JP2003040263A - 折り畳み式運搬用容器 - Google Patents

折り畳み式運搬用容器

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JP2003040263A
JP2003040263A JP2002003739A JP2002003739A JP2003040263A JP 2003040263 A JP2003040263 A JP 2003040263A JP 2002003739 A JP2002003739 A JP 2002003739A JP 2002003739 A JP2002003739 A JP 2002003739A JP 2003040263 A JP2003040263 A JP 2003040263A
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JP2002003739A
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Tetsuya Murakami
哲也 村上
Hidetoshi Yamaguchi
英俊 山口
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Priority to KR1020020072349A priority patent/KR20030061295A/ko
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D11/00Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material
    • B65D11/18Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected
    • B65D11/1833Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected whereby all side walls are hingedly connected to the base panel

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳み作業をより一層容易に行うことがで
きるように構成された折り畳み式運搬用容器を提供す
る。 【解決手段】 折り畳み式運搬用容器の容器本体21
は、長四角板状の底壁と、各一対の短側壁23及び長側
壁24とを備えている。短側壁23外側面には上下にス
ライド可能な係合部材25が添設されている。短側壁2
3両端部には規制凸部42b,42cが突設され、長側
壁24両端部に設けられた規制板51の規制孔52b,
52c内に係入される。係合部材25の両端部には係合
突起61が突設され、長側壁24両端部の係合凹部54
内に挿入されるとともに係合部55と係合される。係合
部材25の中央部には操作リブ62が設けられている。
係合部材25の裏面には付勢突起66が突設され、短側
壁23の外側面に突設された側壁凸部45と係合される
ことにより係合部材25を上方に付勢している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不使用時には小
さくコンパクトに折り畳んで収納及び運搬することがで
きるように構成された折り畳み式運搬用容器に関するも
のである。より詳しくは、折り畳み作業を非常に簡単に
行うことができるように構成された折り畳み式運搬用容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の折り畳み式運搬用容
器としては、実開昭63−117725号公報に開示さ
れている折り畳み式コンテナが知られている。この折り
畳み式コンテナは、矩形状の底板の四辺部に対して直接
的に若しくはそこに形成された基部に対して、それぞれ
側壁を構成する壁板を、その下辺部において丁番構造を
もって内方に折り畳み可能に取り付けた構造を有してい
る。さらに、このコンテナには、前記側壁の角部を構成
する、互いに隣り合った前記壁板の相互に隣接する側辺
部において、その何れか一方の側辺部に対して、他方の
側辺部に係止されてそれら両壁板の外方への開きを相互
に規制する係止部材が設けられている。加えて、前記隣
接する側辺部のうちの何れか一方の側辺部に対して、他
方の側辺部に形成された係合孔に付勢力をもって離脱可
能に係合されてそれら両壁板の内方への回動を相互に規
制する係合部材が設けられている。そして、前記両係合
部材を付勢力に抗して横方向にスライド操作し、前記係
合孔に対する係合を解くことによって、前記係合部材が
設けられた側壁を内方に回動させて容易に折り畳むこと
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
折り畳み式コンテナでは、左右一対の係合部材が側壁の
両端部の離間した位置に設けられているうえ、これら2
つの係合部材を同時に係合孔から離脱させることにより
前記側壁が折り畳まれるように構成されていた。このた
め、前記側壁を折り畳む際には、側壁の両端部に両手を
添えて操作することにより両係合部材と係合孔との係合
状態を解除する必要があり、一度に一方の側壁のみしか
折り畳むことができなかった。
【0004】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、折り畳み作業をより一層容易に行うこと
ができるように構成された折り畳み式運搬用容器を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の折り畳み式運搬用容器
は、四角板状に形成された底壁と、その底壁の周縁に沿
って立設された各一対の第一側壁及び第二側壁とを備え
た有底四角箱状の容器本体から構成され、前記各側壁の
下端部には、各側壁を容器本体の内方に折り畳むための
回動手段を設けるとともに、前記第一側壁を底壁の上面
に折り畳んだ後、第二側壁を第一側壁の上面に折り畳む
ことによって、容器本体を折り畳み可能に構成した折り
畳み式運搬用容器であって、前記第一側壁の外側面に
は、略中央部に操作部を備えるとともに両端部に係合突
起が設けられた係合部材を添設し、前記第二側壁の両端
部には、前記係合突起と係合して第一側壁の内方への回
動を規制する係合部を設け、前記係合部材の操作部を上
動又は下動させることにより、前記係合突起と係合部と
の係合状態を解除するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0006】請求項2に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項1に記載の発明において、前記第一側壁
と係合部材との接合部に、前記係合突起と係合部との係
合状態を維持するように係合突起を所定方向に付勢する
付勢手段を設けたことを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記操作部を下動させることにより、前記係合突起と係
合部との係合状態を解除するように構成したことを特徴
とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明
において、前記係合部材を複数の部品によって構成し、
容器本体に添着する際に一体的に連結するように構成し
たことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
形態を図面に基づいて詳細に説明する。図2〜図5に示
すように、折り畳み式運搬用容器を構成する容器本体2
1は、合成樹脂(ポリプロピレン)により有底長四角箱
状に形成されている。この容器本体21は、長四角板状
に形成された底壁22と、その底壁22の対向する一側
