JP2003252336A - 仕切付きコンテナ - Google Patents

仕切付きコンテナ

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JP2003252336A JP2002055045A JP2002055045A JP2003252336A JP 2003252336 A JP2003252336 A JP 2003252336A JP 2002055045 A JP2002055045 A JP 2002055045A JP 2002055045 A JP2002055045 A JP 2002055045A JP 2003252336 A JP2003252336 A JP 2003252336A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケースとして組立てるときに仕切体が破損す
るおそれがなく、単にケースとしても有効活用でき、積
み重ねた荷重に対する耐荷重を大きくすること。 【解決手段】 仕切付きコンテナ1は、第1側板41に
仕切体11を収納する収納部30が設けられ、収納部3
0は、相対向する第1側板41において下分割板43の
内壁面に設けられ、しかも第1仕切部材11aを収納し
得る縦寸法と長さ寸法と奥行き寸法とをもって凹んだ形
状をなす。従って収納部30の各々は、第2仕切部材1
1bが収納されている第1仕切部材11aをそれぞれ収
納したとき、第1仕切部材11aの表面が第1側板41
(下分割板43)の内壁面と略同一面となるようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、仕切付きコンテ
ナに係り、特に、コンテナを構成するケース自体が折り
畳み可能で、かつそのケース内に設けられる仕切体も折
り畳み可能に構成された仕切付きコンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】仕切付きコンテナは、従来より種々のも
のが提案され、実用に供されている。そのうち、例えば
特開平7−172440号公報に示すされるように、ケ
ース自体が折り畳み可能に形成されると共に、ケース内
に設けられた仕切体も折り畳み可能に形成された仕切付
きコンテナがある。
【0003】この仕切付きコンテナは、矩形状をなす底
板及び、該底板の周囲四方にそれぞれ配置される側板に
より箱形形状に形成されるケースと、このケース内に設
けられて、ケースの内部空間を複数に仕切る仕切体とが
備えられている。そして、側板のうち、相対向する長手
方向の側板が高さ方向に沿ってケース内に折り曲げ可能
に形成されている他、その折り曲げ可能な側板と直交し
あってかつ相対向する短手方向の側板が、下端からケー
ス内に回動できるように形成されている。また、短手方
向の側板の内側には、仕切体が折り畳み可能に取り付け
られている。
【0004】この仕切付きコンテナは、折り畳む場合、
まず、仕切体を折り畳んで短手方向の側板の内壁に寄せ
た後、その仕切体を有する短手方向の側板が、下端から
ケースの内方に回動された状態にしておき、その状態で
長手方向の側板をケース内に折り畳むことにより、底板
の上に、折り畳まれた長手方向の側板が重なり、更に長
手方向の側板の上に短手方向の側板が重なると共に、該
短手方向の側板の上に折り畳まれた仕切体が重なるよう
に構成されている。
【0005】従って、折り畳まれた状態からケースとし
て使用するために組立てる場合は、まず長手方向の側板
の折り畳みを解除して長手方向の側板を底板上に起立さ
せた後、短手方向の側板を外側に回動させ、該側板の下
端を内側から叩いたりすることによって底板上の所定位
置に嵌め込み、その後、短手方向に折り畳まれている仕
切体を開くことで仕切体がケース内の空間をそれぞれ仕
切るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の仕切
付きコンテナにおいては、上述したようにケース自体が
折り畳み可能で、また仕切体も折り畳むように形成され
ているので、折り畳みコンテナとして有益である。しか
しながら、従来の仕切付きコンテナは、折り畳まれてい
る状態からケースとして使用可能な状態に組立てる場
合、短手方向の側板の下端を所定位置に嵌め込めるよ
う、その側板を内側から手で叩くことによって行わなけ
ればならないので、短手方向の側板を手で叩いたときの
衝撃が仕切体に伝わる結果、仕切体がかけたり破損した
りするという問題があった。
【0007】また、単にケースとして利用する場合、仕
切体が折り畳まれた状態で使用することがある。ところ
が、その場合、短手方向の側板の内側に仕切体が折り畳
まれていて、ケースの内方に突出しているので、仕切体
が邪魔になってしまい、単なるケースとして有効に利用
し難いばかりでなく、内部空間をフルに活用することが
できない問題があった。
【0008】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、その目的は、ケースとして組立てるとき
に仕切体が破損するおそれがなく、また単にケースとし
ても有効に活用でき、更には積み重ねた荷重に対する耐
荷重を大きくできる仕切付きコンテナを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下の手段を提案している。本発明は、
矩形状をなす底板及び該底板の周囲四方にそれぞれ設け
られる側板によって箱形形状に形成されるケースと、こ
