JP5435630B2 - 折り畳みコンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、全体が直方体の箱状をなし、その底部を構成する底部ベースと上部を構成する上部枠との間に1対の跳上側壁と1対の折曲側壁とを備えた折り畳みコンテナであって、跳上側壁が上端部を中心に回動して上部枠内に折り畳まれてから、折曲側壁が上下方向の中央で内側に2つ折りにされて底部ベースの上に折り畳まれる折り畳みコンテナに関する。
従来、この種の折り畳みコンテナとして、底面が底面突壁により複数の荷物配置領域に区分され、各荷物配置領域上に配置した荷物の横ずれを底面突壁により防止したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−76047号公報(第3図、第7図)
しかしながら、上記した折り畳みコンテナは、折畳状態になると底面突壁の上に折曲側壁が重ねられるので、底面突壁を有しない折り畳みコンテナに比べて、折畳状態における高さ(以下、「折り畳み高さ」という)が大きくなる。このため、底面突壁を有した折り畳みコンテナを複数個、積み上げると、底面突壁を有しない折り畳みコンテナを同数積み上げた場合に比べて高くなり、積み上げ状態が不安定になったり、高さ制限がある倉庫への収容可能な個数が減る等の問題が生じていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、荷物の横ずれを防止可能であると共に折り畳み高さを抑えることが可能な折り畳みコンテナの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る折り畳みコンテナは、全体が直方体の箱状をなし、その底部を構成する底部ベースと上部を構成する上部枠との間に、1対の跳上側壁と1対の折曲側壁とがそれぞれ対向配置され、跳上側壁は、上端部が上部枠に回動可能に連結されて、上部枠の内側に折り畳まれる一方、折曲側壁は、上下方向の両端部が上部枠と底部ベースとに回動可能に連結されかつ上下方向の中央で2つ折りされて、底部ベースの上に折り畳まれる折り畳みコンテナにおいて、底部ベースに一体形成されて底部ベースの上面から突出し、1対の跳上側壁の対向方向に延びて、1対の折曲側壁の対向方向で底部ベースの上面を複数の荷物配置領域に区分すると共に、上端部が起立状態の折曲側壁の下端より上側に位置した底面突壁と、底面突壁における長手方向の中間部から上方に突出し、1対の跳上側壁の回動領域から外れるように台形の山形状になった山形突部とを設け、折曲側壁のうち上下方向の中央より下側を構成する折曲下部壁に、その内面の縁部全体から突出した下側枠形補強壁を備え、その下側枠形補強壁に囲まれた側壁下側凹部を、山形突部を受容する干渉回避部としたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載の折り畳みコンテナにおいて、折曲側壁のうち上下方向の中央より上側を構成する折曲上部壁に、その外面の縁部全体から突出した上側枠形補強壁を備え、折曲上部壁のうち上側枠形補強壁に囲まれた側壁上側凹部の裏面を略平坦にして、下側枠形補強壁の先端面と面一又は下側枠形補強壁の先端面より折り畳みコンテナの内側に配置したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の折り畳みコンテナにおいて、底部ベースは、底壁と、その底壁の上面の4辺の外縁部から起立した底部側壁とを備えてなり、互いに対向した1対の底部側壁の上端部に、1対の折曲側壁が回動可能に支持されると共に、残りの1対の底部側壁の上端部に、1対の跳上側壁の下端部が折り畳みコンテナの内側から当接するように構成され、底面突壁は、底壁の上面から突出しかつ残りの1対の底部側壁の間を連絡するように底壁及び底部側壁に一体形成されたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の折り畳みコンテナは、底部ベースの上面が底面突壁によって複数の荷物配置領域に区分されているので、各荷物配置領域上に配置した荷物の横ずれを底面突壁により防止することができる。そして、折り畳みコンテナを折畳状態にしたときには、折曲側壁の干渉回避部に底面突壁における山形突部が受容されるので、その分、従来に比べて折り畳み高さを抑えることができる。即ち、本発明の折り畳みコンテナによれば、荷物の横ずれを防止可能であると共に従来に比べて折り畳み高さを抑えることができる。
