JP2021088371A - 折畳み容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの作業性を向上させる折畳み容器を実現する。【解決手段】箱型とした組立状態と折畳み状態との状態変更が可能であり、第2側壁部(13)の上枠部(14)に対する回動をロックするロック状態とロック解除状態との間で切り替えるロック機構を備え、ロック状態とロック解除状態とを切り替えるユーザ操作を受け付ける操作部(151)が上枠部に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、底壁部を囲むように配設された側壁部が、底部に重なるように折り畳むことが可能な折畳み容器に関するものである。
従来、以下のような構造の折畳み容器が知られている。該折畳み容器は、底壁部と、互いに対向する一対の第1側壁部と、第1側壁部と垂直に配置される一対の第2側壁部と、第1側壁部及び第2側壁部の上辺部に沿って設けられた四角枠状の上枠とを備えている。
第1側壁部は、下辺部が底壁部の側辺部に対して回動可能に連結された下壁部と、上辺部が上枠に対して回動可能に連結されるとともに、下辺部が下壁部の上辺部に対して回動可能に連結された上壁部とを具備する。第2側壁部は、上辺部が上枠に対して回動可能に連結されている。
折畳み容器は、箱型に組立てられた組立状態から、第2側壁部を底壁部の上方に跳ね上げるとともに、下壁部の外面と上壁部の外面とを合わせるようにして第1側壁部を内側に折畳むことで、第1側壁部及び第2側壁部が底壁部の上方に折畳まれた折畳み状態とすることができる。
第2側壁部には、内面側の下部となる位置にロック部材が取付けられており、第2側壁部を外面側から押しても開くことができないようにロックすることができる。
特開2009-126519号公報
上記の構成において、第2側壁部がロック状態の場合、折畳み容器を組立状態から折畳み状態にする際には、折畳み容器の内面側の下部となる位置まで手を入れてロック解除操作をしてから、折畳み作業をする必要がある。すなわち、従来の折畳み容器は、折畳み作業性が悪いという問題がある。
本発明の一態様は、作業性の向上した折畳み容器を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の態様1に係る折畳み容器は、平面視略矩形の底壁部と、前記底壁部の各側辺部からそれぞれ上方に延びる側壁部と、前記側壁部の上辺部に沿って設けられた四角枠状の上枠部とを備え、前記側壁部は、相対する一対の第1側壁部および相対する一対の第2側壁部を含み、前記第1側壁部は、下辺部が底壁部の側辺部に対して回動可能に連結された第1下壁部と、上辺部が前記上枠部に対して回動可能に連結された第1上壁部とを有し、前記第2側壁部は、上辺部が前記上枠部に対して回動可能に連結されており、箱型とした組立状態と、前記第1側壁部の前記第1下壁部、前記第1側壁部の前記第1上壁部および前記第2側壁部を内側に回動させて折り畳んだ折畳み状態との状態変更が可能であり、前記第2側壁部の前記上枠部に対する回動をロックするロック状態とロック解除状態との間で切り替えるロック機構をさらに備え、前記ロック状態と前記ロック解除状態とを切り替えるユーザ操作を受け付ける操作部が、前記上枠部に設けられている、または、前記第2側壁部の上側寄り位置となる該第2側壁部の外側面に設けられている構成である。
上記の構成では、ロック機構により、第2側壁部の上枠部に対する回動をロックするロック状態とロック解除状態との間で切り替えることが可能となっている。そして、ロック状態とロック解除状態とを切り替えるユーザ操作を受け付ける操作部が、上枠部に設けられている、または、第2側壁部の上側寄り位置となる該第2側壁部の外側面に設けられている。よって、ユーザは、例えば上枠部の上面に親指をかけた状態で、同じ手の親指あるいは他の指によって操作部を操作することが可能となる。すなわち、ユーザは、ロック解除操作をしながら第2側壁部を内側に押し込んで回動させることが可能となる。これにより、ユーザは例えば組立状態の折畳み容器を持ちながら折畳み作業をすることができ、ユーザの作業性を向上させることができる。
また、操作部が第2側壁部の外側面に設けられている場合、ユーザは折畳み容器の内側に手を入れることなく容易に操作部の操作を行うことができる。
本発明の態様2に係る折畳み容器は、上記の態様1において、前記操作部は、前記上枠部の上面に露出する位置に配置されており、前記ロック機構は、前記操作部の移動と連動して上下方向に移動するロック部と、前記第2側壁部に設けられた被ロック部とを備え、前記ロック部は、前記操作部の移動に応じて、前記ロック状態としての被ロック部に対向する位置と、前記ロック解除状態としての被ロック部に対向しない位置との間で移動するとともに、前記ロック部を前記被ロック部に対向する位置に移動させる付勢力を前記ロック部に付与するロック動作付勢部をさらに備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、操作部が上枠部の上面に露出しているので、ユーザは組立状態の折畳み容器を持ちながら、親指で操作部を操作してロック解除しつつ、他の指で第2側壁部を回動させることができる。よって、ユーザの作業性を向上させることができる。
