて、ステップS110へ進む。これに対して、ステップS90で否定判断した場合には、そのままステップS110へ進む。
ステップS110では、カメラCPU106は、現在、TNoにセットされている値をカウントアップする。例えば、現在のTNoの値が46である場合には、46に1を加算して47とする。その後、ステップS70へ戻り、カメラCPU106は、ステップS70で否定判断するまで、ステップS70からステップS110の処理を繰り返す。
一方、ステップS70で否定判断した場合には、ステップS120へ進む。ステップS120では、カメラCPU106は、現在、仮サーチ駆動量DF´にセットされている像面移動量を最終的に決定する像面移動量Dfにセットすることによって、粗サーチにおけるサーチ駆動量、すなわち粗サーチにおける像面移動量を決定する。その後、処理を終了する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)カメラCPU106は、フォーカシングレンズ202を移動させながら各停止位置で停止させ、各停止位置において焦点評価値を算出し、その算出結果に基づいて、フォーカシングレンズ202の合焦位置を決定するために要する時間、すなわちサーチ合計時間が最短になるように、フォーカシングレンズ202の像面移動量を決定するようにした。これによって、フォーカシングレンズ202の合焦位置を決定するために要する時間を最短にして、AF処理にかかる時間を短縮することができる。
(2)各サーチ方法におけるフォーカシングレンズ202の像面移動量に一定の幅を持たせるようにし、カメラCPU106は、その範囲内でサーチ合計時間の算出結果が最も短くなるように、フォーカシングレンズ202の像面移動量を決定するようにした。これによって、必ずしもフォーカシングレンズ202の像面移動量が小さいほど駆動時間が短いわけではないことを加味して、フォーカシングレンズ202の合焦位置を決定するために要する時間を最短にするための最適な像面移動量を決定することができる。
(3)カメラCPU106は、あらかじめ設定されているサーチ範囲内を対象としてサーチ合計時間の算出結果が最も短くなるように、フォーカシングレンズ202の像面移動量を決定するようにした。これによって、設定されているサーチ範囲に応じた最適な像面移動量を決定することができる。
(4)フォーカシングレンズ202の1回当たりの駆動時間を管理するテーブルは、撮影レンズユニット200内の不図示のメモリに記録されており。カメラCPU106は、撮影レンズユニット200からテーブルのデータを取得して、取得したデータを用いてサーチ合計時間が最短になるように、フォーカシングレンズ202の像面移動量を決定するようにした。これによって、カメラCPU106は、マウントされている撮影レンズユニット200に応じたテーブルのデータを取得して、現在の撮影レンズユニットに適した像面移動量を決定することができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態のカメラは、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、サーチ方法が通常サーチ、詳細サーチ、合焦近傍サーチおよび粗サーチのいずれである場合でも図6に示した像面移動量の算出処理によりフォーカシングレンズ202の像面移動量を決定する例について説明した。しかしながら、上記4つのサーチ方法を、低精度のサーチ方法である粗サーチおよび通常サーチと、高精度のサーチ方法である詳細サーチおよび合焦近傍サーチの2段階に分け、少なくとも低精度のサーチ方法である粗サーチと通常サーチにおいて、図6に示した像面移動量の算出処理を実行するようにし、高精度のサーチ方法である詳細サーチと合焦近傍サーチでは、図6に示した像面移動量の算出処理を実行しないようにしてもよい。
(2)上述した実施の形態では、AFの方式をコントラストAFとする例について説明したが、他の方式、例えば位相差方式の場合にも本発明は適用可能である。
(3)上述した実施の形態では、カメラCPU106は、図2(a)に示したように、i=0で示すサーチ開始位置2aからi=5で示すサーチ終了位置2fまでの間をサーチ範囲とし、このサーチ範囲内でフォーカシングレンズ202を移動させながら合焦位置のサーチを行う例について説明した。すなわち、カメラCPU106は、フォーカシングレンズ202を上記サーチ範囲内をサーチ開始位置2aからサーチ終了位置2fに向けて一方向のみに移動させて合焦位置のサーチを行う例について説明した。しかしながら、カメラCPU106は、例えば合焦近傍サーチにおいては、合焦付近でフォーカシングレンズ202の移動方向を反転させて合焦付近を往復させることにより、詳細にサーチを行うことが多く、本発明はこのような場合にも適用可能である。具体的には、フォーカシングレンズ202の移動方向を反転させる場合には、その間のフォーカシングレンズ202の駆動時間は、フォーカシングレンズ202を一方向に駆動させるための駆動時間、反転のための待機時間、フォーカシングレンズ202を逆方向に駆動させるための駆動時間の和となる。
