JP4047587B2 - 運搬用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、底壁及び側壁から有底四角箱状に形成され、内部に収容物を収容するための収容空間が設けられた運搬用容器に関するものである。より詳しくは、複数の容器本体をネスティング状態で上下に積み重ねることができるとともに、スタッキング状態で上下に積み重ねることができるように構成された運搬用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の運搬用容器としては、特開平9−48437号公報に開示されている箱型容器が知られている。この箱型容器は、空の容器を積み重ねる際には、上に位置する容器が下に位置する容器に嵌め込まれ、また、内容物が収納された容器を積み重ねる際には、上に位置する容器が下に位置する容器に嵌め込まれないように構成されている。さらに、この箱型容器は、各側壁の両隅部付近に形成されたポケットと支脚との組合わせからなるポケット・支脚部間に位置するフランジに、支脚の突出部が挿入可能な凹溝が形成されている。加えて、前記凹溝は、フランジの土手部とフランジの平坦部に突設された凸条とにより形成されている。
【0003】
そして、この箱型容器は、各側壁の両隅部付近に形成されたポケット・支脚部間に位置するフランジにのみ、支脚の突出部が挿入可能な凹溝が形成されていることから、長側壁或いは短側壁のいずれの方向からのスタッキングにおいてもスタッキングを行うことができるようになっている。すなわち、スタッキングさせる際には、上に位置する容器の支脚が、下に位置する容器の凹溝を形成する凸条に邪魔されることがないように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の箱型容器では、空の容器を積み重ねる場合(ネスティング)と、内容物が収納された容器を積み重ねる場合(スタッキング)とのそれぞれのケースにおいて、それぞれ異なるポケットと支脚とを組合わせる必要があった。すなわち、この容器は、上又は下に位置する一方の容器を平面的に180°回転させてその向きを逆転させることにより、ネスティング状態での積み重ねからスタッキング状態での積み重ね、又はスタッキング状態での積み重ねからネスティング状態での積み重ねに変更されるようになっている。そして、この箱型容器においては、複数の容器を上下に積み重ねる際には、常に上下に位置する容器の向き、すなわち上下の容器がいずれも同じ向きであるか、それとも相互に逆転した向きであるかをそれぞれ確認しながら積み重ねる作業を行う必要があった。
【0005】
このため、この箱型容器は、上記凹溝を特別に設けることにより、長手又は短手のいずれの方向からでもスタッキングさせることができるようになっているにも関わらず、上下に位置する容器の向きを確認するために余分な時間が取られてしまい、積み重ね作業の作業性を顕著に高めることができなかった。さらに、万一、上下に位置する容器の向きを間違えてしまった場合には、下に位置する容器内の内容物が上に位置する容器の底部により押し潰されてしまうおそれが極めて高かった。
【0006】
この発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、複数の容器本体をスタッキング状態で上下に積み重ねる際の作業性を容易に高めることができるように構成された運搬用容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の運搬用容器は、底壁と、上方ほど拡がるテーパ形状に形成された各一対の側壁とから有底四角箱状に形成されるとともに、一方の対向する側壁の両外側部に上方ほど拡がるテーパ状のネスティングポケットが突設された容器本体を備え、下方に位置する容器本体の収容空間内に上方に位置する容器本体の底部を挿入することにより、複数の容器本体をネスティング状態で上下に積み重ねられるように構成した運搬用容器であって、一方の対向する側壁の上端縁に沿って一対のスライド板を回動可能に軸着するとともに、容器本体の上端部に前記スライド板を容器本体の内側方に配向させつつ支持するための水平支持部を容器本体の外側方に向かって水平に延びるフランジ状に設け、前記ネスティングポケットの上部開口部を前記水平支持部に支持されたスライド板によって覆うように構成し、前記水平支持部に支持されたスライド板の上面又は容器本体の下面に、前記スライド板が軸着された側壁と平行に延びるガイド溝又はガイド突部を設け、上方に位置する容器本体の下面が下方に位置する容器本体のスライド板に沿ってガイドされながらスライドするように構成し、前記水平支持部に支持されたスライド板における容器本体の内側方への突出長さは、前記水平支持部の幅と略同等であることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、運搬用容器を構成する容器本体11は、合成樹脂により上面を開口した有底長四角箱状に形成されている。この容器本体11は、長四角板状に形成された底壁12と、その底壁12の周縁に沿って立設されるとともに上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成された各一対の長側壁13及び短側壁14とを備えている。この容器本体11は、内部の収容空間内に機械部品等の収容物を収容して運搬することができるとともに、同収容空間内に別の容器本体11の底部を挿入することにより、複数の容器本体11をネスティング状態で小さくコンパクトに積み重ねることができるように構成されている。
【0012】
対向する一対の長側壁13の両側部には、側面長四角形状、平断面コ字状に形成された脚部21が上下方向に延びるように設けられており、複数の容器本体11をスタッキング状態で上下に積み重ねる際の支持脚として機能するように構成されている。この脚部21は、長側壁13を構成する壁面を平断面コ字状に突出させることにより構成されており、容器本体11の内方側は平面長四角形状に形成されたネスティングポケット21aとなっている。また、この脚部21を構成する各側壁は、上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成されている。
【0013】
各脚部21(ネスティングポケット21a)は、図2(b)に示されるように容器本体11を平面又は底面から見たとき、その中心点Oを中心として平面的に180°回転させることにより、容器本体11の対向するコーナ部に設けられた脚部21とそれぞれ一致した位置に配置されるように構成されている。そして、この脚部21は、複数の容器本体11をネスティング状態で上下に積み重ねる際には、上方に位置する脚部21(外側面)が下方に位置する脚部21のネスティングポケット21a内に係入されるように構成されている。
【0014】
図1〜図3に示すように、この脚部21を構成する底壁21bの下面は、容器本体11の底壁12の下面よりも僅かに上方に位置するように構成されている。さらに、これら底壁21bの下面外端部には、その底壁21bの外側縁に沿って延びるガイド突部としての四角柱状のガイド突条22が垂下されている。これらガイド突条22は、長側壁13の長手方向と平行に延びるように設けられている。なお、前記ガイド突条22の上下方向の高さは、好ましくは1〜5mm、より好ましくは2〜4mmであるとよい。また、図2(b)及び図3に示すように、これら脚部21の下面には、前記ガイド突条22と容器本体11の底壁12との境界にそれぞれ段差が形成されており、これらの段差によってガイド突条22の内側方にはガイド溝としての凹溝23が形成されている。
【0015】
図1に示すように、対向する一対の短側壁14の上端部には、長四角板状に形成された第1上部フランジ31及び第2上部フランジ32が外側方に延びるように突設されている。第1上部フランジ31は、短側壁14の上端縁全体に渡って水平方向に延びるように突設され、第2上部フランジ32は、第1上部フランジ31のやや下方に位置する短側壁14の外側面上端部から外側方(水平方向)に延びるように突設されている。
【0016】
対向する一対の長側壁13の外側面上端部には、第3上部フランジ33が外側方(水平方向)に延びるように突設されている。この第3上部フランジ33は、前記第2上部フランジ32と同一の水平面内に延びるように設けられているうえ、長側壁13の中央部及び前記脚部21が設けられた領域を除く長側壁13の外側面全体に渡って設けられている。
