JP4942043B2 - 折畳コンテナー - Google Patents

折畳コンテナー Download PDF

Info

Publication number
JP4942043B2
JP4942043B2 JP2007306912A JP2007306912A JP4942043B2 JP 4942043 B2 JP4942043 B2 JP 4942043B2 JP 2007306912 A JP2007306912 A JP 2007306912A JP 2007306912 A JP2007306912 A JP 2007306912A JP 4942043 B2 JP4942043 B2 JP 4942043B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
hinge
plate member
leg
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007306912A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009126574A (ja
Inventor
寿敏 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanko Co Ltd filed Critical Sanko Co Ltd
Priority to JP2007306912A priority Critical patent/JP4942043B2/ja
Priority to CN2008100931991A priority patent/CN101445180B/zh
Priority to US12/289,241 priority patent/US8851288B2/en
Publication of JP2009126574A publication Critical patent/JP2009126574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4942043B2 publication Critical patent/JP4942043B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D11/00Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material
    • B65D11/18Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected
    • B65D11/1833Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected whereby all side walls are hingedly connected to the base panel

Description

本発明は、四角形の底壁の各外縁部に側壁がそれぞれ回動可能に連結され、それら側壁を底壁から起立させた組立状態と、側壁を底壁上に重ねた折畳状態とに変更可能な折畳コンテナーに関する。
この種の折畳コンテナーは、各側壁が別部品になっているので、側壁同士が一体成形された折り畳み不能なコンテナーに比べて側壁が撓み易い。このため、折畳コンテナーの上面開口が広がり、他のコンテナーを積み上げた際に折畳コンテナー内に落ち込む事態が生じていた。特に折畳コンテナーと縦又は横のいずれか一方のみが同一の小型コンテナーを折畳コンテナーの上に積み上げた場合に、折畳コンテナー内に落ち込む事態が頻発していた。これに対し、従来の折畳コンテナーでは、折畳コンテナーの側壁上面に突起を設けると共に積み上げられる他のコンテナーの下面に凹部を設け、それら突起と凹部とを凹凸係合させることで、折畳コンテナーの上面開口が広がることを防いでいた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−2696号公報(段落[0018]、[0030]第2図、第11図、第19図)
しかしながら、上記した従来の折畳コンテナーでは、その上に他のコンテナーを積み上げる際に、突起と凹部とを凹凸係合させる作業に手間がかかった。また、近年の折畳コンテナーは折畳状態の高さを小さくするために各側壁の厚さを小さくする傾向にあるため、積み上げ作業を行う際に、下側の折畳コンテナーに対して上側のコンテナーが側壁の板厚分だけ僅かにずれただけで、コンテナーが下側の折畳コンテナー内に落ち込む事態が生じていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、コンテナーの積み上げ作業を容易に行うことができると共に、積み上げたコンテナーが下の折畳コンテナー内に落ち込むことを確実に防ぐことが可能な折畳コンテナーの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る折畳コンテナーは、四角形の底壁の各外縁部に側壁をそれぞれ回動可能に連結し、それら側壁を底壁から起立させて互いに連結した組立状態と、側壁を底壁の上に重ねた折畳状態とに変更可能な折畳コンテナーであって、組立状態になると上面開放の直方体形状になり、その上面開口の内側に他のコンテナーの下面に備えた下面突部を嵌合して横ずれを防止した状態で積み上げ可能な折畳コンテナーにおいて、側壁のうち底壁の縦横の何れか一方で対向した1対の第1側壁の上縁部に沿って延びた1対の帯板部材と、各帯板部材を各第1側壁の上面寄り位置に連結して、第1側壁から内側水平に張り出した水平姿勢と、第1側壁から鉛直上方に起立した起立姿勢との間で回動可能とすると共に、水平姿勢に位置決め可能な帯板ヒンジ機構とを備え、水平姿勢の帯板部材を第1側壁の上面に対して下方にずらして配置したところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の折畳コンテナーにおいて、帯板ヒンジ機構は、第1側壁の上縁部全体に亘って分散した複数位置で帯板部材と第1側壁とを連結したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の折畳コンテナーにおいて、帯板ヒンジ機構は、帯板部材の幅方向を