JP2009255931A - 折畳コンテナー及びコンテナーセット - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテナーの積み上げ作業を容易に行うことができると共に、積み上げたコンテナーが下の折畳コンテナー内に落ち込むことを確実に防ぐことが可能な折畳コンテナーを提供する。
【解決手段】本発明の折畳コンテナー10には、各長辺側壁21の上縁部に、各帯板部材50から突出した複数のヒンジ脚部52がそれぞれ回動可能に連結されている。これにより、帯板部材50は、長辺側壁21から内側水平に張り出した水平姿勢と、長辺側壁21から鉛直上方に起立した起立姿勢との間で回動可能になっている。そして、水平姿勢の帯板部材50の上面には、帯板部材50の回動半径方向における中間位置から回動中心寄り位置に向かって徐々に突出量が大きくなった乗上突部70が形成されている。この乗上突部70を設けたことで、小型コンテナー90を折畳コンテナー10の帯板部材50に乗せてからスムーズに正規の積み上げ位置に移動することができる。
【選択図】図20

Description

本発明は、四角形の底壁の各外縁部に側壁がそれぞれ回動可能に連結され、それら側壁を底壁から起立させた組立状態と、側壁を底壁上に重ねた折畳状態とに変更可能な折畳コンテナー及びその折畳コンテナーを含むコンテナーセットに関する。
この種の折畳コンテナーは、各側壁が別部品になっているので、側壁同士が一体成形された折り畳み不能なコンテナーに比べて側壁が撓み易い。このため、折畳コンテナーの上面開口が広がり、他のコンテナーを積み上げた際に折畳コンテナー内に落ち込む事態が生じていた。特に折畳コンテナーと縦又は横のいずれか一方のみが同一の小型コンテナーを折畳コンテナーの上に積み上げた場合に、折畳コンテナー内に落ち込む事態が頻発していた。これに対し、従来の折畳コンテナーでは、折畳コンテナーの側壁上面に突起を設けると共に積み上げられる他のコンテナーの下面に凹部を設け、それら突起と凹部とを凹凸係合させることで、折畳コンテナーの上面開口が広がることを防いでいた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−2696号公報(段落[0018]、[0030]第2図、第11図、第19図)
しかしながら、上記した従来の折畳コンテナーでは、その上に他のコンテナーを積み上げる際に、突起と凹部とを凹凸係合させる作業に手間がかかった。また、近年の折畳コンテナーは折畳状態の高さを小さくするために各側壁の厚さを小さくする傾向にあるため、積み上げ作業を行う際に、下側の折畳コンテナーに対して上側のコンテナーが側壁の板厚分だけ僅かにずれただけで、コンテナーが下側の折畳コンテナー内に落ち込む事態が生じていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、コンテナーの積み上げ作業を容易に行うことができると共に、積み上げたコンテナーが下の折畳コンテナー内に落ち込むことを確実に防ぐことが可能な折畳コンテナー及びその折畳コンテナーを含むコンテナーセットの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る折畳コンテナーは、四角形の底壁の各外縁部に側壁をそれぞれ回動可能に連結し、それら側壁を底壁から起立させて互いに連結した組立状態と、側壁を底壁の上に重ねた折畳状態とに変更可能な折畳コンテナーであって、組立状態の折畳コンテナーにおける側壁の上面に他のコンテナーの下面を重ねかつ、他のコンテナーの下面から突出した下面突部を折畳コンテナーの上面開口内に嵌合して積み上げ可能な折畳コンテナーにおいて、側壁のうち底壁の縦横の何れか一方で対向した1対の第1側壁の上縁部に沿って延びた1対の帯板部材と、各帯板部材を各第1側壁の上端部に連結して、第1側壁から内側水平に張り出した水平姿勢と、第1側壁から鉛直上方に起立した起立姿勢との間で回動可能な帯板ヒンジ機構とを備え、水平姿勢の帯板部材を第1側壁の上面に対して下方にずらして配置し、水平姿勢の帯板部材の上面には、帯板部材の回動半径方向における中間位置から回動中心寄り位置に向かって徐々に突出量が大きくなった乗上突部が形成されたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の折畳コンテナーにおいて、乗上突部は、帯板部材の長手方向における中央部のみに設けられたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の折畳コンテナーにおいて、第1側壁の上面と内側面とが交差してなる角部に円弧状の角部ガイド面を形成し、水平姿勢の帯板部材上に載置した他のコンテナーを第1側壁に向けてずらしたときに、角部ガイド面によって他のコンテナーの下面が第1側壁の上面に重なる位置に案内されるようにしたところに特徴を有する。
