JP2003205938A - 折り畳み式運搬用容器 - Google Patents

折り畳み式運搬用容器

Info

Publication number
JP2003205938A
JP2003205938A JP2002004922A JP2002004922A JP2003205938A JP 2003205938 A JP2003205938 A JP 2003205938A JP 2002004922 A JP2002004922 A JP 2002004922A JP 2002004922 A JP2002004922 A JP 2002004922A JP 2003205938 A JP2003205938 A JP 2003205938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
side wall
container body
main body
side walls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002004922A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Murakami
哲也 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gifu Plastic Industry Co Ltd filed Critical Gifu Plastic Industry Co Ltd
Priority to JP2002004922A priority Critical patent/JP2003205938A/ja
Publication of JP2003205938A publication Critical patent/JP2003205938A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容物が容器本体外に飛び出し難くすること
ができるとともに、繰返し再利用することができるよう
に構成された折り畳み式運搬用容器を提供する。 【解決手段】 折り畳み式運搬用容器を構成する容器本
体11は、底壁12、長側壁13及び短側壁14から有
底長四角箱状に形成されている。各側壁13,14の下
端部には回動手段22が設けられており、一対の長側壁
13を底壁12上に折り畳んだ後、一対の短側壁14を
その上に折り畳むことによって容器本体11が平板状に
折り畳まれるようになっている。さらに、短側壁14の
上端縁には回動蓋51が回動可能に軸着されており、長
側壁13の上端部には前記回動蓋51を容器本体11の
内側方に配向させつつ支持するための係合溝53が設け
られている。前記回動蓋51により容器本体11の上部
開口部を被覆したとき、容器本体11の上端部と回動蓋
51の上面とは面一となるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不使用時には小
さくコンパクトに折り畳んで収納及び運搬することがで
きるように構成された折り畳み式運搬用容器に関するも
のである。より詳しくは、容器本体の上部開口部を被覆
する蓋を設けることにより、収容物が容器本体内から飛
び出し難くなるように構成された折り畳み式運搬用容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の折り畳み式運搬用容
器としては、例えば、段ボールにより有底四角箱状に形
成されたバナナ箱が知られている。このバナナ箱の上端
部には、各側壁の上端縁に沿って折曲げられる四角板状
の蓋体が設けられている。そして、前記蓋体を各側壁の
上端縁に沿って内方に折曲げることにより、バナナ箱の
上部開口部周縁部は蓋体によって被覆された状態とな
り、収容物としてのバナナがバナナ箱内から容易に飛び
出さないようになっている。また、このバナナ箱の上部
開口部中央には、蓋体によって被覆されていない開口部
が設けられており、収容物としてのバナナを外部から容
易に目視・確認することができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
バナナ箱では、繰返し再利用することができるようには
構成されていなかったことから、1度使用した後に廃棄
処分又はリサイクル(一度分解した後にパルプ原料とし
て利用)されていた。このため、大量に流通される物品
を収容及び運搬する場合には、大量のバナナ箱を準備す
るためのコストが嵩んだり、段ボール、ホチキス、粘着
テープ等の大量の廃棄物が発生したりするといった環境
問題が起こっていた。
【0004】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、収容物が容器本体外に飛び出し難くする
ことができるとともに、繰返し再利用することができる
ように構成された折り畳み式運搬用容器を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の折り畳み式運搬用容器
は、四角板状に形成された底壁と、その底壁の周縁に沿
って立設された各一対の第一側壁及び第二側壁とから有
底四角箱状に形成された容器本体を備え、前記各側壁の
下端部には各側壁を容器本体の内方に折り畳むための回
動手段を設けるとともに、前記第一側壁を底壁の上面に
