JP5415187B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Description

本発明は、底部を囲むように配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
従来、平面形状が略長方形に形成された底部の相対する長辺部に、ヒンジ部材を介して連結された長側壁と、同じく、底部の相対する短辺部に、ヒンジ部材を介して連結された短側壁とからなり、底部に対して略垂直に長側壁と短側壁を立てることにより、箱型に組み立てられ、また、折り畳む際には、底部の上に重なるように、長側壁及び短側壁を折り畳むようにした折り畳みコンテナーが知られており、箱型に組み立てられ状態においては、長側壁或いは短側壁が、底部方向に倒れないように、互いに、ロック部材により、ロックされるように構成されている。
一例として、特許文献1には、短側壁に配設されたロック部材が、短側壁の壁面に沿って移動可能な1個の操作部、水平方向に移動可能な一対のロックバー、及び、ロックバーに形成された傾斜カム溝と操作部に突設された従動短軸とからなる、操作部の上下動を、ロックバーの水平動に変換する上下動・水平動変換機構からなるロック部材が開示されている。
操作部が、下方位置にある場合には、ロックバーの先端部が、長側壁に形成された嵌合凹部に挿入されて、短側壁が、底部方向に倒れないように、短側壁が、ロック部材を介して、長側壁にロックされるように構成されており、また、下方位置にある操作部を、短側壁の壁面に沿って上動させることにより、一対のロックバーを、互いに接近する方向に水平移動させて、ロックバーの先端部を、長側壁に形成された嵌合凹部から排出させることにより、ロック部材を介しての短側壁と長側壁とのロック状態が解除されて、短側壁が、底部に重なるように倒すことができるように構成されている。
米国特許第6、290、081号公報
上述した従来の折り畳みコンテナーにおいては、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、作業者が、操作部を上方に移動させることになるが、操作部に対する作業者の手の位置によって、操作部が水平状態を維持したまま上動せずに、傾斜した状態で上動することがある。このように、操作部が傾斜した状態で上動された場合には、操作部に、上下動・水平動変換機構を介して連結された一対のロックバーの水平移動の円滑な移動が阻害されて、上下動・水平動変換機構を介してロックされた、長側壁と短側壁とのロック状態の解除が不確実になるという問題があった。
また、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを運搬する際に、作業者の手が挿入される持ち手用透孔と、作業者が、手を入れて、ロック部材の操作部を上動させるための操作部操作用凹部とが接近して配置されているために、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを運搬する際に、作業者が誤って、操作部操作用凹部に手を入れて、操作部を上動させてしまい、短側壁と長側壁とのロック状態が解除されるという問題があった。
更に、一対のロックバーの水平移動が、上下動・水平動変換機構を介して、行われるために、ロックバーの水平移動のために、大きな力が必要となり、折り畳みコンテナーの折り畳み作業や組み立て作業の作業性が悪いという問題があった。
更にまた、操作部や該操作部を構成する板状バネや上下動・水平変換機構が、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態において、短側壁の外側に開放された操作部操作用凹部内に配置されているので、誤って、外部部材が、操作部操作用凹部内に入り込み、操作部や該操作部を構成する板状バネや上下動・水平動変換機構が損傷するという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、箱型に組み立てられた状態から、最初に、底部方向に倒される一方の相対する側壁と、該側壁に次いで、後から、底部方向に倒されるもう一方の相対する側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、第1には、前記最初に倒される側壁に、水平方向に移動可能な一対のロックバーと1個の操作部とからなるロック部材を配設するとともに、前記操作部には、前記最初に倒される側壁に形成されたバネ受け支持ブロックに、その先端部が載置される傾斜バネ体が形成されており、また、前記ロックバーには、前記操作部に形成された従動短軸が挿入される、略水平の天井面と板状体側に位置する略垂直な側壁面と傾斜面とからなる略三角形状のカム孔部が穿設されており、前記一対のロックバーが、互いに、接近する方向に水平移動した際には、前記ロックバーを構成するカム板のカム孔部が、前記操作部の従動短軸に当接することなく、水平方向に移動するように構成されており、且つ、前記ロック部材を構成する操作部を、前記最初に倒される側壁に形成された枢支短軸支持ブロックの嵌合凹部に嵌合された前記操作部に形成された枢支短軸を回動支点として、折り畳みコンテナーの内部方向の下方に回動することにより、前記最初に倒される側壁と前記後から倒される側壁とのロック状態が、解除されるように構成したものであり、第には、前記最初に倒される側壁に形成された中央空間部を、蓋部材により被蓋したものである。
箱型に組み立てられた状態から、最初に、底部方向に倒される一方の相対する側壁と、該側壁に次いで、後から、底部方向に倒されるもう一方の相対する側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、前記最初に倒される側壁に、水平方向に移動可能な一対のロックバーと1個の操作部とからなるロック部材を配設するとともに、前記操作部には、前記最初に倒される側壁に形成されたバネ受け支持ブロックに、その先端部が載置される傾斜バネ体を形成し、また、前記ロックバーには、前記操作部に形成された従動短軸が挿入されるカム孔部を形成し、且つ、前記ロックバーには、前記最初に倒される側壁に形成されたバネ体当接ブロックに当接するバネ体を形成することにより、前記ロックバーが互いに接近する方向に移動した際には、前記ロックバーの互いに接近する方向への移動により、前記操作部が移動しないように構成したので、前記ロックバーは、該ロックバーに形成されたバネ体を.弾勢変形させるだけであるので、前記一対のロックバーが、互いに、接近する方向に水平移動させる際の負荷が少なくてすみ、折り畳みコンテナーの組み立て作業が容易になる。
また、前記ロック部材を構成する操作部を、前記最初に倒される側壁に形成された枢支短軸支持ブロックの嵌合凹部に嵌合された前記操作部に形成された枢支短軸を回動支点として、折り畳みコンテナーの内部方向の下方に回動することにより、前記最初に倒される側壁と前記後から倒される側壁とのロック状態を、解除されるように構成したので、作業者の指が、操作部を構成する操作本体に形成された操作部の上面のどの位置にあっても、操作部を挟んで配設された左右一対のロックバーの水平移動量が、同じになるので、ロック部材を介しての一方の相対する側壁と、該側壁に次いで、後から、底部方向に倒されるもう一方の相対する側壁とのロック状態を、確実に解除することができる。
更に、前記最初に倒される側壁に形成された中央空間部を、蓋部材により被蓋したので、中央空間部内に配置されているロック部材を構成する操作部やロックバーが、最初に倒される側壁の外側に、剥き出しになるようなことがなく、従って、中央空間部内に配置されているロック部材を構成する操作部やロックバーが、外部部材により、損傷するようなことを防止することができる。
図1は、本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態で、且つ、蓋部材が省略された状態の全体斜視図である。 図2は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁の部分斜視図である。 図3は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁の部分拡大斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する短側壁の外側からの部分斜視図である。 図5は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する短側壁の内側からの部分斜視図である。 図6は、図4に示されている短側壁の部分拡大斜視図である。 図7は、同じく、図4に示されている短側壁の更なる部分拡大斜視図である。 図8は、本発明の折り畳みコンテナーを構成するロック部材の斜視図である。 図9は、本発明の折り畳みコンテナーのロック部材を構成する操作部の斜視図である。 図10は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーのロック部材を構成する操作部の斜視図である。 図11は、本発明の折り畳みコンテナーのロック部材を構成するロックバーの斜視図である。 図12は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーのロック部材を構成するロックバーの斜視図である。 図13は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する蓋部材の斜視図である。 図14は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーを構成する蓋部材の斜視図である。 図15は、本発明の折り畳みコンテナーを構成するロック部材が、短側壁に取り付けられた状態の部分斜視図である。 図16は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する蓋部材が、短側壁に取り付けられた状態の部分斜視図である。 図17は、本発明の折り畳みコンテナーのロック状態を示す、一部垂直断面を含む部分斜視図である。 図18は、本発明の折り畳みコンテナーのロック状態を示す、短側壁の一部垂直断面を含む部分斜視図である。 図19は、本発明の折り畳みコンテナーのロック解除状態を示す、短側壁の一部垂直断面を含む部分斜視図である。 図20は、本発明の折り畳みコンテナーのロック状態を示す、短側壁が省略された状態の部分斜視図である。 図21は、本発明の折り畳みコンテナーのロック解除状態を示す、一部垂直断面を含む部分斜視図である。 図22は、本発明の折り畳みコンテナーのロック解除状態を示す、短側壁の一部垂直断面を含む部分斜視図である。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
本発明の折り畳みコンテナーは、図1に示されているように、底部1と、底部1の相対する長辺側土手部1aにヒンジ連結された長側壁2と、底部1の相対する短辺側土手部1bにヒンジ連結された短側壁3とから構成されており、本実施例においては、長辺側土手部1aの高さは、短辺側土手部1bの高さより高く形成されている。
図1に示されている箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、短側壁3を、底部1に重なるように倒し、次いで、長側壁2を、底部1に重ねられた短側壁3に重なるように倒すことにより、公知のように、折り畳みコンテナーを、高さの低いコンパクトに折り畳むことができるように構成されている。このようにして折り畳まれた状態から、長側壁2を、垂直に立て、次いで、短側壁3を垂直に立てることにより、図1に示されているように、箱型に組み立てることができるように構成されている。
次に、図1〜図3を用いて、長側壁2について説明する。
長側壁2は、略方形状の板状部2aを有しており、長側壁2の上端には、上端水平フランジ2bが形成されている。また、長側壁2の両垂直端には、板状部2aに略垂直で、且つ、板状部2aの内面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内側に位置する面)2a1に対して、垂直な縦長の長側壁側係合部材2cが形成されている。この長側壁側係合部材2cを構成する、板状部2aの内面2a1に対して、垂直な縦長の帯状板(以下、端部縦長帯状板という。)2c1と板状部2aの内面2a1とにより形成される隅部の上端部には、相対する長側壁2側が開口された係合凹部2dが形成されている。係合凹部2dは、端部縦長帯状板2c1と、該端部縦長帯状板2c1に平行な垂直側壁2d1と、該垂直側壁2d1の上端と端部縦長帯状板2c1とを連結する天板2d2と、垂直側壁2d1の下端と端部縦長帯状板2c1とを連結する底板2d3と、板状部2aとにより囲まれている。また、上述した端部縦長帯状板2c1の上端部には、上端嵌合孔2e1が形成されており、また、上端嵌合孔2e1の下方に位置する端部縦長帯状板2c1には、適当数の嵌合孔2e2が形成されている。なお、本実施例には、2個の嵌合孔2e2が形成されている例が示されている。
次に、図1及び図4〜図7を用いて、短側壁3について説明する。
短側壁3は、横長の板状部3aを有しており、短側壁3の上端には、上端水平フランジ3bが形成されている。また、短側壁3の両垂直端に1、板状部3aに対して垂直に、板状部3aの外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの外側に位置する面)3a1方向に延在する縦長の端部垂直リブ3cが形成されている。
端部垂直リブ3cの外側には、板状部3aに沿って縦長の短側壁側係合部材3dが延設されている。短側壁側係合部材3dの上端部には、板状部3aに対して垂直な上端嵌合突部3e1が形成されており、また、上端嵌合突部3e1の下方には、適当数の嵌合突部3e2が形成されている。なお、本実施例には、2個の嵌合孔嵌合突部3e2が形成されている例が示されている。
図1に示されているように、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、長側壁2の長側壁側係合部材2cの上端部に形成された上端嵌合孔2e1に、短側壁3の短側壁側係合部材3dの上端部に形成された上端嵌合突部3e1が嵌合され、また、長側壁2の長側壁側係合部材2cに形成された嵌合孔2e2に、短側壁3の短側壁側係合部材3dに形成された嵌合突部3e2が嵌合されるように構成されている。
短側壁3を形成する板状部3aの外面3a1の上部には、上端水平フランジ3bと所定の間隔を置いて、上部水平リブ3fが、端部垂直リブ3cまで延在するように形成されている。上端水平フランジ3bと上部水平リブ3fとは、端部垂直リブ3cの上部水平部3c1を介して垂直に延在する上端部垂直部3c2により連結されており、また、上端水平フランジ3bの中央領域と上部水平リブ3fの中央領域を連結するように、所定の間隔を置いて、相対する一対の中央寄り連結垂直リブ3gが形成されており、中央寄り連結垂直リブ3gの端部垂直リブ3c側には、所定の間隙をおいて、端部寄り連結垂直リブ3hが形成されている。更に、中央寄り連結垂直リブ3gと端部寄り連結垂直リブ3hとの間隙には、中央寄り連結垂直リブ3gと端部寄り連結垂直リブ3hとを連結する縦長連結ブロック3iが形成されている。なお、端部寄り連結垂直リブ3hや縦長連結ブロック3iは、適宜、省略することができ、また、端部垂直リブ3cの上端部垂直部3c2と中央寄り連結垂直リブ3gとの間に、上端水平フランジ3bと上部水平リブ3fとを連結する連結垂直リブを、更に追加することもできる。
上述した、上端水平フランジ3bと上部水平リブ3fと相対する一対の中央寄り連結垂直リブ3gと板状部3aの外面3a1とにより、後述する蓋部材4により被蓋される中央空間部A1が形成されている。
上述した短側壁側係合部材3dを構成する垂直端壁3d1、端部垂直リブ3cの上端部垂直部3c2、端部寄り連結垂直リブ3h、縦長連結ブロック3i及び中央寄り連結垂直リブ3gには、短側壁側係合部材3dを構成する垂直端壁3d1から見て連通するするように、後述するロックバーが挿通可能なロックバー挿通孔が、それぞれ穿設されている。ロックバー挿通孔は、短側壁側係合部材3dの垂直端壁3d1に穿設されたロックバー挿通孔3d1’、端部垂直リブ3cの上端部垂直部3c2に穿設されたロックバー挿通孔3c2’、端部寄り連結垂直リブ3hに穿設されたロックバー挿通孔3h’、縦長連結ブロック3iに穿設されたロックバー挿通孔(図示されていない。)及び中央寄り連結垂直リブ3gに穿設されたロックバー挿通孔3g’とから構成されている。
中央空間部A1内に位置する上端水平フランジ3b付近の板状部3aには、板状部3aの外面3a1に対して垂直に、一対の枢支短軸支持ブロック3jが形成されており、枢支短軸支持ブロック3jには、嵌合凹部3j1が形成されている。なお、3kは、枢支短軸支持ブロック3jと上部水平リブ3fとを連結するように、板状部3aに形成された垂直補強リブである。
枢支短軸支持ブロック3jの中央寄りに位置する板状部3aには、上端水平フランジ3bと上部水平リブ3fを連結するように、一対のバネ受け支持用垂直リブ3mが形成されている。一対のバネ受け支持用垂直リブ3mの対向する側面3m1と板状部3aの外面3a1とにより形成される隅部の下方には、バネ受け支持ブロック3nが形成されている。また、バネ受け支持ブロック3nの先端は、バネ受け支持用垂直リブ3mの先端から突出するように形成されている。また、バネ受け支持ブロック3nの上面3n1は、板状部3aの外面3a1から延在する水平面3n1’と、水平面3n1’の端部から、上方に延在する傾斜面3n1”とから形成されている。
相対する一対のバネ受け支持用垂直リブ3mの中央部に位置する上部水平リブ3fの上面と板状部3aの外面3a1とにより形成される隅部には、台座3pが形成されており、台座3pの上面と板状部3aの外面3a1とにより形成される隅部には、所定の間隙をおいて、一対の補強垂直片3qが立設されている。
上端水平フランジ3bの中央部には、板状部3aの内面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内側に位置する面)3a2から板状部3aの外面3a1方向に延在する、平面形状が円弧状凹部3rが形成されており、円弧状凹部3rが位置する板状部3aには、円弧状凹部3rと連通する横長の長方形状の透孔3sが穿設されている。円弧状凹部3rと長方形状の透孔3sとにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの短側壁3の内部側の上部角部の中央部には、操作部挿入空間部A2が形成されている。
上端水平フランジ3bと板状部3aとにより形成される角部の両端部付近には、切欠透孔3tが形成されており、また、中央空間部A1内に位置する上部水平リブ3fには、適当数の係止透孔3uが穿設されている。本実施例においては、4個の係止透孔3uが穿設されている例が示されている。更に、上述した操作部挿入空間部A2を構成する板状部3aに形成された長方形状の透孔3sの中央部に位置する上端水平フランジ3bの下面には、上端水平フランジ3bに垂直な弾性変形可能な弾性係止片3vが垂設されている。なお、上部水平リブ3fの上面と、枢支短軸支持ブロック3jと上部水平リブ3fとを連結するように形成された垂直補強リブ3kとにより形成される隅部には、後述するロックバーの下面を案内支持するロックバー下面支持ブロック3wが形成されている。
また、バネ受け支持用垂直リブ3mと上部水平リブ3fとにより形成される短側壁側係合部材3d側の隅部には.後述するロック部材を構成するロックバーに形成されたバネ体の先端部が当接するバネ体当接ブロック3xが形成されている。
次に、図8〜図10を用いて、1個の操作部Laと一対のロックバーLbとからなるロック部材Lについて説明する。
操作部Laは、横長で略角柱状の操作本体10と、操作本体10の両垂直側面10aに、それぞれ形成された2本の水平腕11とを有している。また、水平腕11の先端垂直面11aには、枢支短軸11bが形成されている。更に、操作本体10を構成する下部水平板部10bの中央部には、互いに離反するように延在するとともに操作本体10の長手方向に沿って、一対の帯状板材として形成された傾斜バネ体12が形成されている。また、一対の傾斜バネ体12の根元部12aの中央部に位置する操作本体10の下部水平板部10bには、傾斜バネ体保護片13が、操作本体10の下部水平板部10bに対して、垂直に形成されている。傾斜バネ体保護片13の下端13aの下部水平板部10bの下面からの垂直距離と、傾斜バネ体12の先端部12bの下部水平板部10bの下面からの垂直距離とが、略同じになるように形成されている。換言すれば、傾斜バネ体保護片13の下端13aと傾斜バネ体12の先端部12bとが、略同じ水平面上に位置するように構成されている。このように構成することにより、箱に収容されたパーツとしての操作部Laが、箱の側壁等に当接し、過度に、一対の傾斜バネ体12が傾斜しようとしても、傾斜バネ体保護片13が、箱の側壁等に当接し、傾斜バネ体12の過度の変形を防止することができ、傾斜バネ体12の損傷を防止することができる。なお、このような傾斜バネ体保護片13を省略することもできる。
14は、操作本体10を構成する上部水平板部10cの上面に形成された円弧状の操作部であり、操作部14の上面14aは、操作本体10を構成する上部水平板部10cの上面に対して、上方に傾斜して形成されている。また、操作部14の円弧部14bは、操作本体10側に位置し、操作部14の直線部14cは、操作本体10から離反する側に位置するように形成されている。また、一対の水平腕11の操作部14の直線部14c側に位置する側面部11cには、側面部11cから略垂直方向に延在する従動短軸15が突設されている。
次に、図8、図11及び図12を用いて、ロックバーLbについて説明する。
ロックバーLbは、垂直状の板状体20と、板状体20の上面20aの一方の端部付近に立設された、略方形状のカム板21とを有しており、カム板21には、略三角形状のカム孔部21aが穿設されている。また、カム板21と反対側に位置する板状体20の先端部には、傾斜面20bが形成されている。上記のカム孔部21aは.略水平に形成された天井面21a1と、板状体20側に位置する略垂直な側壁面21a2と、天井面21a1の側壁面21a2から遠い方の端部と側壁面21a2の下端部を連結する傾斜面21a3とから形成されている。
カム板21の垂直先端部21bは、板状体20の傾斜面20bと反対側に位置する垂直先端部20cから突出するように構成されており、また、カム板21の垂直先端部21bには、略垂直状に下方に延在する帯状板材として形成された垂直バネ体22が形成されている。なお、カム板21付近に位置する板状体20の一方の側面には、上述した、枢支短軸支持ブロック3jと上部水平リブ3fとを連結するように形成された垂直補強リブ3kが挿入される、ロックバーLbの水平移動を阻害することのないような凹部20dが形成されている。
次に、図13及び図14を用いて、蓋部材4について説明する。
蓋部材4は、横長の板状体に形成された本体部4aと、本体部4aの上部端部から、本体部4aに対して垂直方向に延在する上端ブロック部4bとを有しており、上端ブロック部4bの上面4b1の先端部には、短側壁3の上端水平フランジ3bと板状部3aとにより形成される角部の両端部付近に形成された切欠透孔3tに挿入される挿入片4cが立設されている。また、本体部4aの両垂直側面4a1の下端部には、中央寄り連結垂直リブ3gに穿設されたロックバー挿通孔3g’側に位置する垂直な内側縁部3g1に引っ掛かることがことができる、三角柱状垂直突部4dが形成されている。三角柱状垂直突部4dは、本体部4aの垂直側面4a1に対して垂直な垂直側面4d1と、該垂直側面4d1の垂直先端から、本体部4aの垂直側面4a1に向かって傾斜した垂直傾斜面4d2とを有している。なお、垂直傾斜面4d2は、上端ブロック部4b側に位置するように構成されている。
また、本体部4aの下面には、短側壁3に形成された中央空間部A1内に位置する短側壁3の上部水平リブ3fに穿設された係止透孔3uに嵌合される三角柱状水平突部4eが垂設されており、三角柱状水平突部4eは、本体部4aに対して垂直な水平垂直面4e1と、本体部4aの下面から、水平垂直面4e1に向かって傾斜した水平傾斜面4e2とを有している。
更に、本体部4aの上面中央部には、相対する側面4f1と底面4f2とからなる凹部4fが形成されており、凹部4fの底面4f2には、相対する側面4f1を架橋する係合垂直片4gが形成されている。係合垂直片4gには、短側壁3の上端水平フランジ3bの裏面に垂下された弾性変形可能な弾性係止片3vが係止されるように構成されている。
次に、主として、図15及び図16を用いて、ロック部材Lの短側壁3への取り付けについて説明する。
先ず最初に、一対のロックバーLbを構成する板状体20の先端部を、中央空間部A1側から、中央寄り連結垂直リブ3gに穿設されたロックバー挿通孔3g’、縦長連結ブロック3iに穿設されたロックバー挿通孔、端部寄り連結垂直リブ3hに穿設されたロックバー挿通孔3h’、端部垂直リブ3cの上端部垂直部3c2に穿設されたロックバー挿通孔3c2’、短側壁側係合部材3dを構成する垂直端壁3d1に穿設されたロックバー挿通孔3d1’の順に挿通し、ロックバーLbに形成された垂直バネ体22が、短側壁3の中央空間部A1に形成された、バネ受け支持用垂直リブ3mと上部水平リブ3fとにより形成される短側壁側係合部材3d側の隅部に形成されたバネ体当接ブロック3xの側面3x1に当接、或いは、接近して位置するように配置する。この際、板状体20の先端部に形成された傾斜面20bが、短側壁3の板状部3aの外面3a1側に位置するように配置する。上記のように、一対のロックバーLbを、短側壁3の中央空間部A1配設した際には、カム孔部21aを形成する天井面21a1と傾斜面21a3の上端部とにより形成される上部隅部21a’は、バネ受け支持用垂直リブ3m側に位置するように構成されている。
次いで、操作部Laを、中央空間部A1内に位置する短側壁3の板状部3aの外面3a1に接近させて、図15や図17に示されているように、操作部Laを構成する水平腕11の先端垂直面11aに形成された枢支短軸11bを、短側壁3の中央空間部A1内に位置する上端水平フランジ3b付近の板状部3aに形成された枢支短軸支持ブロック3jの嵌合凹部3j1に嵌合するとともに、操作本体10に形成された従動短軸15を、ロックバーLbを構成するカム板21に穿設されたカム孔部21aに挿入する。また、操作本体10に形成された操作部14は、短側壁3を構成する上端水平フランジ3bの中央部と板状部3aとに跨がるように形成された操作部挿入空間部A2に挿入されるように構成されている。更に、操作部Laの操作本体10の下面の中央部に形成された傾斜バネ体12の先端部12bが、短側壁3の中央空間部A1内に形成されたバネ受け支持ブロック3nの上面3n1を構成する水平面3n1’に載置されるように構成されている。
上述したように、ロック部材Lを構成する操作部Laの操作本体10に形成された操作部14が、短側壁3を構成する上端水平フランジ3bの中央部と板状部3aとに跨がるように形成された操作部挿入空間部A2に挿入された際には、操作部14の直線部14cが、短側壁3の内面3a2と略面一になるように構成されている。また、操作部Laを構成する操作本体10の下部水平板部10の下面に垂設された傾斜バネ部材保護片13が、短側壁3に形成された中央空間部A1内に形成された一対の補強垂直片3q間に配置されるように構成されている。
また、ロック部材Lが短側壁3に取り付けられた際には、ロック部材Lを構成する操作部LaのロックバーLbを構成する板状体20の先端部が、短側壁側係合部材3dを構成する垂直端壁3d1から突出するように構成されている。更に、操作部Laの操作本体10の下面の中央部に形成された傾斜バネ体12の先端部12bが、図15や図17に示されているように、短側壁3の中央空間部A1内に形成されたバネ受け支持ブロック3nの上面3n1を構成する水平面3n1’に載置されるように構成されている。更に、操作部Laの操作本体10に形成された従動短軸15が、ロックバーLbを構成するカム板21に穿設されたカム孔部21aに挿入された際には、従動短軸15は、図18に示されているように、カム孔部21aを形成する天井面21a1と傾斜面21a3の上端部とにより形成される上部隅部21a’付近に位置するように構成されている。
更に、上述したようにして、ロック部材Lが短側壁3に取り付けられた際には、ロック部材Lの操作本体10に形成された円弧状の操作部14が、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの短側壁3の内部側の上部角部の中央部に形成された操作部挿入空間部A2に嵌合されるように構成されている。
次いで、蓋部材4の本体部4aが、短側壁3に形成された中央空間部A1内に位置する板状部3aの外面3a1と対向するように配置し、その後、蓋部材4を、短側壁3に接近させて、蓋部材4を構成する上端ブロック部4bの上面4b1に突設されている挿入片4cを、短側壁3の上端水平フランジ3bと板状部3aとにより形成された角部の両端部付近に形成された切欠透孔3tに挿入し、また、蓋部材4を構成する本体部4aの両垂直側面4a1の下端部に突設された三角柱状垂直突部4dを、短側壁3に形成された中央寄り連結垂直リブ3gに穿設されたロックバー挿通孔3g’側に位置する内側縁部3g1に引っ掛かけ、更に、蓋部材4を構成する本体部4aの下面に垂設された三角柱状水平突部4eを、短側壁3の中央空間部A1内に位置する上部水平リブ3fに穿設された係止透孔3uに嵌合し、更にまた、蓋部材4を構成する本体部4aの上面中央部に形成された凹部4fの相対する側面4f1を架橋する係合垂直片4gを、短側壁3の上端水平フランジ3bの裏面に垂下された弾性係止片3vに係止することにより、短側壁3に形成された中央空間部A1を、蓋部材4により被蓋する。
上述した短側壁3に形成された中央空間部A1への蓋部材4の被蓋工程においては、蓋部材4を構成する本体部4aの両垂直側面4a1の下端部に突設された三角柱状垂直突部4dに形成された垂直傾斜面4d2及び本体部4aの下面に垂設された三角柱状水平突部4eの水平傾斜面4e2が、短側壁3を形成する板状部3aの外面3a1側に配置されるように構成されている。この状態で、蓋部材4を、短側壁3に接近させると、蓋部材4を構成する本体部4aの両垂直側面4a1の下端部に突設された三角柱状垂直突部4dに形成された垂直傾斜面4d2が、短側壁3に形成された中央空間部A1内に形成された中央寄り連結垂直リブ3gに当接し、三角柱状垂直突部4dが、垂直傾斜面4d2に案内されることになるので、中央空間部A1への蓋部材4の設置が容易になる。同様に、蓋部材4を構成する本体部4aの下面に垂設された三角柱状水平突部4eの水平傾斜面4e2が、短側壁3の上部水平リブ3fの先端に当接し、三角柱状水平突部4eが、水平傾斜面4e2に案内されることになるので、中央空間部A1への蓋部材4の設置が容易になる。このようにして、図16に示されているように、蓋部材4により、短側壁3に形成された中央空間部A1が被蓋されることになる。
上述したように、蓋部材4により、短側壁3に形成された中央空間部A1が被蓋されているので、短側壁3の板状部3aの外面3a1に形成された中央空間部A1内に配置されているロック部材Lを構成する操作部LaやロックバーLbが、外側に剥き出しになるようなことがなく、従って、中央空間部A1内に配置されているロック部材Lを構成する操作部LaやロックバーLbが、外部部材により、損傷するようなことを防止することができる。また、蓋部材4により、段積み状態時の上方からの負荷に対して、中央空間部の変形を防止することができるため、ロック部材Lを構成する操作部LaやロックバーLbが損傷するようなことを防止することができる。
折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、図1に示されているように、箱型に組み立てるには、先ず最初に、水平状態の長側壁2を、垂直方向に回動させて、垂直に立てる。次いで、水平状態の短側壁3を、垂直方向へ回動させることになるが、短側壁3の垂直方向への回動工程において、短側壁3に取り付けられているロック部材Lを構成するロックバーLbの板状体20の先端部に形成された傾斜面20bが、長側壁2に形成された係合凹部2dを構成する垂直側壁2d1に当接することになる。この状態から、更に、短側壁3を、垂直方向に回動させると、ロックバーLbの板状体20の先端部に形成された傾斜面20bが、長側壁2に形成された係合凹部2dの垂直側壁2d1に案内されながら、一対のロックバーLbが、互いに接近する方向に水平移動し、ロックバーLbの板状体20の先端部が、短側壁側係合部材3dを構成する垂直側壁部3d2から引っ込むことになる。このように、一対のロックバーLbが、互いに、接近する方向に水平移動した際には、カム板21のカム孔部21aが、操作部Laの従動短軸15に当接することなく、水平方向に移動することになる。また、この一対のロックバーLbの互いに接近する方向への水平移動により、ロックバーLbに形成された垂直バネ体22は.図19に示されているように、その弾勢力に抗して、その先端部が、板状体20方向に弾性変形することになる。
その後、ロックバーLbの板状体20の先端部に形成された傾斜面20bが、長側壁2に形成された係合凹部2dの垂直側壁2d1を越えた時点で、ロックバーLbに形成された垂直バネ体22の弾勢復元力により、一対のロックバーLbが、互いに、離反する方向に水平移動し、ロックバーLbの板状体20の先端部が、図20に示されているように、長側壁2に形成された係合凹部2dに挿入されることになる。
上述した短側壁3に取り付けられたロック部材Lを構成するロックバーLbの板状体20の先端部が、長側壁2に形成された係合凹部2dに挿入される直前には、短側壁3の短側壁側係合部材3dに形成された上端嵌合突部3e1が、長側壁2の長側壁側係合部材2cの上端部に形成された上端嵌合孔2e1に嵌合され、また、短側壁3の短側壁側係合部材3dに形成された嵌合突部3e2が、長側壁2の長側壁側係合部材2cに形成された嵌合孔2e2に嵌合されるように構成されている。
上述したようにして、水平状態の長側壁2を垂直に立て、次いで、水平状態の短側壁3を、垂直方向に回動させるだけで、短側壁3に取り付けられたロック部材Lを、作業者が操作することなく、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、図1に示されているように、箱型に組み立てることができる。
また、上述したようにして、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態においては、図20に示されているように、短側壁3に配設されたロック部材Lを構成するロックバーLbの板状体20の先端部が、長側壁2に形成された係合凹部2dに挿入される。従って、短側壁3が、底部1方向に、不用意に、倒れることがないように構成されている。
更に、上述したように、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てる際には、一対のロックバーLbが、互いに、接近する方向に水平移動した際には、ロックバーLbを構成するカム板21のカム孔部21aが、操作部Laの従動短軸15に当接することなく、水平方向に移動するように構成されているので、操作部Laが回動するようなことがなく、従って、ロックバーLbは、ロックバーLbに形成された垂直バネ体22を.弾勢変形させるだけであるので、一対のロックバーLbが、互いに、接近する方向に水平移動させる際の負荷が少なくてすみ、折り畳みコンテナーの組み立て作業が容易になる。
折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態においては、図17に示されているように、操作部Laの操作本体10の下面の中央部に形成された傾斜バネ体12の先端部12bが、短側壁3の中央空間部A1内に形成されたバネ受け支持ブロック3nの上面3n1を構成する水平面3n1’に載置されるように構成されている。
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、折り畳む際には、先ず最初に、短側壁3に取り付けられたロック部材Lを構成する操作部Laの円弧状の操作部の上面14aに、指を押し当てて、短側壁3の中央空間部A1内に位置する板状部3aに形成された枢支短軸支持ブロック3jの嵌合凹部3j1に嵌合されている操作部Laの枢支短軸11を回動支点として、操作部Laを、折り畳みコンテナーの内部方向に、下方に回動させると、操作部Laの操作本体10に形成された傾斜バネ体12の先端部12bが、図21に示されているように、短側壁3に形成されたバネ受け支持ブロック3nの上面3n1を形成する水平面3n1’から、傾斜面3n1”に当接することになり、従って、傾斜バネ体12は、その弾性力に抗して、傾斜バネ体12の先端部12bが、互いに離反する方向に、換言すれば、傾斜バネ体12の先端部12bが、操作部Laの操作本体10に接近する方向に弾性変形されることになる。この操作部Laの下方への回動により、図22に示されているように、ロックバーLbのカム板21に穿設されたカム孔部21aの上部隅部21a’に付近に位置していた従動短軸15が、カム孔部21aの傾斜面21a3に沿って、下動することになる。このように、従動短軸15が、カム孔部21aの傾斜面21a3に沿って、下動することにより、一対のロックバーLbが、互いに、接近する方向に水平移動し、ロックバーLbの板状体20の先端部が、長側壁2に形成された係合凹部2dから排出され、ロック部材Lを介して、長側壁2にロックされている短側壁3のロック状態が解除されることになる。次いで、短側壁3を、底部1方向に倒すことにより、短側壁3を、底部1に重ねる。その後、長側壁2を、底部1方向に倒すことにより、長側壁2を、底部1に重ねられている短側壁3に重ねる。このようにして、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、折り畳むことができるように構成されている。
上述したように、ロック部材Lを構成する操作部Laを、短側壁3の中央空間部A1内に位置する板状部3aに形成された枢支短軸支持ブロック3jの嵌合凹部3j1に嵌合されている操作部Laの枢支短軸11を回動支点として、下方に回動させるように構成したので、作業者の指が、操作部Laを構成する操作本体10に形成された操作部14の上面14aのどの位置にあっても、操作部Laを挟んで配設された左右一対のロックバーLbの水平移動量が、同じになるので、ロック部材Lを介しての短側壁と長側壁のロック状態を、確実に解除することができる。
また、上述したように、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てる際には、一対のロックバーLbが、互いに、接近する方向に水平移動した際には、ロックバーLbを構成するカム板21のカム孔部21aが、操作部Laの従動短軸15に当接することなく、水平方向に移動するように構成されているので、操作部Laが回動するようなことがなく、従って、ロックバーLbは、ロックバーLbに形成された垂直バネ体22を.弾勢変形させるだけであるので、一対のロックバーLbが、互いに、接近する方向に水平移動させる際の負荷が少なくてすみ、折り畳みコンテナーの組み立て作業が容易になる。
更に、短側壁3に形成された中央空間部A1内に配置されているロック部材Lを構成する操作部LaやロックバーLbを、蓋部材4により被蓋するように構成したので、中央空間部A1内に配置されているロック部材Lを構成する操作部LaやロックバーLbが、短側壁3の外側に、剥き出しになるようなことがなく、従って、中央空間部A1内に配置されているロック部材Lを構成する操作部LaやロックバーLbが、外部部材により、損傷するようなことを防止することができる。
更にまた、作業者が、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを運搬する際には、一例として、短側壁3の上部水平リブ3fの下面に、手を引っ掛けたり、或いは、図示されていない、上部水平リブ3fの下方付近の板状部3aに形成された持ち手用凹部や透孔に、手を入れることになるが、作業者により操作されるロック部材Lの操作部Laが、短側壁3の内部側の上部角部の中央部に形成された操作部挿入空間部A2内に配設されているとともに、折り畳みコンテナーの内部方向に回動するように構成されているので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの運搬の際に、作業者が誤って、操作部Laに触れて、操作部Laを下方に回動させるようなことを、確実に防止することができる。
操作部Laの操作本体10に形成された傾斜バネ体12の先端部12bのうち、バネ受け支持ブロック3nの傾斜面3n1”側に位置する角部に、アール12b1を形成することが好ましい。このようなアール12b1を形成することにより、傾斜バネ体12のバネ受け支持ブロック3nの水平面3n1’からの傾斜面3n1”への移動を円滑に行うことができるとともに、傾斜バネ体12のバネ受け支持用垂直リブ3m方向への移動を少なくすることができる。
なお、上述した実施例においては、短側壁3の板状部3aに形成された枢支短軸支持ブロック3jの嵌合凹部3j1に嵌合されている操作部Laの枢支短軸11を回動支点として、操作部Laを、回動させるように構成されているが、上述した特許文献1等に記載されている公知にように、操作部を、上下方向に移動させるように構成することもできる。
A1・・・・・・・・・・・・・・・中央空間部
A2・・・・・・・・・・・・・・・操作部挿入空間部
L・・・・・・・・・・・・・・・・ロック部材
La・・・・・・・・・・・・・・・操作部
Lb・・・・・・・・・・・・・・・ロックバー
1・・・・・・・・・・・・・・・・底部
2・・・・・・・・・・・・・・・・長側壁
2c・・・・・・・・・・・・・・・長側壁側係合部材
3・・・・・・・・・・・・・・・・短側壁
3d・・・・・・・・・・・・・・・短側壁側係合部材
4・・・・・・・・・・・・・・・・蓋部材
12・・・・・・・・・・・・・・・傾斜バネ体
21・・・・・・・・・・・・・・・カム板
21a・・・・・・・・・・・・・・カム孔部
22・・・・・・・・・・・・・・・垂直バネ体

Claims (2)

  1. 箱型に組み立てられた状態から、最初に、底部方向に倒される一方の相対する側壁と、該側壁に次いで、後から、底部方向に倒されるもう一方の相対する側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、前記最初に倒される側壁に、水平方向に移動可能な一対のロックバーと1個の操作部とからなるロック部材を配設するとともに、前記操作部には、前記最初に倒される側壁に形成されたバネ受け支持ブロックに、その先端部が載置される傾斜バネ体が形成されており、また、前記ロックバーには、前記操作部に形成された従動短軸が挿入される、略水平の天井面と板状体側に位置する略垂直な側壁面と傾斜面とからなる略三角形状のカム孔部が穿設されており、前記一対のロックバーが、互いに、接近する方向に水平移動した際には、前記ロックバーを構成するカム板のカム孔部が、前記操作部の従動短軸に当接することなく、水平方向に移動するように構成されており、且つ、前記ロック部材を構成する操作部を、前記最初に倒される側壁に形成された枢支短軸支持ブロックの嵌合凹部に嵌合された前記操作部に形成された枢支短軸を回動支点として、折り畳みコンテナーの内部方向の下方に回動することにより、前記最初に倒される側壁と前記後から倒される側壁とのロック状態が、解除されるように構成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
  2. 前記最初に倒される側壁に形成された中央空間部が、蓋部材により被蓋されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
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