縁に沿って立設された一対の短側壁23と、前記底壁2
2の対向する他側縁に沿って立設された一対の長側壁2
4とを備えている。さらに、前記短側壁23の外側面上
端部には、合成樹脂(ポリプロピレン)によりほぼ長四
角板状に形成された係合部材25が添設されている。こ
の折り畳み式運搬用容器の容器本体21は、一対の短側
壁23を底壁22の上面に折り畳んだ後、一対の長側壁
24を短側壁23の上面に折り畳むことによって、折り
畳み可能に構成されている。
【0010】底壁22の対向する一側縁には、ほぼ四角
柱状に形成された支持突条31aが容器本体21のコー
ナ部間を繋ぐように立設され、その上端面で短側壁23
を支持している。また、底壁22の対向する他側縁に
は、ほぼ長四角柱状に形成された支持突条31bが容器
本体21のコーナ部間を繋ぐように立設され、その上端
面で長側壁24を支持している。前記支持突条31aの
高さは、短側壁23の厚みとほぼ同じになるように形成
されている。前記支持突条31bの高さは、短側壁23
の厚みと長側壁24の厚みとを加えた長さとほぼ同じに
なるように形成されている。
【0011】各支持突条31a,31bの上端部内方位
置には、所定間隔をおいて回動手段を構成する軸受け部
32が設けられ、短側壁23及び長側壁24の下端部内
方位置に設けられた回動手段を構成する回動軸33を回
動可能に軸着している。この構成によって、各短側壁2
3及び長側壁24は、容器本体21の内方に回動するこ
とができるとともに、容器本体21の外方に回動され難
くなっている。さらに、前記短側壁23及び長側壁24
の下端面並びに支持突条31a,31bの上端面は、い
ずれも水平方向に延びる平坦面によって構成されてお
り、容器本体21を組み立てたとき、短側壁23及び長
側壁24が支持突条31a,31b上で安定状態で立設
されやすくなっている。
【0012】一方、支持突条31aの外側部には、ほぼ
長四角形状に凹設された左右一対の収容凹部35が設け
られている。また、短側壁23及び長側壁24の上端部
中央には、把持孔36a,36bが長四角孔状に凹設さ
れ、容器本体21を容易に把持することができるように
構成されている。
【0013】図7に示すように、短側壁23の両端部に
は、その外側部上方位置を長四角形状に凹設することに
よって掛合凹部41が設けられている。この掛合凹部4
1の下端部、中央部及び上端部には、いずれも側面ほぼ
逆コ字状に形成された規制手段を構成する下部規制凸部
42a、中央部規制凸部42b及び上部規制凸部42c
が短側壁23の外側方に延びるように突設されている。
上部規制凸部42cの基端部中央には、長四角孔状に形
成された第1長孔43が横方向に延びるように貫設され
ている。また、前記第1長孔43の内側方位置には、掛
合凹部41の周縁に沿って突設された側壁リブの基端部
を長四角孔状に貫設することによって第2長孔44が設
けられている。
【0014】前記第2長孔44の内方に位置する短側壁
23の外側面には、付勢手段を構成する側面逆ハ字状に
形成された左右一対の側壁凸部45が外側方に突設され
ている。図9に示すように、各側壁凸部45の両側方に
位置する短側壁23の外側面には、平断面ほぼL字状に
形成された各一対のスライド掛合突起46が外側方に突
設されている。また、前記スライド掛合突起46の基端
部には、短側壁23を成形する際の金型において、上型
と下型のみによる上下抜きによりスライド掛合突起46
を形成させることができるように構成された長孔46a
が貫設されている。
【0015】図6に示すように、長側壁24の両端部に
は、長四角板状に形成された折返し部50が短側壁23
と平行に延びるように突設されている。この折返し部5
0の先端部には、長四角板状に形成された規制板51が
短側壁23と平行に延びるように突設され、容器本体2
1を組み立てたとき、前記短側壁23の掛合凹部41内
に収容されるように構成されている。この規制板51
は、前記折返し部50よりも薄い板状に形成され、容器
本体21を組み立てたとき、短側壁23が容器本体21
の外方に回動するのを規制するように構成されている。
また、前記規制板51が設けられた側の折返し部50の
端面は、容器本体21を組み立てたとき、前記短側壁2
3の掛合凹部41の外端縁と接合されるように構成され
ている。
【0016】この規制板51の下端部、中央部及び上端
部には、いずれも長四角孔状に形成された規制手段を構
成する下部規制孔52a、中央部規制孔52b及び上部
規制孔52cが貫設されている。さらに、中央部規制孔
52bの裏面には、中央部規制孔52bの周縁に沿って
長四角枠状に形成された規制手段を構成する掛合枠部5
3が容器本体21の内方に延びるように突設されてい
る。これら規制孔52a,52b,52cは、容器本体
21を組み立てたとき、前記短側壁23の規制凸部42
a,42b,42cが係入されるように構成されてお
り、長側壁24が容器本体21の外方に回動するのを規
制するように構成されている。また、図5に示すよう
に、容器本体21を折り畳んだとき、これら規制板51
及び掛合枠部53は、前記支持突条31aの収容凹部3
5内に収容されるようになっている。
【0017】図6(b)及び(c)に示すように、規制
板51の基端部には、長側壁24の両端部内側面をほぼ
長四角形状に凹設することによって係合凹部54が設け
られている。この係合凹部54の上端部には、前記折返
し部50の内側面に沿って延びるとともに、前記規制板
51と平行に延びる係合部55が垂下されている。この
係合部55の先端部容器本体21内方側には、先端ほど
容器本体21の外方へと傾斜するように形成された傾斜
面55aが設けられている。
【0018】図1及び図8に示すように、合成樹脂によ
りほぼ長四角板状に形成された係合部材25は、短側壁
23の上端部外側面に沿って上下方向に所定幅スライド
可能となるように添設されている。この係合部材25の
両端部には、長四角柱状に形成された係合突起61が外
側方に延びるように突設されている。これら係合突起6
1の上端部外側には、上端ほど容器本体21の内方へと
傾斜するように形成された第2傾斜面61aが設けられ
ている。
【0019】係合部材25の下端部中央には、横方向に
延びる操作部としての操作リブ62が外側方に突設され
ている。この操作リブ62と係合突起61との中間位置
には、係合部材25を構成する壁面を外側方に向かって
四角箱状に突出させることによって突設部63が設けら
れており、この突設部63の裏面は四角形状に凹設され
た凹設部64となっている。なお、この凹設部64は、
係合部材25の裏面側及び下面側において開口されてい
る。また、前記突設部63の両側面基端部には、左右一
対のスライド掛合孔65が上下方向に延びる長孔状に貫
設されている。
【0020】図8及び図9に示すように、前記凹設部6
4の中央部には、側面下向き矢印状に形成された付勢手
段を構成する付勢突起66が係合部材25の裏面側に設
けられている。この付勢突起66は、長四角柱状に形成
された付勢凸部66aと、その付勢凸部66aの両側面
下端部から斜め上方に延びるように突設された左右一対
の付勢板66bとから構成されている。前記付勢凸部6
6aの基端部は凹設部64の壁面から突設されているう
え、その先端部には前記両付勢板66bが突設されてい
る。これら付勢板66bは、付勢凸部66aの長さ方向
(鉛直方向)に対しほぼ45°の角度で斜め上方に延び
るように設けられているうえ、図1(b)に示すように
付勢凸部66aに対し所定角度弾性変形可能に構成され
ている。
【0021】上記のように構成された係合部材25は、
短側壁23の外側面上端部の所定位置に組み付けられて
使用される。この係合部材25を組み付ける場合には、
まず、図1(a)に示すように、一方の係合突起61を
短側壁23の一端部に設けられた第2長孔44及び第1
長孔43内に挿入した後、他方の係合突起61を短側壁
