JPH07261070A - カメラ - Google Patents
カメラInfo
- Publication number
- JPH07261070A JPH07261070A JP6053887A JP5388794A JPH07261070A JP H07261070 A JPH07261070 A JP H07261070A JP 6053887 A JP6053887 A JP 6053887A JP 5388794 A JP5388794 A JP 5388794A JP H07261070 A JPH07261070 A JP H07261070A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- camera
- information
- distance
- mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Focusing (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】撮影モ−ドの選択を受け付けると予め定めたレ
ンズ位置にレンズを駆動するカメラを提供する。 【構成】カメラ本体1には、レリーズ釦2と、撮影モ−
ドの設定を受け付ける切り替え部材3と、ファインダ接
眼窓6と、情報設定ダイヤル8と、該カメラに設定され
る各種設定情報を表示する外部表示器9とが備えられて
いる。切り替え部材3による撮影モ−ドの選択を受け付
けると、選択された撮影モ−ドに対応付けられたレンズ
位置情報に基づいてレンズが駆動される。
ンズ位置にレンズを駆動するカメラを提供する。 【構成】カメラ本体1には、レリーズ釦2と、撮影モ−
ドの設定を受け付ける切り替え部材3と、ファインダ接
眼窓6と、情報設定ダイヤル8と、該カメラに設定され
る各種設定情報を表示する外部表示器9とが備えられて
いる。切り替え部材3による撮影モ−ドの選択を受け付
けると、選択された撮影モ−ドに対応付けられたレンズ
位置情報に基づいてレンズが駆動される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラに関するもので
ある。
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラにおいて、レリ−ズ釦を半
押しすると測距が開始され、全押しするとシャッタ−動
作を行う自動焦点カメラがよく知られている。
押しすると測距が開始され、全押しするとシャッタ−動
作を行う自動焦点カメラがよく知られている。
【0003】この自動焦点カメラを用いて撮影を行う場
合は、まず、ファインダ内に表示されている領域マ−ク
に目的の被写体を重ねる。この領域マ−クは、焦点検出
領域を示している。
合は、まず、ファインダ内に表示されている領域マ−ク
に目的の被写体を重ねる。この領域マ−クは、焦点検出
領域を示している。
【0004】この後、撮影者によりレリ−ズ釦を半押し
されると、被写体に対して測距が開始される。そして、
カメラのレンズは、この被写体にピントがあう位置まで
駆動される。撮影者は、被写体の構図を確認した後、レ
リ−ズ釦をさらに押せば、シャッタ−を切ることができ
る。
されると、被写体に対して測距が開始される。そして、
カメラのレンズは、この被写体にピントがあう位置まで
駆動される。撮影者は、被写体の構図を確認した後、レ
リ−ズ釦をさらに押せば、シャッタ−を切ることができ
る。
【0005】一方、前述したようなカメラの中には、撮
影状況に合わせて撮影モ−ドを設定することができるタ
イプのカメラがある。このカメラは、撮影モ−ドとし
て、撮影状況に応じた最適なシャッタ−速度や絞り値、
そしてストロボの制御情報等が予め設定されている。し
たがって、撮影者は、撮影状況に応じてこの撮影モ−ド
を切り替えてカメラを使用する。このモ−ドの切り替え
部材には、該部材上に各モ−ドの撮影状況をイメ−ジし
た絵が描かれているものもある。前記撮影モ−ドには、
例えば、被写体として人物を想定しているポ−トレ−ト
モ−ドや、また、風景写真をとるための風景モ−ド等が
ある。
影状況に合わせて撮影モ−ドを設定することができるタ
イプのカメラがある。このカメラは、撮影モ−ドとし
て、撮影状況に応じた最適なシャッタ−速度や絞り値、
そしてストロボの制御情報等が予め設定されている。し
たがって、撮影者は、撮影状況に応じてこの撮影モ−ド
を切り替えてカメラを使用する。このモ−ドの切り替え
部材には、該部材上に各モ−ドの撮影状況をイメ−ジし
た絵が描かれているものもある。前記撮影モ−ドには、
例えば、被写体として人物を想定しているポ−トレ−ト
モ−ドや、また、風景写真をとるための風景モ−ド等が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
なカメラでは、レリ−ズボタンを半押ししない限り、カ
メラの測距動作が行われない。つまり、選んだ被写体
は、通常、ピンボケ状態となっている。したがって、そ
の被写体をファインダ上で確認するためには、レリ−ズ
ボタンを半押しする必要がある。撮影モ−ドを変更して
被写体を次々に選ぶ場合、選んだ被写体を確認するため
には、選ぶ度にレリ−ズ釦を半押ししなければならなく
なる。この半押し動作は、撮影者にとって煩わしい。
なカメラでは、レリ−ズボタンを半押ししない限り、カ
メラの測距動作が行われない。つまり、選んだ被写体
は、通常、ピンボケ状態となっている。したがって、そ
の被写体をファインダ上で確認するためには、レリ−ズ
ボタンを半押しする必要がある。撮影モ−ドを変更して
被写体を次々に選ぶ場合、選んだ被写体を確認するため
には、選ぶ度にレリ−ズ釦を半押ししなければならなく
なる。この半押し動作は、撮影者にとって煩わしい。
【0007】また、動いている被写体を撮影する際、合
焦までの時間を短縮するために、予め撮影距離近傍にカ
メラの焦点を合わせおくことがある。この場合、撮影距
離近傍にある別の被写体に対して焦点を合わせておく
か、もしくは、まず手動により焦点を合わせておき、そ
の後自動焦点に切り替えるという動作を行わなければな
らない。
焦までの時間を短縮するために、予め撮影距離近傍にカ
メラの焦点を合わせおくことがある。この場合、撮影距
離近傍にある別の被写体に対して焦点を合わせておく
か、もしくは、まず手動により焦点を合わせておき、そ
の後自動焦点に切り替えるという動作を行わなければな
らない。
【0008】一方、カメラから遠い位置にある被写体に
合焦させてから、カメラに近い被写体に合焦させる場
合、レンズの移動量が大きくなり時間がかかる。もちろ
ん、カメラの至近距離から遠距離に焦点を変更する場合
も同様なことがいえる。例えば、人物撮影を行っている
際、被写体となっている人物が動いてしまって、この人
物のかなり後方にある建物等に合焦してしまう場合があ
る。この場合、撮影者は、人物に再度合焦するまでの
間、待たされることになる。
合焦させてから、カメラに近い被写体に合焦させる場
合、レンズの移動量が大きくなり時間がかかる。もちろ
ん、カメラの至近距離から遠距離に焦点を変更する場合
も同様なことがいえる。例えば、人物撮影を行っている
際、被写体となっている人物が動いてしまって、この人
物のかなり後方にある建物等に合焦してしまう場合があ
る。この場合、撮影者は、人物に再度合焦するまでの
間、待たされることになる。
【0009】そこで、上記の問題点を解決するために、
本発明の第1の目的は、前記撮影モ−ドの選択が行われ
ると、選択された撮影モ−ドに予め対応付けられた焦点
位置に合焦するカメラを提供することにある。本発明の
第2の目的は、第1の目的に加えて、カメラが自動焦点
カメラである場合、合焦位置へのレンズ駆動の範囲を制
限するカメラを提供することにある。
本発明の第1の目的は、前記撮影モ−ドの選択が行われ
ると、選択された撮影モ−ドに予め対応付けられた焦点
位置に合焦するカメラを提供することにある。本発明の
第2の目的は、第1の目的に加えて、カメラが自動焦点
カメラである場合、合焦位置へのレンズ駆動の範囲を制
限するカメラを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の態様によれば、予め想定された撮影状
況に応じた露出値が少なくとも設定されている撮影モ−
ドが複数用意され、この中から、目的の撮影モ−ドを選
択することができるカメラであって、前記目的の撮影モ
−ドの選択を行うための選択手段と、カメラの動作を制