向いた一側面のうち長手方向の複数位置から側方に突出した複数のヒンジ脚部と、各ヒンジ脚部の先端部のうち帯板部材の長手方向を向いた両側面から突出した1対のヒンジ軸と、複数のヒンジ脚部に対応して第1側壁の上端部に複数設けられ、第1側壁の上面と内面とに開口し、ヒンジ軸と共にヒンジ脚部を受容した複数の脚部受容凹部と、脚部受容凹部のうち第1側壁の内面に開口した内面開口の下端部をヒンジ軸に対応して幅広にし、ヒンジ軸を第1側壁の内面側から脚部受容凹部に受容可能としたヒンジ軸受入口と、脚部受容凹部のうちヒンジ軸受入口の奥部を上方側に広くしてなる軸位置決部とを備え、帯板部材を起立姿勢にしてヒンジ軸と共にヒンジ脚部が脚部受容凹部に受容され、帯板部材を水平姿勢にするとヒンジ脚部と脚部受容凹部の底面との当接によりヒンジ軸が上方に移動して軸位置決部に受容され、ヒンジ軸に直交する方向のうち下方を除く3方向でヒンジ脚部が位置決めされるようにしたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の折畳コンテナーにおいて、帯板部材と第1側壁とに形成され、帯板部材が起立姿勢になった状態で互いに係合して、帯板部材を起立姿勢に保持する起立係合部を設けたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の内倒折畳コンテナーにおいて、帯板部材のうち長手方向の両端面には、回動中心から離れた側の端部に1対の水平支持突起が形成され、側壁のうち第1側壁以外の1対の第2側壁の上縁部には、帯板部材を水平姿勢にしたときに、水平支持突起を受容して下方から支持する水平維持凹部が形成されたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の折畳コンテナーを組立状態にしてその上に他のコンテナーを積み上げるには、帯板部材を水平姿勢にして第1側壁の上端部から内側に張り出した状態にすればよい。これにより、他のコンテナーが折畳コンテナーの正規の積み上げ位置からずれて積み上げられても、帯板部材が他のコンテナーを下方から支持して折畳コンテナー内への落ち込みを防ぐことができる。そして、他のコンテナーを帯板部材上で滑られて正規の積み上げ位置に移動することができる。即ち、他のコンテナーを折畳コンテナー上の大まかな位置に積み上げた後で微調整して正規の積み上げ位置に移動することができ、従来に比べて積み上げ作業が容易になる。また、第1側壁が外側に多少広がっても、帯板部材によって他のコンテナーが折畳コンテナー内に落ち込むことを防ぐことができる。なお、折畳コンテナーを折畳状態にするには、各帯板部材を各第1側壁から鉛直上方に起立した起立姿勢にして各側壁を底壁の上に重ねればよい。
[請求項2の発明]
請求項2の折畳コンテナーでは、第1側壁の上縁部全体に亘って分散した複数位置で、帯板ヒンジ機構が帯板部材と第1側壁とを連結したので、水平姿勢の帯板部材が第1側壁の長手方向全体を補強するリブの役割を果たす。これにより、第1側壁が内外に曲げ変形することを防ぎ、折畳コンテナーの上面開口の形状が安定する。
[請求項3の発明]
請求項3の折畳コンテナーでは、帯板部材を起立姿勢にしてヒンジ脚部を、第1側壁に備えた脚部受容凹部に受容することで第1側壁に帯板部材を回動可能に連結することができる。そして、帯板部材を水平姿勢にするとヒンジ脚部と脚部受容凹部の底面との当接により、ヒンジ脚部のヒンジ軸が上方に移動し、軸位置決部に受容されて、ヒンジ軸と直交する方向のうち下方を除く3方向でヒンジ脚部が位置決めされ、水平姿勢の帯板部材の自重により、ヒンジ脚部の下方への移動が規制される。これにより、水平姿勢の帯板部材と第1側壁とが一体になり、帯板部材が第1側壁を補強するリブの役割を果たすことができる。
[請求項4の発明]
請求項4の折畳コンテナーでは、帯板部材と第1側壁とに形成した起立係合部によって、帯板部材を起立姿勢に保持した状態することができるので、荷物を折畳コンテナーに容易に出し入れすることが可能になる。
[請求項5の発明]
請求項5の内倒折畳コンテナーでは、帯板部材を第1側壁の上端部から内側に張り出した水平姿勢にすると、水平支持突起が第2側壁の上端部に形成された水平維持凹部に受容されて下方から支持される。これにより、帯板部材が他のコンテナーから荷重を受けて変形することを防ぐことができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図15に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態に係る折畳コンテナー10は、平面形状が長方形で上面が開放した直方体構造になっている。また、折畳コンテナー10は、底壁30と、その底壁30における1対の短辺側の外縁部に回動可能に連結された1対の短辺側壁11,11(本発明の「第2側壁」に相当する)と、底壁30における1対の長辺側の外縁部に回動可能に連結された1対の長辺側壁21,21(本発明の「第1側壁」に相当する)とからなる。さらに、各短辺側壁11の上端部にはロック部材40が組み付けられ、各長辺側壁21の上端部には、本発明にかかる帯板部材50が組み付けられている。そして、折畳コンテナー10は、短辺及び長辺の側壁11,21を底壁30から起立させて互いに連結した組立状態(図1参照)と、図11に示すように、底壁30の上に短辺側壁11,11を重ねるように折り畳んでから、それら短辺側壁11,11の上に一方の長辺側壁21を折り重ね、さらにその上に他方の長辺側壁21を折り重ねた折畳状態(図12参照)とに変更することができる。
図1に示すように、底壁30のうち1対の短辺側の外縁部からは、1対の短辺底突部31,31が上方に突出し、1対の長辺側の外縁部からは、1対の長辺底突部32,32が上方に突出している。また、各短辺底突部31の両端部には、長辺底突部32と同じ高さのコーナー支持壁34,34が備えられ、それらコーナー支持壁34,34を除いた短辺底突部31全体が、長辺底突部32より低くなっている。
図12に示すように、長辺底突部32には、それぞれの長手方向に間隔を空けて複数のアーム受容部35が形成されている。図5には、そのアーム受容部35が拡大して示されている。同図に示すように、このアーム受容部35は長辺底突部32の上面と内面とに開口している。アーム受容部35の上面開口35A及び内面開口35Bの上端部は、内面開口35Bの下端部に比べて広くなっている。また、アーム受容部35の内面には、内面開口35Bを挟んだ両側部分に、抜け止め突起35Tが形成されている。なお、図示しないが短辺底突部31にも長辺底突部32と同様にアーム受容部が複数形成されている。