【0017】
図1及び図3に示すように、長側壁13の上端面は、容器本体11の外側方に向かって水平方向に延びるフランジ状に形成されている。この長側壁13の上端面は、短側壁14の第1上部フランジ31の上面よりも僅かに低い位置に設けられた水平支持部としての段部40となっている。この段部40の外端部には、横円筒状に形成された第1軸受け部41が所定間隔をおいて外側方に延びるように突設されているうえ、それら第1軸受け部41の中心部を通るように水平方向に延設された回動軸42が設けられている。なお、前記回動軸42の両端部は、前記第1上部フランジ31と第2上部フランジ32との間の短側壁14の壁面に固定されている。
【0018】
さらに、長側壁13の上端部には、長四角板状に形成されたスライド板43が長側壁13の上端縁に沿って回動可能となるように軸着されている。すなわち、このスライド板43の基端部には、前記第1軸受け部41と同形状の横円筒状に形成された第2軸受け部44がスライド板43の短手方向に沿って延びるように突設されている。これら第2軸受け部44の中心部には、前記第1軸受け部41によって被覆されていない部分の回動軸42が挿通されている。そして、スライド板43は、前記回動軸42を軸にして容器本体11の内方から外方へと回動可能となるように軸着されている。
【0019】
また、長側壁13の上端部外側面には、前記スライド板43を容器本体11の外方に回動させたとき、そのスライド板43を上下方向に延びるように配置した状態で収容することができるように構成された収容凹部45が設けられている。この収容凹部45は、長側壁13の外側面から外側方に延びるように突設された第1軸受け部41と第3上部フランジ33との間に設けられている。すなわち、この収容凹部45は、第1軸受け部41及び第3上部フランジ33の先端部に対して相対的に陥没するように形成されている。さらに、この収容凹部45内で上下方向に延びるように配置されたスライド板43の外側面は、第1軸受け部41及び第3上部フランジ33の先端部と面一となるように構成されている。
【0020】
また、前記スライド板43は、容器本体11の内方に回動されたとき、前記段部40の上面と当接されて水平方向に延びるように支持されるように構成されている。この段部40と当接された状態のスライド板43の上面中央部には、平面長四角形状に形成されたガイド溝46が長側壁13と平行に延びるように凹設されている。このガイド溝46の両端部は、長側壁13の両端部に突設された左右の脚部21のガイド突条22の真上位置に設けられている。さらに、このガイド溝46の上面とスライド板43の上端面との間には、両面間の段差を滑らかに繋ぐように傾斜した傾斜面46aが形成されている。加えて、前記スライド板43の上端面に対するガイド溝46の穿設深さは、前記ガイド突条22の高さ未満となるように形成されている。
【0021】
また、スライド板43の先端縁上部には、前記ガイド溝46を凹設することによって略四角柱状に突出されたガイド突部としての第2ガイド突条46bが長側壁13と平行に延びるように設けられている。図3に示すように、段部40の上面と当接された状態のスライド板43の先端縁(第2ガイド突条46b)は、ガイド突条22の真上位置よりも容器本体11の内側方に位置するように構成されている。さらに、前記第2ガイド突条46bは、長側壁13の内側部下端縁の真上位置よりも容器本体11の外側方に位置するように構成されているのが好ましく、長側壁13の内側部上端縁の真上位置よりも容器本体11の外側方に位置するように構成されているのがより好ましい。また、スライド板43の上端面の高さは、短側壁14(第1上部フランジ31)の上端面の高さに対して、好ましくは−5〜+5mm、より好ましくは−5〜±0mm、さらに好ましくは−3〜±0mmであるとよい。
【0022】
次に、上記運搬用容器の作用について説明する。