請求項4の発明に係るコンテナーセットは、請求項1乃至3の何れかの折畳コンテナーと、その折畳コンテナーに積み上げ可能な他のコンテナーとからなり、他のコンテナーのうち折畳コンテナーの第1側壁の上方に配置される側壁が第1側壁より小さいコンテナーセットであって、他のコンテナーのうち下面突部の下面には、外縁部に沿って段差部が形成されてその段差部より内側が外側より下方に突出した下面副突部になっており、他のコンテナーを折畳コンテナーに積み上げた状態で、乗上突部が他のコンテナーにおける下面突部と下面副突部との間の段差に収まるようにしたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の折畳コンテナーを組立状態にしてその上に他のコンテナーを積み上げるには、帯板部材を水平姿勢にして第1側壁の上端部から内側に張り出した状態にすればよい。そして、折畳コンテナーの上面開口の内側に他のコンテナーの下面突部を嵌合して横ずれを防止した状態で、折畳コンテナーの側壁の上面に他のコンテナーの下面を重ねて積み上げればよい。このとき、他のコンテナーの下面が折畳コンテナーの側壁の上面からずれて積み上げられても、帯板部材が他のコンテナーを下方から支持して折畳コンテナー内への落ち込みを防ぐことができる。そして、他のコンテナーを帯板部材上で滑らせて正規の積み上げ位置に近づけると、帯板部材の乗上突部に乗り上がってスムーズに上方に移動し、正規の積み上げ位置に案内される。このように、本発明によれば、他のコンテナーを折畳コンテナー上の大まかな位置に積み上げた後で微調整して正規の積み上げ位置に移動することができ、従来に比べて積み上げ作業が容易になる。しかも、乗上突部を設けたことで、他のコンテナーを帯板部材に乗せてからスムーズに正規の積み上げ位置に移動することができる。
[請求項2の発明]
本発明に係る乗上突部は、帯板部材の長手方向の全体に形成してもよいし、請求項2の折畳コンテナーのように、帯板部材の長手方向における中央部のみに形成してもよい。また、乗上突部を帯板部材の長手方向における中央部のみに形成すれば、他のコンテナーと乗上突部との摺接抵抗を軽減することができる。
[請求項3の発明]
請求項3の折畳コンテナーによれば、帯板部材上に載置した他のコンテナーを第1側壁に向けてずらしたときに、第1側壁の上面と内側面との角部に備えた円弧状の角部ガイド面によって他のコンテナーの下面が第1側壁の上面に重なる位置に案内される。これにより、他のコンテナーを帯板部材に乗せてからスムーズに正規の積み上げ位置に移動することができる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明に係るコンテナーセットによれば、他のコンテナーの下面が折畳コンテナーの側壁の上面からずれて積み上げられた場合に、他のコンテナーにおける下面副突部の下面か、或いは、他のコンテナーにおける下面突部の下面の何れかが、帯板部材の上面に当接して、他のコンテナーが折畳コンテナー内に落ち込むことが防がれる。そして、他のコンテナーを帯板部材上で滑らせ、下面突部の下面が乗上突部に乗り上がることで、他のコンテナーをスムーズに正規の積み上げ位置に移動することができる。また、他のコンテナーの下面突部が折畳コンテナーの上面開口の内側に嵌合した状態になると、乗上突部が、他のコンテナーにおける下面突部と下面副突部との間の段差に収まる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図20に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態に係る折畳コンテナー10は、平面形状が長方形で上面が開放した直方体構造になっている。また、折畳コンテナー10は、底壁30と、その底壁30における1対の短辺側の外縁部に回動可能に連結された1対の短辺側壁11,11と、底壁30における1対の長辺側の外縁部に回動可能に連結された1対の長辺側壁21,21(本発明の「第1側壁」に相当する)とからなる。さらに、各短辺側壁11の上端部にはロック部材40が組み付けられ、各長辺側壁21の上端部には、本発明にかかる帯板部材50が組み付けられている。そして、折畳コンテナー10は、短辺及び長辺の側壁11,21を底壁30から起立させて互いに連結した組立状態(図1参照)と、底壁30の上に短辺側壁11,11を重ねるように折り畳んでから、それら短辺側壁11,11の上に一方の長辺側壁21を折り重ね、さらにその上に他方の長辺側壁21を折り重ねた折畳状態(図4参照)とに変更することができる。
図1に示すように、底壁30のうち1対の短辺側の外縁部からは、1対の短辺底突部31,31が上方に突出し、1対の長辺側の外縁部からは、1対の長辺底突部32,32が上方に突出している。また、各短辺底突部31の両端部には、長辺底突部32と同じ高さのコーナー支持壁34,34が備えられ、それらコーナー支持壁34,34を除いた短辺底突部31全体が、長辺底突部32より低くなっている。