[請求項の発明]
請求項の構成によれば、荷物配置領域上に配置された荷物の上端部に折曲上部壁の平坦な内面を宛がって安定させることができる。なお、複数の荷物配置領域を折曲上部壁の内面に沿わせて並べた構成にすれば、それら複数の荷物配置領域上に配置した複数の荷物を折曲上部壁の内面に沿わせて整列させることができる。
[請求項3の発明]
請求項3の構成によれば、底面突壁が底部ベースを補強するリブの役割を果たし、底部ベースの剛性が向上する。
本発明の一実施形態に係るコンテナの組立状態の斜視図 荷物を収容したコンテナの斜視図 荷物を収容したコンテナの一部を破断した斜視図 折り畳まれる途中のコンテナの斜視図 折畳状態のコンテナの斜視図 図1のA−A切断面におけるコンテナの側断面図 図1のB−B切断面におけるコンテナの側断面図 折曲側壁を内面側から見た斜視図 折曲側壁を外面側から見た斜視図 組立状態のコンテナの一部を拡大した側断面図 折畳状態のコンテナの側断面図 折畳状態のコンテナの一部を拡大した側断面図 折畳状態のコンテナの側断面図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図13に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の折り畳みコンテナ10(以下、単に「コンテナ10」という)は、全体が直方体の箱状をなし、その底部を構成する底部ベース11と上部を構成する上部枠50との間に1対ずつの折曲側壁30,30と跳上側壁40,40とを対向配置して備えている。
跳上側壁40は、四角形の板状をなし、両側縁部に沿って上下方向に延びた膨出補強部42,42を備えている。各膨出補強部42は、跳上側壁40全体に対して外側に膨出し、膨出補強部42の裏面側は跳上側壁40の内面全体に対して溝状に陥没している。その溝状陥没部分の内部は、リブ42Lによって複数の領域に仕切られ、溝状陥没部分の奥面には、リブ42Lにて仕切られた各領域毎に貫通孔42Zが形成されている。また、跳上側壁40の上端部寄り位置には、横方向の中央に横長四角形の持ち手孔40Hが貫通形成されている。さらに、跳上側壁40のうち膨出補強部42,42を除いた全体には、長円形の貫通孔40Zが縦横に複数列に並べて形成され、これにより跳上側壁40がメッシュ構造になっている。
図2に示すように、折曲側壁30は、上下方向の中央で折曲上部壁31と折曲下部壁35とに2分割され、これら折曲上部壁31の下端部と折曲下部壁35の上端部とが側壁ヒンジ30Aにて回動可能に連結されている。
折曲上部壁31は、図9に示すように、全体が横長四角形の板状をなし、両側縁部に沿って上下方向に延びた膨出補強部34,34を備えている。各膨出補強部34は、折曲上部壁31全体に対して外側に膨出し、図8に示すように、膨出補強部34の裏面側は、折曲上部壁31全体に対して溝状に陥没している。その溝状陥没部分の内部は、リブ34Lによって複数の領域に仕切られ、溝状陥没部分の奥面には、リブ34Lにて仕切られた各領域毎に貫通孔34Zが形成されている。
図9に示すように、折曲上部壁31の外面には、上縁部と下縁部から上縁補強梁32A及び下縁補強梁32Bが突出形成されて、1対の膨出補強部34,34の間に差し渡されている。そして、それら膨出補強部34,34と上縁及び下縁の補強梁32A,32Bとから本発明に係る上側枠形補強壁31Uが構成され、その上側枠形補強壁31Uに囲まれて折曲上部壁31の外面全体から陥没した部分が、本発明に係る側壁上側凹部31Bになっている。
折曲上部壁31のうち側壁上側凹部31Bの奥側に位置した主板部32の外面からは1対の中央補強リブ33,33が突出している。1対の中央補強リブ33,33は、主板部32を上下方向で3等分する位置に配置されて水平方向に延びている。また、主板部32からの中央補強リブ33の突出量は、上側枠形補強壁31Uの突出量より小さくなっている。