図1に示されるように、この運搬用容器の容器本体11をスタッキング状態で上下に積み重ねる際には、まず、下方に位置する容器本体11の対向する一対のスライド板43を容器本体11の内方に回動させて段部40の上面に載置させる。次に、上下の容器本体11の向きを全く気にかける必要なく、上下の容器本体11の両側部(長側壁13)を上下にほぼ揃えた状態で、上方に位置する容器本体11を下方に位置する容器本体11の上端部に載置させる。このとき、図3に示されるように、上方に位置する容器本体11下面のガイド突条22は、下方に位置する容器本体11のスライド板43の上面(ガイド溝46)に係合しながら載置され、上下の容器本体11がスタッキング状態で積み重ねられる。
【0023】
なお、前記積み重ねの際に上下の容器本体11の両端部(短側壁14)が上下に揃っていなかった場合でも、上方に位置する容器本体11のガイド突条22を、下方に位置する容器本体11のスライド板43のガイド溝46内で係合状態を維持したまま容易にスライドさせることができる。このとき、前記ガイド突条22とガイド溝46との係合関係により、上方に位置する容器本体11のスライド方向が適正な方向にガイドされ、上下の容器本体11の両側部(長側壁13)を上下に揃えつつ、それら容器本体11の両端部(短側壁14)を上下に揃えて配置するのが容易に行われる。さらにこのとき、上方に位置する容器本体11のガイド突条22は、下方に位置する容器本体11のスライド板43上において、ガイド溝46の両端部に形成された傾斜面46aにより、前記適切な位置を越えてスライドし難くなっている。
【0024】
このスタッキング状態で積み重ねられた複数の容器本体11は、上方に位置する容器本体11のガイド突条22が、下方に位置する容器本体11のガイド溝46と係合されているうえ、そのガイド溝46の周縁部と当接可能な状態で配置されている。さらに、上方に位置する容器本体11の側壁13,14下端部が、下方に位置する容器本体11のスライド板43の先端縁及び短側壁14の上端縁(第1上部フランジ31)と当接可能な状態で配置されている。そして、このスタッキング状態で積み重ねられた運搬用容器を運搬する際には、運搬時の振動や衝撃等が加えられても、上方に位置する容器本体11が下方に位置する容器本体11の上端部からずれたり落下したりし難く、前記スタッキング状態が容易に維持される。また、前記ガイド突条22とガイド溝46との係合関係は、前記スタッキング状態で上下に積み重ねられた複数の容器本体11を分離してその状態を解除する際にも、容器本体11のスライド方向を適正な方向にガイドする機能を発揮する。
【0025】
また、図1に示されるように、複数の容器本体11をスタッキング状態で上下に積み重ねたとき、上下の容器本体11の脚部21がそれぞれ上下に揃った位置に配置されている。すなわち、上方に位置する脚部21は、スライド板43を挟んで下方に位置する脚部21の上方(真上)位置に載置されている。このとき、上方に位置する脚部21は、下方に位置する脚部21(ネスティングポケット21a)の上部開口部を跨ぐように設けられた段部40上に架設されたスライド板43上に載置されている。前記ネスティングポケット21aの上部開口部はあまり大きくは開口されておらず、長手方向及び短手方向のスパンはともに短く形成されている。このため、複数の容器本体11を上下に多段積みしたときには、短いスパンの凹凸形状(平断面コ字状)に形成された脚部21が上下方向に延びる補強リブ様の役割を果たし、スライド板43にかかる荷重を著しく高い強度で受け止めることができる。
【0026】
一方、この運搬用容器の容器本体11をネスティング状態で小さくコンパクトに積み重ねる際には、まず、下方に位置する容器本体11の対向する一対のスライド板43を容器本体11の外方に回動させて収容凹部45内に収容させる。次に、上下の容器本体11の向きを全く気にかける必要なく、上下の容器本体11を上下にほぼ揃えた状態で、上方に位置する容器本体11の底部を下方に位置する容器本体11の内部収容空間内に挿入する。
【0027】
このとき、上方に位置する容器本体11の第2上部フランジ32の下面が下方に位置する容器本体11の第1上部フランジ31の上面と当接されるとともに、対応する底壁12及び側壁13、14同士が近接した位置に配置され、極めて安定な状態で積み重ねられる。さらに、上方に位置する容器本体11の脚部21は、下方に位置する容器本体11のネスティングポケット21a内に収容され、上下の容器本体11間のネスティング状態における「がたつき」が効果的に抑制されている。
