JP4248692B2 - 運搬用容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、容器本体にハンドル部を有し、内部に収容物を収容した状態で容器本体同士を積み上げることができるように構成された運搬用容器に関するものである。より詳しくは、容器本体同士を上方へ直線状に積み上げることができるとともに、下方位置の複数の容器本体間を跨いで上方位置の容器本体を積み重ねることができるように構成された運搬用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、運搬用容器の容器本体は有底長四角箱状をなし、対向する各一対の長側壁及び短側壁が互いに上部ほど広くなるテーパ状をなすとともに、容器本体の上部位置には横方向に延びる上部フランジが形成されている。両短側壁上端には、コ字形状をなす一対のハンドルが回動可能に取付けられている。
【0003】
この容器本体は内部に収容物が収容された状態で、両ハンドルを容器本体の内側に回動させて、このハンドル上に上方位置の容器本体の底部が載置されることにより上下に積み重ねられる。また、空の状態の容器本体は両ハンドルを外側に回動させ、上方位置の容器本体の底部を下方位置の容器本体の上部開口に挿入し、互いの一部を重なり合うようにして積み重ねることで、省スペースの保管場所で保管することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この運搬用容器を積み重ねるときには上方へ直線状に積み上げることしかできず、特に多段積みした場合にはバランスを保つことが難しい。このため、本発明者等は次に示すような構成の運搬用容器を提案している。
【0005】
すなわち、容器本体の各側壁外面には、それぞれ一対ずつ、計四対の脚部が突設されている。これら脚部と対応する位置となる側壁の内面には、空の状態にある容器本体を上下に積み重ねるとき、これら脚部を内側に収容するための脚部収容凹部が凹設されている。そして、下方位置の容器本体の上部フランジ上に上方位置の容器本体の脚部を載せることにより、下方位置の複数の容器本体間を跨いで上方位置の容器本体を積み重ねるようになっている。
【0006】
ところが、上記のような脚部付きの運搬用容器によれば、外側に回動されたハンドルは脚部の外面に係止されることから、上部フランジの外周縁よりも外側に突出して保持される。この状態で複数の容器本体を隣接させて配置する場合、容器本体間には突出したハンドルの分だけ隙間が形成される。そして、この隙間が原因となって、例えば収容物が収容された状態の容器本体を積み重ねる場合、下方位置の容器本体に対し、上方位置の容器本体が位置ずれして配置されたり、空の状態にある容器本体を並べて収納する場合、隙間の分だけ余分なスペースを必要としたりする等といった不具合を生ずるという問題があった。
【0007】
一方、従来の運搬用容器及び脚部付きの運搬用容器はハンドルを容器本体の内側に回動した状態で、その両側部が上部フランジ上に載置され、支持されていることから、収容物及び容器本体の重量等の力はそのほとんどが中間部に加わることとなる。このため、ハンドルが中間部で曲がったり、反ったりして、容器本体を積み上げたときのバランスを保つことができなくなる場合があるという問題があった。
【0008】
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、外側に回動されたハンドル部を上部フランジの外周縁よりも内側に保持することができ、隣接配置された容器本体間に隙間が形成されることを防止することができる運搬用容器を提供することにある。その他の目的としては、上方から力が加わることによるハンドル部の曲がり、反りを抑制することができ、容器本体を積み上げたときのバランスを保つことができる運搬用容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の運搬用容器の発明は、有底四角箱状をなし、対向する各一対の側壁が互いに上部ほど広くなるテーパ状をなすように形成された容器本体と、この容器本体の上部位置に横方向に延びるように形成された上部フランジと、対向する側壁の上端に回動可能に設けられ、収容物が収容された状態にある容器本体を上下に積み重ねるとき容器本体の内側に回動され、上方位置の容器本体の底部を支持するためのハンドル部と、前記ハンドル部の中間部を折り曲げて形成された折り曲げ部と、前記ハンドル