のケース内に設けられると共に、ケースの内部空間を複
数に仕切り、かつ折り畳み自在に構成される仕切体とを
備え、前記側板のうち、相対向する第1側板がケース内
に高さ方向に沿い折り曲げ可能に形成される一方、第1
側板と交差しかつ相対向する第2側板が、ケース内に回
動可能とされる仕切付きコンテナにおいて、前記ケース
の内壁に、前記仕切体を折り畳んで収納する収納部が形
成されることを特徴とする。
【0010】この発明に係る仕切付きコンテナによれ
ば、ケースとして使用するために組み立てる際、側板を
叩いても、そのとき仕切体に伝達される衝撃力が抑えら
れることになる。即ち、仕切体がケース内壁に形成され
た収納部内に収納されているので、側板を叩いた場合に
も、仕切板に伝達される衝撃力が抑えられる。従って、
ケースを組み立てる際に、仕切体が破損することがな
い。また、ケースとして使用するとき、仕切体が邪魔に
なることがなく、良好なケースとして使用することがで
きる。
【0011】本発明は、前記仕切付きコンテナにおい
て、前記収納部を、前記ケースにおける第1側板の内壁
に形成した構成を採ることができる。
【0012】この発明に係る仕切付きコンテナによれ
ば、高さ方向に折り曲げ可能に形成された第1側板に収
納部が設けられるので、コンテナの使用時に上方から荷
重が加えられた場合に、当該荷重を主として折り畳まれ
ることのない第2側板に負担させることができる。即
ち、第2側板は、折り畳まれることがないので上方から
の大きな荷重に耐えることができる。従って、コンテナ
全体として大きな荷重に対応できる。
【0013】また、本発明は、前記仕切付きコンテナに
おいて、前記収納部を、仕切体を折り畳んで収納したと
き、仕切体の表面が、ケースの内壁面と略同一面上にあ
るように構成してもよい。
【0014】この発明に係る仕切付きコンテナによれ
ば、仕切体がケースの内壁面より突出することがない。
従って、その分だけ内部空間のスペースを大きくさせる
ことができ、ケースの内部空間を有効に活用することが
できる。
【0015】また、本発明は、前記仕切付きコンテナに
おいて、前記収納部を、前記第1側板において高さ方向
に折り曲げ可能に分割形成された上分割板と下分割板と
の何れか一方に設けた構成としてもよい。
【0016】この発明に係る仕切付きコンテナによれ
ば、コンテナ使用時における上方からの荷重を主として
折り畳まれることのない第2側板が負担する一方、ケー
スを折り畳んだ場合でも、仕切体が収納部内に収納され
た状態となる。
【0017】また、本発明は、前記仕切付きコンテナに
おいて、前記仕切体を、前記収納部に底板と平行な面上
で回動可能に、かつ収納部に沿って摺動可能に取り付け
られた第1仕切部材と、第1仕切部材の途中位置に、第
1仕切部材の内側に収納可能に取り付けられた第2仕切
部材とを備える構成としてもよい。
【0018】この発明に係る仕切付きコンテナによれ
ば、コンテナとしての使用時に、仕切体を収納部から引
き出して使用することになるが、この際、第1仕切部材
を回動させるとともに収納部に沿って摺動させ、更にこ
の第1仕切部材から第2の仕切部材を引き出して仕切り
空間を形成する。従って、仕切り空間を確実に形成する
ことができる。
【0019】また、本発明は、前記仕切付きコンテナに
おいて、前記仕切体を、第1仕切部材と第2仕切部材と
を一組として二組で構成され、かつ仕切りに必要な空間
を形成したとき、一組の第2仕切部材の一端と他組の第
2仕切部材の一端とに互いに係合する係合爪が設けられ
た構成としてもよい。
【0020】この発明に係る仕切付きコンテナによれ
ば、仕切りに必要な空間を形成したとき、一組の第2仕
切部材の一端と他組の第2仕切部材の一端とが係合爪に
よって互いに係合するので、各組の第2仕切部材が揺れ
動いたり傾いたりすることがない。
【0021】また、本発明は、前記仕切付きコンテナに
おいて、前記仕切体を、前記収納部に底板と平行な面上
に回動可能に取り付けられた第1仕切部材と、この第1
仕切部材の先端部に第1仕切部材と同一面上で回動可能
に取り付けられた第2仕切部材とからなる仕切板を複数
備える構成としてもよい。
【0022】この発明に係る仕切付きコンテナによれ
ば、コンテナとしての使用時に、収納部から仕切体を引
き出して使用するが、この際第1仕切部材を回動させ、
更にこの第1仕切部材に対し第2仕切部材を回動させて
仕切空間を形成する。従って、仕切り空間を確実に形成
することができる。
【0023】また、本発明は、前記仕切付きコンテナに
おいて、前記仕切体が仕切り空間を形成したとき、前記
第2仕切部材の先端と係合する係合手段を備える構成と
してもよい。
【0024】この発明に係る仕切付きコンテナによれ
ば、仕切りに必要な空間を形成したとき、係合手段によ
って第2仕切部材の先端と係合させるので、各組の第2
仕切部材が揺れ動いたり傾いたりすることがない。
【0025】また、本発明は、前記仕切付きコンテナに
おいて、前記仕切体及び底板間に、前記第1仕切部材と
第2仕切部材を底板上の所定位置に位置決めする位置決
め機構を備えた構成としてもよい。
【0026】この発明に係る仕切付きコンテナによれ
ば、第1仕切部材と第2仕切部材とが位置決め機構によ
って定位置に位置決めされる。従って、各仕切部材が揺
れ動いたり傾いたりすることがない。
【0027】また、本発明は、前記仕切付きコンテナに
おいて、前記仕切体を、収納部に互いに適宜の間隔を隔
てていると共に、底板と平行な面上で回動可能に取り付
けられた複数の仕切板と、相対向する第2側板間と略同