【0028】
上記実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の運搬用容器は、底壁12と、その底壁12の周縁に立設されるとともに上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成された各一対の側壁13,14とから有底長四角箱状に形成された容器本体11から構成されている。さらに、この運搬用容器は、対向する長側壁13の上端縁に沿って長四角板状に形成された一対のスライド板43が回動可能に軸着されているうえ、容器本体11の上端部には、前記スライド板43を容器本体11の内側方に配向させつつ支持するための段部40が設けられている。加えて、前記段部40に支持されたスライド板43の上面には、長側壁13と平行に延びるガイド溝46が凹設され、容器本体11の下面にはガイド突条22が垂下されている。
【0029】
すなわち、この運搬用容器は、各側壁13,14が上方ほど拡がるテーパ形状に形成されていることから、下方に位置する容器本体11の収容空間内に上方に位置する容器本体11の底部を挿入することにより、複数の容器本体11をネスティング状態で上下に積み重ねることができる。さらに、この運搬用容器は、スライド板43が段部40上に載置されていない状態では、複数の容器本体11をネスティング状態でしか積み重ねることができないようになっている。このため、ネスティング状態での積み重ね作業においては、上下の容器本体11の向きを全く気にする必要がないことから、ネスティング状態での積み重ね作業の作業性を容易に高めることができる。
【0030】
さらに、この運搬用容器は、複数の容器本体11をスタッキング状態で上下に積み重ねる際に、ガイド溝46とガイド突条22との係合関係により、上方に位置する容器本体11を下方に位置する容器本体11のガイド溝46に沿って適正な方向にガイドしながらスライドさせることができる。このため、複数の容器本体11をスタッキング状態で上下に積み重ねる際の作業性を著しく容易に高めることができる。また、スタッキング状態で積み重ねられた容器本体11を分離する際にも、上述のように上下の容器本体11間を適正な方向に滑らかにスライドさせることができることから、その作業性を容易に向上させることができる。
【0031】
加えて、この運搬用容器は、スライド板43を段部40上に載置することによりネスティング状態での積み重ねが防止されるようになっていることから、スタッキング状態で積み重ねる際に上下の容器本体11の向きを全く気にする必要がない。このため、この運搬用容器は、スタッキング状態で上下に積み重ねる際には、上下の容器本体11の向きを気にするために費やされる手間と時間を省くことができることから、積み重ね作業の作業性を容易に向上させることができる。さらに、収容物が加わって重量が増した上方に位置する容器本体11を持ち上げながら向きを逆転させる必要がないことから、その積み重ね作業の作業性をより一層顕著に高めることができる。
【0032】
一方、前記従来の箱型容器では、スタッキング及びネスティングのいずれの状態でも上下に積み重ね可能に構成するために、著しく多数のポケット及び支脚を設ける必要があった。これに対し、本実施形態の運搬用容器は、上下の容器本体11の向きを気にすることなくスタッキング及びネスティングのいずれの状態でも容易に積み重ねることができるうえ、ポケットや支脚を設ける必要がないことから著しく簡単な構成とすることが可能である。
【0033】
・ この運搬用容器は、対向する一対の長側壁13の外側部に、底壁12の中心点Oを中心とする点対称位置に設けられるとともに、上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成された各一対のネスティングポケット21a(脚部21)が突設されている。さらに、それらネスティングポケット21aの上部開口部が段部40に支持されたスライド板43によって覆われるように構成されているうえ、前記ガイド溝46の真下に位置するネスティングポケット21aの底壁21b下面にガイド突条22が垂下されている。
【0034】
