JP2753530B2 - カメラの動作制御装置 - Google Patents

カメラの動作制御装置

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JP2753530B2
JP2753530B2 JP18774788A JP18774788A JP2753530B2 JP 2753530 B2 JP2753530 B2 JP 2753530B2 JP 18774788 A JP18774788 A JP 18774788A JP 18774788 A JP18774788 A JP 18774788A JP 2753530 B2 JP2753530 B2 JP 2753530B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フィルムの1コマ毎に焦点距離を変更させ
て撮影を行なう、所謂ズーム連写が可能なカメラの動作
制御装置に関する。
(従来の技術) 例えば、ズーム連写釦等の操作部材を操作しズーム連
写モードを設定してからレリーズ釦を押圧することによ
り、ズームレンズの焦点距離を所定値に順次変化させつ
つ所定コマ数を連続して撮影する、所謂ズーム連写が可
能なカメラが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このカメラにおいては、ズーム連写開
始時における撮影レンズの焦点距離とズーム連写時の撮
影レンズのズーム駆動方向とが予め決められてしまって
いるので、撮影者がこれらを任意に選択することが出来
ないという欠点がある。
本発明の目的は、撮影者の意志でズーム連写開始時に
おける撮影レンズの焦点距離とズーム連写時の撮影レン
ズのズーム駆動方向、すなわち撮影順序とが任意に選択
出来るカメラの動作制御装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の課題を解決するために、シャッタ操作
部材の操作に連動してシャッタレリーズを指令するレリ
ーズ信号を出力するレリーズ信号出力手段と、撮影レン
ズを第一の焦点距離の方向へズーミングするための第一
の操作と第二の焦点距離の方向へズーミングするための
第二の操作とがそれぞれ加えられるズーム操作手段と、
該ズーム操作手段の前記操作に基づいて前記撮影レンズ
をズーム駆動する駆動手段と、前記撮影レンズの現在の
焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、ズーム連写モ
ードを設定するズーム連写モード設定手段と、前記ズー
ム連写モードの設定時、前記レリーズ信号の出力に応答
して撮影と前記ズーム駆動とを交互に行ない、複数の所
定焦点距離にて順次撮影するズーム連写を行なうズーム
連写手段と、前記ズーム連写開始時の前記焦点距離と前
記ズーム連写時の前記撮影レンズのズーム駆動方向とを
それぞれ制御する制御手段とを有し、該制御手段は、前
記焦点距離検出手段によって検出された前記焦点距離
が、前記第一の焦点距離のときは該第一の焦点距離を、
前記第一の焦点距離以外のときは前記第二の焦点距離を
それぞれ前記ズーム連写開始時の焦点距離とし、該焦点
距離が、前記第一の焦点距離のときは前記第二の焦点距
離の方向に向けて、前記第二の焦点距離のときは前記第
一の焦点距離の方向へ向けてそれぞれ前記撮影レンズを
駆動させながら前記ズーム連写を行なうようにした。
また、前記検出手段によって検出された前記撮影レン
ズの位置が前記第一の焦点距離以外のときは該焦点距離
から前記複数の所定位置のうち最も近い焦点距離を前記
ズーム連写開始時の焦点距離としても良いし、前記第一
の焦点距離以外のときは該焦点距離をそのまま前記ズー
ム連写開始時の焦点距離としても良い。
(作用) 本発明のカメラの動作制御装置によれば、ズーム連写
開始時における撮影レンズの焦点距離とズーム連写時の
撮影レンズのズーム駆動方向とが撮影者によって任意に
選択できるので、ズーム連写時における撮影の自由度が
向上する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本実施例におけるカメラの動作制御装置のブ
ロック図を示している。第1図において、カメラ全体の
シーケンスを制御するCPU1には、測距回路2、測光回路
3、露出制御回路4、モータ駆動回路5および焦点距離
検出回路10がそれぞれ接続され、モータ駆動回路5には
フォーカシングモータ6、ズーミングモータ7及びフィ
ルム巻上モータ18が接続されている。被写体までの距離
に関する測距情報を演算出力し、測光回路3は、被写体
の輝度に関する輝度情報を演算出力する。CPU1は、測距
情報に基づいてフォーカシングのためのレンズ移動量を
演算し、このレンズ移動量によりモータ駆動回路5を介
してモータ6により撮影レンズを駆動してフォーカシン
グを行なう。モータ6によって駆動された撮影レンズの
位置は、焦点距離検出回路10によって検出される。さら
に、CPU1は、測光情報に基づいて露出制御回路4を介し
て不図示の露出制御部材を駆動制御して撮影を行ない、
露光後にモータ18によりフィルムを巻き上げる。
また、CPU1には、不図示のレリーズ釦(シャッタ操作
部材)の操作に連動したスイッチSW1、SW2が接続されて
いる。レリーズ釦が半押状態でスイッチSW1がオンし、
全押状態でスイッチSW2がオンする。CPU1は、スイッチS
W1のオンにより上述の測距回路2、測光回路3を作動せ
しめるとともに、スイッチSW2のオンにより出力される
レリーズ信号に応答して露出制御回路4及びモータ駆動
回路5を作動せしめる。
さらに、CPU1には、液晶表示装置(LCD)8の表示回
路9およびズーム連写モード設定スイッチSW3が接続さ
れている。このスイッチSW3は図示せずズーム連写モー
ド設定釦の操作に連動してオンし、CUP1はスイッチSW3
のオンによりズーム連写モードを設定するとともに表示
回路9を介してLCD8にその旨の表示を行なう。
このズーム連写モードが設定されるとCPU1は、モータ
駆動回路5を介してズーミグモータ7により撮影レンズ
のズーム駆動と撮影とを交互に行ない、複数の所定焦点
距離にて順次撮影するズーム連写を行なわせる。また、
ズーム連写中にスイッチSW2がオフすると、CPU1はズー
ム連写モードを中止する。さらに、ズーム連写中にスイ
ッチSW1がオフした場合、一駒でも撮影が終了している
とズーム連写モードが解除される。
またさらに、CPU1には、ズームアップスイッチSW4及
びズームダウンスイッチSW5が接続されている。これら
スイッチSW4、SW5は、図示せぬズーム操作釦(ズーム操
作手段)の操作に連動してオンし、CPU1はスイッチSW
4、SW5のオンによりモータ駆動回路5を介してズーミン
グモータ7により撮影レンズを任意の所定焦点距離まで
ズームアップ、ズームダウン駆動させる。
本実施例では、ズーム連写モード設定時にレリーズ信
号の出力に応答して撮影とズーム駆動とを交互に行な
い、焦点距離35mm、50mm、80mmにて順次撮影するズーム
連写を行なうものとする。
次に、第2図〜第11図のフローチャートによりCPU1に
よる制御の手順を説明する。
第2図は、通常撮影モードにおけるCPU1の制御手順を
示すフローチャートである。
第2図において、先ずレリーズ釦の半押操作によって
スイッチSW1がオンされると、ステップS1で測光回路3
からの測光情報及び測距回路2からの測距情報を読み込
む。次にステップS2ではレリーズ釦の全押操作によって
スイッチSW2がオンしたか否かが判断される。否定され
るとステップS3で再びスイッチSW1がオンしているか否
かが判断され、肯定されるとステップS2に戻り、否定さ
れると処理は終了となる。ステップS2が肯定されると、
すなわちレリーズ釦が全押操作されたと判断されるとス
テップS4に進み、読み込んだ測距情報に基づいてフォー
カシングを行なうとともに、測光情報、フィルム感度情
報、設定された焦点距離に応じたレンズの明るさ情報
(F値情報)に基づいて露出制御回路4を介して図示せ
ず露出制御部材を駆動して撮影を行なう。その後、ステ
ップS5ではモータ18を駆動してフィルムを1コマ巻き上
げて処理を終了する。
第3図(a)は、ズーム操作釦の操作によりズームア
ップスイッチSW4がオンした場合の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
第3図(a)において、ズーム操作釦の操作によりズ
ームアップスイッチSW4がオンすると、ステップS6で撮
影レンズがズームアップ駆動、すなわちガイド端(焦点
距離35mmに対応する)からテレ端(焦点距離80mmに対応
する)へとズーム駆動を開始する。そして、ステップS7
ではズームアップスイッチSW4が続けてオンされている
か否か、すなわちズーム操作釦の操作が継続されている
か否かが判断される。肯定されるとステップS8で撮影レ
ンズがテレ端にあるか否かが判断される。否定されれば
ステップS7に戻り、肯定されればステップS9で撮影レン
ズの駆動が停止される。ステップS7に否定された場合、
すなわちズーム操作釦の操作が中断され、ズームアップ
スイッチSW4がオンしていない場合は、ステップS9で撮
影レンズの駆動が停止される。
このように、ズーム操作釦は、通常撮影モード設定時
では撮影レンズをテレ端とワイド端との間で任意に駆動
させるが、その操作を途中で解除した場合はその時点で
撮影レンズのズーム駆動が停止する。したがって、撮影
レンズをテレ端もしくはワイド端までズーム駆動させる
には途中で操作を解除せずにその操作を継続して行なう
必要がある。
第3図(b)は、ズーム操作釦の操作によりズームダ
ウンスイッチSW5がオンした場合の制御手順を示すフロ
ーチャートである。制御手順は第3図(a)の場合と同
様であるので説明は省略する。
以下にズーム連写モード設定時におけるCPU1の制御手
順をいくつかの実施例を挙げて説明する。
(第一実施例) 第4図において、先ずズーム連写モード設定釦の操作
によってズーム連写モードが設定されると、ステップS1
1でズームスイッチフラグがリセットされる。このズー
ムスイッチフラグは、ズーム操作釦の操作がなされたか
否かを判定するためのものであり、ズーム操作釦が操作
されることによってセットされる。
ステップS12ではズームアップスイッチSW4がオンした
か否かが判断される。ステップS12が否定されると、さ
らにステップンS13ではズームダウンスイッチSW5がオン
したか否かが判断される。ステップS13が否定される
と、ステップS14ではスイッチSW1がオンされているか否
か、すなわちレリーズ釦が半押しされているか否かが判
断される。ステップS14で否定されるとステップS12に戻
り、肯定されるとステップS15に進む。
ステップS15では、ズームスイッチフラグがセットさ
れているか否かが判断される。ステップS15が否定され
ると、すなわちズーム操作釦が操作されなかったと判断
されると、ステップS16では撮影レンズがテレ端にある
か否かが判断される。
そして、ステップS16でが否定されると、すなわち撮
影レンズがテレ端にはないと判断されると、ステップS1
7ではズームダウンフラグがリセットされ、ステップS18
で撮影レンズがワイド端までズーム駆動される。このズ
ームダウンフラグは、ズーム連写モード設定時に撮影レ
ンズが焦点距離35mmから80mmの方向と80mmから35mmの方
向との何れかに向けて駆動されているかを判断するため
のものである。ズームダウンフラグがリセットされるこ
とは、撮影レンズが焦点距離35mmから80mmの方向へ向け
て駆動されていることを示している。
ステップS16が肯定されると、すなわち撮影レンズが
テレ端にあると判断された場合は、ステップS19でズー
ムダウンフラグがセットされる。これにより、撮影レン
ズが焦点距離80mmから35mmの方向へ向けて駆動されてい
ることが認識される。
続いて、ステップS20では、測距回路2からの測距情
報及び測光回路3からの測光情報を読み込み、ステップ
S21に進む。ステップS21ではスイッチSW2がオンされて
いるか否か、すなわちレリーズ釦が全押しされたか否か
が判断される。ステップS21が否定されると、さらにス
テップS22でスイッチSW1がオンされているか否か、すな
わちレリーズ釦が半押しされているか否かが判断され
る。ステップS22で否定されれば処理は終了となり、肯
定されればステップS21に戻る。
ステップS23では、読み込んだ測距情報に基づいてフ
ォーカシングを行なうとともに、測光情報、フィルム感
度情報、設定された焦点距離に応じたレンズの明るさ情
報(F値情報)に基づいて露出制御回路4を介して図示
せぬ露出制御部材を駆動して撮影を行なう。その後、ス
テップS24ではモータ18を駆動してフィルムを1コマ巻
き上げてステップS25に進む。
ステップS25ではズームダウンフラグがセットされて
いるか否かが判断される。ステップS25が肯定された場
合は、焦点距離80mmから35mmの方向で撮影レンズが駆動
されていることが認識され、さらにステップS26で撮影
レンズがワイド端にあるか否かが判断される。これは、
焦点距離80mmから35mmの方向で撮影レンズが駆動された
場合、最終的に撮影レンズが位置するのは焦点距離35m
m、すなわちワイド端であるので、ステップS26が肯定さ
れれば処理は終了、すなわちズーム連写は終了となる。
ステップS26が否定された場合は、ステップS27で次に
撮影されるべく焦点距距離まで撮影レンズがズームダウ
ン駆動され、この後処理はステップS20に戻る。
一方、ステップS25が否定された場合は、撮影レンズ
が焦点距離35mmから80mmの方向に向けて駆動されている
ことが認識され、さらにステップS28で撮影レンズがテ
レ端にあるか否かが判断される。つまり、撮影レンズが
焦点距離35mmから80mmの方向に向けて駆動されている場
合、最終的に撮影レンズが位置するのは焦点距離80mm、
すなわちテレ端であるのでステップS28が肯定されれば
処理は終了、すなわちズーム連写は終了となる。
ステップS28が否定された場合は、ステップS29で次に
撮影されるべく焦点距離まで撮影レンズがズームアップ
駆動され、この後処理はステップS20に戻る。
このように、ズーム連写モード設定後にズーム操作釦
に操作が加えられなかった場合には、撮影レンズの位置
をみてテレ端になるならばテレ端、すなわち焦点距離80
mmを、テレ端以外にあるならばワイド端、すなわち焦点
距離35mmをそれぞれズーム連写開始時における焦点距離
とする。
さらに、ズーム連写開始時の焦点距離が、80mmであれ
ば80mmから35mmの方向に向けて、35mmであれば35mmから
80mmの方向に向けてそれぞれ撮影レンズを駆動させなが
らズーム連写を行なう。
次にズーム連写モードの設定後にズーム操作釦が操作
された場合について説明する。
ステップS12でズームアップスイッチSW4がオンしたか
否かが判断され、肯定されるとステップS31でズームダ
ウンフラグがセットされる。さらにステップS32で撮影
レンズがテレ端までズームアップ駆動される。つまり、
ズーム操作釦の操作によってズームアップスイッチSW4
がオンすると、ズーム連写開始時における焦点距離が80
mmに設定される。この後、ステップS33ではズームスイ
ッチフラグがセットされ、ズーム操作釦の操作が加えら
れたことが認識され、処理はステップS12に戻る。
また、ステップS13でズームダウンスイッチSW5がオン
したか否かが判断され、肯定されるとステップS34でズ
ームダウンフラグがリセットされる。さらにステップS3
5で撮影レンズがワイド端までズームダウン駆動され
る。つまり、ズーム操作釦の操作によってズームダウン
スイッチSW5がオンすると、ズーム連写開始時における
焦点距離が35mmに設定される。この後、ステップS33で
はズームスイッチフラグがセットされ、ズーム操作釦の
操作が加えられたことが認識され、処理はステップS12
に戻る。
このように、ズーム操作釦は、通常撮影モード設定時
では撮影レンズをテレ端とワイド端との間で駆動させる
ためのものに過ぎず、ズーム連写モードではズーム開始
時における焦点距離を新たに設定するものとなる。
したがって、ズーム操作釦が操作されなかったとき
は、撮影レンズの位置をみてテレ端にあるときはテレ
端、すなわち焦点距離80mmを、テレ端以外にあるときは
ワイド端、すなわち焦点距離35mmをそれぞれズーム連写
開始時における焦点距離にするが、これらの焦点距離が
撮影者の意志に適ったものでないのならば、ズーム操作
釦を操作することにより焦点距離35mm、80mmの何れかを
任意にズーム連写開始時における焦点距離として設定し
直すことができる。
また、通常モード設定時では撮影レンズをテレ端もし
くはワイド端に駆動させるに際し、ズーム操作釦を継続
して操作する必要があったが、ズーム連写モード設定時
では、その操作によってズームアップスイッチSW4もし
くはズームダウンスイッチSW5がオンすれば操作を継続
しないでも撮影レンズがテレ端もしくはワイド端まで駆
動される。
(第一実施例の変形例) 第5図は、第4図のフローチャートの処理手順を一部
変更したフローチャートを示している。
第4図では撮影レンズがテレ端にあるか否かを判断し
否定されるとズームダウンフラグをリセットし、さらに
撮影レンズをワイド端までズームダウン駆動させた。こ
れに対して第5図ではステップS36で撮影レンズがワイ
ド端にあるか否かを判断し、否定されるとステップS37
でズームダウンフラグをセットし、さらにステップS38
で撮影レンズをテレ端までズームアップ駆動させる。ス
テップS36で肯定された場合はステップS39でズームダウ
ンフラグをリセットする。つまり、撮影レンズの位置が
ワイド端にあるならば35mmを、ワイド端以外にあるなら
ば80mmをそれぞれズーム連写開始時における焦点距離と
する。以上のように、第一実施例とその変形例とにおい
ては、ズーム連写モード設定時にズーム操作釦に操作が
加えられると、必ずテレ端もしくはワイド端の何れか一
方に撮影レンズが駆動されるので、このズーム操作釦
が、従来の二焦点式カメラの焦点距離切換釦と同様の機
能を持つことになる。
ところで、先に述べた第一実施例およびその変形例で
は、ズーム連写開始時における焦点距離が必ず80mmもし
くは35mm、すなわちテレ端かワイド端の何れか一方に設
定されていたが、次に示す第二実施例では、予め設定さ
れている所定位置(例えば焦点距離35mm、50mm、60mm、
80mm)のうちで現在の撮影レンズの焦点距離から最も近
い焦点距離をズーム連写開始時における焦点距離とす
る。以下、第6図のフローチャートを参照しながら第二
実施例を説明する。
(第二実施例) 第6図のフローチャートにおける処理手順は第4図の
ものとほぼ同様であるので重複する箇所についての説明
は省略する。
第6図において、ステップS16で撮影レンズがテレ端
にあるか否かが判断され、否定された場合はステップS1
7でズームダウンフラグがリセットされる。そして、ス
テップS40で予め設定されている焦点距離のうち最も近
い焦点距離に撮影レンズをズームダウン駆動させ、この
焦点距離をズーム連写開始時の焦点距離とする。
一方、ステップS12でズームアップスイッチSW4がオン
したか否かが判断され、肯定されるとステップS31でズ
ームダウンフラグがセットされ、ステップS42では予め
設定されている焦点距離のうち最も近い焦点距離まで撮
影レンズをズームアップ駆動させる。
また、ステップS13でのズームダウンスイッチSW5がオ
ンしたか否かが判断され、肯定されるとステップS34で
ズームダウンフラグがリセットされ、ステップS41では
予め設定されている焦点距離のうちワイド端方向に向け
て最も近い焦点距離まで撮影レンズをズームダウン駆動
させる。
さらに、次に示す第三実施例では、焦点距離検出回路
10によって検出された撮影レンズの焦点距離をそのまま
ズーム連写開始時における焦点距離とする。以下、第7
図のフローチャートを参照しながら第三実施例を説明す
る。
(第三実施例) 第7図のフローチャートにおける制御手順も第4図の
ものとほぼ同様であるので重複する箇所についての説明
は省略する。
第7図において、ステップS16で撮影レンズがテレ端
にあるか否かが判断され、否定された場合はステップS1
7でズームダウンフラグがリセットされる。この後、処
理はステップS20に進み、測光情報及び測距情報の読み
込みが行なわれる。ステップS16が肯定された場合、す
なわち撮影レンズがテレ端にあると判断された場合は、
ステップS19でズームダウンフラグがセットされる。こ
の後、処理はステップS20へ進む。つまり、撮影レンズ
がテレ端にあるときはズーム連写開始時の焦点居を80mm
とし、80mmから35mmの方向に向けて撮影レンズを駆動さ
せながらズーム連写を行なう。
一方、撮影レンズがテレ端以外にあるときは、ズーム
ダウンフラグをリセットするだけで撮影レンズを何ら駆
動させる処理を行なっていない。すなわち、焦点距離検
出回路10によって検出された撮影レンズの焦点距離をそ
のままズーム連写開始時における焦点距離としている。
ステップS12ではズームアップスイッチSW4がオンした
か否かが判断され、肯定されるとステップS31でズーム
ダウンフラグがセットされる。また、ステップS13でズ
ームダウンスイッチSW5がオンしたか否かが判断され、
肯定されるとステップS34でズームダウンフラグがリセ
ットされる。これらの処理後は何れも上述したものと同
様に、ズームダウンフラグをセットあるいはリセットす
るだけで撮影レンズを何ら駆動させる処理は行なってい
ない。つまり、ズーム操作釦は、ズーム連写モード設定
時では撮影レンズのズーム駆動方向だけを設定するもの
となる。
(トリミング撮影可能なカメラの場合) 第8図はトリミング撮影が可能なカメラの制御手順を
示すフローチャートである。このトリミング撮影につい
て以下に叙述する。撮影済みフィルム1コマ分の露光領
域全体ではなく一部分を拡大して印画紙にプリントする
ことにより、通常のズーミングと同様の写真を得る、所
謂擬似ズーミングが知られている。この種の擬似ズーミ
ングによる写真を得るには、例えばフィルム1コマ分の
露光領域を指定する情報をシャッタレリーズ時にフィル
ムの各コマに対応してその余白部分に記録する必要があ
る。この情報は、プリント時、引き伸ばし機側において
検出され、その検出結果に基づいて指定された領域のプ
リントが出力される。このようにシャッタレリーズ時に
プリント形態を指定する情報(以下、プリント形態指定
データと称する)を記録する撮影をトリミング撮影とい
う。
以下、第8図のフローチャートを参照しながらCPU1の
制御手順を説明するが、本実施例では焦点距離が50mmの
単焦点カメラを想定しており、以下それぞれ3種類のプ
リント形態指定データが不図示のデータ設定釦によって
選択設定できる。
(A)80mmデータ (B)パノラマデータ (C)全領域データ ここで、パノラマのトリミング撮影とは、米国特許46
78299号公報に開示されているような、フィルム1コマ
分の露光領域のうち横方向の領域はそのまま画像出力
し、縦方向の領域を狭めて画像出力することによって、
所謂パノラマ写真を擬似的に得ることを意図しており、
パノラマデータとはこの画像出力を示すデータをいう。
尚、全領域データは、フィルム1コマ分の露光領域全
部をプリントする旨のデータでありトリミング撮影に含
まるものではないが、本実施例においては80mm、パノラ
マデータと同様にフィルム面上の一部に記録されるもの
とする。
第8図において、先ず不図示のトリミング撮影モード
操作釦の操作によりトリミング撮影モードが設定され
る。そして、スイッチSW1のオンによって動作が開始さ
れると、ステップS50では測光回路3からの測光情報及
び測距回路2からの測距情報を読み込む。次いでステッ
プS51ではレリーズ釦の全押操作に基づいてスイッチSW2
がオンしたか否かが判断され、肯定されるとステップS5
3に進み、否定されればさらにステップS52でレリーズ釦
の半押操作に基づいたスイッチSW1がオンしているか否
かが判断される。このステップS52が肯定されればステ
ップS51に戻り、否定されれば処理は終了となる。ステ
ップS53では読み込んだ測距情報に基づいてフォーカシ
ングを行なうとともに、測光情報、フィルム感度情報、
設定された焦点距離に応じたレンズの明るさ(F値情
報)に基づいて露出制御回路4を介して図示せぬ露出制
御部材を駆動して撮影を行なう。ステップS54ではプリ
ント形態指定データをフィルム面上に写し込む。その
後、ステップS55でモード18を駆動してフィルム1コマ
巻き上げて処理を終了する。
次に、このトリミング撮影が可能なカメラにおいて、
データ設定釦が操作された場合の制御手順について第9
図(a)および(b)のフローチャートを参照しながら
説明する。
第9図(a)において、データ設定釦の操作によりデ
ータアップスイッチSW4がオンされると、ステップS62で
ファインダをテレ状態に切換える。続いて、ステップS6
3ではプリント形態指定データを80mmに設定し、この後
処理はリターンとなる。
第9図(b)において、データ設定釦の操作によりデ
ータダウンスイッチSW5がオンされると、ステップS60で
ファインダをワイド状態に切換える。続いて、ステップ
S61ではプリント形態指定データをパノラマデータに設
定し、この後処理はリターンとなる。
尚、データ設定釦に操作が加えられないとき、プリン
ト形態指定データは全領域データに設定される。
以下、上述したトリミング撮影が可能なカメラにおい
て、ズーム連写を行なう場合の制御手順を実施例を挙げ
て説明する。
(第一実施例) 第10図のフローチャートの基本的な流れは、第4図に
基づくものであるので重複する箇所に関しては第4図の
ものを流用する。
第10図において、ステップS70でプリント形態指定デ
ータが80mmにセットされているか否かが判断される。否
定されればステップS71でデータダウンフラグがリセッ
トされ、ステップS72ではプリント形態指定データをパ
ノラマデータにセットする。さらに、ステップS73でフ
ァインダがテレ状態からワイド状態へ切り換えられる。
一方、ステップS70が肯定されると、ステップS74では
データダウンフラグがセットされる。
続いて、ステップS20では測光・測距処理が行なわ
れ、ステップS21でレリーズ釦の全押操作に基づいてス
イッチSW2がオンされてステップS23での撮影が終了する
と、ステップS76でプリント形態指定データをフィルム
面上の一部に写し込む。そして、ステップS24でフィル
ム1コマの巻上が行なわれ、ステップS25ではデータダ
ウンフラグがセットされているか否かが判断される。こ
れは、プリント形態指定データの変換順序を認識するた
めである。
ステップS25が肯定された場合は、プリント形態指定
データの変換順序が80mmデータからパノラマデータであ
ったことを示し、さらにステップS77でプリント形態指
定データがパノラマデータにセットされているか否かが
判断される。つまり、80mmデータから擬似ズーム連写撮
影が行なわれた場合、最終コマを撮影したときはプリン
ト形態指定データがパノラマデータにセットされている
ので、肯定されれば処理は終了、すなわちズーム連写は
終了となる。
ステップS77が否定された場合は、さらにステップS78
でプリント形態指定データが80mmデータがセットされて
いるかが判断される。肯定されればプリント形態指定デ
ータが全領域データにセットされ、処理はステップS73
に戻る。ステップS78が否定されると、ステップS80でプ
リント形態指定データをパノラマデータにセットし、処
理はステップS73に戻る。
一方、ステップS25が否定された場合は、パノラマデ
ータからズーム連写が行なわれていることを示し、さら
にステップS81でプリント形態指定データが80mmデータ
にセットされているか否かが判断される。つまり、パノ
ラマデータからズーム連写撮影が行なわれた場合、最終
的にセットされるプリント形態指定データは80mmデータ
であるので、肯定されれば処理は終了、すなわちズーム
連写は終了となる。
ステップS81が否定された場合は、さらにステップS82
でプリント形態指定データがパノラマデータにセットさ
れているか否かが判断される。肯定されればプリント形
態指定データが全領域データにセットされ、処理はステ
ップS73に戻る。ステップS82が否定されれば、ステップ
S84でプリント形態指定データが80mmデータにセットさ
れる。この後処理はステップs73に戻る。
このように、トリミング撮影が可能なカメラにおける
ズーム連写モードの設定時では、データ設定釦に操作が
加えられない場合、プリント形態指定データをみて80mm
データであるならばこの80mmデータをズーム連写開始時
におけるプリント形態指定データとし、80mmデータでな
いならばパノラマデータからズーム連写を開始する。
さらに、ズーム連写開始時のプリント形態指定データ
が80mmデータであれば80mmデータからパノラマデータの
順序で、パノラマデータであればパノラマデータから80
mmデータの順序でそれぞれプリント形態指定データを変
換させながらズーム連写を行なう。
次にズーム連写モードの設定後にデータ設定釦に操作
が加えられた場合について説明する。ステップS12でデ
ータアップスイッチSW4がオンしたか否かが判断され、
肯定されるとステップS85でデータダウンフラグがセッ
トされる。さらにステップS86でプリント形態指定デー
タが80mmデータにセットされ、ステップS87でファイン
ダの切換えを行なう。またさらに、ステップS88でデー
タスイッチフラグがセットされ、データ設定釦の操作が
加えられたことを認識させ、この後処理はステップS21
に戻る。
また、ステップS13でデータダウンスイッチSW5がオン
したか否かが判断され、肯定されるとステップS89でデ
ータダウンフラグがリセットされる。さらにステップS9
0でプリント形態指定データがパノラマデータにセット
される。またさらに、ステップS87でファインダが切り
換えられ、ステップS88でデータスイッチフラグがセッ
トされ、この後処理はステップS12に戻る。
このように、データ設定釦は、トリミング撮影モード
設定時ではプリント形態指定データをセットし、ファイ
ンダを切換えさせるものに過ぎないが、ズーム連写モー
ド設定時ではズーム連写開始時におけるプリント形態指
定データを新たに設定するものとなる。つまり、データ
設定釦が操作されなかったときは、プリント形態指定デ
ータをみて、80mmデータであるならば80mmデータを、80
mmデータでないならばパノラマデータをそれぞれズーム
連写開始時におけるプリント形態指定データとしたが、
これらのデータが撮影者の意志に適ったものでないなら
ば、データ設定釦を操作することによりズーム連写開始
時におけるプリント形態指定データとズーム連写時にお
けるプリント形態指定データの変換順序とを任意に設定
し直すことが可能となる。
さて、上述したトリミング撮影可能なカメラは、撮影
レンズの焦点距離が50mmのみの単焦点カメラで焦点距離
80mm、パノラマ撮影における擬似ズーミングをそれぞれ
トリミング撮影するものとしたが、次に示す第二実施例
は撮影レンズが焦点距離35〜50mmの間でズーム駆動可能
であり、プリント形態指定データとして80mmデータを設
定可能なカメラを示す。
(第二実施例) 第11図において、ステップS100ではプリント形態指定
データとして80mmデータがセットされているか否かが判
断される。否定されるとステップS101でズームダウンフ
ラグがリセットされる。さらにステップS102で撮影レン
ズをワイド端までズームダウン駆動させ、ステップS10
2′でプリント形態指定データが全領域データにセット
される。
ステップS100が肯定された場合は、ステップS103でズ
ームダウンフラグがセットされ、さらにステップS103′
で撮影レンズをテレ端までズームアップ駆動させる。
ステップS104ではファインダの切換えが必要であるか
否かが判断され、肯定されるとステップS105でファイン
ダの切換えが行なわれる。否定された場合はステップS1
05をとばし、ステップS20に進む。そして、ステップS2
0、21、23を経て、ステップS76でプリント形態指定デー
タの写し込みが行なわれ、この後ステップS24に進みフ
ィルムの巻上が行なわれる。ステップS25ではズームダ
ウンフラグがセットされているか否かが判断される。肯
定されるとステップS106で撮影レンズがワイド端にある
か否かが判断される。肯定されれば処理は終了、すなわ
ちズーム連写は終了となる。
ステップS106が否定された場合は、さらにステップS1
07でプリント形態指定データが80mmデータにセットされ
ているかが判断される。肯定されればステップS108でプ
リント形態指定データが全領域データにセットされ、処
理はステップS104に戻る。ステップS107が否定されれ
ば、ステップS109で撮影レンズをワイド端までズームダ
ウン駆動させる。この後処理はステップS73に戻る。
一方、ステップS25が否定された場合は、さらにステ
ップS110でプリント形態指定データが80mmデータにセッ
トされているか否かが判断される。肯定されれば処理は
終了、すなわちズーム連写は終了となる。ステップS110
が否定された場合は、さらにステップS111で撮影レンズ
がテレ端にあるか否かが判断される。肯定されればステ
ップS112でプリント形態指定データが80mmデータにセッ
トされ、この後処理はステップS104に戻る。ステップS1
11が否定されれば、ステップS113で撮影レンズをテレ端
までズームアップ駆動させる。この後処理はステップS1
04に戻る。
また、ズーム連写モードの設定後にズーム操作釦が操
作された場合については、ステップS12でズームアップ
スイッチSW4がオンしたか否かが判断され、肯定される
とステップS114でズームダウンフラグがセットされる。
さらにステップS115で撮影レンズをテレ端までズームア
ップ駆動させ、ステップS116でプリント形態指定データ
が80mmデータにセットされるとともにステップS117でフ
ァインダの切換えを行なう。そして、ステップS118でズ
ームスイッチフラグがセットされ、ズーム操作釦の操作
が加えられたことを認識させ、この後処理はステップS1
2に戻る。
また、ステップS13でズームダウンスイッチSW5がオン
したか否かが判断され、肯定されるとステップS119でズ
ームダウンフラグがリセットされる。さらにステップS1
20で撮影レンズをワイド端までズームダウン駆動させ、
ステップS120′でプリント形態指定データが全領域デー
タにセットされる。ステップS118ではズームスイッチフ
ラグがセットされ、この後処理はステップS12に戻る。
このように、ズーム操作釦は、通常撮影モードおよび
トリミング撮影モード設定時では撮影レンズをテレ端と
ワイド端との間で端に駆動させるものに過ぎないが、ズ
ーム連写モード設定時では撮影レンズをズーム駆動させ
るだけでなく、ズーム連写開始時におけるプリント形態
指定データをもセットするものとなる。
したがって、ズーム操作釦が操作されなかったとき
は、プリント形態指定データをみて、80mmデータである
ならば80mmデータをズーム連写開始時におけるプリント
形態指定データとし、80mmデータではないならば撮影レ
ンズをワイド端まで駆動させ、このワイド端で得られる
焦点距離35mmをズーム連写開始時における焦点距離とす
るとともに、全領域データをズーム連写開始時における
プリント形態指定データとする。
また、これらのプリント形態指定データ、焦点距離が
撮影者の意志に適ったものでないならば、ズーム操作釦
を操作することによりズーム連写開始時におけるプリン
ト形態指定データまたは焦点距離とズーム連写時におけ
るプリント形態指定データの変換順序および撮影レンズ
のズーム駆動方向とを新たに設定し直すことが可能とな
る。
(発明の効果) 本発明のカメラの動作制御装置によれば、ズーム連写
開始時における撮影レンズの焦点距離とズーム連写時の
撮影レンズのズーム駆動方向とが撮影者によって任意に
選択できるので、ズーム連写時における撮影の自由度が
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例におけるカメラの動作制御装置のブロ
ック図、第2図〜第11図はそれぞれCPUの制御手順を示
すフローチャートであり、第2図は通常撮影モード、第
3図(a)はズーム操作釦によりズームアップスイッチ
SW4がオンした場合、第3図(b)はズーム操作釦によ
りズームダウンスイッチSW5がオンした場合、第4図は
ズーム連写モード、第5図は第4図の処理手順を一部変
更したもの、第6図はズーム連写モードの第二実施例、
第7図はズーム連写モードの第三実施例、第8図はトリ
ミング撮影が可能なカメラにおける通常撮影モード、第
9図(a)はデータ設定釦の操作によりデータアップス
イッチSW4がオンした場合、第9図(b)はデータ設定
釦の操作によりデータダウンスイッチSW5がオンした場
合、第10図はトリミング撮影が可能なカメラにおけるズ
ーム連写モード、第11図はその第二実施例を示してい
