JP4451164B2 - 収容用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、収容用容器に関し、より詳細には、略円筒形状の物品を横に伏せた状態で収容して、収容された物品を洗浄液などで洗浄するとともに、X線、赤外線などで物品を検査するのに適した収容用容器に関する。
例えば、鮮魚、野菜、果物、日常品、建築資材、電気・電子部品、精密部品などの物品の中には、全体の形状が、略円筒状の物品がある。また、これらの略円筒状の物品の中には、人の手に触れずに運搬したり、洗浄液、処理液などで処理したり、品質検査を実施することが必要な物品がある。
このような場合には、物品を損傷したり、汚染したりしないように、取り扱い上、一個づつ専用の収容用容器内に収容された状態で、運搬、処理されることが好ましい。
ところで、このような略円筒状の物品を保管、運搬のために収容する収容用容器としては、従来、特許文献1のようなパレットが提案されている。
この特許文献1のパレットは、略V字形状の物品受け溝が形成された枕材を、矩形箱枠本体の長手方向または短手方向に、係止部材によって着脱自在に装着して、略円筒状の物品を物品受け溝上に横に伏せた状態で載置するように構成されている。また、この物品受け溝表面には、物品の保護、滑り止め防止のために、ゴムなどの軟質材料からなる物品保護部材が取り付けられている。
実開昭58−65233号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるような従来の収容用容器は、使用に際して、枕材を、矩形箱枠本体に取り付けなければならず、煩雑な作業が必要である。
また、特許文献1の収容用容器は、略円筒状の物品(以下、単に「物品」と言う)を収納、保管、運搬を主目的とした収容用容器である。
このため、収容用容器内に収容した物品に対して、洗浄液、処理液などで処理するのには不向きであり、洗浄性などの処理効率が良好ではないものである。すなわち、洗浄液、処理液などで処理する際には、矩形箱枠本体の底部、長側壁、および短側壁からなる壁部が邪魔になって、物品のすみずみまで、これらの処理液を、例えば、噴出ノズルによって噴霧して、洗浄などの処理を行うことは困難である。
また、このような処理液を処理容器に噴霧した後、従来の収容用容器では、処理液を排出することができず、収容用容器内に滞留してしまい、汚染した処理液によって、かえって物品が汚染されることにもなっていた。
さらに、従来の収容用容器では、物品を収容用容器内に収容する際には、矩形箱枠本体の底部、長側壁、および短側壁からなる壁部が邪魔になって、マニュプレータなどのピックアップ装置を使用することが困難である。
このため、作業者が物品を手で収容、取り出しするようにしなければならず、作業性が悪く、大量に連続的に処理することが不可能である。しかも、電子部品などの汚染、損傷を極端にきらう物品においては、使用が困難であり、さらに、物品の重量が重い場合には
、使用することが困難であった。
また、例えば、コンベアなどの搬送ラインを利用して、大量に連続的に処理する場合に、従来の収容用容器においては、ライン上方の搬送方向上流側に配置したカメラによって搬送ライン上を搬送されてくる収容用容器内の物品の確認を行う際に、矩形箱枠本体の短側壁からなる壁部が邪魔になって、確認作業が困難であり、大量に連続的に処理することが困難になっていた。
また、ラインの下方または側部に配置したX線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査の際に、矩形箱枠本体の底部、長側壁、および短側壁からなる壁部が邪魔になって、検査が困難であり、大量に連続的に処理することが困難になっていた。
さらに、従来の収容用容器では、物品を収納しない状態で、収容用容器同士を上下に重ね積みして保管、運搬する場合に嵩が高くなってしまい、保管、運搬スペースが必要であり、不便であった。
また、従来の収容用容器では、仮に収容用容器が転倒したりした場合には、その衝撃により、内部の物品が飛び出てしまうという問題があった。この問題に対処するために、収容用容器の外側にバンドを掛け回すことにより、容器本体と物品とを一体化することも行われているが、従来の収容用容器では、バンドを掛けたとしても、バンドを掛けた位置がずれ易く、大幅にずれてしまった場合には、物品が飛び出してしまうという問題があった。
本発明は、このような現状に鑑み、使用に際して、煩雑な作業が不要で、略円筒状の物品を汚染、損傷することなく、例えば、マニュプレータなどのピックアップ装置によって、収容用容器内に収容し、収容用容器内から取り出しすることが可能な収容用容器を提供することを目的とする。
また、本発明は、収容用容器内に収容した物品に対して、洗浄液、処理液などで処理する際にも、物品のすみずみまで洗浄などの処理を行うことができ、処理液を収容用容器内に滞留することなく収容用容器外に排出することが可能で、洗浄性などの処理効率が良好な収容用容器を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、例えば、コンベアなどの搬送ラインを利用して、大量に連続的に処理する場合に、ライン上方の搬送方向上流側に配置したカメラによって搬送ライン上を搬送されてくる収容用容器内の物品の確認作業、ラインの下方または側部に配置したX線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を効率良く実施することができる収容用容器を提供することを目的とする。
また、本発明は、物品を収納しない状態で、収容用容器同士を上下に重ね積みして保管、運搬する場合に嵩が高くならず、保管、運搬スペースが小さくなり、取り扱いに便利な収容用容器を提供することを目的とする。
また、本発明は、収容された物品の飛び出し、落下を確実に防止することのできる収容用容器を提供することを目的としている。
さらに、本発明は、チャックによる自動取り出しが容易な収容用容器を提供することを目的としている。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の収容用容器は、略矩形形状の底壁と、
前記底壁の長側辺から立設された一対の対向する長側壁と、
前記底壁の短側辺から立設された一対の対向する短側壁と、
から構成される上部が開口した箱体形状の容器本体と、
前記容器本体の内部に形成され、略円筒形状の物品を横に伏せた状態で収容する物品収容部と、
前記一対の対向する長側壁に、長側壁の上縁を含む範囲を切欠いて形成された長側側切欠部と、
前記底壁と、長側壁と、短側壁とに形成された複数の水抜き孔と、
前記物品収容部の底壁に形成され、容器本体長手方向から視て、略V字形状で、前記物品収容部に収容した略円筒形状の物品の外周部を移動不能に支持する支持リブとを備え、
前記支持リブが、前記容器本体の長手方向の軸線方向に対して、所定角度傾斜して交差する格子状に形成された傾斜格子状支持リブから構成されているとともに、
