JP3977778B2 - フォークリフト用ボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフト用ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的なフォークリフト用ボックスは、ボックスの側板側に開放して底板に支持溝が設けられ、側板側からフォークリフトのフォークを挿入して、運搬を行うようになっている。しかし、従来のフォークリフト用ボックスでは、ボックス内の搬送物をトラックの荷台や他の容器などに積み替えるとき、その荷台などの上までボックスを持ち上げてひっくり返したり、ボックス内から搬送物を取り出して積み替えたりする必要があった。これらの作業は、人力で行うため、労力を要するという問題があった。そこで、この問題を解決するため、収納物を横方向に排出するようにし、フォークリフトを用いて搬送物の積み替えを容易にするボックスが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−53295号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載のボックスは、構造が複雑であるため、製造費が嵩むうえ、故障のおそれが大きいという課題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、搬送物の積み替えが容易で、耐久性の向上および製造費の低減を図ることができるフォークリフト用ボックスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るフォークリフト用ボックスは、底板と側板とを有するボックス本体において、支持溝と1対の保持溝とを有し、前記支持溝は前記側板側からフォークリフトのフォークを挿入可能に前記側板側に開放して前記底板に設けられ、各保持溝は前記フォークを厚さ方向で保持する間隔を有し、前記支持溝の天井面に沿って前記支持溝の両外側壁または両内側壁に設けられ、内面に弾力性部材を有していることを、特徴とする。
【0007】
本発明に係るフォークリフト用ボックスは、ボックス本体の内部に搬送物を入れて運搬するために使用される。本発明に係るフォークリフト用ボックスは、フォークリフトのフォークを側板側から底板の支持溝に挿入し、フォークでボックス本体を持ち上げて運搬される。
【0008】
本発明に係るフォークリフト用ボックスは、フォークの間隔を拡げたり狭めたりすることが可能であって、フォークに平行な軸線を中心としてフォークを回転可能なフォークリフトにより使用されたとき、特にその効果を発揮する。
【0009】
ボックス本体の内部の搬送物をトラックの荷台や他の容器などに積み替える場合には、各保持溝が支持溝の両外側壁に設けられているときには、支持溝に挿入したフォークの間隔を拡げて各保持溝にフォークを差し込む。各保持溝が支持溝の両内側壁に設けられているときには、フォークの間隔を狭めて各保持溝にフォークを差し込む。各保持溝にフォークを差し込んだならば、荷台や他の容器などの上方で、フォークを回転させて、ボックス本体を底板が上側になるよう反転させる。このとき、ボックス本体は、保持溝によりフォークに保持された状態を保つ。これにより、内部から搬送物を荷台や他の容器などに落とし、積み替えることができる。
【0010】
搬送物の積替えが完了したならば、フォークを回転させ、ボックス本体を底板が下側になるよう元の状態に反転させて戻す。フォークの間隔を狭めてまたは拡げてボックス本体を支持溝で支持し、フォークを下げてボックス本体を置く。フォークを支持溝から抜いて、他のフォークリフト用ボックスで前述の工程を繰り返すことができる。
【0011】
このように、本発明に係るフォークリフト用ボックスは、フォークで保持して反転させることができるので、搬送物の積み替えが容易である。また、簡単な構造とすることができるので、耐久性の向上および製造費の低減を図ることができる。
【0012】
本発明において、支持溝は、フォークリフトのフォークに合わせて2つから成っていても、各フォークを同時に挿入可能に1つから成っていてもよい。支持溝が2つから成る場合には、保持溝は各支持溝の両外側壁に設けられていても両内側壁に設けられていてもよいが、安定性を高めるためには、各支持溝の両外側壁に設けられていることが好ましい。支持溝が1つから成る場合には、保持溝は各支持溝の両外側壁に設けられている。
【0013】
本発明において、各保持溝の間隔は、フォークの厚さとほぼ等しいか、やや大きいことが好ましい。また、各保持溝の内面には、フォークの保持力を高めるとともにガタツキを抑えるため、ゴムまたはウレタンなどの弾力性部材を有している。
【0014】
本発明に係るフォークリフト用ボックスは、前記フォークは両外側面または両内側面に突起部を有しており、前記保持溝は側面に前記突起部が嵌合可能な嵌合部を有していても良い。
【0015】
この場合、フォークによりフォークリフト用ボックスを保持したとき、フォークの突起部が保持溝の嵌合部に嵌合する。このため、運搬や回転時に、フォークリフト用ボックスがフォークの長さ方向にずれてフォークから抜け落ちるのを防止することができる。なお、突起部は、フォークに溶接などにより一体的に取り付けられていても、着脱可能に取り付けられていてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1および図2は、本発明の実施の形態を示している。
図1に示すように、フォークリフト用ボックス10は、ボックス本体11に支持溝12と1対の保持溝13とを設けて成っている。
【0017】
ボックス本体11は、直方体形状の函体から成っている。ボックス本体11は、ポリプロピレン製のものに比べて強度が大きいポリプロエチレン製である。ボックス本体11は、底板11aと側板11bとから成り、上部に開口11cを有している。ボックス本体11は、開口11cから内部に搬送物を入れることができる。ボックス本体11は、底板11aの外周に沿って側板と同じ幅を有する段部11dが設けられている。ボックス本体11は、側板11bの上端に他のボックス本体11の段部11dをはめるように載せることにより、複数のフォークリフト用ボックス10を安定して積み重ねることができる。
【0018】
支持溝12は、断面が矩形状の平行な2つの溝14,15から成っている。各溝14,15は、フォークリフトのフォーク1の幅より大きい幅を有し、フォーク1の厚さより大きい深さを有している。一例では、各溝14,15の幅はフォーク1の幅の1.5〜3倍、深さはフォーク1の厚さの2倍になっている。2つの溝14,15は、フォーク1が同時に両方の溝14,15に入ることができる間隔を開けて、底板11aの外面に形成されている。
【0019】
支持溝12は、平行な2つの溝14,15を1組として、2組形成されている。各支持溝12a,12bは、それぞれ底板11aの長さ方向および幅方向に平行に設けられている。一方の支持溝12aは、底板11aの長さ方向の対向する辺の中心線に対して対称となる位置に2つの溝14a,15aが形成されている。他方の支持溝12bは、底板11aの幅方向の対向する辺の中心線に対して対称となる位置に2つの溝14b,15bが形成されている。各支持溝12a,12bは、側板11b側からフォークリフトのフォーク1を挿入可能に側板11b側に開放して設けられている。
【0020】
各保持溝13は、断面が矩形状である。各保持溝13は、フォーク1を厚さ方向で保持するよう、フォーク1の厚さよりやや大きい間隔を有している。また、各保持溝13は、フォーク1の幅より小さい幅を有している。一例では、各保持溝13の間隔はフォーク1の厚さの1.25倍、幅はフォーク1の幅の約2/3倍になっている。
【0021】
保持溝13は、2組の支持溝12a,12bに1対づつ設けられている。各保持溝13は、支持溝12a,12bの各溝14a,15a,14b,15bの天井面に沿って、各溝14a,15a,14b,15bの外側壁に垂直に設けられている。各保持溝13は、上側壁が各溝14a,15a,14b,15bの天井面に平坦を成して連結している。各保持溝13は、フォークリフトのフォーク1を挿入可能に側板11b側に開放して設けられている。
【0022】
なお、フォークリフト用ボックス10の具体的な一例では、ボックス本体11は、長さが1695mm、幅が1230mm、高さが715mmである。支持溝12aの各溝14a,15aは、幅が350mm、深さが80mmであり、各溝14a,15aの内側面間の長さが300mmである。支持溝12bの各溝14b,15bは、幅が200mm、深さが80mmであり、各溝14b,15bの内側面間の長さが300mmである。各保持溝13は、間隔が50mm、幅が80mmである。なお、フォークリフトのフォーク1は、一例では、厚さが40mm、幅が125mmである。
なお、これらの数値は、ほんの一例であって、他の寸法のものを自由に用いることができる。
【0023】
次に、作用について説明する。