図1に示すように、長辺側壁21は、横長の平板の外面に、格子状の外面リブ21Lを突出形成した構造になっている。また、横長の平板は、その高さ方向の中間位置が、横方向全体に亘った領域で僅かに外側に膨出して側壁膨出部21Zになっている。さらに、外面リブ21Lは、長辺側壁21より上方部分の張り出し量が大きくなっている。そして、図13に示すように、一方の長辺側壁21の上に他方の長辺側壁21を折り重ねた際に、下側の長辺側壁21における外面リブ21Lの張り出し量が大きくなった部分が、上側の長辺側壁21における側壁膨出部21Z内に受容されるようになっている。
図12に示すように、長辺側壁21には、各アーム受容部35に対応させて複数のヒンジ脚部22が形成されている。図3に示すように、ヒンジ脚部22は、長辺側壁21の下端面から垂下している。また、ヒンジ脚部22の下端部両側面からは長辺側壁21の横方向に1対のヒンジ軸23A,23Aが突出している。さらに、ヒンジ脚部22の基端部両側面からは、長辺側壁21の横方向に1対の基端突部23B,23Bが突出している。それら基端突部23B,23Bは、長辺側壁21の内面に連続しかつ面一になっており、その結果、ヒンジ脚部22を長辺側壁21の内面側から見ると、基端部が先端部より幅広の形状になっている。
ヒンジ軸23A,23Aを含むヒンジ脚部22は、底壁30のアーム受容部35に上面開口35A側から受容され、ヒンジ軸23A,23Aが抜け止め突起35T,35Tに係止して抜け止めされている。そして、長辺側壁21がヒンジ軸23A,23Aを中心にして底壁30に対して回動し、起立状態(図1に示した状態)と水平状態(図12に示した状態)との変更することができる。また、長辺側壁21を起立状態にすると、基端突部23B,23Bがアーム受容部35の上面開口35Aを塞ぎ、長辺側壁21の下面が底壁30における長辺底突部32の上面に面当接する。
図11に示すように、長辺側壁21の両側縁部には、上端部と上下方向の中間部とに連結突片28A,28Bが形成されている。それら連結突片28A,28Bは長辺側壁21から短辺側壁11側に向かって突出している。また、図3に示すように、長辺側壁21の内面の上端部には、各連結突片28Aの内面と対峙する位置に連結突起29がそれぞれ突出形成されている。
図1に示すように、短辺側壁11は、矩形平板体の外面に外面リブ11Lを突出形成した構造になっている。また、図示しないが短辺側壁11の下端部にも長辺側壁21と同様に図示しないヒンジ脚部が形成されている。そして、底壁30における短辺底突部31に形成した図示しないアーム受容部(図示せず)に、短辺側壁11のヒンジ脚部を受容して、短辺側壁11と底壁30とが回動可能に連結されている。そして、折畳コンテナー10を組立状態にしたときに、短辺側壁11の外面が長辺側壁21の連結突片28A,28Bに当接して、短辺側壁11が外側に倒れることを防止している。
図1に示すように、短辺側壁11における横方向の中央には、上端寄り位置に手差孔11Aが形成されている。短辺側壁11の外面における上端部には、横方向に平行して延びた1対の外面リブ11L,11Lの間に、短辺側壁11と長辺側壁21とを連結するためのロック部材40が組み付けられている。ロック部材40は、全体が板状になって短辺側壁11の横方向全体に亘って延びている。また、ロック部材40の両端部には、ロック部材40全体の上面に対して下方にずらした位置に係止片42,42が設けられている。そして、前記した1対の外面リブ11L,11L同士の間には、係止片42,42を外面側から覆うように架橋壁11M,11M(図10参照)が差し渡されている。また、図示しないが、各係止片42は短辺側壁11における上端部の側面より側方に突出している。
ロック部材40の下面からは1対の可撓アーム41,41が末広がり状に斜め下方に延びている。可撓アーム41,41の下端部は、ロック部材40より下側の外面リブ11Lに当接し、それら可撓アーム41,41の弾発力によってロック部材40が上方に付勢されている。そして、可撓アーム41,41が可動範囲の上端部に位置した状態で、係止片42が前記した長辺側壁21の連結突片28A(図3参照)と連結突起29(図3参照)との間に挟まれて、短辺側壁11が内側に倒れることを防止している。その短辺側壁11を内側に倒すためには、可撓アーム41の弾発力に抗してロック部材40を下方に移動操作すればよい。その操作を行うためにロック部材40には長手方向の中央に操作孔40Bが貫通形成されている。また、短辺側壁11には、操作孔40Bに対応させて操作補助孔11B(図1参照)が貫通形成されている。そして、通常は、図1に示すように、操作孔40Bの下縁部が操作補助孔11Bの下縁部より上方にずれており、操作孔40Bの下縁部を操作孔補助11Bの下縁部に一致させる位置までロック部材40を下げることで、連結突起29と係止片42との係合が解除され、短辺側壁11を内側に倒すことができる。
さて、図2に示すように、各長辺側壁21の上端部には帯板部材50がそれぞれ回動可能に連結されている。各帯板部材50は、長辺側壁21の上縁部に沿って延びた帯板状になっており、その内面には格子状の補強リブ50Lが形成されている。また、帯板部材50の幅方向の一側面にはヒンジ脚部52が突出形成され、帯板部材50の長手方向の両端面には、ヒンジ脚部52から離れた側の端部に水平支持突起51,51が突出形成されている。
詳細には、帯板部材50のうち水平支持突起51及びヒンジ脚部52を除いた本体部50Hの全長は、図1に示すように、短辺側壁11,11の内面間に丁度収まる大きさになっており、本体部50Hの幅は、短辺側壁11の横方向の大きさの1/5以下になっている。また、図4に示すように、本体部50Hの幅方向における一側縁部には、本体部50Hの外面が内面側に段付き状に接近して薄肉部57Bが形成されている。なお、図1に示すように、本体部50Hのうち薄肉部57Bと反対側の縁部における長手方向の中央部には、補強リブ50Lの突出量を段付き状に小さくして持ち手部50Aが形成されている。