る。 (主要部分の符号の説明) 1……CPU、2……測距回路、3……測光回路 4……露出制御回路、5……モータ駆動回路 10……焦点距離検出回路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッタ操作部材の操作に連動してシャッ
    タレリーズを指令するレリーズ信号を出力するレリーズ
    信号出力手段と、 撮影レンズを第一の焦点距離の方向へズーミングするた
    めの第一の操作と第二の焦点距離の方向へズーミングす
    るための第二の操作とがそれぞれ加えられるズーム操作
    手段と、 該ズーム操作手段の前記操作に基づいて前記撮影レンズ
    をズーム駆動する駆動手段と、 前記撮影レンズの現在の焦点距離を検出する焦点距離検
    出手段と、 ズーム連写モードを設定するズーム連写モード設定手段
    と、 前記ズーム連写モードの設定時、前記レリーズ信号の出
    力に応答して撮影と前記ズーム駆動とを交互に行ない、
    複数の所定焦点距離にて順次撮影するズーム連写を行な
    うズーム連写手段と、 前記ズーム連写開始時の前記焦点距離と前記ズーム連写
    時の前記撮影レンズのズーム駆動方向とをそれぞれ制御
    する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記焦点距離検出手段によって検出され
    た前記焦点距離が、前記第一の焦点距離のときは該第一
    の焦点距離を、前記第一の焦点距離以外のときは前記第
    二の焦点距離をそれぞれ前記ズーム連写開始時の焦点距
    離とし、該焦点距離が、前記第一の焦点距離のときは前
    記第二の焦点距離の方向に向けて、前記第二の焦点距離
    のときは前記第一の焦点距離の方向へ向けてそれぞれ前
    記撮影レンズを駆動させながら前記ズーム連写を行なう
    ことを特徴とするカメラの動作制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記ズーム操作手段に、
    前記第一の操作が加えられたときは前記第一の焦点距離
    を、前記第二の操作が加えられたときは前記第二の焦点
    距離をそれぞれ前記ズーム連写開始時の焦点距離として
    設定し直すことを特徴とする特許請求の範囲第一項に記
    載のカメラの動作制御装置。
  3. 【請求項3】シャッタ操作部材の操作に連動してシャッ
    タレリーズを指令するレリーズ信号を出力するレリーズ
    信号出力手段と、 撮影レンズを第一の焦点距離の方向へズーミングするた
    めの第一の操作と第二の焦点距離の方向へズーミングす
    るための第二の操作とがそれぞれ加えられるズーム操作
    手段と、 該ズーム操作手段の前記操作に基づいて前記撮影レンズ
    をズーム駆動する駆動手段と、 前記撮影レンズの現在の焦点距離を検出する焦点距離検
    出手段と、 ズーム連写モードを設定するズーム連写モード設定手段
    と、 前記ズーム連写モードの設定時、前記レリーズ信号の出
    力に応答して前記撮影と前記ズーム駆動とを交互に行な
    い、複数の所定焦点距離にて順次撮影するズーム連写を
    行なうズーム連写手段と、 前記ズーム連写開始時の前記焦点距離と前記ズーム連写
    時の前記撮影レンズのズーム駆動方向とをそれぞれ制御
    する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記焦点距離検出手段によって検出され
    た前記焦点距離が、前記第一の焦点距離のときは該第一
    の焦点距離を、前記第一の焦点距離以外のときは該焦点
    距離から前記複数の所定位置のうち最も近い焦点距離を
    それぞれ前記ズーム連写開始時の焦点距離とし、該焦点
    距離が、前記第一の焦点距離のときは前記第二の焦点距
    離の方向へ向けて、前記第一の焦点距離以外のときは前
    記第一の焦点距離の方向へ向けてそれぞれ前記撮影レン
    ズを駆動させながら前記ズーム連写を行なうことを特徴
    とするカメラの動作制御装置。
  4. 【請求項4】シャッタ操作部材の操作に連動してシャッ
    タレリーズを指令するレリーズ信号を出力するレリーズ
    信号出力手段と、 撮影レンズを第一の焦点距離の方向へズーミングするた
    めの第一の操作と第二の焦点距離の方向へズーミングす
    るための第二の操作とがそれぞれ加えられるズーム操作
    手段と、 該ズーム操作手段の前記操作に基づいて前記撮影レンズ
    をズーム駆動する駆動手段と、 前記撮影レンズの現在の焦点距離を検出する焦点距離検
    出手段と、 ズーム連写モードを設定するズーム連写モード設定手段
    と、 前記ズーム連写モードの設定時、前記レリーズ信号の出
    力に応答して撮影と前記ズーム駆動を交互に行ない、複
    数の所定焦点距離にて順次撮影するズーム連写を行なう
    ズーム連写手段と、 前記ズーム連写開始時の前記焦点距離と前記ズーム連写
    時の前記撮影レンズのズーム駆動方向とをそれぞれ制御
    する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記焦点距離検出手段によって検出され
    た前記焦点距離が、前記第一の焦点距離のときは該第一
    の焦点距離を、前記第一の焦点距離以外のときは該焦点
    距離をそれぞれ前記ズーム連写開始時の焦点距離とし、
    該焦点距離が、前記第一の焦点距離のときは前記第二の
    焦点距離の方向へ向けて、前記第一の焦点距離以外のと
    きは前記第一の焦点距離の方向へ向けてそれぞれ前記撮
    影レンズを駆動させながら前記ズーム連写を行なうこと
    を特徴とするカメラの動作制御装置。
  5. 【請求項5】シャッタ操作部材の操作に連動してシャッ
    タレリーズを指令するレリーズ信号を出力するレリーズ
    信号出力手段と、 少なくとも、フィルム1コマ分の露光領域のうちの第一
    の露光領域を画像出力する旨の第一のトリミングデータ
    と前記第一の露光領域とは異なる第二の露光領域を画像
    出力する旨の第二のトリミングデータと前記露光領域の
    全部を画像出力する旨の全領域データとをそれぞれ指定