また、ロック部は、操作部の移動と連動して上下方向に移動する構造であるので、例えばロック部が左右方向に移動する構造と比較して、力を伝達する構造を簡易にすることができる。よって、上枠部と第2側壁部との間の回動性および接続強度を保ちつつ、確実なロック動作を実現することができる。
また、ロック動作付勢部によってロック部を被ロック部に対向する位置に移動させる付勢力が付与されるので、例えば組立状態において、意図しないタイミングでロック解除が行われて折畳み動作が行われてしまうことを抑制することができる。
本発明の態様3に係る折畳み容器は、上記の態様2において、前記上枠部は、当該折畳み容器の外側で、かつ法線方向が水平方向外側となる上枠外側壁を備え、前記ロック部は、前記上枠外側壁に覆われており、前記上枠外側壁の下端より上方に位置する構成としてもよい。
上記の構成によれば、例えば複数の折畳み容器を密接した状態で保管・運搬等をした場合でも、折畳み容器の水平方向外側からロック部が何かにぶつかってロック解除されてしまうといった意図しないロック解除を防ぐことができる。
本発明の態様4に係る折畳み容器は、上記の態様3において、前記上枠外側壁の下端部における中央部分に、上方向に凸状となる段差形状としての切欠き部が設けられており、前記ロック部は、前記切欠き部の左側となる領域および右側となる領域のそれぞれに少なくとも1つずつ設けられている構成としてもよい。
例えば、第2側壁部の上部中央位置には、組立状態の折畳み容器を持ち運ぶ際に指等を掛ける手掛け部(凹部や貫通孔)が形成されている。上記の構成によれば、その手掛け部に沿うように切欠き部を設けることが可能となる。また、このような場合でも、ロック部は、切欠き部を避けるようにして備えられているので、組立状態の折畳み容器の持ち運びに影響を与えることなく、ロック部を設けることができる。
さらに、ロック部は、切欠き部を挟むように少なくとも2か所設けられているので、第2側壁部の回動のロックをバランス良く確実に行うことができる。
本発明の態様5に係る折畳み容器は、上記の態様2〜4のいずれか一項において、前記第2側壁部の前記上枠部側に、当該折畳み容器の外側に面する第2外側壁、および、当該折畳み容器の内側に面する第2内側壁が設けられており、前記被ロック部は、前記第2外側壁の部分によって構成され、前記ロック状態において、前記ロック部は前記第2内側壁によって内側から覆われている構成としてもよい。
上記の構成によれば、ロック状態の時には、第2側壁部を回動させようとすると、ロック部と被ロック部を構成する第2外側壁とが接触して、第2側壁部の回動をロックする。さらに、ロック部は、内側から第2内側壁に覆われているので、収容物がロック部にぶつかるなどによって生じる意図しないロック解除を防ぐことができる。
本発明の態様6に係る折畳み容器は、上記の態様5において、前記上枠部は、当該折畳み容器の内側で、かつ法線方向が水平方向内側となる上枠内側壁を備え、前記ロック部は、前記上枠内側壁に覆われている構成としてもよい。
上記の構成によれば、ロック部は、第2内側壁と上枠内側壁とで覆われている。従って、意図しないロック解除の防止性を高めることができる。
さらに、例えば、ロック部の先端側を第2内側壁で覆い、ロック部のその他の部位を上枠内側壁で覆う構成としてもよい。このようにロック部を覆う部位を分けることで、第2側壁部の回動をスムーズに行うことができる。詳しく説明すると、例えば第2内側壁が上方向に長いと、第2側壁部を回動させる時に第2内側壁が上枠部に当たってしまい回動できないという問題が生じる可能性がある。上記の構成によればこの問題を解消することができる。
本発明の態様7に係る折畳み容器は、上記の態様5または6において、前記第2外側壁の上端は、前記第2内側壁の上端よりも低い位置となっており、前記ロック解除状態において、前記ロック部の先端が、前記第2外側壁の上端より上に位置する構成としてもよい。
上記の構成によれば、第2外側壁が第2内側壁よりも高さが低いので、第2内側壁によるロック部保護機能を保ちつつ、ロック部の上方への移動距離を小さくすることができる。従って、ロック部の移動距離が大きくなることで、ロック機構の設置スペースが大型化し、ひいては折畳み容器の大型化を招くというような問題を回避することができる。
本発明によれば、ユーザは例えば組立状態の折畳み容器を持ちながら折畳み作業をすることができ、ユーザの作業性を向上させることができるという効果を奏する。