御するための制御手段と、前記複数の撮影モ−ドのそれ
ぞれに予め対応付けられたレンズ位置情報を少なくとも
記憶する記憶手段と、駆動情報を与えられてレンズを駆
動するレンズ駆動手段とを備え、前記制御手段は、前記
選択手段による前記撮影モ−ドの選択を受け付けると、
選択された撮影モ−ドに対応するレンズ位置情報を前記
記憶手段から読みだし、このレンズ位置情報に基づく駆
動情報を前記レンズ駆動手段に与え、前記レンズ駆動手
段は、与えられた駆動情報に基いて、予め定められたレ
ンズ位置にレンズを駆動することを特徴とするカメラが
提供される。
の本発明の第1の態様によれば、予め想定された撮影状
況に応じた露出値が少なくとも設定されている撮影モ−
ドが複数用意され、この中から、目的の撮影モ−ドを選
択することができるカメラであって、前記目的の撮影モ
−ドの選択を行うための選択手段と、カメラの動作を制
御するための制御手段と、前記複数の撮影モ−ドのそれ
ぞれに予め対応付けられたレンズ位置情報を少なくとも
記憶する記憶手段と、駆動情報を与えられてレンズを駆
動するレンズ駆動手段とを備え、前記制御手段は、前記
選択手段による前記撮影モ−ドの選択を受け付けると、
選択された撮影モ−ドに対応するレンズ位置情報を前記
記憶手段から読みだし、このレンズ位置情報に基づく駆
動情報を前記レンズ駆動手段に与え、前記レンズ駆動手
段は、与えられた駆動情報に基いて、予め定められたレ
ンズ位置にレンズを駆動することを特徴とするカメラが
提供される。
【0011】本発明の第2の態様によれば、第1の態様
において、被写体に対して焦点検出を行い、その検出結
果を出力する焦点検出手段をさらに備え、前記制御手段
は、前記焦点検出手段の検出結果に基づく駆動情報を前
記レンズ駆動手段に与え、前記レンズ駆動手段は、この
駆動情報に基づいて、前記予め定められたレンズ位置か
ら被写体の合焦位置にレンズを駆動することを特徴とす
るカメラが提供される。
において、被写体に対して焦点検出を行い、その検出結
果を出力する焦点検出手段をさらに備え、前記制御手段
は、前記焦点検出手段の検出結果に基づく駆動情報を前
記レンズ駆動手段に与え、前記レンズ駆動手段は、この
駆動情報に基づいて、前記予め定められたレンズ位置か
ら被写体の合焦位置にレンズを駆動することを特徴とす
るカメラが提供される。
【0012】本発明の第3の態様によれば、第2の態様
において、前記合焦位置へのレンズ駆動の範囲を制限す
る駆動範囲制限手段をさらに備えることを特徴とするカ
メラが提供される。
において、前記合焦位置へのレンズ駆動の範囲を制限す
る駆動範囲制限手段をさらに備えることを特徴とするカ
メラが提供される。
【0013】本発明の第4の態様によれば、第3の態様
において、前記記憶手段は、撮影距離を制限するための
制限範囲情報を前記それぞれの撮影モ−ドと対応付けて
さらに記憶し、前記駆動範囲制限手段は、少なくともレ
ンズ駆動が行われている間、被写体までの距離を検出
し、検出結果を出力する撮影距離検出手段と、該撮影距
離検出手段の検出結果の示す距離が前記制限範囲情報の
示す制限値に達したか否かを判断する判断手段とを備
え、前記判断手段は、前記検出結果の示す距離が前記制
限値に達したことを判断したときに、前記レンズ駆動手
段に対して動作変更指令を与え、前記レンズ駆動手段
は、前記動作変更指令を受けてレンズ駆動の動作を変更
することを特徴とするカメラが提供される。
において、前記記憶手段は、撮影距離を制限するための
制限範囲情報を前記それぞれの撮影モ−ドと対応付けて
さらに記憶し、前記駆動範囲制限手段は、少なくともレ
ンズ駆動が行われている間、被写体までの距離を検出
し、検出結果を出力する撮影距離検出手段と、該撮影距
離検出手段の検出結果の示す距離が前記制限範囲情報の
示す制限値に達したか否かを判断する判断手段とを備
え、前記判断手段は、前記検出結果の示す距離が前記制
限値に達したことを判断したときに、前記レンズ駆動手
段に対して動作変更指令を与え、前記レンズ駆動手段
は、前記動作変更指令を受けてレンズ駆動の動作を変更
することを特徴とするカメラが提供される。
【0014】本発明の第5の態様によれば、第4の態様
において、前記撮影距離検出手段は、被写体までの距離
をレンズ位置から検出することを特徴とするカメラが提
供される。
において、前記撮影距離検出手段は、被写体までの距離
をレンズ位置から検出することを特徴とするカメラが提
供される。
【0015】本発明の第6の態様によれば、第2の態様
において、前記記憶手段は、撮影距離を制限するための
制限範囲情報を前記それぞれの撮影モ−ドと対応付けて
さらに記憶し、前記制御手段は、前記焦点検出手段の検
出結果に基づく駆動情報を前記レンズ駆動手段に与える
際、選択されている撮影モ−ドに対応する前記制限範囲
情報を前記記憶手段から読み出し、前記焦点検出手段の
検出結果から得られる撮影距離が、前記制限範囲情報の
示す制限範囲を超えるか否かを判断し、制限範囲を超え
ることを判断した場合には、前記制限範囲の制限値に基
づく駆動情報を前記レンズ駆動手段に与えることを特徴
とするカメラが提供される。
において、前記記憶手段は、撮影距離を制限するための
制限範囲情報を前記それぞれの撮影モ−ドと対応付けて
さらに記憶し、前記制御手段は、前記焦点検出手段の検
出結果に基づく駆動情報を前記レンズ駆動手段に与える
際、選択されている撮影モ−ドに対応する前記制限範囲
情報を前記記憶手段から読み出し、前記焦点検出手段の
検出結果から得られる撮影距離が、前記制限範囲情報の
示す制限範囲を超えるか否かを判断し、制限範囲を超え
ることを判断した場合には、前記制限範囲の制限値に基
づく駆動情報を前記レンズ駆動手段に与えることを特徴
とするカメラが提供される。
【0016】本発明の第7の態様によれば、第4の態様
において、前記レンズ駆動手段は、前記動作変更指令を
受けて、レンズを停止、または、レンズの駆動方向を反
転させることを特徴とするカメラが提供される。
において、前記レンズ駆動手段は、前記動作変更指令を
受けて、レンズを停止、または、レンズの駆動方向を反
転させることを特徴とするカメラが提供される。
【0017】
【作用】前記第1の態様のカメラは、前記選択手段によ
る前記撮影モ−ドの選択を受け付けると、選択された撮
影モ−ドに対応するレンズ位置情報を前記記憶手段から
読みだし、このレンズ位置情報に基づく駆動情報を前記
レンズ駆動手段に与え、前記レンズ駆動手段は、与えら
れた駆動情報に基いて、予め定められたレンズ位置にレ
ンズを駆動する。
る前記撮影モ−ドの選択を受け付けると、選択された撮
影モ−ドに対応するレンズ位置情報を前記記憶手段から
読みだし、このレンズ位置情報に基づく駆動情報を前記
レンズ駆動手段に与え、前記レンズ駆動手段は、与えら
れた駆動情報に基いて、予め定められたレンズ位置にレ
ンズを駆動する。
【0018】前記第2の態様のカメラでは、前記制御手
段が、前記焦点検出手段の検出結果に基づく駆動情報を
前記レンズ駆動手段に与えると、前記レンズ駆動手段
は、この駆動情報に基づいて、前記予め定められたレン
ズ位置から被写体の合焦位置にレンズを駆動する。
段が、前記焦点検出手段の検出結果に基づく駆動情報を
前記レンズ駆動手段に与えると、前記レンズ駆動手段
は、この駆動情報に基づいて、前記予め定められたレン
ズ位置から被写体の合焦位置にレンズを駆動する。
【0019】前記第3の態様のカメラの駆動範囲制限手
段は、前記合焦位置へのレンズ駆動の範囲を制限する。
段は、前記合焦位置へのレンズ駆動の範囲を制限する。
【0020】前記第4の態様のカメラでは、前記記憶手
段は、撮影距離を制限するための制限範囲情報を前記そ
れぞれの撮影モ−ドと対応付けてさらに記憶する。そし
て、撮影距離検出手段は、少なくともレンズ駆動が行わ
れている間、被写体までの距離を検出し、検出結果を出
力する。前記判断手段は、該撮影距離検出手段の検出結
果の示す距離が前記制限範囲情報の示す制限値に達した
か否かを判断する。そして、前記判断手段は、前記検出
結果の示す距離が前記制限値に達したことを判断したと
きに、前記レンズ駆動手段に対して動作変更指令を与え
る。前記レンズ駆動手段は、前記動作変更指令を受けて
レンズ駆動の動作を変更する。
段は、撮影距離を制限するための制限範囲情報を前記そ
れぞれの撮影モ−ドと対応付けてさらに記憶する。そし
て、撮影距離検出手段は、少なくともレンズ駆動が行わ
れている間、被写体までの距離を検出し、検出結果を出