折り畳んだ後、第二側壁を第一側壁の上面に折り畳むこ
とによって、容器本体を折り畳み可能に構成した折り畳
み式運搬用容器であって、前記第二側壁の上端縁に沿っ
て回動蓋を回動可能に軸着するとともに、容器本体の上
端部には前記回動蓋を容器本体の内側方に配向させつつ
支持するための水平支持部を設けるとともに、前記水平
支持部に支持された回動蓋により容器本体の上部開口部
の周縁部を被覆するように構成したことを特徴とするも
のである。
【0006】請求項2に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項1に記載の発明において、容器本体の上
部開口部を回動蓋により被覆したとき、容器本体の上端
部と回動蓋の上面とが面一となるように構成したことを
特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、
容器本体の上部開口部を回動蓋により被覆したとき、第
一側壁の上端部と回動蓋の両側部とが係合するように構
成したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1(a)に示
すように、折り畳み式運搬用容器を構成する容器本体1
1は、合成樹脂により有底長四角箱状に形成されてい
る。この容器本体11は、長四角板状に形成された底壁
12と、その底壁12の対向する一側縁に沿って立設さ
れた一対の長側壁13と、前記底壁12の対向する他側
縁に沿って立設された一対の短側壁14とを備えてい
る。図2(a)及び(b)に示すように、この折り畳み
式運搬用容器の容器本体11は、一対の長側壁13を底
壁12の上面に折り畳んだ後、一対の短側壁14をそれ
ら長側壁13の上面に折り畳むことによって、折り畳み
可能に構成されている。
【0009】図1(a)及び図2に示すように、底壁1
2の対向する一側縁には、ほぼ四角柱状に形成された対
向する一対の支持突条21aが容器本体11のコーナ部
間を繋ぐように立設され、その上端面で長側壁13が立
設支持されている。また、底壁12の対向する他側縁に
は、ほぼ長四角柱状に形成された対向する一対の支持突
条21bが容器本体11のコーナ部間を繋ぐように立設
され、その上端面で短側壁14が立設支持されている。
これら支持突条21a,21bの上端面及び側壁13,
14の下端面は、いずれも広い範囲に渡って平坦に形成
されており、各側壁13,14が支持突条21a,21
bの上面に安定した状態で立設支持されるようになって
いる。なお、前記支持突条21aは長側壁13の厚みと
ほぼ同じ高さに形成されており、支持突条21bは長側
壁13の厚みと短側壁14の厚みとを加えた長さとほぼ
同じ高さに形成されている。また、これら支持突条21
a,21bの上端部には、略示される回動手段22が設
けられており、長側壁13及び短側壁14の下端部を容
器本体11の内方に回動可能に軸着している。
【0010】図1(b)に示すように、長側壁13の両
端部には、その外側部上方位置を側面略長四角形状に凹
設することによって係合凹部31が設けられている。こ
の係合凹部31の中央部には、長四角板状に形成された
規制手段を構成する規制突起32が容器本体11の外側
方に延びるように突設されている。
【0011】一方、短側壁14の両端部には、略長四角
板状に形成された規制板41が容器本体11の内側方に
延びるように突設されており、容器本体11を組立てた
とき、長側壁13の係合凹部31内に収容されるように
構成されている。そして、これら規制板41により、容
器本体11を組立てたとき、長側壁13が容器本体11
の外方に回動するのが規制されるようになっている。
【0012】規制板41の裏面(内側面)には、容器本
体11の内側方に延びる規制手段を構成する側面コ字状
の規制凸部42が突設されており、容器本体11を組立
てたとき、長側壁13の係合凹部31内に挿入されると
ともに、前記規制突起32を取り囲むように配置される
ように構成されている。そして、この規制突起32と規
制凸部42とが互いに係合することにより、容器本体1
1を組立てたとき、短側壁14が容器本体11の外方に
回動するのが規制されるようになっている。
【0013】図1(a)及び図2に示すように、短側壁
14の上端部には、長四角板状に形成された回動蓋51
が短側壁14の上端縁に沿って回動可能となるように軸
着されている。この回動蓋51の幅(両側縁間の長さ)
は、対向する一対の長側壁13の内側面間の距離と、両
長側壁13の外側面間の距離との中間の長さとなるよう
に形成されている。さらに、短側壁14の上端縁外側部
には、長四角板状に形成された回動防止壁52が立設さ
れており、回動蓋51が組立て状態の容器本体11の外
側方に回動されないようになっている。
【0014】また、長側壁13の上端縁内側部には、平
面及び側面長四角形状に形成されたロック手段を構成す
るとともに水平支持部としての係合溝53が設けられて
いる。この係合溝53は、各長側壁13の両端部に一対
設けられているうえ、その穿設深さ(上下方向の高さ)
は前記回動蓋51の厚さと等しくなるように形成されて
いる。さらに、この係合溝53は、組立て状態の容器本
体11の上部開口部を回動蓋51により被覆したとき、
その回動蓋51の両側部を係合状態で収容するように構
成されている。そして、この回動蓋51の両側縁は、係
合溝53の外側方に位置する長側壁13の壁面と当接可
能な状態で配置され、それら対向する一対の長側壁13
が容器本体11の内方に回動するのを規制し、容器本体
11の組立て状態をロックするように構成されている。
【0015】これら対向する一対の回動蓋51により容
器本体11の上部開口部を被覆した状態(以下、ロック
状態と記載する)の容器本体11の上部開口部は、その
一部(対向する一対の短側壁14付近)が覆われてお
り、収容物の飛び出しが効果的に防止されるようになっ
ている。また、同ロック状態の回動蓋51の上端面は、
長側壁13及び短側壁14の上端部(上端縁)と面一と
なるように構成されている。
【0016】上記折り畳み式運搬用容器の作用について
以下に記載する。上記のように構成された折り畳み式運
搬用容器を組立てて使用する際には、図2(a)及び
(b)に示されるように、まず、対向する一対の短側壁
14を回動軸を中心に90°回動させて支持突条21b
の上端面上に立設させる。続いて、対向する一対の長側
壁13を同様に回動させて支持突条21aの上端面上に
立設させることによって、図1(a)に示されるよう
に、短側壁14の規制板41が長側壁13両端部の係合
凹部31内に収容される。最後に、対向する一対の回動
蓋51を容器本体11の内方に90°回動させることに
より、それら回動蓋51の両側部を係合溝53内に収容
するとともに、容器本体11の上部開口部の周縁部を回
動蓋51により被覆してロック状態に組立てる。
【0017】このとき、対向する一対の短側壁14は、
長側壁13の両側部(両側縁)と当接された状態で配置
されており、容器本体11内方への回動が防止されてい
る。さらに、短側壁14の規制板41に設けられた規制
凸部42が、長側壁13の両側部に設けられた規制突起
32と当接可能な状態で配置されており、短側壁14が
容器本体11の外方へ回動しないように規制されてい
る。従って、この組立て状態の容器本体11の短側壁1
4は、容器本体11の内方及び外方のいずれの方向にも
回動規制され、支持突条21bの上で垂直方向に立設固
定されている。
【0018】一方、対向する一対の長側壁13は、規制
突起32の先端縁が規制板41の内側面と当接可能な状
態で配置されているうえ、係合凹部31の外側面が短側
壁14の規制凸部42の先端縁と当接可能な状態で配置
されており、長側壁13が容器本体11の外方へ回動し
ないように規制されている。さらに、回動蓋51の両側
縁が係合溝53の外側方に位置する長側壁13の壁面
(内側面)と当接可能な状態で配置されており、長側壁
13が容器本体11の内方へ回動しないように規制され
ている。従って、このロック状態の容器本体11の長側
壁13は、容器本体11の内方及び外方のいずれの方向
にも回動規制され、支持突条21a上で垂直方向に立設
固定されている。
【0019】このロック状態の容器本体11は、必要に
応じて一方の回動蓋51を上方に回動させて容器本体1
1の上部開口部を大きく開口させた状態で、内部にバナ
ナ等の収容物を収容して運搬される。このロック状態の
折り畳み式運搬用容器の容器本体11は、対向する一対
の回動蓋51がその上部開口部の周縁部を被覆している
ことから、運搬時に内部に収容されている収容物が容器
本体11の外部に容易に飛び出すことがない。さらに、
このロック状態の容器本体11の上端部中央には、対向
する一対の回動蓋51によって被覆されていない収容物
確認孔54が開口されており、その収容物確認孔54を
通して外部から容器本体11内の収容物を容易に確認す
ることができる。
【0020】一方、ロック状態の折り畳み式運搬用容器
の容器本体11を折り畳む際には、一対の回動蓋51を
容器本体11の上方に90°回動させた状態で、一対の
長側壁13を容器本体11の内方に90°回動させた
後、一対の短側壁14を容器本体11の内方に90°回
動させて折り畳まれる。また、この折り畳み式運搬用容
器の容器本体11は、ロック状態で上下に積み重ねるこ
とができるとともに、折り畳み状態で上下に積み重ねる
ことができるうえ、さらにロック状態の容器本体11の
上下に折り畳み状態の容器本体11を積み重ねることも
できる。
【0021】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 ・ 実施形態の折り畳み式運搬用容器は、四角板状に形
成された底壁12と、その底壁12の周縁に沿って立設
された各一対の長側壁13及び短側壁14とから有底四
角箱状に形成された容器本体11を備えている。さら
に、各側壁13,14の下端部には、各側壁13,14
を容器本体11の内方に折り畳むための回動手段22が
設けられている。加えて、この折り畳み式運搬用容器
は、短側壁14の上端縁に沿って四角板状の回動蓋51
を回動可能に軸着させるとともに、容器本体11(緒側
壁13)の上端部に前記回動蓋51を容器本体11の内
側方に配向させつつ支持するための係合溝53が設けら
れている。このため、この折り畳み式運搬用容器は、対
向する一対の回動蓋51を容器本体11の内側方(水平
方向)に延びるように配向させることによって、容器本
体11の上部開口部の周縁部が回動蓋51で覆われた状
態となることから、内部の収容物が容器本体11外に飛
び出し難くすることができる。
【0022】さらに、この折り畳み式運搬用容器は、前
記従来の段ボール製のバナナ箱と比較して、合成樹脂製
