JP2005223658A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被写体を撮影する際の撮影条件を保持するよう指示する指示手段と、撮影画像データから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、前記指示手段の指示に応じて、前記抽出手段による抽出結果を保持するように制御する制御手段とを備える。これにより撮影被写体を決定し、シャッタ釦の半押し等により撮影条件をロックしたときに同時に抽出結果もロックされるのでそれ以降は半押し時の抽出結果が保持される。
【選択図】 図1
Description
れまで開示されていた被写体識別機能を持ったカメラシステムにおいては達成されていなかった、従来からのカメラの動作により近い、使い勝手の良い被写体識別機能を備えたデジタルカメラを提供することを目的とする。
徴部位を所定の表示形態で表示する表示手段を備え、前記制御手段は、前記表示形態を前記表示手段に保持することを特徴としているので、アイコン表示等によって撮影被写体を容易に確認することができる。
件とは前記合焦手段によって決定された合焦位置条件であることを特徴としている。請求項5の発明は、更に、前記抽出手段が抽出した前記所定の特徴部位を含む所定エリアを前記合焦手段が合焦動作する際に使用する測距エリアとして設定する設定手段を備えることを特徴としている。請求項6の発明は、更に、被写体輝度を演算する測光手段を備え、前記撮影条件とは前記測光手段によって演算された被写体輝度であることを特徴としていて、請求項7の発明により、更に、前記抽出手段が抽出した前記所定の特徴部位を含む所定エリアを前記測光手段が測光動作する際に使用する測光エリアとして設定する設定手段とを備えることを特徴としている。請求項8の発明は、前記制御手段は更に、前記指示手段による指示がされるまでの所定期間は前記抽出手段に対して抽出動作を繰り返すよう制御することを特徴としている。すなわち、半押し前の所定期間は抽出動作を繰り返す。
動作させない非動作モードのいずれかのモードに設定する設定手段を備え、前記所定期間とは、前記設定手段が前記抽出手段を動作モードに設定してから前記指示手段の指示がされるまでの期間であることを特徴としている。すなわち所定期間とは抽出動作を行うように設定してから半押しするまでの期間のことである。請求項10の発明は、更に、前記デジタルカメラの電源をオンする電源オン手段を備え、前記所定期間とは、前記電源オン手段によって前記デジタルカメラの電源がオンされてから前記指示手段の指示がされるまでの期間であることを特徴としている。すなわち所定期間とは電源がオンされてから半押しするまでの期間のことである。
と、撮影画像データから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、前記指示手段の指示に応じて、前記抽出手段の抽出動作を停止するように制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。すなわち半押し後は抽出動作そのものを停止することで余計な抽出動作をしないようにすることができる。
た場合には、前記抽出手段による抽出結果を保持するように制御することを特徴としていて、請求項14の発明によると、前記制御手段は、前記選択手段が前記第2の合焦モードを選択した場合には、前記抽出手段による抽出動作を繰り返すように制御することを特徴としている。請求項15の発明は、更に、前記抽出手段が抽出した前記所定の特徴点を含む所定エリアを前記合焦手段が合焦動作する際に使用する測距エリアとして設定する設定手段を備えることを特徴としていて、請求項16の発明は、更に、被写体輝度を測光する測光手段と、前記抽出手段が抽出した前記所定の特徴点を含む所定エリアを前記測光手段
が測光動作する際に使用する測光エリアとして設定する設定手段とを備えることを特徴としている。
所定エリアから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、前記測光手段に測光動作を開始するように指示する指示手段と、前記指示手段の指示に応じて前記測光手段の測光結果を保持する第1の測光モードと、前記指示手段の指示に応じて繰り返し測光動作を行う第2の測光モードとのいずれかの測光モードを選択する選択手段と、前記指示手段の指示に応じて、前記抽出手段が前記選択手段の選択結果に応じた抽出動作をするよう制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。すなわち、シャッタ釦の半押しに基づいて選択されている測光モードに応じて最適な抽出動作をするよう制御することができる。