力する。前記判断手段は、該撮影距離検出手段の検出結
果の示す距離が前記制限範囲情報の示す制限値に達した
か否かを判断する。そして、前記判断手段は、前記検出
結果の示す距離が前記制限値に達したことを判断したと
きに、前記レンズ駆動手段に対して動作変更指令を与え
る。前記レンズ駆動手段は、前記動作変更指令を受けて
レンズ駆動の動作を変更する。
【0021】前記第5の態様のカメラでは、前記撮影距
離検出手段は、被写体までの距離をレンズ位置から検出
する。
離検出手段は、被写体までの距離をレンズ位置から検出
する。
【0022】前記第6の態様のカメラでは、前記記憶手
段は、撮影距離を制限するための制限範囲情報を前記そ
れぞれの撮影モ−ドと対応付けてさらに記憶する。前記
制御手段は、前記焦点検出手段の検出結果に基づく駆動
情報を前記レンズ駆動手段に与える際、選択されている
撮影モ−ドに対応する前記制限範囲情報を前記記憶手段
から読み出し、前記焦点検出手段の検出結果から得られ
る撮影距離が、前記制限範囲情報の示す制限範囲を超え
るか否かを判断し、制限範囲を超えることを判断した場
合には、前記制限範囲の制限値に基づく駆動情報を前記
レンズ駆動手段に与える。
段は、撮影距離を制限するための制限範囲情報を前記そ
れぞれの撮影モ−ドと対応付けてさらに記憶する。前記
制御手段は、前記焦点検出手段の検出結果に基づく駆動
情報を前記レンズ駆動手段に与える際、選択されている
撮影モ−ドに対応する前記制限範囲情報を前記記憶手段
から読み出し、前記焦点検出手段の検出結果から得られ
る撮影距離が、前記制限範囲情報の示す制限範囲を超え
るか否かを判断し、制限範囲を超えることを判断した場
合には、前記制限範囲の制限値に基づく駆動情報を前記
レンズ駆動手段に与える。
【0023】前記第7の態様のカメラでは、前記レンズ
駆動手段は、前記動作変更指令を受けて、レンズを停
止、または、レンズの駆動方向を反転させる。
駆動手段は、前記動作変更指令を受けて、レンズを停
止、または、レンズの駆動方向を反転させる。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係るカメラを自動焦点カメラ
として用いた場合の実施例を記述する。
として用いた場合の実施例を記述する。
【0025】前記カメラは、図1に示すように、カメラ
本体1と撮影レンズ12から構成されている。
本体1と撮影レンズ12から構成されている。
【0026】前記撮影レンズ12の内部には、撮影用の
レンズ群等が設けられている。また、該撮影レンズ12
は、着脱可能に前記カメラ本体1に備えられている。
レンズ群等が設けられている。また、該撮影レンズ12
は、着脱可能に前記カメラ本体1に備えられている。
【0027】前記カメラ本体1には、レリーズ釦2と、
撮影モ−ドの設定を受け付ける切り替え部材3と、ファ
インダ接眼窓6と、情報設定ダイヤル8と、該カメラに
設定される各種設定情報を表示する外部表示器9とが備
えられている。前記外部表示器9には、例えば、液晶デ
ィスプレ−装置を用いてもよい。
撮影モ−ドの設定を受け付ける切り替え部材3と、ファ
インダ接眼窓6と、情報設定ダイヤル8と、該カメラに
設定される各種設定情報を表示する外部表示器9とが備
えられている。前記外部表示器9には、例えば、液晶デ
ィスプレ−装置を用いてもよい。
【0028】前記切り替え部材3の上面には、図3に示
すように、該カメラに設定できる撮影モ−ドが、絵文字
(3a〜3e)もしくは文字(3f〜3h)で示されて
いる。該切り替え部材3は、支持部材4に回転可能に支
持されている。該支持部材4の上面には、指標4aが付
けられている。そして、撮影者は、前記切り替え部材3
を回転させて、絵文字および文字のいずれかを指標4a
に合わせることにより、合わせた絵文字もしくは文字に
対応している撮影モ−ドを設定することができる。図3
においては、絵文字3aに対応している撮影モ−ドが設
定されることになる。この撮影モ−ドの詳細については
後述する。
すように、該カメラに設定できる撮影モ−ドが、絵文字
(3a〜3e)もしくは文字(3f〜3h)で示されて
いる。該切り替え部材3は、支持部材4に回転可能に支
持されている。該支持部材4の上面には、指標4aが付
けられている。そして、撮影者は、前記切り替え部材3
を回転させて、絵文字および文字のいずれかを指標4a
に合わせることにより、合わせた絵文字もしくは文字に
対応している撮影モ−ドを設定することができる。図3
においては、絵文字3aに対応している撮影モ−ドが設
定されることになる。この撮影モ−ドの詳細については
後述する。
【0029】前記ファインダ接眼窓6で観察されるファ
インダ−画面は、例えば、図4(a)に示すようになっ
ている。図4(a)に示すファインダ−画面25には、
焦点検出領域と対応している領域マ−ク26eが表示さ
れている。
インダ−画面は、例えば、図4(a)に示すようになっ
ている。図4(a)に示すファインダ−画面25には、
焦点検出領域と対応している領域マ−ク26eが表示さ
れている。
【0030】カメラ本体1の内部には、図2に示すよう
に、メインミラー13、サブミラー14、焦点検出装置
15、スクリーン16、ペンタプリズム17、プリズム
18、接眼レンズ5、測光装置19、レンズ駆動装置2
0、前記撮影レンズ12側と電気的な接続を行う信号接
点27が設けられている。この他にも、図5に示すよう
な、前記切り替え部材3により設定された撮影モ−ドを
示す信号を出力する撮影モ−ド切り替え装置21、パル
ス発生装置7、表示駆動回路11が設けられ、また、シ
ャッタ−等も図示されていないが設けられている。
に、メインミラー13、サブミラー14、焦点検出装置
15、スクリーン16、ペンタプリズム17、プリズム
18、接眼レンズ5、測光装置19、レンズ駆動装置2
0、前記撮影レンズ12側と電気的な接続を行う信号接
点27が設けられている。この他にも、図5に示すよう
な、前記切り替え部材3により設定された撮影モ−ドを
示す信号を出力する撮影モ−ド切り替え装置21、パル
ス発生装置7、表示駆動回路11が設けられ、また、シ
ャッタ−等も図示されていないが設けられている。
【0031】一方、撮影レンズ12には、レンズ群10
と、フォーカシングを行う際、該レンズ群10を駆動す
る駆動装置22と、該駆動装置22に前記レンズ駆動装
置20の動力を伝達する動力伝達装置24と、撮影距離
を信号として出力する距離信号発生装置28(図5参
照)が設けらている。この距離信号発生装置には、例え
ば、エンコ−ダを用いることができる。該距離信号発生
装置28は、レンズの駆動/停止にかかわらず、撮影レ
ンズ内のレンズ群の位置に基づいて、被写体からカメラ
までの距離、つまり撮影距離を常に算出する。そして、
この撮影距離を信号として後記の制御回路31へ周期的
に送る。
と、フォーカシングを行う際、該レンズ群10を駆動す
る駆動装置22と、該駆動装置22に前記レンズ駆動装
置20の動力を伝達する動力伝達装置24と、撮影距離
を信号として出力する距離信号発生装置28(図5参
照)が設けらている。この距離信号発生装置には、例え
ば、エンコ−ダを用いることができる。該距離信号発生
装置28は、レンズの駆動/停止にかかわらず、撮影レ
ンズ内のレンズ群の位置に基づいて、被写体からカメラ
までの距離、つまり撮影距離を常に算出する。そして、
この撮影距離を信号として後記の制御回路31へ周期的
に送る。
【0032】前記メインミラ−13は、レンズ群10か
ら入射した光をペンタプリズム17側および焦点検出装
置15に導くために部分的にハ−フミラ−となってい
る。前記焦点検出装置15の内部にはイメ−ジセンサ2
9(図5参照)が設けられている。該イメ−ジセンサ2
9には、焦点検出領域が設けられ、そして、該焦点検出
領域は前記ファインダ−画面25上で前記領域マ−クと
重なる部分の被写体に対して測距が行えるように配置さ
れている。該イメ−ジセンサ29には、測距用素子とし
て例えば、CCD(charge-coupled device)が備えら
れている。
ら入射した光をペンタプリズム17側および焦点検出装
置15に導くために部分的にハ−フミラ−となってい
る。前記焦点検出装置15の内部にはイメ−ジセンサ2
9(図5参照)が設けられている。該イメ−ジセンサ2
9には、焦点検出領域が設けられ、そして、該焦点検出
領域は前記ファインダ−画面25上で前記領域マ−クと
重なる部分の被写体に対して測距が行えるように配置さ
れている。該イメ−ジセンサ29には、測距用素子とし
