JPH07232644A - 組立式台車 - Google Patents

組立式台車

Info

Publication number
JPH07232644A
JPH07232644A JP2561494A JP2561494A JPH07232644A JP H07232644 A JPH07232644 A JP H07232644A JP 2561494 A JP2561494 A JP 2561494A JP 2561494 A JP2561494 A JP 2561494A JP H07232644 A JPH07232644 A JP H07232644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting rod
carriage
units
pair
trolley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2561494A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamada
由博 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Riken Co Ltd
Original Assignee
Tokai Riken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Riken Co Ltd filed Critical Tokai Riken Co Ltd
Priority to JP2561494A priority Critical patent/JPH07232644A/ja
Publication of JPH07232644A publication Critical patent/JPH07232644A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 机、書棚等の大きな運搬物を運搬することが
できると共に、保管のための広いスペースを要しない台
車を提供する。 【構成】 運搬物の片側端部を載置可能な台基体10と
その下面に取付けられた2個の車輪11とを備える一対
の台車ユニット1a,1bと、これらの台車ユニット1
a,1bに両端部がそれぞれ切り離し可能に結合され、
これらを間隔を置いて相互に連結する連結杆2とからな
る。使用時には、各台車ユニット1a,1bと連結杆2
とをピン18で結合して台車を組立て、運搬物を一対の
台車ユニット1a,1b間に掛け渡して運搬する。非使
用時には、台車を分解し、係合突起21を係合孔22に
係合して一対の台車ユニット1a,1bを直列に組付
け、更に、それらに亘って連結杆2を台基体10の裏面
側に組付けて、保管する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組立式台車に関するも
ので、特に、オフィス内での机、書棚、ロッカー、郵便
局の仕分棚等の比較的大きな備品の運搬、スーパー等の
店舗での商品の運搬、物流業界での運搬に適した組立式
台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、一般の事業所或いは官公庁等の
オフィスでは、しばしば、オフィス内の模様替えまたは
配置換えが行われ、机、書棚、ロッカー等の備品の移動
と再配置が行われる。そして、これらの重く、また大き
な備品の移動には、一般に、台車が使用される。
【0003】しかし、そのような机等の大きな備品を運
搬するためには、大きな台車が必要であり、取手のある
通常の汎用台車ではそれらの大きな運搬物を運搬するこ
とができない。そのため、そのような大きな運搬物の運
搬には、小型の台車が使用されていた。
【0004】その小型の台車は、例えば、ほぼ正四角形
状の厚手の板体の裏面に3個または4個の車輪を取付け
た簡単な構造のもので、取手のないものである。そし
て、運搬はその台車上に運搬物を載置し、運搬物自体を
手で押すことによって行われていた。なお、運搬物が長
く、1台の台車では足りない場合には、2台の台車が使
用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような机
等の大きな運搬物を運搬するための台車は、その稼働率
が低く、しかも、他の一般用途には使用できないもので
ある。そのため、非使用時には保管する必要がある。そ
して、台車を収納できる倉庫等がある場合は、そこで保
管することができるが、そのような倉庫等がない場合に
は、オフィス内で保管することになる。しかし、そのよ
うな台車は、ロッカー等に収納される大きさではなく、
また、動き易く、不安定であるので、基台等として利用
することにも適していない。このため、オフィス内で保
管する場合には、その台車を壁等に立掛けた状態で保管
する以外には、適当な方法がない。
【0006】そして、台車をそのように壁等に立掛けた
状態で保管する場合、台車はかなりの幅を有するため
に、広い保管スペースを必要とする。しかも、台車は車
輪を有する構造であるので、その周囲に他の備品等を併
置することは困難である。そのため、その広いスペース
が台車の保管のみのために必要とされ、しかも、この必
要とされる保管スペースは台車の数に応じて増加するも
のであった。そして、このように広いスペースが台車の
保管のために占有されることは、オフィス内での業務自
体にもしばしば支障を与えるものであった。
【0007】また、そのような台車を倉庫等で保管する
場合、そのままで置いたり、複数の台車を積み重ねるこ
とは、台車が車輪を有し、動きやすい構造であるため
に、不安定で、危険である。そのため立掛けた状態で保
管することが好ましいが、いずれにしても、上述の場合
と同様に、保管のために広いスペースが必要であること
には変りがなかった。
【0008】そこで、本発明は、大きな運搬物を運搬す
ることができると共に、保管のための広いスペースを要
しない組立式台車の提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
組立式台車は、運搬物の片側を載置可能な台基体と、そ
