JP2007201341A - 枚葉搬送用トレイ - Google Patents

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良祐 田原
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Abstract

【課題】薄板状の物品を一枚ずつ載置して、複数積み重ねた状態で保管することが可能な枚葉搬送用トレイであって、積み重ねた場合にもトレイ間に送風が届き、ダストの溜まりにくい枚葉搬送用トレイを提供すること。
【解決手段】枚葉搬送用トレイ1の外枠2の上面に、積み重ねられるトレイを支持する支持部を間隔をあけて複数設けた。また外枠2をその上端が外側を向くように傾斜させた。
【選択図】 図11

Description

本発明は、薄板状の物品を1枚ずつ載置して搬送するトレイに関する。特に、ダストの付着を防止するための送風を、積み重ねたトレイの間に対してもなし得る枚葉搬送用トレイに関する。
例えば薄型表示装置の製造工程等において、ガラス基板に代表される薄板状の物品を搬送する技術が必要となっている。薄板状の物品は捻れや撓み等の変形が発生しやすく、搬送中に変形が原因で周囲に接触して表面に傷が付いたり、破損してしまう恐れがある。このため搬送には、薄板状の物品を変形させずに載置できる専用の容器が用いられる。
薄板状の物品を、1枚ずつ個別の容器に載置して搬送することで、搬送中の物品の変形を防止することができる。しかしこのような搬送形態では、搬送途中で一時保管を行う場合に、保管スペースを広く占めてしまうという問題があった。また、別の場所にまとめて移送したい場合にも手間がかかるという問題があった。
そこで、薄板状の物品を個別に載置可能であり、且つ一時保管や別の場所への移送の際には容器同士を積み重ねることのできるトレイが考案された。
このようなトレイは積み重ねられた状態で搬送・待機などさせることが多いが、この積み重ねられたトレイに対しては送風によるダスト対策も講じられている。つまり、フィルターなどでダストの除去されたクリーンエアーの送風を、トレイに対して常時行うようにして、ダスト対策が成されている。例えば薄板状の物品を載置したトレイが複数積み重ねた状態で保管される自動倉庫においては、積み重ねたトレイが収納されるラックの背面側からスタッカークレーンの通路側に向けてクリーンエアーを送風することで、スタッカークレーンから発生するダストが物品に付着するのを防止するようにしている。これにより、トレイをクリーンエアーで洗浄することができるのである。
ただ、トレイが積み重ねられている場合、上下に挟まれたトレイには送風が届かなくなり、クリーンエアーの送風によるダスト除去が行い難く成ってしまう。
本願発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、薄板状の物品を一枚ずつ載置し、複数枚積み重ねた状態で保管することのできる枚葉搬送用トレイであって、積み重ねた場合にもトレイ間に送風が届き、ダストの溜まりにくい枚葉搬送用トレイを提供することを課題としている。
請求項1の発明は、複数積み重ねた状態で保管される枚葉搬送用トレイであって、外枠の上面に、積み重ねられるトレイを支持する支持部を間隔をあけて複数設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の枚葉搬送用トレイであって、外枠をその上端が外側を向くように傾斜させたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の枚葉搬送用トレイであって、支持部を外枠の他の部分に比べてダストの発生が少ない別部材で構成したことを特徴とする。
本願請求項1記載の発明の枚葉搬送用トレイによれば、上下に積み重ねてもトレイの上下間に、支持部の高さ幅に対応した間隙を設けることができ、この間隙が送風路となり得るので、クリーンエアーの送風が各トレイに届くこととなり、よってトレイ及びこれに載置されるガラス基板などの物品へのダストの付着を防止することができる。
また本願請求項2記載の発明の枚葉搬送用トレイによれば、トレイの外枠が、その上端を外側に向くように傾斜させたので、上下の外枠の間にも間隙を確保することができる。つまり上下のトレイに間隙が設けられていても、その外枠が垂直に近い状態で立ち上がっていると、上下のトレイの隙間は垂直に近くなるほど狭くなり、クリーンエアーが通りにくくなる。この点に関し、本請求項に於いては、外枠を外に傾斜させたものであり、これにより間隙が得られ、よって送風を通すことができる。
