JP3244504U - 移動式パレット - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造で種々の物品を配置可能な移動式パレットを提供する。【解決手段】本開示の移動式パレット1は、パレット主板10の下面にキャスター20が設置された移動式パレットであって、パレット主板10の上面から突出するように設けられ、該パレット主板の長手方向に延在する段差部31、32と、複数のパレット主板10を長手方向に連結させるための連結部50と、を備える。そして、段差部31、32がパレット主板10の幅方向に対向して設けられることで、該段差部31、32間に所定の物品を配置可能な空間41、42が形成される。【選択図】図1
Description
本考案は、パレット主板の下面にキャスターが設置された移動式パレットに関する。
従来から、建設現場や倉庫などでは、荷物等を積置したり運搬したりするためのパレットや台車が用いられている。
そして、荷物搬送用の台車において、搬送物の大きさあるいは形状によって台車の種類を変える必要がないようにする組立式搬送台車が開発されている。
例えば、特許文献1には、大きさや形状的特徴の異なる搬送物に最適な形状の組立てフレームを構築可能な組立式搬送台車が開示されている。この組立式搬送台車では、台車に複数個のシャフト挿入部及び中シャフト挿入部を設け、これらに組立てフレームを取り付けることによって搬送物に最適な形状のフレームを構築できるようにしている。
搬送台車においては、荷物を配置するための枠組みが台車上に構成されることがある。このような搬送台車では、枠組みの内側に荷物が配置されることで比較的安定して荷物が運搬され得る。しかしながら、荷物の種類によっては枠組みの形状が合致しないことがあり、しかも、荷物に合わせた枠組みの再構築には手間を要するため、結局は、搬送物の大きさあるいは形状によって台車の種類を変える必要が生じ得る。
ここで、特許文献1に記載の技術によれば、シャフト挿入部が、前方の左右2か所と後方の左右2か所の合計4か所だけでなく、これらの間にも中シャフト挿入部として設けられることで、搬送物に合わせてフレームの形状を組立てることが可能になるようにも思われる。しかしながら、当該技術でも、やはり、台車上にフレームを構成する必要があり、構造が比較的複雑になり易い。
本開示の目的は、簡易な構造で種々の物品を配置可能な移動式パレットを提供することにある。
本開示の移動式パレットは、パレット主板の下面にキャスターが設置された移動式パレットであって、前記パレット主板の上面から突出するように設けられ、該パレット主板の長手方向に延在する段差部と、複数の前記パレット主板を長手方向に連結させるための連結部と、を備える。そして、前記段差部が前記パレット主板の幅方向に対向して設けられることで、該段差部間に所定の物品を配置可能な空間が形成される。
上記の移動式パレットでは、物品を配置可能な空間が上記の段差部によって容易に構成される。更に、移動式パレットが連結部によって長手方向に連結可能に構成されるため、簡易な構造で種々の物品を容易に配置することができる。
ここで、本開示の移動式パレットでは、上記の構成において、前記段差部は、前記パレット主板の上面から突出するように設けられ、該パレット主板の長手方向に延在する第1段差部と、前記第1段差部の上面から突出するように設けられ、該第1段差部の長手方向に延在する第2段差部と、を有し、前記第1段差部及び前記第2段差部の組が前記パレット主板の幅方向に対向して設けられることで、該第1段差部間に第1空間が形成され、該第2段差部間に第2空間が形成されてもよい。
このような移動式パレットでは、例えば、消防ホースについて、ホースの持ち手部分を第1空間に収容し、ホースの本体部分を第2空間に収容することができる。
本開示によれば、簡易な構造で種々の物品を配置可能な移動式パレットを提供することができる。
以下、図面に基づいて、本開示の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
第1実施形態における移動式パレットの概要について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における移動式パレットの概略構成を示す図である。
第1実施形態における移動式パレットの概要について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における移動式パレットの概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係るパレット1は、パレット主板10の下面にキャスター20が設置された移動式パレットである。ここで、パレット1の進行方向の前側のキャスター20は、その向きを可動式に構成されることで、パレット1の移動の際の方向転換が可能になる。
そして、パレット主板10の上面には、該上面から突出するように設けられ、該パレット主板10の長手方向に延在する段差部が設けられる。なお、この段差部は、ネジ等の締結部材によって、パレット主板10に固定され得る。
詳しくは、上記の段差部は、パレット主板10の上面から突出するように設けられ、該パレット主板10の長手方向に延在する第1段差部31と、第1段差部31の上面から突出するように設けられ、該第1段差部31の長手方向に延在する第2段差部32と、を有する。