の台基体の裏面に取付けられた2個の車輪とを具備する
一対の台車ユニットと、各台車ユニットに両端部がそれ
ぞれ切り離し可能に結合され、一対の台車ユニットを間
隔を置いて相互に連結する連結杆とを具備するものであ
る。
【0010】請求項2の発明にかかる組立式台車は、請
求項1の組立式台車の連結杆を、外管とこれに嵌挿する
内管とからなる調節可能な伸縮杆としたものである。
【0011】請求項3の発明にかかる組立式台車は、請
求項1の組立式台車の各台車ユニットが、台基体の縁部
から上方に起立状に設けられた運搬物ずれ落ち防止壁を
具備するものである。
【0012】請求項4の発明にかかる組立式台車は、請
求項1の組立式台車の各台車ユニットが、台基体に連結
杆の挿通口を有する連結杆支持部を具備し、連結杆がそ
の連結杆支持部に挿着された状態で台基体に固定される
ようにしたものである。
【0013】請求項5の発明にかかる組立式台車は、請
求項1の組立式台車の一方の台車ユニットの車輪を旋回
型の車輪とし、また、他方の台車ユニットの車輪を非旋
回型の固定車輪としたものである。
【0014】請求項6の発明にかかる組立式台車は、請
求項1の組立式台車において、非使用時に、一対の台車
ユニットをその長さ方向に直列に組付けるために、その
一対の台車ユニットのそれぞれの端部に相互に係合する
係合部を設けると共に、連結杆を組付ける台基体の裏面
に連結杆組付部を設けたものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明にかかる組立式台車において
は、連結杆によって一対の台車ユニットを間隔を置いて
相互に連結するようにしているので、運搬物の片側を一
方の台車ユニットに載置すると共に他側を他方の台車ユ
ニットに載置して、すなわち、運搬物をそれらの一対の
台車ユニット間に掛け渡して、運搬することができる。
このため、連結杆の長さに応じて大きな運搬物を運搬す
ることができる。また、連結杆は一対の台車ユニットに
切り離し可能に結合されているので、台車の非使用時に
は、連結杆と一対の台車ユニットとを相互に分解するこ
とができる。そして、各台車ユニットは、運搬物の片側
端部が載置されればよいために、最小の幅に形成するこ
とができるので、分解した一対の台車ユニットと連結杆
は、壁等に立掛けることによって、広いスペースを要す
ることなく保管することができる。
【0016】請求項2の発明にかかる組立式台車におい
ては、請求項1の組立式台車の連結杆を、外管とこれに
嵌挿する内管からなる長さ調節可能な伸縮杆としたの
で、上述の作用に加えて、連結杆の長さを変えることが
できるため、台車を運搬物に適した長さで使用すること
ができる。また、連結杆を縮めた状態で保管することが
できるので、保管のためのスペースをより少なくするこ
とができる。
【0017】請求項3の発明にかかる組立式台車におい
ては、請求項1の組立式台車の各台車ユニットが、台基
体の縁部から上方に起立状に設けられた運搬物ずれ落ち
防止壁を具備するので、上述の作用に加えて、運搬中の
運搬物がずれ動き、台車から外れ或いは落下するのを防
止することができる。
【0018】請求項4の発明にかかる組立式台車におい
ては、請求項1の組立式台車の各台車ユニットが、台基
体の下部に並列して設けられた連結杆の挿通口を有する
一対の連結杆支持部を具備し、連結杆がその一対の連結
杆支持部に挿通された状態で台基体に固定されるように
したので、上述の作用に加えて、一対の台車ユニットの
台基体を水平状態に、また、連結杆と直角状態に保持す
ることができ、安定な荷台を形成することができる。し
かも、連結杆の結合、切り離しを行うことができる。
【0019】請求項5の発明にかかる組立式台車におい
ては、請求項1の組立式台車の一方の台車ユニットの車
輪を旋回型の車輪とし、また、他方の台車ユニットの車
輪を非旋回型の固定車輪としたので、上述の作用に加え
て、台車をふらつくことなく、或いは蛇行させずに走行
させることができる。
【0020】請求項6の発明にかかる組立式台車におい
ては、請求項1の組立式台車において、非使用時に、一
対の台車ユニットをその長さ方向に直列に組付けるため
に、その一対の台車ユニットのそれぞれの端部に相互に
係合する係合部を設けると共に、長さ方向に直列に組付
けられた一対の台車ユニットに亘って連結杆を組付ける
台基体に連結杆組付部を設けたので、上述の作用に加え
て、分解された台車をコンパクトにまとめて組付けるこ
とができる。したがって、保管のためのスペースをより
少なくすることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例の組立式台車を分
解して示す斜視図、図2はその組立式台車を構成する台
車ユニットを中央部で切断して示す断面図、そして、図
3は本発明の一実施例の組立式台車を組立てて使用する
状態を示す斜視図、図4は本発明の一実施例の組立式台
車を保管のために分解し、再度組付けた状態を示す平面
図である。
【0023】これらの図に示されるように、本実施例の
組立式台車は、実質的に同一の形状、構造を有する一対
の台車ユニット1a,1bと、これらを相互に連結する
連結杆2とからなるものである。そして、使用時には、
図3のように、連結杆2の両端に一対の台車ユニット1
a,1bを結合して台車を形成し、運搬物をそれらの台
車ユニット1a,1bの間に掛け渡して運搬が行われ
る。また、非使用時には、図4のように、分解した一対
の台車ユニット1a,1bと連結杆2とが再度組付けら
れ、コンパクトにまとめられる。
【0024】そこで先ず、その台車ユニット1a,1b
の詳細について、特に図1と図2を参照して説明する。
【0025】各台車ユニット1a,1bは運搬物の片側
端部を載置する台基体10と、その裏面に取付けられた
車輪11とを備える。この台基体10は運搬する運搬物
の幅に対応する十分な長さを有するが、運搬物の片側端
部が載置されればよいために、広い幅であることは必要
とされない。このため、台基体10は一般に細長い矩形
形状に形成され、本実施例では、台基体10の幅は、そ
の裏面に車輪11を取付け、また、収納時に連結杆2を