て例えば、CCD(charge-coupled device)が備えら
れている。
【0033】前記測光装置19は、該装置に入射した光
束に対して測光を行う。該装置の内部には、測光素子3
0(図5参照)が備えられている。前記スクリーン16
には、液晶等を用いた図示しないファインダ表示器が設
けられている。ファインダ表示器は、前記領域マ−クを
被写体像と重ねて表示する。
束に対して測光を行う。該装置の内部には、測光素子3
0(図5参照)が備えられている。前記スクリーン16
には、液晶等を用いた図示しないファインダ表示器が設
けられている。ファインダ表示器は、前記領域マ−クを
被写体像と重ねて表示する。
【0034】図5は、本実施例のカメラの機能ブロック
図である。
図である。
【0035】図5において、制御回路31は、例えば、
前記レリ−ズ釦2と、前記撮影モ−ド切り替え装置21
と、前記情報設定ダイヤル8の回転動作に連動して、パ
ルスを発生させるパルス発生装置7と、前記イメ−ジセ
ンサ29と、前記測光素子30と、前記信号接点27と
が接続され、これらから信号を受けて処理を行い、表示
駆動回路11やレンズ駆動装置20へ信号を出力して指
示を行う。前記処理を行うために該制御回路31には、
例えば、演算制御部や記憶部を備えたMPUが設けられ
ている。
前記レリ−ズ釦2と、前記撮影モ−ド切り替え装置21
と、前記情報設定ダイヤル8の回転動作に連動して、パ
ルスを発生させるパルス発生装置7と、前記イメ−ジセ
ンサ29と、前記測光素子30と、前記信号接点27と
が接続され、これらから信号を受けて処理を行い、表示
駆動回路11やレンズ駆動装置20へ信号を出力して指
示を行う。前記処理を行うために該制御回路31には、
例えば、演算制御部や記憶部を備えたMPUが設けられ
ている。
【0036】前記外部表示器9は、前記表示駆動回路1
1に接続されている。そして、該表示駆動回路11は、
前記制御回路31から与えられる信号に基づいて該外部
表示器9の制御を行う。また、前記距離信号発生装置2
8からの前記撮影距離を示す信号は、前記信号接点27
を介して、前記制御回路31へ送られる。
1に接続されている。そして、該表示駆動回路11は、
前記制御回路31から与えられる信号に基づいて該外部
表示器9の制御を行う。また、前記距離信号発生装置2
8からの前記撮影距離を示す信号は、前記信号接点27
を介して、前記制御回路31へ送られる。
【0037】ここで、前記撮影モ−ドについて説明す
る。
る。
【0038】図3において、前述した切り替え部材3の
絵文字および文字は、撮影モ−ドに対して次のように対
応している。
絵文字および文字は、撮影モ−ドに対して次のように対
応している。
【0039】文字3fは、マニュアルモ−ド、文字3g
は、シャッタ−スピ−ド優先モ−ド、文字3hは、絞り
優先モ−ド、そして、絵文字3a〜3eは、プログラム
モ−ド(イメ−ジプログラムモ−ド)に対応している。
該プログラムモ−ドについては、絵文字3aは、ポ−ト
レ−トモ−ド、絵文字3bは、記念写真モ−ド、絵文字
3cは、風景モ−ド、絵文字3dは、クロ−ズアップモ
−ド、絵文字3eは、スポ−ツモ−ドに、それぞれ対応
している。
は、シャッタ−スピ−ド優先モ−ド、文字3hは、絞り
優先モ−ド、そして、絵文字3a〜3eは、プログラム
モ−ド(イメ−ジプログラムモ−ド)に対応している。
該プログラムモ−ドについては、絵文字3aは、ポ−ト
レ−トモ−ド、絵文字3bは、記念写真モ−ド、絵文字
3cは、風景モ−ド、絵文字3dは、クロ−ズアップモ
−ド、絵文字3eは、スポ−ツモ−ドに、それぞれ対応
している。
【0040】各撮影モ−ドについて簡単に説明すると、
該カメラは、前記マニュアルモ−ドが設定されている場
合、撮影者が任意の露出レベルを設定することができる
ようになる。前記シャッタ−スピ−ド優先モ−ドが設定
されている場合、撮影者からシャッタ−スピ−ドの設定
を受け付けると、該シャッタ−スピ−ドに対応した適正
露出となるように、カメラに予め定められた情報に基づ
いて、絞り値が自動的に設定される。前記絞り優先モ−
ドが設定されている場合、撮影者により絞り値がセット
されると、カメラに予め定められた情報に基づいて、適
正露出となるようにシャッタ−スピ−ドが自動的に設定
される。
該カメラは、前記マニュアルモ−ドが設定されている場
合、撮影者が任意の露出レベルを設定することができる
ようになる。前記シャッタ−スピ−ド優先モ−ドが設定
されている場合、撮影者からシャッタ−スピ−ドの設定
を受け付けると、該シャッタ−スピ−ドに対応した適正
露出となるように、カメラに予め定められた情報に基づ
いて、絞り値が自動的に設定される。前記絞り優先モ−
ドが設定されている場合、撮影者により絞り値がセット
されると、カメラに予め定められた情報に基づいて、適
正露出となるようにシャッタ−スピ−ドが自動的に設定
される。
【0041】また、前記プログラムモ−ドでは、それぞ
れのモ−ドにおいて予め設定された情報に基づいて露出
値が自動的に設定される。前記ポ−トレ−トモ−ドで
は、カメラから2m位離れた被写体を想定しており、一
人の人物を撮影する場合等がこれに相当する。そして、
該モ−ドが設定されると、このような撮影条件に合った
露出値が自動的に設定される。そして、被写体として複
数の人物を想定した前記記念写真モ−ドでは、撮影距離
が3m位になることを、風景写真の撮影を想定した前記
風景モ−ドでは、撮影距離が無限遠になることを、前記
ポ−トレ−トモ−ドよりカメラに近い位置にある被写体
を想定した前記クロ−ズアップモ−ドでは、撮影距離が
0.5m位になることを、前記スポ−ツモ−ドでは、撮
影距離が4m位になることを考慮し、それぞれの撮影条
件に合った露出値が自動的に設定される。
れのモ−ドにおいて予め設定された情報に基づいて露出
値が自動的に設定される。前記ポ−トレ−トモ−ドで
は、カメラから2m位離れた被写体を想定しており、一
人の人物を撮影する場合等がこれに相当する。そして、
該モ−ドが設定されると、このような撮影条件に合った
露出値が自動的に設定される。そして、被写体として複
数の人物を想定した前記記念写真モ−ドでは、撮影距離
が3m位になることを、風景写真の撮影を想定した前記
風景モ−ドでは、撮影距離が無限遠になることを、前記
ポ−トレ−トモ−ドよりカメラに近い位置にある被写体
を想定した前記クロ−ズアップモ−ドでは、撮影距離が
0.5m位になることを、前記スポ−ツモ−ドでは、撮
影距離が4m位になることを考慮し、それぞれの撮影条
件に合った露出値が自動的に設定される。
【0042】さらに、該カメラは、前記プログラムモ−
ドのいずれかの設定を受け付けると、そのプログラムモ
−ドに応じてレンズが予備的に駆動される。この予備レ
ンズ駆動については、次に説明する。また、前述したシ
ャッタ−スピ−ドや絞り値の入力の受け付けは、図示し
ない設定ダイヤルにより行うことができる。
ドのいずれかの設定を受け付けると、そのプログラムモ
−ドに応じてレンズが予備的に駆動される。この予備レ
ンズ駆動については、次に説明する。また、前述したシ
ャッタ−スピ−ドや絞り値の入力の受け付けは、図示し
ない設定ダイヤルにより行うことができる。
【0043】本実施例のカメラにおけるレンズ駆動を機
能的に大別すると、前述した予備レンズ駆動と、被写体
に対して焦点を合わせるオ−トフォ−カス動作における
レンズ駆動とがある。予備レンズ駆動では、被写体に焦
点を合わせる前に、予め被写体近傍に焦点を合わさせて
おくためのレンズ群の移動を行い、レンズ群を待機させ
ておく。この予備レンズ駆動における合焦動作は、前記
プログラムモ−ドに予め対応付けられたレンズ位置情報
にもとづいて行われる。例えば、前記ポ−トレ−トモ−
ドでの撮影距離は2m、記念写真モ−ドでの撮影距離は
3m、前記風景モ−ドでの撮影距離は無限遠、前記クロ
−ズアップモ−ドでの撮影距離は0.5m、前記スポ−
ツモ−ドでの撮影距離は4mとなっており、これらの撮
影距離は、それぞれレンズ位置情報に変換されて前記記
憶部に記憶されている。
能的に大別すると、前述した予備レンズ駆動と、被写体
に対して焦点を合わせるオ−トフォ−カス動作における
レンズ駆動とがある。予備レンズ駆動では、被写体に焦
点を合わせる前に、予め被写体近傍に焦点を合わさせて
おくためのレンズ群の移動を行い、レンズ群を待機させ
ておく。この予備レンズ駆動における合焦動作は、前記
プログラムモ−ドに予め対応付けられたレンズ位置情報