対値を積分した値を焦点評価値としてこの焦点評価値に基づいてAF演算を行う。CPU112はAF演算部1124の演算結果を用いて撮影レンズ101のフォーカスレンズ位置を調整し、合焦動作を行わせる。
、モニタ109の縦横画素数に対応した画素数となるように更にデータを間引いてVRAM107に連続して記録する。このVRAM107のデータはD/A変換器108を通してモニタ109に動画像として表示される。このVRAM107の画像データは特徴点を抽出するためのデータとしても使用する。特徴点を抽出する場合には、まずVRAM107の画像データをバッファメモリ105に所定のタイミングで再度記録する。ここでバッファメモリ105にはVRAM107に記録されているデータのうち中心部の所定の範囲(たとえばLCDモニタ109の表示画面の縦、横ともに80%に相当する範囲)のみ記録する。
るのは次の理由による。CPU112の演算処理能力が十分高かったならば前述した30フレーム/秒のレートで特徴点を抽出することができる。通常、デジタルカメラに採用さ
れているCPU112の演算能力はそこまで高くないことが多い。それ故、CPU112
の演算能力に応じて特徴点抽出演算にあったレート(例えば10フレーム/秒)でVRA
M107からバッファメモリ105に画像データを再度記録することで特徴点を抽出する事が可能となる。なお、その場合であってももちろんVRAM105からは通常のレートでモニタ109表示用画像データが出力されているのでモニタ画面の表示更新のレートが遅くなることはない。なお、AE演算、AF演算にあたっては、上述したVRAM107に記録されている特徴点抽出用に使用する、10フレーム/秒のレートに間引かれた画像データを使用するのでなく、撮像素子103から30フレーム/秒のレートで出力される動画表示用に間引いた画像データを使用する。
カメラにおいてはこの特徴点抽出機能を備えたものはまだ実現されていない。一方、このような特徴点抽出機能を備えることで使用者に新たな使用形態に基づいた撮影方法を提供することが可能となる。その際、従来のカメラとの使用勝手の違いはできるだけ小さくする方が好ましい。前述した特徴点抽出演算部1123はデジタルカメラの動作に応じて、最適な動作をするようになっている。第1、第2の実施例ではデジタルカメラに備わっている様々な撮影機能の中から、ズームレンズを動作させた場合の抽出動作について説明する。第3の実施例では選択したAF方式に応じた抽出動作について説明する。
て説明する。通常、ズームレンズを動作させると表示画面内の被写体の大きさが急激に変化する。その結果、仮に特徴点の抽出結果を表示させたとしてもその表示位置と実際の被写体表示位置とがずれてしまって、使用者には違和感を生じさせることとなる。それ故、本実施例ではズームレンズが動作している間は抽出動作を行わないか或いは抽出結果を表示しないようにすることでこれを防止している。図2、図3はズームレンズ動作中は抽出動作を停止させると共にズーム動作終了と同時にズーム動作開始時に抽出していた被写体の大きさを予測して、被写体の特徴点抽出エリアを設定するシーケンスを説明するフローである。これにより抽出動作を再開したときの特徴点抽出に要する処理時間を短縮することが可能となり、その結果を使用したAF動作やAE動作を迅速に行うことができる。
に進み、ここでは特徴点抽出演算部1123によって特徴点抽出を行い、抽出された特徴点をアイコン表示でモニタ109に撮影画像と共に重畳表示する。図9にこの表示例を示す。図9において画面内にいる3名の人物の内、一名は遠方のため抽出できず左側の2名について抽出されたことを破線或いは実線のアイコン表示がそれぞれの顔に重畳表示されている。このうち実線のアイコン表示が現在、主要被写体として選択されていることを示している。この主要被写体はモニタ109上に表示される主要被写体変更用のメニュー表示を選択後、U/D釦1165によって変更することができる(不図示)。ステップS106では使用者によってズーム指示がされたかどうか判別する。このズーム指示は使用者
が操作部材116の内から、U/D釦1165を使ってテレ或いはワイド操作することで行われる。ここで、もしもU/D釦1165が上下、左右4つの接点を備えた十字キータイプのものであったならば左右の接点をズームレンズのテレ/ワイドの操作用に、上下の接点を前述した主要被写体の選択用にすることでズーム及び主要被写体選択の操作を容易にすることができる。