組付けるに足りる最少の寸法とされている(図4参
照)。
【0026】この台基体10は、本実施例においては、
金属板から形成され、その上面にはエラストマー材料か
らなるマット12が貼付されている。このマット12
は、台基体10及びその上に載置される運搬物の傷付き
を防止するだけでなく、運搬中の運搬物の振動を防止す
る等の作用も有する。
【0027】また、この金属板からなる台基体10の縁
部には、運搬中にずれ動いた運搬物を止めることによっ
て、運搬物が台基体10から外れ、或いは落下するのを
防止する運搬物ずれ落ち防止壁13が一体に設けられて
いる。このずれ落ち防止壁13は、台基体10を形成す
る金属板の端縁を上方に折曲げて起立させ、次いで角部
を溶接することによって形成されたもので、矩形形状の
台基体10の一方の長辺を除く周縁に、コの字の枠状に
設けられている。したがって、この壁13は、運搬物の
ずれ落ち防止作用だけではなく、台基体10の曲げに対
する強度を高める作用をも有している。なお、本実施例
の台車の組立に際しては、そのずれ落ち防止壁13が形
成されていない側が内側に向けられる。
【0028】更に、台基体10の下部には、台車ユニッ
ト1a,1bに対して連結杆2を支持するための連結杆
支持板14,15が一体に設けられている。一方の連結
杆支持板14は、ずれ落ち防止壁13が形成されていな
い側の台基体10の縁部を垂直に下方に折曲げることに
よって形成されたもので、台基体10の長辺の長さの全
体に亘って形成されている。このため、この連結杆支持
板14は、ずれ落ち防止壁13と共同して、台基体10
の強度、特に曲げに対する強度、を最大に高める作用も
有している。また、他方の連結杆支持板15は、連結杆
支持板14に対向して、台基体10の他方側の縁部の中
央部に垂下して設けられている。この連結杆支持板15
は、台基体10と同様の金属の板状部片から形成され、
溶接によって台基体10の裏面に固着されている。
【0029】これらの対向する連結杆支持板14,15
には、連結杆2を挿通する挿通口16がそれぞれ形成さ
れている。そして、この一対の挿通口16は、台基体1
0の下部において同じ高さ位置に設けられ、また、台基
体10の長さ方向中央部に整列している。したがって、
連結杆2をこれらの連結杆支持板14,15の挿通口1
6に挿通した場合、連結杆2は台基体10と平行に、且
つ、直角に支持される。そして、このことによって、連
結杆2によって一対の台車ユニット1a,1bを相互に
連結した場合、それらの台基体10は水平状態に保持さ
れると共に、連結杆2と直角に維持される。このため
に、挿通口16は、連結杆2の形状と寸法に対応して形
成される。しかし、挿通口16の形状と寸法は、連結杆
2と密接する大きさとするよりは、連結杆2よりも少し
だけ大きく形成することが好ましい。それによって、組
立が容易になるだけでなく、組立てられた台車にフレキ
シブルな構造が与えられ、床面が歪んでいても車輪の接
地状態を維持することができる。
【0030】また、台基体10の下部には、その長さ方
向の両側にそれぞれ車輪11が取付られる。したがっ
て、各台車ユニット1a,1bには、それぞれ2個の車
輪が備えられる。そして、これらの車輪11は、図4に
示されるように、台基体10の幅方向の一側に寄せて、
例えばボルト止めによって取付けられている。ただし、
本実施例では、一方の台車ユニット1aの車輪11と他
方の台車ユニット1bの車輪11とは種類が異なってい
る。すなわち、台車ユニット1aの車輪11は旋回型の
車輪、つまりキャスタ(自在車輪)からなっているが、
台車ユニット1bの車輪11は非旋回型の固定車輪から
なり、台基体10の長さ方向と直角な向きに取付けられ
ている。このように、一方の台車ユニット1aの車輪1
1をキャスタとし、他方の台車ユニット1bの車輪11
を非旋回型の固定車輪とすることによって、台車の走行
安定性が向上し、台車をふらつかせないで、或いは蛇行
させずに動かすことができる。しかし、例えば、両方の
台車ユニット1a,1bの車輪11を共にキャスタとす
ることも可能であり、この場合には、台車の進路を自在
に変更することができるので、狭く曲がりくねった経路
であっても、それに沿って台車を容易に動かすことがで
きる。
【0031】次に、これらの台車ユニット1a,1bを
間隔を置いて相互に連結する連結杆2について説明す
る。
【0032】連結杆2は、図1に示されるように、外管
2aとこれに嵌装する内管2bとからなり、それぞれ金
属の丸いパイプ材から形成されている。そして、これら
の外管2aと内管2bには多数のピン挿通孔17が設け
られており、外管2a内に内管2bを嵌装し、ピン挿通
孔17を適宜の位置で合わせてピン18を差し込むこと
によって、外管2aと内管2bとが相互に結合される。
なお、このピン18の抜止めのために、適宜な止めピン
19が使用される。したがって、適宜な伸縮状態で外管
2aと内管2bとを固定できるために、この連結杆2
は、長さ調節可能な伸縮杆として構成されている。そし
て、この長さ調節は、外管2aと内管2bとのピン挿通
孔17のピッチを相互に変えることによって、より多く
の伸縮段階での調節が可能となる。
【0033】連結杆2を構成するこれらの外管2aと内
管2bとは、種々の運搬物の長さに対応するために、可
能な限り長く形成されている。しかし、これらの長さ
は、台車ユニット1a(1b)の長さ(台基体10の長
さ)の2倍よりも小さくされている。それによって、分
解した台車を保管のために組付けた際に、図4のよう
に、直列に組付けられた一対の台車ユニット1a,1b
の範囲内に収められる。また、本実施例においては、内
管2bは外管2aより若干長く形成されており、内管2
bを外管2a内に完全に嵌装した状態において、内管2
aが外管2aから突き出るようにされている。そのた
め、連結杆2を最大に縮めた場合でも、外管2aと内管
2bとのピン挿通孔17の位置合わせを容易に行うこと
ができる。
【0034】台車の組立は、この連結杆2の両端に各台
車ユニット1a,1bをそれぞれ結合することによって
行われる。
【0035】この各台車ユニット1a,1bと連結杆2
との結合には、ピン18が使用される。このピン18