また本願請求項3記載の発明の枚葉搬送用トレイによれば、トレイの支持部からのダストの発生自体を抑えることができる。
以下に発明を実施するための最良の形態を列記する。
(形態1) 枚葉搬送用トレイは、4本の板状部材を略長方形に接合することで構成された外枠の間に、複数の桟を架け渡すことによって薄板状の物品の載置部が形成されている。
(形態2) 略長方形の外枠は、外側平坦部と外側平坦部よりも低い位置に設けられた内側平坦部を備えており、外側平坦部と内側平坦部の間に傾斜部が設けられている。複数個の樹脂ブロックが、外側平坦部の少なくとも4箇所に取り付けられている。
(形態3) 樹脂ブロックには、クリーン対策材料として、耐磨耗性が高く、機械的な強度に優れているためにダストが発生しにくい樹脂であるUPE(超高分子量(高密度)ポリエチレン)、又はPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等が使用される。
(形態4) 樹脂ブロックの上面は、外枠の外側平坦部の上面よりも高い位置にあり、樹脂ブロックの下面は、外側平坦部の下面よりも低い位置にある。上下方向に枚葉搬送用トレイを多段で積み重ねた状態では、各々の樹脂ブロックの上面と下面が接しており、樹脂ブロックが枚葉搬送用トレイの重量を支持する。
(形態5) 樹脂ブロックの上面には凸部が設けられており、樹脂ブロックの下面には凹部が設けられている。下面の凹部は、上面の凸部に対応した形状を有している。上下方向に重ねた枚葉搬送用トレイの樹脂ブロックの凸部と凹部を嵌め合わせることで、枚葉搬送用トレイの位置決め固定がなされる。
(形態6) 樹脂ブロックは、積み重ねたトレイの上下間隔が、送風路と成りうるような適宜間隔を形成し得るだけの上下幅を有する。
(形態7) 外枠は、(形態2)で説明した傾斜部が、その上端が外側を向くようにして60°傾斜させたものであり、これにより傾斜部同士の間隙は、送風路に成り得るように形成される。
以下、本発明を適用した枚葉搬送用トレイ(以下、トレイとも言う)の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明による枚葉搬送用トレイの一実施例の構成を示す斜視図である。
本実施例における枚葉搬送用トレイ1は、外枠2と、外枠2の対向する辺の間に掛け渡された複数の桟4と、外枠用部材の接合部近傍で隣り合う部材の間に斜めに掛け渡される接合部材6を備えている。
外枠2は、2本の長辺部材2aと2本の短辺部材2bから構成される。本実施例における長辺部材2aと短辺部材2bには一定の板厚のSUS304が使用されており、板金加工によって同一の断面形状となるように加工されている。
図2と図3に、長辺部材2aと短辺部材2bを示す。長辺部材2aと短辺部材2bは、外側平坦部11と、外側平坦部11よりも低い位置に形成される内側平坦部12を備えており、外側平坦部11と内側平坦部12の間に傾斜部13が設けられている。傾斜部13は、外枠2が形成されたときに外側に向けて広がる形状となっており、内側平坦部12と傾斜部13のなす角度が90°より大きくなっている。
この傾斜部の13の高さは、1枚のガラス基板などの薄板状の物品を安全に収容するために必要な収容高さを越えた高さ68mmとなっている。その高さは、長辺部材2aと短辺部材2bが長方形の外枠2として組み合わされた場合に、外枠2に要求される平面度を維持するために必要な強度を保てる長さに設定されており、外枠2の形状が大型化された場合には、外枠2を強化するために傾斜部13の高さはより高くなる。
長辺部材2aと短辺部材2bを接合することにより、本実施例の外枠2が形成される。本実施例の外枠2は、その断面形状が、上述したように、フランジ14,これより少し高い外側平坦部11、これに連続して下降する傾斜部13、この傾斜部13の下方に連続する内側平坦部12とで形成される。形成された外枠2単体の高さは、傾斜部の13の高さで決定されるが、複数枚の枚葉搬送用トレイ1を積み重ねる場合には、この傾斜部13を利用してより小さいピッチで積み重ねることが可能となるので、積み重ね高さをあまり高くならないようにすることができる。
