JP2002034764A - ハンガーラック - Google Patents

ハンガーラック

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JP2002034764A
JP2002034764A JP2000228845A JP2000228845A JP2002034764A JP 2002034764 A JP2002034764 A JP 2002034764A JP 2000228845 A JP2000228845 A JP 2000228845A JP 2000228845 A JP2000228845 A JP 2000228845A JP 2002034764 A JP2002034764 A JP 2002034764A
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Yukio Fujita
幸雄 藤田
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KOJIMA IRYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類輸送にかかるコストを低減できると共
に、衣類の積み卸し作業を簡便にできるハンガーラック
を提供することにある。 【解決手段】 ハンガーラック10はラック本体11を
有し、ラック本体11は前枠体12と後枠体13及び前
後両枠体12,13間に架設支持される支持バー14と
から主要部が構成されている。ラック本体11は両枠体
12,13と、支持バー14とに分解でき、また、組立
できる。ラック本体11の下側には組立状態において転
動部材としての車輪25が設けられている。従って、日
本で衣類を下ろした後、ラック本体11を分解し、復路
は汎用コンテナに他の積載物と一緒に積載されて返送で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類輸送用のハン
ガーラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば衣類の縫製作業等は国内に
おける人件費の高騰に起因して外国で行われることが増
えている。そして、このように外国で縫製された衣類を
日本に輸送する手段としては、通常、縫製済み衣類を大
量に積載収容可能なコンテナが使用される。即ち、前記
コンテナは、その収容室内の天井部に複数本のハンガー
バー(支持バー)が架設されており、一着ずつハンガー
に吊された各衣類は、それぞれのハンガーが前記ハンガ
ーバーに掛けられ、輸送途中で各衣類にしわがつかない
ようにした状態で輸送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
コンテナは、収容室内の天井にハンガーバーが架設され
た衣類輸送専用コンテナであり、他の貨物輸送用には使
用されない特注コンテナであるため、コンテナの使用コ
ストが高いという問題があった。また、前記コンテナの
使用状況に関しても、外国から日本へのコンテナ搬送時
には衣類を大量に積載収容しているが、日本で積載衣類
を下ろした後は、コンテナ内を空っぽにした状態で再び
外国に返送されることになる。従って、復路はコンテナ
内に積載物(衣類)が無いにもかかわらず、当該コンテ
ナを返送するためだけに輸送コストが必要となり、全体
的には衣類の輸送コストを圧迫してしまうという問題が
あった。
【0004】また、外国から日本へ到着した前記コンテ
ナは、例えばコンテナごとトラックに積載されて所定の
店まで運ばれる。そして、その店に到着すると、コンテ
ナ内のハンガーバーに掛けられた各ハンガーを従業者が
手作業で下ろし、店内展示用のハンガーラックに掛けか
えなければならなかった。従って、コンテナから衣類を
積みおろしする際の作業が非常に煩わしいという問題も
あった。
【0005】この発明は、前述した事情に鑑みてなされ
たものであって、衣類輸送にかかるコストを低減できる
と共に、衣類の積み卸し作業を簡便にできるハンガーラ
ックの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記各問題を解決するた
めに、本願請求項1に係る発明は、ハンガー掛け用の支
持バーと同支持バーを架設支持するための支持部材とを
含んでなるラック本体を、前記支持バーと支持部材とが
枠体構造をなすように組付けられた組立状態と、前記支
持バーと支持部材とが互いに分離された分解状態とを取
り得るように構成し、そのラック本体には組立状態にお
いて当該ラック本体を移動可能とする転動部材を設けた