たと判別されたならばステップS107に進む。ステップS107ではズーム指示される直前に抽出された主要被写体に対応した特徴点の大きさと位置及び検出器121で検出した移動直前のズームレンズ位置とを記憶部1125に記憶する。ステップS108では特徴点抽出演算部1123にたいして抽出動作を停止するよう指示すると共に図9で示したモニタ109上のアイコン表示を行わないようにする。ステップS109ではズーム操作が終了したかどうか判別し、もし終了していなかったならばステップS108に戻り、終了したならば図3ステップS110に進む。
。もしアップでなかったならばステップS111に進み、アップだったならばステップS112に進む。ステップS111ではズーム動作前と同一の抽出用エリアを設定する。被写体が移動せず、さらに撮影者がデジタルカメラを動かさない場合にはズームダウンした後の位置はズームダウン前の位置情報から予測することが可能である。しかしながら撮影者はズームダウンと同時に撮影方向も移動させることが多く、ズームダウン後の被写体位置がどこになるか不明であるからである。ステップS112ではズームアップ後の被写体の大きさを予測する。予測方法の一例を次に述べる。まず、検出器121によって検出され記憶部1125に記憶されていたズーム動作開始時点でのズームレンズ位置に基づく焦点距離f1とズーム動作終了時点での検出器121によって検出されたズームレンズ位置に基づく焦点距離f2とを判別する。これらの値と、記憶部1125に記憶されていたズーム開始直前の被写体の大きさ(例えば被写体の高さをH1とする)とからズーム動作終了時の被写体の予測大きさ(例えば予測被写体高さをH2とする)は、H2=(f2/f1)×H1となる。
と抽出位置を設定する。この場合の抽出エリアは、先に演算して求めた被写体の予測大きさに対して縦横それぞれ50%程度広いエリアを画面中央部に設定する。ズームダウンの場合と同様に、被写体が移動せず、さらに撮影者がデジタルカメラを動かさない場合にはズームアップした後の位置はズーム前の位置情報から予測することが可能である。この時、撮影者はズームアップと同時に撮影方向も移動させることが多い。しかしながらズームアップの場合にはズームダウンの場合と異なり、主要被写体を画面中央部に持ってくる場合が多い。それ故、被写体がいると思われる画面中央部近傍のみを抽出エリアとすることで特徴点抽出に要する時間が短縮される。このときもし主要被写体の特徴点が抽出されなかったならば直ちに特徴点抽出を開始した時に初期初期設定されていた抽出エリアに設定すればよい。
ップS115で抽出結果を被写体画像に重畳して表示する。ステップS116では半押しスイッチ1162が押された後、更に全押しSW1163が押されることによって撮影開始指示がされたかどうか判別する。もし指示されていなかったならばステップS118に進み、指示されたならばステップS117で被写体を撮影してステップS118に進む。ステップS118では撮影が終了したかどうか判別する。撮影終了とは電源SW1161がオフされた場合、或いは再生モード等に設定された場合である。もし撮影が終了したならば本シーケンスを終了し、撮影終了していなかったならばステップS102に戻る。な
お、ステップS108において抽出動作自体は停止しないで、アイコン表示のみ表示しないようにしてもよい。その場合は、抽出演算をしている時間が加わるのでもしズーム時にもAEやAF等の処理をしていたとしたらそれらの処理のサイクルが延びることとなるが、ズーム時の各種画像処理シーケンスをズーム動作しない場合と同じにすることができるのでズーム時のシーケンスが複雑になることがない。
しない場合について説明したが、次に、第2実施例として、図4を使ってズーム動作中であっても抽出を停止することはせず、抽出エリアを狭くする事で特徴点の抽出をより迅速に行う方法について説明する。ステップS201でデジタルカメラの電源がオンされたならばステップS202で特徴点の抽出モードに設定されているかどうか判別する。もし特徴点抽出モードに設定されていなかったならばステップS203に進み、設定されていたならばステップS205に進む。ステップS203ではズーム指示がされたかどうか判別する。もしされていなかったならばステップS211に進み、ズーム指示されていたならばステップS204に進む。ステップS204ではズーム指示が終了したかどうか判別し、もし終了していなかったならばステップS203に戻って抽出モードに設定されていない場合の通常のズーム動作を繰り返す。ステップS204でズーム指示が終了したと判別したならばステップS211に進む。