主板部32のうち上側の中央補強リブ33より上方の領域には、その長手方向の中央に横長四角形の持ち手孔31Hが貫通形成されている。さらに、主板部32には、中央補強リブ33,33で仕切られた領域毎には、長円形の貫通孔31Zが横一列に複数形成され、これにより折曲上部壁31もメッシュ構造になっている。
折曲下部壁35は、図8に示すように、全体が横長四角形の板状をなし、その内面の両側縁部に縦長補強部38,38を備えている。各縦長補強部38は、折曲下部壁35の上下方向全体に亘って延びた1対の縦リブ38A,38Aの間を複数の横リブ38Bで連絡した構造になっている。また、折曲下部壁35のうち縦リブ38Aと横リブ38Bとに四方を囲まれた各凹所の奥面には貫通孔38Zが形成されている。
折曲下部壁35の内面には、上縁部と下縁部から上縁補強梁36A及び下縁補強梁36Bが突出形成されて、1対の縦長補強部38,38の間に差し渡されている。そして、それら縦長補強部38,38と上縁及び下縁の補強梁36A,36Bとから本発明に係る下側枠形補強壁35Uが構成され、その下側枠形補強壁35Uに囲まれて折曲下部壁35の内面全体から陥没した部分が、本発明に係る側壁下側凹部35B(本発明の「干渉回避部」にも相当する)になっている。即ち、本実施形態では、図8と図9とに対比して示すように、折曲下部壁35は内面に側壁下側凹部35Bを備える一方、折曲上部壁31は外面に側壁上側凹部31Bを備えた構造になっている。そして、図10に示すように、側壁上側凹部31Bに囲まれた部分の裏面に相当する略平坦な荷物支持面31Tが、折曲下部壁35の下側枠形補強壁35Uの先端面と面一になっている。
図8に示すように、折曲下部壁35のうち下側枠形補強壁35Uに囲まれた主板部36の内面からは1対の中央補強リブ37,37が突出している。これら1対の中央補強リブ37,37は、水平方向に延び上下方向で主板部36を3つの領域に区分している。また、中央補強リブ37,37にて区分された領域は、上側の領域により下側の領域の方が幅広になっている。さらに、主板部36には、中央補強リブ37,37で区分された領域毎に複数の長円孔35Zが横1列又は横2列に並べて形成され、これにより折曲下部壁35もメッシュ構造になっている。また、主板部36からの中央補強リブ37の突出量は、下側枠形補強壁35Uの突出量より小さくなっている。
折曲上部壁31と折曲下部壁35とを連結する側壁ヒンジ30Aは、図1に示すように折曲上部壁31及び折曲下部壁35が共に鉛直に起立した状態から図4に示すように内側への屈曲(折曲上部壁31及び折曲下部壁35の外面同士を向かい合わせる屈曲)を許容し、外側への屈曲は禁止している。また、図2に示すように、折曲下部壁35の長手方向の両端部からは跳上側壁40側に向けて係止突片35Kが突出し、これと同様に折曲上部壁31の長手方向の両端部からも跳上側壁40側に向けて係止突片31Kが突出している。これに対し、各膨出補強部42の外面における側縁部には、図1及び図2に示すように、上下方向の2カ所に係止凹部40K,40Kが形成され、これら係止凹部40K,40Kに係止突片31K,35Kが係合して跳上側壁40及び折曲側壁30の側縁部同士が結合される。
図1に示すように、上部枠50は、全体が長方形になっていて、その長辺部分52及び短辺部分53の断面形状は、図3、図6及び図7に示すように共に溝形構造になっている。また、その溝形構造において互いに対向した1対の枠側壁50A,50Bは、外側の枠側壁50Aの方が、内側の枠側壁50Bより下方に長く延びている。そして、図6に示すように、上部枠50の各長辺部分52における外側の枠側壁50Aのうち内側の枠側壁50Bより下方に突出した部分の内面に折曲上部壁31の上端部が宛われて上部枠50に回動可能に連結されている。これと同様に、上部枠50の各短辺部分53に、跳上側壁40の上端部が回動可能に連結されている。また、上部枠50のうち跳上側壁40の回動中心は、折曲側壁30の回動中心より上方に配置されている。