本実施例における長辺部材2aと短辺部材2bには、外側平坦部11に、支持部としての樹脂ブロック8を取り付けるためのブロック取付孔15a、15bが1部材にそれぞれ2カ所ずつ設けられている。又、それぞれの部材の外側平坦部11の端部には、部材同士を接合するための接合孔16が3個ずつ設けられている。内側平坦部12には、桟4を接合するための桟取付孔17が設けられている。
図4に、長辺部材2aと短辺部材2bに取り付けられる前の樹脂ブロック8の斜視図を示す。樹脂ブロック8は、略直方体の本体部20の上面に凸部21が設けられており、樹脂ブロックの下面には凹部22が設けられている。また、本体部20の高さは、1枚のガラス基板を安全に収容する為の収容高さと等しくなるように形成されている。
本実施例における樹脂ブロック8の凸部21は、円錐台形状に形成されている。下面の凹部22は、上面の凸部21に対応した形状を有している。本体部20の右面と左面には、トレイ1を持ち上げる把持装置に係止される係止部23が伸びている。係止部23には、長辺部材2a又は短辺部材2bに樹脂ブロック8を固定するための外枠取付孔24が貫通している。
樹脂ブロック8は、上下に積み重ねられる枚葉搬送用トレイ1との接触部となるために、クリーン対策材料で形成されることが好ましい。よって外枠2の他の部分に比べてダストの発生が少ない別部材で構成したのであり、つまり本実施例における樹脂ブロック8は、耐磨耗性の高く、機械的な強度に優れたPEEKで形成されている。樹脂ブロック8は、ブロック同士が接触しても摩耗せず、ダストの発生が極めて少ないために、搬送するガラス基板を汚染しない。
樹脂ブロック8は、外枠2に、リベット若しくはネジによって固定されている。図5と図6は、樹脂ブロック8が長辺部材2aにリベット若しくはネジによって固定された状態を模式的に示す図である。図5は、長辺部材2aの長手方向の断面図を示しており、図6は、長辺部材2aの側面図を示している。樹脂ブロック8は、係止部23の上面が長辺部材2aの外側平坦部の下面に突き当てられて、ブロック取付孔15aから本体部20の上部と凸部21とが突出した状態で固定されている。
外枠2に固定された樹脂ブロック8は、本体部20の上面が、長辺部材2aの外側平坦部11よりも高くなっている。また、本体部20の下面は、外側平坦部11に設けられたフランジ14の下面よりも低くなっている。
また、支持部としての樹脂ブロック8は、その高さ幅が上下のトレイの内側平坦部12,12同士の間隙を規定することとなり、ここでは約30mmの間隙となっている。また外枠は、60°に傾斜した傾斜部13が68mmの高さに設けられている。この様な条件で形成すると、トレイ1を重ねた時には、上下の傾斜部13同士は14mmの間隔となるが、この間隔であると、送風口から送られてきたクリーンエアーが十分通ることができる。この様に、支持部としての樹脂ブロック8は、トレイ1の上下間に送風路と成り得る間隙を形成するように支持するのである。
上下のトレイ1,1の接触部となる樹脂ブロック8と外枠2を異なる素材で別々に形成してから固定する構成をとることによって、本実施例の枚葉搬送用トレイ1は、接触部8を容易に加工し、形成することができる。また、外枠2の素材にクリーン対策材料以外のものを適用することが可能となり、外枠2の素材を選択する自由度を広げることができる。
外枠2の構成について更に説明する。長辺部材2aと短辺部材2bとは、図7に示すL字型の接合金具10を用いて接合されている。本実施例における接合金具10には、L字型のそれぞれの辺に3個ずつ計6個の接合孔18が設けられている。接合孔18同士の相対位置は、長辺部材2aと短辺部材2bの接合孔16の孔同士の相対位置関係と同一になるように、配置されている。
接合金具10の一辺は、長辺部材2aの端部に重ね合わされる。長辺部材2aの接合孔16と接合金具10の接合孔18の両方を貫通するようにブラインドリベットが打たれ、長辺部材2aと接合金具10がリベット接合される。接合金具10の他辺は、短辺部材2bの端部に重ね合わされる。短辺部材2bの接合孔16と接合金具10の接合孔18の両方を貫通するようにブラインドリベットが打たれ、短辺部材2bと接合金具10がブラインドリベット接合される。2本の長辺部材2aと2本の短辺部材2bが4個の接合金具10を用いてブラインドリベット接合されて、略長方形の外枠2が形成される。
本実施例の枚葉搬送用トレイ1は、外枠2の対向する短辺部材2bの間に、複数の桟4が掛け渡されて、ガラス基板の載置部が形成されている。桟4には一定の板厚のSUS304が使用されており、板金加工によって所定の断面形状をとるように加工されている。