実施形態に係る折畳み容器1の組立状態を示す斜視図、および、折畳み容器1が備えるロック部材15近傍を拡大して示す斜視図である。 図1に示した折畳み容器1の折り畳み途中の状態を示す斜視図、および折畳み容器1の折り畳みを完了した状態(折畳み状態)を示す斜視図である。 上枠部14から取り外された状態の第2側壁部13を示す斜視図である。 ロック部材15を構成するロック回動部157の斜視図である。 ロック部材15を構成するスライドバー16の斜視図、スライドバー16の変形例であるスライドバー16Aの斜視図、および、隠し蓋17の斜視図である。 隠し蓋17が取り外された状態の上枠部14の一部を外側から見た状態を示す斜視図、および、ロック部材15近傍における上枠部14の断面を示す断面図である。 ロック動作時のロック部材15の要部を示す斜視図、A−A断面における断面図、および、第2側壁部13が跳ね上げられた途中の状態におけるA−A断面における断面図である。 ロック解除動作時のロック部材15の要部を示す斜視図、B−B断面における断面図、および、第2側壁部13が跳ね上げられた途中の状態におけるB−B断面における断面図である。 第2側壁部13が鉛直方向に垂れ下がった状態での、操作部151が配置されている部分における上枠部14および第2側壁部13の断面図である。 第2側壁部13が跳ね上げられた途中の状態での、操作部151が配置されている部分における上枠部14および第2側壁部13の断面図である。 折畳み容器1を上下に2つ積み重ねた状態を示す斜視図、および、下側の折り畳み容器1の上枠部14近傍および下側の折り畳み容器1の底壁部11近傍の断面を含む斜視図である。 変形例としての折り畳み容器1の組立状態を示す斜視図、ロック部材15aの操作部151a近傍を拡大して示す斜視図、および、ロック部材15aを含む断面を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、実施形態に係る折畳み容器1を箱型とした組立状態を示す斜視図、および、折畳み容器1が備えるロック部材15近傍を拡大して示す斜視図である。図2は、図1に示した折畳み容器1の折り畳み途中の状態を示す斜視図、および折畳み容器1の折り畳みを完了した状態(折畳み状態)を示す斜視図である。
(折畳み容器1の概要)
図1に示すように、折畳み容器1は、上面が開口した直方体形状であるとともに、図2に示すように折り畳み可能である。折畳み容器1は、例えばポリプロピレンからなる樹脂製である。
折畳み容器1は、底壁部11、第1側壁部12、第2側壁部13および上枠部14を備えている。底壁部11は、平面視略矩形であり、折畳み容器1の底部に位置する。第1側壁部12および第2側壁部13は、相対する一対が底壁部11の側辺部からそれぞれ上方に延びている。第1側壁部12は、折畳み容器1の長手方向である第1方向に沿う側壁部であり、第2側壁部13は第1方向に垂直な方向に沿う側壁部である。上枠部14は、四角枠状であり、第1側壁部12および第2側壁部13の上辺部に沿って設けられている。なお、長手方向が第2方向であってもよい。
(上枠部14)
図1に示すように、上枠部14には、第2側壁部13の上部となる短辺部において、外側の面に隠し蓋17が設けられている。また、上枠部14には、同じく短辺部において、上面から内面にわたる位置にロック部材15が設けられている。隠し蓋17およびロック部材15の詳細については後述する。
(第1側壁部12)
図1に示すように、第1側壁部12は、本実施形態において、上下方向の略中央で第1上壁部121と第1下壁部122とに2分割されている。なお、第1側壁部12は、3分割以上に分割されていてもよい。
第1上壁部121は、その上辺部が上枠部14に上ヒンジ部により回動可能に連結され、第1下壁部122は、その下辺部が底壁部11に下ヒンジ部により回動可能に連結されている。第1上壁部121と第1下壁部122とは、中間ヒンジ部により回動可能に連結されている。
(第2側壁部13)
図1の下側の図に示すように、第2側壁部13は、上枠部14に対して複数の第2ヒンジ部149を介して回動可能に連結されている。これにより、第2側壁部13は、折畳み容器1の内側に向けて跳ね上がるように回動することが可能となっている。
図3は、上枠部14から取り外された状態の第2側壁部13を示す斜視図である。同図に示すように、第2側壁部13の上枠部14側に、第2外側壁131および第2内側壁132が設けられている。また、第2側壁部13は、ロック部材15によるロック状態(詳細は後述する)となった場合に、後述するロック部162と対向する被ロック部134が設けられている。
折畳み容器1は、箱型に組立てられた組立状態と、第2側壁部13を底壁部11の上方に跳ね上げる(回動させる)とともに、第1下壁部122の外面と第1上壁部121の外面とを合わせるようにして第1側壁部12を内側に折畳む(回動させる)ことで、第1側壁部12及び第2側壁部13が底壁部11の上方に折畳まれた折畳み状態との状態変更が可能である。
(ロック部材15)
図4は、ロック部材15を構成するロック回動部157の斜視図である。また、図5は、ロック部材15を構成するスライドバー16の斜視図、スライドバー16の変形例であるスライドバー16Aの斜視図、および、隠し蓋17の斜視図である。
ロック回動部157は、操作部151、保護部152、回動付勢部153、内側軸部154、外側軸部155、およびロック係止部156を備えている。操作部151は、ユーザ操作としての押下動作を受ける部材であり、上枠部14の上面の内側部分に露出した状態で設けられている。保護部152は、ユーザの押下動作により操作部151が下方に移動する際の下限位置を規定する。すなわち、保護部152が後述する位置規制部142間に当接するまで、操作部151が下方に移動することが可能となっている。