前記支持リブが、前記容器本体の短手方向に立設され、容器本体長手方向から視て、略V字形状の補助支持リブを備えており、
前記補助支持リブが、前記長側側切欠部が形成されていない位置の底壁から長側壁にわたり形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、支持リブによって、物品収容部に収容した略円筒形状の物品の外周部を移動不能に支持することができるので、物品を安定した状態で収納でき、搬送中の振動などによって、物品が移動して容器本体の壁部などに当たって、物品自体が破損損傷するのを防止することができる。
しかも、支持リブが、容器本体長手方向から視て、略V字形状であるので、大小異なる直径を有する略円筒形状の物品であっても、いずれもその外周部を移動不能に支持することができる。
また、一対の対向する長側壁に、長側壁の上縁を含む範囲を切欠いて形成された長側側切欠部が形成されているので、使用に際して、この長側側切欠部を介して、例えば、マニュプレータなどのピックアップ装置を挿入して操作することができ、煩雑な作業が不要で、略円筒状の物品を汚染、損傷することなく、収容用容器内に収容し、収容用容器内から取り出しすることが可能である。
また、一対の対向する長側壁に、長側壁の上縁を含む範囲を切欠いて形成された長側側切欠部が形成されているので、収容用容器内に収容した物品に対して、例えば、噴出ノズルによって、上方の開口部および長側側切欠部を介して、洗浄液、処理液などを噴霧できるので、洗浄液、処理液などで処理する際にも、物品のすみずみまで洗浄などの処理を行うことができる。
また、底壁と、長側壁と、短側壁とに形成された複数の水抜き孔を有しているので、これらの水抜き孔を介して、処理液を収容用容器内に滞留することなく収容用容器外に排出することが可能で、洗浄性などの処理効率が良好となる。
さらに、このような構成の収容用容器では、支持リブが、容器本体の長手方向の軸線方向に対して、所定角度傾斜して交差する格子状に形成された傾斜格子状支持リブから構成されている。
従って、例えば、コンベアなどの搬送ラインを利用して、大量に連続的に処理する場合に、搬送ライン上を搬送されてくる収容用容器内の物品に対して、ラインの下方または側部に配置したX線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を実施する際に、X線、赤外線などの照射検査装置では、ラインの進行方向、すなわち、略円筒形状の物品の軸線方向に対して、垂直な方向で断面を取って検査することになる。
このために、支持リブが容器本体の軸線方向と平行な直交リブから構成されている場合には、リブが直線として映ってしまい、物品の内部の検査の邪魔になってしまうが、上記のように傾斜格子状支持リブから構成されている場合には、このような映りこみを減少することができ、X線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を効率良く実施することができる。
また、本発明の収容用容器は、前記支持リブが、前記容器本体の短手方向に立設され、容器本体長手方向から視て、略V字形状の補助支持リブを備え、前記補助支持リブが、前記長側側切欠部が形成されていない位置の底壁から長側壁にわたり形成されているので、補助支持リブによって、物品収容部に収容した略円筒形状の物品の外周部を、さらに移動不能に支持することができるので、物品を安定した状態で収納でき、搬送中の振動などによって、物品が移動して容器本体の壁部などに当たって、物品自体が破損損傷するのを防止することができる。
また、この補助支持リブが形成されているので、物品収容部に物品を収容した際に、リブの補強効果によって、長側壁が外方向に開いてしまうのを防止することができる。
しかも、補助支持リブが、容器本体長手方向から視て、略V字形状であるので、大小異なる直径を有する略円筒形状の物品であっても、いずれもその外周部を移動不能に支持することができる。
さらに、この補助支持リブが、長側側切欠部が形成されていない位置に形成されているので、ラインの側部に配置したX線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を長側側切欠部を介して実施する際に、長側側切欠部の位置に、補助支持リブが存在しないので、補助支持リブによる上記したような映りこみを減少することができ、X線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を効率良く実施することができる。
また、本発明の収容用容器は、前記長側壁に形成された水抜孔が、前記容器本体の長手方向の軸線方向に対して、所定角度傾斜して交差する格子状に形成された傾斜格子状水抜孔から構成されていることを特徴とする。
このように長側壁に形成された水抜孔が、容器本体の長手方向の軸線方向に対して、所定角度傾斜して交差する格子状に形成された傾斜格子状水抜孔から構成されているので、ラインの側部に配置したX線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を実施する際に、上記したような映りこみを減少することができ、X線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を効率良く実施することができる。
また、本発明の収容用容器は、前記長側壁に形成された傾斜格子状水抜孔が、前記長側側切欠部の下方の長側壁に形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、少なくとも、長側側切欠部の位置の上下に渡って、上記したような映りこみを減少することができ、X線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を効率良く実施することができる。
また、本発明の収容用容器は、前記一対の対向する短側壁の少なくと一方に、開口窓部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、短側壁の少なくと一方に、開口窓部が形成されているので、この開口窓部を介して、例えば、コンベアなどの搬送ラインを利用して、大量に連続的に処理する場合に、ライン上方の搬送方向上流側に配置したカメラによって搬送ライン上を搬送されてくる収容用容器内の物品の先端または両端の確認を確実に行うことが可能である。
また、本発明の収容用容器は、前記長側側切欠部の容器本体の長手方向の幅Aが、前記短側壁の容器本体の短手方向の長さBよりも僅かに大きく、
前記長側側切欠部の容器本体の高さ方向の深さCが、前記容器本体の長側壁の高さDの1/2以上の大きさであり、
前記容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に積み重ねるクロス積みを行う際に、下方に位置する容器本体の長側側切欠部を貫通するように、上方に位置する容器本体の長側側切欠部下方の容器本体部分が、下方に位置する容器本体の長側側切欠部に載置されるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に積み重ねるクロス積みを行う際に、長側側切欠部の容器本体の長手方向の幅Aが、短側壁の容器本体の短手方向の長さBよりも僅かに大きいので、上方に位置する容器本体の長側側切欠部下方の容器本体部分を、下方に位置する容器本体の長側側切欠部内に収容することができる。