であることから著しく強度が高く、極めて多数の容器本
体11を上下に積み重ねて運搬することが容易である。
加えて、この折り畳み式運搬用容器は、繰返し洗浄が可
能であることから、繰返し再利用できて経済的である。
すなわち、前記従来のバナナ箱は、複数回再利用するこ
とによってコストの低減を図ることは可能であったが、
紙製の段ボールを洗浄することは不可能であったことか
ら、衛生的な観点から再利用する際の回数はかなり限定
されていた。さらに、バナナが収容されていない空箱の
みを運搬する場合には、ホチキスを取り外して展開する
ことが容易には行えなかったことから嵩ばってしまって
運搬には適しておらず、結果として繰返し再利用には著
しく不適であった。
【0023】・ この折り畳み式運搬用容器は、容器本
体11の上部開口部を回動蓋51により被覆したとき、
容器本体11の上端部と回動蓋51の上端面とが面一と
なるように構成されている。このため、この折り畳み式
運搬用容器は、ロック状態の容器本体11の上端部に凹
凸がほとんどないことから、その上方に別の容器本体1
1の底壁12を安定した状態で載置することが可能であ
り、ロック状態の複数の容器本体11を上下に積み重ね
ながら運搬することができる。
【0024】・ この折り畳み式運搬用容器は、容器本
体11の上部開口部を回動蓋51により被覆したとき、
長側壁13の上端部(係合溝53)と回動蓋51の両側
部とが係合するように構成されている。このため、ロッ
ク状態の容器本体11の長側壁13が容器本体11の内
方に倒れるのを効果的に規制することができる。
【0025】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 回動蓋51を例えば、ロック状態の容器本体11に
おいて係合凹部31の真上位置までの長さに形成するこ
と。このように構成した場合でも、ロック状態の容器本
体11内の収容物が底壁12上面を長手方向に滑って飛
び出そうとしたとき、回動蓋51の下面と当接してその
飛び出し角度を水平面に近づけることができることか
ら、収容物の飛び出し防止効果を十分に発揮することが
可能である。さらにこのとき、ロック状態の容器本体1
1の上部開口部が大きく開口していることから、収容物
の確認が容易であるうえその挿脱が行いやすくなる。
【0026】・ 回動蓋51の先端縁を平面円弧状、平
面U字状又は平面V字状に切欠いてもよい。 ・ 回動防止壁52を省略するとともに、回動蓋51の
基端部を短側壁14の上端縁外端部に設け、回動蓋51
を容器本体11の外側方に回動させて上下方向に配向さ
せることができるように構成してもよい。
【0027】・ 長側壁13の上端部に凹設された係合
溝53を省略するとともに、回動蓋51の両側縁下端部
を底面及び側面長四角形状に凹設することにより係合溝
53を穿設させること。
【0028】・ 回動蓋51の両側部が係合溝53と係
合されないように構成してもよい。このとき、例えば、
短側壁14の両側部壁面を側面コ字状に切欠くことによ
って係合板を設けるとともに、その係合板の先端部に容
器本体11の内側方に延びる係合凸部を突設させるとよ
い。なお、前記係合板は、その先端部が短側壁14の外
側方に位置しており、基端部が短側壁14の内側方に位
置するように構成されている。
【0029】このように構成した場合、係合板が容器本
体11の内外方に僅かに弾性変形することから、長側壁
13を回動させて支持突条21a上に立設させる際に
は、前記係合板が容器本体11の外側方に僅かに弾性変
形することにより、長側壁13の回動がほとんど妨げら
れない。さらに、前記長側壁13が支持突条21a上に
立設された後は、前記係合板の係合凸部と長側壁13の
両側部とが係合し、長側壁13が容器本体11の内方へ
回動されないように規制することができる。その結果、
回動蓋51により容器本体11の上部開口部を被覆しな
い状態であっても、各側壁13,14が容器本体11の
内方及び外方に回動規制された状態でロックされている
ことから、回動蓋51に妨げられない状態で収容物の挿
脱を行うことが可能となり、その作業性をより一層向上
させることができる。
【0030】・ 係合凹部31、規制突起32、規制板
41及び規制凸部42を省略すること。さらに、係合溝
53の長手方向中央部に、その係合溝53の内側縁に沿
って延びる規制手段を構成する長四角板状の規制突起3
2を立設させるとともに、回動蓋51の両側部に前記規
制突起32が挿入可能な規制手段を構成する長孔を貫設
させること。このように構成した場合、回動蓋51を内
方に回動させて容器本体11をロックしたとき、回動蓋
51の長孔内に規制突起32が挿入されて係合し、その
ロック状態の容器本体11の各側壁13,14の内方及
び外方への回動がともに規制された状態となる。さら
に、前記規制突起32と長孔とが嵌合状態で挿入される
ように構成されているとよく、この場合には、両者の嵌
合関係により、ロック状態の容器本体11において短側
壁14の外側方への回動も同時に規制することが可能と
なる。
【0031】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 容器本体の上部開口部を回動蓋により被覆したと
き、その回動蓋の先端部が第二側壁の内側面よりも容器
本体の内側方に突出していることを特徴とする請求項1