回動付勢部153は、操作部151を上方向に押し上げる力を付与する部材である。本実施形態では、回動付勢部153は弾性を有する樹脂によって構成されており、斜め方向に突き出した2本の片持梁の弾性変形により付勢力を発生させている。この回動付勢部153により、操作部151に対して付与されているユーザの押下動作が解除されると、操作部151が初期位置に復帰する。なお、回動付勢部153の構造は上記の例に限定するものではなく、例えばバネ部材など任意の弾性構造によって構成されていてもよい。
内側軸部154および外側軸部155は、後述する内側軸受部144および外側軸受部145にそれぞれ支持された状態で回動する軸である。ロック係止部156は、内側軸部154と外側軸部155との間に、中心軸に対して操作部151が配置されている側と反対側に片持梁の構造で設けられている。ロック係止部156は、スライドバー16におけるスライド被係止部161に当接する。ユーザの押下動作により操作部151が下方に移動すると、軸の回転によりロック係止部156は上方に移動する。これに従ってロック係止部156がスライド被係止部161を押し上げ、スライドバー16が上方に移動する。
スライドバー16は、図5に示すように、スライド被係止部161、ロック部162、およびスライド付勢部(ロック動作付勢部)163を備えている。スライド被係止部161は、前述したように、ロック係止部156に当接し、ロック係止部156の移動に従ってスライドバー16を上下方向に移動させる。ロック部162は、スライドバー16の移動に従って、第2側壁部13の被ロック部134に対向し当接する位置と、被ロック部134に対向せず当接しない位置との間でその配置位置が切り替えられる。すなわち、ロック部162が被ロック部134に対向し当接する位置に配置している場合、第2側壁部13の回動が制限されたロック状態となり、ロック部162が被ロック部134に対向せず当接しない位置に配置している場合、第2側壁部13の回動が制限されていないロック解除状態となる。
スライド付勢部163は、スライドバー16を下方向に押し下げる力を付与する部材である。本実施形態では、スライド付勢部163は弾性を有する樹脂によって構成されており、板状の部材が折れ曲がった形状となっている。折れ曲がった板状の部材の弾性変形により、スライド付勢部163は付勢力を発生させている。このスライド付勢部163により、操作部151に対して付与されているユーザの押下動作が解除されると、スライドバー16がロック状態の位置に復帰する。すなわち、ユーザの押下動作により操作部151が下方に移動すると、スライドバー16が上方に移動してロック解除状態となり、ユーザの押下動作が解除されると、スライドバー16が下方に移動してロック状態となる。
なお、図5の右上の図に示すスライドバー16Aのように、スライド付勢部163の代わりに、コイルバネからなるバネ部(ロック動作付勢部)164を設けても良い。すなわち、バネ部164の弾性力によって、スライドバー16を下方向に押し下げる力を付与する構成であってもよい。
隠し蓋17は、前述したように、上枠部14における、第2側壁部13の上部となる短辺部に設けられている。すなわち、隠し蓋17は、ロック部材15の外側に配置されており、ロック部材15の保護機能を担っている。また、図5に示すように、隠し蓋17は、上枠部14に接する外縁部に複数の隠し蓋係止部171が設けられている。これらの隠し蓋係止部171が上枠部14と係止することにより、隠し蓋17が上枠部14に取り付けられた状態が維持される。なお、隠し蓋17は上枠部14に対して取り外しが可能であり、ロック部材15の組み込み作業やメンテナンス作業は、隠し蓋17が取り外された状態で行われる。
図6は、隠し蓋17が取り外された状態の上枠部14の一部を外側から見た状態を示す斜視図、および、ロック部材15近傍における上枠部14の断面を示す断面図である。同図に示すように、上枠部14には、位置規制部142、回動付勢支持部143、内側軸受部144、および、外側軸受部145が設けられている。
位置規制部142は、ユーザの押下動作により操作部151が下方に移動し、それに伴って下方に移動する保護部152を受け止める。この位置規制部142によって、保護部152の下方向の移動が制限されるとともに、左右方向の移動も制限される。
回動付勢支持部143は、回動付勢部153の先端部に当接して支持する。回動付勢部153の先端部が、ユーザの押下動作に伴う上下移動に従って回動付勢支持部143の支持面上を摺動するとともに、回動付勢部153の片持梁が弾性変形することによって、付勢力が発生する。
内側軸受部144および外側軸受部145は、内側軸部154および外側軸部155を回動自在に支持する。これにより、ロック回動部157が軸周りに回転することが可能となる。また、スライド付勢部163の上側端部は、上枠部14の上面を構成する板状部の下面に当接している。これにより、スライド付勢部163による付勢力を、スライドバー16を下方向に押し下げる力として確実に付与することができる。