23の他端部に設けられた第2長孔44及び第1長孔4
3内に挿入する。次に、係合部材25の各スライド掛合
孔65を短側壁23のスライド掛合突起46と対応させ
た状態で係合部材25を短側壁23の外側面に向かって
押圧する。その結果、前記各スライド掛合突起46がス
ライド掛合孔65の周縁部に無理嵌めされ、係合部材2
5が短側壁23の外側面に添着される。
【0022】このとき、係合部材25は、短側壁23の
外側面に設けられた各一対のスライド掛合突起46がス
ライド掛合孔65の周縁部と係合された状態で上下方向
に所定幅スライドすることができるようになっている。
さらに、各一対の付勢板66bが短側壁23の側壁凸部
45の上端部と当接されることによって常に上方に付勢
されている。また、係合部材25を下方に押圧してスラ
イドさせた場合には、図1(b)に示すように、前記両
付勢板66bが側壁凸部45の上端部に摺接しながら弾
性変形されるように構成されている。さらに、図3に示
すように、前記係合突起61の先端は、長側壁24の内
側面と掛合凹部41の外端縁との中間位置に配設されて
おり、折り畳み状態の容器本体21における支持突条3
1bの内側面と当接しないように構成されているうえ、
組み立て途中の長側壁24の内側面と当接しないように
構成されている。
【0023】一方、図4に示すように、組み立て状態の
容器本体21は、短側壁23両端部の掛合凹部41の外
側面に長側壁24の規制板51の内側面が近接又は当接
して配置されているうえ、前記掛合凹部41の各規制凸
部42a,42b,42cが下部規制孔52a,52
b,52c内に係入された状態となっている。さらに、
図1(a)に示すように、前記係合部材25両端部の係
合突起61は、基端側から順に短側壁23の第2長孔4
4及び第1長孔43内に挿通された状態になっている。
加えて、図1(c)に示すように、前記係合突起61の
先端部は、長側壁24の係合凹部54内に挿入されてい
るうえ、係合部55と係合された状態となっている。
【0024】上記折り畳み式運搬用容器の作用について
以下に記載する。さて、上記のように構成された折り畳
み式運搬用容器を折り畳む際には、まず、短側壁23の
上端部に設けられた係合部材25の操作リブ62を下方
に押圧し、短側壁23の外側面上で係合部材25を下方
にスライドさせた状態で、短側壁23を容器本体21の
内方に回動させる。このとき、図1(b)に示されるよ
うに、付勢板66bの付勢力に抗して係合部材25が下
方にスライドされるのに伴って係合突起61が下動さ
れ、図1(c)に二点鎖線で示されるように前記係合突
起61と長側壁24の係合部55との係合状態が解除さ
れ、短側壁23が容器本体21の内方に回動可能な状態
になる。なお、前記係合部材25は、操作リブ62の下
端面が把持孔36aの外側面上端部と当接されることに
より、所定幅以上は下動されないようになっている。
【0025】続いて、長側壁24を前記折り畳まれた両
短側壁23の上面に折り畳むことによって、図3及び図
5に示されるように、容器本体21が平板状に小さくコ
ンパクトに折り畳まれる。このとき、図5に示されるよ
うに、長側壁24の両端部に突設されている規制板51
は、支持突条31aの収容凹部35内に収容されてお
り、折り畳まれた状態の長側壁24の上端面が低い位置
に配置されている。また、この折り畳み式運搬用容器の
容器本体21は、折り畳まれた状態で上下に積み重ねる
ことができる。
【0026】一方、上記折り畳まれた状態の折り畳み式
運搬用容器を組み立てる際には、一対の長側壁24を回
動軸33を中心に90°回動させて支持突条31bの上
端面上に立設させた後、一対の短側壁23を同様に回動
させて支持突条31aの上端面上に立設させる。前記短
側壁23を回動させる際には、まず、図10(a)に示
されるように、短側壁23の両端部に突設された両中央
部規制凸部42bの先端部が、隣接する両長側壁24の
規制板51に設けられた掛合枠部53の先端部と係合さ
れる。その結果、前記短側壁23と隣接する左右の長側
壁24が支持突条31b上で安定状態で立設された状態
となるとともに、前記短側壁23の回動方向が定めら
れ、前記短側壁23と両長側壁24との相対的な位置関
係が固定される。
【0027】続いて、図10(b)及び(c)に示され
るように、前記中央部規制凸部42bが掛合枠部53内
に係入されるとともに、短側壁23の下部規制凸部42
aの先端部が、隣接する両長側壁24の規制板51に設
けられた下部規制孔52aと係合される。さらに、短側
壁23の上部規制凸部42cの先端部が、隣接する両長
側壁24の規制板51に設けられた上部規制孔52cと
係合され、短側壁23と両長側壁24との位置関係がよ
り一層強力に固定される。すなわち、短側壁23の回動
に伴う両長側壁24の外側方及び内側方への回動が確実
に規制された状態となる。
【0028】またこのとき、係合部材25の係合突起6
1は、その第2傾斜面61aが長側壁24の係合部55
と当接された後、その傾斜面55a上を滑りながら前記
付勢手段に抗して一旦下動された後、前記係合部55と
の当接状態の終了とともに付勢手段の付勢力に従って上
動される。その結果、図10(c)に示されるように、
前記係合突起61の先端部が係合凹部54内に挿入され
るとともに係合部55と係合された状態となり、前記短
側壁23が容器本体21の内方に回動するのが防止され
る。さらに、前記長側壁24の規制板51が短側壁23
の外側面を覆うように突設されていることから、短側壁
23の外方への回動も規制されている。従って、この組
み立て状態の短側壁23は、容器本体21の内方及び外
方のいずれの方向にも回動規制され、支持突条31aの
上端面上で垂直方向に立設固定されている。
【0029】また、左右一対の長側壁24は、短側壁2
3の両端部外側面と当接された状態で配置されているこ
とから、容器本体21内方への回動が防止されている。
さらに、図4に示されるように、長側壁24の規制板5
1に設けられた各規制孔52a,52b,52c内に、
短側壁23の両端部に設けられた各規制凸部42a,4
2b,42cが係入されていることから、長側壁24の
容器本体21外方への回動も規制されている。従って、
この組み立て状態の一対の長側壁24は、容器本体21
の内方及び外方のいずれの方向にも回動規制され、支持
突条31bの上端面上で垂直方向に立設固定されてい
る。
【0030】この折り畳み式運搬用容器は、一対の短側
壁23又は長側壁24の中央部に設けられた把持孔36
a又は36bを両手で把持することによって運搬され
る。また、この折り畳み式運搬用容器の容器本体21
は、組み立てられた状態で上下に積み重ねることができ
るとともに、組み立てられた状態の容器本体21の上下
に、上記折り畳まれた状態の容器本体21を積み重ねる
こともできる。
【0031】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 ・ 実施形態の折り畳み式運搬用容器は、長四角板状に
形成された底壁22と、その底壁22の対向する一側縁
に沿って立設された一対の短側壁23と、前記底壁22
の対向する他側縁に沿って立設された一対の長側壁24
とを備えている。さらに、前記各側壁23,24の下端
部には、各側壁23,24を容器本体21の内方に折り
畳むための軸受け部32及び回動軸33が設けられ、前
記短側壁23を底壁22の上面に折り畳んだ後、長側壁
24を短側壁23の上面に折り畳むことによって、容器
本体21が折り畳み可能に構成されている。
【0032】加えて、短側壁23の外側面には、中央部
に操作リブ62を備えるとともに両端部に係合突起61
が突設された係合部材25が添設されている。そのう
え、長側壁24の両端部には、短側壁23の外方への回
動を規制するための規制板51が突設されているうえ、
前記係合突起61と係合して短側壁23の内方への回動
を規制する係合部55が設けられている。さらに、前記