図3に示すように、補強リブ50Lは、本体部50Hの内面における縁部全体に配置されている。また、補強リブ50Lのうち帯板部材50の幅方向(図3の上下方向)に延びた縦リブ50Jは、帯板部材50の長手方向の全体に亘って分散した複数位置に1対ずつ配置されている。さらに、図6に示すように、本体部50Hの薄肉部57Bでは、縦リブ50J,50Jが内面と外面との両方に形成されている。そして、各1対ずつの縦リブ50J,50Jを帯板部材50の幅方向の一側面57Cから突出させるように延長して脚部リブ50G,50Gが形成され、それら両脚部リブ50G,50Gの外面側を連絡壁50Rで連絡してヒンジ脚部52が構成されている。
各ヒンジ脚部52の先端部のうち帯板部材50の長手方向を向いた両側面からは1対のヒンジ軸53,53が相反する方向に突出している。ヒンジ軸53は、断面略L字形をなし、そのL字の一辺がヒンジ脚部52の先端側に配置され、残りの一辺がヒンジ脚部52の外面側(連絡壁50R側)に配置されている。
図4に示すように、帯板部材50の全体と薄肉部57Bとの間の段差面57Aには、その長手方向の中間部に1対の起立係合突部55,55(図4には1つの起立係合突部55のみが示されている)が形成されている。図7に示すように、起立係合突部55は、帯板部材50の段差面57Aにおける外寄りに配置されている。また、起立係合突部55は、断面三角形になっており、段差面57Aから垂直に立ち上がった係止面を帯板部材50の内面側に備える一方、段差面57Aから斜めに立ち上がった傾斜面を帯板部材50の外面側に備えている。これに対し、図8に示すように、長辺側壁21の上面には、1対の起立係合突部55,55に対応した2位置で外縁部を矩形に切り欠いて1対の起立係合凹部21D,21Dが形成されている。
図10(A)に示すように、水平支持突起51は全体が角柱状になっている。これに対応して、短辺側壁11には、横方向の両端部に矩形状に切り欠いて上面が開放した水平維持凹部13が形成されている。また、ロック部材40には、水平維持凹部13と重なるように上面開放の水平維持凹部43が形成されている。
図3に示すように、長辺側壁21の上端部には、複数のヒンジ脚部52に対応して複数の脚部受容凹部25が形成され、これら脚部受容凹部25とヒンジ脚部52とにより、帯板部材50を長辺側壁21に回動可能に連結する帯板ヒンジ機構が構成されている。詳細には、図6に示すように、長辺側壁21の上端部は、外面が内面側に段付き状に接近して薄肉部21Bが形成されている。そして、脚部受容凹部25が長辺側壁21の上面と内面とに開口すると共に、その内面開口25Bが長辺側壁21の段差面21Cを跨いで上下に延びている。
脚部受容凹部25の内面開口25Bの下端部は、上端部に比べて長辺底突部32の長手方向で広げられ、1対のヒンジ軸53,53を受容するためのヒンジ軸受入口25Cになっている。また、脚部受容凹部25の内部には、その脚部受容凹部25の高さ方向の中間位置から底面25Eに亘ってヒンジ軸受入口25Cと同じ横幅の軸位置決部26が形成されている。即ち、ヒンジ軸受入口25Cの奥部の空間が軸位置決部26によって上方側に広くなっている。
帯板部材50は、以下のようにして長辺側壁21に組み付けられている。即ち、帯板部材50は、図3に示すようにヒンジ脚部52を最下部に配置した起立姿勢にして、長辺側壁21の内面側からヒンジ脚部52が脚部受容凹部25に受容される。このとき、ヒンジ脚部52から突出したヒンジ軸53は、脚部受容凹部25におけるヒンジ軸受入口25Cを通して脚部受容凹部25内に受容される。ここで、ヒンジ軸受入口25Cは、ヒンジ軸53が丁度通過可能な大きさになっており、ヒンジ軸受入口25Cの奥部は軸位置決部26によって上方側に広くなっているので、ヒンジ軸53をヒンジ軸受入口25Cの奥部に一度受容すると、ヒンジ軸53がヒンジ軸受入口25Cにおける軸位置決部26側の開口縁に引っ掛かり、容易にはヒンジ脚部52が脚部受容凹部25から離脱しなくなる。以上のようにして、帯板部材50が、長辺側壁21に組み付けられている。
帯板部材50は、長辺側壁21に連結された状態でヒンジ軸53を中心にして回動することができる。その回動可能範囲の一端で、帯板部材50は起立姿勢になり、他端で水平姿勢になる。詳細には、帯板部材50が起立姿勢になると、図7に示すように、長辺側壁21と帯板部材50の薄肉部21B,57B同士が対向して、起立姿勢以上に帯板部材50を外側に回動することが規制される。また、長辺側壁21の段差面21Cと帯板部材50の一側面57C、又は、長辺側壁21の上面21Aと帯板部材50の段差面57Aとの何れかが互いに面当接することで、帯板部材50が長辺側壁21に対して自立する。さらに、起立係合突部55が起立係合凹部21Dに係止することで、帯板部材50が起立姿勢に保持される。なお、帯板部材50が起立姿勢になると、帯板部材50の内面と長辺側壁21の内面とが面一になる。
起立姿勢の帯板部材50を上方に持ち上げることで起立係合突部55と起立係合凹部21Dとの係止が解除され、帯板部材50を内側に倒すことができる。そして、帯板部材50は、図10(A)に示した起立姿勢から例えば、90度内側に回動すると図10(B)に示した水平姿勢になる。すると、水平支持突起51が短辺側壁11及びロック部材40の水平維持凹部13,43に受容されて短辺側壁11により下方から支持される。これにより帯板部材50が水平姿勢より下方に回動することが規制される。
また、帯板部材50が水平姿勢になると、図8に示すように、ヒンジ脚部52の内面が下方を向いて脚部受容凹部25の底面25Eに当接すると共に、ヒンジ軸53が上方側に移動する。すると、ヒンジ軸53が軸位置決部26の天井面26Bに当接して上方への移動を規制され、このことによっても帯板部材50が水平姿勢より下方への回動することが規制される。
さらに、帯板部材50が水平姿勢になると、軸位置決部26の内側係止面26Aにヒンジ軸53が当接すると共に、図9に示すようにヒンジ脚部52の先端が脚部受容凹部25における外寄り内側面25Dに当接する。これにより、水平姿勢の帯板部材50が長辺側壁21の内外両方向に移動することが規制される。即ち、帯板部材50を水平姿勢にすると、ヒンジ軸53と直交する方向のうち下方を除く3方向でヒンジ脚部52が位置決めされ、水平姿勢の帯板部材50の自重により、ヒンジ脚部52の下方への移動が規制される。これにより、水平姿勢の帯板部材50と長辺側壁21とが一体になり、帯板部材50が長辺側壁21を補強するリブの役割を果たすことができる。