なお、図1に示すように、上部枠50の各長辺部分52における両端部は外側面が陥没していて、その陥没部分の奥面から跳上側壁40の回動支持軸が突出している。また、上部枠50の各短辺部分53の中央には、上面と外側面との角部を斜めにカットしてベルト用面取部59が形成されている。さらに、次述する底部ベース11の下端角部にも、ベルト用面取部59に対応させてベルト用面取部19が形成されている。また、図2に示すように、上部枠50の各短辺部分53の中央には、下端面を上方に凹ませて手掛部50Hが形成されている。
図1に示すように、底部ベース11は長方形の底壁14を有し、その底壁14の下面からは、図6に示すように、台座突部18が突出している。そして、コンテナ10を積み上げた際に、上側のコンテナ10の台座突部18が下側のコンテナ10の上面開口に嵌合されてコンテナ10,10同士の横ずれが防止される。なお、台座突部18は、底壁14の下面から突出した格子形のリブ構造になっている。
底部ベース11における底壁14の上面外縁部からは底部側壁12,13が起立している。また、これら底壁14及び底部側壁12及び底部側壁13には、複数の貫通孔11Zが形成され、これにより底部ベース11もメッシュ構造になっている。
底部側壁12,13のうち底部ベース11の短辺部分に配置された1対の底部側壁13,13は、図7に示すように、上端寄り位置で外側にクランク状に屈曲して段差部13Dを有している。これと同様に底部ベース11の長辺部分に配置された1対の底部側壁12,12も図6に示すように上端寄り位置に段差部12Dを有している。なお、短辺側の底部側壁13における段差部13Dの上面の方が、長辺側の底部側壁12における段差部12Dの上面より若干下方に位置している。
図7に示すように、短辺側の底部側壁13のうち段差部13Dより上端側の内面には、跳上側壁40の下端部が当接可能になっている。これにより、跳上側壁40が起立姿勢に位置決めされる。そして、跳上側壁40は、起立姿勢から内側に回動し、図13に示すように上部枠50内に折り畳まれる。この状態で、上部枠50内で、跳上側壁40,40の先端同士が上下に重ね合わされる。
図6に示すように、長辺側の底部側壁12のうち段差部12Dの上側には、折曲側壁30の下端部が配置され、底部ベース11に回動可能に連結されている。そして、跳上側壁40,40を上部枠50内に収容した状態で、図4に示すように、1対の折曲側壁30,30における側壁ヒンジ30A,30A同士を互いに接近させるように折曲側壁30,30を2つ折りにすると、図11に示すように折曲側壁30の折曲上部壁31が上部枠50のうち跳上側壁40の下側に収容されると共に、折曲側壁30の折曲下部壁35が、底部ベース11における上端部内側に収容される。そして、図5に示すように、上部枠50の下端面と底部ベース11の上端面とが接合されて、コンテナ10が折畳状態になる。また、コンテナ10が折畳状態になると、折曲上部壁31及び折曲下部壁35は、図12に示すように水平姿勢になり、折曲下部壁35の内面は、短辺側の底部側壁12の段差部12Dの上面と略同一の高さ位置に配置される。
図1に示すように、底壁14の上面のうち底部側壁12,13に囲まれた部分には、リブ状の複数の底面突壁15が形成されている。それら複数の底面突壁15は、図1に示すように、底部ベース11の長辺方向で1対の底部側壁13,13の間に亘って延びかつ、図6に示すように、底部ベース11の短辺方向で1対の底部側壁12,12の間を複数等分する位置に配置されて、底壁14の上面を複数の帯状の荷物配置領域R1に区分している。また、各底面突壁15の側面には、図1に示すように、長手方向の複数位置に、上下方向に延びた突条16が形成されている。
詳細には、本実施形態では、底面突壁15は、図6に示すように、全部で9つ備えられ、中央の両隣に配置された1対の底面突壁15,15は、それ以外の底面突壁15と上端部の形状が異なっている。これらを区別する場合には、以下、中央の両隣の底面突壁15を「第2底面突壁15B」、それ以外の底面突壁15を「第1底面突壁15A」ということとする。