にもとづいて行われる。例えば、前記ポ−トレ−トモ−
ドでの撮影距離は2m、記念写真モ−ドでの撮影距離は
3m、前記風景モ−ドでの撮影距離は無限遠、前記クロ
−ズアップモ−ドでの撮影距離は0.5m、前記スポ−
ツモ−ドでの撮影距離は4mとなっており、これらの撮
影距離は、それぞれレンズ位置情報に変換されて前記記
憶部に記憶されている。
【0044】一方、前記オ−トフォ−カス動作における
レンズ駆動については一般的によく知られたものであ
り、例えば次のようになっている。
レンズ駆動については一般的によく知られたものであ
り、例えば次のようになっている。
【0045】図2において、前記レンズ群10を通過し
た光束23は、メインミラー13で透過光23aと反射
光23bとに分かれる。透過光23aはサブミラー14
で反射し、焦点検出装置15に入射する。焦点検出装置
15はレンズ群10の射出瞳を分割して、前記焦点検出
領域において、合焦しているか否かを判別し、それに応
じた信号を発生する。焦点検出装置15からの信号に基
づいて、制御回路31は、レンズ駆動装置20に対して
制御信号を出力する。レンズ駆動装置20は、この制御
信号を受けて、図示しないモータを駆動する。該モータ
が駆動されるとレンズ駆動装置20の動力は、動力伝達
装置24を介して駆動装置22へ伝達される。そして、
駆動装置22によりレンズ群10が駆動され、フォーカ
シングが行われる。このレンズ群10の移動量は、前記
焦点検出装置15からの信号に基づいて決定される。
た光束23は、メインミラー13で透過光23aと反射
光23bとに分かれる。透過光23aはサブミラー14
で反射し、焦点検出装置15に入射する。焦点検出装置
15はレンズ群10の射出瞳を分割して、前記焦点検出
領域において、合焦しているか否かを判別し、それに応
じた信号を発生する。焦点検出装置15からの信号に基
づいて、制御回路31は、レンズ駆動装置20に対して
制御信号を出力する。レンズ駆動装置20は、この制御
信号を受けて、図示しないモータを駆動する。該モータ
が駆動されるとレンズ駆動装置20の動力は、動力伝達
装置24を介して駆動装置22へ伝達される。そして、
駆動装置22によりレンズ群10が駆動され、フォーカ
シングが行われる。このレンズ群10の移動量は、前記
焦点検出装置15からの信号に基づいて決定される。
【0046】さらに、前記制御回路31は、前記オ−ト
フォ−カス動作の際、予め定められた撮影距離の範囲内
にある被写体のみに合焦するように制御することができ
る。前記予め定められた撮影距離の範囲は、前記プログ
ラムモ−ドと対応付けされている。具体的には、ポ−ト
レ−トモ−ドでの撮影距離の範囲は1〜3m、記念写真
モ−ドでの撮影距離の範囲は2〜4m、風景モ−ドでの
撮影距離は5m〜無限遠、クロ−ズアップモ−ドでの撮
影距離は至近〜1m、前記スポ−ツモ−ドでの撮影距離
は2〜6mとなっており、これらの撮影距離の範囲は、
撮影距離の制限範囲情報として、前記記憶部に記憶され
ている。そして、前記制御回路31は、前記オ−トフォ
−カス動作の際、まず、前記距離信号発生装置28から
送られる信号により、被写体からカメラまでの距離を認
識する。そして、記憶部に格納されている制限範囲情報
の中から、設定されている撮影モ−ドに対応している撮
影距離の範囲を読みだす。この後、前記被写体からカメ
ラまでの距離が、読みだした撮影距離の範囲の制限値
(範囲が1〜3mならば、制限値は1mもしくは3mと
なる)に達しているかどうかを判断する。そして、達し
たことを判断した場合は、レンズ駆動装置20に対し
て、停止指令を出力する。レンズ駆動装置20は、前記
停止指令を受けてレンズの駆動を停止する。また、前記
停止指令をレンズの反転指令とし、レンズ駆動装置20
が前記反転指令を受けて、レンズの駆動方向を反転させ
るように構成してもよい。
フォ−カス動作の際、予め定められた撮影距離の範囲内
にある被写体のみに合焦するように制御することができ
る。前記予め定められた撮影距離の範囲は、前記プログ
ラムモ−ドと対応付けされている。具体的には、ポ−ト
レ−トモ−ドでの撮影距離の範囲は1〜3m、記念写真
モ−ドでの撮影距離の範囲は2〜4m、風景モ−ドでの
撮影距離は5m〜無限遠、クロ−ズアップモ−ドでの撮
影距離は至近〜1m、前記スポ−ツモ−ドでの撮影距離
は2〜6mとなっており、これらの撮影距離の範囲は、
撮影距離の制限範囲情報として、前記記憶部に記憶され
ている。そして、前記制御回路31は、前記オ−トフォ
−カス動作の際、まず、前記距離信号発生装置28から
送られる信号により、被写体からカメラまでの距離を認
識する。そして、記憶部に格納されている制限範囲情報
の中から、設定されている撮影モ−ドに対応している撮
影距離の範囲を読みだす。この後、前記被写体からカメ
ラまでの距離が、読みだした撮影距離の範囲の制限値
(範囲が1〜3mならば、制限値は1mもしくは3mと
なる)に達しているかどうかを判断する。そして、達し
たことを判断した場合は、レンズ駆動装置20に対し
て、停止指令を出力する。レンズ駆動装置20は、前記
停止指令を受けてレンズの駆動を停止する。また、前記
停止指令をレンズの反転指令とし、レンズ駆動装置20
が前記反転指令を受けて、レンズの駆動方向を反転させ
るように構成してもよい。
【0047】このようにレンズの駆動に制限を設けてお
けば、例えば、前記記念写真モ−ドが設定されている
際、撮影中に被写体となっている人物が動いてしまい、
この人物を検出していた検出領域が、この被写体のかな
り後方にある建物等を検出してしまっても、制限範囲以
上にレンズは駆動されなくて済む。具体的には、前記記
念写真モ−ドが設定されている場合、焦点位置は、レン
ズから4m離れた位置に合わせられ、これ以上遠い位置
にある被写体に対して焦点が合わないようになる。反対
に、カメラの至近距離(例えば、0.5m)に岩などの
物体があり、焦点検出領域が、この物体を検出した場合
でも、レンズの焦点は、該レンズから2mの位置に合わ
せられる。
けば、例えば、前記記念写真モ−ドが設定されている
際、撮影中に被写体となっている人物が動いてしまい、
この人物を検出していた検出領域が、この被写体のかな
り後方にある建物等を検出してしまっても、制限範囲以
上にレンズは駆動されなくて済む。具体的には、前記記
念写真モ−ドが設定されている場合、焦点位置は、レン
ズから4m離れた位置に合わせられ、これ以上遠い位置
にある被写体に対して焦点が合わないようになる。反対
に、カメラの至近距離(例えば、0.5m)に岩などの
物体があり、焦点検出領域が、この物体を検出した場合
でも、レンズの焦点は、該レンズから2mの位置に合わ
せられる。
【0048】したがって、目的の被写体に対して焦点を
合わせるときのレンズの駆動量が少なくなる。
合わせるときのレンズの駆動量が少なくなる。
【0049】また、本実施例では、前記制限値に達して
いるか否かの判断を距離信号発生装置からの信号に基づ
いて行っているが、これに限られることはなく、例え
ば、撮影レンズ内にリミットスイッチを設けて制限値を
判断してもよい。制限値となる撮影距離と前記リミット
スイッチが検出するレンズ位置とを予め対応付けた情報
を備えておけば、レンズ移動の際、リミットスイッチの
検出結果により前記制限値に達したか否かを判断するこ
ができる。
いるか否かの判断を距離信号発生装置からの信号に基づ
いて行っているが、これに限られることはなく、例え
ば、撮影レンズ内にリミットスイッチを設けて制限値を
判断してもよい。制限値となる撮影距離と前記リミット
スイッチが検出するレンズ位置とを予め対応付けた情報
を備えておけば、レンズ移動の際、リミットスイッチの
検出結果により前記制限値に達したか否かを判断するこ
ができる。
【0050】また、該カメラは、前記レリ−ズ釦3を半
押しされることにより測距を開始し、全押しされるとシ
ャッタ−動作を行うように構成されている。
押しされることにより測距を開始し、全押しされるとシ
ャッタ−動作を行うように構成されている。
【0051】該カメラの測光機構は次のように構成され
ている。
ている。
【0052】前記光束23bは、スクリーン16で結像
し、さらにペンタプリズム17を通過する。このとき、
光束の一部はプリズム18を通過し、測光装置19へ入
射する。測光装置19の内部に設けられている前記測光
素子30は、この入射する光に対して測光を行い、その
検出結果を前記制御回路31に出力する。そして、該検
出結果は、例えば、測光値として外部表示器9で表示さ