がされたかどうか判別する。もしズーム指示されていないと判別されたならばステップS206に進んで、前述したように特徴点抽出用として初期設定されている撮影画面内の縦横それぞれ80%のエリアを選択してステップS207でこのエリア内から被写体の特徴点を抽出し、LCDモニタ109上に被写体画像に特徴点或いは特徴点に対応したアイコンを重畳して表示する。ここではこのエリアを第1エリアとしている。ステップS205でズーム指示がされたと判別されたならばステップS208に進んでズーム指示がされる以前に抽出された主要被写体を中心とした所定範囲の抽出エリアを選択してステップS209でこのエリア内から被写体の特徴点を抽出し、LCDモニタ109上に被写体画像に特徴点或いは特徴点に対応したアイコンを重畳して表示する。ここではこのエリアを第2エリアとしている。図10にLCDモニタ109の表示画面内でのこれら第1エリア及び第2エリアの表示例を示す。図10において一点鎖線で囲まれたエリアが第1エリアで、破線で囲まれたエリアが第2エリアを示している。この第2エリアの大きさとしては検出された特徴点の大きさに対して縦横それぞれ50〜100%程度長さが大きいエリアを設定する。これらのエリア表示は常時表示していなくともよい。ステップS210ではズーム指示が終了したかどうか判別する。もしズーム指示が終了していなかったならばステップS208に戻り、終了していたならばステップS211に進む。
指示がされたかどうか判別する。もし指示されていなかったならばステップS213に進み、されたならばステップS212に進む。ステップS212では被写体撮影を行ってステップS213に進む。ステップS213では撮影が終了したかどうか判別し、終了していなかったならばステップS202に戻り終了したならば本シーケンスを終了する。この様に抽出エリアを狭くすることで抽出演算に要する時間を短縮してズーム中でも被写体変化に追従して抽出結果を表示させることができる。
するシーケンスについて説明する。この実施例においても、抽出動作や抽出結果の表示形態が従来カメラにおける撮影以前の使用勝手と違和感がないように設定されている。第3実施例を説明するための図5、図6は主として一眼レフ方式でないコンシューマタイプのデジタルカメラにおける動作フローである。このタイプのデジタルカメラにおいては通常
図1で説明した撮像光学系101、102とは異なった専用の光学ファインダ(不図示)を備えていて、この光学ファインダで被写体を確認すると共に撮像光学系101、102を経由して撮像素子103上に結像した被写体画像をLCDモニタ109でも確認することができる。
(以降はS−AFと記述する)とコンティニアスAF(以降はC−AFと記述する)の2種類のAFモードがあるのでまずそれについて説明する。S−AFモードにおいては半押しSW1162が押されている間のみAF演算部1124で焦点評価値を演算し、その演算結果に基づいてフォーカスレンズを駆動するというサイクルを繰り返し、合焦したならばフォーカスレンズをその合焦位置に固定する(これをAFロックという)。C−AFモードにおいてはデジタルカメラの電源がオンされて以降或いはAFモードがC−AFモードに設定されて以降は合焦、非合焦にかかわらずAF動作を繰り返し、半押しSW1162が押されたならば押す直前の焦点評価値と押してから演算した焦点評価値とを比較する。その結果、焦点評価値の変化が所定範囲内だったならば合焦と判断して半押しSW1162が押される前のフォーカスレンズ位置に固定し、所定範囲以上だったならばフォーカスレンズを移動して合焦位置にフォーカスレンズが達してからそのフォーカスレンズ位置を固定する(AFロック)。このAFモードの設定は抽出モードの設定と同様に設定釦1164及びU/D釦1165を使用してLCDモニタ109上のメニュー表示から選択して設定する(不図示)。
08に進み、半押しSW1162が押されたかどうか判別する。もし押されていなかったならば図6ステップS321に進み、押されたならばステップS309に進む。ステップS309ではステップS305或いはステップS306で設定された測距エリアからの出力を使用して測距し、その結果に基づいてレンズ駆動を行う。本実施例では前述したように、焦点評価値を演算しそれに基づいてフォーカスレンズを駆動する。ステップS310では測距と同様に設定されている測光エリアからの出力を使用して被写体輝度を測定する。ステップS311では合焦したかどうか判別する。この判別方法としては例えば、焦点評価値が所定値以上で且つ前回演算した焦点評価値との差分が所定値以内であったならば合焦と判断する。ステップS311で合焦していないと判別されたならばステップS308に戻ってこの合焦動作を半押しSW1162が押されている限り合焦するまで繰り返す。このとき測光動作も繰り返される。ステップS311で合焦したと判別されたならば図6ステップS316に進む。