図4に示すように、長辺底突部32には、それぞれの長手方向に間隔を空けて複数のアーム受容部35が形成されている。図5には、そのアーム受容部35が拡大して示されている。同図に示すように、このアーム受容部35は長辺底突部32の上面と内面とに開口している。アーム受容部35の上面開口35A及び内面開口35Bの上端部は、内面開口35Bの下端部に比べて広くなっている。また、アーム受容部35の内面には、内面開口35Bを挟んだ両側部分に、抜け止め突起35Tが形成されている。なお、図示しないが短辺底突部31(図1参照)にも長辺底突部32と同様にアーム受容部が複数形成されている。
図3に示すように、底壁30の下面30Sには、外縁部に沿って段差部が形成され、その段差部より内側が外側より下方に突出した下面突部36になっている。また、下面突部36の下面36Sには、外縁部に沿って段差部が形成され、その段差部より内側が外側より下方に僅かに突出した下面副突部37になっている。さらに、下面副突部37の下面37Sには、その中央部分を上方に陥没させて下面凹部38が形成されている。なお、下面副突部37を含む下面突部36は、底壁30の下面30Sのうち底壁30の長手方向の中心線で二分されている。
図1に示すように、長辺側壁21は、横長の平板の外面に、格子状の外面リブ21Lを突出形成した構造になっている。長辺側壁21の下端部からは、上記各アーム受容部35に対応した複数のヒンジ脚部22が垂下されている。図5に拡大して示すように、ヒンジ脚部22の下端部には、両側面から長辺側壁21の横方向に1対のヒンジ軸23A,23Aが突出している。また、ヒンジ脚部22の基端部両側面からは、長辺側壁21の横方向に1対の基端突部23B,23Bが突出している。それら基端突部23B,23Bは、長辺側壁21の内面に連続しかつ面一になっており、その結果、ヒンジ脚部22を長辺側壁21の内面側から見ると、基端部が先端部より幅広の形状になっている。
ヒンジ軸23A,23Aを含むヒンジ脚部22は、底壁30のアーム受容部35に上面開口35A側から受容され、ヒンジ軸23A,23Aが抜け止め突起35T,35Tに係止して抜け止めされている。そして、長辺側壁21がヒンジ軸23A,23Aを中心にして底壁30に対して回動し、起立状態(図1に示した状態)と水平状態(図4に示した状態)との変更することができる。また、長辺側壁21を起立状態にすると、基端突部23B,23Bがアーム受容部35の上面開口35Aを塞ぎ、長辺側壁21の下面が底壁30における長辺底突部32の上面に面当接する。
図1に示すように、長辺側壁21の両側縁部には、上端部と上下方向の中間部とに連結突片28A,28Bが形成されている。それら連結突片28A,28Bは長辺側壁21から短辺側壁11側に向かって突出している。また、図2に示すように、長辺側壁21の内面の上端部には、各連結突片28Aの内面と対峙する位置に連結突起29がそれぞれ突出形成されている。連結突起29の下面は、連結突片28Aに接近するに従って下方に向かうように傾斜している。
短辺側壁11は、矩形平板体の外面に外面リブ11Lを突出形成した構造になっている。また、図示しないが短辺側壁11の下端部にも長辺側壁21と同様に図示しないヒンジ脚部が形成されている。そして、底壁30における短辺底突部31に形成した図示しないアーム受容部に、短辺側壁11のヒンジ脚部を受容して、短辺側壁11と底壁30とが回動可能に連結されている。また、短辺側壁11の両側縁部には、長辺側壁21の連結突起29(図2参照)と対応した位置に切り欠きが形成され、折畳コンテナー10を組立状態にしたときに、連結突起29がその切り欠きを通過し、短辺側壁11の両側縁部の外面が長辺側壁21の連結突片28A,28Bに当接する。
図1に示すように、短辺側壁11における横方向の中央には、上端寄り位置に手差孔11Aが形成されている。短辺側壁11の外面における上端部には、横方向に平行して延びた1対の外面リブ11L,11Lの間にロック部材40が組み付けられている。ロック部材40は、全体が板状になって短辺側壁11の横方向全体に亘って延びている。また、ロック部材40の両端部には、ロック部材40全体の上面に対して下方にずらした位置に係止片42,42が設けられている。そして、前記した1対の外面リブ11L,11L同士の間には、係止片42,42を外面側から覆うように架橋壁11M,11Mが差し渡されている。