じ長さを有し、かつ前記複数の仕切板を挿通するスライ
ド仕切板とを備えた構成としてもよい。
【0028】この発明に係る仕切付きコンテナによれ
ば、コンテナとしての使用時に、収納部から仕切板を回
動させ、更にこの仕切板に対しスライド仕切板をスライ
ドさせて仕切り空間を形成する。従って、仕切り空間を
確実に形成することができる。
【0029】また、本発明は、前記仕切付きコンテナに
おいて、底板上に突設され、かつ前記仕切体のスライド
仕切板が収納部から引き出されたとき、スライド仕切板
を位置決めする位置決め機構を備えた構成としてもよ
い。
【0030】この発明に係る仕切付きコンテナによれ
ば、仕切体のスライド仕切板が収納部から引き出された
場合に、位置決め機構によってスライド仕切板の仕切位
置が特定される。従って、スライド仕切板による仕切り
空間を形成する作業を容易に行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明の
実施の形態について説明する。図1から図13はこの発
明の一実施の形態に係る仕切付きコンテナを示す図であ
って、図1は仕切付きコンテナを示す組立状態の外観斜
視図、図2は仕切付きコンテナにおける仕切体の仕切状
態を示す斜視図、図3は仕切体の一方を折り畳むときの
説明図、図4は仕切体の一方が折り畳まれたとき、仕切
体の残りを折り畳むときの説明図、図5は仕切体を示す
平面図、図6は仕切体の第1仕切部材における収納空間
を示す要部の斜視図、図7は第1仕切部材において第2
仕切部材が収納された状態を示す要部の説明図、図8は
二組の仕切体における第2仕切部材を示す図、図9は第
1仕切部材に第2仕切部材を取り付ける変形例を示す斜
視図、図10はケースとして組み立てられた状態を示す
斜視図、図11は短手方向の側板の回動状態を示す斜視
図、図12は短手方向の側板が上枠まで回動されている
状態を示す斜視図、図13はケースが折り畳まれた状態
を示す斜視図である。
【0032】この実施形態の仕切付きコンテナ1は、例
えば電線を巻き付けるための碍子を収納するのに適用し
たものであって、組立てられたとき、図1のように上方
が開口された箱形形状のケース2として形成される。ケ
ース2は、合成樹脂製のものであって、矩形状をなす底
板3と、底板3上にその周囲に沿って設けられる上枠5
と、その底板3及び上枠5間にその周囲に沿って設けら
れる側板4とからなっている。
【0033】側板4は、相対向する長手方向の側板41
と、その側板41と直交し、かつ互いに相対向する短手
方向の側板44とからなっている。以下の説明では、長
手方向の側板41を「第1側板41」と称し、短手方向
の側板44を「第2側板44」と称す。
【0034】第1側板41は、その高さ方向の中間部を
中心として上下に折り畳むことができるようにするた
め、上分割板42と下分割板43とからなっており、上
分割板42と下分割板43とがヒンジ7〜9介してケー
ス2の内方に「くの字状」に折り畳めるようになってい
る。
【0035】即ち、ヒンジ7は、図1〜図4のように、
外枠5における長手方向の辺の下部と上分割板42の上
部とを連結している。ヒンジ8は、上分割板42の下部
と下分割板43の上部とを連結している。ヒンジ9は、
下分割板43の下部と底板3における長手方向の辺部と
を連結している。従って、第1側板41は折り曲げられ
たとき、底板3の上にヒンジ9を介して下分割板43が
重なるように折り曲げられ、その下分割板43の上にヒ
ンジ8を介して上分割板42が重なるように折り曲げら
れるようになっている。この場合、折り曲げられた上分
割板42と下分割板43とは、図13に示すように、上
枠5より内方に配置されるようになっている。
【0036】一方、第2側板44は、その上端が上枠5
に対しヒンジ10を介し、ケース2の内方に回動可能に
取り付けられ、ケース2が折り畳まれるときには、図1
1のように、ヒンジ10を中心としてケース2の内方に
第2側板44同士の面が同一面となるまで回動され、ケ
ース2が組立てられるときには、ケース2の外方に回動
すると共に、その下部が底板3に設けられた嵌合部に嵌
め込まれることで、図1のように底板3上に起立する。
なお、図10〜図13はケース2の組立状態から折り畳
む手順を表している。
【0037】このようなコンテナ1は、内部に折り畳み
可能に仕切体11が設けられている。仕切体11は、図
2に示す第1仕切部材11aと、第2仕切部材11bと
を一組とする二組からなっており、使用するときには、
第1仕切部材11aに対し第2仕切部材11bが直交す
ることにより仕切りに必要な空間に区画し、折り畳むと
きには、第2仕切部材11bがピン12を中心として回
動することにより、第1仕切部材11の内側に収納され
るようになっている。
【0038】そのため、詳細に明示していないが、第1
仕切部材11aの長さ方向の中央部に第2仕切部材11
bを挿通するスリット6が図3に示すように設けられ、
そのスリット6の上下位置に設けられたピン12によ
り、第2仕切部材11bが第1仕切部材11aに回動可
能に取り付けられると共に、第1仕切部材11aの内側
に収納される大きさとなっている。つまり、第1仕切部
材11aは、図5、図6に示すように、中央部に設けら
れた前記スリット6を有する部分と、その反対の先端側
とが互い違いとなるコ字状の断面をなす収納空間14を
有する部分とからなっており、これら各収納空間14内
に第2仕切部材11bの一端側と他端側とが収納される
ようになっている。その際、第1仕切部材11aの収納