しかも、この場合に、長側側切欠部の容器本体の高さ方向の深さCが、容器本体の長側壁の高さDの1/2以上の大きさであるので、上方に位置する容器本体の長側側切欠部下方の容器本体部分の上端が、下方に位置する容器本体の長側壁の上端位置より突出しない位置となる。
従って、上方に位置する容器本体のさらに上方に位置する容器本体が、同じ姿勢で位置
する下方の容器本体の上面に接地状態で載置されることになるので、嵩が高くなることなく、しかも安定してクロス積みを行うことができる。
さらに、この際には、下方の容器本体の長側側切欠部の両側の側端面が、上方の容器本体の長側壁に当接することになり、容器本体が軸方向に移動するのが阻止され、安定してクロス積みができ、搬送の際の振動などによって容器同士がずれ、荷くずれが発生するのを防止することができる。
従って、このような繰り返しのクロス積みによって、下方に位置する容器本体の長側側切欠部を貫通するように、上方に位置する容器本体の長側側切欠部下方の容器本体部分が、下方に位置する容器本体の長側側切欠部に載置されるようになり、物品を収納しない状態で、収容用容器同士を上下に重ね積みして保管、運搬する場合に、安定して、嵩張らず、保管スペースを小さくできるとともに、取り扱いに便利で、搬送効率を向上することができる。
また、本発明の収容用容器は、前記長側側切欠部の容器本体の長手方向の幅Aが、前記短側壁の容器本体の短手方向の長さBの整数倍の大きさよりも僅かに大きく、
前記長側側切欠部の容器本体の高さ方向の深さCが、前記容器本体の長側壁の高さDの1/2以上の大きさであり、
前記容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に整数個ずつ積み重ねるクロス積みを行う際に、下方に位置する容器本体の長側側切欠部を貫通するように、上方に位置する容器本体の長側側切欠部下方の容器本体部分が、下方に位置する容器本体の長側側切欠部に載置されるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に整数個ずつ積み重ねるクロス積みを行うことができ、物品を収納しない状態で、収容用同士を上下に重ね積みして保管、運搬する場合に、安定して、嵩張らず、保管スペースを小さくできるとともに、取り扱いに便利で、搬送効率を向上することができる。
また、本発明の収容用容器は、前記容器本体の底壁の下面には、前記容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に積み重ねるクロス積みを行う際に、下方に位置する容器本体の前記傾斜格子状支持リブを収容する収容する収容凹部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に積み重ねるクロス積みを行う際に、下方に位置する容器本体の傾斜格子状支持リブが、容器本体の底壁の下面の収容凹部に収容されることになるので、傾斜格子状支持リブが邪魔にならず、嵩が高くなることなく、安定してクロス積みを行うことができる。
また、本発明の収容用容器は、前記一対の対向する短側壁の少なくとも一方の近傍の底壁に、略円筒形状の物品の長手方向の移動を規制する移動防止リブが立設されていることを特徴とする。
このように構成することによって、略円筒形状の物品を横に伏せた状態で、容器本体の物品収容部に収容した際に、移動防止リブによって、物品の長手方向の移動が阻止されるので、搬送中などの振動によって容器本体の内部で、物品が移動して、検査などを行う際に一定の検査を行うことができず、しかも、物品が移動して容器本体の壁部などに当たって、物品自体が破損損傷するのを防止することができる。
また、本発明の収容用容器は、前記一対の対向する短側壁の少なくとも一方の開口窓部
に、略円筒形状の物品の長手方向の移動を規制する物品飛び出し防止リブが立設されていることを特徴とする。
このように構成することによって、略円筒形状の物品を横に伏せた状態で、容器本体の物品収容部に収容した際に、開口窓部に立設した物品飛び出し防止リブによって、物品の長手方向の移動が阻止されるので、搬送中などの振動によって容器本体の内部で、物品が移動して、検査などを行う際に一定の検査を行うことができず、しかも、物品が移動して容器本体の壁部などに当たって、物品自体が破損損傷するのを防止することができるとともに、開口窓部から物品が収容用容器外部に飛び出して破損損傷するのを防止することができる。
さらに、本発明の収容用容器は、前記容器本体同士を、180°異なる方向で上下に重ね合わせた場合に、嵩が高くなり、
前記容器本体同士を、同じ方向に上下に重ね合わせた場合に、嵩が低くなるようにするスタッキング・ネスティング機構が容器本体に備えられていることを特徴とする。
このように構成することによって、容器本体同士を、180°異なる方向で上下に重ね合わせてスタッキングすることができ(いわゆる「異形状スタッキング」と言う)、容器本体同士を、同じ方向に上下に重ね合わせることができ(いわゆる「同形状ネスティング」同形状ネスティングと言う)、不使用時に嵩を低くして、省スペース化を図ることができ、運搬、保管に極めて便利である。
本発明によれば、使用に際して、煩雑な作業が不要で、略円筒状の物品を汚染、損傷することなく、例えば、マニュプレータなどのピックアップ装置によって、収容用容器内に収容することが可能である。
また、本発明によれば、収容用容器内に収容した物品に対して、洗浄液、処理液などで処理する際にも、物品のすみずみまで洗浄などの処理を行うことができ、処理液を収容用容器内に滞留することなく収容用容器外に排出することが可能で、洗浄性などの処理効率が良好である。
さらに、本発明によれば、例えば、コンベアなどの搬送ラインを利用して、大量に連続的に処理する場合に、ライン上方の搬送方向上流側に配置したカメラによって搬送ライン上を搬送されてくる収容用容器内の物品の確認作業、ラインの下方または側部に配置したX線、赤外線などの照射検査装置による品質などの検査を効率良く実施することができる。
また、本発明によれば、物品を収納しない状態で、収容用容器同士を上下に重ね積みして保管、運搬する場合に嵩が高くならず、保管、運搬スペースが小さくなり、取り扱いに便利な収容用容器を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の収容用容器の斜視図、図2は、図1の収容用容器の底面方向からの斜視図、図3は、図1の収容用容器の上面図、図4は、図3の収容用容器のI−I方向
の断面図である。
図1〜図4において、1は全体で本発明の収容用容器を示している。
図1および図2に示したように、収容用容器1は、略矩形状の底壁2と、この底壁2の
長側辺から立設された一対の対向する長側壁4、6と、底壁2の短側辺から立設された一対の対向する短側壁8、10とから構成される上部が開口した箱体形状の容器本体12を備えている。そして、容器本体12の内部には、略円筒形状の物品Pを横に伏せた状態で収容する物品収容部14が形成されている。
また、一対の対向する長側壁4、6にはそれぞれ、図1に示したように、長側壁4、6の上縁4a、6aを含む範囲を切欠くように、一対の対向する略矩形状の長側側切欠部16、18が形成されている。
このように、一対の対向する長側壁4、6に、長側壁4、6の上縁4a、6aを含む範囲を切欠いて長側側切欠部16、18が形成されているので、使用に際して、この長側側切欠部16、18を介して、例えば、マニュプレータなどのピックアップ装置を挿入して操作することができ、煩雑な作業が不要で、略円筒状の物品Pを汚染、損傷することなく、収容用容器1内に収容し、収容用容器1内から取り出しすることが可能である。
また、このように長側側切欠部16、18が形成されているので、図4に示したように、収容用容器1内に収容した物品Pに対して、例えば、噴出ノズル30によって、上方の開口部および長側側切欠部16、18を介して、洗浄液、処理液など噴霧できるので、洗浄液、処理液などで処理する際にも、物品Pのすみずみまで洗浄などの処理を行うことができる。
一方、短側壁8、10にはそれぞれ、図1および図4に示したように、略矩形状の開口窓部20、22が形成されている。なお、この場合、開口窓部20、22は、一対の対向する短側壁8、10の少なくと一方に設けてあれば良い。
すなわち、この開口窓部20、22は、図5に示したように、例えば、コンベアなどの搬送ライン24を利用して、大量に連続的に処理する場合に、ライン上方の搬送方向上流側に配置したカメラ26によって、搬送ライン24上を矢印F方向に搬送されてくる収容用容器1内の物品収容部14に収容された物品Pの先端の確認を確実に行うことができるようにするためのものである。
従って、搬送方向の上流側に面して配置すれば、搬送方向の上流側に位置する開口窓部20、22を介して、ライン上方の搬送方向上流側に配置したカメラ26によって、収容用容器1内の物品収容部14に収容された物品Pの先端を確認できる。
なお、短側壁8、10の両側に開口窓部20、22を設けておけば、前後を区別することなく、搬送ライン上に収容用容器1を載置すれば、ライン上方の搬送方向上流側に配置したカメラ26によって、搬送方向の上流側に位置する開口窓部20、22を介して、収容用容器1内の物品収容部14に収容された物品Pの先端または両端を確認でき便利である。
なお、この開口窓部20、22の大きさは、図5に示したように、ライン上方の搬送方向上流側に配置するたカメラ26の配置位置、ならびに、物品Pの大きさを考慮して、物品Pを撮像できる範囲Qとなるように、適宜選択すれば良く、特に限定されるものではない。
また、底壁2には、図4に示したように、容器本体12の長手方向から視て、略V字形状で、物品収容部14に収容した略円筒形状の物品Pの外周部を移動不能に支持する支持リブ28が形成されている。
この場合、支持リブ28は、図1および図3に示したように、容器本体12の長手方向の軸線方向Eに対して、所定角度あるα傾斜して交差する格子状に形成された傾斜格子状支持リブ28a、28bから構成されている。
このように構成することによって、支持リブ28によって、物品収容部14に収容した略円筒形状の物品Pの外周部を移動不能に支持することができるので、物品Pを安定した状態で収納でき、搬送中の振動などによって、物品が移動して容器本体12の壁部などに当たって、物品自体が破損損傷するのを防止することができる。
しかも、図4に示したように、支持リブ28が、容器本体12の長手方向から視て、略V字形状であるので、大小異なる直径を有する略円筒形状の物品Pであっても、いずれもその外周部を移動不能に支持することができる(図4の点線と一点鎖線参照)。
さらに、支持リブ28が、傾斜格子状支持リブ28a、28bから構成されているので、図5に示したように、例えば、コンベアなどの搬送ライン24を利用して、大量に連続的に処理する場合に、搬送ライン24上を搬送されてくる収容用容器1内の物品Pに対して、搬送ライン24の下方または側部に配置したX線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を実施する際に(図1の矢印G、H方向参照)、X線、赤外線などの照射検査装置では、図1に示したように、搬送ラインの進行方向F、すなわち、略円筒形状の物品Pの軸線方向に対して(すなわち、容器本体12の長手方向の軸線方向Eに対して)、垂直な方向Iで断面を取って検査することになる。
このために、支持リブが容器本体の軸線方向と平行な直交リブから構成されている場合には、リブが直線として映ってしまい、物品の内部の検査の邪魔になってしまうが、上記のように傾斜格子状支持リブ28a、28bから構成されている場合には、このような映りこみを減少することができ、X線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を効率良く実施することができる。
この場合、このような映りこみを減少する効果を考慮すれば、上記所定角度αは、30〜60°、特に好ましくは、45°に設定するのが望ましい。
一方、図1〜図4に示したように、底壁2と、長側壁4、6と、短側壁8、10には、それぞれ、複数の底壁水抜き孔32と、長側壁水抜き孔34、36と、短側壁水抜き孔38、40が形成されている。
なお、この場合、図1〜図4に示したように、底壁2に形成される底壁水抜き孔32は、傾斜格子状支持リブ28a、28bによって形成される貫通孔から構成されているのが収容用容器1の軽量化などを図るためには望ましい。
これらの水抜き孔32〜40が形成されることによって、洗浄液などの処理液にて、物品Pを処理する際に、これらの水抜き孔32〜40を介して、処理液を収容用容器1内に滞留することなく収容用容器1外に排出することが可能で、洗浄性などの処理効率が良好となる。従って、この場合、これらの水抜き孔32〜40のサイズとしては、このような処理液の排出効果が期待できるサイズであれば、特に限定されるものではない。
なお、この場合、図1および図2に示したように、長側壁4、6に形成された長側壁水抜き孔34、36は、底壁部水抜き孔32の傾斜格子状支持リブ28a、28bと同様に、容器本体12の長手方向の軸線方向Eに対して、所定角度α傾斜して交差する格子状に形成され傾斜格子状水抜孔34a、36aであり、この傾斜格子状水抜孔34a、36aが、長側側切欠部16、18の下方の長側壁4、6に形成されているのが望ましい。
このように長側壁4、6に形成された長側壁水抜き孔34、36が、容器本体12の長手方向の軸線方向Eに対して、所定角度α傾斜して交差する格子状に形成され傾斜格子状水抜孔34a、36aから構成されているので(図11参照)、搬送ライン24の側部に配置したX線、赤外線などの照射検査装置による物品Pの内部の品質などの検査を実施する際に、上記したような映りこみを減少することができ、X線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を効率良く実施することができる。
特に、少なくとも、長側側切欠部16、18の位置の上下に渡って、上記したような映りこみを減少することができ、X線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を効率良く実施することができる。
なお、この実施例の場合には、この傾斜格子状水抜孔34a、36aが、長側側切欠部16、18の下方の長側壁4、6に形成したが、長側壁4、6に形成される長側壁水抜き孔34、36をすべて、傾斜格子状水抜孔34a、36aとなるようにしても良い。
また、図1〜図4に示したように、底壁2に形成した支持リブ28が、容器本体12の短手方向に立設され、容器本体12の長手方向から視て、略V字形状の補助支持リブ42を備えている。
この場合、この補助支持リブ42が、長側側切欠部16、18が形成されていない位置の底壁2から長側壁4、6にわたり形成されているのが望ましい。
このように構成することによって、補助支持リブ42によって、物品収容部に収容した略円筒形状の物品Pの外周部を、さらに移動不能に支持することができるので、物品を安定した状態で収納でき、搬送中の振動などによって、物品が移動して容器本体の壁部などに当たって、物品自体が破損損傷するのを防止することができる。
また、この補助支持リブ42が形成されているので、物品収容部14に物品を収容した際に、リブの補強効果によって、長側壁4、6が外方向に開いてしまうのを防止することができる。
しかも、補助支持リブ42が、容器本体12の長手方向から視て、略V字形状であるので、大小異なる直径を有する略円筒形状の物品であっても、いずれもその外周部を移動不能に支持することができる(図4の点線および一点鎖線参照)。
さらに、この補助支持リブ42が、長側側切欠部16、18が形成されていない位置に形成されているので、ラインの側部に配置したX線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を長側側切欠部16、18を介して実施する際に、長側側切欠部16、18の位置に、補助支持リブ42が存在しないので、補助支持リブ42による上記したような映りこみを減少することができ、X線、赤外線などの照射検査装置による物品内部の品質などの検査を効率良く実施することができる。
また、図1および図2に示したように、容器本体12の長側壁4、6には外側に、ラベル貼り付け用平坦部3が形成されている。なお、このラベル貼り付け用平坦部3は、容器本体12の長側壁4、6、短側壁8、10の少なくとも一方の外側に設ければよく、特に限定されるものではない。
このように構成することによって、容器本体の長側壁、短側壁の少なくとも一方の外側に、ラベル貼り付け用平坦部が形成されているので、例えば、バーコードなどの識別ラベルを貼着することによって、収容用容器内に収容された物品の種類、製造年月日、仕向け先などの情報を把握することができるので、運搬、洗浄処理などの際に、自動化などを図
ることができ、極めて効率的で便利である。
さらに、図1および図2に示したように、短側壁8、10の開口窓部20、22の上部には、容器本体12を持ち上げる際に、把持部を形成するとともに、強度を保持するために高さ方向に厚さを有する把持部21、23が形成されている。なお、この把持部21、23は、図6に示したように、容器本体12同士を、同じ方向に上下に重ね合わせた場合に、複数の容器本体12を持ち上げる際に、強度を保持することができ、特に効果的である。
また、図6に示したように、容器本体12同士を、同じ方向に上下に重ね合わせた場合に、上下の容器本体12同士が互いに移動不能に位置決めされるように、容器本体の上面には、図1に示したように、隅角部と、短側壁8、10の中央の位置に、係止用凸部44、46が形成されている。一方、図2に示したように、これらの係止用凸部44、46に対応する位置に、容器本体12の底面にこれらの係止用凸部44、46に嵌合する係止用凹部48、50が形成されている。
このように構成することによって、図6に示したように、容器本体12同士を、同じ方向に上下に重ね合わせた場合に、上下の容器本体12同士が互いに移動不能に位置決めすることができるので、搬送の際の振動などによって容器同士がずれ、荷くずれが発生するのを防止することができる。
さらに、本発明の収容用容器1では、図1に示したように、長側側切欠部16、18の容器本体12の長手方向の幅Aが、短側壁8、10の容器本体12の短手方向の長さBよりも僅かに大きくなっている。また、長側側切欠部16、18の容器本体12の高さ方向の深さCが、容器本体12の長側壁4、6の高さDの1/2以上の大きさとなっている。
従って、図7および図8に示したように、容器本体12同士を90°ずらして交差するように上下に積み重ねるクロス積みを行う際に、下方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18を貫通するように、上方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18の下方の容器本体部分52、54が、下方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18に載置されることになる。
このように構成することによって、容器本体12同士を90°ずらして交差するように上下に積み重ねるクロス積みを行う際に、長側側切欠部16、18の容器本体の長手方向の幅Aが、短側壁8、10の容器本体の短手方向の長さBよりも僅かに大きいので、図7に示したように、上方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18の下方の容器本体部分52、54を、下方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18内に収容することができる。
しかも、この場合に、長側側切欠部16、18の容器本体12の高さ方向の深さCが、容器本体12の長側壁4、6の高さDの1/2以上の大きさであるので、図7に示したように、上方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18の下方の容器本体部分52、54の上端56、58が、下方に位置する容器本体12の長側壁4、6の上端位置60、62より突出しない位置となる。
従って、図8に示したように、上方に位置する容器本体12のさらに上方に位置する容器本体12が、同じ姿勢で位置する下方の容器本体12の上面に接地状態で載置されることになるので、嵩が高くなることなく、しかも安定してクロス積みを行うことができる。
さらに、この際には、図8に示したように、下方の容器本体12の長側側切欠部16、
18の両側の側端面16a、18aが、上方の容器本体12の長側壁4、6に当接することになり、容器本体が軸方向に移動するのが阻止され、安定してクロス積みができ、搬送の際の振動などによって容器同士がずれ、荷くずれが発生するのを防止することができる。
従って、このような繰り返しのクロス積みによって、図8に示したように、下方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18を貫通するように、上方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18の下方の容器本体部分52、54が、下方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18に載置されるようになり、物品を収納しない状態で、収容用容器1同士を上下に重ね積みして保管、運搬する場合に、安定して、嵩張らず、保管スペースを小さくできるとともに、取り扱いに便利で、搬送効率を向上することができる。
なお、この場合、図2に示したように、容器本体12の底壁2の下面には、容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に積み重ねるクロス積みを行う際に、下方に位置する容器本体12の傾斜格子状支持リブ28a、28bを収容する収容する収容凹部64が形成されている。
このように構成することによって、容器本体12同士を90°ずらして交差するように上下に積み重ねるクロス積みを行う際に、下方に位置する容器本体12の傾斜格子状支持リブ28a、28bが、容器本体12の底壁2の下面の収容凹部64に収容されることになるので、傾斜格子状支持リブ28a、28bが邪魔にならず、嵩が高くなることなく、安定してクロス積みを行うことができる。
なお、図9に示したように、長側側切欠部16、18の容器本体12の長手方向の幅Aが、短側壁8、10の容器本体の短手方向の長さBの整数倍の大きさよりも僅かに大きく、長側側切欠部16、18の容器本体の高さ方向の深さCが、容器本体の長側壁の高さDの1/2以上の大きさとしてもよい。
これによって、図9に示したように、容器本体同士12を90°ずらして交差するように上下に整数個ずつ積み重ねるクロス積みを行う際に、下方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18を貫通するように、上方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18下方の容器本体部分52、54が、下方に位置する容器本体12の長側側切欠部16、18に載置される。
このように構成することによって、容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に整数個ずつ積み重ねるクロス積みを行うことができ、物品を収納しない状態で、収容用容器同士を上下に重ね積みして保管、運搬する場合に、安定して、嵩張らず、保管スペースを小さくできるとともに、取り扱いに便利で、搬送効率を向上することができる。
なお、図示しないが、支持リブ28、補助支持リブ42の略円筒形状の物品と接触する表面に滑り止め防止部が形成されているのが望ましい。この場合、滑り止め防止部としては、特に限定されるものではないが、ゴム、エラストマー系樹脂からなる滑り止め防止部材を接着剤などで取り付けるか、または、エラストマー系樹脂を一体成形すればよい。
このように構成することによって、物品収容部14に収容した略円筒形状の物品Pの外周部を、滑り止め防止部によって、さらに移動不能に支持することができるので、物品を安定した状態で収納でき、搬送中の振動などによって、物品が移動して容器本体12の壁部などに当たって、物品自体が破損損傷するのを防止することができる。
また、容器本体は、合成樹脂から成形するのが望ましいが、このような合成樹脂としては、特に限定されるものではなく、公知の合成樹脂を用いることができる。
この場合、導電性樹脂、好ましくは、持続性帯電防止グレードの樹脂により形成することもできる。このように導電性樹脂を採用すれば、帯電防止を図ることができるので、例えば、静電気などの電気の影響を受けやすい電子部品などの物品Pを運搬する場合であっても、その物品を電気的な障害から保護することができる。このように導電性樹脂とするには、予め溶融樹脂の材料の中に、カーボン粒子、金属粉末などを混練させて、成形しても良く、または、成形後に導電性塗料などを塗布することもできる。
図10は、本発明の収容用容器の別の実施例の略円筒形状の物品Pを収容した状態を示す上面図、図11は、図10の収容用容器の側面図である。
この実施例の収容用容器1は、図1〜図4に示した収容用容器1と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付している。
この実施例の収容用容器1では、図10および図11に示したように、一対の対向する短側壁8、10の近傍の底壁2に、略円筒形状の物品Pの長手方向の移動を規制する移動防止リブ68、70が立設されている。
このように構成することによって、略円筒形状の物品Pを横に伏せた状態で、容器本体12の物品収容部14に収容した際に、移動防止リブ68、70によって、物品の長手方向の移動が阻止されるので、搬送中などの振動によって容器本体12の内部で、物品Pが移動して、検査などを行う際に一定の検査を行うことができず、しかも、物品が移動して容器本体の壁部などに当たって、物品自体が破損損傷するのを防止することができる。
なお、この場合、移動防止リブ68、70のいずれか一方を設けるようにして良いが、物品Pの移動を防止する効果からすれば、移動防止リブ68、70の両方を設けておくのが望ましい。
なお、図10および図11では、一対の対向する短側壁8、10の近傍の底壁2に、略円筒形状の物品Pの長手方向の移動を規制する移動防止リブ68、70が立設したが、この代わりに、またはこれらの移動防止リブ68、70とともに、図11に示したように、一対の対向する短側壁の少なくとも一方の開口窓部20、22に、略円筒形状の物品の長手方向の移動を規制する物品飛び出し防止リブ71、73を立設しても良い。
このように構成することによって、略円筒形状の物品Pを横に伏せた状態で、容器本体12の物品収容部14に収容した際に、開口窓部20、22に立設した物品飛び出し防止リブによって、物品の長手方向の移動が阻止されるので、搬送中などの振動によって容器本体12の内部で、物品Pが移動して、検査などを行う際に一定の検査を行うことができず、しかも、物品が移動して容器本体12の壁部などに当たって、物品自体が破損損傷するのを防止することができるとともに、開口窓部20、22から物品Pが収容用容器外部に飛び出して破損損傷するのを防止することができる。
さらに、容器本体12同士を、180°異なる方向で上下に重ね合わせた場合に、嵩が高くなり、容器本体12同士を、同じ方向に上下に重ね合わせた場合に、嵩が低くなるようにするスタッキング・ネスティング機構を容器本体に備えることもできる。
このように構成することによって、容器本体同士を、180°異なる方向で上下に重ね合わせてスタッキングすることができ(いわゆる「異形状スタッキング」と言う)、容器本体同士を、同じ方向に上下に重ね合わせることができ(いわゆる「同形状ネスティング」と言う)、不使用時に嵩を低くして、省スペース化を図ることができ、運搬、保管に極
めて便利である。
このようなスタッキング・ネスティング機構としては、図12に示したように、容器本体12の長側壁4、6の外側の下半部分に、相互に位置をずらして(すなわち、支脚部72の間の距離と、支脚部74との間の距離が相違するように)、それぞれ2個の支脚部72、74を設けている。そして、これらの支脚部72、74に対応する位置に、容器本体12の長側壁4、6の内側の上半部分に、支脚部嵌合用凹部(ポケット部)76、78が形成されている。
これにより、図12に示したように、容器本体12同士を、同じ方向に上下に重ね合わせた場合に、上方に位置する容器本体12の支脚部72、74が、下方に位置する容器本体12の支脚部嵌合用凹部76、78に嵌合することになる。従って、図14に示したように、容器本体同士を、同じ方向に上下に重ね合わせることができる。
一方、図13に示したように、容器本体12同士を、180°異なる方向で上下に重ね合わせることによって、上方に位置する容器本体12の支脚部72、74が、下方に位置する容器本体12の支脚部嵌合用凹部76、78と位置がずれることになり、上方に位置する容器本体12の支脚部72、74が、下方に位置する容器本体12の長側壁4、6の上縁4a、6aに載置されることになり、これによって、スタッキングすることができる。
なお、この実施例では、いわゆる異形状スタッキング、同形状ネスティングされる収容用容器1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、同形状スタッキング、異形状ネスティングされる収容用容器にも適用可能である。また、スタッキング・ネスティング機構は、公知の様々な態様を搭載することができる。
図15および図16は、本発明の収容用容器の別の実施例の斜視図である。
この実施例の収容用容器1は、基本的には、図1に示した収容用容器1と同様な構成であり、同じ構成部材には、同じ参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
図1の実施例の収容用容器1では、容器本体12の上面の隅角部と、短側壁8、10の中央の位置に係止用凸部44、46を形成し、容器本体12の底面にこれらの係止用凸部44、46に嵌合する係止用凹部48、50を形成している。
これに対して、図15および図16の実施例の収容用容器1では、これらの係止用凸部44、46、係止用凹部48、50の代わりに、容器本体12の底面に、下方に位置する容器本体の上部の開口に嵌合する係止用凸部45が形成されている。
これにより、容器本体12同士を、同じ方向に上下に重ね合わせた場合に、上方の容器本体12の底面に形成した係止用凸部45が、下方に位置する容器本体12の上部の開口に嵌合することによって、上下の容器本体12同士が互いに移動不能に位置決めされるようになっている。
このような収容容器1であっても、多段に積載してスタッキングすることが可能になる。
また、図17〜図19はさらに別の実施例を示したものである。
この実施例の収容用容器1も図1に示した収容用容器1と基本的な構造は同様であり、同一要素を同一符号を付して詳細な説明を省略する。
すなわち、この実施例の収容用容器1にも、略V字形状で略円筒状の物品Pの外周部を
移動不能に支持する傾斜格子状支持リブ28a、28bから構成される支持リブ28が底壁2に具備されている。一方、対向する一対の長側壁4,6には、それらの上縁4a,6aを含む範囲を切り欠いて長側側切欠部16,18が形成されている。また、対向する一対の短側壁8,10には、開口窓部20,22がそれぞれ形成されている。
さらに、容器本体12の底面には、その外縁部のやや内側を囲む範囲に、下方に突出する係止用凸部45が形成されている。
このような収容容器1は、図17に示したように、容器本体12の短側壁8,10の上縁8a,10aに、ラベル貼り付け用凹部100,102が形成されている。このような位置に形成されたラベル貼り付け用凹部100,102に、例えば、バーコードなどの識別ラベルを貼着すれば、容器本体12の上方向からであっても、収容用容器1内に収容された物品の種類、製造年月日、仕向け先などの情報を把握することができる。
さらに、図17,18,19に示した実施例の収容容器1では、略円筒状の物品Pを横に伏せた状態で容器本体12の物品収容部に収容した場合に、搬送中の振動などによって物品Pが移動するようなことがあっても、その開口窓部20,22から外方に飛び出ることがないように、開口窓部20,22の大きさが略円筒状の物品Pの直径よりも小さく設定されている。すなわち、略矩形状に形成された開口窓部20,22の縦横の長さの少なくとも一方の長さは、物品Pの直径よりも小さい。このように開口窓部20,22の幅をある程度狭くすることにより、内容物の飛び出しを確実に防止することができる。
また、本実施例では、短側壁8,10に形成された開口窓部20,22を水平方向に横断するように、短側壁8,10の外面に近接してチャック対応凹部104,106が形成されている。すなわち、短側壁8,10における開口窓部20,22と略同じ高さの位置には、縦方向のリブが形成されていない。
このようにしてチャック対応凹部104,106を短側壁8,10に設ければ、自動取出しを行う場合に、マニュプレータなどのピックアップ装置を外方から近づけてきたとしても、側壁が邪魔になることがない。したがって、自動取出しを行う場合の操作性が良好になる。
さらに、本実施例では、図16に示した容器本体12と同様に、容器本体12の底壁2に、下方に突出する係止用凸部45が形成されている。このような係止用凸部45が形成されることにより、容器本体12同士を、同じ方向に上下に重ね合わせた場合に、上方の容器本体12の底面に形成した係止用凸部45が、下方に位置する容器本体12の上部の開口に嵌合されるようになっている。
そして、図18に示したように、この係止用凸部45における長辺部には、所定間隔離間して、バンド掛け用凹部108a,108bと、バンド掛け用凹部110a、110bとがそれぞれ形成されている。
このようなバンド掛け用凹部108a,110aとバンド掛け凹部108b,110bに、それぞれバンドを掛け渡して、2本のバンドで物品Pを押さえるようにすれば、物品Pを確実に捕捉し、物品の移動および落下を強制的に防止することができる。また、このバンドは、一段低く形成されたバンド掛け用凹部108a、108bとバンド掛け用凹部110a、110b内に通されているので、バンドが不用意に移動してしまうようなことはない。したがって、移動中に振動などが生じた場合であっても、バンドが外れたり、移動したりしてしまうようなことはない。
したがって、このような構成を採用すれば、収容用容器1内の物品Pを移動することは
もとより、洗浄あるいは、X線、赤外線などの照射装置により内部の品質などの検査を行う場合であっても、物品が移動して容器本体の壁部などに当たって、物品自体が破損損傷することを確実に防止することができる。
さらに,本実施例では、物品Pが仮に移動してしまった場合に、短側壁8,10に形成された開口窓部20,22から外に飛び出すことがないように、略矩形状の開口窓部20,22の縦横の長さの少なくとも一方の長さは、物品Pの直径よりも小さく形成されている。
このように,開口窓部20,22の開口幅をある程度小さく設定すれば、物品の飛び出しを防止できるので、図11に示した物品飛び出し防止リブ71,73などを省略することができる。
このように本発明は様々な変形が可能である。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、鮮魚、野菜、果物、日常品、建築資材、電気・電子部品、精密部品など、全体の形状が、略円筒状の物品であればいかなる物品であっても適用できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は、本発明の収容用容器の斜視図である。 図2は、図1の収容用容器の底面方向からの斜視図である。 図3は、図1の収容用容器の上面図である。 図4は、図3の収容用容器のI−I方向の断面図である。 図5は、図1の収容用容器に略円筒形状の物品を搬送ラインで連続的に処理する状態を説明する概略断面図である。 図6は、図1の収容用容器をスタッキングした状態の斜視図である。 図7は、図1の収容用容器の容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に積み重ねるクロス積みの状態を説明する斜視図である。 図8は、図1の収容用容器の容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に積み重ねるクロス積みの状態を説明する斜視図である。 図9は、図1の収容用容器の容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に2個ずつ積み重ねるクロス積みの状態を説明する上面図である。 図10は、本発明の収容用容器の別の実施例の略円筒形状の物品Pを収容した状態を示す上面図である。 図11は、図10の収容用容器の側面図である。 図12は、容器本体12同士を、同じ方向に上下に重ね合わせ、ネスティングする状態を説明する上面概略図である。 図13は、容器本体12同士を、180°異なる方向で上下に重ね合わせ、スタッキングする状態を説明する上面概略図である。 図14は、容器本体12同士を、同じ方向に上下に重ね合わせ、ネスティングした状態を説明する正面図である。 図15は、本発明の収容用容器の別の実施例の斜視図である。 図16は、図15の収容用容器の底面方向からの斜視図である。 図17は、さらに別の実施例の収容用容器の斜視図である。 図18は、図17の収容用容器の底面方向からの斜視図である。 図19は、図17および図18に示した収容用容器の正面図である。
符号の説明
1 収容用容器
2 底壁
3 ラベル貼り付け用平坦部
4a、6a 上縁
4、6 長側壁
8、10 短側壁
12 容器本体
14 物品収容部
16、18 長側側切欠部
16a 、18a 側端面
20、22 開口窓部
21、23 把持部
24 搬送ライン
26 カメラ
28 支持リブ
28a 、28b 傾斜格子状支持リブ
30 噴出ノズル
32 底壁水抜き孔
34a 、36a 傾斜格子状水抜孔
34、36 長側壁水抜き孔
38、40 短側壁水抜き孔
42 補助支持リブ
44、46 係止用凸部
45 係止用凸部
48、50 係止用凹部
52、54 容器本体部分
56、58 上端
60、62 上端位置
64 収容凹部
68、70 移動防止リブ
71、73 物品飛び出し防止リブ
72、74 支脚部
76、78 支脚部嵌合用凹部
E 軸線方向
F 進行方向
α 所定角度
100、102 ラベル貼り付け用凹部
104,106 チャック対応凹部
108a,108b,110a、110b バンド掛け用凹部

Claims (4)

  1. 略矩形形状の底壁と、
    前記底壁の長側辺から立設された一対の対向する長側壁と、
    前記底壁の短側辺から立設された一対の対向する短側壁と、
    から構成される上部が開口した箱体形状の容器本体と、
    前記容器本体の内部に形成され、略円筒形状の物品を横に伏せた状態で収容する物品収容部と、
    前記一対の対向する長側壁に、長側壁の上縁を含む範囲を切欠いて形成された長側側切欠部と、
    前記底壁と、長側壁と、短側壁とに形成された複数の水抜き孔と、
    前記物品収容部の底壁に形成され、容器本体長手方向から視て、略V字形状で、前記物品収容部に収容した略円筒形状の物品の外周部を移動不能に支持する支持リブとを備え、
    前記支持リブが、前記容器本体の長手方向の軸線方向に対して、所定角度傾斜して交差する格子状に形成された傾斜格子状支持リブから構成されているとともに、
    前記支持リブが、前記容器本体の短手方向に立設され、容器本体長手方向から視て、略V字形状の補助支持リブを備えており、
    前記補助支持リブが、前記長側側切欠部が形成されていない位置の底壁から長側壁にわたり形成されていることを特徴とする収容用容器。
  2. 前記長側側切欠部の容器本体の長手方向の幅Aが、前記短側壁の容器本体の短手方向の長さBよりも僅かに大きく、
    前記長側側切欠部の容器本体の高さ方向の深さCが、前記容器本体の長側壁の高さDの1/2以上の大きさであり、
    前記容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に積み重ねるクロス積みを行う際に、下方に位置する容器本体の長側側切欠部を貫通するように、上方に位置する容器本体の長側側切欠部下方の容器本体部分が、下方に位置する容器本体の長側側切欠部に載置されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の収容用容器。
  3. 前記長側側切欠部の容器本体の長手方向の幅Aが、前記短側壁の容器本体の短手方向の長さBの整数倍の大きさよりも僅かに大きく、
    前記長側側切欠部の容器本体の高さ方向の深さCが、前記容器本体の長側壁の高さDの1/2以上の大きさであり、
    前記容器本体同士を90°ずらして交差するように上下に整数個ずつ積み重ねるクロス積みを行う際に、下方に位置する容器本体の長側側切欠部を貫通するように、上方に位置する容器本体の長側側切欠部下方の容器本体部分が、下方に位置する容器本体の長側側切欠部に載置されるように構成されていることを特徴とする請求項に記載の収容用容器。
  4. 前記容器本体同士を、180°異なる方向で上下に重ね合わせた場合に、嵩が高くなり、
    前記容器本体同士を、同じ方向に上下に重ね合わせた場合に、嵩が低くなるようにするスタッキング・ネスティング機構が容器本体に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の収容用容器。
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