れる。一方、ペンタプリズム17を通過した光束の大部
分は、接眼レンズ5を通過するので、撮影者は、被写体
を確認できるようになる。
し、さらにペンタプリズム17を通過する。このとき、
光束の一部はプリズム18を通過し、測光装置19へ入
射する。測光装置19の内部に設けられている前記測光
素子30は、この入射する光に対して測光を行い、その
検出結果を前記制御回路31に出力する。そして、該検
出結果は、例えば、測光値として外部表示器9で表示さ
れる。一方、ペンタプリズム17を通過した光束の大部
分は、接眼レンズ5を通過するので、撮影者は、被写体
を確認できるようになる。
【0053】ここで、本実施例のカメラの動作について
記述する。図6および図7では、第1の動作が、図8お
よび図9には、第2の動作が示されている。これらの動
作は、前述したカメラの構成要素により実現することが
できる。ただし、制御回路31内の演算制御部がこれら
の動作を行うために必要とするプログラムは、前記記憶
部に格納されている。
記述する。図6および図7では、第1の動作が、図8お
よび図9には、第2の動作が示されている。これらの動
作は、前述したカメラの構成要素により実現することが
できる。ただし、制御回路31内の演算制御部がこれら
の動作を行うために必要とするプログラムは、前記記憶
部に格納されている。
【0054】図6において、まず、該カメラに設けられ
た図示しない電源スイッチがオンにされると、カメラの
各部においてイニシャル処理が開始される(S10)。
た図示しない電源スイッチがオンにされると、カメラの
各部においてイニシャル処理が開始される(S10)。
【0055】その後、ステップ11(S11)におい
て、制御回路31は、撮影モ−ド切り替え装置21から
信号を受け取る。そして、この信号に基づいて、制御回
路31は、先ず、設定されている撮影モ−ドが前記プロ
グラムモ−ド(イメ−ジプログラムモ−ド)か否かを判
断する(S11)。もし、プログラムモ−ドが設定され
ているならば、そのプログラムモ−ドに応じた処理を行
う(S12)。このS12については、図7に詳細に示
されている。
て、制御回路31は、撮影モ−ド切り替え装置21から
信号を受け取る。そして、この信号に基づいて、制御回
路31は、先ず、設定されている撮影モ−ドが前記プロ
グラムモ−ド(イメ−ジプログラムモ−ド)か否かを判
断する(S11)。もし、プログラムモ−ドが設定され
ているならば、そのプログラムモ−ドに応じた処理を行
う(S12)。このS12については、図7に詳細に示
されている。
【0056】図7おいて、プログラムモ−ドがポ−トレ
−トモ−ドであった場合(S21)、ポ−トレ−トモ−
ドにおける予め定められた撮影距離を前記記憶部から読
みこむ。該ポ−トレ−トモ−ドにおける予め定められた
撮影距離は、前述したように2mとなっている。つぎ
に、制御回路31は、前記距離信号発生装置28から、
現在の撮影レンズの合焦位置からカメラまでの距離、つ
まり現時点での撮影距離を示す信号を受け取る。そし
て、前記予め定められた撮影距離と、現時点での撮影距
離を比較し、その差分を算出する。制御回路31は、前
記レンズ駆動装置20に対して、前記差分に基づいた制
御信号を与える。レンズ駆動装置20は、この制御信号
に基づいて、図示しないモ−タを駆動する。その後、前
記予め定められた撮影距離にレンズの焦点が合う。
−トモ−ドであった場合(S21)、ポ−トレ−トモ−
ドにおける予め定められた撮影距離を前記記憶部から読
みこむ。該ポ−トレ−トモ−ドにおける予め定められた
撮影距離は、前述したように2mとなっている。つぎ
に、制御回路31は、前記距離信号発生装置28から、
現在の撮影レンズの合焦位置からカメラまでの距離、つ
まり現時点での撮影距離を示す信号を受け取る。そし
て、前記予め定められた撮影距離と、現時点での撮影距
離を比較し、その差分を算出する。制御回路31は、前
記レンズ駆動装置20に対して、前記差分に基づいた制
御信号を与える。レンズ駆動装置20は、この制御信号
に基づいて、図示しないモ−タを駆動する。その後、前
記予め定められた撮影距離にレンズの焦点が合う。
【0057】同様に、制御回路31は、プログラムモ−
ドが記念写真モ−ドであった場合(S23)、記念写真
モ−ドにおける撮影距離(3m)を前記記憶部から読み
だし、その後、前述したように現時点での撮影距離と比
較して、前記予め定められた撮影距離に焦点が合うよう
にレンズ駆動装置20に対して制御信号を与える(S2
4)。
ドが記念写真モ−ドであった場合(S23)、記念写真
モ−ドにおける撮影距離(3m)を前記記憶部から読み
だし、その後、前述したように現時点での撮影距離と比
較して、前記予め定められた撮影距離に焦点が合うよう
にレンズ駆動装置20に対して制御信号を与える(S2
4)。
【0058】そして、風景モ−ドならば(S25)、無
限遠へ(S26)、クロ−ズアップモ−ドならば(S2
7)、0.5mへ(S28)、スポ−ツモ−ドならば
(S29)、4mへ(S30)、レンズの焦点が合うよ
うに、それぞれレンズが駆動される。
限遠へ(S26)、クロ−ズアップモ−ドならば(S2
7)、0.5mへ(S28)、スポ−ツモ−ドならば
(S29)、4mへ(S30)、レンズの焦点が合うよ
うに、それぞれレンズが駆動される。
【0059】これらのレンズ駆動は、前述した予備レン
ズ駆動に相当し、被写体に対して焦点を合致させていな
いものの、撮影者は、ファインダで被写体を確認するこ
とが可能となる。
ズ駆動に相当し、被写体に対して焦点を合致させていな
いものの、撮影者は、ファインダで被写体を確認するこ
とが可能となる。
【0060】その後、図6のS13において、撮影者
は、ファインダを覗きながら、意図する構図となってい
るかを判断する。もし、現在設定されているプログラム
モ−ドを変更したい場合は、前記切り替え部材3を回転
させて、設定を変更することができる。設定されている
プログラムモ−ドが変更された場合、前記制御回路31
は、撮影モ−ド切り替え装置21から、変更されたプロ
グラムモ−ドを示す信号を受け取る。そして、S14に
おいて、前述したS12と同様な処理を行う。
は、ファインダを覗きながら、意図する構図となってい
るかを判断する。もし、現在設定されているプログラム
モ−ドを変更したい場合は、前記切り替え部材3を回転
させて、設定を変更することができる。設定されている
プログラムモ−ドが変更された場合、前記制御回路31
は、撮影モ−ド切り替え装置21から、変更されたプロ
グラムモ−ドを示す信号を受け取る。そして、S14に
おいて、前述したS12と同様な処理を行う。
【0061】図6のS13においては、説明のためにプ
ログラムモ−ドの1回の変更についてのみ記述してある
が、S14の後、プログラムモ−ドが変更されたら、S
14のレンズ駆動が再度行われることは言うまでもな
い。
ログラムモ−ドの1回の変更についてのみ記述してある
が、S14の後、プログラムモ−ドが変更されたら、S
14のレンズ駆動が再度行われることは言うまでもな
い。
【0062】また、S11において、プログラムモ−ド
以外の撮影モ−ドが設定されていた場合、前述したS1
2、S13、S14の処理は行わない。
以外の撮影モ−ドが設定されていた場合、前述したS1
2、S13、S14の処理は行わない。
【0063】その後、前記制御回路31は、レリーズ釦
2が半押しされたか否かを示す信号を受け付ける(S1
5)。もし、レリーズ釦2が半押しされたならば、焦点
検出領域が検出している被写体に対して、測距が行われ
(S16)、該被写体に対してレンズの焦点が合うよう
にレンズ駆動が行われる(S17)。このとき、前記予
備レンズ駆動によって、被写体近傍に予めレンズの焦点
を合わせているので、S17におけるレンズの移動量は
少なくて済む。したがって被写体に対して、短時間でピ
ントを合わせることができる。
2が半押しされたか否かを示す信号を受け付ける(S1
5)。もし、レリーズ釦2が半押しされたならば、焦点
検出領域が検出している被写体に対して、測距が行われ
(S16)、該被写体に対してレンズの焦点が合うよう
にレンズ駆動が行われる(S17)。このとき、前記予
備レンズ駆動によって、被写体近傍に予めレンズの焦点
を合わせているので、S17におけるレンズの移動量は
少なくて済む。したがって被写体に対して、短時間でピ
ントを合わせることができる。
【0064】そして、撮影者は、ファインダで被写体を