空間14の底部には、図7に示すように突起14aが突
設され、第2仕切部材11bを収納したとき、第2仕切
部材11bの底部が突起14aの上に乗り上げることで
第2仕切部材11bが収納空間14から飛び出ることが
ないようにしている。
【0039】また、二組からなる第1仕切部材11aの
うち、図4に示すように、一組の第1仕切部材11aの
基端部がピン13によって一方の第1側板41側の収納
部30に回動可能に取り付けられることで、一方の収納
部30内に折り畳まれ、また他方の組の第1仕切部材1
1aの基端部もピン13によって他方の第1側板41側
の収納部30に回動可能に取り付けられることで、他方
の収納部30内に折り畳まれるようになっている。この
場合、第1仕切部材11aは、ピン13に対して上下方
向に移動可能に取り付けられている。
【0040】上記のように仕切付きコンテナ1は、第1
側板41に仕切体11を収納する収納部30を備えてい
る。収納部30は、図2及び図3のように相対向する第
1側板41において下分割板43の内壁面に設けられ、
しかも第1仕切部材11aを収納し得る縦寸法と長さ寸
法と奥行き寸法とをもって凹んだ形状をなしている。従
って、収納部30の各々は、第2仕切部材11bが収納
されている第1仕切部材11aをそれぞれ収納したと
き、第1仕切部材11aの表面(仕切体11の表面)が
第1側板41(下分割板43)の内壁面と略同一面とな
るようにしている。
【0041】その場合、収納部30は、仕切体11が収
納部30の長さ方向に沿って摺動できるように取り付け
られている。即ち、収納部30の上下部には、図2に示
すように、上記ピン13の上端及び下端をガイドする摺
動溝40が下分割板43の幅方向に沿って設けられ、第
1仕切部材11aを収納するとき、ピン13が摺動溝4
0の任意の位置に移動されることにより第1仕切部材1
1aを収納できるようにすると共に、その第1仕切部材
11aと、他組の第1仕切部材11aとが互いに干渉し
ないようにしている。
【0042】さらに、仕切体11及び底板3間には、仕
切体11の双方が収納部30からそれぞれ取り出され、
かつ開いて仕切りに必要な空間が形成されたとき、仕切
体11の第1仕切部材11aと第2仕切部材11bとを
底板3上の所定位置に位置決めする位置決め機構を備え
ている。
【0043】この位置決め機構は、図4及び図10に示
すように、底板3の表面に設けられた案内溝110を有
し、これに各第1、第2仕切部材11a、11bの下端
を差し込むことで第1仕切部材11aと第2仕切部材1
1bとを位置決めするようになっている。即ち、案内溝
110は、底板3上に一方の第1仕切部材11aの下端
を差し込める程度の深さ及び幅をなして凹んで形成され
た第1溝111と、これと直交すると共に、第2仕切部
材11bの下端を差し込める程度の深さ及び幅をなして
凹んで形成された第2溝112とが二組設けられてい
る。
【0044】従って、仕切体11によってケース2の内
部空間を仕切る場合には、仕切体11が収納部30から
取り出されたとき、仕切体11の第1仕切部材11aと
第2仕切部材11bが対応する案内溝110に差し込ま
れることで所定位置に位置決めされる。
【0045】また、仕切体11の各組によってケース3
内が仕切られたとき、一組の第2仕切部材11bの一端
と他組の第2仕切部材11bの一端とが互いに係合する
ようになっている。即ち、一組の第2仕切部材11bの
一端には、図8に示すように上下方向に沿う三個の係合
爪11cが設けられ、他組の第2仕切部材11bの一端
にはその係合爪11cと互い違いに配設される係合爪1
1dが設けられ、これら双方の係合爪11cと11dと
が互い違いに係合するようにしている。
【0046】そのため、仕切られた状態から一組の仕切
体11と他組の仕切体11とをそれぞれの収納部30に
収納する場合には、図3に示す右側の組の仕切体11を
矢印aのように上方に持ち上げることで、双方の組の係
合爪11cと係合爪11dとの係合を図8(b)のよう
に解除し、その解除した状態で図3に示す矢印b方向
に、一方の組の仕切体11の仕切部材11bを回動して
第1仕切部材11aに収納した後、双方の組の仕切体1
1がそれぞれの収納部30に収納することができるよう
になっている。この仕切体11の収納時には、図4に示
すように仕切体11を矢印c方向に回動させて行う。
【0047】なお、この実施形態では、第1仕切部材1
1aの中央部にピン12によって第2仕切部材11bが
回動可能に取り付けられているが、例えば図9に示すよ
うに、第1仕切部材11aに短い二本のピン12′を植
設すると共に、その二本のピン12′を挿入できる挿入
部11eを第2仕切部材11bに形成してもよい。
【0048】この実施形態の仕切付きコンテナ1は、上
記のように構成されるので、次にその取り扱いについて
述べる。まず、仕切付きコンテナ1が図13のように折
り畳まれている状態にあるとき、これからケース2とし
て組み立てるには、底板3を抑えた状態のままで上枠5
を上方に持ち上げて、底板3及び上枠5間に設けられて
いる第1側板41の上分割板42と下分割板43との折
り畳みを解除すると共に、上分割板42と下分割板43
とを図12のように起立させる。
【0049】次いで、その状態から第2側板44の先端
部を図11のように下方に押して、第2側板44をヒン
ジ7を中心として図10のように外方に回動させた後、
第2側板44の先端部を叩いて底板3の端部に嵌め込む
ことでケース2として組み立てる。このとき、第1側板