から請求項3のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容
器。
【0032】・ 容器本体の上部開口部を回動蓋により
被覆したとき、その容器本体の上端部中央には収容物確
認孔が開口されていることを特徴とする請求項1から請
求項3のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容器。
【0033】・ 前記回動蓋の両側部と第一側壁の上端
部との間にロック手段を設けたことを特徴とする請求項
1から請求項3のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容
器。・ 前記第二側壁の上端縁外側部に回動防止壁を立
設し、前記回動蓋が第二側壁の延長線を越えて容器本体
の外方に回動しないように構成したことを特徴とする請
求項1から請求項3のいずれかに記載の折り畳み式運搬
用容器。
【0034】・ 容器本体を平面長四角形状に形成し、
前記第一側壁を容器本体の長手方向に延びる長側壁とす
るとともに、前記第二側壁を容器本体の短手方向に延び
る短側壁としたことを特徴とする請求項1から請求項3
のいずれかに記載の折り畳み式運搬用容器。このように
構成した場合、ロック状態の容器本体を運搬する際に内
容物が飛び出しやすい短側壁の上端部を回動蓋により被
覆することによって、内容物の飛び出しをより一層容易
に防止することができる。
【0035】・ 容器本体に規制手段を設け、底壁の周
縁に沿って立設された各側壁が容器本体の内方及び外方
のいずれの方向にも回動されないように規制するように
構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいず
れかに記載の折り畳み式運搬用容器。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1及び請求項2に
記載の発明の折り畳み式運搬用容器によれば、収容物が
容器本体外に飛び出し難くすることができるとともに、
繰返し再利用することができる。
【0037】請求項3に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効
果に加えて、極めて簡単な構成で組立て状態の容器本体
の強度を容易に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は実施形態の折り畳み式運搬用容器を
示す斜視図、(b)は同じく折り畳み式運搬用容器の一
部を拡大した斜視図。
【図2】 (a)は実施形態の折り畳み途中の折り畳み
式運搬用容器を示す斜視図、(b)は同じく折り畳まれ
た後の折り畳み式運搬用容器を示す斜視図。
【符号の説明】
11…容器本体、12…底壁、13…第一側壁としての
長側壁、14…第二側壁としての短側壁、22…回動手
段、51…回動蓋、53…水平支持部としての係合溝。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角板状に形成された底壁と、その底壁
    の周縁に沿って立設された各一対の第一側壁及び第二側
    壁とから有底四角箱状に形成された容器本体を備え、 前記各側壁の下端部には各側壁を容器本体の内方に折り
    畳むための回動手段を設けるとともに、 前記第一側壁を底壁の上面に折り畳んだ後、第二側壁を
    第一側壁の上面に折り畳むことによって、容器本体を折
    り畳み可能に構成した折り畳み式運搬用容器であって、 前記第二側壁の上端縁に沿って回動蓋を回動可能に軸着
    するとともに、容器本体の上端部には前記回動蓋を容器
    本体の内側方に配向させつつ支持するための水平支持部
    を設けるとともに、 前記水平支持部に支持された回動蓋により容器本体の上
    部開口部の周縁部を被覆するように構成したことを特徴
    とする折り畳み式運搬用容器。
  2. 【請求項2】 容器本体の上部開口部を回動蓋により被
    覆したとき、容器本体の上端部と回動蓋の上面とが面一
    となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の折り畳み式運搬用容器。
  3. 【請求項3】 容器本体の上部開口部を回動蓋により被
    覆したとき、第一側壁の上端部と回動蓋の両側部とが係
    合するように構成したことを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の折り畳み式運搬用容器。
JP2002004922A 2002-01-11 2002-01-11 折り畳み式運搬用容器 Pending JP2003205938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004922A JP2003205938A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 折り畳み式運搬用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004922A JP2003205938A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 折り畳み式運搬用容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003205938A true JP2003205938A (ja) 2003-07-22