規制板51と短側壁23の両端部との接合部には、長側
壁24の外方への回動を規制するための規制孔52a,
52b,52c及び規制凸部42a,42b,42cが
設けられている。そして、前記係合部材25の操作リブ
62を下動させることにより、前記係合突起61と係合
部55との係合状態を解除するように構成されている。
【0033】このため、前記係合部材25の操作リブ6
2を下方に押圧することによって、前記係合突起61と
係合部55との係合状態をワンタッチで解除することが
できることから、組み立て状態の容器本体21を極めて
容易に折り畳むことが可能である。特に、片手で1枚の
短側壁23をワンタッチで底壁22の上面に折り畳むこ
とが可能であることから、両手で1枚の短側壁を折り畳
む構成である前記従来の折り畳み式コンテナと比較し
て、より一層折り畳み作業を容易に行うことができる。
また、容器本体21の組み立て時においても、1枚の短
側壁23を支持突条31a上に立設固定する作業を片手
のみを用いてほぼワンタッチで行うことができることか
ら、組み立て作業も極めて容易に行うことができる。
【0034】また、係合部材25の操作リブ62が把持
孔36aと近接した位置に設けられていることから、組
み立て状態の容器本体21の両把持孔36aを両手で把
持した状態であっても、その状態で自由に動かすことが
可能な親指を用いて操作リブ62を下方に押圧操作する
ことができる。さらに、前記操作リブ62が下方に押圧
されるように構成されていることから、前記の状態で親
指による押圧力を操作リブ62に極めて効果的に及ぼす
ことが可能となっている。なお、この折り畳み方法にお
いては、前記親指により操作リブ62を上方に押圧操作
する場合であってもほぼ同様に効果的であるが、例えば
横方向に押圧操作する場合にはあまり効果的に押圧力を
加えることはできない。
【0035】・ 短側壁23と係合部材25との接合部
に、係合突起61と係合部55との係合状態を維持する
ように、係合突起61を所定方向に付勢する側壁凸部4
5及び付勢突起66を設けることによって、容器本体2
1の組み立て作業を極めて容易に行うことができる。す
なわち、この構成により、回動軸33を中心に一対の長
側壁24を回動して立設させた後、同様に一対の短側壁
23を回動して立設させることによって、前記係合突起
61と係合部55とを自動的に係合させることが可能と
なる。さらに、前記側壁凸部45及び付勢突起66によ
り、容器本体21の組み立て状態を容易に維持すること
も可能であり、容器本体21の使用時における使いやす
さを充分に発揮させることができる。
【0036】・ 操作リブ62を下動させることによ
り、係合突起61と係合部55との係合状態を解除する
ように構成することによって、組み立て状態の容器本体
21を運搬する際の誤作動を容易に防止し、運搬時の作
業性を容易に高めることができる。すなわち、組み立て
状態の容器本体21を運搬する際には、把持孔36aの
下方から上方へ向かって指を挿入して容器本体21を持
ち上げる。このとき、誤って操作リブ62の下端面に指
を引掛ける可能性が極めて高いが、本実施形態の容器本
体21では、たとえ操作リブ62の下端面に指を引掛け
た場合であっても、容器本体21の形状はそのままの状
態で維持されるように構成されている。
【0037】・ 係合突起61と係合部55とが当接す
る当接部において、係合突起61の外側部(容器本体2
1の外側面側)に第2傾斜面61aを備えることによっ
て、容器本体21の組み立て時に、係合突起61を容易
かつ滑らかに係合部55と係合させることができる。こ
のため、容器本体21の組み立て作業を容易かつ迅速に
行うことができる。さらに、前記当接部において係合部
55の内側部(容器本体21の内側面側)に傾斜面55
aを備えることによって、容器本体21の組み立て作業
をさらに容易かつ迅速に行うことができる。
【0038】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 図11に示すように、短側壁23の外側面に側面横
C字状に形成された側壁凸部71を突設するとともに、
係合部材25の凹設部64にバネ部材72を配設するこ
と。なお、前記バネ部材72の上端部は凹設部64の上
壁下面に当接され、下端部は側壁凸部71に係合されて
いる。さらに、このバネ部材72の中央部は、図11
(b)に示されるように弾性変形可能に構成され、前記
係合部材25(操作リブ62)を常に上方に付勢してい
る。そして、これら側壁凸部71及びバネ部材72によ
って付勢手段を構成すること。
【0039】・ 図12(a)及び(b)に示すよう
に、短側壁23の外側面に側壁凸部45を突設する代わ
りに、中央部に円孔又は長孔が貫設された側壁凸部73
を突設するとともに、凹設部64の上壁下面から固定棒
74を垂下させ、その固定棒74の先端部を前記側壁凸
部73の孔内に挿通させるように構成すること。さら
に、前記固定棒74の周囲にコイルバネ75を配設し、
そのコイルバネ75の上端部が凹設部64の上壁下面に
当接するとともに、下端部が前記側壁凸部73の上面に
当接するように構成することによって、係合部材25
(操作リブ62)を常に上方に付勢するように構成する
こと。そして、これら側壁凸部73、固定棒74及びコ
イルバネ75によって付勢手段を構成すること。
【0040】・ 図13に示すように、短側壁23の外
側面に横円柱状(側面円形状)に形成された側壁凸部7
6を突設するとともに、係合部材25の係合突起61を
前記側壁凸部76に当接させるように配設すること。さ
らに、前記係合部材25を弾性変形容易な合成樹脂によ
り構成することによって、前記係合部材25の中央部
(操作リブ62)を常に上方に付勢するように構成する
こと。加えて、係合凹部54を上部規制孔52cの上端
部とほぼ同じ高さに設けるとともに、係合部55を係合
凹部54の下端部から上方に延びるように突設するこ
と。そして、これら係合突起61及び側壁凸部76によ
って付勢手段を構成すること。
【0041】・ 図14に示すように、係合部材25を
別体で成形された5個の部材により構成すること。すな
わち、この係合部材25は、横方向に延びる操作部及び
垂直スライド部材としての操作棒77と、その操作棒7
7の両端部に設けられるとともに斜め方向(例えば操作
棒77に対して45°)に延びるスライド変換手段を構
成する左右一対の連結棒78とを備えている。さらに、
前記両連結棒78の外端部には、水平方向に延びる水平
スライド部材としての左右一対の係合突起61が設けら
れている。加えて、前記連結棒78の両端部は、操作棒
77の一端部及び係合突起61の基端部に対し、それぞ
れ短側壁23の外側面と平行な垂直面内で回動すること
ができるように軸着されている。
【0042】また、前記操作棒77の両端部裏面及び係
合突起61の基端部(内端部)裏面には、側面円形状に
形成されたスライド変換手段を構成する図示しないスラ
イド嵌合凸部が突設され、短側壁23外側面の対応する
位置に設けられたスライド変換手段を構成する長四角枠
状のスライド嵌合突起79に無理嵌めされている。操作
棒77の両端部に設けられたスライド嵌合凸部は、スラ
イド嵌合突起79内で上下方向に所定幅スライドするこ
とができるように構成され、係合突起61の基端部に設
けられたスライド嵌合凸部は、スライド嵌合突起79内
で横方向に所定幅スライドすることができるようになっ
ている。なお、前記スライド嵌合突起79は、短側壁2
3に貫設された長孔79aにより、短側壁23を成形す
る際の金型において、上型と下型のみによる上下抜きに
より成形させることができるように構成されている。
【0043】一方、係合突起61の中央部上下面には、
それぞれ斜め上方及び斜め下方に延びる上下一対の付勢
板66bが突設されている。これら付勢板66bと対応
する位置の短側壁23の外側面には、側面横ハ字状に形
成された側壁凸部45が突設され、係合突起61を常に