ロック部材40の下面からは1対の可撓アーム41,41が末広がり状に斜め下方に延びている。可撓アーム41,41の下端部は、ロック部材40より下側の外面リブ11Lに当接し、それら可撓アーム41,41の弾発力によってロック部材40が上方に付勢されている。その付勢によりロック部材40が可動範囲の上端位置した状態で、係止片42が短辺側壁11の両側縁部の前記切り欠きと重なっている。そして、長辺側壁21,21を起立させてから短辺側壁11を起立させたときに、係止片42が連結突起29における下端傾斜面に摺接してロック部材40が下端位置に移動し、連結突起29が短辺側壁11の前記切り欠きを通過するとロック部材40が上端位置に移動して、係止片42が連結突片28Aと連結突起29(図2参照)との間に挟まれる。これにより、短辺側壁11と長辺側壁21とが互いに起立状態で固定される。なお、短辺側壁11を内側に倒すためには、可撓アーム41の弾発力に抗してロック部材40を下方に移動操作すればよい。その操作を行うためにロック部材40には長手方向の中央に操作孔40Bが貫通形成されている。また、短辺側壁11には、操作孔40Bに対応させて操作補助孔11B(図1参照)が貫通形成されている。
さて、図2に示すように、各長辺側壁21の上端部には帯板部材50がそれぞれ回動可能に連結されている。各帯板部材50は、長辺側壁21の上縁部に沿って延びた帯板状をなし、その長手方向の中心に対して左右対称形状になっている。なお、図6には、帯板部材50を長手方向の中心で半分にして外面側から見た状態が示されており、図7には、帯板部材50を長手方向の中心で半分にして内面側から見た状態が示されている。
図7及び図8に示すように、帯板部材50の内面には格子状の補強リブ50Lが形成されている。また、帯板部材50の幅方向(短手方向)の一端部には複数(例えば、8つ)のヒンジ脚部52が突出形成され、帯板部材50の長手方向の両端部には、1対の水平支持突起51,51が突出形成されている。
詳細には、帯板部材50のうち水平支持突起51及びヒンジ脚部52を除いた本体部50Hの全長は、図1に示すように、短辺側壁11,11の内面間に丁度収まる大きさになっており、本体部50Hの幅は、短辺側壁11の横方向の大きさの1/5以下になっている。また、図8に示すように、本体部50Hの幅方向における一側縁部には、薄板部57Bが形成されている。薄板部57Bは、帯板部材50全体の厚さに対して半分の厚さをなし、本体部50Hの内面寄りに配置されている。さらに、図1に示すように、本体部50Hのうち薄板部57Bと反対側の縁部における長手方向の中央部には、持ち手部50Aが形成されている。持ち手部50Aは、本体部50Hの側縁部に沿って延びたに補強リブ50Lを凹んだ状態に湾曲させかつ、その湾曲部分から外側に指掛け用の突壁を突出させた構造になっている。
図2に示すように、水平支持突起51は全体が角柱状になっている。これに対応して、短辺側壁11には、横方向の両端部に矩形状に切り欠いて上面が開放した水平維持凹部13が形成されている。
図8に示すように、ヒンジ脚部52は、帯板部材50のうち薄板部57Bを有した一側部における長手方向の複数位置に形成されている。各ヒンジ脚部52は、薄板部57Bの内外の両面に亘って形成されかつ薄板部57Bより側方に延びた1対の脚部構成リブ50G,50Gの間を連絡壁50Rにて連絡した構造になっている。また、その連絡壁50Rは、脚部構成リブ50G,50Gの外縁部から先端縁に亘って形成されている。
各ヒンジ脚部52の先端部のうち帯板部材50の長手方向を向いた両側面からは1対のヒンジ軸53,53が相反する方向に突出している。ヒンジ軸53は、断面略L字形をなし、そのL字の一辺の外面は、ヒンジ脚部52の先端面(図8におけるヒンジ脚部52の下端面)と面一になっており、残りの一辺の外面は、図9に示すようにヒンジ脚部52の外面と面一になっている。
長辺側壁21の上端部には、複数のヒンジ脚部52に対応して複数の脚部受容凹部25が形成されている。詳細には、図8に示すように、長辺側壁21の上端部は、内側面が外側面側に段付き状に接近して薄肉部21Bが形成されている。また、角部ガイド面21の第1側壁の上面21Aと内側面とが交差してなる角部は、円弧状の角部ガイド面21Gになっている。そして、脚部受容凹部25は、長辺側壁21の上面21Aと内側面とに開口すると共に、その内面開口25Bが長辺側壁21の段差面21Cを跨いで上下に延びている。脚部受容凹部25の内面開口25Bの下端部は、上端部に比べて長辺底突部32の長手方向で広げられ、1対のヒンジ軸53,53を受容するためのヒンジ軸受入口25Cになっている。また、脚部受容凹部25の内部には、その脚部受容凹部25の高さ方向の中間位置から底面25Eに亘ってヒンジ軸受入口25Cと同じ横幅の軸位置決部26が形成されている。即ち、ヒンジ軸受入口25Cの奥部の空間が軸位置決部26によって上方側に広くなっている。
帯板部材50は、以下のようにして長辺側壁21に組み付けられている。即ち、帯板部材50は、ヒンジ脚部52を最下部に配置した起立姿勢にして、長辺側壁21の内面側からヒンジ脚部52が脚部受容凹部25に受容される。このとき、ヒンジ脚部52から突出したヒンジ軸53は、脚部受容凹部25におけるヒンジ軸受入口25Cを通して脚部受容凹部25内に受容される。ここで、ヒンジ軸受入口25Cは、ヒンジ軸53が丁度通過可能な大きさになっており、ヒンジ軸受入口25Cの奥部は軸位置決部26によって上方側に広くなっているので、ヒンジ軸53をヒンジ軸受入口25Cの奥部に一度受容すると、ヒンジ軸53がヒンジ軸受入口25Cにおける軸位置決部26側の開口縁に引っ掛かり、容易にはヒンジ脚部52が脚部受容凹部25から離脱しなくなる。これにより、各ヒンジ脚部52が長辺側壁21の上端部に連結されて本発明に係る帯板ヒンジ機構が構成されている。