このため、この運搬用容器は、ネスティングポケット21aを設けることによって、容器本体11の下面外端部を長側壁13の下端部よりも外側方に突出した位置に設けることができる。そして、その外側方に突出した容器本体11の下面と下方に位置するスライド板43とを係合させることによって、上方に位置する容器本体11全体を下方に位置する長側壁13の上端部の真上又はそれに極めて近接した位置で支持することができる。従って、上方に位置する容器本体11の荷重がスライド板43を介して下方に位置する容器本体11の長側壁13に伝わりやすくなり、スライド板43のみに無理な荷重がかかるのを防止することができる。
【0035】
さらにこのとき、前記外側方に突出した位置である脚部21の底壁21b下面にガイド突条22を設けることによって、そのガイド突条22の真上位置にネスティングポケット21aの上部開口部が位置するように構成するのが極めて容易となる。このとき、各ネスティングポケット21aの両側方(長側壁13に沿った方向)に段部40を設けるのが容易となり、その段部40の真上にガイド溝46を設けることができる。その結果、複数の容器本体11をスタッキング状態で上下に積み重ねる際には、上方に位置する容器本体11のガイド突条22が、下方に位置する容器本体11の段部40と上下に揃った位置に配置されることから、より大きな荷重を受け止め得る構造を極めて容易に形成させることができる。
【0036】
また、この運搬用容器は、前記ネスティングポケット21aの底壁21b下面に、容器本体11の底壁12外側縁とガイド突条22との間に凹溝23が設けられている。このため、複数の容器本体11をスタッキング状態で上下に積み重ねる際には、前記ガイド溝46とガイド突条22との係合関係に加えて、スライド板43の先端部上端縁と凹溝23との係合関係が付加的に機能し、上方に位置する容器本体11のスライドガイド機能をより一層高めることが容易である。
【0037】
・ この運搬用容器は、長側壁13の外側部にスライド板43を収容するための収容凹部45を設けるとともに、その収容凹部45内に収容されたスライド板43の外側面が収容凹部45の外端部(第3上部フランジ33及び第1軸受け部41)と面一となるように構成されている。このため、この運搬用容器は、複数の容器本体11をネスティング状態で上下に積み重ねたときの外観を著しく容易に向上させることができる。さらに、スライド板43を収容凹部45内に収容したとき、誤って手や足がスライド板43に当たってしまった場合でも、スライド板43が容易に回動されたりし難くなることから、回動軸42の破損を極めて効果的に防止することができる。特に、前記第3上部フランジ33は、スライド板43の下端縁に沿って延びるように形成されていることから、回動軸42の破損防止効果は著しく高い。
【0038】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 容器本体11を図4(a)及び(b)に示されるように構成すること。
すなわち、この容器本体11は、上記実施形態における脚部21及び段部40を省略し、対向する一対の長側壁13の壁面全体が平坦面によって構成されているうえ、ガイド突条22及びガイド溝46も省略されている。さらに、スライド板43の両端部が対向する一対の短側壁14の上端部を覆うように形成されているうえ、対向する一対の第1上部フランジ31の両端部には、その上面内側部を平面略四角形状に凹設することによって水平支持部としての第2段部51が設けられている。なお、この第2段部51の上面の高さは、上記実施形態の段部40の上面と同じ高さになっている。
【0039】
一方、長側壁13の下方に位置する底壁12の下面両側部には、長側壁13と平行に延びる段差を形成することにより、その段差の外側方位置にガイド溝としての第2ガイド溝52が所定深さ凹設されている。なお、この第2ガイド溝52の穿設深さは、好ましくは1〜5mm、より好ましくは2〜4mmであるとよい。
【0040】
このように構成した場合、スライド板43を容器本体11の内方に回動させ、そのスライド板43の両端部下面を第2段部51の上面に載置することによって、スライド板43を水平方向に支持することができる。さらに、この運搬用容器は、下方に位置する容器本体11のスライド板43の先端縁と、上方に位置する容器本体11の第2ガイド溝52とを係合させることができるとともに、前記上方に位置する容器本体11を前記スライド板43に沿ってガイドしながらスライドさせることが可能である。