は、連結杆2の外管2aと内管2bとの結合に使用した
ピン18と同じものである。そして、このピン18によ
る結合のために、各台車ユニット1a,1bの台基体1
0には、ピン穴20が形成されている。
【0036】この結合に際して、先ず、連結杆2を挿通
口16に差込み、一対の連結杆支持板14,15に支持
する。これによって、連結杆2は、その長さ方向以外の
方向に対しては、台車ユニット1a(1b)に対して固
定される。次いで、連結杆2のピン挿通孔17と台基体
10に形成したピン穴20とを合致させて、台基体10
側からピン18を差込み、連結杆2を台車ユニット1a
(1b)に結合する。なお、連結杆2のこの結合のため
のピン挿通孔17は、連結杆2の先端が連結杆支持板1
5から少し突き出た状態で結合されるように、位置付け
られている。また、ピン18の抜止めのために適宜の止
めピン19を用いることは、連結杆2の外管2aと内管
2bとの結合の場合と同じである。
【0037】なお、連結杆2の外管2aと内管2bとの
組立と結合は、この各台車ユニット1a,1bと連結杆
2との結合の前後のいずれの段階においても行うことが
できる。例えば、外管2aと内管2bとを各台車ユニッ
ト1a,1bにそれぞれ結合した後に、これらの外管2
aと内管2bの組立と結合を行うことができる。そし
て、これらの外管2aと内管2bからなる連結杆2は、
最終的には運搬物に対応した長さに調節される。
【0038】このようにして、図3のように、一対の台
車ユニット1a,1bが連結杆2によって相互に連結さ
れた台車が形成される。なおここで、各台車ユニット1
a、1bは、運搬物ずれ落ち防止壁13が形成されてい
ない側が相互に内側に向けられている。そして、連結杆
2は各台車ユニット1a,1bの一対の連結杆支持板1
4,15に支持されているので、各台車ユニット1a,
1bの台基体10は、水平な状態に保持されると共に、
連結杆2と直角な状態に固定される。したがって、これ
らの一対の台基体10は、共同して、中間部のない矩形
の荷台を形成する。
【0039】運搬物は図3において2点鎖線で示され
る。そして、この図のように、運搬物の運搬は、運搬物
の両端部を各台車ユニット1a,1bの台基体10上に
載置して、運搬物自体を押し、或いは引くことにより行
われる。このため、運搬物は剛性のある単一体であるこ
とが必要である。しかし、例えば、一対の台基体10間
に適当な板を掛け渡すことによって、剛性のない運搬
物、或いは複数の長さの短い運搬物等であっても運搬す
ることができる。また、作業中、運搬物が変り、その長
さが変わる場合には、連結杆2の長さが適宜に調節され
る。この調節操作は、ピン18の抜き差しのみであるの
で、容易に行うことができる。
【0040】本実施例の組立式台車は、非使用時には分
解し、収納、保管のために再度コンパクトに組付けられ
る。
【0041】図4のように、一対の台車ユニット1a,
1bは、それぞれの端部を当接させて、その長さ方向に
直列に組付けられる。この組付けのために、一対の台車
ユニット1a,1bの一方には、その端部に板状片から
なる係合突起21が設けられ、また、この係合突起21
に対応して、他方の台車ユニットの端部には、この係合
突起21が係合可能な係合孔22が設けられている。よ
り具体的には、係合突起21は金属の板状片からなり、
一端が台基体10の表面に溶接により固着され、他端が
運搬物ずれ落ち防止壁13の開口を通して突き出されて
いる。また、係合孔22も、この係合突起21に対応す
る細長い開口として、運搬物ずれ落ち防止壁13に形成
されている。そして、これらの係合突起21と係合孔2
2とは相互に係合する係合部を形成し、係合突起21を
係合孔22に挿入して係合することにより、直列に組付
けられた一対の台車ユニット1a,1bの当接端面が相
互にずれ動くことが防止される。
【0042】また、連結杆2は、これを最も縮めた状態
で、すなわち、外管2a内に内管2bを完全に嵌装した
状態で、その直列に組付けられた台車ユニット1a,1
bに亘って組付けられる。そして、図4に示されるよう
に、この縮小した連結杆2は台基体10の裏面に、連結
杆支持板14に沿って組付けられる。この連結杆2の組
付けのために、一方の台車ユニット1aの長さ方向の一
側には、連結杆2の内端面と係合してこれを係止する鉤
状の金属部片からなる係止部23が設けられている。ま
た、この係止部23に一端が係止された状態で、連結杆
2は、更に3個所においてピン18によって台車ユニッ
ト1a,1bに対して固定される。この3本のピン18
は、連結杆2の外管2aと内管2bとの結合に使用した
1本のピン18と、連結杆2と各台車ユニット1a,1
bとの結合に使用した2本のピン18である。そして、
これらのピン18による連結杆2の固定のために、各台
車ユニット1a,1bbの台基体10には、それぞれピ
ン穴24が形成されている(図1参照)。なお、そのピ
ン穴24と連結杆2の外管2aと内管2bの各ピン挿通
孔17とは、外管2aと内管2bとを係止部23に当接
させて係止した状態において、全てが合致するように形
成されている。また、この場合、内管2bは外管2aよ
り長く形成されているので、内管2bのピン挿通孔17
を外管2aのピン挿通孔17及び台基体10のピン穴2
4と合わせることは、内管2bを回すことによって容易
に行うことができる。
【0043】このように、係止部23、台基体10のピ
ン穴24等は連結杆2の組付け部を形成し、連結杆2は
直列に組付けられた台車ユニット1a,1bに亘って組
付けられる。したがって、この連結杆2によって、それ
らの台車ユニット1aと台車ユニット1bとは、その長
さ方向に対して相互に結合される。そして、一対の台車
ユニット1a,1bと連結杆2とがこのようにコンパク
トに相互に組付けられた組付け体は、長さは有するが、
断面積が少ないものである。このために、立て掛けた状
態では僅かな面積しか占有しないので、室内、ロッカ
ー、倉庫等において容易に保管することができる。
【0044】このように、本実施例の組立式台車は、一
対の台車ユニット1a,1bと、これらの台車ユニット
1a,1bに両端部がそれぞれ切り離し可能に結合さ
れ、これらを間隔を置いて相互に連結する連結杆2とを
具備し、各台車ユニット1a,1bは運搬物の片側端部
を載置可能な金属板からなる細長の矩形形状の台基体1
0と、台基体10の下面に取付けられた2個の車輪11
と、台基体10の縁部から上方に起立状に設けられた運
搬物ずれ落ち防止壁13と、台基体10の下部に幅方向
に並列して設けられた、連結杆2の挿通口16を有する
一対の連結杆支持板14、15とを備え、また、連結杆
2は外管2aとこれに嵌装する内管2bとを含む長さ調
節可能な伸縮杆からなり、更に、連結杆2と各台車ユニ
ット1a,1bとの結合及び連結杆2の外管2aと内管
2bとの結合にピン18を使用したものである。
【0045】したがって、一対の台車ユニット1a,1
bと連結杆2とは切り離し可能に結合されるので、使用
時には組立てることによって台車を形成し、また、非使
用時には分解して保管することができる。しかも、その
結合にはピン18が使用されているので、台車の組立と
分解は、工具等を用いることなく、ピン18を抜き差し
するだけで容易に行うことができる。そして、連結杆2
によって、一対の台車ユニット1a,1bを間隔を置い
て相互に連結して台車を形成し、運搬物を一対の台車ユ
ニット1a,1b間に掛け渡して運搬するようにしてい
るので、連結杆2の長さに応じて大きな運搬物を運搬す
ることができる。また、各台車ユニット1a,1bの台
基体10は最小の幅に形成することができるため、分解
した一対の台車ユニット1a,1bと連結杆2は、壁等
に立掛けることにより、広いスペースを占有することな
く保管することができる。
【0046】また、連結杆2は、外管2aとこれに嵌装
する内管2bとを含む長さ調節可能な伸縮杆として形成
されているので、運搬物の長さに応じて連結杆2の長さ
を調節して、台車の長さを変えることができる。しか
も、この調節は、ピン18の抜き差しのみによって容易
に行うことができる。また、台車の非使用時にはこの連
結杆2を縮めた状態で保管できるので、保管スペースを
より少なくすることができる。
【0047】また、各台車ユニット1a,1bには、運
搬物ずれ落ち防止壁13が設けられているので、運搬中
の運搬物がずれ動いて台車から外れ、或いは落下するの
を防止することができる。また、この運搬物ずれ落ち防
止壁13は、金属板からなる台基体10の縁部を折曲げ
てコの字の枠状に形成したものであるため、その台基体
10の強度を高める作用も有している。
【0048】また、各台車ユニット1a,1bには、連
結杆2の挿通口16を有する一対の連結杆支持板14、
15が備えられ、連結杆2はその一対の連結杆支持板1
4,15に挿通された状態でピン18によって台基体1
0に結合されている。このため、一対の台車ユニット1
a,1bの台基体10は、連結杆2によって、水平状態
に、また、連結杆2と直角状態に保持され、運搬物の両
端部を載置するための安定した荷台が形成されている。
また、ピン18による連結杆2と各台車ユニット1a,
1bとの結合は、連結杆2が一対の連結杆支持板14,
15によって支持されているために、ピン挿通孔17と
ピン穴20とを合わせてピン18を差し込むだけで、容
易に行うことができる。
【0049】そして、この連結杆支持板14は、台基体
10の強度を高めるために、運搬物ずれ落ち防止壁13
が形成されていない台基体10の縁部の全体に亘って形
成されている。このため、台基体10は、運搬物ずれ落
ち防止壁13と連結杆支持板14によってその全周囲が
補強され、剛性のある載置台を形成している。したがっ
て、本実施例の台車は、軽量であるが、最大積載重量の
大きなものである。しかも、本実施例の台車は、金属板
の加工を含む比較的簡易な方法によって、低コストで製
作することができる。
【0050】また、本実施例の組立式台車は、ピンによ
る結合等によって組立てられるので、堅固な構造ではな
く、ピンとピン穴との隙間等によりフレキシブルな構造
を形成する。このため、床面に多少の歪或いは凹凸があ
っても、四輪の良好な接地状態を維持することができ
る。
【0051】更に、本実施例の組立式台車は、台車の非
使用時に、一対の台車ユニット1a,1bをその長さ方
向に直列に組付けるために、その一対の台車ユニット1
a,1bのそれぞれの端部に相互に係合する係合部(係
合突起21,係合孔22)を設けると共に、長さ方向に
直列に組付けられた一対の台車ユニット1a,1bに亘
って連結杆2を組付けるために、台基体10の裏面に連
結杆組付部(係止部23等)を設けている。このため
に、台車の非使用時には、分解された一対の台車ユニッ
ト1a,1bと連結杆2を、再度コンパクトに単一の組
付け体として組付けることができる。したがって、持ち
運びを容易に行うことができ、また、保管中に台車の部
品が紛失したりする恐れがない。また、そのように組付
けられた一対の台車ユニット1a,1bと連結杆2は、
立掛けることによって、最小の占有スペースで保管する
ことができる。
【0052】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、種々の変更または変形が可能である。
【0053】例えば、上記の実施例では、台車ユニット
1a,1bの台基体10を金属板から形成したが、この
台基体10は、運搬物が載置可能な強度を有するもので
あれば、どのような材料、構造からなるものでもよい。
したがって、木材、プラスチック等の他の材料から形成
することができ、またこの場合、金属の枠または補強を
含むものとして形成することもできる。
【0054】また、上記の実施例では、各台車ユニット
1a,1bの台基体10の縁部にコの字の枠状に運搬物
ずれ落ち防止壁13を設けているが、この運搬物ずれ落
ち防止壁13は必ずしも必要なものではなく、その少な
くとも一部を省くことができる。そして、例えば、側方
の運搬物ずれ落ち防止壁13を省いた場合には、運搬物
を側方から台基体10上に載せる作業がより容易とな
る。また、全部の運搬物ずれ落ち防止壁13を省いた場
合には、台基体10上から食み出るような大きさの運搬
物であっても運搬可能となる。
【0055】そして、上記の実施例では、各台車ユニッ
ト1a,1bに連結杆2を支持する一対の連結杆支持板
14、15を備えているが、この連結杆2の連結杆支持
部は、連結杆2を台基体10と平行に且つ直角に支持す
るものであれば、他の任意の手段とすることができる。
また、この連結杆2の連結杆支持部も、必ずしも必要な
ものではなく、例えば、連結杆2を2個所で台基体10
に結合するようにすれば、この連結杆支持部がなくて
も、連結杆2と台基体10とを直角に維持することがで
きる。
【0056】更に、上記の実施例では、連結杆2と各台
車ユニット1a,1bとを、ピン18を用いて結合する
ようにしているが、この連結杆2と各台車ユニット1
a,1bとの結合手段は、前記の連結杆2の連結杆支持
部も含めて、連結杆2と各台車ユニット1a,1bとを
切り離し可能に結合するものであれば、どのような結合
手段であってもよい。したがって、例えば、1本のボル
トとナットを用いて、連結杆2を台基体10の裏面に直
接取付けることもできる。これによれば、台基体10と
連結杆2とにボルト穴を設けるだけでよいので、最も簡
易である。
【0057】また、上記の実施例では、連結杆2を、外
管2aとこれに嵌装する内管2bとからなる長さ調節可
能な伸縮杆として形成したが、例えば、運搬物の長さが
特定されているような場合には、連結杆をその長さに対
応する1本の杆として形成することもできる。また、連
結杆を長さ調節可能な伸縮杆として形成する場合であっ
ても、所定の長さ位置で固定する手段としては、上記の
実施例のようなピン18による手段に限定されず、例え
ば、外管2aの端部に締付環を設け、内管2bを適宜の
伸縮位置で締付けて固定するようにした手段等とするこ
とができる。更に、連結管2には運搬時のスラスト荷重
は直接作用しないので、この連結杆2は、適度な剛性を
有するものであれば、上記の実施例のような金属の丸パ
イプ材に限定されず、任意の材料から、任意の形状で形
成することができる。
【0058】また、上記の実施例では、台車の非使用時
に、分解した一対の台車ユニット1a,1bをその長さ
方向に直列に組付けると共に、この組付けられた一対の
台車ユニット1a,1bに亘って連結杆2を組付けるよ
うにしているが、台車の非使用時の組付けはこれに限定
されるものではなく、種々の態様が可能である。例え
ば、一対の台車ユニット1a,1bをその幅方向に並列
に組付けることができ、これによって、組付け体の幅は
広くなるが、長さを短くすることができる。なお、この
場合には、連結杆2を例えば3重管として形成して、縮
小時に台車ユニット1a(1b)の長さの範囲内に収ま
るようにすることが好ましい。また、一対の台車ユニッ
ト1a,1bを、その台基体10の側を重ね合わせて組
付けることも、運搬物ずれ落ち防止壁13を設けない場
合には、好ましい組付けの態様である。そして、これら
の組付けの態様に応じて、そのために必要な組付け手段
が講じられる。しかし、分解した一対の台車ユニット1
a,1bと連結杆2の組付けを行なわないで、そのま
ま、或いは紐等で束ねて保管することも可能である。そ
してこの場合、係合部21,22等の組付けのための手
段を設ける必要はなくなる。
【0059】なお、本発明の組立式台車には、運搬時に
台車を押し、或いは引くための取手を設けることも適宜
可能である。ただし、そのような取手は、台車の非使用
時の保管のために、小さく分解し、または折畳むことが
できることが望ましい。
【0060】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の組立式
台車は、運搬物の片側を載置可能な台基体と、その台基
体の裏面に取付られた2個の車輪とを具備する一対の台
車ユニットと、各台車ユニットに両端部がそれぞれ切り
離し可能に結合され、一対の台車ユニットを間隔を置い
て相互に連結する連結杆とを具備するものである。した
がって、使用時には、一対の台車ユニットを連結杆で連
結して台車を形成し、また、非使用時には、一対の台車
ユニットと連結杆を相互に分解して保管することができ
る。そして、運搬物を一対の台車ユニット間に掛け渡し
て運搬するようにしているので、連結杆の長さに応じて
大きな運搬物を運搬することができると共に、各台車ユ
ニットの台基体は最小の幅に形成することができるた
め、分解した一対の台車ユニットと連結杆は、壁等に立
掛けることにより、広いスペースを占有することなく保
管することができる。
【0061】請求項2の発明の組立式台車は、請求項1
の組立式台車の連結杆を、外管とこれに嵌挿する内管か
らなる長さ調節可能な伸縮杆としたものである。このた
め、運搬物の大きさに応じて連結杆の長さを調節し、台
車の長さを変えることができる。また、台車の非使用時
には連結杆を縮めた状態で保管できるので、保管スペー
スをより少なくすることができる。
【0062】請求項3の発明の組立式台車は、請求項1
の組立式台車の台車ユニットが、台基体の縁部から上方
に起立状に設けられた運搬物ずれ落ち防止壁を具備する
ものである。このため、運搬中の運搬物がずれ動いて台
車から外れ、或いは落下するのを防止することができ、
運搬作業を安全に行うことができる。
【0063】請求項4の発明の組立式台車は、請求項1
の組立式台車の台車ユニットが、台基体に設けられた連
結杆の挿通口を有する一対の連結杆支持部を具備し、連
結杆がその一対の連結杆支持部に挿通された状態で固定
されるようにしたものである。このため、一対の台車ユ
ニットの台基体を水平状態に、また、連結杆と直角状態
に保持することができ、安定した荷台を形成することが
できる。また、連結杆と各台車ユニットとの結合とその
切り離しは、容易に行うことができる。
【0064】請求項5の発明の組立式台車は、請求項1
の組立式台車の一方の台車ユニットの車輪を旋回自在と
し、また、他方の台車ユニットの車輪を非旋回型の固定
車輪としたものである。このため、台車をふらつくこと
なく、或いは蛇行することなく走行させることができる
ので、運搬作業性を向上することができる。
【0065】請求項6の発明の組立式台車は、請求項1
の組立式台車において、台車の非使用時、一対の台車ユ
ニットをその長さ方向に直列に組付けるために、その一
対の台車ユニットのそれぞれの端部に相互に係合する係