帯板部材50は、帯板ヒンジ機構によって、帯板部材50が、長辺側壁21から内側水平に張り出した水平姿勢と、長辺側壁21から鉛直上方に起立した起立姿勢との間で回動可能になっている。詳細には、帯板部材50が起立姿勢になると、図10に示すように、長辺側壁21と帯板部材50の薄肉部21B,57B同士が対向して、起立姿勢以上に帯板部材50を外側に回動することが規制される。また、長辺側壁21の段差面21Cと帯板部材50の一側面57C、又は、長辺側壁21の上面21Aと帯板部材50の段差面57Aとの何れかが互いに面当接することで、帯板部材50が長辺側壁21に対して自立する。
ここで、帯板部材50を起立姿勢に保持するために、図9に示すように、帯板部材50には起立係合突部55が形成される一方、長辺側壁21には起立係合凹部21Dが形成されている。起立係合突部55は、帯板部材50の全体と薄板部57Bとの間の段差面57Aにおいて、その長手方向の中間部に対をなして設けられている(図9には1つの起立係合突部55のみが示されている)が形成されている。また、図10に示すように、起立係合突部55は、帯板部材50の段差面57Aにおける外寄りに配置されている。さらに、起立係合突部55は、断面三角形になっており、段差面57Aから垂直に立ち上がった係止面を帯板部材50の内面側に備える一方、段差面57Aから斜めに立ち上がった傾斜面を帯板部材50の外面側に備えている。これに対し、起立係合凹部21Dは、長辺側壁21の上面外縁部を矩形に切り欠いてなる。そして、帯板部材50を起立姿勢にすると、起立係合突部55が起立係合凹部21Dに係止して帯板部材50が起立姿勢に保持される。なお、帯板部材50が起立姿勢になると、帯板部材50の内面と長辺側壁21の内面とが面一になる。
起立姿勢の帯板部材50を上方に持ち上げることで起立係合突部55と起立係合凹部21Dとの係止が解除され、帯板部材50を内側に倒すことができる。そして、帯板部材50は、図2に示した起立姿勢から例えば、90度内側に回動すると図1に示した水平姿勢になる。また、帯板部材50は水平姿勢になると、帯板部材50の上面は長辺側壁21の上面21Aより下方にずれた配置になる。
ここで、帯板部材50を水平姿勢に保持するための水平保持機構が、複数のヒンジ脚部52のうち帯板部材50の長手方向の中央に配置された1対のヒンジ脚部52,52とそれらが組み付けられる1対の脚部受容凹部25,25との間に設けられている。具体的には、全てのヒンジ脚部52には、図11に示すように、帯板部材50の起立姿勢で脚部受容凹部25の底面25Eと平行になって対向する回動下面52Sと、回動下面52Sと直交しかつ脚部受容凹部25の内面開口の反対側を向いた回動背面52Rとが備えられている。また、それら回動下面52Sと回動背面52Rとが直交してなる先端背面側角部は、円弧状になっている(所謂、R面取りが施されている)。さらに、全ての脚部受容凹部25には、その底面25Eから直立し、かつヒンジ軸受入口25Cの奥側に位置した垂直壁部25Wが備えられている。そして、中央の1対のヒンジ脚部52,52以外のヒンジ脚部52においては、帯板部材50を回動した際に先端背面側角部と垂直壁部25Wとが干渉しないように、その先端背面側角部の円弧の曲率半径が設定されている。
これに対し、図6に示すように、帯板部材50の長手方向の中央に配置された1対のヒンジ脚部52,52(それらヒンジ脚部52,52のうち図6には一方のヒンジ脚部52のみが示されている)には、帯板部材50を回動した際に先端背面側角部と垂直壁部25Wとが干渉するように、ヒンジ脚部52における幅方向の中央において、先端背面側角部の円弧の曲率半径を小さくして係止突部54が形成されている。
さて、帯板部材50の外面(帯板部材50が水平姿勢になった場合の上面)には、長手方向の中央における薄板部57B寄り位置に、1対の乗上突部70,70が横並びにして形成されている(図6には、左右対称に配置された1対の乗上突部70,70のうち一方の乗上突部70のみが示されている)。各乗上突部70は、略四角錐台構造になっている。また、乗上突部70の頂上面70Bは、乗上突部70全体のうち薄板部57B寄側に位置している。そして、図14に示すように、頂上面70Bと直交した垂直面70Dが、本体部50Hの外面のうち薄板部57B側の段差面と面一になっている。また、乗上突部70のうち垂直面70Dの反対側には、本体部50Hの外面から頂上面70B側に向かって緩やかに立ち上がった第1ガイド面70Aが形成され、その第1ガイド面70Aの両側には、本体部50Hの外面から頂上面70B側に向かって緩やかに立ち上がった1対の第2ガイド面70C,70Cが形成されている(図15参照)。