ことを要旨としている。
【0007】また、本願請求項2に係る発明は、前記請
求項1の発明において、前記ラック本体は、外郭枠形状
が方形状をなすように、且つその外郭枠形状の大きさが
汎用コンテナにおける収容室内の奥行き長さ又は間口幅
を等分した大きさと略等しい大きさに形成されているこ
とを要旨としている。
【0008】また、本願請求項3に係る発明は、前記請
求項1又は請求項2の発明において、前記ラック本体に
おける支持部材は、支持バーの両端部を各々支持するよ
うに前後で対をなす前枠体と後枠体とを含んで構成さ
れ、各枠体には組立状態のラック本体を汎用コンテナの
収容室へ積載した状態において当該収容室の内壁面又は
当該収容室へ積載された他のハンガーラックのラック本
体の一部と当接係合して前記収容室内でのラック本体の
移動を規制するための移動規制部が設けられていること
を要旨としている。
【0009】また、本願請求項4に係る発明は、前記請
求項3の発明において、前記支持バーの両端部にはそれ
ぞれ差込部が設けられる一方、前記前枠体と後枠体には
前記支持バーの差込部を挿脱自在として当該支持バーを
ラック本体の組立状態において架設支持するための保持
部材がそれぞれ設けられていることを要旨としている。
【0010】また、本願請求項5に係る発明は、前記請
求項4の発明において、前記保持部材には、支持バーの
差込部を嵌合し得る嵌合孔が設けられると共に、手動操
作に基づき先端部が嵌合孔内へ出没するロック部材が設
けられていることを要旨としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に従って説明する。図1に示すよう
に、本実施形態に係るハンガーラック10は組立状態に
おいて外郭枠形状が方形状の枠体構造をなすラック本体
11を有している。このラック本体11は、前後一対の
支持部材としての前枠体12と後枠体13及び前後両枠
体12,13間に架設支持される複数本(本実施形態で
は、4本)の支持バー14とから主要部が構成されてい
る。なお、本明細書中の以下の説明において「前後左
右」の各方向を示すときは、図1に矢印で示す各方向を
前後左右方向として説明するものとする。また、前後両
枠体12,13は、互いに同一形状をなすように形成さ
れているため、以下においては前枠体12の構成に関し
て前後両枠体12,13を代表して説明することとす
る。
【0012】さて、図1に示すように、前枠体12は、
上下一対のフレーム15,16と、左右一対の支柱1
7,18、及び中間フレーム19とを備えている。前記
各フレーム15,16,19及び各支柱17,18は、
それぞれ断面形状が同一形状をなす金属製角材により構
成されている。そして、前記左右両支柱17,18の上
下両端部に前記上下各フレーム15,16が平行に溶接
固定されると共に、前記左右両支柱17,18の高さ方
向の中間部間を連結するように前記中間フレーム19が
溶接固定されている。
【0013】また、前枠体12において上下両フレーム
15,16と左右両支柱17,18により区画形成され
る四角枠内の四隅には、図1及び図2に示すように、円
筒状をなす金属製の保持部材20がその嵌合孔20aの
軸線方向を前後方向となるようにしてそれぞれ溶接固定
されている。そして、各保持部材20の周面にはロック
部材としての摘みネジ21が前記嵌合孔20a内に先端
部が突出するロック位置と前記嵌合孔20a内から先端
部が退避する非ロック位置との間を手動操作により進退
移動し得るように設けられている。
【0014】一方、前記各支持バー14は筒状をなす金
属製のパイプからなり、各支持バー14の端部近傍には
拡径状のストッパ部14aがそれぞれ設けられている。
なお、図2には各支持バー14のうちラック本体11の
組立状態において左下に架設される支持バー14の一端
部を一例として図示している。同図に示すように、前記
支持バー14においてストッパ部14aよりも先端側の
部位は前記保持部材20の嵌合孔20aに嵌合される差
込部14bとされている。そして、この差込部14bの
長さは前記保持部材20の長手方向の長さ(即ち、嵌合
孔20aの奥行き長さ)と略等しく形成されている。
【0015】また、前記各支持バー14のうちラック本
体11の組立状態において左上及び右上に架設される両
支持バー14には、図3に示すように、各衣類22の吊
された複数のハンガー23を巻着係止するための紐24
が複数本(本実施形態では、それぞれ3本ずつ)垂下さ
れている。さらに、前後両枠体12,13の各下フレー
ム16の下面側には組立状態においてラック本体11を
移動可能とするための車輪25が転動部材として設けら