また、図6の上側の図に示すように、上枠部14は、折畳み容器1の外側に面する上枠外側壁147を備えており、上枠外側壁147の第2側壁部13側となる下端部には、切欠き部146が設けられている。上枠外側壁147の下端部において、第2側壁部13側の中央部分に、上方向に凸状となる段差形状が設けられており、この凸状部分を切欠き部146と称する。折畳み容器1が折りたたまれていない通常使用時においては、第2側壁部13に設けられた手掛け部133が、切欠き部146の下側の領域に配置される。また、折畳み状態においては、図2に示すように、切欠き部146と底壁部11との間に空間が設けられる。これにより、折畳み状態においては、ユーザはこの空間に指を挿入して折畳み容器1を把持することができる。
なお、本実施形態では、図6に示すように、ロック部162を含むスライドバー16は、切欠き部146の左側となる領域および右側となる領域のそれぞれに1つずつ設けられている。しかしながら、ロック部162を含むスライドバー16の配置位置はこれに限定されるものではなく、切欠き部146の左側となる領域および右側となる領域のそれぞれに2つ以上設けられていてもよい。
(ロック動作およびロック解除動作の詳細)
次に、ロック部材15によるロック動作およびロック解除動作についてより詳細に説明する。図7は、ロック動作時のロック部材15の要部を示す斜視図、A−A断面における断面図、および、第2側壁部13が跳ね上げられた途中の状態におけるA−A断面における断面図である。
図7の断面図に示すように、上枠部14は、折畳み容器1の内側に面する上枠内側壁141、および、折畳み容器1の外側に面する上枠外側壁147を備えている。上枠内側壁141は、上枠部14の上面から下方に向けて、その法線方向が水平方向内側となるように設けられている。この上枠内側壁141により、ロック係止部156、スライド付勢部163、スライド被係止部161、および、スライドバー16の本体の一部が、折畳み容器1の内側に対して覆われる。上枠外側壁147は、その法線方向が水平方向外側となるように設けられている。この上枠外側壁147により、ロック部162を含むスライドバー16の本体の一部が、折畳み容器1の外側に対して覆われており、ロック部162は上枠外側壁147の下端より上方に位置している。また、隠し蓋17は、上枠部14の上面と上枠外側壁147との間に設けられ、ロック係止部156、スライド付勢部163、およびスライド被係止部161を折畳み容器1の外側から覆っている。すなわち、ロック部材15は、隠し蓋17および上枠外側壁147によって外側からの外力に対して保護されている。
図7の左下の断面図に示すように、折畳み容器1が組み立てられて使用可能となっている状態、すなわち、第2側壁部13が上枠部14に対して鉛直方向に垂れ下がっている状態において、第2外側壁131の被ロック部134は、ロック部162に対して外側で対向し当接する。これにより、第2側壁部13に対して内側方向に外力が加わっても、第2側壁部13が上枠部14に対して回動して内側に跳ね上がることが防止される。また、第2内側壁132は、ロック部162、スライドバー傾斜面165、および、スライドバー16の本体の一部が、折畳み容器1の内側に対して覆われる。すなわち、ロック部材15は、第2内側壁132および上枠内側壁141によって内側からの外力に対して保護されている。
なお、本実施形態においては、第2内側壁132は、折畳み容器1の収容物を収容する空間を区画する内壁面と兼用されているが、第2内側壁132の内側にさらに内壁面が設けられていてもよい。
図7の右下の断面図は、第2側壁部13が内側に跳ね上げられた状態から鉛直方向に垂れ下がっている状態に戻ってきた途中の状態を示している。同図に示すように、スライドバー傾斜面165と被ロック部134の外側に設けられた傾斜面とが当接している。この状態からさらに第2側壁部13が鉛直方向に垂れ下がる状態に向けて移動すると、被ロック部134の外側に設けられた傾斜面がスライドバー傾斜面165を押し上げることによって、スライド付勢部163の付勢力に逆らってスライドバー16が上方向に移動する。これにより、被ロック部134が、ロック部162を乗り越えてロック部162の外側に移動し、第2側壁部13が鉛直方向に垂れ下がる状態となる。すなわち、ユーザは、ロック部材15に対する操作を行うことなく、第2側壁部13を跳ね上げ状態から鉛直方向に垂れ下がる状態に移動させることができる。
図8は、ロック解除動作時のロック部材15の要部を示す斜視図、B−B断面における断面図、および、第2側壁部13が跳ね上げられた途中の状態におけるB−B断面における断面図である。
ユーザによって操作部151が押し下げられると、ロック係止部156が上方向に回動し、スライド付勢部163の付勢力に逆らってスライド被係止部161が上方向に移動する。これに伴い、図8の左下の断面図に示すように、スライドバー16が上方向に移動し、ロック部162が、被ロック部134に対向せず当接しない位置に移動する。これにより、第2側壁部13の回動のロックが解除される。第2側壁部13の回動のロックが解除されると、図8の右下の断面図に示すように、第2側壁部13に対して内側方向に外力が加えられると、第2側壁部13は内側に跳ね上がるように回動する。これにより、折畳み状態に移行することができる。
以上のように、ロック部材15および被ロック部134を含むロック機構によって、第2側壁部13の上枠部14に対する回動をロックするロック状態とロック解除状態との間で切り替えが行われる。