本実施形態の折畳コンテナー10の構成に関する説明は以上である。次に、この折畳コンテナー10の作用効果について説明する。本実施形態の折畳コンテナー10に荷物を出し入れする場合には、図2に示すように、帯板部材50を起立姿勢にすればよい。これにより、折畳コンテナー10の上面開口が広くなって効率よく荷物を出し入れすることができる。また、図11に示すように、帯板部材50を起立姿勢にすると、帯板部材50と長辺側壁21の内面が面一になるので、荷物が帯板部材50と長辺側壁21との段差に引っ掛かることもない。
折畳コンテナー10に荷物を収容したら帯板部材50を起立姿勢から水平姿勢へと回動する。すると、その回動途中でヒンジ脚部52の先端部が図12に示すように脚部受容凹部25の底面25Eに当接して、ヒンジ脚部52のうち係止突部54を含む先端背面側角部が上方側に移動する。そして、帯板部材50が水平姿勢になると、図13に示すように、ヒンジ軸53が軸位置決部26に受容されて軸位置決部26の天井面26Bに対向すると共に、図1に示すように、水平支持突起51が短辺側壁11の水平維持凹部13に受容されて短辺側壁11により下方から支持される。これらにより帯板部材50が水平姿勢より下方に回動することが規制される。
また、ヒンジ軸53が軸位置決部26に受容されると、長辺側壁21の厚さ方向でもヒンジ軸53の移動が規制される。即ち、ヒンジ軸53は、軸位置決部26に受容されることで、ヒンジ軸53に直交する方向のうち下方を除く3方向で位置決めされて、帯板部材50と長辺側壁21とが一体になる。
さらに、帯板部材50の中央に配置された1対のヒンジ脚部52,52においては、帯板部材50の回動途中で、図12に示すように、係止突部54が垂直壁部25Wを押圧して変形させる。そして、帯板部材50が水平姿勢になると、図13に示すように、垂直壁部25Wが係止突部54の押圧から解放されて元の状態に復元する。これにより、帯板部材50が起立姿勢側に回動することが規制され、帯板部材50が水平姿勢に保持される。
帯板部材50が水平姿勢に保持されると、搬送時に折畳コンテナー10から荷物が外に飛び出ることを規制することができると共に、長辺側壁21が撓み変形することを防ぐことができる。即ち、本実施形態の折畳コンテナー10では、長辺側壁21の上縁部における長手方向の全体に亘って分散した複数位置に帯板部材50が連結されているので、水平姿勢の帯板部材50が長辺側壁21の長手方向全体を補強するリブの役割を果たし、長辺側壁21の撓み変形を抑えることができる。特に、ボルト等のような小さい荷物を多数収容する場合には、荷物の圧力が長辺側壁21にかかるため、水平姿勢の帯板部材50による補強効果が増す。また、水平姿勢の帯板部材50は短辺側壁11,11の間に収まっているので、短辺側壁11,11が内側に倒れることを防止する役割も果たすと共に、長辺側壁21と短辺側壁11とを直交状態を維持して、折畳コンテナー10全体の捻り変形を防ぐことができる。
なお、小さい荷物を多数収容する場合には、荷物の収容時に予め帯板部材50を水平姿勢にしておいて長辺側壁21の変形を抑えてもよい。
折畳コンテナー10は、折畳状態にすれば、嵩張らずに搬送先から返却することができる。そのためには、帯板部材50を水平姿勢から起立姿勢に戻す。ここで、本実施形態では、帯板部材50を水平姿勢に保持するための係止突部54を、帯板部材50の中央部に配置されたヒンジ脚部52,52に偏在させたので、容易に帯板部材50を起立姿勢にすることができる。具体的には、係止突部54を全てのヒンジ脚部52に設けた場合、帯板部材50の長手方向の中央の持ち手部50Aに手を掛けて帯板部材50を引き上げたとき、その手を掛けた部分に近いヒンジ脚部52から順に、係止突部54による垂直壁部25Wの押圧変形を乗り越えて起立して行く。そして、両端部のヒンジ脚部52が、係止突部54による垂直壁部25Wの押圧変形を乗り越えて起立する過程で帯板部材50が大きく捻れ変形し、帯板部材50の回動作業をスムーズに行うことができなくなる。これに対し、本実施形態では、係止突部54が中央のヒンジ脚部52,52に偏在しているので、帯板部材50の捻れ変形が抑えられ、帯板部材50の回動作業をスムーズに行うことができる。
折畳コンテナー10を折り畳み状態にするには、帯板部材50,50を起立姿勢にしてから、ロック部材40を下方に下げて短辺側壁11と長辺側壁21との係止を解除し、短辺側壁11,11を底壁30の上に重ねるように折り畳む。そして、短辺側壁11,11の上に一方の長辺側壁21及び帯板部材50を重ねる。次いで、他方の長辺側壁21及び帯板部材50を一方の長辺側壁21及び帯板部材50の上に重ねるようにして折り畳む。これにより、図4に示すように、折畳コンテナー10が折畳状態になる。