    するためのデータ設定手段と、 前記データ設定手段によって指定されたデータを画像記
    録媒体またはこれと関連づけられた別の記録媒体に記録
    する記録手段と、 前記データが前記第一、第二のトリミングデータ、全領
    域データの何れであるかを検出するデータ検出手段と、 ズーム連写モードを設定するズーム連写モード設定手段
    と、 前記ズーム連写モードの設定時、前記レリーズ信号の出
    力に応答して撮影とデータ変換とを交互に行ない、複数
    の所定データにて順次撮影するズーム連写を行なうズー
    ム連写手段と、 前記ズーム連写開始時の前記データと前記ズーム連写時
    の前記データの変換順序とをそれぞれ制御する制御手段
    とを有し、 該制御手段は、前記データ検出手段によって検出された
    データが、前記第一のトリミングデータであるときは該
    第一のトリミングデータを、前記第一のトリミングデー
    タでないときは前記第二のトリミングデータをそれぞれ
    前記ズーム連写開始時のデータとし、該データが、前記
    第一のトリミングデータのときは該第一のトリミング、
    全領域、第二のトリミングデータの順序で、前記第二の
    トリミングデータのときは該第二のトリミング、全領
    域、第一のトリミングデータの順序でそれぞれ前記デー
    タを変換させながら前記ズーム連写を行なうことを特徴
    とするカメラの動作制御装置。
  6. 【請求項6】シャッタ操作部材の操作に連動してシャッ
    タレリーズを指令するレリーズ信号を出力するレリーズ
    信号出力手段と、 少なくとも、フィルム1コマ分の露光領域の一部を画像
    出力する旨のトリミングデータと前記露光領域の全部を
    画像出力する旨の全領域データとをそれぞれ指定するた
    めのデータ設定手段と、 前記データ設定手段によって指定されたデータを画像記
    録媒体またはこれと関連づけられた別の記録媒体に記録
    する記録手段と、 前記データが前記トリミングデータと前記全領域データ
    との何れであるかを検出するデータ検出手段と、 ズーム連写モードを設定するズーム連写モード設定手段
    と、 前記ズーム連写モードの設定時、前記レリーズ信号の出
    力に応答して撮影とデータ変換とを交互に行ない、複数
    の所定データにて順次撮影するズーム連写を行なうズー
    ム連写手段と、 前記ズーム連写開始時の前記データと前記ズーム連写時
    の前記データの変換順序とをそれぞれ制御する制御手段
    とを有し、 該制御手段は、前記データ検出手段によって検出された
    前記データが、前記トリミングデータのときは該トリミ
    ングデータを、前記トリミングデータでないときは前記
    全領域データをそれぞれズーム連写開始時のデータと
    し、該データが、前記トリミングデータのときは該トリ
    ミング、全領域データの順序で、前記全領域データのと
    きは該全領域データ、トリミングデータの順序でそれぞ
    れ前記データを変換させながら前記ズーム連写を行なう
    ことを特徴とするカメラの動作制御装置。
  7. 【請求項7】シャッタ操作部材の操作に連動してシャッ
    タレリーズを指令するレリーズ信号を出力するレリーズ
    信号出力手段と、 撮影レンズを第一の焦点距離の方向へズーミングさせる
    ための第一の操作と第二の焦点距離の方向へズーミング
    させるための第二の操作とがそれぞれ加えられるズーム
    操作手段と、 該ズーム操作手段の前記操作に基づいて前記撮影レンズ
    をズーム駆動する駆動手段と、 少なくとも、フィルム1コマ分の露光領域の一部を画像
    出力する旨のトリミングデータと前記露光領域の全部を
    画像出力する旨の全領域データとをそれぞれ指定するた
    めのデータ設定手段と、 前記データ設定手段によって指定されたデータを画像記
    録媒体またはこれに関連づけられた別の記録媒体に記録
    する記録手段と、 前記データが前記トリミングデータと前記全領域データ
    との何れであるかを検出するデータ検出手段と、 ズーム連写モードを設定するズーム連写モード設定手段
    と、 前記ズーム連写モード設定時、前記レリーズ信号の出力
    に応答して、撮影と前記ズーム駆動かつデータ変換とを
    交互に行ない、複数の所定焦点距離および所定データに
    て順次撮影するズーム連写を行なうズーム連写手段と、 前記ズーム連写開始時の前記焦点距離および前記データ
    と前記ズーム連写時の前記撮影レンズの駆動方向および
    前記データの変換順序とをそれぞれ制御する制御手段と
    を有し、 該制御手段は、前記データ検出手段によって検出された
    前記データが、前記トリミングデータのときは該トリミ
    ングデータを前記ズーム連写開始時のデータとすると共
    に前記駆動手段によって前記撮影レンズを前記第一の焦
    点距離にズーム駆動させ該第一の焦点距離を前記ズーム
    連写開始時の焦点距離とし、前記全領域データのときは
    該データを前記ズーム連写開始時のデータとすると共に
    前記駆動手段によって前記撮影レンズを前記第二の焦点
    距離にズーム駆動させ該第二の焦点距離を前記ズーム連
    写開始時の焦点距離として、前記ズーム連写開始時の前
    記焦点距離および前記データがそれぞれ前記第一の焦点
    距離で前記トリミングデータのときは、前記第二の焦点
    距離の方向へ向けて前記撮影レンズをズーム駆動させる
    と共に前記トリミングデータ、全領域データの順序で前
    記データを変換させ、前記ズーム連写開始時の前記焦点
    距離および前記データがそれぞれ前記第二の焦点距離で
    前記全領域データのときは、前記第一の焦点距離の方向
    へ向けて前記撮影レンズをズーム駆動させると共に前記
    全領域データ、トリミングデータの順序で前記データを
    変換させながら前記ズーム連写を行なうことを特徴とす
    るカメラの動作制御装置。
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