確認し(S18)、レリ−ズ釦2を全押しする。制御回
路31は、レリ−ズ釦2が全押しされたことを示す信号
を受けて、シャッタ−動作を行う指令を出力する。もち
ろん、撮影者が、S18にて被写体を確認したときに、
その構図が気に入らないときは、S15からもう一度操
作を行うことができる。
確認し(S18)、レリ−ズ釦2を全押しする。制御回
路31は、レリ−ズ釦2が全押しされたことを示す信号
を受けて、シャッタ−動作を行う指令を出力する。もち
ろん、撮影者が、S18にて被写体を確認したときに、
その構図が気に入らないときは、S15からもう一度操
作を行うことができる。
【0065】次に第2の動作について記述する。第2の
動作では、第1の動作との相違点を中心に記述する。
動作では、第1の動作との相違点を中心に記述する。
【0066】図8において、S40、S41について
は、前述の第1の動作と同様であるが、制御回路31
は、S42の処理において、プログラムモ−ド(イメ−
ジプログラムモ−ド)のいずれかが設定されていること
を判断した後、設定されているプログラムモ−ドに予め
対応付けされた撮影距離の制限範囲を示す情報を前記記
憶部から読み込む。S42、S43の処理は、図9に詳
細に示されている。
は、前述の第1の動作と同様であるが、制御回路31
は、S42の処理において、プログラムモ−ド(イメ−
ジプログラムモ−ド)のいずれかが設定されていること
を判断した後、設定されているプログラムモ−ドに予め
対応付けされた撮影距離の制限範囲を示す情報を前記記
憶部から読み込む。S42、S43の処理は、図9に詳
細に示されている。
【0067】図9において、例えば、ポ−トレ−トモ−
ドが設定されていた場合を考えると、撮影距離の制限範
囲は前述したように1〜3mである(S52)。その
後、第1の動作と同じく、前記距離信号発生装置28か
ら、現在の撮影レンズの合焦位置から撮影レンズまでの
距離を示す信号を受け、レンズの焦点をカメラから2m
の位置に合わせる(S53)。
ドが設定されていた場合を考えると、撮影距離の制限範
囲は前述したように1〜3mである(S52)。その
後、第1の動作と同じく、前記距離信号発生装置28か
ら、現在の撮影レンズの合焦位置から撮影レンズまでの
距離を示す信号を受け、レンズの焦点をカメラから2m
の位置に合わせる(S53)。
【0068】同様に、記念写真モ−ドならば(S5
4)、2〜4mという制限範囲を読み込み(S55)、
レンズの焦点をカメラから3mの位置に合わせる(S5
6)。風景モ−ドならば(S57)、5m〜無限遠とい
う制限範囲を読み込み(S58)、レンズの焦点を無限
遠に合わせる(S59)。クロ−ズアップモ−ドならば
(S60)、至近〜1mという制限範囲を読み込み(S
61)、レンズの焦点をカメラから0.5mの位置に合
わせる(S62)。スポ−ツモ−ドならば(S63)、
2〜6mという制限範囲を読み込み(S64)、レンズ
の焦点をカメラから4mの位置に合わせる(S65)。
4)、2〜4mという制限範囲を読み込み(S55)、
レンズの焦点をカメラから3mの位置に合わせる(S5
6)。風景モ−ドならば(S57)、5m〜無限遠とい
う制限範囲を読み込み(S58)、レンズの焦点を無限
遠に合わせる(S59)。クロ−ズアップモ−ドならば
(S60)、至近〜1mという制限範囲を読み込み(S
61)、レンズの焦点をカメラから0.5mの位置に合
わせる(S62)。スポ−ツモ−ドならば(S63)、
2〜6mという制限範囲を読み込み(S64)、レンズ
の焦点をカメラから4mの位置に合わせる(S65)。
【0069】その後、撮影者は、ファインダを覗きなが
ら、意図する構図となっているかを判断する。もし、現
在設定されているプログラムモ−ド(イメ−ジプログラ
ムモ−ド)を変更したい場合は、前記切り替え部材3を
回転させて、設定を変更することができる(図8のS4
4)。この後のS45、S46の処理内容については、
前述のS42、S43のものと同じである。
ら、意図する構図となっているかを判断する。もし、現
在設定されているプログラムモ−ド(イメ−ジプログラ
ムモ−ド)を変更したい場合は、前記切り替え部材3を
回転させて、設定を変更することができる(図8のS4
4)。この後のS45、S46の処理内容については、
前述のS42、S43のものと同じである。
【0070】その後、前記制御回路31は、レリーズ釦
2が半押しされたか否かを示す信号を受け付け(S4
7)、レリーズ釦2が半押しされたならば、焦点検出領
域が検出している被写体に対して、測距が行われる(S
48)。そして、S49にて、レンズ駆動が行われる。
ただし、このときのレンズ駆動は、前述の撮影距離の制
限範囲に基づいて行われる。つまり、前記制御回路31
は、距離信号発生装置28から与えられる信号が、制限
範囲の制限値であることを認識したとき、レンズ駆動装
置20に対して、レンズ駆動の停止あるいはレンズの駆
動方向の反転を意味する制御信号を送る。
2が半押しされたか否かを示す信号を受け付け(S4
7)、レリーズ釦2が半押しされたならば、焦点検出領
域が検出している被写体に対して、測距が行われる(S
48)。そして、S49にて、レンズ駆動が行われる。
ただし、このときのレンズ駆動は、前述の撮影距離の制
限範囲に基づいて行われる。つまり、前記制御回路31
は、距離信号発生装置28から与えられる信号が、制限
範囲の制限値であることを認識したとき、レンズ駆動装
置20に対して、レンズ駆動の停止あるいはレンズの駆
動方向の反転を意味する制御信号を送る。
【0071】したがって、無用なレンズの移動が制限さ
れることになる。
れることになる。
【0072】この後は、前記第1の動作と同様に、撮影
者は、ファインダで被写体を確認し(S50)、構図が
意図するものならばレリ−ズ釦2を全押しする。
者は、ファインダで被写体を確認し(S50)、構図が
意図するものならばレリ−ズ釦2を全押しする。
【0073】以上、カメラの動作について記述したが、
焦点検出領域を、図4(b)に示すように構成してもよ
い。合焦させる焦点検出領域の選択については、領域選
択部材を設けて行えばよい。
焦点検出領域を、図4(b)に示すように構成してもよ
い。合焦させる焦点検出領域の選択については、領域選
択部材を設けて行えばよい。
【0074】前記撮影モ−ドの設定については、前記切
り替え部材3により行っているが、前記情報設定ダイヤ
ル8により行えるように構成してもよい。
り替え部材3により行っているが、前記情報設定ダイヤ
ル8により行えるように構成してもよい。
【0075】測光装置19の内部に設けられる測光領域
については、撮影モ−ドと測光領域とを予め対応づけて
おき、撮影モ−ドを選択したら、対応する測光領域が自
動的に選択されるように構成してもよい。
については、撮影モ−ドと測光領域とを予め対応づけて
おき、撮影モ−ドを選択したら、対応する測光領域が自
動的に選択されるように構成してもよい。
【0076】そして、それぞれのプログラムモ−ドに対
応付けされた、撮影距離および撮影距離制限は、任意の
値を設定できるように構成してもよい。
応付けされた、撮影距離および撮影距離制限は、任意の
値を設定できるように構成してもよい。
【0077】また、被写体までの撮影距離の算出を焦点
検出装置の検出結果に基づいて行うようにしてもよい。
検出装置の検出結果に基づいて行うようにしてもよい。
【0078】以上の実施例では、自動焦点カメラについ
て記述したが、自動焦点カメラでなくとも、撮影モ−ド
の設定を受け付けて、設定された撮影モ−ドに対応した
レンズ位置に予めレンズを駆動するマニュアルフォ−カ
スのカメラも構成することができる。
て記述したが、自動焦点カメラでなくとも、撮影モ−ド
の設定を受け付けて、設定された撮影モ−ドに対応した
レンズ位置に予めレンズを駆動するマニュアルフォ−カ
スのカメラも構成することができる。
【0079】
【発明の効果】本発明のカメラによれば、撮影者から露
出値設定のための撮影モ−ドの選択を受け付ける度に、
選択された撮影モ−ドに設定された焦点位置にピントが
合うので、撮影者は、被写体を確認しながら撮影モ−ド
の選択を行うことができる。
出値設定のための撮影モ−ドの選択を受け付ける度に、
選択された撮影モ−ドに設定された焦点位置にピントが
合うので、撮影者は、被写体を確認しながら撮影モ−ド
の選択を行うことができる。
【0080】さらに、予め被写体近傍に焦点が合ってい
るので、被写体に対して焦点を合わせる際、レンズの駆
動量が少なくなる。したがって、短時間で合焦動作を行