本実施形態の折畳コンテナー10の構成に関する説明は以上である。次に、この折畳コンテナー10の作用効果について説明する。本実施形態の折畳コンテナー10に荷物を出し入れする場合には、図2に示すように、帯板部材50を起立姿勢にすればよい。これにより、折畳コンテナー10の上面開口が広くなって効率よく荷物を出し入れすることができる。また、帯板部材50を起立姿勢にすると、帯板部材50と長辺側壁21の内面が面一になるので、荷物が帯板部材50と長辺側壁21との段差に引っ掛かることもない。
折畳コンテナー10に荷物を収容したら帯板部材50を水平姿勢にしておく。これにより、搬送時に折畳コンテナー10から荷物が外に飛び出ることを規制することができると共に、長辺側壁21が撓み変形することを防ぐことができる。即ち、本実施形態の折畳コンテナー10では、長辺側壁21の上縁部における長手方向の全体に亘って分散した複数位置に帯板部材50が連結されているので、水平姿勢の帯板部材50が長辺側壁21の長手方向全体を補強するリブの役割を果たし、長辺側壁21の撓み変形を抑えることができる。特に、ボルト等のような小さい荷物を多数収容する場合には、荷物の圧力が長辺側壁21にかかるため、水平姿勢の帯板部材50による補強効果が増す。また、水平姿勢の帯板部材50は短辺側壁11,11の間に収まっているので、短辺側壁11,11が内側に倒れることを防止する役割も果たすと共に、長辺側壁21と短辺側壁11とを直交状態を維持して、折畳コンテナー10全体のひねり変形を防ぐことができる。
なお、小さい荷物を多数収容する場合には、荷物の収容時に予め帯板部材50を水平姿勢にしておいて長辺側壁21の変形を抑えてもよい。
折畳コンテナー10は、折畳状態にすれば、嵩張らずに搬送先から返却することができる。折畳コンテナー10を折り畳み状態にするには、帯板部材50,50を起立姿勢にすると共に、ロック部材40を下方に下げて短辺側壁11と長辺側壁21との係止を解除し、短辺側壁11,11を底壁30の上に重ねるように折り畳む。そして、短辺側壁11,11の上に一方の長辺側壁21及び帯板部材50を重ねる。すると、図11に示すように、その長辺側壁21における連結突片28A,28Bが底壁30の短辺底突部31における切り欠き部31Zに収まる。次いで、他方の長辺側壁21及び帯板部材50を一方の長辺側壁21及び帯板部材50の上に重ねるようにして折り畳む。すると、図12に示すように、他方の長辺側壁21における連結突片28A,28Bが、一方の長辺側壁21の連結突片28A,28B及び帯板部材50の水平支持突起51に対してずれた位置に配置されると共に、他方の長辺側壁21における連結突片28Aが、一方の長辺側壁21の側縁部における切り欠き部21Wに収まる。これらにより、折畳状態の折畳コンテナー10の高さを抑えることができる。
さて、本実施形態の折畳コンテナー10は、組立状態で帯板部材50を水平姿勢にしておけば他のコンテナーを積み上げることができる。図14には、他のコンテナーとしての折畳コンテナー10の半分の大きさの小型コンテナー90を折畳コンテナー10の上に積み上げた状態が例示されている。
小型コンテナー90を折畳コンテナー10に積み上げる際には、小型コンテナー90の下面に形成された下面突部91を長辺側壁21,21の間に収めるように配置して折畳コンテナー10の上面に載置する。すると、小型コンテナー90の下面の外縁部が長辺側壁21,21の上面21A,21Aに当接して小型コンテナー90の荷重が折畳コンテナー10に支持され、下面突部91が長辺側壁21の上面21Aと水平姿勢の帯板部材50との間の段差に収まって横ずれが防止される。
ここで、積み上げ作業時に、図15に示すように、小型コンテナー90が折畳コンテナー10の正規の積み上げ位置からずれても、水平姿勢の帯板部材50が小型コンテナー90を下方から支持するので、折畳コンテナー10内に小型コンテナー90が落ち込みようなことはない。そして、小型コンテナー90を帯板部材50上で滑らせて折畳コンテナー10の正規の位置に移動することができる。即ち、本実施形態によれば、小型コンテナー90を折畳コンテナー10上の大まかな位置に積み上げた後で微調整して正規の積み上げ位置に移動することができ、従来に比べて積み上げ作業が容易になる。
また、折畳コンテナー10における長辺側壁21,21を薄くしたために長辺側壁21,21の僅かな変形により、小型コンテナー90を長辺側壁21,21上に載置することができない場合、長辺側壁21,21の代わりに帯板部材50によって小型コンテナー90を下方から支持して小型コンテナー90を折畳コンテナー10に積み上げることができる。ここで、本実施形態では、帯板部材50の回動端に備えた水平支持突起51,51が短辺側壁11,11によって下方から支持された構造になっているので、小型コンテナー90の荷重によって帯板部材50自体が変形することが防がれ、小型コンテナー90を安定して支持することができる。
上記したように本実施形態の折畳コンテナー10は、帯板部材50,50を備えたことにより、他のコンテナーを積み上げた際に折畳コンテナー10内に落ち込むことを防ぐことができ、コンテナーの積み上げ作業を従来より容易に行うことができる。また、帯板部材50,50によって組立状態の折畳コンテナー10の強度アップを図ることができる。
[第2実施形態]
本実施形態は、図16及び図17に示されている。本実施形態の折畳コンテナー10Vは、帯板部材50Vの構造のみが前記第1実施形態と異なる。図16に示すように、本実施形態の帯板部材50Vのうち長手方向の中央には、持ち手マーク59Bが付されている。また、帯板部材50Vのうち回動端側の側面における長手方向の中央部を円弧状に凹ませて持ち手部59Aが形成されている。この構成により、持ち手マーク59Bを目印にして、帯板部材50Vの長手方向の中央部の持ち手部59Aに手を掛け、帯板部材50Vをスムーズに回動操作することができる。
また、図17(A)に示すように、水平支持突起51には三角突起51Tが突出形成されている。そして、図17(B)に示すように、水平支持突起51を短辺側壁11及びロック部材40の水平維持凹部13,43に係合させると、それら水平維持凹部13,43の底部の隙間に三角突起51Tが突入して、短辺側壁11の内外の移動を防ぐことができる。
[第3実施形態]