なお、図8の左下図に示すように、第2外側壁131の上端は、第2内側壁132の上端よりも低い位置となっており、ロック解除状態において、ロック部162の先端が、第2外側壁131の上端より上に位置するようになっている。よって、第2内側壁によるロック部保護機能を保ちつつ、ロック部の上方への移動距離を小さくすることができる。
図9は、第2側壁部13が鉛直方向に垂れ下がった状態での、操作部151が配置されている部分における上枠部14および第2側壁部13の断面図である。同図の上側の図は、操作部151の近傍を拡大して示しており、下側の図は上枠部14および第2側壁部13に加えて、底壁部11を含む部分を示している。また、図10は、第2側壁部13が跳ね上げられた途中の状態での、操作部151が配置されている部分における上枠部14および第2側壁部13の断面図である。同図の上側の図は、操作部151の近傍を拡大して示しており、下側の図は上枠部14および第2側壁部13に加えて、底壁部11を含む部分を示している。
図9の上側の図に示すように、回動付勢支持部143は水平面と傾斜面とを有しており、操作部151が押し下げられていない状態において、回動付勢部153は、回動付勢支持部143の水平面および傾斜面に近接または当接し対向している。操作部151が押し下げられると、図10の上側の図に示すように、回動付勢部153は、回動付勢支持部143の傾斜面上を摺動しながら移動する。これにより、回動付勢部153の片持梁が弾性変形することによって、付勢力が発生する。
また、隠し蓋17は、操作部151、回動付勢部153、および回動付勢支持部143の外側を覆うことにより、これらの部材を外側からの外力から保護している。
図9の下側の図に示すように、第2側壁部13の下端部、すなわち、回動軸に平行で回動軸から最も遠い端部に、第2側壁係止部139が設けられている。また、第2側壁部13が鉛直方向に垂れ下がった状態において、第2側壁係止部139と係合するように、底壁部11に底壁係止部111が設けられている。第2側壁係止部139および底壁係止部111は、中央に一箇所設けられていてもよいし、複数箇所に分散して設けられていても良い。第2側壁部13が鉛直方向に垂れ下がった状態において、第2側壁係止部139と底壁係止部111とが互いに係合することによって、折畳み容器1に比較的重い積載物が格納された状態で手掛け部133を把持してユーザが持ち上げたとしても、底壁部11のたわみを抑制することができる。
図10の下側の図において、F1で示す矢印は、ユーザが親指を使って操作部151を押し下げながら、上枠部14の上面を支持している力を示している。また、F2で示す矢印は、ユーザが親指以外のいずれかの指で第2側壁部13を内側に押し込んでいる力を示している。
これらの図に示すように、本実施形態に係る折畳み容器1によれば、ユーザは、親指で操作部151を押し下げてロック解除状態としながら、親指以外のいずれかの指で第2側壁部13を内側に押し込むことが可能である。これは、上枠部14の上面から切欠き部146の中心部までの距離が、所定の長さ以下であることによる。この所定の長さとしては、標準的な人間の手の親指の先から小指の先までの長さよりも短い長さであることが好ましい。より具体的には、所定の長さが15cm以内、より好ましくは10cm以内であってもよい。この場合、ユーザは片手で上枠部の上面から第2側壁部13までを把持することが可能となるので、ロック解除操作をしながら第2側壁部を内側に押し込んで回動させる動作をユーザに行わせやすくすることができる。
また、操作部151が、上枠部14の上面の内側部分に設けられているので、ユーザは、親指のみで、操作部151の押し下げを行いながら上枠部14の上面も保持することができる。よってユーザは、親指以外のいずれかの指で第2側壁部13の押し込み動作を行うことができる。
(折畳み容器1の積み重ね)
図11は、折畳み容器1を上下に2つ積み重ねた状態を示す斜視図、および、下側の折り畳み容器1の上枠部14近傍および下側の折り畳み容器1の底壁部11近傍の断面を含む斜視図である。同図に示すように、上枠部14の上面の外形と、底壁部11の下面の外形とはほぼ同じ大きさとなっている。これにより、一つの折り畳み容器1の上枠部14の上面に、別の折り畳み容器1の底壁部11の下面を載せることによって、積み重ねることが可能となっている。
また、積み重なった状態において、下側の折り畳み容器1の操作部151は、下側の折り畳み容器1の上枠部14の外側面および上側の折り畳み容器1の底壁部11の外側面によって、その外側が覆われた状態となる。よって、外側から何らかの力が加わって意図せずに操作部151が動作することを防止することができる。
(変形例)
本発明の変形例について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。図12は、変形例としての折り畳み容器1の組立状態を示す斜視図、ロック部材15aの操作部151a近傍の領域ARを拡大して示す斜視図、および、ロック部材15aを含む断面を示す斜視図である。同図に示すように、変形例は、前記した実施形態と比較して、ロック部材15aの構造が異なっている。
ロック部材15aは、第2側壁部13の外側面に設けられており、操作部151aおよびロック部162aを備えている。また、底壁部11には、被ロック部134aが設けられている。
操作部151aは、ユーザによる引き上げ動作を受ける部材であり、上枠部14の上面から所定距離以内であって、第2側壁部13の上側寄り位置となる第2側壁部13の外側面に設けられている。ユーザによって操作部151aが引き上げられると、第2側壁部13はロック解除状態となる。
なお、操作部151aは、第2側壁部13の外側面であって、第2側壁部13の高さの中心よりも上側となる位置、または、少なくとも第1上壁部121の下端部より上側となる位置に設けられていてもよい。この場合、操作部151aの位置は、上枠部14の上面から比較的近い位置になるので、ロック解除操作をしながら第2側壁部13を内側に押し込んで回動させる動作をユーザに行わせやすくすることができる。
また、操作部151aは、第2側壁部13の外側面に設けられているとともに、上枠部14の上面から操作部151aまでの距離が、標準的な人間の手の親指の先から小指の先までの長さよりも短くなっていてもよい。より具体的には、上枠部14の上面から操作部151aまでの距離が15cm以内、より好ましくは10cm以内であってもよい。この場合、ユーザは片手で上枠部14の上面から操作部151aまでを把持することが可能となるので、ロック解除操作をしながら第2側壁部13を内側に押し込んで回動させる動作をユーザに行わせやすくすることができる。
ロック部162aは、第2側壁部13の外側面であって、第2側壁部13の下端部に設けられている。すなわち、ロック部材15aは、操作部151aとロック部162aとを接続する接続構造を有している。これにより、操作部151aがユーザの引き上げ動作によって上方に移動すると、これに連動してロック部162aも上方に移動する。この動きによって、ロック状態からロック解除状態に移行する。
被ロック部134aは、底壁部11における第2側壁部13の下端に対向する位置において、ロック状態におけるロック部162aに内側から対向し当接するように上方向に屹立する構造となっている。
ロック部162aは、ロック状態においては、底壁部11に設けられた被ロック部134aに対向し当接する位置に配置される。すなわち、ロック部162aの内側方向への移動が被ロック部134aによって妨げられることによってロック状態が実現される。一方、ロック解除状態においては、ロック部162aは被ロック部134aに対向せず当接しない位置に配置される。すなわち、ロック部162aの内側方向への移動が被ロック部134aによって妨げられないため、第2側壁部13に対して内側への力が付与されると、第2側壁部13が内側へ回動する。
なお、本実施形態では、ロック部162aは、1つの第2側壁部13に対して2箇所に設けられているが、これに限定されるものではなく、3箇所以上に設けられていても良い。また、例えば左右方向の中心位置に1箇所設けられていてもよい。
図12の左下の図に示すように、ロック部材15aには、ロック付勢部(ロック動作付勢部)158aが設けられている。また、第2側壁部13には、ロック付勢部158aの付勢力を受け止めるロック付勢受け部138aが設けられている。ロック付勢部158aは、ロック部材15aを、第2側壁部13に対して下方向に押し下げる力を付与する部材である。本実施形態では、ロック付勢部158aは弾性を有する樹脂によって構成されており、斜め方向に突き出した2本の片持梁の弾性変形により付勢力を発生させている。このロック付勢部158aにより、操作部151aに対して付与されているユーザの引き上げ動作が解除されると、操作部151aを含むロック部材15aが初期位置に復帰する。なお、ロック付勢部158aの構造は上記の例に限定するものではなく、例えばバネ部材など任意の弾性構造によって構成されていてもよい。
また、図12の右側の図に示すように、ロック部162aの外側に傾斜面が設けられているとともに、被ロック部134aの内側に傾斜面が設けられている。第2側壁部13が内側に跳ね上げられた状態から鉛直方向に垂れ下がっている状態に戻ってくると、ロック部162aの傾斜面と被ロック部134aの傾斜面とが対向する。この状態からさらに第2側壁部13が鉛直方向に垂れ下がる状態に向けて移動すると、被ロック部134aの傾斜面がロック部162aの傾斜面を押し上げることによって、ロック付勢部158aの付勢力に逆らってロック部材15aが上方向に移動する。これにより、ロック部162aが被ロック部134aを乗り越えて被ロック部134aの外側に移動し、第2側壁部13が鉛直方向に垂れ下がる状態となる。すなわち、ユーザは、ロック部材15aに対する操作を行うことなく、第2側壁部13を跳ね上げ状態から鉛直方向に垂れ下がる状態に移動させることができる。
なお、上記の実施形態および変形例において、ロック状態の時には、ロック部162(162a)と、第2側壁部13の被ロック部134(底壁部11の134a)とは、当接していたがこれに限定されない。例えば、ロック部162(162a)と、第2側壁部13の被ロック部134(底壁部11の134a)との間に隙間を有し、第2側壁部13を底壁部11の上方に跳ね上げる(回動させる)ような作用が発生したときに、ロック部162(162a)と、被ロック部134(底壁部11の134a)とが接触して、第2側壁部13の回動をロックするように対向してもよい。
また、組立状態のときに、第2側壁部13を底壁部11の上方に跳ね上げる(回動させる)ような作用が発生した場合に、第2側壁部13と第1側壁部12又は底壁部11との連結間に隙間が発生してしまうことを防止するべく、ロック部162(162a)と、第2側壁部13の被ロック部134(底壁部11の134a)とは近接又は当接していることが望ましい。
また、本実施形態及び変形例で共通して、上枠部14に手をかけた状態で少なくとも指先が届く範囲において、ユーザ操作を受け付ける操作部151・151aが、少なくとも第1上壁部121の下端部より上側となる位置に設けられている。ユーザは、例えば上枠部14の上面に親指をかけた状態で、同じ手の親指あるいは他の指によって操作部151・151aを操作することが可能となる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 折畳み容器
11 底壁部
12 第1側壁部
13 第2側壁部
14 上枠部
15、15a ロック部材
16、16A スライドバー
121 第1上壁部
122 第1下壁部
131 第2外側壁
132 第2内側壁
134、134a 被ロック部
141 上枠内側壁
146 切欠き部
147 上枠外側壁
151、151a 操作部
153 回動付勢部
158a ロック付勢部(ロック動作付勢部)
161 スライド被係止部
162、162a ロック部
163 スライド付勢部(ロック動作付勢部)
164 バネ部(ロック動作付勢部)

Claims (7)

  1. 平面視略矩形の底壁部と、
    前記底壁部の各側辺部からそれぞれ上方に延びる側壁部と、
    前記側壁部の上辺部に沿って設けられた四角枠状の上枠部とを備え、
    前記側壁部は、相対する一対の第1側壁部および相対する一対の第2側壁部を含み、
    前記第1側壁部は、下辺部が底壁部の側辺部に対して回動可能に連結された第1下壁部と、上辺部が前記上枠部に対して回動可能に連結された第1上壁部とを有し、
    前記第2側壁部は、上辺部が前記上枠部に対して回動可能に連結されており、
    箱型とした組立状態と、前記第1側壁部の前記第1下壁部、前記第1側壁部の前記第1上壁部および前記第2側壁部を内側に回動させて折り畳んだ折畳み状態との状態変更が可能であり、
    前記第2側壁部の前記上枠部に対する回動をロックするロック状態とロック解除状態との間で切り替えるロック機構をさらに備え、
    前記ロック状態と前記ロック解除状態とを切り替えるユーザ操作を受け付ける操作部が、前記上枠部に設けられている、または、前記第2側壁部の上側寄り位置となる該第2側壁部の外側面に設けられていることを特徴とする折畳み容器。
  2. 前記操作部は、前記上枠部の上面に露出する位置に配置されており、
    前記ロック機構は、前記操作部の移動と連動して上下方向に移動するロック部と、前記第2側壁部に設けられた被ロック部とを備え、
    前記ロック部は、前記操作部の移動に応じて、前記ロック状態としての被ロック部に対向する位置と、前記ロック解除状態としての被ロック部に対向しない位置との間で移動するとともに、
    前記ロック部を前記被ロック部に対向する位置に移動させる付勢力を前記ロック部に付与するロック動作付勢部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の折畳み容器。
  3. 前記上枠部は、当該折畳み容器の外側で、かつ法線方向が水平方向外側となる上枠外側壁を備え、
    前記ロック部は、前記上枠外側壁に覆われており、前記上枠外側壁の下端より上方に位置することを特徴とする請求項2に記載の折畳み容器。
  4. 前記上枠外側壁の下端部における中央部分に、上方向に凸状となる段差形状としての切欠き部が設けられており、
    前記ロック部は、前記切欠き部の左側となる領域および右側となる領域のそれぞれに少なくとも1つずつ設けられていることを特徴とする請求項3に記載の折畳み容器。
  5. 前記第2側壁部の前記上枠部側に、当該折畳み容器の外側に面する第2外側壁、および、当該折畳み容器の内側に面する第2内側壁が設けられており、前記被ロック部は、前記第2外側壁の部分によって構成され、
    前記ロック状態において、前記ロック部は前記第2内側壁によって内側から覆われていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の折畳み容器。
  6. 前記上枠部は、当該折畳み容器の内側で、かつ法線方向が水平方向内側となる上枠内側壁を備え、
    前記ロック部は、前記上枠内側壁に覆われていることを特徴とする請求項5に記載の折畳み容器。
  7. 前記第2外側壁の上端は、前記第2内側壁の上端よりも低い位置となっており、
    前記ロック解除状態において、前記ロック部の先端が、前記第2外側壁の上端より上に位置することを特徴とする請求項5または6に記載の折畳み容器。
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