さて、本実施形態の折畳コンテナー10は、組立状態で帯板部材50を水平姿勢にしておけば他のコンテナーを積み上げることができる。図16には、他のコンテナーとして、折畳コンテナー10の半分の大きさの小型コンテナー90が示されている。この小型コンテナー90も折畳可能なコンテナーであって、底壁91の外縁部に1対の短辺側壁94,94と1対の長辺側壁95,95とを回動可能に連結して備えている。そして、各長辺側壁95の上端部にはロック部材97が組み付けられると共に、、各短辺側壁94の上端部には帯板部材96が組み付けられている。また、図18に示すように、底壁91の下面91Sには、外縁部に沿って段差部が形成され、その段差部より内側が外側より下方に突出した下面突部92になっている。また、下面突部92の下面92Sには、外縁部に沿って段差部が形成され、その段差部より内側が外側より下方に僅かに突出した下面副突部93になっている。
ここで、図20(A)に示すように、小型コンテナー90における底壁91の下面91Sと下面突部92の下面92Sとの高低差をH1とし、折畳コンテナー10における乗上突部70の頂上面70Bと長辺側壁21における前記角部ガイド面21Gの下端位置との間の高低差をH2とし、折畳コンテナー10における乗上突部70の頂上面70Bと角部ガイド面21における角部ガイド面21Gの上端位置(即ち、角部ガイド面21の角部ガイド面21A)との間の高低差をH3とすると、H2<H1<H3、の関係が成り立つ寸法設定になっている。
小型コンテナー90を折畳コンテナー10に積み上げるには、小型コンテナー90の下面突部92(図18参照)を折畳コンテナー10の長辺側壁21,21の間に収めるように配置して折畳コンテナー10の上面に載置する。すると、図20(B)に示すように、小型コンテナー90の底板91における下面91Sの外縁部が長辺側壁21の上面21Aに当接して小型コンテナー90の荷重が折畳コンテナー10に支持されると共に、下面突部92が長辺側壁21の上面21Aと帯板部材50との間の段差に収まって横ずれが防止される。
ここで、積み上げ作業時に、図17に示すように、小型コンテナー90が折畳コンテナー10の正規の積み上げ位置からずれても、水平姿勢の帯板部材50が小型コンテナー90を下方から支持するので、折畳コンテナー10内に小型コンテナー90が落ち込みようなことはない。そして、小型コンテナー90を帯板部材50上で滑らせて折畳コンテナー10の正規の位置に移動することができる。
詳細には、小型コンテナー90のうち最下面である下面副突部93の下面93S(図18参照)の縁部を帯板部材50上で滑られて折畳コンテナー10の正規の位置に移動することができる。このとき、図20(A)に示すように、小型コンテナー90が帯板部材50の上面に対して所定角以上に斜めになると、下面副突部93の下面93Sの縁部ではなく、その下面93Sより上方に位置した下面突部92の下面92Sにおける縁部が帯板部材50の上面に摺接する。このような場合であっても、本実施形態では、図19に示すように、帯板部材50の外面に形成された乗上突部70に下面突部92の下面92Sにおける角部が乗り上がる。そして、小型コンテナー90のうち底板91の下面91Sにおける外縁部が、長辺側壁21における角部ガイド面21Gに摺接して長辺側壁21の上に乗り上がる。これにより、図20(B)に示すように小型コンテナー90を折畳コンテナー10の正規の位置にスムーズに移動することができる。なお、小型コンテナー90が折畳コンテナー10の正規の位置に積み上げられると、乗上突部70が、小型コンテナー90における下面突部92と下面副突部93との間の段差に収まる。
また、折畳コンテナー10における長辺側壁21,21を薄くしたために長辺側壁21,21の僅かな変形により、小型コンテナー90を長辺側壁21,21上に載置することができない場合、長辺側壁21,21の代わりに帯板部材50によって小型コンテナー90を下方から支持して小型コンテナー90を折畳コンテナー10に積み上げることができる。ここで、本実施形態では、帯板部材50の回動端に備えた水平支持突起51,51が短辺側壁11,11によって下方から支持された構造になっているので、小型コンテナー90の荷重によって帯板部材50自体が変形することが防がれ、小型コンテナー90を安定して支持することができる。
なお、折畳コンテナー10の上に他の折畳コンテナー10を積み上げた場合には、折畳コンテナー10の下面に備えた下面突部36が長辺側壁21の上面21Aと帯板部材50との間の段差に収まって折畳コンテナー10,10同士の横ずれが防止される。
