JP4397756B2 - 運搬用容器 - Google Patents

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Description

本発明は運搬用容器に関する。
食品を始めとし、商品の保管あるいは運搬用容器として広く利用されている合成樹脂製容器の中には、例えば、内部に物品を収容して積載する場合のように、背を高くした状態で積み重ねたり(以下、スタッキングという)、内部に物品を収容していない空の状態で積載する場合のように、背を低くした状態で積み重ねたりする(以下、ネスティングという)、いわゆるSNコンテナと称される容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−332043号公報
ところで、このようなSNコンテナの中には、ベルトコンベアなどの搬送ラインにコンテナをセットし、その後ベルトコンベア上で自動的に内容物を装填し、ラインを流した後にコンベアを所定位置で積み下ろすために使用されることがある。
このような場合、SNコンテナには、ピックアップ装置の治具などで把持するための凹所が具備される。すなわち、この凹所は、一般には、SNコンテナの四隅部近傍に構成され、この四隅部の凹所にピックアップ装置の略直方体状の治具が差し込まれて容器本体を持上げたり、一方向に押し出したりしている。
ところで、従来から使用されてきたSNコンテナにおいて、このような治具が差し込まれる凹所は、収容物が積載された状態で持上げた場合でも安定姿勢を確保することができるように、容器本体の一側壁における両端部に配置されている。
しかしながら、容器本体10aの四隅部は円弧状に形成されているため、ここに形成される凹所も、図4に示した凹所2,2のように、コーナ部の外形状に沿って湾曲して形成されているのが一般的である。このため、この凹所2に治具を側方から差し込んだとしても、治具が当たる部分は、湾曲面であり、しかも入口が扇状に広がっているため、図5に示したように、容器本体4の四隅部を仮に矢印方向から掴むとしても、衝撃が加わった場合や、内容物に偏りがあったりした場合には、治具の当たる位置が移動するなどして、安定した姿勢で持上げることが困難であった。
仮に、衝撃が加わったり重心が偏ったりした状態で容器本体4を持上げると、容器本体4を落下させてしまう虞がある。
本発明は、このような実情に鑑み、ピックアップ装置の治具で容器本体を持上げたり、一方向に押し出したりする場合に、安定した姿勢でこれらの操作を行うことができる運搬用容器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明に係る運搬用容器は、
底壁部とこの底壁部から立設された一対の長側壁および一対の短側壁により一方面が開口して形成される容器本体が、上方に向かうにしたがって若干外方に広がるように形成され、
前記容器本体の開口部に、上フランジが前記一対の長側壁および一対の短側壁の上面に
配置された運搬用容器であって、
前記容器本体の少なくとも前記一対の長側壁または一対の短側壁の両端部における上フランジの下方に、側方に略直角に開口した矩形状の凹所が形成され、この凹所内における縦方向の壁体が平坦な略垂直面から構成されていることを特徴としている。
係る構成による本発明に係る運搬用容器は、側方からピックアップ装置の治具を側方に略直角に開口した凹所内に挿入した場合に、治具の先端は、垂直に立ち上がった平坦な垂直面に当接されるので、容器本体を安定した姿勢で容易に持上げたり、一方向に押し出したりすることができる。
本発明に係る運搬用容器によれば、自動搬送などを行い、かつ自動的に容器本体を持上げたり、押し出したりする必要がある場合に、ピックアップ装置の治具で、確実に持ち上げたり、押し出したりすることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る運搬用容器を示したものである。
この運搬用容器10(SNコンテナ10)は、いわゆるSNコンテナと称されるもので、2つの容器本体10a,10aを用意した場合に、同じ姿勢、同じ向きで上下に重ね合わせた場合に、背を高くしてスタッキングすることができ、逆の向き、すなわち、上位の容器本体10aを180°回転させて、下位の容器本体10aに重ね合わせた場合に、背を低くしてネスティングすることができる構造となっている。
すなわち、この運搬用容器10の容器本体10aは、底壁12と一対の長側壁14,16と、一対の短側壁18,20とを有し、これら四側壁14,16,18,20は、上方
に向かうにしたがって若干外方に広がるように傾斜して一体成形されている。また、四側壁14,16,18,20の開口部上縁には、上フランジ22が形成されている。
これらの四側壁14,16,18,20には、洗浄用・通風性、さらには、内部の様子を視認する覗き窓としても機能する多数の開口50が形成され、底壁12には、これより小形の小開口52が全面に形成されている。
このように形成された運搬用容器10の上フランジ22の下方には、対をなすように、下フランジ24が形成され、さらに、これらのフランジ間に縦方向のリブが差し渡されることにより適宜な強度が付与されている。これら一対の上フランジ22と下フランジ24は、一対の長側壁14,16間では、水平方向の両端部に連続して形成されている。
一方、一対の短側壁18,20側では、図1の短側壁20に明示されているように、水平方向の両端部に連続して形成されていない。すなわち、短側壁20の隅角部には、水平リブ及び垂直リブで設けられた凹部B,Cが形成され、これらの凹部B,Cによりフランジの連続性が途切れている。なお、このような凹部B,Cは、反対側の短側壁18の隅角部にも、それぞれ点Oを中心に点対称となる位置に形成されている。
また、本実施例による運搬用容器10では、短側壁18,20の両端部に形成された凹部B,Cの内部に、上下方向に長い矩形の凹所62、60が形成されている。凹部C内に形成された凹所60の4辺は、幅細のリブからなり、凹部B内に形成された凹所62の4辺のうち3辺は、幅細のリブから構成され、残りの一辺は平坦面となっている。
さらに、短側壁18側の凹部B,Cにも同様の凹所60,62が形成されている。
そして、これらの凹所60,62は、図1に円Rで囲んだ部分の拡大平面図である図2および拡大斜視図である図3に示したように形成されている。すなわち、凹所60内の正面に位置する縦方向の壁体は、平坦面で垂直に立ち上がった垂直面72から構成され、両側が、互いに対面する垂直リブ76,78で囲繞されている。
このように、短側壁18の凹所60を図1の左外方から見た場合に、図3に示したように、内方に垂直面72を有している。したがって、この凹所60内に、例えば、ピックアップ装置の略直方体状の治具を図5の態様で挿入すると、その先端部を垂直面72に当接させることができる。
すなわち、本実施例による運搬用容器10は、上記のような凹所60,62が短側壁18,20の両端部に形成されているため、図5に示した場合と同様に、短側壁18,20側からピックアップ装置の略直方体状の治具を矢印方向から差し込んだ場合に、その先端部を、これら凹所の正面に位置する平坦な垂直面72に当接させることができる。したがって、これらの治具により容器本体10aを安定した姿勢で持上げることもできれば、そのまま一方向に押出すことも可能になる。
したがって、ピックアップ装置の治具で掴んでいる最中に、容器本体10aを落下させてしまったり、あるいは、一方向に押し込んだ場合に、不安定な姿勢で押出されるようなことを防止できる。
このように、本実施例によれば、自動化ラインにおけるベルトコンベアに配置されたコンテナ内に、収容物を自動的に充填し、ラインで搬送し、その後、所定位置からコンテナを取り出すとしても、安定した姿勢で操作することができるので、コンテナが落下してしまったり、曲がって押出されたりするようなこともない。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されない。例えば、上記実施例では、短側壁18,20側に凹所60,62を形成したが、これらの凹所60、62を、長側壁14,16側に設けることもできる。また、短側壁18,20と長側壁14,16の両方に設けることもできる。
さらに、上記実施例では、背を高くして積み重ねたり、背を低くして積み重ねたりすることが可能な、いわゆるSNコンテナに適用して本発明を説明したが、本発明は、このような運搬用容器に限定されず、通常の運搬用容器にも適用できることは勿論である。さらに、側壁などに開口が形成されない容器にも適用可能である。
さらに、上記実施例では、容器本体10aの外面に形成された凹部B,C内に凹所60,62を形成しているが、この凹所60,62を形成する位置は、凹部B,Cの位置に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例による運搬用容器の斜視図である。 図2は、図1に示したR部分の拡大平面図である。 図3は、図1に示したR部分の拡大斜視図である。 図4は従来の運搬用容器の部分拡大斜視図である。 図5は従来の運搬用容器をピックアップ装置で持上げたりする場合の治具が係止される状態を示した概略平面図である。
符号の説明
10 運搬用容器(SNコンテナ)
50 開口
10a 容器本体(コンテナ本体)
12 底壁
14,16 長側壁
18,20 短側壁
22 上フランジ
24 下フランジ
60,62 凹所
72 垂直壁
76,78 垂直リブ
B,C 凹部

Claims (1)

  1. 底壁部とこの底壁部から立設された一対の長側壁および一対の短側壁により一方面が開口して形成される容器本体が、上方に向かうにしたがって若干外方に広がるように形成され、
    前記容器本体の開口部に、上フランジが前記一対の長側壁および一対の短側壁の上面に配置された運搬用容器であって、
    前記容器本体の少なくとも前記一対の長側壁または一対の短側壁の両端部における上フランジの下方に、側方に略直角に開口した矩形状の凹所が形成され、この凹所内における縦方向の壁体が平坦な略垂直面から構成されていることを特徴とする運搬用容器。
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