本実施形態は、図18〜図20に示されている。本実施形態の折畳コンテナー10Wは、主として水平支持突起64及び水平維持凹部67の構造が前記第1実施形態と異なる。図18に示すように、本実施形態の水平支持突起64は、弾性突片60と固定突部61とに2分割されている。弾性突片60は、帯板部材50Wのうち回動中心から離れた縁部の補強リブ50Lを側方に延長した突片構造をなしている。また、弾性突片60のうち回動中心と反対側の面には、水平支持突起63が突出形成されている。その水平支持突起63は、図19に示すように、弾性突片60の突出方向に沿って延びた長円形になっている。そして、水平支持突起63は、弾性突片60の外面から垂直に立ち上がり、途中から先端まで丸み帯び、全体が略ドーム形状になっている。
一方、固定突部61は、図18に示すように、弾性突片60に対して水平支持突起63の突出量程の隙間を空けて帯板部材50Wの回動中心寄り位置に配置されている。詳細には、固定突部61は、弾性突片60と平行に延びた第1突壁61Aの側縁部に、帯板部材50Wのうち帯板部材50Lが張り巡らされた主板部50Sの一部を延長してなる第2突壁61Bを接合してなる。また、固定突部61の先端からは、帯板部材50Wの回動中心側に向かって突片状の折り曲げ片62が延びている。そして、折り曲げ片62の基端部が、第1及び第2の突壁61A,61Bの先端縁に共に連絡されて相互に補強し合っている。
本実施形態の水平維持凹部67は、上端側の入口に比べて下方奥部が、短辺側壁11Wの左右方向における中央側に段付き状に広くなっている。そして、水平維持凹部67内の段差部分は、水平支持突起63が係止可能な奥側係止部68になっている。また、水平維持凹部67の内部には、縁部に沿って外面リブ11Lが湾曲形状されている。そして、水平維持凹部67の入口が上方に向かって徐々に拡開するように、水平維持凹部67内の外面リブ11Lを、短辺側壁11Wの上縁部に沿った外面リブ11Lに連続させてガイド部67Gが形成されている。なお、本実施形態では、短辺側壁11Wに備えたロック部材40Wは、水平維持凹部67内の外面リブ11Lとの干渉を避けるために、水平方向の両端寄り位置で下方にクランク状に屈曲している。
本実施形態の構成によれば、帯板部材50Wを直立姿勢から水平姿勢に変更して、水平支持突起64を水平維持凹部67に押し込むと、水平支持突起63が水平維持凹部67のガイド部67Gに摺接して弾性突片60が固定突部61側に撓む。そして、水平支持突起64を水平維持凹部67の奥部まで押し込むと、弾性突片60が弾性復元し、図20に示すように、水平支持突起63が奥側係止部68に係止する。これにより、例えば、折畳コンテナー10Wを上下逆さにしても帯板部材50Wが重力によって回動することがなくなり、帯板部材50Wのばたつきを防ぐことができる。また、水平支持突起64が水平維持凹部67内奥部に押し込まれると、帯板部材50Wの側面と折り曲げ片62との間に短辺側壁11Wが挟まれた状態になり、折畳コンテナー10W全体のひねり変形を効果的に防ぐことができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)図21に示すように、前記第2実施形態で説明した水平支持突起51に、水平維持凹部13,43の内側面側に向かって突出した水平保持突起51Sを設け、水平支持突起51を水平維持凹部13,43内に係合させたときに、水平保持突起51Sが短辺側壁11における外面リブ11Lの下面に係止して、帯板部材50を水平姿勢に保持可能な構造にしてもよい。
(2)前記第1〜第3の実施形態の帯板部材50,50V,50Wは、水平支持突起51,51V,64を備えて短辺側壁11によっても水平姿勢に支持される構造であったが、水平支持突起を備えずに、帯板部材と長辺側壁との間の帯板ヒンジ機構のみによって帯板部材が水平姿勢に保持される構成にしてもよい。
(3)前記第1〜第3の実施形態の折畳コンテナー10,10V,10Wは、長辺側壁21に帯板部材50,50V,50Wが回動可能に連結されていたが、短辺側壁11,11Wに帯板部材50,50V,50Wを回動可能に連結した構成にしてもよい。
(4)前記第1〜第3の実施形態の折畳コンテナー10,10V,10Wは、平面形状が長方形であったが正方形であってもよい。
本発明の第1実施形態に係る折畳コンテナーの斜視図 帯板部材を起立姿勢にした折畳コンテナーの斜視図 長辺側壁及び帯板部材を内面側から見た斜視図 長辺側壁及び帯板部材を外面側から見た斜視図 アーム受容部の斜視図 長辺側壁の上端部及び帯板部材の一部の拡大斜視図 起立姿勢の帯板部材の拡大斜視図 水平姿勢の帯板部材の拡大斜視図 水平姿勢の帯板部材の拡大斜視図 折畳コンテナーの上端角部に斜視図 折畳コンテナーを折り畳む過程の斜視図 折畳状態の折畳コンテナーの斜視図 折畳状態の折畳コンテナーの一部破断斜視図 折畳コンテナーに他のコンテナーを積み上げた状態の斜視図 折畳コンテナーに積み上げた他のコンテナーがずれた状態の斜視図 第2実施形態に係る折畳コンテナーの斜視図 その折畳コンテナーの上端角部に斜視図 第3実施形態に係る折畳コンテナーにおける上端角部に斜視図 水平姿勢の帯板部材の拡大斜視図 折畳コンテナーにおける上端角部に斜視図 変形例を示した折畳コンテナーの上端角部に斜視図
符号の説明
10,10V,10W 折畳コンテナー
11,11W 短辺側壁(第2側壁)
13,43,67 水平維持凹部
21 長辺側壁(第1側壁)
21D 起立係合凹部
25 脚部受容凹部
25C ヒンジ軸受入口
26 軸位置決部
30 底壁
50,50V,50W 帯板部材
51,64 水平支持突起
51S 水平保持突起
51T 三角突起
52 ヒンジ脚部
53 ヒンジ軸
55 起立係合突部
59A 持ち手部
59B 持ち手マーク
90 小型コンテナー(他のコンテナー)
91 下面突部

Claims (5)

  1. 四角形の底壁の各外縁部に側壁をそれぞれ回動可能に連結し、それら側壁を前記底壁から起立させて互いに連結した組立状態と、前記側壁を前記底壁の上に重ねた折畳状態とに変更可能な折畳コンテナーであって、前記組立状態になると上面開放の直方体形状になり、その上面開口の内側に他のコンテナーの下面に備えた下面突部を嵌合して横ずれを防止した状態で積み上げ可能な折畳コンテナーにおいて、