【0041】
・ 前記図4(a)及び(b)に示される容器本体11において、第2ガイド溝52を省略して底壁12の下面全体を平坦面によって構成するとともに、スライド板43の先端部一側面に、図4(a)に2点鎖線で示されるように長側壁13と平行に延びるガイド溝としての第3ガイド溝53を凹設すること。なお、この第3ガイド溝53の両端部は、底壁12のコーナ部の真上位置まで延設されている。このように構成した場合、下方に位置する容器本体11の第3ガイド溝53と、上方に位置する容器本体11の底壁12両側縁とを係合させることができるとともに、前記上方に位置する容器本体11を前記スライド板43に沿ってガイドしながらスライドさせることが可能である。
【0042】
・ 前記図4(a)及び(b)に示される容器本体11において、第2ガイド溝52を省略して底壁12の下面を平坦面によって構成するとともに、スライド板43に上記実施形態と同様のガイド溝46を設けること。さらに、前記ガイド溝46の両端部の真下に位置する底壁12の下面外端部には、図4(b)に2点鎖線で示されるような各一対のガイド突条22を垂下させること。また、このガイド突条22の代わりに、長側壁13に沿って設けられた一対のガイド突条22間を1本に連結させた四角柱状のガイド突条、又はそのガイド突条の両端部を容器本体11のコーナ部まで延設させたガイド突条としてもよい。
【0043】
・ ガイド溝46を省略してスライド板43の一側面(上面)を平坦面によって構成するとともに、そのスライド板43の先端部上面に、長側壁13と平行に延びる突条(第2ガイド突条46b)を突設させてもよい。
【0044】
・ ガイド溝46を省略してスライド板43の一側面(上面)を平坦面によって構成するとともに、そのスライド板43の先端部上面及び基端部上面に、長側壁13と平行に延びる一対の突条を突設させてもよい。なおこのとき、スライド板43の上面には、ガイド溝としての溝状の構造物が形成される。
【0045】
・ ガイド突条22を丸棒状又は底面楕円形状に形成してもよい。或いは、ガイド突条22の代わりに、半球状又は底面正方形状に形成されたガイド突部としての複数の突部を、底壁21bの下面外側縁において、長側壁13と平行に延びるように一列に並べながら垂下させるように構成してもよい。
【0046】
・ 容器本体11の一方の短側壁14に近接する対向する一対の脚部21の位置を容器本体11の中央寄りに移動させることにより、各脚部21が、平面又は底面から見たとき、前記中心点Oを通って長側壁13又は短側壁14と平行に延びる中央線を挟んで線対称位置に設けられるように構成すること。さらに、前記各脚部21に隣接する長側壁13の外側部に、前記中心線を挟んで線対称位置となるように設けられた第2脚部を突設させること。さらに、前記脚部21のポケット内には、第2脚部が収容可能となるように構成されている。
【0047】
すなわち、この運搬用容器は、スライド板43を収容凹部45内に収容した状態で複数の容器本体11を上下に積み重ねたとき、上下に隣接する容器本体11を同じ向きにしたときにはネスティング状態で積み重ねられ、異なる向きにしたときにはスタッキング状態で積み重ねられるように構成されている。
【0048】
このように構成した場合でも、脚部21及び第2脚部の位置に関わりなく、スライド板43によりそれらポケットの上部開口部が覆われることから、スタッキング状態で積み重ねる場合には、各容器本体11の向きを全く気にする必要がない。
【0049】
・ スライド板43を対向する一対の短側壁14の上端部に設けてもよい。また、スライド板43を対向する各一対の長側壁13及び短側壁14の上端部に設けてもよい。
【0050】
・ 回動軸42又はスライド板43を、例えば繊維強化プラスチック(FRP)や金属等の強度の高い材料によって構成すること。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
【0051】