桟4の一端部の拡大図を図8に示す。桟4は、両側に外枠2への平坦な取付部25が形成されており、平坦部の間に上方に突出する膨出部26が形成されている。取付部25の端部には、外枠2に接合するための外枠取付孔27が設けられている。膨出部26には、ガラス基板を支持するための複数の載置ピン28が固定されている。
載置ピン28は耐磨耗性の高いPEEKで形成されており、ガラス基板を繰り返し搭載しても、磨耗によるダストの発生が極めて少なく、ガラス基板を汚染しない。
桟4の外枠取付孔27と、外枠2の桟取付孔17を貫通するようにリベットが打たれて、外枠2と桟4がリベット接合されている。桟4が膨出部26を備えているために、桟4は外枠2に対して両端に開口部を持った状態で接合されている。このため外枠2と桟4の接合部にダストが蓄積されにくく、又枚葉搬送用トレイ1を洗浄する際に桟4の部分の洗浄と乾燥を容易に行うことができる。
又、桟4は、膨出部26が形成されているために、平板の部材を用いた場合よりも梁強度が向上している。このため、桟4にはより板厚の薄い素材を用いることが可能となっており、桟4の軽量化が図られている。
接合部材6は、枚葉搬送用トレイ1に搭載されるガラス基板の位置決めと、外枠2のコーナー部の補強のために、外枠2のコーナー部近傍の長辺部材2aと短辺部材2bの間に、斜めに掛け渡されている。接合部材6の斜視図を図9に示す。接合部材6は、桟4と同様に膨出部26が設けられており、膨出部の上に、ガラス基板を支持するための載置ピン28と、ガラス基板のコーナー部を突き当てて載置位置の位置決めを行うための2個の位置決めピン29が固定されている。
接合部材6の位置決めピン29は、ガラス基板のコーナー位置を定めるために設けられており、実際のガラス基板の寸法に対して片側で2mmから3mmのクリアランスを確保できるように配置されている。位置決めピン29は、耐磨耗性の高いPEEKで形成されており、ガラス基板が位置決めのために繰り返し接触しても、磨耗によるダストの発生が極めて少なく、ガラス基板を汚染しない。
図10に、枚葉搬送用トレイ1を上下方向に複数枚重ね合わせた状態を模式的に示す。枚葉搬送用トレイ1は、外枠2の傾斜部13を利用することによって、1枚のガラス基板を安全に収容するために必要な収容高さを上下のピッチとして積み重ねられており、小さなスペースで多くのトレイを保管することが可能となっている。
枚葉搬送用トレイ1は、全ての樹脂ブロック8の凸部21と凹部22を嵌め合わせて積み重ねられている。凸部21が円錐台形状であるために、上積みされる枚葉搬送用トレイ1が多少ずれて降下してきた場合でも、凸部21と凹部22の正確な嵌め合わせが可能である。
この様に枚葉搬送用トレイ1は、凸部21と凹部22を嵌め合わされることで、位置決めされて正確に積み重ねられる。積み重ねられた状態では、多少の衝撃が加わった場合でも、積み重ねた枚葉搬送用トレイ1がずれたり落ちたりする恐れがなく、安定して積み重ねられる。
本実施例の枚葉搬送用トレイ1が上下方向に積み重ねられているとき、上下の枚葉搬送用トレイ1の間では、樹脂ブロック8だけが接触しており、外枠2と桟4は他の枚葉搬送用トレイ1と全く接触しない。樹脂ブロック8はPEEKで形成されているために接触によってもダストの発生が極めて少ない。また外枠2と桟4は他の枚葉搬送用トレイ1と接触しないためにダストを発生させない。このように、本実施例の枚葉搬送用トレイ1は積み重ねてもダストの発生が極めて少なく、ガラス基板を汚染しない。
次に、本実施例の枚葉搬送用トレイ1にガラス基板を載置し、この様なトレイを積み重ねたトレイの集積体に対し、クリーンな空気が送風された場合について言及する。
通常、トレイが収納されるラックの背面側からスタッカークレーンの通路側に向けてクリーンエアーが送風されるようになっており、トレイにはほぼ水平方向に沿ってクリーンエアーが送風される。
図11はこの集積体100の断面であり、外枠2に架け渡された桟が、送風と同方向(図中の左右方向)に架けてある場合を示している。また図は桟と桟の間の断面を示しており、よって桟に載置されたガラス基板30が、上下に間隔を開けるようにして配置された様子となっている。また積み重ねられたトレイ1の集積体100の外周は、外枠2の積み重なった部分となる。そして、この外枠2の積み重なった部分は、上下のフランジ14,14が約30mmの間隙を隔て、また傾斜部13,13同士が14mmの間隙Wとなっている。その為、送風はこれら間隙を通り、集積体100の反対側に抜けることができるのである。つまり壁面側の外枠の間隙から入った送風は、トレイ内、すなわちガラス基板上にダストが浸入するのを防止するのである。
