JP3280632B2 - コイル状重量物用パレット及び輸送容器へのコイル状重量物積載パレットの収納構造体 - Google Patents

コイル状重量物用パレット及び輸送容器へのコイル状重量物積載パレットの収納構造体

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JP3280632B2
JP3280632B2 JP07105399A JP7105399A JP3280632B2 JP 3280632 B2 JP3280632 B2 JP 3280632B2 JP 07105399 A JP07105399 A JP 07105399A JP 7105399 A JP7105399 A JP 7105399A JP 3280632 B2 JP3280632 B2 JP 3280632B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼材等の重量物を
コンテナ等の輸送容器によって輸送するために用いるパ
レット及び輸送容器へのコイル状重量物積載パレットの
収納構造体に関する。更に詳しく言えば、コイル状鋼板
等の重量物の荷をコンテナ等の輸送容器によって輸送す
るために用い、荷の固定が容易であり、荷に疵がつきに
くく、搬送装置(特に浮上式搬送装置)による移動に適
し、安価である、コイル状重量物用パレット及び輸送容
器へのコイル状重量物積載パレットの収納構造体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コイル状に巻かれた状態で取扱われる鋼
板(以下、コイルとする)は、一般に荷役される荷物と
比べて大重量(海外向:約5〜10t、国内向:約10
〜30t)であり、大型フォークリフトによって移動さ
せたり、大型クレーン等を用いて上から吊り下げて移動
することが多い。また、コイルの輸送方法は、海上輸送
を行う場合は在来船を用いたばら荷による方法が多い。
この方法による輸送の場合は、疵や錆を防止するために
防錆紙や鉄板等を用いて一つ一つを厳重に梱包した、梱
包済みのコイルを単位に荷役を行う。
【0003】しかし、ばら荷を扱う貨物船は大量輸送向
の在来船であり、一度に大量の荷を輸送するため、輸送
された大量の荷を一時的に保管するための大きな空間が
必要であった。また、輸送手段が変わるたびに荷物の固
定(ラッシングという)等の手間が必要であった。
【0004】こうした状況において、コイルのコンテナ
輸送が望まれている。これは、荷物をコンテナ内に収納
して取扱えば、貨物がコンテナによって保護されること
による損疵の減少や、コンテナ単位で扱うことによる荷
役時間の短縮、輸送期間の短縮による商品金利の減少等
の効果が得られるためである。また、コンテナは用途等
によって多くの種類が選択できるが、一番保有数が高
く、安価であり、確保も容易であるのがドライコンテナ
である。このドライコンテナはコンテナ内の密閉性が高
く、密閉時にコンテナ内を低湿度に保つことができれ
ば、密閉中においても低湿度を保つことができる。この
ため、コイルに結露が発生することが無く、錆の発生を
防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ドライコンテ
ナの開口部は側面に設けられており、吊り下げによって
荷を扱うクレーン等ではコイルをドライコンテナ内に収
納できなかった。また、大重量のコイルを扱うことがで
きる大型フォークリフトにおいてもフォークリフト本体
がドライコンテナの開口部より大きく、コイルをドライ
コンテナ内の奥まで収納できなかった。
【0006】この問題を解決するために、天井を持たな
いフラットコンテナや、天井を開口することができるオ
ープントップコンテナ等のコンテナが用意されている
が、これらは気密性が低いため、外気の湿気がコンテナ
内に入り込む。このため、梱包を厳重にしないとコイル
に錆が生じてしまう。更に、ドライコンテナと比べ高価
であり、流通量が少ないために確保が容易でないことが
多かった。また、オープントップコンテナは天井の開閉
がドライコンテナより容易でないことが多かった。更
に、ドライコンテナを用いている場合でも、梱包材に木
材等の水分を含みやすいものを用いると、梱包材内の水
分が蒸発し、この蒸気が天井などに結露し、コイルに降
りかかる事となり、錆を生じやすくしてしまう。
【0007】また、通常のコイルは、軸を横にした状態
で載置することが多いために転がりやすく、これを防止
するために床や壁等にロープや木材等を用いて固定され
るが、これには多くの人手と時間を必要としていた。
【0008】本発明は、上記問題を解決をしようとする
ものであって、コイル状重量物である鋼材を、側面に開
口部を備えるドライコンテナへ容易に搬送することがで
き、荷に疵を付けることなく、荷の固定を容易に行うこ
とができる、コイル状重量物用パレットを提供すること
を課題とする。また、このコイル状重量物用パレットを
用いたコイル状重量物積載パレットの収納構造体を提供
することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明のコイル状重量
物用パレットは、コイル状重量物を積載した状態で輸送
容器内に収容されるコイル状重量物用パレットであっ
て、該コイル状重量物用パレットは、パレット本体と、
該パレット本体上に配置され、且つ、上記コイル状重量
物を該コイル状重量物の円筒側面に接して支持する載置
部とを備え、該パレット本体の下側には、下方及び側方
の少なくとも一方側が開放されている下部開放空間を有
し、該載置部は、互いに向かい合う一対の斜面と、該一
対の斜面の長手方向に沿って設けられる移動抑止ガイド
とを備え、該一対の移動抑止ガイドは対となる切欠きを
有し、本コイル状重量物用パレットの上部には該コイル
状重量物を上記パレット本体に固定するコイル固定具を
備え、該コイル固定具は、上記移動抑止ガイドの上記対
の切欠きに脱着可能に取着され且つコイルの両端側に設
けられる長尺状の移動抑止部材を備え、上記下部開放空
間は、本コイル状重量物用パレットを浮上させて搬送さ
せるための浮上式搬送装置を挿入するための空間であ
り、該コイル状重量物用パレットは、1の場合はこれ単
独にて、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸
送容器内部の平面形状の大きさと略一致するものである
ことを特徴とする。
【0010】上記「コイル状重量物」は、帯状物がコイ
ル状に巻かれたものを表わす。この帯状物の材質は特に
問わず、鋼、ステンレス鋼、アルミ、合成樹脂等を例と
して挙げることができる。また、上記コイル状重量物の
重量、幅、巻き数等については特に問わない。上記「輸
送容器」は、上記コイル状重量物を収容できる容器を備
えるものであればよい。この輸送容器としては、例え
ば、コンテナ、コンテナ様の収容容器を備えるトラック
若しくは貨車(即ち、コンテナ様の収容容器がトラック
若しくは貨車のシャシ上に固定されているもの)等が挙
げられる。これは、以下の発明においても、同様に適用
される。
【0011】ここで上記「少なくとも一方側が開放され
ている」とは、必ずしもその方向の全てが開放されてい
る必要があるわけではなく、「前方」、「後方」、「右
方」及び「左方」のいずれの一つの向きだけに開放され
ておればよい意味である。即ち、例えば、「下部開放空
間」は、「下方」と「後方」のみが開放されているとい
う態様であってもよい。この下部開放空間は、本パレッ
トを搬送するための搬送装置又はその一部を挿入するた
めの空間としたり、コイル状重量物を本パレットに固定
するための固定部材を固定するための空間、又はその他
の任意の用途に対して用いることができる。
【0012】上記「1の場合はこれ単独にて、2以上の
場合はこれを組み合わせると、上記輸送容器内部の平面
形状の大きさと略一致するもの」とは、本パレットの底
面を長方形状と見なした場合、輸送容器の底面と略一致
する形状及び大きさとすることができる。また、様々な
大きさ及び形状の2以上の本パレットを組合わせて得ら
れる底面形状が、上記輸送容器と略一致する形状及び大
きさとすることができる。この組み合わせて用いる本パ
レットにおいて、例えば、本パレットの形状を輸送容器
底面の長辺(又は短辺を)を2等分、3等分、4等分、
5等分等とする形状とすることができる。同様に、底面
を1/6、2/6、3/6等の大きさのパレット(図1
4参照)や、2/5、3/5等の等分でない大きさのパ
レットを組み合わせてもよい。また、長辺方向を3等分
し、短辺方向を2等分する底面等の大きさを持つ6等分
のパレット、即ち、長辺方向及び短辺方向の双方向を区
分けしたパレットを組み合わせてもよい。
【0013】上記「浮上式の搬送装置」は、低床の台上
に搬送対象を載置し、自走させたり、押し引きしたりす
ることによって搬送対象を搬送する搬送器具であって、
圧縮空気等を下方に吹き出すことで浮上するものであ
。手押し等のわずかな力で操作でき、台の高さを変更
できる(搬送中であるかどうかは問わない)点において
浮上式の搬送装置が好ましい。この浮上式の搬送装置と
して例えば、床面との間に空気膜を生成するエアベアリ
ングを用いた搬送台を挙げることができる。
【0014】本コイル状重量物用パレットにおいて、上
記載置部は、コイル状重量物用パレット本体から脱着可
能であるとすることができる。これら上記載置部及びコ
イル状重量物用パレット本体の脱着手段は、例えばネジ
止めやその他の任意の繋止部材を用いることで両者を繋
止すること等を例として挙げることができる。更に、こ
の載置部は、斜面を有しており、かつ、該斜面が互いに
向かい合うように一対設けられているものとすることが
できる。
【0015】また、上記コイル固定具は、コイルの両端
側に設けられる移動抑止部材であるとすることができ
る。この移動抑止部材として、例えば、移動抑止部材ガ
イドに脱着可能に取着される長尺物(図1に示すコの字
状物26a,26b又は棒状物等)とすることができる
し、図23及び図24に示すようにスライドレールにス
ライド可能のように配設される立設部材28a,28b
とすることができる。このスライド可能な移動抑止部材
においては、通常、一対の載置部の間に、該斜面の下端
よりも低い位置に、該一対の載置部が向かい合う方向と
は略垂直な方向にスライドレールが配されており、該ス
ライドレールが、該一対の載置部に挟まれる位置から、
該一対の載置部の端部をこえる範囲にまで延びており、
該スライドレールには、移動抑止部材がスライド可能に
一対立設されており、移動抑止部材が、該斜面の下端よ
りも高い位置にまで至る高さであるもの等とすることが
できる。本パレットの形状は積載するコイル状重量物の
形状及びコイル状重量物の積載する向きに応じて任意の
形状とすることができるが、例えば4本の角材を井桁状
に組み合わせて得られる脚体に載置部を配設した形状と
したり、平板状の台部材に載置部を配設した形状、又は
箱形状等とすることを挙げることができる。
【0016】また、上記パレット本体には、少なくとも
4本の柱状の積重ね支持部が四角形を構成するように配
設され、上記コイル状重量物が配設されない場合(配設
されていない場合)には、上下に他のコイル状重量物用
パレットの積み重ねが可能とすることができる。この積
重ね支持部の数は通常4本であるが、これに更に追加し
た数としてもよいし、その4本の配列は通常長方形又は
正方形となるものであるが、これに限定されない。そし
て、他のパレットを上下に積み重ねるのが目的のため、
他のパレットも、全ての積重ね支持部が各々対応する位
置に設けられている。更に、この積重ね支持部の上面及
び下面の形状は、互いに、ずれにくいものであればよ
く、例えば、(1)いずれもが平面の場合、(2)一方
が凸面(凸球面等)で他方がこの凸面に対応する凹面
(凹球面等)の場合、又は(3)上面は平面に係止用凸
部を備えたもので、下面はこれに対応する係止用凹部を
備えるもの等とすることができる。
【0017】発明の輸送容器へのコイル状重量物積載
パレットの収納構造体は、請求項1乃至9及び請求項1
5乃至23のいずれかの1項に記載のコイル状重量物用
パレットと、該コイル状重量物用パレットを収容する輸
送容器と、該コイル状重量物用パレットに積載されるコ
イル状重量物と、からなる輸送容器へのコイル状重量物
用パレットの取付構造体であって、上記コイル状重量物
用パレットのうちの1以上のコイル状重量物用パレット
には、上記コイル状重量物が積載されており、上記輸送
容器内には、上記コイル状重量物用パレットが該輸送容
器内部の平面形状の大きさと略一致するように配置され
ていることを特徴とする。
【0018】本発明の輸送容器へのコイル状重量物積載
パレットの収納構造体は、請求項10乃至14及び請求
項24乃至28のいずれかの1項に記載のコイル状重量
物用パレットと、該コイル状重量物用パレットを収容す
る輸送容器と、該コイル状重量物用パレットに積載され
るコイル状重量物と、からなる輸送容器へのコイル状重
量物用パレットの取付構造体であって、上記コイル状重
量物用パレットのうちの1以上のコイル状重量物用パレ
ットには、上記コイル状重量物が積載されており、上記
輸送容器内には、上記コイル状重量物用パレットが該
送容器内部の平面形状の大きさと略一致するように配置
されていることを特徴とする。
【0019】本発明のコイル状重量物積載パレットの収
納構造体において、上記輸送容器はドライコンテナであ
り、上記コイル状重量物は、該コイル状重量物の軸方向
が該輸送容器の進行方向に直交するように配設されてい
るものとすることができる。また、上記輸送容器はドラ
イコンテナであり、2以上のコイル状重量物用パレット
を用い、上記コイル状重量物は該コイル状重量物の軸方
向に直交する方向に並列配置され、且つ該軸方向は該輸
送容器の進行方向に直交する方向であるものとすること
ができる。更に、上記パレット本体は脚部及び腕部を井
桁状に組み合わされてなり、上記脚部の長さは、上記一
対の腕部間の距離より長く、該一対の腕部からなる矩形
から上記脚部の端部が突出しており、この突出端部が互
いに接するように配設されるものとすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】[実施例1] (1)コイル状重量物用パレットの構成 以下、本発明の実施例であるコイル状重量物用パレット
2を、図1〜図7を用いて詳細に説明する。本コイル状
重量物用パレット2は、一般に20フィートドライコン
テナ(内寸法:長さ約5900〜6000mm、幅約2
300〜2400mm、高さ約2300〜2400m
m)と称されるコンテナB(図7参照)内にコイル状重
量物C(図5参照、以下コイルと略す。)を収納して輸
送するために用いられるパレットである。このコイル2
は、鋼板を巻いて約2tのコイルとし、外周表面をボー
ル紙、ビニールシート等で被覆し、両柱端に金属リング
をはめ込み、外円周をスチール製バンド(幅約30m
m)を用いて束ねられたものである。また、必要に応じ
て、コイルの外周表面を鉄板を用いて更に被う。
【0021】以後、本実施例においては対となる部材に
おいて、コイル状重量物の軸方向と平行に配置される場
合を、前後に配置されているものとし、一方をp、他方
をqとする。また、軸方向に直交して配置される場合
は、左右に配置されているものとし、一方をa、他方を
bとする。
【0022】本パレット2は鋼鉄製であり、図1及び図
2に示すように、載置部2mと、脚体部2fからなるパ
レット本体とを備える。上記載置部2mは、載置部本体
21と、一対のコイル支持部24p、24qとからな
る。また、図2及び図3に示すように、各々のコイル支
持部24p、24qの右部及び左部にはバンド挿通孔2
42a、242bが設けられている。このバンド挿通孔
242a、242bは左右で孔の大きさが異なり、一方
のバンド挿通孔115aがパレットの左右方向に長くな
っている。更に、コイル支持部24p、24qの背面に
沿ってバンド挿通路241p、241qが設けられてお
り、左右の各バンド挿通孔242a、242bを結ぶ。
【0023】上記コイル支持部24p、24qは、図1
及び図2に示すように、谷状となるように向き合って傾
斜面を形成するように配設される一対の鋼板である。ま
た、図1及び図3に示すように、コイル支持部24p、
24qは、載置部本体21上に垂直に設けられた各々7
枚の板状支柱245によって支えられている。この板状
支柱245は、図3に示すように変形五角形状の平板で
あり、底辺が載置部本体21上に溶接等によって垂直に
固定され、他の3辺がコイル支持部24を下から支える
ように固定されている。また、コイル状重量物の円筒側
面を支持する載置部が、斜面が互いに向かい合うように
一対配されているため、コイル状重量物が転がることが
なく、コイル状重量物を安定して載せることができる。
また、コイル状重量物の円筒側面を向かい合う斜面が支
持するため、一定範囲内で様々な外径のコイル状重量物
に対応することができる。更に、コイル状重量物の円筒
側面を向かい合う斜面が支持するため、コイル状重量物
が多少揺れ動いても最終的には重力に引かれて一対の載
置部の中央の位置近くに落ち着くこととなる。更に、本
コイル状重量物用パレットによれば、上記に示す固定作
業を省いた状態においてもコイルの荷ずれを起こすこと
なく、疵つけずに輸送することができる。
【0024】上記脚体部12の形状は図1及び図2に示
すように、脚部22a、22b及び腕部231p、23
1qとを井桁状に組み合わせて得られる形状である。つ
まり、脚部22a、22bを平行に配置し、その上側に
腕部231p、231qを脚部22a、22bに対して
直角になるように配置する。このような形状とすること
で、複数のパレット2を隣接して配列した場合、隣接す
る脚部22a、22b及び腕部231p、231qのそ
れぞれの端部が互いに接することで移動が制限され、荷
ずれを抑えることができる。また、脚体部2fの下方及
び前後の側面に搬送装置を挿入することができる下部開
放空間2sを設けることができ、本パレット2を搬送装
置1上に容易に載置することができる。また、脚部22
a、22bの長さは約1450mm、腕部231p、2
31qの長さは約2250mmであり、コンテナB内へ
前後方向に搬送用の隙間を含めて略4等分したものとな
っている。これによって、コンテナB内に4の本パレッ
ト2を収納した場合にパレット2が荷ずれを起こさない
程度の隙間しか残らず、パレット2をコンテナBに固定
しなくてもよい。
【0025】また、腕部231p、231qの左右の下
側端部には長さ約810mmの補助脚部232a、23
2bを脚部22a、22bと平行に設けている。この補
助脚部232a、232bは本パレット2を安定して床
上に載置するために設けられている。
【0026】各コイル支持部24p、24qの上側側面
には図1及び図2に示すように、コイル支持部24p、
24qの長手方向に沿って設けられる移動抑止部材ガイ
ド25p、25qが設けられている。また、この移動抑
止部材ガイド25p、25qにはコの字型の切欠き25
1が設けられている。この切欠き251は移動抑止部材
ガイド25p、25qの両端近辺に等間隔に設けられて
いる。このため、両端の一対となる組み合わせの間隔が
900〜1900mmの間で段階的に変更することがで
き、それぞれの間隔に相当する柱長のコイルを荷ずれし
ないように固定することができる。
【0027】上記移動抑止部材ガイド25p、25qに
組み合わせて用いられる移動抑止部材26a、26b
は、上記切欠き251にはめ合わせる部位を両端に下方
へ突出するように設けたコの字形状となるように角材を
組合わせて得られる。この移動抑止部材26a、26b
は、2つのコイル支持部24p、24qをまたぐように
載置部2mの上記切欠き251に差し込まれて配設され
る(図1参照)。
【0028】(2)コイル状重量物用パレットへのコイ
ル状重量物の固定方法 次に、本コイル状重量物用パレット2上にコイルを固定
する方法について説明する。まず、梱包済みのコイルC
を、リフトや大型フォークリフト等を用いてパレット2
の載置部2m上に載置する。この時、コイルCはその軸
を床面と平行とし、軸の両端がパレット2の左右となる
ように載置する。その後、図4に示すように束ねバンド
61及び固定バンド62を用いてコイル2を載置部2m
に固定する。固定バンド62は、まず1本の固定バンド
62の一端をコイルCの軸穴に通し、バンド挿通孔11
5bよりバンド挿通路114内へ入れ、これを通してバ
ンド挿通孔115aより出し、この固定バンド62の他
端と接続する。更に、束ねバンド61を用いてコイルC
とパレット2を一体となるように束ね固定する。また、
移動抑止部材26a、26bをコイルCの左右を挟むよ
うに移動抑止部材ガイド25p、25qの両側の切欠き
251に差し込んで固定する。
【0029】このようにパレット2上に載置し、固定さ
れたコイルCは(図5参照)、固定バンド62及び移動
抑止部材26a、26bによってパレット2に対して左
右方向の動きが妨げられる。また、コイルCを前後曲面
を挟み込むコイル支持部24p、24qと束ねバンド6
1とによって、コイルCがパレット2に対して前後方向
に脱離することを防ぐことができる。また、パレット2
に対して搬送装置1やクレーン等の搬送装置を用いるこ
とができる。このため、コイルCに直接触ることなく荷
役することができる。
【0030】(3)コイル状重量物用パレットの搬出入
方法及び収納構造 更に、このようにコイルCを載せた本パレット2は、図
6、図15〜22に示すような浮上式の搬送装置1上に
載せて搬送することができる。この搬送装置1は図6及
び図15〜図17に示すように、コイルCを積載する本
パレット2を持ち上げるための支持台11と、該支持台
11の下面に設けられ所定の圧力で床面に向けて圧縮空
気を噴出するエアベアリング12とを備え、コイルCを
積載した本パレット2を該支持台11上に積載した状態
で、この圧縮空気の排出により該支持台11を床面から
浮上させることができるものである。また、この搬送装
置1は、複数の上記エアベアリング12と、該複数のエ
アベアリング12にそれぞれ設けられ該エアベアリング
12の排気流量を調節するバルブ142S(図20〜2
2参照)と、該複数のバルブの開度を同時に制御するこ
とができる操縦かん143とを備え、該操縦かん143
を操作することにより上記支持台11の細かい姿勢制御
が可能なものである。
【0031】この浮上式搬送装置1は図16及び図17
に示すように、支持台11の下面側に設けられた4つの
エアベアリング12に設けられた風船部122のノズル
(図18及び図19参照)から地面に向かって圧縮空気
を吹き出し、その圧力によって浮上する。また、この搬
送装置1は浮上によって地面との摩擦係数を非常に小さ
くすることができるため、数tのコイルを載せたパレッ
ト2を支持台11に載せても手押しで容易に搬送するこ
とができる。このような搬送装置1は図7に示すよう
に、下部開放空間2sに挿入してパレット2を支持し、
コンテナB内等へ搬出入することができる。これによっ
て、パレット2を安定して搬送することができる。更
に、搬送装置1を用いることができる為に吊り下げに必
要な高い天井が不要となり、天井側に開口部が無いドラ
イコンテナにおいても容易に搬出入を行うことができ
る。
【0032】このようにコイルCを載置したパレット2
をコンテナB内に収納した状態を図7に示す。即ち、コ
ンテナBの奥行き方向に、各々コイルCを載せた4のパ
レット2を脚部22a、22bの端部を互いに接するよ
うに収納される。パレット2の底面大きさをコンテナB
の底面を4等分するような大きさに規格化することで、
4個のパレット2を順不同で格納しても丁度コンテナB
の底面大きさと一致するように配置することができる。
更に、幾つかのパレット2を、コイルCとは異なる大き
さのコイルC’の為の積載部2m’を設けたパレット
2’としても、問題が起きることがない。
【0033】また、このようにパレット2を収納するこ
とでコンテナBの内壁と各パレット2間は略隙間がなく
なり、コンテナBの輸送中においてもパレット2の荷ず
れが起きにくいものとなる。更に、コンテナB内ではパ
レット2の出し入れを行うだけで、コイルC及びパレッ
ト2の固定作業及び取り外し作業が不要となり、短時間
で荷役を行うことができる。また、パレット2が搬送用
の隙間の範囲で荷ずれした場合でも、脚部22a、22
bが入れ互いになって荷ずれが起きてしまうことがな
い。
【0034】更に、本パレット2は木材等によるコンテ
ナBへの固定が不要であり、本パレット2自身が鋼鉄製
であることから、コンテナ内から含水物(木材等)を排
除することができ、コンテナB内で結露を起こさないよ
うにすることができる。このため、コイルCを載置した
パレット2を収納したコンテナBを密閉する時に低湿度
の状態にすることができれば、除湿装置を設けなくても
輸送中はコンテナB内を低湿度に保つことができ、コイ
ルCに錆が発生することがない。
【0035】[実施例2] (1)コイル状重量物用パレットの構成 本実施例のコイル状重量物用パレット2は、実施例1の
コイル状重量物用パレットと略同様の構成であるが、移
動抑止部材、積重ね支持部等を備える点で異なってい
る。
【0036】まず、本実施例のコイル状重量物用パレッ
ト2においては、図23〜図26に示すように、補助腕
部231p,231qの先端には、補助足部材232
a,232bに代えて側端ガイド233a,233bが
設けられている。この側端ガイド233a,233b
は、図24及び図25に示すように、補助腕部231
p,231qの先端にその両端を接続され、前後方向に
わたされている棒状の部材である。この側端ガイド23
3a,233bの外側同士の間隔は、コンテナの内部空
間の巾寸法よりも数cm短くなるように設けられてい
る。このため、補助足部材232a,232bと同様
に、コンテナの内部においてコイル状重量物用パレット
2が左右方向に動くのを防ぐことができる。
【0037】また、図23及び図24に示すように、側
端ガイド233a,233bの前外側及び後外側の角部
は落とされており、テーパ形状となっている。即ち、図
24に示すように、前後端において巾が狭くなっている
ため、補助腕部231p側を前にしてコンテナに入れる
場合も、補助腕部231q側を前にしてコンテナに入れ
る場合も、微妙な位置合わせをすることなく容易にコン
テナ内に入れることができる。特に、本実施例では浮上
式の搬送装置1を使用しているため、ごく弱い力で側端
ガイド233a,233bの前端部がコンテナBの内壁
と接触すれば、それだけで軌道が修正され、設備をいた
めることなくコイル状重量物用パレット2をコンテナ内
に入れることができる。そして、底板21の下面側の角
部には複数の切欠き231kが設けられている。この切
欠きは束ねバンド61を通すためのものであり、束ねバ
ンド61は、補助腕部231p,231qの角に直接あ
たることがないため切れにくく、また、横方向にずれに
くい。
【0038】一方、本実施例のコイル状重量物用パレッ
ト2においては、コイル端固定機構が設けられている。
このコイル端固定機構は、スライドレール27と移動抑
止部材28とからなり、左右に一対設けられている。即
ち、図23、図24、図26及び図27に示すように、
底板21上のキャンバー部材24p,24qの間の位置
には、キャンバー部材24p,24qに平行な方向に一
対のスライドレール27a,27bが配されている。こ
れらスライドレール27a,27bは、互いに40cm
の間隔をあけて向かい合う位置からそれぞれ外側に向か
って上記側端ガイド233a,233bに至るまで延び
ている。
【0039】そして、このスライドレール27a,27
bには、それぞれ移動抑止部材28a,28bがスライ
ド可能に立設されている。これら移動抑止部材28a,
28bの上端は、キャンバー部材24p,24qの上端
の位置に対して低いか又は同等の高さである。尚、この
上端部は垂直に立設されていても良いし、外側に曲げら
れていても良い。この移動抑止部材28a,28bは移
動抑止部材を貫通してスライドレール27a,27bに
向かうボルトを有している。そして、スライドレール2
7a,27bの中にブロックが収められており、そのブ
ロックの中央にボルトが入る穴が設けられている。ボル
トを廻しブロックと結合することによってブロックは上
方へ上がって行き、ブロックとスライドレールの上枠の
下面とが当たって、移動抑止部材28a,28bをスラ
イドレール27a,27bに固定することができる。
【0040】本実施例のコイル状重量物用パレット2
は、移動抑止部材28a,28bを備えているため、キ
ャンバー部材24p,24qの斜面に円筒側面を接地さ
せてコイルを置いた場合に、そのコイル端面を移動抑止
部材28a,28bで挟み込んで固定することができ
る。また、移動抑止部材28a,28bは、スライドレ
ール27a,27b上にスライド可能に設けられてお
り、ボルトで所定の位置に固定することが可能であるた
め、様々な巾のコイルに対応することができる。また、
スライドレールは、載置部に挟まれる位置から、載置部
の端部をこえる範囲にまで延びている。このため、この
一対の移動抑止部材は、載置部よりも幅の狭いコイル状
重量物にも、載置部よりも幅の広いコイル状重量物にも
対応することができ、その端面を挟み込むことができ
る。
【0041】更に、本実施例のコイル状重量物用パレッ
ト2は、図23〜図27に示すように、脚部22a,2
2b上、補助腕部231p,231qを挟む位置に、積
重ね支持部29を備える。この積重ね支持部29は柱状
の部材であり、脚部22a,22b上の補助腕部231
p,231qを挟む位置に、合計4本設けられている。
各積重ね支持部29の下端は、脚部22a,22bを貫
通して凹状に設けられた下端面を脚部22a,22bの
底面(下端面)と略一致する位置に設けており、一方、
上部は、補助支柱291によってキャンバー部材24
p,24qの前後端面と接続されている。また、この積
重ね支持部29は、下端は脚部22a,22bの下端面
と略一致する位置にあり、上端の高さはキャンバー部材
24p,24qの上端よりも数cm高い位置にある。そ
して、上端面は凸球面状に、下端面は凹球面状に設けら
れている。
【0042】本実施例のコイル状重量物用パレット2
は、この積重ね支持部29によって積み重ねることがで
きる。即ち、床面に置いたコイル状重量物用パレット2
の4本の積重ね支持部29の上端に、次のコイル状重量
物用パレット2の積重ね支持部29の下端を置くように
して、積み重ねることができる。従って、重量物を運ん
だ後は、空のパレットを多数積み重ねてコンパクトにし
て送り返すことができる。また、積重ね支持部同士のお
およその位置にあわせれば、厳密な位置あわせを行わな
くとも、その凹凸により自動的に位置が調整され、容易
にパレットを積み重ねることができる。また、積み重ね
られている際にも、位置ずれが起こりにくい。更に、積
重ね支持部の上面が凸球面であり、下面が凹球面である
ので、その上下面にごみなどが溜まりにくく、パレット
の安定性を害することがない。
【0043】(2)コイル状重量物用パレットへのコイ
ル状重量物の固定方法 本実施例のコイル状重量物用パレット2にコイルを固定
する場合は、まず、図28及び図29に示すように、梱
包済みのコイルCをキャンバー部材24p,24qの斜
面上に載置する。そして、図29及び図30に示すよう
に、束ねバンド61を用いて、コイルCとコイル状重量
物用パレット2が一体となるように、コイルの軸と垂直
な方向に束ねて固定する。その際、束ねバンド61は、
底板21の下面側の角部の切欠き231kを通るように
して配される。その後、移動抑止部材28a,28bを
スライドレール27a,27b上を移動させて、図30
に示すように、コイルCの両端面を挟むように配置し、
ボルトでその位置を固定する。
【0044】このようにして、図30に示すようにコイ
ル状重量物用パレット2上に載置され固定されたコイル
Cは、移動抑止部材28a,28bによってコイル状重
量物用パレット2に対して左右方向の動きが妨げられ
る。また、コイルCを前後曲面を挟み込むコイル支持部
24p、24qと束ねバンド61とによって、コイルC
がコイル状重量物用パレット2に対して前後方向にずれ
るのを防ぐことができる。よって、図31に示すよう
に、コイルCをトング等で吊り上げて、コイル状重量物
用パレット2ごと移動させることができる。
【0045】尚、本発明においては、前記具体的な実施
例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の
範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即
ち、本コイル状重量物用パレットは、実施例に示した形
状だけではなく、任意の形状、大きさ等とすることがで
きる。つまり、載置部のコイル支持部は傾斜面とするだ
けではなく、積載するコイルの曲面に添った湾曲面を備
えるコイル支持部等とすることができる。また、パレッ
ト本体においても、井桁形状の脚体部とするだけではな
く、平板形状や箱状等とすることができる。
【0046】下部開放空間においても、側方は2方以上
開放するだけではなく、一方だけ開放していてもよい。
この時、固定バンドを用いる時は、壁面となる側面に溝
を設けたりや穴を開けるなどをし、バンドを通過させる
ことによってコイルを固定することができる。また、パ
レットの大きさについても、実施例に示したコンテナの
奥行きを4等分した形状とするだけではなく、例えば、
2等分、3等分、5等分等の形状とすることができる。
これらの異なる大きさのパレットを用いる場合、細いコ
イルはコンテナ内への積載数を増やすことができるし、
太いコイルの場合でもパレットからはみ出さないように
積載でき、コイルの大きさに応じて適切なパレットを用
いて無駄なくコンテナ内へ積載することができる。
【0047】更に、異なる大きさのパレットを組み合わ
せてパレット内に収納することができる。例えば図14
に示すように、コンテナの奥行きの6分の1、6分の2
(3分の1)及び6分の3(2分の1)の大きさのパレ
ットを組み合わせることによって、コンテナ内に余分な
隙間を生じさせることなくコイルを積載したパレットを
収納させることができる。また、大きさがそれぞれ5分
の1、5分の2、5分の2等としたパレットを組み合わ
せて使用することもできる。また、本パレットは実施例
に示した20フィートドライコンテナだけではなく、大
きさが異なる40フィートドライコンテナ等に対して用
いることができるし、オープントップコンテナ等に対し
て用いることもできる。
【0048】本パレットに載置するコイルの重量は、例
えば100kg以上とすることができ、100kg〜1
00ton程度のものとすることができる。更に、10
0kg〜50ton程度のものとすることが好ましく、
一般的には1ton〜20ton程度である。また、本
パレットに載置するコイルの柱長は、コイル支持部の長
さより長くてもよい。つまり、コイル左右の片端又は両
端がコイル支持部からはみ出してもよい。本パレット
は、接しているコイル支持部の部分でコイルが固定でき
れば十分に目的を果たすからである。また、固定に支障
が出ない範囲でコイルの直径や重量を適宜変更すること
ができる。更に、実施例1に係わる移動抑止部材もコの
字型以外の任意の形状とすることができるし、任意の配
設方法とすることもできる。例えば、図13に示すよう
に、角棒26cをピン261cで移動抑止部材ガイド2
5に固定することで移動抑止部材とすることができる。
また、移動抑止部材をボルト止め等の方法で固定するこ
と等が挙げられる。また、実施例2に係わる移動抑止部
材も種々の形状、大きさ、立設高さ等とすることができ
る。
【0049】バンド挿通路内の固定バンドをバンド挿通
孔から取り出す場合、図8及び図9に示すようなバンド
取り出し具244を設けることによって、固定バンドを
容易に取り出すことができる。このバンド取り出し具2
44は平板形状であり、バンド挿通孔241内に設けら
れた固定孔243に挿入固定して用いることによって、
バンド挿通路241の端部を傾斜状とすることができ、
固定バンド62が不必要な場所へバンド挿通路241内
を挿通することを防ぐことができる。
【0050】上記バンド挿通孔の形状は、使用するバン
ドに応じて選択することができ、開口形状を長方形状、
正方形状、円形状、楕円形状等を例として挙げることが
できる。また、バンド挿通孔は、バンドをバンド挿通孔
から容易に取り出すためのバンド取出具をバンド挿通孔
又はバンド挿通路に設けることができる。これは脚体部
に対してバンドを取り出しやすいように傾斜したものな
ら特に形状や大きさを限定されない。例えば、挿通路底
面から挿通孔端部を棒部材や板部材等で接続し、ガイド
を設けるものとすることができる。また、一方のバンド
挿入孔をパレットの左右方向に長いものとすることがで
きる。このようなバンド挿入孔は、バンドを取り出しや
すくすることもできる。また、左右のバンド挿入孔間と
コイルの軸長さが一致しない場合等によって、バンド挿
入孔周辺にバンドが引っ掛かると、該周辺に負荷が掛か
るため変形することがある。上記の示す長孔のバンド挿
入孔を用いることによってこのような変形を防ぐことが
できる。更に、本パレットは移動抑止部材でコイルの移
動を十分に妨げることができれば固定バンドによるコイ
ルの固定を行わなくてもよい。この時、図11に示すよ
うに、パレットからバンド挿通路及びバンド挿通孔を省
略することができる。
【0051】実施例1で設けられている補助脚部232
a、232bは、脚部で十分に全重量を支えることがで
きれば図11及び図12に示すように特になくてもよ
い。また、腕部の角を図11に示すようにテーパを持た
せることによって、コンテナ内で搬出入する際にコンテ
ナの壁面に引っ掛かることが少なくなる。
【0052】また、実施例2において用いられた積重ね
支持部を、実施例1に示すパレットに適用してもよい
し、底板21に設けられた切欠き231kを実施例1に
係わる底板に設けてもよい。更に、実施例1で用いた補
助腕部231p,231qの角部にテーパを設けて、実
施例2のパレットと同様に、設備をいためることを防止
してもよい。
【0053】本コイル状重量物用パレットは、図10に
示すように、載置部2mと脚体部2fとを分離すること
ができる。このような分離可能なパレットは、コイルの
大きさに合わせて適切なコイル支持部を備えた載置部を
用意することで、脚体部を省略することができる。ま
た、コンテナ5の大きさに合わせた脚体部を用意するこ
とで、載置部を共通の形状及び大きさのものを使用する
ことができる。この分離可能な各々の載置部及び脚体部
の固定方法は任意に選択することができるが、例として
ネジ止め等を挙げることができる。
【0054】また、本パレットは、搬送装置で搬送する
だけではなく、従来より一般的に用いられている、クレ
ーンや大型フォークリフト等の搬送装置を用いることが
できる。これらの搬送装置を用いる場合においても、下
部開放入空間から爪等を差し込んで本パレットを支える
ことにより、パレット上のコイルに触れることなく、安
定して搬送することができる。更に、脚部の先端は、脚
部の幅より広い幅によって隣接物との支持を確実におこ
なうことができ、本パレットの移動を防止するための移
動防止板をそれぞれ設けることができる。このような脚
部の幅広の移動防止板を設けることによって、パレット
が搬送用の隙間の範囲で荷ずれした場合でも、各脚部に
設けられた各移動防止具によって本パレットの脚部が入
れ互いになって荷ずれが起きてしまうことがない。
【0055】尚、参考例としては、上記コイル状重量物
の代わりに非コイル形状、即ち単一成形物等からなる円
筒状重量物や円柱状重量物等、更には、一本の棒状重量
物又は棒状体を束ねて得られる集合重量物等を用いるこ
とができる。これらの場合に用いられるパレットの積載
部の形状は、使用される重量物を積載できるものであれ
ば特に問わない。
【0056】
【発明の効果】本発明のコイル状重量物用パレットによ
れば、コイル状重量物を規格化したモジュールとし、側
面に開口部を備えるコンテナ内の固定作業等の手間を減
らすことができる。また、コンテナ内のスペースを無駄
なく使用することができる。また、本発明のコイル状重
量物用パレットによれば、コンテナの大きさに合わせた
脚体部と、コイルの大きさに合わせて適切なコイル支持
部を備えた載置部とを任意に組み合わせて使用すること
ができる。
【0057】発明のコイル状重量物用パレットは、コ
イル状重量物の円筒側面を支持する載置部が、斜面が互
いに向かい合うように一対配されているため、コイル状
重量物が転がることがなく、コイル状重量物を安定して
載せることができる。また、コイル状重量物の円筒側面
を向かい合う斜面が支持するため、一定範囲内で様々な
外径のコイル状重量物に対応することができる。更に、
コイル状重量物の円筒側面を向かい合う斜面が支持する
ため、コイル状重量物が多少揺れ動いても最終的には重
力に引かれて一対の載置部の中央の位置近くに落ち着く
こととなる。更に、発明に示すコイル状重量物用パレ
ットによれば、上記に示す固定作業を省いた状態におい
てもコイルの荷ずれを起こすことなく、疵つけずに輸送
することができる。発明に示すコイル状重量物用パレ
ットによれば、積重ね支持部によって上下にこのパレッ
トを積み重ねることができる。従って、重量物を運んだ
後は、空のパレットを多数積み重ねてコンパクトにして
送り返すことができる。
【0058】発明の輸送容器へのコイル状重量物積載
パレットの収納構造体によれば、輸送容器内のコイルを
荷ずれで傷つけることなく輸送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるコイル状重量物用パレットの
外観を示す説明斜視図である。
【図2】実施例1におけるコイル状重量物用パレットの
外観を示す説明平面図である。
【図3】実施例1におけるコイル状重量物用パレットの
載置部の詳細を説明するための部分拡大図である。
【図4】実施例1におけるコイル状重量物用パレットに
コイルを積載して固定することを説明するための模式図
である。
【図5】実施例1におけるコイル状重量物用パレットに
コイル状重量物を載置した状態をしめす外観図である。
【図6】実施例1におけるコイル状重量物用パレットを
搬送するために用いられる搬送装置の外観を説明するた
めの模式図である。
【図7】実施例1におけるコイル状重量物を載置したコ
イル状重量物用パレットを搬送する様子を説明するため
の模式図である。
【図8】コイル状重量物用パレットを挿通する固定バン
ドを容易に取り出すための取り出し板を設けた挿通孔を
説明するための模式図である。
【図9】コイル状重量物用パレットを挿通する固定バン
ドを容易に取り出すための取り出し板を設けた挿通孔を
説明するための模式図である。
【図10】載置部と脚体部とを互いに分離可能とした異
なるコイル状重量物用パレットを説明するための模式図
である。
【図11】異なるコイル状重量物用パレットを示す模式
図である。
【図12】異なるコイル状重量物用パレットを示す模式
図である。
【図13】異なるコイル状重量物用パレットを示す模式
図である。
【図14】異なる大きさのコイル状重量物用パレットを
組み合わせた模式図である。
【図15】実施例1におけるコイル状重量物用パレット
を搬送するために用いられる搬送装置の平面図である。
【図16】実施例1におけるコイル状重量物用パレット
を搬送するために用いられる搬送装置の側面図である。
【図17】実施例1におけるコイル状重量物用パレット
を搬送するために用いられる搬送装置の後面図である。
【図18】搬送装置が浮上している状態のエアベアリン
グの縦断面を示す説明図である。
【図19】搬送装置に設けられるエアベアリングの裏面
図である。
【図20】搬送装置に設けられるバルブ部分の側面図で
ある。
【図21】搬送装置に設けられるバルブ部分の水平図で
ある。
【図22】図21におけるA−A断面を右半分に、B−
B断面を左半分に示した断面図である。
【図23】実施例2のコイル状重量物用パレットの斜視
図である。
【図24】実施例2のコイル状重量物用パレットの平面
図である。
【図25】実施例2のコイル状重量物用パレットの正面
図である。
【図26】実施例2のコイル状重量物用パレットの側面
図である。
【図27】側端ガイドを取り除いた場合の実施例2のコ
イル状重量物用パレットの側面図である。
【図28】コイル状重量物用パレットにコイルを載せる
工程を示す説明図である。
【図29】束ねバンドでコイルとコイル状重量物用パレ
ットとを固定する工程を示す説明図である。
【図30】束ねバンドでコイルとコイル状重量物用パレ
ットとを固定した状態を示す斜視図である。
【図31】コイル状重量物用パレットごとコイルを運ぶ
工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1;搬送装置、11;支持台、12、12a〜d;エア
ベアリング、134;制御ボックス、142S;バル
ブ、143;操縦かん、2;コイル状重量物用パレッ
ト、2m;載置部、2f;脚体部、2s;下部開放空
間、21;載置部本体、22a、22b;脚部、231
p、231q;腕部、231k;切欠き、232a、2
32b;補助脚部、233a,233b;側端ガイド、
24p、24q;コイル支持部、241p、241q;
バンド挿通路、242;バンド挿通孔、245;板状支
柱、25;移動抑止部材ガイド、251;切欠き、26
a、26b;移動抑止部材、27a,27b;スライド
レール、28a,28b;移動抑止部材、29;積重ね
支持部、291;補助支柱、61;束ねバンド、62;
固定バンド、B;コンテナ、C;コイル状重量物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 伸明 愛知県東海市新宝町33番の4 豊田スチ ールセンター株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−239386(JP,A) 実開 昭63−46334(JP,U) 実開 昭60−120973(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 19/44

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル状重量物を積載した状態で輸送容
    器内に収容されるコイル状重量物用パレットであって、 該コイル状重量物用パレットは、パレット本体と、該パ
    レット本体上に配置され、且つ、上記コイル状重量物を
    該コイル状重量物の円筒側面に接して支持する載置部と
    を備え、該パレット本体の下側には、下方及び側方の少
    なくとも一方側が開放されている下部開放空間を有し、
    該載置部は、互いに向かい合う一対の斜面と、該一対の
    斜面の長手方向に沿って設けられる移動抑止ガイドとを
    備え、該一対の移動抑止ガイドは対となる切欠きを有
    し、 コイル状重量物用パレットの上部には該コイル状重量
    物を上記パレット本体に固定するコイル固定具を備え、
    該コイル固定具は、上記移動抑止ガイドの上記対の切欠
    きに脱着可能に取着され且つ上記コイル状重量物の両端
    側に設けられる長尺状の移動抑止部材を備え、 上記下部開放空間は、本コイル状重量物用パレットを浮
    上させて搬送させるための浮上式搬送装置を挿入するた
    めの空間であり、 該コイル状重量物用パレットは、1の場合はこれ単独に
    て、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸送容
    器内部の平面形状の大きさと略一致するものであること
    を特徴とするコイル状重量物用パレット。
  2. 【請求項2】 上記パレット本体は脚部及び腕部を井桁
    状に組み合わされてなる請求項1記載のコイル状重量物
    用パレット。
  3. 【請求項3】 上記脚部の長さは、上記一対の腕部間の
    距離より長く、該一対の腕部から上記脚部の端部が突出
    する請求項2記載のコイル状重量物用パレット。
  4. 【請求項4】 上記載置部は、載置部本体と、該載置部
    本体上に垂直に固定される板状支柱と、該板状支柱によ
    って支持され上記斜面を形成するコイル支持部とからな
    る請求項1、2又は3に記載のコイル状重量物用パレッ
    ト。
  5. 【請求項5】 上記コイル固定具は、更に、縛り固定す
    るためのバンドを備える請求項1乃至4のうちのいずれ
    かに記載のコイル状重量物用パレット。
  6. 【請求項6】 上記コイル支持部は、一対のバンド挿通
    孔と、該一対のバンド挿通孔を結ぶバンド挿通路とを備
    える請求項5記載のコイル状重量物用パレット。
  7. 【請求項7】 上記バンド挿通孔に挿入固定され、該バ
    ンド挿通孔の端部を傾斜状とし得るバンド取り出し具を
    備える請求項6記載のコイル状重量物用パレット。
  8. 【請求項8】 上記パレット本体には、少なくとも4本
    の柱状の積重ね支持部が四角形を構成するように配設さ
    れ、上記コイル状重量物が配設されない場合には、上下
    に他のコイル状重量物用パレットの積み重ねが可能とな
    る請求項1乃至7のいずれかの1項に記載のコイル状重
    量物用パレット。
  9. 【請求項9】 上記輸送容器はドライコンテナである請
    求項1乃至8のいずれかの1項に記載のコンテナ用コイ
    ル状重量物用パレット。
  10. 【請求項10】 上記パレット本体は脚部を平行に配置
    し、その上側に腕部を該脚部に対して直角になるように
    配置して、脚部及び腕部が井桁状に組み合わされてお
    り、上記脚部の長さは、上記一対の腕部間の距離より長
    く、該一対の腕部から上記脚部の端部が突出しており、
    上記載置部は、載置部本体と、該載置部本体上に垂直に
    固定される板状支柱と、該板状支柱によって支持され上
    記斜面を形成するコイル支持部とからなり、 上記移動抑止部材は、コの字状をしており、上記各コイ
    ル支持部の上側側面には上記コイル支持部の長手方向に
    沿って設けられる移動抑止部材ガイドが設けられてお
    り、該移動抑止部材ガイドにはコの字型の切欠きが設け
    られており、該切欠きは該移動抑止部材ガイドの両端近
    辺に等間隔に複数設けられており段階的に変更すること
    ができ、上記移動抑止部材は、上記2つのコイル支持部
    をまたぐように上記移動抑止部材ガイドの上記切欠きに
    差し込まれて配設される請求項1記載のコイル状重量物
    用パレット。
  11. 【請求項11】 更に、上記コイル固定具は、縛り固定
    するためのバンドを備え、上記コイル支持部は、一対の
    バンド挿通孔と、該一対のバンド挿通孔を結ぶバンド挿
    通路とを備える請求項10記載のコイル状重量物用パレ
    ット。
  12. 【請求項12】 上記パレット本体には、少なくとも4
    本の柱状の積重ね支持部が四角形を構成するように配設
    され、上記コイル状重量物が配設されない場合には、上
    下に他のコイル状重量物用パレットの積み重ねが可能と
    なる請求項10又は11に記載のコイル状重量物用パレ
    ット。
  13. 【請求項13】 上記輸送容器はドライコンテナである
    請求項10、11又は12に記載のコイル状重量物用パ
    レット。
  14. 【請求項14】 上記輸送容器はドライコンテナであ
    り、上記コイル状重量物の材質は鋼、ステンレス鋼又は
    アルミニウムであり、上記コイル状重量物は、該コイル
    状重量物の軸方向が該輸送容器の進行方向に直交する方
    向であるように配設されて使用される請求項10乃至1
    3のいずれかの1項に記載のコイル状重量物用パレッ
    ト。
  15. 【請求項15】 コイル状重量物を積載した状態で輸送
    容器内に収容されるコイル状重量物用パレットであっ
    て、 該コイル状重量物用パレットは、パレット本体と、該パ
    レット本体上に配置され、且つ、上記コイル状重量物を
    該コイル状重量物の円筒側面に接して支持する載置部と
    を備え、該パレット本体の下側には、下方及び側方の少
    なくとも一方側が開放されている下部開放空間を有し、 該載置部は互いに向かい合う一対の斜面を有し、該一対
    の斜面の間に、該斜面の下端よりも低い位置に、該一対
    の斜面が向かい合う方向とは略垂直な方向にスライドレ
    ールを設け、 該コイル状重量物用パレットの上部には該コイル状重量
    物を上記パレット本体に固定するコイル固定具を備え、
    該コイル固定具は、上記スライドレールにスライド可能
    に立設され、上記コイル状重量物の両端側に設けられ且
    つ上記斜面の下端よりも高い位置にまで至る高さの移動
    抑止部材を備え、 上記下部開放空間は、本コイル状重量物用パレットを浮
    上させて搬送させるための浮上式搬送装置を挿入するた
    めの空間であり、 該コイル状重量物用パレットは、1の場合はこれ単独に
    て、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸送容
    器内部の平面形状の大きさと略一致するものであること
    を特徴とするコイル状重量物用パレット。
  16. 【請求項16】 上記移動抑止部材は、上記斜面の上端
    の位置に対して低いか又は同等の高さである請求項15
    記載のコイル状重量物用パレット。
  17. 【請求項17】 上記スライドレールは、上記一対の斜
    面に挟まれる位置から、該一対の斜面の端部をこえる範
    囲にまで延びている請求項15又は16記載のコイル状
    重量物用パレット。
  18. 【請求項18】 上記パレット本体は脚部及び腕部を井
    桁状に組み合わされてなる請求項15、16又は17に
    記載のコイル状重量物用パレット。
  19. 【請求項19】 上記脚部の長さは、上記一対の腕部間
    の距離より長く、該一対の腕部から上記脚部の端部が突
    出する請求項18記載のコイル状重量物用パレット。
  20. 【請求項20】 上記載置部は、載置部本体と、該載置
    部本体上に垂直に固定される板状支柱と、該板状支柱に
    よって支持され上記斜面を形成するコイル支持部とから
    なる請求項15乃至19のいずれかの1項に記載のコイ
    ル状重量物用パレット。
  21. 【請求項21】 上記コイル固定具は、更に、縛り固定
    するためのバンドを備え、上記コイル支持部は、一対の
    バンド挿通孔と、該一対のバンド挿通孔を結ぶバンド挿
    通路とを備える請求項15乃至20のいずれかの1項に
    記載のコイル状重量物用パレット。
  22. 【請求項22】 上記パレット本体には、少なくとも4
    本の柱状の積重ね支持部が四角形を構成するように配設
    され、上記コイル状重量物が配設されない場合には、上
    下に他のコイル状重量物用パレットの積み重ねが可能と
    なる請求項15乃至21のいずれかの1項に記載のコイ
    ル状重量物用パレット。
  23. 【請求項23】 上記輸送容器はドライコンテナである
    請求項15乃至22のいずれかに記載のドライコンテナ
    用コイル状重量物用パレット。
  24. 【請求項24】 上記パレット本体は脚部を平行に配置
    し、その上側に腕部を該脚部に対して直角になるように
    配置して、脚部及び腕部が井桁状に組み合わされてお
    り、上記脚部の長さは、上記一対の腕部間の距離より長
    く、該一対の腕部から上記脚部の端部が突出しており、
    上記載置部は、載置部本体と、該載置部本体上に垂直に
    固定される板状支柱と、該板状支柱によって支持され上
    記斜面を形成するコイル支持部とからなり、 上記移動抑止部材は、上記斜面の上端の位置に対して低
    いか又は同等の高さであり、上記スライドレールは、上
    記一対の斜面に挟まれる位置から、該一対の斜面の端部
    をこえる範囲にまで延びている請求項15記載のコイル
    状重量物用パレット。
  25. 【請求項25】 上記コイル固定具は、更に、縛り固定
    するためのバンドを備え、上記コイル支持部は、一対の
    バンド挿通孔と、該一対のバンド挿通孔を結ぶバンド挿
    通路とを備える請求項24記載のコイル状重量物用パレ
    ット。
  26. 【請求項26】 上記パレット本体には、少なくとも4
    本の柱状の積重ね支持部が四角形を構成するように配設
    され、上記コイル状重量物が配設されない場合には、上
    下に他のコイル状重量物用パレットの積み重ねが可能と
    なる請求項24又は25に記載のコイル状重量物用パレ
    ット。
  27. 【請求項27】 上記輸送容器はドライコンテナである
    請求項24、25又は26に記載のドライコンテナ用コ
    イル状重量物用パレット。
  28. 【請求項28】 上記輸送容器はドライコンテナであ
    り、上記コイル状重量物の材質は鋼、ステンレス鋼又は
    アルミニウムであり、上記コイル状重量物は、該コイル
    状重量物の軸方向が該輸送容器の進行方向に直交する方
    向であるように配設されて使用される請求項24乃至2
    7のうちのいずれかに記載のコイル状重量物用パレッ
    ト。
  29. 【請求項29】 請求項1乃至9及び請求項15乃至2
    のいずれかの1項に記載のコイル状重量物用パレット
    と、該コイル状重量物用パレットを収容する輸送容器
    と、該コイル状重量物用パレットに積載されるコイル状
    重量物と、からなる輸送容器へのコイル状重量物積載
    レットの収納構造体であって、 上記コイル状重量物用パレットのうちの1以上のコイル
    状重量物用パレットには、上記コイル状重量物が積載さ
    れており、上記輸送容器内には、上記コイル状重量物用
    パレットが該輸送容器内部の平面形状の大きさと略一致
    するように配置されていることを特徴とする輸送容器へ
    のコイル状重量物積載パレットの収納構造体。
  30. 【請求項30】 請求項10乃至14及び請求項24乃
    至28のいずれかの1項に記載のコイル状重量物用パレ
    ットと、該コイル状重量物用パレットを収容する輸送容
    器と、該コイル状重量物用パレットに積載されるコイル
    状重量物と、からなる輸送容器へのコイル状重量物積載
    パレットの収納構造体であって、 上記コイル状重量物用パレットのうちの1以上のコイル
    状重量物用パレットには、上記コイル状重量物が積載さ
    れており、上記輸送容器内には、上記コイル状重量物用
    パレットが該輸送容器内部の平面形状の大きさと略一致
    するように配置されていることを特徴とする輸送容器へ
    のコイル状重量物積載パレットの収納構造体。
  31. 【請求項31】 上記輸送容器はドライコンテナであ
    り、2以上の上記コイル状重量物用パレットを用い、上
    記コイル状重量物は該コイル状重量物の軸方向に直交す
    る方向に並列配置され、且つ該軸方向は該輸送容器の進
    行方向に直交する方向である請求項29又は30に記載
    の輸送容器へのコイル状重量物積載パレットの収納構造
    体。
  32. 【請求項32】 2以上の上記コイル状重量物用パレッ
    トを用い、上記パレット本体は脚部及び腕部を井桁状に
    組み合わされてなり、上記脚部の長さは、上記一対の腕
    部間の距離より長く、該一対の腕部から上記脚部の端部
    が突出しており、この突出端部が互いに接するように配
    設される請求項29、30又は31に記載の輸送容器へ
    のコイル状重量物積載パレットの収納構造体。
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