41の下分割板43の収納部30に仕切体11が収納さ
れているので、仕切体11のない空ケースとして使用す
ることが可能となる。
【0050】その後、ケース2において、図4の矢印C
と逆方向に一方の収納部30からピン13を中心として
仕切体11を回動することで仕切体11を引き出すと共
に、他方の収納部30からも同様にして他組の仕切体1
1も同様にして引き出す。このとき、収納部30にはピ
ン13がその幅(長さ)方向に沿って移動し、仕切体1
1が摺動可能に取り付けられているので、収納部30内
におけるそれぞれの仕切体11の位置を任意に変えるこ
とで、それぞれの仕切体11を互いに干渉することなく
容易に引き出すことができる。
【0051】そして、仕切体11がそれぞれ引き出され
ると、仕切体11における第1仕切部材11aの収納空
間14から第2仕切部材11bを回動させて引き出し、
第2仕切部材11bと第1仕切部材11aとが互いに直
交するようにして底板3上に載せることで仕切機能が得
られ、これによって仕切空間にそれぞれ形成されて図1
のような仕切付きコンテナ1が構成されることとなる。
【0052】この場合、底板3に位置決め機構の案内溝
110が設けられ、案内溝110の第1溝111に第1
仕切部材11aの下端を差し込むと共に、第2溝112
に第2仕切部材11bの下端を差し込むことで、仕切体
11の第1仕切部材11aと第2仕切部材11bとが互
いに直交する位置関係で位置決めされる(図2参照)。
しかもその際、一組の仕切体11の第2仕切部材11b
の一端に設けられた係合爪11cと、他組の仕切体11
の第2仕切部材11bの一端に設けられた係合爪11d
とが互いに係合して、直線的に維持されるので、第2仕
切部材11bが上下に渡って起立姿勢が保持される。
【0053】一方、上記仕切付きコンテナ1の構成状態
から、折り畳む場合には、上記と逆の手順にて操作する
ことで、図13のように折り畳むことができる。
【0054】この実施形態の仕切付きコンテナ1によれ
ば、ケース2として使用するとき、折り畳まれた状態か
ら第1側板41を起立して組立てた後、短手方向である
第2側板44を起立させるため、第2側板44を叩いて
起立させるが、前述のように長手方向である第1側板4
1の下分割板43に収納部30が各々形成され、この収
納部30内に仕切体11がそれぞれ収納されているの
で、従来のように叩いた衝撃力で仕切体11が破損する
のを防止することができ、使い勝手が良好となる。
【0055】また、第2側板44が底板3上に起立され
ることでケース2として使用可能な状態となるが、その
際、第1側板41の下分割板43の収納部30に仕切体
11が収納されているので、仕切体11が使用するとき
に邪魔になることがなく、従って、仕切体11が内側に
出ていない分だけ内部空間のスペースを大きくさせるこ
とができるばかりでなく、ケース2の内部空間を有効に
活用することができる。
【0056】更に、折り畳まれる側の第1側板41に収
納部30を設けたので、折れ畳まれることのない第2側
板44に上方からの荷重を負担させることができ、コン
テナ1を積み重ねて使用する場合にも大きな荷重に充分
耐えることができるという利点がある。
【0057】図14及び図15は、この発明の第2の実
施の形態に係る仕切板付きコンテナを示す。この実施の
形態において前記実施形態と異なるのは、仕切体11の
構成を変更した点にある。即ち、この仕切体11は、第
1〜第4仕切板21〜24とからなっている。そのう
ち、第1仕切板21及び第2仕切板22は、その基端部
が図14(a)に示すように、一方の第1側板41に設
けられた収納部30内にピン13を介して回動可能にそ
れぞれ取り付けられている。この場合、第1仕切板21
が収納部30において、第2側板44寄りの位置に、か
つ第2仕切板22がそれより中央寄りの位置に配置され
ている。
【0058】第3仕切板23及び第4仕切板24は、そ
の基端部が他方の第2側板41に設けられた収納部30
内にピン13を介して回動可能に取り付けられている。
この場合、第3仕切板23が収納部30において中央寄
りの位置に、かつ第4仕切板24が他方の第2側板44
寄りの位置に配置されている。
【0059】これら第1〜第4仕切体21〜24の各々
は、基端部がピン13を介して収納部30に取り付けら
れた第1仕切部材21a〜24aと、これにヒンジ部1
5を介して連結され、かつ第1仕切部材21a〜24a
と略同様の長さを有する第2仕切部材21b〜24bと
からなっている。
【0060】そして、収納部30に収納する際には、第
1仕切部材21a〜24aに対しヒンジ部15を中心と
して第2仕切部材21b〜24bを近接させるように回
動して対向させ、この状態とすることで第1〜第4仕切
板21〜24の各々が収納部30に収納されるようにし
ている。このとき、第1仕切部材21a〜24aの表面
が第1側板41の内壁面より内方に突出しないよう、第
1側板41の内壁面と略同一位置となっている。
【0061】一方、仕切体11を使用する場合には、上
記と逆の手順で第1〜第4仕切板21〜24を取出し、
またそれぞれの第1仕切部材21a〜24aに対し直角
となるよう第2仕切部材21a〜24bを回動すること
で、合計六ヶ所に区画できる仕切り機能が得られるよう
になっている。その場合、第2仕切板22と第3仕切板
23とは互いに対向する位置関係となっているので、双
方の第2仕切部材22b、23bが互いに当接して使用
される他、第1仕切板21の第2仕切部材21bと第4
仕切板24の第2仕切部材24bとが端部となることか
ら、それらの端部が係合手段を介して第2側板44に係
止されるようにしている。
【0062】即ち、前記係合手段は、第2仕切部材21
b、24bのそれぞれの端部に図14(b)のように凹
部25が設けられると共に、第2側板44の内壁面にそ
の凹部25に対応するL字状の突起26が形成され、仕
切体11を開いたとき、第2仕切部材21b、24bの
凹部25内に突起26が係合することにより、これらの
端部が振れたりしないようになっている。
【0063】従って、この実施形態によれば、仕切体1
1が第1側板41に設けられた収納部30内に折り畳ん
で収納できるように構成されているので、基本的には前
述した実施形態と同様の作用効果が得られる。なお、図
14及び図15において、図1〜図13と同一部分には
同一符号を付しており、また図示していないが、仕切体
11の第1〜第4仕切部材21〜24の下端を底板3上
に位置決めするための位置決め機構が設けられているの
はいうまでもない。
【0064】また、第1仕切板21〜第4仕切板24に
おいて、隣接するヒンジ部15には互いに係合させる係
合機構を設けることで仕切体11としての位置及び強度
を確保することも可能である。例えば、仕切体11の長
さが図示例より若干長めに形成されて図14のように仕
切った場合、第1仕切板21のヒンジ部15と第3仕切
板23のヒンジ部15とが接するが、そのとき、図15
のように、一方のヒンジ部15側に設けられた爪16
が、他方のヒンジ部15側に設けられた凹部17に嵌合
されると共に、第2仕切板22のヒンジ部15及び第4
仕切板24のヒンジ部15においても同様に嵌合される
ことにより、仕切体11としての位置及び強度を確保で
きるようにすることもできる。
【0065】図16〜図19は、この発明の第3の実施
形態に係る仕切付きコンテナ1を示している。この場合
は、仕切体11として、収納部30に回動可能に取り付
けられた二枚からなる第1仕切板31、第2仕切板32
と、これら第1、第2仕切板31、32を挿通させる第
3仕切板(スライド仕切板)33とを備えて構成されて
いる。
【0066】第1仕切板31及び第2仕切板32は、収
納部30内に図18のようなヒンジ18を介して回動可
能に取り付けられ、しかも図16のように互いに適宜の
間隔を隔てて配置されている。この場合、ヒンジ18と
しては、図18に示すように、第1、第2仕切板31、
32において取付軸19によって収納部30の壁に取り
付けられている基端部36の近傍に設けられているV字
状の溝によって構成されているが、これに限らず図19
のように、複数の筒状部18a及び18bとこれを挿通
するピン18cとからなる、いわゆる蝶番構造にしても
よい。従って、このヒンジ18は、収納部30内におい
て移動することなく固定位置にある。
【0067】一方、第3仕切板33は、対向する第2側
板44、44間と略同様の長さをなしており、第1仕切
板31及び第2仕切板32と対応する位置にこれらの途
中部分を挿通するスリット34を有している。この実施
形態では、仕切体11が一組しか図示されていないが、
相対向する第1側板41の双方に設けられているのはこ
れまでと同様である。
【0068】この第3仕切板33は、仕切体11の収納
時には、図16に示す矢印xのように、第1仕切板31
と第2仕切板32とによってガイドされることにより、
収納部30に収納され、仕切る場合には、矢印xと反対
方向に引き出されてケース2内の中央部まで移動するよ
うにしている。その場合、引き出された第3仕切板33
を位置決めする位置決め機構が設けられている。
【0069】位置決め機構は、図16及び図17に示す
ように、底板3上において第3仕切板33を位置決めす
る位置を挟んで対向する一対の凸条部20が二個設けら
れ、第3仕切板33が引き出されたとき、その第3仕切
板33の下端が一方の凸条部20を乗り越えて一対の凸
条部20間に差し込まれることにより、第3仕切板33
を位置決めできるようにしてるいる。このとき、図16
に示す一方の仕切体11のみならず、図示していない他
方の仕切体11の第3仕切板33も同様に一対の凸条部
20間に差し込まれ、かつ位置決めされるようになって
いる。なお、第1仕切板31と第2仕切板32との先端
部には、第3仕切板33が脱落しないようにストッパ3
5が設けられている。
【0070】また、第1仕切板31及び第2仕切板32
は、仕切体11の折り畳みに際し、第3仕切板33が矢
印x方向にガイドされて収納部30に収納された後、図
18に示すヒンジ18を中心として図16及び図17の
矢印y方向に回動することにより、第3仕切板33上に
重なり、収納部30に収納される。そのため、第1仕切
板31及び第2仕切板32は、第3仕切板33が収納さ
れたとき、その第3仕切板33の上に直に重なる寸法に
設定されている。
【0071】更に、仕切体11が仕切空間を形成したと
き、第3仕切板33の端部を保持する保持手段が備えら
れている。保持手段は、図16のように、第3仕切板3
3の両端に設けられた突起37と、その突起37を第3
仕切板33の移動方向に沿って導き、かつ第2側板44
の内壁に設けられた溝38とからなり、溝38に突起3
7が係合することにより、第3仕切板33がケース2の
内部空間に移動しても、第3仕切板33の両端がその姿
勢を保持できるようになっている。
【0072】この実施形態によれば、第1側板41に設
けられた収納部30内に仕切体11を収納できるように
構成したので、基本的には前述した各実施形態と同様の
作用効果が得られる。
【0073】これに加え、以下の効果も得られる。即
ち、仕切体11としての第1〜第3仕切板31〜33の
各々が単純な平板状に形成されると共に、第1、第2仕
切板31、32が収納部30に固定された位置に取付軸
19で取り付けられるので、収納部30内を移動する必
要がないので、仕切体11の構成を簡素化することがで
きる。しかも、仕切体11の折り畳み時及び仕切り時に
は、第1〜第3仕切板31〜33の各々を直線的に移動
させることで作業が行えるので、折り畳み作業や仕切り
作業を簡単に行うことができる。
【0074】なお、図示実施形態では、仕切体11によ
ってケース2の内部空間が単に仕切られた例を示した
が、碍子等のように破損しやすい収納物を実際に収納す
る場合には、例えば仕切られた各空間部に収納物を安定
状態に保持させるため、着座構成物等を設けておくと有
効である。また、各実施形態においては、長手方向であ
る第1側板に収納部が設けられた例を示したが、短手方
向である第2側板に設けられてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケースの内壁に形成された収納部内に仕切体が収納でき
るように構成したので、ケースとして使用するために組
み立てる際、側板を叩いた衝撃力で仕切体が破損するこ
とがなく、また単にケースとしても有効に活用でき、更
には積み重ねた荷重に対する耐荷重を大きくでき、従っ
て、良好なケースを提供できる効果が得られる。
【0076】また、本発明によれば、折り畳まれる側の
第1側板に収納部を設けたので、折れ畳まれることのな
い第2側板に上方からの荷重を負担させることができ、
コンテナを積み重ねて使用する場合にも大きな荷重に充
分耐えることができるという効果が得られる。
【0077】また、本発明によれば、仕切体がケースの
内壁面より出ることがないので、その分だけ内部空間の
スペースを大きくさせることができ、ケースの内部空間
を有効に活用できる効果が得られる。
【0078】また、発明によれば、コンテナを積み重ね
て使用する場合にも大きな荷重に充分耐えることができ
るとともに、ケースを折り畳んだ場合でも、仕切体を収
納部内に収納しておくことができるという効果が得られ
る。
【0079】また、本発明によれば、第1仕切部材と第
2仕切部材とを備えて仕切体が構成されるので、ケース
の収納部に仕切体を確実に収納することができると共
に、仕切り空間を確実に形成することができる効果が得
られる。
【0080】また、本発明によれば、仕切りに必要な空
間を形成したとき、一組の第2仕切部材の一端と他組の
第2仕切部材の一端とが係合爪によって互いに係合する
ので、各組の第2仕切部材が揺れ動いたり傾いたりする
ことがなく、仕切り空間を良好に形成することができる
効果が得られる。
【0081】また、本発明によれば、第1仕切部材と第
2仕切部材とからなる仕切板を複数備えているので、ケ
ースの収納部に仕切体を確実に収納することができると
共に、仕切り空間を確実に形成できる効果が得られる。
【0082】また、本発明によれば、仕切りに必要な空
間を形成したとき、係合手段によって第2仕切部材の先
端と係合するので、各組の第2仕切部材が揺れ動いたり
傾いたりすることがなく、仕切り空間を良好に形成する
ことができる効果が得られる。
【0083】また、本発明によれば、第1仕切部材と第
2仕切部材を底板上の所定位置に位置決めする位置決め
機構を備えているので、これによっても第2仕切部材が
揺れ動いたり傾いたりすることがなく、仕切り空間をよ
り良好に形成することができる効果が得られる。
【0084】また、本発明によれば、複数の仕切板とス
ライド仕切板とを備えて仕切体が構成されるので、ケー
スの収納部に仕切体を確実に収納することができると共
に、仕切り空間を確実に形成できる効果が得られる。
【0085】また、本発明によれば、スライド仕切板を
位置決めする位置決め機構を備えるので、仕切体のスラ
イド仕切板が収納部から引き出されたときに位置決め機
構によってスライド仕切板の仕切位置が特定され、スラ
イド仕切板による仕切り空間を良好形成することができ
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施の形態に係る仕切付きコ
ンテナを示す組立状態の外観斜視図である。
【図2】 仕切付きコンテナにおける仕切体による仕切
状態を示す斜視図である。
【図3】 仕切体の一方を折り畳むときの説明である。
【図4】 仕切体の一方が折り畳まれたとき、仕切体の
残りを折り畳むときの説明図である。
【図5】 仕切体を示す平面図である。
【図6】 仕切体の第1仕切部材における収納空間を示
す要部の斜視図である。
【図7】 第1仕切部材において第2仕切部材が収納さ
れた状態を示す要部の説明図である。
【図8】 二組の仕切体における第2仕切部材を示す図
であって、(a)は第2仕切部材が互いに係合している
状態を示す平面図、(b)は二組の仕切体における第2
仕切部材の係合を解除するときの説明図である。
【図9】 第1仕切部材に第2仕切部材を取り付ける変
形例を示す斜視図である。
【図10】 ケースとして組み立てられた状態を示す斜
視図である。
【図11】 短手方向の側板の回動状態を示す斜視図で
ある。
【図12】 短手方向の側板が上枠まで回動されている
状態を示す斜視図である。
【図13】 ケースが折り畳まれた状態を示す斜視図で
ある。
【図14】 この発明の第2実施の形態に係る仕切付き
コンテナを示し、(a)は要部の説明図、(b)は第1
及び第4仕切板の先端の係合状態を示す(a)のA部垂
直断面の拡大図である。
【図15】 第1仕切板と第3仕切板とを係合させるた
めの構成例を示す説明図である。
【図16】 この発明の第3実施の形態に係る仕切付き
コンテナを示す仕切体収納時の説明用斜視図である。
【図17】 仕切体の第3仕切体の収納を示す説明用斜
視図である。
【図18】 仕切体の第1、第2仕切体の基端側を示す
説明図である。
【図19】 同じく仕切体の第1、第2仕切体の基端側
の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 仕切付きコンテナ 2 ケース 3 底板 4 側板 41 第1側板 42 上分割板 43 下分割板 44 第2側板 11 仕切体 11a 第1仕切部材 11b 第2仕切部材 11c、11d 係合爪 14 収納空間 15 ヒンジ部 21a〜24a 第1仕切部材 21b〜24b 第2仕切部材 30 収納部 31、32 第1、第2仕切板 33 第3仕切板(スライド仕切板)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状をなす底板及び該底板の周囲四方
    にそれぞれ設けられる側板によって箱形形状に形成され
    るケースと、このケース内に設けられると共に、ケース
    の内部空間を複数に仕切り、かつ折り畳み自在に構成さ
    れる仕切体とを備え、 前記側板のうち、相対向する第1側板がケース内に高さ
    方向に沿い折り曲げ可能に形成される一方、第1側板と
    交差しかつ相対向する第2側板が、ケース内に回動可能
    とされる仕切付きコンテナにおいて、 前記ケースの内壁に、前記仕切体を折り畳んで収納する
    収納部が形成されることを特徴とする仕切付きコンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の仕切付きコンテナにおい
    て、 前記収納部は、前記ケースにおける第1側板の内壁に形
    成されている仕切付きコンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載又は2記載の仕切付きコン
    テナにおいて、 前記収納部は、仕切体を折り畳んで収納したとき、仕切
    体の表面が、ケースの内壁面と略同一面上にある仕切付
    きコンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の仕切付きコンテナにおい
    て、 前記収納部は、前記第1側板において高さ方向に折り曲
    げ可能に分割形成された上分割板と下分割板との何れか
    一方に設けられている仕切付きコンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4記載の仕切付きコンテナ
    において、 前記仕切体は、前記収納部に底板と平行な面上で回動可
    能に、かつ収納部に沿って摺動可能に取り付けられた第
    1仕切部材と、第1仕切部材の途中位置に、第1仕切部
    材の内側に収納可能に取り付けられた第2仕切部材とを
    備える仕切付きコンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の仕切付きコンテナにおい
    て、 前記仕切体は、第1仕切部材と第2仕切部材とを一組と
    して二組で構成され、かつ仕切りに必要な空間を形成し
    たとき、一組の第2仕切部材の一端と他組の第2仕切部
    材の一端とに互いに係合する係合爪が設けられている仕
    切付きコンテナ。
  7. 【請求項7】 請求項1から4記載の仕切付きコンテナ
    において、 前記仕切体は、前記収納部に底板と平行な面上に回動可
    能に取り付けられた第1仕切部材と、この第1仕切部材
    の先端部に第1仕切部材と同一面上で回動可能に取り付
    けられた第2仕切部材とからなる仕切板を複数備える仕
    切付きコンテナ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の仕切付きコンテナにおい
    て、 前記仕切体が仕切り空間を形成したとき、前記第2仕切
    部材の先端と係合する係合手段を備える仕切付きコンテ
    ナ。
  9. 【請求項9】 請求項5から8記載の何れか一項記載の
    仕切付きコンテナにおいて、 前記仕切体及び底板間に、前記第1仕切部材と第2仕切
    部材を底板上の所定位置に位置決めする位置決め機構を
    備えている仕切付きコンテナ。
  10. 【請求項10】 請求項1から4記載の仕切付きコンテ
    ナにおいて、 前記仕切体は、収納部に互いに適宜の間隔を隔てている
    と共に、底板と平行な面上で回動可能に取り付けられた
    複数の仕切板と、相対向する第2側板間と略同じ長さを
    有し、かつ前記複数の仕切板を挿通するスライド仕切板
    とを備えている仕切付きコンテナ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の仕切付きコンテナに
    おいて、 底板上に突設され、かつ前記仕切体のスライド仕切板が
    収納部から引き出されたとき、スライド仕切板を位置決
    めする位置決め機構を備える仕切付きコンテナ。
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