短側壁23の外側方に付勢している。また、第2長孔4
4の大きさは、係合突起61とほぼ対応する大きさに形
成されている。
【0044】さらに、上記実施形態における係合部55
の先端部を係合凹部54の下端部まで延設することによ
って、係合部としての係合凹部54が側面四角孔状に凹
設されている。その結果、図14(a)の状態では、前
記係合凹部54内に挿入されている係合突起61の先端
部は、前記係合部55の一側面(内側面)と当接可能に
配設されており、短側壁23が容器本体21の内方に回
動されないようになっている。
【0045】加えて、前記係合突起61の先端部外側
に、先端ほど容器本体21の内方へと傾斜するように形
成された第2傾斜面61aを設けるように構成するのが
好ましい。そのうえ、前記係合部55の裏面(容器本体
21内方側の側面)の端縁に沿って、端部側ほど容器本
体21の外方へと傾斜するように形成された傾斜面55
aを設けるように構成するのが好ましい。
【0046】このように構成した場合、前記操作棒77
を下方に押圧することによって、図14(b)に示され
るように、両連結棒78を介して両係合突起61が短側
壁23の内側方に向かって横方向にスライドされ、係合
突起61の先端部が係合凹部54内から抜け出される。
その結果、前記係合突起61と係合部55との係合状態
が解除され、短側壁23が容器本体21の内方に折り畳
まれるようになっている。従って、上記構成により、容
器本体21の折り畳み作業を極めて容易に行うことがで
きる。
【0047】・ 係合部55又は係合突起61の先端部
に傾斜面55a又は第2傾斜面61aを形成しないこ
と。或いは、係合部55及び係合突起61の先端部に傾
斜面55a及び第2傾斜面61aを形成しないこと。
【0048】・ 係合部材25の中央部(操作リブ6
2)を付勢手段により常に下方に付勢するように構成す
ること。さらに、操作リブ62を上動させることによっ
て、係合突起61と係合部55との係合状態を解除する
ように構成すること。
【0049】・ 付勢手段を省略するとともに、係合部
材25と短側壁23との接合部に、係合部材25を所定
位置に係止するための係止手段を設けること。さらに、
操作リブ62を上動又は下動させることによって、前記
係止手段による係止状態が比較的容易に解除されるよう
に構成するとともに、係合突起61と係合部55との係
合状態を解除することができるように構成すること。
【0050】このように構成した場合、容器本体21を
組み立てる際には、短側壁23を支持突条31a上に立
設した直後に操作リブ62を押圧操作(下動又は上動)
して係合突起61と係合部55とを係合させることによ
って、容器本体21を容易に組み立てることが可能であ
る。また、容器本体21を折り畳む作業は、上記実施形
態と同様に極めて容易に行うことができる。
【0051】・ 係合部材25を短側壁23の外側面に
沿って添設する代わりに、長側壁24の外側面に沿って
添設すること。 ・ 係合部材25を複数の部品によって構成し、容器本
体21に添着する際に一体的に連結するように構成して
もよい。なお、前記複数の部品としては、例えば上記実
施形態の係合部材25を長さ方向(横方向)に2等分又
は3等分した部品としてもよく、或いは上記実施形態の
係合部材25を長さ方向(横方向)に3等分した部品の
うち、左右に位置する(両端部を構成する)2個の部品
と、それら部品を連結する金属パイプによって構成して
もよい。このように構成した場合、係合突起61の長さ
を長く形成することが可能となる。
【0052】・ 図15に示される操作部材81、図1
6に示される一方の連結部材82及び図示しない他方の
連結部材の3個の部品を用いて係合部材83を構成する
こと。なお、前記係合部材83は、操作部材81及び一
対の連結部材82を射出成形した後に一体的に連結する
ように構成されている。
【0053】図15(a)及び(b)に示すように、操
作部材81は、合成樹脂により側面ほぼ長四角形状に形
成されている。この操作部材81の中央部外側面下端部
には、操作部としての操作リブ62が横方向に延設され
ている。また、操作部材81の両端部には、長四角板状
に形成された連結板84が設けられている。これら連結
板84は、操作部材81の外側面に沿って設けられてお
り、その内側面(裏面又は背面)側には円筒状に形成さ
れた各一対の係合筒85が突設されている。
【0054】図16(a)及び(b)に示すように、操
作部材81の一端部に連結される一方の連結部材82
は、合成樹脂によりほぼ長四角柱状に形成されているう
え、その先端部には係合突起61が突設されている。こ
の連結部材82の基端部外側面には、長四角形状に形成
された連結凹部86が所定深さ凹設されており、図17
に示されるように操作部材81の一端部と連結されると
き、連結板84を収容するように構成されている。この
連結凹部86の中央部には、左右一対の円孔87が貫設
されており、図17に示されるように操作部材81の一
端部と連結されるとき、対応する係合筒85を嵌入させ
るように構成されている。
【0055】図16(b)に示すように、連結凹部86
と係合突起61との間の連結部材82の中央部には、そ
の外側面を所定深さ凹設することによって添着凹部88
が設けられている。この添着凹部88の先端部外側面に
は、三角柱状に形成された添着突起89が突設されてい
る。さらに、この添着突起89は、連結部材82の先端
側ほど低くなるように形成されている。
【0056】連結部材82の下端面中央部には、その連
結部材82の先端部へと向かって斜め下方に延びる付勢
手段を構成する下部付勢板90が突設されている。この
下部付勢板90は、連結部材82の下端面に対しておよ
そ30°の角度をなすように延設されているうえ、弾性
変形可能に構成されている。また、操作部材81の他端
部に連結される他方の連結部材は、前記一方の連結部材
82と左右対称となる形状に形成されている。
【0057】一方、図18に示すように、上記係合部材
83が添着される短側壁23は、上記実施形態における
側壁凸部45、スライド掛合突起46及び長孔46aが
省略されている。さらに、第2長孔44が設けられてい
る側壁リブの外端部には、長四角板状に形成された添着
板91が短側壁23の内側方に延びるように設けられて
いる。この添着板91、前記側壁リブ及びそのリブに上
下に隣接する側壁リブ、並びに短側壁23によって、短
側壁23の上端部外側には一対の添着ポケット92が形
成されている。加えて、この添着ポケット92を構成す
る添着板91の中央部には、上下方向に長孔状に延びる
添着スライド孔93が貫設されている。
【0058】そして、前記係合部材83を容器本体21
の短側壁23外側面に添着する際には、図18に示すよ
うに、まず、一方の添着ポケット92内に一方の連結部
材82の先端部を挿入し、係合突起61を第1長孔43
及び第2長孔44内に挿通させるとともに、添着スライ
ド孔93内に添着突起89を係入させる。次に、他方の
添着ポケット92内に他方の連結部材の先端部を同様に
挿入した後、操作部材81により左右の連結部材82を
連結固定させる。このとき、操作部材81の両端部に設
けられた各一対の係合筒85を連結部材82の円孔87
内に嵌入させるとともに、操作部材81両端部の連結板
84を連結部材82の連結凹部86内に収容させる。
【0059】この係合部材83は、その両端部外側面に
突設された一対の添着突起89が、短側壁23両端部の
添着スライド孔93内で上下方向にガイドされながらス
ライドするように構成されており、所定幅上動及び下動
することができるようになっている。さらに、この係合
部材83は、その両端部下面に突設された一対の下部付
勢板90の先端部が、付勢手段を構成する添着ポケット
92の下端部(側壁リブの上面)と当接していることか
ら、常に上方に付勢されている。そして、この折り畳み
式運搬用容器の容器本体21は、上記実施形態と全く同