・ 容器本体を有底長四角箱状に形成するとともに、前記ガイド溝又はガイド突部を容器本体の長手方向に延びるように設けたことを特徴とする運搬用容器。
【0052】
・ 前記水平支持部をスライド板の基端部から容器本体の内側方に延びるように設けられた段部により構成したことを特徴とする運搬用容器。
【0053】
・ 前記水平支持部を前記スライド板が軸着された側壁の上端縁から外側方に突設されたフランジ状の段部により構成したことを特徴とする運搬用容器。
【0054】
・ 前記ガイド溝の両端部に、ガイド溝の上面からスライド板の上面へと傾斜する傾斜面を形成したことを特徴とする運搬用容器。
【0055】
・ 前記ガイド突部の下端部を底壁の下端面と同じ高さ又は底壁の下端面よりも上方に位置するように構成したことを特徴とする運搬用容器。このように構成した場合、容器本体を地面又は床面上に載置したときにガイド突部が押し潰されないようにすることができる。
【0056】
・ 前記ガイド溝を前記スライド板が軸着された側壁の上端部の真上に位置するように設けたことを特徴とする運搬用容器。
【0057】
・ 前記スライド板を容器本体の内側方に配向させたとき、水平支持部の真上にガイド溝が位置するように構成したことを特徴とする運搬用容器。このように構成した場合、ガイド突部にかかる荷重を水平支持部により確実に受け止めることが可能となる。
【0058】
・ 前記ネスティングポケットの上部開口部の真下にガイド突部が位置するように構成したことを特徴とする運搬用容器。このように構成した場合、スライド板が水平支持部によって広い面積で支持されるように構成するのが容易となる。
【0059】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の運搬用容器によれば、複数の容器本体をスタッキング状態で上下に積み重ねる際の作業性を容易に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のスタッキング状態の運搬用容器を示す分解斜視図。
【図2】 (a)は実施形態の運搬用容器を示す平面図、(b)は同じく底面図。
【図3】 図1の3−3線から見た運搬用容器を示す側断面図。
【図4】 (a)は実施形態以外の運搬用容器を示す平面図、(b)は同じく底面図。
【符号の説明】
11…容器本体、12…底壁、13…側壁及びスライド板が軸着された側壁としての長側壁、14…側壁としての短側壁、21a…ネスティングポケット、22…ガイド突部としてのガイド突条、23…ガイド溝としての凹溝、40…水平支持部としての段部、43…スライド板、45…収容凹部、46…ガイド溝、46b…ガイド突部としての第2ガイド突条、51…水平支持部としての第2段部、52…ガイド溝としての第2ガイド溝、53…ガイド溝としての第3ガイド溝、O…中心点。

Claims (1)

  1. 底壁と、上方ほど拡がるテーパ形状に形成された各一対の側壁とから有底四角箱状に形成されるとともに、一方の対向する側壁の両外側部に上方ほど拡がるテーパ状のネスティングポケットが突設された容器本体を備え、
    下方に位置する容器本体の収容空間内に上方に位置する容器本体の底部を挿入することにより、複数の容器本体をネスティング状態で上下に積み重ねられるように構成した運搬用容器であって、
    一方の対向する側壁の上端縁に沿って一対のスライド板を回動可能に軸着するとともに、容器本体の上端部に前記スライド板を容器本体の内側方に配向させつつ支持するための水平支持部を容器本体の外側方に向かって水平に延びるフランジ状に設け、前記ネスティングポケットの上部開口部を前記水平支持部に支持されたスライド板によって覆うように構成し、
    前記水平支持部に支持されたスライド板の上面又は容器本体の下面に、前記スライド板が軸着された側壁と平行に延びるガイド溝又はガイド突部を設け、上方に位置する容器本体の下面が下方に位置する容器本体のスライド板に沿ってガイドされながらスライドするように構成し
    前記水平支持部に支持されたスライド板における容器本体の内側方への突出長さは、前記水平支持部の幅と略同等であることを特徴とする運搬用容器
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