Family

ID=27644114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002004922A Pending JP2003205938A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 折り畳み式運搬用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003205938A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126574A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Sanko Co Ltd 折畳コンテナー
JP2009255931A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Sanko Co Ltd 折畳コンテナー及びコンテナーセット
JP2009255932A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Sanko Co Ltd 折畳コンテナー
JP2010202265A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Sanko Co Ltd フラップ付きコンテナ
JP7455326B2 (ja) 2020-09-04 2024-03-26 三甲株式会社 コンテナ
JP7455327B2 (ja) 2020-09-11 2024-03-26 三甲株式会社 コンテナ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126574A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Sanko Co Ltd 折畳コンテナー
US8851288B2 (en) 2007-11-28 2014-10-07 Sanko Co., Ltd. Collapsible container
JP2009255931A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Sanko Co Ltd 折畳コンテナー及びコンテナーセット
JP2009255932A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Sanko Co Ltd 折畳コンテナー
JP2010202265A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Sanko Co Ltd フラップ付きコンテナ
JP7455326B2 (ja) 2020-09-04 2024-03-26 三甲株式会社 コンテナ
JP7455327B2 (ja) 2020-09-11 2024-03-26 三甲株式会社 コンテナ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR200476703Y1 (ko) 포장상자
MX2007013696A (es) Charola apilable con tapa para embalaje.
CA2026295A1 (en) Tamper-resistant leakproof container
US2731191A (en) Fibreboard shipping container
JPH03124550A (ja) 折り曲げ形成可能な輸送用コンテナ
US20110174655A1 (en) Container
JP2010111421A (ja) 紙製収容箱
JP2003205938A (ja) 折り畳み式運搬用容器
US11560252B2 (en) Folding carton
JP6392499B2 (ja) 組立容器
US20090294519A1 (en) Bulk material box
JPH07507260A (ja) 折り畳み式容器
KR200452223Y1 (ko) 접이형 상자
JP5274813B2 (ja) 折り畳み式運搬用容器
JP2000255563A (ja) 折り畳み式運搬用容器
JP2002308277A (ja) 運搬用容器
JP4121517B2 (ja) コンテナのスタック構造
JP2510103B2 (ja) 折りたたみ箱
JP3971647B2 (ja) 折り畳みコンテナ
JP2000168773A (ja) 蓋付き折り畳みコンテナ
US20070215509A1 (en) Shipping container
KR200174911Y1 (ko) 운반용 박스
JP2003291964A (ja) 折り畳みコンテナー
JP2957456B2 (ja) 折り畳みコンテナ
US6105855A (en) Self locking paperboard lid

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061010

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070306