フォークリフト用ボックス10は、ボックス本体11の内部に搬送物を入れて運搬するために使用される。フォークリフト用ボックス10は、フォークリフトのフォーク1を側板11b側に開放された支持溝12にまっすぐ挿入し、フォーク1でボックス本体11を持ち上げて運搬される。このとき、フォークリフト用ボックス10は、支持溝12の天井面で支持される。なお、フォークリフト用ボックス10では、各支持溝12a,12bが4つの側板11b側に開放して設けられているため、4方向のいずれの方向からもフォーク1を挿入して運搬することができる。
【0024】
フォークリフト用ボックス10は、フォーク1の間隔を拡げたり狭めたりすることが可能であって、フォーク1に平行な軸線を中心としてフォーク1を回転可能なフォークリフトにより使用されたとき、特にその効果を発揮する。
【0025】
ボックス本体11の内部の搬送物をトラックの荷台や他の容器などに積み替える場合、支持溝12に挿入したフォーク1の間隔を拡げると、図1(A)または(B)に示すように、フォーク1が支持溝12の各溝14,15の天井面に沿って移動して1対の保持溝13に差し込まれる。このとき、各保持溝13がフォーク1の厚さよりやや大きい間隔を有しているため、フォーク1をスムーズに差し込むことができる。
【0026】
各保持溝13にフォーク1を差し込んだならば、荷台や他の容器などの上方で、フォーク1を回転させて、ボックス本体11を底板11aが上側になるよう反転させる。このとき、ボックス本体11は、各保持溝13によりフォーク1に保持された状態を保ち、落下しない。これにより、内部から搬送物を荷台や他の容器などに落とし、積み替えることができる。このため、人力を要することなく、積み替え作業を行うことができる。
【0027】
搬送物の積替えが完了したならば、フォーク1を回転させ、ボックス本体11を底板11aが下側になるよう元の状態に反転させて戻す。フォーク1の間隔を狭めると、フォーク1が各保持溝13から天井面に沿って支持溝12に移動する。ボックス本体11を支持溝12の天井面で支持し、フォーク1を下げてボックス本体11を置く。フォーク1を支持溝12から抜いて、他のフォークリフト用ボックス10で前述の工程を繰り返すことができる。
【0028】
このように、フォークリフト用ボックス10は、フォーク1で保持して反転させることができるので、搬送物の積み替えが容易である。また、フォークリフト用ボックス10は、従来のボックスに保持溝13を形成するだけの簡単な構造とすることができるので、耐久性の向上および製造費の低減を図ることができる。
【0029】
なお、図2に示すように、フォーク1は、両外側面に突起部1aを有していてもよい。この場合、保持溝13の側面に突起部1aが嵌合可能な嵌合部を有していることが好ましい。この場合、フォーク1によりフォークリフト用ボックス10を保持したとき、フォーク1の突起部1aが保持溝13の嵌合部に嵌合する。このため、運搬や回転時に、フォークリフト用ボックス10がフォーク1の長さ方向にずれてフォーク1から抜け落ちるのを防止することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、搬送物の積み替えが容易で、耐久性の向上および製造費の低減を図ることができるフォークリフト用ボックスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のフォークリフト用ボックスを示す(A)正面図、(B)右側面図、(C)平面図である。
【図2】本発明の実施の形態の変形例のフォークリフトのフォークを示す正面図である。
【符号の説明】
1 フォーク
10 フォークリフト用ボックス
11 ボックス本体
11a 底板
11b 側板
11c 開口
11d 段部
12 支持溝
13 保持溝
14,15 溝

Claims (2)

  1. 底板と側板とを有するボックス本体において、
    支持溝と1対の保持溝とを有し、
    前記支持溝は前記側板側からフォークリフトのフォークを挿入可能に前記側板側に開放して前記底板に設けられ、
    各保持溝は前記フォークを厚さ方向で保持する間隔を有し、前記支持溝の天井面に沿って前記支持溝の両外側壁または両内側壁に設けられ、内面に弾力性部材を有していることを、
    特徴とするフォークリフト用ボックス。
  2. 前記フォークは両外側面または両内側面に突起部を有しており、
    前記保持溝は側面に前記突起部が嵌合可能な嵌合部を有していることを、
    特徴とする請求項1記載のフォークリフト用ボックス。
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