図6ステップS312に進んでここで測距及びフォーカスレンズの駆動を行い、ステップS313で測光演算を行う。ステップS314では半押しSW1162が押されたかどうか判別し、押されていないと判別されたならばステップS321に進む。このステップS321では撮影が終了したかどうか判別し、終了していなかったならば、半押しSW1162が押されない限り特徴点抽出(ステップS304)、測距及びレンズ駆動(ステップS312)、測光(ステップS313)が繰り返される。ステップS314で半押しSW1162が押されたと判別されたならばステップS315に進んで合焦したかどうか判別する。もし合焦していないと判別されたならばステップS312に戻って合焦動作を繰り返す。合焦したと判別されたならばステップS316に進む。
S317では合焦時の測光結果を固定(これをAEロックという)する。ステップS318では全押しSW1163が押されたかどうか判別する。もし押されていなかったならばステップS319に進んで引き続き半押しSW1162が押されているかどうか判別する。もし半押しSW1162が押され続けていたならばステップS318に戻り、半押しSW1162が押されていなかったならばステップS321に進む。ステップS318で全押しスイッチが押されたならばステップS320に進んで被写体を撮影し、ステップS321に進む。ステップS321では撮影が終了したかどうか判別する。撮影の終了とは電源SW1161がオフされたりあるいはデジタルカメラの動作モードが被写体を撮影する撮影モードからメモリカード111に記録されている画像データをモニタ109上に再生する再生モードに設定が変更された場合等である。もし終了していなかったならば図5ステップS302に戻って設定されているAFモードや抽出モードに応じて抽出、測光、測距を繰り返す。
ついて説明する。このタイプのデジタルカメラでは、撮影レンズを透過した光束を撮像素子の前面にあるクイックリターン式の反射ミラーで向きを変えて光学ファインダに導いている。それゆえ、記録用の画像データを出力する撮像素子においては撮影前は被写体からの光束が遮られてしまう。撮影画面をモニタ画面で確認するための撮像素子は通常備えてはいないので、撮影前には撮影画面をLCDモニタには表示することはできない。図11はこの一眼レフ方式デジタルカメラの主として反射ミラー周辺の構成を説明するための概略ブロック図である。ここで操作部材、各種信号処理回路等は図1の構成と同様であるので図では省略している。
されている。202はクイックリターン式の反射ミラーでこのミラーによって撮影前の被写体からの光束は大部分90゜上方に反射される。この反射光は全反射サブミラー203で再度方向が変えられファインダ光学系204へと進む。反射ミラー202の中心付近(全画面の縦横それぞれ80%程度)はハーフミラーとなっていてここを透過した光束は第2の全反射サブミラー205で反射されAE及びAF演算するためのデータを出力する補助撮像素子206上で結像する。撮像素子207は記録するための被写体画像を結像するメインの撮像素子でこの撮像素子出力は信号処理回路208でアナログ及びデジタル処理されてメモリカードに記録される。LCDモニタ209は信号処理回路208内のバッファメモリ(不図示)に記録されている撮影画像データやメモリカード(不図示)に記録されている画像データを再生表示する。前述した補助撮像素子の出力も信号処理回路208に入力し、この信号を使用してAF演算、AE演算および特徴点抽出を行う。AF演算、AE演算にはこの補助撮像素子206以外にそれぞれ別に専用のセンサを使用してもよい。クイックリターン式反射ミラー202およびサブミラー205は記録用画面を撮影する際にはそれぞれ図に破線で示したごとく移動し、被写体からの全光束がメインの撮像素子
207に入力する。
ステップS401でデジタルカメラの電源がオンされたならばステップS402で測光演算する。ここでの測光演算は図5ステップS302と同様である。ステップS403では半押しSW1162がオンされたかどうか判別する。もしオンされていなかったならば図8ステップS417に進み、撮影が終了していない限り被写体の測光を繰り返す。もし半押しSW1162が押されたならばステップS404に進んで特徴点抽出モードに設定されているかどうか判別する。もし抽出モードに設定されていなかったならばステップS407に進んで測距エリアを予め設定されている所定の測距エリアに設定する。ステップS404で抽出モードに設定されていたならばステップS405に進んで特徴点の抽出を行う。ステップS406では抽出被写体を含む所定エリアを測光及び測距エリアに設定する。ここでもステップS305と同様、例えば主要被写体を含む縦横それぞれ50%広いエリアをそれぞれ測光及び測距エリアに設定する。