    前記側壁のうち前記底壁の縦横の何れか一方で対向した1対の第1側壁の上縁部に沿って延びた1対の帯板部材と、
    前記各帯板部材を前記各第1側壁の上面寄り位置に連結して、前記第1側壁から内側水平に張り出した水平姿勢と、前記第1側壁から鉛直上方に起立した起立姿勢との間で回動可能とすると共に、前記水平姿勢に位置決め可能な帯板ヒンジ機構とを備え、
    前記水平姿勢の前記帯板部材を前記第1側壁の上面に対して下方にずらして配置したことを特徴とする折畳コンテナー。
  2. 前記帯板ヒンジ機構は、前記第1側壁の上縁部全体に亘って分散した複数位置で前記帯板部材と前記第1側壁とを連結したことを特徴とする請求項1に記載の折畳コンテナー。
  3. 前記帯板ヒンジ機構は、前記帯板部材の幅方向を向いた一側面のうち長手方向の複数位置から側方に突出した複数のヒンジ脚部と、
    前記各ヒンジ脚部の先端部のうち前記帯板部材の長手方向を向いた両側面から突出した1対のヒンジ軸と、
    前記複数のヒンジ脚部に対応して前記第1側壁の上端部に複数設けられ、前記第1側壁の上面と内面とに開口し、前記ヒンジ軸と共に前記ヒンジ脚部を受容した複数の脚部受容凹部と、
    前記脚部受容凹部のうち前記第1側壁の内面に開口した内面開口の下端部を前記ヒンジ軸に対応して幅広にし、前記ヒンジ軸を前記第1側壁の内面側から前記脚部受容凹部に受容可能としたヒンジ軸受入口と、
    前記脚部受容凹部のうち前記ヒンジ軸受入口の奥部を上方側に広くしてなる軸位置決部とを備え、
    前記帯板部材を前記起立姿勢にして前記ヒンジ軸と共に前記ヒンジ脚部が前記脚部受容凹部に受容され、
    前記帯板部材を前記水平姿勢にすると前記ヒンジ脚部と前記脚部受容凹部の底面との当接により前記ヒンジ軸が上方に移動して前記軸位置決部に受容され、前記ヒンジ軸に直交する方向のうち下方を除く3方向で前記ヒンジ脚部が位置決めされるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の折畳コンテナー。
  4. 前記帯板部材と前記第1側壁とに形成され、前記帯板部材が前記起立姿勢になった状態で互いに係合して、前記帯板部材を起立姿勢に保持する起立係合部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の折畳コンテナー。
  5. 前記帯板部材のうち長手方向の両端面には、回動中心から離れた側の端部に1対の水平支持突起が形成され、
    前記側壁のうち前記第1側壁以外の1対の第2側壁の上縁部には、前記帯板部材を水平姿勢にしたときに、前記水平支持突起を受容して下方から支持する水平維持凹部が形成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の内倒折畳コンテナー。
JP2007306912A 2007-11-28 2007-11-28 折畳コンテナー Active JP4942043B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007306912A JP4942043B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 折畳コンテナー
CN2008100931991A CN101445180B (zh) 2007-11-28 2008-04-24 折叠集装箱
US12/289,241 US8851288B2 (en) 2007-11-28 2008-10-23 Collapsible container

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007306912A JP4942043B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 折畳コンテナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009126574A JP2009126574A (ja) 2009-06-11
JP4942043B2 true JP4942043B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=40668840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007306912A Active JP4942043B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 折畳コンテナー

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8851288B2 (ja)
JP (1) JP4942043B2 (ja)
CN (1) CN101445180B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4942043B2 (ja) * 2007-11-28 2012-05-30 三甲株式会社 折畳コンテナー
US20110139775A1 (en) * 2009-12-16 2011-06-16 Roger Nolan Fork Tine Notch
GB201000402D0 (en) * 2010-01-11 2010-02-24 Linpac Allibert Ltd Container
US20130049311A1 (en) * 2011-08-31 2013-02-28 Carl Metters Wheeled Personal Grocery Basket and Cart System
KR101288947B1 (ko) * 2012-01-16 2013-07-23 엔피씨(주) 절첩 및 포개짐이 가능한 운반 상자
US8915397B2 (en) 2012-11-01 2014-12-23 Orbis Corporation Bulk container with center support between drop door and side wall
MX2016017149A (es) 2014-06-20 2017-05-12 Orbis Corp Trampa de varilla articulada para un cubo plegable.