様に折り畳み及び組み立てを行うことができる。
【0060】このように構成した場合、射出成形後の部
品の組み付け作業、特に係合部材83の短側壁23外側
面への添着作業を容易に行うことができることから、容
器本体21の製造を容易に行うことができる。
【0061】・ 図15〜図18に示される係合部材8
3において、一方の連結部材82又は他方の連結部材を
操作部材81と一体成形(1つの部品として射出成形)
するように構成すること。このように構成した場合、容
器本体21の製造を容易に行うことができるうえ、係合
部材83を構成する部品点数を容易に減らすことができ
る。
【0062】・ 図15〜図18に示される折り畳み式
運搬用容器において、下部付勢板90を一方の連結部材
82及び他方の連結部材の下面に突設する代わりに、前
記下部付勢板90の先端部が当接している側壁リブの上
面に突設させるように構成してもよい。
【0063】・ 図19に示すように、係合部材25を
別体で成形された3個の部材、すなわち垂直スライド部
材101と、その垂直スライド部材101の両端部に設
けられた左右一対の水平スライド部材102とより構成
すること。さらに、垂直スライド部材101の両端部と
水平スライド部材102の基端部との間に、垂直スライ
ド部材101の上下方向のスライドを水平方向へのスラ
イドに変換しながら水平スライド部材102に伝えるた
めのスライド変換手段を設けること。
【0064】前記垂直スライド部材101は、側面台形
状(略長四角板状)に形成されているうえ、その両端縁
は上方ほど狭まるテーパ形状に形成されている。この垂
直スライド部材101の中央部外側面には、横方向に延
びる操作リブ62が突設されており、垂直スライド部材
101を下方に容易に押圧することができるようになっ
ている。この垂直スライド部材101の両端部には、垂
直スライド部材101の端縁に沿って斜め上方に延びる
長孔状に形成されたスライド変換手段を構成する左右一
対のスライド係合孔103が貫設されている。スライド
係合孔103と操作リブ62との中間位置には、左右一
対のスライド掛合孔65が上下方向に延びる長孔状に貫
設されており、短側壁23外側面に突設された対応する
スライド掛合突起46と係合され、垂直スライド部材1
01を短側壁23の外側面に沿って上下動可能に添着し
ている。
【0065】さらに、この垂直スライド部材101の下
端部中央には、付勢手段を構成する左右一対の付勢板1
04が突設されている。これら一対の付勢板104は、
垂直スライド部材101の下面中央部から斜め下方に延
びる側面ハ字状となるように突設されている。さらに、
これら付勢板104の下端部(先端部)は、短側壁23
の外側面に横方向に延びるように突設された付勢手段を
構成する横リブ105の上面に当接されており、垂直ス
ライド部材101を常に上方に付勢している。
【0066】前記水平スライド部材102の先端部に
は、水平方向に延びる長棒状に形成された係合突起61
が設けられ、図14に示されるような係合部としての係
合凹部54内に係脱可能に係入されるようになってい
る。この水平スライド部材102の基端部には、略長四
角板状に形成されたスライドガイド部を構成する板状部
111が設けられている。この板状部111の上下端面
は、いずれも水平面に沿って延びる平坦面によって構成
されている。この板状部111の一端部外面にはスライ
ド変換手段を構成するスライド係合凸部としての側面円
形状に形成された円形凸部112が外側方に延びるよう
に突設され、前記垂直スライド部材101のスライド係
合孔103内にスライド可能に係入されている。
【0067】また、短側壁23両端部の第2長孔44の
裏面には、側面三角形状に形成された取付け孔113が
穿設されており、別体で成形された水平スライド部材1
02の先端部(係合突起61)を短側壁23の外側面所
定位置に容易に添着することができるように構成されて
いる。一方、垂直スライド部材101の両側方に位置す
る短側壁23の外側面には、上下方向に延びる左右一対
の上部リブ114が突設されている。さらに、前記上部
リブ114の中央部裏面には、短側壁23の壁面を四角
孔状に貫設することによりスライドガイド部を構成する
第2取付け孔115が設けられており、水平スライド部
材102の基端部(板状部111)を短側壁23の外側
面に容易に添着することができるように構成されてい
る。
【0068】また、前記第2長孔44は、水平スライド
部材102の係合突起61を水平方向にスライドさせる
ためのスライドガイド部を構成している。さらに、前記
上部リブ114の内側方上下端部には、板状部111を
水平方向にスライド可能となるように係止するための側
面L字状に形成されたスライドガイド部を構成する上下
一対の係止リブ116が短側壁23の外側面から外側方
に延びるように突設されている。上方に位置する係止リ
ブ116の下端面、及び下方に位置する係止リブ116
の上端面は、いずれも水平面に沿って延びる平坦面によ
り構成されている。
【0069】また、前記係合突起61の先端部外側に
は、先端ほど容器本体21の内側方へと傾斜するように
形成された第2傾斜面61aを設けるように構成するの
が好ましい。そのうえ、前記係合部55の裏面(容器本
体21内方側の側面)の端縁に沿って、端部側ほど容器
本体21の外側方へと傾斜するように形成された傾斜面
55aを設けるように構成するのが好ましい。
【0070】さて、この折り畳み式運搬用容器の容器本
体21は、垂直スライド部材101の下端部に設けられ
た左右一対の付勢板104の先端部が横リブ105の上
面と当接されていることから、垂直スライド部材101
が常に上方に付勢されている。さらに、左右一対の水平
スライド部材102は、前記垂直スライド部材101に
対しスライド係合孔103と円形凸部112との係合関
係によって連結されていることから、図19(a)に示
されるように常に短側壁23の外側方に付勢されてい
る。このため、左右一対の係合突起61の先端部は、係
合凹部54内に係入されて短側壁23が容器本体21の
内方に折り畳まれないようになっている。
【0071】そして、この折り畳み式運搬用容器は、図
19(a)に示される操作リブ62を付勢板104の付
勢力に抗して下方に押圧することによって、図19
(b)に示されるように、垂直スライド部材101が左
右の水平スライド部材102を引き寄せながら、スライ
ド掛合孔65に沿って下方にスライドされる。このと
き、左右一対の水平スライド部材102は、垂直スライ
ド部材101の下動に伴って短側壁23の内側方へと水
平方向にスライドし、係合突起61の先端部と係合凹部
54との係合状態が解除され、短側壁23が容器本体2
1の内方に折り畳み可能な状態となる。また、容器本体
21を組立てる際には、対向する一対の長側壁24を支
持突条31b上に立設した後、対向する一対の短側壁2
3を支持突条31a上に立設することによって、係合突
起61と係合部55とを半自動的に係合させることがで
きる。
【0072】このように構成した場合、操作リブ62
(垂直スライド部材101)を下動させることによっ
て、図19(b)に示されるように、左右一対の係合突
起61が短側壁23の内側方に向かって水平方向にスラ
イドされ、係合突起61の先端部が係合凹部54内から
抜け出される。その結果、前記係合突起61と係合部5
5との係合状態が解除され、短側壁23が容器本体21
の内方に折り畳まれるようになっている。従って、上記
構成により、容器本体21の折り畳み作業を極めて容易
に行うことができる。
【0073】・ 規制凸部42a,42b,42cを規
制孔52a,52b,52c内に係入しないように構成
すること。さらに、規制板51の先端部に、上下方向に
延びるとともに容器本体21の内側方に延びる長四角板
状に形成された規制手段を構成する図示しない第2規制
板を突設し、容器本体21を組立てたときに規制凸部4