図1に示すように、第2底面突壁15Bの上面は、全体に亘って平坦になっていて、底部側壁13の段差部13Dの上面と略面一に配置されている(図6参照)。これに対し、第1底面突壁15Aの上面には、図7に示すように、長手方向の中間部から上方に台形状の山形突部15Tが突出している。この山形突部15Tは、1対の跳上側壁40,40の円弧状の回動領域から外れるように山形状(台形状)になっている。なお、跳上側壁40,40の下端部の回動軌跡は、図7に符号40R,40Rとして示されている。そして、第1底面突壁15Aの上面のうち山形突部15Tより外側の両端部が、段差部13Dの上面と略面一に配置され、山形突部15Tの上面15Uが底部側壁13の上端面13Uと略面一に配置されている。また、山形突部15Tは、第1底面突壁15Aの長手方向においては、図7に示すように、折曲側壁30の折曲下部壁35における側壁下側凹部35Bが形成された範囲内に配置されている。
ここで、コンテナ10を折畳状態にしたときには、図11に示すように、前述したように折曲側壁30における折曲下部壁35の内面は底部側壁12の段差部12Dと面一になる。これに対し、山形突部15Tの上端部は、その折曲下部壁35の内面より上方に位置する。そして、複数の底面突壁15のうち中央に配置された第1底面突壁15Aの上端部は、両折曲側壁30,30の間に位置して折曲側壁30との干渉が回避され、残りの第1底面突壁15A群の上端部(詳細には、山形突部15Tの上端部)は、各折曲下部壁35の側壁下側凹部35B内に受容されることで折曲側壁30との干渉が回避されている。詳細には、側壁下側凹部35B内において、各第1底面突壁15Aの上端部は、側壁下側凹部35Bの奥部の主板部36において中央補強リブ37,37とはずれた位置に突き合わされた状態なる。なお、第2底面突壁15Bは、折曲側壁30のうち折曲上部壁31と折曲下部壁35との連結部分に近傍に位置するが、山形突部15Tを有していないので、折曲側壁30とは干渉しない。
本実施形態のコンテナ10の構成に係る説明は以上である。次に、このコンテナ10の作用効果について説明する。本実施形態のコンテナ10に収容される複数の荷物の一例として図2及び図3に示した複数の荷物Wは、各荷物配置領域R1の幅に対応した厚さをなし(図3参照)、跳上側壁40,40の間隔と略同一の長さでかつ、コンテナ10の深さより若干低い高さの偏平な直方体状になっている。
これら荷物Wは、図3に示すように、底面突壁15同士の間、及び、底面突壁15と底部ベース11における底部側壁12との間に差し込むようにコンテナ10に収容する。すると、各底面突壁15に備えた突条16(図1参照)が荷物Wに食い込み、各荷物Wは、相互間に隙間を開けた状態になって保持され、横ずれも防止される。ここで、本実施形態のコンテナ10では、底面突壁15群に含まれる複数の第1底面突壁15Aが山形突部15Tを備えて高くなっているので荷物Wが安定する。特に、両端の荷物Wの上端部には、折曲側壁30の折曲上部壁31に備えた荷物支持面31Tが宛がわれるので安定性が増す。これにより、例えば、荷物Wの上端部同士の隙間に図示しない緩衝材等を挟めば、荷物W群全体の上端部を安定させることができる。
コンテナ10は未使用時に折畳状態にすることができる。そのためには、コンテナ10から荷物Wを取り出した状態で、跳上側壁40,40をコンテナ10の内側に押圧する。すると、跳上側壁40の係止凹部40K,40Kと折曲側壁30の係止突片31K,35Kとの係合が解除され、各跳上側壁40が上端部を中心に回動して上部枠50内に折り畳まれる。このとき、跳上側壁40の下端部は、底面突壁15の山形突部15Tにおける傾斜面15Sの近傍を通過するが、山形突部15Tと干渉することはない。
跳上側壁40,40が上部枠50に収容されたら、図4に示すように、各折曲側壁30の側壁ヒンジ30Aを外側から内側に向けて押圧して折曲側壁30を2つ折りにして底部ベース11上に配置し、図5に示すように、上部枠50の下面と底部ベース11の上面とを接合させる。これにより、コンテナ10は折畳状態なる。このとき、折曲側壁30の側壁下側凹部35Bに第1底面突壁15Aの山形突部15Tの上端部が受容されるので(図12参照)、その分、従来に比べてコンテナ10の折り畳み高さを抑えることができる。