そうすると、上記の段差部間に所定の物品を配置可能な空間が形成されることになる。具体的には、第1段差部31及び第2段差部32の組がパレット主板10の幅方向に対向して設けられることで、該第1段差部31間に第1空間41が形成され、該第2段差部32間に第2空間42が形成される。
そして、このようなパレット1では、例えば、上記の段差部間に消防ホースを配置することができる。
図2は、本実施形態における移動式パレットにおいて、段差部間に消防ホースが配置される例を示すものである。
上述したように、本実施形態に係るパレット1は、第1空間41および第2空間42を有するため、図2に示すように消防ホースが配置される場合、ホースの持ち手部分が第1空間41に収容され、ホースの本体部分が第2空間42に収容され得る。これによれば、消防ホースを巻き取る作業において、該消防ホースをパレット1に配置した状態で該作業を行うことで、消防ホースを引きずって痛めてしまう事態を抑制することができる。なお、図2に示すように、段差部間に収容されたホースの上部をホースロックにより覆うように固定することで、ホースの脱落を防止することができる。
また、本実施形態に係るパレット1は、複数のパレット主板10を長手方向に連結させるための連結部50を備える。
ここで、図3は、パレット1の連結状態を例示する図である。図3に示す例では、2つのパレット1が、連結部50によって長手方向に連結されている。なお、連結部50には、例えば、周知の蝶番構造を適用することができる。
そして、図4は、長手方向に連結されたパレット1に消防ホースが配置される例を示すものである。比較的長尺の物品である消防ホースに対しては、図4に示すように、パレット1を長手方向に連結することで、好適に該消防ホースを配置することができる。
なお、本実施形態に係るパレット1では、連結部50の長さが調整可能に構成されてもよい。図5は、図3に対して連結部50の長さが異なる態様を表す図である。図5に示すように、パレット1が比較的長い連結部50を備えることで、例えば、比較的長尺の消防ホースが配置される場合のパレット1の数を減ずることができる。
そして、このようなパレット1では、物品を配置可能な空間が上記の段差部によって容易に構成され、更に、パレット1が連結部50によって長手方向に連結可能に構成されるため、簡易な構造で種々の物品を容易に配置することができる。
また、パレット主板10、第1段差部31、及び第2段差部32が、別個に形成された木製部品によって構成され、これらが蟻継ぎによって結合されてもよい。
図6は、パレット主板10、第1段差部31、及び第2段差部32が蟻継ぎによって結合される態様を例示する図である。この場合、図6に示すように、パレット主板10の上面には、第1段差部31を係止させるための蟻溝である第1蟻溝11が該パレット主板10の長手方向に延在するように形成される。そして、第1段差部31の下面には、第1蟻溝11に係止可能に構成された蟻ほぞ部である第1蟻ほぞ部311が形成され、且つ該第1段差部31の上面には、第2段差部32を係止させるための蟻溝である第2蟻溝312が該第1段差部31の長手方向に延在するように形成される。そして、第2段差部32の下面には、第2蟻溝312に係止可能に構成された蟻ほぞ部である第2蟻ほぞ部321が形成される。
そうすると、第1段差部31および第2段差部32を、締結部材によらずにパレット主板10に固定することができるため、部品点数を削減することができる。
更に、この場合、第1蟻溝11が、第2蟻溝312よりも大きく形成されてもよい。これによれば、第1段差部31および第2段差部32を誤組みしてしまう事態を抑制することができる。
また、第1蟻溝11及び第2蟻溝312は、シリコン塗装されてもよい。これによれば、円滑に蟻継ぎすることができる。
以上に述べたパレット1によれば、簡易な構造で種々の物品を配置することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態における移動式パレットについて、説明する。上記の第1実施形態では、段差部間の空間に消防ホースが配置される例について述べたが、本実施形態に係るパレット1では、段差部間の空間に携帯端末が配置され得る。
第2実施形態における移動式パレットについて、説明する。上記の第1実施形態では、段差部間の空間に消防ホースが配置される例について述べたが、本実施形態に係るパレット1では、段差部間の空間に携帯端末が配置され得る。
ここで、図7は、本実施形態における移動式パレットの概略構成を示す図である。なお、本実施形態に係るパレット1は、上記の第1実施形態と同様に、パレット主板10、キャスター20、および連結部50を備える。
そして、本実施形態に係るパレット1は、パレット主板10の上面から突出するように設けられ、該パレット主板10の長手方向に延在する段差部として、枠段差部33を備える。そうすると、この枠段差部33内に所定の物品を配置可能な空間が形成されることになる。
このようなパレット1では、例えば、上記の段差部間に携帯端末を配置することができる。
図8は、本実施形態における移動式パレットにおいて、段差部間に携帯端末が配置される例を示すものである。
図8に示す例では、枠段差部33内に携帯端末が配置され、更に、該携帯端末を直立させるためのカバー部34が、枠段差部33を覆うように設けられる。そうすると、カバー部34に形成されたスリットに携帯端末を挿入することで、枠段差部33内で該携帯端末を直立させることができる。