2a,42b,42cの一側面と当接するように構成す
ること。なおこのとき、前記規制凸部42a,42b,
42cは、側面コ字状に形成される必要はなく、例えば
掛合凹部41の外側面から外側方に延びる長四角板状に
形成しても構わない。
【0074】このように構成した場合、容器本体21を
組立てたとき、規制凸部42a,42b,42cと第2
規制板とが当接することによって、長側壁24が容器本
体21の外方に倒れるのを容易に規制することができ
る。またこのとき、折り畳み式運搬用容器の容器本体2
1の構成を容易に簡略化することもできる。
【0075】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 四角板状に形成された底壁と、その底壁の対向する
一側縁に沿って立設された一対の第一側壁と、前記底壁
の対向する他側縁に沿って立設された一対の第二側壁と
を備えた有底四角箱状の容器本体から構成され、前記各
側壁の下端部には、各側壁を容器本体の内方に折り畳む
ための回動手段を設けるとともに、前記第一側壁を底壁
の上面に折り畳んだ後、第二側壁を第一側壁の上面に折
り畳むことによって、容器本体を折り畳み可能に構成し
た折り畳み式運搬用容器であって、前記第一側壁の外側
面には、略中央部に操作部を備えるとともに両端部に係
合突起が設けられた係合部材を添設し、前記第二側壁の
両端部には、第一側壁の外方への回動を規制するための
規制板を設けるとともに、前記係合突起と係合して第一
側壁の内方への回動を規制する係合部を設け、前記規制
板と第一側壁の両端部との接合部には、第二側壁の外方
への回動を規制するための規制手段を設け、前記係合部
材の操作部を上動又は下動させることにより、前記係合
突起と係合部との係合状態を解除するように構成したこ
とを特徴とする折り畳み式運搬用容器。このように構成
した場合、折り畳み作業をより一層容易に行うことがで
きる。
【0076】・ 四角板状に形成された底壁と、その底
壁の対向する一側縁に沿って立設された一対の第一側壁
と、前記底壁の対向する他側縁に沿って立設された一対
の第二側壁とを備えた有底四角箱状の容器本体から構成
され、前記各側壁の下端部には、各側壁を容器本体の内
方に折り畳むための回動手段を設けるとともに、前記第
一側壁を底壁の上面に折り畳んだ後、第二側壁を第一側
壁の上面に折り畳むことによって、容器本体を折り畳み
可能に構成した折り畳み式運搬用容器であって、前記第
一側壁の外側面には、略中央部に操作部を備えるととも
に両端部に係合突起が設けられた係合部材を添設し、前
記第二側壁の両端部には、第一側壁の外方への回動を規
制するための規制板を設けるとともに、前記係合突起と
係合して第一側壁の内方への回動を規制する係合部を設
け、前記係合部材の操作部を上動又は下動させることに
より、前記係合突起と係合部との係合状態を解除するよ
うに構成したことを特徴とする折り畳み式運搬用容器。
このように構成した場合、折り畳み作業をより一層容易
に行うことができる。
【0077】・ 前記係合部材の中央部に、前記操作部
を備えるとともに第一側壁の外側面に沿って上下方向に
スライドするように構成された垂直スライド部材を設
け、同係合部材の両端部に、前記係合突起を備えるとと
もに第一側壁の外側面に沿って水平方向にスライドする
ように構成された水平スライド部材を設け、前記垂直ス
ライド部材と水平スライド部材との間には、前記垂直ス
ライド部材の上下方向のスライドを水平スライド部材の
水平方向のスライドに変換しながら伝達するためのスラ
イド変換手段を設けたことを特徴とする請求項1から請
求項4のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容器。
【0078】・ 前記係合部材の中央部に、前記操作部
を備えるとともに第一側壁の外側面に沿って上下方向に
スライドするように構成された垂直スライド部材を設
け、同係合部材の両端部に、前記係合突起を備えるとと
もに第一側壁の外側面に沿って水平方向にスライドする
ように構成された水平スライド部材を設け、前記垂直ス
ライド部材と水平スライド部材との間には、前記垂直ス
ライド部材の上下方向のスライドを水平スライド部材の
水平方向のスライドに変換しながら伝達するためのスラ
イド変換手段を設けるとともに、前記スライド変換手段
を、垂直スライド部材の両端部に斜め上方又は斜め下方
に傾斜するように穿設されたスライド係合孔と、水平ス
ライド部材の基端部に設けられたスライド係合凸部と、
前記水平スライド部材を水平方向にスライドするように
ガイドするスライドガイド部とから構成するとともに、
前記スライド係合凸部をスライド係合孔内でスライド可
能となるように係入させるように構成したことを特徴と
する請求項1から請求項4のいずれかに記載の折り畳み
式運搬用容器。
【0079】(1) 四角板状に形成された底壁と、そ
の底壁の周縁に沿って立設された各一対の第一側壁及び
第二側壁とを備えた有底四角箱状の容器本体から構成さ
れ、前記各側壁の下端部には、各側壁を容器本体の内方
に折り畳むための回動手段を設けるとともに、前記第一
側壁を底壁の上面に折り畳んだ後、第二側壁を第一側壁
の上面に折り畳むことによって、容器本体を折り畳み可
能に構成した折り畳み式運搬用容器であって、前記第一
側壁の外側面には、上下方向にスライドするように構成
された垂直スライド部材と、その垂直スライド部材と連
結されるとともに水平方向にスライドするように構成さ
れた一対の水平スライド部材とを備えた係合部材を添設
し、前記垂直スライド部材の略中央部に操作部を備え、
水平スライド部材の外端部に係合突起を備えるととも
に、前記垂直スライド部材と水平スライド部材との連結
部には、垂直スライド部材の上下方向のスライドを水平
スライド部材の水平方向のスライドに変換しながら伝達
するためのスライド変換手段を設け、前記第二側壁の両
端部には、前記係合突起と係合して第一側壁の内方への
回動を規制する係合部を設け、前記係合部材の操作部を
上動又は下動させることにより、前記係合突起と係合部
との係合状態を解除するように構成したことを特徴とす
る折り畳み式運搬用容器。このように構成した場合、折
り畳み作業をより一層容易に行うことができる。
【0080】(2) 前記第一側壁と係合部材との接合
部に、前記係合突起と係合部との係合状態を維持するよ
うに係合突起を所定方向に付勢する付勢手段を設けたこ
とを特徴とする前記(1)に記載の折り畳み式運搬用容
器。
【0081】(3) 前記スライド変換手段を、垂直ス
ライド部材の両端部に斜め上方又は斜め下方に傾斜する
ように穿設されたスライド係合孔と、水平スライド部材
の基端部に設けられたスライド係合凸部と、前記水平ス
ライド部材を水平方向にスライドするようにガイドする
スライドガイド部とから構成するとともに、前記スライ
ド係合凸部をスライド係合孔内でスライド可能となるよ
うに係入させるように構成したことを特徴とする前記
(1)又は前記(2)に記載の折り畳み式運搬用容器。
【0082】(4) 前記操作部を下動させることによ
り、前記係合突起と係合部との係合状態を解除するよう
に構成したことを特徴とする前記(1)から前記(3)
のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容器。
【0083】(5) 係合突起と係合部とが当接する当
接部において、前記係合突起の外側部に傾斜面を備えた
ことを特徴とする請求項1から請求項4及び前記(1)
から前記(4)のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容
器。このように構成した場合、容器本体の組み立て作業
をさらに容易に行うことができる。
【0084】(6) 係合突起と係合部とが当接する当
接部において、前記係合部の内側部に傾斜面を備えたこ
とを特徴とする請求項1から請求項4及び前記(1)か