このように本実施形態のコンテナ10によれば、荷物Wの横ずれを防止可能であると共に従来に比べて折り畳み高さを抑えることができる。また、跳上側壁40と第1底面突壁15Aとの干渉を回避しつつ、第1底面突壁15Aを山形突部15Tによって部分的に高くして、荷物Wの安定性を高めることができる。
なお、折畳状態のコンテナ10を組立状態にするには、上部枠50の手掛部50Hに手を掛けて上部枠50と底部ベース11との間を広げればよい。また、折畳状態のコンテナ10に対してベルト用面取部19,59に沿ってベルトを巻き付ければ、コンテナ10を折畳状態に維持することができる。さらに、折畳状態で積み上げられたコンテナ10,10同士の間には、上側のコンテナ10のベルト用面取部19と下側のコンテナ10のベルト用面取部59とによって指を差し込む空間が形成されるので、その空間に指を差し込んで上下のコンテナ10,10を容易に分離することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、前記実施形態以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
10 折り畳みコンテナ
11 底部ベース
15 底面突壁
15T 山形突部
30 折曲側壁
31 折曲上部壁
31B 側壁上側凹部
31T 荷物支持面
31U 上側枠形補強壁
35 折曲下部壁
35B 側壁下側凹部(干渉回避部)
35U 下側枠形補強壁
40 跳上側壁
50 上部枠
R1 荷物配置領域
W 荷物

Claims (3)

  1. 全体が直方体の箱状をなし、その底部を構成する底部ベースと上部を構成する上部枠との間に、1対の跳上側壁と1対の折曲側壁とがそれぞれ対向配置され、前記跳上側壁は、上端部が前記上部枠に回動可能に連結されて、前記上部枠の内側に折り畳まれる一方、前記折曲側壁は、上下方向の両端部が前記上部枠と前記底部ベースとに回動可能に連結されかつ上下方向の中央で2つ折りされて、前記底部ベースの上に折り畳まれる折り畳みコンテナにおいて、
    前記底部ベースに一体形成されて前記底部ベースの上面から突出し、前記1対の跳上側壁の対向方向に延びて、前記1対の折曲側壁の対向方向で前記底部ベースの上面を複数の荷物配置領域に区分すると共に、上端部が起立状態の前記折曲側壁の下端より上側に位置した底面突壁と、
    前記底面突壁における長手方向の中間部から上方に突出し、前記1対の跳上側壁の回動領域から外れるように台形の山形状になった山形突部とを設け、
    前記折曲側壁のうち上下方向の中央より下側を構成する折曲下部壁に、その内面の縁部全体から突出した下側枠形補強壁を備え、その下側枠形補強壁に囲まれた側壁下側凹部を、前記山形突部を受容する干渉回避部としたことを特徴とする折り畳みコンテナ。
  2. 前記折曲側壁のうち上下方向の中央より上側を構成する折曲上部壁に、その外面の縁部全体から突出した上側枠形補強壁を備え、前記折曲上部壁のうち前記上側枠形補強壁に囲まれた側壁上側凹部の裏面を略平坦にして、前記下側枠形補強壁の先端面と面一又は前記下側枠形補強壁の先端面より折り畳みコンテナの内側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナ。
  3. 前記底部ベースは、底壁と、その底壁の上面の4辺の外縁部から起立した底部側壁とを備えてなり、互いに対向した1対の前記底部側壁の上端部に、前記1対の折曲側壁が回動可能に支持されると共に、残りの1対の前記底部側壁の上端部に、前記1対の跳上側壁の下端部が前記折り畳みコンテナの内側から当接するように構成され、
    前記底面突壁は、前記底壁の上面から突出しかつ前記残りの1対の底部側壁の間を連絡するように前記底壁及び前記底部側壁に一体形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳みコンテナ。
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