そして、上記のように枠段差部33内に携帯端末が配置されることで、該携帯端末が有するカメラを用いて、パレット1を移動させながら該パレット1の周囲を撮影することが可能になる。これによれば、人が侵入することが難しい狭所などにおいて、パレット1を移動させながら該パレット1の周囲を撮影することで、上記狭所の状況を把握することができる。
また、本実施形態に係るパレット1は、高所から低所への物品の搬送に用いることもできる。
図9は、ワイヤー上を移動可能に構成された移動式パレットを例示する図である。
ここで、図9に例示するパレット1では、キャスター20のタイヤに、パレット主板10を移動させるためのワイヤー上を摺動可能に構成された溝部21が形成され得る。そして、パレット1がワイヤー上を移動するとき、進行方向の後ろ側のキャスター20は固定され得る。
そして、以上に述べたパレット1によっても、簡易な構造で種々の物品を配置することができる。
<その他の変形例>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。例えば、本開示において説明した手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。例えば、本開示において説明した手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
上記の実施形態では、第1段差部31と、第2段差部32と、の2つの段差部が設けられる例について説明したが、本開示の移動式パレットをこれに限定する意図はない。本開示の移動式パレットでは、3つの段差部が設けられてもよい。この場合、上記の第2段差部32の上面から突出するように設けられる第3段差部が更に備えられ得る。
また、上記の実施形態では、キャスター20の夫々が1つのタイヤによって構成される例について説明したが、本開示の移動式パレットでは、キャスター20の夫々が3つのタイヤによって構成されてもよい。この場合、各キャスター20が有する3つのタイヤは、その回転軸が三角形の各頂点となるように配置され、更に、各キャスター20において、該キャスター20自体が回動可能に構成されることで、これら3つのタイヤで接地可能な段差対応キャスターを構成することができる。
1・・・・・パレット
10・・・・パレット主板
20・・・・キャスター
31・・・・第1段差部
32・・・・第2段差部
41・・・・第1空間
42・・・・第2空間
50・・・・連結部
10・・・・パレット主板
20・・・・キャスター
31・・・・第1段差部
32・・・・第2段差部
41・・・・第1空間
42・・・・第2空間
50・・・・連結部
Claims (2)
- パレット主板の下面にキャスターが設置された移動式パレットであって、
前記パレット主板の上面から突出するように設けられ、該パレット主板の長手方向に延在する段差部と、
複数の前記パレット主板を長手方向に連結させるための連結部と、
を備え、
前記段差部が前記パレット主板の幅方向に対向して設けられることで、該段差部間に所定の物品を配置可能な空間が形成される、
移動式パレット。 - 前記段差部は、
前記パレット主板の上面から突出するように設けられ、該パレット主板の長手方向に延在する第1段差部と、
前記第1段差部の上面から突出するように設けられ、該第1段差部の長手方向に延在する第2段差部と、を有し、
前記第1段差部及び前記第2段差部の組が前記パレット主板の幅方向に対向して設けられることで、該第1段差部間に第1空間が形成され、該第2段差部間に第2空間が形成される、
請求項1に記載の移動式パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023003288U JP3244504U (ja) | 2023-09-11 | 2023-09-11 | 移動式パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023003288U JP3244504U (ja) | 2023-09-11 | 2023-09-11 | 移動式パレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3244504U true JP3244504U (ja) | 2023-11-09 |
Family
ID=88621234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023003288U Active JP3244504U (ja) | 2023-09-11 | 2023-09-11 | 移動式パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3244504U (ja) |
-
2023
- 2023-09-11 JP JP2023003288U patent/JP3244504U/ja active Active
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Legal Events
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3244504 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |