JP7062253B2 - 折畳コンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、1対の第1側壁と1対の第2側壁とが底壁の外縁部にそれぞれヒンジ連結されて、起立姿勢の1対の第2側壁の間に起立姿勢の1対の第1側壁が収まる組立状態と、水平姿勢の1対の第1側壁の上に水平姿勢の1対の第2側壁が重なる折畳状態と、に変更可能な折畳コンテナに関する。
従来、この種の折畳コンテナとして、1対の第2側壁の上端部に1対のフラップがヒンジ連結され、それら1対のフラップが、組立状態で水平姿勢になって1対の第1側壁の間に収まる一方、折畳状態で1対の第2側壁の間に並んで水平姿勢になるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-205938号公報(図1(a)、図2(a))
上述した従来の折畳コンテナでは、折畳状態で搬送したときにフラップがばたつき、騒音や破損の原因になり得た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、折畳状態でフラップが安定する折畳コンテナの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、四角形の底壁の1対の外縁部から突出して対向する1対の第1土手部に1対の第1側壁がヒンジ連結されると共に、前記底壁の残りの1対の外縁部から突出する1対の第2土手部に1対の第2側壁がヒンジ連結され、起立姿勢の前記1対の第2側壁の間に、起立姿勢の前記1対の第1側壁が収まって組立状態になる一方、前記1対の第1土手部の間に並んで水平姿勢となった前記1対の第1側壁の上に、前記1対の第2土手部の間で並んで水平姿勢となった前記1対の第2側壁が重なって折畳状態になる折畳コンテナであって、前記1対の第2側壁の上端部に1対のフラップがヒンジ連結され、それら1対のフラップが、前記組立状態で水平姿勢になって前記1対の第1側壁の間に収まる一方、前記折畳状態で、前記1対の第2側壁の間に並んで水平姿勢になる折畳コンテナにおいて、各前記フラップから両側方にサイド突部が突出し、前記折畳状態で前記サイド突部が載置される載置部が前記第1土手部に設けられると共に、前記第1土手部と前記フラップとに、前記折畳状態で互いに係合して、前記フラップの上方への移動を規制する移動規制係合部が備えられている折畳コンテナである。
請求項2の発明は、前記第1土手部から上方に突出する土手突部と、前記サイド突部の下面に開口し、前記土手突部を受容する下面凹部と、前記サイド突部に設けられ、前記下面凹部内の前記土手突部に略水平方向で対向する水平対向部と、前記土手突部又は前記水平対向部の一方から他方に向かって略水平方向に突出する前記移動規制係合部としての係止突部と、前記土手突部又は前記水平対向部の他方に形成されて、前記係止突部と上下方向で係合する前記移動規制係合部としての被係止部と、を備えてなる請求項1に記載の折畳コンテナである。
請求項3の発明は、前記第1側壁の上面に陥没した状態に形成され、前記組立状態で水平姿勢の前記フラップの前記サイド突部を受容すると共に、前記サイド突部の下面が当接する底面を有する上面凹部と、前記上面凹部の前記底面から突出する底面突部と、前記サイド突部の下面に開口し、前記底面突部と凹凸係合して前記第1側壁の外側への移動を規制する下面凹部と、を備える請求項1に記載の折畳コンテナである。
請求項4の発明は、前記移動規制係合部として前記第1土手部から上方に突出し、前記折畳状態で前記サイド突部の前記下面凹部に受容される土手突部と、前記サイド突部に設けられ、前記下面凹部内の前記土手突部に略水平方向で対向する水平対向部と、前記土手突部又は前記水平対向部の一方から他方に向かって略水平方向に突出する前記移動規制係合部としての係止突部と、前記土手突部又は前記水平対向部の他方に形成されて、前記係止突部と上下方向で係合する前記移動規制係合部としての被係止部と、を備えてなる請求項3に記載の折畳コンテナである。
請求項5の発明は、前記組立状態で前記フラップが水平姿勢になると、前記サイド突部の上面は、前記上面凹部内で前記第1側壁の上面より下方に位置し、前記折畳状態の折畳コンテナの上に別の折畳コンテナが段積みされると、その下段側の折畳コンテナの前記サイド突部の上面と、上段側の折畳コンテナの下面との間に隙間が形成される請求項3又は4に記載の折畳コンテナである。
[請求項1の発明]
請求項1の折畳コンテナでは、フラップから両側方に突出するサイド突部が、折畳状態で第1土手部の載置部に載置されると共に、フラップと第1土手部とに備えた移動規制係合部の係合によりフラップの上方への移動が規制される。これにより、折畳状態でフラップが安定し、フラップのばたつきによる騒音、破損が防がれる。
なお、本発明において「フラップ」とは、折畳コンテナの組立状態で水平姿勢にした際に、折畳コンテナの上面開口を完全に塞がないものをいい、折畳コンテナの上面開口を完全に塞ぐ、所謂、「回動蓋」は、フラップに含まれない。また、サイド突部は、組立状態でフラップを水平姿勢にした際に、第1側壁に上方から当接してフラップを水平姿勢に保持する機能を兼ねるものであってもよいし、兼ねないものであってもよい。サイド突部がそのような機能を兼ねない折畳コンテナでは、例えば、フラップのヒンジ連結部分の回動規制によってフラップが水平姿勢に保たれるようにしてもよいし、1対の第1側壁の内面に段差面を設けて、それら段差面の上にフラップの下面両側縁部が載置されるようにしてもよい。
[請求項2及び請求項4の発明]
請求項2及び4の折畳コンテナでは、フラップの上方への移動を規制する移動規制係合部の一部がサイド突部によって構成され、サイド突部の有効利用が図られる。また、移動規制係合部としての係止突部及び被係止部は、サイド突部の下面凹部内で互いに係合するので、係合状態の係止突部と被係止部との間に異物が割り込んで係合が外れるような不具合が防がれる。
[請求項3の発明]
請求項3の折畳コンテナでは、サイド突部が第1側壁の上面凹部に受容され、上面凹部の底面突部とサイド突部の下面凹部とが凹凸係合することで、起立姿勢の両第1側壁の側方への開きが規制される。また、サイド突部の下面が下面凹部の底面に当接することでフラップの水平姿勢が安定する。このようにサイド突部のさらなる有効利用が図られ、折畳コンテナの組立状態の強度が高くなる。
[請求項5の発明]
請求項5の折畳コンテナによれば、組立状態と折畳状態との何れにおいても、折畳コンテナの段積時における下段側の折畳コンテナのサイド突部が上段側の折畳コンテナとの当接が回避され、サイド突部の破損、変形が防がれる。
本発明の一実施形態に係る折畳コンテナの斜視図 長側壁を畳んだ状態の折畳コンテナの斜視図 折畳状態の折畳コンテナの斜視図 長側壁の部分拡大斜視図 フラップが水平姿勢となった組立状態の折畳コンテナの斜視図 フラップが起立姿勢となった組立状態の折畳コンテナの斜視図 フラップが垂下姿勢となった組立状態の折畳コンテナの斜視図 フラップが垂下姿勢となった組立状態の折畳コンテナの側断面図 フラップが水平姿勢となった組立状態の折畳コンテナの側断面図 (A)サイド突部の先端側斜視図、(B)サイド突部の基端側斜視図、 突部係合部と上面凹部の斜視図 サイド突部が上面凹部に受容された状態の部分破断斜視図 姿勢保持突部が突部係合部と係合した状態の部分破断斜視図 折り畳まれる過程の折畳コンテナの部分拡大斜視図 フラップ結合部とサイド突部の斜視図 フラップ結合部とサイド突部の部分破断斜視図 サイド突部が載置部に載置された状態の斜視図 折畳状態で段積みされた折畳コンテナの側断面図 折畳状態で段積みされた折畳コンテナの側面図 組立状態で段積みされた折畳コンテナの側面図
以下、本発明の一実施形態を図1~図20に基づいて説明する。図1に示した本実施形態の折畳コンテナ10は、長方形の底壁11を有する。底壁11の外縁部には、前記長方形の1対の長辺部分に、本発明の「1対の第1土手部」に相当する1対の長辺土手部12,12が備えられる一方、1対の短辺部分に、本発明の「1対の第2土手部」に相当する1対の短辺土手部13,13が備えられている。
長辺土手部12は、両端部を除く全体が、底壁11の上面に対して概ね後述する長側壁22の厚さ分だけ高くなっている。一方、短辺土手部13は、両端部を除く全体が、長辺土手部12の両端部を除く全体より、概ね後述する短側壁23の厚さ分だけ高くなっている。また、図3に示すように、長辺土手部12の両端部は段突き状に高くなったコーナー突部12Cをなし、短辺土手部13の両端部は段突き状に高くなったコーナー突部13Cをなしている。これらコーナー突部12C,13Cは、面一の上面を有し、直交してL形コーナー突部12Kを構成している。また、L形コーナー突部12Kの内側面には、L形コーナー突部12Kの上面と平行なL形の段差面を有する段差部12Eが形成されている。
底壁11の下面のうち長辺土手部12及び短辺土手部13の真下位置からは台座部11Gが突出し、台座部11Gより内側部分の全体に格子状の下面リブ11X(図18参照)が張り巡らされている。また、図19に示すように、台座部11Gの下面と下面リブ11Xの下面は、面一になっている。
図1に示すように、底壁11の外面の四隅には、台座部11GをL字状に除去してL形コーナー凹部11Kが形成されている。また、底壁11の外面の外縁部のうち1対の長辺部分の中央と1対の短辺部分の中央とには、台座部11Gを直線状に除去して下面手掛部11M,11Nがそれぞれ形成されている。
なお、L形コーナー凹部11K、下面手掛部11M,11Nのそれぞれの両端部は、底壁11の外縁部に沿う方向に対して傾斜している。また、前述したL形コーナー突部12Kの両端部も、後述するL形コーナー突部22Kの両端部も(図1参照)、L形コーナー凹部11Kと同様に傾斜している。
図1に示すように、1対の長辺土手部12,12には、本発明の「1対の第1側壁」に相当する1対の長側壁22,22がヒンジ連結され、1対の短辺土手部13,13には、本発明の「1対の第2側壁」に相当する1対の短側壁23,23がヒンジ連結されている。短側壁23は略全体がメッシュ構造なしている。一方、長側壁22は上部と横方向の中央部とを除く全体がメッシュ構造をなしている。また、長側壁22及び短側壁23の外面全体には、格子状に補強リブ10Lが張り巡らされている。なお、以下の説明において、特記しない限り、「長側壁22及び短側壁23の上面」とは、起立姿勢における長側壁22及び短側壁23の上面を意味する。
上記したヒンジ連結部分の具体的な構成は、以下のようになっている。即ち、図5に示すように、長辺土手部12の長手方向の複数位置には、段突き状に陥没したヒンジ凹部12Aが形成され、長側壁22から垂下した複数のヒンジ突部22Aがヒンジ凹部12Aに受容されている。また、ヒンジ突部22Aの先端部から両側方に図示しないヒンジピンが突出し、ヒンジ凹部12Aの内側面に備えた図示しないピン係合部に回転可能に係合している。そして、1対の長側壁22,22は、回動範囲の一端で1対の長辺土手部12,12上で起立した起立姿勢(図1参照)となり、回動範囲の他端で1対の長辺土手部12,12の間で並んで水平姿勢になる(図2参照)。また、水平姿勢になった長側壁22の外面は、図19に示すように、長辺土手部12の上面から僅かに上方に位置する。
また、図5に示すように、長辺土手部12の上面には、ヒンジ凹部12Aより浅い複数の凹部12Bが形成され、そこに長側壁22の下面から段付き状に突出する突部22Bが嵌合して起立姿勢の長側壁22の横ずれを規制する。さらに、図5に示すように、長側壁22の下端両角部には切欠部22Cが形成され、切欠部22Cの内側縁部から突片22Nが垂下している。そして、長側壁22が起立姿勢になると、切欠部22Cに長辺土手部12のコーナー突部12Cが丁度収まると共に、突片22Nが段差部12E(図3参照)に収まる。
短辺土手部13にも、長辺土手部12と同様に複数のヒンジ凹部13Aが形成され、短側壁23から垂下した複数のヒンジ突部23Aの図示しないヒンジピンが、ヒンジ凹部13A内の図示しないピン係合部に回転可能に係合している。そして、1対の短側壁23,23は、回動範囲の一端で1対の短辺土手部13,13上で起立した起立姿勢(図1参照)となり、回動範囲の他端で1対の短辺土手部13,13の間で並んで水平姿勢になる(図3参照)。また、図1に示すように、折畳コンテナ10の組立状態では、起立姿勢の1対の短側壁23,23の間に、起立姿勢の長側壁22,22が収まる。さらに、図18に示すように、折畳コンテナ10の折畳状態では、水平姿勢の短側壁23の内面が、水平姿勢の長側壁22の外面に当接して重なる。また、図5に示すように、短側壁23の下端両角部にも切欠部23Cと突片23Nとが設けられ、短側壁23が起立姿勢になると、切欠部23Cに短辺土手部13のコーナー突部13Cが丁度収まり、突片23Nが段差部12E(図2参照)に収まる。
図1に示すように、長側壁22の外面上部は、横方向の延びる1対の閂部材32,32が左右対称に組み付けられている。また、図4に示すように、長側壁22の外面上部の横方向中央には、操作部33が上下にスライド可能(又は、上下に回動可能)に組み付けられ、弾性片33Aによって操作部33が上方に付勢されている。さらに、操作部33と閂部材32,32とは図示しないカム機構によって連結され、通常は、長側壁22の両側面から閂部材32,32の先端部が突出している。そして、組立状態で、閂部材32,32の先端部が短側壁23の両側部に備えた係合部32K(図2参照)に係合して長側壁22の回動が規制される。また、操作部33を下方に押し下げ操作すると、閂部材32,32が操作部33側に引き寄せられて係合部32K,32Kとの係合が解除され、長側壁22が回動可能になる。
図1に示すように、短側壁23には、両側縁部の一部を長側壁22側に直角曲げしてサイド突片30,30が形成され、組立状態で、それらサイド突片30、30が長側壁22の外面側縁部に外側から重なる。また、図4に示すように、サイド突片30の上下方向の複数位置を矩形孔30Aが貫通していて、長側壁22の外面側縁部から突出する複数の突部31が矩形孔30Aと係合する。なお、図2に示すように、長辺土手部12には、折畳状態でサイド突片30を受容する段差部12Wが備えられている。
図1に示すように、長側壁22及び短側壁23のそれぞれの横方向の両端部には、上面から突出したコーナー突部22T,23Tが備えられ、組立状態でそれらコーナー突部22T,23Tが合体してL形コーナー突部22Kが形成される。
長側壁22の横方向の中央には、補強リブ10Lに囲まれた手掛凹部22Hが備えられている。この手掛凹部22Hに指先を掛けることで、操作部33を容易に押し下げ操作することができる。また、手掛凹部22Hに指先を掛けることで、折畳コンテナ10の持ち上げ操作や、長側壁22の回動操作も容易に行うことができる。
図5に示すように、各短側壁23の上端部には、フラップ25がヒンジ連結されている。フラップ25は、横長の略長方形をなし、起立姿勢の長側壁22,22の内側に、水平姿勢になって丁度収まる。以下、水平姿勢のフラップ25の上面及び下面を、単にフラップ25の上面及び下面といい、また、フラップ25の縦方向のうち短側壁23にヒンジ連結される一端側を「基端側」といい、その反対側を「先端側」ということする。
フラップ25の上面には、補強リブ25Lが張り巡らされている。また、長側壁22及び短側壁23はメッシュ構造をなしていたが、フラップ25はメッシュ構造になっておらず、フラップ25の下面は図6に示すように平坦になっている。さらに、図18に示すように、フラップ25は、短側壁23より薄くなっている。
フラップ25の基端側には、短側壁23のコーナー突部23T,23Tとの干渉を回避するための切欠部25C,25Cが両角部に形成されている。また、フラップ25の基端面の両切欠部25C,25C寄り位置には、1対のヒンジ凹部25D,25Dが形成され、それらヒンジ凹部25D,25Dに対応して、短側壁23の上面のコーナー突部23T,23T寄り位置にも1対のヒンジ凹部23D,23Dが形成されている。そして、対応するヒンジ凹部23D,25Dに跨って中継板24が受容され、中継板24の一端部から両側方に突出するヒンジピン24P(図18参照)が、短辺土手部13のヒンジ凹部13A内の図示しないピン係合部に回転可能に係合すると共に、中継板24の他端部から両側方に突出するヒンジピン24P(図18参照)が、フラップ25のヒンジ凹部25A内の図示しないピン係合部に回転可能に係合している。
また、ヒンジ凹部23Dは短側壁23を内外に貫通している。そして、中継板24が、図8に示すようにヒンジ凹部23D内のピン係合部より外側に倒れた外側水平位置と、図9に示すように内側に倒れた内側水平位置とに間で回動する。また、図6に示すように、ヒンジ凹部23Dの底面には、中継板24を外側水平位置と内側水平位置とに位置決めするために位置決めリブ23Eが備えられている。さらに、ヒンジ凹部23D内のピン係合部は、短側壁23の厚さ方向における外寄りに配置されている。そして、中継板24が外側水平位置に位置したときに、フラップ25の基端面が短側壁23の真上位置より外側に位置し、図7及び図8に示すように、フラップ25を中継板24から鉛直下方に垂下した垂下姿勢にすることができる。
また、図6に示すように、短側壁23の内面には、コーナー突部23T,23Tの間の上縁部を段付き状に陥没させて段差面26Aが形成されている。そして、図9に示すように、中継板24が内側水平位置に位置したときに、フラップ25の基端面が段差面26A上に位置する。これにより、フラップ25が下方から支持されて水平姿勢に保持される。また、水平姿勢になったときにフラップ25の上面は、長側壁22の上面より僅かに下方に位置する。
図6に示すように、短側壁23及びフラップ25の横方向の中央には、持手孔23H,25Hが形成されている。短側壁23の持手孔23Hは、四隅が丸みを帯びた横長の長方形をなし、その持手孔23Hの開口縁全体から補強リブ10Lが突出している。また、フラップ25の持手孔25Hは、四隅が丸みを帯びていない横長の長方形をなし、その持手孔25Hの開口縁全体からも補強リブ25Lが突出している。また、縦方向の開口幅は、短側壁23の持手孔23Hよりフラップ25の持手孔25Hが大きく、横方向の開口幅は、フラップ25の持手孔25Hより短側壁23の持手孔23Hが大きくなっている。さらには、持手孔23H,25Hは、何れも、短側壁23及びフラップ25において、それらのヒンジ連結部寄り位置に配置されている。そして、組立状態でフラップ25が水平姿勢になると、フラップ25の持手孔25Hに親指を通し、親指以外の指を短側壁23の持手孔23Hに通して短側壁23とフラップ25との直交部分を握ることができるようになっている。
組立状態でのフラップ25の水平姿勢の支持を強化するために、図6に示すように、フラップ25には、先端部から両側方に突出する1対のサイド突部52,52が備えられ、各長側壁22の上面には、サイド突部52を受容するための上面凹部42が備えられている。以下、フラップ25のうちサイド突部52と後述する姿勢保持突部51を除いた全体を「フラップ本体25Z」ということとすると共に、フラップ25の縦方向(回動半径方向)をサイド突部52の幅方向ということとする。
図10(A)に示すように、サイド突部52は、全体が直方体状をなして、フラップ本体25Zの下面(内面)と面一の下面52Bと、フラップ本体25Zの上面(外面)と面一の上面52Cと、フラップ本体25Zの先端面と面一の一側面52Aとを有する。
また、サイド突部52には、本発明に係る下面凹部53が形成されている。下面凹部53は、サイド突部52の下面52Bと一側面52Aとに開口している。また、下面凹部53内には、フラップ本体25Zの側面と面一の内側面53Cが備えられ、その内側面53Cとの対向面の下面52B側の縁部は、下面52Bに近づくに従って内側面53Cから離れるように傾斜した傾斜面53Dになっている。また、サイド突部52のうち下面凹部53より先端側は、本発明に係る水平対向部52Yになっていて、その水平対向部52Yのうち傾斜面53Dより下面凹部53の奥面53F(上面52Cの裏側面)側には、四角形の1対の貫通孔54,54が形成されてサイド突部52の幅方向に並んでいる。さらに、下面凹部53のうちサイド突部52の一側面52A側の側面開口53Bは、下面凹部53の奥面53Fから離れた位置で開口している。そして、側面開口53Bと奥面53Fとの間に側壁56が残されている。
なお、図10(B)に示すように、傾斜面53Dには、1対の貫通孔54,54と隣り合う位置に1対の肉抜部55,55が陥没形成されて残った部分が三角リブ形状になっている。また、貫通孔54,54の一内側面は下面凹部53の奥面53Fと面一になっている。
一方、サイド突部52を受容する長側壁22の上面凹部42は、図11に示されている。同図に示すように、長側壁22の上面を構成する上面壁22Jの下方には、複数の縦リブ22Mで仕切られ、長側壁22の内面に開口する複数のセルが設けられている。上面凹部42は、それらセルの1つを上面に開口させて形成され、長側壁22の上面と内面とに開口している。また、上面凹部42の底面42Fは、短側壁23の段差面26A(図8参照)と面一に配置されている。なお、上面凹部42のうち短側壁23側の内側面の上縁部は、上方に向かうに従って短側壁23側に向かうように傾斜した受容ガイド面42Bになっている。
図11に示すように、上面凹部42内のうち長側壁22の内面側の縁部からは底面突部43が突出している。底面突部43は、上面凹部42のうち短側壁23から離れた側の内側面と底面42Fとに接続されたリブ構造をなし、短側壁23側(図11の右側)の上面凹部42の内側面との間には隙間を有する。また、底面突部43の上面における短側壁23側の端部からは、台形状の係合突起43Tが突出している。
図5に示すように、組立状態でフラップ25が水平姿勢になると、サイド突部52が上面凹部42に受容される。サイド突部52が上面凹部42に受容されると、図12に示すように、サイド突部52の下面52Bが上面凹部42の底面42Fに当接する。これにより、フラップ25の先端部が長側壁22によって下方から支持される。また、図9に示すように、サイド突部52の上面52Cは、上面凹部42内で長側壁22の上面より僅かに下方に位置する。さらに、サイド突部52が上面凹部42に受容されると、図12に示すように、底面突部43がサイド突部52の下面凹部53に受容される。そして、サイド突部52の水平対向部52Yと底面突部43との係合により、長側壁22,22の外側への開きが規制される。なお、底面突部43は、下面凹部53の側面開口53B(図10(A)参照)を内外に貫通し、サイド突部52の幅方向において係合突起43Tが側壁56(図10(A)参照)に内側から対向する。
組立状態でフラップ25を水平姿勢に保持するために、図6に示すように、フラップ本体25Zの両側面における各サイド突部52の隣からは、姿勢保持突部51が突出し、各長側壁22の上面には、姿勢保持突部51と係合する1対の突部係合部41,41が備えられている。
図10(A)に示すように、姿勢保持突部51は、断面円形をなし、先端部が略半球状になっている。また、フラップ本体25Zの両側面からの姿勢保持突部51の突出量は、サイド突部52の突出量の半分以下になっている。
姿勢保持突部51が係合する突部係合部41は、図11に拡大して示されている。突部係合部41は、長側壁22の前述した上部のセルのうち上面凹部42の隣のセル44の上面壁22Jの内縁部分を陥没させてなる。また、突部係合部41は、メイン斜面41Aと1対のサブ斜面41B,41Bとで構成された上面を有する。そのメイン斜面41Aは、上面壁22Jの上面との間に長側壁22の横方向に延びる稜線を有し、長側壁22の内面に向かって下るように傾斜している。一方、サブ斜面41B,41Bは、上面壁22Jの上面との間に、長側壁22の厚さ方向に延びる稜線を有して下方に向かうに従って互いに接近するように傾斜している。また、突部係合部41の下面は水平になっている(図13参照)。そして、フラップ25を水平姿勢にする過程で姿勢保持突部51が突部係合部41のメイン斜面41Aに摺接して、突部係合部41が斜め下の外側に弾性変形するか、又は、フラップ25と長側壁22とが互いに離れるように弾性変形して、姿勢保持突部51が突部係合部41を通過し、図13に示すように、姿勢保持突部51がセル44に収まって突部係合部41に下方から係合する。これにより、フラップ25が水平姿勢に保持される。
図3に示すように、折畳状態では、1対のフラップ25,25は、1対の短側壁23,23の間に並べて水平姿勢にすることができる。折畳状態でフラップ25を水平姿勢にすると、図18に示すように、中継板24が、短側壁23からフラップ25に向かって下るように傾斜し、フラップ25の上面が短側壁23の外面(即ち、水平姿勢における短側壁23の上面)より下方に位置する。そして、水平姿勢の短側壁23と同様に水平姿勢のフラップ25の下面が、長辺土手部12の上面の僅かに上方に位置する水平姿勢の長側壁22の外面に当接した状態に重なる。
折畳状態でフラップ25が水平姿勢になると、1対のサイド突部52,52は、長辺土手部12,12上に位置する。それに対応して、各長辺土手部12の上面の長手方向における中央寄り位置の2箇所には、図14に示すように、1対のフラップ結合部60,60が突設されている。また、各長側壁22の下端部には、起立姿勢でフラップ結合部60,60を受容する1対の凹部22X,22Xが備えられている(図20参照)。
フラップ結合部60は、図15に拡大して示すように、第1と第2のL形リブ61,62を長辺土手部12の長手方向に並べて備える。それらのうち短側壁23側(図15の右側)の第1L形リブ61の横辺部61Aは、長辺土手部12の幅方向(内外方向)に延び、第1L形リブ61の縦辺部61Bは、横辺部61Aのうち長辺土手部12の内側の一端部から上方に延びている。第2L形リブ62の横辺部62Aも同様に長辺土手部12の幅方向に延びている。そして、第2L形リブ62の縦辺部62Bは、横辺部62Aの一端部から上方に延びて途中位置で第1L形リブ61側に屈曲し、第1と第2のL形リブ61,62の縦辺部61B,62Bの上端部同士が一体になっている。また、第1と第2のL形リブ61,62の間には、長辺土手部12の内面側に補強壁64(図14参照)が張られている。
そして、第1と第2のL形リブ61,62のうち縦辺部61B,62Bより外側の横辺部61A,62Aによって本発明に係る載置部66が構成されている。その載置部66の上面(即ち、横辺部61A,62Aの上面)は、図19に示すように、折畳状態において長辺土手部12より上方に位置する長側壁22の外面と略面一になるように配置されている。また、第1と第2のL形リブ61,62のうち載置部66以外の部分で、本発明に係る土手突部65が構成されている。また、土手突部65の上端部からは、外側に向かって本発明に係る係止突部63(本発明の「移動規制係合部」にも相当する)が水平に突出している。係止突部63は円柱状をなし、先端外縁部は円弧状に面取りされている。
このように構成されたフラップ結合部60に対し、折畳状態でフラップ25が水平姿勢になると、サイド突部52における水平対向部52Yの傾斜面53Dに係止突部63に上方から当接する。そこでフラップ25を押し下げると、係止突部63と傾斜面53Dとの摺接により水平対向部52Yが撓んでサイド突部52の下面開口53Aを押し広げられ、図16に示すように土手突部65がサイド突部52の下面凹部53に受容される。そして、係止突部63が水平対向部52Yにおける短側壁23側の貫通孔54に凹凸係合する。これにより、折畳状態においてフラップ25が水平姿勢に保持される。即ち、サイド突部52の一方の貫通孔54が本発明に係る「被係止部」及び「移動規制係合部」に相当する。また、土手突部65が下面凹部53に受容された状態で、図17に示すように、サイド突部52の下面52Bが載置部66の上に載置される。
本実施形態の折畳コンテナ10の構成に関する説明は以上である。次ぎに、この折畳コンテナ10の作用効果について説明する。図1に示すように、折畳コンテナ10では、組立状態でフラップ25を水平姿勢にすると、フラップ25が長側壁22,22の間に位置し、閂部材32,32と協働して長側壁22,22の内側への回動を規制する。また、図12に示すように、サイド突部52の下面凹部53と長側壁22の底面突部43との係合により長側壁22の外側への回動及び膨出変形も規制される。さらに、図1に示すように、1対の長側壁22,22が1対の23,23の間に位置することで、短側壁23,23の内側への回動が規制される。また、サイド突部52と上面凹部42との凹凸係合と、サイド突片30の矩形孔30Aと突部31との凹凸係合との協働により短側壁23の外側への回動及び膨出変形も規制される。即ち、フラップ25によって折畳コンテナ10の組立状態が補強される。
また、組立状態で水平姿勢となったフラップ25は、姿勢保持突部51と突部係合部41との係合により上方への移動を規制され、折畳コンテナ10内の荷物の飛び出しを防ぐ役割も果たす。特に、長尺の荷物は、両端部をフラップ25,25により上方から覆われ、折畳コンテナ10内で安定する。また、折畳コンテナ10の上面開口の全体を塞ぐ蓋とは異なり、フラップ25,25の間から荷物の状態を確認することもできる。さらには、フラップ25を水平姿勢から270度回動して図8に示すように短側壁23の外面に重なる垂下姿勢にすれば、荷物の出し入れを容易に行うことができる。
図20に示すように、組立状態の折畳コンテナ10の上に、別の折畳コンテナ10が段積みされると、下段側の折畳コンテナ10のL形コーナー突部22Kが、上段側の折畳コンテナ10のL形コーナー凹部11Kに嵌合し、上下の折畳コンテナ10,10同士の横ずれが防がれる。また、上下方向では下段側の折畳コンテナ10の上面全体に、上段側の折畳コンテナ10のL形コーナー凹部11Kの内面と台座部11Gの下面とが当接して、下段側の折畳コンテナ10が上段側の折畳コンテナ10の荷重を受ける。ここで、折畳コンテナ10の組立状態でフラップ25を水平姿勢にしたときに、サイド突部52の上面は上面凹部42内で長側壁22の上面より下方に位置するので、組立状態の段積状態でサイド突部52に上段側の折畳コンテナ10の荷重はかからず、サイド突部52の破損・変形が防がれる。
折畳コンテナ10内に荷物がないときには、折畳コンテナ10を折畳状態にしてコンパクトにすることができる。折畳コンテナ10を折畳状態にするには、1対の長側壁22,22の間からフラップ25,25を外し、操作部33の操作により閂部材32,32と短側壁23,23との係合を解除する。すると、図2に示すように、1対の長側壁22,22を1対の長辺土手部12,12の間で並べて水平姿勢にすることができる。長側壁22,22が水平姿勢になると、図3に示すように、1対の短側壁23,23も1対の短辺土手部13,13の間に並べて水平姿勢にすることができると共に、1対のフラップ25,25を1対の短側壁23,23の間に並べて水平姿勢にすることができる。そして、フラップ25を水平姿勢にすると、フラップ25のサイド突部52の下面凹部53に、長辺土手部12の土手突部65が受容されて、サイド突部52が載置部66上に載置されると共に、下面凹部53内で土手突部65の係止突部63とサイド突部52の貫通孔54とが係合する。これにより、フラップ25の上方への移動が規制され、折畳状態の折畳コンテナ10を搬送するときにフラップ25のばたつきが防がれ、騒音や折畳コンテナ10の破損が防がれる。
図19に示すように、折畳状態でフラップ25が水平姿勢になった折畳コンテナ10を段積みすると、上段側の折畳コンテナ10の下面が、下段側の折畳コンテナ10の短側壁23,23の外面の上に当接して重なる。このとき、サイド突部52を含むフラップ25全体は、短側壁23の上面より下方に位置しているので、下段側の折畳コンテナ10のフラップ25が、上段側の折畳コンテナ10と当接することはない。これにより、フラップ25の破損・変形が防がれる。また、上段側の折畳コンテナ10の下面リブ11Xが、下段側の折畳コンテナ10のL形コーナー突部22Kの内側に嵌合することで、上下の折畳コンテナ10,10の横ずれが防がれる。
なお、水平姿勢のフラップ25の先端又は持手孔25Hに手を掛けて引き上げれば、前述の姿勢保持突部51と突部係合部41との係合、及び、係止突部63と貫通孔54との係合が解除され、フラップ25を起こすことができる。また、例えば、折畳状態で短側壁23の持手孔23Hに手を掛けて引き上げ、土手突部65の上端部を側面開口53B側から抜けるようにしてもよい。
上記したように本実施形態の折畳コンテナ10では、フラップ25から両側方に突出するサイド突部52が、折畳状態で長辺土手部12の載置部66に載置されると共に、長辺土手部12上の土手突部65の係止突部63がサイド突部52の貫通孔54と係合してフラップ25の上方への移動を規制する。これにより、折畳状態でフラップ25が安定し、フラップ25のばたつきによる騒音、破損が防がれる。
また、本実施形態では、フラップ25の上方への移動を規制するために長辺土手部12の一部(具体的には、土手突部65の係止突部63)との係合相手をサイド突部52としたが、例えば、長辺土手部12のうち載置部66から短側壁23側にずれた位置に弾性係合片を設け、その係合相手を、フラップ本体25Zの側面に別途設けた係合凹部や前述の姿勢保持突部51としてもよい。しかしながら、本実施形態のように構成すれば、サイド突部52の有効利用が図られると共に、長辺土手部12が簡素な構成になる。
また、サイド突部52は、組立状態でフラップ25を水平姿勢に維持する役割や、長側壁22の外側への回動及び変形を防ぐ役割も兼ねるので、サイド突部52のさらなる有効利用が図られる。しかも、サイド突部52の貫通孔54と土手突部65の係止突部63とは、サイド突部52の下面凹部53内で互いに係合するので、係合状態の係止突部63と貫通孔54との間に異物が割り込んで係合が外れるような不具合が防がれる。さらに、組立状態と折畳状態との何れにおいても、折畳コンテナ10の段積時に下段側の折畳コンテナ10のサイド突部52と、上段側の折畳コンテナ10との当接が防がれ、サイド突部52の破損、変形が防がれる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、折畳状態で長側壁22の外面が長辺土手部12の上面より上方に位置していることに対応して、載置部66が長辺土手部12の上面から突出していたが、折畳状態における長辺土手部12と長側壁22の外面との位置関係に応じて、載置部66を長辺土手部12全体の上面と面一に配置したり、辺土手部12の上面から陥没するように形成してもよい。
(2)前記実施形態では、折畳状態で短側壁23が長側壁22の上に重なり、短側壁23にフラップ25がヒンジ連結されていたが、それとは逆に、長側壁22が短側壁23の上に重り、長側壁22の上端部にフラップ25がヒンジ連結された折畳コンテナに本発明を適用してもよい。
(3)前記実施形態では、折畳コンテナ10の平面形状は長方形であったが、平面形状が正方形の折畳コンテナに本発明を適用してもよい。
10 折畳コンテナ
11 底壁
12 長辺土手部(第1土手部)
13 短辺土手部(第2土手部)
22 長側壁(第1側壁)
23 短側壁(第2側壁)
25 フラップ
42 上面凹部
42F 底面
43 底面突部
52 サイド突部
52B 下面
52Y 水平対向部
53 下面凹部
54 貫通孔(被係止部,移動規制係合部)
63 係止突部(移動規制係合部)
65 土手突部
66 載置部

Claims (5)

  1. 四角形の底壁の1対の外縁部から突出して対向する1対の第1土手部に1対の第1側壁がヒンジ連結されると共に、前記底壁の残りの1対の外縁部から突出する1対の第2土手部に1対の第2側壁がヒンジ連結され、起立姿勢の前記1対の第2側壁の間に、起立姿勢の前記1対の第1側壁が収まって組立状態になる一方、前記1対の第1土手部の間に並んで水平姿勢となった前記1対の第1側壁の上に、前記1対の第2土手部の間で並んで水平姿勢となった前記1対の第2側壁が重なって折畳状態になる折畳コンテナであって、
    前記1対の第2側壁の上端部に1対のフラップがヒンジ連結され、それら1対のフラップが、前記組立状態で水平姿勢になって前記1対の第1側壁の間に収まる一方、前記折畳状態で、前記1対の第2側壁の間に並んで水平姿勢になる折畳コンテナにおいて、
    各前記フラップから両側方にサイド突部が突出し、前記折畳状態で前記サイド突部が載置される載置部が前記第1土手部に設けられると共に、
    前記第1土手部と前記フラップとに、前記折畳状態で互いに係合して、前記フラップの上方への移動を規制する移動規制係合部が備えられている折畳コンテナ。
  2. 前記第1土手部から上方に突出する土手突部と、
    前記サイド突部の下面に開口し、前記土手突部を受容する下面凹部と、
    前記サイド突部に設けられ、前記下面凹部内の前記土手突部に略水平方向で対向する水平対向部と、
    前記土手突部又は前記水平対向部の一方から他方に向かって略水平方向に突出する前記移動規制係合部としての係止突部と、
    前記土手突部又は前記水平対向部の他方に形成されて、前記係止突部と上下方向で係合する前記移動規制係合部としての被係止部と、を備えてなる請求項1に記載の折畳コンテナ。
  3. 前記第1側壁の上面に陥没した状態に形成され、前記組立状態で水平姿勢の前記フラップの前記サイド突部を受容すると共に、前記サイド突部の下面が当接する底面を有する上面凹部と、
    前記上面凹部の前記底面から突出する底面突部と、
    前記サイド突部の下面に開口し、前記底面突部と凹凸係合して前記第1側壁の外側への移動を規制する下面凹部と、を備える請求項1に記載の折畳コンテナ。
  4. 前記移動規制係合部として前記第1土手部から上方に突出し、前記折畳状態で前記サイド突部の前記下面凹部に受容される土手突部と、
    前記サイド突部に設けられ、前記下面凹部内の前記土手突部に略水平方向で対向する水平対向部と、
    前記土手突部又は前記水平対向部の一方から他方に向かって略水平方向に突出する前記移動規制係合部としての係止突部と、
    前記土手突部又は前記水平対向部の他方に形成されて、前記係止突部と上下方向で係合する前記移動規制係合部としての被係止部と、を備えてなる請求項3に記載の折畳コンテナ。
  5. 前記組立状態で前記フラップが水平姿勢になると、前記サイド突部の上面は、前記上面凹部内で前記第1側壁の上面より下方に位置し、
    前記折畳状態の折畳コンテナの上に別の折畳コンテナが段積みされると、その下段側の折畳コンテナの前記サイド突部の上面と、上段側の折畳コンテナの下面との間に隙間が形成される請求項3又は4に記載の折畳コンテナ。
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