US10427837B2 (en) 2015-04-20 2019-10-01 Orbis Corporation Container with feature to block fork tine openings
USD762387S1 (en) * 2015-06-12 2016-08-02 U.S. Merchants Financial Group, Inc. Container
WO2017086503A1 (ko) * 2015-11-17 2017-05-26 인팩글로벌(주) 접이식 상자
CN105836254B (zh) * 2016-05-24 2018-12-07 上海鸿研物流技术有限公司 折叠箱
ITUA20164692A1 (it) * 2016-06-27 2017-12-27 Seko Spa Scaffale pieghevole per stoccaggio
USD841328S1 (en) * 2016-09-30 2019-02-26 Arena Packaging, Llc Plastic produce container
JP6903313B2 (ja) * 2017-04-04 2021-07-14 岐阜プラスチック工業株式会社 折畳み式運搬用容器
CN107458696A (zh) * 2017-07-20 2017-12-12 重庆市永川区绿秀菌业有限公司 一种食用菌种植用转运框
CN109319256A (zh) * 2018-01-29 2019-02-12 晓能(深圳)科技有限公司 一种可折叠可堆叠可追踪的周转箱
USD862084S1 (en) * 2018-07-18 2019-10-08 Southwest Agri-Plastics, Inc. Chick tray
CN111619947A (zh) * 2020-04-06 2020-09-04 吴幼健 一种敞口式活动角物流箱
JP7430342B2 (ja) 2020-08-27 2024-02-13 三甲株式会社 コンテナ
JP7455326B2 (ja) 2020-09-04 2024-03-26 三甲株式会社 コンテナ
USD949566S1 (en) * 2020-09-18 2022-04-26 Georg Utz Holding Ag Crate
EP4335770A1 (en) 2022-09-06 2024-03-13 Plasgad Plastic Products ACS Ltd. Systems methods and respective kit-of-parts for elevating polymeric crates by sidewall mountable assemblies

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2765099A (en) * 1955-05-31 1956-10-02 James W Lively Lug box
DE3347367A1 (de) * 1983-12-29 1985-07-18 Uwe Wolfgang 4444 Bad Bentheim Friedrich Zusammenklappbarer transportkasten
US4905833A (en) * 1989-02-15 1990-03-06 Pinckney Molded Plastics, Inc. Nestable and stackable container
JPH08258842A (ja) * 1995-03-22 1996-10-08 Sekisui Chem Co Ltd コンテナ
US5562246A (en) * 1995-06-12 1996-10-08 Smith; William R. Reinforced shipping container for persishable products
US6286701B1 (en) * 1998-02-06 2001-09-11 Schoeller Plast Sa Container, in particular for transporting fruits and vegetables
JP2000203580A (ja) * 1999-01-18 2000-07-25 Toyoda Iron Works Co Ltd 合成樹脂製容器
JP3707973B2 (ja) * 1999-11-09 2005-10-19 三甲株式会社 折り畳みコンテナー
JP4585089B2 (ja) 2000-06-15 2010-11-24 岐阜プラスチック工業株式会社 折り畳みコンテナの積載構造
CA2365158C (en) * 2001-01-17 2007-05-01 Sanko Co., Ltd. Folding container
CN2463351Y (zh) * 2001-02-07 2001-12-05 韩亮 折叠式集装箱
JP4664536B2 (ja) 2001-06-28 2011-04-06 岐阜プラスチック工業株式会社 折り畳みコンテナの積載構造
JP4274718B2 (ja) * 2001-10-31 2009-06-10 三甲株式会社 折り畳みコンテナー
JP2003205938A (ja) * 2002-01-11 2003-07-22 Gifu Plast Ind Co Ltd 折り畳み式運搬用容器
JP4047587B2 (ja) * 2002-01-11 2008-02-13 岐阜プラスチック工業株式会社 運搬用容器
JP3919600B2 (ja) 2002-05-17 2007-05-30 三甲株式会社 折り畳みコンテナー
US6616003B1 (en) * 2002-08-09 2003-09-09 King Plast - S.P.A. Plastic moulded box with compactible structure, of improved type
JP2004268972A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Dainippon Ink & Chem Inc 折り畳み式コンテナ
US7195127B2 (en) * 2003-05-13 2007-03-27 Rehrig Pacific Company Collapsible container
JP4328258B2 (ja) * 2004-04-15 2009-09-09 三甲株式会社 折り畳みコンテナー
US7357269B2 (en) * 2005-11-01 2008-04-15 Rehrig Pacific Company Container
US20070095842A1 (en) * 2005-11-01 2007-05-03 Apps William P Container
EP1785360B1 (en) * 2005-11-02 2009-01-14 Linpac Allibert Limited Collapsible container
DE102006052877B4 (de) * 2006-11-09 2008-07-03 Ifco Systems Gmbh Höhenverstellbarer Transportbehälter
US20080116201A1 (en) * 2006-11-17 2008-05-22 Kyle Baltz Container
US20080169285A1 (en) * 2007-01-16 2008-07-17 Nick Marazita Collapsible container
EP2003062B1 (en) * 2007-06-13 2011-12-21 Rehrig Pacific Company Collapsible container with stacking features
JP4942043B2 (ja) * 2007-11-28 2012-05-30 三甲株式会社 折畳コンテナー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009126574A (ja) 2009-06-11
CN101445180B (zh) 2010-10-27
US20090134176A1 (en) 2009-05-28
CN101445180A (zh) 2009-06-03
US8851288B2 (en) 2014-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4942043B2 (ja) 折畳コンテナー
EP2726379B1 (en) Plastic container with foldable side wall, and use of a container
JP4942048B2 (ja) 折畳コンテナー
JP6591350B2 (ja) 蓋付き容器
JP5681032B2 (ja) 折り畳みコンテナ
JP4942047B2 (ja) 折畳コンテナー及びコンテナーセット
JP2018162085A (ja) 折畳み容器
JP5274813B2 (ja) 折り畳み式運搬用容器
JP4908004B2 (ja) 物品配送用箱
JP7062253B2 (ja) 折畳コンテナ
JP5820282B2 (ja) 蓋付き容器
JP5322907B2 (ja) 内倒れ式折り畳みコンテナとsnコンテナとの段積み構造
JP5992797B2 (ja) 折り畳みコンテナ
JP2019094101A (ja) 折畳み容器
JP7378784B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP6978779B2 (ja) 折畳み容器
JP2019099175A (ja) 折畳み容器
JP6961230B2 (ja) 折畳み容器
JP2019123529A (ja) フラップ付きコンテナ
JP4866172B2 (ja) 運搬用容器
JP6974839B2 (ja) 蓋付き容器
JP2011031958A (ja) 折り畳みコンテナ
JP6526458B2 (ja) 折り畳み容器
JP4081032B2 (ja) 折り畳み式運搬用容器
JP2022009542A (ja) 蓋付き容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4942043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250