部が設けられた側壁の内面に突設され、下方位置の容器本体のハンドル部を内側に回動させた状態で容器本体を上下に積み重ねたとき、下方位置の容器本体のハンドル部の折り曲げ部を支持して、ハンドル部を介して加わる上方位置の容器本体の重量を受けるための支持受け部と、前記対向する各一対の側壁のうち少なくとも一対の側壁外面に突設され、上方位置の容器本体が下方位置の容器本体を跨いだ状態で上下に積み重ねたとき、下方位置の容器本体の上部フランジ上に載置され、上方位置の容器本体を支持するための脚部と、前記脚部と対応する位置となる側壁の内面に凹設され、空の状態にある容器本体を上下に積み重ねるとき、前記脚部を内側に収容するための脚部収容凹部と、前記ハンドル部上の脚部と対応する位置が薄肉状に形成され、ハンドル部を外側に回動させたとき、ハンドル部が前記上部フランジの外周縁よりも内側に位置するように保持するための薄肉部とを備えたものである。
【0010】
請求項2に記載の運搬用容器の発明は、請求項1に記載の発明において、前記薄肉部が上部フランジの外周縁と脚部の外面との間に形成される間隙内に収容されるように、その厚みを、間隙の幅と対応させて設定したものである。
【0011】
請求項3に記載の運搬用容器の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記薄肉部はハンドル部を外側に回動させたとき、脚部側となる内面が切欠いて形成され、外面がハンドル部の外周面と面一となるように形成されているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、この発明の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1に示すように、運搬用容器を構成する容器本体11は上面を開口した有底長四角箱状に形成され、内部に機械部品等の収容物が収容されるとともに、対向する各一対の長側壁11a及び短側壁11bが互いに上部ほど広くなるテーパ状をなすように形成されている。容器本体11の上端には、上部フランジ12が容器本体11の外周面を取り囲むように横方向に延出形成されるとともに、容器本体11の中間には、下部フランジ13が上部フランジ12と平行に延びるように横方向に延出形成されている。上部フランジ12及び下部フランジ13の間における容器本体11の周壁外面には、複数の補強リブ14が容器本体11の長さ、幅及び高さの各方向に延びるように突設され、容器本体11に対して加えられる捩れ等の力を受け、その変形を防止するようになっている。
【0014】
上部フランジ12の上面において、4つのコーナ部には、段差部15が切り欠き形成されている。短側壁11bの上端両側部には一対の軸孔16が透設されている。金属製の丸棒よりなるハンドル部21は逆凹状をなすように曲げ形成されるとともに、その両端部が前記軸孔16に挿入されることにより、短側壁11bに対して回動できるように構成されている。また、一対のハンドル部21が取付けられた両短側壁11bの内面には、矩形状をなす支持受け部17が突出形成されている。
【0015】
図3に示すように、前記ハンドル部21には、ハンドル部21を短側壁11bの内側に回動した状態で容器本体11の短側壁11b方向へ延びる折り曲げ部22が設けられている。この折り曲げ部22はハンドル部21の中間部を外側方へ折り曲げて形成された左右一対の屈曲部22aと、これら屈曲部22aの先端を連結する連結部22bとによりコの字状に形成されている。
【0016】
そして、図4に示すように、短側壁11bの内側に回動されたハンドル部21は、その両端部が段差部15に重合するとともに、連結部22bが支持受け部17に重合することによって、回動後の位置が保持されるようになっている。なお、容器本体11の底壁11cから段差部15の上面までの高さと、容器本体11の底壁11cから支持受け部17の上面までの高さとは同じとなるように設定されており、内側に回動されたハンドル部21は水平な状態で保持されるようになっている。さらに、この状態でハンドル部21全体が上部フランジ12よりも下方に位置するようになっている。
【0017】
図3に示すように、収容物が収容された状態の複数の容器本体11はハンドル部21が内側に回動され、そのハンドル部21上に上方位置の容器本体11の底部を載せることで上下に直線状に積み重ねられるようになっている。図4に示すように、この状態でハンドル部21の両側部は段差部15に支持されるとともに、その連結部22bは支持受け部17に支持されている。そして、ハンドル部21の中間部に加わる上方位置の容器本体11及び収容物の重量等の力はハンドル部21の両側部及び連結部22bを介して段差部15及び支持受け部17に分散して受けられるようになっている。
【0018】
図2に示すように、底壁11cの外面には複数の突部18が正方形状をなすように突設されるとともに、これら突部18は容器本体11の幅方向に三列、長さ方向に四列並んで配設されている。また、前記突部18間には容器本体11の幅方向及び長さ方向に延びる収容溝19が形成されている。
【0019】
図1及び図2に示すように、容器本体11の各側壁11a,11bの外面には、それぞれ一対ずつ、計四対の脚部31が容器本体11の高さ方向に延びるとともに、その両側面が互いに上部ほど広くなるテーパ状をなすように突設されている。各脚部31は前記突部18と対応する位置、すなわち収容溝19を避けた位置に設けられるとともに、各脚部31の下部には段差面31aが切り欠き形成され、下端部には段差状をなす係止角部31bが切り欠き形成されている。
【0020】
各一対の脚部31の位置関係は、それぞれの側壁11a,11bの長さ方向の中央を基準とした場合には線対称となり、平面から見た容器本体11の中心を基準とした場合には、対向する側壁11a,11b上のそれぞれが点対称となるように配設されている。そして、容器本体11を180゜回転させても、各脚部31の位置関係は変化せず、容器本体11の方向性を無くすように構成されている。
【0021】
容器本体11の各側壁11a,11b内面において、前記脚部31と対応する位置には脚部収容凹部32が容器本体11の高さ方向に延びるように設けられている。この脚部収容凹部32は前記脚部31と対応する形状となるように、両側面が互いに上部ほど広くなるテーパ状をなしている。さらに、脚部収容凹部32の内面には、前記脚部31の段差面31aと対応する段差面32aが突設されている。
【0022】
図6に示すように、空の状態の複数の容器本体11はハンドル部21が外側に回動され、上方位置の容器本体11底部が下方位置の容器本体11の上部開口内に挿入されることにより積み重ねが行われる。この状態で外側に回動されたハンドル部21は上部フランジ12と下部フランジ13との間に保持されるとともに、各脚部31と対応する位置には一対の薄肉部23が設けられている。
【0023】
図5(a),(b)及び図7(a),(b)に示すように、この薄肉部23はその内面、つまり脚部31側となる面が切り欠かれるとともに、その外面がハンドル部21の外周面と面一になるように、ハンドル部21を扁平状に押しつぶすことにより形成されている。そして、外側に回動されたハンドル部21は薄肉部23が脚部31を跨ぐとともに、その内面が脚部31の外面に接触することにより、薄肉部23の切り欠き分だけ短側壁11bに近づき、上部フランジ12の外周縁よりも内側に位置するように保持されている。この実施形態では、上部フランジ12の外周縁からハンドル部21の下面と対応する位置となる脚部31の外面までの間に形成された間隙の幅Cは6.5mmであり、ハンドル部21の直径は9mmである。この間隙内に薄肉部23が配置されるように、その厚みは4.5mmに設定されている。
【0024】
加えて、薄肉部23は扁平状に押しつぶす際、その上面のみが上方に膨出され、下面はハンドル部21の外周面と面一となるように形成されることにより、その下面が下部フランジ13より下方に突出しないように構成されている。なお、図1及び図7(a)に示すように、短側壁11bに設けられた前記補強リブ14のうち、容器本体11の高さ方向に延びる補強リブ14aは、その外側面が下方に向かうほど短側壁11bに近づく斜面となり、ハンドル部21と接触しないように形成されている。
【0025】
図7(b)に示すように、各脚部31は脚部収容凹部32の内側に収容されるとともに、上方位置の容器本体11の下部フランジ13が下方位置の容器本体11の上部フランジ12に係合されることにより、上方位置の容器本体11の挿入が規制される。このように、空の状態の複数の容器本体11を上下に積み重ねることにより、省スペースで保管することができるように構成されている。
【0026】
図1及び図4に示すように、容器本体11の両短側壁11b中央において、上部フランジ12の側縁からは把持突条41が垂下されるとともに、把持突条41の内側には把持部42が形成され、把持部42に手を掛けることにより、運搬用容器の運搬、移動等を行うようになっている。また、把持部42下方の下部フランジ13が切り欠かれることによって、把持部42内へ手を容易に挿入することができるように構成されている。
【0027】
次に、前記運搬用容器の作用について説明する。
さて、第1実施形態の運搬用容器の容器本体11は内部に収容物を収容した状態で運搬が行われる。そして、トラックの荷台等に積載されるとき、複数の容器本体11は上下に積み上げられる。
【0028】
図3及び図4に示すように、この場合、まず、各容器本体11において、一対のハンドル部21が容器本体11の内側に回動され、その両端部及び折り曲げ部22が段差部15及び支持受け部17に重合されることにより、回動後の位置が保持される。次に、下方位置となる容器本体11の両ハンドル部21上に上方位置となる容器本体11の底壁11cを載せる。そして、同様の作業を複数回繰り返すことによって、容器本体11を上下の一方向に延びるように積み上げる。
【0029】
この状態で下方位置の容器本体11に対し、上方より加わる容器本体11及び収容物の重量等の力は、ハンドル部21の両側部を介して段差部15で受けられるとともに、折り曲げ部22の連結部22bを介して支持受け部17で受けられる。従って、この力はハンドル部21の両端部及び中央部の3ヶ所に分散されることにより、ハンドル部21は中間部のみに力が加わることにより生ずる曲がり、反り等が抑制される。また、ハンドル部21が上部フランジ12よりも下方に位置するように設けられていることから、上方位置の容器本体11の底部は下方位置の容器本体11の外部に位置することはなく、常にその一部が下方位置の容器本体11内に収容される。
【0030】
収容物が無くなり、内部が空となった容器本体11はその一部が重なり合った状態で上下に積み重ねられ、運搬されるか、あるいは倉庫等において保管される。
【0031】
図6及び図7(a),(b)に示すように、この場合、まず、各容器本体11において、一対のハンドル部21が容器本体11の外側に回動され、両短側壁11bの外面に保持される。次に、容器本体11の把持部42を手で持ち、下方位置となる容器本体11の上部開口内にその底部を挿入し、上部フランジ12を下部フランジ13に係合させる。そして、同様の作業を複数回繰り返すことによって、空の状態にある容器本体11を積み重ねる。
【0032】
ハンドル部21が容器本体11の外側に回動された状態で、薄肉部23の内面は脚部31の外面に接触される。これにより、ハンドル部21は上部フランジ12の外周縁よりも内側に保持される。従って、複数の容器本体11を積み重ねた状態で互いの短側壁11b同士が隣り合うようにして並列するとき、各容器本体11の上部フランジ12同士が接触することにより、容器本体11間に隙間が形成されず、積み重ねた状態の複数の容器本体11が省スペースで保管される。
【0033】
また、容器本体11を積み重ねるとき、脚部31の下端よりも脚部収容凹部32の上端の方が面積が広くなっているため、僅かに位置ずれした状態で容器本体11を挿入しても、脚部31の側面が脚部収容凹部32の内側面に案内され、位置ずれすることなく積み重ねが行われる。
【0034】
さらに、各一対の脚部31は対向するそれぞれの側壁11a,11bにおいて点対称及び線対称となるように設けられており、下方位置の容器本体11の脚部収容凹部32に対する上方位置の容器本体11の脚部31の位置関係は常に同じとなる。このため、容器本体11を180゜回転させても積み重ねすることができることから、容器本体11を積み重ねるときの方向性が無いため、容器本体11の方向を確認しながら挿入する必要が無く、積み重ねが迅速に行われる。
【0035】
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ ハンドル部21に薄肉部23を設け、ハンドル部21が容器本体11の外側に回動された状態でこの薄肉部23の内面と脚部31の外面とを接触させることにより、ハンドル部21を上部フランジ12の外周縁よりも内側に保持することができる。従って、空の状態にある複数の容器本体11が積み重ねられた状態で隣接配置されたとき、互いの上部フランジ12同士が接触することにより、容器本体11間に隙間が形成されることを防止することができる。
【0036】
加えて、ハンドル部21の中央に折り曲げ部22を設け、ハンドル部21が取付けられた短側壁11bの内面には支持受け部17が突設されて、ハンドル部21を容器本体11の内側に回動した状態で支持受け部17に折り曲げ部22が係合されるようになっている。収容物が収容された状態にある複数の容器本体11を積み上げたとき、この支持受け部17が上方から下方位置の容器本体11のハンドル部21へ加わる力を受けることにより、ハンドル部21がその中間部で曲がったり、反ったりすることを抑制することができ、容器本体11を真っ直ぐに積み上げることができるため、容器本体11を積み上げたときのバランスを保つことができる。
【0037】
・ 実施形態の容器本体11において、上部フランジ12の外周縁と脚部31外面との間に形成される間隙の幅Cは6.5mmであり、ハンドル部21の直径は9mmとなっている。この間隙内に薄肉部23が収容されるように薄肉部23の幅を4.5mmに設定したことから、外側に回動されたハンドル部21を上部フランジ12の外周縁よりも内側に効果的に保持することができる。
【0038】
・ 薄肉部23はその内面が切欠いて形成されるとともに、外面がハンドル部21の外周面と面一になるように形成されていることから、薄肉部23がその内側に脚部31を跨ぐようにして収容することができ、ハンドル部21を短側壁11bにより近づけることができる。
【0039】
・ ハンドル部21を押しつぶして薄肉部23を形成する際、ハンドル部21を外側に回動させた状態で薄肉部23の下面となる面は、ハンドル部21の外面と面一となるように形成され、下部フランジ13より下方に突出しないように構成されている。これにより、薄肉部23と下部フランジ13との接触によるハンドル部21の浮き上がりを防止することができ、外側に回動されたハンドル部21を上部フランジ12の外周縁よりも内側により効果的に保持することができる。
【0040】
・ 短側壁11bに設けられた補強リブ14のうち、容器本体11の高さ方向に延びるものをその外側面が斜面状をなすように切欠き形成したことから、ハンドル部21と補強リブ14との接触によるハンドル部21の浮き上がりを防止することができ、外側に回動されたハンドル部21を上部フランジ12の外周縁よりも内側にさらに効果的に保持することができる。
【0041】
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この第2実施形態以降のものについては、前記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0042】
第2実施形態の運搬用容器は第1実施形態と同一構成の運搬用容器であり、レンガ積みと呼ばれる積み方により、ハンドル部21を介さず容器本体11同士が直接積み上げられている。
【0043】
図8に示すように、レンガ積みにおいて、下方位置の2つの容器本体11はその長さ方向に延びるように互いに隣接して配置されている。上方位置の容器本体11はその長さ方向の中央が下方位置の両容器本体11の隣接部上に位置するように、下方位置の容器本体11に対して長さ方向に半分ずらした状態で積み上げられている。
【0044】
複数の容器本体11をレンガ積みした状態で、下方位置の両容器本体11の上部フランジ12上には上方位置の容器本体11の各脚部31が載置されている。加えて、下方位置の両容器本体11の隣接部において、互いに接触した状態にある両上部フランジ12は、上方位置の容器本体11の収容溝19内に収容配置されるようになっている。
【0045】
図9に示すように、各収容溝19は一対の上部フランジ12を跨ぐように配置され、内側に両上部フランジ12を遊嵌状態で収容している。そして、各突部18の側面と各側壁11a,11bの上端内面との係合によって、容器本体11が横方向へ大きく位置ずれして、移動することを規制している。このため、収容溝19の幅Aは、上部フランジ12の幅BとA>2×Bの関係を満たすように設定されることが好ましい。この実施形態では、収容溝19の幅Aは40mmに設定され、上部フランジ12の幅Bは17.5mmに設定され、収容溝19と両上部フランジ12との間に5mmの余裕が設けられている。
【0046】
さて、図8及び図9に示すように、複数の容器本体11をレンガ積みするときには、まず、各容器本体11のハンドル部21を外側に回動させ、一段目の複数の容器本体11を容器本体11の長さ方向に延びるように隣接した状態で並べる。この状態でハンドル部21が上部フランジ12の外周縁よりも内側に保持されていることにより、隣接する容器本体11の両上部フランジ12は互いの外面同士が隙間無く接触される。次いで、二段目では一段目の容器本体11に対しその長さ方向に半分だけずらした状態で、一段目の容器本体11を跨ぐように容器本体11を積み上げる。このような作業を複数回繰り返すことによって、所望の段数まで容器本体11が積み上げられる。
【0047】
容器本体11を積み上げるとき、上方位置の容器本体11の脚部31が下方位置の容器本体11の上部フランジ12上に載せられることにより、上方位置の容器本体11の挿入が規制される。また、下方位置となる容器本体11の上部フランジ12は、上方位置となる容器本体11の収容溝19内に遊嵌される。この状態で、振動、衝撃等の力が加わり、容器本体11同士が横方向に大きく位置ずれしようとする場合、収容溝19内において、収容溝19の内側面、すなわち突部18の側面と各側壁11a,11bの内面とが係合される。そして、両者の係合により上部フランジ12に対する底壁11cの移動が規制され、上下の容器本体11間における横方向の大きな位置ずれが防止される。
【0048】
従って、第2実施形態の運搬用容器によれば、ハンドル部21が上部フランジ12の外周縁よりも内側に保持されることにより、隣接する容器本体11間に隙間が形成されず、収容溝19の幅Aを上部フランジ12の幅BとA>2×Bの関係を満たすように設定することで、積み上げられた上下の容器本体11間における横方向の大きな位置ずれを防止することができる。
【0049】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 薄肉部23は扁平状のものに限定されず、例えばハンドル部21の中間部を縮径することにより円柱状のものとしたり、切削することにより半円柱状のものとしたりしてもよい。
【0050】
このように構成した場合においても、実施形態と同様にハンドル部21を上部フランジ12の外周縁よりも内側に保持することができる。
・ 折り曲げ部22を省略して、薄肉部23のみをハンドル部21に設けてもよい。
【0051】
このように構成した場合においても、本実施形態と同様に外側に回動されたハンドル部21を上部フランジ12の外周縁よりも内側に保持することができ、隣接配置された容器本体11間に隙間が形成されることを防止することができる。
【0052】
・ 薄肉部23を省略して、折り曲げ部22のみをハンドル部21に設けてもよい。
このように構成した場合においても、上方から力が加わることによるハンドル部21の曲がり、反りを抑制することができ、容器本体11を積み上げたときのバランスを保つことができる。
【0053】
・ 例えば、四角箱状に形成され、周壁の上端及び下端周面から横方向に延出された上部及び下部フランジを有する他の構成の容器本体上に容器本体11を積み重ねてもよい。すなわち、下方位置となる他の構成の容器本体の上部フランジ上に容器本体11の脚部31を載せ、他の構成の容器本体の上部開口に突部18を挿入して、他の構成の容器本体上に容器本体11を積み重ねてもよい。
【0054】
あるいは、容器本体11の上部フランジ12上面に他の構成の容器本体の下部フランジを載せて、容器本体11上に他の構成の容器本体11を積み重ねてもよい。
【0055】
このように容器本体11は上部フランジ12及び脚部31を備えていることから、収容物が収容された状態で同じ構成の容器本体11同士のみならず、他の構成の容器本体11との積み重ねをも行うこともできる。
【0056】
・ 折り曲げ部22はハンドル部21の中間部に1つ設けられることに限定されず、例えば各ハンドル部21の中央から両側部寄りにそれぞれ一対ずつ設け、合計二対の折り曲げ部22を設けたりしてもよい。
【0057】
このように折り曲げ部22を二対設けて構成した場合には、ハンドル部21の曲がり、反りを効果的に抑制することができる。
・ 折り曲げ部22はコの字状に形成されるものに限定されず、例えばM字状、円弧状、E字状、波形状、ヘの字状、クランク状等に形成してもよい。
【0058】
このように構成した場合においても、本実施形態と同様にハンドル部21の曲がり、反りを抑制することができる。
・ ハンドル部21を長側壁11a側に設けてもよい。この場合、ハンドル部21の折り曲げ部22を支持することができるように、支持受け部17も長側壁11aの内面に設けるとよい。
【0059】
このようにハンドル部21を長側壁11a側に設けた場合には、ハンドル部21が容器本体11の重量を受ける面積を広くすることができる。
・ 段差部15は4つのコーナ部に設けられるものに限定されず、例えばハンドル部21の両端部と対応する上部フランジ12上に段差部15としての凹溝を切り欠き形成し、この凹溝内にハンドル部21の両端部を係合することで、ハンドル部21の回動後の位置が上部フランジ12よりも下方となるように構成してもよい。
【0060】
このように構成した場合においても、ハンドル部21が上部フランジ12よりも下方に位置するように回動後の位置を保持することができる。
・ 突部18は本実施形態で示した個数に限定されるものではなく、例えば突部18を容器本体11の長さ方向に六列、幅方向に四列並ぶように設けて突部18の個数を増加させたり、突部18を一個のみ設けたりして、突部18の個数を増減させてもよい。
【0061】
・ 突部18は本実施形態の形状に限定されるものではなく、例えば各突部18を容器本体11の底壁11c外面に突設された四角枠状をなす底壁リブと、底壁リブの内側に格子状に形成された複数の補強リブとから形成してもよい。そして、このような構成の突部18を複数個設け、各突部18間に収容溝19が形成されるように構成してもよい。
【0062】
このように構成した場合、容器本体11の底部における強度を向上させることができる。
・ レンガ積みする際に、下方位置の容器本体11のハンドル部21を内側に回動させた状態で、このハンドル部21上に上方位置の容器本体11の底壁11cを載せてもよい。
【0063】
このように構成した場合においても、段差部15及び支持受け部17によりハンドル部21が上部フランジ12よりも下方に支持されていることから、安定して容器本体11の積み重ねを行うことができる。
【0064】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 有底四角箱状をなし、対向する各一対の側壁が互いに上部ほど広くなるテーパ状をなすように形成された容器本体と、
この容器本体の上部位置に横方向に延びるように形成された上部フランジと、対向する側壁の上端に回動可能に設けられ、収容物が収容された状態にある容器本体を上下に積み重ねるとき容器本体の内側に回動され、上方位置の容器本体の底部を支持するためのハンドル部と、
前記対向する各一対の側壁のうち少なくとも一対の側壁外面に突設され、上方位置の容器本体が下方位置の容器本体を跨いだ状態で上下に積み重ねたとき、下方位置の容器本体の上部フランジ上に載置され、上方位置の容器本体を支持するための脚部と、
前記脚部と対応する位置となる側壁の内面に凹設され、空の状態にある容器本体を上下に積み重ねるとき、前記脚部を内側に収容するための脚部収容凹部と、
前記ハンドル部上の脚部と対応する位置が薄肉状に形成され、ハンドル部を外側に回動させたとき、ハンドル部が前記上部フランジの外周縁よりも内側に位置するように保持するための薄肉部と
を備えた運搬用容器。
【0065】
このようにハンドル部に薄肉部を設けて構成した場合、外側に回動されたハンドル部を上部フランジの外周縁よりも内側に保持することができ、隣接配置された容器本体間に隙間が形成されることを防止することができる。
【0066】
(2) 有底四角箱状をなし、対向する各一対の側壁が互いに上部ほど広くなるテーパ状をなすように形成された容器本体と、
この容器本体の上部位置に横方向に延びるように形成された上部フランジと、
対向する側壁の上端に回動可能に設けられ、収容物が収容された状態にある容器本体を上下に積み重ねるとき容器本体の内側に回動され、上方位置の容器本体の底部を支持するためのハンドル部と、
前記ハンドル部の中間部を折り曲げて形成された折り曲げ部と、
前記ハンドル部が設けられた側壁の内面に突設され、下方位置の容器本体のハンドル部を内側に回動させた状態で容器本体を上下に積み重ねたとき、下方位置の容器本体のハンドル部の折り曲げ部を支持して、ハンドル部を介して加わる上方位置の容器本体の重量を受けるための支持受け部と
を備えた運搬用容器。
【0067】
このように構成した場合、上方から力が加わることによるハンドル部の曲がり、反りを抑制することができ、容器本体を積み上げたときのバランスを保つことができる運搬用容器を提供することにある。
【0068】
(3) 前記容器本体の上部フランジよりも下方に横方向に延び、上部フランジと平行に延びる下部フランジを形成し、外側に回動されたハンドル部を上部フランジと下部フランジとの間に保持するとともに、ハンドル部が外側に回動された状態で薄肉部の下面となる面をハンドル部の外周面と面一となるように形成した請求項1から請求項3のいずれかに記載の運搬用容器。
【0069】
このように構成した場合、薄肉部と下部フランジとの接触によるハンドル部の浮き上がりを防止でき、外側に回動されたハンドル部を上部フランジの外周縁よりも内側に効果的に保持することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の運搬用容器によれば、薄肉部を設けたことにより、外側に回動されたハンドル部を上部フランジの外周縁よりも内側に保持することができ、隣接配置された容器本体間に隙間が形成されることを防止することができる。さらには、折り曲げ部及び支持受け部を設けたことにより、上方から力が加わることによるハンドル部の曲がり、反りを抑制することができ、容器本体を積み上げたときのバランスを保つことができる。
【0071】
請求項2に記載の発明の運搬用容器によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、薄肉部の厚みを設定することにより、外側に回動されたハンドル部を上部フランジの外周縁よりも内側に効果的に保持することができる。
【0072】
請求項3に記載の発明の運搬用容器によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、薄肉部の内面を切り欠いて形成することにより、薄肉部がその内側に脚部を跨ぐようにして収容することができ、ハンドル部を短側壁により近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の運搬用容器を示す斜視図。
【図2】 運搬用容器を示す底面図。
【図3】 運搬用容器を積み上げる状態を示す分解斜視図。
【図4】 支持受け部に折り曲げ部が係合された状態を示す断面図。
【図5】 (a)は外側に回動されたハンドル部を示す斜視図、(b)は図5(a)の5−5線における断面図。
【図6】 空の状態の運搬用容器を積み重ねる状態を示す分解斜視図。
【図7】 (a)は空の状態の運搬用容器を積み重ねた状態を示す一部を拡大した正面図、(b)は脚部収容凹部内に脚部が収容された状態を示す断面図。
【図8】 第2実施形態の運搬用容器を積み上げた状態を示す正面図。
【図9】 上部フランジが収容溝内に遊嵌された状態を示す断面図。
【符号の説明】
11…容器本体、12…上部フランジ、17…支持受け部、21…ハンドル部、22…折り曲げ部、23…薄肉部、31…脚部、32…脚部収容凹部。
Claims (3)
- 有底四角箱状をなし、対向する各一対の側壁が互いに上部ほど広くなるテーパ状をなすように形成された容器本体と、
この容器本体の上部位置に横方向に延びるように形成された上部フランジと、
対向する側壁の上端に回動可能に設けられ、収容物が収容された状態にある容器本体を上下に積み重ねるとき容器本体の内側に回動され、上方位置の容器本体の底部を支持するためのハンドル部と、
前記ハンドル部の中間部を折り曲げて形成された折り曲げ部と、
前記ハンドル部が設けられた側壁の内面に突設され、下方位置の容器本体のハンドル部を内側に回動させた状態で容器本体を上下に積み重ねたとき、下方位置の容器本体のハンドル部の折り曲げ部を支持して、ハンドル部を介して加わる上方位置の容器本体の重量を受けるための支持受け部と、
前記対向する各一対の側壁のうち少なくとも一対の側壁外面に突設され、上方位置の容器本体が下方位置の容器本体を跨いだ状態で上下に積み重ねたとき、下方位置の容器本体の上部フランジ上に載置され、上方位置の容器本体を支持するための脚部と、
前記脚部と対応する位置となる側壁の内面に凹設され、空の状態にある容器本体を上下に積み重ねるとき、前記脚部を内側に収容するための脚部収容凹部と、
前記ハンドル部上の脚部と対応する位置が薄肉状に形成され、ハンドル部を外側に回動させたとき、ハンドル部が前記上部フランジの外周縁よりも内側に位置するように保持するための薄肉部と
を備えた運搬用容器。 - 前記薄肉部が上部フランジの外周縁と脚部の外面との間に形成される間隙内に収容されるように、その厚みを、間隙の幅と対応させて設定した請求項1に記載の運搬用容器。
- 前記薄肉部はハンドル部を外側に回動させたとき、脚部側となる内面が切欠いて形成され、外面がハンドル部の外周面と面一となるように形成されている請求項1又は請求項2に記載の運搬用容器。
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