うことができる。
るので、被写体に対して焦点を合わせる際、レンズの駆
動量が少なくなる。したがって、短時間で合焦動作を行
うことができる。
【0081】また、合焦位置へのレンズ駆動の際、レン
ズ駆動の範囲が制限されているので無用なレンズの移動
が低減される。
ズ駆動の範囲が制限されているので無用なレンズの移動
が低減される。
【0082】
【図1】本発明の一実施例に係るカメラの上面図。
【図2】図1のカメラの内部を示す構成図。
【図3】切り替え部材の一例を示す拡大図。
【図4】ファインダ画面に表示される領域マ−クを示す
説明図。
説明図。
【図5】本発明の一実施例に係る機能ブロック図。
【図6】本発明の一実施例に係るフローチャート。
【図7】本発明の一実施例に係るフローチャート。
【図8】本発明の一実施例に係るフローチャート。
【図9】本発明の一実施例に係るフローチャート。
1:カメラ本体、 2:レリーズ釦、 3:切り替え部
材、 4:支持部材、4a:指標、 5:接眼レンズ、
6:ファインダ接眼窓、 7:パルス発生装置、
8:情報設定ダイヤル、 9:外部表示器、 10:レ
ンズ群、 11:表示駆動回路、 12:撮影レンズ、
13:メインミラー、 14:サブミラー、 15:
焦点検出装置、 16:スクリーン、 17:ペンタプ
リズム、18:プリズム、 19:測光装置、 20:
レンズ駆動装置、 21:撮影モ−ド切り替え装置、
22:駆動装置、 23:光束、 23a:透過光、2
3b:反射光、 24:動力伝達装置、 25:ファイ
ンダ画面、 26a〜26e:領域マーク、 27:信
号接点、 28:距離信号発生装置、 29:イメ−ジ
センサ−、 30:測光素子、 31:制御回路
材、 4:支持部材、4a:指標、 5:接眼レンズ、
6:ファインダ接眼窓、 7:パルス発生装置、
8:情報設定ダイヤル、 9:外部表示器、 10:レ
ンズ群、 11:表示駆動回路、 12:撮影レンズ、
13:メインミラー、 14:サブミラー、 15:
焦点検出装置、 16:スクリーン、 17:ペンタプ
リズム、18:プリズム、 19:測光装置、 20:
レンズ駆動装置、 21:撮影モ−ド切り替え装置、
22:駆動装置、 23:光束、 23a:透過光、2
3b:反射光、 24:動力伝達装置、 25:ファイ
ンダ画面、 26a〜26e:領域マーク、 27:信
号接点、 28:距離信号発生装置、 29:イメ−ジ
センサ−、 30:測光素子、 31:制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 7/08 101
Claims (7)
- 【請求項1】予め想定された撮影状況に応じた露出値が
少なくとも設定されている撮影モ−ドが複数用意され、
この中から、目的の撮影モ−ドを選択することができる
カメラにおいて、 前記目的の撮影モ−ドの選択を行うための選択手段と、 カメラの動作を制御するための制御手段と、 前記複数の撮影モ−ドのそれぞれに予め対応付けられた
レンズ位置情報を少なくとも記憶する記憶手段と、 駆動情報を与えられてレンズを駆動するレンズ駆動手段
とを備え、 前記制御手段は、 前記選択手段による前記撮影モ−ドの選択を受け付ける
と、選択された撮影モ−ドに対応するレンズ位置情報を
前記記憶手段から読みだし、このレンズ位置情報に基づ
く駆動情報を前記レンズ駆動手段に与え、 前記レンズ駆動手段は、 与えられた駆動情報に基いて、予め定められたレンズ位
置にレンズを駆動することを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】請求項1において、 被写体に対して焦点検出を行い、その検出結果を出力す
る焦点検出手段をさらに備え、 前記制御手段は、 前記焦点検出手段の検出結果に基づく駆動情報を前記レ
ンズ駆動手段に与え、 前記レンズ駆動手段は、 この駆動情報に基づいて、前記予め定められたレンズ位
置から被写体の合焦位置にレンズを駆動することを特徴
とするカメラ。 - 【請求項3】請求項2において、 前記合焦位置へのレンズ駆動の範囲を制限する駆動範囲
制限手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。 - 【請求項4】請求項3において、 前記記憶手段は、撮影距離を制限するための制限範囲情
報を前記それぞれの撮影モ−ドと対応付けてさらに記憶
し、 前記駆動範囲制限手段は、 少なくともレンズ駆動が行われている間、被写体までの
距離を検出し、検出結果を出力する撮影距離検出手段
と、 該撮影距離検出手段の検出結果の示す距離が前記制限範
囲情報の示す制限値に達したか否かを判断する判断手段
とを備え、 前記判断手段は、前記検出結果の示す距離が前記制限値
に達したことを判断したときに、前記レンズ駆動手段に
対して動作変更指令を与え、 前記レンズ駆動手段は、前記動作変更指令を受けてレン
ズ駆動の動作を変更することを特徴とするカメラ。 - 【請求項5】請求項4において、 前記撮影距離検出手段は、被写体までの距離をレンズ位
置から検出することを特徴とするカメラ。 - 【請求項6】請求項2において、 前記記憶手段は、撮影距離を制限するための制限範囲情
報を前記それぞれの撮影モ−ドと対応付けてさらに記憶
し、 前記制御手段は、 前記焦点検出手段の検出結果に基づく駆動情報を前記レ
ンズ駆動手段に与える際、選択されている撮影モ−ドに
対応する前記制限範囲情報を前記記憶手段から読み出
し、前記焦点検出手段の検出結果から得られる撮影距離
が、前記制限範囲情報の示す制限範囲を超えるか否かを
判断し、制限範囲を超えることを判断した場合には、前
記制限範囲の制限値に基づく駆動情報を前記レンズ駆動
手段に与えることを特徴とするカメラ。 - 【請求項7】請求項4において、 前記レンズ駆動手段は、前記動作変更指令を受けて、レ
ンズを停止、または、レンズの駆動方向を反転させるこ
とを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053887A JPH07261070A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053887A JPH07261070A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07261070A true JPH07261070A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12955247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6053887A Withdrawn JPH07261070A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07261070A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002209133A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 通信機能付き撮像装置 |
KR101384529B1 (ko) * | 2008-01-28 | 2014-04-11 | 삼성전자주식회사 | 촬상 장치의 촬영 모드 설정 방법 |
JP2021165853A (ja) * | 2020-02-05 | 2021-10-14 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒 |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP6053887A patent/JPH07261070A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002209133A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 通信機能付き撮像装置 |
KR101384529B1 (ko) * | 2008-01-28 | 2014-04-11 | 삼성전자주식회사 | 촬상 장치의 촬영 모드 설정 방법 |
JP2021165853A (ja) * | 2020-02-05 | 2021-10-14 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |