JP7219151B2 - コイル状製品用金属製パレット - Google Patents

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Description

本発明は、コイル状製品用金属製パレットに関し、より詳細には、コイル状製品をコンテナ等に搬入して輸送する際に使用されるコイル状製品用金属製パレットに関する。
一般に、帯状の金属部材をコイル状に巻回してなるコイル状製品は、パレット等を利用して車や船などの輸送手段によって目的地へ運ばれる。また、コイル状製品は、結束バンドによってパレットに固定され、フォークリフトやクレーン等の搬送手段を用いて、車両の荷台にそのまま載置されたり、コンテナ等に搬入後に載置される。
例えば、図12に示すように、従来のコイル状製品用金属製パレット100としては、角パイプからなる平行に配された複数の脚部101と、コイル状製品を載置するためのコイル載置部110と、を備え、コイル載置部110は、コイル状製品の軸方向を水平方向に向けた状態で該製品を支持する一対のコイル支持部111を有するものが知られている。一対のコイル支持部111は、複数の脚部101に接合された複数の腕部112に固定されている。
また、コイル状製品を納入した後のパレット100は、段積みされた状態で輸送され、コイル状製品の製造メーカーに回収されて、再利用されている。この場合、上段パレット100の脚部101が下段パレット100の腕部112上の高さ調整部材113に載せられることで、段積みが行われている。なお、上段パレット100の脚部101は、下段パレット100の腕部112に直接載せられることで、段積みされてもよい。
また、特許文献1に記載のコイル状重量物用パレットは、コイル載置部にコンテナの側壁面に当接可能な張り出し部材を設けることによって、コンテナ内でのパレットの横移動を阻止して、パレットの段積数を多くすることが記載されている。また、一対の脚部上にこれと直交して固定された複数本の腕部は、左右に分割されており、対向面が谷状に形成された一対の梁部と、一対の梁部を固定する連結部材とを備える。そして、上段パレットのコイル載置部の下部を下段パレットのコイル載置部内に入り込ませるようにして段積みが行われている。
特開2015-151133号公報
ところで、近年、パレットの脚部や腕部は、防錆性向上のため、角パイプの表面に焼付け塗装が施されている。そのような脚部や腕部の塗装表面は硬質で滑らかであることから、搬送中に段積みした上段パレットが下段パレットに対して位置ずれしてしまい、最悪の場合、荷崩れを起こす懸念があった。
また、上記位置ずれが生じると、上段パレットの脚部と下段パレットの腕部又は高さ調節部材との当接部分が互いに擦れ、いずれかの塗装表面が剥げて、錆や金属粉を生じる可能性がある。これら錆や金属粉は、新たなコイル状製品表面に付着すると、該コイル状製品に表面欠陥を生じる原因となりうる。このため、塗装が剥れたパレットは、錆を除去して再塗装を行う必要があり、また、そのための保全期間を要することから保有パレット数を増やす必要が生じるなど、コストアップの要因となり、近年、その対策が強く求められていた。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、段積み状態で搬送する際に、上段パレットと下段パレットとの間で位置ずれが生じることがなく、塗装表面が剥がれるのを防止できるコイル状製品用金属製パレットを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
即ち、本発明は、コイル状製品を載せるコイル状製品用金属製パレットであって、
平行に配された少なくとも2本の脚部と、前記脚部上に設けられたコイル載置部と、を有し、
前記コイル載置部は、
前記脚部上に前記脚部と直交して固定された複数の腕部と、
前記腕部に固定された一対のコイル支持部と、
前記腕部の上面、又は前記腕部上に取り付けられた高さ調整部材の上面に設けられ、緩衝材を載置するための緩衝材載置部と、
を備え、
前記緩衝材載置部は、前記緩衝材を上方に突出させた状態で、前記緩衝材の側面を囲う枠体を有し、
前記枠体は、上面視で、前記脚部の下面と重なる位置に設けられている。
本発明のコイル状製品用金属製パレットによれば、段積み状態で搬送する際に、上段パレットの脚部が下段パレットの緩衝材載置部の緩衝材上に載せられるので、上段パレットと下段パレットとの間で位置ずれが生じることがなく、塗装表面が剥がれるのを防止できる。また、緩衝材載置部は、緩衝材を上方に突出させた状態で、緩衝材の側面を囲う枠体を有するので、緩衝材は、不用意に枠体から外れることなく、安定して載置される。
本発明の第1実施形態に係るコイル状製品用金属製パレットにコイル状製品が梱包された状態を示す斜視図である。 図1に示すコイル状製品用金属製パレットの平面図である。 図2の矢印III方向から見た正面図である。 図2の矢印IV方向から見た側面図である。 図1のV部拡大図である。 図2のVI部の上面図である。 図2のVI部の側面図である。 図5のVII-VII線に沿った断面図である。 パレットが段積みされた状態を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係るコイル状製品用金属製パレットの平面図である。 図9の矢印X方向から見た正面図である。 図9の矢印XI方向から見た側面図である。 従来のパレットが段積みされた状態を示す側面図である。
以下、本発明の各実施形態に係るコイル状製品用金属製パレットについて図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1~図4に示すように、第1実施形態のコイル状製品用金属製パレット10は、互いに平行に配された2本の第1の脚部11、11と、第1の脚部11、11間に設けられ、結束バンド40が挿通される挿通路12aを有する第2の脚部12と、脚部11、11、12上に設けられたコイル載置部20と、を有する。第2の脚部12は、第1の脚部11、11間の中間位置に、第1の脚部11、11と平行に延在する。第1及び第2の脚部11、11、12は、金属製パレット10を持ち上げるためのフォークリフトの爪部(不図示)が差し込まれる空間を形成するように、いずれも略等しい高さを有し、床面に載置された際にいずれも水平に延びる。
なお、本実施形態では、第1及び第2の脚部11、11、12が延在する方向をX方向とし、第1及び第2の脚部11、11、12と同一平面上で、該X方向に直交する方向をY方向とし、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向とする。
コイル載置部20は、第1の脚部11、11上に第1の脚部11、11と直交して固定され、それぞれ等間隔に配置される複数(本実施形態では、4本)の腕部21a~21dと、2本の第1の脚部11、11の幅方向内側で、該第1の脚部11、11と平行に延び、腕部21a~21dに固定される一対のコイル支持部22、22と、を有する。
第1及び第2の脚部11、11、12、及び複数の腕部21a~21dは、それぞれ断面矩形の長尺状の鋼材(角パイプ)からなり、表面には焼付け塗装が施されている。複数の腕部21a~21dは、溶接によって、第1及び第2の脚部11、11、12に固定されている。
図3に示すように、各コイル支持部22、22は、鋼板を折り曲げることで、断面略台形形状に形成されている。即ち、一対のコイル支持部22は、脚部11の長手方向にそれぞれ延び、上方に向かって互いの離間するように傾斜する傾斜面23をそれぞれ有する。また、一対のコイル支持部22は、鉛直方向に延びる内側面24及び外側面25の各下端部を複数の腕部21a~21dに溶接することで、複数の腕部21a~21dに接合される。各傾斜面23には、硬質ゴム(他の緩衝材)26が貼り付けられている。また、一対のコイル支持部22の内側面24にも、脚部11の長手方向に離間して、複数の硬質ゴム27が貼り付けられている。なお、硬質ゴム26、27は、硬度65以上であることが好ましく、また、硬質ゴムの代わりに、樹脂が適用されてもよい。
これにより、図1に示すように、コイル状製品Pは、コイル支持部22の傾斜面23上に、コイル状製品Pの軸方向を水平方向に向けた状態で配置され、さらに、コイル状製品Pの内部と第2の脚部12の挿通路12aとに掛け渡された結束バンド40を固縛することで、コイル状製品Pは、該パレット10に固定される。
また、図2に示すように、4本の腕部21a~21dのうち、X方向外側に位置する2本の腕部21a、21dには、2つの高さ調整部材28がそれぞれ取り付けられ、これら4箇所の高さ調整部材28の上面には、硬質ゴム(緩衝材)31を載置するための緩衝材載置部30がそれぞれ設けられている。高さ調整部材28も、表面に焼付け塗装が施された鋼材であり、コイル支持部22の外側面25からY方向外側に延出した腕部21a、21dの部分と略等しい長さ、且つ、腕部21a、21dと略等しい幅を有する。高さ調整部材28は、図5に示すように、コイル支持部22の外側面25から外側に延出した腕部21a、21dの上面に設けられ、腕部21a、21dの上面、及びコイル支持部22の外側面25と溶接により接合されている。
緩衝材載置部30は、硬質ゴム31を上方に突出させた状態で、硬質ゴム31の側面を囲う鋼製の枠体32を有する。したがって、硬質ゴム31は、枠体32内に僅かなクリアランスを持って着脱自在に嵌まり込んで、高さ調整部材28の上面に載置される。この硬質ゴム31も、硬度65以上であることが好ましい。
図6A及び図6Bに示すように、硬質ゴム31が約100mm角の場合、有底載置形状の枠体32の有底深さ:h(mm)、緩衝材厚み:t(mm)、緩衝材幅/枠体内寸:wとした時、以下に設定されることが好ましい。
t-h≧3mm
h≧4mm
w≧0.9989(=93.5/93.6)
即ち、硬質ゴム31の収縮代を考慮すると、硬質ゴム31の厚みtは、枠体32の上面から最低3mm延出するものとする。これにより、パレット10の段積みにより、例えば、約100mm角の1つの硬質ゴム31に最大5000Nが掛かっても、枠体32の上面から少なくとも1mmの延出を確保している。
また、hとwは、枠体32から硬質ゴム31が突出した部分が上段パレット10の脚部11、11に引っ掛り、攀じれが生じた場合でも、硬質ゴム31が枠体32から飛び出さない有底深さとクリアランスの目安としている。
即ち、硬質ゴム31は、接着など行うことなく、枠体32内に嵌まり込んでおり、また、硬質ゴム31を交換したい場合には、工具などを使用して取り外すことができる。
枠体32の形状は、硬質ゴム31の形状に応じて形成される。板状のゴムから作る場合には、硬質ゴム31及び枠体32の形状は、余剰部分が発生し難い四角形や三角形とするのが効率的である。
一方、円柱状のゴムから作る場合は、硬質ゴム31は、輪切りにより形成され、枠体32の形状も円形とするのが効率的である。なお、硬質ゴム31及び枠体32の形状が円形の場合には、wは、緩衝材外径/枠体内径で与えられる。
ここで、枠体32は、図2に示すように、上面視で、第1の脚部11の下面と重なる位置に設けられている。このため、図8に示すように、上段パレット10の2本の第1の脚部11、11が、下段パレット10の緩衝材載置部30の4箇所の硬質ゴム31によってそれぞれ載置された状態で、複数のパレット10を段積みすることができる。その際、上段パレット10の脚部11、11と下段パレット10の硬質ゴム31の表面との間には大きな摩擦力が生じ、脚部11、11の表面に焼付き塗装が施されている場合であっても、上段パレット10の脚部11、11と下段パレット10の硬質ゴム31との間で位置ずれするのを防止することができる。この結果、脚部11、11、腕部21a~21d、高さ調整部材28の塗装表面が剥がれるのを防止できる。
また、硬質ゴム31の表面は、粗面化されて梨地状を有しており、摩擦係数をさらに増加し、上段パレット10の脚部11、11が下段パレット10の硬質ゴム31の表面で位置ずれするのをより確実に防止することができる。なお、硬質ゴム31の表面は、粗面化された梨地状とすることが好ましいが、これに限定されない。
また、図5に戻って、枠体32は、高さ調整部材28の上面に対して、間隔を空けて断続的に溶接(タップ溶接)される。図7に示すように、高さ調整部材28の上面の縁部には、面取り34が施されており、枠体32の溶接されていない部分の下面は、高さ調整部材28の上面と非接触となり、開口33を形成する。このため、硬質ゴム31と枠体32との間の隙間から水などが浸入したとしても、開口33から排出することができる。特に、高さ調整部材28の上面は、ネジ穴などが形成されていないため、高さ調整部材28の鋼材の内部に水分が浸入する虞がなく、防錆性のよい構造となる。
なお、枠体32は、面取り34のない高さ調整部材28の上面でタップ溶接された場合であっても、枠体32と高さ調整部材28との間の溶接されていない部分から浸入した水を外部に排出することができる。
以上説明したように、本実施形態のコイル状製品用金属製パレット10によれば、枠体32は、上面視で、第1の脚部11の下面と重なる位置に設けられているので、パレット10を段積み状態で搬送する際に、上段パレット10の脚部11、11が下段パレット10の緩衝材載置部30の硬質ゴム31上に載せられる。これにより、上段パレット10と下段パレット10との間で位置ずれが生じることがなく、塗装表面が剥がれるのを防止できる。