この時、ガラス基板30は、間隙を隔てて上下に重なるので上段のガラス基板が整流板のような役割を果たし、ガラス基板上のクリーンエアーの進入を促進するように作用する。ただし、一番上のトレイは、この様な整流板の効果を得られないので、その上にトレイと同形状の蓋状の部材を置いてもよい。或いは空のトレイを最上位におき、外枠による整流効果を得るようにしてもよい。
なお外枠2の傾斜部13には、外枠2の強度などが許す範囲であれば、これに通風の為の孔を空けてもよい。この様な孔を空けることにより、外枠2から集積体の内方への送風がより容易となり、クリーンエアーがガラス基板により十分に届くようになるからである。
また傾斜部の角度は60°に限るものではなく、傾斜部の高さ、支持部によるトレイ同士の上下間隔などによって、50°〜70°、その他、クリーンエアーを通すことのできる間隙を形成し得るものであれば、どの様に実現されてもよい。
また樹脂ブロック8はPEEKで形成されており、つまり外枠の他の部分に比べてダストの発生が少ない別部材で構成されているので、トレイの積み上げ、積み下ろしなどの際に、支持部同士の接触で発生しやすいダストも、発生が抑えられ、この点でもガラス基板を汚染しない。
また、上下の枚葉搬送用トレイ1の接触部となる樹脂ブロック8と外枠2を異なる素材で別々に形成してから固定する構成をとることによって、本実施例の枚葉搬送用トレイ1は、接触部8を容易に加工し、形成することができる。また、外枠2の素材にクリーン対策材料以外のものを適用することが可能となり、外枠2の素材を選択する自由度を広げることができる。
以上、実施例において本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。たとえば、実施例における外枠2の長辺部材2aと短辺部材2bの接合方法や接合箇所、外枠2と桟4の接合方法や接合箇所、各部材の断面形状等は、搭載する薄板状の物品の大きさや重量に合わせて、適宜変更が可能である。また、樹脂ブロック8の形状や配置も、作用効果を損なわない範囲において、変更が可能である。
実施例の枚葉搬送用トレイ1の概要を説明する斜視図である。 実施例の外枠2を構成する部材の斜視図である。 実施例の外枠2を構成する部材端部の斜視図である。 実施例の樹脂ブロック8の斜視図である。 実施例の樹脂ブロック8が固定された長辺部材2aの断面図である。 実施例の長辺部材2aに固定された樹脂ブロック8の側面図である。 実施例の接合金具10の斜視図である。 実施例の桟4の一端部の拡大図である。 実施例の接合部材6の斜視図である。 実施例の枚葉搬送用トレイ1を上下方向に複数枚重ね合わせた状態を模式的に示す斜視図である。 実施例の枚葉搬送用トレイ1を上下方向に複数枚重ね合わせた集積体の外枠部分を断面図的に示し、外枠の間隙をクリーンエアーが通る様子を説明する図である。
符号の説明
1: 枚葉搬送用トレイ
2: 外枠
2a: 長辺部材
2b: 短辺部材
4: 桟
6: 接合部材
8: 樹脂ブロック
10: 接合金具
11: 外側平坦部
12: 内側平坦部
13: 傾斜部
14: フランジ
15a,15b: ブロック取付孔
16,18: 接合孔
17: 桟取付孔
19: 空間
20: 本体部
20a:樹脂ブロックの吸引孔
21: 凸部
22: 凹部
23: 係止部
24,27: 外枠取付孔
25: 取付部
26: 膨出部
28: 載置ピン
29: 位置決めピン
30: ガラス基板

Claims (3)

  1. 複数積み重ねた状態で保管される枚葉搬送用トレイであって、外枠の上面に、積み重ねられるトレイを支持する支持部を間隔をあけて複数設けたことを特徴とする枚葉搬送用トレイ。
  2. 外枠をその上端が外側を向くように傾斜させたことを特徴とする請求項1記載の枚葉搬送用トレイ。
  3. 支持部を外枠の他の部分に比べてダストの発生が少ない別部材で構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の枚葉搬送用トレイ。
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