ら前記(5)のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容
器。このように構成した場合、容器本体の組み立て作業
をより一層容易に行うことができる。
【0085】(7) 前記操作部の下方位置に容器本体
を把持するための把持部を設けるとともに、把持部を把
持した手で操作部を同時に操作することができるように
構成したことを特徴とする請求項1から請求項4及び前
記(1)から前記(6)のいずれかに記載の折り畳み式
運搬用容器。このように構成した場合、容器本体の折り
畳み作業をより一層容易に行うことができる。
【0086】(8) 前記操作部を第一側壁の横方向の
中央に設けたことを特徴とする請求項1から請求項4及
び前記(1)から前記(7)のいずれかに記載の折り畳
み式運搬用容器。このように構成した場合、操作部を操
作することによって、係合部材の両端部に設けられた両
係合突起に均等に力を加えることができることから、両
係合突起と係合部との係合状態を容易に解除することが
できる。
【0087】(9) 前記係合部材の操作部の上動幅又
は下動幅を所定範囲内に規制するように構成したことを
特徴とする請求項1から請求項4及び前記(1)から前
記(8)のいずれかに記載の折り畳み式運搬四容器。こ
のように構成した場合、折り畳み式運搬用容器の破損を
容易に防止することができる。
【0088】(10) 容器本体を合成樹脂により構成
するとともに、係合部材を弾性変形可能な合成樹脂によ
り構成したことを特徴とする請求項1から請求項4及び
前記(1)から前記(9)のいずれかに記載の折り畳み
式運搬用容器。このように構成した場合、折り畳み式運
搬用容器を容易に製造することができる。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
折り畳み式運搬用容器によれば、折り畳み作業をより一
層容易に行うことができる。
【0090】請求項2に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、
容器本体の組み立て作業を極めて容易に行うことができ
る。請求項3に記載の発明の折り畳み式運搬用容器によ
れば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え
て、組み立て状態の容器本体を運搬する際の誤作動を容
易に防止することができる。
【0091】請求項4に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器によれば、請求項1から請求項3のいずれかに記載
の発明の効果に加えて、容器本体の製造を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)及び(b)はいずれも、実施形態の折
り畳み式運搬用容器の容器本体の一部を示す部分拡大側
面図、(c)は図1(a)の1c−1c線から見た容器
本体を示す断面図。
【図2】 (a)は実施形態の折り畳み式運搬用容器の
容器本体を示す正面図、(b)は同じく正断面図。
【図3】 実施形態の一部の側壁を折り畳んだ容器本体
を示す平面図。
【図4】 実施形態の一部を破断した容器本体を示す側
面図。
【図5】 実施形態の折り畳まれた状態の容器本体を示
す側面図。
【図6】 (a)は実施形態の長側壁を示す側面図、
(b)は同じく側断面図、(c)は図6(a)の6c−
6c線から見た長側壁を示す断面図。
【図7】 (a)は実施形態の短側壁の一部を示す正面
図、(b)は同じく側面図。
【図8】 (a)は実施形態の係合部材の一部を示す正
面図、(b)は同じく背面図。
【図9】 実施形態の係合部材が添設された容器本体を
示す平断面図。
【図10】 (a)〜(c)はいずれも、実施形態の容
器本体を組み立て又は折り畳む際の作用を示す正断面
図。
【図11】 (a)及び(b)はいずれも、実施形態以
外の折り畳み式運搬用容器の容器本体の一部を示す部分
拡大側面図。
【図12】 (a)は実施形態以外の容器本体の一部を
示す部分拡大側面図、(b)は図12(a)の12b−
12b線から見た容器本体を示す断面図。
【図13】 (a)及び(b)はいずれも、実施形態以
外の折り畳み式運搬用容器の容器本体の一部を示す部分
拡大側面図。
【図14】 (a)及び(b)はいずれも、実施形態以
外の折り畳み式運搬用容器の容器本体の一部を示す部分
拡大側面図。
【図15】 (a)は実施形態以外の係合部材を構成す
る操作部材を示す正面図、(b)は同じく操作部材を示
す背面図。
【図16】 (a)は実施形態以外の係合部材を構成す
る一方の連結部材を示す正面図、(b)は同じく底面
図。
【図17】 実施形態以外の係合部材の一部を示す部分
拡大断面図。
【図18】 実施形態以外の容器本体の一部を示す部分
拡大側面図。
【図19】 (a)及び(b)はいずれも、実施形態以
外の折り畳み式運搬用容器の容器本体の一部を示す部分
拡大側面図。
【符号の説明】
21…容器本体、22…底壁、23…第一側壁としての
短側壁、24…第二側壁としての長側壁、25…係合部
材、32…回動手段を構成する軸受け部、33…回動手
段を構成する回動軸、45…付勢手段を構成する側壁凸
部、55…係合部、61…係合突起、61a…傾斜面と
しての第2傾斜面、62…操作部としての操作リブ、6
6…付勢手段を構成する付勢突起、71,73,76・・
・付勢手段を構成する側壁凸部、72・・・付勢手段を構成
するバネ部材、74・・・付勢手段を構成する固定棒、7
5・・・付勢手段を構成するコイルバネ、77・・・操作部と
しての操作棒、81・・・係合部材を構成する操作部材、
82・・・係合部材を構成する連結部材、83・・・係合部
材、90・・・付勢手段を構成する下部付勢板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角板状に形成された底壁と、その底壁
    の周縁に沿って立設された各一対の第一側壁及び第二側
    壁とを備えた有底四角箱状の容器本体から構成され、 前記各側壁の下端部には、各側壁を容器本体の内方に折
    り畳むための回動手段を設けるとともに、 前記第一側壁を底壁の上面に折り畳んだ後、第二側壁を
    第一側壁の上面に折り畳むことによって、容器本体を折
    り畳み可能に構成した折り畳み式運搬用容器であって、 前記第一側壁の外側面には、略中央部に操作部を備える
    とともに両端部に係合突起が設けられた係合部材を添設
    し、 前記第二側壁の両端部には、前記係合突起と係合して第
    一側壁の内方への回動を規制する係合部を設け、 前記係合部材の操作部を上動又は下動させることによ
    り、前記係合突起と係合部との係合状態を解除するよう
    に構成したことを特徴とする折り畳み式運搬用容器。
  2. 【請求項2】 前記第一側壁と係合部材との接合部に、
    前記係合突起と係合部との係合状態を維持するように係
    合突起を所定方向に付勢する付勢手段を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の折り畳み式運搬用容器。
  3. 【請求項3】 前記操作部を下動させることにより、前
    記係合突起と係合部との係合状態を解除するように構成
    したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折
    り畳み式運搬用容器。
  4. 【請求項4】 前記係合部材を複数の部品によって構成
    し、容器本体に添着する際に一体的に連結するように構
    成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    かに記載の折り畳み式運搬用容器。
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