合部を設けると共に、長さ方向に直列に組付けられた一
対の台車ユニットに亘って連結杆を組付けるために、台
基体の裏面に連結杆組付部を設けたものである。このた
め、台車の非使用時には、一対の台車ユニットと連結杆
を一体に組付けた状態で保管することができる。しか
も、一対の台車ユニットはその長さ方向に直列に組付け
られ、また、連結杆はその直列に組付けられた一対の台
車ユニットに亘って台基体の裏面に組付けられるため、
コンパクトに組付けられると共に、壁等に立掛けて保管
する場合には、台車ユニットの断面に相当する最小のス
ペースしか占有しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である組立式台車を分
解して示す斜視図である。
【図2】図2は本発明の一実施例である組立式台車の台
車ユニットを中央部で切断して示す断面図である。
【図3】図3は本発明の一実施例である組立式台車を組
立てて使用する状態を示す斜視図である。
【図4】図4は本発明の一実施例である組立式台車を保
管のために分解し、再度組付けた状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b 台車ユニット 2 連結杆 2a 外管 2b 内管 10 台基体 11 車輪 12 マット 13 運搬物ずれ落ち防止壁 14,15 連結杆支持板 16 挿通口 17 ピン挿通孔 18 ピン 19 止めピン 20 ピン穴 21 係合突起 22 係合孔 23 係止部 24 ピン穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運搬物の片側を載置可能な台基体と、前
    記台基体の裏面に取付けられた2個の車輪とを具備する
    一対の台車ユニットと、 前記両台車ユニットに両端部がそれぞれ切り離し可能に
    結合され、前記一対の台車ユニットを間隔を置いて相互
    に連結する連結杆とを具備することを特徴とする組立式
    台車。
  2. 【請求項2】 前記連結杆は、外管とこれに嵌挿された
    内管からなる長さ調節可能な伸縮杆からなることを特徴
    とする請求項1に記載の組立式台車。
  3. 【請求項3】 前記各台車ユニットは、前記台基体の縁
    部から上方に起立状に設けられた運搬物ずれ落ち防止壁
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の組立式台
    車。
  4. 【請求項4】 前記各台車ユニットは、前記台基体の下
    部に前記連結杆の挿通口を有する連結杆支持部を具備
    し、前記連結杆は前記連結杆支持部に挿入された状態で
    前記台基体に固定されることを特徴とする請求項1に記
    載の組立式台車。
  5. 【請求項5】 前記一方の台車ユニットの車輪は非旋回
    型の固定車輪からなり、前記他方の台車ユニットの車輪
    は旋回型の車輪からなることを特徴とする請求項1に記
    載の組立式台車。
  6. 【請求項6】 非使用時に、前記一対の台車ユニットを
    その長さ方向に直列に配置し、前記一対の台車ユニット
    の端部を相互に係合する係合部を設けると共に、直列に
    配置された一対の台車ユニットに亘って前記連結杆を組
    付ける連結杆組付部を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の組立式台車。
JP2561494A 1994-02-23 1994-02-23 組立式台車 Pending JPH07232644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2561494A JPH07232644A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 組立式台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2561494A JPH07232644A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 組立式台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07232644A true JPH07232644A (ja) 1995-09-05

Family

ID=12170771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2561494A Pending JPH07232644A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 組立式台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07232644A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002302043A (ja) * 2001-04-05 2002-10-15 Toshiba Logistics Corp 搬送装置
JP2008049927A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Nansin Co Ltd 組立式台車フレーム
JP2010167853A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Toshiba Elevator Co Ltd 制御盤運搬器具
CN103723171A (zh) * 2012-10-12 2014-04-16 宜炫企业有限公司 手推车的收合承载台
JP5988528B1 (ja) * 2016-04-07 2016-09-07 有限会社渥美不動産アンドコーポレーション 組立式走行台車
WO2020079859A1 (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社Ymek パラソル