距結果に基づいてフォーカスレンズを駆動する。この様に一眼レフ方式の場合には半押しSW1162が押されて初めて被写体の抽出及び測距を行う。但し、半押し後に抽出を開始しその結果に基づいて測距していると合焦までの時間がかかってしまうので、被写体抽出についてはステップS402で測光する以前に行うようにしても良い。この様にすると、その後のステップS402でこの抽出されたエリアを測光エリアに設定することができるとともに、半押し後に直ちに測距を開始することができる。
S410では被写体を測距するAFモードの設定状態を判別する。一眼レフ方式デジタルカメラのAFモードにおいてもS−AF、及びC−AFモードがある。S−AFモードの場合にはステップS412に進んで合焦しているかどうか判別する。もし合焦していなかったならば図7ステップS404に戻り、合焦していたならばステップS413に進む。ステップS413ではこの合焦位置に撮影レンズを固定する(AFロック)と共に測光結果も固定する(AEロック)。ステップS414では全押しSW1163が押されたかどうか判別する。もし押されていなかったならばステップS415に進んで半押しSW1162が押されているかどうか判別し、引き続いて半押しSW1162が押されていたならばステップS414に戻る。ステップS415で半押しSW1162が押されていなかったならばステップS418に進む。ステップS414で全押しSW1163が押されたならばステップS416に進んで被写体の撮影を行う。
こで全押しSW1163が押されたかどうか判別する。もし押されていなかったならば図7ステップS403に戻り、押されていたならばステップS417に進む。ステップS417では合焦しているかどうか判別する。もし合焦していなかったならば図7ステップS403に戻り、合焦していたら図416に進んで被写体撮影を行う。この様に一眼レフタイプのカメラの場合はC−AFにおいては半押しSW1162が押されている間は合焦、非合焦に関係なくAF動作を連続して行う。また、通常の一眼レフタイプのカメラにおいては合焦よりもレリーズが優先されることが多く、その場合にはこのフローの中で説明したステップS417は省略される。すなわち合焦、非合焦に関係なく全押しSW1163が押されると直ちに撮影動作を開始する。ステップS418では撮影が終了したかどうか判別し、終了していなかったならばステップS402に戻り終了していたならばこのフローを終了する。
102 絞り
103 撮像素子
104 アナログ信号処理部
105 バッファメモリ
106 デジタル信号処理部
107 VRAM
108 D/Aコンバータ
109 LCDモニタ
110 記録・再生信号処理部
111 外部記憶媒体
112 CPU
113 レンズ駆動部
114 絞り駆動部
115 撮像素子駆動部
116 操作部材
117 ストロボ
121 レンズ位置検出部
135 A/Dコンバータ
1121 AE演算部
1122 AWB演算部
1123 特徴点抽出演算部
1124 AF演算部
1125 記憶部
1161 電源スイッチ
1162 半押しスイッチ
1163 全押しスイッチ
1164 設定釦
1165 アップ/ダウン釦
201 撮像光学系
202 反射ミラー
203、205 全反射サブミラー
204 ファインダ光学系
206 補助撮像素子
207 メイン撮像素子
208 信号処理回路
209 LCDモニタ
Claims (17)
- 被写体を撮影する際の撮影条件を保持するよう指示する指示手段と、
撮影画像データから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、
前記指示手段の指示に応じて、前記抽出手段による抽出結果を保持するように制御する
制御手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記抽出結果とは前記抽出手段によって抽出された特徴部位の大きさ或いは位置情報の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
- 更に、前記抽出手段によって抽出された前記所定の特徴部位を所定の表示形態で表示する表示手段を備え、
前記制御手段は、前記表示形態を前記表示手段に保持することを特徴とする請求項1に
記載のデジタルカメラ。 - 更に、被写体撮影時に合焦動作を行う合焦手段を備え、
前記撮影条件とは前記合焦手段によって決定された合焦位置条件であることを特徴とす