れている。
【0016】ここで、前記ラック本体11の外郭枠形状
の大きさについて説明すると、ラック本体11の左右方
向の大きさは前後両枠体12,13における上下各フレ
ーム15,16の左右方向長さにより規定される。ま
た、ラック本体11の前後方向の大きさは前記各支持バ
ー14の長さ、即ち、組立状態時における前枠体12の
前端面12aと後枠体13の後端面13aとの間の距離
により規定される。
【0017】そして、本実施形態では、図4に示すよう
に、多種多様な貨物搬送に使用される汎用的なコンテ
ナ、つまり汎用コンテナ26の収容室26aの奥行き長
さLを二等分した長さと略等しい長さ(L/2)に前記
前枠体12の前端面12aと後枠体13の後端面13a
との間の距離が設定されている。また、図5に示すよう
に、前記汎用コンテナ26の収容室26aの間口幅Wを
二等分した長さと略等しい長さ(W/2)に前記上下各
フレーム15,16の左右方向長さが設定されている。
そして、前記前後両枠体12,13における上下両フレ
ーム15,16の各端面15a,16a、及び前枠体1
2の前端面12aと後枠体13の後端面13aにより、
前記収容室26a内でのラック本体11の移動を規制す
る移動規制部が構成されている。なお、図5において
は、各保持部材23の周面に対する摘みネジ21の図示
を省略してある。
【0018】次に、以上のように構成された本実施形態
におけるハンガーラック10の作用について説明する。
さて、前記ハンガーラック10を使用して、例えば外国
で縫製された衣類22を日本に輸送する際には、先ず、
ラック本体11が組み立てられる。即ち、日本から縫製
工場がある外国に返送されたハンガーラック10のラッ
ク本体11は、前後各枠体12,13と各支持バー14
とが互いに分離された分解状態にある。従って、衣類輸
送に使用するためには、まず、分解状態にあるラック本
体11を組立状態に組み付ける必要がある。
【0019】即ち、分解されているラック本体11の前
後両枠体12,13を、それぞれの車輪25が下側にく
るように起立状態にして対向配置する。そして、両枠体
12,13に設けられている各保持部材20の嵌合孔2
0aに各支持バー14の差込部14bをストッパ部14
aが対応する保持部材20の端面と当接するまで挿入す
る。すると、ラック本体11は、全体形状が枠組構造を
なした状態に仮組みされる。なお、その際、各保持部材
20における摘みネジ21は先端が嵌合孔20aから退
避した非ロック位置にある。
【0020】そして、その仮組み状態において、前記各
保持部材20における摘みネジ21を手動操作し、当該
ネジ21をその先端が前記嵌合孔20a内に突出するロ
ック位置方向へ螺進させる。すると、各摘みネジ21の
先端が各支持バー14の差込部14bの外周面に押し当
てられる。従って、各支持バー14が前後両枠体12,
13間に架設支持状態で固定され、ハンガーラック10
はラック本体11の組立状態となる。
【0021】次に、ラック本体11へ衣類22の吊され
た各ハンガー23を掛ける作業をする。即ち、衣類22
の吊された複数のハンガー23がラック本体11の左上
及び右上に架設されている支持バー14にそれぞれ垂下
されている紐24に巻着係止される。そして、ハンガー
掛けが終了した後、同ラック本体11を汎用コンテナ2
6の収容室26a内に収容する。
【0022】つまり、図4及び図5に示すように、汎用
コンテナ26の収容室26aの奥行き方向にラック本体
11が2つ配置され、汎用コンテナ26の収容室26a
の間口方向に2つ配置され、合計4つのラック本体11
が同収容室26a内に配置される。その際、ラック本体
11の前後方向が同収容室26aの奥行き方向となるよ
うに配置され、ラック本体11の左右方向が同収容室2
6aの間口方向となるように配置される。なお、ラック
本体11を汎用コンテナ26の収容室26a内に収容す
る際、図示しない昇降テーブルなどが用いられる。
【0023】その後、同汎用コンテナ26は飛行機、
船、トラックなどを用いて輸送される。その途中、たと
え、揺れなどがあっても、各ハンガーラック10は、移
動規制部としての各端面12a,13a,15a,16
aが他のハンガーラック10における移動規制部(端面
12a等)又はコンテナ26の収容室26aの内壁面に
当接しているので、ラック本体11が移動して衣類22
が荷崩れしたりすることはない。
【0024】そして、輸送目的地まで到着したら、ハン
ガーラック10はラック本体11毎にトラック上の汎用
コンテナ26の収容室26a内から下ろされる。そし
て、各ラハンガーラック10は衣類22の吊された多数
のハンガー23をラック本体11に掛けたまま、店舗内
の所定場所まで押されていき、そこで、店舗用ラックに
各ハンガー23が掛け替えられる。なお、その際、ハン
ガーラック10にはラック本体11を移動可能とする車
輪25が設けられているので楽に移動できる。
【0025】そして、全てのハンガー23の掛け替え作
業が終了すると、その後、ラック本体11は返送のため
に分解される。即ち、前記各保持部材20における摘み
ネジ21を弛め、同摘みネジ21をその先端が嵌合孔2
0a内から退避した非ロック位置にする。そして、各保
持部材20の嵌合孔20aから各支持バー14の差込部
14bを引き抜き、ラック本体11を前後両枠体12,
13及び各支持バー14の合計6点に分解する。その
後、それぞれ分解された各ハンガーラック10は、前記
汎用コンテナ26に他の積載物等と一緒に積み込まれて
返送される。
【0026】従って、この実施形態によれば以下のよう
な効果を得ることができる。 (1) ハンガーラック10は、ラック本体11が組立
状態と分解状態とを取り得るので、目的地で衣類22を
下ろした後はラック本体11を分解し、復路は汎用コン
テナ26に他の積載物と一緒に積載して返送できる。従
って、衣類輸送専用のコンテナを使用する必要がなくな
り、衣類輸送にかかるコストを低減できる。また、ラッ
ク本体11には転動部材としての車輪25が設けられて
いるので、ラック本体11の移動が楽にでき、汎用コン
テナ26から衣類22が吊されたハンガー23を掛けた
ままのラック本体11をハンガー掛け替え作業場所まで
押していくことにより、衣類22の積み卸し作業を簡便
にできる。
【0027】(2) ラック本体11の外郭枠形状の大
きさが汎用コンテナ26における収容室26a内の奥行
き長さL及び間口幅Wを2等分した大きさに形成されて
いるので、汎用コンテナ26の収容室26a内を効率よ
く利用することができる。
【0028】(3) ラック本体11の前後両枠体1
2,13には移動規制部としての各端面12a,13
a,15a,16aが設けられ、汎用コンテナ26内へ
の配置状態においては、各端面12a,13a,15
a,16aが他のハンガーラックの各端面12a,13
a,15a,16a又は収容室26a内壁面に当接して
いる。従って、輸送時において汎用コンテナ26が揺れ
てもラック本体11が移動して衣類22が荷崩れしたり
することはない。
【0029】(4) ラック本体11の保持部材20に
はロック部材としての摘みネジ21が設けられているの
で、摘みネジ21の手動操作で各支持バー14を確実に
ロック固定したりロック解除でき、ラック本体11の組
立や分解が容易にできる。
【0030】(5) 各支持バー14には差込部14b
の嵌挿量を規制するストッパ部14aがそれぞれ設けら
れているので、保持部材20の嵌合孔20aに各支持バ
ー14の差込部14bをストッパ部14aが対応する保
持部材20の端面と当接するまで挿入すれば、ラック本
体11を仮組立できる。また、組立てる際、各支持バー
14の差込部14bの挿入する長さが一定に保たれ、ラ
ック本体11の前後方向の長さが一定に保たれる。そし
て、ラック本体11は組立状態において、毎回、汎用コ
ンテナ26の収容室26aの奥行き長さLの略1/2に
できる。
【0031】(6) ラック本体11は角材及びパイプ
等から製造されているので、既存のものを使用して製造
でき、製造コストの低減を図ることができる。 (7) ラック本体11は前後両枠体12,13と、各
支持バー14とに分解できるので、使用していない場
合、分解して保管でき、コンパクトに保管することがで
きる。
【0032】なお、前記実施形態は、以下のように変更
して具体化してもよい。 ・ 前記実施形態では、各保持部材20の周面には摘み
ネジ21が設けられていたが、摘みネジ21の代わりに
スパナ等を使用して進退移動させるボルトにしてもよ
い。また、摘みネジ21を省略してもよい。
【0033】・ 前記実施形態では、各支持バー14の
両端部にはストッパ部14aと差込部14bが設けられ
ていたが、省略してもよい。 ・ ラック本体11の前後両枠体12,13には移動規
制部として各端面12a,13a,15a,16aが設
けられていたが、前後両枠体12,13から突出する部
材を設け、それらの部材を移動規制部としてもよい。
【0034】・ 前記実施形態では、各保持部材20に
はロック部材としての摘みネジ21が設けられていた
が、各支持バー14の差込部14bと各保持部材20と
を貫くように貫通孔を設け、ボルトとナットによってロ
ック状態を形成してもよい。また、クランプとボルトで
ロック状態を形成してもよい。
【0035】・ 前記実施形態では、各保持部材20は
円筒状をなし、各支持バー14には差込部14bの長さ
を規制するストッパ部14aが設けられていたが、各保
持部材20を有底形状に形成し、各ストッパ部14aを
省略してもよい。
【0036】・ 前記実施形態では、ラック本体11の
外郭枠形状の大きさが汎用コンテナ26における収容室
26a内の奥行き長さL及び間口幅Wを2等分した大き
さに形成されていたが、奥行き長さL又は間口幅Wを3
等分や複数等分した大きさに形成してもよい。また、等
分した大きさでなく、汎用コンテナ26の収容室26a
内に収容可能な大きさであればよい。
【0037】・ 前記実施形態では、ラック本体11に
は、車輪25が設けられていたが、球状部材とその受け
部材とで転動部材を形成してもよい。 ・ 前記実施形態では、前後両枠体12,13は中間フ
レーム19を備えていたが省略してもよい。
【0038】・ 前記実施形態では、前後両枠体12,
13は左右一対の支柱17,18、中間フレーム19を
備えていたが、それらを省略して、上下一対のフレーム
15,16の長手方向略中央部間に一本の支柱を設け両
端部に上下フレーム15,16が平行に溶接固定される
ようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
衣類輸送にかかるコストを低減できると共に、衣類の積
み卸し作業を簡便にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるハンガーラックの斜視図。
【図2】本実施形態におけるラック本体の保持部近傍を
示す斜視図。
【図3】本実施形態における紐に衣類の吊されているハ
ンガーが巻着係止されている状態を示す平面図。
【図4】本実施形態における汎用コンテナを積載したト
ラックの横断面図。
【図5】本実施形態における汎用コンテナを積載したト
ラックの背面図。
【符号の説明】
L…奥行き長さ、W…間口幅、10…ハンガーラック、
11…ラック本体、12…前枠体、12a,13a,1
5a,16a…端面、13…後枠体、14…支持バー、
14b…差込部、20…保持部材、20a…嵌合孔、2
1…摘みネジ、23…ハンガー、25…車輪、26…汎
用コンテナ、26a…収容室。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンガー掛け用の支持バーと同支持バー
    を架設支持するための支持部材とを含んでなるラック本
    体を、前記支持バーと支持部材とが枠体構造をなすよう
    に組付けられた組立状態と、前記支持バーと支持部材と
    が互いに分離された分解状態とを取り得るように構成
    し、そのラック本体には組立状態において当該ラック本
    体を移動可能とする転動部材を設けたハンガーラック。
  2. 【請求項2】 前記ラック本体は、外郭枠形状が方形状
    をなすように、且つその外郭枠形状の大きさが汎用コン
    テナにおける収容室内の奥行き長さ又は間口幅を等分し
    た大きさと略等しい大きさに形成されている請求項1に
    記載のハンガーラック。
  3. 【請求項3】 前記ラック本体における支持部材は、支
    持バーの両端部を各々支持するように前後で対をなす前
    枠体と後枠体とを含んで構成され、各枠体には組立状態
    のラック本体を汎用コンテナの収容室へ積載した状態に
    おいて当該収容室の内壁面又は当該収容室へ積載された
    他のハンガーラックのラック本体の一部と当接係合して
    前記収容室内でのラック本体の移動を規制するための移
    動規制部が設けられている請求項1又は請求項2に記載
    のハンガーラック。
  4. 【請求項4】 前記支持バーの両端部にはそれぞれ差込
    部が設けられる一方、前記前枠体と後枠体には前記支持
    バーの差込部を挿脱自在として当該支持バーをラック本
    体の組立状態において架設支持するための保持部材がそ
    れぞれ設けられている請求項3に記載のハンガーラッ
    ク。
  5. 【請求項5】 前記保持部材には、支持バーの差込部を
    嵌合し得る嵌合孔が設けられると共に、手動操作に基づ
    き先端部が嵌合孔内へ出没するロック部材が設けられて
    いる請求項4に記載のハンガーラック。
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Cited By (2)

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