(4)上述した実施の形態では、フォーカシングレンズを単位駆動量だけ駆動させる毎に一旦レンズ駆動を停止させる駆動方法を採用しているが、本発明はこのような駆動方法に限られるものではない。単位駆動量の駆動毎にレンズ駆動を停止させることのないレンズ駆動方法に本発明を適用しても良い。この場合には、上述したサーチ合計時間は、駆動間停止時間を考慮せずに(上述した駆動時間と駆動回数だけから)算出するようにし、且つそのようにして求められた単位駆動量を駆動する毎に(その単位駆動量近辺で)、上述の実施形態と同様の手法で焦点評価値を取得するようにすれば良い。このように構成すれば更なる高速化にも対応することができる。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
100 カメラ、101 レリーズ釦、102 AF実行スイッチ、103 AFモード設定部、104 画像処理部、105 コントラストAF演算部、106 カメラCPU、107 レンズ通信部、108 ボディマウント、109 メインミラー(クイックリターンミラー)、110 ミラー、111 サブミラー、112 AFセンサ、113 フォーカルプレーンシャッター、114 撮像素子、115 拡散スクリーン(フォーカシングスクリーン)、116 コンデンサレンズ、117 ペンタプリズム、118 接眼レンズ、119 再結像レンズ系、120 AEセンサ、200 撮影レンズユニット、201 レンズ、202 フォーカシングレンズ、203 絞り機構、204 レンズ位置エンコーダ、205 フォーカシングモーター、206 レンズ制御部、207 カメラ通信部、208 レンズCPU、209 レンズマウント

Claims (6)

  1. 被写体像を撮像する撮像手段と、
    撮影レンズに含まれる焦点調節用レンズを単位駆動量だけ駆動させるごとに、前記撮像手段からの出力される焦点検出に関する情報に基づいて焦点調節用の焦点評価値を算出する焦点評価値算出手段と、
    前記焦点評価値算出手段による算出結果に基づいて前記焦点調節用レンズの合焦位置を決定する合焦位置決定手段と、
    前記焦点調節用レンズの合焦位置を決定するために要する時間が最短になるように、前記焦点調節用レンズの前記単位駆動量を決定する単位駆動量決定手段とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記焦点調節用レンズの基準駆動量と、前記基準駆動量に対する許容駆動幅とがあらかじめ設定されており、
    前記単位駆動量決定手段は、前記基準駆動量と前記許容駆動幅内の駆動量との中から、前記単位駆動量を決定することを特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記焦点評価値算出手段が前記焦点評価値を算出しながら前記焦点調節用レンズを駆動させる範囲(駆動範囲)は、あらかじめ設定されており、
    前記単位駆動量決定手段は、前記駆動範囲内を対象として前記焦点調節用レンズの合焦位置を決定するために要する時間が最短となるように、前記単位駆動量を決定することを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記撮影レンズは、カメラに着脱可能な交換レンズであって、
    前記焦点調節用レンズの単位駆動量当たりの駆動時間は、個々の撮影レンズごとに設定されて撮影レンズ内のメモリに記録されており、
    前記単位駆動量決定手段は、前記単位駆動量当たりの駆動時間を前記撮影レンズから取得し、取得した前記単位駆動量当たりの駆動時間に基づいて、前記焦点調節用レンズの合焦位置を決定するために要する時間が最短になるように、前記単位駆動量を決定することを特徴とするカメラ。
  5. 請求項4に記載のカメラにおいて、
    前記焦点評価値算出手段が、前記焦点調節用レンズを前記駆動範囲内で一方向へ駆動させた後に、前記焦点調節用レンズの駆動方向を反転させて逆方向へ駆動させて前記焦点評価値を算出する場合には、前記焦点調節用レンズの単位駆動量当たりの駆動時間は、前記焦点調節用レンズを前記一方向へ駆動させるための時間と、前記逆方向へ駆動させるための時間と、前記一方向から逆方向へ反転させるために要する待機時間との和であることを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記焦点評価値算出手段および前記合焦位置決定手段は、前記焦点調節用レンズの合焦位置を決定するに当たって、前記焦点調節用レンズの駆動範囲内で合焦位置を含む一定の合焦範囲を特定するための低精度の焦点調節処理と、前記低精度の焦点調節処理で特定した前記合焦範囲内から前記焦点調節用レンズの合焦位置を特定するための高精度の焦点調節処理との少なくとも2段階の処理を実行し、
    前記単位駆動量決定手段は、前記低精度の焦点調節処理が実行されているときに、前記焦点調節用レンズの合焦位置を決定するために要する時間が最短になるように、前記単位駆動量を決定することを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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