る請求項1に記載のデジタルカメラ。 - 更に、前記抽出手段が抽出した前記所定の特徴部位を含む所定エリアを前記合焦手段が合焦動作する際に使用する測距エリアとして設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のデジタルカメラ。
- 更に、被写体輝度を演算する測光手段を備え、
前記撮影条件とは前記測光手段によって演算された被写体輝度であることを特徴とする
請求項1に記載のデジタルカメラ。 - 更に、前記抽出手段が抽出した前記所定の特徴部位を含む所定エリアを前記測光手段が測光動作する際に使用する測光エリアとして設定する設定手段とを備えることを特徴とする請求項6に記載のデジタルカメラ。
- 前記制御手段は更に、前記指示手段による指示がされるまでの所定期間は前記抽出手段に対して抽出動作を繰り返すよう制御することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
- 更に、前記抽出手段を動作させる動作モード或いは前記抽出手段を動作させない非動作モードのいずれかのモードに設定する設定手段を備え、
前記所定期間とは、前記設定手段が前記抽出手段を動作モードに設定してから前記指示
手段の指示がされるまでの期間であることを特徴とする請求項8に記載のデジタルカメラ。 - 更に、前記デジタルカメラの電源をオンする電源オン手段を備え、
前記所定期間とは、前記電源オン手段によって前記デジタルカメラの電源がオンされて
から前記指示手段の指示がされるまでの期間であることを特徴とする請求項8に記載のデジタルカメラ。 - 被写体を撮影する際の撮影条件を保持するよう指示する指示手段と、
撮影画像データから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、
前記指示手段の指示に応じて、前記抽出手段の抽出動作を停止するように制御する制御
手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。 - 被写体撮影時に合焦動作を行う合焦手段と、
前記画像データ内の所定エリアから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、
前記合焦手段に合焦動作を開始するように指示する指示手段と、
前記指示手段の指示に応じて開始した前記合焦手段の合焦動作により合焦したならばそ
の合焦位置を保持する第1の合焦モードと、前記指示手段の指示に応じて繰り返し合焦動作を行う第2の合焦モードとのいずれかの合焦モードを選択する選択手段と、
前記指示手段の指示に応じて、前記抽出手段が前記選択手段の選択結果に応じた抽出動
作をするよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記制御手段は、前記選択手段が前記第1の合焦モードを選択した場合には、前記抽出手段による抽出結果を保持するように制御することを特徴とする請求項12に記載のデジタルカメラ。
- 前記制御手段は、前記選択手段が前記第2の合焦モードを選択した場合には、前記抽出手段による抽出動作を繰り返すように制御することを特徴とする請求項12に記載のデジタルカメラ。
- 更に、前記抽出手段が抽出した前記所定の特徴点を含む所定エリアを前記合焦手段が合焦動作する際に使用する測距エリアとして設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項12に記載のデジタルカメラ。
- 更に、被写体輝度を測光する測光手段と、
前記抽出手段が抽出した前記所定の特徴点を含む所定エリアを前記測光手段が測光動作する際に使用する測光エリアとして設定する設定手段とを備えることを特徴とする請求項12に記載のデジタルカメラ。 - 被写体撮影時に測光動作を行う測光手段と、
前記画像データ内の所定エリアから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、
前記測光手段に測光動作を開始するように指示する指示手段と、
前記指示手段の指示に応じて前記測光手段の測光結果を保持する第1の測光モードと、
前記指示手段の指示に応じて繰り返し測光動作を行う第2の測光モードとのいずれかの測光モードを選択する選択手段と、
前記指示手段の指示に応じて、前記抽出手段が前記選択手段の選択結果に応じた抽出動
作をするよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
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