また、緩衝材載置部30は、硬質ゴム31を上方に突出させた状態で、硬質ゴム31の側面を囲う枠体32を有するので、硬質ゴム31は、不用意に枠体32から外れることなく、安定して載置される。
さらに、本実施形態では、緩衝材載置部30は、腕部21a、21d上に取り付けられた高さ調整部材28の上面に設けられるので、脚部11、11の高さは、パレット10の段積みを考慮して設定する必要はなく、金属製パレット10の軽量化を図ることができる。
加えて、高さ調整部材28は、コイル支持部22の外側面25から外側に延出した腕部21a、21dの上面に接合されているので、高さ調整部材28は、緩衝材載置部30を配置するのに必要な腕部21a、21dの上面にのみ設けられ、金属製パレット10の大幅な重量アップを抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るコイル状製品用金属製パレット10aについて、図9~図11を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、同一又は相当符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態のコイル状製品用金属製パレット10aでは、第1実施形態と同様、第1及び第2の脚部11、11、12を有し、コイル載置部20aも、複数(本実施形態では、4本)の腕部21a~21dと、一対のコイル支持部22と、を有する。一方、本実施形態では、緩衝材載置部30の枠体32が固定される高さ調整部材28aが脚部11、11、12と略等しい長さ、及び、枠体32と略等しい幅を有し、複数の腕部21a~21dの上面に跨って配置されている。
そして、一対の高さ調整部材28aが複数の腕部21a~21dの上面、及びコイル支持部22の外側面25と接合されており、各高さ調整部材28aの長手方向両端部に、一対の緩衝材載置部30がそれぞれ設けられている。
したがって、本実施形態の場合には、複数の腕部21a~21dの幅に関わらず、緩衝材載置部30の枠体32を固定するスペースを高さ調整部材28aによって確保することができる。
なお、本実施形態においても、図9に示すように、4箇所の緩衝材載置部30の枠体32は、上面視で、脚部11の下面と重なる位置に設けられている。

その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本発明の緩衝材載置部の枠体は、上面視で、脚部の下面と部分的に重なるように配置されればよく、特に、上段パレットと下段パレットとがX方向やY方向に相対的に若干位置ずれしていた場合でも、脚部の下面と部分的に重なるように配置されればよい。
また、上記実施形態では、金属製パレットは、複数の脚部と複数の腕部とにより、上面視略矩形に形成されることから、少なくとも四隅の4箇所の緩衝材載置部が設けられていることが好ましい。但し、緩衝材載置部の個数は、これに限定されず、緩衝材載置部に掛かる負荷等に応じて決定してもよい。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) コイル状製品を載せるコイル状製品用金属製パレットであって、
平行に配された少なくとも2本の脚部と、前記脚部上に設けられたコイル載置部と、を有し、
前記コイル載置部は、
前記脚部上に前記脚部と直交して固定された複数の腕部と、
前記腕部に固定された一対のコイル支持部と、
前記腕部の上面、又は前記腕部上に取り付けられた高さ調整部材の上面に設けられ、緩衝材を載置するための緩衝材載置部と、
を備え、
前記緩衝材載置部は、前記緩衝材を上方に突出させた状態で、前記緩衝材の側面を囲う枠体を有し、
前記枠体は、上面視で、前記脚部の下面と重なる位置に設けられている、コイル状製品用金属製パレット。
この構成によれば、パレットを段積み状態で搬送する際に、上段パレットの脚部が下段パレットの緩衝材載置部の緩衝材上に載せられるので、上段パレットと下段パレットとの間で位置ずれが生じることがなく、塗装表面が剥がれるのを防止できる。また、緩衝材は、その側面を囲う枠体によって、不用意に外れることなく安定して載置される。
(2) 前記緩衝材の表面は、粗面化されて梨地状を有する、(1)に記載のコイル状製品用金属製パレット。
この構成によれば、パレットを段積み状態で搬送する際に、上段パレットの脚部が下段パレットの緩衝材の表面で位置ずれするのをより確実に防止することができる。
(3) 前記枠体は、前記腕部の上面、又は前記高さ調整部材の上面に対して、間隔を空けて断続的に溶接される、(1)又は(2)に記載のコイル状製品用金属製パレット。
この構成によれば、緩衝材と枠体との間の隙間に浸入した水などを、枠体内から排出することができ、緩衝材および枠体の劣化などを抑制することができる。
(4) 前記腕部の上面、又は前記高さ調整部材の上面の縁部には、面取りが施されており、
前記溶接されていない前記枠体の下面は、前記上面と非接触である、(3)に記載のコイル状製品用金属製パレット。
この構成によれば、緩衝材と枠体との間の隙間に浸入した水などを、枠体内からより確実に排出することができる。
(5) 前記高さ調整部材は、前記コイル支持部の外側面から外側に延出した前記腕部の上面に接合されている、(1)~(4)のいずれかに記載のコイル状製品用金属製パレット。
この構成によれば、高さ調整部材は、緩衝材載置部を配置するのに必要な腕部の上面にのみ設けられるので、金属製パレットの重量アップを抑えることができる。
(6) 前記高さ調整部材は、前記脚部と略等しい長さを有し、前記複数の腕部の上面に跨って配置され、且つ、前記複数の腕部の上面に接合されている、(1)~(4)のいずれかに記載のコイル状製品用金属製パレット。
この構成によれば、腕部の幅に関わらず、緩衝材載置部の枠体を固定するスペースを高さ調整部材によって確保することができる。
(7) 前記一対のコイル支持部は、前記脚部の長手方向にそれぞれ延び、上方に向かって互いの離間するように傾斜する傾斜面をそれぞれ有し、
前記一対のコイル支持部の傾斜面には、他の緩衝材が貼り付けられている、(1)~(6)のいずれかに記載のコイル状製品用金属製パレット。
この構成によれば、コイル状製品を他の緩衝材によって安定して一対のコイル支持部に載置することができる。
10、10a コイル状製品用金属製パレット
11 第1の脚部(脚部)
12 第2の脚部(脚部)
20、20a コイル載置部
21a、21b、21c、21d 腕部
22 コイル支持部
26 硬質ゴム(他の緩衝材)
28、28a 高さ調整部材
30 緩衝材載置部
31 硬質ゴム(緩衝材)
32 枠体
40 結束バンド
P コイル状製品

Claims (7)

  1. コイル状製品を載せるコイル状製品用金属製パレットであって、
    平行に配された少なくとも2本の脚部と、前記脚部上に設けられたコイル載置部と、を有し、
    前記コイル載置部は、
    前記脚部上に前記脚部と直交して固定された複数の腕部と、
    前記腕部に固定された一対のコイル支持部と、
    前記腕部の上面、又は前記腕部上に取り付けられた高さ調整部材の上面に設けられ、緩衝材を載置するための緩衝材載置部と、
    を備え、
    前記緩衝材載置部は、前記緩衝材を上方に突出させた状態で、前記緩衝材の側面を囲う枠体を有し、
    前記枠体は、上面視で、前記脚部の下面と重なる位置に設けられている、コイル状製品用金属製パレット。
  2. 前記緩衝材の表面は、粗面化されて梨地状を有する、請求項1に記載のコイル状製品用金属製パレット。
  3. 前記枠体は、前記腕部の上面、又は前記高さ調整部材の上面に対して、間隔を空けて断続的に溶接される、請求項1又は2に記載のコイル状製品用金属製パレット。
  4. 前記腕部の上面、又は前記高さ調整部材の上面の縁部には、面取りが施されており、
    前記溶接されていない前記枠体の下面は、前記上面と非接触である、請求項3に記載のコイル状製品用金属製パレット。
  5. 前記高さ調整部材は、前記コイル支持部の外側面から外側に延出した前記腕部の上面に接合されている、請求項1~4のいずれか1項に記載のコイル状製品用金属製パレット。
  6. 前記高さ調整部材は、前記脚部と略等しい長さを有し、前記複数の腕部の上面に跨って配置され、且つ、前記複数の腕部の上面に接合されている、請求項1~4のいずれか1項に記載のコイル状製品用金属製パレット。
  7. 前記一対のコイル支持部は、前記脚部の長手方向にそれぞれ延び、上方に向かって互いの離間するように傾斜する傾斜面をそれぞれ有し、
    前記一対のコイル支持部の傾斜面には、他の緩衝材が貼り付けられている、請求項1~6のいずれか1項に記載のコイル状製品用金属製パレット。
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