JP2020111428A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 西部電機株式会社 工場内荷搬送装置
JP2022069354A (ja) * 2020-10-23 2022-05-11 和也 丸 単管パイプ組み立て式建築資材運搬台車
US11666125B2 (en) 2020-02-25 2023-06-06 Ymek Co., Ltd. Parasol

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002302043A (ja) * 2001-04-05 2002-10-15 Toshiba Logistics Corp 搬送装置
JP4702582B2 (ja) * 2001-04-05 2011-06-15 東芝ロジスティクス株式会社 搬送装置
JP2008049927A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Nansin Co Ltd 組立式台車フレーム
JP2010167853A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Toshiba Elevator Co Ltd 制御盤運搬器具
CN103723171A (zh) * 2012-10-12 2014-04-16 宜炫企业有限公司 手推车的收合承载台
WO2017175771A1 (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 有限会社渥美不動産アンドコーポレーション 組立式走行台車
JP5988528B1 (ja) * 2016-04-07 2016-09-07 有限会社渥美不動産アンドコーポレーション 組立式走行台車
US10625763B2 (en) 2016-04-07 2020-04-21 Atsumi Real Estate & Corporation, Inc. Assembled-type traveling carriage
US10836417B2 (en) 2016-04-07 2020-11-17 Atsumi Real Estate & Corproation, Inc. Assembled-type traveling carriage
WO2020079859A1 (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社Ymek パラソル
JP2020065900A (ja) * 2018-10-19 2020-04-30 株式会社Ymek パラソル
US11278088B2 (en) 2018-10-19 2022-03-22 Ymek Co., Ltd. Parasol
JP2020111428A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 西部電機株式会社 工場内荷搬送装置
US11666125B2 (en) 2020-02-25 2023-06-06 Ymek Co., Ltd. Parasol
JP2022069354A (ja) * 2020-10-23 2022-05-11 和也 丸 単管パイプ組み立て式建築資材運搬台車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4726602A (en) Hand truck for handling bulky freight
CA3079381C (en) Modular utility cart with removably positionable bins and drawer
US6669213B2 (en) Industrial transportation and storage cart
US6793223B2 (en) Convertible stocking cart
US5718441A (en) Display cart
US20060091096A1 (en) Stackable rolling rack apparatus
US6402167B1 (en) Pallet-cart transporter
US5713584A (en) Multi-variant cart construction for transporting lighting equipment
US7311487B1 (en) Apparatus and method for repositioning warehouse shelving units
US20210061330A1 (en) Load-bearing assembly
US8641061B1 (en) Collapsible, transportable cart for building materials
CA1245687A (en) Space saver cart
US5906384A (en) Cart system for moving product
US6095537A (en) Universal display case dolly
US3527359A (en) Tray rack cabinet with removable guides
US20090148267A1 (en) Method for repositioning warehouse shelving units
US20030006586A1 (en) Heavy duty, knockdown industrial cart
JPH07232644A (ja) 組立式台車
EP1308110B1 (en) Collapsible cart with shelf
US20060232034A1 (en) Furniture cart
US4052081A (en) Bussing cart
US20030151231A1 (en) Foldable pallet-cart
US6345830B1 (en) Portable/retractable beverage cart
US3863946A (en) Two-wheel foldable dolly
JP2017081386A (ja) 運搬台車