上記したように本実施形態の折畳コンテナー10では、帯板部材50,50を備えたことにより、小型コンテナー90の下面91Aが折畳コンテナー10の側壁21の上面21Aからずれて積み上げられても、帯板部材50が小型コンテナー90を下方から支持して折畳コンテナー10内への落ち込みを防ぐことができる。そして、小型コンテナー90を帯板部材50上で滑らせて正規の積み上げ位置に近づけると、帯板部材50の乗上突部70に乗り上がってスムーズに上方に移動し、正規の積み上げ位置に案内される。このように、本実施形態によれば、小型コンテナー90を折畳コンテナー10上の大まかな位置に積み上げた後で微調整して正規の積み上げ位置に移動することができ、従来に比べて積み上げ作業が容易になる。しかも、乗上突部70を設けたことで、小型コンテナー90を帯板部材50に乗せてからスムーズに正規の積み上げ位置に移動することができる。さらには、乗上突部70を帯板部材50の長手方向における中央部のみに形成したので、乗上突部70を帯板部材50の長手方向における全体に形成した場合に比べて小型コンテナー90と乗上突部70との摺接抵抗を軽減することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態ではヒンジ脚部52にヒンジ軸53が一体形成されていたが、図示しないピンを長辺側壁の壁部とヒンジ脚部の先端部とに貫通させて帯板部材を長辺側壁に回動可能に連結してもよい。
(2)前記実施形態では、乗上突部70が帯板部材50の長手方向における中央部に偏在していたが、乗上突部は、帯板部材の回動中心側の縁部に沿って帯板部材の全体に亘って延びた構造であってもよい。
本発明の一実施形態に係る折畳コンテナーの斜視図 帯板部材を起立姿勢にした折畳コンテナーの斜視図 折畳コンテナーを下方から見た斜視図 折畳状態の折畳コンテナーの斜視図 アーム受容部の斜視図 帯板部材の外面側平面図 帯板部材の内面側平面図 ヒンジ脚部の及び脚部受容凹部の拡大斜視図 ヒンジ脚部の及び脚部受容凹部の拡大斜視図 起立姿勢の帯板部材の拡大斜視図 起立姿勢の帯板部材の側断面図 傾斜姿勢の帯板部材の側断面図 水平姿勢の帯板部材の側断面図 帯板部材の側断面図 帯板部材の正面図 折畳コンテナーに他のコンテナーを積み上げた状態の斜視図 他のコンテナーがずれた状態の斜視図 他のコンテナーの底壁の下面斜視図 他のコンテナーがずれた状態の拡大斜視図 折畳コンテナーに他のコンテナーを積み上げた状態の側断面図
符号の説明
10 折畳コンテナー
11 短辺側壁(第2側壁)
13 水平維持凹部
21 長辺側壁(第1側壁)
21G 角部ガイド面
25 脚部受容凹部
25B 内面開口
25C ヒンジ軸受入口
25E 底面
25W 垂直壁部
36 下面突部
50 帯板部材
51 水平支持突起
52 ヒンジ脚部
52R 回動背面
52S 回動下面
53 ヒンジ軸
54 係止突部
55 起立係合突部
70 乗上突部
90 小型コンテナー
92 下面突部

Claims (4)

  1. 四角形の底壁の各外縁部に側壁をそれぞれ回動可能に連結し、それら側壁を前記底壁から起立させて互いに連結した組立状態と、前記側壁を前記底壁の上に重ねた折畳状態とに変更可能な折畳コンテナーであって、前記組立状態の折畳コンテナーにおける前記側壁の上面に他のコンテナーの下面を重ねかつ、前記他のコンテナーの下面から突出した下面突部を折畳コンテナーの上面開口内に嵌合して積み上げ可能な折畳コンテナーにおいて、
    前記側壁のうち前記底壁の縦横の何れか一方で対向した1対の第1側壁の上縁部に沿って延びた1対の帯板部材と、
    前記各帯板部材を前記各第1側壁の上端部に連結して、前記第1側壁から内側水平に張り出した水平姿勢と、前記第1側壁から鉛直上方に起立した起立姿勢との間で回動可能な帯板ヒンジ機構とを備え、
    前記水平姿勢の前記帯板部材を前記第1側壁の上面に対して下方にずらして配置し、
    前記水平姿勢の前記帯板部材の上面には、前記帯板部材の回動半径方向における中間位置から回動中心寄り位置に向かって徐々に突出量が大きくなった乗上突部が形成されたことを特徴とする折畳コンテナー。
  2. 前記乗上突部は、前記帯板部材の長手方向における中央部のみに設けられたことを特徴とする請求項1に記載の折畳コンテナー。
  3. 前記第1側壁の上面と内側面とが交差してなる角部に円弧状の角部ガイド面を形成し、
    前記水平姿勢の前記帯板部材上に載置した前記他のコンテナーを前記第1側壁に向けてずらしたときに、前記角部ガイド面によって前記他のコンテナーの下面が前記第1側壁の上面に重なる位置に案内されるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の折畳コンテナー。
  4. 請求項1乃至3の何れかの折畳コンテナーと、その折畳コンテナーに積み上げ可能な前記他のコンテナーとからなり、前記他のコンテナーのうち前記折畳コンテナーの前記第1側壁の上方に配置される側壁が前記第1側壁より小さいコンテナーセットであって、
    前記他のコンテナーのうち前記下面突部の下面には、外縁部に沿って段差部が形成されてその段差部より内側が外側より下方に突出した下面副突部になっており、
    前記他のコンテナーを前記折畳コンテナーに積み上げた状態で、前記乗上突部が前記他のコンテナーにおける前記下面突部と前記下面副突部との間の段差に収まるようにしたことを特徴とするコンテナーセット。
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